JP2004078609A - 携帯端末を利用した電子購入システム及び方法、並びにサーバ装置、端末装置 - Google Patents

携帯端末を利用した電子購入システム及び方法、並びにサーバ装置、端末装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの興味関心に応じた商品情報提供ができ、関連性を有する商品の販売を促進することのできる、携帯端末を利用した電子購入システム及び方法を提供する。
【解決手段】ユーザが前記携帯端末を操作して第1販売者システムに対し注文処理を行って第1商品を購入したことに基づき、第1販売者システムから、ユーザ単位の第1商品購入記録情報と、購入された第1商品に関連付けした第2商品の商品情報とを組で記述した注文票データを携帯端末に対し提供し、ユーザは携帯端末にて注文票データを閲覧でき、第2商品の商品情報の項目から選択動作を行うと、それを契機として第2販売者システムに対し、選択された第2商品の注文処理が実行されるものであり、第2販売者システムは、第1販売者システムに対して第2商品の広告効果に対する対価の支払い処理を行う。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機などの携帯端末を利用してユーザが商品の注文・購入を行うことのできる電子購入システム及び方法、並びにサーバ装置、端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機などの携帯端末の普及が進んだことにより、ユーザが自身の所持する携帯端末を用いて商品の注文・購入処理を行うことのできる電子購入システムに対するニーズが高まっている。
【0003】
携帯端末を利用した電子購入システムとして、例えば、携帯電話機の備える無線通信機能を用いて商品販売者サーバ等に対して物品やサービスの注文処理を行えるシステムや、携帯電話用の着信メロディデータ(着メロデータ)、画像データやアプリケーションプログラムなどのディジタルデータ(ディジタルコンテンツ)の注文処理をサーバに対して行って商品データをダウンロード処理して購入できるシステム等を考えることができる。
【0004】
図22に、携帯端末を利用した電子購入システムの一構成例を示す。この電子購入システムは、第1の商品(P1)を販売する第1の販売者のシステム101として、第1販売者サーバ(センター装置)102と、この第1販売者サーバに通信網を介して接続される複数の第1販売者端末装置104とを有し、また、第2の商品(P2)を販売する第2の販売者のシステム105として、第2販売者サーバ(センター装置)106を有し、また、ユーザ(商品購入者)の携帯端末(携帯電話機等)108を有する。携帯端末108は、無線通信機能により通信網を介して販売者側のサーバあるいは端末装置にアクセス・接続し、商品の注文処理を行うことができる。
【0005】
例えば第1販売者システム101がカラオケサービス業者で第1商品P1がカラオケサービスであり、第2販売者システム105が着メロデータ販売業者で第2商品P2が着メロデータである場合を説明する。
【0006】
第1販売者端末装置104は、カラオケボックス等に設置されてカラオケ楽曲演奏サービスを提供する通信カラオケ装置である。第1販売者端末装置104は、通信網を介して第1販売者サーバ102に接続され各種サービスや処理を行う。第1販売者端末装置104は、ユーザによる選曲信号の入力に基づき、要求された楽曲の演奏処理を行う。なお、ここではカラオケ楽曲の演奏処理を含むカラオケサービスを第1商品P1として捉えている。また、選曲信号の入力は第1商品P1の注文処理として捉えることができる。
【0007】
第2販売者サーバ106は、Webサーバ等により構成され、商品データP2である携帯電話用着メロデータを保持し、ユーザの携帯端末108からのアクセス及び注文処理に応じて商品データP2を携帯端末108へ配信(ダウンロード)する処理を行う。
【0008】
それぞれの販売者システム101、105は、販売する商品についての情報である商品情報(103、107)を所定形式で提供する。商品情報(103、107)は、例えば、商品名、説明、価格等の情報を含んだものである。一般に、ユーザによる何らかの形式の商品情報(103、107)(ディジタル形式、紙媒体等)の閲覧を通じて商品の注文が実行されると考えることができる。例えば商品として携帯電話用着メロデータを購入したいときに、携帯端末において着メロ商品の楽曲名や歌手名、価格(サービス料金)、その他詳細情報等を表示情報として含んだ所定のディジタル形式の商品情報(広告情報)を表示・閲覧し、希望の商品を確認してから注文・購入が実行される場面を想定できる。
【0009】
上記のような携帯端末を利用した電子購入システムでの典型的な商品購入処理手順は例えば以下のようなものとなる。ユーザは自身の所持する携帯端末108を操作して所定の商品情報(103、107)を閲覧しあるいは商品情報を閲覧することなく直接に、購入希望の商品の選択/決定入力を行う。携帯端末108は、ユーザにより入力指示された商品に関する注文情報を商品販売側のシステム(サーバや端末装置)に対し送信する。注文情報には注文対象商品のID等の情報が含まれる。商品販売者側のシステム(101、105)では、ユーザの携帯端末108側から注文情報を受信して注文受領処理を行い、注文された商品について商品提供処理を行う。商品提供処理とは、商品が物品の場合なら配送手続き等、商品がサービスの場合ならそのサービスに関わる所定の処理の実行、商品がディジタルデータの場合なら商品データの送信(ダウンロード)処理などのコンピュータで実行される処理を指すものとする。商品として特にディジタルデータを販売する場合は、販売者側システムにおいて注文を受領してから商品データが携帯端末108に送信(ダウンロード)される処理が行われる。商品購入に関する代金支払い・決済処理は、クレジットカードシステムや通信事業者による料金回収サービス等の所定の代金支払い・決済手段を通じて行われる。
【0010】
上記のような電子購入システムにおいては、ユーザが携帯端末を利用して商品の注文・購入を行おうとする際、異なる販売者から異なる商品を購入する場合は、それぞれの商品販売者サーバ等へのアクセス及び商品注文処理の手間が必要となる。
【0011】
例えば、従来では、カラオケサービスと、着メロデータ配信サービスは、互いに独立してサービス提供されていた。上記システムで考えると、第1商品がカラオケ楽曲演奏サービスであり、第2商品が着メロデータである。従来では、ユーザがカラオケサービスを利用して或る楽曲に興味を持ち、その楽曲の着メロデータが欲しくなった場合、携帯端末を利用したWeb検索サービス等を用いて欲する着メロデータを探す手間が必要であった。
【0012】
また、従来では、着メロ配信サービス業者(第2販売者)は、カラオケサービス業者(第1販売者)によるカラオケサービスの提供場所(カラオケボックス等)に、着メロ商品情報リスト(紙媒体)を置くなどして商品の広告を行っていた。この場合、第2商品(着メロデータ)の商品情報が第1商品(カラオケサービス)の提供場所においてユーザに対し提供されてはいるが、紙媒体による情報であるため、ユーザはその商品情報を通じて第2商品に興味を持った場合でも別途第2販売者サーバにアクセスを行って第2商品の注文・購入の手続きを行う必要があり手間がかかっていた。
【0013】
上記例の場合、第1商品(カラオケサービス)と第2商品(着メロデータ)とで、楽曲名や歌手名などの点において商品同士の関連性があるのだが、異なる販売者システムにより商品情報(広告情報)の提供及び商品販売処理が行われているので、ユーザは、第1商品に関連する第2商品について、自身で販売者や商品情報や商品提供先アドレス等を探してアクセスしたり注文手続きを行う手間が必要であった。
【0014】
また、一部では、着メロデータ商品の販売者が、予め登録されたユーザあるいは無作為に選んだユーザ等に対して、着メロ商品情報リストを電子メール形式で送りつけることにより商品の広告を行っていた。これにより、多くのユーザが、自身が意図しない電子メールを受けることやあるいは自身の興味の無い商品の情報を受けることについて不快に感じている可能性があった。
【0015】
上記例では、関連性を有する商品を販売する異なる販売者システムが存在するとき、ユーザに対する商品情報の提供(広告)という観点から見ると、関連したサービスにはなっておらず、また、ユーザの興味関心に応じた商品情報を提供する処理にはなっていないと言える。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、携帯電話機などの携帯端末を利用した電子購入システム及び方法において、ユーザが自身の所持する携帯端末を操作して第1の販売者から第1の商品の注文・購入を行うと、上記購入した第1の商品に関連した第2の販売者の第2の商品の商品情報をユーザが閲覧することができ、またユーザが携帯端末において上記第2商品の商品情報を閲覧してその中から購入希望の商品を簡単な操作で注文・購入することができるような、ユーザの興味関心に応じた商品情報提供ができ、関連性を有する商品の販売を促進して、上記第1の販売者、第2の販売者、及びユーザ(商品購入者)のいずれにとっても利便をもたらすことのできる、携帯端末を利用した電子購入システム及び方法を提供することを主要な目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、無線通信機能を備えるユーザの携帯端末と、第1の商品を販売する第1販売者システムと、第2の商品を販売する第2販売者システムと、を有し、ユーザが携帯端末を操作して第1販売者システムに対し注文処理を行って第1商品を購入したことに基づき、第1販売者システムから、ユーザ単位の第1商品購入記録情報と、購入された第1商品に関連付けした第2商品の商品情報とを組で記述した注文票データを携帯端末に対し提供し、ユーザは携帯端末にて注文票データを閲覧でき、第2商品の商品情報の項目から選択動作を行うと、それを契機として第2販売者システムに対し選択された第2商品の注文処理が実行されるものであり、第2販売者システムは、第1販売者システムに対して第2商品の広告効果に対する対価の支払い処理を行うことを特徴としている。
【0018】
請求項2記載の発明は、無線通信機能を備えるユーザの携帯端末と、第1の商品を販売する第1販売者サーバを有する第1販売者システムと、第2の商品を販売する第2販売者サーバを有する第2販売者システムと、を有し、携帯端末は、ユーザによる操作に基づき第1商品の注文情報を第1販売者サーバに送信する手段を有し、第1販売者サーバは、携帯端末から第1商品注文情報を受信して第1商品の提供処理を行い第1商品購入の記録を行う手段と、第1商品購入記録情報を参照して、購入された第1商品に第2商品を関連付ける処理を行い、ユーザ単位の第1商品購入記録情報とこの情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を第2販売者サーバに送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成する手段と、注文票データを携帯端末に送付する手段と、を有し、携帯端末は、注文票データの表示情報を表示し、表示情報中でのユーザによる第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を第2販売者サーバに送信する手段を有し、第2販売者サーバは、第2商品注文情報を受信して第2商品の提供処理を行う手段と、第1販売者に対して支払う対価の計算を行い対価情報を含む対価支払情報を第1販売者サーバに送信する手段と、を有し、第1販売者サーバは、対価支払情報をもとに対価支払いについての確認を行う手段を有することを特徴としている。
【0019】
請求項3記載の発明は、無線通信機能及び短距離通信機能を備えるユーザの携帯端末と、第1の商品を販売する第1販売者サーバ及びこのサーバに接続される複数の第1販売者端末とを有する第1販売者システムと、第2の商品を販売する第2販売者サーバと、を有し、携帯端末は、ユーザによる操作に基づき第1商品の注文情報を第1販売者端末装置に短距離通信機能を通じて送信する手段を有し、第1販売者端末装置は、携帯端末から第1商品注文情報を受信して第1商品の提供処理を行い第1商品購入の記録を行う手段を有し、第1販売者システムは、第1商品購入記録情報を参照して、購入された第1商品に第2商品を関連付ける処理を行い、ユーザ単位の第1商品購入記録情報とこの情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を第2販売者サーバに送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成する手段と、注文票データを携帯端末に送付する手段と、を有し、携帯端末は、注文票データの表示情報を表示し、表示情報中でのユーザによる第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を第2販売者サーバに送信する手段を有し、第2販売者サーバは、第2商品注文情報を受信して第2商品の提供処理を行う手段と、第1販売者に対して支払う対価の計算を行い対価情報を含む支払情報を第1販売者サーバに送信する手段と、を有し、第1販売者サーバは、支払情報をもとに対価支払いについての確認を行う手段を有することを特徴としている。
【0020】
請求項4記載の発明は、無線通信機能を備えるユーザの携帯端末と、第1の商品を販売する第1販売者サーバを有する第1販売者システムと、第2の商品を販売する第2販売者サーバを有する第2販売者システムと、を有し、携帯端末は、ユーザによる操作に基づき第1商品の注文情報を第1販売者サーバに送信する手段を有し、第1販売者サーバは、携帯端末から第1商品注文情報を受信して第1商品の提供処理を行い第1商品購入の記録を行う手段を有し、第2販売者サーバは、第1商品購入記録情報を第1販売者サーバから取得する手段と、取得した第1商品購入記録情報を参照して、購入された第1商品に第2商品を関連付ける処理を行い、ユーザ単位の第1商品購入記録情報とこの情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を第2販売者サーバに送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成する手段と、注文票データを携帯端末に送付する手段と、を有し、携帯端末は、注文票データの表示情報を表示し、表示情報中でのユーザによる第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を第2販売者サーバに送信する手段を有し、第2販売者サーバは、第2商品注文情報を受信して第2商品の提供処理を行う手段と、第1販売者に対して支払う対価の計算を行い対価情報を含む支払情報を第1販売者サーバに送信する手段と、を有し、第1販売者サーバは、支払情報をもとに対価支払いについての確認を行う手段を有することを特徴としている。
【0021】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、第2販売者システムは、対価支払いの際に、第1販売者サーバからの第1商品購入記録情報の取得に対する情報料として対価の計算を行うことを特徴としている。
【0022】
請求項6記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、第1販売者システムは、第2販売者システムの提供する第2商品の商品情報を予め保持し、第2商品情報を用いて第1商品−第2商品間の関連付けと注文票データの作成とを行うことを特徴としている。
【0023】
請求項7記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、第2販売者システムは、第1販売者システムの提供する第1商品の商品情報を予め保持し、第1商品情報を用いて第1商品−第2商品間の関連付けと注文票データの作成とを行うことを特徴としている。
【0024】
請求項8記載の発明は、請求項2から7のいずれか1項に記載の発明において、注文票データの作成の際には、第1商品と第2商品との関連を記述した関連付けテーブルを参照して商品間の対応付けを行うことを特徴としている。
【0025】
請求項9記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、第1販売者システムは第1商品の商品情報を有し、第2販売者システムは第2商品の商品情報を有し、第1販売者システムは、第2販売者システムから第2商品情報を取得する手段と、取得した第2商品情報と第1商品情報とのマッチング処理を行って第1商品−第2商品間の関連を記述した関連付けテーブルを作成・更新する手段と、をさらに有し、注文票データの作成の際は関連付けテーブルを参照して第1商品−第2商品間の対応付けを行って作成することを特徴としている。
【0026】
請求項10記載の発明は、請求項4または5に記載の発明において、第1販売者システムは第1商品の商品情報を有し、第2販売者システムは第2商品の商品情報を有し、第2販売者システムは、第1販売者システムから第1商品情報を取得する手段と、取得した第1商品情報と第2商品情報とのマッチング処理を行って第1商品−第2商品間の関連を記述した関連付けテーブルを作成・更新する手段と、をさらに有し、注文票データの作成の際は関連付けテーブルを参照して第1商品−第2商品間の対応付けを行って作成することを特徴としている。
【0027】
請求項11記載の発明は、請求項9または10に記載の発明において、マッチング処理では、商品情報中のテキスト情報同士の比較検索処理を行い、一致するワードを見出した場合に商品を関連付けることを特徴としている。
【0028】
請求項12記載の発明は、請求項2から11のいずれか1項に記載の発明において、第1商品注文情報の送信の際には携帯端末アドレス情報をともに送信し、注文票データの送付の際には携帯端末アドレス情報を宛先として送付することを特徴としている。
【0029】
請求項13記載の発明は、請求項2から12のいずれか1項に記載の発明において、注文票データの作成の際には、注文票データに第2販売者サーバのアドレス情報を記述し、第2商品注文情報の送信の際には、第2販売者サーバアドレス情報を宛先として第2商品注文情報が送信されることを特徴としている。
【0030】
請求項14記載の発明は、請求項2から13のいずれか1項に記載の発明において、注文票データの作成の際には注文票データに第1販売者サーバのアドレス情報を記述し、携帯端末から第2販売者サーバへの第2商品注文情報の送信の際に第1販売者サーバアドレス情報を宛先として用いて第1販売者サーバへも確認用に同一内容のデータが送信され、第1販売者システムは、確認用の第2商品注文情報を参照して対価支払い確認を行うことを特徴としている。
【0031】
請求項15記載の発明は、請求項2から14のいずれか1項に記載の発明において、携帯端末アドレスとして電子メールアドレスを使用し、販売者システムは注文票データを電子メール形式で電子メールプロトコルを使用して送付処理することを特徴としている。
【0032】
請求項16記載の発明は、請求項2から15のいずれか1項に記載の発明において、第1商品はディジタルデータであり、第1販売者システムは、第1商品注文情報の受信に基づき第1商品データを携帯端末に送信することを特徴としている。
【0033】
請求項17記載の発明は、請求項2から16のいずれか1項に記載の発明において、第2商品はディジタルデータであり、第2販売者サーバは、第2商品注文情報の受信に基づき第2商品データを携帯端末に送信することを特徴としている。
【0034】
請求項18記載の発明は、請求項2から17のいずれか1項に記載の発明において、注文票データの表示情報であるユーザ単位の第1商品購入記録情報と第2商品情報とが携帯端末の表示画面にて別々のページで切り替え可能に表示されるように注文票データが記述されることを特徴としている。
【0035】
請求項19記載の発明は、請求項2から17のいずれか1項に記載の発明において、注文票データの表示情報であるユーザ単位の第1商品購入記録情報と第2商品情報とが携帯端末の表示画面にて同一ページで組で表示されるように注文票データが記述されることを特徴としている。
【0036】
請求項20記載の発明は、請求項3記載の発明において、第1販売者システムは第1商品としてカラオケサービスを提供するシステムであり、第1販売者端末装置は通信カラオケ装置であり携帯端末からの第1商品注文情報の受信に応じてカラオケ楽曲演奏処理を行い、第2販売者システムは第2商品として着メロデータを提供するシステムであり、第2販売者サーバは着メロデータを保持し携帯端末からの第2商品注文情報の受信に応じて着メロデータを送信処理することを特徴としている。
【0037】
請求項21記載の発明は、無線通信機能を備えるユーザの携帯端末と、第1の商品を販売する第1販売者サーバを有する第1販売者システムと、第2の商品を販売する第2販売者サーバを有する第2販売者システムと、を有するシステムにおける電子購入方法であって、携帯端末がユーザによる操作に基づき第1商品の注文情報を第1販売者サーバに送信するステップと、第1販売者サーバが携帯端末から第1商品注文情報を受信して第1商品の提供処理を行い第1商品購入の記録を行うステップと、第1販売者サーバが第1商品購入記録情報を参照して、購入された第1商品に第2商品を関連付ける処理を行い、ユーザ単位の第1商品購入記録情報とこの情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を第2販売者サーバに送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成するステップと、第1販売者サーバが注文票データを携帯端末に送付するステップと、携帯端末において注文票データの表示情報を表示するステップと、表示情報中でのユーザによる第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を第2販売者サーバに送信するステップと、第2販売者サーバが第2商品注文情報を受信して第2商品の提供処理を行うステップと、第2販売者サーバが第1販売者に対して支払う対価の計算を行い対価情報を含む支払情報を第1販売者サーバに送信するステップと、第1販売者サーバが支払情報をもとに対価支払いについての確認を行うステップと、を有することを特徴としている。
【0038】
請求項22記載の発明は、無線通信機能を備えるユーザの携帯端末と、第1の商品を販売する第1販売者サーバ及びこのサーバに接続される複数の第1販売者端末とを有する第1販売者システムと、第2の商品を販売する第2販売者サーバと、を有するシステムにおける電子購入方法であって、携帯端末がユーザによる操作に基づき第1商品の注文情報を第1販売者端末装置に短距離通信機能を通じて送信するステップと、第1販売者端末装置が携帯端末から第1商品注文情報を受信して第1商品の提供処理を行い第1商品購入の記録を行うステップと、第1販売者システムが第1商品購入記録情報を参照して、購入された第1商品に第2商品を関連付ける処理を行い、ユーザ単位の第1商品購入記録情報と該情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を第2販売者サーバに送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成するステップと、第1販売者システムが注文票データを携帯端末に送付するステップと、携帯端末において注文票データの表示情報を表示するステップと、表示情報中でのユーザによる第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を第2販売者サーバに送信するステップと、第2販売者サーバが第2商品注文情報を受信して第2商品の提供処理を行うステップと、第2販売者サーバが第1販売者に対して支払う対価の計算を行い該対価情報を含む支払情報を第1販売者サーバに送信するステップと、第1販売者サーバが支払情報をもとに対価支払いについての確認を行うステップと、を有することを特徴としている。
【0039】
請求項23記載の発明は、無線通信機能を備えるユーザの携帯端末と、第1の商品を販売する第1販売者サーバを有する第1販売者システムと、第2の商品を販売する第2販売者サーバを有する第2販売者システムと、を有するシステムにおける電子購入方法であって、携帯端末がユーザによる操作に基づき第1商品の注文情報を第1販売者サーバに送信するステップと、第1販売者サーバが携帯端末から第1商品注文情報を受信して第1商品の提供処理を行い該第1商品購入の記録を行うステップと、第2販売者サーバが第1商品購入記録情報を第1販売者サーバから取得するステップと、第2販売者サーバが取得した第1商品購入記録情報を参照して、購入された第1商品に第2商品を関連付ける処理を行い、ユーザ単位の第1商品購入記録情報と該情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を第2販売者サーバに送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成するステップと、第2販売者サーバが注文票データを携帯端末に送付するステップと、携帯端末において注文票データの表示情報を表示するステップと、表示情報中でのユーザによる第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を第2販売者サーバに送信するステップと、第2販売者サーバが第2商品注文情報を受信して第2商品の提供処理を行うステップと、第2販売者サーバが第1販売者に対して支払う対価の計算を行い該対価情報を含む支払情報を第1販売者サーバに送信するステップと、第1販売者サーバが支払情報をもとに対価支払いについての確認を行うステップと、を有することを特徴としている。
【0040】
請求項24記載の発明は、無線通信機能を備えるユーザの携帯端末と、第1の商品を販売する第1販売者サーバを有する第1販売者システムと、第2の商品を販売する第2販売者サーバを有する第2販売者システムと、を有するシステムにおける電子購入方法であって、携帯端末がユーザによる操作に基づき第1商品の注文情報を第1販売者サーバに送信するステップと、第1販売者サーバが携帯端末から第1商品注文情報を受信して第1商品の提供処理を行い該第1商品購入の記録を行うステップと、第2販売者サーバが第1商品購入記録情報を第1販売者サーバから取得するステップと、第2販売者サーバが取得した第1商品購入記録情報に対する情報料として第1販売者に支払う対価の計算を行い該対価情報を含む支払情報を第1販売者サーバに送信するステップと、第2販売者サーバが、取得した第1注文購入記録情報を参照して、購入された第1商品に第2商品を関連付ける処理を行い、ユーザ単位の第1商品購入記録情報と該情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を第2販売者サーバに送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成するステップと、第2販売者サーバが注文票データを携帯端末に送付するステップと、携帯端末において注文票データの表示情報を表示するステップと、表示情報中でのユーザによる第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を第2販売者サーバに送信するステップと、第2販売者サーバが第2商品注文情報を受信して第2商品の提供処理を行うステップと、第1販売者サーバが支払情報をもとに対価支払いについての確認を行うステップと、を有することを特徴としている。
【0041】
請求項25記載の発明は、請求項21または22に記載の発明において、第1販売者システムが第2販売者システムから第2商品の商品情報を取得するステップと、取得した第2商品情報と第1商品情報とのマッチング処理を行って第1商品−第2商品間の関連を記述した関連付けテーブルを作成・更新するステップと、をさらに有し、注文票データの作成のステップでは関連付けテーブルを参照して第1商品−第2商品間の対応付けを行って作成することを特徴としている。
【0042】
請求項26記載の発明は、請求項23または24に記載の発明において、第2販売者システムが第1販売者システムから第1商品の商品情報を取得するステップと、取得した第1商品情報と第2商品情報とのマッチング処理を行って第1商品−第2商品間の関連を記述した関連付けテーブルを作成・更新するステップと、をさらに有し、注文票データの作成のステップでは関連付けテーブルを参照して第1商品−第2商品間の対応付けを行って作成することを特徴としている。
【0043】
請求項27記載の発明は、無線通信機能を備えるユーザの携帯端末に対して第1の商品を販売する第1の販売者のサーバ装置であって、携帯端末から第1商品注文情報を受信して第1商品の提供処理を行う機能と、第1商品の提供処理に伴い第1商品購入の記録を行う機能と、第1商品購入記録情報を参照して、その購入された第1商品に第2の販売者の販売する第2商品を関連付ける処理を行う機能と、ユーザ単位の第1商品購入記録情報と、その情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を第2販売者のサーバ装置に送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成する機能と、注文票データを携帯端末に送付する機能と、第2販売者から送信される対価支払い情報をもとに第2販売者による対価支払いについて確認を行う機能とを有することを特徴としている。
【0044】
請求項28記載の発明は、請求項27記載の発明において、第1商品の商品情報を保持し、第2販売者のシステムから第2商品の商品情報を取得する機能と、取得した第2商品情報と第1商品情報とのマッチング処理を行って第1商品−第2商品間の関連を記述した関連付けテーブルを作成・更新する機能と、をさらに有し、注文票データの作成の際は関連付けテーブルを参照して第1商品−第2商品間の対応付けを行って作成することを特徴としている。
【0045】
請求項29記載の発明は、無線通信機能を備えるユーザの携帯端末に対して第2の商品を販売する第2の販売者のサーバ装置であって、携帯端末から、第1の販売者のシステムが作成した注文票データをもとに発行された第2商品注文情報を受信して第2商品の提供処理を行う機能と、第1販売者に対して支払う対価の計算を行い対価情報を含む対価支払情報を第1販売者のシステムに送信する機能と、を有することを特徴としている。
【0046】
請求項30記載の発明は、請求項29記載の発明において、第1販売者のシステムから第1商品購入記録情報を取得する機能と、第1商品購入記録情報を参照して、その購入された第1商品に第2の販売者の販売する第2商品を関連付ける処理を行う機能と、ユーザ単位の第1商品購入記録情報と、その情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を当該サーバに送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成する機能と、注文票データを携帯端末に送付する機能と、を有することを特徴としている。
【0047】
請求項31記載の発明は、請求項30記載の発明において、第2商品の商品情報を保持し、第1販売者のシステムから第1商品の商品情報を取得する機能と、取得した第1商品情報と第2商品情報とのマッチング処理を行って第1商品−第2商品間の関連を記述した関連付けテーブルを作成・更新する機能と、をさらに有し、注文票データの作成の際は関連付けテーブルを参照して第1商品−第2商品間の対応付けを行って作成することを特徴としている。
【0048】
請求項32記載の発明は、無線通信機能を備えるユーザの携帯端末に対して第1の商品を販売する第1の販売者のシステムを構成するものであり、センターのサーバ装置に通信網を介して接続される端末装置であって、サーバ装置と通信し第1商品の販売に関わる処理を実行する機能と、携帯端末から短距離通信により第1商品注文情報を受信し第1商品の提供処理を行う機能と、第1商品の提供処理に伴い第1商品購入の記録を行う機能と、を有することを特徴としている。
【0049】
請求項33記載の発明は、第1商品購入記録情報を参照して、その購入された第1商品に第2の販売者の販売する第2商品を関連付ける処理を行い、ユーザ単位の第1商品購入記録情報と、その情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を第2販売者のサーバ装置に送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成する機能と、注文票データを短距離通信により携帯端末に送付する機能と、をさらに有することを特徴としている。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下の実施形態の電子購入システムにおいて本発明の電子購入方法で処理が実行される。図1は、本発明の第1の実施の形態における電子購入システム100の構成を示す図である。第1の実施形態の電子購入システム100は、第1の販売者の情報処理システム(以下、第1販売者システム)10、第2の販売者の情報処理システム(以下、第2販売者システム)20、ユーザの携帯端末30の三者を基本的な構成要素とする。これらは公衆回線網等の通信ネットワークを介して接続され、各要素間で所定の通信処理が行われる。ユーザの携帯端末30は、携帯電話機等の無線端末装置であり、移動ノードである。
【0051】
第1販売者システム10は、第1の商品(P1とする)を販売する。特に、第1の販売者のサーバ装置(以下、第1販売者サーバ)S1において第1商品P1の購入に関する注文受け付け・受領処理及び第1商品P1の提供処理を行う。第1の商品P1は、物品、サービス、ディジタルデータ等いずれでも良い。商品P1の販売手続きにおける電子的に処理可能な部分に関しては第1販売者システム10内において情報処理される。
【0052】
第2販売者システム20は、第2の商品(P2とする)を販売する。特に、第2の販売者のサーバ装置(以下、第2販売者サーバ)S2において第2商品P2の購入に関する注文受け付け・受領処理及び第2商品P2の提供処理を行う。第2の商品P2は、物品、サービス、ディジタルデータ等いずれでも良い。商品P2の販売手続きにおける電子的に処理可能な部分に関しては第2販売者システム20内において情報処理される。
【0053】
携帯端末30は、電子購入システム100を利用して商品(P1、P2)の購入を行うユーザ(購入者)の所持する無線端末装置であり、携帯電話機やPDA等の無線通信機能を備えた移動可能タイプの装置が該当する。以下では主に携帯端末30が携帯電話機であると想定して説明する。
【0054】
本発明の電子購入システムは、ユーザ(商品購入者)の携帯端末(30)、第1商品を販売する第1販売者システム(10)、及び第2商品を販売する第2販売者システム(20)の三者の間において、ユーザの携帯端末による第1販売者システムからの第1商品の注文・購入に基づき、ユーザの第1商品購入結果の記録情報とその購入された第1商品に関連した第2商品の商品情報とを組で含んだ情報データを作成してユーザの携帯端末に送付する。ユーザは携帯端末でその情報データを閲覧して第1商品購入記録情報を確認できると共にそれと組の第2商品の商品情報を見ることができる。この情報データはマークアップ言語等で記述され電子メール等の所定形式で送付される。上記情報データは、第2商品の商品情報の項目の選択動作を契機として対応する注文情報が自動発行されるように記述されており、ユーザは、選択・クリック等の簡単な操作で希望の第2商品の注文を実行できる。ユーザの操作を契機として第2商品の注文情報が発行されて第2販売者システムに対して送信される。上記情報データは、第2商品の注文が実行可能なように記述されているので、以下、注文票データ(N)と呼ぶことにする。第2販売者は当該システムを利用して売り上げた第2商品の数などの所定の基準に基づき第1販売者システムに対して対価(第2商品広告効果に対する対価)の支払を行う。第1販売者からユーザの携帯端末への上記情報データの送付の際は、この情報データの形式及び送付処理で使用するプロトコルに対応した、携帯端末のアドレス情報が必要となるが、そのアドレス情報は第1商品の注文処理の際に第1販売者システム側に送信される。以上のような点が本発明の大きな特徴である。
【0055】
本発明のシステムにおいてユーザの携帯端末に送付されるのは、あくまでユーザによる第1商品の購入記録情報とそれに関連する(本システムによって関連付けされた)第2商品の商品情報との組であり、ユーザが特に興味の無い第2商品の商品情報が無作為に送付される訳ではないため、そのような一方向的な商品情報提供手法(広告手法)のような煩わしさはない。また、上記情報データによりユーザに対し第2商品の購入を促すことができる(第2商品の広告効果がある)。ユーザは、自身の利用・購入した第1商品の記録情報と、それに対応する第2商品の商品情報とを見比べて第2商品に興味が生じた場合はその注文を実行することができる。また、ユーザは特に気が向かなければ関連第2商品の商品情報を見る必要はないという自由度がある。また、第2商品の注文を簡単な操作(選択確定や1クリック等の操作)で行えるため便利である。
【0056】
第1商品P1を販売する第1販売者と、第2商品P2を販売する第2販売者とで、何らかの関連性を有する(関連性を見出せる)ような商品をそれぞれ販売している場合に、本電子購入システムを適用して商品間の関連付けを行ってユーザに対して商品の販売が行われる。商品P1−P2間の関連付けは、第1商品購入記録情報(T1)と第2商品情報(L2)とのマッチングや、商品情報(L1、L2)同士のマッチング処理等により行う。また、第1商品−第2商品間の関連を記述した関連付けテーブルRを作成して第1販売者システム10内あるいは第2販売者システム20内に保持してそれを必要に応じて参照して商品対応付けを行う。
【0057】
図2を参照して第1の実施形態の電子購入システム100での処理の概要を説明する。まず、ユーザが自身の所持する携帯端末30を操作して第1販売者システム10の第1販売者サーバS1に対して第1商品P1の購入のための注文処理(注文情報aの送信処理)を行う(図1−(1))。注文情報aには携帯端末30のアドレス情報である携帯端末アドレス情報A3が含まれる。ユーザによる第1商品P1の購入処理=第1販売者による注文情報aを受領しての商品P1提供処理(同(2))に併せて、第1販売者システム10においてユーザの第1商品P1の購入結果に関する情報がテーブルT1に記録される(同(3))。ユーザ単位の第1商品購入記録情報T1’と、その購入記録された第1商品P1に関連付けされた第2商品P2の商品情報L2’とが表示情報として記述された情報データ(注文票データN)がマークアップ形式、電子メール形式等で作成され(同(4))、ユーザの携帯端末30に対して携帯端末アドレス情報A3を宛先情報として用いて送付される(同(5))。
【0058】
一方、ユーザの携帯端末30では、受信した注文票データNを随時表示でき、ユーザは、注文票Nの表示情報を閲覧して、第1商品P1の購入記録情報T1’を参照することができると共に、自身が購入した第1商品P1に関連した別販売者の第2商品P2の商品情報L2’を参照することができる。第2商品情報L2’は、ユーザによる選択確定操作等を契機として商品項目に対応する注文情報bが発行されて第1販売者サーバS2に対し送信処理される形式のデータとして構成されており、ユーザは購入希望の第2商品P2の項目を選択して注文を実行することができる(同(6)、(7))。
【0059】
第2販売者システム20では、携帯端末30からの注文情報bの受領に応じて第2商品P2の提供処理を行う(同(8))。また併せてユーザによる第2商品P2の購入に関する情報の記録をテーブルT2に行う(同(9))。
【0060】
第1商品P1と第2商品P2とが関連付けされることにより第2販売者は第1販売者から第2商品の広告効果を得ているのでその対価の支払い処理を行う。第2販売者システム20は、所定タイミングで、第1販売者システム10に対して、第2商品の販売結果等の所定の基準に基づき広告効果に対する対価の計算を行い対価支払い情報cを送信する(同(10))。
【0061】
次に、いくつかの条件等について説明する。本発明において、第1の商品P1は、物品、サービス、ディジタルデータ等いずれでも良い。また、第2の商品P2も、物品、サービス、ディジタルデータ等いずれでも良い。「商品購入処理」として、商品がディジタルデータの場合は、注文情報の送信から商品データの受信までを含む手続きとする。また、商品が物品やサービスの場合は、物品の取得やサービスの実行・終了までを含む手続きとする。「商品注文処理」としては、商品が物品、サービス、ディジタルデータなどいずれの形式であるかに関わらず、注文情報が販売者側サーバに対して送信され、受領される処理であるとする。販売者システム側での注文受領後は商品の性格に応じて異なる商品提供処理が行われる。「商品提供処理」として、商品がディジタルデータの場合なら、注文情報の受信・受領に基づき即時あるいは所定処理完了後にユーザの携帯端末30に対して商品データを送信(ダウンロード)する処理がある。なお商品が物品の場合の物品配送や、商品購入に伴う代金支払い・決済処理等は本発明に特徴の概念の範囲ではなく他システムが使用される。
【0062】
以下、必要に応じて、第1商品がカラオケサービス、第2商品が着メロデータである場合を例に説明する。
【0063】
本発明で扱う対象となる商品P1、P2は、それぞれ別販売者により販売される商品であるが、何らかの関連性を有しているものである。関連性は、商品情報同士のマッチング処理等により見出される。図9、図10に商品情報L1、商品情報L2の例をそれぞれ示す。商品情報のマッチング処理により第1商品−第2商品間の関連付けがなされ、その関係・対応を示す関連付けテーブルRが作成されてシステム内に保持される。第1の実施形態のシステムでは、関連付けテーブルRを予め第1販売者システム10内に保持する。
【0064】
関連付けテーブルRは、人間の作業により関連付け作成する場合と、コンピュータによる情報処理により作成処理する場合とがある。第1の実施形態のシステム100では、関連付けテーブルRは上記いずれの手法により作成されても良い。
【0065】
また、予め関連付けテーブルRを作成しておいて第1販売者システム10内あるいは第2販売者システム20内に保持しておく場合と、ユーザによる商品購入の発生に伴って随時、商品P1−P2間の関連付け処理を実行する場合とが考えられる。これに関してもいずれの手法でも良いが、第1の実施形態のシステム100では、予めコンピュータあるいは人間による第1商品情報L1と第2商品情報L2とのマッチング処理等により関連付けテーブルRが作成されており、それを第1販売者システム10内に保持し、ユーザによる第1商品購入が発生した際にその関連付けテーブルRを参照し、テーブルRに記述されている関連付け情報に基づきユーザの購入した第1商品P1に第2商品P2を対応付けて注文票データNを作成する。
【0066】
図8に関連付けテーブルRの例を示す。商品を商品ID(識別子)で識別し、商品間の関係・対応をリンクで示した。テーブルRの形式はどのようなものでも良い。便宜的に第1商品ID(p1)の値をp1−xの形で、第2商品ID(p2)の値をp2−yの形で示した。商品P1−P2間で完全に1:1対応になる場合もあるし、それに限らず、1つの商品P1に複数の商品P2が関連付けされる場合、複数の商品P1に1つの商品P2が関連付けされる場合等も有り得る。
【0067】
電子購入システム100では、ユーザが携帯端末30を操作して第1販売者サーバS1に対し第1商品P1の注文処理を実行して第1商品の購入を行うと、第1商品購入記録情報を第1販売者システム10内のテーブルT1に記録して購入履歴として管理する。第1販売者システム10では、ユーザによる第1商品購入記録をもとに、ユーザ単位の第1商品購入記録情報T1’とそれに関連付けされた第2商品の商品情報である第2商品情報L2’とを組で表示情報として含んだ情報を記述した注文票データNを作成し、これをユーザの携帯端末30へ送付する。これは、ユーザ側から見ると、自身が購入した第1商品P1に関する購入記録情報(購入履歴及びその他詳細情報等)が届くことであり、まずは第1商品販売サービスにおけるサービス拡張であると見なせる。そしてさらに第1商品購入記録情報T1’と組で関連第2商品の商品情報L2’が提供され、第2商品の商品情報提供処理(広告処理)と結合したものとなっている。具体例では、ユーザがカラオケサービス(第1商品)を受けた(=購入した)行為に基づきそれに関する情報が第1商品購入記録情報T1として第1販売者システム10(サーバS1)に記録され、ユーザのカラオケサービスの購入記録(利用記録)情報T1’と、利用したカラオケ楽曲に関連する着メロデータ(第2商品)(特に同一楽曲の着メロデータ)の商品情報L2’を組で含む注文票データNが作成されてユーザの携帯端末30へ送付される。
【0068】
携帯端末アドレス情報(ユーザ携帯アドレス情報)A3は、例えば電子メールアドレスなど、本システム中において携帯端末30を一意に特定するID(識別子)となる情報であり、かつ、携帯端末30に対し注文票データN等を送付する際に宛先として使用するものである。この携帯端末アドレス情報A3は、携帯端末30から第1販売者システム10への第1商品P1の注文処理の際に送信される。つまり第1商品注文情報a内に記述されるかあるいは第1商品注文情報aと同時に送信される。
【0069】
再び図2を参照して、本電子購入システム100においてユーザが商品の購入を行う場合の一連の処理についてその動作を詳細に説明する。まず、処理(1)として、ユーザは、自身の所持する携帯端末30を操作し、第1販売者システム10の第1販売者サーバS1に対して第1商品P1の注文処理を実行する。携帯端末30から第1販売者サーバS1に対し、第1商品注文情報aが送信される。第1商品商品情報aには、少なくとも、注文対象の第1商品の商品IDp1、及び、携帯端末アドレス情報A3が含まれる(図12)。またその他のユーザ情報等が含まれる形態でも良い。なお、第1商品の注文処理の前に、携帯端末30において第1商品に関する所定の商品情報(L1等)を表示・閲覧させてその中から第1商品P1に関する注文を実行させるような処理があっても良い。
【0070】
なお、携帯端末アドレス情報A3は、第1販売者システム10が携帯端末30に対し注文票データNを送付する際に主に使用されるアドレス情報であり、本電子購入システムにおけるその他の通信処理のステップ(第1商品注文情報aの送信処理や第2商品注文情報bの送信処理時など)においては、そこで使用する通信プロトコルに応じて必要な送信元及び送信先アドレス情報が使用される。
【0071】
次に、処理(2)として、第1販売者サーバS1における注文情報aの受信及び注文受領処理に基づき、要求された第1商品P1をユーザに対して提供する商品提供処理が行われる。商品がディジタルデータの場合ならデータ送信処理(ダウンロード処理)、物品の場合なら配送手続き処理、サービスの場合なら所定サービス処理の実行などである。
【0072】
次に、処理(3)として、第1販売者システム10では、ユーザによる商品P1の注文及び購入に伴い、第1商品購入記録テーブルT1にユーザによる商品購入に関する情報の記録を行う。ユーザが商品P1におけるどの商品(商品IDp1で識別)をいつ購入したか等の情報が記録される(図6)。なお、携帯端末30からの注文受領のタイミングでテーブルT1への記録処理を行うなどでも良い。
【0073】
次に、処理(4)として、ユーザによる商品P1の購入後、所定のタイミング(所定時間経過、所定数の商品購入等)で、第1商品購入記録情報T1(ユーザ単位の第1商品購入記録情報T1’)、第1商品−第2商品関連付けテーブルR、第2商品情報L2等を参照して、ユーザが購入した第1商品P1に関連する第2商品の対応付けを行う。商品間の関連付けがテーブルRで予めなされている形態の場合はテーブルRを参照すれば対応付けを行うことができる。商品購入に伴い随時関連付けを実行する形態の場合は、商品関連付け処理を新たに実行して関連付け・対応付けを行う。
【0074】
そして、第1商品購入記録情報T1から抽出したユーザ単位の第1商品購入記録情報T1’と、それに対応付けされた第2商品P2の商品情報L2’とを表示情報として含んだ形式の注文票データNの作成を行う。注文票データNは、例えば電子メール+添付ファイルの形式や、所定のマークアップ言語で記述された形式等により構成される。第1販売者システム10は、第2商品情報L2を第2販売者システム20から予め取得して保持しておくなどし、それを利用して第2商品情報L2’を作成することができる。注文票データNは、特に第2商品の項目が選択・クリックされる等の動作を契機として対応する注文情報bが発行されるよう処理指定が内部情報として記述される。
【0075】
次に、処理(5)として、第1販売者システム10は、作成した注文票データNを携帯端末アドレス情報A3をもとに携帯端末30に送付する。送付処理には注文票データNの形式に対応した所定の通信プロトコルが使用される。例えば注文票データNを電子メール+添付ファイルの形式で作成する形態の場合、アドレス情報A3として電子メールアドレスを用い、送信処理には所定の電子メールプロトコルを用いる。携帯端末30は、端末の備える無線通信機能を通じて注文票データNを受信しメモリに記憶する。
【0076】
次に、処理(6)として、携帯端末30において、第1販売者システム10から受信しメモリに記憶した注文票データNについて、ユーザによる操作等に基づき端末表示画面への出力表示処理を行い、注文票データNの表示情報をユーザに閲覧させる。注文票データNは、表示情報と表示されない内部情報とを持ち、表示情報として、上記第1商品購入記録情報T1’と第2商品情報L2’を表示する。両方の情報を組で一覧として同時に表示する形態でも良いし、別々の画面で表示する形態でも良い。ユーザは、表示画面にて、自身の購入(利用)した第1商品P1について確認することができると共に、それに関連付けされた第2商品P2の商品情報L2’を見ることができる。ユーザは、購入希望の第2商品P2が商品情報L2’中に存在する場合は、その商品項目を選択して購入決定する簡単な操作を携帯端末30にて行う。
【0077】
次に、処理(7)として、ユーザにより購入希望の第2商品の項目が選択され購入確定の操作がなされると、携帯端末30は、注文票データNに記述されている各種の情報に基づき、選択された第2商品に対応する第2商品注文情報bを発行して第2販売者サーバS2に対して送信する。注文票データNには、第2販売者サーバのアドレス情報A2や、第2商品IDp2等の情報が内部情報として記述されており、また、注文情報bの発行、送信処理の指示も記述されているのでそれに基づき携帯端末30で処理が行われる。
【0078】
次に、処理(8)として、第2販売者システム20の第2販売者サーバS2では、携帯端末30から注文情報bを受信して注文受領処理を行い、要求された第2商品P2についてユーザに提供する商品提供処理を行う。
【0079】
次に、処理(9)として、第2販売者システム20において、ユーザによる第2商品P2の購入に伴い、第2商品購入記録テーブルT2にユーザによる商品購入に関する情報の記録を行う。ユーザが商品P2におけるどの商品(商品IDで識別)をいつ購入したか等の情報が記録される。なお、携帯端末30からの注文受領のタイミングで記録処理を行うなどでも良い。
【0080】
次に、処理(10)として、第2販売者システム20は、所定タイミングで、第2商品購入記録テーブルT2等の情報を参照して第2商品P2の販売の状況について確認し、第2商品P2の販売実績等の所定の基準に基づき、第1販売者に対して支払う対価(=第2商品P2の広告効果に対する対価)の計算を行い、支払われる対価等の情報を含む対価支払い情報cを第1販売者システム10に対し送信する。第1販売者システム10側では、受信した対価支払い情報cに基づき、所定基準に基づく対価が正常に支払われていることの確認処理を行う。システム100における動作の流れは以上の通りである。
【0081】
次に、電子購入システム100における各構成要素の機能ブロック構成及び処理等について説明する。
【0082】
図3に本発明の実施形態のシステムにおける携帯端末30の機能ブロック構成を示す。携帯端末30は、無線通信機能31、第1商品注文機能32、注文票受信記憶機能33、注文票表示機能34、第2商品注文機能35等を有する。その他、図示していないが、CPU等の制御処理装置、ROM、RAM等のメモリ装置、キー入力装置等の入力手段、ディスプレイ装置等の出力手段、アンテナ及び無線通信処理回路等を備える。プログラム制御により各種機能が制御される。なお、点線で区切って示したのは他の実施形態において備える機能である。
【0083】
携帯端末30は、無線通信機能31を通じて他の携帯端末30等と音声通信を行ったり(携帯電話機の場合)、またデータ通信によりWeb情報を参照したり電子メールの送受信を行うなどの処理が可能である。携帯端末30と、第1販売者サーバS1あるいは第2販売者サーバS2との通信処理において、無線通信機能31を使用する。
【0084】
第1商品注文機能32は、無線通信機能31等を用いて、第1販売者システム10に対して第1商品P1の注文処理を実行する機能である。第1商品P1の注文の実行時に、第1商品注文情報aを第1販売者サーバS1に対して送信する処理を行う。このとき、注文情報aに、携帯端末アドレス情報A3を含んだ形で注文処理が行われる。時間的に後に、注文情報a中に含まれた携帯端末アドレス情報A3を用いて、第1販売者システム10側から携帯端末30に対し注文票データNが送付される。
【0085】
注文票受信記憶機能33は、無線通信機能31等を通じて、第1販売者システム10から送付される注文票データNを受信し、端末内のメモリに記憶して保持しデータを管理する処理を行う。注文票データNの形式に応じたデータ受信処理となる。メモリに保持された注文票データNは、ユーザによる操作等に応じて読み出して表示装置画面への出力表示が可能である。複数の注文票データNを保持することも行う。ユーザは、携帯端末30で受信した注文票データNを好きなタイミングで閲覧することができ、特に望まなければ閲覧する必要はない。また、機能33として、ユーザが必要なければ注文票データNを消去できる機能を備えても良い。注文票データNの消去がユーザにより操作指示された場合、注文票受信記録機能33は、メモリに保持している注文票データNのうち指定のものを消去する処理を行う。
【0086】
注文票表示機能34は、第1販売者システム10から送付された注文票データNについて携帯端末30の表示装置画面に出力表示する機能である(端末30が液晶ディスプレイ等の所定の表示装置を備えていることが前提となっている)。注文票表示機能34では、ユーザの操作に基づき注文票Nの内容(表示情報)を画面に表示する処理を行う。また、注文票Nを端末30に複数保持している場合などにその中から選択表示する制御を行う機能をさらに備えていても良い。携帯端末30における注文票Nの表示例を図14に示す。注文票Nの表示情報として、第1商品購入記録情報L1’と、それに関連付けされた第2商品の商品情報L2’とを含んだ情報が注文票データの構造に基づいた所定の表示形式で端末30の表示装置画面に表示される。
【0087】
第2商品注文機能35は、端末30の表示装置画面に表示された注文票Nの表示情報中からユーザにより第2商品P2の注文が選択決定されたときに、選択された第2商品P2に関する注文情報bを注文票データN中の内部記述情報をもとに発行し、その注文情報bを第2販売者システム20(第2販売者サーバS2)に対して送信する処理を無線通信機能31等を通じて実行する。第2商品注文情報bは、電子メール、HTTPによるアクセス等の所定の形式となる。第2商品注文情報bの形式に応じたデータ送信処理となる。注文票データNには、表示されない内部情報として、第2販売者サーバアドレス情報A2や第2商品IDp2、第1販売者サーバアドレス情報A1(確認用)等の情報及び携帯端末30で実行させる処理を指定する処理指定情報が商品項目ごとに対応付けられて記述されているので、携帯端末30ではそれらの情報に基づきユーザにより選択された第2商品P2の注文情報bを発行して注文処理を実行する。
【0088】
第2商品注文情報bには、宛先情報として第2販売者サーバアドレス情報A2、注文対象商品のIDである第2商品IDp2、確認のための第1販売者サーバアドレス情報A1、第2商品P2の提供処理のためにサーバS2に参照される携帯端末アドレス情報A3、その他必要なユーザ情報や注文の意志を示すメッセージやコード等の情報が含まれる。第2商品注文情報bの例は図13に示される。
【0089】
第1販売者サーバS1は、第1商品販売機能11、第1商品販売記録機能12、注文票作成機能13、注文票送付機能14、対価支払い確認機能15等を有する。なお点線で区切って示したのは他の実施形態において備える機能である。
【0090】
第1商品販売機能11は、第1商品P1の販売を行う機能であり、サーバ機能により第1商品の注文のアクセスを受け付けて、注文情報aの受信に基づき注文受領処理を行い、商品P1の性格に応じた商品提供処理を行う機能である。特に商品P1がディジタルデータの場合は、商品データを携帯端末30に送信(ダウンロード)する処理がある。なお図中に示した第1商品P1には商品の販売手続きに関わる情報群を含むものとする。
【0091】
第1商品販売記録機能12は、第1商品P1の販売(=ユーザによる購入)に伴い第1商品購入記録テーブルT1にユーザによる第1商品P1の購入に関する情報の記録を行う機能である。図6に、第1商品購入記録テーブルT1について示す。テーブルT1には、ユーザの携帯端末アドレス情報A3、第1商品IDp1(具体例の場合ではカラオケ楽曲の選曲番号及び楽曲名、歌手名等のテキスト情報)、購入日時などその他情報を含むレコードが随時追加記録される。
【0092】
テーブルT1は、特に、第1販売者システム10を利用する全ユーザについての第1商品の購入記録であり、ユーザによる第1商品の注文・購入(=第1販売者による第1商品の販売)の発生に伴い1件づつレコードが追加記録される。これは第1販売者システム10における第1商品販売処理の履歴情報と言い換えることもできる。図では例として、1件のレコードとして、ユーザの携帯端末アドレス情報A3、選曲番号(=第1商品ID)、楽曲名・歌手名のテキスト情報、購入日時等の情報が記録されている。なおここでは、第1商品IDは選曲番号によって表現されている。
【0093】
また、図7は、ユーザ単位の第1商品購入記録情報を記録するテーブルT1’を示す図である。テーブルT1’は、注文票Nとしてユーザ単位の第1商品購入記録情報を記述するために使用される。第1商品販売記録機能12は、第1商品購入記録テーブルT1を第1販売者システム10内に保持管理する。
【0094】
テーブルT1’は、特に、ユーザ単位の第1商品の購入記録であり、全ユーザによる購入記録であるテーブルT1から抽出可能である。図では例として、ユーザを識別するユーザIDともなる携帯端末アドレス情報A3と共に、選曲番号(=第1商品ID)、楽曲名・歌手名のテキスト情報、購入日時等からなるレコードが購入数分抽出されている。特に、購入日時情報等の所定の基準に基づきレコードを整列する処理等の変換を行ってユーザに対して提供する情報とする。なお、最初からユーザ単位で購入記録を行うように処理する形態でも良い。
【0095】
注文票作成機能13は、所定タイミングで注文票データNを作成する処理を行う。第1商品購入記録情報T1(T1’)、関連付けテーブルR、第2商品情報L2等の情報を参照、利用し所定の注文票データフォーム(テンプレート)をもとに注文票データNの作成が行われる。注文票データNは、ユーザ単位の第1商品購入記録情報T1’とこれに対応付けされた第2商品情報L2’とを組で表示情報(端末30の表示画面に表示させる情報)として含む。また、表示される必要はないが内部に記述される情報として、第2販売者サーバアドレス情報A2、第1販売者サーバアドレス情報A1(確認用)、第2商品IDp2、携帯端末30に対する処理指定情報等を含む。
【0096】
注文票送付機能14は、注文票作成機能13により作成された注文票データNについて、携帯端末アドレス情報A3を宛先として携帯端末30に送付する処理を行う。所定の通信プロトコルを用いて送付処理が行われる。
【0097】
対価支払い確認機能15は、第2販売者システム20から支払われる対価について正常に支払われたかを確認する処理を行う。第2販売者システム20から送信される対価支払い情報cを受信して記憶しておき、対価支払情報cに含まれている対価情報を確認する。また対価支払い確認機能15では、携帯端末30から、対価支払確認処理用の情報として注文情報bのコピー(携帯端末30での第2販売者サーバS2への第2商品注文情報bの送信処理の際に同時に第1販売者システム10に対しても送信される)を受信し保持するので、それも参照して正常に対価が支払われているかの確認を行う。
【0098】
第2販売者サーバは、第2商品販売機能21、第2商品販売記録機能22、対価支払い機能23等を有する。なお点線で区切って示したのは他の実施形態において備える機能である。
【0099】
第2商品販売機能21は、第2商品P2の販売を行う機能であり、サーバ機能により第2商品の注文のアクセスを受け付けて、注文情報bに基づき注文受領処理を行い、商品P2の性格に応じた商品提供処理を行う機能である。特に商品P2がディジタルデータの場合は、商品データを携帯端末30に送信(ダウンロード)する処理がある。
【0100】
第2商品販売記録機能22は、第2商品P2の販売(=ユーザによる購入)に伴い第2商品購入記録テーブルT2にユーザによる第2商品P2の購入に関する情報の記録を行う機能である。テーブルT2には、ユーザの携帯端末アドレス情報A3、第2商品ID(具体例の場合では着メロデータのID及び楽曲名、歌手名等の情報)、購入日時などその他情報を含むレコードが随時追加記録される。第2商品販売記録機能22は、第2商品購入記録テーブルT2を第2販売者システム20内に保持管理する。
【0101】
対価支払い機能23は、第2商品購入記録情報T2等を参照して第1販売者に対して支払う対価(=第2商品の広告効果に対する対価)の計算処理と、対価情報を含んだ対価支払い情報cの送信処理を行う。所定タイミングで、所定の基準に基づき対価が計算される。例えば第2商品P2の販売実績等が計算基準となる。なお、商品P2の販売における代金徴収や決済処理等は所定の決済手段により行われる。
【0102】
図9は、第1商品情報L1の例について示す図である。第1商品P1における各単位商品について、商品ID、商品名等のテキスト情報、その他詳細な説明情報等の組からなる情報(レコード)が有り、その情報のリストからなる。例えば商品P1がカラオケ楽曲の場合に楽曲名や歌手名等のテキスト情報を含んでいる。商品情報L1は、テキスト情報を中心として他に画像データなどを含んだマルチメディア形式等であっても良い。商品情報L1(及びL2)は、商品P1−P2間の関連付けを行うために参照される情報であるが、その商品情報L1があるいはそれとは別に用意される第1商品情報が、ユーザが携帯端末30において商品P1の注文処理を行うための情報として閲覧可能な形式で提供されても良い。
【0103】
図10は、第2商品情報L2の例について示す図である。商品P2における各単位商品について、第2商品ID、商品名等のテキスト情報、その他詳細な説明情報等の組からなる情報(レコード)が有り、その情報のリストからなる。例えば商品P2が着メロデータの場合に楽曲名や歌手名等の情報を含んでいる。商品情報L1は、テキスト情報を中心として他に画像データなどを含んだマルチメディア形式等であっても良い。第1販売者システム10では、第2商品情報L2をもとに第2商品情報L2’が作成され注文票データNに記述される。
【0104】
上記の商品情報L1、L2の例では、双方の情報において楽曲名や歌手名等のテキスト情報を含んでいるため、商品情報同士のマッチング処理により、同一の語を見出すことができ、それをもって商品同士の関連付けを行うことができる。
【0105】
図11は、第2商品情報L2’について示す図である。第2商品情報L2’は、ユーザが購入した第1商品に関連付けされた第2商品P2の商品情報である。第2商品情報L2から抽出、変換することなどにより作成可能である。第2商品情報L2’は、第1商品購入記録情報L1’、関連付けテーブルR、第2商品情報L2等の情報を参照して生成される。図では例として、ユーザの購入した第1商品(第1商品IDp1で特定される)と1:1対応で関連付けされた第2商品についての情報を示している。第2商品情報L2’は、第1商品購入記録情報L1’と共に注文票Nにおける表示情報となる。特に1:1対応に限らず、関連付けテーブルRでの関連付けに従って商品間の対応付けがなされる。
【0106】
図12は、第1商品注文情報aの例について示す図である。第1商品注文情報aには、第1販売者サーバアドレス情報A1、注文対象商品の第1商品の商品IDp1、携帯端末アドレス情報A3を含む。その他、必要なユーザ情報や注文の意志を示すメッセージやコード等の情報等が含まれても良い。第1販売者サーバアドレス情報A1は、第1販売者サーバS1にアクセスするためのアドレス情報である。携帯端末アドレス情報A3は、第1販売者システム10により注文票データN等を携帯端末30に送付する際に使用される。なお、第1販売者サーバS1との間で使用する通信プロトコルに応じて他のアドレス情報なども使用される。
【0107】
図13は、第2商品注文情報bの例について示す図である。第2商品注文情報bには、第2販売者サーバアドレス情報A2、注文対象商品の第2商品の商品IDp2、第1販売者サーバアドレス情報A1、携帯端末アドレス情報A3、その他必要なユーザ情報や注文の意志を示すメッセージやコード等の情報等が含まれる。第2販売者サーバアドレス情報A2は、第2販売者サーバS2にアクセスするためのアドレス情報である。第1販売者サーバアドレス情報A1は、確認用の情報であり、第2販売者システム20は、このアドレス情報などから本電子購入システムを利用しての商品購入であると認識できる。また、注文情報bにおける携帯端末アドレス情報A3は、注文情報bの送信元情報として、あるいは、第2販売者システム20側から携帯端末30に対し第2商品P2(ディジタルデータ)等を送信処理する際の宛先情報として使用している。第2販売者システム20間で送受信する情報の形式及び使用する通信プロトコルに応じて携帯端末アドレス情報A3ではなく他のアドレスを使用する形態でも良い。なお、第2販売者サーバS2との間で使用する通信プロトコルに応じて他のアドレス情報なども使用される。第2商品注文情報bは、電子メール形式等の所定形式で作成される。本実施形態においては電子メール形式によって携帯端末30から第2販売者サーバS2へ第2商品注文情報bを送信しているが、これに限らずHTTP等の所定の通信プロトコルを用いる処理形態でもよい。
【0108】
第2販売者システム20は、注文情報bの受信に基づき、携帯端末アドレス情報A3等を宛先情報として用いて第2商品P2の提供処理(特に商品P2がディジタルデータの場合の商品データの送信処理)を行う。また、第2商品注文情報bの第2販売者サーバS2への送信時、同時に、電子メールによる同報送信機能等により、第1販売者サーバアドレス情報A1を宛先情報として用いてこの第2商品注文情報b(同内容)が第1販売者システム10へも送信され対価支払い確認処理用の情報として使用される。第2販売者システム20は、確認用の第2商品注文情報bを受信し記録して、ユーザによる第2商品購入について確認するための情報として対価支払い確認処理時に参照する。
【0109】
第1販売者システム10は、注文票データNを、例えば所定のマークアップ言語で記述することにより作成する(なお本実施形態では注文票データNの送信処理には電子メールプロトコルを用いている)。所定文法で注文票データNの文書構造を記述し、タグでのマークアップ情報の埋め込みにより、内部情報として第2販売者サーバアドレス情報A2や第2商品IDp2などの情報を第1商品購入記録情報T1’や第2商品情報L2’等の表示情報と対応付けて記述する。また、内部情報として、表示情報中の所定箇所、所定項目が選択確定された場合にそれを契機として携帯端末30で実行させる処理を指定する処理指定情報を所定の要素(例えばHTMLにおけるアンカータグ等)を用いて記述する。処理指定情報として例えば第2商品注文情報bの送信処理に使用するプロトコル(例えば電子メールプロトコル)と送信・アクセス先のアドレス(第2販売者サーバアドレス情報A2)等の情報を記述する。望ましくは、注文票Nにおける表示情報において商品名あるいは商品項目等の所定箇所をハイパーリンク形式で記述し、そのリンク元箇所(テキストやイメージ)の選択・クリック等を契機として選択商品に対応する第2商品注文情報bが発行・送信処理されるように注文票データNを記述する。
【0110】
携帯端末30の注文票表示機能34は、第1販売者システム10から受信した注文票データNについて、構文解析処理して表示処理を行う。注文票表示機能34は、注文票データNを先頭から読み込みながらタグを検出しタグごとの対応処理及び処理指定記述に従った処理を行い、表示情報(T1’、L2’他)の画面への表示を行う。携帯端末30で表示装置画面に表示されている表示情報の中から、ユーザによる入力操作により或る第2商品の項目が選択確定された場合、注文票データNに内部情報として記述されている、第2販売者サーバアドレス情報A2、第2商品ID、及び第1販売者アドレス情報A1などの情報と、自端末アドレス情報A3、その他ユーザ情報等の情報(携帯端末30内に保持している情報を利用する処理形態でも良いし、注文票データNに記述しておく処理形態でも良い)とをもとに、第2商品注文機能35により、選択された第2商品に関する第2商品注文情報bが発行され、第2販売者サーバS2に対して送信される。
【0111】
図14は、携帯端末30における表示画面への注文票データNの表示例を示す図である。この例は、表示情報として、第1商品購入記録情報T2’と、第2商品情報L2’とを別画面で表示する制御が行われる例である。携帯端末30において注文票データNを解析して表示する際、注文票データNにおける構文記述に従い、まず第1商品購入記録情報T1’のページを画面に表示する(画面1)。ここでは例えば、ある日時においてユーザが購入(利用)した第1商品に関する情報が一覧形式で表示される。画面1は、第1商品がカラオケサービスの場合であり、カラオケ楽曲名(楽曲1、楽曲2、・・)、その歌手名(歌手名A、歌手名B、・・)、利用日時等の情報を表示している。
【0112】
画面1の第1商品購入記録情報T1’中から、或るカラオケ楽曲(第1商品)の項目が選択確定された場合(上下選択あるいは数字選択、及び確定ボタン、あるいはクリック等)、その楽曲に関連付けされた第2商品情報L2’を別ページにおいて表示する(画面2)。画面2では、カラオケ楽曲(例として楽曲1)に関連付けされた着メロデータ(例として着メロ1)(第2商品)の商品情報(L2’のうちの部分情報)が表示される。ここでは着メロの楽曲名(着メロ1、着メロ2、・・)、その歌手名、料金等の情報を表示している。
【0113】
この例では、楽曲1に対してまず着メロ1が、同一楽曲であるという関連性に基づき優先順位の最も高い関連商品として関連付けされている。また、「その他の関連商品」として、同一歌手(歌手名A)という関連性に基づき、同一歌手の他の楽曲の着メロ商品が関連付けされている様子を示している。
【0114】
画面2の第2商品情報L2’中から、「以下の商品を購入できます>」という促しのメッセージに基づき或る着メロ商品の項目がユーザにより選択確定された場合、携帯端末30は、その商品項目に対応して注文票データN中に内部情報として記述されている情報に基づき、選択された第2商品の注文のための第2商品注文情報bを発行し、第2販売者サーバS2に対して送信する処理を行う。
【0115】
また、携帯端末30での注文票Nの表示において、注文・購入希望の第2商品を複数選択可能な形式の選択項目や、1つ以上の選択商品についての注文情報を提出(転送)する役割を担う提出ボタン等を表示情報として設けるように注文票データNを記述する形態でも良い。これにより、ユーザは、注文票Nの表示情報中で複数の第2商品について購入希望の商品を選択し、これら複数商品に関する注文処理を一括して実行することができる。
【0116】
また、携帯端末30での注文票Nの表示において、ユーザによる第2商品の選択及び注文確定の実行の後に、さらに、選択商品を示す情報や注文に必要な各種ユーザ情報、その他商品購入に関わる説明情報や確認情報等をフォーム形式等で表示させてユーザの購入意志確認等を行い、提出ボタンの押下等に応じて第2商品注文情報bを送信させるように注文票データNを記述する形態でも良い。また、商品注文処理の実行に伴い、所定の認証処理手法を用いて内部処理的なあるいは明示的なユーザ認証処理を行うステップを設けることが望ましい。
【0117】
[第2の実施形態]次に、本発明の第2の実施の形態における電子購入システム200について説明する。図15は、第2の実施形態の電子購入システム200の構成を示す図である。第2の実施形態のシステム200では、第1販売者システム10は、中心的な装置である第1販売者サーバS1と、第1販売者サーバS1に通信網を介して接続される複数の第1販売者端末装置40を有する。また、ユーザの携帯端末30は、第1の実施形態における機能に加えて短距離通信機能36をさらに有し、この機能を通じて第1販売者端末装置40との間で短距離通信により第1商品の注文処理を実行する。
【0118】
携帯端末30の短距離通信機能36は、携帯端末30の近傍に位置する第1販売者端末装置40との間で短距離(狭範囲)での通信を行う機能である。短距離通信機能36として、赤外線通信手段(IrDA等)やBluetooth等の無線通信手段やあるいは有線ケーブル接続による通信手段などを使用する。
【0119】
第1販売者端末装置40は、所定の場所に設置され、第1商品の注文受け付け及び販売処理を行う。例えば、第1商品がカラオケサービスである場合、端末装置40は通信カラオケ装置であり、指定のカラオケ楽曲の演奏処理を行う機能を有する。
【0120】
図16は、第1販売者端末装置40の構成を示す図である。第1販売者端末装置40は、第1商品販売機能41、第1商品販売記録機能42、対サーバ通信機能43、短距離通信機能44、また図示しないCPU等の制御装置、ROM、RAM等のメモリ装置、入出力装置等を有する。その他にさらに、点線以下に示したように注文票作成機能45、注文票送付機能46等を備える形態でも良い。
【0121】
第1商品販売機能41は、第1商品P1を販売する処理を行う機能である。特に、短距離通信機能44を通じて携帯端末30からの第1商品P1の注文情報aを受け付け、その受信に基づき注文受領処理を行う。また、注文情報aで要求された第1商品P1の提供処理を行う。例えば商品がカラオケサービスの場合、選曲番号で指定されたカラオケ楽曲の演奏処理を行う。商品の性格に応じて商品P1の提供処理はサーバS1側から携帯端末30に対してなされる形態でも良い。
【0122】
第1商品販売記録機能42は、ユーザによる第1商品P1の購入に関する記録を第1商品購入記録テーブルT1に行う機能である。テーブルT1に記録された第1商品購入記録情報は、所定タイミングでサーバS1側に対サーバ通信機能43を通じて送信され、サーバ側S1において複数の端末装置40からの第1商品購入記録情報がまとめられる(あるいはサーバS1側が複数の端末装置40から第1商品購入記録情報を収集してまとめる形態でも良い)。また、テーブルT1が最初からサーバS1側に管理される形態でも良い。その場合は、端末装置40は商品販売の発生に伴い第1商品購入記録情報を対サーバ通信機能43を通じてサーバS1側に送信してテーブルT1に記録させる処理形態となる。
【0123】
対サーバ通信機能43は、第1販売者サーバS1との間での通信処理を行う機能である。第1販売者端末装置40は、対サーバ通信機能43を通じてサーバS1との間で通信処理を行い、第1商品P1の販売に関わる各種機能やサービスを実現する(例えば、第1商品がカラオケサービスの場合なら、カラオケ楽曲データのダウンロード処理等)。対サーバ通信機能43を通じて自端末40内にある第1商品購入記録情報をサーバS1側に送信したり、サーバS1側から必要な情報(ユーザの携帯端末30に対して送信する情報等)を受信するなどの処理が行われる。
【0124】
短距離通信機能44は、携帯端末30の備える短距離通信機能36に対応するものであり、携帯端末30との間で端末装置30からの第1商品注文処理等の通信を処理する機能である。短距離通信機能44を通じて端末装置30から第1商品注文情報aを受信し注文受領処理を行う。また、短距離通信機能44を通じて携帯端末30に対し第1商品P1の提供に関わる処理(特に商品P1がディジタルデータの場合の商品データ送信処理やその他情報の送信処理等)を行っても良い。
【0125】
第1販売者システム10では、第1販売者サーバS1と第1販売者端末装置40との間での通信処理を介して、第1の実施形態のシステム100での処理と同様の流れで第1商品の注文受け付けから注文票Nの作成、送付処理を行う。第1商品購入記録情報T1はサーバS1/端末装置40のいずれで処理・保持されても良い。また、注文票データNの作成もいずれで処理されても良い。また、注文票データNの送付もいずれで処理されても良い。処理形態に応じて対サーバ通信機能を使用して必要な情報の送受信がサーバS1−端末装置40間で行われる。端末装置40で注文票データNの作成や送付処理を行う場合、対応する機能45、46を端末装置40内に有する。端末装置40で注文票データNの送付処理を行う場合は、短距離通信機能44を使用して携帯端末30に送付する。
【0126】
第2の実施形態のシステム200では、ユーザは、第1販売者端末装置40の近傍において携帯端末30を操作し、第1商品の注文処理を実行する。携帯端末30の短距離通信機能36、第1商品注文機能32を通じて処理が行われる。なお、第1商品注文情報aには必要ならアドレス情報A1として第1販売者端末装置40のアドレスが含まれ得る(図12参照)。第1商品P1の注文・購入に伴い、第1販売者サーバS1(あるいは端末装置40)で注文票データNが作成され、また第1販売者サーバS1(あるいは端末装置40)から注文票データNが携帯端末30に対して送付される。以後の処理は第1の実施形態と同様である。
【0127】
次に、電子購入システム200の動作を説明する。図17は、第2の実施形態のシステム200での処理動作の一例を示すシーケンス図である。以下、第1商品P1としてカラオケサービス、第2商品P2として着メロデータの場合を例に採り説明する。第1販売者端末装置40は通信カラオケ装置、第2販売者サーバS2は、着メロデータの配信サービスを行うサーバとなる。
【0128】
ユーザは、第1販売者端末装置=カラオケ装置40の設置されている場所において、自身の所持する携帯端末30を使用してカラオケサービスを利用する。ユーザは携帯端末30のキー入力部を操作して所望のカラオケ楽曲の演奏リクエストを行う。ユーザは、携帯端末30でのキー入力を通じて所望のカラオケ楽曲の選曲番号(=第1商品IDp1)を入力して選曲動作を行う(ステップS1)。ユーザによる選曲動作に基づき、携帯端末30の第1商品注文機能32及び短距離通信機能36を通じて、カラオケ装置40に対し、第1商品注文情報aとして、選曲番号情報と携帯端末アドレス情報A3を含むサービス要求信号が送信される。携帯端末30の機能を利用して第1商品(カラオケサービス)の注文処理を行うことにより、その利用記録が第1商品購入記録としてテーブルT1に記録されると共に、携帯端末アドレス情報A3が第1販売者システム10側に伝えられ、後の処理に使用される(ステップS2)。
【0129】
カラオケ装置40は、短距離通信機能44により第1商品注文情報aを携帯端末30から受信し、受信した注文情報a中の選曲番号等に基づき要求されたカラオケ楽曲の演奏処理を実行し、これによりユーザはカラオケ楽曲演奏サービスを受けることとなる。カラオケ装置40は、要求楽曲の演奏処理を実行すると共に、第1商品購入記録テーブルT1にユーザによる第1商品(カラオケサービス)の購入(利用)に関する情報を履歴情報として記録する処理を行う(ステップS2)。第1商品購入記録情報として、ユーザ及び携帯端末30を識別する情報となる携帯端末アドレス情報A3、選曲番号(=第1商品ID)、楽曲名・歌手名、購入日時等の情報が組になったレコードをテーブルT1に追加記録する(図6)。
【0130】
カラオケ装置40あるいは第1販売者サーバS1は、サービス要求信号(=第1商品注文情報a)において携帯端末30側から取得した携帯端末アドレス情報A3を後の注文票データNの作成・送付処理のための情報として保持、管理する。
【0131】
ユーザの携帯端末30とカラオケ装置40間では、ユーザの要求に応じて第1商品注文処理が繰り返し実行されることとなる。
【0132】
カラオケ装置40は、所定タイミングで、第1商品購入記録情報T1をサーバS1側へ対サーバ通信機能を通じて送信する(ステップS5)。そして、サーバS1は、カラオケ装置40側から第1商品購入記録情報T1を受信し、サーバS1に接続される他のカラオケ装置40から同様に受信する情報T1とまとめて1つのテーブルT1として一括して保持、管理する(ステップS6)。テーブルT1からはユーザ単位の情報T1’を抽出可能である。
【0133】
ユーザによるカラオケサービスの利用後において、第1販売者サーバS1は、所定時間経過、所定楽曲数演奏後等の所定タイミングで、第1商品購入記録情報T1(T1’)及び関連付けテーブルR等を参照し、商品P1−P2間の関連付け・対応付けを行い(予め関連付けが済んでいる場合はテーブルRを参照しての対応付けのみ)、ユーザの購入(利用)したカラオケ楽曲に関する情報である第1商品購入記録情報T1’と、この第1商品に関連付けされた第2商品(着メロデータ)の商品情報L2’と、を表示情報として含む形式の注文票データNを作成する。注文票データ作成の際は第1商品購入記録情報T1や第2商品情報L2、携帯端末アドレス情報A3、第2販売者サーバアドレス情報A2等を参照し記述情報として使用する。商品対応付けでは、例えば、もともとカラオケ楽曲と着メロデータとが1:1で関連付けされて関連付けテーブルRにその関係が記述されている場合は、ユーザが利用したカラオケ楽曲に対応する着メロデータの選択が対応付け処理として行われることになる。
【0134】
サーバS1は、ユーザの携帯端末30に対し、既に第1商品注文処理を通じて取得している携帯端末アドレス情報A3を宛先情報として使用して、注文票データNを電子メール形式等で送信する(ステップS8)。なおカラオケ装置40から注文票Nを送付する形態の場合、短距離通信機能44を通じて処理する。
【0135】
上記処理形態例では、注文票データNを第1販売者サーバS1側で作成し、サーバS1から携帯端末30に対し送付を行う例を示した。これに限らず、第1販売者端末装置40が注文票作成機能45を備える形態の場合は、端末装置40においてテーブルT1他の情報を参照して注文票データNの作成を行う。そしてそれをサーバS1を経由して携帯端末30に送付させるか、あるいは端末装置40が送付機能46を有する場合は直接携帯端末30に対して送付する等の種々の処理形態が可能である。
【0136】
携帯端末30は、注文票受信記憶機能33により注文票データNを受信して端末内のメモリに記憶する。ユーザによる任意タイミングの操作に基づき、注文票表示機能34により、注文票データNを表示装置画面に出力表示することができる。注文票データNは、表示情報である第2商品情報L2’中に記載されている着メロデータ商品の注文が簡単な操作で可能な形式のデータになっている。ユーザは、自身による第1商品(カラオケサービス)P1の利用記録である第1商品購入記録情報T1’を閲覧しながら、自分の歌った楽曲の中で気に入った楽曲の着メロデータの注文処理をすぐにかつ簡単な操作で実行することができる。
【0137】
ユーザは、注文票Nの表示情報中、第2商品情報L2’の中で購入希望の商品がある場合は、その第2商品情報項目を選択し、購入確定操作を行う(ステップS9)。購入希望の第2商品の購入確定操作を契機として、注文票N内に対応して記述されている内部情報をもとに、第2商品注文情報bが発行され、第2販売者サーバS2に対して送信処理される(ステップS10)。このとき同時に、第1販売者サーバS1に対しても同内容の注文情報b(宛先はサーバS1のアドレスA1)が処理確認用の情報として送信される(例えば電子メールの同報送信機能等を使用する)。第1販売者システム10は、注文票データNを、ユーザの操作に基づき第2販売者サーバS2に向けて注文情報bが送出されるときに同時に第1販売者サーバS1に対しても同内容のデータが送出されるように処理指定記述を行う(アドレスA2に加え、アドレスA1を記述する)。これにより、ユーザが第2販売者システム20から第2商品(着メロデータ)P2を購入したという記録が第1販売者システム10側にも残るので、後に第2販売者が第1販売者に対して対価を支払う際の確認のための情報として参照できる。
【0138】
第2販売者サーバS2では、携帯端末30から送信された注文情報bを受信すると注文受領処理を行い(ステップS11)、注文情報bにより要求された第2商品P2(着メロデータ)の提供処理(送信処理)を行うと共に(ステップS12)、第2商品購入記録テーブルT2にユーザによる第2商品の購入(=第2販売者による第2商品の販売)に関する情報の記録を行う。第2商品提供処理は商品の性格に応じて異なる。ユーザは、第2商品P2(着メロデータ)を携帯端末30にて取得する(ステップS13)。商品提供処理として、特に第2商品がディジタルデータの場合は、サーバS2の通信機能を通じて携帯端末30に対して商品データを送信(ダウンロード)する処理が行われる。例えば商品着メロデータを電子メール(商品提供の旨等を伝える)に添付して、ユーザの携帯端末30へ送信する等の処理がなされる。携帯端末30では、商品データを受信し、メモリに記憶し、利用可能な状態とする。なお、所定の決済手段(図示せず)により第2商品の代金支払いに関する決済処理が行われる。
【0139】
第2販売者システム20では、第2商品購入記録情報T2を参照するなどして所定のタイミングで第2商品の販売状況に関する確認を行い(ステップS14)、対価支払い機能23により、第1販売者に対して支払う対価(第2商品の広告効果に対する対価)の計算処理を行う(ステップS15)。対価計算は、第1販売者と第2販売者間で予めなされた契約に基づく所定の基準(本システムを通じて販売した商品数などの基準)に従って行われる。そして、対価支払い機能23は、計算した対価情報を含む情報を対価支払い情報cとして第1販売者システム10に対して送信する処理を行う(ステップS16)。例えば、第2販売者システム20は、第1販売者を示すアドレス情報A1を見て、販売した商品(着メロデータ)の数を計上し、それに応じた対価を支払うなどする。
【0140】
第1販売者システム10側では、対価支払い情報cを受信し、それに基づき対価が正常に支払われているか確認処理を行う(ステップS17)。この確認処理は、携帯端末30から受信して記録している確認用の第2商品注文情報bも併せて参照して行われる(2つの情報を参照することで所定基準に従って正常に支払いの計算がなされているかを確認できる)。
【0141】
なお、本実施形態では、カラオケ楽曲の選曲処理(第1商品P1の注文処理)を行う装置としてユーザの携帯端末30を使用している。カラオケ楽曲の選曲(第1商品の注文処理)にユーザの携帯端末30を使用することにより、携帯端末アドレス情報A3等のユーザ情報が第1販売者システム10側に伝えられ、その情報が後の処理(注文票送付処理等)において参照・利用される。
【0142】
携帯電話機等の携帯端末30においてカラオケ装置40に対し選曲情報を送信してカラオケサービスを実行する機能自体については公知技術である。
【0143】
また、第1の実施形態のシステム100、第2の実施形態のシステム200では、第2販売者が提供する第2商品情報L2のコピーを第1販売者システム10内に保持し、第1商品−第2商品間の関連付けや商品情報L2’の作成のために利用している。
【0144】
また、商品IDは必ずしも英数字等の組み合わせの情報である必要は無く、「楽曲名」と「歌手名」の組み合わせのテキスト形式であるなど、本電子購入システム中において商品を一意に特定できる性質の情報であればよい。
【0145】
また、販売者側のシステム10、20は、機能に応じた複数のサーバ装置を用いて構成されても良い。
【0146】
また、上記では、電子メールアドレス及び電子メールプロトコルを使用して注文票データNの送信処理を行う例を示したが、第1販売者サーバS1(第1販売者システム10内)に注文票データNを保持し、ユーザの携帯端末30からのアクセスに応じて注文票データNを送信・提供する形態としても良い(その他は同じ)。この場合はユーザの携帯端末30側からのサーバS1へのアクセス(第1販売者サーバアドレス情報A1を使用する)という働きかけが必要となることが特徴として異なる。ユーザは自身の第1商品購入記録情報を閲覧したいときに携帯端末30からサーバS1にアクセスし、注文票データNを取得して表示する。
【0147】
また、予め第1販売者システム10に携帯端末アドレス情報A3他のユーザ情報を登録しておきそれを使用して処理を行う形態であっても良い。この場合、携帯端末30からの第1商品注文情報aの送信処理の際に携帯端末アドレス情報A3を含ませて送信する必要がない。注文票Nの作成及び送付処理等の際は、システムに登録されている携帯端末アドレス情報A3他のユーザ情報を参照して処理を行う。
【0148】
また、処理形態の1つとして、ユーザが第1販売者システム10を通じて利用した第1商品P1が複数であった場合に、サーバS1あるいは端末装置40から携帯端末30へ送付される注文票Nにおいて、複数の第2商品の商品項目とこれに対応した1つの購入意志を示すための項目とが記述され、ユーザがこの1つの購入意志を示すための項目の選択操作の実行により、上記複数の第2商品を同時に注文できるように注文票データNを構成する形態も可能である。
【0149】
また、上記では、扱う商品の例としてカラオケサービスや着メロデータを採りあげ、それに対応するシステムを説明したが、例えば楽曲や歌手などの関連性を見いだせるような商品として他に、コンサートホール等での演奏を聞くためのチケット、音楽CD・DVD等の媒体商品、ネットワークを介したディジタル形式の音楽データの配信サービス、歌手に関する各種情報やコンテンツの提供サービスなど様々なものを挙げることができ、これら商品に対しても本システムを適用して関連付けを行うことができる。勿論、このような音楽ジャンルの商品以外でも、商品間の関連付けを行うことが可能な商品同士であれば、本発明のシステム及び方法を適用することができる。
【0150】
また、第2商品として同タイプの商品を扱う複数の第2販売者が存在し(例えば複数の着メロ販売業者が存在する等)、これら複数の第2販売者システムが第1販売者システムと本システム利用の契約を行い、第1商品に対して複数の第2商品が関連付けされる形態でも良い。特に複雑になることなく同様の処理で実現可能である。
【0151】
また、異なるタイプの商品を販売する複数の販売者システム(第2販売者〜第n販売者)が存在し、これら複数の販売者システムが第1販売者システムと本システム利用の契約を行い、第1商品に対して複数の販売者(第2販売者〜第n販売者)の各商品の関連付けが行われる形態でも良い。注文票データNには、第1商品購入記録情報T1’と、これに関連付けされた複数の販売者の商品(P2〜Pn)の商品情報(L2’〜Ln’)とが表示情報として記述される。ユーザは、携帯端末30にて、商品情報(L2’〜Ln’)中の或る商品について購入希望の場合はその商品項目を選択確定操作すれば、その商品の注文情報が発行され、商品に対応する販売者システムのサーバに対して送信され商品購入を行うことができる。
【0152】
[第3の実施形態]次に、本発明の第3の実施形態の電子購入システム300について説明する。図18に第3の実施の形態における電子購入システム300の構成を示す。基本構成は第1あるいは第2の実施形態で説明したシステムと同様である。異なる部分として、第1あるいは第2の実施形態のシステムでは第2商品情報L2(のコピー)を第1販売者システム10内に保持し、商品情報L1−L2間でマッチング処理を行って関連付けテーブルRを作成し商品間の関連付け・対応付けを行っている構成例を説明したが、第3の実施形態のシステム300においては、第2商品情報L2及び関連付けテーブルRはあくまで第2販売者システム20内に保持し、第2販売者システム20側で商品間の関連付け・対応付けと注文票作成・送付処理等を行う。
【0153】
第3の実施形態のシステム300では、第2販売者システム20の第2販売者サーバS2は、図5に示した点線以下の第1商品購入記録取得機能24、注文票作成機能25、注文票送付機能26を有する。
【0154】
第1商品購入記録取得機能24は、第1販売者システム10側から所定タイミングで通信網を介して第1商品購入記録情報T1(T1’)を取得してメモリに記憶する機能である。第1商品購入記録情報T1と共に、ユーザの携帯端末30へ注文票データNを送付するのに必要となる携帯端末アドレス情報A3も取得する。なお、第1販売者システム10側が第1商品購入記録情報T1を第2販売者システム20側に送信・提供する機能(第1商品購入記録提供機能18(図4参照))を備えると言い換えることもできる。
【0155】
注文票作成機能25、注文票送付機能26は、それぞれ、注文票データNを作成する機能、注文票データNを携帯端末30に送付する機能であり、前述の実施形態で説明した機能と同様の機能である。
【0156】
図19は、第3の実施形態のシステム300の動作を示すシーケンス図である。この図を参照してシステム300の動作例を説明する。なお、第1販売者システム10は、第2の実施形態のシステムで示したように複数の第1販売者端末装置40を有して構成されているものとする。ユーザの携帯端末30が近傍の端末装置40に注文情報aを送信して第1商品購入を行う処理は前述の実施形態と同じである。
【0157】
端末装置40は、所定タイミングで対サーバ通信機能43を通じて通信網を介して第1販売者サーバS1へ第1商品購入記録テーブルT1の情報を送信する(ステップS31)。第1販売者サーバS1は、端末装置40からテーブル情報T1を受信して他の端末装置40からのテーブル情報とまとめる。第1販売者システム10は、この第1商品購入記録情報T1(あるいはT1’)を予め契約している第2販売者システム20の第2販売者サーバS2に電子メール添付形式等の所定形式で送信する。情報T1(T1’)中には携帯端末アドレス情報A3も含む(注文票データNの送付の際に使用するため)。この送信処理の際は第2販売者サーバアドレス情報A2等が使用される。あるいは、第2販売者システム20の第1商品購入記録取得機能24により、第2販売者側からのアクセスによりテーブル情報T1(T1’)を取得する処理形態でも良い。
【0158】
第2販売者サーバS2は、第1商品購入記録取得機能24により、第1販売者システム10側から受信した電子メールから添付のテーブル情報(第1商品購入記録情報)T1(T1’)を取り出す(ステップS32)。
【0159】
第2販売者システム20の注文票作成機能25は、所定タイミングで、第1商品購入記録情報T1(T1’)、関連付けテーブルR、第2商品情報L2等を参照し、ユーザの購入した第1商品について第2商品で関連性を持つものがあるかどうか確認し関連付け・対応付けを行う。商品情報L1−L2間のマッチング処理等により商品間の関連付けが予め行われて関連付けテーブルRが作成されている場合はテーブルRを参照して対応付けを行う。そして、ユーザ単位の第1商品購入記録情報T1’と、それに関連付けされた第2商品情報L2’とを組で表示情報として含む注文票データNを作成する(ステップS33)。注文票送付機能26は、作成した注文票データNを携帯端末アドレス情報A3を宛先情報として用いて携帯端末30に送付する処理を行う(ステップS34)。ユーザの携帯端末30が注文票データNを受信する処理以降は、前述の実施形態と同様であるので省略する。
【0160】
[第4の実施形態]次に、本発明の第4の実施形態の電子購入システム400について説明する。第4の実施形態の電子購入システム400は、基本構成は第3の実施形態のシステム300と同様である。電子購入システム400では、第2販売者システム20は第1販売者システム10から第1商品購入記録情報T1を取得し、その情報取得に対して情報料として対価の支払いを行う。つまり、対価支払い機能23は、情報T1の取得に基づき、取得した回数やデータ量などを基準として第1販売者に対して情報料として支払う対価の計算を行い、計算した対価情報を含んだ対価支払い情報cを第1販売者システム10に対して送信する。
【0161】
図20は、第4の実施形態の電子購入システム400の動作を示すシーケンス図である。ユーザの携帯端末30が端末装置40に対し第1注文情報aを送信して第1商品購入を行い、第2販売者システム20の第1商品購入記録取得機能24が第1販売者システム10(第1販売者サーバS1)から第1商品購入記録情報T1を取得する処理までは第3の実施形態のシステムでの処理と同様である。
【0162】
第2販売者システム20は、第1商品購入記録取得機能24により第1販売者システム10側から通信網を介してテーブル情報T1を取得してシステム内のメモリに記憶し(ステップS41)、その取得を確認した後、第1販売者システム10への対価支払い処理を実行する。第2販売者サーバS2は、対価支払い機能23により対価計算処理を行い(ステップS42)、対価情報を含んだ対価支払い情報cを第1販売者サーバS1に対して送信する(ステップS43)。第1販売者システム10側では、所定タイミングで、受信した対価支払い情報cをもとに対価が正常に支払われているかの確認処理を行う(ステップS44)。
【0163】
第2販売者システム20のサーバS2は、テーブル情報T1、関連付けテーブルR等を参照して注文票データNを作成し(ステップS45)、ユーザの携帯端末30へ送付する(ステップS46)。この後の処理は前述の実施形態と同様であるので省略する。ただし、ユーザによる第2商品の購入後において、第2販売者サーバS2が第1販売者サーバS1に対して対価支払い処理は行わないこと等が異なる。
【0164】
なお、上記シーケンスでは、第2販売者システム20は、第1販売者システム10側からの第1商品購入記録情報T1の取得後、対価計算処理を行って対価支払情報cを送信処理しているが、注文票データNの作成・送付処理後や、注文情報bの受信に基づく第2商品の販売処理後などのタイミングで、情報料としての対価の計算を行って対価支払情報cを送信する形態でも良い。
【0165】
[第5の実施形態]次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。第5の実施形態の電子購入システム500では、第1商品と第2商品との関連付けをコンピュータによる自動処理として実行する。そのために、第1販売者システム10あるいは第2販売者システム20は、他方の販売者システムの商品情報を通信網を介して取得する機能と、取得した商品情報と自システム内の商品の商品情報とをマッチング処理して関連付けテーブルRを作成(更新)して保持する機能とをさらに有する。図21に、電子購入システム500における販売者システム側の構成を示す。
【0166】
いずれの販売者システムにおいて関連付けテーブルRを作成・保持する形態でも良いが、特に第1販売者システム10において関連付けテーブルRを作成・保持する形態について説明する。
【0167】
第1販売者システム10は、第2商品情報取得機能16と、関連付けテーブル作成機能17とを有する。
【0168】
第2商品情報取得機能16は、所定タイミングで通信網を介して第2販売者システム20側から商品情報L2(のコピー)を取得し、第1販売者システム10内のメモリに記憶する機能である。なお、第2販売者システム20側が第1販売者システム側に対して所定タイミングで商品情報L2を送信・提供する機能を備えると言い換えることもできる。
【0169】
関連付けテーブル作成機能17は、第2商品情報取得機能16により取得された商品情報L2と、自システム内に保持する第1商品情報L1とを用いて商品情報同士のマッチング処理を実行し、商品間の関連付けを行って関連・対応が所定形式で記述された関連付けテーブルRを作成する機能である。
【0170】
本実施形態では、コンピュータによるマッチング処理を行うため、第1商品P1、第2商品P2について、それぞれの商品情報(リスト、カタログ、メニュー、広告情報)L1、L2がディジタル形式、特にテキスト情報を含んだ形式で提供されていることが前提条件となる。また、異なる販売者による商品及び商品情報であることから、それぞれの商品情報L1、L2の表現形式は異なっている場合が多いことが前提として想定される。異なる商品情報L1、L2が存在するとき、商品情報L1−L2のマッチング処理により、第1商品−第2商品間の商品関連付けがなされる。勿論、商品情報L1、L2の表現形式が同一である場合はマッチング処理により容易に関連付けを実行できる。
【0171】
商品情報L1、L2中に特にテキスト情報を含んでいる場合、コンピュータによる、テキスト情報におけるマッチング処理(比較検索処理)により商品関連付けを行うことができる。例えば、第1商品情報L1中にあるワードが第2商品情報L2中にも見出される、あるいは、予め用意したワードを用いて商品情報L1及びL2中からの検索を行う等により関連付けることができる。例えば、第1商品がカラオケ楽曲の演奏サービス、第2商品が着メロデータである場合に、楽曲、歌手などの点において共通性が見出されることが可能である。つまり楽曲名、歌手名などのテキスト情報においてワードが一致すれば良い。その他、公知の曖昧検索手法等(類似ワードで関連付ける等)を用いてテキストマッチング処理により関連付けを行っても良い。
【0172】
他販売者システムからの商品情報取得処理及び関連付けテーブル作成処理を所定タイミングで繰り返し実行する形態とすることができる。関連付けテーブルRの作成・更新処理に伴い商品間の関連付けも更新されることになる。また、注文票データNの作成処理の発生に伴い本実施形態の機能16、17を起動して商品関連付け・対応付けを実行する形態としても良い。また、人間の作業による商品関連付けと併用する形態でも良い。
【0173】
以上により本発明の実施の形態について説明した。なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
【0174】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、携帯電話機等の携帯端末を利用した電子購入システムにおいて、ユーザは自身の所持する携帯端末を利用して第1販売者から第1の商品を注文・購入すると、それに基づき第1商品の購入記録情報を取得でき、それを閲覧して自身の購入した第1商品に関して詳細情報等を見て確認することができると共に、その第1商品購入記録情報と組で提供される関連第2商品の商品情報を閲覧することができ、第2商品の商品情報項目から購入希望の商品の項目を携帯端末での簡単な選択動作により注文・購入を実行することができる。
【0175】
本発明では、商品同士の関連性に基づきユーザの購入した第1商品に関連した第2商品についての商品情報提供を行い、ユーザは自身の購入した商品に関連する商品の情報を閲覧できるため、ユーザの興味関心等に基づかない一方向的な商品情報提供手法のような煩わしさはない。またユーザは第1商品の購入記録情報と関連第2商品の商品情報とを見比べながら、自身の興味のある第1商品について関連する第2商品の注文をすぐに実行できるため利便性がある。またユーザは、従来のような別途の商品検索手続きや多数の文字情報の入力手続き等の手間を要することなく携帯端末における簡単な操作で第2商品の注文・購入を実行することができるので利便性がある。
【0176】
また、第1販売者にとっては、第1商品の販売を行うと共に第2商品についての情報提供処理を実行することにより、第2販売者から第2商品の広告効果に対する対価を得ることができる。また第1販売者は、サービス拡張として、第1商品にユーザへの第1商品購入記録情報の配信・提供という付加価値を与えることができる。
【0177】
また、第2販売者にとっては、ユーザ(第1商品購入者)による第1商品の購入に伴って注文票データによって第2商品の購入を促すことができ、効果的に第2商品の広告を行うことができる。
【0178】
以上のように、本発明により、第1商品の販売に伴って第2商品の広告を効率的に行って第2商品購入を促すことができ、第1販売者はその広告効果による対価を得ることができ、ユーザは従来のような関連商品を探す手間等がなく利便性を得る。このように第1販売者、第2販売者、及びユーザの三者にとって有益であるという効果がある。
【0179】
また、特に請求項2記載の発明では、第1及び第2の販売者システムともサーバを中心として構成される形態において上記のような効果を得ることができる。
【0180】
また、特に請求項3記載の発明では、第1の販売者システムがサーバと複数の端末装置により構成され端末装置に対して第1商品の注文が行われる形態において上記のような効果を得ることができる。
【0181】
また、特に請求項4あるいは5に記載の発明では、携帯端末が第2の販売者システム側から注文票データを受信する形態において上記のような効果を得ることができる。
【0182】
また、特に請求項9から11のいずれか1項に記載の発明では、第1商品−第2商品間の関連付けがコンピュータにより自動実行され人間による関連付け作業を必要とせず、上記のような効果を得ることができる。
【0183】
また、特に請求項16記載の発明では、第1販売者システムが第1商品としてディジタルデータを販売する形態において上記のような効果を得ることができる。
【0184】
また、特に請求項17記載の発明では、第2販売者システムが第2商品としてディジタルデータを販売する形態において上記のような効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電子購入システム100の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における電子購入システム100の動作の概要について示す図である。
【図3】本発明の実施の形態における携帯端末30の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態における第1販売者サーバS1の構成を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における第2販売者サーバS2の構成を示す図である。
【図6】第1商品購入記録情報(テーブル)T1について示す図である。
【図7】第1商品購入記録情報(テーブル)T1’について示す図である。
【図8】第1商品−第2商品関連付けテーブルRについて示す図である。
【図9】第1商品情報L1について示す図である。
【図10】第2商品情報L2について示す図である。
【図11】第2商品情報L2’について示す図である。
【図12】第1商品注文情報aについて示す図である。
【図13】第2商品注文情報bについて示す図である。
【図14】携帯端末30での注文票Nの表示例について示す図である。
【図15】第2の実施形態の電子購入システム200の構成について示す図である。
【図16】第1販売者端末装置40の構成について示す図である。
【図17】第2の実施形態の電子購入システム200の動作について示すシーケンス図である。
【図18】第3の実施形態の電子購入システム300の構成について示す図である。
【図19】第3の実施形態の電子購入システム300の動作について示すシーケンス図である。
【図20】第4の実施形態の電子購入システム400の動作について示すシーケンス図である。
【図21】第5の実施形態の電子購入システム500の販売者システム側の構成について示す図である。
【図22】従来の電子購入システムの例について示す図である。
【符号の説明】
100 電子購入システム(第1実施形態)
10 第1販売者システム
20 第2販売者システム
30 携帯端末
40 第1販売者端末装置
P1 第1の商品
P2 第2の商品
S1 第1販売者サーバ
S2 第2販売者サーバ
L1 第1商品情報
L2 第2商品情報
L2’ 第1商品購入記録情報T1’に関連付けされた第2商品の商品情報
L2’ 第1商品購入記録情報T1’に関連付けされた第2商品の商品情報
R 第1商品−第2商品関連付けテーブル
T1 第1商品購入記録情報
T1’ ユーザ単位の第1商品購入記録情報
T2 第2商品購入記録情報
N 注文票データ
A1 第1販売者サーバアドレス情報
A2 第2販売者サーバアドレス情報
A3 携帯端末アドレス情報
a 第1商品注文情報
b 第2商品注文情報
c 対価支払情報
p1 第1商品ID(識別子)
p2 第2商品ID(識別子)
11 第1商品販売機能
12 第1商品販売記録機能
13 注文票作成機能
14 注文票送付機能
15 対価支払い確認機能
16 第2商品情報取得機能
17 関連付けテーブル作成機能
18 第1商品購入記録提供機能
21 第2商品販売機能
22 第2商品販売記録機能
23 対価支払い機能
24 第1商品購入記録取得機能
25 注文票作成機能
26 注文票送付機能
31 無線通信機能
32 第1商品注文機能
33 注文票受信記憶機能
34 注文票表示機能
35 第2商品注文機能
36 短距離通信機能
200 電子購入システム(第2実施形態)
300 電子購入システム(第3実施形態)
400 電子購入システム(第4実施形態)
500 電子購入システム(第5実施形態)

Claims (33)

  1. 無線通信機能を備えるユーザの携帯端末と、第1の商品を販売する第1販売者システムと、第2の商品を販売する第2販売者システムと、を有し、
    ユーザが前記携帯端末を操作して前記第1販売者システムに対し注文処理を行って前記第1商品を購入したことに基づき、前記第1販売者システムから、ユーザ単位の第1商品購入記録情報と、該購入された第1商品に関連付けした前記第2商品の商品情報とを組で記述した注文票データを前記携帯端末に対し提供し、ユーザは前記携帯端末にて前記注文票データを閲覧でき、前記第2商品の商品情報の項目から選択動作を行うと、それを契機として前記第2販売者システムに対し前記選択された第2商品の注文処理が実行されるものであり、前記第2販売者システムは、前記第1販売者システムに対して前記第2商品の広告効果に対する対価の支払い処理を行うことを特徴とする電子購入システム。
  2. 無線通信機能を備えるユーザの携帯端末と、第1の商品を販売する第1販売者サーバを有する第1販売者システムと、第2の商品を販売する第2販売者サーバを有する第2販売者システムと、を有し、
    前記携帯端末は、ユーザによる操作に基づき前記第1商品の注文情報を前記第1販売者サーバに送信する手段を有し、
    前記第1販売者サーバは、前記携帯端末から前記第1商品注文情報を受信して前記第1商品の提供処理を行い第1商品購入の記録を行う手段と、
    前記第1商品購入記録情報を参照して、該購入された第1商品に前記第2商品を関連付ける処理を行い、ユーザ単位の第1商品購入記録情報とこの情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、前記第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を前記第2販売者サーバに送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成する手段と、
    前記注文票データを前記携帯端末に送付する手段と、を有し、
    前記携帯端末は、前記注文票データの表示情報を表示し、表示情報中でのユーザによる第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を前記第2販売者サーバに送信する手段を有し、
    前記第2販売者サーバは、前記第2商品注文情報を受信して前記第2商品の提供処理を行う手段と、
    前記第1販売者に対して支払う対価の計算を行い対価情報を含む対価支払情報を前記第1販売者サーバに送信する手段と、を有し、
    前記第1販売者サーバは、前記対価支払情報をもとに前記対価支払いについての確認を行う手段を有することを特徴とする電子購入システム。
  3. 無線通信機能及び短距離通信機能を備えるユーザの携帯端末と、第1の商品を販売する第1販売者サーバ及びこのサーバに接続される複数の第1販売者端末とを有する第1販売者システムと、第2の商品を販売する第2販売者サーバと、を有し、
    前記携帯端末は、ユーザによる操作に基づき前記第1商品の注文情報を前記第1販売者端末装置に前記短距離通信機能を通じて送信する手段を有し、
    前記第1販売者端末装置は、前記携帯端末から前記第1商品注文情報を受信して前記第1商品の提供処理を行い第1商品購入の記録を行う手段を有し、
    前記第1販売者システムは、前記第1商品購入記録情報を参照して、該購入された第1商品に前記第2商品を関連付ける処理を行い、ユーザ単位の第1商品購入記録情報とこの情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、前記第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を前記第2販売者サーバに送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成する手段と、
    前記注文票データを前記携帯端末に送付する手段と、を有し、
    前記携帯端末は、前記注文票データの表示情報を表示し、表示情報中でのユーザによる第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を前記第2販売者サーバに送信する手段を有し、
    前記第2販売者サーバは、前記第2商品注文情報を受信して前記第2商品の提供処理を行う手段と、
    前記第1販売者に対して支払う対価の計算を行い対価情報を含む支払情報を前記第1販売者サーバに送信する手段と、を有し、
    前記第1販売者サーバは、前記支払情報をもとに前記対価支払いについての確認を行う手段を有することを特徴とする電子購入システム。
  4. 無線通信機能を備えるユーザの携帯端末と、第1の商品を販売する第1販売者サーバを有する第1販売者システムと、第2の商品を販売する第2販売者サーバを有する第2販売者システムと、を有し、
    前記携帯端末は、ユーザによる操作に基づき前記第1商品の注文情報を前記第1販売者サーバに送信する手段を有し、
    前記第1販売者サーバは、前記携帯端末から前記第1商品注文情報を受信して前記第1商品の提供処理を行い第1商品購入の記録を行う手段を有し、
    前記第2販売者サーバは、前記第1商品購入記録情報を第1販売者サーバから取得する手段と、
    前記取得した第1商品購入記録情報を参照して、該購入された第1商品に前記第2商品を関連付ける処理を行い、ユーザ単位の第1商品購入記録情報とこの情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、前記第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を前記第2販売者サーバに送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成する手段と、
    前記注文票データを前記携帯端末に送付する手段と、を有し、
    前記携帯端末は、前記注文票データの表示情報を表示し、表示情報中でのユーザによる第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を前記第2販売者サーバに送信する手段を有し、
    前記第2販売者サーバは、前記第2商品注文情報を受信して前記第2商品の提供処理を行う手段と、
    前記第1販売者に対して支払う対価の計算を行い対価情報を含む支払情報を前記第1販売者サーバに送信する手段と、を有し、
    前記第1販売者サーバは、前記支払情報をもとに前記対価支払いについての確認を行う手段を有することを特徴とする電子購入システム。
  5. 前記第2販売者システムは、前記対価支払いの際に、前記第1販売者サーバからの前記第1商品購入記録情報の取得に対する情報料として対価の計算を行うことを特徴とする請求項4記載の電子購入システム。
  6. 前記第1販売者システムは、前記第2販売者システムの提供する第2商品の商品情報を予め保持し、第2商品情報を用いて前記第1商品−前記第2商品間の関連付けと前記注文票データの作成とを行うことを特徴とする請求項2または3に記載の電子購入システム。
  7. 前記第2販売者システムは、前記第1販売者システムの提供する第1商品の商品情報を予め保持し、第1商品情報を用いて前記第1商品−前記第2商品間の関連付けと前記注文票データの作成とを行うことを特徴とする請求項4または5に記載の電子購入システム。
  8. 前記注文票データの作成の際には、前記第1商品と第2商品との関連を記述した関連付けテーブルを参照して商品間の対応付けを行うことを特徴とする請求項2から7のいずれか1項に記載の電子購入システム。
  9. 前記第1販売者システムは前記第1商品の商品情報を有し、
    前記第2販売者システムは前記第2商品の商品情報を有し、
    前記第1販売者システムは、前記第2販売者システムから前記第2商品情報を取得する手段と、
    前記取得した第2商品情報と前記第1商品情報とのマッチング処理を行って第1商品−第2商品間の関連を記述した関連付けテーブルを作成・更新する手段と、をさらに有し、
    前記注文票データの作成の際は前記関連付けテーブルを参照して第1商品−第2商品間の対応付けを行って作成することを特徴とする請求項2または3に記載の電子購入システム。
  10. 前記第1販売者システムは前記第1商品の商品情報を有し、
    前記第2販売者システムは前記第2商品の商品情報を有し、
    前記第2販売者システムは、前記第1販売者システムから前記第1商品情報を取得する手段と、
    前記取得した第1商品情報と前記第2商品情報とのマッチング処理を行って第1商品−第2商品間の関連を記述した関連付けテーブルを作成・更新する手段と、をさらに有し、
    前記注文票データの作成の際は前記関連付けテーブルを参照して第1商品−第2商品間の対応付けを行って作成することを特徴とする請求項4または5に記載の電子購入システム。
  11. 前記マッチング処理では、前記商品情報中のテキスト情報同士の比較検索処理を行い、一致するワードを見出した場合に商品を関連付けることを特徴とする請求項9または10に記載の電子購入システム。
  12. 前記第1商品注文情報の送信の際には携帯端末アドレス情報をともに送信し、
    前記注文票データの送付の際には前記携帯端末アドレス情報を宛先として送付することを特徴とする請求項2から11のいずれか1項に宇記載の電子購入システム。
  13. 前記注文票データの作成の際には、前記注文票データに前記第2販売者サーバのアドレス情報を記述し、
    前記第2商品注文情報の送信の際には、前記第2販売者サーバアドレス情報を宛先として前記第2商品注文情報が送信されることを特徴とする請求項2から12のいずれか1項に記載の電子購入システム。
  14. 前記注文票データの作成の際には注文票データに前記第1販売者サーバのアドレス情報を記述し、
    前記携帯端末から前記第2販売者サーバへの前記第2商品注文情報の送信の際に前記第1販売者サーバアドレス情報を宛先として用いて前記第1販売者サーバへも確認用に同一内容のデータが送信され、
    前記第1販売者システムは、前記確認用の第2商品注文情報を参照して対価支払い確認を行うことを特徴とする請求項2から13のいずれか1項に記載の電子購入システム。
  15. 前記携帯端末アドレスとして電子メールアドレスを使用し、
    前記販売者システムは前記注文票データを電子メール形式で電子メールプロトコルを使用して送付処理することを特徴とする請求項2から14のいずれか1項に記載の電子購入システム。
  16. 前記第1商品はディジタルデータであり、
    前記第1販売者システムは、前記第1商品注文情報の受信に基づき前記第1商品データを前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項2から15のいずれか1項に記載の電子購入システム。
  17. 前記第2商品はディジタルデータであり、
    前記第2販売者サーバは、前記第2商品注文情報の受信に基づき前記第2商品データを前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項2から16のいずれか1項に記載の電子購入システム。
  18. 前記注文票データの表示情報であるユーザ単位の第1商品購入記録情報と第2商品情報とが前記携帯端末の表示画面にて別々のページで切り替え可能に表示されるように前記注文票データが記述されることを特徴とする請求項2から17のいずれか1項に記載の電子購入システム。
  19. 前記注文票データの表示情報であるユーザ単位の第1商品購入記録情報と第2商品情報とが前記携帯端末の表示画面にて同一ページで組で表示されるように前記注文票データが記述されることを特徴とする請求項2から17のいずれか1項に記載の電子購入システム。
  20. 前記第1販売者システムは前記第1商品としてカラオケサービスを提供するシステムであり、
    前記第1販売者端末装置は通信カラオケ装置であり前記携帯端末からの前記第1商品注文情報の受信に応じてカラオケ楽曲演奏処理を行い、
    前記第2販売者システムは前記第2商品として着メロデータを提供するシステムであり、
    前記第2販売者サーバは前記着メロデータを保持し前記携帯端末からの前記第2商品注文情報の受信に応じて前記着メロデータを送信処理することを特徴とする請求項3記載の電子購入システム。
  21. 無線通信機能を備えるユーザの携帯端末と、第1の商品を販売する第1販売者サーバを有する第1販売者システムと、第2の商品を販売する第2販売者サーバを有する第2販売者システムと、を有するシステムにおける電子購入方法であって、
    前記携帯端末がユーザによる操作に基づき前記第1商品の注文情報を前記第1販売者サーバに送信するステップと、
    前記第1販売者サーバが前記携帯端末から前記第1商品注文情報を受信して前記第1商品の提供処理を行い第1商品購入の記録を行うステップと、
    前記第1販売者サーバが前記第1商品購入記録情報を参照して、該購入された第1商品に前記第2商品を関連付ける処理を行い、ユーザ単位の第1商品購入記録情報とこの情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、前記第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を前記第2販売者サーバに送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成するステップと、
    前記第1販売者サーバが前記注文票データを前記携帯端末に送付するステップと、
    前記携帯端末において前記注文票データの表示情報を表示するステップと、
    前記表示情報中でのユーザによる第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を前記第2販売者サーバに送信するステップと、
    前記第2販売者サーバが前記第2商品注文情報を受信して前記第2商品の提供処理を行うステップと、
    前記第2販売者サーバが前記第1販売者に対して支払う対価の計算を行い対価情報を含む支払情報を前記第1販売者サーバに送信するステップと、
    前記第1販売者サーバが前記支払情報をもとに前記対価支払いについての確認を行うステップと、を有することを特徴とする電子購入方法。
  22. 無線通信機能を備えるユーザの携帯端末と、第1の商品を販売する第1販売者サーバ及びこのサーバに接続される複数の第1販売者端末とを有する第1販売者システムと、第2の商品を販売する第2販売者サーバと、を有するシステムにおける電子購入方法であって、
    前記携帯端末がユーザによる操作に基づき前記第1商品の注文情報を前記第1販売者端末装置に短距離通信機能を通じて送信するステップと、
    前記第1販売者端末装置が前記携帯端末から前記第1商品注文情報を受信して前記第1商品の提供処理を行い第1商品購入の記録を行うステップと、
    前記第1販売者システムが前記第1商品購入記録情報を参照して、該購入された第1商品に前記第2商品を関連付ける処理を行い、ユーザ単位の第1商品購入記録情報とこの情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、前記第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を前記第2販売者サーバに送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成するステップと、
    前記第1販売者システムが前記注文票データを前記携帯端末に送付するステップと、
    前記携帯端末において前記注文票データの表示情報を表示するステップと、
    前記表示情報中でのユーザによる第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を前記第2販売者サーバに送信するステップと、
    前記第2販売者サーバが前記第2商品注文情報を受信して前記第2商品の提供処理を行うステップと、
    前記第2販売者サーバが前記第1販売者に対して支払う対価の計算を行い対価情報を含む支払情報を前記第1販売者サーバに送信するステップと、
    前記第1販売者サーバが前記支払情報をもとに前記対価支払いについての確認を行うステップと、を有することを特徴とする電子購入方法。
  23. 無線通信機能を備えるユーザの携帯端末と、第1の商品を販売する第1販売者サーバを有する第1販売者システムと、第2の商品を販売する第2販売者サーバを有する第2販売者システムと、を有するシステムにおける電子購入方法であって、
    前記携帯端末がユーザによる操作に基づき前記第1商品の注文情報を前記第1販売者サーバに送信するステップと、
    前記第1販売者サーバが前記携帯端末から前記第1商品注文情報を受信して前記第1商品の提供処理を行い第1商品購入の記録を行うステップと、
    前記第2販売者サーバが前記第1商品購入記録情報を第1販売者サーバから取得するステップと、
    前記第2販売者サーバが前記取得した第1商品購入記録情報を参照して、該購入された第1商品に前記第2商品を関連付ける処理を行い、ユーザ単位の第1商品購入記録情報とこの情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、前記第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を前記第2販売者サーバに送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成するステップと、
    前記第2販売者サーバが前記注文票データを前記携帯端末に送付するステップと、
    前記携帯端末において前記注文票データの表示情報を表示するステップと、
    前記表示情報中でのユーザによる第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を前記第2販売者サーバに送信するステップと、
    前記第2販売者サーバが前記第2商品注文情報を受信して前記第2商品の提供処理を行うステップと、
    前記第2販売者サーバが前記第1販売者に対して支払う対価の計算を行い対価情報を含む支払情報を前記第1販売者サーバに送信するステップと、
    前記第1販売者サーバが前記支払情報をもとに前記対価支払いについての確認を行うステップと、を有することを特徴とする電子購入方法。
  24. 無線通信機能を備えるユーザの携帯端末と、第1の商品を販売する第1販売者サーバを有する第1販売者システムと、第2の商品を販売する第2販売者サーバを有する第2販売者システムと、を有するシステムにおける電子購入方法であって、
    前記携帯端末がユーザによる操作に基づき前記第1商品の注文情報を前記第1販売者サーバに送信するステップと、
    前記第1販売者サーバが前記携帯端末から前記第1商品注文情報を受信して前記第1商品の提供処理を行い第1商品購入の記録を行うステップと、
    前記第2販売者サーバが前記第1商品購入記録情報を第1販売者サーバから取得するステップと、
    前記第2販売者サーバが前記取得した第1商品購入記録情報に対する情報料として第1販売者に支払う対価の計算を行い対価情報を含む支払情報を前記第1販売者サーバに送信するステップと、
    前記第2販売者サーバが前記取得した第1注文購入記録情報を参照して、該購入された第1商品に前記第2商品を関連付ける処理を行い、ユーザ単位の第1商品購入記録情報とこの情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、前記第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を前記第2販売者サーバに送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成するステップと、
    前記第2販売者サーバが前記注文票データを前記携帯端末に送付するステップと、
    前記携帯端末において前記注文票データの表示情報を表示するステップと、
    前記表示情報中でのユーザによる第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を前記第2販売者サーバに送信するステップと、
    前記第2販売者サーバが前記第2商品注文情報を受信して前記第2商品の提供処理を行うステップと、
    前記第1販売者サーバが前記支払情報をもとに前記対価支払いについての確認を行うステップと、を有することを特徴とする電子購入方法。
  25. 前記第1販売者システムが前記第2販売者システムから前記第2商品の商品情報を取得するステップと、
    前記取得した第2商品情報と前記第1商品情報とのマッチング処理を行って第1商品−第2商品間の関連を記述した関連付けテーブルを作成・更新するステップと、をさらに有し、
    前記注文票データの作成のステップでは前記関連付けテーブルを参照して第1商品−第2商品間の対応付けを行って作成することを特徴とする請求項21または22に記載の電子購入方法。
  26. 前記第2販売者システムが前記第1販売者システムから前記第1商品の商品情報を取得するステップと、
    前記取得した第1商品情報と前記第2商品情報とのマッチング処理を行って第1商品−第2商品間の関連を記述した関連付けテーブルを作成・更新するステップと、をさらに有し、
    前記注文票データの作成のステップでは前記関連付けテーブルを参照して第1商品−第2商品間の対応付けを行って作成することを特徴とする請求項23または24に記載の電子購入方法。
  27. 無線通信機能を備えるユーザの携帯端末に対して第1の商品を販売する第1の販売者のサーバ装置であって、
    前記携帯端末から第1商品注文情報を受信して前記第1商品の提供処理を行う機能と、
    前記第1商品の提供処理に伴い、該第1商品購入の記録を行う機能と、
    前記第1商品購入記録情報を参照して、該購入された第1商品に第2の販売者の販売する第2商品を関連付ける処理を行う機能と、
    ユーザ単位の第1商品購入記録情報と、該情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、前記第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を前記第2販売者のサーバ装置に送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成する機能と、
    前記注文票データを前記携帯端末に送付する機能と、
    前記第2販売者から送信される対価支払い情報をもとに第2販売者による対価支払いについて確認を行う機能とを有することを特徴とするサーバ装置。
  28. 前記第1商品の商品情報を保持し、
    前記第2販売者のシステムから前記第2商品の商品情報を取得する機能と、
    該取得した第2商品情報と前記第1商品情報とのマッチング処理を行って第1商品−第2商品間の関連を記述した関連付けテーブルを作成・更新する機能と、をさらに有し、
    前記注文票データの作成の際は前記関連付けテーブルを参照して第1商品−第2商品間の対応付けを行って作成することを特徴とする請求項27記載のサーバ装置。
  29. 無線通信機能を備えるユーザの携帯端末に対して第2の商品を販売する第2の販売者のサーバ装置であって、
    前記携帯端末から、第1の販売者のシステムが作成した注文票データをもとに発行された第2商品注文情報を受信して前記第2商品の提供処理を行う機能と、前記第1販売者に対して支払う対価の計算を行い対価情報を含む対価支払情報を前記第1販売者のシステムに送信する機能と、を有することを特徴とするサーバ装置。
  30. 前記第1販売者のシステムから第1商品購入記録情報を取得する機能と、
    前記第1商品購入記録情報を参照して、該購入された第1商品に第2の販売者の販売する第2商品を関連付ける処理を行う機能と、
    ユーザ単位の第1商品購入記録情報と、該情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、前記第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を当該サーバに送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成する機能と、
    前記注文票データを前記携帯端末に送付する機能と、を有することを特徴とする請求項29記載のサーバ装置。
  31. 前記第2商品の商品情報を保持し、
    前記第1販売者のシステムから第1商品の商品情報を取得する機能と、
    前記取得した第1商品情報と前記第2商品情報とのマッチング処理を行って第1商品−第2商品間の関連を記述した関連付けテーブルを作成・更新する機能と、をさらに有し、
    前記注文票データの作成の際は前記関連付けテーブルを参照して第1商品−第2商品間の対応付けを行って作成することを特徴とする請求項30記載のサーバ装置。
  32. 無線通信機能を備えるユーザの携帯端末に対して第1の商品を販売する第1の販売者のシステムを構成するものであり、センターのサーバ装置に通信網を介して接続される端末装置であって、
    前記サーバ装置と通信し前記第1商品の販売に関わる処理を実行する機能と、前記携帯端末から短距離通信により第1商品注文情報を受信し前記第1商品の提供処理を行う機能と、
    前記第1商品の提供処理に伴い該第1商品購入の記録を行う機能と、を有することを特徴とする端末装置。
  33. 前記第1商品購入記録情報を参照して、該購入された第1商品に第2の販売者の販売する第2商品を関連付ける処理を行い、ユーザ単位の第1商品購入記録情報と、該情報に関連付けされた第2商品の商品情報とを組で表示情報として含み、前記第2商品の商品情報項目の選択動作を契機として第2商品注文情報を第2販売者のサーバ装置に送信するよう処理指定を記述した注文票データを作成する機能と、
    前記注文票データを短距離通信により前記携帯端末に送付する機能と、をさらに有することを特徴とする請求項32記載の端末装置。
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