JP2017063102A - プリント配線板およびその製造方法 - Google Patents

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輝幸 石原
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Abstract

【課題】開口を有するプリント配線板の信頼性の向上。
【解決手段】実施形態のプリント配線板1は、中心部に開口10aを有する絶縁層11を含み、第1面10Fおよび第1面10F側と反対側の第2面10Sを有する第1回路基板10と、第3面20Tおよび第3面20Tと反対側の第4面20Fを有する第2回路基板20とを備えている。第2回路基板20は、第3面20Tに電子部品の実装エリアMを有し、第1回路基板10の第1面10F上に積層されていて、第1回路基板10の開口10a内に実装エリアMを露出するように形成されている。そして、第1回路基板10は、開口10aの周囲に第1面10Fと第2面10Sを貫通する導体ポスト12をさらに含み、導体ポスト12の側面には、導体ポスト12の中心部の材料よりも軟質な金属材料からなる被膜12bが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、開口の周囲に導体ポストを有するプリント配線板、およびその製造方法に関する。
特許文献1には、半導体素子が搭載されるベース基板と、この半導体素子を収納するキャビティ部を有するキャビティ基板とを含むパッケージ基板が開示されている。キャビティ部の周囲には、ベース基板とキャビティ基板とを接続すると共に、このパッケージ基板と他のパッケージ基板とを接続するカッパーポストが形成されている。ベース基板とキャビティ基板とは接着剤で接合され、その接着剤がカッパーポストの周囲に回り込んでキャビティ基板と接合されている。
特開2015−60912号公報
特許文献1のパッケージ基板のようにキャビティ部を有する配線板では、キャビティ部は薄いため、比較的強度が低いと考えられる。さらに、半導体素子の動作に伴う発熱によりキャビティ部付近では温度変化が生じ易いと推察される。そのため、周囲の温度変化や半導体素子の動作に伴って配線板に反りが生じ易いと考えられる。配線板に反りが生じると、ベース基板とキャビティ基板との接着剤による接合部、および、キャビティ基板とカッパーポストとの間が剥離することがあると考えられる。また、ベース基板のキャビティ部付近にクラックが生じることがあると考えられる。
本発明のプリント配線板は、中心部に開口を有する絶縁層を含み、第1面および第1面側と反対側の第2面を有する第1回路基板と、第3面および前記第3面と反対側の第4面を有すると共に、第3面に電子部品の実装エリアを有し、前記第1回路基板の第1面上に積層されていて、前記第1回路基板の前記開口内に前記実装エリアを露出する第2回路基板と、を備えている。そして、前記第1回路基板は、前記開口の周囲に第1面と第2面を貫通する導体ポストをさらに含み、前記導体ポストの側面には、前記導体ポストの中心部の材料よりも軟質な金属材料からなる被膜が形成されている。
本発明のプリント配線板の製造方法は、ベース板上に第1面と前記第1面とは反対面の第2面を有する絶縁層を含む第1回路基板を形成することと、前記絶縁層の前記支持板側と反対側の第2面から枠状の溝を形成することと、前記枠状の溝および前記溝に囲まれた前記絶縁層を被覆するように剥離膜を形成することと、前記絶縁層の第2面上および前記剥離膜上に第2回路基板を形成することと、前記ベース板を除去することと、前記絶縁層の第2面側に前記枠状の溝を露出させることと、前記絶縁層のうちの前記溝で囲まれている部分を剥離することにより開口を形成することと、前記剥離膜を除去することにより前記第2回路基板の一部を実装エリアとして前記開口内に露出させることと、を含んでいる。そして、前記第1回路基板は、中心部に開口を有し、前記開口の周囲に前記絶縁層の第1面と第2面を貫通する導体ポストをさらに含み、前記導体ポストの側面には、前記導体ポストの材料よりも軟質な金属材料からなる被膜が形成されている。
本発明の実施形態によれば、第1回路基板に導体ポストが形成されている。その導体ポストの側壁には、中心部の導体ピンよりも軟質な金属材料からなる被膜が形成されている。導体ポストの中心部と外周の被膜との密着性は向上していると考えられる。絶縁層との間に熱膨張率差があっても、被膜により応力を吸収し得ると考えられる。その結果、プリント配線板の反りや、導体ポストと絶縁層との間および第1回路基板と第2回路基板との間の剥離力が抑制され易いと考えられる。
本発明の一実施形態のプリント配線板の断面図。 図1に示されるプリント配線板の平面図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 本発明の一実施形態のプリント配線板の製造方法の一例を示す図。 図1のプリント配線板の変形例を示す断面図。 本発明の他の実施形態のプリント配線板の例を示す断面図。
つぎに、本発明の一実施形態のプリント配線板が図面を参照しながら説明される。実施形態のプリント配線板1は、図1に示されるように、中心部に開口10aを有する絶縁層11を含み、第1面10Fおよび第1面10F側と反対側の第2面10Sを有する第1回路基板10と、第3面20Tおよび第3面20Tと反対側の第4面20Fを有する第2回路基板20とを備えている。なお、第1回路基板10の第1面10Fおよび第2面10Sは、絶縁層11の第1面および第2面と、それぞれ一致する。また、第2回路基板20の第4面20Fはビルドアップ配線層25の最外層の導体層26dの露出面である。第2回路基板20は、第3面20Tに電子部品の実装エリアMを有し、第1回路基板10の第1面10F上に積層されていて、第1回路基板10の開口10a内に実装エリアMを露出するように形成されている。そして、第1回路基板10は、開口10aの周囲に第1面10Fと第2面10Sを貫通する導体ポスト12をさらに含み、導体ポスト12の側面には、導体ポスト12の中心部12aの材料よりも軟質な金属材料からなる被膜12bが形成されている。
実施形態では、第1回路基板10が、中心部に開口10aを有し、その周囲に第1面10Fと第2面10Sとを貫通する導体ポスト12を有している。そして、その導体ポスト12の側面に中心部12aの材料よりも軟質な金属材料からなる被膜12bが形成されていることに特徴がある。すなわち、導体ポスト12は、導体ピン12aと、導体ピン12aの周囲の被膜12bとを有している。導体ピン12aは、たとえば、100mm以上で、200mm以下の太さの銅ワイヤを、80mmから180mm程度の長さに切断することにより形成される。被膜12bは、たとえばスズめっき膜である。すなわち、「導体ポスト12の中心部の金属材料よりも軟質な材料」は、この例では、導体ピン12aの材料である銅よりも柔らかい材料であるスズ(Sn)などの被膜12bを意味している。このような軟質な材料としては、低融点材料が挙げられるが、これには限定されない。被膜12bの材料は、中心部の材料よりも応力を吸収しやすい材料であればよい。この被膜12bの形成により、絶縁層11に反りの応力が働いても、その応力が吸収されやすいと考えられる。また、導体ポスト12と絶縁層11との間の熱膨張率差に基づく応力がかかっても、その熱歪みによる応力が吸収されやすいと考えられる。
このような導体ポスト12は、導体ピン12aの周囲に、たとえばバレルメッキなどにより被膜12bを設けることにより形成される。導体ピン12aは、前述のように、たとえば銅ワイヤなどの所望の太さのワイヤを所望の長さに切断することにより得られる。このように導体ピン12aの材料には、好ましくは銅が用いられる。銅は小さい電気抵抗を有し、かつ、安価であるからである。しかし、導体ピン12aの材料は銅に限定されない。銅を含む材料など、被膜12bよりも高い融点を有し、かつ、電気抵抗の小さい材料が用いられ得る。この導体ピン12aの周囲全体に、被膜12bが形成されると、被膜12bは端面(切断面)にも形成される。しかし、必ずしも端面まで被膜12bが形成される必要はない。たとえば、銅ワイヤの状態でその表面(側面)のみに被膜12bが形成されていてもよい。この場合、切断面には被膜12bは形成されない。しかし、後述される製造方法で示されるように、この導体ポスト12の一端面を第1パッド13または金属膜81(図3C参照)に融着することによりプリント配線板1が製造される場合には、導体ポスト12の一端面は、低融点材料で被覆されていることが好ましい。一方、たとえば導電性接着剤により、第1パッド13または金属膜81上に導体ポスト12が立てられてもよい。この場合は、端面まで軟質な金属材料で被膜12bが形成されていなくてもよい。逆に、後述される第2回路基板20がこの上に積層され、導体ポスト12が第2回路基板20のビア導体と接続される場合には、軟質な金属材料はない方が好ましい。この場合は、後述されるように、研磨により被膜12bは除去されることもある。
この被膜12bは、めっきによらなくても、柔らかい金属材料をワイヤ12aの周囲に被覆することにより形成されてもよい。厚い被膜12bが形成されやすい。被膜12bが厚いほど、応力が吸収されやすい。しかし、被膜12bが厚くなり過ぎると、導体ピン12aとの密着性が低下する。また、被膜12bがめっきで形成される場合には時間がかかりコストアップになる。そのため、被膜12bは、1μm以上、10μm以下の厚さに形成される。さらに好ましくは、被膜12bの厚さは、3μm以上、8μm以下である。また、この導体ポスト12は、開口10aの周囲に2列に形成されるとは限らず、1列または3列以上の導体ポスト12が形成されてもよい。また、複数列に形成される場合に、各導体ポスト12の太さが同じである必要はない。電源、グランド用の導体ポストは太く、信号用の導体ポスト12は細く形成されてもよい。
前述のように、導体ポスト12は、第2回路基板20の第1ビア導体22と接続される場合には、端面に被膜12bを有しない方が好ましい。そのため、製造方法の一例が後述されるように、絶縁層11および導体ポスト12の平坦化の際に、導体ポスト12の端面も研磨することにより、被膜12bが除去される。なお、その反対面の端面は、図1に示される例では、第1パッド13に接続されている。その第1パッド13の、導体ポスト12との接続面と反対面(裏面)が露出している。この第1パッド13の裏面は第1回路基板10の第2面10Sから凹んでいる。
絶縁層11は、たとえば、シリカなどの無機フィラーを含むエポキシなどの絶縁性の樹脂材料で形成される。絶縁層11は、好ましくは、ガラス繊維などの補強材を含まない樹脂材料で形成される。絶縁層11の形成時に樹脂材料が十分に流動し、ボイドなどを多く生ずることなく第1および第2導体ポストが適切に覆われると考えられる。絶縁層11は、好ましくは、モールド成形用のモールド樹脂で形成される。
絶縁層11の中心部側には、第1回路基板10の第1面10Fから第2面10Sを貫通する開口10aが形成されている。この開口10aと第2回路基板20の第3面に形成される凹部21aとで、キャビティCが形成されている。凹部21aは、後述される製造方法の関係で形成されているが、無くても構わない。要は、絶縁層11の開口10aと第1樹脂絶縁層21の露出面を底面としてキャビティCが形成されている。キャビティCの底面が実装エリアMとなり得る。キャビティCの深さは、たとえば、キャビティC内に配置される電子部品の厚さなどに応じて決定され、絶縁層11の厚さの選択などにより調整され得る。
第1樹脂絶縁層21は、たとえば、エポキシなどの樹脂材料により形成される。第1樹脂絶縁層21は、好ましくは、図1に示されるように、補強材21bに含浸された樹脂材料で形成される。補強材21bとしては、ガラス繊維が例示される。補強材21bにより機械的強度が高められる。そのため、プリント配線板1に反りが生じたり、キャビティCの周囲に応力が生じたりしても、クラックが生じ難いと考えられる。しかし、第1樹脂絶縁層21は、補強材を含まないエポキシなどの樹脂材料で形成されていてもよい。
第1樹脂絶縁層21には、第1樹脂絶縁層21を貫通する第1ビア導体22と第3ビア導体23とが形成されている。第1ビア導体22は凹部21a以外の領域に形成されている。導体ポスト12の第1回路基板10の第1面10F側の端面は、第1ビア導体22の第1回路基板10側の端面と介在物を間に挟むことなく直接接続されている。すなわち、導体ポスト12の周囲に形成されている被膜12bも除去されている。導体ピン12aに直接第1ビア導体22が接続されている。それにより、たとえば銅からなる同じ材料同士が接続されている。第1回路基板10と第2回路基板20とが、より強固に接合していると考えられる。
実施形態のプリント配線板1では、第2回路基板20は、第1樹脂絶縁層21を含むビルドアップ配線層25を含んでいる。ビルドアップ配線層25は、第1回路基板10の第1面10F上に積層されている。ビルドアップ配線層25には導体層と樹脂絶縁層とが交互に積層されている。図1の例では、ビルドアップ配線層25は、導体層26a〜26dのそれぞれと、第1樹脂絶縁層21および層間樹脂絶縁層27a〜27cのそれぞれとが交互に積層されて形成されている。層間樹脂絶縁層27a〜27cそれぞれに、層間樹脂絶縁層27a〜27cをそれぞれ貫通する第2ビア導体28a〜28cが形成されている。ビルドアップ配線層25は、図1に示される例では、4層構造のビルドアップ配線層25で、4層の導体層26a〜26dで形成されているが、3層以下または5層以上の導体層を含んでいてもよい。たとえば、第1樹脂絶縁層21および第1樹脂絶縁層21上の導体層26aだけが形成されていてもよい。
図1の例では、第2回路基板20の第4面20F上にソルダーレジスト層29が形成されている。ソルダーレジスト層29は、導体層26dの第2回路基板20の第4面20F側の面の一部を露出する複数の開口29aを有している。導体層26dの開口29a内の露出面は第2パッド26d1である。
層間樹脂絶縁層27a〜27cの材料は特に限定されないが、たとえばフィラーが混入されたエポキシ樹脂などで形成される。好ましくは、補強材を含まない樹脂材料が用いられる。ファインピッチの導体パターンを有する導体層26b〜26dが容易に形成され得る。
第1および第3ビア導体22、23の第1回路基板10側と反対側の端面は導体層26aに接続されており、導体層26aを介して第2ビア導体28aに接続されている。第2ビア導体28a〜28cは、平面視で互いに重なる位置に形成され、所謂スタックビアを形成している。第2ビア導体28cの第2回路基板20の第4面20F側の端面は導体層26dに接続されている。それにより、第1ビア導体22は、第2ビア導体28a〜28cを介して第2パッド26d1と接続されている。第2パッド26d1は、たとえば、外部のマザーボードなどに接続される。たとえば、第1パッド13に接続される外部の電子部品などが、第2パッド26d1側の外部のマザーボードなどと短い経路で電気的に接続され得る。
第3ビア導体23は実装エリアMに形成されている。第3ビア導体23の端面は実装エリアMに露出している。第3ビア導体23の実装エリアMへの露出面により、図示されない電子部品との接続パッドが形成されている。キャビティC内に配置される電子部品の電極などが、第3ビア導体23の露出面に接続され得る。キャビティCに配置される電子部品は、たとえば、半導体素子、受動素子、再配線層を有するインターポーザ、再配線層を有する半導体素子、WLP(Wafer Level Package)などである。
第1ビア導体22、第2ビア導体28a〜28c、および第3ビア導体23は、いずれも、第2回路基板20の第4面20F側から第3面20T側に向かって先細りとなるテーパー形状に形成されている。
図2に平面図が示されるように、第1回路基板10の開口10aは、四角形の平面形状に形成されている。従って、第1樹脂絶縁層21の凹部21aも四角形の平面形状に形成され、キャビティCの平面形状も四角形になり得る。開口10a、凹部21a、およびキャビティCの形状は、これに限定されず、四角形以外の多角形や円形などであってもよい。
一実施形態のプリント配線板の製造方法が、図3A〜3Mを参照して説明される。
図3Aに示されるように、たとえば、ベース板80および金属膜81が用意される。ベース板80には、たとえば、プリプレグなどからなる樹脂絶縁板または銅などの金属板が用いられる。金属膜81は、たとえば、キャリア銅箔付き銅箔と言われるように、キャリア銅箔81aに貼り付けられる。このキャリア銅箔81aがベース板80の両面に接合されている。キャリア銅箔81aと金属膜81とは、たとえば、外周付近の余白部において接着剤により接合されている。キャリア銅箔81aと金属膜81とは、熱可塑性の接着剤(図示せず)により全面において接合されてもよい。金属膜81は、たとえば、3μm以上、8μm以下の厚さを有している。キャリア銅箔81aとベース板80との接合は、ベース板80がプリプレグの場合には、加熱、加圧により接合される。しかし、接着剤などにより接合されてもよい。
図3A〜3Kには、ベース板80の両側の面にプリント配線板1が形成される例が示されている。しかし、ベース板80の一方の面だけにプリント配線板1が形成されてもよい。なお、図3B〜3Kが参照される以下の説明では、ベース板80の他面側(図の下側)についての説明は省略されている。図3B〜3K中のベース板80の他面側の符号も適宜省略されている。
図3Bに示されるように、第1パッド13が形成される。たとえば図示されていないめっきレジストマスクが金属膜81上に全面に形成され、第1パッド13の形成場所のみに開口が形成される。そして、レジストマスクの開口の形成領域に、金属膜81をシード層とし、たとえば銅の電解めっきにより第1パッド13が形成される。その後、レジストマスクが除去されることにより、図3Bに示される構造になる。なお、第1パッド13の厚さは、10μm以上で、25μm以下程度である。
次に、導体ポスト12が形成される。導体ポスト12は、導体ピン12aの周囲に、導体ピン12aよりも軟質の金属材料からなる被膜12bを形成することにより得られる。導体ピン12aは、たとえば前述の太さの銅ワイヤを前述の長さに切断することにより得られる。そして、導体ポスト12は、たとえばバレルメッキなどの方法により、導体ピン12aの周囲全面にスズめっき被膜が設けられることにより形成される。この被膜12bの材料はSnに限定されず、たとえばSn/Pb、Ni/Au、Ni/Pd/Auなどでもよい。また、被膜12bの形成方法はバレルメッキに限定されない。軟質な材料からなる金属被膜が形成されればよい。ワイヤの状態で被膜12bが形成され、その後に切断されてもよい。
その後、図3Cに示されるように、導体ポスト12が、第1パッド13に接合される。この導体ポスト12の第1パッド13への接合は、導体ポスト12を1個ずつ第1パッド13上に立て、リフローすることによりSnを融着することにより行われる。このリフローは、被膜12bを溶融するが導体ピン12aを溶融しない温度にて行われる。導体ポスト12を立てる方法としては、第1パッドの位置に開口を備えたマスクを用いることもできる。しかし、融着ではなくて、導電性接着剤により接合されてもよい。特に、導体ピン12aの側面だけに被膜12bが形成されている場合には、導電性接着剤により接合されることが好ましい。側面だけに被膜12bを有する導体ピン12aは、たとえば電解めっきを表面に施された金属ワイヤを所望の長さに切断することにより得られる。
図3Dに示されるように、導体ポスト12を被覆するように金属膜81上に絶縁層11が形成される。たとえば、フィルム状の樹脂材料を導体ポスト12上に積層し、加熱および加圧することにより絶縁層11が形成される。樹脂材料には、たとえば、ガラス繊維などの補強材を含まないエポキシ樹脂、好ましくは、流動性の良好なモールド成形用の樹脂が用いられる。
図3Eに示されるように、絶縁層11のベース板80と反対側の表面が、たとえば、バフ研磨などにより研磨される。この研磨は、導体ポスト12の導体ピン12aの端面が露出するように行われる。すなわち、導体ポスト12の端面に形成されている被膜12bも除去される。その結果、導体ポスト12の高さにバラツキがあっても、この研磨により導体ポスト12の端面が平坦化される。また、この表面に形成される第1ビア導体22(図1参照)との接続がより確実で堅固になる。さらに、絶縁層11の第1面、すなわち第1回路基板10の第1面10Fと、導体ポスト12の端面とがほぼ面一になる。図3Eまでの工程を経ることにより、ベース板80上に、第1面10Fおよび第1面10Fとは反対面の第2面10Sを有する第1回路基板10が形成される。第1回路基板10は、たとえば、100μm以上、200μm以下の厚さに形成される。導体ポスト12および第1パッド13の合計の高さは、第1回路基板10の厚さとほぼ同じ長さ(金属膜81からの高さ)を有している。
図3Fに示されるように、絶縁層11に、ベース板80側と反対側の第1面10Fから第2面10Sに至る枠状の溝10cが形成される。すなわち、金属膜81まで達する溝10cが形成される。溝10cは、第1回路基板10の開口の形成領域の外周に形成される。溝10cは、たとえば、レーザ光の照射により形成される。溝10cはドリル加工などの他の方法で形成されてもよい。なお、後述の第1回路基板10の開口の形成時に、溝10cに囲まれている部分11a(図3M参照)と周囲の絶縁層11との分離が可能であれば、溝10cは第2面10Sに至っていなくてもよい。
図3Gに示されるように、枠状の溝10cおよび絶縁層11の溝10cに囲まれた部分を被覆するように剥離膜83が設けられる。たとえば、フィルム状の固定材84が絶縁層11上に積層され、固定材84上に剥離膜83が積層される。固定材84の一部が溝10c内へ入り込むように、剥離膜83が絶縁層11側にプレスされてもよい。剥離膜83は、絶縁層11の溝10cで囲まれた部分の剥離を容易にする。また、剥離膜83は、固定材84と共に、後述の第1樹脂絶縁層21(図3H参照)の形成において第1樹脂絶縁層21の樹脂材料の溝10cへの侵入を防止する。また、剥離膜83は、後述の第3ビア導体23(図1参照)用の貫通孔の形成に用いられるレーザ光のストッパとなり得る。図3Gに示される例では、枠状の溝10cの外縁内の領域とほぼ同じ大きさの剥離膜83が設けられている。剥離膜83としては、金属箔が例示され、好ましくは銅箔が用いられる。
固定材84は、剥離膜83と分離可能に密着し、絶縁層11とも良好に密着する材料で構成されている。図3Gに示されるように、固定材84の一部が溝10c内へ入り込んでもよい。溝10c内への第1樹脂絶縁層21(図3H参照)の樹脂材料の侵入が確実に防止されると考えられる。固定材84の材料としては、ポリイミド樹脂が例示される。離型剤などに用いられる材料やシリコーンゴムなどが含まれていてもよい。固定材84はペースト状の状態でマスクなどを用いて塗布されてもよい。
つぎに、絶縁層11の第1面11F上および剥離膜83上に、第2回路基板20(図1参照)が形成される。
図3Hに示されるように、絶縁層11の第1面、すなわち第1回路基板10の第1面10F上および剥離膜83上に第1樹脂絶縁層21が形成される。たとえば、ガラス繊維などの補強材21bを含むプリプレグが第1回路基板10の第1面10F上および剥離膜83上に積層され、加熱および加圧される。図3Hに示されるように、銅箔26a1が第1樹脂絶縁層21上に積層されてもよい。
図3Iに示されるように、第1樹脂絶縁層21上に導体層26aが形成される。また、第1樹脂絶縁層21を貫通して導体ポスト12に接続される第1ビア導体22が形成され、剥離膜83上に第3ビア導体23が形成される。たとえば、第1樹脂絶縁層21の第1および第3のビア導体22、23の形成位置に、レーザ光の照射により第1樹脂絶縁層21を貫通する貫通孔がそれぞれ形成される。すなわち、第1ビア導体22が接続される導体ポスト12上、および剥離膜83上で、図示しない電子部品の電極に対応する部分に、貫通孔が形成される。そして、貫通孔内、および第1樹脂絶縁層21上(銅箔26a1が積層されている場合は銅箔26a1上)に、無電解めっきやスパッタリングなどにより金属膜(図示せず)が形成される。この金属膜をシード層として、セミアディティブ法により導体層26a、第1および第3のビア導体22、23が形成される。第1ビア導体22は、貫通孔内に露出する導体ポスト12の端面上に形成される。第1ビア導体22は、図3Iに示されるように、導体ポスト12に直接接続されている。図示されていないが、導体層26aは、シード層として用いられた金属膜を含んでいる。導体層26aは銅箔26a1を含んでいてもよい。電解めっきによる導体層26aの形成後、図示しない金属膜および銅箔26a1はエッチングにより除去される。
次に、図3Jに示されるように、第1樹脂絶縁層21および導体層26a上に、層間樹脂絶縁層27aが、たとえば、フィルム状の樹脂材料の積層、加熱および加圧により形成される。そして、第1樹脂絶縁層21上に導体層26aと第2ビア導体23を形成したのと同様の方法で、層間樹脂絶縁層27a上に導体層26bが形成される。また、層間樹脂絶縁層27aを貫通し、導体層26aと導体層26bとを接続する第2ビア導体28aが形成される。
さらに、図1に示される例では、ビルドアップ配線層25が4層構造であるため、層間樹脂絶縁層27aおよび導体層26b上に、層間樹脂絶縁層27b、導体層26c、層間樹脂絶縁層27c、および導体層26dが順に形成される。また、層間樹脂絶縁層27b、27cをそれぞれ貫通する第2ビア導体28b、28cが形成される。層間樹脂絶縁層27b、27cは、層間樹脂絶縁層27aと同様の方法で、導体層26c、26dは、導体層26bと同様の方法で、第2ビア導体28b、28cは第2ビア導体28aと同様の方法で、それぞれ形成され得る。それにより、第1回路基板10の第1面10F上に第2回路基板20が形成される。
層間樹脂絶縁層27a〜27cは、たとえば、10μm以上、100μm以下の厚さにそれぞれ形成される。導体層26a〜26d、第1および第3ビア導体22、23、ならびに第2ビア導体28a〜28cの材料は特に限定されないが、好ましくは銅が用いられ、電解めっきにより形成される。導体層26a〜26dは、たとえば、10μm以上、25μm以下の厚さに、それぞれ形成される。
図3Jに示される例では、第2回路基板20の第4面(導体層26dの表面)20F上にソルダーレジスト層29が形成されている。たとえば、第4面20F上への感光性のエポキシ樹脂層の形成、露光および現像により、開口29aを有するソルダーレジスト層29が形成される。感光性のエポキシ樹脂は無機フィラーを含んでいてもよい。
図3Kに示されるように、金属膜81とベース板80とが分離される。たとえば、キャリア銅箔81aと金属膜81とが接合されている余白部の接合箇所が切除されることにより、金属膜81とキャリア銅箔81aとが分離される。熱可塑性の接着剤が用いられている場合は、加熱状態で金属膜81とキャリア銅箔81aとが引き離される。キャリア銅箔81aはベース板80に接合されたまま金属膜81と分離される。ベース板80との分離により第1回路基板10の第2面10S上に金属膜81が露出する。このベース板80の除去により、2個のプリント配線板の組立体が得られるが、以後の図面ではその一方のみが示される。
図3Lに示されるように、金属膜81がエッチングなどにより除去される。その結果、枠状の溝10cが、第1回路基板10の第2面10S側に露出する。なお、金属膜81の除去により露出する第1パッド13の表面が、金属膜81のオーバーエッチングにより、第1回路基板10の第2面10Sよりも凹んでもよい。金属膜81の薄い膜でも残存すると、導体ポスト12間がショートするので、オーバーエッチングされることが好ましい。
その後、図3Mに示されるように、絶縁層11のうちの枠状の溝10cで囲まれている除去部分11aが剥離膜83から剥離され、第1回路基板10から除去される。たとえば、溝10cで囲まれている除去部分11aが、真空吸着や接着などにより治工具などに固定される。この治工具などを引き上げることにより溝10cで囲まれている除去部分11aが剥離膜83から剥離される。図3Mに示されるように、好ましくは、固定材84も剥離膜83から剥離され、絶縁層11の除去部分11aと共に除去される。第1回路基板10に開口10aが形成される。開口10aに剥離膜83が露出している。
開口10aに露出している剥離膜83が、たとえばエッチングにより除去される。固定材84が剥離膜83上に残存している場合は、好ましくは、剥離膜83と共に固定材84の残存物が除去される。図1に示される一実施形態のプリント配線板1が完成する。剥離膜83の除去により、開口10aの下の第1樹脂絶縁層21に凹部21aが形成される。開口10aおよび凹部21aからなるキャビティCが形成されている。キャビティCの底面には、第3ビア導体23の端面が露出し、電子部品の接続パッドが形成されている。第2回路基板20の一部が、電子部品の実装エリアMとして開口10a内に露出している。第1および第2導体ポスト12、13の第1回路基板10の第2面10S側の端面が、剥離膜83の除去時にエッチングされて第2面10Sよりも凹んでいる。
4層より少ない導体層を有する第2回路基板20が形成される場合は、導体層26b〜26dおよび層間樹脂絶縁層27a〜27cのいずれか1組または全部が省略される。4層より多い導体層を有する第2回路基板20が形成される場合は、層数に応じて、層間樹脂絶縁層27aおよび導体層26bの形成と同様の方法で、層間樹脂絶縁層および導体層の形成が繰り返される。
第1樹脂絶縁層21は、図3Hに示される例では補強材を含むプリプレグの積層により形成されているが、第1樹脂絶縁層21の形成方法は、これに限定されない。第1樹脂絶縁層21は、図4に示されるように、第1回路基板10の絶縁層11と同様の材料で補強材などを含まない絶縁樹脂層24により形成されてもよい。たとえばモールド樹脂のフィルム状のエポキシ樹脂などを第1回路基板10の第1面10F上などに積層し、加熱および加圧することにより、第1回路基板10の絶縁層11と同様に形成されてもよい。この場合、ファインピッチの導体パターンが形成され得るように、好ましくは、絶縁樹脂層24上に銅箔を積層することなく導体層が形成される。なお、図4に示されるプリント配線板1aでは、この絶縁樹脂層24が図1に示される例と異なるだけなので、図1と同じ部分には同じ符号が付され、その説明は省略される。
このような絶縁樹脂層24が第2回路基板20の第1回路基板10と接する面に形成されることにより、第1回路基板10との密着性が向上する。第1回路基板10に開口が形成され、上下で不均一な構成になっていても、同様の樹脂絶縁層により接続されることにより、反りなどに対する信頼性が向上すると考えられる。
図5は本発明の他の実施形態を示す図1と同様の断面図である。このプリント配線板1bは、導体ポスト12の第1回路基板10の第2面10S側に第1パッドが形成されないで、導体ポスト12の端面が直接露出している。この導体ポスト12の端面には、被膜12bが露出している。この被膜12bの露出面は第1回路基板10の第2面10Sとほぼ面一である。この被膜12bが前述のように、スズなどの低融点材料で形成されていれば、導体ポスト12の酸化を防止することができる。被膜12bが保護膜として寄与する。また、この導体ポスト12に外部の配線基板または電子部品などが接続される場合、低融点のハンダ材で接続されるので、被膜12bの残存は好ましい。なお、被膜12bが露出する場合、第1回路基板10の第2面10Sとほぼ面一になる。導体ポスト12の構造以外は図1に示される実施形態と同じであり、図1と同じ部分には同じ符号が付され、その説明は省略される。
このような構造のプリント配線板1bは、前述の図1に示されるプリント配線板1の製造工程の図3Bの工程をなくするだけで、後は同様の工程を行うことにより製造される。すなわち、図3Cの工程で、金属膜81上に直接導体ポスト12が、被膜の融着または接着などにより立てられる。その後は前述の各工程と同様に行うことにより製造される。なお、前述の図3Kの工程で、金属膜81をエッチングにより除去する際に、スズなどの被膜12bもエッチングし得るエッチング液を用いれば、端面の被膜12bを除去することができる。さらにオーバエッチングをすれば、図1に示されるように、第1回路基板10の第1面10Fから導体ポスト12の端面を凹ませることもできる。
1、1a、1b プリント配線板
10 第1回路基板
10F 第1面
10S 第2面
10a 開口
10c 枠状の溝
11 絶縁層
12 導体ポスト
13 第1パッド
20 第2回路基板
20T 第3面
20F 第4面
21 第1樹脂絶縁層
22 第1ビア導体
23 第3ビア導体
25 ビルドアップ配線層
26a〜26d 導体層
26d1 第2パッド
27a〜27c 層間樹脂絶縁層
28a〜28c 第2ビア導体
29 ソルダーレジスト層
80 ベース板
81 金属膜
83 剥離膜
84 固定材
M 実装エリア
C キャビティ

Claims (15)

  1. 中心部に開口を有する絶縁層を含み、第1面および第1面側と反対側の第2面を有する第1回路基板と、
    第3面および前記第3面と反対側の第4面を有すると共に、第3面に電子部品の実装エリアを有し、前記第1回路基板の第1面上に積層されていて、前記第1回路基板の前記開口内に前記実装エリアを露出する第2回路基板と、
    を備えるプリント配線板であって、
    前記第1回路基板は、前記開口の周囲に第1面と第2面を貫通する導体ポストをさらに含み、前記導体ポストの側面には、前記導体ポストの中心部の材料よりも軟質な金属材料からなる被膜が形成されている。
  2. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記導体ポストの中心部の材料が銅を含む材料であり、前記軟質な金属材料が錫を含む材料である。
  3. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記導体ポストの前記絶縁層の第1面側の端面は、前記被膜を有しないで、前記絶縁層の第1面とほぼ面一である。
  4. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記第2回路基板が、前記第1回路基板の第1面に面する第1樹脂絶縁層および前記第1樹脂絶縁層以外の層間樹脂絶縁層と、導体層とを交互に積層することにより形成されるビルドアップ配線層と、前記第1樹脂絶縁層を貫通して形成される第1ビア導体および第3ビア導体と、前記層間樹脂絶縁層を貫通して形成される第2ビア導体とをさらに含み、前記導体ポストが前記第1ビア導体と直接接続されている。
  5. 請求項4記載のプリント配線板であって、前記第1ビア導体が前記ビルドアップ配線層の層間樹脂絶縁層に形成される第2ビア導体を介して、前記第2回路基板の第4面に露出して形成される第2パッドと接続されている。
  6. 請求項4記載のプリント配線板であって、前記第2回路基板の前記第1樹脂絶縁層が、補強材入りの樹脂絶縁層からなり、前記第1回路基板の前記絶縁層は補強材を含まない材料で形成されている。
  7. 請求項6記載のプリント配線板であって、前記第2回路基板の前記層間樹脂絶縁層は補強材を含まない樹脂絶縁層から形成されている。
  8. 請求項4記載のプリント配線板であって、前記第2回路基板の前記第1樹脂絶縁層に形成された第3ビア導体が前記実装エリア内に露出している。
  9. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記第1回路基板の前記絶縁層がモールド樹脂により形成されている。
  10. 請求項1記載のプリント配線板であって、前記第1回路基板の第2面側に露出する前記導体ポストの端面が、前記被膜により覆われて、前記第2面とほぼ面一である。
  11. ベース板上に第1面と前記第1面とは反対面の第2面を有する絶縁層を含む第1回路基板を形成することと、
    前記絶縁層の前記ベース板側と反対側の第1面から枠状の溝を形成することと、
    前記枠状の溝および前記溝に囲まれた前記絶縁層を被覆するように剥離膜を形成することと、
    前記絶縁層の第1面上および前記剥離膜上に第2回路基板を形成することと、
    前記ベース板を除去することと、
    前記絶縁層の第2面側に前記枠状の溝を露出させることと、
    前記絶縁層のうちの前記溝で囲まれている部分を剥離することにより開口を形成することと、
    前記剥離膜を除去することにより前記第2回路基板の一部を実装エリアとして前記開口内に露出させることと、
    を含むプリント配線板の製造方法であって、
    前記第1回路基板は、中心部に開口を有し、前記開口の周囲に前記絶縁層の第1面と第2面を貫通する導体ポストをさらに含み、前記導体ポストの側面には、前記導体ポストの材料よりも軟質な金属材料からなる被膜が形成されている。
  12. 請求項11記載のプリント配線板の製造方法であって、前記第1回路基板の形成は、
    ベース板上に金属膜を形成することと、
    導体ピンの周囲に前記被膜を形成することで導体ポストを形成することと、
    前記金属膜上に前記導体ポストを接合することと、
    前記導体ポストを被覆するように前記金属膜上に絶縁層を形成することと、
    前記絶縁層の表面を研磨することで前記導体ポストの前記導体ピンの端面を露出させて平坦化することと、
    をさらに含んでいる。
  13. 請求項11記載のプリント配線板の製造方法であって、前記第2回路基板の形成は、
    前記絶縁層の第1面上に第1樹脂絶縁層および導体層を形成することと、
    前記第1樹脂絶縁層を貫通して前記導体ポストと前記導体層とを接続する第1ビア導体をそれぞれ形成することと
    前記第1樹脂絶縁層および前記導体層上に、層間樹脂絶縁層および導体層の組を1組以上交互に積層することと、
    前記層間樹脂絶縁層を貫通して前記層間樹脂絶縁層の両面の導体層を接続する第2ビア導体を形成することと、
    をさらに含んでいる。
  14. 請求項13記載のプリント配線板の製造方法であって、前記第2回路基板に形成される第1ビア導体は、前記絶縁層の平坦化後に、前記導体ポストの露出する前記導体ピンに直接接続するように形成されている。
  15. 請求項12記載のプリント配線板の製造方法であって、前記金属膜上に前記導体ポストを接合することは、前記被膜を溶融するが前記導体ピンを溶融しない温度にて行われる。
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