JP2017065740A - 抜栓キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 最も大きな力を必要とする抜栓の開始時のみならず、抜栓途中の破断に要する力を小さくするとともに、開封時までは容器内を確実に密閉することができる弱化部を具える抜栓キャップを提供すること。【解決手段】 抜栓キャップとして、キャップ基体と、上蓋とからなる抜栓キャップにおいて、キャップ基体に設けられる注出筒の内方に隔壁が連設され、隔壁には、抜栓部が切断溝により形成される破断可能な弱化部により画成され、切断溝は、少なくとも隔壁の下方から刻設される下溝、あるいは上方から刻設される上溝を有し、それによりほぼ一定の厚さを有する薄肉部が形成され、薄肉部は、プルリングの支柱周囲の所定範囲において、破断を開始する支柱背面部に最も近い弱化部の薄肉部を最も低い位置とし、そこを起点として薄肉部を徐々に高くする傾斜が設けられていることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、容器本体に装着して内容液を注出する注出口を形成する抜栓キャップに関し、とくに、容器内部を密閉する隔壁に開口予定部を画成する薄肉の弱化部を形成し、開口予定部に立設したプルリングを引き上げることによって弱化部を破断し、注出口を開設する抜栓キャップに関する。
従来、内容液を収納した容器本体に装着されるキャップ基体と、キャップ基体に開閉自在に装着される上蓋とからなるキャップにおいて、キャップ基体に設けられた注出筒の内方に容器本体内を封鎖する隔壁を連設し、隔壁には、切断溝を刻設して注出口となる開口予定部を画成する薄肉の弱化部を形成し、容器を使用するときに、開口予定部に立設したプルリングを引っ張り上げ、隔壁に注出口を開設するようにしたキャップはよく知られている。
このようにプルリングを引っ張り上げて弱化部を破断する抜栓キャップは、使用時まで密封を保つためには、弱化部は簡単には破断しないだけの一定の肉厚が必要であるが、他方で、弱化部を破断する引っ張り力を小さくして抜栓を容易にすることが求められる。
特に、抜栓初期には、大きな力が必要となるため、プルリングの支柱近くの弱化部の溝を深くすることなどが提案されているが、その部分が弱くなって、簡単に破断してしまうなどの問題があった。そこで、比較的弱い力で抜栓するために、プルリングの支柱と注出筒の内壁との相互間に、相互に連結する薄肉片を設け、引きちぎりの力を薄肉片に集中させることによって、隔壁の弱化部の破断の開始に要する力を小さくした注出栓が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−11777号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の注出栓では、大きな力を必要とする破断の開始時の抜栓について考慮がされているとしても、安定した密封状態を維持するためには、弱化部における薄肉部の肉厚として一定の厚さを必要とするため、その後の切り取り時まで大きな抜栓操作力が必要であり、さらなる改善が求められていた。
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、大きな力を必要とする抜栓の開始時のみならず、抜栓途中の破断に要する力を小さくして開封操作を容易にするとともに、開封時までは容器内を確実に密閉することができる弱化部を具える抜栓キャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、抜栓キャップとして、容器本体に装着されるキャップ基体と、キャップ基体に開閉自在に装着される上蓋とからなる抜栓キャップにおいて、キャップ基体に設けられる注出筒の内方に、容器本体内を封鎖する隔壁が連設され、隔壁には、注出口となる開口予定部を形成する抜栓部が、切断溝により形成される破断可能な弱化部により画成され、抜栓部の上面には、支柱を介してプルリングが連設され、切断溝は、少なくとも隔壁の下方から刻設される下溝、あるいは上方から刻設される上溝を有し、それによりほぼ一定の厚さを有する薄肉部が形成され、薄肉部は、支柱周囲の所定範囲において、破断を開始する支柱背面部に最も近い弱化部の薄肉部を最も低い位置とし、そこを起点として薄肉部を徐々に高くする傾斜が設けられていることを特徴とする構成を採用する。
抜栓キャップの具体的実施形態として、隔壁がすり鉢状であることを特徴とする構成、すり鉢状の隔壁において、支柱周囲の所定範囲が平坦部として形成されることを特徴とする構成、隔壁が平面状であることを特徴とする構成、および、支柱周囲の所定範囲以外の弱化部は、薄肉部が高い位置にあることを特徴とする構成を採用する。
本発明の抜栓キャップは、注出口となる開口予定部を形成する抜栓部を画成する弱化部は、隔壁の上方から刻設された上溝と下方から刻設された下溝とからなる切断溝により一定の厚さの薄肉部が形成されており、支柱周囲の所定範囲の弱化部において、破断を開始する支柱背面部に最も近い弱化部の薄肉部を最も低くし、そこを起点として薄肉部を徐々に高くする傾斜が設けられているため、支柱と支柱周囲の薄肉部との角度を小さくすることができ、それによって、引っ張る力が集中されることになり、小さな力で支柱周囲の弱化部を破断することができる。また、支柱周囲の所定範囲だけでなく、本発明の隔壁の弱化部には、下溝だけでなく、上溝も設けられているので、従来の下溝のみによる弱化部に比べ、小さな力で弱化部を破断することができる。
さらに、プルリングに指を通しやすくするため、また、容器内の圧力を分散しやすくするために、隔壁をすり鉢状にすることが多く、そうした場合には、支柱と支柱周囲の薄肉部との角度が鈍角になってしまうため、支柱周囲の隔壁部分を平面とし、平面内の薄肉部に傾斜を設けることによって、支柱と支柱周囲の薄肉部との角度を鋭角にすることができ、より小さな力で支柱周囲の弱化部を破断することができる。
本発明の実施例1における抜栓キャップの閉蓋状態を示す図であり、(a)は断面側面図であり、(b)はその要部拡大図である。 本発明の実施例1における抜栓キャップの開蓋状態を示す図であり、(a)は上面図であり、(b)は要部の斜視図である。 本発明の実施例2における抜栓キャップの閉蓋状態を示す図であり、(a)は断面側面図であり、(b)はその要部拡大図である。 本発明の実施例3における抜栓キャップの閉蓋状態を示す図であり、(a)は断面側面図であり、(b)はその要部拡大図である。
次に、本発明の抜栓キャップについて、実施例を示した図面を参照して説明する。
図1および2において、Aはキャップ基体、BはヒンジCを介してキャップ基体Aに連設された上蓋、Dは容器本体である。
キャップ基体Aは、容器本体Dの口部を包囲する外筒1と、外筒1の上部内周側に連設し、上蓋Bを係止する係止突条2を外周に有する係合リング3と、係合リング3の内周側に上部を連設する内筒4と、内筒4の内周側に立設された注出筒6と、注出筒6の内縁に連設された隔壁7とを具備している。
本実施例では、図1(a)および(b)に示すように、隔壁7は、全体としてすり鉢状に形成されているが、ヒンジC側には、部分的に水平状の平坦部7aが形成されている。
キャップ基体Aは、外筒1の内周が容器本体Dの口部外周と係合するとともに、内筒4の外周が容器本体Dの口部内周と係合し、容器本体Dの口部を挟持するようにして容器に装着されている。
外筒1は、内周面に、容器本体Dの口部外周に係合する膨出環10が形成され、下端部外周には、ヒンジCの反対側に設けられた連結片12と、間隔をおいて複数配設された破断可能な弱化片13とを介して外周筒部11が連設されており、外周筒部11の上端所定位置にヒンジCを介して上蓋Bが連設されている。
隔壁7には、容器本体D内の内容物を注出するための注出口を形成する抜栓部17が、切断溝18によって破断可能に薄肉に形成された弱化部19を介して形成されている。
抜栓部17のヒンジC側の上面には、支柱21が立設され、支柱21の上端にプルリング22が連設されている。
図1(b)に示すように、弱化部19の切断溝18は、隔壁7の上面に形成される上溝25と、隔壁7の下面に形成される下溝26とからなっており、上溝25と下溝26とにより薄肉部30が形成されている。
上溝25と下溝26とにより隔壁7に形成される薄肉部30は、使用される樹脂やその強度によっても変わるが、その厚さは0.1〜0.3mm程度であり、本実施例においては、その厚さがほぼ一定とされている。
抜栓時に、最初に破断を開始する支柱21の背面側(ヒンジC側)に最も近い背面弱化部19aにおける上溝25の深さを最大深さd1とし、そこを起点に支柱21の両側面側の弱化部19における上溝25の深さを徐々に浅くしながら、支柱21の正面側(ヒンジCと反対側)に最も近い正面弱化部19bにおける上溝25の深さを最小深さd2とすることによって、上溝25に傾斜が形成されている。
同様に、背面弱化部19aにおける下溝26の深さを最も浅くし、そこを起点に支柱21の両側面側の弱化部19における下溝26の深さを徐々に深くしていくことによって下溝26に傾斜が形成されている。
このように、図1(b)で示すように、隔壁7の平坦部7aにおいて、薄肉部30は、支柱21の周囲を背面側から両側面側に向かって上り勾配の傾斜が形成されている。
図2(b)で示すように、隔壁7の平坦部7aにおいて、最初に破断を開始する背面弱化部19aの薄肉部30は、最も低い位置に形成され、支柱21の両側面側において、薄肉部30は、徐々に高くなる上り勾配の傾斜が形成され、正面弱化部19bの薄肉部30は、最も高い位置に形成されている。
なお、本実施例では、支柱21の周囲以外の弱化部19についても、正面弱化部19bと同様に、最も高い位置の薄肉部30として、すなわち、上溝25が最も浅く、下溝26が最も深い状態の薄肉部30として形成されているが、薄肉部の高さは高い位置だけである必要性はなく、中央位置、あるいは、低い位置のどの位置でもよく、適宜変えることができる。
上蓋Bは、頂壁40と、頂壁40外縁に垂設される側周壁41と、頂壁40の裏面に垂設され、閉蓋時に外周がキャップ基体Aの注出筒6の内周と密嵌する密封筒42が設けられている。
側周壁41には、内周下部に、閉蓋時にキャップ基体Aの係止突条2と係合して閉蓋状態を維持する環状係合部44が設けられ、外周の所定位置にヒンジCが連設されている。
側周壁41のヒンジCの反対側の外周には、下端部に、つまみ45が突設されている。
次に、本実施例の使用態様と作用効果について説明する。
本発明の抜栓キャップは、内容液を容器本体D内に充填した後、閉蓋状態で上方から打栓され、容器本体Dに装着する。
打栓は、内筒4と外筒1との間に形成された環状溝部に容器本体Dの口部をあてがい、上蓋Bの密封筒42がキャップ基体Aの注出筒6に密封した状態で、上蓋Bの上方から押圧力が加えられ、容器本体Dの口部が内筒4と外筒1との間に嵌入して装着される。
なお、本実施例においては、キャップ基体Aと容器本体Dとを打栓による装着としたが、キャップ基体Aと容器本体Dとにねじ部を設け、螺合によって装着することができる。
上蓋Bを開蓋する際は、上蓋Bのつまみ45を持ち上げると、側周壁41の下部が外側に向けられ、その部分から環状係合部44と係止突条2との係合が外されていき、簡単に開蓋することができる。
内容液を使用する際には、上蓋Bを開蓋した後、プルリング22に指を掛けて上方に引っ張り上げ、弱化部19を破断することにより、抜栓部17を除去して、隔壁7に注出口を開設する。
本実施例では、プルリング22に指を掛け易くするため、また、容器内の内圧を分散させるため、隔壁7は、全体としてすり鉢状に形成され、隔壁7の弱化部19には、隔壁7の上方から刻設される上溝25と下方から刻設される下溝26とからなる切断溝18が形成され、プルリング22の支柱21の周囲に形成される弱化部19を有する隔壁7は、部分的に平坦部7aとなっているために、支柱21と平坦部7aとがなす角度を支柱21と隔壁7とがなす角度θ2よりも小さくすることができる。
さらに、隔壁7の平坦部7aには、上溝25と下溝26により形成される薄肉部30が傾斜して形成され、背面弱化部19aの薄肉部30は最も低い位置にあり、背面弱化部19aから徐々に薄肉部30の位置を高くすることによって、支柱21と支柱21周囲の薄肉部30とがなす角度θ1を小さく(鋭角に)することができ、それによって、引っ張る力が集中され、弱化部19を小さな力で破断することができる。
また、支柱21周囲の薄肉部30は、隔壁7の厚さを厚くすることによって、傾斜が得られやすくなるとともに、傾斜の範囲をなるべく短くすることによって、支柱21と支柱21周囲の薄肉部30とがなす角度θ1をより小さく(鋭角に)することができる。
なお、本実施例では、破断する力の軽減のため、隔壁全体の切断溝として上溝および下溝が設けられているが、薄肉部30の最も低い位置とするために、下溝をなくし、上溝のみとすること、また、薄肉部30の最も高い位置においては、上溝をなくし、下溝のみとすることも可能である。そうすることによって、薄肉部30の傾斜角度をより大きくすることができる。
また、本実施例では、支柱21の周囲の隔壁7は、平坦部7aとなっており、平坦部7aの薄肉部30に傾斜が設けられているため、最初に弱い力で破断ができ、それによって、すり鉢状の隔壁7よりも高い位置で容器内に空気が入ることになり、容器内の液面の揺れによる飛びはねを防ぐことができる。特に高温の内容液が収容された場合、容器内が減圧されており、液面の揺れが激しくなるのでより効果がある。
図2の(a)に示すように、本発明の実施例では、破断予定の弱化部19により画成される抜栓部17は、幅広の十字状であり、そうすることにより、容器のかたむけ具合によって、注出量を容易に変えることができる。また、抜栓部が十字状なので、注出方向を変えて使用することができる。
その場合、一般的に引っ張る方向に近い縦方向ないしはそれに近い弱化部19は破断しやすく、横方向に広がる弱化部19については破断しにくくなるが、本実施例のように、弱化部19の切断溝18が下溝26を深く、上溝25が浅い、薄肉部30が高い位置に設けられているので、横方向に広がる弱化部19であっても、小さな力で破断することができる。
また、本実施例の抜栓キャップは、容器を使用した後には容器本体Dから分離して廃棄することができる。
上蓋Bを開いて外方に引っ張ると、キャップ基体Aの外筒1と外周筒部11とを連結する弱化片13が破断して、外周筒部11のヒンジC側が外筒1から引き離され、さらに上蓋Bを上方に引っ張ると、連結片12に連結された部分からめくれあがるようにして外筒1を容器本体Dの口部から簡単に外すことができる。
次に、隔壁7の構成を変更した第2実施例について説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、相違点を中心に説明する。
図3に示すように、本実施例では、支柱21の周囲の所定範囲もすり鉢状の隔壁7であり、その所定範囲の弱化部19において、破断を開始する背面弱化部19aの薄肉部30を最も低い位置とし、そこを起点として薄肉部30を上り勾配で徐々に高くしていくことによって、薄肉部30に傾斜が設けられている。
また、支柱21周囲の所定範囲外については、第1実施例と同様に、高い位置の薄肉部30、すなわち、下溝26が最も深く、上溝25が最も浅い状態の薄肉部30として形成されている。
それによる作用効果は、薄肉部30に傾斜が設けられていない場合の角度θ4と比べ、支柱21と支柱21周囲の薄肉部30とのなす角度θ3を小さくすることができ、引っ張る力が集中され、支柱21周囲の弱化部19を小さな力で破断することができる。また、支柱21周囲の所定範囲外の弱化部19についても、下溝26が深く、上溝25が浅い高い位置の薄肉部30が維持されているので、小さな力で破断することができる。
さらに、隔壁7の構成を変更した第3実施例について説明する。
以下、第1実施例と同一の構成部分には同一の符号を付し、相違点を中心に説明する。
図4に示すように、隔壁7は、全体が平面状であり、支柱21周囲の所定範囲の弱化部19において、破断を開始する背面弱化部19aの薄肉部30を最も低い位置とし、そこを起点として薄肉部30を上り勾配で徐々に高くしていくことによって、薄肉部30に傾斜が設けられている。
また、支柱21周囲の所定範囲外については、第1実施例と同様に、高い位置の薄肉部30、すなわち、下溝26が最も深く、上溝25が最も浅い状態の薄肉部30として形成されている。
それによる作用効果は、薄肉部30に傾斜が設けられていない場合の角度θ6と比べ、支柱21と支柱21周囲の薄肉部30とのなす角度θ5をより小さく(鋭角に)することができ、引っ張る力が集中され、支柱21周囲の弱化部19を小さな力で破断することができる。また、支柱21周囲の所定範囲外の弱化部19についても、下溝26が深く、上溝25が浅い高い位置の薄肉部30が維持されているので、小さな力で破断することができる。
上記第1〜3実施例では、キャップ基体Aと上蓋BとをヒンジCを介して連設したヒンジキャップとしているが、キャップ基体Aに上蓋Bを開閉自在に装着できればヒンジはなくてもよく、上蓋とキャップ基体にそれぞれ螺合するねじ部を設けたねじ嵌合によるものなど、上蓋とキャップ基体の装着方法の構成は、上記実施例の形態に限定されない。
本発明の抜栓キャップは、安定した密封状態を維持することができるとともに、大きな力を必要とする抜栓の開始時のみならず、抜栓途中の力を小さくして開封操作を容易にしたので、子供やお年寄りなど力の弱い消費者も安心して使用できる注出容器のキャップとして、広く利用可能である。
A キャップ基体
B 上蓋
C ヒンジ
D 容器本体
d1 最大深さ
d2 最小深さ
1 外筒
2 係止突条
3 係合リング
4 内筒
6 注出筒
7 隔壁
7a 平坦部
10 膨出環
11 外周筒部
12 連結片
13 弱化片
17 抜栓部
18 切断溝
19 弱化部
19a 背面弱化部
19b 正面弱化部
21 支柱
22 プルリング
25 上溝
26 下溝
30 薄肉部
40 頂壁
41 側周壁
42 密封筒
44 環状係合部
45 つまみ

Claims (5)

  1. 容器本体に装着されるキャップ基体と、キャップ基体に開閉自在に装着される上蓋とからなる抜栓キャップにおいて、
    キャップ基体に設けられる注出筒の内方に、容器本体内を封鎖する隔壁が連設され、
    隔壁には、注出口となる開口予定部を形成する抜栓部が、切断溝により形成される破断可能な弱化部により画成され、
    抜栓部の上面には、支柱を介してプルリングが連設され、
    切断溝は、少なくとも隔壁の下方から刻設される下溝、あるいは上方から刻設される上溝を有し、それによりほぼ一定の厚さを有する薄肉部が形成され、
    薄肉部は、支柱周囲の所定範囲において、破断を開始する支柱背面部に最も近い弱化部の薄肉部を最も低い位置とし、そこを起点として薄肉部を徐々に高くする傾斜が設けられていることを特徴とする抜栓キャップ。
  2. 隔壁は、すり鉢状であることを特徴とする請求項1に記載の抜栓キャップ。
  3. 隔壁は、支柱周囲の所定範囲が平坦部として形成されることを特徴とする請求項2に記載の抜栓キャップ。
  4. 隔壁は、平面状であることを特徴とする請求項1に記載の抜栓キャップ。
  5. 支柱周囲の所定範囲以外の弱化部は、薄肉部が高い位置にあることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の抜栓キャップ。
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