JP2017061338A - トリガー式液体噴出器 - Google Patents

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神 赤坂
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Abstract

【課題】液体噴出器の購入時、持ち運び時、保管時等に、トリガーレバーに作用する荷重によってピストンがこじられるのを回避し、内容液の不測の漏出を防止すること。【解決手段】トリガー式液体噴出器において、トリガーレバー22は操作部221から押動部222に渡って延在する平板状部22Fを有するとともに、少なくとも操作部221を形成する平板状部22Fにはその両側縁に補強側壁部22Wが設けられてなり、トリガーレバー22の押動部222はピストン27の被押動部に対する両側方に避圧空間100を形成する。【選択図】図3

Description

本発明は、液体を収容した容器に装着されて使用される、トリガー式液体噴出器(以下、単に液体噴出器ともいう。)に関する。
従来の液体噴出器は、特許文献1に記載の如く、シリンダー及びピストン並びにトリガーレバーを具備し、トリガーレバーは、引き操作力が付与される操作部と、ピストンの被押動部と当接する押動部とを備える。そして、トリガーレバーの操作部に加える引き操作によって移動する該トリガーレバーの押動部によりピストンが原位置からシリンダー内に押し込まれ、シリンダー内の液体が加圧されて噴出される。
特許5025279号公報
しかしながら、従来の液体噴出器では、液体噴出器の購入時、持ち運び時、保管時等において、液体噴出器がカゴや買い物袋の中で横倒しになり、トリガーレバーの側面に他の物品の荷重が作用すると、この荷重がトリガーレバーを側方(トリガーレバーの押動部によるピストン押し込み方向に直交する方向)に変位させ、該トリガーレバーの押動部がピストンの被押動部をその側方へ加圧して該ピストンをシリンダーに対してこじる。
特に、従来の液体噴出器において、トリガーレバーが平板状部を有するともに、平板状部の両側縁に補助側壁部を立ち上げて設けることにより、トリガーレバーの引き操作力に対する断面剛性を高めている場合には、トリガーレバーの平板状部と両側の補助側壁部とが形成するコの字状断面内にピストンの被押動部を配置し、トリガーレバーの両側の補助側壁部がピストンの被押動部を挟み込んでいてその被押動部を直ちに加圧し易く、トリガーレバーの前述の側方への変位に伴うピストンのこじりはより大きくなる。
このピストンのこじりにより、ピストンの中心軸はシリンダーの中心軸に対して傾斜し、ピストンのシールがシリンダーの摺動面から離れてシール不良を生じ、下記(1)、(2)を招くおそれがある。
(1)シリンダーの摺動面に対するピストンのシール不良は、シリンダー内に装填されていた内容液を外部に漏出するものになる。
(2)シリンダーの摺動面に設けられていて、ピストンが原位置にあるときにはピストンのシールによって閉じられるとともに、ピストンの押し込みによるシリンダー内の液体の噴出時には開かれて外部の空気を容器内部に導入可能にする空気置換通路の吸気孔が、ピストンが原位置にあるにもかかわらずに開くものになる。これにより、容器内部の内容液が空気置換通路を通って上記吸気孔から外部に漏出するものになる。
本発明の課題は、液体噴出器の購入時、持ち運び時、保管時等に、トリガーレバーに作用する荷重によってピストンがこじられるのを回避し、内容液の不測の漏出を防止することにある。
請求項1に係る発明は、シリンダー及びピストン並びにトリガーレバーを具備し、トリガーレバーは、引き操作力が付与される操作部と、ピストンの被押動部と当接する押動部とを備え、トリガーレバーの操作部に加える引き操作によって移動する該トリガーレバーの押動部によりピストンが原位置からシリンダー内に押し込まれ、シリンダー内の液体が加圧されて噴出されるトリガー式液体噴出器であって、トリガーレバーは操作部から押動部に渡って延在する平板状部を有するとともに、少なくとも操作部を形成する平板状部にはその両側縁に補強側壁部が設けられてなり、トリガーレバーの押動部はピストンの被押動部に対する両側方に避圧空間を形成してなるようにしたものである。
本発明によれば、液体噴出器の購入時、持ち運び時、保管時等に、トリガーレバーに作用する荷重によってピストンがこじられるのを回避し、内容液の不測の漏出を防止することができる。
図1は液体噴出器を示す断面図である。 図2は図1の正面図である。 図3はトリガーレバーとピストンの組立て状態を示し、(A)は前方向から視た斜視図、(B)は後方向から視た斜視図である。 図4は図3(A)のIV-IV線に沿う断面図である。
本実施形態の液体噴出器1は、図1、図2に示す如く、液体噴出器本体2と、液体噴出器本体2を覆うシュラウド3とを有している。
液体噴出器本体2は、内部が互いに連通する横管部201及び縦管部202を有する本体フレーム20に、以下に説明するように、トリガーレバー22の引き操作によってノズル21の噴出孔211から液体を噴出するための流路を形成するための各部品が取り付けられて構成されている。尚、本明細書では、液体噴出器1が装着された容器を正立させた状態でその容器に対して液体噴出器1が位置する側を上方といい、反対方向を下方という。それらの上下方向は、必ずしも鉛直方向の上下と一致している必要はない。また、液体噴出器1による液体の噴出方向を前方といい、反対方向を後方という。
本体フレーム20における横管部201の前方には、スピンエレメント23が取り付けられており、このスピンエレメント23の前方にノズル21がその噴出孔211を通る軸Aを中心軸として液体噴出器本体2に対して回転可能に取り付けられている。ノズル21の噴出孔211に対して噴出方向と逆側に延出して開口する筒状部212内には、スピンエレメント23の筒状部231が嵌合されている。ノズル21の筒状部212の内周面及びスピンエレメント23の筒状部231の外周面には、それぞれ溝213、232が設けられており、ノズル21を噴出孔211の軸A周りに回転させ、これらの溝213、232が重なり合ったときに液体の流路が形成されるようになしてある。
ノズル21には、噴出孔211を通る軸A周りにノズル21を回転させる操作レバー24が取り付けられている。本実施形態では、ノズル21の噴出方向と逆側に延出する外側の筒状部214に操作レバー24の筒状部241が嵌合されることによって、ノズル21に操作レバー24が取り付けられている。本実施形態では、このような構成によって、ノズル21は、操作レバー24を軸A周りに回動させたときのノズル21の回転位置によって液体の流路を開閉するように設けられている。
トリガーレバー22は、図3、図4に示す如く、引き操作力が付与される操作部221と、後述するピストン27の被押動部271と当接する押動部222とを備える。トリガーレバー22は、操作部221から押動部222に渡って延在する平板状部22Fを有するとともに、平板状部22Fにおける操作部221から押動部222に渡る範囲の両側縁に補強側壁部22Wを立ち上げて設けている。本実施形態の平板状部22Fは、ピストン27側が凸となる円弧形状を有している。トリガーレバー22は、押動部222の上端側を枢支部223とし、枢支部223では両側の補強側壁部22Wから両外方に突出するピン22Pを備え、このピン22Pを水平面とスピンエレメント23に設けた凹状支持部(不図示)に枢支することにより、本体フレーム20の側縁部の回動中心Oを中心として揺動できる。
尚、トリガーレバー22は、操作部221〜押動部222に渡る長手方向の複数カ所に、両側の補強側壁部22Wの相対する2面、及びこれらの2面に交差する平板状部22Fの1面の全3面に交差する補強リブ22Rが設けられる。
操作レバー24の先端部のつまみ片部242の裏面後方側には、トリガーレバー22の回動を規制する突部243が設けられている。突部243は、トリガーレバー22の後方からその回動(引き操作)を禁止する。つまり、操作レバー24は、トリガーレバー22の引き操作をその後方から禁止するストッパーを兼ねており、トリガーレバー22の押動部222によるピストン27の被押動部271の押動を阻止し、トリガーレバー22の不用意な回動による内容物の誤噴出を防いでいる。また、操作レバー24は、ロッド部244がトリガーレバー22の前面段部22Sに収まるように設けられているため、突部243による回動の禁止に加え、ロッド部244によってトリガーレバー22を前方から保護するため、トリガーレバー22に引き操作と逆向きの力が加えられたときの液体噴出器本体からのトリガーレバー22の外れも防止することができる。
本体フレーム20における、縦管部202の下方部には通液用管体25が取り付けられている。通液用管体25の下方部にはフランジ部251が設けられており、このフランジ部251に液体噴出器1を図示しない容器に装着するためのキャップ252が支持されている。また、通液用管体25にはその下端部から吸引パイプ253が挿着されている。さらに、通液用管体25の内部には上下に二つの逆止弁254、255が配置されている。
本体フレーム20の縦管部202の前方部であって横管部201の下方に位置する部分にはシリンダー26が略水平に取り付けられている。シリンダー26内には、ピストン27及びスプリング28が配設されている。ピストン27は一端開口の中空状大径部27Aの先端側に小径部27Bを連設し、小径部27Bをシリンダー26から前方に突出させてトリガーレバー22の押動部222と当接する被押動部271とし、大径部27Aの外周にシリンダー26の内周と液密に摺動する環状シール272を設けている。ピストン27は大径部27Aの中空部をシリンダー26の中心部に設けた一端開口の筒状部261の外周に摺動可能に嵌合し、筒状部261の内周に嵌着したスプリング28を大径部27Aの中空部の内部に延在させ、このスプリング28の弾性力によりピストン27をシリンダー26から突出する方向に付勢している。
ピストン27のシリンダー26から突出している被押動部271はトリガーレバー22の押動部222と当接する。トリガーレバー22の操作部221に加える引き操作によって該トリガーレバー22が移動すると、トリガーレバー22の押動部222のピストン側面に設けた凸部222Aとピストン27の被押動部271の先端面に設けた凹部271Aとの接触を介して、トリガーレバー22の押動部222はピストン27を原位置からシリンダー26の中心軸に沿うピストン押し込み方向に向けてシリンダー26内に押し込む。これにより、ピストン27はシリンダー26の内周を液密に摺動し、シリンダー26内の液体を加圧して噴出させるものになる。
スプリング28はトリガーレバー22の操作部221に加えられた引き操作力が解除されたとき、その弾性力によってピストン27をシリンダー26内の原位置に戻す。
シリンダー26内と通液用管体25内とは、シリンダー26の奥面部及び通液用管体25を貫く連通路PLで連通されている。シリンダー26においてピストン27の摺動面を形成している側面部には、外部から容器内部に空気を導入するための吸気孔29が設けられている。この吸気孔29は、容器内に通じる空気置換通路PAに連通されている。即ち、吸気孔29は、シリンダー26の摺動面に設けられていて、ピストン27が原位置にあるときにはピストン27の環状シール272によって閉じられ、ピストン27の押し込みによるシリンダー26内の液体の噴出時には開かれて外部の空気を容器内部に導入可能にする。
シュラウド3には、図2に示すように、操作レバー24を衝合させて前記液体の流路の開く位置にノズル21を位置決めさせる衝合部31が設けられている。本実施形態の液体噴出器1では、シュラウド3の前方部における左側面部32に設けられた切り欠き部33の端面が衝合部とされている。
シュラウド3の内面には係合突部34〜36が設けられており、これらの係合突部と、フレーム20に設けられた係合凸部203、204及びスピンエレメント23に設けられた係合突部231とが係合しあうことによって、シュラウド3は、液体噴出器本体2の外側を覆うように取り付けられている。
液体噴出器1で液体を噴出する場合は、先ず、液体が収容された容器の口部にキャップ252を螺着させて該容器に液体噴出器1を装着させる。次いで、図2の仮想線の位置まで操作レバー24を回動させることによって、ノズル21を軸A周りに回転させ、トリガーレバー22の引き操作の禁止が解除される。そして、ロッド部244をシュラウド3の衝合部31に衝合させて、ノズル21の溝213とスピンエレメント23の溝232とを連通させ、液体の流路が開いた状態とする。次いで、スプリング28の弾性力に抗してトリガーレバー22の引き操作を行なってピストン27をシリンダー26内で摺動して押し込み、縦管部202内が加圧されることで逆止弁254が開かれて横管部201を経由して圧送された液体が、スピンエレメント23とノズル21との間の溝232、213を通じてノズル21の噴出孔211から噴出される。尚、トリガーレバー22の引き操作が解除されると、ピストン27がスプリング28の弾性力によって元の位置に戻り、縦管部202の負圧化により逆止弁255が開かれて吸引パイプ253から内容液が吸引され、吸気孔29を通じて外部から前記容器内に空気が導入される。
しかるに、本実施例の液体噴出器1では、トリガーレバー22の押動部222において、平板状部22Fと、両側の補強側壁部22Wの一部に設けた後述の張り出し状補強側壁部22WAとが形成するコの字状空間22K内に、ピストン27の小径部27Bからなる被押動部271を配置している。トリガーレバー22の押動部222の平板状部22Fに設けた凸部222Aと、ピストン27の被押動部271に設けた凹部271Aとが、ピストン押し込み方向において当接するものになる。本実施例では、トリガーレバー22とピストン27のこのような組み立て状態下で、液体噴出器1の購入時、持ち運び時、保管時等に、トリガーレバー22に作用する荷重によってピストン27がこじられるのを回避し、内容液の不測の漏出を防止するため、トリガーレバー22の押動部222がピストン27の被押動部271に対する両側方に以下の如くの避圧空間100を形成した。
即ち、液体噴出器1の購入時、持ち運び時、保管時等において、液体噴出器1がカゴや買い物袋の中で横倒しになり、トリガーレバー22の側面に他の物品の荷重が作用すると、この荷重がトリガーレバー22を側方(トリガーレバー22の押動部222によるピストン押し込み方向に直交する方向)に変位させるものになる。
このとき、図3、図4に示す如く、トリガーレバー22の押動部222はピストン27の被押動部271に対する両側方に避圧空間100を形成する。即ち、トリガーレバー22の押動部222はピストン27の被押動部271に対しピストン押し込み方向には当接しているものの、その側方には該トリガーレバー22の上述の荷重に基づく側方への変位によっても該ピストン27の被押動部271をその側方に対して加圧困難とする空間(避圧空間100)を形成する。
従って、トリガーレバー22が上述の荷重に基づく側方への変位を生じても、トリガーレバー22の押動部222がピストン27の被押動部271をその側方へ加圧して該ピストン27をシリンダー26に対してこじり難くする。これにより、ピストン27のこじりに起因してピストン27の環状シール272がシリンダー26の摺動面から離れるシール不良を生じ難くし、シリンダー26内の内容液の漏出や、容器本体の内容液の空気置換通路からの漏出を防止する。
具体的には、従来のトリガーレバー22が操作部221から押動部222に渡る長手方向の全域に沿って相対する補強側壁部22Wのなす間隔を一定にしていたものに比し、本実施例のトリガーレバー22では、避圧空間100を形成するために、相対する補強側壁部22Wのうちで特に押動部222に位置する部分を両外側に張り出した張り出し状補強側壁部22WAとし、両張り出し状補強側壁部22WAがなす間隔W1を、補強側壁部22Wのその余の部分の間隔W0より大きくした。これにより、トリガーレバー22の押動部222において両張り出し状補強側壁部22WAの内面同士がピストン27の被押動部271との間に空隙部101(片側の空隙量G)からなる避圧空間100を形成するものとした。押動部222に形成される避圧空間100は、平板状部22Fと、両側の間隔W1をなす張り出し状補強側壁部22WAと、該張り出し状補強側壁部22WAの上下に設けられる補強リブ22Rにより区画される。
尚、トリガーレバー22の外側面において、押動部222の張り出し状補強側壁部22WAの外面は、その余の補強側壁部22Wの外面に対して出っ張り状をなす段差を形成し、張り出し状補強側壁部22WAはその余の補強側壁部22Wの外面に対する高段差部224Hを形成する。トリガーレバー22の外側面が上述の張り出し状補強側壁部22WAを備えることにより、液体噴出器1の不使用時に操作レバー24がトリガーレバー22の引き操作を禁止する位置にあるとき、操作レバー24のつまみ片部242はトリガーレバー22における張り出し状補強側壁部22WAの外面の下部において凹み状をなす補強側壁部22Wの外面に添って収納でき、見た目に優れる。
本発明の液体噴出器は、噴出させる液体に特に制限はないが、次亜塩素酸ナトリウム、特に、次亜塩素酸ナトリウム及び界面活性剤を含む液体の噴出に好ましく使用される。尚、過酸化水素水、特に界面活性剤も含む液体の噴出にも使用される。
本発明は、前記実施形態に制限されない。
張り出し状補強側壁部22WAは、円弧状に突出した形状としても良い。また、平板状部に設ける補強側壁部22Wは、押動部において段差状にはせず、下方から上方に向けて徐々にその間隔W0を広げ、押動部に対応する位置で避圧空間を形成できる間隔W1とする形状にしても良い。これらの場合、トリガーレバーの平板状部の前方からの形状は、補強側壁部22Wの張り出し状態に応じて決定する。
また、本発明の液体噴出器は、前記トリガーレバーにおける押動部を形成する平板状部には、補強側壁部が設けられていないものとすることもできる。例えば、相対する平板状部22Fには補強側壁部22Wを設けるが、前記実施形態において設けた押動部222に位置する両外側に張り出した張り出し状補強側壁部22WAは設けず、押動部に対応する位置の補強側壁部は無くす形態としても良い。平板状部のみからなり、補強側壁部が設けられない押動部が、ピストンの被押動部に対する両側方に、補強側壁部によって遮られることのない避圧空間を形成できる。従って、トリガーレバーの引き操作力に対する断面剛性をトリガーレバーの少なくとも操作部において高めながら、トリガーレバーの補強側壁部が設けられていない押動部において、ピストンの被押動部に対する両側方に簡易に避圧空間を形成できる。また、引き操作をする上で断面剛性に支障がなければ、平板状部全体に補強側壁部を設けない形態としても良い。
また、本発明の液体噴出器において、前記トリガーレバーの押動部が避圧空間を形成してなる部位は、外方から視認できるものとすることができる。
尚、本発明の液体噴出器にあっては、トリガーレバーの側面に2.0kg以下の荷重を作用したとしても、内容液の漏出を生じない。また。2.5kg以下の荷重に対して内容液の漏出を防止することが好ましい。
また、本発明の液体噴出器にあっては、トリガーレバーの押動部に設けた補強側壁部が、ピストンの被押動部に対する両側方に空隙部からなる避圧空間を形成するとき、補強側壁部がピストンの被押動部に対する片側に形成する空隙量Gを1.5mm以上とすることが好ましく、2.0mm以上とすることが更に好ましい。
本発明によれば、液体噴出器の購入時、持ち運び時、保管時等に、トリガーレバーに作用する荷重によってピストンがこじられるのを回避し、内容液の不測の漏出を防止することができる。
1 トリガー式液体噴出器
22 トリガーレバー
22F 平板状部
22W 補強側壁部
22WA 張り出し状補強側壁部
26 シリンダー
27 ピストン
100 避圧空間
101 空隙部
221 操作部
222 押動部
271 被押動部

Claims (5)

  1. シリンダー及びピストン並びにトリガーレバーを具備し、
    トリガーレバーは、引き操作力が付与される操作部と、ピストンの被押動部と当接する押動部とを備え、
    トリガーレバーの操作部に加える引き操作によって移動する該トリガーレバーの押動部によりピストンが原位置からシリンダー内に押し込まれ、シリンダー内の液体が加圧されて噴出されるトリガー式液体噴出器であって、
    トリガーレバーは操作部から押動部に渡って延在する平板状部を有するとともに、少なくとも操作部を形成する平板状部にはその両側縁に補強側壁部が設けられてなり、
    トリガーレバーの押動部はピストンの被押動部に対する両側方に避圧空間を形成してなるトリガー式液体噴出器。
  2. 前記トリガーレバーの押動部が避圧空間を形成してなる部位は、外方から視認できる請求項1に記載のトリガー式液体噴出器。
  3. 前記トリガーレバーに設けられる補強側壁部は、前記平板状部における操作部から押動部に渡る範囲の両側縁に設けられており、
    トリガーレバーの押動部に設けられた補強側壁部がピストンの被押動部に対する両側方に空隙部からなる避圧空間を形成してなる請求項1又は2に記載のトリガー式液体噴出器。
  4. 前記トリガーレバーの押動部に設けられた補強側壁部と、その操作部に設けられた補強側壁部とが段差をなす請求項3に記載のトリガー式液体噴出器。
  5. 前記トリガーレバーにおける押動部を形成する平板状部には、補強側壁部が設けられていない請求項1又は2に記載のトリガー式液体噴出器。
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