JP2017069302A - 回路基板および回路基板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
置状態や凸部31同士の距離はランダムとなっている。凸部31は平均で0.01μm〜1μm程度となっている。
の高さとしてもよい。また露出領域1βにおける凸部31の高さとは、例えば表面粗さ測定機を用いて取得した表面粗さ曲線から求めた、露出部1βにおける最大高さRyのことをいう。
μm以上7μm以下である。算術平均粗さRaは、JIS B 0601:2003に、十点平均粗さRzは、JIS B 0601:1994に、それぞれ準拠して測定すればよい。
まず、セラミック基板1を準備する。セラミック基板1が窒化珪素質焼結体(以下、窒化珪素質基板と記載する)からなる例について説明する。セラミック基板1は、表面の空孔がなるべく少ないことが好ましい。窒化珪素質焼結体は、表面に空孔状の欠陥が生じやすく、この空孔は肉眼や顕微鏡で観察した際に白点状に視認される。セラミック基板1の表面にこのような空孔(以降、白点ともいう)があることで、接合層2となるろう材に含まれる金属成分が白点に浸入して、強いアンカー効果が得られるため、接合強度を高くすることができる。ただし、白点に浸入する金属成分の量が多くなり過ぎると、この金属成分による絶影性の低下の虞があるので、白点の数はある程度の量に限定されていることが好ましい。このような観点でセラミック基板1は、円相当径が2μm以上30μm以下の大きさの白点が、1mm2当たりに50個以上200個以下であることが好ましい。
pm以下となるように、カルシウム粉末を添加すればよい。また、隣り合う白点間の距離の平均値が4μm以上である窒化珪素質基板を得るには、窒化珪素の粉末および添加成分の各粉末の合計100質量部に対して、分散剤を2.5質量部添加すればよい。また、白点の凹凸度が1.1以上2.9以下である窒化珪素質基板を得るには、混合装置による混合・粉砕時間を、例えば、24時間以上72時間以下とすればよい。さらに、白点の円形度が0.7以上0.9以下である窒化珪素質基板を得るには、混合装置による混合・粉砕時間を、例えば、36時間以上60時間以下とすればよい。また、他の調合例としては、酸化マグネシウムの粉末の添加量が2質量%以上6質量%以下であり、希土類金属の酸化物の粉末の添加量が12質量%以上16質量%以下であり、酸化アルミニウムの粉末の添加量が0.1質量%以上0.5質量%以下であり、残部が窒化珪素の粉末である。
次に、セラミック基板1の一方主面1Aに、接合層2を介して金属を主成分とするブロック部材13を接合する。
次に、ブロック部材13および接合層2の一部を除去して、接合層2およびブロック部材13からなる回路部材3が配置された部材配置領域1αと、セラミック基板1が露出した露出領域1βとを形成する。
次に、セラミック基板1の一方主面1Aの露出領域1βの少なくとも一部を含む領域をブラスト処理する。このブラスト処理で用いるビーズは、例えば、アルミナビーズ、ジルコニアビーズ等のセラミックビーズあるいはガラスビーズを用いればよい。ブラスト処理とは微小な粒子を衝突させて衝突表面を物理的に変化させる処理をいい、サンドブラスト、ショットブラスト、グリッドブラスト、ハイドロブラストまたはショットピーニング等が挙げられる。
1A 一方主面
1α 部材配置領域
1β 露出領域
2 接合層
3 回路部材
13 ブロック部材
21 突起
30 凹凸
31 凸部
Claims (6)
- セラミック基板と、前記セラミック基板の一方主面に配置された金属を主成分とする回路部材と、前記一方主面と前記回路部材との間に配置されて前記セラミック基板と前記回路部材とを接合する接合層と備える回路基板であって、
前記セラミック基板の前記一方主面は、前記接合層が配置された部材配置領域と、前記セラミック基板が露出した露出領域とを有し、
前記セラミック基板は、前記部材配置領域に複数の突起が離散的に配置されており、前記露出領域の少なくとも一部の範囲に前記突起が配置されていないことを特徴とする回路基板。 - 前記セラミック基板の前記範囲には連続した凹凸が広がっており、前記露出領域の凸部の高さは前記突起の高さに比べて小さいことを特徴とする請求項1記載の回路基板。
- 前記回路部材は、前記一方主面と対向する第1主面および前記第1主面と反対の第2主面とを有し、
平面視において、前記第2主面の周縁線の外側に、前記第1主面の周縁線が配置され、前記第1主面の周縁線の外側に、前記接合層の周縁線が配置されており、断面視において、前記露出領域を向いた側の前記回路部材の側面と前記接合層の側面との間に、前記一方主面と平行な前記接合層の段差面を備えていることを特徴とする請求項1または2記載の回路基板。 - セラミック基板を準備する工程と、
前記セラミック基板の一方主面に、接合層を介して金属を主成分とするブロック部材を接合する工程と、
前記ブロック部材および前記接合層の一部を除去して、前記接合層および前記ブロック部材からなる回路部材が配置された部材配置領域と、前記セラミック基板が露出した露出領域とを形成するパターニング工程と、
前記露出領域の少なくとも一部にブラスト処理を施すブラスト工程とを有し、
前記セラミック基板を準備する工程では、前記一方主面に複数の突起が離散的に配置されたセラミック基板を準備し、
前記ブラスト工程では、前記露出領域の少なくとも一部にブラスト処理を施すことで、前記露出領域の前記突起を除去することで、前記部材配置領域の前記一方主面に複数の突起が離散的に配置されており、前記露出領域の少なくとも一部の範囲に前記突起が配置されていないセラミック基板を得ることを特徴とする回路基板の製造方法。 - 前記ブラスト工程では、前記一方主面の前記範囲を粗面化することで、連続した凹凸が広がっており、凸部の高さが前記突起の高さに比べて小さい前記範囲とすることを特徴とする請求項4記載の回路基板の製造方法。
- 前記ブロック部材は、前記一方主面と対向する第1主面および前記第1主面と反対の第2主面とを有し、
前記パターニング工程では、前記ブロック部材に対するエッチングレートが前記接合層に対するエッチングレートよりも大きいエッチャントを用いて、前記ブロック部材および前記接合層を連続してウエットエッチングすることで、
平面視において、前記第2主面の周縁線の外側に、前記第1主面の周縁線が配置され、前記第1主面の周縁線の外側に、前記接合層の周縁線が配置されており、断面視において、前記露出領域を向いた側の前記回路部材の側面と前記接合層の側面との間に、前記一方主面と平行な前記接合層の段差面を備えている部材を形成することを特徴とする請求項4または5記載の回路基板の製造方法。
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Cited By (1)
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JP7513984B2 (ja) | 2020-10-05 | 2024-07-10 | 国立大学法人東北大学 | セラミックス-金属接合体の残留応力緩和方法、セラミックス-金属接合体、およびセラミックス-金属接合体の製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004314161A (ja) * | 2003-04-21 | 2004-11-11 | Hitachi Metals Ltd | セラミックス基板用ろう材及びこれを用いたセラミックス回路基板 |
WO2013008651A1 (ja) * | 2011-07-14 | 2013-01-17 | 京セラ株式会社 | 回路基板および電子装置 |
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