JP2014191316A - 広告再生装置、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数人でカラオケサービスを利用する各ユーザに対して、広告を見る機会を公平に与える。
【解決手段】広告再生装置1は、再生される複数の広告コンテンツそれぞれに対応付けて、ユーザが歌唱していないときに広告コンテンツが再生された回数を示す有効提示回数を、ユーザごとに記憶する。広告再生装置1は、広告コンテンツが再生されるとき、カラオケ装置2により演奏中の楽曲を歌唱する歌唱ユーザ以外のユーザに対応する、再生される広告コンテンツの有効提示回数を加算する。そして、複数の広告コンテンツの中から、有効提示回数が最も少ないユーザが歌唱中でないという条件を満たす広告コンテンツを特定し、特定した広告コンテンツを再生する。
【選択図】図1

Description

本発明は、カラオケサービスのユーザに対して広告を提示する広告再生装置に関する。
カラオケ施設に設置された広告再生装置を用いて、カラオケサービスのユーザに対して広告映像を表示することで、ユーザに商品やサービスの購買を促すことが行われている。
例えば、特許文献1には、カラオケ演奏の合間に再生する各CMの放送頻度に公平を期するために、期間内における放送割当て回数と、各CMの放送実績回数とに基づいて放送順序を決定する技術が開示されている。
特開平9−116812号公報
この種の広告再生装置において、カラオケサービス用のメインモニタとは別体の広告表示用のサブモニタを用いて、複数の広告を連続表示するシステムが開発されている。このようなシステムによれば、カラオケ楽曲が演奏される合間に限らず、演奏中にも広告を表示することが可能となっている。
しかしながら、歌唱中のユーザは歌うことに集中しているため、表示された広告を見ることができない可能性がある。例えば、複数人でカラオケサービスを利用するとき、カラオケ楽曲の演奏中に広告が再生される場合には、その広告は、演奏中のカラオケ楽曲を歌唱していないユーザは見ることができて、歌唱しているユーザだけが見られないことになる。そのため、たとえ複数の広告の表示頻度が公平になっていても、カラオケサービスを利用する複数人の各ユーザが広告を見る機会が公平にはならないという問題がある。
上記先行技術では、カラオケ演奏中に広告コンテンツを再生することは想定されていないため、放送割当て回数と放送実績回数とに基づいて各CMの放送頻度を公平にするだけでは、上記問題を解決することはできない。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。その目的は、複数人でカラオケサービスを利用する各ユーザに対して、広告を見る機会を公平に与えるための技術を提供することである。
上記目的を達するためになされた本発明は、複数人でカラオケ装置を利用している複数のユーザに広告を提示する広告再生装置であって、記憶手段、特定手段、回数記録手段、決定手段、及び、再生手段を備える。記憶手段は、回数リストを記憶する。回数リストは、再生される複数の広告コンテンツそれぞれに対応付けて、広告コンテンツがユーザによって見られた回数を示す有効提示回数が、カラオケ装置を利用する複数のユーザごとに記録されるものである。
特定手段は、カラオケ装置により演奏中の楽曲を歌唱する歌唱ユーザを特定する。回数記録手段は、広告コンテンツが再生されるとき、カラオケ装置を利用する複数のユーザのうち、カラオケ装置により演奏中の楽曲を歌唱する歌唱ユーザ以外のユーザに対応する、再生される広告コンテンツの有効提示回数を、回数リストに加算する。決定手段は、回数リストに対応付けられる複数の広告コンテンツの中から、回数リストにおける有効提示回数が最も少ないユーザが歌唱中でないという条件を満たす広告コンテンツを特定し、特定した広告コンテンツの再生を決定する。再生手段は、決定手段により再生が決定された広告コンテンツを再生する。
本発明では、広告コンテンツの再生実績を、ユーザが歌唱中でないときに再生された回数を示す有効提示回数として記録することができる。この有効提示回数は、ユーザが歌唱中のときに再生された広告をカウントの対象外にするため、ユーザが広告を有効的に見たと推定できる指標となっている。そして、複数の広告コンテンツの中から、回数リストにおける有効提示回数が最も少ないユーザが歌唱中でないという条件を満たす広告コンテンツを再生することができる。このようにすることで、ユーザが歌唱していないときに再生された有効提示回数が平等になるような再生順で、複数の広告コンテンツの再生を行うことができる。したがって、カラオケサービスを利用する複数人の各ユーザに広告を見る機会を公平に与えることができるので、広告効果が高まる。
なお、ユーザが歌唱中であるかを判断する方法としては、請求項2に記載のようにするとよい。すなわち、カラオケ装置から演奏中の楽曲を示す演奏情報と、楽曲の演奏をリクエストしたユーザを示すリクエスト情報とを取得する取得手段を備えるものとする。そして、特定手段は、取得された演奏情報及びリクエスト情報に基づいて、現在演奏されている楽曲をリクエストしたユーザを歌唱ユーザと特定する。このようにすることで、カラオケ装置が管理する演奏情報及びリクエスト情報に基づいて、歌唱中のユーザを特定することができる。
請求項3に記載の広告再生装置は、次の特徴を有する。すなわち、記憶手段には、複数の広告コンテンツの再生順が定義された再生順情報が記憶されている。そして、決定手段は、再生順情報で示される再生順に従って再生候補の広告コンテンツを特定し、特定した再生候補の広告コンテンツについて有効提示回数が最も少ないユーザが演奏中の楽曲の歌唱ユーザでないときに、再生候補の広告コンテンツの再生を決定する。このようにすることで、予め決められた再生順に従いながら、有効提示回数が最も少ないユーザが歌唱中でないという条件を満たす広告コンテンツを再生することができる。
請求項4に記載の広告再生装置は、次の特徴を有する。すなわち、記憶手段には、カラオケ装置を現在利用しているユーザの利用期間における、各広告コンテンツの再生回数が記憶される。そして、決定手段は、再生回数が最も少ない広告コンテンツを再生候補として特定し、特定した再生候補の広告コンテンツの有効提示回数が最も少ないユーザが演奏中の楽曲の歌唱ユーザでないときに、再生候補の広告コンテンツの再生を決定する。このようにすることで、各広告コンテンツの再生回数がなるべく均等になるようにしながら、有効提示回数が最も少ないユーザが歌唱中でないという条件を満たす広告コンテンツを再生することができる。
請求項5に記載の広告再生装置は、次の特徴を有する。すなわち、決定手段は、回数リストに対応付けられる複数の広告コンテンツの中で、回数リストにおける有効提示回数が最も少ない広告コンテンツを再生候補として特定する。そして、特定した再生候補の広告コンテンツについて有効提示回数が最も少ないユーザが演奏中の楽曲の歌唱ユーザでないときに、再生候補の広告コンテンツの再生を決定する。このようにすることで、有効提示回数の少ないユーザがいる広告コンテンツを優先的に再生対象に選択して、各広告コンテンツにおける有効提示回数の均等化を図ることができる。
ところで、広告コンテンツの再生回数や有効提示回数に基づいて再生候補を選択するときに、再生候補に該当する広告コンテンツが複数存在する場合がある。そのような場合、請求項6に記載のようにするとよい。すなわち、決定手段は、再生候補に該当する広告コンテンツが複数存在するとき、当該複数の再生候補の広告コンテンツの中で、各広告コンテンツに対応付けられた有効提示回数それぞれの最大値を比較する。比較の結果、有効提示回数の最大値が最も小さい広告コンテンツを再生候補として特定する。このようにすることで、各広告コンテンツ間で、有効提示回数の差が小さくなるように、すなわち、ユーザが広告を見る機会が各広告コンテンツ間で均等になるように再生候補を決定できる。
請求項7に記載の広告再生装置は、次の特徴を有する。すなわち、決定手段は、再生候補の広告コンテンツにおいて、有効提示回数が最も少ないユーザが演奏中の楽曲の歌唱ユーザであるとき、再生候補の広告コンテンツに再生の延期を示す延期情報を付与する。このようにすることで、延期された再生候補の広告コンテンツを他の広告コンテンツと区別できるようになり、延期情報に基づいて広告コンテンツを後で改めて再生できる。
具体的には、請求項8に記載のように、決定手段は、延期情報が付与された広告コンテンツについて、有効提示回数が最も少ないユーザが演奏中の楽曲の歌唱ユーザであるかを判定し、前記ユーザが演奏中の楽曲の歌唱ユーザでないと判定したときに、延期情報が付与された広告コンテンツの再生を決定する。このようにすることで、一旦再生候補に選ばれて、ユーザが歌唱中につき再生できなかった広告コンテンツについて、当時歌唱中であったユーザの歌唱が済んでから改めて再生をすることができる。
なお、本発明は、請求項9に記載のように、コンピュータにおいて実行されるプログラム、あるいは当該プログラムを記憶する記憶媒体の態様で実現することもできる。
カラオケシステムの概略構成を示すブロック図。 (a)予約リストの一例、(b)広告リストの一例。 楽曲の演奏時期と広告の再生時期との関係を示すタイムチャート。 回数リストの一例。 回数リストの一例。 制御ありの場合と制御なしの場合との有効提示回数の比較を示す説明図。 広告再生装置が実行するメイン処理の手順を示すフローチャート。 広告再生処理(第1実施形態)の手順を示すフローチャート。 第1実施形態の変形例の手順を示すフローチャート。 広告再生処理(第2実施形態)の手順を示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は下記の実施形態に限定されるものではなく様々な態様にて実施することが可能である。
[カラオケシステムの構成の説明]
実施形態のカラオケシステムは、図1に示すように、カラオケ店舗の各カラオケルーム内に配置された広告再生装置1、カラオケ装置2、及びリモコン端末3と、広域ネットワークに接続されたセンタサーバ4とを含んで構成される。なお、図1では、カラオケ店舗内に複数設けられたカラオケルームのうちの1室を例に挙げたものである。また、広域ネットワークには複数のカラオケ店舗が接続されているものとする。
広告再生装置1及びカラオケ装置2は、カラオケ店舗内のLANに設けられたブロードバンドルータBRを中継して広域ネットワークに接続する。また、リモコン端末3は、無線LANのインフラストラクチャモードにより無線LANアクセスポイントAPを中継して、カラオケ店舗内のLANにネットワーク接続し、更にブロードバンドルータBRを中継して広域ネットワークに接続する。
カラオケ店舗内のカラオケルームには、広告再生装置1、カラオケ装置2、リモコン端末3、メインディスプレイ21、サブディスプレイ15が設置されている。メインディスプレイ21は、カラオケ装置2に接続されている。メインディスプレイ21には、カラオケ装置2から出力されるカラオケサービス用の映像が表示される。一方、サブディスプレイ15は、広告再生装置1に接続されている。サブディスプレイ15には、カラオケルーム内でカラオケ装置2を利用するユーザに向けた広告映像が表示される。
カラオケ装置2は、カラオケ曲に基づくカラオケ演奏を行い、ユーザにカラオケサービスを提供する業務用の装置である。カラオケ装置2は、店舗内LANや広域ネットワークを介して、広告再生装置1やリモコン端末3、センタサーバ4との間でデータ通信可能に構成されている。カラオケ装置2は、ユーザからリクエストされた曲の伴奏音楽を演奏するのに併せて、背景映像や曲の歌詞テロップをメインディスプレイ21に表示させる。また、カラオケ装置2は、本システムのアカウントを有するユーザが所定の手続きを経てログインすることにより、演奏する曲のリクエスト(予約)や演奏を、個々のログインユーザの識別情報に対応付けて行う。さらに、グループでの利用に対応して、複数人のユーザが並行してログインできるようになっている。なお、カラオケ装置2のその他の機能や構成については公知技術に従っているので、ここでの詳細な説明は省略する。
カラオケ装置2は、ログインしたユーザから演奏のリクエストを受付けると、リクエストされた楽曲に関する予約情報を、予約リスト(図2(a)参照)に登録する。図2(a)に例示されるように、予約リストには、ユーザからリクエストされた楽曲について、楽曲の識別情報である楽曲番号、楽曲の演奏時間長、リクエストしたユーザ名等の情報項目を含む予約情報のレコードが、予約順に記録されている。
図1の説明に戻る。リモコン端末3は、カラオケルーム内でカラオケ装置2を遠隔操作するための通信端末装置である。リモコン端末3は、本システムのアカウントを有するユーザからの所定のログイン操作を受付ける。ログイン操作を受付けると、リモコン端末3は、操作対象のカラオケ装置2にログイン要求を送信し、カラオケ装置2からログインの成否の結果を受信する。ユーザのログインが成立すると、リモコン端末3は、ログインユーザが再生を希望する曲の予約を行うためのリクエスト操作を、当該ログインユーザの識別情報に対応付けて受付ける。そして、リクエスト曲の楽曲番号及びリクエストしたユーザの識別情報(ユーザ名)を含む演奏リクエスト情報を、無線LAN通信や赤外線通信によって操作対象のカラオケ装置2に送信する。
広告再生装置1は、センタサーバ4から配信された広告コンテンツの映像を再生する業務用の情報処理装置であり、例えばパソコン等のコンピュータ装置によって具現化される。広告コンテンツは、カラオケサービスのユーザに対して様々な商品やサービスを宣伝するための映像情報である。広告再生装置1は、ハードウェア構成として制御部10、記憶部11、通信部12、映像制御部13等を備える。制御部10は、CPU、ROM、RAM、I/O等を中心に構成された情報処理デバイスであり、広告コンテンツの再生に関する処理を実行する。通信部12は、カラオケ店舗内のLANに接続して、カラオケ装置2やセンタサーバ4と通信を行うための通信インタフェースである。
記憶部11は、ハードディスクドライブや不揮発性半導体メモリ等で構成された記憶装置である。記憶部11には、その一部としてプログラム記憶領域、広告コンテンツ記憶領域が設けられている。広告コンテンツ記憶領域には、センタサーバ4から配信された広告コンテンツ及び広告リスト(図2(b)参照)が格納されている。広告リストは、再生される広告コンテンツの一覧を示すリストである。図2(b)に例示されるように、広告リストには、各広告コンテンツについて、広告コンテンツの識別情報である広告名、広告コンテンツの再生時間長等の情報項目を含むレコードが、デフォルトの再生順序を示す広告番号順に記録されている。
図1の説明に戻る。広告再生装置1は、広告リストに基づいて各広告コンテンツを再生する。このとき、制御部10は、ユーザが歌唱していないときに再生された有効提示回数が平等になるように、各広告コンテンツの再生順を制御する(詳細は後述する)。再生された広告コンテンツの映像信号は、映像制御部13を介してサブディスプレイ15に出力され、広告が表示される。サブディスプレイ15は、例えば液晶パネルディスプレイ(LCD)によって具現化される。
センタサーバ4は、カラオケ店舗内の各広告再生装置1に広告コンテンツ及び広告リストのデータを配信するサーバ装置である。このセンタサーバ4は、適宜な処理能力を有する情報処理装置で構成されている。センタサーバ4は、最新版の複数の広告コンテンツ群及び広告リストをデータベースに保有しており、広告再生装置1からの要求に応じて、保有している最新版の複数の広告コンテンツ群及び広告リストを要求元の広告再生装置1に配信する。
[広告コンテンツの再生順序の決定方法]
広告再生装置1が広告コンテンツの再生順序を決定する方法について、図2〜図6を参照しながら、具体的な事例を挙げて説明する。以下の説明では、カラオケ装置2が、図2(a)に例示される予約リストに従って、予約順1〜7番の楽曲を順次演奏する傍ら、広告再生装置1が、図2(b)に例示される広告リストに記載の広告番号1〜9番の広告コンテンツを再生する事例を想定している。なお、各楽曲の演奏時間長は全て3分間であり、各広告コンテンツの再生時間長は全て1分間であるとする。
図3に例示されるとおり、カラオケ装置2において図2(a)の予約リストで示される予約順に従って7曲の楽曲が順次演奏された場合、ユーザX、ユーザY、ユーザZ、ユーザX…の順に繰返し歌唱を行うことになる。本実施形態では、楽曲の再生と広告コンテンツの再生とが同時に開始されたものとする。その場合、1曲3分間の演奏中に、広告再生装置1において1件1分間の広告コンテンツが3件分再生されることになる。仮に、本発明が適用されず、従来どおりに広告リストの広告番号順に再生を行うとした場合(制御なし)、再生総数1〜9回において広告1〜9が順次再生された後、再生総数10回目以降も同じ順序で広告1〜9の再生を繰返す手順となる。これに対し、本発明が適用された場合(制御あり)、再生総数1〜9回において広告1〜9までの再生が一巡すると、再生総数10回目以降、歌唱中でないユーザの有効提示回数が少ない広告コンテンツが優先的に再生される。
図4,5は、図3のタイムチャートに例示される広告コンテンツの再生順(制御あり)に対応する回数リストの推移を羅列したものである。ここで、回数リストについて説明する。回数リストは、図4,5に例示されるとおり、広告リストの各広告コンテンツについて、現在カラオケ装置2を利用中のグループが利用を開始した時点から数えた再生回数と、グループのメンバーである各ユーザに対応する有効提示回数とが記録されたリストである。この回数リストは、制御部10のRAM等に記憶される。有効提示回数とは、ユーザが歌唱中でないときに広告コンテンツが再生された回数をユーザごとにカウントした数である。つまり、広告コンテンツが再生されたときに歌唱中であったユーザについては、その広告コンテンツの有効提示回数はカウントされない。
図4(a)は、3曲目の演奏が終了した時点(図3のA、再生総数9回)における回数リストの一例である。図3のタイムチャートに例示されるとおり、1曲目をユーザXが歌唱したときには、広告1〜3が再生されている。この場合、歌唱中のユーザXは広告1〜3を見ることができず、ユーザY,Zのみが広告1〜3を見たとみなし、有効とする。よって、図4(a)に例示されるとおり、回数リストの広告1〜3に対応するユーザY,Zの有効提示回数がそれぞれ1ずつ加算されている。同様に、2曲目をユーザYが歌唱しているときには、広告4〜6が再生されたため、回数リストの広告4〜6に対応するユーザX,Zの有効提示回数がそれぞれ1ずつ加算されている。また、3曲目をユーザZが歌唱しているときには、広告7〜9が再生されたため、回数リストの広告7〜9に対応するユーザX,Yの有効提示回数がそれぞれ1ずつ加算されている。
次の4曲目の歌唱者はユーザXである。このとき、再生総数10回目に再生する広告コンテンツを決定するにあたり、広告再生装置1の制御部10は以下の手順のようにする。まず、ユーザごとの有効提示回数が均一でない広告コンテンツについて、有効提示回数が少ないユーザが歌唱中でないときに再生可能か判断する。なお、3曲目が終了した時点で、広告1〜9について何れも有効提示回数が均一でない状況であるが、この中からどの広告コンテンツを先に再生候補に選ぶかについては、様々な決定方法がある(詳細は後述する)。ここでは、一例として、広告リストの広告番号順に再生候補の広告コンテンツを決定するものとする。
再生総数10回目の時点では、まず広告1について再生可否を判断する。このとき、回数リストにおいて、広告1に対応する各ユーザの有効提示回数のうち最少はユーザXであり、そのユーザXは歌唱中である。この場合、広告1は再生不可と判断する。このとき、ユーザXに対する広告1の再生を延期させる延期フラグを立てておく。つづいて、広告2,3と順に再生可否を判断するが、同様にユーザXに対して再生不可と判断する。この場合も、ユーザXに対する広告2,3の再生を延期させる延期フラグを立てておく。
つぎに、広告4について再生可否を判断する。このとき、回数リストにおいて、広告4に対する各ユーザの有効提示回数のうち、有効提示回数が最少のユーザはユーザYであり、そのユーザYはこの時点で歌唱をしていない。この場合、広告4を再生総数10回目に再生する広告コンテンツに決定し、広告4を再生する。広告4の再生後、前回延期フラグを立てた広告1〜3について、ユーザXに対して再生可能か判断する。この時点では、ユーザXはまだ歌唱中であるので、広告1〜3の再生は行わない。よって、次は広告5について再生可否を判断する。広告5は、広告4と同様にユーザYに対して再生可能であるので、広告5を再生総数11回目に再生する広告コンテンツに決定して再生する。広告5の再生後、延期フラグが付いた広告1〜3について、再生不可と判断した後、広告6について広告4,5と同様に再生可能と判断する。そして、広告6を再生総数12回目に再生する広告コンテンツに決定して再生する。
図4(b)は、4曲目の演奏が終了した時点(図3のB、再生総数12回)における回数リストの一例である。上記のとおり、4曲目をユーザXが歌唱したときには、広告4〜6が再生されている。そのため、回数リストの広告4〜6に対応するユーザY,Zの有効提示回数がそれぞれ1ずつ加算されている。また、広告4〜6の再生回数もそれぞれ1ずつ加算されている。
次の5曲目の歌唱者はユーザYである。再生総数13回目の時点では、延期フラグが付いた広告コンテンツが存在する。本実施形態では、延期フラグが付いた広告コンテンツについて優先的に再生可否を判断する。ここでは、まず、延期フラグが付いた広告1について、ユーザXに対して再生可能か判断する。この時点でユーザXは歌唱しておらず、広告1はユーザXに対して再生可能であるので、広告1を再生総数13回目に再生する広告コンテンツに決定して再生する。広告5の再生後、延期フラグが付いた広告2,3についても同様に判断する。その結果、広告2を再生総数14回目に再生する広告コンテンツに決定して再生する。また、広告3を再生総数15回目に再生する広告コンテンツに決定して再生する。なお、延期フラグが付いた広告コンテンツを再生した場合、再生した広告コンテンツに付いた延期フラグを下ろす。
図4(c)は、5曲目の演奏が終了した時点(図3のC、再生総数15回)における回数リストの一例である。上記のとおり、5曲目をユーザYが歌唱したときには、広告1〜3が再生されている。そのため、回数リストの広告1〜3に対応するユーザX,Zの有効提示回数がそれぞれ1ずつ加算されている。また、広告1〜3の再生回数もそれぞれ1ずつ加算されている。
次の6曲目の歌唱者はユーザZである。再生総数16回目の時点では、延期フラグが付いた広告コンテンツが存在しない。そこで、広告リストの再生順(広告番号)に従い、まだ2回目の再生が済んでいない広告7について再生可否を判断する。このとき、回数リストにおいて、広告7に対応する各ユーザの有効提示回数のうち最少はユーザZであり、そのユーザZは歌唱中である。この場合、広告7は再生不可と判断し、ユーザZに対する広告7の再生を延期させる延期フラグを立てておく。つづいて、広告8,9と順に再生可否を判断するが、同様にユーザZに対して再生不可と判断する。この場合も、ユーザXに対する広告8,9の再生を延期させる延期フラグを立てておく。
つぎに、広告リストの再生順に従い、広告1について再生可否を判断する。このとき、回数リストにおいて、広告1に対する各ユーザの有効提示回数のうち、有効提示回数が最少のユーザはユーザX,Yであり、そのユーザX,Yはこの時点で歌唱をしていない。この場合、広告1を再生総数16回目に再生する広告コンテンツに決定し、広告1を再生する。広告1の再生後、前回延期フラグを立てた広告7〜9について、ユーザZに対して再生可能か判断する。この時点では、ユーザZはまだ歌唱中であるので、広告7〜9の再生は行わない。よって、次に広告2について再生可否を判断する。広告2は、広告1と同様にユーザX,Yに対して再生可能であるので、広告2を再生総数17回目に再生する広告コンテンツに決定して再生する。広告2の再生後、延期フラグが付いた広告7〜9について、再生不可と判断した後、広告3について広告1,2と同様に再生可能と判断する。そして、広告3を再生総数18回目に再生する広告コンテンツに決定して再生する。
図5(a)は、6曲目の演奏が終了した時点(図3のD、再生総数18回)における回数リストの一例である。上記のとおり、6曲目をユーザZが歌唱したときには、広告1〜3が再生されている。そのため、回数リストの広告1〜3に対応するユーザX,Yの有効提示回数がそれぞれ1ずつ加算されている。また、広告1〜3の再生回数もそれぞれ1ずつ加算されている。
次の7曲目の歌唱者はユーザXである。再生総数19回目の時点では、広告7〜9に延期フラグが付いている。そのため、まず、広告7について、ユーザZに対して再生可能か判断する。この時点でユーザZは歌唱しておらず、広告7はユーザZに対して再生可能であるので、広告7を再生総数19回目に再生する広告コンテンツに決定して再生する。広告7の再生後、広告8,9についても同様に判断する。その結果、広告8を再生総数20回目に再生する広告コンテンツに決定して再生する。また、広告9を再生総数21回目に再生する広告コンテンツに決定して再生する。
図5(b)は、7曲目の演奏が終了した時点(図3のE、再生総数21回)における回数リストの一例である。上記のとおり、7曲目をユーザXが歌唱したときには、広告7〜9が再生されている。そのため、回数リストの広告7〜9に対応するユーザY,Zの有効提示回数がそれぞれ1ずつ加算されている。また、広告7〜9の再生回数もそれぞれ1ずつ加算されている。
図6は、図3〜5に基づいて説明した手順どおりに広告コンテンツの再生順を決定することを前提に、楽曲の演奏が12曲目まで行われたと仮定した場合における、各広告コンテンツのユーザごとの有効提示回数を示すリストである。なお、7曲目以降に演奏される楽曲は全て再生時間長が3分間で、かつ、7曲目の歌唱者であるユーザXから引続きいて、ユーザY、ユーザZ、ユーザX…の順に歌唱したことを前提とする。なお、図6では、従来技術との比較のため、各ユーザの有効提示回数について、本発明が適用された場合(制御あり)の有効提示回数を左側に記載し、広告リストの再生順に従って繰返し再生した場合(制御なし)の有効提示回数を右側に記載した。
図6に例示される結果から、本発明の顕著な効果として次の点が挙げられる。制御なし(従来)の場合、有効提示回数が0のユーザ、すなわち、特定の広告コンテンツを有効的に見る機会が全くないユーザが存在する。具体的には、ユーザXは広告1〜3、ユーザYは広告4〜5、ユーザZは広告7〜9を、それぞれ有効的に見ていないことになる。これに対し、制御あり(本発明)の場合、有効提示回数が0となるユーザが存在せず、グループの全メンバーが全ての広告コンテンツを有効的に見る機会がある。さらに、制御なし(従来)の場合、全ユーザの有効提示回数の最大数と最小数との差が4であるのに対し、制御あり(本発明)の場合、全ユーザの有効提示回数の最大数と最小数との差が1となっている。すなわち、制御なしの場合と比較して、各ユーザに対して、各広告コンテンツを見る機会が公平に与えられているといえる。
[メイン処理の説明]
広告再生装置1の制御部10が実行するメイン処理の手順について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、広告再生装置1の稼働中において繰返し実行される。
S100では、制御部10は、カラオケ装置2から、現在の予約状況を示す予約リストを取得する。カラオケ装置2は、広告再生装置1からの要求に応じて、現在保有している予約リスト(図2(a)参照)を要求元の広告再生装置1に送信する。S102では、制御部10は、現在カラオケ装置2にログインしているログインユーザの人数及びユーザ名を特定する。具体的には、S100で取得した予約リストに示される予約曲をリクエストしたユーザをログインユーザとして特定する。あるいは、カラオケ装置2から現在ログイン中のユーザに関するログイン情報を取得することで、ログインユーザの人数及びユーザ名を特定する。
次のS104では、制御部10は、広告再生処理を実行する。広告再生処理の詳細な手順については後述する。S106では、制御部10は、システムの動作を終了するか否かを判定する。システムを終了しない場合(S106:NO)、制御部10はS100に戻る。一方、システムを終了する場合(S106:YES)、制御部10は本処理を終了する。
[広告再生処理(第1実施形態)の説明]
広告再生装置1の制御部10が実行する広告再生処理(第1実施形態)の手順について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、上述のメイン処理(図7参照)のS104において実行されるサブルーチンである。
S200では、制御部10は、延期フラグが付いた広告コンテンツのうち、今回のサブルーチンの処理で再生可否をチェックしていない広告コンテンツが存在するか否かを判定する。未チェックの延期フラグ付き広告コンテンツが存在しない場合(S200:NO)、制御部10はS202に進む。一方、未チェックの延期フラグ付き広告コンテンツが存在する場合(S200:YES)、制御部10はS206に進む。
未チェックの延期フラグ付き広告コンテンツが存在しない場合に進むS202では、制御部10は、広告リスト(図2(b)参照)の広告番号に従い、次の再生順に該当する広告コンテンツを「再生候補広告」に決定する。具体的には、延期フラグが付いてない広告コンテンツの中から、延期フラグが付いていない広告コンテンツを前回再生したときの広告番号の次の広告番号に該当する広告コンテンツを再生候補広告に決定する。次のS204では、制御部10は、S202で決定した再生候補広告のうち、回数リスト(図4,5参照)における有効提示回数が最少のユーザを「再生対象ユーザ」に決定する。
S210では、制御部10は、決定された再生対象ユーザが現在歌唱中であるか否かを判定する。具体的には、制御部10は、カラオケ装置2に対して現在演奏中の楽曲を問合せる。そして、予約リストを参照し、現在演奏中の楽曲をリクエストしたユーザを歌唱中のユーザと特定する。特定した歌唱中のユーザと再生対象ユーザとが一致する場合、制御部10は、S210で肯定判定(S210:YES)をしてS212に進む。一方、特定した歌唱中のユーザと再生対象ユーザとが一致しない場合、制御部10は、S210で否定判定(S210:NO)をしてS214に進む。再生対象ユーザが歌唱中である場合に進むS212では、制御部10は、歌唱中の再生対象ユーザを識別する延期フラグを、再生候補広告に付与し、S200に戻る。
一方、S200で、未チェックの延期フラグ付き広告コンテンツが存在すると判定された場合に進むS206では、制御部10は、未チェックの延期フラグ付き広告コンテンツのうち広告番号が最小の広告コンテンツを「再生候補広告」に決定する。次のS208では、制御部10は、S206で決定した再生候補広告についた延期フラグで示されるユーザを「再生対象ユーザ」に決定する。
一方、S210で、再生対象ユーザが歌唱中でないと判定した場合に進むS214では、制御部10は、再生候補広告に該当する広告コンテンツを再生する。次のS216では、制御部10は、S214で再生される再生候補広告について、再生回数と、S210で歌唱中と判定されたユーザ以外のログインユーザの有効提示回数とを、それぞれ1ずつ回数リストに加算する。S218では、制御部10は、S214で再生される再生候補広告に延期フラグが付いている場合には、再生される再生候補広告の延期フラグを下ろし、メイン処理に戻る。
第1実施形態の広告再生処理の変形例について、図9を参照しながら説明する。上述の第1実施形態(図8参照)では、S200で否定判定をした後、広告リストの広告番号順に再生候補広告を決定する事例について説明した。これとは別に、広告番号順に関わらず、広告リスト全体から所定の基準を満たす広告コンテンツを再生候補広告に決定してもよい。
〈変形例1〉S200で否定判定(図8、S200:NO)をした場合、制御部10はS300(図9)に進む。S300では、制御部10は、延期フラグが付いていない広告コンテンツの中から、回数リストにおける再生回数が最少の1又は複数の広告コンテンツを「再生候補広告」に決定する。次のS302では、制御部10は、決定した再生候補広告に該当する広告コンテンツが複数存在するか否かを判定する。再生候補広告に該当する広告が複数存在する場合(S302:YES)、制御部10はS304に進む。再生候補広告に該当する広告が1つの場合(S302:NO)、制御部10はS310に進む。
再生候補広告に該当する広告コンテンツが複数存在する場合に進むS304では、制御部10は、各再生候補広告の有効提示回数の最少回数をそれぞれ比較し、広告コンテンツの最少の有効提示回数が最も少ない1又は複数の広告コンテンツを再生候補広告に決定する。次のS306では、制御部10は、S304で決定した再生候補広告に該当する広告コンテンツが複数存在するか否かを判定する。再生候補広告に該当する広告が複数存在する場合(S306:YES)、制御部10はS308に進む。再生候補広告に該当する広告が1つの場合(S306:NO)、制御部10はS310に進む。再生候補広告に該当する広告コンテンツが複数存在する場合に進むS308では、制御部10は、複数の再生候補広告のうち、広告リストにおける広告番号が最も若いものを唯一の再生候補広告に決定する。
S310では、制御部10は、決定した唯一の再生候補広告のうち、回数リストにおける有効提示回数が最少のユーザを「再生対象ユーザ」に決定する。そして、S312では、制御部10は、S310で決定した再生対象ユーザに該当するユーザが複数存在するか否かを判定する。再生対象ユーザに該当するユーザが複数存在する場合(S312:YES)、制御部10はS214(図8)に進む。本実施形態では、再生対象ユーザに該当するユーザが複数存在する場合、楽曲をリクエストしたユーザは1人であるため、該当する複数人のうち、その他のユーザはリクエストしていないユーザであると推定できる。そのため、歌唱していないユーザとみなし、再生対象ユーザが歌唱中であるかをチェックせずに、広告コンテンツの再生に移行する。一方、再生対象ユーザに該当するユーザが1人の場合(S312:NO)、制御部10はS210(図8)に進む。以降の手順は、第1実施形態と同様である。
〈変形例2〉S200で否定判定(図8、S200:NO)をした場合、制御部10はS400(図9)に進む。S400では、制御部10は、延期フラグが付いていない広告コンテンツの中で、回数リストにおいて最少の有効提示回数が含まれる1又は複数の広告コンテンツを「再生候補広告」に決定する。次のS302以降の手順は、変形例1と同様である。
[広告再生処理(第2実施形態)の説明]
広告再生装置1の制御部10が実行する広告再生処理(第2実施形態)の手順について、図10のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、上述のメイン処理(図7参照)のS104において実行されるサブルーチンである。
S500では、制御部10は、現在歌唱中ではないユーザの有効提示回数が最少の1又は複数の広告コンテンツを「再生候補広告」に決定する。なお、歌唱中又は歌唱中でないユーザの特定方法については、上述の第1実施形態と同様である。次のS502では、制御部10は、S500で決定した再生候補広告に該当する広告コンテンツが複数存在するか否かを判定する。再生候補広告に該当する広告が複数存在する場合(S502:YES)、制御部10はS504に進む。再生候補広告に該当する広告が1つの場合(S502:NO)、制御部10はS510に進む。
再生候補広告に該当する広告コンテンツが複数存在する場合に進むS504では、制御部10は、各再生候補広告の有効提示回数の最多回数をそれぞれ比較し、最多の有効提示回数が最も少ない1又は複数の広告コンテンツを再生候補広告に決定する。次のS506では、制御部10は、S504で決定した再生候補広告に該当する広告コンテンツが複数存在するか否かを判定する。再生候補広告に該当する広告が複数存在する場合(S506:YES)、制御部10はS508に進む。再生候補広告に該当する広告が1つの場合(S506:NO)、制御部10はS510に進む。再生候補広告に該当する広告コンテンツが複数存在する場合に進むS508では、制御部10は、複数の再生候補広告のうち、広告リストにおける広告番号が最も若いものを唯一の再生候補広告に決定する。
そして、S510では、制御部10は、再生候補広告に該当する唯一の広告コンテンツを再生する。次のS512では、制御部10は、S510で再生される再生候補広告について、再生回数と、S500において歌唱中と判定されたユーザ以外のログインユーザの有効提示回数とを、それぞれ1ずつ回数リストに加算し、メイン処理に戻る。
[効果]
実施形態の広告再生装置1によれば、以下の効果を奏する。
回数リストに、ユーザが歌唱中でないときに広告コンテンツが再生された回数として、歌唱中でないユーザに対応する有効提示回数を記録できる。そして、複数の広告コンテンツの中から、有効提示回数が最も少ないユーザが歌唱中でないという条件を満たす広告コンテンツを再生することができる。これにより、各ユーザの有効提示回数が平等になるような再生順で複数の広告コンテンツの再生を行い、グループの各メンバーに広告を見る機会を公平に与えることができる。
再生候補の広告コンテンツにおいて、有効提示回数が最も少ないユーザが演奏中の楽曲の歌唱ユーザであるとき、その広告コンテンツに歌唱ユーザを対応付けた延期フラグを付与して、再生を延期できる。そして、延期フラグに対応付けられたユーザが歌唱中でなくなったときに、再生を延期した広告コンテンツを改めて再生することができる。
[特許請求の範囲に記載の構成との対応]
実施形態に記載の構成と、特許請求の範囲に記載の構成との対応は次のとおりである。
制御部10のRAMが記憶手段に相当する。制御部10が、特定手段、回数記録手段、決定手段、及び、再生手段に相当する。制御部10及び通信部12が、取得手段に相当する。
1…広告再生装置、10…制御部、11…記憶部、12…通信部、13…映像制御部、15…サブディスプレイ、2…カラオケ装置、21…メインディスプレイ、3…リモコン端末、4…センタサーバ、AP…無線LANアクセスポイント、BR…ルータ。

Claims (9)

  1. 再生される複数の広告コンテンツそれぞれに対応付けて、前記広告コンテンツがユーザによって見られた回数を示す有効提示回数が、カラオケ装置を利用する複数の前記ユーザごとに記録される回数リストを記憶する記憶手段と、
    カラオケ装置により演奏中の楽曲を歌唱する歌唱ユーザを特定する特定手段と、
    前記広告コンテンツが再生されるとき、前記特定手段により特定される歌唱ユーザに基づいて、前記カラオケ装置を利用する複数のユーザのうち、前記カラオケ装置により演奏中の楽曲を歌唱する歌唱ユーザ以外のユーザに対応する、再生される広告コンテンツの有効提示回数を、前記記憶手段に記憶されている回数リストに加算する回数記録手段と、
    前記回数リストに対応付けられる複数の広告コンテンツの中から、前記回数リストにおける有効提示回数が最も少ないユーザが、演奏中の楽曲の歌唱ユーザでないという条件を満たす広告コンテンツを特定し、特定した広告コンテンツの再生を決定する決定手段と、
    前記決定手段により再生が決定された広告コンテンツを再生する再生手段と、
    を備えることを特徴とする広告再生装置。
  2. 請求項1に記載の広告再生装置において、
    前記カラオケ装置から演奏中の楽曲を示す演奏情報と、楽曲の演奏をリクエストしたユーザを示すリクエスト情報とを取得する取得手段を備え、
    前記特定手段は、前記取得手段により取得された演奏情報及びリクエスト情報に基づいて、現在演奏されている楽曲をリクエストしたユーザを前記歌唱ユーザと特定すること、
    を特徴とする広告再生装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の広告再生装置において、
    前記記憶手段には、前記複数の広告コンテンツの再生順が定義された再生順情報が記憶されており、
    前記決定手段は、前記記憶手段に記憶されている再生順情報で示される再生順に従って再生候補の広告コンテンツを特定し、特定した再生候補の広告コンテンツについて有効提示回数が最も少ないユーザが演奏中の楽曲の歌唱ユーザでないときに、前記再生候補の広告コンテンツの再生を決定すること、
    を特徴とする広告再生装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の広告再生装置において、
    前記記憶手段には、前記カラオケ装置を現在利用しているユーザの利用期間における、各広告コンテンツの再生回数が記憶され、
    前記決定手段は、前記回数リストに対応付けられる複数の広告コンテンツの中で、再生回数が最も少ない広告コンテンツを再生候補として特定し、特定した再生候補の広告コンテンツの有効提示回数が最も少ないユーザが演奏中の楽曲の歌唱ユーザでないときに、前記再生候補の広告コンテンツの再生を決定すること、
    を特徴とする広告再生装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の広告再生装置において、
    前記決定手段は、前記回数リストに対応付けられる複数の広告コンテンツの中で、前記回数リストにおける有効提示回数が最も少ない広告コンテンツを再生候補として特定し、特定した再生候補の広告コンテンツについて有効提示回数が最も少ないユーザが演奏中の楽曲の歌唱ユーザでないときに、前記再生候補の広告コンテンツの再生を決定すること、
    を特徴とする広告再生装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の広告再生装置において、
    前記決定手段は、前記再生候補に該当する広告コンテンツが複数存在するとき、当該複数の再生候補の広告コンテンツの中で、各広告コンテンツに対応付けられた有効提示回数それぞれの最大値を比較し、有効提示回数の最大値が最も小さい広告コンテンツを再生候補として特定すること
    を特徴とする広告再生装置。
  7. 請求項3ないし請求項6の何れか1項に記載の広告再生装置において、
    前記決定手段は、前記再生候補の広告コンテンツにおいて、前記回数リストにおける有効提示回数が最も少ないユーザが演奏中の楽曲の歌唱ユーザであるとき、前記再生候補の広告コンテンツに、再生の延期を示す延期情報を付与すること
    を特徴とする広告再生装置。
  8. 請求項7に記載の広告再生装置において、
    前記決定手段は、前記延期情報が付与された広告コンテンツについて有効提示回数が最も少ないユーザが演奏中の楽曲の歌唱ユーザであるかを判定し、前記ユーザが演奏中の楽曲の歌唱ユーザでないと判定したときに、前記延期情報が付与された広告コンテンツの再生を決定すること、
    を特徴とする広告再生装置。
  9. 複数のユーザにより利用されるカラオケ装置により演奏される楽曲を歌唱する歌唱ユーザを特定する特定ステップと、
    広告コンテンツが再生されるとき、前記特定手段により特定される歌唱ユーザに基づいて、前記カラオケ装置を利用する複数のユーザのうち、前記カラオケ装置により演奏される楽曲を歌唱する歌唱ユーザ以外のユーザごとに、
    再生される広告コンテンツに対応する有効提示回数を加算する回数記録ステップと、
    再生される複数の広告コンテンツの中から、前記有効提示回数が最も少ないユーザが演奏中の楽曲の歌唱ユーザでないという条件を満たす広告コンテンツを特定し、特定した広告コンテンツの再生を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて再生が決定された広告コンテンツを再生する再生ステップと
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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