JP2017070220A - 農作業機が装備する運転部の足載部 - Google Patents

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Abstract

【課題】機体が揺れた際等には、適宜、強く突っ張ることで操作姿勢を保つことができるとともに、疲労の少ない楽な姿勢で操向操作具の操作ができる農作業機が装備する運転部の足載部を提供すること。【解決手段】運転部の床部上に、操向操作具を設けたフロントコラムと運転席を前後方向に間隔をあけて配設し、フロントコラムには、運転席の座面高さと同等の高さに位置させて足載部を設け、足載部には、運転席に着座したオペレータが前方へ投げ出した足を載せることができるようにした。【選択図】図3

Description

本発明は、農作業機が装備する運転部の足載部、詳しくは、運転部に着座したオペレータが足を載せる足載部を設けた農作業機に関する。
従来、農作業機が装備する運転部の足載部の一形態として、特許文献1に開示されたものある。すなわち、特許文献1には、燃料給油口に臨む床部上に、燃料給油口を覆うカバーを装着し、カバーの上面を、機体前方から後方に向けて低くなるように傾斜させて、足載部としての足載せ台とした構造が開示されている。
特許第3415125号公報
ところが、機体が揺れた際等に、オペレータが足載せ台に足を載せたまま突っ張ったとしても、足載せ台としたカバーは、燃料給油口に臨む床部上に配設されており、床部側には強く突っ張ることができないことから、操作姿勢を保つことが困難な場合がある。また、足を床部に着けたまま操向操作姿勢を長時間保っていると疲労し易いので、足を前方へ投げ出すようにして、疲労の少ない楽な姿勢で操向操作具の操作ができることが望まれている。
そこで、本発明は、機体が揺れた際等には、適宜、足を強く突っ張ることで操作姿勢を保つことも、また、疲労の少ない楽な姿勢で操向操作具を操作することもできる農作業機が装備する運転部の足載部を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、
運転部の床部上に、操向操作具を設けたフロントコラムと運転席を前後方向に間隔をあけて配設し、
フロントコラムには、運転席の座面高さと同等の高さに位置させて足載部を設け、足載部には、運転席に着座したオペレータが前方へ投げ出した足を載せることができるようにしている。
請求項1記載の発明では、フロントコラムに、運転席の座面高さと同等の高さに位置させて足載部を設け、足載部には、運転席に着座したオペレータが前方へ投げ出した足を載せることができるようにしているため、機体が揺れた際等には、適宜、足載部に載せた足を強く突っ張ることで操作姿勢を保つことができるとともに、足を前方へ投げ出した疲労の少ない楽な姿勢で操向操作具の操作ができる。そのため、長時間にわたる農作業であっても、疲労の少ない楽な操向操作姿勢を長時間にわたって保持させることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明であって、
足載部は、フロントコラムの上部に、前方に凹状の足載せ空間を形成して、足載せ空間内に前方へ投げ出したオペレータの足の一部を収容・配置できるようにしている。
請求項2記載の発明では、フロントコラムの上部に、前方に凹状の足載せ空間を形成して、足載せ空間内に前方へ投げ出したオペレータの足の一部を収容・配置できるように足載部を構成しているため、オペレータは、足載部に前方へ投げ出した足の一部を収容・配置することで、適宜、足を強く突っ張ることも、また、長時間にわたって疲労の少ない楽な姿勢で操向操作具を操作することもできる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明であって、
足載部は、フロントコラムの側壁に、外側方へ張り出し状態となした使用姿勢と、折り畳み収納状態となした不使用姿勢と、の間で姿勢変更可能に取り付けている。
請求項3記載の発明では、フロントコラムの側壁に、外側方へ張り出し状態となした使用姿勢と、折り畳み収納状態となした不使用姿勢と、の間で足載部を姿勢変更可能に取り付けているため、足載部に足を載せたい場合には、足載部を外側方へ張り出し状態となした使用姿勢となして、使用姿勢の足載部の上に足を載せることができる。そして、足載部に前方へ投げ出した足を載せることで、適宜、足を強く突っ張ることも、また、長時間にわたって疲労の少ない楽な姿勢で操向操作具を操作することもできる。また、足載部に足を載せる必要がない場合には、足載部を折り畳み収納状態となした不使用姿勢となすことで、足載部が不用意に他物と干渉するのを回避することができる。
本発明によれば、フロントコラムに、運転席の座面高さと同等の高さに位置させて足載部を設け、足載部には、運転席に着座したオペレータが前方へ投げ出した足を載せることができるようにしているため、足を前方へ投げ出すようにして、足載部に足を強く突っ張ることで操作姿勢を保つことも、また、疲労の少ない楽な姿勢で操向操作具を操作することもできる。
本実施形態を示すコンバインの左側面図。 本実施形態を示すコンバインの右側面図。 第1実施形態の足載部を備えた運転部の拡大説明右側面図。 第1実施形態の足載部を備えた運転部の拡大説明平面図。 第1実施形態の足載部を備えた運転部の拡大斜視説明図。 第1実施形態の足載部を備えたフロントコラムの拡大説明背面図。 第2実施形態の足載部を備えたフロントコラムの拡大説明背面図。 第3実施形態の足載部を備えたフロントコラムの拡大説明背面図。
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1及び図2に示すAは、本実施形態に係る普通型コンバイン(以下、単に「コンバイン」と略称する)であり、コンバインAは、運転部15を装備し、運転部15に左・右側足載部110,120を設けている。
[コンバインの概略的全体説明]
コンバインAは、自走可能な走行機体1の前端部に、刈取部2を昇降自在に取り付けている。そして、刈取部2は、立ち毛の穀稈の中途部から穂先側部を刈り取る主刈刃装置3と、主刈刃装置3により穂先側部が刈り取られた立ち毛の残稈を株元部から刈り取る副刈刃装置4と、を具備している。
走行機体1は、図1及び図2に示すように、左右一対の走行部10,10間に機体フレーム11を架設している。そして、機体フレーム11上の左側部には、刈り取られた穀稈の穂先側部を脱穀する脱穀部12と、脱穀された穀粒を選別する選別部13を上下段に配設し、これらの後方に藁屑等を機外である圃場へ排出する排塵口部14を後方へ向けて開口させている。また、機体フレーム11上の右側部には、前部に運転操作を行う運転部15を配設し、その後方に選別部13で選別された穀粒(清粒)を貯留する穀粒貯留部16を配設して、最後部に穀粒貯留部16に貯留された穀粒を機外に搬出する穀粒搬出部17を設けている。運転部15の後部の下方には、動力源となる原動機部の一部としてのエンジン18等を配設している。19は、塵や埃による原動機部の一部としてのラジエターの目詰まりを防ぎ、冷却性能を維持するロータリスクリーンである。
刈取部2は、前後方向に軸線を向けた四角形筒状のフィーダハウス20と、フィーダハウス20の前端に連通連設した横長バケット状の穀物ヘッダー21と、穀物ヘッダー21の前下端縁部に配設したバリカン状の主刈刃装置3と、穀物ヘッダー21の前左右側部から前方へ延出させて形成した左右一対の分草体22,22と、穀物ヘッダー21の前上方に配設した掻込みリール23とを備えている。
フィーダハウス20の後端部は、脱穀部12の前部に左右方向の軸線を向けた刈取入力軸65(フィーダハウスコンベア軸)を枢支し、フィーダハウス20の下面部と機体フレーム11の前端部との間に昇降用シリンダ(図示せず)を介設して、昇降用油圧シリンダを伸縮作動させることにより、刈取入力軸65を昇降支点として、刈取部2を昇降可能としている。
また、刈取部2は、副刈刃装置4を備えており、副刈刃装置4は、主刈刃装置3と同様にバリカン状に構成して、機体フレーム11の前端部に前下方へ垂下させて取り付けることで、主刈刃装置3の後方に配設している。フィーダハウス20内には、供給コンベア25を配設し、穀物ヘッダー21内には、掻込みオーガ26(プラットホームオーガ)を左右方向の軸線廻りに回転可能に軸架している。掻込みリール23は、左右方向の軸線廻りに回転可能に軸架されて、立ち毛の穀稈の穂先部に回転しながら連続的に掻込みオーガ26側へ掻込作用するようにしている。
上記した各部の作動部は、後述する各連動機構を介してエンジン18に連動連結して、適宜作動するように構成している。
このように構成したコンバインAでは、圃場において、刈取部2を所望の地上高(立ち毛の穀稈の刈取位置)となるまで上昇させ、その状態で走行機体1を走行させる。こうすることで、立ち毛の穀稈を分草体22,22により分草して、分草した穀稈の穂先部を掻込みリール23により掻き込みながら主刈刃装置3により穀稈の中途部から穂先側部を刈り取る。所望の刈取位置で刈り取られた穀稈の穂先側部は、掻込みオーガ26により穀物ヘッダー21内に掻込まれるとともに、供給コンベア25によりフィーダハウス20内を通して脱穀部12に供給される。脱穀部12に供給された穀稈の穂先側部は、脱穀部12により脱穀処理されるとともに、脱穀部12で脱穀処理された穀粒は、選別部13により選別処理される。選別部13で選別処理された穀粒(清粒)は穀粒貯留部16に貯留される。穀粒貯留部16に貯留されている穀粒は、適宜、穀粒搬出部17により機外に搬出される。そして、脱穀部12で穀粒と分離処理された藁屑等は、排塵口部14から機外である圃場へ排出される。また、穂先側部が刈り取られた残稈は、副刈刃装置4により株元部から刈られて、圃場に残置される。
(運転部の説明)
運転部15には、図1及び図2に示すように、前半部に床部83を張設し、後半部に運転席支持台84(図3及び図5参照)を配設している。床部83の前部には、運転部15の前面を被覆する操作コラムとしてのフロントコラム85を起立状に立設している。フロントコラム85は、図3〜図6に示すように、四角形板板状に形成した前壁部86と、縦長四角形板状に形成した左・右側壁部87,88とから平面視門型に形成している。これら壁部86,87,88の上端部には、フロント天端面部89を張設している。フロント天端面部89の右側部には、走行機体1の進路を変更操作する棒状の操作レバー(サイドクラッチレバー)90を起立状に立設している。フロント天端面部89の左側部には、スイッチ群91を配置している。左・右側壁部87,88の上部間には、背面視門型のガイドフレーム92を架設している。ガイドフレーム92は、操作レバー90の背後で、操作レバー90の上端部よりも低位置に配置している。
床部83の左側部には、操作コラムとしてのサイドコラム93を起立状に立設している。サイドコラム93は、フロントコラム85と同一高さで、フロントコラム85の左側端部から後述する運転席99の左側方に至るまで前後方向に延伸させて形成している。サイドコラム93の上端部には、サイド天端面部94を張設している。サイド天端面部94は、フロント天端面部89と略面一状に形成している。サイド天端面部94には、前部左右側に並列しかつ前後方向に延伸する前左側レバーガイド孔95と前右側レバーガイド孔96を形成して、前左側レバーガイド孔95中を通して副変速レバー98を起立状に突出させる一方、前右側レバーガイド孔96中を通して主変速レバー97を起立状に突出させている。また、サイド天端面部94には、後部左右側に並列しかつ前後方向に延伸する後左・右側レバーガイド孔100,102を介して、刈取・脱穀クラッチレバー104,106を起立状に突出させている。108は、床部83の左側前部に配設したブレーキペダルである。
運転席支持台84の上には、オペレータOpが着座する運転席99を配置している。つまり、フロントコラム85と運転席99は、前後方向に間隔をあけて配設している。運転席99に着座したオペレータOpは、右手HRで操作レバー90の上端部を把持して、操作レバー90を左右方向に傾動操作することで、走行機体1を操向操作可能としている。
このように構成して、運転席99に着座したオペレータOpは、左手HLで主変速レバー97ないしは副変速レバー98の上端部を把持して、前左・右側レバーガイド孔95,96に沿わせて前後方向に傾動操作することで、走行機体1を変速操作可能としている。また、左手HLで刈取クラッチレバー104ないしは脱穀クラッチレバー106の上端部を把持して、後左・右側レバーガイド孔100,102に沿わせて前後方向に傾動操作することで、刈取部2ないしは脱穀部12への動力伝達路を接続・切断可能としている。
[本実施形態の特徴的構成の説明]
次に、上記のように構成した本実施形態に係るコンバインAにおける特徴的な構成について、図3〜図8を参照しながら説明する。ここで、図3〜図6は、第1実施形態としての左・右側足載部110,120を示しており、図7は、第2実施形態の棒状足載部140を示しており、図8は、第3実施形態の膝規制型足載部150を示している。
(第1実施形態としての足載部についての説明)
フロントコラム85には、図3〜図6に示すように、運転席99の座面高さと同等の高さないしは座面高さの近傍に位置させて左・右側足載部110,120を設けている。そして、左側足載部110には、運転席99に着座したオペレータOpが前方へ投げ出した左足FLを載せることができるようにしている。一方、右側足載部120には、運転席99に着座したオペレータOpが前方へ投げ出した右足FRを載せることができるようにしている。
このように構成することで、機体が揺れた際等には、適宜、左・右側足載部110,120のいずれか一方に載せた左足FL(右足FR)を強く突っ張ることで操作姿勢を保つことができるとともに、左足FL(右足FR)を前方へ投げ出した疲労の少ない楽な姿勢で操向操作具の操作ができる。そのため、長時間にわたる農作業であっても、疲労の少ない楽な操向操作姿勢を長時間にわたって保持させることができる。
左側足載部110は、フロントコラム85の上部に、前方に凹状の足載せ空間Sを形成して、足載せ空間S内に前方へ投げ出したオペレータOpの左足FLの一部である爪先側半部を収容・配置できるようにしている。すなわち、左側足載部110は、それぞれ四角形板状に形成した水平面部112と垂直面部114とにより背面視逆L字状に折曲させて形成している。水平面部112は、フロントコラム85の左側壁部87の内側面上部に左側縁部を取り付けて、水平横臥状に配置している。ここで、水平面部112は、運転席99の座面の高さと略同一高さに配置している。垂直面部114は、水平面部112の右側縁部に下端縁部を接続し、フロント天端面部89の下面左側部に上端縁部を取り付けて、垂直起立状に配置している。
このように構成した左側足載部110は、フロントコラム85内の左側上部(隅部)に配設することで、フロントコラム85の内面と左側足載部110の内面とにより後方が開口した足載せ空間Sを形成している。そして、水平面部112の後端縁部には、オペレータOpの左足FLの裏面側を掛けるように載置可能としている。オペレータOpは、左側足載部110に前方へ投げ出した左足FLの裏面側を掛けることで、適宜、左足FLを強く突っ張ることも、また、長時間にわたって疲労の少ない楽な姿勢で各種レバーを操作することもできる。この際、足載せ空間S内には、前方へ投げ出したオペレータOpの左足FLの一部である爪先側半部が収容・配置されて、爪先側半部が保護される。
右側足載部120は、フロントコラム85の右側壁部88に、外側方へ張り出し状態となした使用姿勢(a)と、折り畳み収納状態となした不使用姿勢(b)と、の間で姿勢変更可能に取り付けている。
すなわち、右側足載部120は、足載本体122と支持体124とを具備している。足載本体122は、左右横長で扁平かつ下方が開口するキャップ状に形成して、フロントコラム85の右側壁部88の上部に、前後方向に枢支軸線を向けた枢支部126を介して左側縁部を枢支し、右側部側を水平に張り出した位置と、鉛直下方に垂下させた位置と、の間で回動自在としている。
支持体124は、棒状の前・後支持片130,132と、両支持片130,132の先端部間に横架した先端支持片134と、により側面視門型に形成している。フロントコラム85の右側壁部88の中途部には、枢支ブラケット128を介して前・後支持片130,132の基端部を枢支連結して、先端支持片134側を上下回動自在としている。
そして、キャップ状に形成した足載本体122を水平張り出し状態となすとともに、この右側縁部に先端支持片134を下方から係合させることで、水平張り出し状態に支持させることができる。つまり、右側足載部120を使用姿勢(a)となすことができる。また、足載本体122の右側部から先端支持片134を係合解除して、足載本体122と支持体124をそれぞれ右側壁部88に沿った垂下状態となすことができる。つまり、右側足載部120を不使用姿勢(b)となすことができる。
このように構成した右側足載部120に右足FRを載せたい場合には、右側足載部120を外側方へ張り出し状態となした使用姿勢(a)となすことで、使用姿勢(a)の右側足載部120の上に足を載せることができる。そして、右側足載部120に前方へ投げ出した右足FRを載せることで、適宜、右側足載部120に右足FRを強く突っ張ることも、また、長時間にわたって疲労の少ない楽な姿勢で操向操作具を操作することもできる。また、右側足載部120に右足FRを載せる必要がない場合には、右側足載部120を使用姿勢(a)にする手順とは反対の手順をたどって、右側足載部120を折り畳み収納状態となした不使用姿勢(b)となすことで、右側足載部120が不用意に他物と干渉するのを回避することができる。
(第2実施形態としての棒状足載部についての説明)
第2実施形態としての棒状足載部140は、図7に示すように、左右方向に延伸する丸棒状の本片142と、本片142の左右側端部に取り付けた板状の左・右側連結片144,146と、を具備している。棒状足載部140は、フロントコラム85の左・右側壁部87,88間の上部、つまり、運転席99の座面高さと同等の高さないしは座面高さの近傍に位置させて横架している。左側壁部87の内側面には、左側連結片144の外側面を面接させて、固定ボルト148により固定している。一方、右側壁部88の内側面には、右側連結片146の外側面を面接させて、固定ボルト148により固定している。
このように構成することで、フロントコラム85の左・右側壁部87,88の上部間に横架された棒状足載部140に、適宜、前方へ投げ出したオペレータOpのいずれか一方ないしは両方の足FL,FRを載せて、疲労の少ない楽な姿勢で各種レバーを操作することができる。そのため、長時間にわたる農作業であっても、疲労の少ない楽な操向操作姿勢を長時間にわたって保持させることができる。この際、機体が揺れた場合には、棒状足載部140に載せた足を強く突っ張ることで操作姿勢を保つことができるため、操作時の安全性を良好に確保することができる。
また、フロントコラム85の左・右側壁部87,88間の上部に横架した棒状足載部140は、フロントコラム85の補強部材としても機能させることができる。そのため、フロントコラム85に作用する捻じれ等に対する剛性を確保することができる。
(第3実施形態としての膝規制型足載部についての説明)
第3実施形態としての膝規制型足載部150は、図8に示すように、フロントコラム85の上部に配設した膝規制体152と、床部83の前中央部に配設した足載台154と、を具備している。
膝規制体152は、背面視門型の取付フレーム156と、取付フレーム156の上半部に張設した横長四角形板状の膝受片158と、膝受片158の左右側端部に連設した板状の左・右支持片160,160と、左・右支持片160,160の下部間に横架した丸棒状の横架片164と、横架片164の左右側部と取付フレーム156の左右側部間に架設した側面視コ字状の左・右側規制片166,168と、を具備している。膝受片158は、前低後高の傾斜状に配置して、オペレータOpの両膝を前方から受けるようにしている。左・右側規制片166,168は、オペレータOpの両膝を外側方から規制するようにしている。
足載台154は、背面視U字状に形成した固定側台形成片170と、背面視門型に形成して、固定側台形成片170に上方から外嵌するとともに上下位置調整自在に取り付けた可動側台形成体172と、を具備している。固定側台形成片170は、四角形板状の固定片173と、固定片173の左右側縁部から直角状に立ち上げて形成した左・右側受片174,176と、により形成している。固定片173は、床部83に固定用ボルト178により固定している。可動側台形成体172は、前高後低の傾斜状に形成した上面載置片180と、上面載置片180の左右側縁部から直角状に垂下した左・右側調整片182,184と、左・右側調整片182,184にそれぞれ形成した調整用長孔186と、調整用長孔186を介して左・右側受片174,176に左・右側調整片182,184を上下位置調整自在に連結する調整ボルト188と、により形成している。
このように構成した膝規制型足載部150では、足載台154の可動側台形成体172をオペレータOpの体格に合わせて上下位置調整し、オペレータOpが運転席99に着座して、上下位置調整した足載台154の上面載置片180の上に両足FL,FRを載せるとともに、膝規制体152の左・右側規制片166,168間に両膝を配置することができる。そして、機体が揺れた際には、上面載置片180の上で両足FL,FRを突っ張るとともに、左・右側規制片166,168に両膝を押し付けるように、両膝を広げることで、運転姿勢を保つことができる。
[走行機体の具体的な説明]
機体フレーム11の前端上部には、図1及び図12に示すように、刈取入力軸65の両端部を回転自在に横架している。刈取入力軸65には、フィーダハウス20を介して刈取部2全体を昇降動可能に支持している。70はビータ軸であり、ビータ軸70を介して刈取り穀稈投入用のビータ71を軸支している。
ビータ71は、図1に示すように、供給コンベア25の送り終端側に設けて、ビータ71によって脱穀部12の扱口に投入される。脱穀部12の扱室内には扱胴軸75を介して扱胴72を回転可能に軸支している。扱胴72の下方側には、穀粒を漏下させる受網73を張設している。なお、扱胴72の前部の外周面には、螺旋状(スクリュー羽根状)の取込み羽根74が半径方向外向きに突設されている。
選別部13には、図1に示すように、受網73の下方に配置された穀粒選別機構77を配設しており、穀粒選別機構77は、グレンパン及びチャフシーブ及びグレンシーブ及びストローラック等を有する比重選別用の揺動選別盤78と、揺動選別盤78に選別風を供給する唐箕ファン76等を備えている。扱胴72により脱穀されて受網73から漏下した脱穀物は、揺動選別盤78の比重選別作用と唐箕ファン76の風選別作用とにより、穀粒(精粒等の一番物)と、穀粒と藁の混合物(枝梗付き穀粒等の二番物)と、藁屑等に選別されて取出されるように構成している。
揺動選別盤78の下方には、穀粒選別機構77としての一番コンベア機構79及び二番コンベア機構80を備えている。揺動選別盤78及び唐箕ファン76の選別によって、揺動選別盤78から落下した穀粒(一番物)は、一番コンベア機構79及び揚穀コンベア81によって穀粒貯留部16に貯留される。穀粒と藁の混合物(二番物)は、二番コンベア機構80及び二番還元コンベア82等を介して揺動選別盤78の選別始端側に戻され、揺動選別盤78によって再選別される。藁屑等は、走行機体1後部の排塵口部14から圃場に排出されるようにしている。
走行部10は、図1,図2に示すように、走行フレーム190の前後部に駆動輪192と従動輪194を取り付け、それらの動輪の回りに履帯196を巻回している。左右一対の走行部10,10の駆動輪192,192間には、走行駆動軸を介してミッションケースを介設し、ミッションケースには、走行油圧ポンプ及び油圧モータを有する走行変速用の油圧無段変速機(これらは図示せず)を設けている。
A:コンバインA、Op:オペレータ、S:足載せ空間、15:運転部、83:床部、85:フロントコラム、90:操作レバー、97:主変速レバー、98:副変速レバー、99:運転席、110:左側足載部、120:右側足載部

Claims (3)

  1. 運転部の床部上に、操向操作具を設けたフロントコラムと運転席を前後方向に間隔をあけて配設し、
    フロントコラムには、運転席の座面高さと同等の高さに位置させて足載部を設け、足載部には、運転席に着座したオペレータが前方へ投げ出した足を載せることができるようにした農作業機が装備する運転部の足載部。
  2. 足載部は、フロントコラムの後壁に、前方に凹状の足載せ空間を形成して、足載せ空間内に前方へ投げ出したオペレータの足を収容・配置できるようにした請求項1記載の農作業機が装備する運転部の足載部。
  3. 足載部は、フロントコラムの側壁に、外側方へ張り出し状態となした使用姿勢と、折り畳み収納状態となした不使用姿勢と、の間で姿勢変更可能に取り付けた請求項1又は2記載の農作業機が装備する運転部の足載部。
JP2015198023A 2015-10-05 2015-10-05 農作業機が装備する運転部の足載部 Pending JP2017070220A (ja)

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