JP6657691B2 - スライド構造 - Google Patents

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Description

本発明は、座席脇等に設けられる設備のスライド構造に関する。詳しくは、コンソールボックス等の構造物を支持し、水平方向に移動させると共に高さを変位させるスライド構造に関する。
従来、多くの乗物の座席脇等にコンソールボックス等の設備が設けられており、そのコンソールボックス等を座席の前後方向に沿ってスライド移動可能に支持するものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。例えば、特許文献1の車両用部品の配設構造においては、スライドレール上を移動することにより伸縮可能な通風ダクト上にコンソールボックスを配設して、コンソールボックスを車両の前後方向に移動可能としている。
また、コンソールボックスを前後移動させると共に高さを変えることができる支持構造も検討されている。例えば、特許文献2に開示されているコンソールの支持構造は、模式的に表すと図8(a)のようになる。図8(a)の支持構造101は、車両前後方向Pに対して高さ方向に傾斜して延びるレール111を備え、コンソールボックス103には、レール111にスライド移動可能に支持される支持部117を設けられている。これによって、シート着座者の体格等に応じて、コンソールボックス103をレール111に沿ってスライド移動させ、前後の位置調整と共に高さを変えることができる。
特開2004−210006号公報 特開2010−023641号公報
しかし、特許文献1に記載されている車両用部品の配設構造においては、後部座席側に向けて調和空気を導くためのダクトをスライドレール上に設け、そのダクトの上にコンソールボックスが配設されるため、コンソールボックス上面の高さを使用者に対して適切にするにはコンソールボックスの深さを浅くする必要があり、その容積が減ってしまうという問題があった。
また、特許文献2に記載されているようなコンソールの支持構造においては、図8(a)に示すように車両前後方向Pに傾斜して延びるレール111が床面に配置されているため、レール111及び支持部117によりコンソールボックス103の下側で高さ方向の空間がとられてしまう。そのため、コンソールボックス103の下側に他の部品(例えば、制御装置等)を配置したり、コンソールボックス103の収容容量を大きくしたりすることが困難であった。このような問題は、コンソールボックスを設ける場合に限らず、傾斜したレール上にアームレスト、シート、スイッチ操作部、テーブル等をスライド移動可能に設ける場合も同様である。また、コンソールボックス等をスライド移動可能とするために、その下面側にレールを設ける場合も、空間を有効に活用できないという同様の問題が生じる。例えば、図8(b)に示すように、コンソール103の下方に車両前後方向Pに延びるレール111’を設け、レール111’上でコンソール103を移動可能とする場合にも、コンソール103の下には無駄な空間がとられてしまう。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、コンソールボックス等の構造物を支持して水平方向に移動可能とし、移動に伴ってその高さを変位させる場合にも無駄な空間を生じないスライド構造を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、第1発明は、座席の側方に設けられ、床面上に対向して立設された一対の第1構造物に挟まれて設けられる第2構造物を、前記第1構造物の前記対向する側面に沿って移動可能にするスライド構造であって、各前記第1構造物及び前記第2構造物の互いに対向する側面の一方の離れた位置に設けられる2つの凸部と、前記互いに対向する側面の他方に、その側面を補強するリブと一体に構成されており、且つ断面凹状の溝に形成されて前記溝に嵌められた前記凸部を前記溝に沿って摺動させるガイドレール部と、を備え、前記ガイドレール部は前記床面に対して傾斜して配設されており、前記第2構造物は、前記ガイドレール部によって支持されて前記座席の前後方向に移動可能であり、前後方向の位置により前記第2構造物全体の前記床面からの高さが変化することを要旨とする。
第2発明は、第1発明において、前記凸部の先端に突縁部が形成されており、前記ガイドレール部の前記溝部の開口部に、前記突縁部の離脱を防止する規制部が設けられていることを要旨とする。
第3発明は、第1又は第2発明において、前記第2構造物は、乗物の座席間又は座席脇に備えられるコンソールボックスであることを要旨とする。
発明は、第1乃至第3のいずれかの発明において、前記第1構造物は中空であり、前記中空部により空調風を送るダクトを構成することを要旨とする。
本発明のスライド構造によれば、座席の側方に設けられ、対向して立設された一対の第1構造物に挟まれて設けられる第2構造物を、前記第1構造物の前記対向する側面に沿って移動可能にするスライド構造であって、各前記第1構造物及び前記第2構造物の互いに対向する側面の一方に設けられる2つの凸部と、前記互いに対向する側面の他方に、その側面を補強するリブと一体に構成されており、且つ断面凹状の溝に形成されて前記溝に嵌められた前記凸部を前記溝に沿って摺動させるガイドレール部と、を備えるため、第2構造物の底面側に第2構造物を支持すると共に移動させる部材を設ける必要がなくなり、第2構造物の下面側にガイドレールを設ける場合に比べて第2構造物自体の高さを増し、第2構造物が箱体であればその容積を大きくすることができる。また、第1構造物及び第2構造物の一方にガイドレール部を設け、他方にそのガイドレール部を摺動する凸部を設けるのみで済み、第2構造物を移動可能とするために別の部品や構造を要しない。更に、第2構造物の下側に他の部品を配置することも可能になる。
前記一対の第1構造物は床面上に立設されており、前記ガイドレール部は前記床面に対して傾斜して配設されているため、第2構造物を床面上で移動させると共に床面からの高さを変えることができる。これにより、座席への着座者の体格等に合うような第2構造物の位置及び高さとすることが可能となる。
前記凸部の先端に突縁部が形成されており、前記ガイドレール部の前記溝部の開口部に、前記突縁部の離脱を防止する規制部が設けられている場合には、凸部先端に形成された突縁部とガイドレール部に設けられた規制部により、凸部がガイドレール部から外れることが防止される。また、ガイドレール部の溝部開口部に規制部を設けることにより、リブを強化することができる。
前記第2構造物は、乗物の座席間又は座席脇に備えられるコンソールボックスであり、前記ガイドレール部に案内されて前記座席の前後方向に移動可能である場合は、座席に着席する乗員の体格や座席の前後位置に適した位置にコンソールボックスを移動させることができる。また、下面側にレール構造がないため、コンソールボックスの高さを増して、内容積を大きくすることができる。
前記第2構造物は、乗物の座席間又は座席脇に備えられるドリンクホルダ、スイッチボックス、トレイ及びテーブルのうちのいずれかであり、前記ガイドレール部に案内されて前記座席の前後方向に移動可能である場合は、第2構造物の用途に応じて、座席に着席する乗員の体格や座席の前後位置に適した位置に移動させることができる。
前記第1構造物は中空であり、前記中空部により空調風を送るダクトを構成する場合は、第1構造物にガイドレール部又は凸部を一体に構成してもそれらが大きく突出しないように構成することができ、第2構造物の下面側に別途ダクトを設けることなく後部座席側に空調風を送風することができる。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施形態に係るスライド構造を適用した車両用コンソールボックスを、車両室内の上方からみた斜視図である。 スライド構造を適用した車両用コンソールボックスの左右方向断面図である。 スライド構造を適用した車両用コンソールボックスにおいて、摺動部分を説明するための部分拡大断面図である。 スライド構造を適用した車両用コンソールボックスにおいて、摺動部分の別の形態を説明するための部分拡大断面図である。 スライド構造を適用した車両用コンソールボックスにおいて、コンソールボックスの前後方向の移動及び高さの変化を説明するための模式図である。 摺動部分の別の形態を説明するための部分拡大断面図である。 スライド構造を適用した車両用コンソールボックスの別の形態を表す左右方向断面図である。 従来のコンソールボックスの支持構造の説明図であり、(a)はレールが車両前後方向に床面に対して傾斜して延びる形態を示し、(b)はレールが床面に対して平行に延びる形態を示す。
ここで示される事項は例示的なもの及び本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
本実施形態に係るスライド構造(1)は、対向して立設された一対の第1構造物(2)に挟まれて設けられる第2構造物(3)を、第1構造物(2)の前記対向する側面に沿って移動可能にするスライド構造である。第1構造物(2)及び第2構造物(3)は、自動車等の乗物の並んだ2つの座席(6)の間又は座席(6)の脇、すなわち座席(6)の側方に設けられる設備である(図1参照)。以下、一対の第1構造物(2)が対向する方向を左右方向(Q)、第2構造物(3)がスライド移動する方向を前後方向(P)とする。
尚、実施形態に記載する各符号は、後述する実施例に記載の具体的構成との対応関係を示すものである。
一対の第1構造物(2)は、前後方向(P)に第2構造物(3)が移動するための空間を空けて配設される。第2構造物(3)は左右の第1構造物(2)に挟まれるため、第2構造物(3)の左右側面(31)はそれぞれ第1構造物(2)の内側の側面(21)と互いに対向することとなる(図2参照)。本スライド構造(1)においては、第1構造物と第2構造物とが互いに対向する側面(21、31)の一方に設けられる1以上の凸部(4)と、互いに対向する側面(21、31)の他方に溝状に形成されて凸部(4)を溝に沿って摺動させるガイドレール部(5)と、を備える。ガイドレール部(5)は、それが設けられる側面(21又は31)を補強するリブと一体に構成されている。
凸部(4)は、第1構造物(2)及び第2構造物(3)のいずれか一方に設けられ、ガイドレール部(5)は、その他方に設けられる。例えば、第1構造物(2)にガイドレール部(5)を設け、第2構造物(3)に凸部(4)を設けることができる(図2、3参照)。また、その逆に、第1構造物(2)に凸部(4)、第2構造物(3)にガイドレール部(5)を設けることもできる(図5参照)。
第1構造物(2)は、第2構造物(3)を支持すると共にスライド移動させる構造である限り、その用途や構造は問わない。例えば、移動可能な第2構造物(3)の側面を覆うシールドとすることができる。また、第1構造物(2)を中空構造とすれば、その中空部(22)を通風ダクトとして用いて、座席(6)の前方に別途備えられている空調装置から送風される風を後部座席側へ送るように構成することができる。その場合、移動する第2構造物(3)に合わせて移動可能な送風ダクトを別途に設ける必要がなく、極めて簡単な構造で省スペースを図ることができる。一対の第1構造物(2)は、好ましくは、床面上に立設される。
第2構造物(3)の用途や構造は特に限定されない。例えば、第2構造物(3)は、乗物の座席間又は座席脇に備えられるコンソールボックスとすることができる。また、第2構造物(3)は、ドリンクホルダ等の上方が開口する容器、各種操作をするためのスイッチが配設されるスイッチボックス、上方に荷物を載置することができるトレイ及びテーブル等とすることができる。それらの上面はそのまま、又は蓋部(33)によって覆うことにより、アームレストとして使用することができる。
第2構造物(3)は、その左右面(31)側に配設される凸部(4)及びガイドレール部(5)の組み合わせからなる摺動構造によって挟持される。
ガイドレール部(5)は、第2構造物(3)の移動方向に沿って設けられる(図4参照)。ガイドレール部(5)は、直線状に設けられていてもよいし、屈曲形状や曲線状に設けられてもよい。ガイドレール部(5)は、相手側に設けられる凸部(4)を案内するように溝状に形成することができる。
凸部(4)は、ガイドレール部(5)の溝部に嵌まり、溝部に沿って摺動可能である限り、その形状は問わない。例えば、凸部(4)を第1構造物又は第2構造物の側面(21又は31)から突出する棒状体とし、相手側側面に設けられ前記棒状体とほぼ同じ幅の溝部を備えるガイドレール部5と組み合わせた摺動構造とすることができる(図7参照)。
摺動構造を構成するガイドレール部(5)及びそれに対応する凸部(4)の数や配置は、第2構造物(3)を所望の範囲・方向に移動可能とする限り問わず、それぞれ1以上とすることができる。例えば、1つの側面の離れた位置に2つの凸部(4)を設け、それらが1つのガイドレール部(5)に嵌められる構造とすることができる。また、1つの側面に2つのガイドレール部(5)を設け、各ガイドレール部(5)に嵌められる1つずつの凸部(4)を設けることもできる。
一対の第1構造物(2)は床面上に立設されており、ガイドレール部(5)はその床面に対して傾斜して配設されているようにすることができる。これによって、第2構造物(3)を床面上で前後方向(P)に移動させると共に床面からの高さを変えることができる。
凸部(4)は、その先端に突縁部(41)が形成されており、ガイドレール部(5)の溝部の開口部に、突縁部(41)の離脱を防止する規制部(51)を設けておくことができる(図3、5参照)。このような構造とすることによって、凸部先端に形成された突縁部(41)とガイドレール部に設けられた規制部(51)により、凸部(4)がガイドレール部(5)から外れることを防止することができる。
スライド構造(1)の具体例を、図1〜4に示す。本例は、第2構造物であるコンソールボックス3のスライド構造であって、乗用車の2つの前部座席6の間に配設される。
図1に示すように、コンソールボックス3は蓋付きの容器であり、コンソールボックス本体32の上部に設けられる蓋部33を閉めた状態にすることで、蓋部33に腕を乗せるアームレストとして使用することができる。コンソールボックス3は、車両の左右方向Qの両側面31において、第1構造物である1対のガイド2によって挟持されている。すなわち、ガイド2はコンソールボックス3の空間を隔てて並べて設けられており、コンソールボックス3の左右側面は、それぞれガイド2の対向する内側面で挟持される。コンソールボックス3を挟持により支えることにより、コンソールボックス3の底部に支持及び前後移動のためのスライド構造を設ける必要がなく、図2に示すように前記構造を設けたときの床面39よりも低い位置に床面34を設け、コンソールボックス3の容量を大きくすることができる。
また、本例において、ガイド2は、車両の前後方向Pに貫通する中空部22を備え、車両の前部に設けられている空調装置から送風される空調風をリアシート側に送るダクトの機能を備えている。中空部22を通った空調風は、吹出し口23から排出するように構成されている。
図2は、スライド構造1を説明するための左右方向断面図である。コンソールボックス3はその両側に立設されたガイド2に挟まれ、コンソールボックス本体32の左右両側面部に設けられたスライド構造1によって支持されると共に前後方向Pに移動可能とされている。スライド構造1は、コンソールボックス本体32の左右各側面に設けられた凸部4と、各ガイド2の内向きの側面(コンソールボックス3と対向する側面21)に設けられたガイドレール部5とを組み合わせて構成されており、凸部4がガイドレール部5の溝に嵌められている。ガイドレール部5の溝部が凸部4を支えることによって、コンソールボックス3が挟持される。また、ガイド2は中空構造であり、その中空部22を空調風のダクトとして用いることができる。更に、ガイド2の側面21は、リブと一体に形成されているガイドレール部5により補強されている。
上記のように構成することによって、コンソールボックス3の下方にコンソールボックス3を移動させるためのレールや支持部、送風ダクト等を設ける必要がなくなり、コンソールボックス3内部の深さを増し容積を大きくすることができる。
図3は、前図に示した凸部4及びガイドレール部5の部分拡大図である。本例においては、棒状の凸部4の先端に突縁部41が形成されており、ガイドレール部5の溝部の開口部に、突縁部41の離脱を防止する規制部51が設けられている。ガイドレール部5に設けられた規制部51によって凸部4に設けられた突縁部41が係止され、凸部4がガイドレール部5の溝から抜け落ちるのを防止することができる。
スライド構造1は、図4に示すように、コンソールボックス本体32の左右各側面にガイドレール部5を設け、各ガイド2の内向きの側面に凸部4を設けて構成することもできる。
図5は、スライド構造1の模式的な側面図である。ガイドレール部5は、床面に対して一定の角度で、上下方向Rに傾斜して延びている。
図5(a)に示すように、ガイドレール部5の溝に沿って1つの凸部4が凸部4’の位置に摺動することによって、コンソールボックス3は3’の位置に移動すると共に高さを変えることができる。この形態の場合、例えば、1つの側面に複数のガイドレール部5とそれぞれに対応した凸部4とを設け、各ガイドレール部5が前後方向Pに床面に対して同じ傾斜角で延びているように構成すれば、コンソールボックス3を前後移動させると共に高さを変化させることができる。
また、図5(b)に示すように、離れた傾斜位置に2つの凸部4を設け、それらが1つのガイドレール部5に沿って摺動することによって、コンソールボックス3を前後移動させると共に高さを変化させることができる。
図5に示したように、ガイドレール部5は、座席6の前方側が後方側よりも高くなるよう、床面に対して斜めに配設されている。これにより、コンソールボックス3を座席6の前方側に移動させたときは、凸部4の位置が前方に移動すると共に上昇し、コンソールボックス3全体の高さが高くなる。これにより小柄な体格の乗員は、座席6を前方に移動させることにより姿勢や視野を適切に確保し、それと共にコンソールボックス3を前方に移動させることによりコンソールボックス3の上面が高くなり、アームレストとして使い易い位置とすることができる。
上記のようにコンソールボックス3を移動させるには、コンソールボックス3を手動で移動させてもよいし、モータ等を用いて動かしてもよい。また、座席6をモータ等により前後移動等させる際に、座席6の移動と連動してコンソールボックス3を移動させることもできる。これらによって、座席6に着席する乗員の体格や座席6の前後位置に適した位置及び高さにコンソールボックス3を移動させることができる。
凸部4及びガイドレール部5の具体的な構造は任意に選択することができる。図2〜4に示したように、凸部4の先端に突縁部41を形成し、ガイドレール部5の溝の開口部に規制部51を設けることにより、突縁部41の離脱を防止するようにすることができる。この規制部51は、ガイドレール部5の溝の開口部の片側(例えば、図3、4における上側又は下側)のみに設けられてもよい。また、突縁部41は、凸部4から一定の方向(例えば、図3、4における上側又は下側)のみに延出するように形成されてもよい。
また、図6に示すように、凸部4に突縁部41を設けることなく、凸部4を第2構造物3等の側面から突出する棒状体とし、その棒状体の外径とほぼ同じ幅の溝を備えるガイドレール部5と組み合わせてもよい。
前記のとおり、凸部4及びガイドレール部5は、図3に示したように第1構造物2にガイドレール部5を設け、第2構造物3に凸部4を設けてもよいし、図4に示したように第1構造物2に凸部4を設け、第2構造物3にガイドレール部5を設けてもよい。
また、ガイドレール部5は、図2〜4に示したように各構造物の側面から突出して形成されていてもよいし、図7に示すように各構造物の側面に埋め込まれるように形成されていてもよい。
また、第1構造物2の内部の構造は任意とすることができる。第1構造物2が中空であり、その補強や通風ダクト形成のために内部を区画する場合も、区画壁は任意に設けられればよい(例えば、図2、7)。
尚、本発明においては、以上に示した実施形態に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した態様とすることができる。
本発明は、乗用車、バス、トラック等の他、汽車、電車等の鉄道車両、建設車両、農業車両、産業車両や航空機等において、座席周辺の設備をスライド移動可能に支持する技術として広く利用される。
1;スライド構造、2;第1構造物(ガイド)、21;第2構造物と対向する第1構造物の側面、22;中空部、23;送風口、3;第2構造物(コンソールボックス)、31;第2構造物の左右側面、32;コンソールボックス本体、33;蓋部(アームレスト)、4;凸部、41;突縁部、5;ガイドレール部、51;規制部、6;前部座席。

Claims (4)

  1. 座席の側方に設けられ、床面上に対向して立設された一対の第1構造物に挟まれて設けられる第2構造物を、前記第1構造物の前記対向する側面に沿って移動可能にするスライド構造であって、
    各前記第1構造物及び前記第2構造物の互いに対向する側面の一方の離れた位置に設けられる2つの凸部と、
    前記互いに対向する側面の他方に、その側面を補強するリブと一体に構成されており、且つ断面凹状の溝に形成されて前記溝に嵌められた前記凸部を前記溝に沿って摺動させるガイドレール部と、を備え、
    前記ガイドレール部は前記床面に対して傾斜して配設されており、
    前記第2構造物は、前記ガイドレール部によって支持されて前記座席の前後方向に移動可能であり、前後方向の位置により前記第2構造物全体の前記床面からの高さが変化することを特徴とするスライド構造。
  2. 前記凸部の先端に突縁部が形成されており、
    前記ガイドレール部の前記溝部の開口部に、前記突縁部の離脱を防止する規制部が設けられている請求項1記載のスライド構造。
  3. 前記第2構造物は、乗物の座席間又は座席脇に備えられるコンソールボックスである請求項1又は2に記載のスライド構造。
  4. 前記第1構造物は中空であり、前記中空部により空調風を送るダクトを構成する請求項1乃至のいずれかに記載のスライド構造。
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