JP2017071160A - 液滴吐出部材、画像形成装置、液滴吐出部材の中間部品、及び、液滴吐出部材の製造方法 - Google Patents

液滴吐出部材、画像形成装置、液滴吐出部材の中間部品、及び、液滴吐出部材の製造方法 Download PDF

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【課題】製造段階において連結部材によって付属部材と連結されている少なくとも1つの部材の一部領域を連結部材と一緒に打ち抜く場合に生じていた従来の不具合を生じさせることなく、当該少なくとも1つの部材の残存部による不具合を抑制する。【解決手段】液滴を吐出する吐出口が形成された吐出面を有する吐出面部材上に、1又は2以上の別部材が積層された液滴吐出部材において、前記液滴吐出部材の製造段階で除去される付属部材41と前記吐出面部材及び前記別部材のうちの少なくとも1つの部材40とを連結していた連結部材42の残存部が、該少なくとも1つの部材を前記吐出面の法線方向から見たときの側端面に形成された凹部43内に位置することを特徴とする。【選択図】図10

Description

本発明は、液滴吐出部材、画像形成装置、液滴吐出部材の中間部品、及び、液滴吐出部材の製造方法に関するものである。
この種の液滴吐出部材としては、例えば、加圧液室内の液体をノズルプレート(吐出面部材)の吐出口から吐出させて画像を形成するインクジェット記録装置等の画像形成装置に用いられるものが知られている。
例えば、特許文献1には、インク滴を吐出する吐出口が形成された吐出面を有するノズルプレート(吐出面部材)上に7枚の流路プレート(別部材)が積層されたインクジェットヘッド(液滴吐出部材)が開示されている。このインクジェットヘッドは、流路プレートによって形成される流路内のインクをノズルプレート上の吐出口から吐出する。このノズルプレートは、製造段階においては、ノズルプレートの周囲に配置されるフレーム枠(付属部材)に対して18個のブリッジ片(連結部材)を介して連結されており、このフレーム枠を使ってノズルプレートがハンドリングされる。このフレーム枠は、製造段階において、打ち抜き工具を用いてブリッジ片を打ち抜くことによってノズルプレートから切り離され、除去される。このとき、ノズルプレート側に残存するブリッジ残存部がインクジェットヘッドの使用時に吐出面クリーニング用のワイパーと干渉する等の不具合を回避するため、ブリッジ片と一緒にこれに連続するノズルプレートの領域も抜き打ち工具で打ち抜いている。
ブリッジ片によりノズルプレートと連結されたフレーム枠をノズルプレートから除去する際、ブリッジ片と一緒にノズルプレートの一部領域も抜き打ち工具で打ち抜く場合には、ブリッジ片だけを打ち抜く場合と比べて、打ち抜き時にノズルプレートに働く応力が大きい。そのため、ノズルプレートに撓みや歪みが生じやすい。
なお、連結部材によって付属部材と連結される部材がノズルプレート(吐出面部材)である場合に限らず、吐出面部材上に積層される別部材である場合でも、当該別部材に残存する連結部材の残存部が不具合を引き起こす場合には、同様の課題が生じ得る。
上述した課題を解決するため、本発明は、液滴を吐出する吐出口が形成された吐出面を有する吐出面部材上に1又は2以上の別部材が積層された液滴吐出部材において、前記液滴吐出部材の製造段階で除去される付属部材と前記吐出面部材及び前記別部材のうちの少なくとも1つの部材とを連結していた連結部材の残存部が、該少なくとも1つの部材を前記吐出面の法線方向から見たときの側端面に形成された凹部内に位置することを特徴とする。
本発明によれば、製造段階において連結部材によって付属部材と連結されている当該少なくとも1つの部材の一部領域を連結部材と一緒に打ち抜く場合に生じていた従来の不具合を生じさせることなく、当該少なくとも1つの部材の残存部による不具合を抑制できる。
実施形態における液滴吐出ヘッドを、ノズル配列方向に対して直交する方向に沿って切断したときの断面を模式的に示した断面図である。 同液滴吐出ヘッドを、ノズル配列方向に沿って切断したときの断面の一部を模式的に示した断面図である。 同液滴吐出ヘッドにおける振動板の他の構成例を示す断面図である。 同液滴吐出ヘッドにおける圧電素子の構成を示す断面図である。 ノーマルピッチ構造を採用した他の構成例を示す断面図である。 (a)〜(e)は、同液滴吐出ヘッドにおける振動板の形成方法の一例を説明するための説明図である。 エッジシューター方式の一例を模式的に示す説明図である。 サイドシューター方式の一例を模式的に示す説明図である。 同液滴吐出ヘッドの製造段階において、液室ユニット部とハウジング部とを接合する前の状態を示す説明図である。 同ハウジング部に接合された同液室ユニット部の流路板とフレーム枠とを連結しているブリッジ片の周辺を示す拡大図である。 同流路板からフレーム枠を切り離した後の状態を示す拡大図である。 変形例1において、ハウジング部に接合された液室ユニット部の流路板とフレーム枠とを連結しているブリッジ片の周辺を示す拡大図である。 変形例2において、ハウジング部に接合された液室ユニット部の流路板とフレーム枠とを連結しているブリッジ片の周辺を示す拡大図である。 変形例3において、ハウジング部に接合された液室ユニット部の流路板とフレーム枠とを連結しているブリッジ片の周辺を示す拡大図である。 同流路板からフレーム枠を切り離した後の状態を示す拡大図である。 変形例4において、ハウジング部に接合された液室ユニット部の流路板とフレーム枠とを連結しているブリッジ片の周辺を示す拡大図である。 実施形態におけるインクジェット記録装置の全体構成を説明する側面説明図である。 実施形態におけるインクジェット記録装置の要部平面説明図である。
以下、本発明に係る液滴吐出部材としての液滴吐出ヘッドに適用した一実施形態について説明する。
本実施形態の液滴吐出ヘッドは、個別液室内の液体を、複数の吐出口が配列された吐出口列(ノズル列)が2列設けられており、各吐出口に対応して設けられる個別液室内の液体をそれぞれの吐出口から吐出する。なお、液滴吐出ヘッドから吐出する液滴は、吐出されるときに液体となるものであれば特に限定されるものではなく、代表的なインクのほか、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる。
図1は、本実施形態における液滴吐出ヘッドを、ノズル配列方向に対して直交する方向に沿って切断したときの断面を模式的に示した断面図である。
図2は、本実施形態における液滴吐出ヘッドを、ノズル配列方向に沿って切断したときの断面の一部を模式的に示した断面図である。
本実施形態の液滴吐出ヘッドは、個別液室11及び流体抵抗部12を形成する個別液室部材としての流路板10と、この流路板10の図中上面に接合された吐出面部材としてのノズル板20と、流路板10の図中下面に接合された振動板30と、この振動板30に接合された電気機械変換素子である圧電素子50と、この圧電素子50を支持するベース基板60とが積層された積層構造の液室ユニット部を備えている。この液室ユニット部は、各個別液室11へ液体を供給するための共通液室13が形成された共通液室部材としてのフレーム7を有するハウジング部に接合される。
なお、図1及び図2において、接着層は、他の部材に比べると厚さが薄いために図示を省略してある。また、本実施形態の振動板30は、図2に示すように、圧電素子50に接合される3層からなる厚肉部30bと圧電素子50に接合されない1層からなる薄肉部30aとから構成されているが、図3に示すように、その厚肉部を2層の構成としたものなど、他の構成のものであってもよい。
本実施形態において、圧電素子50は、図4に示すように、圧電材料層51と内部電極層52,53とを交互に積層したもので、圧電素子50の圧電方向としてd33方向の変位を用い、振動板30を介して個別液室11内の液体を加圧する構成となっている。また、本実施形態では、図2に示したように、圧電素子50は、ハーフカットのダイシング加工により上面視で櫛歯状に分割されており、分割された各圧電素子部分は、振動板30を介して個別液室11内の液体を加圧する駆動用圧電素子部50aと、個別液室11内の液体を加圧しない支持用圧電素子部50bとが交互に配置される。この構造をバイピッチ構造と呼ぶ。バイピッチ構造では、支持用圧電素子部50bにより流路板10及びノズル板20を支えているので、個別液室11の圧力上昇によって流路板10が持ち上がることを防ぎ、個別液室11間の相互干渉を抑える効果が得られる。
一方で、より個別液室11の配置を高密度化させる場合には、図5に示したように、振動板30を介して個別液室11内の液体を加圧する駆動用圧電素子部50aを、個別液室11と同じ間隔で設け、支持用圧電素子部50bを形成しないノーマルピッチ構造を採用してもよい。
流路板10は、Si、Ni、42アロイ、SUS304や別のSUS材などから形成することができる。流路板10の液体に接する面には、SiO膜、窒化チタン膜あるいはポリイミドなどの金属膜、有機樹脂膜からなる耐液性薄膜を成膜してもよい。このような耐液性薄膜を形成することで、流路板10の材料が液体に溶出しにくく、また濡れ性も向上するため気泡の滞留が生じにくくなり、安定した液滴吐出が可能になる。
本実施形態において、例えば、流路板10は、厚さが30〜600μmの単層又は複数層構成で、個別液室11の長手方向(ノズル列方向に対して直交する方向)の長さは400〜1600μm、個別液室11の長手方向(ノズル列方向)の長さは120〜139μmとしている。個別液室11間を仕切る流路隔壁14の幅(ノズル列方向の長さ)は、個別液室11のピッチが150dpiに対応したものであるため、振動板30との接合面で約15〜50μmである。
図5に示したノーマルピッチ構造の場合、例えば、流路板10は、厚さが100〜600μmの単層又は複数層構成で、個別液室11の長手方向(ノズル列方向に対して直交する方向)の長さは400〜1200μmとする。個別液室11の短手方向(ノズル列方向)の長さは、300dpiに対応するため、50〜70μmとする。
また、振動板30には、図1に示すように、外部から液体の供給を受けるための液体供給口34が開口している。この液体供給口34を通じて、流路板10により形成される個別液室11と、フレーム7により形成される共通液室13とが連通している。フレーム7の共通液室13は、金属材料やエポキシ系樹脂の射出成形により形成される。樹脂材料は、ポリフェニレンサルファイト等でもよい。
本実施形態の液滴吐出ヘッドにおいては、駆動用圧電素子部50aに入力信号に応じた駆動波形(10〜50Vの繰り返しパルス電圧)を印加することによって、圧電素子50の圧電材料層51に積層方向の変位が生起し、振動板30を介して個別液室11が加圧されて圧力が上昇し、ノズル21の吐出口から液滴が吐出される。その後、液滴吐出に伴い、個別液室11内の液体圧力が減少するので、液体の流れの慣性と駆動パルスの放電過程によって個別液室11内に負圧が発生する。これにより、液体タンクから供給される液体が共通液室13に流入し、共通液室13から液体供給口34を経て流体抵抗部12を通り、個別液室11内に液体が充填される。流体抵抗部12は、吐出後の残留圧力振動の減衰に効果がある反面、表面張力による再充填(リフィル)に対しては抵抗になる。流体抵抗部12の構成を適宜に調整することで、残留圧力の減衰とリフィル時間のバランスが取れ、次の液滴吐出動作に移行するまでの時間(吐出周期)を短くできる。また、本実施形態では、残留圧力振動を減衰させるのに振動板30を利用し、ダンピング機能を持たせた振動板ダンパー35を導入することでより駆動周期を短くしている。
図6は、振動板30の形成方法の一例を説明するための説明図である。
本実施形態の振動板30は、上述したように、薄肉部30aと厚肉部30bとが存在する凹凸形状であり、このような凹凸形状を形成する方法としては、電鋳工法が好ましい。なお、以下の説明では、2層構造により凹凸形状をもつ振動板30を形成する例で説明する。本実施形態では、薄肉部30aの厚さは例えば2〜10μmである。
まず、図6(a)に示すように、電鋳支持基板311に薄肉部30aを構成する第一層312を形成する。そして、図6(b)に示すように、厚肉部30b間に相当する部分(薄肉部30aとなる部分)にレジストパターン314を形成し、例えばニッケル電鋳を行うことで、図6(c)に示すように、第一層312上にニッケルが析出されて堆積し、ニッケル層313が形成される。その後、更に電鋳を継続することで、図6(d)に示すように、レジストパターン314の厚みを超えるまでニッケル層313が成長すると、エッジ効果によりレジストパターン314の表面方向にも肥大してオーバハング部313aが生じる。このプロセスを継続していくと、図6(e)に示すように、ニッケル層313は厚み方向と平面方向にさらに伸長する。所定の成長段階で電鋳を終了した後、レジストパターン314を除去することで、図6(f)に示すように、薄肉部30aにより囲まれた断面鋲型のアイランド状の厚肉部30bを備えた振動板30が得られる。
また、振動板30は、金属層や樹脂層とした構成も考えられる。金属層として、Ni、42アロイ、SUS304などが考えられる。また、SiOやTi等の金属膜を表面に形成することにより液体の透湿を懸念することがなくなる。また、振動板30を樹脂層で構成すると、金属層に比べて薄肉部30aの剛性が低くなり、圧電素子50の変位効率を阻害しにくいというメリットがある。また、流路板10が金属材料である場合、樹脂層と金属との接合は金属同士の接合より接合強度が増すというメリットもある。樹脂層は圧延フィルムであっても良い。これにより、厚みが薄くなってもピンホールなどの欠陥がほとんど無く、信頼性が高い製品を提供することが可能である。
樹脂層としては、ポリフェニレンサルフアイド(PPS)樹脂を用いることができるが、延伸可能な他の高分子材料、例えば、ポリイミド(PI)樹脂、ポリエーテルイミド(PEI)樹脂、ボリアミドイミド(PAI)樹脂、ポリバラバン酸(PPA)樹脂、ボリサルホン(PSF)樹脂、ポリエーテルサルホン(PES)樹脂、ポリエーテルケトン(PEK)樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂、ポリオレフィン(APO)樹脂、ポリエチレンナフタレート(PEN)樹脂、アラミド樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニリデン樹脂やポリカーネート樹脂等を用いることもできる。
振動板30には、圧電素子50との接合領域に、接着剤に対して親和性を示す処理を行うことも考えられる。親和性を示す処理としては、水酸基やSiOなどの薄膜層を形成することが考えられる。SiO薄膜層の形成には、比較的熱のかからない、すなわち振動板30に熱的影響の発生しない範囲の温度で成膜可能な方法で形成するのが好ましい。具体的には、スパッタリング、イオンビーム蒸着、イオンプレーティング、CVD(化学蒸着法)、P−CVD(プラズマ蒸着法)などが適している。本実施形態では、Siのスパッタリング後、スパッタ膜にO処理をしてSiO膜を生成している。SiO薄膜層の膜厚は密着力が確保できる範囲で必要最小限の厚さとするのが工程時間、材料費から見て有利である。本実施形態ではSiO膜の厚さを10〜2000オングストロームの範囲で使用している。
本実施形態の撥水処理に関しては、メッキ被膜、あるいは撥水剤コーティングなどの周知の方法で撥水膜を形成することができる。撥水処理方法としては、スピンコータ、ロールコータ、スクリーン印刷、スプレーコータなどの方法が使用可能であり、それ以外にも真空蒸着で成膜する方法も使用されている。この方法を使用すると撥水膜の密着性が向上する。
本実施形態の液滴吐出ヘッドにおけるノズルの形状は、ストレート部とテーパー部を有する形状となっている。ノズル21の吐出口直径は例えば18〜24μmである。ノズル板20の材料としては、樹脂を用いることもある。ノズル板20の吐出面は、撥水性の表面処理を施した撥水処理層を設けてある。具体的には、例えば、PTFE−Ni共析メッキやフッ素樹脂の電着塗装、蒸発性のあるフッ素樹脂(例えばフッ化ピッチなど)を蒸着コートしたもの、シリコン系樹脂、フッ素系樹脂の溶剤塗布後の焼き付けなどにより、液体物性に応じて選定した撥水処理層を設け、液体の滴形状や飛翔特性を安定化させ、高品位の画像品質を得られるようにしている。
本実施形態における液滴吐出ヘッドは、個別液室11の長手方向(液体流れ方向)と吐出口からの吐出方向とが略直線的であるエッジシューター方式であっても良いし、個別液室11の長手方向(液体流れ方向)と吐出口からの吐出方向とが異なるサイドシューター方式であっても良い。
また、本実施形態では、吐出エネルギーを発生させる吐出エネルギー発生体として圧電素子を用いた例であるが、これに限られない。
図7は、エッジシューター方式の一例を模式的に示す説明図である。
図7に示すエッジシューター方式の液滴吐出ヘッドは、吐出エネルギーを発生させる吐出エネルギー発生体50’を有するベース基板60に、個別液室11の側壁を構成する壁材及び天板61を積層させて、個別液室11およびノズル吐出口21aが構成される。この液滴吐出ヘッドにおいては、個別液室11に液体が充填されている状態で、駆動信号を吐出エネルギー発生体50’に印加することにより、吐出エネルギー発生体50’によって発生した吐出エネルギーが個別液室11内の液体に作用して、ノズル吐出口21aから液滴が吐出される。なお、図示の例では、吐出エネルギー発生体50’が発熱素子である場合の例であるが、これに代えて、本実施形態のような圧電素子を吐出エネルギー発生体50’として利用する例などの他の例であってもよい。
図7に示したようなエッジシューター方式の液滴吐出ヘッドは、各部材について精度の良い微細化や、ノズル吐出口21aのマルチ化あるいは小型化が容易であり、量産性に優れているという利点を有する。その一方で、液滴吐出の際の応答周波数や液滴の飛行速度に限界がある。また、液体流路上に配置される電熱変換素子が発熱することで液体中に気泡が発生することがあるが、この気泡が温度低下により収縮し、吐出エネルギー発生体50’の近傍で消滅する際の衝撃により吐出エネルギー発生体50’が徐々に劣化、破壊されるという課題も生じやすい。この現象は、いわゆるキャビテーション現象と呼ばれ、エッジシューター方式において顕著である。そのため、エッジシューター方式の液滴吐出ヘッドは寿命が比較的短い。
図8は、サイドシューター方式の一例を模式的に示す説明図である。
図8に示すサイドシューター方式の液滴吐出ヘッドは、吐出エネルギーを発生させる吐出エネルギー発生体50’を有するベース基板60に、個別液室11の側壁を構成する壁材62及び天板61を積層させて個別液室11が構成され、ノズル吐出口21aは天板61に形成される。この液滴吐出ヘッドでは、図中破線で示す個別液室11内の液体流れ方向と、図中実線矢印で示す吐出口21aからの液滴吐出方向とが略直角をなした構成となっている。
図8に示したようなサイドシューター方式の液滴吐出ヘッドは、吐出エネルギー発生体50’からのエネルギーをより効率良く液滴形成とその飛行の運動エネルギーへと変換でき、また液体の供給によるメニスカスの復帰も速いという構造上の利点を有する。これは、吐出エネルギー発生体50’として発熱素子を用いた場合に特に効果的である。また、エッジシューター方式において問題となる気泡が消滅する際の衝撃により吐出エネルギー発生体50’が徐々に劣化、破壊されるというキャビテーション現象も、サイドシューター方式であれば回避することができる。つまり、サイドシューター方式では、成長した気泡が吐出口21aに達すれば、気泡が大気に通じることになり、温度低下による気泡の収縮が起こらない。そのため、サイドシューター方式の液滴吐出ヘッドは寿命が比較的長い。
図9は、本実施形態の液滴吐出ヘッドの製造段階において、液室ユニット部40とハウジング部70とを接合する前の状態を示す説明図である。
本実施形態の液滴吐出ヘッドは、まず、流路板10、ノズル板20、振動板30、圧電素子50、ベース基板60が積層された積層構造の液室ユニット部40を作成した後、この液室ユニット部40を、フレーム7を有するハウジング部70に接合して、製造される。この製造段階において、液室ユニット部40を構成する1又は2以上の層(流路板10、ノズル板20、振動板30、圧電素子50、ベース基板60)には、その周囲に配置されるフレーム枠(付属部材)41がブリッジ片(連結部材)42を介して連結されている。このフレーム枠41を使って液室ユニット部40をハンドリングすることで、製造段階における液室ユニット部40の取り扱いを容易にしている。本実施形態では、液室ユニット部40を構成する流路板10にブリッジ片42を介してフレーム枠41が連結されている。
このフレーム枠41及びブリッジ片42は、液滴吐出ヘッドの使用段階では不要な部材であるため、液滴吐出ヘッドの製造工程において、液室ユニット部40をハウジング部70に接合した後に除去される。具体的には、打ち抜き工具を用いてブリッジ片42を打ち抜くことにより、流路板10からフレーム枠41を切り離して除去する。このとき、流路板10側には、ブリッジ片42の一部がブリッジ残存部として残存し、液滴吐出ヘッドの使用時にブリッジ残存部が外部物体と干渉して不具合を生じさせることがある。例えば、本実施形態の液滴吐出ヘッドを、後述するインクジェット記録装置の記録ヘッドに適用する場合、液滴吐出ヘッドの吐出面をクリーニング用ワイパー(外部物体)で払拭する際にクリーニング用ワイパーがブリッジ残存部と干渉してクリーニング用ワイパーが傷つき、クリーニング不良を生じさせたり、搬送されてくる用紙(外部物体)がブリッジ残存部と干渉して適切な用紙搬送を妨げたりするなどの不具合が生じ得る。
一方で、ブリッジ片42と一緒にこれに連続する流路板10の領域も抜き打ち工具で打ち抜く方法を採用すると、流路板10側にはブリッジ片が残存しないので、上述した不具合を回避することが可能である。しかしながら、この方法では、ブリッジ片42だけを打ち抜く場合(すなわち、流路板10側にブリッジ残存部が存在する場合)と比べて、打ち抜き時に流路板10に働く応力が大きい。そのため、流路板10に撓みや歪みが生じたり、ハウジング部70に接合されている液室ユニット部40がハウジング部70から剥離したりするなどの不具合が生じやすい。この不具合は、適切な吐出動作に大きな悪影響を与え得る。
そこで、本実施形態では、流路板10側にブリッジ残存部を残しつつも、液滴吐出ヘッドの使用時にブリッジ残存部が発生させ得る不具合を抑制するため、次のような構成を採用する。
図10は、本実施形態において、ハウジング部70に接合された液室ユニット部40の流路板10とフレーム枠41とを連結しているブリッジ片42の周辺を示す拡大図である。
図11は、流路板10からフレーム枠41を切り離した後の状態を示す拡大図である。
本実施形態では、図10に示すように、液滴吐出ヘッドの吐出面の法線方向から見たときの流路板10の側端面には、凹部43が形成されている。この凹部43の内部から流路板10の側端面外側に向かってブリッジ片42が延び、流路板10の側端面外側に位置するブリッジ片42と流路板10とがブリッジ片42によって連結されている。
本実施形態では、流路板10からフレーム枠41を切り離す際、凹部43の内部に位置するブリッジ片42の部分を打ち抜き工具を用いて打ち抜く。これにより、流路板10側に残存するブリッジ残存部は、図11に示すように、流路板10の側端面に形成されている凹部43内に位置し、その凹部43から流路板10の側端面外側にはみ出ることはない。このような構成により、液滴吐出ヘッドの使用時にブリッジ残存部が外部物体と干渉しにくくなり、外部物体と干渉することにより生じる不具合の発生が抑制される。
また、液滴吐出ヘッドの吐出面の法線方向から見たとき、ハウジング部70は、流路板10の側端面と同じか又はその側端面よりも外側に側端面を有する。そのため、本実施形態では、打ち抜き時にハウジング部70が邪魔にならないよう、図10及び図11に示すように、ハウジング部70の側端面には、流路板10に形成されている凹部43に対向する位置が開口するように、切り欠き部73が形成されている。これにより、凹部43の内部に位置するブリッジ片42の部分を打ち抜き工具で打ち抜く際、打ち抜き工具がハウジング部70の干渉を受けることがなく、流路板10側に残存するブリッジ残存部を流路板10の側端面の凹部43内に位置させることができる。
〔変形例1〕
次に、本実施形態における液滴吐出ヘッドの一変形例(以下、本変形例を「変形例1」という。)について説明する。
図12は、本変形例1において、ハウジング部70に接合された液室ユニット部40の流路板10とフレーム枠41とを連結しているブリッジ片42の周辺を示す拡大図である。
本変形例1では、打ち抜き部材によって打ち抜かれる凹部43内のブリッジ片42部分に、ブリッジ片42の長手方向に対して直交する断面の面積が部分的に小さい狭小部44が形成されている。このような狭小部44は、ブリッジ片42の他の部分と比べて強度が低いことから、ブリッジ片42を打ち抜き部材によって打ち抜く際、ブリッジ片42は狭小部44の箇所で安定して切断され、流路板10側に残存するブリッジ残存部はその先端部が先細り形状となる。その結果、流路板10側に残存するブリッジ残存部を流路板10の側端面の凹部43内に安定して位置させることができ、ブリッジ残存部が凹部43から流路板10の側端面外側にはみ出た不良品の発生を抑制することができる。
〔変形例2〕
次に、本実施形態における液滴吐出ヘッドの他の変形例(以下、本変形例を「変形例2」という。)について説明する。
図13は、本変形例2において、ハウジング部70に接合された液室ユニット部40の流路板10とフレーム枠41とを連結しているブリッジ片42の周辺を示す拡大図である。
本変形例2では、流路板10に連続するブリッジ片42の基端部45が、ブリッジ片42の他の部分よりも、ブリッジ片42の長手方向に対して直交する断面の面積が広くなっている。このような太い基端部45は、ブリッジ片42の他の部分と比べて強度が高いことから、ブリッジ片42を打ち抜き部材によって打ち抜く際、ブリッジ片42の基端部45がハウジング部70から離れる方向へ撓み難くなる。その結果、流路板10に撓みや歪みが生じたり、ハウジング部70に接合されている液室ユニット部40がハウジング部70から剥離したりするなどの不具合が更に生じにくい。
また、本変形例2では、吐出面に平行な方向に基端部45が幅広となるため、流路板10とこれに接合される部材との接合面積を広くとることが可能となり、より強固な接合が可能となる。
〔変形例3〕
次に、本実施形態における液滴吐出ヘッドの更に他の変形例(以下、本変形例を「変形例3」という。)について説明する。
図14は、本変形例3において、ハウジング部70に接合された液室ユニット部40の流路板10とフレーム枠41とを連結しているブリッジ片42の周辺を示す拡大図である。
図15は、流路板10からフレーム枠41を切り離した後の状態を示す拡大図である。
本変形例3では、打ち抜き部材によって打ち抜かれる凹部43内のブリッジ片42部分に、ブリッジ片42の長手方向に対して直交する断面の面積が部分的に小さい複数の狭小部46が形成されている。これらの狭小部46は、ブリッジ片42の他の部分と比べて強度が低いことから、ブリッジ片42を打ち抜き部材によって打ち抜く際、ブリッジ片42はいずれかの狭小部46の箇所で安定して切断され、流路板10側に残存するブリッジ残存部はその先端部が先細り形状となる。また、流路板10側に残存するブリッジ残存部には、その狭小部46が少なくとも1つが残ることがある。本変形例3によれば、流路板10側に残存するブリッジ残存部を流路板10の側端面の凹部43内に安定して位置させることができ、ブリッジ残存部が凹部43から流路板10の側端面外側にはみ出た不良品の発生を抑制することができる。
本変形例3では、このように複数の狭小部46がブリッジ片42に形成されていることで、ブリッジ片42を打ち抜き部材によって打ち抜く際、その打ち抜き箇所よりも流路板10に存在する狭小部46で折れ曲がり、流路板10側に応力が伝わりにくくなる。その結果、流路板10に撓みや歪みが生じたり、ハウジング部70に接合されている液室ユニット部40がハウジング部70から剥離したりするなどの不具合が更に生じにくい。
〔変形例4〕
次に、本実施形態における液滴吐出ヘッドの更に他の変形例(以下、本変形例を「変形例4」という。)について説明する。
図16は、本変形例4において、ハウジング部70に接合された液室ユニット部40の流路板10とフレーム枠41とを連結しているブリッジ片42の周辺を示す拡大図である。
本変形例4では、図16に示すように、ブリッジ片42に連続する流路板10の箇所の近傍に1つ以上のリブ47が形成されている。このようなリブ47を形成することで、ブリッジ片42に連続する流路板10の箇所の近傍の強度を高めることができる。これにより、ブリッジ片42を打ち抜き部材によって打ち抜く際、ブリッジ片42からの応力が伝わってきても、この応力に抗して、流路板10がハウジング部70から離れる方向へ撓むのを抑制できる。その結果、流路板10に撓みや歪みが生じたり、ハウジング部70に接合されている液室ユニット部40がハウジング部70から剥離したりするなどの不具合が更に生じにくい。
次に、本実施形態における液滴吐出ヘッドを、画像形成装置であるインクジェット記録装置の記録ヘッドに適用した実施形態について説明する。
図17は、本実施形態におけるインクジェット記録装置の全体構成を説明する側面説明図である。
図18は、本実施形態におけるインクジェット記録装置の要部平面説明図である。
本実施形態におけるインクジェット記録装置は、左右の側板に横架したガイド部材であるガイドロッド101とガイドレール102とでキャリッジ103を主走査方向に摺動自在に保持し、主走査モータ104でタイミングベルト105を介して図18で矢示方向(主走査方向)に移動走査する。
キャリッジ103には、例えば、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色の液滴を吐出する4個の記録ヘッド107が、主走査方向に対してノズル列が略直交する方向へ延びるように、かつ、液滴吐出方向が下方に向くように装着される。また、キャリッジ103には、記録ヘッド107に各色の液体を供給するための各色のサブタンク108が搭載されている。このサブタンク108には液体供給チューブを介してメインタンク(インクカートリッジ)からインクが補充供給される。
本実施形態では、キャリッジ103にサブタンク108を搭載した構成であるが、キャリッジ103外にサブタンク108を設ける構成とすることもできるし、あるいは、サブタンクを用いないでインクカートリッジを搭載する構成とすることもできる。
また、本実施形態におけるインクジェット記録装置は、給紙カセット110などの用紙積載部(圧板)111上に積載した用紙112を給紙するための給紙部を備えている。給紙部には、用紙積載部111から用紙112を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙ローラ)113及び給紙ローラ113に対向して、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド114が配置され、この分離パッド114は給紙ローラ113側に付勢されている。
また、本実施形態におけるインクジェット記録装置は、給紙部から給紙された用紙112を記録ヘッド107の下方側で搬送するための搬送部を備えている。搬送部には、用紙112を静電吸着して搬送するための搬送ベルト121と、給紙部からガイド115を介して送られる用紙112を搬送ベルト121との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ122と、略鉛直上方に送られる用紙112を略90°方向転換させて搬送ベルト121上に倣わせるための搬送ガイド123と、押さえ部材124で搬送ベルト121側に付勢された先端加圧コロ125と、搬送ベルト121表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ126が設けられている。
搬送ベルト121は、無端状ベルトであり、搬送ローラ127とテンションローラ128との間に掛け渡されて、副走査モータ131からタイミングベルト132及びタイミングローラ133を介して搬送ローラ127が回転されることで、図18のベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成されている。搬送ベルト121の裏面側には、記録ヘッド107による画像形成領域に対応してガイド部材129が配置されている。
また、図18に示すように、搬送ローラ127の軸には、スリット円板134が取り付けられており、このスリット円板134のスリットを検知するセンサ135を設けて、これらのスリット円板134及びセンサ135によってエンコーダ136を構成している。帯電ローラ126は、搬送ベルト121の表層に接触し、搬送ベルト121の回動に従動して回転するように配置され、加圧力として軸の両端に各2.5Nをかけている。
また、キャリッジ103の前方側には、図17に示すように、スリットを形成したエンコーダスケール142が設けられ、キャリッジ103の前面側にはエンコーダスケール142のスリットを検出する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ143を設けられている。これらによって、キャリッジ103の主走査方向位置(ホーム位置に対する位置)を検知するためのエンコーダ144を構成している。
また、本実施形態におけるインクジェット記録装置は、記録ヘッド107で記録された用紙112を排紙するための排紙部を備えている。排紙部には、搬送ベルト121から用紙112を分離するための分離部と、排紙ローラ152及び排紙コロ153と、排紙される用紙112をストックする排紙トレイ154とが設けられている。また、背部には両面給紙ユニット161が着脱自在に装着されている。この両面給紙ユニット161は搬送ベルト121の逆方向回転で戻される用紙112を取り込んで反転させて再度カウンタローラ122と搬送ベルト121との間に給紙する。
本実施形態のインクジェット記録装置においては、給紙部から用紙112が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙112はガイド115で案内され、搬送ベルト121とカウンタローラ122との間に挟まれて搬送される。そして、更に先端を搬送ガイド123で案内されて先端加圧コロ125で搬送ベルト121に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。このとき、制御回路によって高圧電源から帯電ローラ126に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト121が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト121上に用紙112が給送されると、用紙112が搬送ベルト121に静電力で吸着され、搬送ベルト121の周回移動によって用紙112が副走査方向に搬送される。
キャリッジ103を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド107を駆動することにより、停止している用紙112に液滴を吐出して1行分を記録し、用紙112を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙112の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙112を排紙トレイ154に排紙する。また、両面印刷の場合には、表面(最初に印刷する面)の記録が終了したときに、搬送ベルト121を逆回転させることで、記録済みの用紙112を両面給紙ユニット161内に送り込み、用紙112を反転させて(裏面が印刷面となる状態にして)再度カウンタローラ122と搬送ベルト121との間に給紙し、タイミング制御を行って、前述したと同様に搬送ベルト121上に搬送して裏面に記録を行った後、排紙トレイ154に排紙する。
なお、本実施形態では、本発明に係る液滴吐出ヘッドをプリンタ構成の画像形成装置であるインクジェット記録装置の記録ヘッドに適用した例で説明したが、これに限るものではなく、本発明は、例えば、プリンタやファクシミリの各機能を備えた複合機などの画像形成装置の記録ヘッドとしても適用することができる。また、本発明は、インク以外の液体である記録液や定着処理液などを用いる画像形成装置の液滴吐出ヘッドにも適用することができる。また、インクジェット記録装置には、特に限定しない限り、シリアル型のインクジェット記録装置及びライン型のインクジェット記録装置のいずれも含まれる。
また、本発明に係る液滴吐出ヘッドは、液滴を着弾させて付与する被着弾部材が、用紙以外の記録材、例えば糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の記録材である場合も同様に適用することができる。また、本発明は、文字や図形等の意味を持つ画像を記録材に対して付与すること場合だけでなく、文字等の意味を持たないパターンを記録材に付与する(単に液滴を吐出する)装置にも適用することができる。また、本発明は、パターニング用の液体レジストを吐出して記録材上に着弾させる装置にも適用することができる。また、本発明は、遺伝子分析試料を吐出して記録材上に着弾させる液滴吐出装置や、三次元造型用の液滴吐出装置などにも適用することができる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
インク等の液滴を吐出する吐出口21aが形成された吐出面を有するノズル板20等の吐出面部材上に、流路板10、振動板30、圧電素子50、ベース基板60等の1又は2以上の別部材が積層された液滴吐出ヘッド等の液滴吐出部材において、前記液滴吐出部材の製造段階で除去されるフレーム枠41等の付属部材と前記吐出面部材及び前記別部材のうちの少なくとも1つの部材(流路板10等)とを連結していたブリッジ片42等の連結部材の残存部が、該少なくとも1つの部材を前記吐出面の法線方向から見たときの側端面に形成された凹部43内に位置することを特徴とする。
本態様によれば、製造段階で付属部材を除去したときに吐出面部材及び前記別部材のうちの少なくとも1つの部材側に残存する連結部材の残存部が、当該少なくとも1つの部材の側端面に形成された凹部内に位置し、凹部が形成されていない側端面よりも外側へは突出しない。よって、当該少なくとも1つの部材の残存部が側端面外側へ突出している構成と比べ、液滴吐出部材から吐出した液滴を着弾させる被着弾部材(記録用紙など)が残存部に引っ掛かったり、吐出面をクリーニングするワイパーに干渉したりするなどの不具合が生じにくくなる。
また、本態様によれば、当該少なくとも1つの部材に連結部材の残存部が残存したままでも、残存部によって生じ得る不具合を抑制できるので、当該少なくとも1つの部材の一部領域を連結部材と一緒に除去し、当該少なくとも1つの部材に連結部材が残存しないようにすることを要しない。その結果、当該少なくとも1つの部材の一部領域を連結部材と一緒に打ち抜く場合に生じていた当該少なくとも1つの部材の撓みや歪みなどの不具合も生じない。
(態様B)
前記態様Aにおいて、前記吐出面部材及び前記別部材のうち、前記少なくとも1つの部材(流路板10等)の側端面と同じか又は該側端面よりも外側に側端面を有するハウジング部70等の1以上の部材は、該少なくとも1つの部材に形成されている前記凹部に対向する位置が開口していることを特徴とする。
これによれば、前記少なくとも1つの部材の側端面に形成された凹部43の内部に位置する連結部材部分を打ち抜き工具等の分断部材で分断する際、その分断部材が前記1以上の部材の干渉を受けることがなく、当該凹部43内で連結部材を分断でき、当該凹部内に残存部を位置させることができる。
(態様C)
前記態様Bにおいて、前記吐出面には、複数の吐出口21aが形成されており、前記別部材は、各吐出口にそれぞれ連通する個別液室を形成する流路板10等の個別液室部材と、各個別液室に液体を供給する共通液室を形成するフレーム7等の共通液室部材とを含み、前記少なくとも1つの部材は、前記個別液室部材を含み、前記1以上の部材は、前記共通液室部材を含むことを特徴とする。
これによれば、連結部材を打ち抜き工具等の分断部材で分断する際の応力で、個別液室部材と共通液室部材との接合が剥がれてしまうことを抑制できる。
(態様D)
前記態様A〜Cのいずれかの態様において、前記残存部は、先端部が先細り形状であることを特徴とする。
前記変形例1で説明したとおり、凹部43内の連結部材部分に、連結部材長手方向に対して直交する断面の面積が部分的に小さい狭小部44が形成しておくことで、本態様の残存部のように先端部が先細り形状である残存部が得られる。このような狭小部44は、連結部材の他の部分と比べて強度が低いことから、連結部材を分断する際、連結部材は当該狭小部44の箇所で安定して切断される。そのため、連結部材に残存する残存部を当該凹部43内に安定して位置させることができる。
(態様E)
前記態様A〜Dのいずれかの態様において、前記残存部は、前記少なくとも1つの部材に連続する基端部45が、他の部分よりも、前記連結部材の長手方向に対して直交する断面の面積が広いことを特徴とする。
前記変形例2で説明したとおり、このように形成された基端部45は、連結部材の他の部分と比べて強度が高いことから、連結部材を分断する際、連結部材の基端部45が撓み難くなる。その結果、前記少なくとも1つの部材に撓みや歪みが生じたり、前記少なくとも1つの部材とこれに接合されている部材との間の接合が剥がれたりするなどの不具合が生じにくい。
(態様F)
前記態様A〜Eのいずれかの態様において、前記残存部は、前記連結部材の長手方向に対して直交する断面の面積が部分的に小さい狭小部46を該長手方向に1箇所以上有することを特徴とする。
前記変形例3で説明したとおり、連結部材の残存部にこのような狭小部44が形成されていることで、連結部材を分断する際、その分断箇所よりも前記少なくとも1つの部材側に存在する当該狭小部46が折れ曲がり、分断による応力が前記少なくとも1つの部材側へ伝わりにくくなる。その結果、前記少なくとも1つの部材に撓みや歪みが生じたり、前記少なくとも1つの部材とこれに接合されている部材との間の接合が剥がれたりするなどの不具合が生じにくい。
(態様G)
前記態様A〜Fのいずれかの態様において、前記少なくとも1つの部材は、前記残存部に連続する箇所の近傍に1つ以上のリブ47を有することを特徴とする。
前記変形例4で説明したとおり、このようなリブ47を形成することで、残存部に連続する前記少なくとも1つの部材の箇所の近傍の強度を高めることができる。これにより、連結部材を分断する際、連結部材からの応力が伝わってきても、この応力に抗して、前記少なくとも1つの部材が撓むのを抑制できる。その結果、前記少なくとも1つの部材に撓みや歪みが生じたり、前記少なくとも1つの部材とこれに接合されている部材との間の接合が剥がれたりするなどの不具合が生じにくい。
(態様H)
記録ヘッド107等の液滴吐出部材からインク等の液滴を吐出して画像を形成するインクジェット記録装置等の画像形成装置において、前記液滴吐出部材として、前記態様A〜Gのいずれかの態様に係る液滴吐出部材を用いたことを特徴とする。
これによれば、連結部材の残存部が外部物体に干渉することによる不具合が抑制され、安定した画像形成動作を実現することができる。
(態様I)
インク等の液滴を吐出する吐出口21aが形成された吐出面を有するノズル板20等の吐出面部材上に流路板10、振動板30、圧電素子50、ベース基板60等の1又は2以上の別部材が積層された液滴吐出部材の中間部品(液室ユニット部40等)において、前記吐出面部材及び前記別部材のうちの少なくとも1つの部材(流路板10等)と、前記少なくとも1つの部材にブリッジ片42等の連結部材を介して連結され、前記液滴吐出部材の製造段階で除去されるフレーム枠41等の付属部材とを有し、前記少なくとも1つの部材に連続する前記連結部材の基端部が、該少なくとも1つの部材を前記吐出面の法線方向から見たときの側端面に形成された凹部内に位置することを特徴とする。
本態様によれば、製造段階で付属部材を除去するときに、吐出面部材及び前記別部材のうちの少なくとも1つの部材側に残存する連結部材の残存部が、当該少なくとも1つの部材の側端面に形成された凹部内に位置し、その側端面から外側へ突出しないようにすることができる。よって、当該少なくとも1つの部材の残存部が側端面外側へ突出している構成と比べ、液滴吐出部材から吐出した液滴を着弾させる被着弾部材(記録用紙など)が残存部に引っ掛かったり、吐出面をクリーニングするワイパーに干渉したりする不具合が生じにくい液滴吐出部材を製造することができる。
(態様J)
インク等の液滴を吐出する吐出口21aが形成された吐出面を有するノズル板20等の吐出面部材上に流路板10、振動板30、圧電素子50、ベース基板60等の1又は2以上の別部材が積層された液滴吐出部材の製造方法において、前記態様Iに係る中間部品における前記連結部材を、前記凹部内で分断して、前記少なくとも1つの部材から前記付属部材を除去する付属部材除去工程を有することを特徴とする。
本態様によれば、吐出面部材及び前記別部材のうちの少なくとも1つの部材側に残存する連結部材の残存部が、当該少なくとも1つの部材の側端面に形成された凹部内に位置し、その側端面から外側へ突出しない液滴吐出部材を製造することができる。よって、当該少なくとも1つの部材の残存部が側端面外側へ突出している構成と比べ、液滴吐出部材から吐出した液滴を着弾させる被着弾部材(記録用紙など)が残存部に引っ掛かったり、吐出面をクリーニングするワイパーに干渉したりする不具合が生じにくい液滴吐出部材を製造することができる。
(態様K)
前記態様Jにおいて、前記吐出面部材及び前記別部材のうち、前記少なくとも1つの部材(液室ユニット部40等)に形成されている前記凹部43に対向する位置が開口している1以上の部材(ハウジング部70等)を、該少なくとも1つの部材に接合する接合工程を有し、前記付属部材除去工程は、前記接合工程の後に、前記1以上の部材における前記開口を介し、打ち抜き部材等の分断部材を用いて、前記少なくとも1つの部材の前記凹部内で前記連結部材を分断することを特徴とする。
これによれば、前記少なくとも1つの部材の側端面に形成された凹部43の内部に位置する連結部材部分を打ち抜き工具等の分断部材で分断する際、その分断部材が前記1以上の部材の干渉を受けることがなく、当該凹部43内で連結部材を分断でき、当該凹部内に残存部を位置させることができる。
7 フレーム
10 流路板
11 個別液室
12 流体抵抗部
13 共通液室
14 流路隔壁
20 ノズル板
21 ノズル
21a 吐出口
30 振動板
30a 薄肉部
30b 厚肉部
34 液体供給口
40 液室ユニット部
41 フレーム枠
42 ブリッジ片
43 凹部
44,46 狭小部
45 基端部
47 リブ
50 圧電素子
50a 駆動用圧電素子部
50b 支持用圧電素子部
51 圧電材料層
52,53 内部電極層
60 ベース基板
61 天板
62 壁材
70 ハウジング部
73 切り欠き部
特開2008−179124号公報

Claims (11)

  1. 液滴を吐出する吐出口が形成された吐出面を有する吐出面部材上に1又は2以上の別部材が積層された液滴吐出部材において、
    前記液滴吐出部材の製造段階で除去される付属部材と前記吐出面部材及び前記別部材のうちの少なくとも1つの部材とを連結していた連結部材の残存部が、該少なくとも1つの部材を前記吐出面の法線方向から見たときの側端面に形成された凹部内に位置することを特徴とする液滴吐出部材。
  2. 請求項1に記載の液滴吐出部材において、
    前記吐出面部材及び前記別部材のうち、前記少なくとも1つの部材の側端面と同じか又は該側端面よりも外側に側端面を有する1以上の部材は、該少なくとも1つの部材に形成されている前記凹部に対向する位置が開口していることを特徴とする液滴吐出部材。
  3. 請求項2に記載の液滴吐出部材において、
    前記吐出面には、複数の吐出口が形成されており、
    前記別部材は、各吐出口にそれぞれ連通する個別液室を形成する個別液室部材と、各個別液室に液体を供給する共通液室を形成する共通液室部材とを含み、
    前記少なくとも1つの部材は、前記個別液室部材を含み、
    前記1以上の部材は、前記共通液室部材を含むことを特徴とする液滴吐出部材。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液滴吐出部材において、
    前記残存部は、先端部が先細り形状であることを特徴とする液滴吐出部材。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の液滴吐出部材において、
    前記残存部は、前記少なくとも1つの部材に連続する基端部が、他の部分よりも、前記連結部材の長手方向に対して直交する断面の面積が広いことを特徴とする液滴吐出部材。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の液滴吐出部材において、
    前記残存部は、前記連結部材の長手方向に対して直交する断面の面積が部分的に小さい狭小部を該長手方向に1箇所以上有することを特徴とする液滴吐出部材。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の液滴吐出部材において、
    前記少なくとも1つの部材は、前記残存部に連続する箇所の近傍に1つ以上のリブを有することを特徴とする液滴吐出部材。
  8. 液滴吐出部材から液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置において、
    前記液滴吐出部材として、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の液滴吐出部材を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 液滴を吐出する吐出口が形成された吐出面を有する吐出面部材上に1又は2以上の別部材が積層された液滴吐出部材の中間部品において、
    前記吐出面部材及び前記別部材のうちの少なくとも1つの部材と、
    前記少なくとも1つの部材に連結部材を介して連結され、前記液滴吐出部材の製造段階で除去される付属部材とを有し、
    前記少なくとも1つの部材に連続する前記連結部材の基端部が、該少なくとも1つの部材を前記吐出面の法線方向から見たときの側端面に形成された凹部内に位置することを特徴とする液滴吐出部材の中間部品。
  10. 液滴を吐出する吐出口が形成される吐出面を有する吐出面部材上に1又は2以上の別部材が積層された液滴吐出部材の製造方法において、
    請求項9に記載の中間部品における前記連結部材を、前記凹部内で分断して、前記少なくとも1つの部材から前記付属部材を除去する付属部材除去工程を有することを特徴とする液滴吐出部材の製造方法。
  11. 請求項10に記載の液滴吐出部材の製造方法において、
    前記吐出面部材及び前記別部材のうち、前記少なくとも1つの部材に形成されている前記凹部に対向する位置が開口している1以上の部材を、該少なくとも1つの部材に接合する接合工程を有し、
    前記付属部材除去工程は、前記接合工程の後に、前記1以上の部材における前記開口を介し、分断部材を用いて、前記少なくとも1つの部材の前記凹部内で前記連結部材を分断することを特徴とする液滴吐出部材の製造方法。
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