JP2004192166A - 販促情報提供方法および情報管理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】出版社端末31は、書店の顧客への提供を認める販促情報のみを販促情報管理サーバ1にアップロードする。オンライン書店サーバ11は、販促情報を表示するWebページを顧客端末31に提供する。また、顧客端末31は、このWebページを表示する際、販促情報管理サーバ1から販促情報を取得する。オンライン書店サーバ11は、販促情報の閲覧者が書籍を購入したか否かを判断し、売り上げが発生した場合、その旨の情報を販促情報管理サーバ1に送信する。販促情報管理サーバ1は、売り上げの発生に応じて書店に対する課金情報を更新する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品の販売促進のために販促情報を顧客に提供する販促情報提供方法、販促情報提供方法に適用される販売管理装置、販促情報出力端末、情報管理装置、販売管理プログラム、情報送信制御プログラム、および情報管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
書籍の販売を促進するために、出版社が書店にポスター等の各種物品を配ることが多い。
【0003】
また、通信ネットワークの利用が一般的になり、通信ネットワークを介して書籍の情報を書籍購入者に提示できるようにしたシステムも提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載されたシステムでは、オンライン書店のサーバが、ウェブサイト上で書籍情報を公開する。そして、そのサーバは、公開内容を閲覧した顧客の端末から、書籍の注文を受け付ける。また、オンライン書店のサーバに対する書籍情報のアップロードは、例えば出版社のコンピュータが行う。従って、特許文献1に記載されたシステムでは、オンライン書店が書籍の販売管理およびアップロードされた書籍の情報の管理を行う。
【0004】
また、書籍の販売ではなく不動産の売買を支援するためのシステムも提案されている(例えば、特許文献2)。特許文献2に記載されたシステムでは、不動産の紹介管理サーバが、不動産物件の情報および顧客の情報を管理する。この紹介管理サーバは、顧客の定めた条件を満たす不動産物件の情報を顧客の端末に送信する。そして、顧客が所望の物件を指定した場合には、その物件を供給する不動産供給者の紹介状を顧客に発行する。また、特定の顧客に紹介状を発行したことを不動産供給者に伝達する。紹介状を受け取った顧客と不動産供給者との間で不動産の売買契約が成立した場合、紹介管理サーバは、売買された不動産物件の情報を削除する。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−92408号公報(第4−7頁、第1図)
【0006】
【特許文献2】
特開2002−215758号公報(第3−6頁、第1−2図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
書籍の販売促進のために出版社が各書店にポスター等の各種物品を配布する場合、出版社の費用的負担が大きくなるという問題があった。
【0008】
また、書籍の販売促進のために、書籍の表紙、内容、帯等を通信ネットワークを介して購買者に閲覧させることも考えられる。この場合には、出版社の著作権や出版権が侵害されないようにしなければならない。すなわち、出版社自身が購買者への提供を認めた書籍情報を購買者に閲覧させるようにしなければならない。また、出版社が提供する書籍情報が特定の者にのみ利用され、特定の者以外によって利用されないようにしなければならない。
【0009】
また、出版社にとっては、書籍の販売促進のために出版社が作成した情報(販促情報)による販売促進効果を確認できることが好ましい。しかし、特許文献1に記載のシステムでは、書籍情報を閲覧した顧客が実際にその書籍を購入したか否かの確認を行っていない。そのため、出版社は、アップロードした情報の販売促進効果を確認できなかった。
【0010】
また、特許文献1に記載のシステムでは、サーバが書籍の販売管理とアップロードされた書籍情報の管理とを行う。よって、アップロードされた書籍情報の管理のみを行おうとする業者が特許文献1に記載のシステムを使用する場合、その業者は、書籍の販売管理も行わなければならなくなる。すなわち、ある業者が書籍情報の管理のみを行おうとする場合であっても、書籍の販売に伴う各種負担(在庫管理、注文された書籍が絶版であった場合の対応、未入金時の対応)等を負うことになる。従って、特許文献1に記載のシステムは、書籍を販売する者と、アップロードされた書籍情報を管理する者とが異なる場合には適用し難い。
【0011】
特許文献2に記載されたシステムでは、不動産提供者とは異なる紹介管理者が不動産物件情報を管理する。しかし、特許文献2に記載されたシステムは、書籍とは性質が異なる不動産を対象としているため、書籍の情報を購買者に提示する場合には適さない。不動産物件の場合、一件の不動産物件は、一つの不動産提供者のみから供給される。また、ある物件が販売された場合、その物件が同時に他の者に販売されることはない。それに対し、書籍の場合、複数の書店が同一の書籍を販売する。従って、特定の不動産供給者を顧客に紹介し、一件の売買契約成立時にその物件の情報をデータベースから削除するシステムは、書籍の販売に適用し難い。
【0012】
そこで、本発明は、商品の販売促進のために製造元が作成した販促情報を、製造元の権利を害することなく購買者に提示できるようにすることを目的とする。また、販促情報の売り上げ効果を確認できるようにすることを目的とする。また、商品の販売管理と販促情報管理とを別の業者が行えるようにすることを目的とする。また、販促情報が特定の者のみに利用されるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明による販促情報提供方法は、通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置と商品の製造元の端末から受信した販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置とを含む情報管理システムにおける情報管理装置が、販促情報を顧客の端末に送信する販促情報提供方法であって、販売管理装置が、販促情報を出力する記述をしたWebページの情報を顧客の端末に送信し、端末が、Webページの情報の中で記述された販促情報を情報管理装置に要求し、情報管理装置が、要求に応じて端末に販促情報を送信し、販促情報によって紹介された商品の購入申し込みを販売管理装置が端末から受け付けた場合、販売管理装置が、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報を情報管理装置に送信し、情報管理装置が、店舗に対する課金情報を更新することを特徴とする。
【0014】
販売管理装置が、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報を送信する場合、売上額の情報を情報管理装置に送信し、情報管理装置が、販促情報の寄与により生じた売上額の情報を保持し、売上額の情報を商品の製造元の端末に送信することが好ましい。そのような方法によれば、商品の製造元は、販促情報による売り上げ効果を確認することができる。
【0015】
情報管理装置が、商品の製造元の端末からの要求に応じて販促情報を削除してもよい。そのような方法によれば、商品の製造元は、商品の製造中止等の際、販促情報を削除することができる。
【0016】
また、本発明による販促情報提供方法は、商品の製造元の端末から受信した販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置と販促情報を出力し商品の注文情報が入力される販促情報出力端末とを含む情報管理システムにおける情報管理装置が、販促情報を販促情報出力端末に送信する販促情報提供方法であって、情報管理装置が、販促情報出力端末からの要求に応じて販促情報を送信し、販促情報によって紹介された商品の注文情報が販促情報出力端末に入力された場合、販促情報出力端末が、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報を情報管理装置に送信し、情報管理装置が、商品を販売する店舗に対する課金情報を更新することを特徴とする。
【0017】
販促情報出力端末が、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報を送信する場合、売上額の情報を情報管理装置に送信し、情報管理装置が、販促情報の寄与により生じた売上額の情報を保持し、売上額の情報を商品の製造元の端末に送信することが好ましい。そのような方法によれば、商品の製造元は、販促情報による売り上げ効果を確認することができる。
【0018】
情報管理装置が、商品の製造元の端末からの要求に応じて販促情報を削除してもよい。そのような方法によれば、商品の製造元は、商品の製造中止等の際、販促情報を削除することができる。
【0019】
また、本発明による販促情報提供方法は、商品の製造元の端末から受信した販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置と端末からの要求に応じてWebページの情報を提供するWebサーバとを含む情報管理システムにおける情報管理装置が、WebサーバにWebページを要求した端末に販促情報を送信する販促情報提供方法であって、Webサーバが、表示すべき販促情報とWebサーバとの組み合わせにより一意に定まるID情報を記述したWebページの情報を記憶し、Webサーバが、端末からWebページの情報を要求された場合に、情報管理装置にID情報を送信し、情報管理装置が、ID情報を送信したWebサーバとID情報とから決定される販促情報の識別情報をWebサーバに送信し、Webサーバが、識別情報を用いて、販促情報を出力する記述が含まれるようにWebページの情報を変換し、変換後のWebページの情報を端末に送信し、端末が、Webページの情報の中で記述された販促情報を情報管理装置に要求し、情報管理装置が、要求に応じて端末に販促情報を送信することを特徴とする。
【0020】
例えば、通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置を設け、情報管理装置が、Webページの主催者の端末から、主催者の個人情報を受信し、Webサーバおよび表示すべき販促情報の指定を受け付け、個人情報を販売管理装置に送信して主催者が販売管理装置に顧客として登録されているか否かを確認させ、登録されている場合、指定されたWebサーバおよび販促情報から一意にID情報を作成し、ID情報を主催者の端末に送信し、Webサーバが、主催者の端末からID情報を記述したWebページの情報を受信して記憶する。
【0021】
また、本発明による販促情報提供方法は、商品の製造元の端末から受信した販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置と端末からの要求に応じてWebページの情報を提供するWebサーバとを含む情報管理システムにおける情報管理装置が、WebサーバにWebページを要求した端末に販促情報を送信する販促情報提供方法であって、情報管理装置が、販促情報を出力するWebページのURLを予め記憶し、Webサーバが、端末からの要求に応じて、販促情報を出力する記述をしたWebページの情報を端末に送信し、端末が、情報管理装置にWebページのURLを送信し、Webページの情報の中で記述された販促情報を情報管理装置に要求し、情報管理装置が、URLを記憶しているか否かを確認し、記憶している場合、要求された販促情報を端末に送信することを特徴とする。
【0022】
例えば、通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置を設け、情報管理装置が、Webページの主催者の端末から、主催者の個人情報とWebページのURLとを受信し、個人情報を販売管理装置に送信して主催者が販売管理装置に顧客として登録されているか否かを確認させ、登録されている場合、URLを記憶する。
【0023】
また、本発明による販売管理装置は、商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置と通信ネットワークを介して接続され、通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置であって、顧客の端末からの要求に応じて、販促情報を出力する記述をしたWebページの情報を顧客の端末に送信するWebページ提供手段と、端末から、商品の購入が決定された旨の情報を受信し、販促情報が紹介する商品が購入されたか否かを判断する判断手段と、販促情報が紹介する商品が購入されたと判断手段が判断した場合、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報を情報管理装置に送信する通知手段とを備えたことを特徴とする。
【0024】
また、本発明による販促情報出力端末は、商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置と通信ネットワークを介して接続され、販促情報を出力する販促情報出力端末であって、情報管理装置に販促情報を要求し、情報管理装置から受信した販促情報を出力する販促情報出力手段と、使用者から商品の注文情報の入力を受け付ける注文情報入力手段と、販促情報が紹介する商品が注文されたか否かを判断する判断手段と、販促情報が紹介する商品が注文されたと判断手段が判断した場合、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報を情報管理装置に送信する通知手段とを備えたことを特徴とする。
【0025】
また、本発明による情報管理装置は、商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置であって、通信ネットワークを介して接続される装置からの要求に応じて販促情報を端末に送信する販促情報送信手段と、商品を販売する店舗が管理する装置から、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報と店舗の情報とを受信し、店舗に請求する販促情報利用料を店舗毎に管理する課金情報管理手段とを備えたことを特徴とする。
【0026】
また、本発明による情報管理装置は、端末からの要求に応じてWebページの情報を提供するWebサーバおよび通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置に接続され、商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置であって、Webページの主催者の端末から主催者の個人情報を受信し、主催者が利用を希望する販促情報およびWebサーバの指定を受け付ける販促情報利用申し込み受け付け手段と、個人情報を販売管理装置に送信し、主催者が顧客として登録されているか否かの確認結果を販売管理装置から受信する登録確認手段と、主催者が顧客として登録されている場合、指定された販促情報およびWebサーバの情報から一意にID情報を作成し、ID情報を主催者の端末に送信するID情報作成手段と、WebサーバからID情報を受信した場合、WebサーバとID情報とから決定される販促情報の識別情報をWebサーバに送信する識別情報送信手段と、販促情報を出力する記述をしたWebページの情報をWebサーバが端末に送信して端末から販促情報の要求を受けた場合に、要求された販促情報を端末に送信する販促情報提供手段とを備えたことを特徴とする。
【0027】
また、本発明による情報管理装置は、通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置に接続され、商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置であって、Webページの主催者の端末から主催者の個人情報とWebページのURLを受信するURL受信手段と、個人情報を販売管理装置に送信し、主催者が顧客として登録されているか否かの確認結果を販売管理装置から受信する登録確認手段と、主催者が顧客として登録されている場合、URLを記憶装置に登録するURL登録手段と、販促情報を出力する記述をしたWebページの情報を受信した端末から、販促情報の要求を受け付ける要求受付手段と、端末からWebページのURLの情報を受信し、受信したURLがURL登録手段によって登録されている場合に、要求された販促情報を端末に送信する販促情報提供手段とを備えたことを特徴とする。
【0028】
また、本発明による販売管理プログラムは、商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置と通信ネットワークを介して接続され、通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置に搭載される販売管理プログラムであって、コンピュータに、顧客の端末からの要求に応じて、販促情報を出力する記述をしたWebページの情報を顧客の端末に送信する処理、端末から、商品の購入が決定された旨の情報を受信し、販促情報が紹介する商品が購入されたか否かを判断する処理、および販促情報が紹介する商品が購入されたと判断した場合、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報を情報管理装置に送信する処理を実行させることを特徴とする。
【0029】
また、本発明による情報送信制御プログラムは、商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置と通信ネットワークを介して接続され、販促情報を出力し商品の注文情報が入力される販促情報出力端末に搭載される情報送信制御プログラムであって、コンピュータに、販促情報が紹介する商品が注文されたか否かを判断する処理、および販促情報が紹介する商品が注文されたと判断した場合、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報を情報管理装置に送信する処理を実行させることを特徴とする。
【0030】
また、本発明による情報管理プログラムは、商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理プログラムであって、コンピュータに、通信ネットワークを介して接続される装置からの要求に応じて販促情報を端末に送信する処理、および商品を販売する店舗が管理する装置から、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報と店舗の情報とを受信し、店舗に請求する販促情報利用料を店舗毎に管理する処理を実行させることを特徴とする。
【0031】
また、本発明による情報管理プログラムは、端末からの要求に応じてWebページの情報を提供するWebサーバおよび通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置に接続され、商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置に搭載される情報管理プログラムであって、コンピュータに、Webページの主催者の端末から主催者の個人情報を受信し、主催者が利用を希望する販促情報およびWebサーバの指定を受け付ける処理、個人情報を販売管理装置に送信し、主催者が顧客として登録されているか否かの確認結果を販売管理装置から受信する処理、主催者が顧客として登録されている場合、指定された販促情報およびWebサーバの情報から一意にID情報を作成し、ID情報を主催者の端末に送信する処理、WebサーバからID情報を受信した場合、WebサーバとID情報とから決定される販促情報の識別情報をWebサーバに送信する処理、および販促情報を出力する記述をしたWebページの情報をWebサーバが端末に送信して端末から販促情報の要求を受けた場合に、要求された販促情報を端末に送信する処理を実行させることを特徴とする。
【0032】
また、本発明による情報管理プログラムは、通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置に接続され、商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置に搭載される情報管理プログラムであって、コンピュータに、Webページの主催者の端末から主催者の個人情報とWebページのURLを受信する処理、個人情報を販売管理装置に送信し、主催者が顧客として登録されているか否かの確認結果を販売管理装置から受信する処理、主催者が顧客として登録されている場合、URLを記憶装置に登録する処理、販促情報を出力する記述をしたWebページの情報を受信した端末から、販促情報の要求を受け付ける処理、および端末からWebページのURLの情報を受信し、受信したURLが登録されている場合に、要求された販促情報を端末に送信する処理を実行させることを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0034】
実施の形態1.
第一の実施の形態では、出版社が書籍の販売促進のために作成した情報(販促情報)を書店の顧客に閲覧させる。
【0035】
図1は、本発明による販促情報提供方法に適用される販促情報提供システムの例を示すブロック図である。本例の販促情報提供システムは、販促情報管理サーバ(情報管理装置)1と、オンライン書店サーバ(販売管理装置)11と、販促情報出力端末21とを備える。販促情報管理サーバ1と、オンライン書店サーバ11と、販促情報出力端末21とは、通信ネットワーク51を介して接続される。以下の説明では、通信ネットワーク51がインターネットである場合を例に説明する。インターネット51には、顧客端末31および出版社端末32も接続される。
【0036】
オンライン書店サーバ11は、インターネット51を介して書籍購入の申し込みを受け付けるオンライン書店によって管理される。販促情報出力端末21は、顧客と直接接して書籍を販売する書店(以下、一般書店と記す。)に設置され、その一般書店によって管理される。顧客端末31は、オンライン書店の顧客によって使用される端末装置である。出版社端末32は、書籍を出版する出版社によって使用される端末装置である。販促情報管理サーバ1は、販促情報を出版社から受け取り、その販促情報をオンライン書店や一般書店に利用させる業者によって管理される。以下、この業者をDB(データベース)業者と記す。販促情報として、例えば画像データ(書籍の表紙、目次、内容、裏表紙、帯、イメージキャラクタ等の画像データ)が用いられる。
【0037】
販促情報管理サーバ1は、出版社端末32から販促情報を受信し、データベースに記憶しておく。販促情報管理サーバ1が記憶する販促情報は、オンライン書店のWebページ上で表示される。すなわち、販促情報は、オンライン書店のWebページ閲覧者に提示される。
【0038】
また、販促情報出力端末21は、一般書店に訪れた顧客に販促情報を提示する端末である。販促情報出力端末21は、顧客によって操作され、販促情報管理サーバ1に販促情報を要求する。販促情報管理サーバ1は要求に応じて販促情報を送信し、販促情報出力端末21は受信した販促情報を顧客に提示する。また、販促情報出力端末21は、顧客の操作に応じて書籍の注文票を印字出力する。顧客はその注文票を一般書店の店員に渡して、注文を依頼する。なお、一般書店に書籍が陳列されている場合、顧客はその書籍を見て購入するか否かを決めればよい。販促情報出力端末21は、一般書店に在庫がない書籍の販促情報を顧客が見ようとする場面や、顧客がその書籍の注文をする場面で使用される。ただし、販促情報出力端末21は、一般書店に在庫がない書籍の販促情報のみを提示するとは限らない。販促情報出力端末21が一般書店に陳列されている書籍の販促情報を出力する場合もある。
【0039】
なお、販促情報出力端末21の設置場所は、一般書店に限定されない。注文票を受け取って注文手続きを行う店員がいる場所であればよい。例えば、販促情報出力端末21は、コンビニエンスストア等に設置されていてもよい。
【0040】
DB業者は、オンライン書店や一般書店に販促情報を利用させ、その販促情報を見た顧客が書籍を購入した場合、オンライン書店や一般書店から販促情報利用料を得る。販促情報管理サーバ1は、顧客が販促情報を閲覧し、その顧客が販促情報で紹介された書籍を購入した場合に、オンライン書店や一般書店に対する課金情報を更新する。
【0041】
次に、販促情報管理サーバ1、オンライン書店サーバ11および販促情報出力端末21の構成について説明する。販促情報管理サーバ1において、制御部2は、記憶装置3が記憶する情報管理プログラムに従って処理を実行する。記憶装置3が記憶する情報管理プログラムは、販促情報登録処理、インターネット51を介して販促情報を提供する処理、課金情報更新処理等の本例に示す各処理を制御部2に実行させる。
【0042】
販促データベース4は、出版社端末32が送信する(アップロードする)販促情報を記憶する記憶装置である。例えば、販促データベース4は、書籍の表紙、目次、内容、裏表紙、帯、イメージキャラクタ等の画像データを記憶する。これらの販促情報は、オンライン書店サーバ11が提供するWebページ内で表示される。
【0043】
また、販促データベース4は、販促情報出力端末21に提供するWebページの情報を記憶する。Webページの情報は、例えばHTML(Hypertext MarkupLanguage )等のページ記述言語によって記述される。販促情報出力端末21に提供するWebページの情報は、出版社端末32からアップロードされた販促情報(例えば、各種画像情報)を表示するように記述される。例えば、DB業者は、画像の表示を指定するタグとともに、画像データが格納されているディレクトリおよび画像データのファイル名を記述する。制御部2は、販促情報出力端末21からの要求に応じて、このWebページの情報を送信する。
【0044】
販促データベース4が記憶する販促情報やWebページの情報は、例えば、ディレクトリおよびファイル名によって特定される。また、販促データベース4に記憶される販促情報を特定する情報(ディレクトリおよびファイル名等)は、DB管理者からオンライン書店に通知される。
【0045】
課金情報データベース5は、オンライン書店や一般書店に対する課金情報を記憶する記憶装置である。ネットワークインタフェース部6は、インターネット51を介して他の装置と情報を送受信する。
【0046】
オンライン書店サーバ11において、制御部12は、記憶装置13が記憶する販売管理プログラムに従って処理を実行する。記憶装置13が記憶する販売管理プログラムは、販促情報の閲覧状況や書籍購入状況の管理処理等の本例に示す各処理を制御部12に実行させる。ネットワークインタフェース部6は、インターネット51を介して他の装置と情報を送受信する。
【0047】
Webページデータベース14は、インターネット51を介して各端末(例えば、顧客端末31)に提供されるWebページの情報を記憶する記憶装置である。このWebページは、例えばHTML等のページ記述言語によって記述される。オンライン書店は、販促情報を表示するWebページの情報を作成する場合、販促情報管理サーバ1が記憶する販促情報を呼び出して表示する記述をWebページに含めておく。例えば、画像表示を指定するタグとともに、画像データが格納されている販促情報管理サーバ1のディレクトリおよび画像データのファイル名を記述する。制御部12は、各端末からの要求に応じて、このWebページの情報を送信する。
【0048】
販促情報出力端末21において、記憶装置23は、ブラウザやプラグインを記憶する。制御部22は、ブラウザによってWebページ表示処理を実行する。また、制御部22は、ブラウザとともに機能するプラグインによって、「販促情報を閲覧した者が書籍を注文した」という情報を販促情報管理サーバ1に送信する。なお、このプラグインは、例えば、販促情報管理サーバ1からダウンロードされる。入力部24は、例えば、キーボードやマウス等の入力装置である。入力部24には、一般書店に来た顧客からの指示が入力される。出力部25は、例えばディスプレイ装置等の表示装置であり、販促情報等を表示する。印字部26は、プリンタ装置であり、注文票を印字出力する。ネットワークインタフェース部27は、インターネット51を介して他の装置と情報を送受信する。
【0049】
顧客端末31は、例えば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置によって構成される。顧客端末31はブラウザを備え、オンライン書店サーバ11が提供するWebページを表示する。すなわち、顧客端末31は、ページ記述言語で記述されたWebページの情報をオンライン書店サーバ11から受信すると、その情報をブラウザによって解析してWebページを表示する。このとき、タグ等によって販促情報管理サーバ1内の販促情報が指定されていれば、販促情報管理サーバ1から販促情報を取得してWebページ内で表示する。顧客端末31は、Webページを表示できる情報処理装置であれば、パーソナルコンピュータでなくてもよい。
【0050】
出版社端末32は、例えば、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置によって構成される。出版社端末32は、出版社のオペレータによって入力された販促情報を販促情報管理サーバ1に送信(アップロード)する。例えば、出版社端末32は、書籍の表紙、目次、内容、裏表紙、帯、イメージキャラクタ等の画像データを販促情報管理サーバ1に送信する。出版社端末32は、販促情報を販促情報管理サーバ1に送信できる情報処理装置であれば、パーソナルコンピュータでなくてもよい。なお、出版社は、書店の顧客への提供を認める販促情報のみを販促情報管理サーバ1にアップロードする。
【0051】
出版社端末32は、販促情報管理サーバ1に対して販促情報の削除を要求してもよい。例えば、書籍の販促情報をアップロードした後、その書籍が絶版、廃本になったとする。このとき出版社端末32は、オペレータの操作に応じて、販促情報の削除を要求してもよい。販促情報管理サーバ1の制御部2は、出版社端末32から要求があった場合、指定された販促情報を販促データベース4から削除する。
【0052】
なお、販促情報をアップロードする出版社は一社に限定されず、複数の出版社が販促情報をアップロードしてもよい。
【0053】
本実施の形態において、販売管理装置のWebページ提供手段は、制御部12およびWebページデータベース14によって実現される。販売管理装置の判断手段および通知手段は、制御部12によって実現される。販促情報出力端末の販促情報出力手段は、制御部22および出力部25によって実現される。注文情報入力手段は、制御部22および入力部24によって実現される。販促情報出力端末の通知手段は、制御部22によって実現される。また、情報管理装置の販促情報送信手段および課金情報管理手段は、制御部2によって実現される。
【0054】
次に、本発明による販促情報提供方法における処理経過について説明する。以下の説明では、販促情報管理サーバ1への販促情報のアップロードは完了しているものとする。最初に、オンライン書店の利用者に販促情報を閲覧させる場合について説明する。図2は、本発明による販促情報提供方法の処理経過の一例を示す流れ図である。
【0055】
顧客端末31は、使用者(オンライン書店の顧客)の操作によって、オンライン書店サーバ11に、販促情報を表示するWebページ(以下、販促情報表示ページと記す。)の情報を要求する(ステップS1)。顧客端末31は、例えば、販促情報表示ページへのリンクが設定されたWebページ(書籍販売サイトのホームページ等)上でリンク設定部がマウスクリックされたときに、ステップS1の要求を行う。また、例えば、販促情報表示ページのURL(Uniform ResourceLocator)を直接使用者から入力されたときにステップS1の要求を行う。
【0056】
オンライン書店サーバ11の制御部12は、顧客端末31からの要求に応じて、販促情報表示ページの情報を顧客端末31に送信する(ステップS2)。また、制御部12は、販促情報表示ページの情報を送信する場合、顧客端末31にクッキー(Cookie)も送信する。顧客端末31は、受信したクッキーを記憶する。
【0057】
なお、クッキーは、顧客端末31が書籍販売サイトのWebページにアクセスしている場合に限り有効になるようにしてもよい。この場合、顧客端末31が、一旦、書籍販売サイト以外のサイトにアクセスするとステップS2において受信したクッキーは無効になる。
【0058】
顧客端末31は、受信した販促情報表示ページの情報をブラウザに従って解析する。そして、販促情報(例えば、各種画像情報)を表示するように記述がある場合には、表示すべき販促情報を販促情報管理サーバ1に要求する(ステップS3)。例えば、画像の表示を指定するタグとともに、販促情報管理サーバ1のディレクトリと表紙や目次等の画像データのファイル名とが記述されていれば、顧客端末31は、そのディレクトリおよびファイル名によって特定されるファイルを販促情報管理サーバ1に要求する。販促情報管理サーバ1の制御部2は、この要求に応じて販促情報を顧客端末31に送信する(ステップS4)。顧客端末31は、受信した販促情報を含む販促情報表示ページを表示する(ステップS5)。例えば、タグで指定された販促情報を示すようにして、販促情報表示ページを表示する。このようにして、書籍の表紙、目次、内容、裏表紙、帯、イメージキャラクタ等が販促情報表示ページ上に表示される。
【0059】
販促情報によって紹介された書籍を顧客端末31の使用者が購入する場合、書籍購入決定を指示するためのWebページを呼び出す。顧客端末31は、使用者の操作に従い、書籍購入決定を指示するためのWebページの情報をオンライン書店サーバ11に要求する(ステップS6)。オンライン書店サーバ11の制御部12は、要求されたWebページの情報を顧客端末31に送信する(ステップS7)。顧客端末31は、受信した情報に基づき、書籍購入決定を指示するためのWebページを表示する(ステップS8)。
【0060】
このWebページ上で書籍購入決定を指示する操作が行われると、顧客端末31は、書籍購入が決定された旨の情報をオンライン書店サーバ11に送信する(ステップS9)。オンライン書店サーバ11の制御部12はこの情報を受信すると、ステップS2で送信したクッキーを送り返すように顧客端末31に要求する。オンライン書店サーバ11がクッキーを送り返すように要求する処理は、例えばCGI(Common Gateway Interface)によって実現される。顧客端末31は、オンライン書店サーバ11からの要求に応じて、ステップS2で受信したクッキーを送り返す。このように、顧客端末31は、書籍購入が決定された旨の情報とクッキーとをオンライン書店サーバ11に送信する。
【0061】
また、顧客端末31が販促情報表示ページを要求する前に、ステップS6〜S9までの処理が行われた場合、顧客端末31にはクッキーが保存されていない。この場合、顧客端末31は、クッキーを送信しない。
【0062】
オンライン書店サーバ11の制御部12は、書籍購入が決定された旨の情報を受信すると、指定された書籍の販売処理(例えば、オンライン書店のオペレータに対する通知等)を行う。また、制御部12がステップS2で送信したクッキーがステップS9で送り返されたということは、販促情報表示ページを閲覧した者が、紹介された書籍の購入を申し込んだということを意味する。従って、ステップS9でクッキーを受信した場合、制御部12は、販促情報の閲覧者から書籍購入申し込みがあった旨の情報を販促情報管理サーバ1に送信する(ステップS10)。制御部12は、ステップS10において、オンライン書店の識別情報も送信する。また、このとき、制御部12は、販促情報を見た顧客が購入した書籍、その書籍の出版社、書籍の販売額等の情報を送信してもよい。
【0063】
販促情報管理サーバ1の制御部2は、販促情報の閲覧者に書籍が販売された旨の情報およびオンライン書店の識別情報を受信すると、識別情報によって特定されるオンライン書店に対する課金情報を更新する(ステップS11)。制御部2は、更新後の課金情報を課金情報データベース5に登録する。このように、DB業者は、販促情報利用料をオンライン書店に課金することによって利益を得る。販促情報を閲覧した者が紹介された書籍を購入した場合、オンライン書店はその書籍の販売による利益の一部をDB業者に送金する。
【0064】
また、販促情報管理サーバ1の制御部2は、ステップS10において、販促情報を見た顧客が購入した書籍、その書籍の出版社、書籍の販売額等の情報を受信した場合には、出版社毎に売上額の情報を記憶装置に記憶させる。この売り上げ額は、顧客が販促情報を見ることによって発生した売上額である。制御部2は、ステップS10でオンライン書店サーバ1から情報を受信する度に、出版社の売り上げ額(販促情報が寄与した売上額)を更新し、定期的に各出版社の出版社端末32に売り上げ額の情報を送信してもよい。このように、販促情報が寄与した売上額の情報を各出版社に通知すれば、各出版社は、販促情報を作成したことによる効果を具体的に確認することができる。
【0065】
また、一般に、オンライン書店のサーバは、顧客の個人情報(例えば、氏名、住所、電子メールアドレス等)を個人情報データベース(図示せず。)に記憶させておくことが多い。このように、顧客の個人情報を記憶することを顧客の会員登録と記すことにする。図1に示すオンライン書店サーバ11が、顧客の会員登録を行う場合、クッキーではなく顧客の個人情報を用いて「販促情報表示ページを閲覧した者が、紹介された書籍の購入を申し込んだ」という判断を行ってもよい。
【0066】
この場合、顧客端末31は、ステップS1において販促情報表示ページの情報を要求する際、使用者に入力された個人情報もオンライン書店サーバ11に送信する。オンライン書店サーバ11の制御部12は、販促情報表示ページの情報を顧客端末31に送信したときに、氏名等の個人情報に対応させて、販促情報表示ページを提供した旨の情報を個人情報データベースに登録する。この結果、個人情報データベースには、各顧客の販促情報表示ページの閲覧履歴が蓄積される。
【0067】
また、顧客端末31は、ステップS9において、書籍購入が決定された旨の情報を送信する際、使用者が入力した個人情報もオンライン書店サーバ11に送信する。オンライン書店サーバ11の制御部12は、その個人情報に対応する閲覧履歴を参照する。購入された書籍を紹介する販促情報表示ページの閲覧履歴が存在している場合、制御部12は「販促情報表示ページを閲覧した者が、紹介された書籍の購入を申し込んだ」と判断する。そして、販促情報の閲覧者から書籍購入申し込みがあった旨の情報を販促情報管理サーバ1に送信する(ステップS10)。一方、購入された書籍を紹介する販促情報表示ページの閲覧履歴が存在しない場合、制御部12は、ステップS10において販促情報管理サーバ1に情報を送信しない。
【0068】
続いて、一般書店で販促情報出力端末21を使用する顧客に販促情報を閲覧させる場合の処理経過について説明する。まず、初期設定として、販促情報出力端末21は、一般書店の店員の操作によってプラグインのダウンロード処理を行う。すなわち、販促情報出力端末21は販促情報管理サーバ1にプラグインを要求し、販促情報管理サーバ1は要求に応じてプラグインを送信する。販促情報出力端末21は、受信したプラグインを記憶装置23に記憶させる。プラグインをダウンロードした後、一般書店の店員は、その書店の識別情報を販促情報出力端末21に登録しておく。販促情報出力端末21は、入力された書店識別情報を記憶装置23に記憶させる。以上の処理に関しては、一回行っておけば複数回行う必要はない。
【0069】
図3は、この初期設定後の処理経過の一例を示す流れ図である。一般書店の顧客は、棚に陳列されていない書籍の案内を閲覧しようとする場合、販促情報出力端末21を操作する。販促情報出力端末21の制御部22は、顧客から操作開始を指示される。その後、制御部22は、顧客の操作によって、販促情報表示ページの情報を販促情報管理サーバ1に要求する(ステップS21)。販促情報管理サーバ1の制御部2は、この要求に応じて、販促情報表示ページの情報を送信する(ステップS22)。
【0070】
販促情報出力端末21の制御部22は、受信した販促情報表示ページの情報をブラウザに従って解析する。そして、販促情報を表示する記述(例えば、画像表示を指示するタグおよび画像ファイルを指定する記述)に応じて、販促情報管理サーバ1に販促情報を要求する(ステップS23)。販促情報管理サーバ1の制御部2は、この要求に応じて販促情報を販促情報出力端末21に送信する(ステップS24)。販促情報出力端末21の制御部22は、受信した販促情報を含む販促情報表示ページを出力部25に表示させる(ステップS25)。例えば、タグで指定された販促情報を示す販促情報表示ページを表示させる。また、制御部22は、販促情報表示ページの履歴情報を作成する。
【0071】
続いて、顧客は、販促情報表示ページで紹介された書籍を注文するか否かを判断する。その書籍を注文せずに、他の販促情報表示ページを閲覧する場合には、ステップS23以降の動作を繰り返せばよい。また、書籍を注文する場合、顧客は、販促情報管理サーバ1から取得する注文申し込み用Webページ上で、書籍を指定して、書籍の注文を申し込む操作を行う。販促情報表示ページ上で注文申し込みを行う画面構成になっていてもよい。
【0072】
注文申し込み操作が行われると、制御部22は、表示した販促情報表示ページの履歴情報を参照して、注文された書籍を紹介した販促情報表示ページが既に表示済か否かを確認する(ステップS26)。制御部22は、この確認処理をブラウザおよびプラグインに従って実行する。注文された書籍を紹介した販促情報表示ページが既に表示されているということは、販促情報を閲覧した顧客が紹介された書籍を注文したということを意味する。
【0073】
注文された書籍を紹介した販促情報表示ページが既に表示済であれば、販促情報出力端末21の制御部22は、ブラウザおよびプラグインに従って、販促情報の閲覧者によって書籍が注文された旨の情報を販促情報管理サーバ1に送信する(ステップS27)。このとき制御部22は、予め記憶している書店の識別情報もブラウザおよびプラグインに従って送信する。また、このとき、制御部22は、販促情報を見た者が注文した書籍、その書籍の出版社、書籍の販売額等の情報を送信してもよい。
【0074】
販促情報管理サーバ1の制御部2は、販促情報の閲覧者に書籍が注文された旨の情報および一般書店の識別情報を受信すると、識別情報によって特定される一般書店の課金情報を更新する(ステップS28)。制御部2は、更新後の課金情報を課金情報データベース5に登録する。このように、DB業者は、販促情報利用料を一般書店に課金することによって利益を得る。
【0075】
また、販促情報管理サーバ1の制御部2は、ステップS27において、販促情報を見た者が注文した書籍、その書籍の出版社、書籍の販売額等の情報を受信した場合には、出版社毎に売上額の情報を記憶装置に記憶させる。制御部2は、ステップS27で販促情報出力端末21から情報を受信する度に、出版社の売り上げ額(販促情報が寄与した売上額)を更新し、定期的に各出版社の出版社端末32に売り上げ額の情報を送信してもよい。
【0076】
また、販促情報出力端末21の制御部22は、ステップS26の後、顧客が注文した書籍の注文票を印字部25から印字出力する(ステップS29)。制御部22は、この印字出力処理をブラウザおよびプラグインに従って実行する。
【0077】
ステップS26の確認処理の結果、注文された書籍を紹介した販促情報表示ページがまだ表示されていなかったならば、販促情報出力端末21の制御部22は、ステップS27の送信処理を行わずに、ステップS29の印字出力処理を行う。
【0078】
顧客は、出力された注文票を一般書店の店員に手渡し、書籍の注文を依頼する。店員は注文票を用いて、出版社に書籍を注文する。なお、注文された書籍の情報を販促情報出力端末21が出版社端末32に送信することによって、出版社に書籍を注文してもよい。一般書店は、注文した書籍が出版社から配送されると、顧客にその書籍を販売する。販促情報を閲覧した者が紹介された書籍を注文して購入した場合、一般書店はその書籍の販売による利益の一部をDB業者に送信する。
【0079】
また、新たな顧客が販促情報出力端末21に操作開始を指示した場合、制御部22は、前の顧客の操作に伴って作成した履歴情報を削除する。すなわち、履歴情報は、個々の顧客毎に作成される。
【0080】
図3に例示する処理経過において、プラグインによって実現される制御部22の機能は、Java(登録商標)アプレット等の他のソフトウェアによって実現されていてもよい。
【0081】
ここでは、プラグインを利用する場合について説明した。販促情報の閲覧者によって書籍が注文された旨の情報を販促情報出力端末21から販促情報管理サーバ1に送信するときに、プラグインではなくクッキーを利用してもよい。クッキーを利用する場合、販促情報出力端末21は、各書店を識別するためのクッキー(以下、書店識別クッキーと記す。)を予め取得しておく。この処理は、例えば以下のように行われる。販促情報出力端末21は、書店登録を行うためのWebページを販促情報管理サーバ1から取得して表示する。一般書店の店員等はこのWebページ上に書店名等を入力し、販促情報出力端末21は入力された情報を販促情報管理サーバ1に送信する。この情報を受信した販促情報管理サーバ1は、書店名等の情報に対応する識別情報を作成し、書店識別クッキーとして販促情報出力端末21に送信する。販促情報出力端末21は、受信した書店識別クッキーを記憶装置23に記憶させる。以上の処理に関しては、一回行っておけば複数回行う必要はない。
【0082】
図4は、販促情報出力端末21が書店識別クッキーを取得した後の処理経過の一例を示す流れ図である。販促情報出力端末21の制御部22は、顧客の操作によって、販促情報表示ページの情報を販促情報管理サーバ1に要求する(ステップS41)。
【0083】
販促情報管理サーバ1の制御部2は、販促情報出力端末21からの要求に応じて、販促情報表示ページの情報を送信する(ステップS42)。制御部2は、販促情報表示ページの情報を送信する場合、クッキーも送信する。販促情報出力端末21の制御部22は、受信したクッキーを記憶装置23に記憶させる。このクッキーは、販促情報管理サーバ1が提供するWebページにアクセスしている場合に限り有効になるように設定される。顧客が、操作を終了すると、ステップS42で送信されるクッキーは無効になる。
【0084】
販促情報出力端末21の制御部22は、受信した販促情報表示ページの情報をブラウザに従って解析する。そして、販促情報を表示する記述(例えば、画像表示を指示するタグおよび画像ファイルを指定する記述)に応じて、販促情報管理サーバ1に販促情報を要求する(ステップS43)。販促情報管理サーバ1の制御部2は、この要求に応じて販促情報を販促情報出力端末21に送信する(ステップS44)。販促情報出力端末21の制御部22は、受信した販促情報を含む販促情報表示ページを出力部25に表示させる(ステップS45)。例えば、タグで指定された販促情報を示す販促情報表示ページを表示させる。
【0085】
顧客が他の販促情報表示ページを閲覧する場合には、ステップS23以降の動作を繰り返せばよい。また、書籍を注文する場合、顧客は、販促情報管理サーバ1から取得する注文申し込み用Webページ上で、書籍を指定して、書籍の注文を申し込む操作を行う。販促情報表示ページ上で注文申し込みを行う画面構成になっていてもよい。
【0086】
書籍の注文申し込み操作が行われると、販促情報出力端末21の制御部22は、書籍が注文された旨の情報を販促情報管理サーバ1に送信する(ステップS46)。販促情報管理サーバ1の制御部2は、この情報を受信すると、書店識別クッキーおよびステップS42で送信したクッキーを送り返すように販促情報出力端末21に要求する。販促情報管理サーバ1がクッキーを送り返すように要求する処理は、例えばCGIによって実現される。販促情報出力端末21は、販促情報管理サーバ1からの要求に応じて、書店識別クッキーおよびステップS42で受信したクッキーを送り返す。このように、販促情報出力端末21は、書籍が注文された旨の情報とクッキー(書店識別クッキーも含む)とを販促情報管理サーバ1に送信する。
【0087】
ステップS42で送信したクッキーがステップS46で送り返されたということは、販促情報表示ページを閲覧した者が、紹介された書籍を注文したということを意味する。従って、販促情報管理サーバ1の制御部2は、ステップS46でクッキーを受信した場合、書店識別クッキーによって特定される一般書店の課金情報を更新する(ステップS47)。制御部2は、更新後の課金情報を課金情報データベース5に登録する。
【0088】
また、販促情報出力端末21の制御部22は、ステップS46の後、注文された書籍の注文票を印字部25から印字出力する(ステップS48)。なお、制御部22は、記憶装置23が記憶するプログラムに従って印字出力処理を実行する。
【0089】
ステップS46,S47では、ステップS27,S28と同様に、販促情報を見た者が注文した書籍、その書籍の出版社、書籍の販売額等の情報を販促情報出力端末21が販促情報管理サーバ1に送信してもよい。そして、販促管理サーバ1は、この情報を受信する度に、出版社の売り上げ額(販促情報が寄与した売上額)を更新し、定期的に各出版社の出版社端末32に売り上げ額の情報を送信してもよい。
【0090】
出版社が、書籍を絶版にした場合、その書籍の販促情報が書籍販売サイトや販促情報出力端末21で表示されるのは好ましくない。そこで、出版社は、絶版となった書籍の販促情報を販促情報管理装置1から削除する。ただし、販促情報管理装置1は、削除権限を有する者(出版社)からの要求によってのみ販促情報を削除する。
【0091】
例えば、販促情報管理装置1は、出版社端末31から販促情報の削除を要求された場合、出版社端末31に対し、削除権限を有する出版社であることを示す情報の送信を要求する。販促情報管理装置1は、この情報を出版社端末31から受信した場合に、出版社端末31が指定した販促情報を削除する。削除権限を有する出版社であることを示す情報として、例えば、出版社IDを使用すればよい。DB業者は、削除権限を有する各出版社にそれぞれ出版社IDを通知する。出版社端末31は、販促情報の削除を要求する際、オペレータに入力された出版社IDを販促情報管理装置1に送信すればよい。
【0092】
第一の実施の形態に示した販促情報提供方法によれば、顧客は販促情報(例えば、表紙、目次、内容等)を閲覧することができるので、安心して書籍の購入や注文を行える。従って、オンライン書店や一般書店の売り上げの増加を期待できる。また、出版社は、販促情報を販促情報管理サーバ1にアップロードすれば、オンライン書店や一般書店の顧客が販促情報にアクセスできるようになる。従って、各書店にポスター等の各種物品を配布する場合よりも、販売促進費用を低くすることができる。
【0093】
また、出版社は、DB業者が各書店に販促情報を利用させること(書店の顧客に販促情報が公開されること)を認めた上で販促情報情報を販促情報管理サーバ1にアップロードする。従って、DB業者は、出版社の権利を害することなく販促情報の管理を行うことができる。
【0094】
また、本発明によれば、DB業者が販促情報管理サーバ1を管理し、各書店がオンライン書店サーバ11や販促情報出力端末21を管理することができる。従って、販促情報の管理者と書籍の販売者とが別の者であっても適用することができる。
【0095】
また、本発明では、販促情報管理サーバ1は、販促情報の閲覧者がその販促情報によって紹介された書籍を購入または注文した旨の情報を受信する。従って、出版社が作成した販促情報がどれだけ販売に寄与しているのかを確認することができる。特に、販促情報の閲覧者が紹介された書籍を購入したことによる売り上げ額を管理し、その額を出版社端末に送信することで、出版社は販促情報の効果をより具体的に確認できる。
【0096】
実施の形態2.
第二の実施の形態では、書店が販促情報を顧客に閲覧させるだけでなく、オンライン書店に会員登録している顧客が、個人のWebページ上で販促情報を表示する。このWebページは、書籍の販売を目的とするものではなく、個人的な趣味として書籍の紹介等を行うWebページである。本実施の形態において、出版社は、書店による顧客への公開および特定の者(会員登録している顧客)による第三者への公開を認めた販促情報をアップロードする。
【0097】
図5は、本実施の形態に適用される販促情報提供システムの例を示すブロック図である。図1と同一の構成部については、図1と同一の符号で示し、説明を省略する。なお、図5では、販促情報出力端末を省略した。オンライン書店や一般書店の顧客に販促情報を提示する際の処理経過は、第一の実施の形態と同様である。
【0098】
第二の実施の形態では、オンライン書店の顧客は会員登録をすることを前提とする。そこで、顧客端末31を会員端末31と記すことにする。また、オンライン書店の顧客を会員と記すことにする。
【0099】
販促情報管理サーバ1は、後述する閲覧IDを記憶するための記憶装置であるIDデータベース7を備える。
【0100】
Webサーバ41は、個人のWebページの情報を記憶するサーバである。Webサーバ41は、例えば、個人向けにWebページ開設サービスを提供するプロバイダによって管理される。Webサーバ41において、制御部42は、記憶装置43が記憶するプログラムに従って、Webページ提供処理等の本例に示す処理を実行する。Webページ情報記憶装置44は、ページ記述言語で記述された個人のWebページ情報を記憶する。ネットワークインタフェース部46は、インターネット51を介して他の装置と情報を送受信する。
【0101】
ユーザ端末33は、会員端末(顧客端末)31と同様の情報処理装置である。ユーザ端末33の使用者は、オンライン書店の会員でなくてもよい。
【0102】
オンライン書店の会員(Webページの主催者)は、個人的な趣味として作成したWebページの情報をWebサーバ41にアップロードする。この個人のWebページには、出版社が作成した販促情報も含まれる。従って、一般ユーザのユーザ端末33がこのWebページにアクセスした場合、個人のWebページ上で販促情報が表示される。ただし、販促情報管理サーバ1は、オンライン書店の会員のみに販促情報の使用を許可し、会員でない者が販促情報を利用できないように管理する。
【0103】
図6,7は、本実施の形態における販促情報提供方法の処理経過の一例を示す流れ図である。図6は、会員が個人のWebページの情報をアップロードするまでの処理経過を示す。また、図7は、そのWebページを一般ユーザが閲覧する際の処理経過を示す。以下の説明では、会員によって作成され、販促情報を表示するWebページを書籍紹介ページと記す。
【0104】
会員端末31は、会員の操作に従い、書籍紹介ページの情報を記憶させるWebサーバ(本例では、Webサーバ41)のIPアドレス、会員が書籍紹介ページで紹介しようとする書籍、会員自身の個人情報(氏名等)を販促情報管理サーバ1に送信する(ステップS61)。ステップS61において、会員端末31は、IPアドレス等の入力欄を有するWebページを販促情報管理サーバ1から取得し、そのWebページ上に入力された情報を販促情報管理サーバ1に送信すればよい。
【0105】
続いて、販促情報管理サーバ1の制御部2は、ステップS61で受信した会員の個人情報をオンライン書店サーバ11に送信する。そして、ステップS61において個人情報を送信した者が会員であるか否かの確認を要求する(ステップS62)。オンライン書店サーバ11の制御部12は、受信した個人情報に合致する会員登録が存在していれば、個人情報の送信者が会員であると判断する。合致する会員登録が存在していなければ、個人情報の送信者が会員でないと判断する。制御部12は、この判断結果を販促情報管理サーバ1に送信する(ステップS63)。
【0106】
販促情報管理サーバ1の制御部2は、個人情報の送信者が会員と判断されたか否かを確認する(ステップS64)。会員でなかった場合には、処理を終了する。また、会員であった場合、制御部2は、会員に指定された書籍のコンテンツIDおよびIPアドレスから一意に定められる情報を作成する(ステップS65)。以下、この情報を閲覧IDと記す。書籍のコンテンツIDとは、その書籍の販促情報を特定する識別情報である。例えば、販促情報が格納されているディレクトリおよび販促情報のファイル名の組み合わせがコンテンツIDになる。
【0107】
制御部2は、作成した閲覧用IDを会員端末31に送信する(ステップS66)。さらに制御部2は、コンテンツIDとIPアドレスと閲覧IDとを対応させてIDデータベース7に記憶させる(ステップS67)。
【0108】
会員は、閲覧用IDの通知を受けた後、書籍紹介ページの情報を作成する。書籍紹介ページの情報は、例えばHTML等のページ記述言語で記述される。会員が書籍の販促情報を表示させようとする場合、書籍紹介ページの情報に閲覧用IDが記述される。さらに、書籍紹介ページの閲覧要求があった場合、その閲覧用IDを販促情報管理サーバ1に送信してコンテンツIDを取得するためのプログラム(例えば、CGIプログラム)を呼び出す記述がなされる。
【0109】
会員端末31は、会員の操作に従い、書籍紹介ページの情報をWebサーバ41にアップロードする(ステップS68)。Webサーバ41の制御部42は、この書籍紹介ページの情報をWebページ情報記憶装置44に記憶させる(ステップS69)。ステップS69以降、一般ユーザが書籍紹介ページを閲覧することができる。
【0110】
ユーザ端末33は、使用者の操作に従って、Webサーバ41に書籍紹介ページの情報を要求する(ステップS70)。例えば、ユーザ端末33は、書籍紹介ページのURLを入力されたり、書籍紹介ページへのリンクが設定された他のWebページ上でリンク設定箇所をマウスクリックされた場合に、書籍紹介ページの情報を要求する。Webサーバ41の制御部42は、要求された書籍紹介ページの情報を参照する。既に説明したように、この情報には、閲覧用IDを販促情報管理サーバ1に送信してコンテンツIDを取得する処理を実行するためのプログラム(例えば、CGIプログラム)を呼び出す記述が含まれている。そして、制御部42は、そのプログラムに従って、書籍紹介ページの情報に含まれる閲覧IDを販促情報管理サーバ1に送信する(ステップS71)。
【0111】
販促情報管理サーバ1の制御部2は、閲覧IDを受信するときに、その送信元(Webサーバ41)のIPアドレスを参照する。制御部2は、そのIPアドレスとWebサーバ41から受信した閲覧IDとが対応付けられてIDデータベース7に登録されていることを確認する(ステップS72)。この確認を行えない場合、制御部2は処理を終了する。ステップS72の確認後、制御部2は、ステップS71で受信した閲覧IDに対応するコンテンツIDをWebサーバ41に送信する(ステップS73)。
【0112】
Webサーバ41の制御部2は、コンテンツIDによって販促情報が表示されるように、会員が作成した書籍紹介ページの情報を変換する。例えば、画像情報を表示するタグとともに、販促情報が格納される販促情報管理サーバ1のディレクトリ及びファイル名が記述されるように変換する。制御部2は、変換した書籍紹介ページ情報をユーザ端末33に送信する(ステップS74)。ステップS74における変換処理は、ステップS71と同様、例えばCGIプログラムに従って行われる。
【0113】
ユーザ端末33は、受信した書籍紹介ページの情報をブラウザに従って解析する。そして、販促情報を表示する記述に応じて、表示すべき販促情報を販促情報管理サーバ1に要求する(ステップS75)。販促情報管理サーバ1の制御部2は、この要求に応じて販促情報をユーザ端末33に送信する(ステップS76)。ユーザ端末33は、受信した販促情報を含む販促情報表示ページを表示する(ステップS77)。
【0114】
図6,7に例示する処理経過において、プラグインによって実現される機能は、Java(登録商標)アプレット等の他のソフトウェアによって実現されていてもよい。
【0115】
このような販促情報提供方法によれば、販促情報管理サーバ1は、書籍紹介ページの主催者がオンライン書店の会員であることを確認してから閲覧IDを通知する。また、Webサーバ41から閲覧IDを受信した場合、その閲覧IDがIPアドレスとともに登録されていることを確認した場合にのみ、コンテンツIDを送り返す。従って、オンライン書店の会員は販促情報を利用できるが、第三者は販促情報を利用できないように販促情報を管理することができる。
【0116】
本例において、販促情報利用申し込み受け付け手段、登録確認手段、ID情報作成手段、識別情報送信手段、販促情報提供手段は、いずれも制御部2によって実現される。
【0117】
次に、閲覧IDを用いずに、第三者による販促情報の利用を防止する場合について説明する。この場合、ユーザ端末33は、所定のプラグインをダウンロードし、そのプラグインおよびブラウザに従ってWebページを表示する。このプラグインは、プラグインの起動を指示したWebページ上で表示すべき販促情報を販促情報管理サーバ1に要求する場合、そのWebページのURLを販促情報管理サーバ1に送信する処理をユーザ端末33に実行させる。また、このプラグインは、プラグインの起動を指示したWebページ上に設けられたリンク設定部分がマウスクリックされた場合、そのWebページのURLを販促情報管理サーバ1に送信する処理をユーザ端末33に実行させてもよい。ユーザ端末33は、このプラグインを例えば販促情報管理サーバ1からダウンロードする。以下、このプラグインをURL送信用プラグインと記す。
【0118】
また、販促情報管理サーバ1は、会員が作成するWebページのURLを記憶装置3に登録しておく。そして、制御部2は、ユーザ端末33から販促情報の要求およびURLを受信したときに、そのURLが登録されているか否かを判断する。制御部2は、URLが登録されていた場合にのみ、要求された販促情報をユーザ端末33に送信する。
【0119】
図8,9は、販促情報管理サーバ1がURLを確認して販促情報を提供するか否かを判断する場合の処理経過の例を示す。図8は、会員が書籍紹介ページの情報をアップロードする際の処理経過を示す。図9は、書籍紹介ページを一般ユーザが閲覧する際の処理経過を示す。なお、ユーザ端末33はURL送信用プラグインを既にダウンロードしているものとする。
【0120】
会員は、書籍紹介ページの情報をHTML等のページ記述言語で作成する。この書籍紹介ページの情報には、URL送信用プラグインを起動する記述を含めておく。また、販促情報を表示する記述も含める。例えば、画像の表示を指定するタグとともに、画像データが格納されている販促情報管理サーバ1のディレクトリおよび画像データのファイル名を記述しておく。書籍名等を表示して、その書籍名等がマウスクリックされたときに販促情報を要求するようにリンクを設定してもよい。会員端末31は、会員の操作に従い、書籍紹介ページの情報をWebサーバ41にアップロードする(ステップS81)。Webサーバ41の制御部42は、この書籍紹介ページの情報をWebページ情報記憶装置44に記憶させる(ステップS82)。
【0121】
続いて、会員端末31は、会員の操作に従い、書籍紹介ページのURLおよび会員自身の個人情報(氏名等)を販促情報管理サーバ1に送信する(ステップS83)。例えば、端末装置31は、URL等の入力欄を有するWebページを販促情報管理サーバ1から取得し、会員がその入力欄に入力した情報を販促情報管理サーバ1に送信する。
【0122】
続いて、販促情報管理サーバ1は、会員の個人情報をオンライン書店サーバ11に送信し、個人情報を送信した者が会員であるか否かの確認を要求する(ステップS84)。オンライン書店サーバ11は、販促情報管理サーバ1から受信した個人情報に基づき、個人情報を送信した者が会員であるか否かを判断し、判断結果を返す(ステップS85)。販促情報管理サーバ1は、個人情報の送信者が会員と判断されたか否かを確認する(ステップS86)。ステップS84〜S86の処理は、ステップS62〜S64の処理と同様である。販促情報管理サーバ1は、会員でなかった場合には処理を終了する。また、会員であった場合、販促情報管理サーバ1は、ステップS83で受信したURLを記憶装置3に記憶させる(ステップS87)。ステップS87以降、一般ユーザが書籍紹介ページを閲覧することができる。
【0123】
ユーザ端末33は、使用者の操作に従って、Webサーバ41に書籍紹介ページの情報を要求する(ステップS88)。Webサーバ41の制御部42は、要求に応じて書籍紹介ページの情報をユーザ端末33に送信する(ステップS89)。
【0124】
ユーザ端末33は、書籍紹介ページの情報を解析して、URL送信用プラグインを起動する。そして、ユーザ端末33は、販促情報の表示を指示する記述に応じて、販促情報管理サーバ1に販促情報を要求する(ステップS90)。ステップS90において、ユーザ端末33は、URL送信用プラグインに従い、URL送信用プラグインの起動を指示した書籍紹介ページのURLを販促情報管理サーバ1に送信する。
【0125】
販促情報管理サーバ1の制御部2は、ステップS87で受信したURLが登録されているか否かを確認する(ステップS91)。登録されていなければ処理を終了する。登録されている場合、制御部2は、要求された販促情報をユーザ端末33に送信する(ステップS92)。ユーザ端末33は、販促情報を含む書籍紹介ページを表示する(ステップS93)。
【0126】
書籍紹介ページ上で書籍名等を表示した箇所に販促情報へのリンクが設定されていて、そのリンク設定部分がマウスクリックされた場合にも、ステップS90〜S93と同様の処理を行えばよい。すなわち、ユーザ端末33が、書籍紹介ページのURLを販促情報管理サーバ1に送信し、販促情報管理サーバ1はURLの登録の有無を確認してから販促情報をユーザ端末33に送信すればよい。
【0127】
本例において、URL受信手段、登録確認手段、URL登録手段、要求受付手段、および販促情報提供手段は、いずれも制御部2によって実現される。
【0128】
このような販促情報提供方法によれば、販促情報管理サーバ1は、書籍紹介ページの主催者がオンライン書店の会員であることを確認してから書籍紹介ページのURLを登録する。そして、販促情報の要求とともに、書籍紹介ページのURLを送信したユーザ端末33にのみ販促情報を提供する。従って、オンライン書店の会員は販促情報を利用できるが、第三者は販促情報を利用できないように販促情報を管理することができる。
【0129】
また、図6,7あるいは図8,9に示した販促情報提供方法によれば、出版社は、書店による顧客への公開および会員による第三者への公開を認めた販促情報をアップロードする。従って、オンライン書店の会員は、出版社の権利を害することなく、販促情報を個人のWebページ情報で公開できる。
【0130】
さらに、個人のWebページで販促情報を公開できるのは、オンライン書店の会員に限られる。従って、オンライン書店にとっては、会員数が増加し、その結果、書籍の売り上げが増加することを期待できる。
【0131】
個人のWebページで紹介された販促情報は、インターネット上の口コミ情報として利用される。従って、出版社にとって、低コストで販売促進効果を得ることができる。
【0132】
本発明に適用される販促情報は、書籍の販売促進を目的とするものに限定されない。書籍以外の商品の販促情報を顧客に閲覧させる場合に、本発明を適用してもよい。また、商品の性質に応じて、画像データではなく、音声データを販促情報として用いてもよい。なお、営利目的で音楽記録媒体(例えばCD)の内容を顧客に聞かせる場合、顧客に聞かせる時間や音質に制限が設けられている。従って、CD等の販促情報の提示に本発明を適用する場合には、そのような制限を満足した販促情報を、販促情報管理サーバ1にアップロードすればよい。
【0133】
【発明の効果】
本発明によれば、商品の販売促進のために製造元が作成した販促情報を、製造元の権利を害することなく購買者に提示できる。また、商品の販売管理と販促情報管理とを別の業者が行うことができる。そして、販促情報の管理者は、各店舗に対して販促情報利用料を請求することができるようになる。また、商品の製造元は、販促情報による売り上げ効果を具体的に確認することができる。
【0134】
また、オンライン店舗の顧客だけが個人のWebページ上で販促情報を公開できるように管理することができる。その結果、オンライン店舗の顧客が増加し、オンライン店舗の売り上げの増加を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】販促情報提供システムの例を示すブロック図である。
【図2】オンライン書店の顧客に販促情報を提示する販促情報提供方法の例を示す流れ図である。
【図3】一般書店の顧客に販促情報を提示する販促情報提供方法の例を示す流れ図である。
【図4】一般書店の顧客に販促情報を提示する販促情報提供方法の他の例を示す流れ図である。
【図5】販促情報提供システムの例を示すブロック図である。
【図6】個人のWebページをアップロードする際の処理経過の例を示す流れ図である。
【図7】個人のWebページ上で販促情報を提示する場合の販促情報提供方法の例を示す流れ図である。
【図8】個人のWebページをアップロードする際の処理経過の例を示す流れ図である。
【図9】個人のWebページ上で販促情報を提示する場合の販促情報提供方法の例を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 販促情報管理サーバ
2 制御部
4 販促データベース
5 課金情報データベース
11 オンライン書店サーバ
12 制御部
14 Webページデータベース
21 販促情報出力端末
21 制御部
26 印字部
31 顧客端末
32 出版社端末
Claims (20)
- 通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置と商品の製造元の端末から受信した販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置とを含む情報管理システムにおける前記情報管理装置が、前記販促情報を顧客の端末に送信する販促情報提供方法であって、
販売管理装置が、販促情報を出力する記述をしたWebページの情報を顧客の端末に送信し、
前記端末が、Webページの情報の中で記述された販促情報を情報管理装置に要求し、
情報管理装置が、要求に応じて前記端末に販促情報を送信し、
前記販促情報によって紹介された商品の購入申し込みを販売管理装置が前記端末から受け付けた場合、販売管理装置が、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報を情報管理装置に送信し、情報管理装置が、店舗に対する課金情報を更新する
ことを特徴とする販促情報提供方法。 - 販売管理装置が、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報を送信する場合、売上額の情報を情報管理装置に送信し、
情報管理装置が、販促情報の寄与により生じた売上額の情報を保持し、前記売上額の情報を商品の製造元の端末に送信する
請求項1に記載の販促情報提供方法。 - 情報管理装置が、商品の製造元の端末からの要求に応じて販促情報を削除する請求項1または請求項2に記載の販促情報提供方法。
- 商品の製造元の端末から受信した販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置と前記販促情報を出力し商品の注文情報が入力される販促情報出力端末とを含む情報管理システムにおける前記情報管理装置が、前記販促情報を販促情報出力端末に送信する販促情報提供方法であって、
情報管理装置が、販促情報出力端末からの要求に応じて販促情報を送信し、
前記販促情報によって紹介された商品の注文情報が販促情報出力端末に入力された場合、販促情報出力端末が、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報を情報管理装置に送信し、情報管理装置が、前記商品を販売する店舗に対する課金情報を更新する
ことを特徴とする販促情報提供方法。 - 販促情報出力端末が、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報を送信する場合、売上額の情報を情報管理装置に送信し、
情報管理装置が、販促情報の寄与により生じた売上額の情報を保持し、前記売上額の情報を商品の製造元の端末に送信する
請求項4に記載の販促情報提供方法。 - 情報管理装置が、商品の製造元の端末からの要求に応じて販促情報を削除する請求項4または請求項5に記載の販促情報提供方法。
- 商品の製造元の端末から受信した販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置と端末からの要求に応じてWebページの情報を提供するWebサーバとを含む情報管理システムにおける前記情報管理装置が、WebサーバにWebページを要求した端末に販促情報を送信する販促情報提供方法であって、
Webサーバが、表示すべき販促情報と前記Webサーバとの組み合わせにより一意に定まるID情報を記述したWebページの情報を記憶し、
Webサーバが、端末から前記Webページの情報を要求された場合に、情報管理装置に前記ID情報を送信し、
情報管理装置が、前記ID情報を送信したWebサーバと前記ID情報とから決定される販促情報の識別情報をWebサーバに送信し、
Webサーバが、前記識別情報を用いて、前記販促情報を出力する記述が含まれるようにWebページの情報を変換し、変換後のWebページの情報を前記端末に送信し、
前記端末が、Webページの情報の中で記述された販促情報を情報管理装置に要求し、
情報管理装置が、要求に応じて前記端末に販促情報を送信する
ことを特徴とする販促情報提供方法。 - 通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置を設け、
情報管理装置が、Webページの主催者の端末から、主催者の個人情報を受信し、Webサーバおよび表示すべき販促情報の指定を受け付け、前記個人情報を販売管理装置に送信して主催者が販売管理装置に顧客として登録されているか否かを確認させ、登録されている場合、指定されたWebサーバおよび販促情報から一意にID情報を作成し、前記ID情報を主催者の端末に送信し、
Webサーバが、主催者の端末からID情報を記述したWebページの情報を受信して記憶する
請求項7に記載の販促情報提供方法。 - 商品の製造元の端末から受信した販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置と端末からの要求に応じてWebページの情報を提供するWebサーバとを含む情報管理システムにおける前記情報管理装置が、WebサーバにWebページを要求した端末に販促情報を送信する販促情報提供方法であって、
情報管理装置が、販促情報を出力するWebページのURLを予め記憶し、
Webサーバが、端末からの要求に応じて、販促情報を出力する記述をしたWebページの情報を端末に送信し、
前記端末が、情報管理装置に前記WebページのURLを送信し、前記Webページの情報の中で記述された販促情報を情報管理装置に要求し、
情報管理装置が、前記URLを記憶しているか否かを確認し、記憶している場合、要求された販促情報を前記端末に送信する
ことを特徴とする販促情報提供方法。 - 通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置を設け、
情報管理装置が、Webページの主催者の端末から、主催者の個人情報と前記WebページのURLとを受信し、前記個人情報を販売管理装置に送信して主催者が販売管理装置に顧客として登録されているか否かを確認させ、登録されている場合、前記URLを記憶する
請求項9に記載の販促情報提供方法。 - 商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置と通信ネットワークを介して接続され、通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置であって、
顧客の端末からの要求に応じて、販促情報を出力する記述をしたWebページの情報を顧客の端末に送信するWebページ提供手段と、
前記端末から、商品の購入が決定された旨の情報を受信し、前記販促情報が紹介する商品が購入されたか否かを判断する判断手段と、
前記販促情報が紹介する商品が購入されたと判断手段が判断した場合、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報を情報管理装置に送信する通知手段とを備えた
ことを特徴とする販売管理装置。 - 商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置と通信ネットワークを介して接続され、販促情報を出力する販促情報出力端末であって、
情報管理装置に販促情報を要求し、情報管理装置から受信した販促情報を出力する販促情報出力手段と、
使用者から商品の注文情報の入力を受け付ける注文情報入力手段と、
前記販促情報が紹介する商品が注文されたか否かを判断する判断手段と、
前記販促情報が紹介する商品が注文されたと判断手段が判断した場合、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報を情報管理装置に送信する通知手段とを備えた
ことを特徴とする販促情報出力端末。 - 商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置であって、
通信ネットワークを介して接続される装置からの要求に応じて販促情報を端末に送信する販促情報送信手段と、
商品を販売する店舗が管理する装置から、前記販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報と店舗の情報とを受信し、店舗に請求する販促情報利用料を店舗毎に管理する課金情報管理手段とを
備えたことを特徴とする情報管理装置。 - 端末からの要求に応じてWebページの情報を提供するWebサーバおよび通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置に接続され、商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置であって、
Webページの主催者の端末から主催者の個人情報を受信し、主催者が利用を希望する販促情報およびWebサーバの指定を受け付ける販促情報利用申し込み受け付け手段と、
前記個人情報を販売管理装置に送信し、主催者が顧客として登録されているか否かの確認結果を販売管理装置から受信する登録確認手段と、
主催者が顧客として登録されている場合、指定された販促情報およびWebサーバの情報から一意にID情報を作成し、前記ID情報を主催者の端末に送信するID情報作成手段と、
WebサーバからID情報を受信した場合、前記Webサーバと前記ID情報とから決定される販促情報の識別情報を前記Webサーバに送信する識別情報送信手段と、
前記販促情報を出力する記述をしたWebページの情報を前記Webサーバが端末に送信して前記端末から販促情報の要求を受けた場合に、要求された販促情報を前記端末に送信する販促情報提供手段とを
備えたことを特徴とする情報管理装置。 - 通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置に接続され、商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置であって、
Webページの主催者の端末から主催者の個人情報と前記WebページのURLを受信するURL受信手段と、
前記個人情報を販売管理装置に送信し、主催者が顧客として登録されているか否かの確認結果を販売管理装置から受信する登録確認手段と、
主催者が顧客として登録されている場合、前記URLを記憶装置に登録するURL登録手段と、
販促情報を出力する記述をしたWebページの情報を受信した端末から、前記販促情報の要求を受け付ける要求受付手段と、
前記端末から前記WebページのURLの情報を受信し、受信したURLがURL登録手段によって登録されている場合に、要求された販促情報を前記端末に送信する販促情報提供手段とを
備えたことを特徴とする情報管理装置。 - 商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置と通信ネットワークを介して接続され、通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置に搭載される販売管理プログラムであって、
コンピュータに、
顧客の端末からの要求に応じて、販促情報を出力する記述をしたWebページの情報を顧客の端末に送信する処理、
前記端末から、商品の購入が決定された旨の情報を受信し、前記販促情報が紹介する商品が購入されたか否かを判断する処理、および
前記販促情報が紹介する商品が購入されたと判断した場合、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報を情報管理装置に送信する処理
を実行させるための販売管理プログラム。 - 商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置と通信ネットワークを介して接続され、前記販促情報を出力し商品の注文情報が入力される販促情報出力端末に搭載される情報送信制御プログラムであって、
コンピュータに、
前記販促情報が紹介する商品が注文されたか否かを判断する処理、および
前記販促情報が紹介する商品が注文されたと判断した場合、販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報を情報管理装置に送信する処理
を実行させるための情報送信制御プログラム。 - 商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理プログラムであって、
コンピュータに、
通信ネットワークを介して接続される装置からの要求に応じて販促情報を端末に送信する処理、および
商品を販売する店舗が管理する装置から、前記販促情報が寄与した売り上げの発生を示す情報と店舗の情報とを受信し、店舗に請求する販促情報利用料を店舗毎に管理する処理
を実行させるための情報管理プログラム。 - 端末からの要求に応じてWebページの情報を提供するWebサーバおよび通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置に接続され、商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置に搭載される情報管理プログラムであって、
コンピュータに、
Webページの主催者の端末から主催者の個人情報を受信し、主催者が利用を希望する販促情報およびWebサーバの指定を受け付ける処理、
前記個人情報を販売管理装置に送信し、主催者が顧客として登録されているか否かの確認結果を販売管理装置から受信する処理、
主催者が顧客として登録されている場合、指定された販促情報およびWebサーバの情報から一意にID情報を作成し、前記ID情報を主催者の端末に送信する処理、
WebサーバからID情報を受信した場合、前記Webサーバと前記ID情報とから決定される販促情報の識別情報を前記Webサーバに送信する処理、および
前記販促情報を出力する記述をしたWebページの情報を前記Webサーバが端末に送信して前記端末から販促情報の要求を受けた場合に、要求された販促情報を前記端末に送信する処理
を実行させるための情報管理プログラム。 - 通信ネットワークを介して顧客の端末から商品購入申し込みを受け付ける販売管理装置に接続され、商品の販売促進のための販促情報を管理する情報管理装置に搭載される情報管理プログラムであって、
コンピュータに、
Webページの主催者の端末から主催者の個人情報と前記WebページのURLを受信する処理、
前記個人情報を販売管理装置に送信し、主催者が顧客として登録されているか否かの確認結果を販売管理装置から受信する処理、
主催者が顧客として登録されている場合、前記URLを記憶装置に登録する処理、
販促情報を出力する記述をしたWebページの情報を受信した端末から、前記販促情報の要求を受け付ける処理、および
前記端末から前記WebページのURLの情報を受信し、受信したURLが登録されている場合に、要求された販促情報を前記端末に送信する処理
を実行させるための情報管理プログラム。
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