JP2017065740A - 抜栓キャップ - Google Patents
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Abstract
Description
特に、抜栓初期には、大きな力が必要となるため、プルリングの支柱近くの弱化部の溝を深くすることなどが提案されているが、その部分が弱くなって、簡単に破断してしまうなどの問題があった。そこで、比較的弱い力で抜栓するために、プルリングの支柱と注出筒の内壁との相互間に、相互に連結する薄肉片を設け、引きちぎりの力を薄肉片に集中させることによって、隔壁の弱化部の破断の開始に要する力を小さくした注出栓が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
本実施例では、図1(a)および(b)に示すように、隔壁7は、全体としてすり鉢状に形成されているが、ヒンジC側には、部分的に水平状の平坦部7aが形成されている。
抜栓部17のヒンジC側の上面には、支柱21が立設され、支柱21の上端にプルリング22が連設されている。
抜栓時に、最初に破断を開始する支柱21の背面側(ヒンジC側)に最も近い背面弱化部19aにおける上溝25の深さを最大深さd1とし、そこを起点に支柱21の両側面側の弱化部19における上溝25の深さを徐々に浅くしながら、支柱21の正面側(ヒンジCと反対側)に最も近い正面弱化部19bにおける上溝25の深さを最小深さd2とすることによって、上溝25に傾斜が形成されている。
同様に、背面弱化部19aにおける下溝26の深さを最も浅くし、そこを起点に支柱21の両側面側の弱化部19における下溝26の深さを徐々に深くしていくことによって下溝26に傾斜が形成されている。
なお、本実施例では、支柱21の周囲以外の弱化部19についても、正面弱化部19bと同様に、最も高い位置の薄肉部30として、すなわち、上溝25が最も浅く、下溝26が最も深い状態の薄肉部30として形成されているが、薄肉部の高さは高い位置だけである必要性はなく、中央位置、あるいは、低い位置のどの位置でもよく、適宜変えることができる。
側周壁41のヒンジCの反対側の外周には、下端部に、つまみ45が突設されている。
本発明の抜栓キャップは、内容液を容器本体D内に充填した後、閉蓋状態で上方から打栓され、容器本体Dに装着する。
なお、本実施例においては、キャップ基体Aと容器本体Dとを打栓による装着としたが、キャップ基体Aと容器本体Dとにねじ部を設け、螺合によって装着することができる。
さらに、隔壁7の平坦部7aには、上溝25と下溝26により形成される薄肉部30が傾斜して形成され、背面弱化部19aの薄肉部30は最も低い位置にあり、背面弱化部19aから徐々に薄肉部30の位置を高くすることによって、支柱21と支柱21周囲の薄肉部30とがなす角度θ1を小さく(鋭角に)することができ、それによって、引っ張る力が集中され、弱化部19を小さな力で破断することができる。
また、支柱21周囲の薄肉部30は、隔壁7の厚さを厚くすることによって、傾斜が得られやすくなるとともに、傾斜の範囲をなるべく短くすることによって、支柱21と支柱21周囲の薄肉部30とがなす角度θ1をより小さく(鋭角に)することができる。
なお、本実施例では、破断する力の軽減のため、隔壁全体の切断溝として上溝および下溝が設けられているが、薄肉部30の最も低い位置とするために、下溝をなくし、上溝のみとすること、また、薄肉部30の最も高い位置においては、上溝をなくし、下溝のみとすることも可能である。そうすることによって、薄肉部30の傾斜角度をより大きくすることができる。
その場合、一般的に引っ張る方向に近い縦方向ないしはそれに近い弱化部19は破断しやすく、横方向に広がる弱化部19については破断しにくくなるが、本実施例のように、弱化部19の切断溝18が下溝26を深く、上溝25が浅い、薄肉部30が高い位置に設けられているので、横方向に広がる弱化部19であっても、小さな力で破断することができる。
また、本実施例の抜栓キャップは、容器を使用した後には容器本体Dから分離して廃棄することができる。
上蓋Bを開いて外方に引っ張ると、キャップ基体Aの外筒1と外周筒部11とを連結する弱化片13が破断して、外周筒部11のヒンジC側が外筒1から引き離され、さらに上蓋Bを上方に引っ張ると、連結片12に連結された部分からめくれあがるようにして外筒1を容器本体Dの口部から簡単に外すことができる。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、相違点を中心に説明する。
また、支柱21周囲の所定範囲外については、第1実施例と同様に、高い位置の薄肉部30、すなわち、下溝26が最も深く、上溝25が最も浅い状態の薄肉部30として形成されている。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、相違点を中心に説明する。
また、支柱21周囲の所定範囲外については、第1実施例と同様に、高い位置の薄肉部30、すなわち、下溝26が最も深く、上溝25が最も浅い状態の薄肉部30として形成されている。
B 上蓋
C ヒンジ
D 容器本体
d1 最大深さ
d2 最小深さ
1 外筒
2 係止突条
3 係合リング
4 内筒
6 注出筒
7 隔壁
7a 平坦部
10 膨出環
11 外周筒部
12 連結片
13 弱化片
17 抜栓部
18 切断溝
19 弱化部
19a 背面弱化部
19b 正面弱化部
21 支柱
22 プルリング
25 上溝
26 下溝
30 薄肉部
40 頂壁
41 側周壁
42 密封筒
44 環状係合部
45 つまみ
Claims (5)
- 容器本体に装着されるキャップ基体と、キャップ基体に開閉自在に装着される上蓋とからなる抜栓キャップにおいて、
キャップ基体に設けられる注出筒の内方に、容器本体内を封鎖する隔壁が連設され、
隔壁には、注出口となる開口予定部を形成する抜栓部が、切断溝により形成される破断可能な弱化部により画成され、
抜栓部の上面には、支柱を介してプルリングが連設され、
切断溝は、少なくとも隔壁の下方から刻設される下溝、あるいは上方から刻設される上溝を有し、それによりほぼ一定の厚さを有する薄肉部が形成され、
薄肉部は、支柱周囲の所定範囲において、破断を開始する支柱背面部に最も近い弱化部の薄肉部を最も低い位置とし、そこを起点として薄肉部を徐々に高くする傾斜が設けられていることを特徴とする抜栓キャップ。 - 隔壁は、すり鉢状であることを特徴とする請求項1に記載の抜栓キャップ。
- 隔壁は、支柱周囲の所定範囲が平坦部として形成されることを特徴とする請求項2に記載の抜栓キャップ。
- 隔壁は、平面状であることを特徴とする請求項1に記載の抜栓キャップ。
- 支柱周囲の所定範囲以外の弱化部は、薄肉部が高い位置にあることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の抜栓キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015194004A JP6576191B2 (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | 抜栓キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015194004A JP6576191B2 (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | 抜栓キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017065740A true JP2017065740A (ja) | 2017-04-06 |
JP6576191B2 JP6576191B2 (ja) | 2019-09-18 |
Family
ID=58493871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015194004A Active JP6576191B2 (ja) | 2015-09-30 | 2015-09-30 | 抜栓キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6576191B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63177260U (ja) * | 1987-05-07 | 1988-11-16 | ||
JP2001180729A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-03 | Japan Crown Cork Co Ltd | 樹脂製プルリング付閉鎖体 |
JP2008110769A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Japan Crown Cork Co Ltd | 液戻り性に優れた注出具 |
JP2014166874A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 注出キャップ |
-
2015
- 2015-09-30 JP JP2015194004A patent/JP6576191B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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JPS63177260U (ja) * | 1987-05-07 | 1988-11-16 | ||
JP2001180729A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-03 | Japan Crown Cork Co Ltd | 樹脂製プルリング付閉鎖体 |
JP2008110769A (ja) * | 2006-10-30 | 2008-05-15 | Japan Crown Cork Co Ltd | 液戻り性に優れた注出具 |
JP2014166874A (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-11 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 注出キャップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP6576191B2 (ja) | 2019-09-18 |
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