JP2017065325A - シャッター構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの構造物と、それに対して1方向に移動すると共に上下に変位する別の構造物と、を備える内装装置において、各構造物の隙間を覆うシャッター構造を提供する。
【解決手段】本発明は、壁部21が周設され上面が開口する第1構造物2と、第1構造物の前記開口内で一方向に移動可能に設けられる第2構造物3との間の上面の開口27を覆うシャッター構造であり、第2構造物は、移動に伴い第1構造物に対する上下方向の位置が変化し、第1構造物の一方向と平行な2つの壁部22に設けられるガイドレール5と、一方向と直交する方向の両端部がガイドレールを摺動し、第1構造物の一方向の壁部23と第2構造物との間の開口を覆う蓋部材6と、を備え、蓋部材は、前記一方向の一端が上下方向に回動可能に第2構造物に取り付けられる。このような構造は、蓋部材が第2構造物に追従し、第1構造物と第2構造物との間に生じる隙間を完全に遮蔽することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両等の内装装置のシャッター構造に関する。詳しくは、1つの構造物と、それに対して1方向に移動すると共に上下に変位する別の構造物と、を備える内装装置において、各構造物の隙間を覆うシャッター構造に関する。
従来、コンソールボックス等の内装部材の支持構造として、コンソールボックスを車両前後方向にスライド移動可能に支持するものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。例えば、特許文献1に記載された車両用部品の配設構造においては、支持レール上を移動することにより伸縮可能な通風ダクト上にコンソールボックスが設けられ、コンソールボックスが車両前後方向に移動可能とされている。
また、前後移動と共に高さを変えることができる内装部材の支持構造も検討されている。特許文献2に記載されているコンソールの支持構造101は、例えば、図7に示すように、車両前後方向Pに対して高さ方向に傾斜して延びるレール111を備え、コンソールボックス103には、レール111にスライド移動可能に支持する支持部117を設けてなる支持構造が提案されている。これによれば、シート着座者の体格等に応じて、コンソールボックス103を傾斜方向にスライド移動させて、前後の位置調整に加えて高さの調整を行うことができる。
特開2004−210006号公報 特開2010−023641号公報
前記のようにコンソールボックス等を前後方向に移動可能とする場合には、通常、コンソールボックス等が移動してもその周囲を覆うように、四方を囲む壁部(シールド)が設けられる。そして、一般には、安全性及び美観を保つため、コンソールボックス等の移動によって生じるコンソールボックス等とシールドとの隙間(スライドレールや通風ダクト等の配設部の開口)を塞ぐシャッターが設けられることになる。特許文献1に記載されているような、コンソールボックスを車両前後方向に水平にスライド移動可能にする構造においては、シャッターは、コンソールボックスの移動に伴って水平方向に移動又は伸縮するようにすればよいので、公知の可動構造を適用することができる。
しかし、コンソールボックスが車両前後(水平)方向に移動すると共にその高さが変化する場合には、シャッターが水平方向に移動又は伸縮する従来の可動構造によっては十分に遮蔽機能を果たすことができなくなる。コンソールボックスを傾斜方向にスライド移動させる支持構造が開示されている特許文献2においても、このようなシャッター構造については検討されていない。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、1つの構造物と、それに対して1方向に移動すると共に上下に変位する別の構造物と、を備える内装装置において、各構造物の隙間を覆うシャッター構造を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、第1発明は、壁部が周設され上面が開口する第1構造物と、前記第1構造物の前記開口内で一方向に移動可能に設けられる第2構造物との間の前記上面の開口を覆うシャッター構造であって、前記第2構造物は、前記移動に伴い前記第1構造物に対する上下方向の位置が変化し、前記第1構造物の前記一方向と平行な2つの前記壁部に設けられるガイドレールと、前記一方向と直交する方向の両端部が前記ガイドレールを摺動し、前記第1構造物の前記一方向の前記壁部と前記第2構造物との間の前記開口を覆う蓋部材と、を備え、前記蓋部材は、その前記一方向の一端が上下方向に回動可能に前記第2構造物に取り付けられ、前記一端から前記一方向に所定長の端部が前記ガイドレールに拘束されず上下方向に屈曲可能とされていることを要旨とする。
第2発明は、第1発明において、前記蓋部材は、前記一方向に複数の短冊体を連結軸によって連結して構成され、前記所定長の端部は少なくとも一つの前記短冊体により構成されることを要旨とする。
第3発明は、第1又は2発明において、前記第2構造物は、前記一方向に敷設された支持レールに基づいて移動し、前記支持レールは前記一方向において上下方向に傾斜して設けられていることを要旨とする。
第4発明は、第1乃至3発明のいずれかにおいて、前記蓋部材は、前記所定長の端部に、上下方向への屈曲により生じる側方の隙間を覆う側方遮蔽部を備えることを要旨とする。
第5発明は、第1乃至4発明のいずれかにおいて、前記第2構造物は、乗物の座席間又は座席脇に備えられ、前記支持レールに案内されて前後方向に移動可能であり、前記第1構造物は乗物の床面に立設されていることを要旨とする。
第6発明は、第1乃至5発明のいずれかにおいて、前記第2構造物は、コンソールボックス、ドリンクホルダ、スイッチボックス、トレイ及びテーブルから選択される1種であることを要旨とする。
本発明のシャッター構造によれば、壁部が周設され上面が開口する第1構造物と、前記第1構造物の前記開口内で一方向に移動可能に設けられる第2構造物との間の前記上面の開口を覆うシャッター構造であって、前記第2構造物は、前記移動に伴い前記第1構造物に対する上下方向の位置が変化し、前記第1構造物の前記一方向と平行な2つの前記壁部に設けられるガイドレールと、前記一方向と直交する方向の両端部が前記ガイドレールを摺動し、前記第1構造物の前記一方向の前記壁部と前記第2構造物との間の前記開口を覆う蓋部材と、を備えるため、第2構造物が第1構造物に囲まれており、第2構造物が第1構造物に対して1方向に移動したとしても、蓋部材がガイドレールに導かれて移動又は伸縮し、第1構造物と第2構造物との間に生じる隙間を遮蔽することができる。
そして、前記蓋部材は、前記一方向の一端が上下方向に回動可能に前記第2構造物に取り付けられ、前記一端から前記一方向に所定長の端部が前記ガイドレールに拘束されず上下方向に屈曲可能とされているため、第2構造物が第1構造物に対して移動するに伴い上下方向に変位しても、蓋部材が第2構造物に追従し、第1構造物と第2構造物との間に生じる隙間を完全に遮蔽することができる。これによって、簡単なシャッター構造により開口を塞ぎ、安全性及び美観を保つことができる。
前記蓋部材は、前記一方向に複数の短冊体を連結軸によって連結して構成され、前記所定長の端部は少なくとも一つの前記短冊体により構成される場合は、簡単な支持構造によって蓋部材を移動可能、伸縮可能等とすることができ、蓋部材の強度も高くすることができる。
前記第2構造物は、前記一方向に敷設された支持レールに基づいて移動し、前記支持レールは前記一方向において上下方向に傾斜して設けられている場合は、支持レールによって第2構造物の位置に対応してその床面からの高さを変えることができる。例えば、第2構造物が座席脇のコンソールボックスであれば、簡単な構造でコンソールボックスを座席に対して前後移動させると共に着座した乗員の体格に合うような高さにすることができ、コンソールボックス上面をアームレスト等として活用するのに好適とすることができる。
前記蓋部材は、前記所定長の端部に、上下方向への屈曲により生じる側方の隙間を覆う側方遮蔽部を備える場合は、第2構造物の上方向への変位により蓋部材の下側方に生じる隙間を側方遮蔽部により遮蔽することができ、安全性及び美観をより向上させることができる。
前記第2構造物は、乗物の座席間又は座席脇に備えられ、前記支持レールに案内されて前後方向に移動可能であり、前記第1構造物は乗物の床面に立設されている場合は、第1構造物により第2構造物の可動範囲を覆い、床面に立設された第1構造物の内側で第2構造物を前後方向に移動させることができる。
前記第2構造物は、コンソールボックス、ドリンクホルダ、スイッチボックス、トレイ及びテーブルから選択される1種である場合は、各構造物の目的に応じ、座席に着席する乗員の体格や、座席の前後位置に適した位置・高さに移動させることができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係るコンソールボックスを具備する内装装置が設置されている車両室内を斜め上方からみた斜視図である。 シャッター構造を適用した車両用コンソールボックスにおいて、短冊体を連結した蓋部材を説明するための、(a)部分平面図、(b)側方からみた部分断面図である。 シャッター構造を適用した車両用コンソールボックスを説明するための幅方向断面図である。 コンソールボックスの前後方向の移動及び高さの変化を説明するための模式図であり、(a)はコンソールボックスの1点が1つの支持レールに支持されている図、(b)はコンソールボックスの2点が1つの支持レールに支持されている図である。 シャッター構造を適用した車両用コンソールボックスにおいて、コンソールボックスが上昇した状態を説明するための、(a)部分平面図、(b)側方からみた部分断面図である。 シャッター構造を適用した車両用コンソールボックスにおいて、コンソールボックスが大きく上昇した状態を説明するための模式図である。 従来のコンソールの支持構造の説明図であり、レールが車両前後方向に対して高さ方向に傾斜して延びる形態を示す。
ここで示される事項は例示的なもの及び本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
本実施形態に係るシャッター構造は、壁部(21)が周設され上面が開口する第1構造物(2)と、第1構造物(2)の前記開口内で一方向(P)に移動可能に設けられる第2構造物(3)との間の前記上面の開口(27)を覆うシャッター構造(1)である。第2構造物(3)は、移動に伴い第1構造物(2)に対する上下方向(R)の位置が変化し、第1構造物(2)の前記一方向(P)と平行な2つの壁部(22)に設けられるガイドレール(5)と、前記一方向と直交する方向(Q)の両端部がガイドレール(5)を摺動し、第1構造物(2)の前記一方向(P)の壁部(23)と第2構造物(3)との間の開口(27)を覆う蓋部材(6)と、を備える。
そして、前記蓋部材(6)は、一方向(P)の一端(61)が上下方向(R)に回動可能に第2構造物(3)に取り付けられ、前記一端(61)から前記一方向(P)に所定長の端部がガイドレール(5)に拘束されず上下方向(R)に屈曲可能とされていることを特徴とする。
尚、実施形態に記載する各符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
ここで、第1構造物(2)は基準面(それぞれ垂直な方向Pと方向Qからなる面)上に設けられ、第2構造物(3)は基準面上の一方向(P)に移動可能であるとする。また、上記基準面と垂直となる方向を上下方向(R)とする。例えば、乗物において、基準面を床面とすれば、前後方向(P)、左右方向又は幅方向(Q)、高さ方向(R)とすることができる(図1参照)。前記一方向は通常前後方向(P)であり、その直交方向は幅方向(Q)であるがこれに限られず、一方向を幅方向(Q)且つ直交方向を前後方向(P)とする等、任意の方向にすることができる。
第1構造物(2)及び第2構造物(3)の用途や構造等は特に問わず、例えば、自動車等の乗物の並んだ2つの座席(9)の間又は1つの座席(9)の脇、すなわち座席(9)の側方に設けられる設備を挙げることができる(図1参照)。この場合、第2構造物(3)はコンソールボックス等、第1構造物(2)はそのコンソールボックス等の周囲に設けられるシールド体を例示することができる。シールド体は、乗物の床面に立設された構造とすることができる。
第1構造物(2)は、その内側で一方向(P)に第2構造物(3)が移動するための空間が設けられている構造物である。このため、第1構造物(2)は、前記基準面に立設された壁部(21)で囲まれ、その上面(R方向の面)が開口するように構成される。壁部(21)には、少なくとも前記一方向(P)と平行な一対の壁部(22)と、前記一方向(P)の1つの壁部(23)とを備える(図2、3参照)。
第2構造物(3)は、一方向(P)に移動可能であり、且つ一方向(P)の位置に対応して上下方向(R)に変位する構造物である。すなわち、第2構造物(3)は、第1構造物(2)の上面の開口内で、前記基準面に対して傾斜した方向に移動することとなる。第2構造物(3)は、第1構造物(2)の前記一方向(P)と平行な一対の壁部(22)に挟まれるように移動する。そして、第2構造物(3)の移動に伴って、第2構造物(3)と第1構造物(2)の前記壁部(23)との距離が変化する。
第2構造物(3)を支持及び移動させる構造は、特に限定されない。例えば、前記基準面上に、一方向(P)において上下方向(R)に傾斜して支持レール(8)が敷設されており、第2構造物(3)はその支持レール(8)に基づいて移動可能とするようにすることができる。また、第1構造物(2)の一対の対向する壁部(22)すなわち第2構造物(3)と対向する面に支持レール(8)を設け、第2構造物(3)はその支持レール(8)によって支持され、支持レール(8)上を摺動して移動可能とするようにすることができる。
第2構造物(3)の用途や構造は特に限定されず、例えば、乗物の座席間又は座席脇に備えられる部品乃至装置であって、コンソールボックス、ドリンクホルダ等の上方が開口する容器、各種操作をするためのスイッチが配設されるスイッチボックス、上方に荷物を載置することができるトレイやテーブル等とすることができる。それらの上面はそのまま、又は蓋部等によって覆うことにより、アームレストとして使用することもできる。また、第2構造物(3)そのものがアームレストであってもよい。
上記のとおり、第2構造物(3)の移動に伴って、第1構造物(2)の一方向(P)の壁部(23)と第2構造物(3)との間の開口(27)すなわち隙間の長さが変化する。この一方向(P)の長さが変化する開口(27)を覆うために、蓋部材(6)が備えられる。
蓋部材(6)は、一方向(P)に長尺な形状であり、その長手方向の一端(61)が上下方向(R)に回動可能に第2構造物(3)に取り付けられる。そして、蓋部材(6)の一端(61)から一方向(P)に所定長の端部(62)がガイドレール(8)に拘束されず上下方向に屈曲可能に設けられる。よって、この一端(61)は、第2構造物(3)の一方向(P)の移動と上下方向(R)に追従する。
蓋部材(6)の具体的な構成は任意に選択することができ、例えば、複数の短冊(62、63)がその長辺方向の端部を連結されており、その各端部を回転軸として回動可能となっている長尺物を挙げることができる。また、可撓性を備える樹脂板、布等の長尺物を挙げることができる。
蓋部材(6)は、開口(27)の長さに応じて移動又は伸縮可能とされる。例えば、第1構造物(2)の壁部(23)に収容部(25)を設け、蓋部材(6)の他端(64)側すなわち第1構造物(2)の壁部(23)側を、収容部(25)に出し入れ可能に収容したり巻き取ったりすることによって、第2構造物(3)の移動に伴って変化する開口(27)の長さに対応させることができる(図2、4参照)。
ガイドレール(5)は、第2構造物(3)の動きを規制するために、第1構造物(2)の前記一方向(P)と平行な2つの壁部(22)に設けられる。すなわち、対向する2つの壁部(22)の上方部(開口(27)側)にそれぞれガイドレール(5)を設け、蓋部材(6)を摺動させるようにして蓋部材(6)の移動又は伸縮を可能にすることができる。このため、蓋部材(6)の幅方向(Q)の両端部は、ガイドレール(5)に摺動可能に嵌め込まれるようにしておくことができる。
ガイドレール(5)の構造は特に問わず、例えば、蓋部材(6)の幅方向の端部が摺動可能な溝(51)を設ける形態が挙げられる(図3参照)。
ただし、蓋部材(6)の前記一端(61)側の所定長の端部(62)は、ガイドレール(5)の規制を受けずに上下方向(R)に屈曲可能とされる。このため、例えば、蓋部材(6)の一定長の端部(62)の幅を各ガイドレール(5)の間隔より短くし、幅方向(Q)の両端がガイドレール(5)に嵌め込まれない構造としておくことができる(図2、4参照)。これによって、蓋部材(6)の端部(62)はガイドレール(5)によって動きが規制されることなく、上下方向(R)に自由に動くことができる。蓋部材(6)を、一方向(P)に複数の短冊体を連結軸によって連結して構成する場合には、端部(62)は少なくとも一つの前記短冊体により構成することができる。
蓋部材(6)は、前記所定長の端部(62)に、上下方向(R)への屈曲により生じる幅方向(Q)の側方の隙間を覆う側方遮蔽部(66)を備えることができる。側方遮蔽部(66)の形状や構造は問わず、例えば、第2構造物(3)の上昇に伴って端部(62)が第1構造物(2)の上端より上に上昇した場合に、端部(62)の側下方に生じる隙間を塞ぐような側方遮蔽部(66)を設けることができる(図6参照)。
(実施例)
シャッター構造1の具体例を図1〜5に示す。本例は、乗用車の2つの前部座席9の間に配設され、前後方向Pに移動可能なコンソールボックス3を第2構造物として示す。図1に示すように、コンソールボックス3は、車室の床面に立設されている第1構造物であるシールド2によって可動部分が覆われている。通常、乗員はその体格等に合わせるように座席9を移動させ、体格が大きい場合には座席9を後方に移動させる。その場合、コンソールボックス3も後方に移動させることで使い勝手を向上させることができるが、体格が大きいためコンソールボックス3の位置を低くすることが好ましい。このため、本例においては、コンソールボックス3を前方(位置3’)から後方(位置3)に移動させるに伴い、その高さが低くなるようにされている。
また、コンソールボックス3は蓋付きの容器であり、コンソールボックス3の上面に設けられた蓋部を閉めた状態にすることで、蓋部に腕を乗せるアームレストとして使用することができるようにされている。
コンソールボックス3を位置3から3’に移動させると、コンソールボックス3の後端とシールド2の後側壁部23との間に、上方からみて開口27が生じる。本例のシャッター構造1では、上記開口27を塞ぐように蓋部材6が設けられる。
図2は、この開口27が蓋部材6によって覆われる状態を模式的に表している。同図(a)は上面からみた図であり、(b)はその断面図である。蓋部材6は、複数の短冊形状の羽根板(短冊体)62、63、64が連結軸によって連結して構成されている。シールド2の左右壁部22にガイドレール5が設けられており、蓋部材6はガイドレール5に案内されて移動する。
蓋部材6の前端側の短冊体62は、その一端61がコンソールボックス3の後端に、上下方向に回転可能に取り付けられている。蓋部材6の他端(短冊体64)側は、シールド2の後側壁部23に設けられた収容部25内に引き込まれており、コンソールボックス3が前方向に移動するに伴って収容部25から引き出される。
図3は、シャッター構造1の左右方向断面図である。シールド2の左右壁部22には溝状のガイドレール5が設けられており、蓋部材6の幅方向Qの両端部はガイドレール5に摺動可能に挟み込まれている。
本例においては、コンソールボックス3を支持するための支持レール8が、シールド2の左右壁部22に設けられており、コンソールボックス3の側面に設けられた突部4が溝状の支持レール8に摺動可能に嵌め込まれている。このようにシールド2の左右壁部22によってコンソールボックス3が挟持される構造にすれば、別途に支持レールを設けることなく、コンソールボックス3を支持し移動可能とすることができる。これに限らず、支持レール8はコンソールボックス3の下面部等に設けられてもよい。
図4は、支持レール8をシールド2の左右壁部に設ける例を説明するための模式図である。同図(a)では、コンソールボックス3の前方側面に設けられた1つの突部4が1つの支持レール8に摺動可能に嵌め込まれている。同図(b)では、コンソールボックス3の前方及び後方の側面に設けられた2つの突部4が1つの支持レール8に摺動可能に嵌め込まれている。いずれの形態によっても、支持レール8は床面に対して前方が高く後方が低くなるように傾斜して設けられているため、コンソールボックスを後方の低い位置3と前方の高い位置3’との間で移動させることができる。
図5は、コンソールボックス3が図2に示した位置よりも前方に移動した状態を表している。隙間を覆う蓋部材6は、短冊形状の羽根板(短冊体)を接続して構成されている。蓋部材6の一端61は、コンソールボックス3の後端に回動可能に接続されている。蓋部材6の一端61側を除く部分63は、その左右方向の幅が一端61側の短冊体62よりも広く、両端がガイドレール5の溝に挿入されているため、ガイドレール5に沿って摺動する。また、蓋部材6の一端61側の短冊体62は、連結軸によって短冊体63と連結されており、ガイドレール5から外れて上下方向に屈曲可能とされている。尚、ガイドレール5は、コンソールボックス3が最も後方に位置しているときの、蓋部材6の一端61と同じ高さとされている。
コンソールボックス3の前方への移動に伴って、蓋部材6はガイドレール5に案内され、収容部25から引き出されて移動する。そして、コンソールボックス3が前方への移動と共に上方に変位しても、蓋部材6の一端61はそれに追従して上方に変位する。一方、蓋部材6のそれ以外の部分63は、ガイドレール5によって上下方向の動きが規制される。尚、本例では、蓋部材6の一端61側の1つの短冊体のみがガイドレール5に拘束されずに上に屈曲可能とされているが、コンソールボックス3の上昇量に応じ、一端61側から適宜の長さ(短冊体の数)がガイドレール5に拘束されないように構成することができる。
図6は、コンソールボックス3が更に上方に変位する場合を表している。本図においては、蓋部材6の一端61側の2つの短冊体62がガイドレール5に拘束されずに屈曲可能とされている。また、蓋部材6の端部62に、上下方向への屈曲により生じる側方の隙間を覆う側方遮蔽部66が設けられている。側方遮蔽部66の形状や構造は問わず、例えば、短冊体62の左右方向の端部に垂下するように設けられた板状体とすることができる。このような側方遮蔽部66を備えることにより、コンソールボックス3の上方への変位により蓋部材6の一端61側がシールド2の上端よりも上方となっても、蓋部材6の下側方に生じた隙間を遮蔽することができ、安全性及び美観を向上させることができる。
尚、本発明においては、以上に示した実施形態に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した態様とすることができる。
本発明は、乗用車、バス、トラック等の他、汽車、電車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両や航空機において内装部材をスライド移動可能に支持する技術として広く利用される。
1;スライド構造、2;第1構造物(シールド)、21;壁部、22;左右壁部、23;後側壁部、25;収容部、27;開口、3;第2構造物(コンソールボックス)、4;凸部、5;ガイドレール、6;蓋部材、61;蓋部材の一端、62、63、64;短冊体、66;側方遮蔽部、8;支持レール、9;座席。

Claims (6)

  1. 壁部が周設され上面が開口する第1構造物と、前記第1構造物の前記開口内で一方向に移動可能に設けられる第2構造物との間の前記上面の開口を覆うシャッター構造であって、
    前記第2構造物は、前記移動に伴い前記第1構造物に対する上下方向の位置が変化し、
    前記第1構造物の前記一方向と平行な2つの前記壁部に設けられるガイドレールと、
    前記一方向と直交する方向の両端部が前記ガイドレールを摺動し、前記第1構造物の前記一方向の前記壁部と前記第2構造物との間の前記開口を覆う蓋部材と、
    を備え、
    前記蓋部材は、前記一方向の一端が上下方向に回動可能に前記第2構造物に取り付けられ、前記一端から前記一方向に所定長の端部が前記ガイドレールに拘束されず上下方向に屈曲可能とされていることを特徴とするシャッター構造。
  2. 前記蓋部材は、前記一方向に複数の短冊体を連結軸によって連結して構成され、前記所定長の端部は少なくとも一つの前記短冊体により構成される請求項1記載のシャッター構造。
  3. 前記第2構造物は、前記一方向に敷設された支持レールに基づいて移動し、
    前記支持レールは前記一方向において上下方向に傾斜して設けられている請求項1又は2に記載のシャッター構造。
  4. 前記蓋部材は、前記所定長の端部に、上下方向への屈曲により生じる側方の隙間を覆う側方遮蔽部を備える請求項1乃至3のいずれかに記載のシャッター構造。
  5. 前記第2構造物は、乗物の座席間又は座席脇に備えられ、前記支持レールに案内されて前後方向に移動可能であり、前記第1構造物は乗物の床面に立設されている請求項1乃至4のいずれかに記載のスライド構造。
  6. 前記第2構造物は、コンソールボックス、アームレスト、ドリンクホルダ、スイッチボックス、トレイ及びテーブルから選択される1種である請求項1乃至5のいずれかに記載のスライド構造。
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