JP2017065162A - 内部に凹凸形状を有する発泡積層シート - Google Patents

内部に凹凸形状を有する発泡積層シート Download PDF

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Abstract

【課題】光の反射特性を利用した立体感のある意匠を有する内装材(発泡積層シート)であって、表面の耐汚染性に優れており、且つ、斜視観察時の高意匠性(斜視高意匠性)にも優れた発泡積層シートを提供する。【解決手段】繊維質基材上に、少なくとも発泡部分及び非発泡部分が順に積層されている発泡積層シートであって、前記非発泡部分の内部に凹凸形状を有することを特徴とする発泡積層シート。【選択図】なし

Description

本発明は、内部に凹凸形状を有する発泡積層シートに関する。
前記発泡積層シートは、発泡樹脂層を有しており、発泡壁紙、各種装飾材等として有用である。また、後述する積層シートは、前記発泡積層シートの発泡前の状態(いわゆる未発泡原反)を意味する。
近年、住宅などに用いられる発泡壁紙、各種装飾材等の内装材として、表面の意匠性に優れたものが求められている。表面の意匠性に優れた内装材としては、例えば、光の反射特性を利用して立体感の大きな意匠を表現した内装材が知られている。かかる内装材としては、表面にケミカルエンボスにより形成された凹凸形状を有し、その凹部が艶消し剤によって艶消し調となった壁紙が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された壁紙によれば、ケミカルエンボスと光沢−艶消し効果があいまって実際の凹凸の高低差よりも大きい高低差を視覚的に得ることができる。
しかしながら、一般に表面に艶消し剤を含む層を有する場合、艶消し剤によって表面に微細な凹凸が形成され、その微細な凹凸に汚れが入り込むと除去し難いために耐汚染性が低下しやすいという問題がある。この点、特許文献1の壁紙の場合はケミカルエンボスによる凹凸形状の凹部に艶消し剤が配置されるため、凹凸に入り込んだ汚れが一層除去し難くなるという懸念がある。
また、上記以外にも光の反射特性を利用した内装材として、パールなどの着色材を添加した組成物を表面にコートした内装材が挙げられる(例えば、特許文献2参照)。特許文献2には、水中伸度を1%未満に設定した壁紙など内装材が開示されており、その表面に金、銀、パール等の着色材からなるノズルを設けて印刷することが記載されている(特許文献2の[0017]〜[0022]段落)。
しかしながら、発泡壁紙、各種装飾材等の内装材は室内の壁面などに施工される都合上、その意匠は常に正面から観察(正視観察)されるわけではなく、斜め方向から観察(斜視観察)される場合も多いが、パールインキを用いた内装材はその意匠を正視観察した場合には輝度感に基づく意匠性を感じることができるものの、斜視観察した場合には意匠性を認識できないという問題がある。
よって、光の反射特性を利用した立体感のある意匠を有する内装材(発泡積層シート)であって、表面の耐汚染性及び斜視観察時の高意匠性(斜視高意匠性)に優れた発泡積層シートの開発が求められている。
特開平4-86300号公報 特開2001-303491号公報
本発明は、光の反射特性を利用した立体感のある意匠を有する内装材(発泡積層シート)であって、表面の耐汚染性に優れており、且つ、斜視観察時の高意匠性(斜視高意匠性)にも優れた発泡積層シートを提供することを目的とする。
本発明者は上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、繊維質基材上に、少なくとも発泡部分及び非発泡部分が順に積層されている発泡積層シートであって、特定部分に微細な凹凸形状を有する発泡積層シートによれば上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、下記の発泡積層シートに関する。
1. 繊維質基材上に、少なくとも発泡部分及び非発泡部分が順に積層されている発泡積層シートであって、
前記非発泡部分の内部に凹凸形状を有することを特徴とする発泡積層シート。
2. 前記凹凸形状に追従するようにクリアインキ層が更に形成されている、上記項1に記載の発泡積層シート。
3. 前記凹凸形状を被覆するように隣接する非発泡樹脂層は、前記凹凸形状に沿って密着している、上記項1に記載の発泡積層シート。
4. 前記凹凸形状を被覆するように隣接する非発泡樹脂層は、前記凹凸形状の凹部と前記非発泡樹脂層との間に空気層を有する、上記項1に記載の発泡積層シート。
5. 前記発泡部分は、発泡樹脂層とその片面又は両面に隣接する非発泡樹脂層とを有する、上記項1〜4のいずれかに記載の発泡積層シート。
本発明の発泡積層シートは、特に非発泡部分の内部に凹凸形状を有することにより、微細な凹凸形状を有することにより光を反射させて立体感のある意匠を発現する発泡体でありながらも凹凸形状が表面に露出していないため表面の耐汚染性に優れており、且つ、従来のパールインキ層を設けた発泡体とは異なり、斜視観察時の高意匠性(斜視高意匠性)にも優れている。このような本発明の発泡積層シートは、発泡壁紙、各種装飾材等として有用である。
凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3を転写法を用いて形成する過程を例示的に示す模式図である。 本発明の積層シート(発泡後は発泡積層シート)の一例を示す模式図である。 本発明の積層シート(発泡後は発泡積層シート)の一例を示す模式図である。 本発明の積層シート(発泡後は発泡積層シート)の一例を示す模式図である。 本発明の積層シート(発泡後は発泡積層シート)の一例を示す模式図である。 凹凸形状を設ける代わりにパールインキ層16を用いた比較例の積層シート(発泡後は発泡積層シート)の一例を示す模式図である。
以下、本発明の発泡積層シートについて詳細に説明する。
≪発泡積層シート≫
本発明の発泡積層シートは、繊維質基材上に、少なくとも発泡部分及び非発泡部分が順に積層されている発泡積層シートであって、前記非発泡部分の内部に凹凸形状を有することを特徴とする。
上記特徴を有する本発明の発泡積層シートは、特に非発泡部分の内部に微細な凹凸形状を有することにより、光を反射させて立体感のある意匠を発現する発泡体でありながらも凹凸形状が表面に露出していないため表面の耐汚染性に優れており、且つ、従来のパールインキ層を設けた発泡体とは異なり、斜視観察時の高意匠性(斜視高意匠性)にも優れている。このような本発明の発泡積層シートは、発泡壁紙、各種装飾材等として有用である。
以下、発泡積層シートを構成する各層について説明する。なお、本明細書では、繊維質基材から見て発泡樹脂層が積層されている方向を「上」又は「おもて面」と称し、繊維質基材から見て樹脂層が積層されている方向とは逆側を「下」又は「裏面」と称する。
繊維質基材
繊維質基材としては限定されず、公知の繊維質シート(裏打紙)などが利用できる。
具体的には、壁紙用一般紙(パルプ主体のシートを既知のサイズ剤でサイズ処理したもの);難燃紙(パルプ主体のシートをスルファミン酸グアニジン、リン酸グアジニン等の難燃剤で処理したもの);水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の無機添加剤を含む無機質紙;上質紙;薄用紙;合成繊維混抄紙(パルプと合成繊維とを混合して抄紙したもの)などが挙げられる。なお、本発明に使用される繊維質シートには、分類上、不織布に該当しているものも包含される。
基材の坪量は限定的ではないが、50〜300g/m2程度が好ましく、50〜130 g/m2程度がより好ましい。
発泡部分
発泡部分は単層又は複層で構成され、単層で構成される場合には発泡樹脂層が該当し、複層で構成される場合には、発泡樹脂層及びその片面又は両面に隣接する非発泡樹脂層の積層体が挙げられる。ここで、発泡樹脂層の片面又は両面に隣接する非発泡樹脂層には、例えば、発泡樹脂層の裏面(繊維質基材が積層される面)に設けられ繊維質基材との接着力を向上させるための非発泡樹脂層B、発泡樹脂層の上面に設けられ絵柄模様層の鮮明性や発泡樹脂層の耐傷性を向上させるための非発泡樹脂層Aが挙げられる。これらの非発泡樹脂層A、Bは、製造方法の点でも発泡樹脂層を形成する発泡剤含有樹脂層と同時形成することができるため、本発明では発泡部分の項目に含めている。
発泡部分を図面を用いて例示すると、例えば、図2〜図5におけるA部分が該当する。当該A部分は、発泡樹脂層6’の裏面に非発泡樹脂層5(非発泡樹脂層B)が形成されており、発泡樹脂層6’の上面に非発泡樹脂層7(非発泡樹脂層A)が形成されている。
(発泡樹脂層)
上記発泡樹脂層は、発泡剤含有樹脂層を加熱により発泡させることで得られる。
発泡剤含有樹脂層は、Tダイ製膜法、カレンダー製膜法、プレス成型法等の既知の製膜法により形成できる。
発泡剤含有樹脂層に含まれる樹脂成分としては、従来から発泡壁紙に用いられている塩化ビニル樹脂、オレフィン系樹脂等が広く採用できるが、塩化ビニル樹脂は可塑剤が経時的にブリードするおそれがあることから、発泡積層シートの耐久性を高める観点では塩化ビニル樹脂よりもオレフィン系樹脂が好ましく、具体的には、エチレン系樹脂を含有することが好ましい。
エチレン系樹脂としては、ポリエチレン(PE)だけでなく、エチレンとエチレン以外の成分とをモノマーとするエチレン共重合体(以下、「エチレン共重合体」と略記する)が挙げられる。
ポリエチレンは、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)等が広く使用できる。
エチレン共重合体は融点及びMFRの観点で押出し製膜に適している。エチレン共重合体としては、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−メチルメタクリレート共重合体(EMMA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン−メチルアクリレート共重合体(EMA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−αオレフィン共重合体等が挙げられる。これらのエチレン共重合体は単独又は2種以上を混合して使用できる。これらのエチレン共重合体の中でも特にエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体が好ましく、これらのいずれか1種と他の樹脂の1種以上とを併用する場合には、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体の含有量は、それぞれ70質量%以上が好ましく、80質量%以上がより好ましい。
また、エチレン共重合体は、エチレン以外のモノマーの含有量としては、5〜25質量%が好ましく、9〜20質量%がより好ましい。このような共重合比率を採用することにより、押出し製膜性がより高まる。具体例としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体は、酢酸ビニルの共重合比率(VA量)としては9〜25質量%が好ましく、9〜20質量%がより好ましい。また、エチレン−メチルメタクリレート共重合体は、メチルメタクリレートの共重合比率(MMA量)としては5〜25質量%が好ましく、5〜15質量%がより好ましい。また、エチレン−メタクリル酸共重合体は、アクリル酸の共重合比率(MAA量)としては2〜15質量%が好ましく、5〜11質量%がより好ましい。
また、本発明では、発泡剤含有樹脂層に含まれる樹脂成分は、製膜方法にもよるが、JIS K 6922に記載の190℃、荷重21.18Nの条件で測定したMFR(メルトフローレート)が10〜25g/10分であることが好ましい。MFRが上記範囲内の場合には、発泡剤含有樹脂層を押出し製膜により形成する際の温度上昇が少なく、非発泡状態で製膜できるため、後に絵柄模様層を形成する場合には、平滑な面に印刷処理をすることができて柄抜け等が少ない。MFRが大きすぎる場合は、樹脂が軟らかすぎることにより、形成される発泡剤含有樹脂層の耐傷性が不十分となるおそれがある。
発泡剤含有樹脂層を形成する樹脂組成物としては、例えば、上記樹脂成分、無機充填剤、顔料、熱分解型発泡剤、発泡助剤、架橋助剤等を含む樹脂組成物を好適に使用できる。その他にも、安定剤、滑剤等を添加剤として使用できる。
熱分解型発泡剤としては、例えば、アゾジカルボンアミド(ADCA)、アゾビスホルムアミド等のアゾ系;オキシベンゼンスルホニルヒドラジド(OBSH)、パラトルエンスルホニルヒドラジド等のヒドラジド系などが挙げられる。熱分解型発泡剤の含有量は、発泡剤の種類、発泡倍率等に応じて適宜設定できる。発泡倍率の観点からは、5倍以上、好ましくは7〜10倍程度であり、熱分解型発泡剤は、樹脂成分100質量部に対して、1〜20質量部程度とすることが好ましい。
発泡助剤は、金属酸化物及び/又は脂肪酸金属塩が好ましく、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、オクチル酸亜鉛、オクチル酸カルシウム、オクチル酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ラウリン酸カルシウム、ラウリン酸マグネシウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム等を使用することができる。これらの発泡助剤の含有量は、樹脂成分100質量部に対して、0.3〜10質量部程度が好ましく、1〜5質量部程度がより好ましい。
なお、これらの発泡助剤とEMAAとADCA発泡剤とを組み合わせて用いる場合には、発泡工程において、EMAAのアクリル酸部と金属系発泡助剤の反応により、発泡助剤としての効果が損なわれるという問題がある。そのため、EMAAとADCA発泡剤とを組み合わせて用いる場合には、特開2009-197219号公報に説明されている通り、発泡助剤としてカルボン酸ヒドラジド化合物を用いることが好ましい。このとき、カルボン酸ヒドラジド化合物はADCA発泡剤1質量部に対して0.2〜1質量部程度用いることが好ましい。
無機充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、三酸化アンチモン、ホウ酸亜鉛、モリブデン化合物等が挙げられる。無機充填剤を含むことにより、目透き抑制効果、表面特性向上効果、燃焼時発熱抑制効果等が得られる。無機充填剤の含有量は、樹脂成分100質量部に対して0〜100質量部程度が好ましく、20〜70質量部程度がより好ましい。
顔料については、無機顔料として、例えば、酸化チタン、亜鉛華、カーボンブラック、黒色酸化鉄、黄色酸化鉄、黄鉛、モリブデートオレンジ、カドミウムイエロー、ニッケルチタンイエロー、クロムチタンイエロー、酸化鉄(弁柄)、カドミウムレッド、群青、紺青、コバルトブルー、酸化クロム、コバルトグリーン、アルミニウム粉、ブロンズ粉、雲母チタン、硫化亜鉛等が挙げられる。また、有機顔料として、例えば、アニリンブラック、ペリレンブラック、アゾ系(アゾレーキ、不溶性アゾ、縮合アゾ)、多環式(イソインドリノン、イソインドリン、キノフタロン、ペリノン、フラバントロン、アントラピリミジン、アントラキノン、キナクリドン、ペリレン、ジケトピロロピロール、ジブロムアンザントロン、ジオキサジン、チオインジゴ、フタロシアニン、インダントロン、ハロゲン化フタロシアニン)等が挙げられる。顔料の含有量は、樹脂成分100質量部に対して10〜50質量部程度が好ましく、15〜30質量部程度がより好ましい。
本発明では、発泡剤含有樹脂層は電子線照射により樹脂架橋されていてもよい。発泡剤含有樹脂層に電子線を照射する方法及び発泡させる方法としては、後記の製造方法に記載された方法に従って実施すればよい。
なお、発泡剤含有樹脂層の厚さは40〜200μm程度が好ましく、発泡樹脂層の厚さは300〜800μm程度が好ましい。
(非発泡樹脂層A及びB)
発泡樹脂層は、その片面又は両面に隣接して非発泡樹脂層を有していてもよい。
例えば、発泡樹脂層の裏面(繊維質シートが積層される面)には、繊維質基材との接着力を向上させる目的で非発泡樹脂層B(接着樹脂層)を有してもよい。
接着樹脂層の樹脂成分としては、特に限定はないが、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)が好ましい。EVAは公知又は市販のものを使用することができる。特に、酢酸ビニル成分(VA成分)が10〜46質量%であるものが好ましく、15〜41質量%であるものがより好ましい。
非発泡樹脂層Bの厚さは限定的ではないが、5〜50μm程度が好ましい。
発泡樹脂層の上面には、絵柄模様層を形成する際の絵柄模様を鮮明にしたり発泡樹脂層の耐傷性を向上させたりする目的で非発泡樹脂層Aを形成してもよい。
非発泡樹脂層Aの樹脂成分としては、ポリオレフィン系樹脂、メタクリル系樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げられ、その中でもポリオレフィン系樹脂が好ましい。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン(低密度ポリエチレン(LDPE)又は高密度ポリエチレン(HDPE))、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリブタジエン、ポリイソプレン等の樹脂単体、炭素数が4以上のαオレフィンの共重合体(線状低密度ポリエチレン(LLDPE))、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等のエチレン(メタ)アクリル酸系共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、エチレン−ビニルアルコール共重合体、アイオノマー等の少なくとも1種が挙げられる。本発明では、特に発泡剤含有樹脂層中の樹脂として塩化ビニル樹脂を用いる場合には、発泡積層シートの耐久性を得るために、非発泡樹脂層A(特にエチレン−ビニルアルコール共重合体層)を形成することが好ましい。なお、「(メタ)アクリル酸」は、アクリル酸又はメタクリル酸を意味し、他の(メタ)と記載された部分についても同様である。
非発泡樹脂層Aの厚さは限定的ではないが、2〜50μm程度が好ましい。
本発明では、後記製造上の観点からも、発泡部分は、非発泡樹脂層B、発泡樹脂層及び非泡樹脂層Aが順に形成された態様が好ましい。なお、非発泡樹脂層B及び/又は非発泡樹脂層Aは、押出し製膜により形成してもよく、各フィルムを熱ラミネートすることにより形成してもよい。
非発泡部分
非発泡部分は複層で構成され、本発明では非発泡部分の内部に凹凸形状を有する。
非発泡部分を構成する非発泡樹脂層の種類及び層構成は限定的ではなく、非発泡部分を図面を用いて例示すると、例えば、図2〜図5におけるB部分が該当する。
図2では、非発泡部分Bとして、下層から順に、絵柄模様層8、非発泡樹脂層9、凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3及び表面保護層11が順に積層されている。
図3では、非発泡部分Bとして、下層から順に、絵柄模様層8、非発泡樹脂層9、凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3、非発泡樹脂層12及び表面保護層11が順に積層されている。
図4では、非発泡部分Bとして、下層から順に、絵柄模様層8、非発泡樹脂層9、凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3、マットインキ層13、非発泡樹脂層12及び表面保護層11が順に積層されている。
図5では、非発泡部分Bとして、下層から順に、絵柄模様層8、非発泡樹脂層9、凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3、クリアインキ層14、非発泡樹脂層12及び表面保護層11が順に積層されている。
本発明における非発泡部分は、上記図2〜図5のB部分の層構成に限定されず、更に必要に応じて任意の非発泡樹脂層を設けることができる。以下、図2〜図5のB部分を例示的に用いながら非発泡部分を構成する各層について説明する。
(絵柄模様層8)
本発明の発泡積層シートは、絵柄模様層8を有していてもよい。絵柄模様層8の位置は限定されないが、通常は発泡部分Aの上、即ち発泡樹脂層又は非発泡樹脂層Aの上に形成することが好ましい。
絵柄模様層8は、発泡積層シートに意匠性を付与する。絵柄模様としては、例えば木目模様、石目模様、砂目模様、タイル貼模様、煉瓦積模様、布目模様、皮絞模様、幾何学図形、文字、記号、抽象模様等が挙げられ、目的に応じて選択できる。
絵柄模様層8は、例えば、絵柄模様を印刷することで形成できる。印刷手法としては、グラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷等が挙げられる。印刷インキとしては、着色剤、結着材樹脂、溶剤を含む印刷インキが使用できる。これらのインキは公知又は市販のものを使用してもよい。
着色剤としては、例えば、前記の発泡剤含有樹脂層で使用されるような顔料を適宜使用することができる。
結着材樹脂は、絵柄模様層8の下層(絵柄模様層を積層する層)の樹脂の種類に応じて設定できる。例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、塩素化ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アルキド系樹脂、石油系樹脂、ケトン樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、繊維素誘導体、ゴム系樹脂等が挙げられる。
溶剤(又は分散媒)としては、例えば、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン等の石油系有機溶剤;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸−2−メトキシエチル、酢酸−2−エトキシエチル等のエステル系有機溶剤;メチルアルコール、エチルアルコール、ノルマルプロピルアルコール、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール等のアルコール系有機溶剤;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系有機溶剤;ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル系有機溶剤、;ジクロロメタン、四塩化炭素、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の塩素系有機溶剤;水などが挙げられる。これらの溶剤(又は分散媒)は、単独又は混合物の状態で使用できる。
絵柄模様層8の厚みは、絵柄模様の種類より異なるが、一般には0.1〜10μm程度とすることが好ましい。
(凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3)
凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3に含まれる樹脂成分としては限定されず、従来の発泡壁紙において、発泡樹脂層と表面保護層の間に任意に設けられる中間層の樹脂成分が広く使用できる。かかる樹脂成分としては、ポリオレフィン系樹脂、メタクリル系樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、フッ素系樹脂等が挙げられ、その中でもポリオレフィン系樹脂が好ましい。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン(低密度ポリエチレン(LDPE)又は高密度ポリエチレン(HDPE))、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリブタジエン、ポリイソプレン等の樹脂単体、炭素数が4以上のαオレフィンの共重合体(線状低密度ポリエチレン(LLDPE))、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等のエチレン(メタ)アクリル酸系共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、エチレン−ビニルアルコール共重合体、アイオノマー等の少なくとも1種が挙げられる。
凹凸形状10は、本発明では光の反射特性を利用して立体感のある意匠を発現するために設けるものであり、当該用途に適した微細な凹凸形状である。凹凸形状の大きさは当該用途に適した範囲であればよいが、例えば、最大高さRzを20〜50μmとすることが好ましい。なお、このような微細な凹凸形状は通常のエンボス加工では賦型することが難しく、また仮に賦型できても発泡樹脂層を形成する際の熱処理によるいわゆるシボ戻りによって凹凸形状が消失する可能性があるため、後述の通り凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3は転写法により形成することが好ましい。
凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3の厚さは限定的ではないが、5〜50μm程度が好ましい。
(その他の非発泡樹脂層)
本発明の発泡積層シートの非発泡部分は、内部に凹凸形状10を有するものであるため、凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3を被覆するように少なくとも一層の非発泡樹脂層が積層されている。ここで、非発泡樹脂層3を被覆するように積層される非発泡樹脂層は後述する通り、表面保護層11であってもよいが、凹凸形状10を被覆して平坦な表面を形成する観点では非発泡樹脂層3を被覆するように表面保護層11以外の非発泡樹脂層12を積層することが好ましい(例えば、図3)。
図3には、凹凸形状10を被覆して平坦な表面を形成するべく、非発泡樹脂層3を被覆するように非発泡樹脂層12が積層されている。非発泡樹脂層12の樹脂成分は限定されないが、非発泡樹脂層3の樹脂成分と同様にエチレン系樹脂が好ましい。
非発泡樹脂層12は、凹凸形状10に沿って凹部に入りこむことによって非発泡樹脂層3と非発泡樹脂層12とは密着していることが好ましい。また、非発泡樹脂層12の表面は平坦であることが好ましい。しかしながら、凹凸形状10は微細であるため、非発泡樹脂層12が凹凸形状10に沿って凹部に完全に入り込むことが困難である場合もあるため、本発明では凹凸形状の凹部と非発泡樹脂層12との間に空気層(非発泡樹脂層12が凹部に完全に入り込まないことにより生じる空隙)を有する場合も包含される。
本発明では、非発泡樹脂層12が凹凸形状10に沿って凹凸形状を損なうことなく凹部に入り込むことを容易とするため、非発泡樹脂層12の樹脂成分は非発泡樹脂層3に対して低融点且つMFRが比較的大きなものを選択することが好ましい。また、後述の発泡処理の際に凹凸形状10が崩れることを防止するために非発泡樹脂層3の樹脂成分は比較的融点が高いものを選択することが好ましい。よって、例えば、非発泡樹脂層3の樹脂成分をMFR:5〜7g/10min、融点134℃のHDPEとする場合、非発泡樹脂層12の樹脂成分をMFR:8〜10g/10min、融点110℃前後のLDPEを選択することができる。
なお、かかる非発泡樹脂層12を形成しない場合には、例えば図2に示すように凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3を被覆するように直接に表面保護層11を形成することができる。
非発泡樹脂層12の厚さは限定的ではないが、1〜50μm程度が好ましい。
本発明では、凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3は、微細な凹凸形状を有する点から転写法により形成されることが好ましい。そのため、転写法により形成される非発泡樹脂層3とその下層との密着性を高める点では、非発泡樹脂層3の下層に非発泡樹脂層3と同様の樹脂成分からなる非発泡樹脂層9が形成されていることが好ましい。このような非発泡樹脂層9を設けることによって非発泡樹脂層3の密着性を高めることができる。
非発泡樹脂層9の樹脂成分は、非発泡樹脂層3の樹脂成分として上記エチレン系樹脂を用いる場合には同様にエチレン系樹脂が好ましい。また、絵柄模様層8との密着性を高めるために、非発泡樹脂層9と絵柄模様層8との間に変性ポリエチレン樹脂などのポリオレフィン系接着性樹脂を樹脂成分とする非発泡樹脂層を更に設けてもよい。
非発泡樹脂層9の厚さは限定的ではないが、1〜50μm程度が好ましい。
本発明では、凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3を被覆し、特に凹凸形状に追従するように機能性を有する非発泡樹脂層を形成してもよい。このような非発泡樹脂層としては、例えば、図4に示されるようなマットインキ層13や図5に示されるようなクリアインキ層14が挙げられる。図4のマットインキ層13は、必要に応じて斜視観察時の凹凸形状に基づく意匠性を控え目にする場合に設けることができる。図5のクリアインキ層14は、凹凸形状に追従して設けることにより凹凸形状に奥行き感や三次元感を付与することで凹凸形状に基づく意匠性をより向上させることができる。なお、本明細書におけるマットインキは、低艶インキ、艶消し剤を含むインキ等を意味し、クリアインキは、透明性インキに限定されず高艶インキ、艶消し剤を実質的に含まないインキ等を意味する。このようなマットインキ層13やクリアインキ層14は、公知のマットインキやクリアインキを用いて任意の厚みで形成することができる。
表面保護層11としては限定されず、例えば、艶調整及び/又は絵柄模様層の保護等の目的により表面保護層を形成することができる。
艶調整を目的とする表面保護層11であれば、例えば、シリカなどの既知の艶消し剤を含む表面保護層を形成することができる。艶消し剤を含む表面保護層11を備えることにより、斜視観察時に凹凸形状10が設けられた部分が高艶に、凹凸形状10が設けられていない部分が低艶に認識されやすくなり、より意匠性に優れた発泡積層シートとなる。表面保護層11の形成方法としては、グラビア印刷などの公知の方法が採用できる。
発泡積層シートの表面強度(耐スクラッチ性など)、耐汚染性、絵柄模様層の保護等を目的として表面保護層11を形成する場合には、電離放射線硬化型樹脂を樹脂成分として含有するものが好適である。電離放射線硬化型樹脂としては、電子線照射によってラジカル重合(硬化)するものが好ましい。
表面保護層11の厚さは限定的ではないが、0.5〜10μm程度が好ましい。
本発明では、非発泡部分を形成するいずれかの層とその隣接層との密着性を高める点で任意にプライマー層を設けることができる(図2〜図5には図示せず)。
プライマー層に含有される樹脂としては、例えば、アクリル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル、ポリウレタン、塩素化ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン等を使用することができるが、特にアクリル、塩素化ポリプロピレン等が望ましい。
アクリルとしては、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸プロピル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリル酸エチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸メチル共重合体等の(メタ)アクリル酸エステルを含む単独又は共重合体からなるアクリル樹脂が挙げられる。
ポリウレタンとはポリオール(多価アルコール)を主剤とし、イソシアネートを架橋剤(硬化剤)とする組成物である。
ポリオールとしては、分子中に2個以上の水酸基を有するもので、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール等が用いられる。
また、イソシアネートとしては、分子中に2個以上のイソシアネート基を有する多価イソシアネートが用いられる。例えば、2,4-トリレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、4,4’-ジフェニルメタンジイソシアネート等の芳香族イソシアネート、或いはヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂肪族(又は脂環族)イソシアネートが用いられる。
プライマー層の厚さは限定的ではないが、0.1〜10μm程度が好ましく、0.1〜5μm程度がより好ましい。
エンボス模様
本発明の発泡積層シートは、本発明の効果に影響を与えない範囲でおもて面にエンボス模様を有していてもよい。本発明の発泡積層シートは表面の耐汚染性に優れていることも効果の一つであるため、エンボス模様を設ける場合には耐汚染性に影響を与え得る微細な凹凸形状は避けて設ける必要がある。
エンボス模様を賦型する際は、発泡積層シートのおもて面の上からエンボス加工すればよい。エンボス加工は、エンボス版の押圧等、公知の手段により実施することができる。例えば、最表面層が表面保護層である場合は、そのおもて面を加熱軟化後、エンボス版を押圧することにより所望のエンボス模様を賦型できる。エンボス模様としては、例えば木目板導管溝、石板表面凹凸、布表面テクスチャア、梨地、砂目、ヘアライン、幾何学模様、万線条溝、輪郭模様等がある。
≪発泡積層シートの製造方法≫
本発明の発泡積層シートの製造方法は限定されないが、凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3は、微細な凹凸形状を有する点から転写法により形成されることが好ましい。
例えば、図1には、転写法により凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3を形成する方法が模式的に示されている。先ずは図1について説明する。
図1の(a)の上図は、転写基材1に凹凸形状の型となる盛り上げインク層2(以下「盛り上げインク層2」ともいう)を形成した後、非発泡樹脂層3を盛り上げインク層2を被覆するように積層した図である。
転写基材としては、剥離性を有し、従来から転写シートの転写基材として公知のものを幅広く使用することができる。
転写基材としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム等の熱可塑性ポリエステル系フィルム;ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、エチレン−プロピレン共重合体フィルム、エチレン−プロピレン−ブテン3元共重合体フィルム、オレフィン系熱可塑性エラストマーフィルム等のポリオレフィン系フィルム;塩化ビニル樹脂フィルム、ポリアミド樹脂フィルム等の樹脂フィルム(シート)が挙げられる。
これらの樹脂フィルムは、延伸加工されたものでもよく無延伸のものでもよい。例えば、皺の発生による悪影響を軽減する点では延伸加工されたものが好ましく、転写時の延伸性を考慮すると低延伸又は無延伸のものが好ましい。延伸の有無及び程度は、樹脂フィルムの種類及び転写時の各種条件に応じて適宜設定できる。
なお、本発明では、これらの樹脂フィルムの中でも、ポリエチレンテレフタレート及びポリプロピレンの少なくとも1種を含有する転写基材が好ましく、転写基材は、必要に応じて延伸加工されていてもよい。
転写基材の厚さは限定的ではないが、通常10〜200μm程度が好ましく、30〜80μm程度がより好ましい。
転写基材には、必要に応じて、非発泡樹脂層3を積層する側の剥離性を向上させるために公知の剥離層を設けてもよい。剥離層の成分としては、例えば、シリコーン樹脂、メラミン樹脂、ポリアミド樹脂、ウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ワックス等が挙げられる。これらの成分は、単独又は2種以上を混合して使用できる。剥離層は、転写基材の表面に上記剥離性の樹脂成分を塗布することによって形成することができる。剥離層の成分及び厚さは剥離する非発泡樹脂層3の特性に応じて適宜設定することができる。
盛り上げインク層2については、凹凸形状の型となる層であるため、微細な凹凸形状を印刷などにより容易に形成でき、且つ微細な凹凸形状の保持性にも優れる観点から電離放射線硬化型樹脂を含む硬化型インクにより形成することが好ましい。例えば、公知の電子線硬化型インクや紫外線(UV)硬化型インクが挙げられる。
盛り上げインク層2の高さについては、凹凸形状10の種類に応じて適宜設定できるが、本発明の発泡積層シートにおいて、凹凸形状10に起因して光の反射特性を利用して見る角度によって表面の意匠性を変化させる点では、盛り上げインク層2の高さは5μm以上であることが好ましく、10μm以上であることがより好ましく、20〜50μmであることが特に好ましい。
なお、本発明では盛り上げインクを用いた方法に限定されず、転写基材にケガキなどの公知の手法により凹凸形状の型を付与することも可能である。
図1の(a)の下図は、繊維質基材4上に発泡部分の発泡前の積層体(非発泡樹脂層B、発泡剤含有樹脂層6及び非発泡樹脂層Aの積層体)、絵柄模様層8及び非発泡樹脂層9が積層された積層体を示している。
発泡部分の発泡前の積層体を形成する際は、発泡剤含有樹脂層6の片面又は両面に非発泡樹脂層を有する場合には、非発泡樹脂層B及び/又は非発泡樹脂層Aを、押出し製膜により形成してもよいし、各フィルムを熱ラミネートすることにより形成してもよいが、Tダイ押出し機による同時押出し製膜が好適である。例えば、両面に非発泡樹脂層を有する場合には、3つの層に対応する溶融樹脂を同時に押出すことにより3層の同時成膜が可能なマルチマニホールドタイプのTダイを用いることができる。
なお、発泡剤含有樹脂層を形成する樹脂組成物に無機充填剤が含まれる場合であって、発泡剤含有樹脂層を押出し製膜により形成する場合には、押出し機の押出し口(いわゆるダイス)に無機充填剤の残渣(いわゆる目やに)が発生し易く、これが発泡剤含有樹脂層表面の異物となり易い。そのため、発泡剤含有樹脂層を形成する樹脂組成物に無機充填剤が含まれる場合には、上記のように3層同時押出し製膜することが好ましい。即ち、発泡剤含有樹脂層を非発泡樹脂層によって挟み込んだ態様で同時押出し製膜することにより、前記目やにの発生を抑制することができる。
発泡部分の発泡前の積層体を製膜後は、電子線照射を行ってもよい。これにより樹脂成分を架橋して発泡樹脂層の表面強度、発泡特性等を調整することができる。電子線のエネルギーは、150〜250kV程度が好ましく、175〜200kV程度がより好ましい。照射量は、10〜100kGy程度が好ましく、10〜60kGy程度がより好ましい。電子線源としては、公知の電子線照射装置が使用できる。なお、非発泡部分の最表層に電離放射線硬化型樹脂を用いて表面保護層11を形成するような場合には、表面保護層11を形成後に表面保護層11及び発泡部分の発泡前の積層体の両方に対して電離放射線を照射してもよい。
発泡部分の発泡前の積層体の上に絵柄模様層8及び非発泡樹脂層9等を形成した後、図1の(a)の上図に示す積層体と図1の(a)の下図とを重ね合わせて、例えば熱ラミネートすることにより非発泡樹脂層3と非発泡樹脂層9とを接着することができ、次に転写基材1と盛り上げインク層2とを一緒に剥がすことにより、図1の(b)で示される凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3を形成することができる。
図1の(b)で示される凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3を形成後は、図2〜図5に例示されるように、非発泡樹脂層12、マットインキ層13、クリアインキ層14、表面保護層11等を適宜選択して形成し、最終的に熱処理することにより発泡剤含有樹脂層6を発泡樹脂層6’に変えることにより発泡積層シートを形成することができる。
熱処理条件は、熱分解型発泡剤の分解により発泡樹脂層が形成される条件であればよく、加熱温度は210〜240℃程度が好ましく、加熱時間は25〜80秒程度が好ましい。また、おもて面にエンボス模様を付す場合はエンボス版の押圧等、公知の手段により実施する。
以上を踏まえて、本発明は、発泡積層シートの製造方法として、
(1)発泡剤含有樹脂層、又はそれを含む積層体Xを得る工程、
(2)転写基材上に凹凸形状の型となる盛り上げインク層を形成後、盛り上げインク層を被覆するように非発泡樹脂層を積層することにより積層体Yを得る工程、
(3)前記発泡剤含有樹脂層又は前記積層体Xと前記積層体Yの非発泡樹脂層側とを接着した後、前記転写基材及び盛り上げインク層を剥離することにより、前記発泡剤含有樹脂層又は前記積層体X上に凹凸形状を形成する工程、
(4)前記凹凸形状を被覆するように少なくとも一層の非発泡樹脂層を形成する工程、
(5)発泡剤含有樹脂層を発泡させて発泡樹脂層を得る工程、
を有する発泡積層シートの製造方法が包含される。
なお、本発明の発泡積層シートの製造方法において、(1)工程と(2)工程は順不同である。また、繊維質基材は、発泡積層シートの製造過程のいずれかで発泡剤含有樹脂層又は積層体Xの裏面と貼り合わせることができる。また、(3)工程に先立って(5)工程を行い、発泡剤含有樹脂層を発泡させて発泡樹脂層としてから積層体Yを積層してもよいが、優れた斜視高意匠性を得る観点からは上記の記載順序通り(5)工程は(3)工程及び(4)工程の後に行うことが好ましい。
≪発泡積層シートの施工方法≫
本発明の発泡積層シートは、被施工面に接着剤を塗工した後、当該被施工面に貼着することで施工することができる。本発明の発泡積層シートが適用される被施工面としては特に限定されず、装飾が要求される各種の用途が適用でき、被施工面として壁面及び/又は天井が好適に挙げられる。即ち、本発明の発泡積層シートは、壁紙及び/又は天井材として特に有用である。
本発明の発泡積層シートの施工に用いる接着剤としては特に限定されず、デンプン系接着剤(デンプン糊、デンプン糊に合成樹脂を添加したもの等)、メチルセルロース系接着剤などの慣用の接着剤を、被施工面の種類に応じて選択して使用することができる。前述の通り、本発明の発泡積層シートは、メチルセルロース系接着剤以外の接着剤、例えば、壁紙及び天井材の施工において一般的に用いられるデンプン系接着剤を用いて施工した場合でも、貼り替え時に繊維質基材と接着剤との間で剥離することが可能であり、被施工面に繊維質基材が残り難く、貼り替えが容易である。
なお、本発明の発泡積層シートの施工方法は、上記の施工方法に限定されず、発泡積層シートの裏側(繊維質基材の裏側)に接着剤を塗工後、被施工面に貼着する、一般的な方法により施工することも可能である。
以下に実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明する。但し、本発明は実施例に限定されない。
実施例1
3種3層マルチマニホールドTダイ押出し機を用い、i)非発泡樹脂層B(5)、ii)発泡剤含有樹脂層(6)及びiii)非発泡樹脂層A(7)の順に、厚み10μm、60μm及び10μmになるように製膜した。押し出し条件は、前記i)層の樹脂はシリンダー温度100℃とし、前記ii)層の樹脂組成物はシリンダー温度120℃とし、前記iii)層の樹脂はシリンダー温度130℃とした。ダイス温度は全て120℃とした。
製膜後、表面温度を120℃に加熱した普通紙裏打紙(WK-665DO、興人製)(4)に、前記i)層の面を積層して接着した。
次に、iii)層上にコロナ放電処理を行った。
次に、グラビア印刷機によりアクリル系樹脂をバインダーとした絵柄用水性インキを用いて、グラビア印刷機により布目模様を印刷して絵柄模様層8を形成後、フィルム層9(ノバテックHF560、15μm、日本ポリエチレン製)を形成した。なお、フィルム層9は、絵柄模様層8と接する側の5μm分は、絵柄模様層8との密着性を高めるための変性ポリエチレン樹脂層である。
i)非発泡樹脂層B、ii)発泡剤含有樹脂層及びiii)非発泡樹脂層Aの各層は、以下の成分を用いて形成した。
i)非発泡樹脂層Bは、EVA「エバフレックスEV150、三井・デュポン ポリケミカル製」により形成した。
ii)発泡剤含有樹脂層は、EMAA「ニュクレルN1110H、三井・デュポンポリケミカル製」100重量部、炭酸カルシウム「ホワイトンH、東洋ファインケミカル製」20重量部、二酸化チタン「タイピュアR-350、デュポン製」30重量部、発泡剤「ユニフォームウルトラAZ3050、大塚化学製」5重量部、発泡助剤「ADH-S、大塚化学製」5重量部を含む樹脂組成物により形成した。
iii)非発泡樹脂層Aは、エチレン−メタクリル酸共重合体樹脂「ニュクレルN1560、三井・デュポン ポリケミカル製」により形成した。
次に、転写基材1「エステルフィルムE5001、50μm、東洋紡製」にウレタンアクリレートからなるUV盛り上げインキにより凹凸形状の型となるUV盛り上げインキ層2(高さ10μm)を形成し、更にその上を被覆するように非発泡樹脂層3「ノバテックHF560、15μm、日本ポリエチレン製」を形成した。
次に、前記フィルム層9と非発泡樹脂層3とを熱ラミネートにより接着し、転写基材1とUV盛り上げインキ層2とを剥離することにより、フィルム層9上に凹凸形状10を有する非発泡樹脂層3を形成した。
次に、図2の通りに非発泡樹脂層3上に艶消し剤によりマット調に調整されたウレタンアクリレートからなる厚み2μmの表面保護層11を形成することにより積層シートを得た。
次に、表面保護層11側から電子線(200KV、5.0Mrad)を照射して、表面保護層11及び発泡剤含有樹脂層ii)を樹脂架橋させた。
次に、ギアオーブンにて加熱(220℃×40秒)し、発泡剤含有樹脂層に含まれる発泡剤を発泡させた。更に、発泡体に対して最表面から布目パターン凹凸エンボスを施し、発泡積層シート(発泡壁紙)を作製した。
実施例2
図3の通りに非発泡樹脂層3上に非発泡樹脂層5「ノバテックHF560、10μm、日本ポリエチレン製」を形成した後に表面保護層11を形成する以外は実施例1と同様にして発泡積層シート(発泡壁紙)を作製した。
実施例3
図4の通りに非発泡樹脂層3上にマットインキ層13「オーデプライマー9、DICG製、2μm」及び非発泡樹脂層5「ノバテックHF560、10μm、日本ポリエチレン製」を形成した後に表面保護層11を形成する以外は実施例1と同様にして発泡積層シート(発泡壁紙)を作製した。
実施例4
図5の通りに非発泡樹脂層3上にクリアインキ層14「KSIプライマー+DC硬化剤(アクリルウレタン樹脂+ポリイソシアネート)、昭和インク工業製、2μm」及び非発泡樹脂層5「ノバテックHF560、10μm、日本ポリエチレン製」を形成した後に表面保護層11を形成する以外は実施例1と同様にして発泡積層シート(発泡壁紙)を作製した。
比較例1
前記フィルム層9の上にパールインキ層16「化X(NT)TJパール」を形成後、非発泡樹脂層5「ノバテックHF560、10μm、日本ポリエチレン製」を形成した後に表面保護層11を形成する以外は実施例1と同様にして発泡積層シート(発泡壁紙)を作製した。
試験例1
実施例及び比較例で作製した発泡積層シートについて、意匠性、斜視高意匠性及び耐汚染性の程度を調べた。各試験の方法及び評価基準は下記の通りである。
≪意匠性≫
発泡工程後においても凹凸形状10及びパールインキ層16の意匠性が維持されているか否かを確認した。
○:意匠がはっきりと維持されている
△:概ね意匠が維持されている
×:意匠が殆ど又は全て消失している
≪斜視高意匠性≫
発泡積層シートの表面に対して20°、45°の角度から観察した際に立体感のある意匠が視認できるか否かを確認した。
◎:輝度の高い、立体感のある意匠がはっきりと認められる
○:輝度はやや低いが、表面との艶差により立体感のある意匠が認められる
△:表面との艶差が僅かに感じられ、立体感が弱い意匠が認められる
×:45°では意匠を認めるが、20°では意匠が認められない
≪耐汚染性≫
発泡積層シートの表面に赤クレヨン及び油性マジックで汚れを付けた後、24時間後に中性洗剤を用いて水拭きした際の耐汚染性を確認した。
○:汚れが殆ど残らず意匠が維持されている
△:汚れが意匠と同調して残る、又は汚れは殆ど残らないが意匠が変化する
×:汚れがはっきりと意匠と同調して残る、又は意匠が消失する
各試験の結果を表1に示す。
1. 転写基材
2. 凹凸形状の型となる盛り上げインク層
3. 非発泡樹脂層
4. 繊維質基材
5. 非発泡樹脂層B
6. 発泡剤含有樹脂層、6’発泡樹脂層
7. 非発泡樹脂層A
8. 絵柄模様層
9. プライマー層
10. 凹凸形状
11. 表面保護層
12. 非発泡樹脂層
13. マットインキ層
14. クリアインキ層
15. 非発泡樹脂層
16. パールインキ層
A. 発泡部分の発泡前の積層体:発泡剤含有樹脂層6を含む態様、又は
発泡部分:発泡樹脂層6’を含む態様
B. 非発泡部分

Claims (5)

  1. 繊維質基材上に、少なくとも発泡部分及び非発泡部分が順に積層されている発泡積層シートであって、
    前記非発泡部分の内部に凹凸形状を有することを特徴とする発泡積層シート。
  2. 前記凹凸形状に追従するようにクリアインキ層が更に形成されている、請求項1に記載の発泡積層シート。
  3. 前記凹凸形状を被覆するように隣接する非発泡樹脂層は、前記凹凸形状に沿って密着している、請求項1に記載の発泡積層シート。
  4. 前記凹凸形状を被覆するように隣接する非発泡樹脂層は、前記凹凸形状の凹部と前記非発泡樹脂層との間に空気層を有する、請求項1に記載の発泡積層シート。
  5. 前記発泡部分は、発泡樹脂層とその片面又は両面に隣接する非発泡樹脂層とを有する、請求項1〜4のいずれかに記載の発泡積層シート。
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