JP2017061114A - 液滴吐出ヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体中からの気泡の発生を抑制し、吐出不良を抑制することができる液体吐出ヘッドを提供する。【解決手段】液滴を吐出するノズル148と、液滴となる液体を収容する個別液室145と、個別液室145に供給する液体を収容する共通液室141と、共通液室141から個別液室145へ液体を送るインク導入路147と、インク導入路147を流れる液体中の気泡を捕捉するフィルタ142と、フィルタ142を通過する液体を加熱する加熱部143を備える液滴吐出ヘッドにおいて、フィルタ142を通過した液体を冷却する冷却部144を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、液滴吐出ヘッド及び画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置として、インクの液滴をノズルから吐出する液滴吐出ヘッドを用い、記録媒体を搬送しながら液滴吐出ヘッドによりインクの液滴を記録媒体に付着させて画像形成を行うインクジェット記録装置が知られている。
例えば、特許文献1には、インク中に存在する気泡を捕捉するフィルタを、上記ノズルであるノズル開口に連通する個別液室である圧力発生室よりも送液方向上流側の流路内に設け、そのフィルタを通過するインクを加熱手段である電気ヒータによって加熱するインクジェット記録装置が開示されている。このインクジェット記録装置では、フィルタの設置箇所よりも送液方向上流側の流路を形成する壁部の外壁面に、電気ヒータが取り付けられている。その電気ヒータによって当該壁部を加熱することで、当該壁部の内壁面によって形成される流路内のインクを加熱してインクの表面張力を低下させ、当該壁部の内壁面に付着する気泡の大きさが大きくなりすぎないうちに、その気泡を当該内壁面から離れ易くする。これにより、フィルタに捕捉される気泡の大きさが過剰に大きくなるのを抑制して、ノズル開口から吸引して排出するときの吸引力を強めることなく気泡の排出を容易に行うことができるとされている。
一般に、液体に溶解、あるいは溶存している気体の量が飽和量(所定の温度や圧力において液体中に気体を保持する限界値)を超えると、その超えた量の気体が気泡となって液体中からあらわれると考えられている。そして、気泡があらわれていない液体でも、その液体にかかる圧力を低下させたり、液体の温度を上昇させたりすると飽和量が減少し、その飽和量の下げ幅によっては液体に溶解、あるいは溶存している気体が気泡となって液体中からあらわれると考えられている。
特許文献1に開示のインクジェット記録装置によれば、インクが加熱されたことでそのインクの飽和量が減少し、その飽和量を超えた量の気体が気泡となってインク中にあらわれる。その気泡はフィルタで捕捉され、フィルタを通過したインクの温度は徐々に低下するので、そのインクに溶解、あるいは溶存している気体が気泡となってインク中にはあらわれることはない。ところが、インクに対する圧力を低下させる箇所、例えば圧力発生室にインクが達すると、ノズル開口からインク液滴を吐出する動作中、圧力発生室にインクを供給するため圧力発生室内が所定の負圧状態になったとき、気泡があらわれる程度に圧力発生室内の圧力が低下すると、圧力発生室内に気泡が発生するおそれがある。その気泡がノズル開口を閉塞して吐出不良を引き起こしたり、インクの液滴を吐出するためにインクに付与する圧力変化を気泡が吸収して所望の液滴吐出を行うことができなくなったりするという問題がある。
なお、この問題は、インク中に存在する気泡をフィルタで捕捉する構成に限らず、インクに溶解、あるいは溶存している気体を温度上昇や圧力低下によってインク中に発生させた気泡をフィルタで捕捉する構成にも起こり得る問題である。
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、液滴を吐出するノズルと、該液滴となる液体を収容する個別液室と、該個別液室に供給する液体を収容する共通液室と、該共通液室から前記個別液室へ液体を送る流路と、該流路を流れる液体中の気泡を捕捉するフィルタと、該フィルタを通過する液体を加熱する加熱手段とを備える液滴吐出ヘッドにおいて、前記フィルタを通過した液体を冷却する冷却手段を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、液体中からの気泡の発生を抑制し、吐出不良を抑制することができるという特有の効果が得られる。
実施形態に係るプリンタ100の全体の斜視説明図。 実施形態に係るプリンタ100の機構部の斜視説明図。 実施形態に係る液滴吐出ヘッドの概略構成の斜視図。 実施形態に係る液滴吐出ヘッドの分解斜視図。 実施形態に係る液滴吐出ヘッドの流路形成部の分解斜視図。 実施例1のインクジェットヘッド120の概略構成を示す部分断面図。 実施例2のインクジェットヘッド120の概略構成を示す部分断面図。
以下、実施形態に係る画像形成装置として、インクジェット記録装置であるプリンタについて、添付図面を参照して説明する。
図1は、実施形態のプリンタを前方から見た斜視図である。
実施形態のプリンタ100は、図1に示すように、装置本体101と、装置本体101に装着された用紙を装填するための給紙トレイ102と、装置本体101に着脱自在に装着されて画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ103とを備えている。さらに、装置本体101の前面の一端部側(排紙トレイ103の側方)には、前面から装置本体101の前方側に突き出し、上面よりも低くなったインクカートリッジを装填するためのカートリッジ装填部104を有している。このカートリッジ装填部104の上面には、操作ボタンや表示器などの操作/表示部105が設けられている。そのカートリッジ装填部104は、色の異なる色材である記録液(インク)、例えばブラック(K)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクをそれぞれ収容した複数のインクカートリッジ106k、106c、106m、106y(色を区別しないときは「インクカートリッジ106」という。)を、装置本体101の前面側から後方側に向って挿入して装填可能になっている。さらには、カートリッジ装填部104の前面側には、インクカートリッジ106を着脱するときに開く前カバー(カートリッジカバー)107が開閉可能に設けられている。なお、インクカートリッジ106k、106c、106m、106yは、縦置き状態で横方向に並べて装填する構成となっている。
そして、操作/表示部105には、各色のインクカートリッジ106k、106c、106m、106yの装着位置に対応する位置に、各色のインクカートリッジ106k、106c、106m、106yの残量がニアエンド及びエンドになったことを表示するための各色の残量表示部108k、108c、108m、108yが配置されている。更に、操作/表示部105には、電源ボタン109、用紙送り/印刷再開ボタン110、キャンセルボタン111も配置されている。
図2は、実施形態に係る液滴吐出ヘッドとしてのインクジェットヘッド120を搭載するキャリッジ121を備えたシリアル方式のプリンタの機構部の斜視説明図である。実施形態に係るプリンタは、記録媒体である用紙の搬送方向(副走査方向)と直交する用紙幅方向(主走査方向)にインクジェットヘッド120をキャリッジ121によって往復移動させながらインクの液滴を吐出して画像を形成する。
図2に示すプリンタの機構部には、案内部材である板状部材からなるガイド部材122にて、キャリッジ121が主走査方向(図2中矢印A−1方向及び矢印A−2方向)に往復移動可能に支持されている。そして、主走査モータ123からの駆動力によって、駆動プーリ124と従動プーリとの間に張った状態で掛け回されたタイミングベルト125を介して、キャリッジ121を主走査方向に移動させる。
キャリッジ121には、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色のインク液滴を吐出する、ヘッドタンクを一体化されたインクジェットヘッド120A,120B(区別しないときは、「インクジェットヘッド120」という。以下、同様)を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、液滴吐出方向を下方に向けて装着している。インクジェットヘッド120はそれぞれ2列のノズル列を有し、4つのノズル列にそれぞれK、C、M、Yの各色のインク液滴を吐出するように割り当てている。
インクジェットヘッド120のヘッドタンクには、図1の装置本体101側のインクカートリッジ106から供給チューブを介して所要の色のインクが供給される。キャリッジ121には、装置本体の制御部を実装した制御基板とFFC(Flexible Flat Cable)を介して接続されたキャリッジ側基板である中継基板126が搭載されている。この中継基板126には、上述したエンコーダセンサやインクジェットヘッド120側の駆動回路(ドライバIC)との信号伝達を行う回路が実装されている。この中継基板126とインクジェットヘッド120とはフレキシブル配線部材を介して接続される。
キャリッジ121の下方には、用紙Pを副走査方向に搬送する搬送手段としての搬送ベルト127が配置されている。この搬送ベルト127は、無端状ベルトであり、搬送ローラとテンションローラとの間に掛け回されて、副走査モータによってタイミングベルト及びタイミングプーリを介して搬送ローラが回転駆動されることによって副走査方向に周回移動される。
このように構成したプリンタにおいては、給紙された用紙Pを搬送ベルト127で1行分ずつ間欠的に搬送し、キャリッジ121を主走査方向に移動させながら画像信号に応じてインクジェットヘッド120を駆動する。これにより、停止している用紙Pにインクの液滴を吐出して1行分の分割画像を形成する。そして、1行分の分割画像形成後、用紙Pを1行分だけ搬送した後、再度、キャリッジ121を主走査方向に移動させて、次の1行分の分割画像の形成を行う。以降、このような1行分の分割画像の形成を行う動作を繰り返して、用紙上に画像を形成し、画像形成後の用紙を排紙する。
図3は、実施形態に係る液滴吐出ヘッドの概略構成の斜視図である。図4は、実施形態に係る液滴吐出ヘッドの分解斜視図である。図5は、実施形態に係る液滴吐出ヘッドの流路形成部の分解斜視図である。
図3及び図4に示すように、実施形態に係る液滴吐出ヘッドとしてのインクジェットヘッド120は、流路形成フレーム131、液室形成フレーム132及びノズルカバー133から構成されている。さらには、メインタンクであるインクカートリッジからインクジェットヘッド120まではインク経路である供給チューブで繋がっており、インクカートリッジからインクジェットヘッド120へインクが送液される。そのインクは流路形成フレーム131に形成される共通液室に送液される。
そして、その共通液室に送液されたインクは、液室形成フレーム132に形成されたインク導入路、個別液室へ送液される。その液室形成フレーム132は、図5に示すように、次のような3つの層から構成されている。送液方向からみて、1層目の振動板132aは、液室形成フレーム132よりもインク送液上流側の流路形成フレーム131と接する側からインク吐出エネルギーを個別液室内のインクに伝える振動板を形成するプレートである。2層目の個別液室プレート132bは、振動板132aとノズルプレート132cとによって個別液室を形成するプレートである。3層目のノズルプレート132cは、インク液滴を吐出する多数のノズルを形成されたプレートである。ノズルカバー133は、ノズルプレート132cを含む液室形成フレーム132を抱えるよう、ノズルカバー133の凸部と流路形成フレーム131の凹部とが互いに嵌合することで締結し、ノズルプレート132cを保護している。
このような構成を有するインクジェットヘッド120において、流路形成フレーム131及び液室形成フレーム132によって、いずれも内部にインクが流れるインク経路や液室が形成される。そして、インクカートリッジから送液されるインクはこれら構成部品内のインク経路や液室を流れ、ノズルプレート132cに形成されるノズルに到達する。なお、流路形成フレーム131や液室形成フレーム132の固定や、液室形成フレーム132を構成する振動板プレート132aと個別液室形成プレート132bとノズルプレート132cとの接合は、接着剤により行われる。
(実施例1)
次に、上記実施形態の一実施例(以下、本実施例を「実施例1」という。)について説明する。
図6は、実施例1のインクジェットヘッド120の概略構成を示す部分断面図である。図6中の矢印はインクの送液方向を示す。図6に示すように、実施例1のインクジェットヘッド120は、流路形成フレーム131及び液室形成フレーム132から構成されている。流路形成フレーム131は、3つのフレームを積層した構成になっている。上から1層目のフレーム131aの外壁面には、加熱手段としての加熱部143が取り付けられている。2層目のフレーム131bの内壁面には、少なくとも気泡を捕捉するフィルタ142が設けられている。3層目のフレーム131cの外壁面には、冷却手段としての冷却部144が設けられている。液室形成フレーム132は、振動板132aと個別液室形成プレート132bとノズルプレート132cとで構成されている。振動板132aは、個別液室の一部を形成し、かつ個別液室内のインクに対し圧電素子の変位による圧力変化を付与するとともに、液室形成プレート132bによって形成されるインク導入路147に連通する流路となる貫通部が設けられている。個別液室形成プレート132bは振動板132aとノズルプレート132cとに接合することによって、個別液室145、流路抵抗部146及びインク導入路147が形成される。ノズルプレート132cには、インク液滴を吐出する開口部であるノズル148が形成されている。
さらに、実施例1のインクジェットヘッド120には、共通液室141を流れるインク中の少なくとも気泡を捕捉するフィルタ142が共通液室141の流路に設けられている。そのフィルタ142を通過するインクを加熱する加熱手段としての加熱部143が、フィルタ142の設置箇所よりもインク送液上流側における共通液室141を形成する壁部の外壁面に設けられている。フィルタ142を通過したインクを積極的に冷す冷却手段としての冷却部144が、フィルタ142の設置箇所よりもインク送液下流側における共通液室141の上記壁部の外壁面に取り付けられている。実施例1において、個別液室145よりもインク送液方向上流側には、インク送液方向上流側から順に、加熱部143、フィルタ142、冷却部144が設けられている。
なお、実施例1において、加熱部143は電気抵抗によるもの(電気ヒータ)であり、冷却部144は放熱フィンによるものである。また、流路形成フレーム131における1層目のフレーム131aと3層目のフレーム131cは、インクに対する耐腐食性を持たせるとともに熱伝導率の高いステンレス材を用いて作成している。これにより、インクの加熱や冷却の効率を高めている。2層目のフレーム131bは熱伝導率の低いエポキシ樹脂で形成し、フィルタ142近傍の保温性を高めている。フィルタ142は、流路形成フレーム131の2層目のフレーム131bにニッケルを電鋳プロセスで形成したインク濾過部を接着して構成している。このような部品構成とすることによって、加熱部143と冷却部144との間に断熱部を設けることができ、インクの加熱と冷却とが効果的に行うことができる。
冷却部144の構成の例としては、自然冷却の構成と異なり、図6に示すような放熱フィンを用いる構成以外に次のような構成がある。例えば、冷却媒体としての冷却液を、共通液室141を形成する壁部の外壁に直接にあるいは間接に接触させながら流す構成や、ファン等で冷却媒体としての空気を当該壁部の外壁にあてたりする構成等がある。さらには、インクジェットヘッドを搭載して主走査方向で往復移動するキャリッジの筐体の一部に開口部を設け、キャリッジが往復移動することでその開口部から空気をキャリッジ内に取り込み、その空気を共通液室141の壁部の外壁に当てる構成がある。
実施例1によれば、メインタンクであるインクカートリッジからインクジェットヘッド120まではインク経路である供給チューブで繋がっており、インクカートリッジからインクジェットヘッド120へインクが送液される。そのインクは流路形成フレーム131に形成される共通液室141に送液される。そして、加熱部143によってインクが加熱されると、飽和量(所定の温度や圧力において液体中に気体を保持する限界値)上限近くの気体(ガス)を溶解、あるいは溶存している場合、加熱部143によってインクの温度が上昇するとインクの飽和量が減少する。このため、圧力低下や温度上昇が生じる箇所では、液体に溶解、あるいは溶存している気体の量が飽和量を超え、インクに溶解、あるいは溶存している気体が気泡化する。そして、そのインクは気泡を有しながらフィルタ142まで到達し、その気泡はフィルタ142によって捕捉され、フィルタ142を通過したインクは気泡を含んでいない。
そして、フィルタ142を通過した時点のインクは気泡を含んでいないものの、飽和量上限近くの量の気体がインクに溶解、あるいは溶存している。その液体が圧力低下や温度上昇の生じる箇所に達すると、液体中に気泡があらわれる。特に、個別液室145では、ノズル148からインクを吐出したり、個別液室145にインクを供給したりするため、インクに対し所定の圧力変化が作用する。その圧力変化のうち、ノズル148からインクを吐出し、かつ個別液室145にインクを供給するため個別液室145内を負圧状態にするとき、そのインクに対する圧力がインクから気泡があらわれる程度に低下すると、インクから気泡があらわれるおそれがある。
そのため、実施例1では、インクがフィルタ142を通過した後に可能な限り早く冷却部144によって冷却することで飽和量を増加させ、飽和量とインクに溶解、あるいは溶存している気体の量との差を十分大きくする。これにより、個別液室145でインクに対する圧力が低下した場合でもインクに溶解、あるいは溶存している気体が気泡となってインク中にあらわれることを防止できる。なお、インクに対する圧力の低下が生じる箇所としては、図6の個別液室145や流路の送液方向に対し直交する断面の広さが狭い流路から広い流路へ変わる箇所等がある。
以上のように、実施例1によれば、個別液室に存在する気泡が、ノズルを閉塞したり、インクの液滴を吐出するためにインクに付与する圧力変化を吸収して所望の液滴吐出を行うことができなくなったりして生じる吐出不良を抑制することができる。なお、気泡とはインク導入路147を塞いでしまう大きさを持つものであり、フィルタ142はその大きさの気泡を捕捉できるメッシュサイズを持つものである。フィルタ22を通過してしまうような微小な気泡はノズル148の吐出不良を引き起こさない。
(実施例2)
次に、上記実施形態の他の実施例(以下、本実施例を「実施例2」という。)について説明する。
図7は、実施例2のインクジェットヘッド120の概略構成を示す部分断面図である。図7中の矢印はインクの送液方向を示す。図7に示すように、実施例2のインクジェットヘッド120では、共通液室141と個別液室145との間に形成される流路としてのインク導入路147中にフィルタ142が設けられている。さらに、フィルタ142を通過したインクを冷すため、フィルタ142の設置箇所よりもインク送液下流側であって、個別液室145及びインク導入路147を形成する内壁面と反対側の振動板132aの外壁面に冷却部144が設けられている。実施例2においても、実施例1と同様に、個別液室145よりもインク送液方向上流側には、インク送液方向上流側から順に、加熱部143、フィルタ142、冷却部144が設けられている。なお、実施例2では、流路形成フレーム131を2層構造(フレーム131a、131b)としている。
実施例2によれば、加熱部143によって加熱されたことでフィルタ142の設置箇所よりもインク送液上流側のインク中から気泡が発生する。その気泡はフィルタ142により捕捉される。なお、捕捉できないような微小な気泡はフィルタ142を通過しても吐出には直接影響を与えない。しかし、その微小な気泡はフィルタ142のインク送液方向下流側の面に付着することがある。長期使用によって気泡の付着が進むと、フィルタ142の孔を塞いでしまうおそれがある。その気泡を除去するため、インクジェット記録装置に設けられている維持回復機構によりノズル148から負圧吸引する。よって、実施例2のようにフィルタ142をインク導入路147中に設けることで、ノズル148から負圧吸引する時、フィルタ142近傍のインク流速が高められ、実施例1の構成に比べて気泡排出効果を大きくすることができる。
さらには、冷却部144をフィルタ142の設置箇所よりもインク送液下流側直近の位置となる振動板の外壁に設けることで、インクがフィルタ142を通過した直後、可能な限り早く冷却させることができる。これにより、冷却部144の設置箇所よりもインク送液下流側の個別液室145でインクに対する所定の圧力変化が付与されてインクに対し圧力が低下したときでもインクに溶解、あるいは溶存している気体がインク中に気泡となってあらわれることを抑制できる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
液滴を吐出するノズル148と、該液滴となる液体を収容する個別液室145と、該個別液室に供給する液体を収容する共通液室141と、該共通液室から前記個別液室へ液体を送るインク導入路147等の流路と、該流路を流れる液体中の気泡を捕捉するフィルタ142と、該フィルタを通過する液体を加熱する加熱部143等の加熱手段とを備えるインクジェットヘッド120等の液滴吐出ヘッドにおいて、前記フィルタを通過した液体を冷却する冷却部144等の冷却手段を備えることを特徴とする。
本態様によれば、液体に対する圧力を低下させる箇所、例えば個別液室では、圧力低下で液体の飽和量が減少する。その圧力低下箇所では、減少後の飽和量が液体に溶解、あるいは溶存している気体の量よりも小さいと、気泡が発生する。本態様では、冷却手段によって、フィルタを通過した液体を圧力低下箇所よりも送液方向上流側で冷却する。それにより、その圧力低下箇所での液体の飽和量が冷却しない場合よりも大きくなる。よって、冷却により圧力低下箇所での気泡発生がし難くなり、吐出不良を抑制することができる。
(態様B)
(態様A)において、前記冷却手段は、放熱フィンであることを特徴とするものである。
本態様によれば、自然冷却に比べて、加熱した液体を積極的に冷却でき、液体中からの気泡の発生を抑制することができる。
(態様C)
(態様A)又は(態様B)において、前記フィルタの設置箇所よりも送液方向下流側の前記流路を形成する壁部を高熱伝導率の材料で形成することを特徴とするものである。
本態様によれば、フィルタを通過した液体の熱を高熱伝導率の壁部から効率良く外部へ逃がすことで、フィルタを通過した液体を効率良く冷却することができる。
(態様D)
(態様A)〜(態様C)において、前記フィルタの設置箇所よりも送液方向下流側の前記流路を形成する壁部に冷却媒体を接触させることを特徴とするものである。
本態様によれば、フィルタを通過した液体の熱を、流路を形成する壁部を介して冷却媒体へ伝えることで、フィルタを通過した液体を効率良く冷却することができる。
(態様E)
(態様D)において、前記冷却媒体は、空気又は冷却液であることを特徴とするものである。
本態様によれば、ファン等で冷却媒体としての空気を、流路を形成する壁部の外壁にあてたり、冷却媒体としての冷却液を、当該壁部の外壁に接触させながら流したりする。これにより、フィルタを通過した液体を効率良く冷却することができる。
(態様F)
(態様A)〜(態様E)において、前記フィルタは、前記個別液室に設けることを特徴とするものである。
通常、フィルタを通過できた微小な気泡はフィルタの送液方向下流側の面に付着するおそれがある。長期の使用によってその気泡の付着が進むと、フィルタを塞いでしまう。このような場合にはその気泡を除去するため、例えばノズルを形成するノズル面をキャップ部材でキャッピングしてそのキャップ部材内の空気を負圧吸引することでノズルを介して気泡を排出する。
本態様によれば、共通液室の開口断面の広さよりも狭い個別液室にフィルタを設けることで、負圧吸引によって気泡を排出するとき、個別液室をインクが流れる速度は共通液室よりも早くなる。この結果、フィルタの送液方向下流側の面に付着した気泡に対し大きな吸引力を付与することができる。これにより、共通液室にフィルタを設ける構成と比較して大きな気泡排出効果が得られる。
(態様G)
(態様A)〜(態様F)において、前記加熱手段と前記冷却手段との間に、断熱部を備えることを特徴とするものである。
本態様によれば、液体の加熱と冷却とがそれぞれ効果的に行うことができる。
(態様H)
(態様G)において、前記断熱部は、前記フィルタと一体形成されることを特徴とするものである。
本態様によれば、断熱部をフィルタと一体形成させることで、部品手数を減らせ、コストダウンにつながる。
(態様I)
インク液滴を吐出するインクジェットヘッドを搭載した画像形成装置において、前記インクジェットヘッドに、(態様A)〜(態様H)のいずれかの液滴吐出ヘッドを用いることを特徴とするものである。
本態様によれば、インクの吐出不良を抑制でき、画像抜けや画像の濃度差のない高画質の画像を出力することができる。
100 プリンタ
120 インクジェットヘッド
121 キャリッジ
122 ガイド部材
123 主走査モータ
124 駆動プーリ
125 タイミングベルト
126 中継基板
127 搬送ベルト
131 流路形成フレーム
131a 1層目のフレーム
131b 2層目のフレーム
131c 3層目のフレーム
132 液室形成フレーム
132a 振動板
132b 液室形成プレート
132c ノズルプレート
133 ノズルカバー
141 共通液室
142 フィルタ
143 加熱部
144 冷却部
145 個別液室
146 流体抵抗部
147 インク導入路
148 ノズル
特開2007−125775号公報

Claims (9)

  1. 液滴を吐出するノズルと、該液滴となる液体を収容する個別液室と、該個別液室に供給する液体を収容する共通液室と、該共通液室から前記個別液室へ液体を送る流路と、該流路を流れる液体中の気泡を捕捉するフィルタと、該フィルタを通過する液体を加熱する加熱手段とを備える液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記フィルタを通過した液体を冷却する冷却手段を備えることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 請求項1記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記冷却手段は、放熱フィンであることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  3. 請求項1又は2に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記フィルタの設置箇所よりも送液方向下流側の前記流路を形成する壁部を高熱伝導率の材料で形成することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記フィルタの設置箇所よりも送液方向下流側の前記流路を形成する壁部に冷却媒体を接触させることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  5. 請求項4記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記冷却媒体は、空気又は冷却液であることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記フィルタは、前記個別液室に設けることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記加熱手段と前記冷却手段との間に、断熱部を備えることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  8. 請求項7記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記断熱部は、前記フィルタと一体形成されることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  9. インク液滴を吐出するインクジェットヘッドを搭載した画像形成装置において、
    前記インクジェットヘッドに、請求項1〜8のいずれかの液滴吐出ヘッドを用いることを特徴とする画像形成装置。
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