JP2007271904A - 通販対応カラオケシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、利用者のカラオケによる歌唱の際に背景映像を表示させる通販対応カラオケシステムに関し、歌唱者による歌唱中であっても宣伝効果映像の内容を同伴者等の利用者に視聴させて宣伝効果を向上させると共に、システム利用を喚起させ、宣伝対象に対する購買意欲を喚起させることを目的とする。
【解決手段】カラオケ演奏端末13において、楽曲歌唱に対して楽曲と関連付けられた宣伝効果映像を背景映像表示させるものであり、利用者単位で宣伝効果映像の表示回数に応じてこれに組み込まれた通販アイテム毎にクーポン値がクーポン積算手段によって積算されてクーポン値記憶部30に記憶され、所定の通販アイテムを当該システムより購入する際に対応の積算クーポン値に応じた割引価格で発注可能に表示し、適宜当該通販アイテムを積算クーポン値に応じた割引価格で発注する構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、利用者のカラオケによる歌唱の際に背景映像を表示させる通販対応カラオケシステムに関する。
近年、通信カラオケの施設が全国的に広がりを見せ、記録技術の発展や表示装置の発展、また通信技術の発展により利用者に対して種々のサービスを提供することができるようになってきている。このようなカラオケシステムにおいては、歌唱楽曲の背景映像を利用して歌唱行為を喚起し、また、一方で映像提供者側においても背景映像の表示による映像内容についての宣伝効果の向上、通販対象の商品等に対する購買意欲の喚起が望まれる。
従来、カラオケシステムにおける映像表示で特殊効果を図るものとして、広告映像がある。この広告映像は、単に商品等を表示させるもので、カラオケ利用者の歌唱しているときには、当該歌唱楽曲の背景映像を表示し、楽曲選択前、歌唱楽曲間に時間がある場合や総ての歌唱楽曲が終了した後に、当該広告映像を表示させるものが一般的である。そこで、楽曲歌唱の際にも広告映像を表示させるものが、以下の特許文献1,2で提案されている。また、利用者に所定のサービスを行うカラオケシステムとして、以下の特許文献3で提案されている。
特許文献1には、通信販売アイテム購入機能付きカラオケシステムに関して、利用者の歌唱履歴に記録されたカラオケ楽曲に関連する通信販売アイテムの紹介情報を利用者に関連付けてカラオケ楽曲の演奏間に一覧表示し、紹介された通信販売アイテムを登録して発注可能とするシステムが提案されている。また、特許文献2には、通信販売アイテム購入機能付きカラオケシステムに関して、利用者が指定した通信販売アイテムの紹介情報をカラオケ楽曲の演奏間に一覧表示し、紹介された通信販売アイテムを登録して発注可能とするシステムが提案されている。
一方、利用者に所定のサービスを行う特許文献3には、カラオケ装置の利用度に応じて顧客にポイントを付与し、これを累積させて記憶しておき、ポイントが一定値以上になったときにカラオケボックスや飲食店での利用料金の割引や、新曲のダウンロードを特別に受けることができるようにしたシステムが提案されている。
特開2005−316152号公報 特表2005−316153号公報 特開平9−292888号公報
しかしながら、上記特許文献1,2で提案されているシステムは利用者が通信販売アイテムを購入する場合の利便性が図られているが、宣伝を行うスポンサ側からすれば宣伝の視聴頻度の向上による購入意欲の喚起が要望される。また、上記特許文献3で提案されているシステムにおいては、割引対象の提供者(スポンサ)の取扱商品等の宣伝を行うものでないことから宣伝効果が図られず、また割引を受ける利用者に対して十分に購入意欲を喚起させるものでないという問題がある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、歌唱者による歌唱中であっても宣伝効果映像の内容を同伴者等の利用者に視聴させて宣伝効果を向上させると共に、システム利用を喚起させ、宣伝対象に対する購買意欲を喚起させる通販対応カラオケシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、カラオケホスト装置と、利用者の所持する利用者IDを少なくとも記憶しているID媒体より当該利用者を特定するカラオケ装置とが通信ネットワークで接続される通販対応カラオケシステムであって、利用者の属性情報と利用者IDとが関連付けられた顧客情報を格納する顧客情報格納部と、利用者の所持する前記ID媒体より利用者IDを読み取るID媒体読取部と、ユーザインタフェース機能を備え、対応のカラオケ装置に対して前記利用者に楽曲を選択させる機能を備えるものであると共に、前記通信ネットワークを介して所定のサプライサーバとデータ授受の自在な遠隔入出力端末と、所定数の通販アイテムが含まれた宣伝効果映像を所定数格納すると共に、当該通販アイテムに関するデータを所定数格納する宣伝効果映像格納部と、前記カラオケ装置の備える各楽曲と前記宣伝効果映像格納部に格納されている各宣伝効果映像とを関連付けたテーブルを備え、背景映像として表示させるための宣伝効果映像を特定する宣伝効果映像特定手段と、表示される宣伝効果映像に含まれている通販アイテムが当該宣伝効果映像と関連付けられたテーブル、及び、当該通販アイテムに対して通常価格を含む情報、当該通販アイテムを取り扱う前記通信ネットワーク上の所定のサプライサーバが関連付けられたテーブルを参照して、前記特定された宣伝効果映像に基づいて通販アイテム及び当該サプライサーバを特定する通販アイテム特定手段と、利用者が所定楽曲を歌唱した際の宣伝効果映像の背景映像表示に対して、当該宣伝効果映像に含まれた通販アイテムの購入を前記通常価格より割引させるためのクーポン値を付与していき、当該利用者単位で通販アイテムの表示回数毎に関連付けたクーポン値を積算し、クーポン値記憶部に記憶していくクーポン積算手段と、前記利用者が歌唱した際に表示された前記背景映像に組み込まれた前記クーポン対象の通販アイテムを前記通販アイテム特定手段より抽出し、当該通販アイテムとこれを取り扱う前記サプライサーバのアクセス情報とを関連付けて表示させる表示ファイルを作成し、前記遠隔入出力端末に送出する表示ファイル作成手段と、を有する構成とする。
請求項2〜6の発明では、「前記遠隔入出力端末に表示された通販アイテムに対して対応の前記利用者が当該通販アイテムを購入する場合に、当該利用者ID及び通販アイテムに基づいて前記クーポン値記憶部に記憶された該当通販アイテムの積算クーポン値を取得し、当該積算クーポン値に応じた割引価格を演算して表示させると共に、当該利用者の購入信号に基づいて当該通販アイテムを取り扱う前記サプライサーバに当該割引価格で発注する通販処理手段を備える」構成であり、
「前記宣伝効果映像格納部に格納されている宣伝効果映像は、前記システムの備えるそれぞれの楽曲に対し、各楽曲に関連する映像中に前記通販アイテムを組み込ませているプロダクトプレイスメント映像である」構成であり、
「前記宣伝効果映像格納部に格納されている宣伝効果映像は、前記システムの備えるそれぞれの楽曲に対し、各楽曲に関連する前記通販アイテムそのものの広告映像である」構成であり、
「前記利用者IDに基づいて前記顧客情報格納部より当該利用者の所定の属性情報を取得する利用者情報取得手段を備え、前記通販処理手段は、前記通販アイテムを発注するための発注フォームが所定数格納されている発注フォーム格納部を備え、前記遠隔入出力端末で表示されている何れかの通販アイテムが選択された場合に、当該通販アイテムに対応する発注フォームを当該発注フォーム格納部より抽出し、当該発注フォームに前記取得した利用者の所定の属性情報を組み込ませた発注フォームファイルを、前記対応のサプライサーバに送信自在に作成する」構成であり、
「前記宣伝効果映像格納部の他に、前記カラオケ装置の備えるそれぞれの楽曲に関連する通販アイテムを含まない通常楽曲映像を複数格納する通常楽曲映像格納部を備え、前記宣伝効果映像特定手段は、前記利用者に上記通常楽曲映像か前記宣伝効果映像かを選択させる映像選択手段を備え、選択された通常楽曲映像若しくは宣伝効果映像を背景映像として表示させる」構成である。
本発明によれば、演奏楽曲と関連付けられている宣伝効果映像を歌唱中に背景映像として表示させ、利用者単位で楽曲歌唱による宣伝効果映像の表示に対して当該背景映像に組み込まれた通販アイテム毎にクーポン値を付与し、当該表示回数に応じてクーポン値が積算されて記憶されることにより、歌唱者による歌唱中であっても宣伝効果映像の内容を同伴者等の利用者に視聴させることができ、単に宣伝効果映像を視聴させるだけでなく、クーポン値取得に対するカラオケシステムの利用を喚起させることができる。また、所定の通販アイテムを当該システムより購入する際に対応の積算クーポン値に応じた割引価格で発注可能に表示させることにより、宣伝対象の通販アイテムに対する購買意欲を喚起させることができるものである。
以下、本発明の最良の実施形態を図により説明する。本実施形態では、宣伝効果映像としてプロダクトプレイスメント映像について説明するが、楽曲データベース(楽曲DB)に格納されているそれぞれの楽曲に関連する通販アイテムそのものの広告映像であっても同様に適用することができるものである。
図1に、本発明に係る通販対応カラオケシステムのネットワーク接続状況の模式図及びカラオケホスト装置のブロック構成図を示す。図1(A)は本発明に係る通販対応カラオケシステムのネットワーク接続状況の模式図、図1(B)はカラオケホスト装置の内部構成の一例のブロック図である。
図1(A)において、カラオケホスト装置11は、通信ネットワーク12を介して所定数のカラオケ演奏端末13(13A〜13N)を管理し、当該各端末13に楽曲データを配信するものであり、各カラオケ演奏端末13(13A〜13N)では、利用者が所定の楽曲を選択した場合、所定数の楽曲データが格納されている楽曲DBより当該選択された楽曲を抽出し、当該楽曲データに含まれる演奏データを出力すると共に、歌詞文字データを映像表示部に表示させる。また、当該各カラオケ演奏端末13は、遠隔入出力端末14(14A〜14N)を備える。
上記遠隔入出力端末14はユーザインタフェース機能を備え、対応のカラオケ装置に対して利用者に楽曲を選択させる機能を備えるものであると共に、通信ネットワーク12を介して所定のサプライサーバ15とデータ授受自在とされている(図3(B)で説明する)。上記通信ネットワーク12としては一般公衆電話回線やこれを用いたADSLや光通信回線あるいはインターネット、さらには、LANなどがある。上記サプライサーバ15は、商品等を通信販売するサーバである。
上記カラオケホスト装置11は、図1(B)に示すように、少なくとも送受信部21、制御手段22、RAM23及び記憶装置24を備え、制御手段22はデータ抽出手段25及びクーポン値更新手段26を備える。記憶装置24は、映像対応テーブル27、通信アイテム映像対応テーブル28、通販アイテム情報対応テーブル29、クーポン値記憶部30、クーポン割引テーブル31及び顧客情報格納部である顧客DB(顧客データベース)32を備える。上記送受信部21は、各カラオケ演奏端末13との通信(データ授受)を行うために、通信ネットワーク12の通信方式と整合性をとるための例えば物理的な通信用回路やプラットフォーム等のソフトウエアにより構成される。
上記制御手段22は、当該カラオケホスト装置11を統括的に制御する物理的なCPUであり、図示しないROMに格納されているプログラムを実行処理して統括的な処理を行う。また、制御手段22は、データ抽出手段25及びクーポン値更新手段26を実行する。当該データ抽出手段25及びクーポン値更新手段26を実行するプログラムはそれぞれ記憶装置24に備えられ、RAM23に展開される。当該データ抽出手段25は、記憶装置24に記憶されている例えば利用者IDに基づいて、当該利用者の属性情報を顧客DB32より抽出し、またクーポン値記憶部30の対応情報を抽出するものであり、上記クーポン値更新手段26は、所定のカラオケ演奏端末13より送られてくる利用者ID毎の積算クーポン値に関する情報について後述のクーポン値記憶部30を更新するものである。
また、上記記憶装置24に記憶されている映像対応テーブル27は後述の楽曲DB54に格納されている各楽曲と上記背景映像DB55のPP映像格納部55Aに格納されている各PP映像とを関連付けたものであり(図5で説明する)、通販アイテム映像対応テーブル28は表示される宣伝効果映像に含まれている通販アイテムが当該宣伝効果映像と関連付けられたものであり(図6(A)で説明する)、通販アイテム情報対応テーブル29は通販アイテムとこれに関する通常価格、当該通販アイテムを取り扱うサプライサーバのURL等の情報とが関連付けられたものである(図6(B)で説明する)。
上記記憶装置24に記憶されているクーポン値記憶部30は利用者単位で通販アイテム毎に積算された積算クーポン値等が記憶されたものであり(図4で説明する)、クーポン割引テーブル31は、特に図示しないが、例えば積算クーポン値で1ポイントにつき5パーセントの割引率とし、20ポイントで無料等とするように積算クーポン値に対する該当の通販アイテムの購入時の割引率を関連付けたものであって予め適宜設定される。当該クーポン割引テーブル31は、上記映像対応テーブル27、通販アイテム映像対応テーブル28及び通販アイテム情報対応テーブル29と共に、カラオケ演奏端末13に配信され、適宜更新時にその都度配信される。
上記顧客DB32は、利用者の属性情報と利用者IDとが関連付けられた顧客情報を格納するものであり、各カラオケ演奏端末13(13A〜13N)の各利用者が、例えば会員として予め属性情報を格納しておくものである。その属性情報としては、例えば、利用者ID、氏名、セカンドネーム、郵便番号、住所、電話、年齢、性別が含まれ、適宜、登録者の顔写真等のイメージファイル名が関連づけられたものである。当該各イメージファイルは、図示しないが、当該顧客DB32に設けられたフォルダに格納される。
本発明の通販対応カラオケシステムは、上記遠隔入出力端末14を備えるカラオケ演奏端末13及びカラオケホスト装置11の対応部分で構成され、又は、これらに顧客DB32が加えられて構成されるものである。
そこで、図2に、図1のカラオケ演奏端末のブロック構成図を示す。図2に示すカラオケ演奏端末13は、主要装置としてのカラオケ装置41を有するもので、バス42、中央制御部43、ROM44、RAM45、音楽曲出力部46、再生制御部48、記憶装置49及び送受信部50,51を適宜備える。また、RAM45は予約管理記憶部52を備える。記憶装置49は例えばハードディスク(HDD)等の記憶手段であり、ホスト配信テーブル記憶部53、楽曲格納部である楽曲DB54及び背景映像DB(背景映像データベース)55を備える。当該背景映像DB55は宣伝効果映像を格納するものとしてPP(プロダクトプレイスメント)映像格納部55A及びCM映像格納部55Bを備える。
また、当該カラオケ装置41に有線及び無線で外部接続されるものとして、映像表示部56、ミキシングアンプ57、マイク58、スピーカ59、媒体読取部60及び上記遠隔入出力端末14を備える。そして、上記媒体読取部60に対応した少なくとも利用者IDを記憶しているID媒体61が利用者(顧客)において所持される。なお、上記各構成について、本発明の要旨と直接関連しない要素部分であっても、従前のカラオケ装置においても大部分が適用可能であることを示すために、装置全体を説明する。
中央制御部43は、このシステムを統括的に処理制御する物理的なCPUであり、ROM44に記憶されているプログラムに基づくアルゴリズム処理を行う。また、中央制御部43は、当該システムを統括的に制御処理する他に、後述の表示ファイル作成手段71、宣伝効果映像特定手段72、通販アイテム特定手段73及びクーポン積算手段74を実行する(図3(A)で説明する)。
上記RAM45は、種々のプログラムを展開、実行させるための作業領域としての役割や、ここでは利用者からの楽曲を当該楽曲コードで利用者IDと関連付けて順番に予約を記憶する予約管理記憶部52の領域を有すると共に、当該カラオケ装置41を利用する利用者の利用者IDや当該利用者の歌唱に関する情報(歌唱履歴、映像表示された背景映像ファイル名)を記憶する役割をするものであり、例えば半導体メモリで構成され、仮想的にハードディスク上に構築される場合をも含む概念である。
相前後するが、上記記憶装置49に記憶されている上記楽曲DB54は、少なくとも、演奏データ(ファイル)及びテロップデータ(ファイル)で構成される楽曲データ(ファイル)について楽曲コードをファイル名としてそれぞれ備える。演奏データ(ファイル)はそれぞれの楽曲の演奏をデジタル的に表現したデータであり、テロップデータ(ファイル)は演奏データに対応した楽曲の歌詞文字データである。
上記音楽曲出力部46は、楽曲コードで楽曲DB54より抽出された演奏データをデジタル再生し、アナログ変換してミキシングアンプ57に出力する電子回路である。当該ミキシングアンプ57は、マイク58より入力した歌唱者の歌唱音声と、当該音楽曲出力部46より送られてくる演奏データをミキシングし、増幅してスピーカ59より出力させるものである。
上記再生制御部48は、演奏時に、選択されて楽曲DB54より抽出された楽曲データのうちのテロップデータ(歌詞文字データ)を当該楽曲の演奏データに同期させて映像表示部56に出力すると共に、特定された宣伝効果映像データを同期させて映像表示部56に出力する電子回路である。当該映像表示部56としては例えば、ブラウン管(CRT)ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)等があり、特にハイビジョン化されたディスプレイが宣伝効果映像を表示するものとして好ましい。
上記記憶装置49の備えるホスト配信テーブル記憶部53は、カラオケホスト装置11より配信される上記映像対応テーブル27、通販アイテム映像対応テーブル28、通販アイテム情報対応テーブル29及びクーポン割引テーブル31を記憶しておく領域であり、当該カラオケホスト装置11からの配信で更新される。
上記記憶装置49に記憶される上記背景映像DB55は、上述のように宣伝効果映像としてPP映像格納部55A及びCM映像格納部55Bを備えるもので、PP映像格納部55Aは楽曲の演奏時に歌詞文字の背景として使用されるMPEG形式の背景映像データが多数蓄積されて備えられ、CM映像や通常の背景映像と区別するためのフラグやインデックスなどが付されて管理されており、所定数の通販アイテムが含まれたPP映像を、上記楽曲DB54に格納されている各楽曲(データファイル)に関連付けされてそれぞれ複数格納する。当該PP映像は、当該各楽曲に関連する映像中に通販アイテムを組み込ませている映像である。また、ここではこれら宣伝効果映像(PP映像及びCM映像)に組み込まれているそれぞれの通販アイテムのイメージ画像をも格納される。
上記プロダクトプレイスメント映像は、従来から、映画やテレビジョン或いはゲームの映像内に、その映像の進行と調和するように、自然の流れの中で企業の商品やサービスを組み込む手法として採用されてきたものであって、利用者にとって違和感なく商品や役務(サービス)を視認して受け入れることができるため、効果的な手法となっているものである。
また、上記CM映像格納部55Bは、上記楽曲DB54に格納されたそれぞれの楽曲に対し、各楽曲に関連する通販アイテムそのものの広告映像である。この実施形態では、宣伝効果映像をプロダクトプレイスメント映像として説明しているが、当該CM映像格納部55Bに格納されているCM映像に置き換えても同様であり、CM映像の表示を利用者に選択させる場合については、図10で説明する。
当該送受信部50は、遠隔入出力端末14との間で有線方式ないし無線方式(IR方式やブルートゥース機構のピコネット接続方式など)を利用してデータ授受を行うためのもので、そのための回路基板およびプログラムを備える。上記送受信部51は、当該カラオケ装置41と上記通信ネットワーク12を介してデータ授受を行うためのものであると共に、遠隔入出力端末14より所定のサプライサーバ15のサイトにアクセスさせるためのもので、通信方式と整合性をとるための例えば物理的な通信用回路やプラットフォーム等のソフトウエアにより構成されるものである。
ここでは遠隔入出力端末14から上記サプライサーバ15にアクセス自在とする場合としてカラオケ装置41(送受信部50,51)を介在させる場合を示すが、上記通信ネットワーク12に接続させる中継機器を介在させ、当該中継機器に対して無線、有線を問わず接続自在としてもよい。
上記媒体読取部60は、利用者が所持するID媒体61から利用者IDを読み取るもので、読み取った利用者IDは一旦RAM45に記憶されると共に、当該利用者IDに基づいてカラオケホスト装置11のクーポン値記憶部30より積算クーポン値等の情報が取得される。当該ID媒体61は、少なくとも利用者IDを記憶し、上記媒体読取部60と例えば非接触でデータ授受が自在のものである。ID媒体61としては、例えば、非接触型のICカードや、携帯電話や小型モバイルコンピュータに内蔵させたICカード機能回路等がある。
なお、図示しないが、当該カラオケ装置41には演奏楽曲、歌唱音声に対する種々の調節を行うボタンやツマミ類が可変抵抗器等の電子素子に直結された操作パネルも接続され、当該操作パネルはエコーや左右バランス、スピーカ59からの出力音量のボリウム等を備える。ところで、上記顧客DB32を、カラオケ装置41に備えさせ、又は当該カラオケ装置41に接続させてもよい。また、逆に、上記楽曲DB54、背景映像DB55の何れか、又は両方を、適宜カラオケホスト装置11に備えさせ、若しくは当該カラオケホスト装置11に接続させる構成としてもよいものである。
また、図3に、図2の中央制御部及び遠隔入出力端末のブロック構成図を示す。図3(A)は中央制御部43のブロック構成図、図3(B)は遠隔入出力端末14のブロック構成図である。図3(A)において、中央制御部43は、上述のように表示ファイル作成手段71、宣伝効果映像特定手段72、通販アイテム特定手段73及びクーポン積算手段74を実行する。
上記表示ファイル作成手段71は、実行するためのプログラムが記憶装置49に記憶され、RAM45に展開されるもので、送受信部50を介して当該カラオケ装置41に付帯する遠隔入出力端末14に表示させるための表示ファイルを作成すると共に、利用者に後述の遠隔入出力端末14の楽曲検索手段85で楽曲を選曲させ、また、利用者が歌唱した際に表示された背景映像に組み込まれたクーポン対象の通販アイテムを通販アイテム特定手段73で特定させて、当該通販アイテムとこれを取り扱うサプライサーバ15のアクセス情報とを関連付けて表示させる表示ファイルを作成して遠隔入出力端末14に送出するものである。
上記宣伝効果映像特定手段72は、実行するためのプログラムが記憶装置49に記憶され、RAM45に展開されるもので、予めカラオケホスト装置11より取得しておいた映像対応テーブル27を参照して選択された楽曲に対応する宣伝効果映像(PP映像)を特定し、歌唱中の歌詞文字データが表示されている映像表示部56に背景映像として表示させるためのPP映像を特定するためのものである。上記通販アイテム特定手段73は、実行するためのプログラムが記憶装置49に記憶され、RAM45に展開されるもので、表示される宣伝効果映像に含まれている通販アイテムを、予めカラオケホスト装置11より取得しておいた通販アイテム映像対応テーブル28及び通販アイテム情報対応テーブル29を参照して再生された宣伝効果映像に組み込まれた通販アイテムを特定するものである。
上記クーポン積算手段74は、実行するためのプログラムが記憶装置49に記憶され、RAM45に展開されるもので、利用者が所定楽曲を歌唱した際の宣伝効果映像の背景映像表示に対して、当該宣伝効果映像に含まれた通販アイテムの購入を通常価格より割引させるためのクーポン値を付与していき、当該利用者単位で通販アイテムの表示回数毎に関連付けたクーポン値を積算し、クーポン値記憶部30に記憶していくものである。ここでは、カラオケホスト装置11のクーポン値記憶部30に記憶されている中から、所定の利用者IDに対応する積算クーポン値等を取得しておき、当該通販アイテムの表示回数による積算クーポン値等を更新し、これをカラオケホスト装置11に送信して更新させて記憶させることとしている。
また、図3(B)において、遠隔入出力端末14は、上述のようにユーザインタフェース機能を備えて対応のカラオケ装置41に対して利用者に楽曲を選択させる機能を備えるものであると共に、通信ネットワーク12を介して所定のサプライサーバ15とデータ授受の自在なものであって、送受信部81、制御手段82及び表示入力部83を備える。
上記送受信部81は、カラオケ装置41の送受信部50との間で有線方式ないし無線方式(IR方式やブルートゥース機構のピコネット接続方式など)を利用してデータ授受を行うためのもので、そのための回路基板およびプログラムを備える。上記制御手段82は、図示しないROMに格納されているプログラムを実行処理して当該遠隔入出力端末14を統括的な処理を行う制御部であり、GUI処理手段84、楽曲検索手段85及び通販処理手段86を実行する。当該GUI処理手段84は、実行するためのプログラムが図示しない記憶部に記憶され、図示しないRAMに展開されるもので、ユーザインタフェース機能として、例えば表示入力部83と相俟って液晶ディスプレイ(LCD)とタッチセンサとを積層した入出力用を可能とし、表示されるアイコン等に対応して当該タッチセンサにより楽曲の選択などのデータを入力することができるGUIである。
また、上記楽曲検索手段85は、実行するためのプログラムが図示しない記憶部に記憶され、図示しないRAMに展開されるもので、例えば新曲、歌手名、曲名、ジャンルおよび履歴のそれぞれについての各楽曲情報、及び当該楽曲名と楽曲コードとが関連付けられた図示しないテーブルから利用者によって検索、選択された楽曲コードを、送受信部50を介してRAM45の予約管理記憶部52に送信して予約させるものである。
そして、上記通販処理手段86は、実行するためのプログラムが図示しない記憶部に記憶され、図示しないRAMに展開されるもので、後述する遠隔入出力端末14に表示された通販アイテムに対して対応の利用者が当該通販アイテムを購入する場合に、当該利用者ID及び通販アイテムに基づいてカラオケホスト装置11のクーポン値記憶部30から取得して適宜更新した該当通販アイテムの積算クーポン値に応じた割引価格を予めカラオケホスト装置11より取得しておいたクーポン割引テーブル31から演算して表示させると共に、当該利用者からの購入信号に基づいて当該通販アイテムを取り扱うサプライサーバ15に当該割引価格で発注するためのものである。なお、この通販処理手段86は、カラオケ装置41の中央制御部43に実行させてもよい。
ここで、図4に、図1のカラオケホスト装置の備えるクーポン値記憶部の説明図を示す。図4において、クーポン値記憶部30は、利用者をID媒体61から読み取って特定した利用者IDに対して、所定楽曲を歌唱した際の宣伝効果映像の背景映像表示毎に、通販アイテム毎に累積された積算クーポン値が、当該利用者ID(利用者)単位で通販アイテムをコード化したアイテムコード毎に関連付けて記憶されると共に、これに関連して当該通販アイテムの通常価格、当該積算クーポン値に対応する割引率、割引価格が記憶されるものである。
そして、一の利用者が一の通販アイテムを遠隔入出力端末14から購入しようとする場合、当該クーポン値記憶部30から利用者IDに関連付けられた当該通販アイテム(アイテムコード)及びその通常価格、クーポン割引価格が特定されるもので、後述するように購入対象の通販アイテムの通常価格より積算クーポン値に応じた割引率(無料を含む)で購入可能となるものである。このクーポン値記憶部30に利用者ID単位で記憶されている積算クーポン値等は、上述のように、カラオケ装置41より当該利用者IDが指定されて要求されたときに提供される。
また、図5に図1のカラオケホスト装置の備える映像対応テーブルの説明図を示すと共に、図6に図1のカラオケホスト装置の備える通販アイテム映像対応テーブル及び通販アイテム情報対応テーブルの説明図を示す。図5において、カラオケホスト装置11における記憶装置24の備える映像対応テーブル27は、楽曲データを特定する楽曲コードと、背景映像DB55のPP映像格納部55A(CM映像格納部55B)に格納されている宣伝効果映像データ(ファイル名)とが関連付けられたものであり、利用者が選択した楽曲の楽曲コードに基づいて映像表示する宣伝効果映像を特定させるためのものである。この宣伝効果映像(宣伝効果映像ファイル)は、ここでは楽曲再生時に楽曲コードに基づいて背景映像DB55のPP映像格納部55A(CM映像格納部55B)より抽出される。
また、図6(A)は、カラオケホスト装置11における記憶装置24の備える通販アイテム映像対応テーブル28の一例であり、宣伝効果映像のデータファイルと、当該宣伝効果映像に組み込まれた所定数の通販アイテムとが関連付けられたものである。また、図6(B)は、カラオケホスト装置11における記憶装置24の備える通販アイテム情報対応テーブル29の一例であり、宣伝効果映像に組み込まれた各通販アイテムに対して、当該通販アイテムを特定するアイテムコードと、各通販アイテムの通常価格と、各通販アイテムのイメージ画像のファイル名と、各通販アイテムを取り扱うサプライ側が通信ネットワーク12上に設けている各サプライサーバ15のサイトアドレス(URL)とが関連付けられたものである。
そこで、図7に図2のカラオケ演奏端末における宣伝効果映像再生に関する処理フローチャートを示す。カラオケ演奏端末13(カラオケ装置41)では、最新の上記映像対応テーブル27、通販アイテム映像対応テーブル28、通販アイテム情報対応テーブル29及びクーポン割引テーブル31をカラオケホスト装置11より取得して記憶装置49のホスト配信テーブル記憶部53に記憶されていることを前提としている。
図7(A)において、まず、利用者IDの読み取りは、従前のように歌唱ログ等の取得の他に、歌唱時に背景映像とした宣伝効果映像を関連付けさせることを前提としたものであり、利用者がカラオケ装置41の媒体読取部60に利用者所有のID媒体61を提示したときに(ステップ(S)1)、ID媒体61より利用者IDを読み取ってRAM45に一旦記憶すると共に、カラオケホスト装置11のクーポン値記憶部30(図4)より当該利用者IDの積算クーポン値に関する情報(通販アイテムコード、通常価格、積算クーポン値、割引率、割引価格)を取得してRAM45に記憶される(S2)。
一方、図7(B)において、例えば遠隔入出力端末14(楽曲検索手段85)により当該利用者による利用者IDとの関連で楽曲の選択要求があり(S11)、楽曲の選択が終了すると(S12)、RAM45の予約管理記憶部52に当該選択された楽曲コードを利用者IDに関連付けて順番に記憶する(S13)。
そこで、予約の順番から選択された楽曲の再生を行う場合(S14)、予約管理記憶部52に記憶されている楽曲コードに基づいて、該当の楽曲データが楽曲DB54より抽出され、演奏データが音楽曲出力部46に送出されると共に、歌詞文字データが映像表示部56に送出され、また、当該楽曲コードに基づいて記憶装置49のホスト配信テーブル記憶部53に取得しておいた映像対応テーブル27を参照して対応の宣伝効果映像ファイル名が特定され、当該宣伝効果映像ファイルがPP映像格納部55Aより抽出されて再生制御部48に送出される(S15)。
選択された楽曲データがミキシングアンプ57を介してスピーカ59より再生出力されると共に、これに同期させて該当の宣伝効果映像データが上記歌詞文字データと合成された状態で背景映像として映像表示部56より再生される(S16)。そして、歌唱終了時に、再生された宣伝効果映像に組み込まれた通販アイテムを特定し、これに付与するクーポン値をRAM45に記憶した該当の通販アイテムの積算クーポン値に積算すると共に、表示回数に応じた積算クーポン値に対応した割引率を更新し、上記取得したクーポン割引テーブル31を参照して割引価格を演算して更新する。そして、所定時期(利用者がカラオケ装置41に対してログオフしたとき、又は更新のとき)にカラオケホスト装置に送出される(S17)。また、ここでは上記特定した所定数の通販アイテムを利用者IDに関連付けて利用者履歴としてRAM45に記憶する。
一方、カラオケホスト装置11では、所定のカラオケ演奏端末13から送られてきた利用者ID毎の積算クーポン値、通常価格、積算クーポン値、割引率及び割引価格の更新された情報を、クーポン値更新手段26がクーポン値記憶部30に反映させて更新させるものである。
続いて、図8に図2のカラオケ演奏端末における遠隔入出力端末による通販アイテム表示のための処理フローチャートを示すと共に、図9に図2のカラオケ演奏端末における遠隔入出力端末による通販アイテム表示の説明図を示す。ここでは、通販アイテムの表示をさせるタイミングを随時利用者からの要求した時点として説明するが、他に、総ての歌唱を終了してログオフする前の利用者からの要求時点や、予約楽曲の総てが終了した時点としてもよい。
図8において、例えば利用者から遠隔入出力端末14を介して通販アイテム表示要求があった場合(S21)、表示ファイル作成手段71がRAM45に記憶されている総ての利用者のうち、何れかの利用者の氏名(利用者ID)を選択させる表示ファイルを遠隔入出力端末14に送出し、図9(A)に示すように、当該遠隔入出力端末14が利用者選択の表示を行う(S22)。何れかの利用者が選択された場合(S23)、表示ファイル作成手段71が選択された利用者氏名(利用者ID)に基づいてRAM45より、当該利用者が歌唱した時に放映された総ての宣伝効果映像ファイル名を取得して通販アイテム特定手段73に送出する(S24)。
通販アイテム特定手段73では、宣伝効果映像ファイル名に基づき、ホスト配信テーブル記憶部53に取得しておいた通販アイテム映像対応テーブル28を参照して対応の総ての通販アイテムを特定する(S25)。表示ファイル作成手段71では、当該通販アイテム及び利用者IDに基づき、RAM45に記憶しておいたクーポン値記憶部30からのデータに対して、当該通販アイテムに対応する通常価格及び積算クーポン値に対応した割引価格を読み出す共に、特定した通販アイテムの画像データを背景映像DBより取得し、通常価格及び割引価格の情報を含めた当該通販アイテムの画像を一覧表示させる表示ファイルを作成して遠隔入出力端末14に送出する(S26)。遠隔入出力端末14において、図9(B)に示すように、それぞれの通販アイテム画像をサムネイル形態で一覧表示される(S27)。
そこで、利用者が遠隔入出力端末14においてそれぞれサムネイル形態で表示させた各通販アイテムのうち、一の通販アイテムが指定・選択され(図9(C))、当該利用者による購入信号(購入ボタン)を入力ときに、通販処理手段86が表示された当該通販アイテムの購入情報を関連のサイトURLに送出することで当該通販アイテムを割引価格で発注することとなるものである(S28)。なお、上記購入対象の通販アイテムに当該利用者のクーポン値が存在しない場合には、当初の通常価格での通販アイテムが遠隔入出力端末14に表示されることとなる。
このように、演奏楽曲と関連付けられている宣伝効果映像を歌唱中に背景映像として表示させ、利用者単位で楽曲歌唱による宣伝効果映像の表示に対して当該背景映像に組み込まれた通販アイテム毎にクーポン値を付与し、当該表示回数に応じてクーポン値が積算されて記憶されることにより、歌唱者による歌唱中であっても宣伝効果映像の内容を同伴者等の利用者に視聴させることができ、単に宣伝効果映像を視聴させるだけでなく、クーポン値取得に対するカラオケシステムの利用を喚起させることができ、また、所定の通販アイテムを当該システムより購入する際に対応の積算クーポン値に応じた割引価格で発注可能に表示させることにより、宣伝対象の通販アイテムに対する購買意欲を喚起させることができるものである。このことは、上記特許文献3のようにポイントが一定値以上のときにカラオケボックスや飲食店での割引や、当該歌唱楽曲の音楽データを利用者の携帯電話に景品として送信することに比べ、利用者にとっては好みの通販アイテムを廉価で購入でき、通販アイテム販売側にとっては売上げ向上を期待できるものである。
ところで、上記実施形態では、通販処理手段86による発注処理を簡易的に示したが、例えば利用者IDに基づいてカラオケホスト装置11の顧客DB32より当該利用者の所定の属性情報を取得させる一方で、通販処理手段86に通販アイテムを発注するための発注フォームが所定数格納されている発注フォーム格納部を設け、遠隔入出力端末14で表示されている何れかの通販アイテムが選択された場合に、当該通販アイテムに対応する発注フォームを当該発注フォーム格納部より抽出し、当該発注フォームに利用者の所定の属性情報を組み込ませた発注フォームファイルを、対応のサプライサーバ15に送信自在に作成させることができるものである。
次に、図10に、図1のカラオケ演奏端末における映像選択の説明図を示す。図10(A)は追加的な構成部分のブロック図であり、図10(B)はその処理フローチャートである。図10(A)において、カラオケ演奏端末13におけるカラオケ装置41の背景映像DB55に、別に通常楽曲映像格納部91を備えさせ、中央制御部43に映像選択手段92を備えさせたものである。この通常楽曲映像(データファイル)は、上記PP映像(データファイル)及びCM映像(データファイル)に付加されているフラグ等で区別される。
上記通常楽曲映像格納部91は、少なくとも、楽曲コードに関連付けられた通販アイテムを含まない楽曲映像の通常の背景映像データ(ファイル)を所定数格納するもので、上記楽曲DB54との関連からいえば、当該楽曲コードで抽出される楽曲データが再生される際に、同期して背景映像として再生されるものである。
上記中央制御部43における映像選択手段92は、利用者に歌唱中の背景映像として上記通販アイテムを含まない通常楽曲映像か上記CM映像かを選択させるためのプログラムである。すなわち、宣伝効果映像特定手段72は、選択された楽曲に対応する楽曲コードにおける利用者が映像選択手段92によって選択した上記通常楽曲映像若しくは上述のように特定されたCM映像を、通常楽曲映像格納部91又は背景映像DB55のCM映像格納部55Bより抽出し、背景映像として映像表示部56に表示させるものである。
そこで、図10(B)において、まず、図7(A)、(B)と同様の前提とし、また図7(A)において利用者IDが取得されてRAM45に記憶されていることを前提として、遠隔入出力端末14により当該利用者による利用者IDとの関連で楽曲の選択要求があり、楽曲の選択が終了すると(S31)、表示させる背景映像として通販アイテムを含まない通常楽曲映像か、CM映像かを選択させる表示を表示ファイル作成手段71に作成させて遠隔入出力端末14に表示させる(S32)。
上記選択表示において(S33)、利用者が通販アイテムを含まない通常楽曲映像を選択してその信号を入力した場合には(S34)、当該選択された楽曲コードに基づいて映像対応テーブル27より対応の通常楽曲映像ファイル名を特定し、当該通常楽曲映像ファイルと楽曲コード(楽曲名)とを関連付けて記憶する(S35)。
一方、上記選択表示において(S33)、利用者が通販アイテムを組み込ませたCM映像を選択してその信号を入力した場合には(S36)、当該選択された楽曲コードに基づいて映像対応テーブル27よりCM楽曲映像ファイル名を特定し、当該CM映像ファイルと楽曲コード(楽曲名)とを関連付けて記憶する(S37)。
そして、選択された楽曲データの再生の際に、対応の楽曲データを楽曲DB54より抽出させて音楽曲出力部46及び再生制御部48に送出させて再生させると共に、当該再生に同期させて通常楽曲映像格納部91から抽出した通常楽曲映像ファイルデータ又は背景映像DB55のCM映像格納部55Bより抽出したCM映像のファイルデータを再生制御部48に送出させて再生させるものである(S38)。
このように、利用者に通販アイテムを含まない通常楽曲映像かCM映像かを選択させることにより、CM映像を好まない利用者に対してカラオケ利用の興味を減退させることを防止させることができるものである。一方で、CM映像が選択された場合には、上記同様に通販アイテムの宣伝効果を向上させることができるものである。なお、CM映像を表示する場合、スポンサが特定されることから、当該スポンサ毎に映像表示させるか否かを利用者に選択させてもよい。
本発明の通販対応カラオケシステムは、利用者のカラオケによる歌唱の際に選択された宣伝効果映像を表示し、クーポン割引価格で購入自在とする場合に適する。
本発明に係る通販対応カラオケシステムのネットワーク接続状況の模式図及びカラオケホスト装置のブロック構成図である。 図1のカラオケ演奏端末のブロック構成図である。 図2の中央制御部及び遠隔入出力端末のブロック構成図である。 図1のカラオケホスト装置の備えるクーポン値記憶部の説明図である。 図1のカラオケホスト装置の備える映像対応テーブルの説明図である。 図1のカラオケホスト装置の備える通販アイテム映像対応テーブル及び通販アイテム情報対応テーブルの説明図である。 図2のカラオケ演奏端末における宣伝効果映像再生に関する処理フローチャートである。 図2のカラオケ演奏端末における遠隔入出力端末による通販アイテム表示のための処理フローチャートである。 図2のカラオケ演奏端末における遠隔入出力端末による通販アイテム表示の説明図である。 図1のカラオケ演奏端末における映像選択の説明図である。
符号の説明
11 カラオケホスト装置
12 通信ネットワーク
13 カラオケ演奏端末
14 遠隔入出力端末
15 サプライサーバ
26 クーポン値更新手段
27 映像対応テーブル
28 通販アイテム映像対応テーブル
29 通販アイテム情報対応テーブル
30 クーポン値記憶部
31 クーポン割引テーブル
32 顧客DB
41 カラオケ装置
43 中央制御部
45 RAM
49 記憶装置
52 予約管理記憶部
54 楽曲DB
55 背景映像DB
72 宣伝効果映像特定手段
73 通販アイテム特定手段
74 クーポン積算手段
86 通販処理手段
91 通常楽曲格納部
92 映像選択手段

Claims (6)

  1. カラオケホスト装置と、利用者の所持する利用者IDを少なくとも記憶しているID媒体より当該利用者を特定するカラオケ装置とが通信ネットワークで接続される通販対応カラオケシステムであって、
    利用者の属性情報と利用者IDとが関連付けられた顧客情報を格納する顧客情報格納部と、
    利用者の所持する前記ID媒体より利用者IDを読み取るID媒体読取部と、
    ユーザインタフェース機能を備え、対応のカラオケ装置に対して前記利用者に楽曲を選択させる機能を備えるものであると共に、前記通信ネットワークを介して所定のサプライサーバとデータ授受の自在な遠隔入出力端末と、
    所定数の通販アイテムが含まれた宣伝効果映像を所定数格納すると共に、当該通販アイテムに関するデータを所定数格納する宣伝効果映像格納部と、
    前記カラオケ装置の備える各楽曲と前記宣伝効果映像格納部に格納されている各宣伝効果映像とを関連付けたテーブルを備え、背景映像として表示させるための宣伝効果映像を特定する宣伝効果映像特定手段と、
    表示される宣伝効果映像に含まれている通販アイテムが当該宣伝効果映像と関連付けられたテーブル、及び、当該通販アイテムに対して通常価格を含む情報、当該通販アイテムを取り扱う前記通信ネットワーク上の所定のサプライサーバが関連付けられたテーブルを参照して、前記特定された宣伝効果映像に基づいて通販アイテム及び当該サプライサーバを特定する通販アイテム特定手段と、
    利用者が所定楽曲を歌唱した際の宣伝効果映像の背景映像表示に対して、当該宣伝効果映像に含まれた通販アイテムの購入を前記通常価格より割引させるためのクーポン値を付与していき、当該利用者単位で通販アイテムの表示回数毎に関連付けたクーポン値を積算し、クーポン値記憶部に記憶していくクーポン積算手段と、
    前記利用者が歌唱した際に表示された前記背景映像に組み込まれた前記クーポン対象の通販アイテムを前記通販アイテム特定手段より抽出し、当該通販アイテムとこれを取り扱う前記サプライサーバのアクセス情報とを関連付けて表示させる表示ファイルを作成し、前記遠隔入出力端末に送出する表示ファイル作成手段と、
    を有することを特徴とする通販対応カラオケシステム。
  2. 請求項1記載の通販対応カラオケシステムであって、前記遠隔入出力端末に表示された通販アイテムに対して対応の前記利用者が当該通販アイテムを購入する場合に、当該利用者ID及び通販アイテムに基づいて前記クーポン値記憶部に記憶された該当通販アイテムの積算クーポン値を取得し、当該積算クーポン値に応じた割引価格を演算して表示させると共に、当該利用者の購入信号に基づいて当該通販アイテムを取り扱う前記サプライサーバに当該割引価格で発注する通販処理手段を備えることを特徴とする通販対応カラオケシステム。
  3. 請求項1又は2記載の通販対応カラオケシステムであって、前記宣伝効果映像格納部に格納されている宣伝効果映像は、前記システムの備えるそれぞれの楽曲に対し、各楽曲に関連する映像中に前記通販アイテムを組み込ませているプロダクトプレイスメント映像であることを特徴とする通販対応カラオケシステム。
  4. 請求項1又は2記載の通販対応記載のカラオケシステムであって、前記宣伝効果映像格納部に格納されている宣伝効果映像は、前記システムの備えるそれぞれの楽曲に対し、各楽曲に関連する前記通販アイテムそのものの広告映像であることを特徴とする通販対応カラオケシステム。
  5. 請求項1〜4の少なくとも何れかに記載の通販対応カラオケシステムであって、
    前記利用者IDに基づいて前記顧客情報格納部より当該利用者の所定の属性情報を取得する利用者情報取得手段を備え、
    前記通販処理手段は、前記通販アイテムを発注するための発注フォームが所定数格納されている発注フォーム格納部を備え、前記遠隔入出力端末で表示されている何れかの通販アイテムが選択された場合に、当該通販アイテムに対応する発注フォームを当該発注フォーム格納部より抽出し、当該発注フォームに前記取得した利用者の所定の属性情報を組み込ませた発注フォームファイルを、前記対応のサプライサーバに送信自在に作成することを特徴とする通販対応カラオケシステム。
  6. 請求項1〜5の少なくとも何れかに記載の通販対応カラオケシステムであって、
    前記宣伝効果映像格納部の他に、前記カラオケ装置の備えるそれぞれの楽曲に関連する通販アイテムを含まない通常楽曲映像を複数格納する通常楽曲映像格納部を備え、
    前記宣伝効果映像特定手段は、前記利用者に上記通常楽曲映像か前記宣伝効果映像かを選択させる映像選択手段を備え、選択された通常楽曲映像若しくは宣伝効果映像を背景映像として表示させることを特徴とする通販対応カラオケシステム。
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