JP2017069828A - 支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】建物の所有者や管理者に、設置された消防用品や消防用設備において発生する定期的な部品交換や点検といった定期保守の内容と時期とを事前に通知して、その維持管理を支援することができる支援システムを得ることを目的とする。さらに、上記建物の所有者や管理者が、通知された定期保守を容易に段取りできるようにする。【解決手段】支援システムは、建物毎の宛先を格納する宛先情報格納手段と設備状況情報を格納する設備状況格納手段と期限情報を格納する期限情報格納手段とを有し、前記設備状況情報と前記期限情報とに基づいて、所定期間内に定期保守が発生する建物と、当該建物で前記定期保守の対象となる消防用設備用品とその期限情報とを特定し、当該建物の管理者が所持する端末装置へ通信回線を介して能動的に通知する支援装置を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、防火対象物である建物における防火管理を支援する技術に関し、特に建物に設置された消防用品・消防用設備の定期保守管理を支援する技術に関する。
従来、防火対象物である建物に設置された消防用品や消防用設備では、用いている部品や装置が時間の経過とともに劣化・摩耗するものがあり、設置された消防用品や消防用設備の更新時期まで適正な状態で維持管理するためには、故障が発生した時点ではなく、定期的に交換を行うことが予防安全の観点から推奨されている。例えば、一般社団法人日本火災報知機工業会は、自動火災報知設備等に使用する定期交換部品を例示し、推奨する交換年数を告知している。例えば、スイッチング電源は5年、無停電電源装置本体は6年、冷却ファンは3年、ニッケルカドミウム蓄電池は5年、LCDディスプレイは5年、プリンタは5年、等である。
また、従来、消防法等の法令によって、消防用設備や消防用品の設置が義務付けられている防火対象物である建物の所有者や管理者は、消防署に消防計画の届出を行い、設置されている消防用設備や消防用品の保守点検を定期的に実施して報告するといった防火管理を行わなければならない。
上述のような状況において、建物の所有者や管理者は、消防用設備や消防用品の点検を専門的に行っている業者等から情報を得たり、書籍やWebサイト等の資料を自ら調査したりすることによって、上記建物に設置されている消防設備や消防用品の定期点検や、定期交換部品の交換に関する情報を得ている。
一方、顧客の備蓄品と保管場所と有効期限とを記憶する備蓄品データベースを設け、有効期限が近付いた要交換備蓄品情報をコンピュータで抽出してリストアップし、このリストに基づいて交換用備蓄品を配送して交換する管理方法の発明がある(特許文献1)。この発明によれば、備蓄品は有効期限を迎える前に交換されるが、有効期限が近付く度に業者が勝手に行うものであって、そのときに備蓄品更新の予算が用意されているとは限らない。また、防火対象物である建物に設置された消防用品や消防用設備について、定期点検や定期交換部品の交換といった、定期保守管理を行うものではない。
このように、防火対象物である建物に設置されている消防用品や消防用設備の保守点検や定期交換部品の交換について、その建物の所有者や管理者が事前に情報を把握し、予算計上も含めて計画的に実施することには困難な面があった。
他方、消防用設備や消防用品を設置した防災事業者に、これらを適正な状態で維持管理する機会が与えられない場合がある。例えば、点検業者によっては、正常に動作することは適正に確認されるとしても、定期交換部品の交換までもが適正に実施されるとは限らない。また、このような点検業者に点検を行わせた建物の所有者や管理者は、定期交換部品を交換せねばならない時期となっても、これを知らされない虞がある。
特開2009−193151号公報
本発明は、上記課題に鑑み、防火対象物である建物の所有者や管理者に、設置された消防用品や消防用設備において発生する定期的な部品交換や点検といった定期保守の内容と時期とを事前に通知して、その維持管理を支援することができる支援システムを得ることを目的とする。さらに、上記建物の所有者や管理者が、通知された定期保守を容易に段取りできるようにする。
(1)上述した課題を解決するため、本発明に係る支援システムは、通信回線を介して建物に設置されている消防用設備用品に発生する定期保守の情報を発信する支援装置と、前記建物毎の管理者が所持し、前記通信回線を介して前記定期保守の情報の提供を受けて表示出力する端末装置と、を備える支援システムであって、前記支援装置は、複数の前記端末装置毎に固有の端末識別子が前記建物と関連付けて格納されている宛先情報格納手段と、前記建物毎に設置されている消防用設備用品の設備状況情報として前記建物と関連付けて格納されている設備状況格納手段と、前記消防用設備用品毎に発生する前記定期保守の内容と時期とが期限情報として格納されている期限情報格納手段と、前記設備状況情報と前記期限情報とに基づいて、所定期間内に前記定期保守が発生する建物と、当該建物で前記定期保守の対象となる消防用設備用品とその期限情報とを特定する期限管理手段と、前記期限管理手段が特定した前記建物に対応する端末識別子を前記宛先情報格納手段から取得して宛先とするとともに、当該建物における前記定期保守の対象とその期限情報とに基づいて、前記宛先に対する前記定期保守の情報を通知情報として生成する通知情報生成手段と、前記宛先の端末装置に対して前記通知情報を発信し取得させる通知手段と、を有し、前記端末装置は、前記支援装置から前記通知情報を取得する受付手段と、該受付手段が取得した前記通知情報を出力表示する通知制御手段とを有することを特徴とするものである。
(2)また、上述した課題を解決するため、本発明に係る支援システムは、通信回線を介して建物に設置されている消防用設備用品に発生する定期保守の情報を発信する支援装置と、前記建物毎の管理者が所持し、前記通信回線を介して前記定期保守の情報の提供を受けて表示出力する端末装置と、を備える支援システムであって、前記支援装置は、複数の前記端末装置毎に固有の端末識別子が前記建物と関連付けて格納されている宛先情報格納手段と、前記建物毎に設置されている消防用設備用品の設備状況情報として前記建物と関連付けて格納されている設備状況格納手段と、前記消防用設備用品毎に発生する前記定期保守の内容と時期とが期限情報として格納されている期限情報格納手段と、前記設備状況情報と前記期限情報とに基づいて、所定期間内に前記定期保守が発生する建物と、当該建物で前記定期保守の対象となる消防用設備用品とその期限情報とを特定する期限管理手段と、前記期限管理手段が特定した前記建物に対応する端末識別子を前記宛先情報格納手段から取得して宛先とするとともに、当該建物における前記定期保守の対象とその期限情報とに基づいて、前記宛先に対する前記定期保守の情報を通知情報として生成するとともに当該通知情報を識別する情報識別子を生成する通知情報生成手段と、前記宛先の端末装置に対して前記情報識別子をプッシュ通知するようにプッシュ通知装置に発信要求するとともに、前記情報識別子に対応する前記通知情報を当該端末装置に取得させる通知手段と、を有し、前記端末装置は、前記プッシュ通知装置から前記通信回線を介してプッシュ通知された前記通知情報を識別する情報識別子を取得する受付手段と、該受付手段が取得した前記情報識別子に基づいて、前記通信回線を介して前記支援装置と相互通信を行うことで前記支援装置から前記情報識別子に対応する前記通知情報の提供を受けて出力表示する通知制御手段とを有することを特徴とするものである。
(3)また、本発明に係る支援システムは、(1)、(2)において、前記支援装置は、前記定期保守を実施するための工程とその標準的所要期間とを標準工程として格納している標準工程格納手段と、前記定期保守を実施可能な時期を管理情報として格納している管理情報格納手段と、前記定期保守の実施申込を取得する受付手段と、前記標準工程と前記管理情報とに基づいて、前記受付手段が取得した前記実施申込が実施可能かを判定する工程管理手段と、をさらに有し、前記端末装置は、前記定期保守の実施申込を前記支援装置へ発信する要求手段をさらに有し、前記支援装置の前記工程管理手段は、前記実施申込が実施可能と判断したときに当該実施申込を受け付け、受け付けた前記実施申込に対応する実施時期を前記管理情報格納手段の実施可能な時期から抹消して新たな実施申込による二重の実施申込の受け付けを防止するとともに、前記通知情報生成手段に前記実施申込結果を通知情報として生成させる、前記通知手段に前記実施申込の発信元の端末装置の端末識別子を宛先として前記通知情報を通知するように発信させ、前記端末装置の通知制御手段は、前記支援装置から当該通報情報として前記実施申込結果の提供を受けて出力表示することを特徴とするものである。
(4)また、本発明に係る支援システムは、(1)、(2)において、前記支援装置は、前記宛先情報格納手段が、前記建物の定期保守を担う保守点検事業者が所持する端末装置の端末識別子を、前記建物および前記建物の管理者が所持する端末装置の端末識別子と関連付けて格納し、前記建物の管理者が所持する端末装置からの前記定期保守の実施申込と、前記保守点検事業者が所持する端末装置からの前記実施申込に対する応答とを取得する受付手段と、前記受付手段が取得した前記実施申込に対する前記応答に基づいて当該実施申込が実施可能かを判定する工程管理手段と、をさらに有し、前記端末装置は、前記定期保守の実施申込を前記支援装置へ発信する要求手段をさらに有し、前記支援装置の前記工程管理手段は、前記実施申込が実施可能と判断したときに当該実施申込を受け付け、前記通知情報生成手段に前記実施申込結果を通知情報として生成させ、前記通知手段に前記実施申込の発信元の端末装置を宛先として前記通知情報を通知するように発信させ、前記端末装置の通知制御手段は、前記支援装置から当該通知情報として前記実施申込結果の提供を受けて出力表示することを特徴とするものである。
(5)また、本発明に係る支援システムは、(3)、(4)において、前記支援装置の前記宛先情報格納手段は、前記建物の定期保守を担う保守点検事業者が所持する端末装置の端末識別子を、前記建物および前記建物の管理者が所持する端末装置の端末識別子と関連付けて格納しており、前記支援装置の前記通知手段は、前記実施申込の発信元である端末装置の端末識別子と前記保守点検事業者が所持する端末装置の端末識別子とを宛先として前記実施申込結果に対応する通知情報を発信し、前記実施申込の発信元の端末装置と前記保守点検事業者が所持する端末装置の通知制御手段は、前記支援装置から当該通知情報として前記実施申込結果の提供を受けて出力表示することを特徴とするものである。
(6)また、本発明に係る支援システムは、(1)〜(5)において、前記支援装置は、前記受付手段が前記端末装置から点検または工事に関する作業の予定と進捗状況の登録要求をさらに受け付け、受け付けた前記予定または前記進捗状況とを工程情報として前記管理情報格納手段にさらに格納し、前記受付手段が前記端末装置から工程情報の閲覧要求を受け付けると、前記通知情報生成手段が前記工程情報に基づいて通知情報を生成し、前記通知手段が前記閲覧要求の発信元の端末装置を宛先として前記工程情報に対応する通知情報を発信し、前記端末装置は、前記支援装置に対して前記工程情報の受け付けと前記工程情報の閲覧とを要求する要求手段を有し、前記閲覧要求の発信元である端末装置の通知制御手段は前記支援装置から当該通知情報として前記工程情報の提供を受けて出力表示することを特徴とするものである。
(7)また、本発明に係る支援システムは、(6)において、前記支援装置の工程管理手段は、前記予定に対して前記進捗状況が所定期間を超えて遅延すると、遅延している作業に関する遅延情報を通知情報として前記通知情報生成手段に生成させ、当該遅延が発生している建物に対応する端末装置の端末識別子を宛先情報格納手段から取得して宛先とし前記通知情報を発信し、前記宛先の端末装置は、前記通知制御手段が前記支援装置から当該通知情報として前記遅延情報の提供を受けて出力表示することを特徴とするものである。
(8)また、本発明に係る支援システムは、(1)〜(7)において、前記支援装置は、クラウドコンピューティングシステムの機能によって構成されたことを特徴とするものである。
上記(1)、(2)の構成の支援システムによれば、防火対象物である建物の管理者に、設置された消防用品や消防用設備において発生する定期的な部品交換や点検といった定期保守の内容と時期とを事前に通知して、その維持管理を支援することができる。さらに、上記(2)の構成の支援システムによれば、上記定期保守の内容と時期とを事前かつ迅速に通知することができる。
また、上記(3)の構成の支援システムによれば、上記建物の管理者からの通知された定期保守の実施申込に対して、実施可能な時期であれば実施申込を受け付けるので、上記建物の管理者は通知された定期保守を容易に段取りすることができる。
また、上記(4)の構成の支援システムによれば、上記建物の管理者からの通知された定期保守の実施申込は、実施可能である旨の保守点検事業者からの応答に基づいて受け付けられるので、上記建物の管理者は通知された定期保守を容易に段取りすることができる。
また、上記(5)の構成の支援システムによれば、通知された定期保守に関して上記建物の管理者からの実施申込が受け付けられたとき、保守点検事業者が所持する端末装置にも実施申込結果が通知されるので、保守点検事業者は定期保守の実施申込が受け付けられたことを迅速に把握することができ、定期保守の実施の打合せや受注といった営業活動を速やかに開始することができる。ひいては、上記建物の管理者は、定期保守に関する予算計上を早期に検討することが可能となる。
また、上記(6)の構成の支援システムによれば、定期保守等の作業の予定と進捗状況を容易に把握することができる。
また、上記(7)の構成の支援システムによれば、定期保守等の作業の遅れや作業忘れを容易に把握することができる。
また、上記(8)の構成の支援システムによれば、ネットワーク上のクラウドサーバを増設することにより、支援システムの規模を容易に拡大することができる。また、端末装置からの支援装置へのアクセスを複数のクラウドサーバに分散させることで、アクセスが集中して機能不全に陥ることを防止することができる。
本発明に係る支援システムの構成を説明する図である。 本発明に係る支援装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 本発明に係る通知装置の構成を示すブロック図である。 上記支援装置の宛先情報格納部に記憶されるデータ構造を示す図である。 上記支援装置の設備状況格納部に記憶されるデータ構造を示す図である。 上記支援装置の期限情報格納部に記憶されるデータ構造を示す図である。 上記支援装置の標準工程格納部に記憶されるデータ構造を示す図である。 上記支援装置の管理情報格納部に記憶される履歴のデータ構造を示す図である。 本発明に係る支援システムにおいて、定期保守が発生することを通知する動作のフロー図である。 本発明の変形例の支援システムにおいて、定期保守の実施を申し込む動作のフロー図である。 本発明の変形例の支援システムにおいて、定期保守の申込結果を通知する動作のフロー図である。 本発明の変形例の支援システムにおいて、定期保守の申し込みを確定させる動作のフロー図である。 本発明の変形例の支援システムが管理する、改修箇所の異常を一時的に遮断した自動火災報知設備の構成を説明する図である。
1.実施形態
1−1.支援システム100の構成
まず、本発明に係る支援システム100の構成を図1に基づいて説明する。支援システム100は、支援装置としての支援サーバ1と、防火対象物である建物(建物a〜c)の所有者または管理者(Ha、Hb、Hc)が所持する、少なくとも1つの端末装置2と、通知装置としての通知サーバ3とが、通信回線4を介して互いに通信する構成を備える。支援サーバ1は、建物に設置されている消防用品や消防用設備やその機器に発生する定期保守の情報を発信する装置または装置群である。上記消防用品や上記消防用設備やその機器は、説明の簡便のため、以降は消防用設備用品と称する。また、上記建物の所有者または管理者は、説明の簡便のため、以降は建物の管理者と称する。すなわち、本発明に係る「消防用設備用品」とは、防火対象物として消防法等で設置や点検を義務付けられている消防用品、消防用設備、消防用設備を構成する装置・機器を含むものを示す。また、本発明に係る「建物の管理者」とは、防火対象物である建物の所有者または管理者であり、防火責任者や防火管理者は、その一例である。図1中、上記建物の管理者以外のHmが所持する端末装置2については、本実施形態では使用しない(変形例で後述する)。
通信回線4は、インターネット、IMT−2000に準拠した無線通信網、iEEE802.11に準拠する無線LAN、等の通信網である。そして、通信回線4は、端末装置2とは無線通信で、支援サーバ1とは有線通信または無線通信で、通知サーバ3とは有線通信または無線通信で、それぞれ接続される。
支援サーバ1は、建物に設置されている消防用設備用品に発生する定期保守の情報を発信する装置または装置群である。支援サーバ1は、通信回線4を介して、通知サーバ3、端末装置2のそれぞれと互いに通信する。支援サーバ1が発信する定期保守の情報は通知情報として、後述する通知サーバ3を介したプッシュ通知に基づいて、能動的に端末装置2に取得され表示される。
通知サーバ3は、端末装置2に対してプッシュ通知を実行する通知装置の一例である。ここで、プッシュ通知とは、通知サーバ3が端末装置2からのリクエストによらずに能動的に端末装置2に対して情報を通知する仕組みである。そして、通知サーバ3は、通信回線4を介して、支援サーバ1、端末装置2のそれぞれと互いに通信する。換言すると、通知サーバ3は、プッシュ通知により、必要な情報を能動的に端末装置2に表示させるために用いられる。
通知サーバ3には、プッシュ通知のサービスを提供している既存の通知サーバ3を流用することができる。この場合には、本実施形態における支援システム100の構成から、通知サーバ3が除かれることとなり、本実施形態における通報システム100は、支援サーバ1、および複数の端末装置2のそれぞれが、通信回線4を介して相互に通信できる構成を備えるとともに、通信回線4に接続された既存の通知サーバ3を流用する構成となる。
端末装置2は、通信回線4を介して、支援サーバ1、通知サーバ3のそれぞれと互いに通信する可搬型の端末装置であり、スマートフォン、タブレット端末、ウェラブル端末等はその一例である。そして、端末装置2は、支援サーバ1からのプッシュ通知による通知情報を出力し、支援サーバ1に対する要求や応答を入力する制御プログラムとしての防災アプリケーション(以下、防災アプリと称す)がインストールされる。
1−2.支援サーバ1の構成
ここで、支援システム100を構成する支援装置としての支援サーバ1の構成について、図2に基づいて説明する。支援サーバ1は、防火対象物である建物の管理者に、設置された消防設備用品において発生する定期的な部品交換や点検といった定期保守の内容と時期とを事前に通知して、その維持管理を支援するための装置であり、制御手段としての制御部11と、記憶手段としての記憶部12と、通信手段としての通信部13とを有する。支援サーバ1は、クラウドコンピューティングの機能によって構成されるクラウドサーバであってもよい。支援サーバ1をクラウドサーバとする例は、後述する変形例6に示す。
1−2−1.通信部
通信部13は、通信回線4を介して端末装置2および通知サーバ3と制御情報等を通信するインターフェースである。なお、通信部13は、通信回線4とは有線通信で接続してもよいし、無線通信で接続するようにしてもよい。このように、支援サーバ1の通信部13をネットワーク経由等の通信回線4を介して通信させることにより、防火対象物である建物の外部に支援サーバ1を設けることが可能である。なお、支援サーバ1は、端末装置2との間で互いに識別して通信を確立するために、端末装置2が端末識別子を有して、これを後述する記憶部12に記憶するようにしてもよい。
1−2−2.記憶部
記憶部12は、ROM、フラッシュメモリ、ハードディスク等の不揮発性の記憶手段であり、消防用設備用品の維持管理活動を支援するための処理を実行するプログラムを記憶する。また、記憶部12は、宛先情報格納部121と、設備状況格納部122と、期限情報格納部123の記憶領域を有する。なお、図2中の標準工程格納部124と管理情報格納部125は本実施形態では用いない(変形例で後述する)。
宛先情報格納部121は、端末装置2毎に固有の端末識別子が建物と関連付けて格納されている宛先情報格納手段である。宛先情報格納部121に格納されるデータ構造の一例を図5に示す。ここでは、例えば、施設としての建物a、b、cに関連付けてそれぞれの施設宛先として端末装置2のデバイストークンHa、Hb、Hcが格納されている。ここに、デバイストークンとは、後述する通知サーバ3が端末装置2を識別してプッシュ通知を実行するための端末識別子の一例である。なお、支援サーバ1は、端末装置2との間で互いに識別して通信を確立するために、端末装置2がデバイストークンとは異なる端末識別子としての端末IDを有して、これをデバイストークンとともに建物と関連付けて宛先情報格納部121に記憶するようにしてもよい。また、図5中の施設担当宛先として格納されているデバイストークンHmは、本実施形態では用いない(変形例で後述する)。
また、設備状況格納部122は、建物毎に設置されている消防用設備用品が設備状況情報として建物と関連付けて格納されている設備状況格納手段である。設備状況格納部122に格納されるデータ構造の一例を図6に示す。ここでは、例えば、建物aには自火報設備の火災受信機が設置されており、その機種と数量と設置日と最終点検日とが関連付けて一つのレコードとして格納されている。そして、その他の装置等それぞれにレコードとしてのデータが格納されている。さらに、一つのレコード毎に、定期保守(例えば、定期交換を要する機器の定期交換)を実施した最終定期保守日の履歴を関連付けて格納するようにすると、後述する期限情報の定期保守周期(後述する、図7の実施間隔に相当)より、次の定期保守を実施すべき時期を把握することができる(図示せず)。ただし、最終定期保守日をこのように格納すると、一つのレコードに格納されている消防用設備用品で定期保守対象機器(後述する、図7の実施対象に相当)の定期保守を一斉に実施せねば管理できないので、定期保守周期が同じ場合に限る。そこで、一つのレコードに格納されている消防用設備用品について、定期保守周期が異なる機器が備わっている場合は、それぞれの定期保守対象機器に関する最終定期保守日の履歴を格納する、定期保守履歴としてのサブテーブルを設けるとよい(図示せず)。あるいは、上記サブテーブルを設ける代わりに、定期保守対象機器毎に設備状況格納部122のレコードを設けるようにしてもよい。これらの設備状況情報により、定期保守を把握するために必要な、建物毎に設置されている消防用設備用品の詳細な情報を得ることができるようになっている。
また、期限情報格納部123は、消防用設備用品毎に発生する定期保守の内容と時期とが期限情報として格納されている期限情報格納手段である。期限情報格納部123に格納されるデータ構造の一例を図7に示す。ここでは、例えば、設備としての自火報設備(自動火災報知設備)の、装置としての火災受信機の、特定に機種について、そのスイッチング電源が実施対象として、5年間隔(実施間隔)で定期交換の対象となっていることが一つのレコードとして格納されている。そして、その他の装置等それぞれにレコードとしてのデータが格納されている。これらの期限情報により、定期保守を把握するために必要な、装置毎に発生する定期保守の詳細な情報を得ることができるようになっている。そして、この期限情報と上述した設備状況情報とに基づいて、定期保守が発生する建物とその定期保守の実施対象とを把握することを可能とし、定期保守の情報を得ることができるようになっている。
1−2−3.制御部
制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムに基づいて支援サーバ1の各部の動作を制御する制御手段である。制御部11は、図示せぬCPU等の演算処理装置を備え、その機能的構成として、期限管理部112と、通知情報生成部114と、通知部115と、を備える。なお、図2中の受付部111と工程管理部113は本実施形態では用いない(変形例で後述する)。
期限管理部112は、設備状況格納部122に格納されている設備状況情報と期限情報格納部123に格納されている期限情報とに基づいて、所定期間内に定期保守が発生する建物と、当該建物で前記定期保守の対象となる消防用設備用品とその期限情報とを特定する期限管理手段である。
通知情報生成部114は、期限管理部112が特定した建物に対応する端末識別子としてのデバイストークンを宛先情報格納部121から取得して宛先とするとともに、期限管理部112が特定した当該建物における定期保守の対象とその期限情報とに基づいて、前記宛先に対する前記定期保守の情報を通知情報として生成するとともに当該通知情報を識別する情報識別子を生成する通知情報生成手段である。
通知部115は、前記宛先の端末装置2に対して前記情報識別子をプッシュ通知するようにプッシュ通知装置である通知サーバ3に発信要求するとともに、前記情報識別子に対応する前記通知情報を当該端末装置2に取得させる通知手段である。
1−3.端末装置2の構成
次に、支援システム100を構成する端末装置2の構成について、図3に基づいて説明する。図3は端末装置2の構成を示すブロック図である。
端末装置2は、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、表示部24と、操作部25とを有する。端末装置2は、建物の管理者が所持する携帯型の端末装置であり、例えばスマートフォンやタブレット端末やウェラブル端末等である。なお、端末装置2は、通知サーバ3との間で互いに識別して通信を確立するために、端末識別子としてのデバイストークンを備えて後述する記憶部22に記憶する。また、端末装置2は、支援サーバ1との間で互いに識別して通信を確立するために、デバイストークンとは異なる端末識別子としての端末IDを備えて後述する記憶部22に記憶するようにしてもよい。
1−3−1.通信部
通信部23は、通信回線4を介して支援サーバ1と通信を行うための通信手段であり、無線通信によって通信回線4と接続するインターフェースである。
1−3−2.表示部
表示部24は、液晶などを利用した画面241を備え、制御部21からの指示に応じてこの画面241に画像が表示される表示手段である。例えば支援サーバ1から出力された端末表示情報に基づく画像が表示される。
1−3−3.操作部
操作部25は、当該端末装置2を所持する建物の管理者が、表示部24の表示を選択操作したり、情報を発信する操作をしたりする操作手段であり、例えばタッチパネル251を有する。タッチパネル251は、例えば操作者の指などの指示体によって操作され、表示部24の画面241に重なる領域における位置を指示する操作者の操作を検出する。タッチパネル251は例えば、画面241に重ねられた透明な静電容量方式のタッチパネルである。
1−3−4.記憶部
記憶部22は、フラッシュメモリやSSD(ソリッドステートドライブ)などの不揮発性の記憶手段であり、制御部21のCPUに読み込まれて実行されるプログラムを記憶する。なお、記憶部22には、通知サーバ3から識別されるための端末識別子としてデバイストークンが記憶される。デバイストークンは、予め登録されていてもよいし、また、通知サーバ3との間で、各種項目の設定登録作業を行うことにより、記憶部22に記憶されるようにしてもよい。また、記憶部22には、支援サーバ1から識別されるための端末識別子としての端末IDが記憶されるようにしてもよい。この端末IDは、予め登録されていてもよいし、また、支援サーバ1との間で、各種項目の設定登録作業を行うことにより、記憶部22に記憶されるようにしてもよい。
1−3−5.制御部
制御部21は、図示せぬ演算処理装置としてのCPU等を有し、CPUが記憶部22等に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより端末装置2の各部を制御する制御手段である。制御部21は、機能的構成として、受付部211と、通知制御部213と、を備える。図3中の要求部212は、本実施形態では用いない(変形例で後述する)。
受付部211は、前記プッシュ通知装置としての通知サーバ3から通信回線4を介してプッシュ通知された通知情報を識別する情報識別子を取得する受付手段である。
通知制御部213は、受付部211が取得した情報識別子に基づいて、通信回線4を介して支援サーバ1と相互通信を行うことで支援サーバ1から前記情報識別子に対応する通知情報の提供を受けて出力するように制御する通知制御手段である。例えば、表示部24に通知情報を出力する。
1−4.支援システム100の動作
次に本発明に係る支援システム100の動作について、図10に基づいて説明する。支援サーバ1は、設備状況格納部122に格納されている設備状況情報と期限情報格納部123に格納されている期限情報とに基づいて、所定期間内に定期保守が発生する建物と、当該建物で前記定期保守の対象とその期限情報とを、期限管理部112が特定する(S001)。すなわち、所定期間内に発生する定期保守を要対応事象として特定するものである。例えば、特定機種の火災受信機が有しているスイッチング電源が5年毎の定期交換の対象であることを期限情報格納部123に期限情報(例えば、図7の最上段のレコード)で特定し、設備状況格納部122を参照して(例えば、図6の最上段のレコードを参照して)、建物aの火災受信機1台が定期保守の対象であることを特定する。上記所定期間は適宜定めることができるが、例えば上記所定期間を1年と定めると、1年以内に定期保守を要する建物とその消防設備用品とその期限とを特定することができる。ひいては、建物の管理者が、予め定期保守の費用を予算計上すること等、計画的に定期保守を実施することを可能とする。なお、上記設備状況情報と上記期限情報とは、予め、それぞれ設備状況格納部122と期限情報格納部123に登録して格納しておく。例えば、設備状況情報は、竣工時期にあわせて、消防用設備用品毎に設備状況格納部122のレコードを作成しておく。図6に示した例では、施設と設備と装置と機種と数量と設置日とを格納しておく。また、点検を実施した場合は最終点検日を更新し、定期保守を実施した場合は最終定期保守日を更新しておく。これらの作業は、施工または点検の実施者が所持する端末装置2を介して行ってもよいし、これらの者からの申告に基づいて、支援サーバ1のオペレータが行ってもよい。また例えば、期限情報は、製品の販売開始時期にあわせて、期限情報格納部123のレコードを作成しておく。図7に示した例では、設備と装置と機種と実施対象と実施内容と実施間隔とを格納しておく。この作業は、例えば支援サーバ1のオペレータが行うとよい。
次に、通知情報生成部114が、期限管理部112が特定した建物に対応するデバイストークンを宛先情報格納部121から取得して(例えば、図5の最上段のレコードを参照して、建物aのデバイストークンHaを取得して)宛先とするとともに、期限管理部112が特定した当該建物(例えば、建物a)における定期保守の対象(例えば、火災受信機○○○○○○のスイッチング電源)とその期限情報(例えば、火災受信機○○○○○○のスイッチング電源は、実施間隔5年で定期交換すること)とに基づいて、前記宛先(例えば、建物a)に対する前記定期保守の情報(例えば、火災受信機○○○○○○のスイッチング電源は、あと1年で、実施間隔5年の定期交換時期となること)を通知情報として生成するとともに当該通知情報を識別する情報識別子を生成する(S002)。そして、通知部115は、前記宛先の端末装置2に対して前記情報識別子をプッシュ通知するように通知サーバ3に発信要求する(S003)。
通知サーバ3は、支援サーバ1から自己宛の発信要求を受け付け(S004)、デバイストークンで特定される宛先(例えば、デバイストークンHaで特定される建物a)の端末装置2に対して前記情報識別子を発信することによって、前記情報識別子に対応する通知情報を当該端末装置2に支援サーバ1から取得させるプッシュ通知を実行する(S005)。
上記デバイストークンで宛先とされた端末装置2は、通知サーバ3からの上記プッシュ通知を受付部211が受け付け、その通知情報より上記情報識別子を取得する(S006)。そして、受付部211が受け付けた当該情報識別子に基づいて、通知制御部213は通信回線4を介して支援サーバ1にアクセスするように制御する(S007)。
上記アクセスを受けた支援サーバ1は、当該端末装置2のアクセスを許可し(S008)、上記情報識別子に対応する通知情報(例えば、火災受信機○○○○○○のスイッチング電源は、実施間隔5年で定期交換すること)を出力する(S009)。このとき、支援サーバ1は、発信要求した宛先としてのデバイストークン、あるいは、これに対応する上記端末IDに基づいて、端末装置2のアクセスを認証するようにしてもよい。なお、定期保守の実施対象が複数である場合は、これら複数の実施対象についての定期保守情報毎に情報識別子を生成して端末装置2へ通知するようにしてもよいし、上記複数の定期保守情報を一つの通知情報とし、これに対する情報識別子を生成して端末装置2へ通知するようにしてもよい。後者の場合、例えば、支援サーバ1をWebサーバとして機能させて生成するWebサイト上に、上記複数の定期保守情報を列記したWebページを設け、当該URLが前記情報識別子で特定されるようにする。
支援サーバ1にアクセスした端末装置2の通知制御部213は、上記情報識別子に対応する通知情報を支援サーバ1から取得して、これを表示部24が画面241に出力する(S110)。つまり、端末装置2は、受付部211が通知サーバ3から取得した情報識別子に基づいて、通信回線4を介して支援サーバ1と相互通信を行うことで、支援サーバ1から上記情報識別子に対応する通知情報の提供を受けて出力表示する。
上記実施形態の支援システム100によれば、防火対象物である建物の管理者に、設置された消防用品や消防用設備において発生する定期的な部品交換や点検といった定期保守の内容と時期とを事前に通知して、その維持管理を支援することができる。
2.変形例
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
2−1.変形例1
上述した実施形態の支援システム100を利用して、定期保守の通知を受けた建物の管理者が、その定期保守の実施を申し込むことができるように変形することができる。以下に、その変形の一例の構成とその動作について説明する。
2−1−1.支援サーバ1の構成と動作
本変形例の支援サーバ1は、上述した実施形態の構成に加え、記憶部12が、さらに標準工程格納部124と管理情報格納部125とを備え、また、制御部11がさらに受付部111と工程管理部113とを備える(図2を参照)。標準工程格納部124は、定期保守を実施するための工程とその標準的所要期間とを標準工程として予め格納している標準工程格納手段である。図8に示すデータ構造はその一例であり、定期保守の実施対象毎に設けられるレコードに、実施内容と、実施対象と、機種と、手配日数と、作業日数と、期限前通知時期と、が格納されている。また、管理情報格納部125は、定期保守を実施可能な時期を管理情報として予め格納している管理情報格納手段である。この定期保守を実施可能な時期は、例えばカレンダー上に○で記載され、それ以外の時期を選択できないように形成される(図示せず)。また、受付部111は、端末装置2からの定期保守の実施申込を取得する受付手段である。また、工程管理部113は、前記標準工程と前記管理情報とに基づいて、受付部111が取得した端末装置2からの定期保守の実施申込が実施可能かを判定する工程管理手段である。例えば、建物aの該当する端末装置2から、火災受信機○○○○○○のスイッチング電源の定期交換の実施申込があった場合、申込のあった日から、手配日数が経過した後の実施時期の希望であれば実施可能であると判定される(それ以前には、部品としてのスイッチング電源を手配できない)。
工程管理部113は、受け付けた定期保守の実施申込が実施可能と判断したときに当該実施申込を受け付ける。このとき、工程管理部113は、受け付けた定期保守の実施申込に対応する実施時期を、管理情報格納部125の実施可能な時期から抹消するようにしておくとよい。例えば、上述したカレンダー上の○を消去する。このように、受け付けた定期保守の実施申込の実施時期を、管理情報格納部125の実施可能な時期から抹消することによって、端末装置2からの新たな定期保守の実施申込による二重の実施申込の受け付けを防止することができる。次に、通知情報生成部114は、前記実施申込が受け付けられたことを示す実施申込結果を通知情報として生成するとともに当該通知情報を識別する新たな情報識別子を生成する。そして、通知部115は、受け付けた実施申込の発信元である端末装置2のデバイストークンを宛先として、通知情報生成部114が生成した実施申込結果に対応する情報識別子をプッシュ通知するように、通知サーバ3に対して通信部13に発信要求させる。なお、通知した定期保守の通知情報に関する履歴としての管理情報を、管理情報格納部125に格納してもよい。図9に示すデータ構造はその一例で、
について、通知情報毎に、通知内容と、通知日と、申込受付日または申込仮受付日と、申込確定日と、実施予定日とが格納されている。
すなわち、本変形例の支援サーバ1は、上述した実施形態の構成に加えて、定期保守を実施するための工程とその標準的所要期間とを標準工程として格納している標準工程格納部124と、前記定期保守を実施可能な時期を管理情報として格納している管理情報格納部125と、前記定期保守の実施申込を取得する受付部111と、前記標準工程と前記管理情報とに基づいて、受付部111が取得した前記実施申込が実施可能かを判定する工程管理部113と、をさらに有し、支援サーバ1の工程管理部113は、前記実施申込が実施可能と判断したときに当該実施申込を受け付け、受け付けた前記実施申込に対応する実施時期を管理情報格納部125の実施可能な時期から抹消して新たな実施申込による二重の実施申込の受け付けを防止するとともに、通知情報生成部114に前記実施申込結果を通知情報として生成させるとともに当該通知情報を識別する新たな情報識別子を生成させ、通知部115は前記実施申込の発信元の端末装置2の端末識別子としてのデバイストークンを宛先として前記実施申込結果に対応する情報識別子をプッシュ通知するように、通知サーバ3に対して通信部13に発信要求させるものである。
2−1−2.端末装置2の構成と動作
本変形例の端末装置2は、上述した実施形態の構成に加え、支援サーバ1から通知された定期保守について、その実施申込を支援サーバ1へ発信する要求手段としての要求部212をさらに備える(図3を参照)。支援サーバ1から通知された定期保守の実施申込を要求部212より支援サーバ1へ発信した端末装置2は、受付部211が通知サーバ3から通信回線4を介してプッシュ通知された実施申込結果としての通知情報を識別する情報識別子を取得すると、受付部211が取得した情報識別子に基づいて、通信回線4を介して支援サーバ1と相互通信を行うことで支援サーバ1から前記情報識別子に対応する実施申込結果としての通知情報の提供を受けて出力するように通知制御部213が制御し、当該通知情報を表示部24が表示出力する。
すなわち、本変形例の端末装置2は、上述した実施形態の構成に加えて、支援サーバ1から通知された定期保守の実施申込を支援サーバ1へ発信する要求部212をさらに有し、受付部211が、当該実施申込を支援サーバ1に受け付けられたことを示す実施申込結果としての通知情報を識別する情報識別子を受け付けると、通知制御部213は、当該情報識別子に基づいて支援サーバ1から前記実施申込結果としての通知情報の提供を受けて出力表示するものである。
2−1−3.支援システム100の動作
次に、本変形例の支援システム100の動作について、図11および図12に基づいて説明する。支援サーバ1から通知された定期保守について、建物の管理者がその実施を申し込む場合、端末装置2の操作部25を操作して要求部212から支援サーバ1へ実施申込を発信する。本変形例では、この実施申込は実施可能時期情報を支援サーバ1から送信するように要求する送信要求として発信される(S101)。なお、端末装置2の表示部24に支援サーバ1からの定期保守の通知情報を表示するとき、実施申込を行うための操作ボタンを通知情報とともに表示させ、当該操作ボタンを操作することによって実施申込ができるようにしておいてもよい。また、端末装置2の操作部25を操作することによって、実施申込をする定期保守の情報を支援サーバ1から随時呼び出せるようにしておき、上記同様の実施申込の操作ボタンを表示部24に表示させ、当該操作ボタンを操作することによって実施申込ができるようにしておいてもよい。
端末装置2からの実施可能時期情報の上記送信要求は、支援サーバ1の受付部111に受け付けられる(S102)。受付部111が受け付けた実施可能時期情報の送信要求により、支援サーバ1の通知情報生成部114は、管理情報格納部125を参照して定期保守を実施可能な時期を示す通知情報を生成するとともに当該通知情報に対応する情報識別子を生成する。そして、通知部115は、上記送信要求の発信元である端末装置2のデバイストークンを宛先として通知情報生成部114が生成した上記情報識別子をプッシュ通知するように、通知サーバ3に対して通信部13に発信要求させる(S103)。通知サーバ3は、この発信要求を受け付け(S104)、上記デバイストークンを宛先として上記情報識別子を宛先とされた端末装置2に向けて発信する(S105)。この発信は、通知サーバ3から当該端末装置2へのプッシュ通知である。このとき、通知サーバ3が記憶している当該デバイストークンに対応する端末装置2の通信識別子に基づいて宛先の端末装置2を特定してプッシュ通知するようにしてもよい。
上記デバイストークンで特定された端末装置2の受付部211は、当該情報識別子を取得し(S106)、取得した情報識別子に基づいて、支援サーバ1の対応する通知情報にアクセスする(S107)。このとき、端末装置2は、取得した情報識別子に基づいて、Webサーバとして通知情報を掲載した支援サーバ1の所定URLで指定されたWebページにアクセスするようにしてもよいし、取得した情報識別子に対応する通知情報の送信要求を支援サーバ1に発信するようにしてもよい。
端末装置2からの上記アクセスに対して、支援サーバ1はこれを許可し(S108)、上記情報識別子に対応する実施可能時期情報としての通知情報を出力する(S109)。このとき、支援サーバ1は、Webサーバとして機能させて上記情報識別子に対応する通知情報を掲載した所定URLのWebページに上記端末装置2をアクセスさせるようにしてもよいし、端末装置2からの情報識別子に対応する通知情報の送信要求に応じて、対応する通知情報を当該端末装置2へ発信するようにしてもよい。例えば前者の場合、端末装置2には、通知サーバ3からのプッシュ通知によって起動する防災支援アプリをインストールしておき、起動した防災支援アプリが通知された情報識別子に基づいて所定URLのWebページを閲覧するように、端末装置2に備わるWebブラウザを起動して、当該Webページにアクセスさせるようにするとよい。
上記端末装置2は、支援サーバ1から実施可能時期情報としての通知情報を取得して表示部24に出力表示する(S110)。そして、表示された実施可能時期から実施を希望する時期を選択し、支援サーバ1に実施希望時期を申し込む(S111)。支援サーバ1は、上記実施希望時期を受付部111で受け付ける(S112)。
そして、工程管理部113は、前記標準工程と前記管理情報とに基づいて、受付部111が受け付けて取得した端末装置2からの上記実施希望時期としての実施申込が実施可能かを判定する(図示せず)。つまり、実施希望時期までの期間が上記標準工程で示される所定期間以上である場合に、工程管理部113は実施可能と判断する。逆に、実施希望時期までの期間が上記標準工程で示される所定期間未満である場合は、実施希望時期までに上記標準工程で示される所定期間をとれないことから工程管理部113は実施不可能と判断する。なお、工程管理部113が実施不可能と判断した場合、これを端末装置2に実施可能時期情報と同様に通知して、再度、実施希望時期を申し込むようにすればよい。工程管理部113が端末装置2からの上記実施希望時期としての実施申込が実施可能と判定した場合、支援サーバ1は当該実施希望時期についての申込が成立したものとして申込結果を確定する(S123)。
なお、ステップS103において、支援サーバ1が端末装置2に通知する実施可能時期情報は、上記標準工程で示される所定期間が確保されるものだけを通知するようにして、実施不可能な実施希望時期が選択されないようにしておいてもよい。このようにすると、ステップS111で申し込まれる実施希望時期は実施可能な時期に限られる。したがって、ステップS112で上記実施希望時期を受付部111が受け付けたとき、工程管理部113は上記実施希望時期としての実施申込が実施可能であると常に判定するので、支援サーバ1は当該実施希望時期についての申込が成立したものとして申込結果を確定することができる(S123)。
次に、支援サーバ1の通知情報生成部114は、上記申込結果を示す通知情報を生成するとともに当該通知情報に対応する情報識別子を生成する。そして、通知部115は、上記実施申込の発信元である端末装置2のデバイストークンを宛先として通知情報生成部114が生成した上記情報識別子をプッシュ通知するように、通知サーバ3に対して通信部13に発信要求させる(S124)。通知サーバ3は、この発信要求を受け付け(S125)、上記デバイストークンを宛先として上記情報識別子を宛先とされた端末装置2に向けて発信する(S126)。この発信は、通知サーバ3から当該端末装置2へのプッシュ通知である。このとき、通知サーバ3が記憶している当該デバイストークンに対応する端末装置2の通信識別子に基づいて宛先の端末装置2を特定してプッシュ通知するようにしてもよい。
上記デバイストークンで特定された端末装置2の受付部211は、当該情報識別子を取得し(S127)、取得した情報識別子に基づいて、支援サーバ1の対応する通知情報にアクセスする(S128)。端末装置2からの上記アクセスに対して、支援サーバ1はこれを許可し(S129)、上記情報識別子に対応する申込結果としての通知情報を出力する(S130)。このとき、支援サーバ1は、Webサーバとして機能させて上記情報識別子に対応する通知情報を掲載した所定URLのWebページに上記端末装置2をアクセスさせるようにしてもよいし、端末装置2からの情報識別子に対応する通知情報の送信要求に応じて、対応する通知情報を当該端末装置2へ発信するようにしてもよい。
上記端末装置2は、支援サーバ1から申込結果としての通知情報を取得して表示部24に出力表示する(S131)。これによって、端末装置2を所持する建物の管理者は、支援システム100から通知された定期保守についての実施要求が受け付けられ、実施希望時期の申し込みが成立したことを把握することができる。
すなわち、本変形例の支援システム100は、上記実施形態の構成に加えて、支援サーバ1が、定期保守を実施するための工程とその標準的所要期間とを標準工程として格納している標準工程格納手段としての標準工程格納部124と、前記定期保守を実施可能な時期を管理情報として格納している管理情報格納手段としての管理情報格納部125と、前記定期保守の実施申込を取得する受付手段としての受付部111と、前記標準工程と前記管理情報とに基づいて、前記受付部111が取得した前記実施申込が実施可能かを判定する工程管理手段としての工程管理部113と、をさらに有し、端末装置2は、前記定期保守の実施申込を支援サーバ1へ発信する要求手段としての要求部212をさらに有し、支援サーバ1の工程管理部113は、前記実施申込が実施可能と判断したときに当該実施申込を受け付け、受け付けた前記実施申込に対応する実施時期を管理情報格納部125の実施可能な時期から抹消して新たな実施申込による二重の実施申込の受け付けを防止するとともに、通知情報生成部114に前記実施申込結果を通知情報として生成させるとともに当該通知情報を識別する新たな情報識別子を生成させ、通知部115は前記実施申込の発信元の端末装置2の端末識別子としてのデバイストークンを宛先として前記実施申込結果に対応する情報識別子をプッシュ通知するように、通知サーバ3に対して通信部13に発信要求させ、端末装置2の通知制御部213は、当該情報識別子に基づいて支援サーバ1から前記実施申込結果の提供を受けて表示部24に出力表示するものである。本変形例の支援システム100によれば、上記建物の管理者からの通知された定期保守の実施申込に対して、実施可能な時期であれば実施申込を受け付けるので、上記建物の管理者は通知された定期保守を容易に段取りすることができる。
2−2.変形例2
上述した実施形態の支援システム100を利用して、定期保守の通知を受けた建物の管理者が、上記変形例1とは異なるように変形することによって、その定期保守の実施を申し込むようにすることができる。ここでは、支援システム100から定期保守の通知を受けた建物の管理者が、その定期保守の実施を申し込むことができるようにする変形の他の例の構成とその動作について説明する。本変形例では、建物の管理者以外に、保守点検事業者Hmも端末装置2を所持する。
2−2−1.支援サーバ1の構成と動作
本変形例の支援サーバ1は、上述した実施形態の構成に加え、宛先情報格納部121が、保守点検事業者Hmの所持する端末装置2の端末識別子としてのデバイストークンHmを施設担当宛先として、さらに建物と建物の管理者が所持する端末装置2の端末識別子としてのデバイストークンと関連付けて格納するようにする(図5を参照)。また、支援サーバ1は、制御部11がさらに受付部111と工程管理部113とを備える(図2を参照)。受付部111は、建物の管理者が所持する端末装置2からの定期保守の実施申込や当該実施申込に対する応答として保守点検事業者Hmが所持する端末装置2からの可否操作に基づく情報を取得する受付手段である。また、工程管理部113は、受付部111が取得した端末装置2からの定期保守についての実施申込に対する前記応答に基づいて当該実施申込が実施可能かを判定する工程管理手段である。
工程管理部113は、受け付けた定期保守の実施申込が実施可能と判断したときに当該実施申込を受け付け、次に、通知情報生成部114は、前記実施申込が受け付けられたことを示す実施申込結果を通知情報として生成するとともに当該通知情報を識別する新たな情報識別子を生成する。そして、通知部115は受け付けた実施申込の発信元である端末装置2のデバイストークンを宛先として、通知情報生成部114が生成した実施申込結果に対応する情報識別子をプッシュ通知するように通知サーバ3に対して発信要求する。
すなわち、本変形例の支援サーバ1は、上述した実施形態の構成に加えて、宛先情報格納手段としての宛先情報格納部121が、建物の定期保守を担う保守点検事業者Hmが所持する端末装置2の端末識別子としてのデバイストークンを、建物および建物の管理者が所持する端末装置2の端末識別子としてのデバイストークンと関連付けて格納し、建物の管理者が所持する端末装置2からの定期保守の実施申込と、前記保守点検事業者Hmが所持する端末装置2からの前記実施申込に対する応答とを取得する受付手段としての受付部111と、受付部111が取得した前記実施申込に対する前記応答に基づいて当該実施申込が実施可能かを判定する工程管理手段としての工程管理部113と、をさらに有し、工程管理部113は、前記実施申込が実施可能と判断したときに当該実施申込を受け付け、通知情報生成部114に前記実施申込結果を通知情報として生成させるとともに当該通知情報を識別する新たな情報識別子を生成させ、通知部115に前記実施申込の発信元の端末装置2を宛先として前記実施申込結果に対応する情報識別子をプッシュ通知するように通知サーバ3へ発信要求させるものである。
2−2−2.端末装置2の構成と動作
本変形例の端末装置2は、上述した実施形態の構成に加え、支援サーバ1から通知された定期保守について建物の管理者の実施申込を支援サーバ1へ発信する要求手段であり、当該実施要求に対する応答として保守点検事業者Hmの可否操作の情報を支援サーバ1へ発信する要求手段でもある要求部212をさらに備える(図3を参照)。支援サーバ1から通知された定期保守の実施申込を要求部212より支援サーバ1へ発信した端末装置2は、受付部211が通知サーバ3から通信回線4を介してプッシュ通知された実施申込結果としての通知情報を識別する情報識別子を取得すると、受付部211が取得した情報識別子に基づいて、通信回線4を介して支援サーバ1と相互通信を行うことで支援サーバ1から前記情報識別子に対応する実施申込結果としての通知情報の提供を受けて出力するように通知制御部213が制御し、当該通知情報を表示部24が表示出力する。
すなわち、本変形例の端末装置2は、上述した実施形態の構成に加えて、支援サーバ1から通知された定期保守の実施申込を、あるいは、当該実施申込に対する応答を支援サーバ1へ発信する要求部212を、さらに有し、受付部211が、当該実施申込を支援サーバ1に受け付けられたことを示す実施申込結果としての通知情報を識別する情報識別子を受け付けると、通知制御部213は、当該情報識別子に基づいて支援サーバ1から前記実施申込結果としての通知情報の提供を受けて出力表示するものである。
2−2−3.支援システム100の動作
次に、本変形例の支援システム100の動作について、図11〜13を参照して説明する。支援サーバ1から通知された定期保守について、建物の管理者がその実施を申し込む場合、端末装置2の操作部25を操作して要求部212から支援サーバ1へ実施申込を発信する(S101)。本変形例では、変形例1の実施可能時期情報の送信要求とは異なり、単に「定期保守の実施申込」として実施申込を支援サーバ1へ発信する。なお、端末装置2の表示部24に支援サーバ1からの定期保守の通知情報を表示するとき、実施申込を行うための操作ボタンを通知情報とともに表示させ、当該操作ボタンを操作することによって実施申込ができるようにしておいてもよい。また、端末装置2の操作部25を操作することによって、実施申込をする定期保守の情報を支援サーバ1から随時呼び出せるようにしておき、上記同様の実施申込の操作ボタンを表示部24に表示させ、当該操作ボタンを操作することによって実施申込ができるようにしておいてもよい。
端末装置2からの実施申込は、支援サーバ1の受付部111に受け付けられる(S102)。受付部111が受け付けた実施申込により、支援サーバ1の通知情報生成部114は、上記実施申込を受け付けたことを示す通知情報を生成するとともに当該通知情報に対応する情報識別子を生成する。そして、通知部115は、上記送信要求の発信元である端末装置2のデバイストークンを宛先として通知情報生成部114が生成した上記情報識別子をプッシュ通知するように通知サーバ3に発信要求する(S103)。通知サーバ3は、この発信要求を受け付け(S104)、上記デバイストークンを宛先として上記情報識別子を宛先とされた端末装置2に向けて発信する(S105)。この発信は、通知サーバ3から当該端末装置2へのプッシュ通知である。このとき、通知サーバ3が記憶している当該デバイストークンに対応する端末装置2の通信識別子に基づいて宛先の端末装置2を特定してプッシュ通知するようにしてもよい。
上記デバイストークンで特定された端末装置2の受付部211は、当該情報識別子を取得し(S106)、取得した情報識別子に基づいて、支援サーバ1の対応する通知情報にアクセスする(S107)。このとき、端末装置2は、取得した情報識別子に基づいて、Webサーバとして通知情報を掲載した支援サーバ1の所定URLで指定されたWebページにアクセスするようにしてもよいし、取得した情報識別子に対応する通知情報の送信要求を支援サーバ1に発信するようにしてもよい。
端末装置2からの上記アクセスに対して、支援サーバ1はこれを許可し(S108)、上記情報識別子に対応する実施申込を受け付けた旨の通知情報を出力する(S109)。このとき、支援サーバ1は、Webサーバとして機能させて上記情報識別子に対応する通知情報を掲載した所定URLのWebページに上記端末装置2をアクセスさせるようにしてもよいし、端末装置2からの情報識別子に対応する通知情報の送信要求に応じて、対応する通知情報を当該端末装置2へ発信するようにしてもよい。なお、このときの通知情報は、単に端末装置2からの実施申込を受け付けたことを示すものであって、実施申込が成立しているわけではない。したがって、このときの通知情報には、申込結果は後で通知する旨を含むようにしてもよい。上記端末装置2は、支援サーバ1から実施申込を受け付けた旨の通知情報を取得して表示部24に出力表示する(S110)。
本変形例では、上記端末装置2は図11中のステップS111は実行しない。ステップS109で上記端末装置2に通知情報を出力した支援サーバ1は、そのままステップS112へ移り、上記実施申込を仮受付する(S112)。なお、図11中のステップS112の「申込受付」は「申込仮受付」と読み換え、図13中のステップS112とする。
定期保守の実施申込を仮受付した支援サーバ1の通知情報生成部114は、上記実施申込内容を示す通知情報を生成するとともに当該通知情報に対応する情報識別子を生成する。そして、通知部115は、上記実施申込の発信元に対応する保守点検事業者Hmが所持する端末装置2のデバイストークンHmを宛先として通知情報生成部114が生成した上記情報識別子をプッシュ通知するように通知サーバ3に発信要求する(S113)。通知サーバ3は、この発信要求を受け付け(S114)、上記デバイストークンHmを宛先として上記情報識別子を宛先とされた端末装置2に向けて発信する(S115)。この発信は、通知サーバ3から当該端末装置2へのプッシュ通知である。このとき、通知サーバ3が記憶しているデバイストークンに対応する端末装置2の通信識別子に基づいて宛先の端末装置2を特定してプッシュ通知するようにしてもよい。
上記デバイストークンHmで特定された保守点検事業者Hmが所持する端末装置2の受付部211は、当該情報識別子を取得し(S116)、取得した情報識別子に基づいて、支援サーバ1の対応する通知情報にアクセスする(S117)。端末装置2からの上記アクセスに対して、支援サーバ1はこれを許可し(S118)、上記情報識別子に対応する実施申込内容としての通知情報を出力する(S119)。このとき、支援サーバ1は、Webサーバとして機能させて上記情報識別子に対応する通知情報を掲載した所定URLのWebページに上記端末装置2をアクセスさせるようにしてもよいし、端末装置2からの情報識別子に対応する通知情報の送信要求に応じて、対応する通知情報を当該端末装置2へ発信するようにしてもよい。
上記端末装置2は、支援サーバ1から実施申込内容としての通知情報を取得して表示部24に出力表示する(S120)。そして、当該端末装置2を所持する保守点検事業者Hmは、当該申込を受諾するか否かを判断し、操作部25を操作して、当該申込に対する可否の操作を行う。このとき、当該端末装置2の要求部212は、上記実施申込内容に対する応答としての可否操作の情報を通信部23から支援サーバ1へ発信させる(S121)。
支援サーバ1の受付部111は、この可否操作情報を受け付ける(S122)。そして、工程管理部113は、当該実施申込に対する応答が「可」の場合に当該実施申込が保守点検事業者Hmに受諾されたものとして申込結果を確定する(S123)。
申込結果が確定した後の動作は変形例1と同様である(図12を参照)。すなわち、支援サーバ1の通知情報生成部114は、上記申込結果を示す通知情報を生成するとともに当該通知情報に対応する情報識別子を生成する。そして、通知部115は、上記実施申込の発信元である端末装置2のデバイストークンを宛先として通知情報生成部114が生成した上記情報識別子をプッシュ通知するように通知サーバ3に発信要求する(S123)。通知サーバ3は、この発信要求を受け付け(S125)、上記デバイストークンを宛先として上記情報識別子を宛先とされた端末装置2に向けて発信する(S126)。この発信は、通知サーバ3から当該端末装置2へのプッシュ通知である。このとき、通知サーバ3が記憶している当該デバイストークンに対応する端末装置2の通信識別子に基づいて宛先の端末装置2を特定してプッシュ通知するようにしてもよい。上記デバイストークンで特定された端末装置2の受付部211は、当該情報識別子を取得し(S127)、取得した情報識別子に基づいて、支援サーバ1の対応する通知情報にアクセスする(S128)。端末装置2からの上記アクセスに対して、支援サーバ1はこれを許可し(S129)、上記情報識別子に対応する申込結果としての通知情報を出力する(S130)。このとき、支援サーバ1は、Webサーバとして機能させて上記情報識別子に対応する通知情報を掲載した所定URLのWebページに上記端末装置2をアクセスさせるようにしてもよいし、端末装置2からの情報識別子に対応する通知情報の送信要求に応じて、対応する通知情報を当該端末装置2へ発信するようにしてもよい。上記端末装置2は、支援サーバ1から申込結果としての通知情報を取得して表示部24に出力表示する(S131)。
これによって、端末装置2を所持する建物の管理者は、支援システム100から通知された定期保守についての実施申込を行った結果、この申込が保守点検事業者Hmに受諾され、当該定期保守の実施申込が成立したことを把握することができる。
すなわち、本変形例の支援システム100は、上記実施形態の構成に加えて、支援サーバ1は、宛先情報格納部121が、建物の定期保守を担う保守点検事業者Hmが所持する端末装置2の端末識別子としてのデバイトークンHmを、前記建物および前記建物の管理者が所持する端末装置2のデバイストークンと関連付けて格納し、前記建物の管理者が所持する端末装置2からの定期保守の実施申込と、前記保守点検事業者Hmが所持する端末装置2からの前記実施申込に対する応答とを取得する受付手段としての受付部111と、受付部111が取得した前記実施申込に対する前記応答に基づいて当該実施申込が実施可能かを判定する工程管理手段としての工程管理部113と、をさらに有し、端末装置2は、前記定期保守の実施申込を支援サーバ1へ発信する要求手段としての要求部212をさらに有し、支援サーバ1の工程管理部113は、前記実施申込が実施可能と判断したときに当該実施申込を受け付け、通知情報生成部114に前記実施申込結果を通知情報として生成させるとともに当該通知情報を識別する新たな情報識別子を生成させ、通知部115に前記実施申込の発信元の端末装置2を宛先として前記実施申込結果に対応する情報識別子をプッシュ通知するように通知サーバ3へ発信要求させ、端末装置2の通知制御部213は、当該情報識別子に基づいて支援サーバ1から前記実施申込結果の提供を受けて表示部24に出力表示するものである。本変形例の支援システム100によれば、上記建物の管理者からの通知された定期保守の実施申込に対して、保守点検事業者Hmからの可否の応答が通知されるので、上記建物の管理者は通知された定期保守を容易に段取りすることができる。
2−3.変形例3
上述した実施形態において、申込結果が確定した定期保守についての通知情報は、当該定期保守の実施申込を行った端末装置2に対して通知するだけでなく、当該建物の保守点検を担う保守点検事業者Hmが所持する端末装置2に対しても通知するようにしてもよい(図12のS123〜S131)。
すなわち、本変形例の支援システム100は、上記実施形態の構成に加えて、支援サーバ1の宛先情報格納部121は、建物の定期保守を担う保守点検事業者Hmが所持する端末装置2の端末識別子としてのデバイストークンを、前記建物および前記建物の管理者が所持する端末装置2のデバイストークンと関連付けて格納しており、支援サーバ1の通知部115は、前記実施申込の発信元の端末装置2のデバイストークンと前記保守点検事業者Hmが所持する端末装置2のデバイストークンとを宛先として前記実施申込結果に対応する情報識別子をプッシュ通知するように通知サーバ3に発信要求し、前記実施申込の発信元である端末装置2と前記保守点検事業者Hmが所持する端末装置2の通知制御部213は、当該情報識別子に基づいて支援サーバ1から前記実施申込結果の提供を受けて表示部24に出力表示するものである。本変形例の支援システム100によれば、通知された定期保守に関して建物の管理者からの実施申込が受け付けられたとき、保守点検事業者Hmが所持する端末装置2にも実施申込結果が通知されるので、保守点検事業者Hmは定期保守の実施申込が受け付けられたことを迅速に把握することができ、定期保守の実施の打合せや受注といった営業活動を速やかに開始することができる。ひいては、上記建物の管理者は、定期保守に関する予算計上を早期に検討することが可能となる。
2−4.変形例4
上述した実施形態において、定期保守や改修工事等に関する作業の予定とその進捗状況とを支援サーバ1に登録して格納させ、これを端末装置2が閲覧できるようにしてもよい。
すなわち、本変形例の支援システム100は、上記実施形態の構成に加えて、支援サーバ1は、受付部111が端末装置2から点検または工事に関する作業の予定と進捗状況の登録要求をさらに受け付け、受け付けた前記予定または前記進捗状況とを工程情報として管理情報格納手段としての管理情報格納部125にさらに格納する。例えば、上述した実施形態で述べた、管理情報格納部125に格納させる履歴情報を基に、さらに進捗状況を関連付けて工程情報と成し、これを管理情報格納部125に、さらに格納するようにする。そして、受付部111が端末装置2から工程情報の閲覧要求を受け付けると、通知情報生成部114が前記工程情報に基づいて通知情報を生成するとともに当該通知情報に対応する新たな情報識別子を生成し、通知部115が前記閲覧要求の発信元の端末装置2を宛先として前記工程情報に対応する情報識別子をプッシュ通知するように通知サーバ3へ発信要求し、端末装置2は、支援サーバ1に対して前記工程情報の受け付けと前記工程情報の閲覧とを要求する要求手段としての要求部212を有し、前記閲覧要求の発信元である端末装置2の通知制御部213は当該情報識別子に基づいて支援サーバ1から前記工程情報の提供を受けて表示部24に出力表示するものである。なお、支援サーバ1は、端末装置2からの工程情報の閲覧要求に対して、宛先情報格納部121を参照して、関連付けられた建物を特定し、当該建物に関する工程情報を通知情報として出力するようにしておくとよい。本変形例の支援システム100によれば、定期保守等の作業の予定と進捗状況を容易に把握することができる。
2−5.変形例5
上述した実施形態において、建物の定期保守や改修工事等に関する作業の予定とその進捗状況とを支援サーバ1に登録して格納させ、これを端末装置2が閲覧できるようにしておき、さらに、進捗状況が予定よりも遅れた場合に、当該建物に関連付けられた端末装置2に対して、遅延情報としての通知情報を表示させるようにしてもよい。
すなわち、本変形例の支援システム100は、上記実施形態の構成に加えて、支援サーバ1は、受付部111が端末装置2から点検または工事に関する作業の予定と進捗状況の登録要求をさらに受け付け、受け付けた前記予定または前記進捗状況とを工程情報として管理情報格納手段としての管理情報格納部125にさらに格納し、受付部111が端末装置2から工程情報の閲覧要求を受け付けると、通知情報生成部114が前記工程情報に基づいて通知情報を生成するとともに当該通知情報に対応する新たな情報識別子を生成し、通信部115が前記閲覧要求の発信元の端末装置2を宛先として前記工程情報に対応する情報識別子をプッシュ通知するように通知サーバ3へ発信要求し、端末装置2は、支援サーバ1に対して前記工程情報の受け付けと前記工程情報の閲覧とを要求する要求手段としての要求部212を有し、前記閲覧要求の発信元の端末装置2の通知制御部213は当該情報識別子に基づいて支援サーバ1から前記工程情報の提供を受けて表示部24に出力表示するものである。
さらに、支援サーバ1の工程管理部113は、前記予定に対して前記進捗状況が所定期間を超えて遅延すると、遅延している作業に関する遅延情報を通知情報として通知情報生成部114に生成させるとともに当該通知情報を識別する新たな情報識別子を生成させ、当該遅延が発生している建物に対応する端末装置2の端末識別子としてのデバイストークンを宛先情報格納部121から取得して宛先とし前記情報識別子をプッシュ通知するように通知サーバ3に発信要求し、前記宛先の端末装置2は、通知制御部213が当該情報識別子に基づいて支援サーバ1から前記遅延情報の提供を受けて表示部24に出力表示するものである。
その一例を図14に基づいて説明する。図14は、本変形例の支援システム100が管理する、改修箇所からの異常信号を一時的に遮断した自動火災報知設備200(以下、自火報設備200)の構成を説明する図である。この自火報設備200は、火災受信機201と、火災受信機201から引き出された信号線203と、信号線203に接続された端末装置205〜210と、信号線203の末端に接続された終端器204とで構成される、防火対象物に設置される消防用設備としての自動火災報知設備である。端末装置205〜210は、例えば、順に煙感知式火災感知器205、熱感知式火災感知器206、ガス漏れ検知器207、火災発信機208、地区音響装置209、防火戸等の自動閉鎖装置210、である。そして、改修箇所200a(例えば、増築に伴って増設される箇所)が、既存の自火報設備200と接続点202を介して接続される。自火報設備200の改修箇所200aは、接続点202から延伸される信号線203に端末装置205〜209が接続されている。
上記接続点202には、改修箇所200aからの異常信号を一時的に遮断する信号遮断手段としての異常信号遮断用中継装置202が備わり、既存の自火報設備200の信号線203と改修箇所200aへ延伸している信号線203との間に介在させているものとする。すなわち、改修箇所200aの改修工事中は、終端器204が信号線203に接続されているとは限らず、また、端末装置205〜209が接続されていなかったり、正常に機能していなかったり、必要な設定が済んでいなかったりして、自火報設備200が異常な動作をする虞がある。そこで、異常信号遮断用中継装置202を設け、改修箇所200aに起因する異常を遮断する。
具体的には、例えば、改修箇所200aの信号線203を異常信号遮断用中継装置202内で切り離し、既存の自火報設備200における信号線203の末端を異常信号遮断用中継装置202内とし、そこに仮設の終端器204’を接続する。そして、改修工事が完了した後に、異常信号遮断用中継装置202内の仮設の終端器204’を切り離し、既存の自火報設備200の信号線203と改修箇所200aの信号線203とを接続して、信号遮断を無効化する。この無効化は、異常信号遮断用中継装置202を手動操作によって実施してもよいし、外部から遠隔操作で実施してもよい。例えば、異常信号遮断用中継装置202に無線通信手段を設けて支援システム100の通信回線4に接続し、支援サーバ1を介して端末装置2から遠隔操作できるようにしてもよい。
しかし、改修工事が完了した後に上記無効化が行われないと、改修箇所200aは自火報設備200の一部として正常に機能することができない。そこで、支援システム100の支援サーバ1に登録されている工程情報において、上記無効化の進捗状況が、その予定よりも所定期間を超えて登録されない場合に、支援サーバ1は当該建物に関連付けられた端末装置2に対して遅延情報としての通知情報を通知する。上記無効化予定に代えて、改修工事完了の進捗状況が登録されたときに、上記無効化の進捗状況が登録されない場合に遅延情報としての通知情報を通知するようにしてもよい。これによって、上記無効化が予定通りに実施されていないことを知らせ、上記無効化を促すことができる。なお、さらに、異常信号遮断用中継装置202が無線通信手段を有して通信回線4を介して支援サーバ1から制御できるような場合は、支援サーバ1の工程情報において改修工事完了の進捗状況が登録されたときに、支援サーバ1が上記無効化を実施するようにしてもよい。
なお、異常信号遮断用中継装置202を接続点202に設けることに代えて、端末装置205〜209毎に、異常信号を一時的に遮断する信号遮断手段を設けるようにしてもよい。そして、上述した異常信号遮断用中継装置202と同様に、上記信号遮断手段毎に無効化の遅延情報を通知したり、無効化を実施したりできるようにしてもよい。また、異常信号遮断用中継装置202や上記信号遮断手段は、改修工事中の不測の事態に備え、異常信号を一時的に遮断する機能を任意に有効化できるようにしてもよい。
このように、本変形例の支援システム100によれば、定期保守等の作業の遅れや作業忘れを容易に把握することができる。
2−6.変形例6
上述した実施形態において、支援サーバ1は、クラウドコンピューティングシステムの機能によって構成されるようにしてもよい。ここで述べるクラウドコンピューティングシステムとは、通信回線4によるネットワーク上に設けられた複数のネットワーク機器に、ソフトウェアや情報を格納しておき、端末装置2が通信回線4にアクセスすることによって、ネットワーク上に設けられた前記複数のネットワーク機器を支援サーバ1として利用可能とする技術である。例えば、ネットワーク上に設けられた複数のクラウドサーバが互いに連携して、支援サーバ1として機能するものである。
本変形例の支援システム100によれば、ネットワーク上のクラウドサーバを増設することにより、支援システム100の規模を容易に拡大することができる。また、端末装置2からの支援サーバ1へのアクセスを複数のクラウドサーバに分散させることを可能とするので、一つの支援サーバ1にアクセスが集中して機能不全に陥ることを防止することができる。
2−7.変形例7
上記実施形態において、支援システム100を用いて、さらに自衛消防隊の活動を支援するようにしてもよい。例えば、施設毎の自衛消防隊員を定めて端末装置2を所持させ、これを施設毎の隊員データベースとして、施設の管理者とは区別して登録し、支援サーバ1の記憶部12に記憶させておく。また、支援サーバ1は、施設毎に設置されている自動火災報知設備から火災信号を受信できるようにしておく。そして火災発生時、支援サーバ1は、自動火災報知設備からの火災信号を受信することによって当該施設の火災発生を検出する。そして、火災を確認できる特定の自衛消防隊員を火災発生場所に応じて適切に選択して、火災に関する通報情報を当該自衛消防隊員の所持する端末2に自動的に表示させ、火災の確認を要請し、迅速に火災の確認をさせる。そして、火災が確認されたとき、当該自衛消防隊員は自らが所持する端末装置2を操作して、火災を確認した旨を支援サーバ1に報告する。支援サーバ1は、この報告に基づいて、当該施設の他の自衛消防隊員が所持する端末装置2に、火災発生が確認されたことを通知し、自衛消防隊の活動を開始させるようにする。上述した本変形例の支援サーバ1の構成の一例を以下に示す。なお、簡便のため、以下に記載する端末2は、自衛消防隊員が所持する端末装置2として説明する。また、プッシュ通知を利用する例として、上述した通知サーバ3を利用した例で説明するが、これに限るものではない。
支援サーバ1は、通信回線4を介して受け付けた、監視対象の施設からの火災情報に基づいて通報情報を生成し、生成した火災情報を、通信回線4を介して自衛消防隊員が所持する複数の端末装置2に発信する。また、端末装置2は、通信回線4を介して通知サーバ3からプッシュ通知された前記火災情報を識別する情報識別子としての情報IDを取得する。そして、取得した情報IDに基づいて通信回線4を介して支援サーバ1と相互通信を行うことで支援サーバ1から情報IDに対応する火災情報の提供を受けて出力表示する。
支援サーバ1の記憶部12は、複数の端末2の端末識別子としての端末IDと、通知サーバ3が前記複数の端末装置2のそれぞれを特定するための第2の端末識別子としてのデバイストークンと、自衛消防隊員の属性情報とを関連付けた隊員データベースの記憶領域を記憶する。
支援サーバ1の制御部11は、さらに隊員データベースに記憶された情報に基づいて、前記火災情報の発信を、第1の通報情報と第2の通報情報による2段階通報により実行する。制御部11は、前記火災情報として火災が発生した場所を特定できる火災位置情報を含む火災感知情報を前記監視対象から受信する。そして、前記火災位置情報と前記隊員データベースに記憶された前記属性情報との比較結果から、前記火災が発生した現場で火災確認を行うことを要請する、前記第1の通報情報の通報先の端末装置2の端末IDを選択する。
さらに、支援サーバ1の制御部11は、選択した端末IDに対応するデバイストークンを特定するとともに、受信した前記火災情報に対応する第1の情報IDを生成する。そして、特定したデバイストークンを有する端末装置2に対して通知サーバ3から前記第1の情報IDを第1のプッシュ通知により通報させるために、通知サーバ3に対して、前記デバイストークンと前記第1の情報IDを含む第1の通知要求を送信する。
また、さらに、支援サーバ1の制御部11は、前記第1のプッシュ通知を受信した端末装置2から、前記第1の通知要求に含まれる前記第1の情報IDに対応した前記第1の通報情報の送信を要求する第1の送信要求を受信する。そして、前記第1の送信要求の送信元である端末装置2に対して前記第1の情報IDに対応した前記第1の通報情報を発信するする。この第1の通報情報の応答として、前記第1の通報情報を受信した自衛消防隊員による端末装置2からの操作入力に基づいて、当該自衛消防隊員が、前記火災が発生した現場における火災発生を確認したことを示す火災確認情報を当該端末装置2が返信する
支援サーバ1の制御部11は、この火災確認情報を受信した場合、前記火災確認情報に基づいて前記第2の通報情報としての火災断定情報の通報先を特定する。その通報先としては、前記火災感知情報を発した監視対象の端末装置2すべての端末IDを第2の端末IDとして選択し、選択した前記第2の端末IDに対応するデバイストークンを前記第2の通報情報の通報先として特定する。
さらに、支援サーバ1の制御部11は、前記第2の通報情報に対応する第2の情報IDを生成し、前記第2の通報情報の通報先として特定したデバイストークンを有する端末装置2に対して通知サーバ3から前記第2の情報IDを第2のプッシュ通知により通報させる。このために、通知サーバ3に対して、前記デバイストークンと前記第2の情報IDを含む第2の通知要求を送信する。そして、前記第2のプッシュ通知を受信した端末装置2から前記第2の通知要求に含まれる前記第2の情報IDに対応した前記第2の通報情報の送信を要求する第2の送信要求を受信することで、前記第2の送信要求の送信元である端末装置2に対して前記第2の情報IDに対応した前記第2の通報情報を発信する。
このように構成することにより、支援システム100は、火災発生時に、火災確認が可能な自衛消防隊員に対して迅速に火災発生を通報し、当該火災を迅速に確認するとともに、確認された火災情報を信頼できる情報として他の自衛消防隊員に対して迅速に通報し、自衛消防活動を開始させることができる。したがって、仮想の消防訓練を実行して消防訓練を支援するのみでなく、火災発生時にも自衛消防隊の活動を支援することができる。
さらに、火災確認されたとき、支援サーバ1は第2の通報情報に代えて、自衛消防隊の活動への参加要請を発信し、この参加要請を受信した端末装置2からの参加可否を示す応答に応じて、予め定めたルールで各自衛消防隊員の役割を決定して自衛消防隊を自動的に編成し、決定した役割を第3の通報情報として、対応する端末装置2へ発信するようにしてもよい。応答の無い端末装置2は、不在と判断して編成の対象外とする。前記ルールの一例について説明すると、支援サーバ1の記憶部12に、自衛消防隊の役割毎に予め順位を設けて定めた自衛消防隊員候補者を登録しておく役割データベースの領域を設け、参加可能な隊員から当該役割が決定されるようにしてもよい。また、支援サーバ1の記憶部12に、自衛消防隊員候補者の役割に対する適性を示す属性情報を記憶する領域を設け、参加可能な隊員から役割毎に適性の高い者から当該役割が決定されるようにしてもよい。また、上記役割データベースに基づいて参加可能な隊員から当該役割を決定し、欠員が発生する場合に上記属性情報に基づいて参加可能な隊員から役割を決定するようにして欠員を補充するようにしてもよい。
このように構成することにより、不在であったり、怪我などの理由で自衛消防活動に参加不能であったりして、自衛消防活動に参加することが無理な隊員候補者を除いて、有効に機能する自衛消防隊を迅速に自動編成することができる。
2−8.変形例8
上述した実施形態の支援システム100は、プッシュ通知装置としての通知サーバ3を介して、支援サーバ1が端末装置2に対して能動的に通知情報を取得させ、出力表示させていたが、これに限るものではない。例えば、通知サーバ3を利用することなく、支援サーバ1が端末装置2に対して、直接、通知情報を通知するようにしてもよい。
例えば、宛先としての建物または端末装置2に対して、支援サーバ1が通知情報を電子メールとして発信し、これを端末装置2の電子メール受信ソフトが受信するようにしてもよい。また、このときに、モバイル通信事業者(いわゆる携帯電話通信事業者)の通信回線を介して、端末装置2(例えば、携帯電話やスマートフォン等)にプッシュ通知型の電子メールを取得させるようにしてもよい。上記のように支援サーバ1が通知情報を電子メールとして発信する場合は、支援サーバ1の宛先情報格納部121が格納する端末装置2の識別子である宛先は、当該端末装置2または当該建物に固有の電子メールアドレスである。
100…支援システム、1…支援サーバ、11…制御部、111…受付部、112…期限管理部、113…工程管理部、114…通知情報生成部、115…通知部、12…記憶部、121…宛先情報格納部、122…設備状況格納部、123…期限情報格納部、124…標準工程格納部、125…管理情報格納部、13…通信部、2…端末装置、21…制御部、211…受付部、212…要求部、213…通知制御部、22…記憶部、23…通信部、24…表示部、241…画面、25…操作部、251…タッチパネル、3…通知サーバ、31…制御部、32…記憶部、33…通信部、4…通信回線、Ha、Hb、Hc…建物a、b、cの管理者、Hm…保守点検事業者、200…自動火災報知設備の既設部、202a…自動火災報知設備の改修部、201…火災受信機、202…信号遮断手段、203…信号線、204…終端器、205…火災感知器(煙)、206…火災感知器(熱)、207…ガス漏れ検知器、208…発信機、209…地区音響装置、210…自動閉鎖装置等(防火戸、防火シャッタ、防火ダンパ、垂れ壁、排煙口、等)

Claims (8)

  1. 通信回線を介して建物に設置されている消防用設備用品に発生する定期保守の情報を発信する支援装置と、前記建物毎の管理者が所持し、前記通信回線を介して前記定期保守の情報の提供を受けて表示出力する端末装置と、を備える支援システムであって、
    前記支援装置は、複数の前記端末装置毎に固有の端末識別子が前記建物と関連付けて格納されている宛先情報格納手段と、前記建物毎に設置されている消防用設備用品の設備状況情報として前記建物と関連付けて格納されている設備状況格納手段と、前記消防用設備用品毎に発生する前記定期保守の内容と時期とが期限情報として格納されている期限情報格納手段と、前記設備状況情報と前記期限情報とに基づいて、所定期間内に前記定期保守が発生する建物と、当該建物で前記定期保守の対象となる消防用設備用品とその期限情報とを特定する期限管理手段と、前記期限管理手段が特定した前記建物に対応する端末識別子を前記宛先情報格納手段から取得して宛先とするとともに、当該建物における前記定期保守の対象とその期限情報とに基づいて、前記宛先に対する前記定期保守の情報を通知情報として生成する通知情報生成手段と、前記宛先の端末装置に対して前記通知情報を発信し取得させる通知手段と、を有し、
    前記端末装置は、前記支援装置から前記通知情報を取得する受付手段と、該受付手段が取得した前記通知情報を出力表示する通知制御手段とを有する
    ことを特徴とする支援システム。
  2. 通信回線を介して建物に設置されている消防用設備用品に発生する定期保守の情報を発信する支援装置と、前記建物毎の管理者が所持し、前記通信回線を介して前記定期保守の情報の提供を受けて表示出力する端末装置と、を備える支援システムであって、
    前記支援装置は、複数の前記端末装置毎に固有の端末識別子が前記建物と関連付けて格納されている宛先情報格納手段と、前記建物毎に設置されている消防用設備用品の設備状況情報として前記建物と関連付けて格納されている設備状況格納手段と、前記消防用設備用品毎に発生する前記定期保守の内容と時期とが期限情報として格納されている期限情報格納手段と、前記設備状況情報と前記期限情報とに基づいて、所定期間内に前記定期保守が発生する建物と、当該建物で前記定期保守の対象となる消防用設備用品とその期限情報とを特定する期限管理手段と、前記期限管理手段が特定した前記建物に対応する端末識別子を前記宛先情報格納手段から取得して宛先とするとともに、当該建物における前記定期保守の対象とその期限情報とに基づいて、前記宛先に対する前記定期保守の情報を通知情報として生成するとともに当該通知情報を識別する情報識別子を生成する通知情報生成手段と、前記宛先の端末装置に対して前記情報識別子をプッシュ通知するようにプッシュ通知装置に発信要求するとともに、前記情報識別子に対応する前記通知情報を当該端末装置に取得させる通知手段と、を有し、
    前記端末装置は、前記プッシュ通知装置から前記通信回線を介してプッシュ通知された前記通知情報を識別する情報識別子を取得する受付手段と、該受付手段が取得した前記情報識別子に基づいて、前記通信回線を介して前記支援装置と相互通信を行うことで前記支援装置から前記情報識別子に対応する前記通知情報の提供を受けて出力表示する通知制御手段とを有する
    ことを特徴とする支援システム。
  3. 前記支援装置は、前記定期保守を実施するための工程とその標準的所要期間とを標準工程として格納している標準工程格納手段と、前記定期保守を実施可能な時期を管理情報として格納している管理情報格納手段と、前記定期保守の実施申込を取得する受付手段と、
    前記標準工程と前記管理情報とに基づいて、前記受付手段が取得した前記実施申込が実施可能かを判定する工程管理手段と、をさらに有し、
    前記端末装置は、前記定期保守の実施申込を前記支援装置へ発信する要求手段をさらに有し、
    前記支援装置の前記工程管理手段は、前記実施申込が実施可能と判断したときに当該実施申込を受け付け、受け付けた前記実施申込に対応する実施時期を前記管理情報格納手段の実施可能な時期から抹消して新たな実施申込による二重の実施申込の受け付けを防止するとともに、前記通知情報生成手段に前記実施申込結果を通知情報として生成させ、前記通知手段に前記実施申込の発信元の端末装置の端末識別子を宛先として前記通知情報を通知するように発信させ、
    前記端末装置の通知制御手段は、前記支援装置から当該通知情報として前記実施申込結果の提供を受けて出力表示する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の支援システム。
  4. 前記支援装置は、前記宛先情報格納手段が、前記建物の定期保守を担う保守点検事業者が所持する端末装置の端末識別子を、前記建物および前記建物の管理者が所持する端末装置の端末識別子と関連付けて格納し、前記建物の管理者が所持する端末装置からの前記定期保守の実施申込と、前記保守点検事業者が所持する端末装置からの前記実施申込に対する応答とを取得する受付手段と、前記受付手段が取得した前記実施申込に対する前記応答に基づいて当該実施申込が実施可能かを判定する工程管理手段と、をさらに有し、

    前記端末装置は、前記定期保守の実施申込を前記支援装置へ発信する要求手段をさらに有し、
    前記支援装置の前記工程管理手段は、前記実施申込が実施可能と判断したときに当該実施申込を受け付け、前記通知情報生成手段に前記実施申込結果を通知情報として生成させ、前記通知手段に前記実施申込の発信元の端末装置を宛先として前記通知情報を通知するように発信させ、
    前記端末装置の通知制御手段は、前記支援装置から当該通知情報として前記実施申込結果の提供を受けて出力表示する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の支援システム。
  5. 前記支援装置の前記宛先情報格納手段は、前記建物の定期保守を担う保守点検事業者が所持する端末装置の端末識別子を、前記建物および前記建物の管理者が所持する端末装置の端末識別子と関連付けて格納しており、
    前記支援装置の前記通知手段は、前記実施申込の発信元である端末装置の端末識別子と前記保守点検事業者が所持する端末装置の端末識別子とを宛先として前記実施申込結果に対応する通知情報を発信し、
    前記実施申込の発信元の端末装置と前記保守点検事業者が所持する端末装置の通知制御手段は、前記支援装置から当該通知情報として前記実施申込結果の提供を受けて出力表示する
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の支援システム。
  6. 前記支援装置は、前記受付手段が前記端末装置から点検または工事に関する作業の予定と進捗状況の登録要求をさらに受け付け、受け付けた前記予定または前記進捗状況とを工程情報として前記管理情報格納手段にさらに格納し、前記受付手段が前記端末装置から工程情報の閲覧要求を受け付けると、前記通知情報生成手段が前記工程情報に基づいて通知情報を生成し、前記通知手段が前記閲覧要求の発信元の端末装置を宛先として前記工程情報に対応する通知情報を発信し、
    前記端末装置は、前記支援装置に対して前記工程情報の受け付けと前記工程情報の閲覧とを要求する要求手段を有し、前記閲覧要求の発信元である端末装置の通知制御手段は前記支援装置から当該通知情報として前記工程情報の提供を受けて出力表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の支援システム。
  7. 前記支援装置の工程管理手段は、前記予定に対して前記進捗状況が所定期間を超えて遅延すると、遅延している作業に関する遅延情報を通知情報として前記通知情報生成手段に生成させ、当該遅延が発生している建物に対応する端末装置の端末識別子を宛先情報格納手段から取得して宛先とし前記通知情報を発信し、
    前記宛先の端末装置は、前記通知制御手段が前記支援装置から当該通知情報として前記遅延情報の提供を受けて出力表示する
    ことを特徴とする請求項6に記載の支援システム。
  8. 前記支援装置は、クラウドコンピューティングシステムの機能によって構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の支援システム。
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