JP2004062579A - 住宅総合情報提供システム、住宅総合情報提供方法および住宅総合情報提供プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】住宅のトータルプランニングのための客観的なデータを入手することができなかった。
【解決手段】築年数に応じた住宅に関する住宅情報の入力を受け付け、入力された住宅情報を同築年数を表す情報に対応させて情報記憶領域に蓄積させ、ユーザーからプランニングの対象とする住宅の築年数の情報および同築年数に応じた相談内容の情報の入力を受け付け、入力された築年数の情報および相談内容の情報に基づいて、情報記憶領域に蓄積された住宅情報を参照しながら同築年数の情報に対応した住宅に関するプランニングの情報を作成して出力するようにした。出力されるプランニングの情報は住宅の築年数に対応した情報であり、あるメーカーや工務店等のみが作成した情報ではないので、住宅のトータルプランニングのための客観的なデータを入手することが可能となる。
【選択図】 図3
【解決手段】築年数に応じた住宅に関する住宅情報の入力を受け付け、入力された住宅情報を同築年数を表す情報に対応させて情報記憶領域に蓄積させ、ユーザーからプランニングの対象とする住宅の築年数の情報および同築年数に応じた相談内容の情報の入力を受け付け、入力された築年数の情報および相談内容の情報に基づいて、情報記憶領域に蓄積された住宅情報を参照しながら同築年数の情報に対応した住宅に関するプランニングの情報を作成して出力するようにした。出力されるプランニングの情報は住宅の築年数に対応した情報であり、あるメーカーや工務店等のみが作成した情報ではないので、住宅のトータルプランニングのための客観的なデータを入手することが可能となる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅総合情報提供システム、住宅総合情報提供方法および住宅総合情報提供プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、住宅の新築、リフォーム、建て替え、住宅内の設備の変更、修理、等を検討する際には、住宅メーカーや工務店等に相談している。また、特開2002−41843号公報に開示された技術では、ネットワークに接続された端末装置を使用して、サーバの工務店データベースに登録された工務店を検索して選定することができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の技術においては、結局、相談した住宅メーカーや工務店等に住宅の建築や住宅内の設備の変更等を発注することになる。また、住宅のリフォームの際には、住宅内の各種設備について耐用年数内であるにもかかわらずリフォームすることになってリフォーム費用が高額になる等、最適なリフォーム等が行われない問題がある。さらに、建て替えるべきかリフォームすべきかを相談しても、結局のところ多大な費用がかかる建て替えを勧められてしまうこともある。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、住宅のトータルプランニングのための客観的なデータを入手することができ、住宅の新築、増改築、修繕、建て替え、住宅内の設備の変更、修理、等を最適な状態にて行うことが可能な住宅総合情報提供システム、住宅総合情報提供方法および住宅総合情報提供プログラムの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、住宅に関する情報を記憶可能な情報記憶領域と、築年数に応じた住宅に関する住宅情報の入力を受け付け、入力された住宅情報を同築年数を表す情報に対応させて上記情報記憶領域に蓄積させる住宅情報蓄積手段と、ユーザーからプランニングの対象とする住宅の築年数の情報および同築年数に応じた相談内容の情報の入力を受け付ける相談入力手段と、入力された上記築年数の情報および相談内容の情報に基づいて、上記情報記憶領域に蓄積された上記住宅情報を参照しながら同築年数の情報に対応した住宅に関するプランニングの情報を作成して出力するプランニング作成手段とを具備する構成としてある。
【0005】
すなわち、住宅情報蓄積手段により、築年数に応じた住宅に関する住宅情報を本システムに入力することが可能である。情報記憶領域には、入力された住宅情報が築年数を表す情報に対応して蓄積される。相談入力手段により、ユーザーは、プランニングの対象とする住宅の築年数の情報と、同築年数に応じた相談内容の情報を入力することが可能である。そして、プランニング作成手段により、入力された築年数の情報と相談内容の情報とに基づいて、情報記憶領域に蓄積された住宅情報が参照されて、入力された築年数の情報に対応した住宅に関するプランニングの情報が作成され、出力される。ここで、情報記憶領域に蓄積された住宅情報は、築年数を表す情報に対応した情報であるので、プランニング作成手段は入力された築年数の情報に基づいて同住宅情報を参照することにより、入力された築年数の情報に対応した住宅に関するプランニングの情報を作成することができる。
出力されるプランニングの情報は住宅の築年数に対応した情報であり、築年数に関係なく一律とされた情報ではない。また、プランニングの情報はあるメーカーや工務店等のみが作成した情報ではないので、住宅のトータルプランニングのための客観的なデータを入手することが可能となる。
【0006】
ここで、住宅情報には、建家についての情報のみならず、建家に付随した設備についての情報や土地についての情報を含めてもよく、これらのような情報であっても本発明にいう住宅情報に含まれる。
上記プランニングは、住宅に関するものであればよく、住宅の新築、リフォーム、建て替えの計画や、住宅内の設備の変更、修理の計画、等、様々なものが考えられる。
プランニングの情報は、築年数の情報と相談内容の情報とに基づいて作成されればよく、例えば、築年数に略一致する住宅情報のみから作成されてもよいし、より大きい築年数に対応した住宅情報も含めて作成されてもよい。
【0007】
ここで、プランニングの対象とする住宅の築年数の情報には、住宅の建築後の年数の情報のみならず、建築前の状態を表す情報を含めてもよく、この場合であっても本発明にいう築年数の情報に含まれる。
また、請求項2にかかる発明のように、上記築年数を表す情報は、上記住宅の築年数を所定数に区分した情報とされ、上記相談入力手段は、上記築年数を表す情報に対応した区分単位で上記築年数の情報の入力を受け付ける構成としてもよい。すなわち、ユーザーはプランニングの対象とする住宅の築年数を区分単位で入力することができる。なお、所定数に区分された築年数を表す情報は、住宅の完成時点から各年別に区分された情報であってもよいし、複数年がまとめられた情報であってもよいし、一年を複数に区分した情報であってもよい。
【0008】
上記相談内容の情報等を情報記憶領域に蓄積するようにしてもよい。その一例として、請求項3にかかる発明は、上記相談入力手段は、上記入力された築年数の情報および相談内容の情報を上記情報記憶領域に蓄積させ、上記プランニング作成手段は、上記入力された築年数の情報および相談内容の情報とともに上記情報記憶領域に蓄積された築年数の情報および相談内容の情報に基づいて上記プランニングの情報を作成する構成としてある。すなわち、病院で作成されるカルテのように以前入力された相談内容等も蓄積されるので、過去の相談内容等も参照されてプランニングの情報が作成され、よりユーザーの希望に沿ったプランニングの情報を提供することができる。
【0009】
また、請求項4にかかる発明のように、上記相談入力手段は、上記ユーザーを識別可能とするユーザー識別情報の入力を受け付け、入力されたユーザー識別情報と上記入力した築年数の情報および相談内容の情報とを対応させて上記情報記憶領域に蓄積させ、上記プランニング作成手段は、上記情報記憶領域から上記入力されたユーザー識別情報に対応する上記築年数の情報および相談内容の情報を参照して同ユーザー識別情報別に上記プランニングの情報を作成する構成としてもよい。すなわち、相談内容の情報等はユーザー識別情報と対応して情報記憶領域に蓄積されているので、ユーザー別にプランニングの情報を作成することができる。
【0010】
さらに、請求項5にかかる発明のように、上記相談入力手段は、上記築年数の情報および相談内容の情報の入力を受け付けるとともに、上記住宅情報蓄積手段に上記住宅情報の入力を受け付けさせて入力された住宅情報を上記情報記憶領域に蓄積させる構成としてもよい。すなわち、相談内容の情報が入力されると、築年数に応じた住宅に関する住宅情報の入力が受け付けられて同住宅情報が情報記憶領域に蓄積されるので、情報記憶領域に記憶されている住宅情報はより有用な情報となる。
【0011】
ところで、請求項6にかかる発明のように、上記住宅情報蓄積手段は、築年数に応じた住宅に関する住宅情報の入力を所定の入力用フォーマットで受け付け、入力された住宅情報を同入力用フォーマットとされた状態で上記情報記憶領域に蓄積させ、上記相談入力手段は、ユーザーからプランニングの対象とする住宅の築年数の情報および同築年数に応じた相談内容の情報の入力を上記入力用フォーマットに対応したフォーマットで受け付ける構成としてもよい。すなわち、入力された住宅情報と相談内容の情報等とは、互いに対応したフォーマットとされる。
【0012】
本システムは、単一のコンピュータで構成されてもよいし、複数のコンピュータで構成されてもよい。複数のコンピュータを備えた構成の一例として、請求項7にかかる発明は、上記情報記憶領域および各種手段を有するサーバが設けられるとともに、同サーバと双方向通信可能であって上記ユーザーが使用するユーザー端末および同ユーザーに対する住宅の供給者が使用する供給者端末が設けられ、上記住宅情報蓄積手段は、上記ユーザー端末と供給者端末のいずれかまたは組み合わせから上記住宅情報の入力を受け付け、上記相談入力手段は、上記ユーザー端末から上記築年数の情報および相談内容の情報の入力を受け付け、上記プランニング作成手段は、上記ユーザー端末に対して上記プランニングの情報を出力する構成としてある。
【0013】
すなわち、ユーザーと供給者のいずれかまたは組み合わせは、端末から住宅情報を入力することができる。また、ユーザーは、ユーザー端末から築年数と相談内容の情報を入力すると、同ユーザー端末から築年数と相談内容の情報に対応したプランニングの情報を入手することができる。
ここで、住宅の供給者は様々考えられ、例えば、住宅メーカー、工務店が該当する。また、サーバ、ユーザー端末、供給者端末は、それぞれ、単一のコンピュータで構成されてもよいし、複数のコンピュータで構成されてもよい。
なお、情報を入力する際には、キーボードやマウスを操作することにより入力してもよいし、音声により入力してもよい。また、情報を出力する際には、端末に備わるディスプレイに表示してもよいし、端末に接続されたプリンタに印刷させてもよいし、端末に備わるスピーカ等から音声出力してもよい。
【0014】
個別の相談内容に対して供給者からの情報を反映させてプランニングの情報を作成してもよい。その一例として、請求項8にかかる発明は、上記プランニング作成手段は、上記供給者端末から上記築年数の情報および相談内容の情報を出力し、当該相談内容に対するアドバイスの情報の入力を同供給者端末から受け付け、上記築年数の情報および相談内容の情報とともに同入力されたアドバイスの情報に基づいて上記プランニングの情報を作成する構成としてある。すなわち、供給者は、供給者端末から築年数と相談内容の情報を確認して、相談内容に対するアドバイスの情報を供給者端末に対して入力することができる。そして、プランニングの情報は、入力されたアドバイスの情報に基づいて作成され、ユーザーに対して出力される。
【0015】
ここで、アドバイスの情報には、建家に対する情報のみならず、建家に付随した設備に対する情報を含めてもよく、この場合であっても本発明にいうアドバイスの情報に含まれる。また、プランニング作成手段は、相談内容の情報を入力したユーザーに対応する築年数と相談内容の情報全てを情報記憶領域から取得して出力してもよい。すると、供給者はユーザーに対応する情報をより多く入手することができるので、より適切なアドバイスの情報を入力することが可能となる。さらに、入力されたアドバイスの情報を相談内容の情報に対応させて情報記憶領域に蓄積させてもよい。むろん、住宅情報蓄積手段により、一般的なアドバイスの情報を住宅情報として情報記憶領域に蓄積させてもよい。
【0016】
上記住宅情報に住宅内の設備についての耐用年数の情報が含まれる場合、請求項9にかかる発明のように、上記住宅情報蓄積手段は、上記供給者端末から同耐用年数の情報の入力を受け付け、上記プランニング作成手段は、入力された上記築年数の情報および相談内容の情報に基づいて、上記情報記憶領域から同耐用年数の情報を含む住宅情報を参照して同設備の交換についてのプランニングの情報を作成して出力してもよい。すると、ユーザーは、住宅内の設備の交換について、耐用年数の情報が反映されたプランニングの情報を入手することができる。
【0017】
本システムを用いてビジネスを行う場合、ユーザーや供給者に対して所定の手数料を請求できると好適である。その一例として、請求項10にかかる発明は、上記プランニング作成手段は、上記相談内容の情報に基づいて上記ユーザーに対する相談手数料を決定し、決定した相談手数料を表す情報を同ユーザーに対応する上記ユーザー端末から出力する構成としてある。すなわち、ユーザーは、相談内容に対応する相談手数料を知ることができる。
【0018】
また、請求項11にかかる発明は、上記情報記憶領域に蓄積された情報の入手を要求する内容の入手要求情報の入力を上記供給者端末から受け付け、入力された入手要求情報に対応した情報を上記情報記憶領域から取得して同供給者端末に対して出力するとともに、同入手要求情報に基づいて上記供給者に対する入手手数料を決定し、決定した入手手数料を表す情報を同供給者に対応する供給者端末から出力する蓄積情報出力手段が設けられている構成としてある。すなわち、供給者は、蓄積された情報の入手を要求する内容に対応する入手手数料を知ることができる。
なお、手数料を自動的にユーザーや供給者の銀行口座等から引き落として、システム管理者または供給者の銀行口座等に振り込むようにしてもよい。
また、ユーザーを供給者に斡旋する情報を供給者端末から出力するようにしてもよく、このときに課金するようにしてもよい。さらに、供給者を宣伝する内容の宣伝情報を入力したときに課金するようにしてもよい。
【0019】
上述のようにしてプランニングの情報を作成する手法は必ずしも実体のあるシステムに限られる必要はなく、基本的には同様の作用となるため請求項12にかかる発明のように住宅総合情報提供方法としても有効である。
また、住宅総合情報提供システムに使用するコンピュータでは、上述した手段に対応した所定のプログラムが実行されることがあり、基本的には同様の作用となるため請求項13にかかる発明のように住宅総合情報提供プログラムとしても有効である。
むろん、請求項2〜請求項11に記載されたシステム構成を上記方法やプログラムに対応させることも可能である。
さらに、本発明を実施しようとする際に当該プログラムが記録された媒体が流通する場合もあるので、本発明は住宅総合情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても適用可能である。同記録媒体は磁気記録媒体、光磁気記録媒体、等、様々な媒体が考えられ、今後開発されるいかなる記録媒体も同様である。また、一部を記録媒体上に記録しておいて必要に応じて適宜読み込む形態のものも含まれるし、複製段階を問わない。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、請求項12、請求項13にかかる発明によれば、住宅のトータルプランニングのための客観的なデータを入手することができ、住宅の新築、増改築、修繕、建て替え、住宅内の設備の変更、修理、等を最適な状態にて行うことが可能となる。
請求項2にかかる発明によれば、相談入力手段の構成を簡易にすることができる。
請求項3にかかる発明によれば、ユーザーはより希望に沿ったプランニングの情報を入手することが可能となる。
【0021】
請求項4にかかる発明によれば、ユーザー別にプランニングの情報を作成できるので、利便性を向上させることができる。
請求項5にかかる発明によれば、情報記憶領域に記憶されている住宅情報がより有用な情報となるので、よりよいプランニングの情報を提供することが可能となる。また、住宅情報はあるメーカー、工務店等による偏った情報でないため、ユーザーはさらに有用なプランニングの情報を入手することができる。
請求項6にかかる発明によれば、住宅情報と相談内容の情報等とは互いに対応したフォーマットとされるので、容易にプランニングの情報を作成することができ、プランニング作成手段の構成を簡易にすることが可能となる。
【0022】
請求項7にかかる発明によれば、ユーザーは端末からプランニングの情報を入手できるので、利便性が向上する。
請求項8にかかる発明によれば、ユーザーは供給者が入力したアドバイスの情報が反映されたよりよいプランニングの情報を入手することができる。
請求項9にかかる発明によれば、ユーザーは耐用年数の情報が反映されたプランニングの情報を入手できるので、無駄な設備交換をせずに済み、最適なリフォームを行うことが可能となる。
【0023】
請求項10にかかる発明によれば、ユーザーに相談手数料を知らせることができるので利便性が向上する。
請求項11にかかる発明によれば、供給者に入手手数料を知らせることができるので利便性が向上するとともに、自らのユーザーに限られない情報を入手できるので、住宅のリフォーム等の事業拡大に役立てることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)住宅総合情報提供システムの概略:
(2)コンピュータの構成:
(3)情報記憶領域に記憶されるテーブルの構造:
(4)住宅総合情報提供システムの動作の概略:
(5)住宅情報蓄積時のシステムの動作:
(6)相談入力時のシステムの動作:
(7)プランニングの情報作成時のシステムの動作:
(8)蓄積情報出力時のシステムの動作:
(9)まとめ:
【0025】
(1)住宅総合情報提供システムの概略:
図1は、本発明の一実施形態にかかる住宅総合情報提供システムの概念を模式的に示している。
住宅のユーザーには、これから住宅を取得するユーザー、新築状態の住宅を取得しているユーザー、新築とは言えなくなった住宅を取得しているユーザー、古い住宅を取得しているユーザー、と、種々のユーザーがいる。これらのユーザーには、住宅の状態に応じて、住宅の新築、増改築、修繕、建て替え、さらには住宅内の設備の変更、修理、等を行いたいと考える者もかなりいる。従来であれば、このような相談を住宅メーカーや工務店等に持ちかけることになるが、結局、相談した住宅メーカーや工務店等に住宅の建築や住宅内の設備の変更等を発注することになる。そこで、住宅メーカーや工務店等から離れた第三者の立場である「住宅病院」を設置し、ユーザーからの相談に乗って住宅に関する総合的なプランニングの情報を提供するようにしている。
なお、本実施形態では一戸建ての住宅のユーザーを対象としているが、マンションのユーザーを対象として住宅総合情報提供システムを構成することも可能である。
【0026】
プランニングの情報を提供するために、住宅病院内にはサーバが設けられている。住宅病院は、同サーバの管理者でもある。
上記サーバには、住宅メーカーや工務店等のユーザーに対する住宅の供給者から提供される住宅情報がデータベース化されて記憶されている。また、住宅取得者からも住宅情報が提供されるようになっており、同住宅情報もデータベース化されて記憶されている。ここで、住宅情報は、築年数に応じた住宅に関する情報であり、建家についての情報のみならず、建家に付随した設備についての情報も含まれる。さらに、サーバには、医療分野における「薬箱」に相当するデータが、本システム立ち上げ時のデータベースとして記憶されている。
ユーザーからの相談は、いわゆる「カルテ」として記憶される。サーバには、相談に対するプランニングの情報を作成する所定のプログラムが記憶されており、同プログラムに従っていわゆる「処方箋」に相当するプランニングの情報を作成し、ユーザーに渡す。
【0027】
例えば、これから住宅を取得するユーザー(住宅取得予定者)であれば、住宅の新築についての相談を持ちかけることになる。このようなユーザーに対しては、住宅に関する基礎知識を提供するとともに、相談内容に応じて住宅、土地、設備等の情報を提供する。築年数0〜5年程度の新築状態の住宅を取得しているユーザーであれば、間取りを後悔しているとか外構や家具や家電等の生活設備を充実させたいとかいった相談が多いため、同ユーザーに対しては住宅を快適化するためのプランニングの情報を中心に提供する。さらに、築年後5〜15年程度の新築とは言えなくなった住宅を取得しているユーザーであれば、住宅の見栄えが悪くなってきたとか家族の介護等の家族の変化が生じたとかいった相談が多くなるため、同ユーザーに対しては住宅を維持するためのプランニングの情報を中心に提供する。そして、築年後15年程度以上の古い住宅を取得しているユーザーであれば、住宅の構造への不安や、リフォームすべきか建て替えるべきかの選択についての相談が多くなるため、同ユーザーに対しては住宅のリフォームや建て替えについてのプランニングの情報を中心に提供する。
【0028】
このように、本住宅病院は第三者の立場から住宅の築年数に対応したプランニングの情報を提供するため、ユーザーは住宅のトータルプランニングに役立てることができ、無駄な費用をかけることなく住宅の建築や住宅内の設備の変更等を行うことが可能となる。
なお、サーバには住宅情報や相談内容が多数蓄積されているので、住宅メーカー等は所定の手数料を住宅病院に支払って蓄積情報を入手することも可能となっている。
【0029】
図2は、本発明の一実施形態にかかる住宅総合情報提供システム100を含むネットワーク構成を概略図により示している。本システム100は、サーバ10、LAN(Local Area Network)20、インターネット網30、パーソナルコンピュータ(PC)からなる各種端末40〜70を備えている。
住宅病院内に設けられたサーバ10は、内部のLAN20に接続されるとともに、外部のインターネット網30にも接続されている。同LAN20には、ユーザー端末40と供給者端末50とが接続されている。また、インターネット網30には、複数のユーザー端末60と複数の供給者端末70とが接続されている。すなわち、サーバ10と端末40〜70とは、双方向通信可能に接続されている。そして、ユーザー端末40,60をユーザーが使用し、供給者端末50,70を住宅メーカー等の供給者が使用するようになっている。むろん、ユーザーや供給者は、サーバ10に直接接続されたキーボードから各種情報の入出力を行うようにしてもよい。
【0030】
本実施形態では、サーバ10を単一のコンピュータで構成しているものとして説明するが、処理効率を向上させる等のために、サーバを複数のコンピュータで構成してもよい。
インターネット網30には種々のコンピュータが接続可能であり、所定のPCをローカルサーバにしてLANを接続することも可能である。従って、端末60,70の代わりにLANを接続し、同LAN内の複数のPCからインターネット網30にアクセスしてもよい。
【0031】
図3は、本システム100の基本骨格を構成する手段の概略構成を示している。なお、インターネット網と通信インターフェイスは省略して記載している。
情報記憶領域M1は、サーバ10に設けられており、住宅に関する情報を記憶可能となっている。
住宅情報蓄積手段U1は、ユーザー端末40,60や供給者端末50,70から築年数に応じた住宅に関する住宅情報の入力を受け付け、入力された住宅情報を同築年数を表す情報に対応させて情報記憶領域M1に蓄積させる。
【0032】
相談入力手段U2は、ユーザー端末40,60からユーザーからのプランニングの対象とする住宅の築年数の情報や、同築年数に応じた相談内容の情報や、ユーザーを識別可能とするユーザー識別情報の入力を受け付ける。そして、入力された築年数の情報や、相談内容の情報や、ユーザー識別情報を、互いに対応させながら情報記憶領域M1に蓄積させる。このような処理を行うとともに、相談入力手段U2は、住宅情報蓄積手段U1に住宅情報の入力を受け付けさせて入力された住宅情報を情報記憶領域M1に蓄積させる。従って、ユーザーは相談と同時に住宅情報も入力することになり、同住宅情報が情報記憶領域M1に蓄積されるので、蓄積された住宅情報がより有用な情報となる。
【0033】
プランニング作成手段U3は、入力された築年数と相談内容との情報に基づいて、情報記憶領域M1に蓄積された住宅情報を参照しながら同築年数の情報に対応した住宅に関するプランニングの情報を作成し、対象のユーザーが使用するユーザー端末40,60に対して出力する。なお、過去に築年数と相談内容との情報が入力されていれば、同情報にも基づいてプランニングの情報を作成する。また、供給者端末50,70から築年数と相談内容との情報を出力し、当該相談内容に対する個別のアドバイスの情報の入力を供給者端末50,70から受け付け、入力されたアドバイスの情報にも基づいてプランニングの情報を作成する。さらに、ユーザーに対する相談手数料を決定し、決定した相談手数料を表す情報を同ユーザーに対応するユーザー端末40,60から出力する。なお、供給者端末50,70からアドバイスの情報が入力されたときには、その供給者端末50,70に対しても相談手数料を表す情報を出力する。
【0034】
蓄積情報出力手段U4は、情報記憶領域M1に蓄積された情報の入手を要求する内容の入手要求情報の入力を供給者端末50,70から受け付け、入力された入手要求情報に対応した情報を情報記憶領域M1から取得して同供給者端末50,70に対して出力する。また、供給者に対する入手手数料を決定し、決定した入手手数料を表す情報を同供給者に対応する供給者端末50,70から出力する。
以下、各種手段U1〜U4を実現させるハードウェア資源とソフトウェアによる情報処理の詳細を説明していくことにする。
【0035】
(2)コンピュータの構成:
図4は、サーバ10のハードウェアの概略構成を示している。なお、サーバ10には様々なコンピュータを適用可能であり、汎用のデスクトップ型PCを採用してもよい。
図において、バス10aに、ハードディスクドライブ(HDDRV)を介してハードディスク(HD)11が接続されているとともに、CPU12、ROM13、RAM14、通信インターフェイス(通信I/F)15,16、図示しないタイマ回路、等が接続されている。通信I/F15は、LAN20に接続されており、端末40,50との間で各種情報の入出力を行うことが可能である。また、通信I/F16は、インターネット網30に接続されており、TCP/IPによってインターネット網30にアクセスして端末60,70と双方向通信を行うことが可能である。そして、ROM13やHD11に記憶された所定のプログラムに従ってCPU12がサーバ10全体を集中的に制御する構成となっている。
【0036】
サーバ10のHD11には、サーバ用住宅総合情報提供プログラム11aが記憶されている。同プログラム11aは複数の処理別プログラムを有しており、サーバ10内に設けられた各種手段に対応した機能を実現させる。同処理別プログラムは、各種要求に対応するURLから起動されて動作するようになっており、実行時にRAM14に読み出され、端末40〜70にインストールされたブラウザからの要求に応じた処理をサーバ10内で実行する。また、HD11には、住宅情報領域や相談内容情報領域やプランニング情報領域等からなる情報記憶領域が設けられている。
【0037】
図5は、ユーザー端末60の概略構成を示している。なお、他の端末40,50,70も同様な構成となるため、説明を省略する。なお、端末40,50はLAN20に接続するための通信I/Fを備えていればよい。また、ノート型のPCを使用する場合には、ディスプレイとして液晶ディスプレイを備えていればよい。
図において、バス60aに、CPU62、ROM63、RAM64、通信I/F65、等が接続されている。また、HDドライブを介してHD61が接続され、CRTI/Fを介してディスプレイ66aが接続され、音声出力I/Fを介して音声出力器66bが接続され、入力I/Fを介してマウス66cやキーボード66dも接続されている。通信I/F65は、CPU62の制御に基づいてTCP/IPによりインターネット網30にアクセスし、双方向通信を行うことができる。HD61には、OSプログラム61a、ブラウザ61bや電子メールプログラム61cやその他のアプリケーションプログラム(APL)、HTMLデータ61d、等が記憶されている。記憶されている各種プログラムは適宜RAM64に読み出され、CPU62の制御によって実行される。また、OSプログラム61aの制御に基づき、各種デバイス66a〜dが駆動される。
【0038】
ブラウザ61bや電子メールプログラム61cがRAM64に読み出されると、通信I/F65を介してサーバ10からHTMLデータをダウンロードし、ディスプレイ66aにホームページを表示する。また、マウス66cやキーボード66dから文字や数字の操作入力を受け付け、入力された各種情報を通信I/F65を介してサーバ10に送出する。そして、プログラム61a〜cが上記サーバ用住宅総合情報提供プログラム11aとともにコンピュータ10,40〜70を上記手段U1〜U4として機能させることになる。
【0039】
(3)情報記憶領域に記憶されるテーブルの構造:
図6〜図9は、サーバのHD11に設けられた住宅情報領域、相談内容情報領域、プランニング情報領域にファイルとして記憶されるテーブルT1〜T7の構造を示す模式図である。
住宅情報領域には、住宅情報テーブルT1〜T4と耐用年数テーブルT5が記憶されている。住宅情報テーブルT1〜T4は、住宅の築年数を表す情報に応じて異なるテーブルとされている。本実施形態では、築年数を表す情報として、「建築前」、「新築」、「中間段階」、「古い建築」の4種類設けている。ここで、築年数5年未満を新築とし、築年数5年以上15年未満を中間段階とし、築年数15年以上を古い建築としている。
【0040】
各テーブルT1〜T4には、サーバ10から自動的に付与される通し番号(No)別に各種情報が区分されて格納されるようになっている。テーブルT1には、建築前の住宅に対応した住宅情報が格納されており、例えば、ユーザーまたは供給者の識別情報、入力年月日、階数、間取、床面積、価格、等が格納される。テーブルT2には、5年未満の新築の住宅に対応した住宅情報が格納されており、例えば、ユーザーまたは供給者の識別情報、築年数、入力年月日、修繕箇所、修繕年月日、修繕内容、費用、等が格納される。テーブルT3には、5年以上15年未満の中間段階の住宅に対応した住宅情報が格納されており、例えば、ユーザーまたは供給者の識別情報、築年数、入力年月日、導入設備、導入年月日、導入内容、費用、等が格納される。テーブルT4には、15年以上の古い建築の住宅に対応した住宅情報が格納されており、例えば、ユーザーまたは供給者の識別情報、築年数、入力年月日、リフォーム、リフォームの年月日、リフォームの内容、リフォームの費用、等が格納される。
耐用年数テーブルT5には、家電等の設備の耐用年数の情報が格納されており、例えば、設備の品番、同設備の名称、同設備の耐用年数、等が格納される。
【0041】
相談内容情報領域には、相談内容テーブルT6が記憶されている。相談内容テーブルT6には、ユーザー識別情報、かつ、サーバ10から自動的に付与される通し番号(No)別に各種情報が区分されて格納されるようになっている。同テーブルT6には、築年数、築年数の情報、各種相談内容の情報、供給者からのアドバイスの情報が、ユーザー識別情報かつ通し番号別に格納される。築年数の情報も、建築前、築年数5年未満の新築、築年数5年以上15年未満の中間段階、築年数15年以上の古い建築、の4種類設けている。相談内容の情報には、相談内容の入力年月日、相談の種類、相談の対象、相談の内容、キーワード、等の項目が設けられている。
プランニング情報領域には、プランニング情報テーブルT7が記憶されている。プランニング情報テーブルT7も、ユーザー識別情報、かつ、サーバ10から自動的に付与される通し番号(No)別に各種情報が区分されて格納されるようになっている。同テーブルT7には、プランニングの情報、相談手数料が、ユーザー識別情報かつ通し番号別に格納される。
【0042】
(4)住宅総合情報提供システムの動作の概略:
以下、本システム100の動作を、適宜表示画面例を示しながら説明する。
サーバ10は、端末40〜70からのアクセスを受け付けると、所定の要求かどうかを判断し、所定の要求であれば図10〜図14に示すフローチャートに従って同要求に対応する処理を行う。所定の要求としては、後述する住宅情報蓄積処理を実行させる要求である住宅情報蓄積要求、耐用年数入力処理を実行させる要求である耐用年数入力要求、相談入力処理を実行させる要求である相談入力要求、蓄積情報出力処理を実行させる要求である蓄積情報出力要求、等がある。
【0043】
一方、端末40〜70では、まず、通信I/Fを介してサーバ10に対しネットワークの接続を開始し、回線接続が成功したかどうかを判断する。回線接続が成功したと判断すると、ログイン画面のデータを入手するため、サーバ10に対してHTMLデータ等の送信要求を行う。HTMLデータ等を入手すると、ディスプレイに図示しないログイン画面を表示する。本システム100を利用するユーザーや供給者には、ユーザー別に異なるユーザー識別情報、または、供給者別に異なる供給者識別情報を付与することにしている。そして、端末40〜70は、ユーザーや供給者から、ユーザーを識別可能とするユーザー識別情報、または、供給者を識別可能とする供給者識別情報の入力を受け付けるとともに、パスワードの入力も受け付ける。なお、識別情報やパスワードを入力する態様には、端末40〜70に識別情報やパスワードを記憶させておいて同識別情報やパスワードが自動的に所定の入力欄に入力される態様も含まれる。入力された識別情報やパスワードはサーバ10に対して送出され、サーバ10にて識別情報とパスワードの一致が確認される。確認終了後、端末40〜70はメニュー画面のデータを入手することができ、図示しないメニュー画面を表示して各種の処理を実行する。
【0044】
(5)住宅情報蓄積時のシステムの動作:
端末40〜70は、ユーザーや供給者の操作入力により、上記メニュー画面に設けられた例えば住宅情報蓄積ボタンが選択されると、上記住宅情報蓄積要求を作成してネットワーク20,30を介してサーバ10に送出する。サーバ10は、この要求を入手すると、対応するURLからサーバ用住宅総合情報提供プログラム11aを起動し、図10に示すサーバ側住宅情報蓄積処理を開始する。ここで、端末40〜70は本システム100へのログイン時にユーザー識別情報または供給者識別情報であるIDの入力を受け付けてサーバに送出しており、HD11の情報記憶領域に記憶されている所定の初期入力用フォーマットとされた住宅情報入力画面データを取得し、ユーザー識別情報または供給者識別情報に基づいて住宅情報蓄積要求を入手した端末に対して出力する(ステップS102。以下、「ステップ」の記載を省略)。
サーバ10の情報記憶領域には、それぞれ図6で示した住宅情報テーブルT1〜T4の各項目に対応した内容の4種類の入力用フォーマットの画面データが記憶されている。例えば、新築用の入力用フォーマットは、新築用の住宅情報テーブルT1に対応して、築年数、入力年月日、修繕箇所、修繕年月日、修繕内容、費用、等を入力可能とするフォーマットとされている。初期入力用フォーマットは、築年数を表す4種類の情報に対応した入力用フォーマットのいずれかとすることができる。
【0045】
端末40〜70は、上記画面データを入手し、同画面データに基づいて初期の住宅情報入力画面を表示する(S152)。その表示画面例を、図15に示している。同画面には複数の入力欄91aが設けられており、図の例では住宅の階数、間取、修繕箇所、修繕年月日、修繕箇所、修繕の費用、等についての情報をマウスとキーボードにより操作入力可能となっている。図は新築用の住宅情報入力画面の例を示しているが、住宅情報入力画面は住宅の築年数を表す情報に応じて異なる画面とされており、築年数入力欄91bに築年数が操作入力されると入力された築年数に応じた画面、すなわち、上述した築年数を表す建築前、新築、中間段階、古い建築、の4種類の情報に対応した画面となる。
端末は、画面上部に設けられた築年数入力欄91bにて住宅の築年数の操作入力を受け付け、入力された内容を取得し、入力内容を表す情報をサーバに送出する(S154)。同入力欄91bでは、築年数を年単位で選択入力可能であるとともに、「建築前」も選択入力可能となっている。
【0046】
サーバは、上記入力内容を表す情報と、築年数を表す上記4種類の情報とを対応させた図示しない築年数テーブルを情報記憶領域に記憶している。そこで、端末から送出された情報を入手し、同築年数テーブルを参照して築年数を表す4種類の情報を取得する(S104)。そして、取得した築年数を表す情報に対応した入力用フォーマットとされた住宅情報入力画面データを情報記憶領域から取得し、上記築年数入力欄91bからの情報を入手した端末に対して同画面データを出力する(S106)。
端末は、上記画面データを入手し、築年数を表す情報に対応した入力用フォーマットとされた住宅情報入力画面を表示する(S156)。なお、築年数を表す情報を所定の表示領域91cに表示する。そして、入力欄91bにて各種住宅情報の操作入力を受け付け、入力された住宅情報を取得する(S158)。すなわち、ユーザー端末や供給者端末は、住宅情報の入力を所定の入力用フォーマットで受け付けることになる。そして、画面下の終了ボタン91dがマウスによりクリック操作されると、取得した住宅情報をサーバに送出して(S160)、本フローを終了する。
【0047】
サーバは、上記入力された住宅情報を入手する(S108)。同住宅情報は住宅情報テーブルT1〜T4に対応した入力用フォーマットで受け付けられた情報であるので、同住宅情報を築年数を表す情報に対応させてそのまま同テーブルT1〜T4に格納することができる。そこで、住宅情報を同テーブルT1〜T4に格納することにより情報記憶領域に蓄積させ(S110)、本フローを終了する。
例えば、図15に示すように、築年数入力欄91bに「4年」が選択入力されたとき、築年数テーブルを参照することにより新築を意味する築年数5年未満であると判断することができるので、サーバは築年数を表す情報として「新築」を取得する。そして、「新築」用の入力用フォーマットを出力するので、端末では新築に対応した住宅情報を新築に対応した入力用フォーマットで受け付け、サーバでは同住宅情報を同入力用フォーマットとされた状態で情報記憶領域に蓄積させる。
このように、図10で示したサーバと端末とが行う処理は、ユーザー端末や供給者端末から住宅情報の入力を受け付け、入力された住宅情報を築年数を表す情報に対応させて情報記憶領域に蓄積させる住宅情報蓄積手段を構成する。
【0048】
なお、住宅情報には住宅内の設備についての耐用年数の情報が含まれており、住宅情報蓄積手段により住宅情報領域の更新作業が行われるようになっている。供給者端末50,70は、供給者の操作入力により、上記メニュー画面に設けられた例えば耐用年数入力ボタンが選択されると、上記耐用年数入力要求を作成してサーバ10に送出する。サーバ10は、この要求を入手すると、対応するプログラム11aを起動し、図11に示すサーバ側耐用年数入力処理を開始する。まず、情報記憶領域に記憶されている所定の耐用年数入力用フォーマットとされた耐用年数入力画面データを取得し、供給者識別情報に基づいて耐用年数入力要求を入手した端末に対して出力する(S202)。
【0049】
供給者端末は、上記画面データを入手し、同画面データに基づいて図示しない耐用年数入力画面を表示する(S252)。同画面には、図7で示した耐用年数テーブルT5の各項目に対応して、設備の品番、同設備の名称、同設備の耐用年数、等についての情報を操作入力可能となっている。そこで、耐用年数等の操作入力を受け付け、入力された耐用年数等の情報を取得し(S254)、サーバに送出して(S256)、本フローを終了する。
サーバは、上記耐用年数等の情報を入手する(S204)。同情報は耐用年数テーブルT5に対応した耐用年数入力用フォーマットで受け付けられた情報であるので、同情報をそのまま同テーブルT5に格納することができる。そこで、耐用年数等の情報を同テーブルT5に格納することにより情報記憶領域に蓄積させ(S206)、本フローを終了する。
むろん、住宅情報には、耐用年数の情報以外にも様々な情報を含めることが可能である。そして、図11で示したのと同様のフローにより、種々の住宅情報を情報記憶領域に記憶させることが可能である。
【0050】
(6)相談入力時のシステムの動作:
ユーザー端末40,60は、ユーザーの操作入力により、上記メニュー画面に設けられた例えば相談入力ボタンが選択されると、上記相談入力要求を作成してサーバ10に送出する。サーバ10は、この要求を入手すると、対応するプログラム11aを起動し、図12に示すサーバ側相談入力処理を開始する。まず、HD11の情報記憶領域に記憶されている所定の初期相談用フォーマットとされた相談入力画面データを取得し、ユーザー識別情報に基づいて相談入力要求を入手した端末に対して出力する(S302)。
サーバ10の情報記憶領域には、それぞれ住宅情報テーブルT1〜T4の各項目に対応した内容の4種類の相談用フォーマットの画面データが記憶されている。初期相談用フォーマットは、4種類の築年数の情報に対応した相談用フォーマットのいずれかとすることができる。
【0051】
ユーザー端末40,60は、上記画面データを入手し、同画面データに基づいて初期の相談入力画面を表示する(S352)。その表示画面例を、図16に示している。図は新築用の相談入力画面の例を示しているが、相談入力画面は築年数の情報に応じて異なる画面とされており、画面上部に設けられた築年数入力欄92aに築年数が操作入力されると入力された築年数に応じた画面となるようにしてある。
ユーザー端末は、築年数入力欄92aにてプランニングの対象とする住宅の築年数の情報の選択入力を受け付け、選択入力された築年数の情報を取得してサーバに送出する(S354)。同入力欄92aでは、上述した「建築前」、「新築」、「中間段階」、「古い建築」の4種類の築年数の情報のいずれかを選択入力可能である。すなわち、築年数を表す情報に対応した区分単位で築年数の情報の入力を受け付けることになり、相談入力処理を簡素化させることができる。むろん、築年数入力欄にて、「建築前」を含めて築年数を年単位で選択入力を受け付けるようにしてもよい。
【0052】
サーバは、ユーザー端末から送出された築年数の情報を取得する(S304)。そして、取得した築年数の情報に対応した相談用フォーマットとされた相談入力画面データを情報記憶領域から取得し、築年数の情報を入手したユーザー端末に対して同画面データを出力する(S306)。
例えば、図16に示すように、築年数入力欄92aに「5年未満」が選択入力されたとき、サーバは築年数を表す情報として5年未満に対応する「新築」を取得する。そして、「新築」用の相談用フォーマットを出力する。
【0053】
ユーザー端末は、上記画面データを入手し、築年数の情報に対応した相談用フォーマットとされた相談入力画面を表示する(S356)。そして、同画面に設けられた複数の入力欄にて築年数の情報に応じた各種相談内容の情報の操作入力を受け付け、入力された相談内容の情報を取得する(S358)。
例えば、上記画面には相談の種類を操作入力可能な相談種類入力欄92bが設けられており、築年数の情報に対応した項目の選択入力を受け付ける。新築用の相談用フォーマットでは、新築用の住宅情報テーブルT1の「修繕箇所」、「修繕内容」等に対応して、相談種類入力欄92bにて「修繕」等を選択入力可能である。そして、同入力欄92bの項目が選択入力されると、対象入力欄92cにて同項目に対応した対象の場所や設備等の選択入力を受け付ける。また、内容入力欄92dにて、同項目に対応した相談の内容の操作入力を受け付ける。
【0054】
住宅に関するプランニングの情報を容易に作成することができるように、内容入力欄92dに入力された内容に対応するキーワードの操作入力をキーワード入力欄92eにて受け付ける。同入力欄92eの左側には抽出ボタン92fが設けられており、同ボタン92fのクリック操作を受け付けると、内容入力欄92dに入力された内容に基づいてキーワードを抽出し、キーワード入力欄92eに表示する。この処理は、例えば、住宅に関する技術分野の所定のキーワードのリストを予め情報記憶領域に記憶させておき、同リストを参照しながら内容入力欄92dへの入力内容に含まれる所定のキーワードを抽出することにより行うことができる。また、入力内容を「て」、「に」、「を」、「は」等の所定の助詞が存在する箇所で区切ってキーワードとしてもよい。キーワードが抽出された後、さらにキーワード入力欄92eにてキーワードを修正する操作入力も受け付ける。
予算入力欄92gでは、予算(例えば、修繕費用の予算)を限定する内容の操作入力も受け付ける。
そして、入力欄92b〜e,g等から取得された情報が、相談内容の情報となる。
このように、ユーザー端末は、築年数の情報と相談内容の情報の入力を入力用フォーマットに対応した相談用フォーマットで受け付けることになる。その結果、プランニングの情報を容易に作成することが可能となる。そして、終了ボタン92hがクリック操作されると、取得した相談内容の情報を、ログイン時に入力されたユーザー識別情報とともにサーバに送出する(S360)。
【0055】
サーバは、上記相談内容の情報とユーザー識別情報とを入手する(S308)。そして、S304で入力された築年数の情報と、S308で入力された相談内容の情報とユーザー識別情報とを対応させて、図8で示した相談内容テーブルT6に格納することにより情報記憶領域に蓄積させる(S310)。
このように、S302〜S310,S352〜S360の処理は、ユーザー端末からプランニングの対象とする住宅の築年数の情報と同築年数に応じた相談内容の情報との入力を受け付け、ユーザー識別情報と築年数の情報と相談内容の情報とを対応させて情報記憶領域に蓄積させる相談入力手段を構成する。その結果、いわゆる「カルテ」のように以前入力された相談内容等がユーザー別に蓄積されるので、ユーザー別にプランニングの情報を作成することができるので便利であるし、過去の相談内容等も参照されてプランニングの情報が作成されるのでユーザーは希望に沿ったプランニングの情報を入手することが可能となる。
【0056】
S310終了後、サーバは、相談内容の情報等を入力したユーザーが住宅取得者であるか否かを判断する(S312)。取得した築年数の情報が「新築」、「中間段階」、「古い建築」であれば住宅取得者であると判断することができ、取得した築年数の情報が「建築前」であれば住宅取得者であると判断することができる。住宅取得者であれば、アンケートの感覚で住宅情報を入手可能であるので、図10で示したサーバ側住宅情報蓄積処理を行う(S314)。このとき、住宅の築年数が入力されるので、入力された築年数を相談内容テーブルT6に格納する処理も行う。一方、住宅取得者でなければ、S314をスキップする。
S314が行われると、ユーザー端末では、図10で示した端末側住宅情報蓄積処理を行い(S362)、本フローを終了する。
【0057】
このように、相談入力手段にて相談内容の情報の入力を受け付けたときに、住宅情報蓄積手段にて築年数に応じた住宅に関する住宅情報の入力を受け付けて同住宅情報を情報記憶領域に蓄積するので、情報記憶領域に記憶される住宅情報は、あるメーカー、工務店等による偏った情報でない、より有用な情報となる。その結果、ユーザーに対してよりよいプランニングの情報を提供することが可能となり、ユーザーは有用なプランニングの情報を入手することができる。
S314またはS312終了後、サーバは、図13に示すサーバ側プランニング作成処理を行い(S316)、本フローを終了する。
【0058】
(7)プランニングの情報作成時のシステムの動作:
図13に示すサーバ側プランニング作成処理が開始されると、本システム100へのログイン時に入力されたユーザー識別情報に基づいて、同ユーザー識別情報に対応する築年数の情報と相談内容の情報とを相談内容テーブルT6から取得する(S402)。そして、供給者識別情報に基づいて、取得した情報を供給者端末50,70に対して電子メール等により出力する(S404)。
供給者端末50,70は、電子メールプログラムの機能により、これらの築年数の情報と相談内容の情報とを入手して表示する(S452)。ここで、供給者が本システム100へログインする操作を行うと、供給者端末は供給者識別情報とパスワードをサーバに送出し、メニュー画面データを入手してメニュー画面を表示する。同メニュー画面に設けられた例えばアドバイス入力ボタンが選択操作されると、供給者端末は同相談内容に対するアドバイスの情報の操作入力を受け付け、アドバイスの情報を取得する(S454)。そして、取得したアドバイスの情報をサーバに送出する(S456)。
【0059】
サーバは、上記アドバイスの情報を入手し、取得済みのユーザー識別情報に対応させて相談内容テーブルT6に格納する(S406)。次に、取得済みの築年数の情報と相談内容の情報とに基づいて、住宅情報領域に記憶されたテーブルT1〜T5を参照しながら築年数の情報に対応した住宅情報を取得する(S408)。そして、取得した住宅情報とアドバイスの情報とに基づいて、築年数の情報に対応した住宅に関するプランニングの情報を作成する(S410)。
【0060】
図6〜図8に示す例では、ユーザー識別情報「U1234 」のユーザーに対して通し番号「0003」に対応するプランニングの情報を作成する場合、S402〜S404にて相談内容テーブルT6からユーザー識別情報「U1234 」に対応する築年数の情報と相談内容の情報(図では3行分)を出力し、供給者端末に対して出力する。S406では、供給者端末から入力されたアドバイスの情報を通し番号「0003」に対応する領域R61に格納する。S408では、領域R62からのキーワードを含む住宅情報をテーブルT1〜T5から取得する。例えば、築年数の情報が「新築」であれば、「新築」とこれ以降の「中間段階」と「古い建築」とに対応する住宅情報テーブルT2〜T4と耐用年数テーブルT5とから、領域R62からのキーワードを含む住宅情報を取得する。同住宅情報は、領域R62からの全てのキーワードを含む情報であってもよいし、同キーワードのいずれかを含む情報であってもよい。また、過去に入力された領域R63からのキーワードを含めて住宅情報を取得するようにしてもよい。なお、上記予算入力欄92gにて予算の情報が操作入力された場合には、同予算に合致した住宅情報のみを取得する。
【0061】
S410では、「新築」とこれ以降に対応する住宅情報と、アドバイスの情報とから、プランニングの情報を作成する。ここで、作成されるプランニングの情報は、例えば、取得した住宅情報を築年数の順に並べた一覧表形式としてアドバイスの情報を付加した情報とすることができる。
なお、耐用年数テーブルT5から耐用年数の情報を取得した場合には、取得した耐用年数の情報も付加してプランニングの情報とする。
このようにして、住宅の築年数に対応したプランニングの情報を作成することができる。
【0062】
S410終了後、サーバは、取得済みの相談内容の情報に基づいて、ユーザーに対する相談手数料を決定する(S412)。サーバは、図16で示した相談入力画面中の相談種類入力欄92bにて選択可能な相談の種類と、所定の相談手数料を表す情報とを対応させた図示しない相談手数料テーブルを情報記憶領域に記憶している。そこで、相談内容テーブルT6からユーザー識別情報と通し番号とに対応する種類を取得し、同相談手数料テーブルを参照して対応する相談手数料を表す情報を取得する。むろん、相談手数料は、様々な手法により決定することができ、例えば、プランニングの情報を作成するために取得した住宅情報の件数に所定の手数料を乗じることにより決定してもよいし、同一のユーザーから何度も相談内容が入力されている場合には入力回数に応じた所定の割引率を乗じることにより相談手数料を決定してもよい。
【0063】
S412終了後、サーバは、作成したプランニングの情報と相談手数料を表す情報とを、ユーザー識別情報と通し番号とに対応させて図9で示したプランニング情報テーブルT7に格納する(S414)。また、同プランニングの情報と相談手数料を表す情報とを、ユーザー識別情報に対応するユーザー端末40,60に対して電子メール等により出力する(S416)。
ユーザー端末40,60は、電子メールプログラムの機能により、これらのプランニングの情報と相談手数料を表す情報とを入手して表示する。すると、ユーザー端末は、図17で示すようなプランニング情報画面をディスプレイに表示する。同画面では、上記取得されて一覧表形式とされた住宅情報を一覧表表示欄93aにて表示し、供給者からのアドバイスの情報をアドバイス表示欄93bにて表示する。また、耐用年数の情報が取得されている場合には同耐用年数の情報を耐用年数表示欄93cにて表示する。表示欄93a〜cにて表示される各種情報が、本発明にいうプランニングの情報である。さらに、ユーザーに対する相談手数料を表す情報を相談手数料表示欄93dにて表示する。
なお、S416終了後、サーバは、上記プランニングの情報と相談手数料を表す情報とを、アドバイスの情報を入手した供給者端末50,70に対しても出力し(S418)、本フローを終了する。供給者端末50,70は、電子メールプログラムの機能により、これらの情報を入手し、図17で示したような画面にてプランニングの情報と相談手数料を表す情報とを表示し(S458)、本フローを終了する。
【0064】
このように、図13で示したサーバと端末とが行う処理は、築年数の情報と相談内容の情報とに基づいて、住宅情報を参照しながら同築年数の情報に対応したプランニングの情報を作成して端末から出力するプランニング作成手段を構成する。
ここで、表示出力されるプランニングの情報は住宅の築年数に対応した情報であり、築年数に関係なく一律とされた情報ではない。また、プランニングの情報はあるメーカーや工務店等のみが作成した情報ではない。従って、ユーザーは、ユーザー端末から住宅のトータルプランニングのための客観的なデータを入手することができ、入手したデータに基づいて、住宅の新築、増改築、修繕、建て替え、住宅内の設備の変更、修理、等を最適な状態にて行うことが可能となる。
また、供給者は、供給者端末を使用して、築年数と相談内容の情報を確認しながら相談内容に対するアドバイスの情報を入力することができ、ユーザーに対して出力することができる。従って、ユーザーは、供給者が入力したアドバイスの情報が反映されたよりよいプランニングの情報を入手することができる。
さらに、ユーザーは相談内容に対応する相談手数料を知ることができるので、本システムは便利である。
【0065】
なお、図16で示した相談種類入力欄92bにて相談の種類として「耐用年数一覧」が選択入力されると、ユーザー端末は、図示しない設備一覧入力画面を表示し、操作入力を受け付けることにより住宅内に存在する各種設備の名称を取得してサーバに送出する。なお、住宅が新築されてからしばらく後に導入された設備については、その使用期間も操作入力により取得してサーバに送出する。サーバは、取得された各種設備の名称と使用期間とを入手すると、耐用年数テーブルT5を参照して対応する耐用年数の情報を取得するとともに、設備毎に耐用年数内か否かの情報を付加してユーザー端末に対して出力する。すると、ユーザー端末は、これらの情報を入手して、図18に示すような耐用年数一覧表示画面を表示する。同画面では、入力した設備の名称と使用期間と設備の耐用年数の情報とを対応させて一覧表94aにて表示する。その際、耐用年数を過ぎている設備(図の例では、洗濯機A)については、耐用年数の情報に耐用年数外である旨の情報を付加して表示する。一覧表94aにて表示される情報は、住宅内の設備の交換についてのプランニングの情報である。
【0066】
このように、プランニング作成手段により、築年数の情報と相談内容の情報に基づいて、情報記憶領域から同耐用年数の情報を含む住宅情報を参照して同設備の交換についてのプランニングの情報を作成して出力することができる。
その結果、ユーザーは、住宅内の設備の交換について、耐用年数の情報が反映されたプランニングの情報を入手することができるので、無駄な設備交換をせずに済み、最適なリフォームを行うことが可能となる。
【0067】
(8)蓄積情報出力時のシステムの動作:
供給者端末50,70は、供給者の操作入力により、上記メニュー画面に設けられた例えば蓄積情報出力ボタンが選択されると、上記蓄積情報出力要求を作成してサーバ10に送出する。サーバ10は、この要求を入手すると、対応するプログラム11aを起動し、図14に示すサーバ側蓄積情報出力処理を開始する。まず、HD11の情報記憶領域に記憶されている所定の蓄積情報入手画面データを取得し、供給者識別情報に基づいて蓄積情報出力要求を入手した供給者端末に対して出力する(S502)。
【0068】
供給者端末50,70は、上記画面データを入手し、同画面データに基づいて図示しない蓄積情報入手画面を表示する(S552)。同画面には検索式入力欄が設けられており、同入力欄にて「AND 」や「OR」等の論理演算子とキーワードとからなる検索式の操作入力を受け付けることにより、情報記憶領域に蓄積された情報の入手を要求する内容の入手要求情報の入力を受け付ける(S554)。そして、入力された入手要求情報をサーバに送出する(S556)。
【0069】
サーバは、上記入手要求情報を入手し(S504)、入手要求情報に含まれる検索式に合致する情報をHD11の情報記憶領域から取得する(S506)。取得した情報は、入手要求情報に対応した情報である。次に、取得済みの入手要求情報に基づいて、供給者に対する入手手数料を決定する(S508)。入手手数料は、様々な手法により決定することができ、例えば、情報記憶領域から取得した情報が何キロバイトであるかといった情報量に所定の手数料を乗じることにより決定してもよいし、検索式の文字数に所定の手数料を乗じることにより決定してもよい。
そして、S506で取得した情報と、S508で決定した入手手数料を表す情報とを、入手要求情報を入手した供給者端末に対して出力し(S510)、本フローを終了する。
供給者端末は、電子メールプログラムの機能により、これらの情報を入手し、図19で示すような蓄積情報出力画面をディスプレイに表示して(S558)、本フローを終了する。同画面では、情報記憶領域から取得されて一覧表形式とされた情報を一覧表95aにて表示し、供給者に対する入手手数料を表す情報を入手手数料表示欄95bにて表示する。
【0070】
このように、図14で示したサーバと供給者端末とが行う処理は、入手要求情報の入力を受け付け、入力された入手要求情報に対応した情報を情報記憶領域から取得して供給者端末に対して出力するとともに、入手手数料を決定し、決定した入手手数料を表す情報を供給者に対応する供給者端末から出力する蓄積情報出力手段を構成する。
上記処理が行われることにより、供給者は、情報記憶領域から情報を入手した際の入手手数料を知ることができるので、便利である。また、供給者は、自らのユーザーに限られない情報を入手できるので、住宅のリフォーム等の事業拡大に役立てることが可能となる。
【0071】
(9)まとめ:
上述した実施形態では、住宅総合情報提供システムをサーバとユーザー端末と供給者端末とから構成することにより、ユーザーはどこにいてもプランニングの情報を入手することができ、供給者は情報記憶領域に蓄積された情報を入手することができたが、住宅総合情報提供システムを単一のコンピュータから簡易に構成してもよい。この場合、ユーザーや供給者は住宅病院内にて直接サーバに対して操作を行うことにより、プランニングの情報や情報記憶領域に蓄積された情報を入手することができる。
むろん、ユーザー端末と供給者端末のいずれかのみをサーバと併せて設けて住宅総合情報提供システムを構成してもよい。
【0072】
以上説明したように、本発明によると、住宅のトータルプランニングのための客観的なデータを入手することができ、住宅の新築、増改築、修繕、建て替え、住宅内の設備の変更、修理、等を最適な状態にて行うことが可能となる。例えば、これから住宅を取得するユーザーでは、住宅計画のための予算計画が分からないといった悩みを持っているときに同ユーザーにあったプランニングの情報を入手することができるし、土地がないと住宅メーカーは不親切であるといった悩みを持っているときに条件的に制約のない総合的なアドバイスを入手することができる。新築のユーザーでは、間取等後々になって色々後悔するがお金はないといった悩みを持っているときに限られた条件で改善するためのプランニングの情報を入手することができるし、家具や家電等住宅メーカーが教えてくれない情報が欲しいときに住宅に関する全てのアドバイスを入手することができる。中間段階のユーザーでは、見栄えが悪くなってきたといった悩みを持っているときに改善費用はどの位か、また、変える必要のあるところとないところはどこかとが分かるプランニングの情報を入手することができる。古い建築のユーザーでは、建家の構造に不安を持っているといった悩みを持っているときに予算を考慮しながら建て替えるべきかリフォームできるかが分かるプランニングの情報を入手することができる。
このように、本発明によると、住宅の築年数に応じて客観的かつ適切なプランニングの情報を入手することができ、便利かつ有用な住宅総合情報提供システムおよびそのプログラムを提供することができる。むろん、住宅総合情報提供方法としても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる住宅総合情報提供システムの概念を模式的に示す図である。
【図2】住宅総合情報提供システムを含むネットワーク構成の概略図である。
【図3】住宅総合情報提供システムの基本骨格を構成する手段の概略構成を示す構成図である。
【図4】サーバのハードウェアの概略構成を示す概略ブロック図である。
【図5】端末の概略構成を示す概略ブロック図である。
【図6】住宅情報テーブルの構造を示す模式図である。
【図7】耐用年数テーブルの構造を示す模式図である。
【図8】相談内容テーブルの構造を示す模式図である。
【図9】プランニング情報テーブルの構造を示す模式図である。
【図10】住宅情報蓄積処理を示すフローチャートである。
【図11】耐用年数入力処理を示すフローチャートである。
【図12】相談入力処理を示すフローチャートである。
【図13】プランニング作成処理を示すフローチャートである。
【図14】蓄積情報出力処理を示すフローチャートである。
【図15】住宅情報入力画面の表示画面例を示す図である。
【図16】相談入力画面の表示画面例を示す図である。
【図17】プランニング情報画面の表示画面例を示す図である。
【図18】耐用年数一覧表示画面の表示画面例を示す図である。
【図19】蓄積情報出力画面の表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
10…サーバ
11…ハードディスク(HD)
11a…サーバ用住宅総合情報提供プログラム
12…CPU
13…ROM
14…RAM
15,16…通信インターフェイス(通信I/F)
20…LAN
30…インターネット網
40,60…ユーザー端末
50,70…供給者端末
100…住宅総合情報提供システム
T1〜T4…住宅情報テーブル
T5…耐用年数テーブル
T6…相談内容テーブル
T7…プランニング情報テーブル
M1…情報記憶領域
U1…住宅情報蓄積手段
U2…相談入力手段
U3…プランニング作成手段
U4…蓄積情報出力手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅総合情報提供システム、住宅総合情報提供方法および住宅総合情報提供プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、住宅の新築、リフォーム、建て替え、住宅内の設備の変更、修理、等を検討する際には、住宅メーカーや工務店等に相談している。また、特開2002−41843号公報に開示された技術では、ネットワークに接続された端末装置を使用して、サーバの工務店データベースに登録された工務店を検索して選定することができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の技術においては、結局、相談した住宅メーカーや工務店等に住宅の建築や住宅内の設備の変更等を発注することになる。また、住宅のリフォームの際には、住宅内の各種設備について耐用年数内であるにもかかわらずリフォームすることになってリフォーム費用が高額になる等、最適なリフォーム等が行われない問題がある。さらに、建て替えるべきかリフォームすべきかを相談しても、結局のところ多大な費用がかかる建て替えを勧められてしまうこともある。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、住宅のトータルプランニングのための客観的なデータを入手することができ、住宅の新築、増改築、修繕、建て替え、住宅内の設備の変更、修理、等を最適な状態にて行うことが可能な住宅総合情報提供システム、住宅総合情報提供方法および住宅総合情報提供プログラムの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、住宅に関する情報を記憶可能な情報記憶領域と、築年数に応じた住宅に関する住宅情報の入力を受け付け、入力された住宅情報を同築年数を表す情報に対応させて上記情報記憶領域に蓄積させる住宅情報蓄積手段と、ユーザーからプランニングの対象とする住宅の築年数の情報および同築年数に応じた相談内容の情報の入力を受け付ける相談入力手段と、入力された上記築年数の情報および相談内容の情報に基づいて、上記情報記憶領域に蓄積された上記住宅情報を参照しながら同築年数の情報に対応した住宅に関するプランニングの情報を作成して出力するプランニング作成手段とを具備する構成としてある。
【0005】
すなわち、住宅情報蓄積手段により、築年数に応じた住宅に関する住宅情報を本システムに入力することが可能である。情報記憶領域には、入力された住宅情報が築年数を表す情報に対応して蓄積される。相談入力手段により、ユーザーは、プランニングの対象とする住宅の築年数の情報と、同築年数に応じた相談内容の情報を入力することが可能である。そして、プランニング作成手段により、入力された築年数の情報と相談内容の情報とに基づいて、情報記憶領域に蓄積された住宅情報が参照されて、入力された築年数の情報に対応した住宅に関するプランニングの情報が作成され、出力される。ここで、情報記憶領域に蓄積された住宅情報は、築年数を表す情報に対応した情報であるので、プランニング作成手段は入力された築年数の情報に基づいて同住宅情報を参照することにより、入力された築年数の情報に対応した住宅に関するプランニングの情報を作成することができる。
出力されるプランニングの情報は住宅の築年数に対応した情報であり、築年数に関係なく一律とされた情報ではない。また、プランニングの情報はあるメーカーや工務店等のみが作成した情報ではないので、住宅のトータルプランニングのための客観的なデータを入手することが可能となる。
【0006】
ここで、住宅情報には、建家についての情報のみならず、建家に付随した設備についての情報や土地についての情報を含めてもよく、これらのような情報であっても本発明にいう住宅情報に含まれる。
上記プランニングは、住宅に関するものであればよく、住宅の新築、リフォーム、建て替えの計画や、住宅内の設備の変更、修理の計画、等、様々なものが考えられる。
プランニングの情報は、築年数の情報と相談内容の情報とに基づいて作成されればよく、例えば、築年数に略一致する住宅情報のみから作成されてもよいし、より大きい築年数に対応した住宅情報も含めて作成されてもよい。
【0007】
ここで、プランニングの対象とする住宅の築年数の情報には、住宅の建築後の年数の情報のみならず、建築前の状態を表す情報を含めてもよく、この場合であっても本発明にいう築年数の情報に含まれる。
また、請求項2にかかる発明のように、上記築年数を表す情報は、上記住宅の築年数を所定数に区分した情報とされ、上記相談入力手段は、上記築年数を表す情報に対応した区分単位で上記築年数の情報の入力を受け付ける構成としてもよい。すなわち、ユーザーはプランニングの対象とする住宅の築年数を区分単位で入力することができる。なお、所定数に区分された築年数を表す情報は、住宅の完成時点から各年別に区分された情報であってもよいし、複数年がまとめられた情報であってもよいし、一年を複数に区分した情報であってもよい。
【0008】
上記相談内容の情報等を情報記憶領域に蓄積するようにしてもよい。その一例として、請求項3にかかる発明は、上記相談入力手段は、上記入力された築年数の情報および相談内容の情報を上記情報記憶領域に蓄積させ、上記プランニング作成手段は、上記入力された築年数の情報および相談内容の情報とともに上記情報記憶領域に蓄積された築年数の情報および相談内容の情報に基づいて上記プランニングの情報を作成する構成としてある。すなわち、病院で作成されるカルテのように以前入力された相談内容等も蓄積されるので、過去の相談内容等も参照されてプランニングの情報が作成され、よりユーザーの希望に沿ったプランニングの情報を提供することができる。
【0009】
また、請求項4にかかる発明のように、上記相談入力手段は、上記ユーザーを識別可能とするユーザー識別情報の入力を受け付け、入力されたユーザー識別情報と上記入力した築年数の情報および相談内容の情報とを対応させて上記情報記憶領域に蓄積させ、上記プランニング作成手段は、上記情報記憶領域から上記入力されたユーザー識別情報に対応する上記築年数の情報および相談内容の情報を参照して同ユーザー識別情報別に上記プランニングの情報を作成する構成としてもよい。すなわち、相談内容の情報等はユーザー識別情報と対応して情報記憶領域に蓄積されているので、ユーザー別にプランニングの情報を作成することができる。
【0010】
さらに、請求項5にかかる発明のように、上記相談入力手段は、上記築年数の情報および相談内容の情報の入力を受け付けるとともに、上記住宅情報蓄積手段に上記住宅情報の入力を受け付けさせて入力された住宅情報を上記情報記憶領域に蓄積させる構成としてもよい。すなわち、相談内容の情報が入力されると、築年数に応じた住宅に関する住宅情報の入力が受け付けられて同住宅情報が情報記憶領域に蓄積されるので、情報記憶領域に記憶されている住宅情報はより有用な情報となる。
【0011】
ところで、請求項6にかかる発明のように、上記住宅情報蓄積手段は、築年数に応じた住宅に関する住宅情報の入力を所定の入力用フォーマットで受け付け、入力された住宅情報を同入力用フォーマットとされた状態で上記情報記憶領域に蓄積させ、上記相談入力手段は、ユーザーからプランニングの対象とする住宅の築年数の情報および同築年数に応じた相談内容の情報の入力を上記入力用フォーマットに対応したフォーマットで受け付ける構成としてもよい。すなわち、入力された住宅情報と相談内容の情報等とは、互いに対応したフォーマットとされる。
【0012】
本システムは、単一のコンピュータで構成されてもよいし、複数のコンピュータで構成されてもよい。複数のコンピュータを備えた構成の一例として、請求項7にかかる発明は、上記情報記憶領域および各種手段を有するサーバが設けられるとともに、同サーバと双方向通信可能であって上記ユーザーが使用するユーザー端末および同ユーザーに対する住宅の供給者が使用する供給者端末が設けられ、上記住宅情報蓄積手段は、上記ユーザー端末と供給者端末のいずれかまたは組み合わせから上記住宅情報の入力を受け付け、上記相談入力手段は、上記ユーザー端末から上記築年数の情報および相談内容の情報の入力を受け付け、上記プランニング作成手段は、上記ユーザー端末に対して上記プランニングの情報を出力する構成としてある。
【0013】
すなわち、ユーザーと供給者のいずれかまたは組み合わせは、端末から住宅情報を入力することができる。また、ユーザーは、ユーザー端末から築年数と相談内容の情報を入力すると、同ユーザー端末から築年数と相談内容の情報に対応したプランニングの情報を入手することができる。
ここで、住宅の供給者は様々考えられ、例えば、住宅メーカー、工務店が該当する。また、サーバ、ユーザー端末、供給者端末は、それぞれ、単一のコンピュータで構成されてもよいし、複数のコンピュータで構成されてもよい。
なお、情報を入力する際には、キーボードやマウスを操作することにより入力してもよいし、音声により入力してもよい。また、情報を出力する際には、端末に備わるディスプレイに表示してもよいし、端末に接続されたプリンタに印刷させてもよいし、端末に備わるスピーカ等から音声出力してもよい。
【0014】
個別の相談内容に対して供給者からの情報を反映させてプランニングの情報を作成してもよい。その一例として、請求項8にかかる発明は、上記プランニング作成手段は、上記供給者端末から上記築年数の情報および相談内容の情報を出力し、当該相談内容に対するアドバイスの情報の入力を同供給者端末から受け付け、上記築年数の情報および相談内容の情報とともに同入力されたアドバイスの情報に基づいて上記プランニングの情報を作成する構成としてある。すなわち、供給者は、供給者端末から築年数と相談内容の情報を確認して、相談内容に対するアドバイスの情報を供給者端末に対して入力することができる。そして、プランニングの情報は、入力されたアドバイスの情報に基づいて作成され、ユーザーに対して出力される。
【0015】
ここで、アドバイスの情報には、建家に対する情報のみならず、建家に付随した設備に対する情報を含めてもよく、この場合であっても本発明にいうアドバイスの情報に含まれる。また、プランニング作成手段は、相談内容の情報を入力したユーザーに対応する築年数と相談内容の情報全てを情報記憶領域から取得して出力してもよい。すると、供給者はユーザーに対応する情報をより多く入手することができるので、より適切なアドバイスの情報を入力することが可能となる。さらに、入力されたアドバイスの情報を相談内容の情報に対応させて情報記憶領域に蓄積させてもよい。むろん、住宅情報蓄積手段により、一般的なアドバイスの情報を住宅情報として情報記憶領域に蓄積させてもよい。
【0016】
上記住宅情報に住宅内の設備についての耐用年数の情報が含まれる場合、請求項9にかかる発明のように、上記住宅情報蓄積手段は、上記供給者端末から同耐用年数の情報の入力を受け付け、上記プランニング作成手段は、入力された上記築年数の情報および相談内容の情報に基づいて、上記情報記憶領域から同耐用年数の情報を含む住宅情報を参照して同設備の交換についてのプランニングの情報を作成して出力してもよい。すると、ユーザーは、住宅内の設備の交換について、耐用年数の情報が反映されたプランニングの情報を入手することができる。
【0017】
本システムを用いてビジネスを行う場合、ユーザーや供給者に対して所定の手数料を請求できると好適である。その一例として、請求項10にかかる発明は、上記プランニング作成手段は、上記相談内容の情報に基づいて上記ユーザーに対する相談手数料を決定し、決定した相談手数料を表す情報を同ユーザーに対応する上記ユーザー端末から出力する構成としてある。すなわち、ユーザーは、相談内容に対応する相談手数料を知ることができる。
【0018】
また、請求項11にかかる発明は、上記情報記憶領域に蓄積された情報の入手を要求する内容の入手要求情報の入力を上記供給者端末から受け付け、入力された入手要求情報に対応した情報を上記情報記憶領域から取得して同供給者端末に対して出力するとともに、同入手要求情報に基づいて上記供給者に対する入手手数料を決定し、決定した入手手数料を表す情報を同供給者に対応する供給者端末から出力する蓄積情報出力手段が設けられている構成としてある。すなわち、供給者は、蓄積された情報の入手を要求する内容に対応する入手手数料を知ることができる。
なお、手数料を自動的にユーザーや供給者の銀行口座等から引き落として、システム管理者または供給者の銀行口座等に振り込むようにしてもよい。
また、ユーザーを供給者に斡旋する情報を供給者端末から出力するようにしてもよく、このときに課金するようにしてもよい。さらに、供給者を宣伝する内容の宣伝情報を入力したときに課金するようにしてもよい。
【0019】
上述のようにしてプランニングの情報を作成する手法は必ずしも実体のあるシステムに限られる必要はなく、基本的には同様の作用となるため請求項12にかかる発明のように住宅総合情報提供方法としても有効である。
また、住宅総合情報提供システムに使用するコンピュータでは、上述した手段に対応した所定のプログラムが実行されることがあり、基本的には同様の作用となるため請求項13にかかる発明のように住宅総合情報提供プログラムとしても有効である。
むろん、請求項2〜請求項11に記載されたシステム構成を上記方法やプログラムに対応させることも可能である。
さらに、本発明を実施しようとする際に当該プログラムが記録された媒体が流通する場合もあるので、本発明は住宅総合情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としても適用可能である。同記録媒体は磁気記録媒体、光磁気記録媒体、等、様々な媒体が考えられ、今後開発されるいかなる記録媒体も同様である。また、一部を記録媒体上に記録しておいて必要に応じて適宜読み込む形態のものも含まれるし、複製段階を問わない。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、請求項12、請求項13にかかる発明によれば、住宅のトータルプランニングのための客観的なデータを入手することができ、住宅の新築、増改築、修繕、建て替え、住宅内の設備の変更、修理、等を最適な状態にて行うことが可能となる。
請求項2にかかる発明によれば、相談入力手段の構成を簡易にすることができる。
請求項3にかかる発明によれば、ユーザーはより希望に沿ったプランニングの情報を入手することが可能となる。
【0021】
請求項4にかかる発明によれば、ユーザー別にプランニングの情報を作成できるので、利便性を向上させることができる。
請求項5にかかる発明によれば、情報記憶領域に記憶されている住宅情報がより有用な情報となるので、よりよいプランニングの情報を提供することが可能となる。また、住宅情報はあるメーカー、工務店等による偏った情報でないため、ユーザーはさらに有用なプランニングの情報を入手することができる。
請求項6にかかる発明によれば、住宅情報と相談内容の情報等とは互いに対応したフォーマットとされるので、容易にプランニングの情報を作成することができ、プランニング作成手段の構成を簡易にすることが可能となる。
【0022】
請求項7にかかる発明によれば、ユーザーは端末からプランニングの情報を入手できるので、利便性が向上する。
請求項8にかかる発明によれば、ユーザーは供給者が入力したアドバイスの情報が反映されたよりよいプランニングの情報を入手することができる。
請求項9にかかる発明によれば、ユーザーは耐用年数の情報が反映されたプランニングの情報を入手できるので、無駄な設備交換をせずに済み、最適なリフォームを行うことが可能となる。
【0023】
請求項10にかかる発明によれば、ユーザーに相談手数料を知らせることができるので利便性が向上する。
請求項11にかかる発明によれば、供給者に入手手数料を知らせることができるので利便性が向上するとともに、自らのユーザーに限られない情報を入手できるので、住宅のリフォーム等の事業拡大に役立てることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)住宅総合情報提供システムの概略:
(2)コンピュータの構成:
(3)情報記憶領域に記憶されるテーブルの構造:
(4)住宅総合情報提供システムの動作の概略:
(5)住宅情報蓄積時のシステムの動作:
(6)相談入力時のシステムの動作:
(7)プランニングの情報作成時のシステムの動作:
(8)蓄積情報出力時のシステムの動作:
(9)まとめ:
【0025】
(1)住宅総合情報提供システムの概略:
図1は、本発明の一実施形態にかかる住宅総合情報提供システムの概念を模式的に示している。
住宅のユーザーには、これから住宅を取得するユーザー、新築状態の住宅を取得しているユーザー、新築とは言えなくなった住宅を取得しているユーザー、古い住宅を取得しているユーザー、と、種々のユーザーがいる。これらのユーザーには、住宅の状態に応じて、住宅の新築、増改築、修繕、建て替え、さらには住宅内の設備の変更、修理、等を行いたいと考える者もかなりいる。従来であれば、このような相談を住宅メーカーや工務店等に持ちかけることになるが、結局、相談した住宅メーカーや工務店等に住宅の建築や住宅内の設備の変更等を発注することになる。そこで、住宅メーカーや工務店等から離れた第三者の立場である「住宅病院」を設置し、ユーザーからの相談に乗って住宅に関する総合的なプランニングの情報を提供するようにしている。
なお、本実施形態では一戸建ての住宅のユーザーを対象としているが、マンションのユーザーを対象として住宅総合情報提供システムを構成することも可能である。
【0026】
プランニングの情報を提供するために、住宅病院内にはサーバが設けられている。住宅病院は、同サーバの管理者でもある。
上記サーバには、住宅メーカーや工務店等のユーザーに対する住宅の供給者から提供される住宅情報がデータベース化されて記憶されている。また、住宅取得者からも住宅情報が提供されるようになっており、同住宅情報もデータベース化されて記憶されている。ここで、住宅情報は、築年数に応じた住宅に関する情報であり、建家についての情報のみならず、建家に付随した設備についての情報も含まれる。さらに、サーバには、医療分野における「薬箱」に相当するデータが、本システム立ち上げ時のデータベースとして記憶されている。
ユーザーからの相談は、いわゆる「カルテ」として記憶される。サーバには、相談に対するプランニングの情報を作成する所定のプログラムが記憶されており、同プログラムに従っていわゆる「処方箋」に相当するプランニングの情報を作成し、ユーザーに渡す。
【0027】
例えば、これから住宅を取得するユーザー(住宅取得予定者)であれば、住宅の新築についての相談を持ちかけることになる。このようなユーザーに対しては、住宅に関する基礎知識を提供するとともに、相談内容に応じて住宅、土地、設備等の情報を提供する。築年数0〜5年程度の新築状態の住宅を取得しているユーザーであれば、間取りを後悔しているとか外構や家具や家電等の生活設備を充実させたいとかいった相談が多いため、同ユーザーに対しては住宅を快適化するためのプランニングの情報を中心に提供する。さらに、築年後5〜15年程度の新築とは言えなくなった住宅を取得しているユーザーであれば、住宅の見栄えが悪くなってきたとか家族の介護等の家族の変化が生じたとかいった相談が多くなるため、同ユーザーに対しては住宅を維持するためのプランニングの情報を中心に提供する。そして、築年後15年程度以上の古い住宅を取得しているユーザーであれば、住宅の構造への不安や、リフォームすべきか建て替えるべきかの選択についての相談が多くなるため、同ユーザーに対しては住宅のリフォームや建て替えについてのプランニングの情報を中心に提供する。
【0028】
このように、本住宅病院は第三者の立場から住宅の築年数に対応したプランニングの情報を提供するため、ユーザーは住宅のトータルプランニングに役立てることができ、無駄な費用をかけることなく住宅の建築や住宅内の設備の変更等を行うことが可能となる。
なお、サーバには住宅情報や相談内容が多数蓄積されているので、住宅メーカー等は所定の手数料を住宅病院に支払って蓄積情報を入手することも可能となっている。
【0029】
図2は、本発明の一実施形態にかかる住宅総合情報提供システム100を含むネットワーク構成を概略図により示している。本システム100は、サーバ10、LAN(Local Area Network)20、インターネット網30、パーソナルコンピュータ(PC)からなる各種端末40〜70を備えている。
住宅病院内に設けられたサーバ10は、内部のLAN20に接続されるとともに、外部のインターネット網30にも接続されている。同LAN20には、ユーザー端末40と供給者端末50とが接続されている。また、インターネット網30には、複数のユーザー端末60と複数の供給者端末70とが接続されている。すなわち、サーバ10と端末40〜70とは、双方向通信可能に接続されている。そして、ユーザー端末40,60をユーザーが使用し、供給者端末50,70を住宅メーカー等の供給者が使用するようになっている。むろん、ユーザーや供給者は、サーバ10に直接接続されたキーボードから各種情報の入出力を行うようにしてもよい。
【0030】
本実施形態では、サーバ10を単一のコンピュータで構成しているものとして説明するが、処理効率を向上させる等のために、サーバを複数のコンピュータで構成してもよい。
インターネット網30には種々のコンピュータが接続可能であり、所定のPCをローカルサーバにしてLANを接続することも可能である。従って、端末60,70の代わりにLANを接続し、同LAN内の複数のPCからインターネット網30にアクセスしてもよい。
【0031】
図3は、本システム100の基本骨格を構成する手段の概略構成を示している。なお、インターネット網と通信インターフェイスは省略して記載している。
情報記憶領域M1は、サーバ10に設けられており、住宅に関する情報を記憶可能となっている。
住宅情報蓄積手段U1は、ユーザー端末40,60や供給者端末50,70から築年数に応じた住宅に関する住宅情報の入力を受け付け、入力された住宅情報を同築年数を表す情報に対応させて情報記憶領域M1に蓄積させる。
【0032】
相談入力手段U2は、ユーザー端末40,60からユーザーからのプランニングの対象とする住宅の築年数の情報や、同築年数に応じた相談内容の情報や、ユーザーを識別可能とするユーザー識別情報の入力を受け付ける。そして、入力された築年数の情報や、相談内容の情報や、ユーザー識別情報を、互いに対応させながら情報記憶領域M1に蓄積させる。このような処理を行うとともに、相談入力手段U2は、住宅情報蓄積手段U1に住宅情報の入力を受け付けさせて入力された住宅情報を情報記憶領域M1に蓄積させる。従って、ユーザーは相談と同時に住宅情報も入力することになり、同住宅情報が情報記憶領域M1に蓄積されるので、蓄積された住宅情報がより有用な情報となる。
【0033】
プランニング作成手段U3は、入力された築年数と相談内容との情報に基づいて、情報記憶領域M1に蓄積された住宅情報を参照しながら同築年数の情報に対応した住宅に関するプランニングの情報を作成し、対象のユーザーが使用するユーザー端末40,60に対して出力する。なお、過去に築年数と相談内容との情報が入力されていれば、同情報にも基づいてプランニングの情報を作成する。また、供給者端末50,70から築年数と相談内容との情報を出力し、当該相談内容に対する個別のアドバイスの情報の入力を供給者端末50,70から受け付け、入力されたアドバイスの情報にも基づいてプランニングの情報を作成する。さらに、ユーザーに対する相談手数料を決定し、決定した相談手数料を表す情報を同ユーザーに対応するユーザー端末40,60から出力する。なお、供給者端末50,70からアドバイスの情報が入力されたときには、その供給者端末50,70に対しても相談手数料を表す情報を出力する。
【0034】
蓄積情報出力手段U4は、情報記憶領域M1に蓄積された情報の入手を要求する内容の入手要求情報の入力を供給者端末50,70から受け付け、入力された入手要求情報に対応した情報を情報記憶領域M1から取得して同供給者端末50,70に対して出力する。また、供給者に対する入手手数料を決定し、決定した入手手数料を表す情報を同供給者に対応する供給者端末50,70から出力する。
以下、各種手段U1〜U4を実現させるハードウェア資源とソフトウェアによる情報処理の詳細を説明していくことにする。
【0035】
(2)コンピュータの構成:
図4は、サーバ10のハードウェアの概略構成を示している。なお、サーバ10には様々なコンピュータを適用可能であり、汎用のデスクトップ型PCを採用してもよい。
図において、バス10aに、ハードディスクドライブ(HDDRV)を介してハードディスク(HD)11が接続されているとともに、CPU12、ROM13、RAM14、通信インターフェイス(通信I/F)15,16、図示しないタイマ回路、等が接続されている。通信I/F15は、LAN20に接続されており、端末40,50との間で各種情報の入出力を行うことが可能である。また、通信I/F16は、インターネット網30に接続されており、TCP/IPによってインターネット網30にアクセスして端末60,70と双方向通信を行うことが可能である。そして、ROM13やHD11に記憶された所定のプログラムに従ってCPU12がサーバ10全体を集中的に制御する構成となっている。
【0036】
サーバ10のHD11には、サーバ用住宅総合情報提供プログラム11aが記憶されている。同プログラム11aは複数の処理別プログラムを有しており、サーバ10内に設けられた各種手段に対応した機能を実現させる。同処理別プログラムは、各種要求に対応するURLから起動されて動作するようになっており、実行時にRAM14に読み出され、端末40〜70にインストールされたブラウザからの要求に応じた処理をサーバ10内で実行する。また、HD11には、住宅情報領域や相談内容情報領域やプランニング情報領域等からなる情報記憶領域が設けられている。
【0037】
図5は、ユーザー端末60の概略構成を示している。なお、他の端末40,50,70も同様な構成となるため、説明を省略する。なお、端末40,50はLAN20に接続するための通信I/Fを備えていればよい。また、ノート型のPCを使用する場合には、ディスプレイとして液晶ディスプレイを備えていればよい。
図において、バス60aに、CPU62、ROM63、RAM64、通信I/F65、等が接続されている。また、HDドライブを介してHD61が接続され、CRTI/Fを介してディスプレイ66aが接続され、音声出力I/Fを介して音声出力器66bが接続され、入力I/Fを介してマウス66cやキーボード66dも接続されている。通信I/F65は、CPU62の制御に基づいてTCP/IPによりインターネット網30にアクセスし、双方向通信を行うことができる。HD61には、OSプログラム61a、ブラウザ61bや電子メールプログラム61cやその他のアプリケーションプログラム(APL)、HTMLデータ61d、等が記憶されている。記憶されている各種プログラムは適宜RAM64に読み出され、CPU62の制御によって実行される。また、OSプログラム61aの制御に基づき、各種デバイス66a〜dが駆動される。
【0038】
ブラウザ61bや電子メールプログラム61cがRAM64に読み出されると、通信I/F65を介してサーバ10からHTMLデータをダウンロードし、ディスプレイ66aにホームページを表示する。また、マウス66cやキーボード66dから文字や数字の操作入力を受け付け、入力された各種情報を通信I/F65を介してサーバ10に送出する。そして、プログラム61a〜cが上記サーバ用住宅総合情報提供プログラム11aとともにコンピュータ10,40〜70を上記手段U1〜U4として機能させることになる。
【0039】
(3)情報記憶領域に記憶されるテーブルの構造:
図6〜図9は、サーバのHD11に設けられた住宅情報領域、相談内容情報領域、プランニング情報領域にファイルとして記憶されるテーブルT1〜T7の構造を示す模式図である。
住宅情報領域には、住宅情報テーブルT1〜T4と耐用年数テーブルT5が記憶されている。住宅情報テーブルT1〜T4は、住宅の築年数を表す情報に応じて異なるテーブルとされている。本実施形態では、築年数を表す情報として、「建築前」、「新築」、「中間段階」、「古い建築」の4種類設けている。ここで、築年数5年未満を新築とし、築年数5年以上15年未満を中間段階とし、築年数15年以上を古い建築としている。
【0040】
各テーブルT1〜T4には、サーバ10から自動的に付与される通し番号(No)別に各種情報が区分されて格納されるようになっている。テーブルT1には、建築前の住宅に対応した住宅情報が格納されており、例えば、ユーザーまたは供給者の識別情報、入力年月日、階数、間取、床面積、価格、等が格納される。テーブルT2には、5年未満の新築の住宅に対応した住宅情報が格納されており、例えば、ユーザーまたは供給者の識別情報、築年数、入力年月日、修繕箇所、修繕年月日、修繕内容、費用、等が格納される。テーブルT3には、5年以上15年未満の中間段階の住宅に対応した住宅情報が格納されており、例えば、ユーザーまたは供給者の識別情報、築年数、入力年月日、導入設備、導入年月日、導入内容、費用、等が格納される。テーブルT4には、15年以上の古い建築の住宅に対応した住宅情報が格納されており、例えば、ユーザーまたは供給者の識別情報、築年数、入力年月日、リフォーム、リフォームの年月日、リフォームの内容、リフォームの費用、等が格納される。
耐用年数テーブルT5には、家電等の設備の耐用年数の情報が格納されており、例えば、設備の品番、同設備の名称、同設備の耐用年数、等が格納される。
【0041】
相談内容情報領域には、相談内容テーブルT6が記憶されている。相談内容テーブルT6には、ユーザー識別情報、かつ、サーバ10から自動的に付与される通し番号(No)別に各種情報が区分されて格納されるようになっている。同テーブルT6には、築年数、築年数の情報、各種相談内容の情報、供給者からのアドバイスの情報が、ユーザー識別情報かつ通し番号別に格納される。築年数の情報も、建築前、築年数5年未満の新築、築年数5年以上15年未満の中間段階、築年数15年以上の古い建築、の4種類設けている。相談内容の情報には、相談内容の入力年月日、相談の種類、相談の対象、相談の内容、キーワード、等の項目が設けられている。
プランニング情報領域には、プランニング情報テーブルT7が記憶されている。プランニング情報テーブルT7も、ユーザー識別情報、かつ、サーバ10から自動的に付与される通し番号(No)別に各種情報が区分されて格納されるようになっている。同テーブルT7には、プランニングの情報、相談手数料が、ユーザー識別情報かつ通し番号別に格納される。
【0042】
(4)住宅総合情報提供システムの動作の概略:
以下、本システム100の動作を、適宜表示画面例を示しながら説明する。
サーバ10は、端末40〜70からのアクセスを受け付けると、所定の要求かどうかを判断し、所定の要求であれば図10〜図14に示すフローチャートに従って同要求に対応する処理を行う。所定の要求としては、後述する住宅情報蓄積処理を実行させる要求である住宅情報蓄積要求、耐用年数入力処理を実行させる要求である耐用年数入力要求、相談入力処理を実行させる要求である相談入力要求、蓄積情報出力処理を実行させる要求である蓄積情報出力要求、等がある。
【0043】
一方、端末40〜70では、まず、通信I/Fを介してサーバ10に対しネットワークの接続を開始し、回線接続が成功したかどうかを判断する。回線接続が成功したと判断すると、ログイン画面のデータを入手するため、サーバ10に対してHTMLデータ等の送信要求を行う。HTMLデータ等を入手すると、ディスプレイに図示しないログイン画面を表示する。本システム100を利用するユーザーや供給者には、ユーザー別に異なるユーザー識別情報、または、供給者別に異なる供給者識別情報を付与することにしている。そして、端末40〜70は、ユーザーや供給者から、ユーザーを識別可能とするユーザー識別情報、または、供給者を識別可能とする供給者識別情報の入力を受け付けるとともに、パスワードの入力も受け付ける。なお、識別情報やパスワードを入力する態様には、端末40〜70に識別情報やパスワードを記憶させておいて同識別情報やパスワードが自動的に所定の入力欄に入力される態様も含まれる。入力された識別情報やパスワードはサーバ10に対して送出され、サーバ10にて識別情報とパスワードの一致が確認される。確認終了後、端末40〜70はメニュー画面のデータを入手することができ、図示しないメニュー画面を表示して各種の処理を実行する。
【0044】
(5)住宅情報蓄積時のシステムの動作:
端末40〜70は、ユーザーや供給者の操作入力により、上記メニュー画面に設けられた例えば住宅情報蓄積ボタンが選択されると、上記住宅情報蓄積要求を作成してネットワーク20,30を介してサーバ10に送出する。サーバ10は、この要求を入手すると、対応するURLからサーバ用住宅総合情報提供プログラム11aを起動し、図10に示すサーバ側住宅情報蓄積処理を開始する。ここで、端末40〜70は本システム100へのログイン時にユーザー識別情報または供給者識別情報であるIDの入力を受け付けてサーバに送出しており、HD11の情報記憶領域に記憶されている所定の初期入力用フォーマットとされた住宅情報入力画面データを取得し、ユーザー識別情報または供給者識別情報に基づいて住宅情報蓄積要求を入手した端末に対して出力する(ステップS102。以下、「ステップ」の記載を省略)。
サーバ10の情報記憶領域には、それぞれ図6で示した住宅情報テーブルT1〜T4の各項目に対応した内容の4種類の入力用フォーマットの画面データが記憶されている。例えば、新築用の入力用フォーマットは、新築用の住宅情報テーブルT1に対応して、築年数、入力年月日、修繕箇所、修繕年月日、修繕内容、費用、等を入力可能とするフォーマットとされている。初期入力用フォーマットは、築年数を表す4種類の情報に対応した入力用フォーマットのいずれかとすることができる。
【0045】
端末40〜70は、上記画面データを入手し、同画面データに基づいて初期の住宅情報入力画面を表示する(S152)。その表示画面例を、図15に示している。同画面には複数の入力欄91aが設けられており、図の例では住宅の階数、間取、修繕箇所、修繕年月日、修繕箇所、修繕の費用、等についての情報をマウスとキーボードにより操作入力可能となっている。図は新築用の住宅情報入力画面の例を示しているが、住宅情報入力画面は住宅の築年数を表す情報に応じて異なる画面とされており、築年数入力欄91bに築年数が操作入力されると入力された築年数に応じた画面、すなわち、上述した築年数を表す建築前、新築、中間段階、古い建築、の4種類の情報に対応した画面となる。
端末は、画面上部に設けられた築年数入力欄91bにて住宅の築年数の操作入力を受け付け、入力された内容を取得し、入力内容を表す情報をサーバに送出する(S154)。同入力欄91bでは、築年数を年単位で選択入力可能であるとともに、「建築前」も選択入力可能となっている。
【0046】
サーバは、上記入力内容を表す情報と、築年数を表す上記4種類の情報とを対応させた図示しない築年数テーブルを情報記憶領域に記憶している。そこで、端末から送出された情報を入手し、同築年数テーブルを参照して築年数を表す4種類の情報を取得する(S104)。そして、取得した築年数を表す情報に対応した入力用フォーマットとされた住宅情報入力画面データを情報記憶領域から取得し、上記築年数入力欄91bからの情報を入手した端末に対して同画面データを出力する(S106)。
端末は、上記画面データを入手し、築年数を表す情報に対応した入力用フォーマットとされた住宅情報入力画面を表示する(S156)。なお、築年数を表す情報を所定の表示領域91cに表示する。そして、入力欄91bにて各種住宅情報の操作入力を受け付け、入力された住宅情報を取得する(S158)。すなわち、ユーザー端末や供給者端末は、住宅情報の入力を所定の入力用フォーマットで受け付けることになる。そして、画面下の終了ボタン91dがマウスによりクリック操作されると、取得した住宅情報をサーバに送出して(S160)、本フローを終了する。
【0047】
サーバは、上記入力された住宅情報を入手する(S108)。同住宅情報は住宅情報テーブルT1〜T4に対応した入力用フォーマットで受け付けられた情報であるので、同住宅情報を築年数を表す情報に対応させてそのまま同テーブルT1〜T4に格納することができる。そこで、住宅情報を同テーブルT1〜T4に格納することにより情報記憶領域に蓄積させ(S110)、本フローを終了する。
例えば、図15に示すように、築年数入力欄91bに「4年」が選択入力されたとき、築年数テーブルを参照することにより新築を意味する築年数5年未満であると判断することができるので、サーバは築年数を表す情報として「新築」を取得する。そして、「新築」用の入力用フォーマットを出力するので、端末では新築に対応した住宅情報を新築に対応した入力用フォーマットで受け付け、サーバでは同住宅情報を同入力用フォーマットとされた状態で情報記憶領域に蓄積させる。
このように、図10で示したサーバと端末とが行う処理は、ユーザー端末や供給者端末から住宅情報の入力を受け付け、入力された住宅情報を築年数を表す情報に対応させて情報記憶領域に蓄積させる住宅情報蓄積手段を構成する。
【0048】
なお、住宅情報には住宅内の設備についての耐用年数の情報が含まれており、住宅情報蓄積手段により住宅情報領域の更新作業が行われるようになっている。供給者端末50,70は、供給者の操作入力により、上記メニュー画面に設けられた例えば耐用年数入力ボタンが選択されると、上記耐用年数入力要求を作成してサーバ10に送出する。サーバ10は、この要求を入手すると、対応するプログラム11aを起動し、図11に示すサーバ側耐用年数入力処理を開始する。まず、情報記憶領域に記憶されている所定の耐用年数入力用フォーマットとされた耐用年数入力画面データを取得し、供給者識別情報に基づいて耐用年数入力要求を入手した端末に対して出力する(S202)。
【0049】
供給者端末は、上記画面データを入手し、同画面データに基づいて図示しない耐用年数入力画面を表示する(S252)。同画面には、図7で示した耐用年数テーブルT5の各項目に対応して、設備の品番、同設備の名称、同設備の耐用年数、等についての情報を操作入力可能となっている。そこで、耐用年数等の操作入力を受け付け、入力された耐用年数等の情報を取得し(S254)、サーバに送出して(S256)、本フローを終了する。
サーバは、上記耐用年数等の情報を入手する(S204)。同情報は耐用年数テーブルT5に対応した耐用年数入力用フォーマットで受け付けられた情報であるので、同情報をそのまま同テーブルT5に格納することができる。そこで、耐用年数等の情報を同テーブルT5に格納することにより情報記憶領域に蓄積させ(S206)、本フローを終了する。
むろん、住宅情報には、耐用年数の情報以外にも様々な情報を含めることが可能である。そして、図11で示したのと同様のフローにより、種々の住宅情報を情報記憶領域に記憶させることが可能である。
【0050】
(6)相談入力時のシステムの動作:
ユーザー端末40,60は、ユーザーの操作入力により、上記メニュー画面に設けられた例えば相談入力ボタンが選択されると、上記相談入力要求を作成してサーバ10に送出する。サーバ10は、この要求を入手すると、対応するプログラム11aを起動し、図12に示すサーバ側相談入力処理を開始する。まず、HD11の情報記憶領域に記憶されている所定の初期相談用フォーマットとされた相談入力画面データを取得し、ユーザー識別情報に基づいて相談入力要求を入手した端末に対して出力する(S302)。
サーバ10の情報記憶領域には、それぞれ住宅情報テーブルT1〜T4の各項目に対応した内容の4種類の相談用フォーマットの画面データが記憶されている。初期相談用フォーマットは、4種類の築年数の情報に対応した相談用フォーマットのいずれかとすることができる。
【0051】
ユーザー端末40,60は、上記画面データを入手し、同画面データに基づいて初期の相談入力画面を表示する(S352)。その表示画面例を、図16に示している。図は新築用の相談入力画面の例を示しているが、相談入力画面は築年数の情報に応じて異なる画面とされており、画面上部に設けられた築年数入力欄92aに築年数が操作入力されると入力された築年数に応じた画面となるようにしてある。
ユーザー端末は、築年数入力欄92aにてプランニングの対象とする住宅の築年数の情報の選択入力を受け付け、選択入力された築年数の情報を取得してサーバに送出する(S354)。同入力欄92aでは、上述した「建築前」、「新築」、「中間段階」、「古い建築」の4種類の築年数の情報のいずれかを選択入力可能である。すなわち、築年数を表す情報に対応した区分単位で築年数の情報の入力を受け付けることになり、相談入力処理を簡素化させることができる。むろん、築年数入力欄にて、「建築前」を含めて築年数を年単位で選択入力を受け付けるようにしてもよい。
【0052】
サーバは、ユーザー端末から送出された築年数の情報を取得する(S304)。そして、取得した築年数の情報に対応した相談用フォーマットとされた相談入力画面データを情報記憶領域から取得し、築年数の情報を入手したユーザー端末に対して同画面データを出力する(S306)。
例えば、図16に示すように、築年数入力欄92aに「5年未満」が選択入力されたとき、サーバは築年数を表す情報として5年未満に対応する「新築」を取得する。そして、「新築」用の相談用フォーマットを出力する。
【0053】
ユーザー端末は、上記画面データを入手し、築年数の情報に対応した相談用フォーマットとされた相談入力画面を表示する(S356)。そして、同画面に設けられた複数の入力欄にて築年数の情報に応じた各種相談内容の情報の操作入力を受け付け、入力された相談内容の情報を取得する(S358)。
例えば、上記画面には相談の種類を操作入力可能な相談種類入力欄92bが設けられており、築年数の情報に対応した項目の選択入力を受け付ける。新築用の相談用フォーマットでは、新築用の住宅情報テーブルT1の「修繕箇所」、「修繕内容」等に対応して、相談種類入力欄92bにて「修繕」等を選択入力可能である。そして、同入力欄92bの項目が選択入力されると、対象入力欄92cにて同項目に対応した対象の場所や設備等の選択入力を受け付ける。また、内容入力欄92dにて、同項目に対応した相談の内容の操作入力を受け付ける。
【0054】
住宅に関するプランニングの情報を容易に作成することができるように、内容入力欄92dに入力された内容に対応するキーワードの操作入力をキーワード入力欄92eにて受け付ける。同入力欄92eの左側には抽出ボタン92fが設けられており、同ボタン92fのクリック操作を受け付けると、内容入力欄92dに入力された内容に基づいてキーワードを抽出し、キーワード入力欄92eに表示する。この処理は、例えば、住宅に関する技術分野の所定のキーワードのリストを予め情報記憶領域に記憶させておき、同リストを参照しながら内容入力欄92dへの入力内容に含まれる所定のキーワードを抽出することにより行うことができる。また、入力内容を「て」、「に」、「を」、「は」等の所定の助詞が存在する箇所で区切ってキーワードとしてもよい。キーワードが抽出された後、さらにキーワード入力欄92eにてキーワードを修正する操作入力も受け付ける。
予算入力欄92gでは、予算(例えば、修繕費用の予算)を限定する内容の操作入力も受け付ける。
そして、入力欄92b〜e,g等から取得された情報が、相談内容の情報となる。
このように、ユーザー端末は、築年数の情報と相談内容の情報の入力を入力用フォーマットに対応した相談用フォーマットで受け付けることになる。その結果、プランニングの情報を容易に作成することが可能となる。そして、終了ボタン92hがクリック操作されると、取得した相談内容の情報を、ログイン時に入力されたユーザー識別情報とともにサーバに送出する(S360)。
【0055】
サーバは、上記相談内容の情報とユーザー識別情報とを入手する(S308)。そして、S304で入力された築年数の情報と、S308で入力された相談内容の情報とユーザー識別情報とを対応させて、図8で示した相談内容テーブルT6に格納することにより情報記憶領域に蓄積させる(S310)。
このように、S302〜S310,S352〜S360の処理は、ユーザー端末からプランニングの対象とする住宅の築年数の情報と同築年数に応じた相談内容の情報との入力を受け付け、ユーザー識別情報と築年数の情報と相談内容の情報とを対応させて情報記憶領域に蓄積させる相談入力手段を構成する。その結果、いわゆる「カルテ」のように以前入力された相談内容等がユーザー別に蓄積されるので、ユーザー別にプランニングの情報を作成することができるので便利であるし、過去の相談内容等も参照されてプランニングの情報が作成されるのでユーザーは希望に沿ったプランニングの情報を入手することが可能となる。
【0056】
S310終了後、サーバは、相談内容の情報等を入力したユーザーが住宅取得者であるか否かを判断する(S312)。取得した築年数の情報が「新築」、「中間段階」、「古い建築」であれば住宅取得者であると判断することができ、取得した築年数の情報が「建築前」であれば住宅取得者であると判断することができる。住宅取得者であれば、アンケートの感覚で住宅情報を入手可能であるので、図10で示したサーバ側住宅情報蓄積処理を行う(S314)。このとき、住宅の築年数が入力されるので、入力された築年数を相談内容テーブルT6に格納する処理も行う。一方、住宅取得者でなければ、S314をスキップする。
S314が行われると、ユーザー端末では、図10で示した端末側住宅情報蓄積処理を行い(S362)、本フローを終了する。
【0057】
このように、相談入力手段にて相談内容の情報の入力を受け付けたときに、住宅情報蓄積手段にて築年数に応じた住宅に関する住宅情報の入力を受け付けて同住宅情報を情報記憶領域に蓄積するので、情報記憶領域に記憶される住宅情報は、あるメーカー、工務店等による偏った情報でない、より有用な情報となる。その結果、ユーザーに対してよりよいプランニングの情報を提供することが可能となり、ユーザーは有用なプランニングの情報を入手することができる。
S314またはS312終了後、サーバは、図13に示すサーバ側プランニング作成処理を行い(S316)、本フローを終了する。
【0058】
(7)プランニングの情報作成時のシステムの動作:
図13に示すサーバ側プランニング作成処理が開始されると、本システム100へのログイン時に入力されたユーザー識別情報に基づいて、同ユーザー識別情報に対応する築年数の情報と相談内容の情報とを相談内容テーブルT6から取得する(S402)。そして、供給者識別情報に基づいて、取得した情報を供給者端末50,70に対して電子メール等により出力する(S404)。
供給者端末50,70は、電子メールプログラムの機能により、これらの築年数の情報と相談内容の情報とを入手して表示する(S452)。ここで、供給者が本システム100へログインする操作を行うと、供給者端末は供給者識別情報とパスワードをサーバに送出し、メニュー画面データを入手してメニュー画面を表示する。同メニュー画面に設けられた例えばアドバイス入力ボタンが選択操作されると、供給者端末は同相談内容に対するアドバイスの情報の操作入力を受け付け、アドバイスの情報を取得する(S454)。そして、取得したアドバイスの情報をサーバに送出する(S456)。
【0059】
サーバは、上記アドバイスの情報を入手し、取得済みのユーザー識別情報に対応させて相談内容テーブルT6に格納する(S406)。次に、取得済みの築年数の情報と相談内容の情報とに基づいて、住宅情報領域に記憶されたテーブルT1〜T5を参照しながら築年数の情報に対応した住宅情報を取得する(S408)。そして、取得した住宅情報とアドバイスの情報とに基づいて、築年数の情報に対応した住宅に関するプランニングの情報を作成する(S410)。
【0060】
図6〜図8に示す例では、ユーザー識別情報「U1234 」のユーザーに対して通し番号「0003」に対応するプランニングの情報を作成する場合、S402〜S404にて相談内容テーブルT6からユーザー識別情報「U1234 」に対応する築年数の情報と相談内容の情報(図では3行分)を出力し、供給者端末に対して出力する。S406では、供給者端末から入力されたアドバイスの情報を通し番号「0003」に対応する領域R61に格納する。S408では、領域R62からのキーワードを含む住宅情報をテーブルT1〜T5から取得する。例えば、築年数の情報が「新築」であれば、「新築」とこれ以降の「中間段階」と「古い建築」とに対応する住宅情報テーブルT2〜T4と耐用年数テーブルT5とから、領域R62からのキーワードを含む住宅情報を取得する。同住宅情報は、領域R62からの全てのキーワードを含む情報であってもよいし、同キーワードのいずれかを含む情報であってもよい。また、過去に入力された領域R63からのキーワードを含めて住宅情報を取得するようにしてもよい。なお、上記予算入力欄92gにて予算の情報が操作入力された場合には、同予算に合致した住宅情報のみを取得する。
【0061】
S410では、「新築」とこれ以降に対応する住宅情報と、アドバイスの情報とから、プランニングの情報を作成する。ここで、作成されるプランニングの情報は、例えば、取得した住宅情報を築年数の順に並べた一覧表形式としてアドバイスの情報を付加した情報とすることができる。
なお、耐用年数テーブルT5から耐用年数の情報を取得した場合には、取得した耐用年数の情報も付加してプランニングの情報とする。
このようにして、住宅の築年数に対応したプランニングの情報を作成することができる。
【0062】
S410終了後、サーバは、取得済みの相談内容の情報に基づいて、ユーザーに対する相談手数料を決定する(S412)。サーバは、図16で示した相談入力画面中の相談種類入力欄92bにて選択可能な相談の種類と、所定の相談手数料を表す情報とを対応させた図示しない相談手数料テーブルを情報記憶領域に記憶している。そこで、相談内容テーブルT6からユーザー識別情報と通し番号とに対応する種類を取得し、同相談手数料テーブルを参照して対応する相談手数料を表す情報を取得する。むろん、相談手数料は、様々な手法により決定することができ、例えば、プランニングの情報を作成するために取得した住宅情報の件数に所定の手数料を乗じることにより決定してもよいし、同一のユーザーから何度も相談内容が入力されている場合には入力回数に応じた所定の割引率を乗じることにより相談手数料を決定してもよい。
【0063】
S412終了後、サーバは、作成したプランニングの情報と相談手数料を表す情報とを、ユーザー識別情報と通し番号とに対応させて図9で示したプランニング情報テーブルT7に格納する(S414)。また、同プランニングの情報と相談手数料を表す情報とを、ユーザー識別情報に対応するユーザー端末40,60に対して電子メール等により出力する(S416)。
ユーザー端末40,60は、電子メールプログラムの機能により、これらのプランニングの情報と相談手数料を表す情報とを入手して表示する。すると、ユーザー端末は、図17で示すようなプランニング情報画面をディスプレイに表示する。同画面では、上記取得されて一覧表形式とされた住宅情報を一覧表表示欄93aにて表示し、供給者からのアドバイスの情報をアドバイス表示欄93bにて表示する。また、耐用年数の情報が取得されている場合には同耐用年数の情報を耐用年数表示欄93cにて表示する。表示欄93a〜cにて表示される各種情報が、本発明にいうプランニングの情報である。さらに、ユーザーに対する相談手数料を表す情報を相談手数料表示欄93dにて表示する。
なお、S416終了後、サーバは、上記プランニングの情報と相談手数料を表す情報とを、アドバイスの情報を入手した供給者端末50,70に対しても出力し(S418)、本フローを終了する。供給者端末50,70は、電子メールプログラムの機能により、これらの情報を入手し、図17で示したような画面にてプランニングの情報と相談手数料を表す情報とを表示し(S458)、本フローを終了する。
【0064】
このように、図13で示したサーバと端末とが行う処理は、築年数の情報と相談内容の情報とに基づいて、住宅情報を参照しながら同築年数の情報に対応したプランニングの情報を作成して端末から出力するプランニング作成手段を構成する。
ここで、表示出力されるプランニングの情報は住宅の築年数に対応した情報であり、築年数に関係なく一律とされた情報ではない。また、プランニングの情報はあるメーカーや工務店等のみが作成した情報ではない。従って、ユーザーは、ユーザー端末から住宅のトータルプランニングのための客観的なデータを入手することができ、入手したデータに基づいて、住宅の新築、増改築、修繕、建て替え、住宅内の設備の変更、修理、等を最適な状態にて行うことが可能となる。
また、供給者は、供給者端末を使用して、築年数と相談内容の情報を確認しながら相談内容に対するアドバイスの情報を入力することができ、ユーザーに対して出力することができる。従って、ユーザーは、供給者が入力したアドバイスの情報が反映されたよりよいプランニングの情報を入手することができる。
さらに、ユーザーは相談内容に対応する相談手数料を知ることができるので、本システムは便利である。
【0065】
なお、図16で示した相談種類入力欄92bにて相談の種類として「耐用年数一覧」が選択入力されると、ユーザー端末は、図示しない設備一覧入力画面を表示し、操作入力を受け付けることにより住宅内に存在する各種設備の名称を取得してサーバに送出する。なお、住宅が新築されてからしばらく後に導入された設備については、その使用期間も操作入力により取得してサーバに送出する。サーバは、取得された各種設備の名称と使用期間とを入手すると、耐用年数テーブルT5を参照して対応する耐用年数の情報を取得するとともに、設備毎に耐用年数内か否かの情報を付加してユーザー端末に対して出力する。すると、ユーザー端末は、これらの情報を入手して、図18に示すような耐用年数一覧表示画面を表示する。同画面では、入力した設備の名称と使用期間と設備の耐用年数の情報とを対応させて一覧表94aにて表示する。その際、耐用年数を過ぎている設備(図の例では、洗濯機A)については、耐用年数の情報に耐用年数外である旨の情報を付加して表示する。一覧表94aにて表示される情報は、住宅内の設備の交換についてのプランニングの情報である。
【0066】
このように、プランニング作成手段により、築年数の情報と相談内容の情報に基づいて、情報記憶領域から同耐用年数の情報を含む住宅情報を参照して同設備の交換についてのプランニングの情報を作成して出力することができる。
その結果、ユーザーは、住宅内の設備の交換について、耐用年数の情報が反映されたプランニングの情報を入手することができるので、無駄な設備交換をせずに済み、最適なリフォームを行うことが可能となる。
【0067】
(8)蓄積情報出力時のシステムの動作:
供給者端末50,70は、供給者の操作入力により、上記メニュー画面に設けられた例えば蓄積情報出力ボタンが選択されると、上記蓄積情報出力要求を作成してサーバ10に送出する。サーバ10は、この要求を入手すると、対応するプログラム11aを起動し、図14に示すサーバ側蓄積情報出力処理を開始する。まず、HD11の情報記憶領域に記憶されている所定の蓄積情報入手画面データを取得し、供給者識別情報に基づいて蓄積情報出力要求を入手した供給者端末に対して出力する(S502)。
【0068】
供給者端末50,70は、上記画面データを入手し、同画面データに基づいて図示しない蓄積情報入手画面を表示する(S552)。同画面には検索式入力欄が設けられており、同入力欄にて「AND 」や「OR」等の論理演算子とキーワードとからなる検索式の操作入力を受け付けることにより、情報記憶領域に蓄積された情報の入手を要求する内容の入手要求情報の入力を受け付ける(S554)。そして、入力された入手要求情報をサーバに送出する(S556)。
【0069】
サーバは、上記入手要求情報を入手し(S504)、入手要求情報に含まれる検索式に合致する情報をHD11の情報記憶領域から取得する(S506)。取得した情報は、入手要求情報に対応した情報である。次に、取得済みの入手要求情報に基づいて、供給者に対する入手手数料を決定する(S508)。入手手数料は、様々な手法により決定することができ、例えば、情報記憶領域から取得した情報が何キロバイトであるかといった情報量に所定の手数料を乗じることにより決定してもよいし、検索式の文字数に所定の手数料を乗じることにより決定してもよい。
そして、S506で取得した情報と、S508で決定した入手手数料を表す情報とを、入手要求情報を入手した供給者端末に対して出力し(S510)、本フローを終了する。
供給者端末は、電子メールプログラムの機能により、これらの情報を入手し、図19で示すような蓄積情報出力画面をディスプレイに表示して(S558)、本フローを終了する。同画面では、情報記憶領域から取得されて一覧表形式とされた情報を一覧表95aにて表示し、供給者に対する入手手数料を表す情報を入手手数料表示欄95bにて表示する。
【0070】
このように、図14で示したサーバと供給者端末とが行う処理は、入手要求情報の入力を受け付け、入力された入手要求情報に対応した情報を情報記憶領域から取得して供給者端末に対して出力するとともに、入手手数料を決定し、決定した入手手数料を表す情報を供給者に対応する供給者端末から出力する蓄積情報出力手段を構成する。
上記処理が行われることにより、供給者は、情報記憶領域から情報を入手した際の入手手数料を知ることができるので、便利である。また、供給者は、自らのユーザーに限られない情報を入手できるので、住宅のリフォーム等の事業拡大に役立てることが可能となる。
【0071】
(9)まとめ:
上述した実施形態では、住宅総合情報提供システムをサーバとユーザー端末と供給者端末とから構成することにより、ユーザーはどこにいてもプランニングの情報を入手することができ、供給者は情報記憶領域に蓄積された情報を入手することができたが、住宅総合情報提供システムを単一のコンピュータから簡易に構成してもよい。この場合、ユーザーや供給者は住宅病院内にて直接サーバに対して操作を行うことにより、プランニングの情報や情報記憶領域に蓄積された情報を入手することができる。
むろん、ユーザー端末と供給者端末のいずれかのみをサーバと併せて設けて住宅総合情報提供システムを構成してもよい。
【0072】
以上説明したように、本発明によると、住宅のトータルプランニングのための客観的なデータを入手することができ、住宅の新築、増改築、修繕、建て替え、住宅内の設備の変更、修理、等を最適な状態にて行うことが可能となる。例えば、これから住宅を取得するユーザーでは、住宅計画のための予算計画が分からないといった悩みを持っているときに同ユーザーにあったプランニングの情報を入手することができるし、土地がないと住宅メーカーは不親切であるといった悩みを持っているときに条件的に制約のない総合的なアドバイスを入手することができる。新築のユーザーでは、間取等後々になって色々後悔するがお金はないといった悩みを持っているときに限られた条件で改善するためのプランニングの情報を入手することができるし、家具や家電等住宅メーカーが教えてくれない情報が欲しいときに住宅に関する全てのアドバイスを入手することができる。中間段階のユーザーでは、見栄えが悪くなってきたといった悩みを持っているときに改善費用はどの位か、また、変える必要のあるところとないところはどこかとが分かるプランニングの情報を入手することができる。古い建築のユーザーでは、建家の構造に不安を持っているといった悩みを持っているときに予算を考慮しながら建て替えるべきかリフォームできるかが分かるプランニングの情報を入手することができる。
このように、本発明によると、住宅の築年数に応じて客観的かつ適切なプランニングの情報を入手することができ、便利かつ有用な住宅総合情報提供システムおよびそのプログラムを提供することができる。むろん、住宅総合情報提供方法としても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる住宅総合情報提供システムの概念を模式的に示す図である。
【図2】住宅総合情報提供システムを含むネットワーク構成の概略図である。
【図3】住宅総合情報提供システムの基本骨格を構成する手段の概略構成を示す構成図である。
【図4】サーバのハードウェアの概略構成を示す概略ブロック図である。
【図5】端末の概略構成を示す概略ブロック図である。
【図6】住宅情報テーブルの構造を示す模式図である。
【図7】耐用年数テーブルの構造を示す模式図である。
【図8】相談内容テーブルの構造を示す模式図である。
【図9】プランニング情報テーブルの構造を示す模式図である。
【図10】住宅情報蓄積処理を示すフローチャートである。
【図11】耐用年数入力処理を示すフローチャートである。
【図12】相談入力処理を示すフローチャートである。
【図13】プランニング作成処理を示すフローチャートである。
【図14】蓄積情報出力処理を示すフローチャートである。
【図15】住宅情報入力画面の表示画面例を示す図である。
【図16】相談入力画面の表示画面例を示す図である。
【図17】プランニング情報画面の表示画面例を示す図である。
【図18】耐用年数一覧表示画面の表示画面例を示す図である。
【図19】蓄積情報出力画面の表示画面例を示す図である。
【符号の説明】
10…サーバ
11…ハードディスク(HD)
11a…サーバ用住宅総合情報提供プログラム
12…CPU
13…ROM
14…RAM
15,16…通信インターフェイス(通信I/F)
20…LAN
30…インターネット網
40,60…ユーザー端末
50,70…供給者端末
100…住宅総合情報提供システム
T1〜T4…住宅情報テーブル
T5…耐用年数テーブル
T6…相談内容テーブル
T7…プランニング情報テーブル
M1…情報記憶領域
U1…住宅情報蓄積手段
U2…相談入力手段
U3…プランニング作成手段
U4…蓄積情報出力手段
Claims (13)
- 住宅に関する情報を記憶可能な情報記憶領域と、
築年数に応じた住宅に関する住宅情報の入力を受け付け、入力された住宅情報を同築年数を表す情報に対応させて上記情報記憶領域に蓄積させる住宅情報蓄積手段と、
ユーザーからプランニングの対象とする住宅の築年数の情報および同築年数に応じた相談内容の情報の入力を受け付ける相談入力手段と、
入力された上記築年数の情報および相談内容の情報に基づいて、上記情報記憶領域に蓄積された上記住宅情報を参照しながら同築年数の情報に対応した住宅に関するプランニングの情報を作成して出力するプランニング作成手段とを具備することを特徴とする住宅総合情報提供システム。 - 上記築年数を表す情報は、上記住宅の築年数を所定数に区分した情報とされ、上記相談入力手段は、上記築年数を表す情報に対応した区分単位で上記築年数の情報の入力を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の住宅総合情報提供システム。
- 上記相談入力手段は、上記入力された築年数の情報および相談内容の情報を上記情報記憶領域に蓄積させ、上記プランニング作成手段は、上記入力された築年数の情報および相談内容の情報とともに上記情報記憶領域に蓄積された築年数の情報および相談内容の情報に基づいて上記プランニングの情報を作成することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の住宅総合情報提供システム。
- 上記相談入力手段は、上記ユーザーを識別可能とするユーザー識別情報の入力を受け付け、入力されたユーザー識別情報と上記入力した築年数の情報および相談内容の情報とを対応させて上記情報記憶領域に蓄積させ、上記プランニング作成手段は、上記情報記憶領域から上記入力されたユーザー識別情報に対応する上記築年数の情報および相談内容の情報を参照して同ユーザー識別情報別に上記プランニングの情報を作成することを特徴とする請求項3に記載の住宅総合情報提供システム。
- 上記相談入力手段は、上記築年数の情報および相談内容の情報の入力を受け付けるとともに、上記住宅情報蓄積手段に上記住宅情報の入力を受け付けさせて入力された住宅情報を上記情報記憶領域に蓄積させることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の住宅総合情報提供システム。
- 上記住宅情報蓄積手段は、築年数に応じた住宅に関する住宅情報の入力を所定の入力用フォーマットで受け付け、入力された住宅情報を同入力用フォーマットとされた状態で上記情報記憶領域に蓄積させ、上記相談入力手段は、ユーザーからプランニングの対象とする住宅の築年数の情報および同築年数に応じた相談内容の情報の入力を上記入力用フォーマットに対応したフォーマットで受け付けることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の住宅総合情報提供システム。
- 上記情報記憶領域および各種手段を有するサーバが設けられるとともに、同サーバと双方向通信可能であって上記ユーザーが使用するユーザー端末および同ユーザーに対する住宅の供給者が使用する供給者端末が設けられ、
上記住宅情報蓄積手段は、上記ユーザー端末と供給者端末のいずれかまたは組み合わせから上記住宅情報の入力を受け付け、上記相談入力手段は、上記ユーザー端末から上記築年数の情報および相談内容の情報の入力を受け付け、上記プランニング作成手段は、上記ユーザー端末に対して上記プランニングの情報を出力することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の住宅総合情報提供システム。 - 上記プランニング作成手段は、上記供給者端末から上記築年数の情報および相談内容の情報を出力し、当該相談内容に対するアドバイスの情報の入力を同供給者端末から受け付け、上記築年数の情報および相談内容の情報とともに同入力されたアドバイスの情報に基づいて上記プランニングの情報を作成することを特徴とする請求項7に記載の住宅総合情報提供システム。
- 上記住宅情報には、上記住宅内の設備についての耐用年数の情報が含まれ、上記住宅情報蓄積手段は、上記供給者端末から同耐用年数の情報の入力を受け付け、上記プランニング作成手段は、入力された上記築年数の情報および相談内容の情報に基づいて、上記情報記憶領域から同耐用年数の情報を含む住宅情報を参照して同設備の交換についてのプランニングの情報を作成して出力することを特徴とする請求項7または請求項8のいずれかに記載の住宅総合情報提供システム。
- 上記プランニング作成手段は、上記相談内容の情報に基づいて上記ユーザーに対する相談手数料を決定し、決定した相談手数料を表す情報を同ユーザーに対応する上記ユーザー端末から出力することを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれかに記載の住宅総合情報提供システム。
- 上記情報記憶領域に蓄積された情報の入手を要求する内容の入手要求情報の入力を上記供給者端末から受け付け、入力された入手要求情報に対応した情報を上記情報記憶領域から取得して同供給者端末に対して出力するとともに、同入手要求情報に基づいて上記供給者に対する入手手数料を決定し、決定した入手手数料を表す情報を同供給者に対応する供給者端末から出力する蓄積情報出力手段が設けられていることを特徴とする請求項7〜請求項10のいずれかに記載の住宅総合情報提供システム。
- 築年数に応じた住宅に関する住宅情報の入力を受け付け、入力された住宅情報を同築年数を表す情報に対応させて情報記憶領域に蓄積させる住宅情報蓄積工程と、
ユーザーからプランニングの対象とする住宅の築年数の情報および同築年数に応じた相談内容の情報の入力を受け付ける相談入力工程と、
入力された上記築年数の情報および相談内容の情報に基づいて、上記情報記憶領域に蓄積された上記住宅情報を参照しながら同築年数の情報に対応した住宅に関するプランニングの情報を作成して出力するプランニング作成工程とを具備することを特徴とする住宅総合情報提供方法。 - 築年数に応じた住宅に関する住宅情報の入力を受け付け、入力された住宅情報を同築年数を表す情報に対応させて情報記憶領域に蓄積させる住宅情報蓄積機能と、
ユーザーからプランニングの対象とする住宅の築年数の情報および同築年数に応じた相談内容の情報の入力を受け付ける相談入力機能と、
入力された上記築年数の情報および相談内容の情報に基づいて、上記情報記憶領域に蓄積された上記住宅情報を参照しながら同築年数の情報に対応した住宅に関するプランニングの情報を作成して出力するプランニング作成機能とをコンピュータに実現させることを特徴とする住宅総合情報提供プログラム。
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JP2002221050A JP2004062579A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | 住宅総合情報提供システム、住宅総合情報提供方法および住宅総合情報提供プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002221050A JP2004062579A (ja) | 2002-07-30 | 2002-07-30 | 住宅総合情報提供システム、住宅総合情報提供方法および住宅総合情報提供プログラム |
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Family Applications (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008140251A (ja) * | 2006-12-04 | 2008-06-19 | Takenaka Komuten Co Ltd | 住宅カルテを利用した住宅改修支援システム |
JP2015145782A (ja) * | 2009-03-27 | 2015-08-13 | 三菱電機株式会社 | 冷蔵庫 |
JP2017069828A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 能美防災株式会社 | 支援システム |
JP7264528B1 (ja) | 2021-10-15 | 2023-04-25 | 株式会社アイアイビー | マッチング支援システム |
-
2002
- 2002-07-30 JP JP2002221050A patent/JP2004062579A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2023062221A (ja) * | 2021-10-15 | 2023-05-08 | 株式会社アイアイビー | マッチング支援システム |
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