JPH117452A - ネットワークを介した情報収集方法および装置と該方法を実施するプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ネットワークを介して興味のある
情報を検索する際に、検索手順を大幅に簡略化でき、か
つ検索に要する時間を大幅に削減することができるネッ
トワークを介した情報収集方法および装置と該方法を実
施するプログラムを記録した記録媒体を提供することを
目的とする。 【解決手段】 本発明のネットワークを介した情報収集
方法は、提供される電子情報に予め検索の目印が付与さ
れて情報提供用ファイルに蓄積されるとき、この情報提
供用ファイルへネットワークを介してアクセスし、この
蓄積される電子情報の全てを複写し、この複写された電
子情報の中から前記検索の目印により必要な情報を切出
し、データベースへ登録し、希望する情報のキーワード
が入力されたときには当該キーワードに一致する情報を
データベースから収集して所望とする情報を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、利用者が通信ネッ
トワークを介して情報提供者の提供する情報のうち利用
者が希望する情報をコンピュータにより自動的に収集し
とりまとめて利用者へ表示するとともに、次の検索に有
効な情報を同時に利用者に提供することを可能とするネ
ットワークを介した情報収集方法および装置と該方法を
実施するプログラムを記録した記録媒体に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】従来、例えばインターネット上のＨＴＭ
Ｌ（Ｈｙｐｅｒ Ｔｅｘｔ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕ
ａｇｅ）ファイルで自分の興味ある情報を検索する場合
においては、通常、ハイパーテキスト技術を使った情報
サービスである、いくつかのＷｅｂ（Ｗｏｒｌｄ Ｗｉ
ｄｅ Ｗｅｂ）ページ上で利用できる検索エンジンを使
用して、多数のＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒ
ｃｅ Ｌｏｃａｔｏｒ）を取得する。その後、この取得
したＵＲＬへ順次アクセスし、複数のファイルの内容を
確認することを繰り返すことにより、利用者が希望する
情報を収集するようにしてきた。

【０００３】また、検索エンジン自体は入力されたキー
ワードが情報の中でどれだけの重要度を持って使用され
ているかについて正確に認識することができないことか
ら、上述した方法により情報を収集した場合に、利用者
が取得するＵＲＬに利用者の希望する以外の情報が含ま
れていることも少なくなかった。これは、これら情報の
利用者のみならず情報提供者にとっても、この提供して
いる情報が提供対象としている適切な利用者に提供され
にくいという問題でもある。

【０００４】さらに、従来のＷｅｂページ上において、
利用者が選択できるボタンの内容は固定的であり、選択
あるいは変更することはできなかった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上述したように、イン
ターネット上において自分の興味ある情報を検索する場
合においては、多くの手順を要し手間がかかっていた。
また、このようにして検索して得た情報は一覧性がない
ため、検索した情報結果の全てを把握するためにはアク
セスと取得とこれら取得した情報の通読を繰り返し行う
必要があることから、さらに時間を要することとなって
いた。

【０００６】一方、それらの情報は情報提供者が意図す
る利用者に、意図する情報として提供されるとは限らな
いために利用者は無駄にアクセスをする必要が生じてい
たある。また、検索された情報に対して検索条件の絞り
込みや拡大を行おうとする時に適切な条件の設定を利用
者が考える必要がある。

【０００７】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、ネットワークを介して興味のある情報を検索する際
に、検索手順を大幅に簡略化でき、かつ検索に要する時
間を大幅に削減することができるネットワークを介した
情報収集方法および装置と該方法を実施するプログラム
を記録した記録媒体を提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項１記載の発明は、ネット
ワークを介して情報提供者により提供される電子的情報
の中から所望とする情報を収集して提供するネットワー
クを介した情報収集方法であって、前記提供される電子
情報に予め検索の目印が付与されて情報提供用ファイル
に蓄積されるとき、この情報提供用ファイルへネットワ
ークを介してアクセスし、この蓄積される電子情報の全
てを複写し、この複写された電子情報の中から前記検索
の目印により必要な情報を切出し、データベースへ登録
し、希望する情報のキーワードが入力されたときには当
該キーワードに一致する情報を前記データベースから収
集して提供することを要旨とする。

【０００９】また、請求項２記載の発明は、ネットワー
クを介して情報提供者により提供される電子的情報の中
から所望とする情報を収集して提供するネットワークを
介した情報収集装置であって、前記情報提供者の情報提
供用ファイルへネットワークを介してアクセスするアク
セス手段と、このアクセス手段でアクセスした前記情報
提供用ファイルの全てを複写する複写手段と、この複写
手段により複写された情報提供用ファイルの中から予め
付与された検索の目印により必要な情報を切出しデータ
ベースへ登録する登録手段と、ネットワークを介して希
望する情報のキーワードが入力されたときには、当該キ
ーワードに一致する情報を前記データベースから検索・
収集し、この収集した情報をとりまとめて提供する提供
手段とを有することを要旨とする。

【００１０】また、請求項３記載の発明は、検索の目印
が、予め情報提供者の提供する情報提供用ファイル内に
付与され、または複写手段により複写された情報提供用
ファイルに対して付与されるものであることを要旨とす
る。

【００１１】また、請求項４記載の発明は、前記キーワ
ードの入力がキーワードボタンにより行われるとき、当
該キーワードボタンの対応するキーワードが可変である
ことを要旨とする。

【００１２】また、請求項５記載の発明は、前記キーワ
ードの変更がハイパーテキストによる画面上でおこなわ
れるとき、画面を表示させるためのハイパーテキストの
ソースリスト中のキーワードボタンの記述およびキーワ
ードの記述について、予めキーワードボタンおよびキー
ワードの表示に係る画面のひな形としてキーワードボタ
ンの記述および可変的にキーワードを埋め込むための記
述を行ったハイパーテキストのテンプレートソースリス
トを蓄積しておき、当該テンプレートソースリスト中の
キーワードを可変的に埋め込むための記述を具体的キー
ワードに書き換え、画面表示するためのハイパーテキス
トのソースリストを自動的に作成するソースリスト作成
手段と、前記画面表示されるキーワードをスケジュール
を記述した情報により自動的に変更する変更手段とを有
することを要旨とする。

【００１３】また、請求項６記載の発明は、情報提供者
の提供する１つの情報提供用ファイルの情報単位毎に、
入力されたキーワードの有無を検索し、前記キーワード
が存在した場合にそのキーワードを含む文字列に対応す
る検索の目印対応に予め決められた得点を１つの情報提
供用ファイル単位に合計し、その合計得点の順番に当該
情報提供用ファイルに対応するキーワード入力により前
記データベースから検索・収集した情報を順番に並べて
とりまとめるとりまとめ手段と、関連性の高いキーワー
ドをキーワード群として予めデータベースに登録してお
き、入力されたキーワードにより前記データベースから
キーワード群を抽出し、当該複数のキーワードをキーワ
ードボタンとして表示し、当該ボタンを押下することに
より次の検索の補助となるキーワードとして選択する選
択手段と、検索の結果該当した情報の中で使用頻度の高
いキーワードを抽出し、使用頻度順に並べ替え頻度の高
い順からキーワードボタンとして表示する表示手段と、
この表示手段により表示されるキーワードボタンと前記
とりまとめ手段によりデータベースから検索しとりまと
められた情報とを一体的なページとして表示するページ
表示手段とを有することを要旨とする。

【００１４】さらに、請求項７記載の発明は、ネットワ
ークを介して情報提供者により提供される電子的情報の
中から所望とする情報を収集して提供するネットワーク
を介した情報収集方法を実施するプログラムを記録した
記録媒体であって、前記提供される電子情報に予め検索
の目印が付与されて情報提供用ファイルに蓄積されると
き、この情報提供用ファイルへネットワークを介してア
クセスし、この蓄積される電子情報の全てを複写し、こ
の複写された電子情報の中から前記検索の目印により必
要な情報を切出し、データベースへ登録し、希望する情
報のキーワードが入力されたときには当該キーワードに
一致する情報をデータベースから収集して提供すること
を要旨とする。

【００１５】本発明は、検索の効率を向上させるため
に、少なくとも１つ以上の検索対象を含む電子文書ファ
イルの中に専用の制御情報である検索の目印としてのタ
グを挿入し、挿入された制御情報により検索対象を検索
し、同一の電子文書ファイルまたは複数の電子文書ファ
イルから検索された検索対象をタグ毎に検索し、同一の
電子文書ファイルまたは複数の電子文書ファイルから検
索の結果該当した検索対象をタグに従って切出し、制御
情報によって設定された重要度に従って計算された順位
によって並べ替え、１つのファイルに編集する。このフ
ァイルに更に次の検索に有効な情報（キーワード等）を
押下することによりキーワード入力欄に表示することの
できるボタンとして連結させる。

【００１６】このような制御情報（タグ）の内容には情
報提供者が自由に記述できる部分があるので、情報提供
意図を柔軟に設定でき、提供情報の主旨や訴求点を自由
に記述できる。

【００１７】具体的には、検索対象を識別するための識
別情報を挿入し、検索対象そのものに情報の構造化を実
現する。この際、データベースを用いる時は文書中の構
造をデータベースの構造へ変換することで、情報をデー
タベースで扱うことが可能となる。データベースを使わ
ずに構造を理解しながら文書中の全文字列を検索できる
全文検索エンジンがあればこの変換は不要である。利用
者が検索対象となる識別情報（検索キー）の要求によ
り、検索対象を検索し適合したものを１つのファイルに
マージして、更に次の検索に有効な情報をマージして表
示する。利用者は１回の検索で１つのファイルで、複数
のファイルの内容を見ることが可能となり、かつ表示さ
れている全ての情報を通読しなくとも次の検索に有効な
情報を知ることができるので検索の効率が向上する。

【００１８】また、次の検索に有効な情報は情報提供者
が自由に設定できるので、情報提供者の提供意図を利用
者に伝えやすい。

【００１９】

【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図１は本発明の一実施の形態
に係るネットワークを介した情報収集方法が適用される
情報収集装置を含むシステム全体の構成を示すブロック
図である。

【００２０】利用者コンピュータ１０は、入力部１１と
表示部１２により構成される。この利用者コンピュータ
１０は通信ネットワーク２０を介してサービス提供サー
バ３０と接続される。サービス提供サーバ３０は、全フ
ァイル複写機能部３１、タグ情報切出し機能部３２、初
期画面表示機能部３３、検索機能部３４、スコアリング
機能部３５、関連情報付加機能部３６、結果編集機能部
３７および多数のデータベースＤＢにより構成される。
また、このサービス提供サーバ３０は、通信ネットワー
ク５０を介して複数の情報提供用情報ファイル６０Ａ，
６０Ｂ，〜，６０Ｎと接続される。また、これら情報提
供用ファイルとしての情報提供用情報ファイル６０は、
それぞれデータベース６１を有している。

【００２１】また、サービス提供サーバ３０は図示しな
いアクセス手段を有し、このアクセス手段により通信ネ
ットワーク５０を介して情報提供用情報ファイル６０へ
のアクセスを行う。

【００２２】さらに、サービス提供サーバ３０は図示し
ないタグ付与手段を有し、このタグ付与手段により通信
ネットワーク５０を介して情報提供用情報ファイル６０
へアクセスし情報提供用情報ファイル内に検索の目印と
してのタグの付与を行い、あるいは前記全ファイル複写
機能部３１により複写された情報提供用情報ファイルに
対してタグの付与を行う。このタグの付与の時期は適
宜、選択されるものであり、例えば通常は情報提供用情
報ファイル６０へアクセスしてタグの付与を行い、タグ
の付与されない情報提供用情報ファイルが複写されたと
きには改めて、この複写された情報提供用情報ファイル
に対してタグの付与を行うようにしても良い。

【００２３】次に、サービス提供サーバ３０を構成する
各機能部の動作と作用をそれぞれ詳細に説明する。ま
ず、全ファイル複写機能部３１は、予め設定された周期
で、設定されたリソースにある情報を指定された手段に
より取得しデータベースに記録するものであり、これに
よりサービス提供サーバ３０にサービスに必要な情報
（利用者に必要な情報の素材）を与える。

【００２４】タグ情報切出し機能部３２は、登録手段と
して機能し、情報提供用情報ファイルにより取得した情
報（以下、単に電子ファイル）に挿入、記述されている
制御情報の内、特殊専用タグをその規定に基づき検索の
ために利用するデータベースＤＢの構造へ変換し、デー
タベースＤＢへの登録を行うものであり（図中、Ｔ２で
示す）、この取得したテキスト情報をデータベースＤＢ
へ自動的に投入することにより、サービス提供サーバが
検索が可能な環境を作成する。

【００２５】初期画面表示機能部３３は、簡単キーワー
ドボタンの設定に基づき、ボタンを作成し、利用者がサ
ービスを利用するための画面を利用者に表示するもので
あり、利用者にサービスを利用する画面を提供できる
（図中、Ｔ４で示す）。検索機能部３４は、データベー
スＤＢに格納されている電子ファイルの中で利用者の入
力したキーワード（図中、Ｔ６で示す）を含む情報を探
し出すものであり（図中、Ｔ７で示す）、利用者が入力
したキーワードを含む情報を特定できる。

【００２６】スコアリング機能部３５は、上記検索機能
部３４が出力した「利用者が入力したキーワードを含む
情報（図中、Ｔ８で示す）」を「キーワードと情報内容
の適合度」を測定して適合度が高い順に並び替えるもの
であり（図中、Ｔ９で示す）、利用者が検索の結果、出
力された全ての情報を分析しなくても、事前に一定の基
準によって順位付けされて並べられることにより、利用
者は適合度判定作業を省略できる。

【００２７】関連情報付加機能部３６は、利用者が入力
したキーワード（図中、Ｔ６で示す）に対して「関連情
報ファイル」から「関連情報ボタン」（関連商品ボタ
ン）と（図中、Ｔ１１で示す）、検索の結果出力された
情報の中で「関連キーワードファイル」をもとに「出現
頻度の高いキーワード」を抽出し（図中、Ｔ１２で示
す）、「関連キーワードボタン」を作成するものであり
（図中、Ｔ１３で示す）、情報提供者が「利用者が入力
したキーワードに呼応する、「勧めたい情報」」を利用
者に提示することができる。また、同時に全ドキュメン
トを通読しなくても当該ドキュメントに含まれている
「出現頻度の高いキーワード」を探し出すことをシステ
ムが行うので利用者の作業を省略できる。

【００２８】結果編集機能部３７は、前述の「スコアリ
ング機能部３５」が一覧として並べた情報と「関連情報
付加機能部３６」が作成したボタンを一画面として編集
し、利用者の画面に表示させるものであり（図中、Ｔ１
４で示す）、利用者はサービス提供サーバが行った処理
を一つの画面で受け取ることが出来る。

【００２９】次に、専用タグの例を図２を参照して説明
する。本実施形態では図２に示される専用タグを情報提
供者の提供する電子ファイル（ＨＴＭＬ）の中に情報を
構造化する際の目印として設定する。また、電子ファイ
ルの中への専用タグの挿入例を図３に、専用タグの挿入
規定を図４に示す。なお、文末に検索ルール規定の一例
を掲示した。

【００３０】次に、図５に示すフローチャートを参照し
てファイル取得の処理手順について説明する。まず、予
め決められた時刻にサービスを提供するサーバは、予め
設定されている電子ファイルの格納場所へネットワーク
を通じてアクセスし（ステップＳ１１〜Ｓ１３）、情報
提供者の提供している情報ファイルを全て、サービス提
供サーバ３０上にコピー（複写）する（ステップＳ１
４，Ｓ１５）。

【００３１】次に、図６に示すフローチャートを参照し
てデータベース構築の処理手順を説明する。まず、図５
に示すファイル取得の処理が正常に終了した後、情報提
供者の提供情報格納場所から複写した情報ファイル中に
おいて専用タグを検索し（ステップＳ２１，Ｓ２２）、
図２で示すタグ毎に、サービス提供サーバ３０の中に専
用タグで指定されている範囲の内容を、データベースに
格納する（ステップＳ２３〜Ｓ２５）。なお、なおステ
ップＳ２２でタグ情報が無いときにはステップＳ２６に
進む。ステップＳ２６では、処理過程や結果を記録とし
てファイルに書き出す（ファイルに書き込む）動作を行
う（ログ）。例えば、エラー発生に際して、エラー日時
と内容をテキストファイルへ出力という動作を行う。

【００３２】利用者は、サービスを提供するサーバに接
続し、図７に示す画面を得る。この画面には利用者のキ
ーワード入力を補助するためのボタンが並んでおり、こ
れらを押下することによりキーワードが入力欄に自動的
に挿入される。

【００３３】以下、表示画面のキーワードボタンおよび
入力欄等について説明する。Ｂ１は、簡単キーワード入
力ボタンであり、入力ボタンの標題等は管理者が自由に
設定でき、ここでは例えば季節もの、イベント関連等、
スケジュールに沿ったキーワードを選択することが可能
で、入力ボタンをクリックすることで検索キーワード入
力欄Ｂ５に選択したキーワードをペーストすることがで
きる。

【００３４】Ｂ２は、簡単キーワード入力ボタンであ
り、入力ボタンの標題等は管理者が自由に設定でき、こ
こでは通常のキーワードを選択することが可能で、入力
ボタンをクリックすることで検索キーワード入力欄Ｂ５
に選択したキーワードをペーストすることができる。

【００３５】Ｂ３は、クリアボタンであり、検索キーワ
ード入力欄Ｂ５をクリアするためのものである。Ｂ４
は、検索開始ボタンであり、キーワード等の入力が終了
した後、検索を開始するためのものである。Ｂ５は、検
索キーワード入力欄であって、例えば「スペース」或い
は「カンマ」で区切ることにより複数語が入力され表示
される。Ｂ６は、検索結果表示数設定欄であって、検索
結果の同時表示数を決めるためのものである。

【００３６】また、検索キーワード入力欄Ｂ５にキーボ
ード等を用いて直接任意のキーワードを入力してもよ
い。なお、画面上に簡単キーワード入力ボタンＢ１，Ｂ
２を表示させる手法については後述する。

【００３７】次に、図８に示すフローチャートを参照し
て、キーワードテーブルファイル設定の処理手順を説明
する。サービス提供サーバ３０に、図７に示す簡単キー
ワード入力ボタンＢ１，Ｂ２の押下（実際には画面上の
タッチキーへの接触による入力、またはマウス等による
カーソルの移動とクリック）により、キーワード入力欄
Ｂ５にキーワードを挿入するボタンを表示させるための
設定ファイルを持たせる（ステップＳ３１）。これによ
り、ステップＳ３２でキーワード入力画面作成機能が、
キーワードテーブルファイルの１行を読み込み、ボタン
を作成して画面上に描き出す。

【００３８】さらに図９に示すフローチャートを参照し
てスケジュールキーワードテーブルファイル設定の処理
手順を説明する。まず、ボタンの内容を日時の指定によ
って自動的に変更するためのスケジュール設定を持たせ
る。すなわち、設定ファイルの設定をステップＳ４１に
示す日付、区切り文字、表示キーワード、区切り文字、
挿入キーワード、改行の順番で、日付によって可変させ
るための設定ファイルへの書き込みにより行う。次に、
システムカレンダを取得し（ステップＳ４２）、さらに
設定ファイルからシステムカレンダの日時に適応するキ
ーワード設定を読み込む（ステップＳ４３）。さらにス
テップＳ４４で、キーワード入力画面作成機能が、スケ
ジュールキーワードテーブルファイルの１行を読み込
み、ボタンを作成して画面上に描き出し、最終行まで処
理が完了したら終了する（ステップＳ４５）。

【００３９】サービス提供サーバ３０は、利用者から入
力されたキーワードを含む電子ファイルを図６に示す構
築手順に従って構築されたデータベースから検索し、図
１１に示す検索処理により入力されたキーワードに対す
る適合度を測定し、測定値が高い順から並べる。まず、
キーワード入力欄に入力されたキーワードをスペースが
あるまで取り込む（ステップＳ５１）。次に、キーワー
ド検索をステップＳ５２で行った後に、全ファイルの各
主題で指定された範囲の検索を行う（ステップＳ５３〜
Ｓ６３）。さらに、得点を与えたファイル毎の点の総和
を計算し（ステップＳ６４）、得点の高い順に並べ替え
る（ステップＳ６５）。そして、得点を与えたファイル
に記述されているマスタＵＲＬを与え（ステップＳ６
６）、出力動画として編集する（ステップＳ６７）。

【００４０】画面への表示例を図１２に示す。図１２
は、該当商品がある場合の検索結果を表示する表示画面
の一例である。例えば、Ｂ１１は、関連商品ボタンであ
り、検索商品に関連する商品の提示が情報提供者（Ｉ
Ｐ；Ｉｎｆｏｍａｔｉｏｎ Ｐｒｏｖｉｄｅｒ）の設定
により行なわれる。Ｂ１３は、関連キーワードボタンで
あり、検索キーワードに関連する言葉の提示が文書中か
らの自動抽出により行なわれる。Ｂ１４は、検索キーワ
ード入力欄であって、例えば「スペース」或いは「カン
マ」で区切ることにより複数語が入力され、前回検索の
キーワードが表示される。

【００４１】Ｂ１５は、クリアボタンであり、検索キー
ワード入力欄Ｂ１４をクリアするためのものである。Ｂ
１６は、検索開始ボタンであり、キーワード等の入力が
終了した後、検索を開始するためのものである。Ｂ１７
は、検索結果表示数設定欄であって、検索結果の同時表
示数を決めるためのものである。Ｂ１８は、上記検索の
結果、該当した商品の数を表示する該当商品数表示欄で
ある。Ｂ１９は、該当商品一覧を表示するためのスペー
スであって、元文書よりクリップされ、該当商品が複数
ある場合には水平線Ｌにより区分けして表示される。

【００４２】次に、図１３に示すフローチャートを参照
して、関連情報ボタン作成の処理手順を説明する。ま
ず、利用者が入力したキーワードに対して、所定の範囲
で文字列の取り込みを行い（ステップＳ７１）、さらに
ステップＳ７２，〜，Ｓ７４でキーワードによる検索、
グループ化により、関連を設定されている画面上の、例
えば関連商品ボタンＢ１１として表示し、当該ボタンＢ
１１を押下することにより、ステップＳ７５で検索キー
ワード入力欄Ｂ１４にキーワードを挿入するボタンを生
成する（利用者の端末においてその動作を行うプログラ
ムを生成する）。

【００４３】図１４に示すフローチャートを参照して、
関連キーワードボタン作成の処理手順を説明する。図１
３に示すフローチャートの処理と同時に、検索した結果
該当する電子ファイルの内容から、予めサービス提供サ
ーバ３０に蓄積されている複数のキーワードを蓄積して
いるファイルに存在するキーワードがあるかどうかを照
合する（ステップＳ８１）。該当する電子ファイル中に
キーワードを蓄積しているファイルに存在するキーワー
ドがあれば、それぞれのキーワードに対して出現回数を
カウントし（ステップＳ８２）、カウント数が高い順に
並べる（ステップＳ８３）。例えば図１２に示す関連キ
ーワードボタンとしてボタン化して左から並べる（ステ
ップＳ８４）。なお並べ型およびボタンの数はこれに限
定されない。並べたキーワードが一定数以上の場合は任
意の上位いくつかを残して下位は切り捨てる。

【００４４】図１５に示すフローチャートを参照して、
編集処理の処理手順を説明する。図１１において並べら
れた情報と、図１３、図１４を一体的な画面として連結
させ（ステップＳ９１，Ｓ９２）、図１２に示すように
利用者へ表示する（ステップＳ９３）。

【００４５】図１２に示すとおり、図１５における編集
された画面を利用者に表示する。

【００４６】これにより、利用者は複数の情報を入力し
たキーワードに対する適合度順に一覧できる形で閲覧で
き、かつ利用者の入力キーワードに関連づけられた情報
提供者が設定する次の検索に有効なキーワードを知るこ
とができ、かつキーワードに合致した情報に含まれる情
報提供者が設定したキーワードを全ドキュメントを通読
しなくても知ることができる。

【００４７】さらにこれらのキーワードは押下すること
により検索入力欄に挿入されるのでキーボードから入力
しなくても押下のみで入力できる。

【００４８】図１２に示す簡単キーワード入力ボタンは
図９に示すとおり、日付、ボタンの表示文字、押下でキ
ーワード入力欄に挿入する文字列、改行の順に設定ファ
イルとして記述されている。

【００４９】図１０に示すボタン表示機能部は、システ
ムカレンダから日付毎に変更するのであれば日付を、時
間毎に変更するのであれば時間を取得する。

【００５０】次に上記の設定ファイルを記述開始箇所か
ら改行まで読み込み、該当日時に記述している「ボタン
の表示文字」「挿入キーワード」を取得する。

【００５１】次に、利用者へ表示する検索条件入力画面
のテンプレートファイル（ひな形ファイル）のボタン表
示記述箇所へボタンを表示させるための適切な記述を先
ほど取得した「ボタン表示文字」「挿入キーワード」に
基づき生成する。

【００５２】なお、日付の指定がない設定に関しては、
システムカレンダの値に関わらず固定的にボタンに関す
る記述を生成する。

【００５３】これにより、利用者へ表示するためのＨＴ
ＭＬソースを直接書き換えることなく設定ファイルを書
き換えるだけで柔軟にボタンを表示できる。

【００５４】次に、キーワード入力欄に入力された単語
を元に文書の検索を行う際の検索ルール規定の一例を挙
げておく。 ・スペース（半角・全角）で区切ることにより複数単語
指定可能。 ・キーワードに関して同義語辞書を用いてキーワードの
展開を行う。

【００５５】 ＊検索方法 検索順序に沿って全てを検索する。＊スコアリング スコアリング規定 （共通）ドキュメント中に入力ワードが１つでもあれば
「１カウント」とする。いくつあってもカウントは
「１」 複数単語を入力された時は各単語毎にカウントする。同
義語辞書で展開された単語については、元の入力語と同
じとみなしてカウントする。「コンピュータ」に対して
「コンピュータ」「電算機」「電脳」を展開した時、元
の「コンピュータ」と同じ単語として扱う。この時のカ
ウントは「１」 スコアは各検索順序毎に「カウント」×「ポイント」と
し、スコアはその合計とする。 ＊ソート １．データはスコアの高い順にならべる。 ２．さらにスコアが同じときは <!−first ＿context −> 直後の単語の「ＡＳＣＩＩ
順」とする。

【００５６】上述してきたように、本実施形態によれ
ば、インターネット等のコンピュータネットワークを介
して興味のある情報を検索する場合に、管理者により任
意に設定された簡単キーワードによる選択、設定ができ
ることから検索手順を大幅に簡略化でき、かつ的確な検
索に要する時間を大幅に削減することができる。また、
その検索により得られた検索結果は、その詳細な内容も
含め一覧性があるため、検索した多数のファイルを改め
て所定のファイルにコピーして編集したり、さらにはプ
リントアウトしてファイリングする等の手間を不要とす
ることができる。

【００５７】また、次の検索に有効な情報を適宜、提供
することができるので、次の検索における検索手順およ
び時間を節減することが可能となる。また、このような
ネットワークを介した情報収集方法を実施するプログラ
ムを記録媒体に記録することにより、当該プログラムを
記録媒体として流通せしめることが可能となる。

【００５８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワークを介して興味のある情報を検索する場合
に、検索手順を大幅に簡略化でき、かつ検索に要する時
間を大幅に削減することができる。また、本発明の適用
により得られた検索結果は、その詳細な内容も含め一覧
性があることから、検索結果のファイルのコピーやプリ
ントアウトが不要となる。

【００５９】また、次の検索に有効な情報を提供するこ
とができるので、次の検索における検索手順および時間
を節減することが可能となる。

【００６０】さらに、ネットワークを介した情報収集方
法を実施するプログラムを記録媒体に記録することによ
り、記録媒体として流通性を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るサービスの全体を説明するための
システムの概略の構成を示すブロック図である。

【図２】専用タグの一例を示した図である。

【図３】専用タグ挿入例を示す図である。

【図４】専用タグの挿入規定の一例を示す図である。

【図５】ファイル取得の処理手順を説明するフローチャ
ートである。

【図６】データベース構築の処理手順を説明するフロー
チャートである。

【図７】図１に示した表示部の入力画面の一例を示した
図である。

【図８】キーワードテーブルファイル設定の処理手順を
説明するフローチャートである。

【図９】スケジュールキーワードテーブルファイル設定
の処理手順を説明するフローチャートである。

【図１０】簡単キーワードボタン生成の概略を説明する
ブロック図である。

【図１１】検索処理の処理手順を説明するフローチャー
トである。

【図１２】該当商品がある場合の検索結果を表示する表
示画面の一例を示した図である。

【図１３】関連情報ボタン作成の処理手順を説明するフ
ローチャートである。

【図１４】関連キーワードボタン作成の処理手順を説明
するフローチャートである。

【図１５】編集処理の処理手順を説明するフローチャー
トである。

【符号の説明】

１０ 利用者コンピュータ １１ 入力部 １２ 表示部 ２０ 通信ネットワーク ３０ サービス提供サーバ ３１ 全ファイル複写機能部 ３２ タグ情報切出し機能部 ３３ 初期画面表示機能部 ３４ 検索機能部 ３５ スコアリング機能部 ３６ 関連情報付加機能部 ３７ 結果編集機能部 ５０ 通信ネットワーク ６０ 情報提供用情報ファイル ６１ データベース

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 純司 東京都新宿区西新宿三丁目19番２号 日本 電信電話株式会社内

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ネットワークを介して情報提供者により
   提供される電子的情報の中から所望とする情報を収集し
   て提供するネットワークを介した情報収集方法であっ
   て、 前記提供される電子情報に予め検索の目印が付与されて
   情報提供用ファイルに蓄積されるとき、この情報提供用
   ファイルへネットワークを介してアクセスし、この蓄積
   される電子情報の全てを複写し、この複写された電子情
   報の中から前記検索の目印により必要な情報を切出し、
   データベースへ登録し、 希望する情報のキーワードが入力されたときには当該キ
   ーワードに一致する情報を前記データベースから収集し
   て提供することを特徴とするネットワークを介した情報
   収集方法。
2. 【請求項２】 ネットワークを介して情報提供者により
   提供される電子的情報の中から所望とする情報を収集し
   て提供するネットワークを介した情報収集装置であっ
   て、 前記情報提供者の情報提供用ファイルへネットワークを
   介してアクセスするアクセス手段と、 このアクセス手段でアクセスした前記情報提供用ファイ
   ルの全てを複写する複写手段と、 この複写手段により複写された情報提供用ファイルの中
   から予め付与された検索の目印により必要な情報を切出
   しデータベースへ登録する登録手段と、 ネットワークを介して希望する情報のキーワードが入力
   されたときには、当該キーワードに一致する情報を前記
   データベースから検索・収集し、この収集した情報をと
   りまとめて提供する提供手段とを有することを特徴とす
   るネットワークを介した情報収集装置。
3. 【請求項３】 前記検索の目印は、予め情報提供者の提
   供する情報提供用ファイル内に付与され、または複写手
   段により複写された情報提供用ファイルに対して付与さ
   れるものであることを特徴とする請求項２記載のネット
   ワークを介した情報収集装置。
4. 【請求項４】 前記キーワードの入力がキーワードボタ
   ンにより行われるとき、当該キーワードボタンに対応す
   るキーワードが可変であることを特徴とする請求項２ま
   たは３記載のネットワークを介した情報収集装置。
5. 【請求項５】 前記キーワードの変更がハイパーテキス
   トによる画面上でおこなわれるとき、 画面を表示させるためのハイパーテキストのソースリス
   ト中のキーワードボタンの記述およびキーワードの記述
   について、予めキーワードボタンおよびキーワードの表
   示に係る画面のひな形としてキーワードボタンの記述お
   よび可変的にキーワードを埋め込むための記述を行った
   ハイパーテキストのテンプレートソースリストを蓄積し
   ておき、当該テンプレートソースリスト中のキーワード
   を可変的に埋め込むための記述を具体的キーワードに書
   き換え、画面表示するためのハイパーテキストのソース
   リストを自動的に作成するソースリスト作成手段と、 前記画面表示されるキーワードをスケジュールを記述し
   た情報により自動的に変更する変更手段とを有すること
   を特徴とする請求項３，４または５記載のネットワーク
   を介した情報収集装置。
6. 【請求項６】 情報提供者の提供する１つの情報提供用
   ファイルの情報単位毎に、入力されたキーワードの有無
   を検索し、前記キーワードが存在した場合にそのキーワ
   ードを含む文字列に対応する検索の目印対応に予め決め
   られた得点を１つの情報提供用ファイル単位に合計し、
   その合計得点の順番に当該情報提供用ファイルに対応す
   るキーワード入力により前記データベースから検索・収
   集した情報を順番に並べてとりまとめるとりまとめ手段
   と、 関連性の高いキーワードをキーワード群として予めデー
   タベースに登録しておき、入力されたキーワードにより
   前記データベースからキーワード群を抽出し、当該複数
   のキーワードをキーワードボタンとして表示し、当該ボ
   タンを押下することにより次の検索の補助となるキーワ
   ードとして選択する選択手段と、 検索の結果該当した情報の中で使用頻度の高いキーワー
   ドを抽出し、使用頻度順に並べ替え頻度の高い順からキ
   ーワードボタンとして表示する表示手段と、 この表示手段により表示されるキーワードボタンと前記
   とりまとめ手段によりデータベースから検索しとりまと
   められた情報とを一体的なページとして表示するページ
   表示手段とを有することを特徴とする請求項２乃至５記
   載のネットワークを介した情報収集装置。
7. 【請求項７】 ネットワークを介して情報提供者により
   提供される電子的情報の中から所望とする情報を収集し
   て提供するネットワークを介した情報収集方法を実施す
   るプログラムを記録した記録媒体であって、 前記提供される電子情報に予め検索の目印が付与されて
   情報提供用ファイルに蓄積されるとき、この情報提供用
   ファイルへネットワークを介してアクセスし、この蓄積
   される電子情報の全てを複写し、この複写された電子情
   報の中から前記検索の目印により必要な情報を切出し、
   データベースへ登録し、 希望する情報のキーワードが入力されたときには当該キ
   ーワードに一致する情報をデータベースから収集して提
   供することを特徴とするネットワークを介した情報収集
   方法を実施するプログラムを記録した記録媒体。