JP2017059867A - 消耗品情報管理システム及びサーバ - Google Patents

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龍 郡山
貴裕 白川
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貴裕 白川
酒井 邦彦
Kunihiko Sakai
邦彦 酒井
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Abstract

【課題】複雑なネットワークを構成しなくても、通信端末を保持するユーザに対して必要な消耗品情報を提供することができる消耗品情報管理システム及びサーバを提供する。【解決手段】無線送信装置は、消耗品が有する消耗品記憶部に記憶される消耗品識別情報を取得し、消耗品識別情報を送信する。通信端末は、消耗品識別情報を受信すると、消耗品識別情報をサーバへ送信し、消耗品に関連する消耗品情報の配信を要求し、サーバから受信した消耗品情報を出力する。サーバは、消耗品識別情報に対応する消耗品情報を関連付けて記憶し、通信端末より消耗品識別情報を受信すると、サーバ記憶部から消耗品識別情報に対応する消耗品情報を読み出し、通信端末に消耗品情報を配信する。【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、浄水装置等の装置に取り付けられる消耗品の情報を管理するための消耗品情報管理システム及びサーバに関する。
定期的に交換することが必要な消耗品が取り付けられる様々な装置が家庭内、オフィス等で用いられている。このような装置の一例として浄水装置があり、消耗品の一例として浄水フィルタがある。装置を使用するユーザは、消耗品の使用開始年月を記入したラベルを消耗品又は装置に貼り付けることにより、消耗品の使用期限を把握していた。近年では、消耗品に特定の情報を記憶する記憶装置を設け、この記憶装置から消耗品の情報を取得する装置も提供されている。
例えば、特許文献1には、個々のプリンタが夫々ネットワーク上の管理装置と通信可能に接続された監視システムが開示されている。各プリンタは、自らに取り付けられた消耗品(トナーカートリッジ)の記憶装置(接触式不揮発性メモリ、ICチップ、バーコード等)から、消耗品に関する情報を読み取り、管理装置に送信する。そして、管理装置は、プリンタに取り付けられた消耗品が純正品であるか否かを判定する。
特開2013−101437号公報
ところで、特許文献1に開示されたような構成を実現するためには、消耗品を用いる一般的な装置に対して、消耗品の情報を取得する機能と、ネットワークに接続する機能とを組み込む必要がある。そのためには、大掛かりなネットワークの構築や、装置の製造段階における各種機能の組み込み等が必要となる。
また、本来は電力供給を必要としない、電気を使わない装置(例えば、フィルタ式浄水器等)であっても、この装置がネットワークと通信を行うためには電力を供給することが必要となる。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、装置の種類にかかわらず、装置に取り付けられる消耗品の情報を取得することを目的とする。
本発明に係る消耗品情報管理システムは、装置に用いられる消耗品から消耗品を識別するための消耗品識別情報を取得して送信する無線送信装置と、無線送信装置から消耗品識別情報を受信可能な通信端末と、通信端末と通信可能なサーバと、を含む。
無線送信装置は、消耗品が有する消耗品記憶部に記憶される消耗品識別情報を取得する情報取得部と、消耗品識別情報を送信する情報送信部と、を備える。
通信端末は、無線送信装置から消耗品識別情報を受信する情報受信部と、消耗品識別情報をサーバへ送信し、消耗品に関連する消耗品情報の配信を要求する端末側通信部と、サーバから受信する消耗品情報を出力する出力部と、を備える。
サーバは、消耗品識別情報に対応する消耗品情報を関連付けて記憶するサーバ記憶部と、通信端末より消耗品識別情報を受信すると、サーバ記憶部から消耗品識別情報に対応する消耗品情報を読み出し、通信端末に消耗品情報を配信するサーバ側通信部と、を備える。
本発明によれば、装置に電力を供給しなくとも、無線送信装置から装置に用いられる消耗品の消耗品識別情報が送信される。そして、通信端末は、消耗品識別情報をサーバに送信し、サーバから配信される消耗品情報を受信することで、出力部に消耗品情報を出力することが可能である。このため、複雑なネットワークを構成しなくても、通信端末を保持するユーザに対して必要な消耗品情報を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態例の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施の形態例に係る消耗品情報管理システムの全体構成例を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る消耗品情報管理システムの各部の詳細な内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る無線送信装置の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態例に係る消耗品情報管理システムの全体の動作例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る消耗品情報のデータ構造の例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態例に係る消耗品情報の表示例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る消耗品情報管理システムの各部の詳細な内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る消耗品管理情報のデータ構造の例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る消耗品管理情報の表示例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態例に係る消耗品情報管理システムの各部の詳細な内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態例に係る無線送信装置の処理例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の変形例に係る消耗品情報管理システムの各部の詳細な内部構成例を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
[1.第1の実施の形態例]
始めに、図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施の形態例に係る消耗品情報管理システムについて説明する。
図1は、消耗品情報管理システム1の全体構成例を示す概略図である。
図2は、消耗品情報管理システム1の詳細な内部構成例を示すブロック図である。
消耗品情報管理システム1は、装置2、無線送信装置3、通信端末5、管理サーバ6を備える。装置2には、ビーコン信号を送信する無線送信装置3が着脱可能に取り付けられている。無線送信装置3は、装置2の筐体外側に取り付け可能な形状とする。通信端末5は、無線送信装置3が送信するビーコン信号の電波到達範囲内にあれば、無線送信装置3からビーコン信号を受信する。そして、通信端末5と管理サーバ6とは、ネットワークNを介してデータを送受信する。
始めに、装置2の構成について説明する。
装置2は、例えば、キッチンに組み込まれて用いられる浄水装置であり、水道配管に設置される。そして、装置2には、交換可能な消耗品4として、例えば、水道水から微生物等の不純物を取り除くことが可能な浄水フィルタが取り付けられる。水道配管を通水される原水は、消耗品4を通過することで浄水される。
消耗品4には、消耗品記憶部41が取り付けられている。この消耗品記憶部41として、例えば、RFID(radio frequency identifier)技術を利用したRFIDタグ等の無線タグが用いられる。消耗品記憶部41には、消耗品4に一意に割り振られ、消耗品4を識別するための消耗品識別情報41aが記憶されている。
次に、無線送信装置3の構成について説明する。
無線送信装置3は、装置2に用いられる消耗品4から消耗品識別情報41aを取得して、消耗品識別情報41aを含むビーコン信号を、近距離無線通信により通信端末5に無線送信する。
無線送信装置3は、読み取り部31、近距離無線送信部32を備える。
読み取り部31(情報取得部の一例)は、装置2に消耗品4が取り付けられると、消耗品記憶部41から読み取った消耗品識別情報41aを取得する。読み取り部31として、例えば、消耗品記憶部41から非接触で消耗品識別情報41aを読み取り可能なRFIDリーダ等の無線タグリーダが用いられる。
近距離無線送信部32(情報送信部の一例)は、読み取り部31が読み取った消耗品識別情報41aを含むビーコン信号を送信する。
ユーザは、消耗品識別情報41aを受信可能な通信端末5を保持している。この通信端末5は、無線送信装置3から送信されるビーコン信号を受信し、このビーコン信号から消耗品識別情報41aを取得することが可能である。そして、通信端末5は、ネットワークNを介して管理サーバ6に消耗品識別情報41aを転送し、消耗品情報の配信を要求する。また、通信端末5は、管理サーバ6から受信した消耗品情報を出力部55に出力する。このように、消耗品識別情報41aに対応して管理サーバ6の消耗品情報データベース62aから読み出された消耗品情報のレコードを「消耗品情報」と呼ぶ。
管理サーバ6(サーバの一例)は、ネットワークNを介して通信端末5から消耗品識別情報41aを受信する。そして、管理サーバ6は、通信端末5から消耗品情報の配信要求を受けると、通信端末5から受信した消耗品識別情報41aに対応する消耗品情報を通信端末5に配信する。この消耗品情報には、消耗品4が正規品であるか非正規品であるかを示す情報が含まれている。
無線送信装置3が備える読み取り部31は、装置2に消耗品4が取り付けられたときに、消耗品記憶部41に記憶される消耗品識別情報41aを取得する。このとき、読み取り部31は、読み取り電波を発信し、消耗品記憶部41が電磁誘導により送信した消耗品識別情報41aを受信する。そして、読み取り部31は、消耗品記憶部41から受信した消耗品識別情報41aを近距離無線送信部32に渡す。
近距離無線送信部32は、読み取り部31が消耗品4から読み取った消耗品識別情報41aを含むビーコン信号を、無線送信装置3の周囲に周期的に送信する。近距離無線送信部32と、通信端末5との間で用いられる通信規格としては、例えば、Bluetooth(登録商標)やBLE(Bluetooth Low Energy)等の近距離無線通信規格が適している。例えば、BLE規格に対応する無線送信装置3は、近距離無線送信部32から消耗品識別情報41aを含むビーコン信号を含むアドバタイジングデータをビーコン信号としてブロードキャストにより無線送信装置3の周囲に送信する。
このようにBLE技術を用いてビーコン信号を送信する無線送信装置3は、電力消費が少ない。また、近距離無線送信部32に対する電力供給は無線送信装置3が内蔵する不図示の電池等で賄うことができるため、簡単な構成でありながら無線送信装置3が消耗品識別情報41aを含むビーコン信号を送信する機能を実現可能である。
次に、通信端末5の構成について説明する。
通信端末5は、近距離無線受信部51、処理部52、記憶部53、端末側通信部54、出力部55、入力部56を備える。
近距離無線受信部51(情報受信部の一例)は、近距離無線送信部32から送信されたビーコン信号を受信し、このビーコン信号から消耗品識別情報41aを取得する。
処理部52は、記憶部53から読み出したアプリケーションプログラムを実行することにより、通信端末5内の各部の動作を制御する。この処理部52は、近距離無線受信部51が受信したビーコン信号に含まれる消耗品識別情報41aを解析するとともに、管理サーバ6に消耗品識別情報41aを送信して、管理サーバ6に消耗品識別情報41aの解析を行う。
記憶部53(通信端末記憶部の一例)には、処理部52が実行するアプリケーションプログラム、パラメータ、各種データが記憶される。この記憶部53は、例えば、RAM、ROM等として用いられる記憶媒体によって構成されている。
端末側通信部54は、処理部52が管理サーバ6との間でデータの送受信を行う際におけるネットワークNのインタフェースとして用いられる。ネットワークNとして、例えば、無線LAN(Local Area Network)が用いられる。この端末側通信部54は、近距離無線受信部51が無線送信装置3から受信した消耗品識別情報41aを管理サーバ6に送信し、管理サーバ6に消耗品情報の配信を要求する。また、端末側通信部54は、管理サーバ6からネットワークNを介して受信する消耗品情報を処理部52に渡す。
出力部55は、処理部52の制御により、端末側通信部54が管理サーバ6から受信した消耗品情報を出力する。この出力部55は、装置2に取り付けられた消耗品4が正規品又は非正規品のいずれであるかをユーザに通知したり、消耗品4の消耗品寿命や消耗品4の販売サイトへのリンク情報を画面に表示したりする。なお、出力部55が出力する情報には、文字、画像の他、通信端末5の振動やアラーム、音声メッセージの発生等も含まれる。
入力部56は、ユーザによる操作を受け付ける。この入力部56は、通信端末5の筐体に配置された不図示のボタン、スイッチの他に、画面タッチ(タップ)によって行われた操作入力の内容を処理部52に出力する。なお、通信端末5では、入力部56と出力部55は、操作面と表示面とを重ねたタッチパネルディスプレイとして用いられている。
次に、管理サーバ6の構成について説明する。
管理サーバ6は、サーバ側通信部61、記憶部62を備える。
サーバ側通信部61は、通信端末5との間でデータの送受信を行う際におけるネットワークNのインタフェースとして用いられる。そして、サーバ側通信部61は、ネットワークNを通じて通信端末5の端末側通信部54と相互に通信可能である。サーバ側通信部61は、通信端末5より消耗品識別情報41aを受信すると、記憶部62から消耗品識別情報41aに対応する消耗品情報を読み出し、通信端末5に消耗品情報を配信する。
記憶部62(サーバ記憶部の一例)は、消耗品識別情報41aに対応する消耗品情報を関連付けて記憶する消耗品情報データベース62a(図中では、「消耗品情報DB」と略記)を備える。消耗品情報データベース62aのテーブル構成は、図5に示される。この記憶部62としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の大容量の記憶装置が用いられる。
次に、無線送信装置3と、消耗品情報管理システム1全体の動作例について、図3と図4を参照して説明する。
図3は、無線送信装置3の処理例を示すフローチャートである。
始めに、無線送信装置3は、装置2に消耗品4が取り付けられたことを検知する(S1)。例えば、装置2には、消耗品4が取り付けられるとオン信号を出力するプッシュボタンが設けられており、読み取り部31にオン信号が入力すると、読み取り部31、近距離無線送信部32が以下の動作を開始する。
読み取り部31は、消耗品4の消耗品記憶部41の読み取り動作を開始する(S2)。そして、読み取り部31は、消耗品記憶部41から消耗品識別情報41aを取得できたか否かを判定する(S3)。
読み取り部31が消耗品識別情報41aを取得できた場合(S3のYES)、近距離無線送信部32は、消耗品識別情報が設定されるビーコン信号の所定領域に消耗品識別情報41aを設定する(S4)。一方、読み取り部31が消耗品識別情報41aを取得できなかった場合(S3のNO)、近距離無線送信部32はビーコン信号の所定領域に「E−000(情報なし)」を設定する(S5)。
そして、近距離無線送信部32は、消耗品識別情報が設定される所定領域に特定の値が設定されたビーコン信号を送信する(S6)。この送信は、所定時間継続して、又は、所定間隔毎に繰り返し行われる。
図4は、消耗品情報管理システム1の全体の動作例を示すシーケンス図である。消耗品情報管理システム1は、無線送信装置3、通信端末5、管理サーバ6の各コンピュータがプログラムを実行することにより、以下に示す消耗品情報管理方法を実現する。
始めに、無線送信装置3が行う、消耗品記憶部41の読み取り、消耗品識別情報41aの取得、ビーコン信号の送信の各処理(S11〜S13)は、図3に示したステップS1〜S6までの処理を含むため、詳細な説明は省略する。
ステップS13の後、通信端末5の端末側通信部54は、近距離無線受信部51が無線送信装置3から受信したビーコン信号より取得した消耗品識別情報41aを、ネットワークNを介して管理サーバ6に送信する(S14)。
管理サーバ6のサーバ側通信部61は、通信端末5から消耗品識別情報41aを受信すると、記憶部62の消耗品情報データベース62aから消耗品識別情報41aに対応する消耗品情報を取得する(S15)。そして、サーバ側通信部61は、取得した消耗品情報を通信端末5に配信する(S16)。上述したように、消耗品情報には、消耗品4が正規品又は非正規品であることを示す情報が含まれている。
通信端末5の端末側通信部54は、管理サーバ6から受信した消耗品情報を処理部52に渡す。そして、処理部52は、消耗品情報を出力部55の表示画面に表示する(S17)。このとき、通信端末5は、消耗品4が正規品又は非正規品であることを示す情報と共に、消耗品4の購入に関する情報を出力部55に出力する。
図5は、消耗品情報データベース62aのデータ構造の例を示す説明図である。消耗品情報データベース62aは、無線送信装置3が送信するビーコン信号を一意に識別するためのビーコン識別情報毎に作成されるものとする。
消耗品情報データベース62aは、消耗品識別情報、消耗品情報の各フィールドによって構成される。
消耗品識別情報フィールドには、消耗品4毎に割り振られる消耗品識別情報が格納される。
消耗品情報フィールドには、消耗品4に関連する各種の情報が格納される。
消耗品情報フィールドは、種類、消耗品寿命、購入情報の各フィールドによって構成される。
種類フィールドには、消耗品4が正規品又は非正規品であることを示す情報として、例えば、正規の消耗品4のメーカ名等を含む消耗品4の種類の情報が格納される。消耗品識別情報41aから消耗品4の種類を特定できない場合には、「N/A」が格納される。種類フィールドに「N/A」が格納された消耗品4は、非正規品であることを意味している。
消耗品寿命フィールドには、正規の消耗品4の寿命が格納される。消耗品4が非正規品である場合には、消耗品4の寿命は分からないため、消耗品寿命フィールドに値は格納されない。
購入情報フィールドには、消耗品4の購入に関する情報が含まれる。この情報として、例えば、消耗品4が正規品であれば、消耗品4を追加購入するための販売サイトへのリンク(URL等の所在情報)等が格納される。また、消耗品4が非正規品であれば、正規品の消耗品4が販売される販売サイトへのリンク等が格納される。
図6は、消耗品情報の表示例を示す説明図である。
図6Aには、装置2に設置された消耗品4が正規品である場合に表示される画面の表示例が示される。このとき、通信端末5の出力部55には、消耗品識別情報表示エリア55a、消耗品情報表示エリア55b、注文ボタン55cが表示される。
消耗品識別情報表示エリア55aには、消耗品4が正規品であることを示す情報として、消耗品4の種類、消耗品識別情報41a等が表示される。
消耗品情報表示エリア55bには、消耗品寿命が表示される。
注文ボタン55cには、販売サイトへのリンクが張られている。ユーザが注文ボタン55cをタップすることで、注文ボタン55cに張られた販売サイトにアクセスし、消耗品4を注文することが可能となる。
図6Bには、装置2に設置された消耗品4が非正規品である場合に表示される画面の表示例が示される。このとき、通信端末5の出力部55には、警告表示エリア55d、注意喚起表示エリア55e、注文ボタン55fが表示される。
警告表示エリア55dには、消耗品4が非正規品であることを示す情報として、装置2に使用されている消耗品4が非正規品であることをユーザに通知するメッセージが表示される。
注意喚起表示エリア55eには、非正規品である消耗品4を使用することによる影響をユーザに通知するメッセージが表示される。
注文ボタン55fには、販売サイトへのリンクが張られている。ユーザが注文ボタン55fをタップすることで、注文ボタン55fに張られた正規品の販売サイトにアクセスし、正規の消耗品4を注文することが可能となる。
以上説明した第1の実施の形態例に係る消耗品情報管理システム1によれば、装置2に無線送信装置3を取り付ける簡単な構成であり、装置2をネットワークNに接続する必要はない。このため、既存の装置2に無線送信装置3を組み込むだけで、消耗品情報管理システム1を構成することができる。
また、無線送信装置3は、消耗品4の消耗品識別情報41aを含むビーコン信号を送信する。そして、ビーコン信号を受信した通信端末5は、ビーコン信号から取り出した消耗品識別情報41aを管理サーバ6に送信し、管理サーバ6から配信された消耗品情報を出力部55に出力することができる。これにより、通信端末5を保持するユーザは、消耗品4に対応する消耗品情報の内容を容易に確認することができる。
また、消耗品4が正規品であれば、出力部55に消耗品情報が出力され、消耗品4が非正規品であれば、ユーザに正規の消耗品4を使用する旨を通知するメッセージが出力される。これにより、ユーザに正規の消耗品4の購入を促すことが可能となる。
なお、無線送信装置3の読み取り部31が消耗品識別情報41aを読み取り、近距離無線送信部32がビーコン信号を送信するタイミングには3通りのパターンが考えられる。
(1)装置2に消耗品4が取り付けられたときにだけビーコン信号を送信する。
(2)装置2に消耗品4が取り付けられている間はビーコン信号を送信し続ける。
(3)装置2が使用されている時だけ(例えば、通水されたとき)、ビーコン信号を送信する。例えば、装置2に水流センサを設けることで通水されたことを検知する。
本実施の形態例では、(1)のパターンで無線送信装置3が動作しているが、(2)、(3)のパターンで無線送信装置3が動作してもよい。
[2.第2の実施の形態例]
次に、本発明の第2の実施の形態例に係る消耗品情報管理システム1Aについて説明する。消耗品情報管理システム1Aでは、無線送信装置3Aが自身に割り振られたビーコン識別情報を含むビーコン信号を送信することにより、装置2に取り付けられた消耗品4毎に特有の消耗品情報及び消耗品管理情報を、通信端末5を保持するユーザに提供することができる。
図7は、消耗品情報管理システム1Aの各部の詳細な内部構成例を示すブロック図である。
消耗品情報管理システム1Aは、消耗品情報管理システム1と同様に装置2、通信端末5、管理サーバ6を備える。
装置2に取り付けられる無線送信装置3Aは、読み取り部31、近距離無線送信部32の他に、記憶部33を備える。
記憶部33(無線送信装置記憶部の一例)には、装置2又は無線送信装置3Aを識別するために一意に割り振られる装置識別情報33aが記憶されている。この装置識別情報33aは、無線送信装置3A又は装置2を識別するために用いられる。
近距離無線送信部32は、装置2に消耗品4が取り付けられると、読み取り部31が消耗品記憶部41から読み取った消耗品識別情報41aと共に、記憶部33から読み出した装置識別情報33aをビーコン信号の所定領域に設定し、このビーコン信号を送信する。
通信端末5の近距離無線受信部51は、受信したビーコン信号から消耗品識別情報41aと装置識別情報33aとを取り出す。端末側通信部54は、消耗品識別情報41aと装置識別情報33aを管理サーバ6に送信する。
管理サーバ6のサーバ側通信部61は、通信端末5から消耗品識別情報41aと装置識別情報33aを受信する。
管理サーバ6の記憶部62は、上述した消耗品情報データベース62aの他に、消耗品管理情報データベース62b(図中では、「消耗品管理情報DB」と略記)を有する。消耗品管理情報データベース62bには、消耗品識別情報41aと装置識別情報33aが関連付けて記憶されており、この消耗品管理情報データベース62bにより、装置2毎に消耗品4の使用状況が管理される。そして、管理サーバ6は、通信端末5から受信した消耗品識別情報41a及び装置識別情報33aに対応する消耗品管理情報を通信端末5に配信する。このように、消耗品識別情報41a及び装置識別情報33aに対応して管理サーバ6の消耗品管理情報データベース62bから読み出された消耗品管理情報のレコードを「消耗品管理情報」と呼ぶ。
通信端末5は、管理サーバ6から消耗品識別情報41a及び装置識別情報33aに対応する消耗品管理情報を受信すると、この消耗品管理情報を出力部55に出力する。
ここで、サーバ側通信部61は、消耗品管理情報データベース62bに格納されていない消耗品識別情報41aを受信した場合に、消耗品識別情報41aを受信した時点から消耗品4の使用が開始されたとして、この受信した日時を使用開始日時として管理する。そして、消耗品管理情報データベース62bに、使用開始日時に消耗品4の消耗品寿命を加算した消耗品4の使用終了日時と、使用開始日時からの経過日時を消耗品寿命から減じた消耗品残時間が格納される。このようにして管理サーバ6は、消耗品4の使用状況を管理する。なお、無線送信装置3Aから消耗品4の使用時間を含む情報が送信されることにより、消耗品管理情報データベース62bが装置2毎に消耗品4の使用時間を管理することもできる。
そして、サーバ側通信部61は、消耗品残時間が所定値未満となったときに、消耗品管理情報データベース62bに格納された消耗品情報及び消耗品管理情報を通信端末5に配信する。
通信端末5は、管理サーバ6から受信した消耗品情報及び消耗品管理情報を出力部55に出力する。こうして、消耗品情報と共に、消耗品管理情報データベース62bに格納された消耗品管理情報が通信端末5上に表示されることにより、消耗品4の購入及び交換が通信端末5を保持するユーザに促される。
図8は、消耗品管理情報データベース62bのデータ構造の例を示す説明図である。消耗品管理情報データベース62bは、消耗品識別情報及び装置識別情報毎に作成されるものとする。
消耗品管理情報データベース62bは、消耗品識別情報、装置識別情報、消耗品管理情報の各フィールドによって構成される。
消耗品識別情報フィールドには、消耗品4毎に割り振られる特定の消耗品識別情報41aが格納される。
装置識別情報フィールドには、装置2又は無線送信装置3A毎に割り振られる特定の装置識別情報33aが格納される。
消耗品管理情報フィールドには、装置2に取り付けられた消耗品4を管理するための各種の情報が格納される。
消耗品管理情報フィールドは、使用開始日時、消耗品寿命、消耗品寿命残時間の各フィールドによって構成される。
使用開始日時フィールドには、消耗品4の使用開始日時(T1)が格納される。
消耗品寿命フィールドには、消耗品4の消耗品寿命(LT1)が格納される。
消耗品寿命残時間フィールドには、消耗品4を使用可能な残時間(TR1)が格納される。例えば、消耗品寿命残時間フィールドには、使用開始日時(T1)よりカウントされる経過日時を消耗品寿命(LT1)から減じた値が格納されている。
このように消耗品管理情報データベース62bには、消耗品識別情報と装置識別情報とが関連付けて格納されているため、例えば、消耗品寿命残時間がなくなった使用済の消耗品4が装置2に取り付けられた場合には、これを即座に認識することができる。
例えば、過去に装置2に取り付けられていた消耗品4の消耗品識別情報が「E−001」で、装置識別情報が「D−001」であった場合に、同じ「E−001」の消耗品識別情報を有する消耗品4が、「D−004」の装置識別情報を有する別の装置2に取り付けられたとする。
このように別の装置2に取り付けられた消耗品4は、本来使用済として廃棄されるべきものであるが、非正規品の場合には再生品として販売されることがある。このため、通信端末5を通じてユーザに正規の消耗品4を購入するよう注意喚起することが望ましい。
また、例えば、装置2がプリンタであって、消耗品4がインクカートリッジであった場合に、消耗品管理情報データベース62bによって管理される消耗品寿命残時間がなくなったにも関わらず、消耗品4が使用され続けていれば、インクを詰め替えた消耗品4が使用されていると考えられる。
仮に、消耗品4に詰め替えられたインクが正規に販売されているものでなければ、この場合においても、通信端末5を通じてユーザに正規の消耗品4を購入するよう注意喚起することができる。
また、複数の装置2で使われている消耗品4の消耗品管理情報が同じ値であれば、いずれかの消耗品4はコピー品であると考えられる。この場合、通信端末5を通じてユーザにコピーされた消耗品4が使用されている旨を注意喚起することができる。
図9は、消耗品管理情報データベース62bの表示例を示す説明図である。
通信端末5は、管理サーバ6から配信された消耗品管理情報に、消耗品4の残時間が規定値未満であることが示されている場合に、消耗品寿命と共に、消耗品4の購入に関する情報を出力部55に出力する。
図9Aには、消耗品寿命残時間が1週間(24×7時間)未満になったときに、ユーザに消耗品4の購入を促す画面の表示例が示されている。このとき、通信端末5の出力部55には、消耗品識別情報表示エリア55a、消耗品管理情報表示エリア55g、注文ボタン55cが表示される。
消耗品管理情報表示エリア55gには、消耗品4の消耗品寿命の他、消耗品寿命の残日数、消耗品4の使用終了日が表示される。このため、ユーザは、消耗品4の寿命が終了する前に、注文ボタン55cをタップして消耗品4を購入することができる。
図9Bには、再生品である消耗品4が使用されている場合には、その旨をユーザに注意するための情報を示す画面の表示例が示されている。このとき、通信端末5の出力部55には、警告表示エリア55d、注意喚起表示エリア55e、注文ボタン55fが表示される。
警告表示エリア55dには、装置2に取り付けられた消耗品4が再生品であることをユーザに通知するメッセージが表示される。
注意喚起表示エリア55eには、再生品である消耗品4を使用することによる影響をユーザに通知するメッセージが表示される。
なお、消耗品4がコピー品である場合には、警告表示エリア55d、注意喚起表示エリア55eにそれぞれ消耗品4がコピー品であることを示すメッセージが表示される。
以上説明した第2の実施の形態例に係る消耗品情報管理システム1Aによれば、装置2に消耗品4が取り付けられると、管理サーバ6は、消耗品4の使用開始日時として管理する。さらに管理サーバ6は、使用開始日時と消耗品寿命に基づいて、消耗品4の使用終了日時、消耗品寿命残時間を管理することができる。そして、管理サーバ6は、消耗品寿命残時間が規定値未満になると、消耗品4の使用終了日時、消耗品寿命残時間を通信端末5に配信することで、ユーザに消耗品4の購入を促すことができる。
また、管理サーバ6は、消耗品識別情報41aと共に装置識別情報33aを関連付けて消耗品管理情報データベース62bに格納することにより、ある消耗品4がある装置2において使用中であることを管理できる。このデータを用いれば、装置2に対応していない消耗品4が使われている場合に、通信端末5を通じてユーザに注意を喚起することができる。また、消耗品4がコピー等されたことにより同一の消耗品識別情報41aを有する消耗品4が装置2に使用されていたとしても、このような消耗品4を使用している装置2を特定することができる。
[3.第3の実施の形態例]
次に、本発明の第3の実施の形態例に係る消耗品情報管理システム1Bについて説明する。消耗品情報管理システム1Bでは、無線送信装置3Bが、装置2に取り付けられた消耗品4が正規品であるか非正規品であるかの判定(以下、「正規・非正規判定」とも呼ぶ。)を行い、通信端末5を保持するユーザに判定結果を提供する。
図10は、消耗品情報管理システム1Bの各部の詳細な内部構成例を示すブロック図である。
消耗品情報管理システム1Bは、消耗品情報管理システム1と同様に装置2、通信端末5、管理サーバ6を備える。
装置2に取り付けられる無線送信装置3Bは、読み取り部31、近距離無線送信部32、記憶部33の他に、判定部34を備える。
記憶部33は、無線送信装置3Bが取り付けられる装置2が使用する消耗品4に対応した消耗品情報データベース33b(図中では、「消耗品情報DB」と略記)を有する。消耗品情報データベース33bは、第1の実施の形態例に係る管理サーバ6の記憶部62が備える消耗品情報データベース62aと同じデータ構造、内容であり、消耗品情報データベース33bには、消耗品識別情報41aに対応する消耗品情報が関連付けられて記憶されている。
判定部34は、装置2に消耗品4が取り付けられると、消耗品4の正規・非正規判定を行い、判定結果を近距離無線送信部32に出力する。このとき、判定部34は、読み取り部31が消耗品記憶部41から読み取った消耗品識別情報41aと同じ消耗品識別情報が、記憶部33の消耗品情報データベース33bに格納されているか検索する。
消耗品情報データベース33bに消耗品識別情報41aと同じ消耗品識別情報が格納されていれば、消耗品4は正規品であり、消耗品情報データベース33bに同じ消耗品識別情報がなければ消耗品4は非正規品であると判定される。そして、判定部34は、消耗品4が正規品であると判定すれば、記憶部33の消耗品情報データベース33bから消耗品識別情報41aに対応する消耗品情報を取得し、消耗品情報を近距離無線送信部32に出力する。
近距離無線送信部32は、判定部34が判定した消耗品4の判定結果と、判定部34が消耗品情報データベース33bから取得した消耗品識別情報41aに対応する消耗品情報とをビーコン信号の所定領域に設定し、このビーコン信号を送信する。
通信端末5の近距離無線受信部51は、無線送信装置3Bからビーコン信号を受信すると、ビーコン信号より、消耗品4の判定結果、消耗品情報を取り出す。
そして、処理部52は、出力部55に消耗品4の判定結果及び消耗品情報を出力することができる。
図11は、無線送信装置3Bの処理例を示すフローチャートである。
図11に示す処理において、ステップS21〜S23までの処理は、図3のステップS1〜S3までの処理と同様であるため、詳細な説明を省略する。
ステップS23にて、読み取り部31が消耗品記憶部41から消耗品識別情報41aを取得できなかった場合(S23のNO)、判定部34は、消耗品識別情報41aを取得できなかった旨の判定結果を近距離無線送信部32に通知する。この判定結果が通知された近距離無線送信部32は、消耗品識別情報が設定されるビーコン信号の所定領域に「E−000(情報なし)」を設定する(S24)。
一方、読み取り部31が消耗品識別情報41aを取得できた場合(S23のYES)、判定部34は、取得した消耗品識別情報41aが正規の消耗品4を示すものであるか否かを判定する(S25)。判定部34は、消耗品識別情報41aが正規の消耗品4を示すものと判定した場合(S25のYES)、近距離無線送信部32は、消耗品識別情報が設定されるビーコン信号の所定領域に「正規」と設定する(S26)。一方、判定部34は、消耗品識別情報41aが正規の消耗品4を示さないと判定した場合(S25のNO)、近距離無線送信部32はビーコン信号の所定領域に「非正規」と設定する(S27)。
そして、近距離無線送信部32は、消耗品識別情報が設定される所定領域に特定の値が設定されたビーコン信号を送信する(S28)。
以上説明した第3の実施の形態例に係る消耗品情報管理システム1Bによれば、無線送信装置3Bが有する記憶部33の消耗品情報データベース33bにより、判定部34は、読み取り部31が読み取った消耗品識別情報41aを用いて、消耗品4の正規・非正規判定を行うことができる。
そして、近距離無線送信部32は、判定部34による消耗品4の正規・非正規判定の判定結果と、消耗品情報データベース33bから読み出した消耗品情報とを含むビーコン信号を送信する。通信端末5は、無線送信装置3Bから受信したビーコン信号から取得した消耗品識別情報41aと消耗品情報を出力部55に出力する。
なお、消耗品情報はデータ量が多いため、判定部34が記憶部33から読み取った消耗品情報を全て送信できない場合がある。この場合には、判定部34は、判定した消耗品4の判定結果だけを含むビーコン信号を送信する。そして、通信端末5は、第1及び第2の実施の形態例と同様に、管理サーバ6から配信される消耗品情報を受信し、出力部55に出力する。また、無線送信装置3Bは、例えば、管理サーバ6など外部機器との間で通信し、記憶部33内の消耗品情報データベース33bを更新するための機能を有していてもよい。一例として、無線送信装置3Bは、通信端末5との間で近距離無線通信を行い、通信端末5が管理サーバ6から受信した最新の消耗品情報を取得して、消耗品情報データベース33bを更新してもよい。このような無線送信装置3Bの機能により、無線送信装置3Bの設置後に新しく正規の消耗品が製造された場合であっても、記憶部33の消耗品情報データベース33bにその情報が含まれていないことから、非正規品と判断されてしまうという事態を防止することができる。
[4.変形例]
なお、本発明の消耗品情報管理システムには、様々な変形例が考えられる。以下に、消耗品情報管理システムの代表的な変形例について説明する。
図12は、消耗品情報管理システムの変形例を示すブロック図である。
図12Aは、第1の変形例に係る消耗品情報管理システム1Cの構成例を示すブロック図である。
消耗品情報管理システム1Cは、装置2、無線送信装置3の他に、不図示の通信端末5、管理サーバ6を備える。
上述したように、本発明の第1の実施の形態例において、装置2に無線送信装置3が取り付けられていたが、図12Aに示す変形例では、無線送信装置3は装置2から離して配置される。つまり、この変形例では、無線送信装置3は、読み取り部31が消耗品記憶部41から消耗品識別情報41aを読み取り可能な範囲内で設置されている。
ここでは、この無線送信装置3は、装置2の外部に設置可能な形状とする。これにより装置2から離れた場所に無線送信装置3を設置することができる。
図12Bは、第2の変形例に係る消耗品情報管理システム1Dの構成例を示すブロック図である。
消耗品情報管理システム1Dは、装置2Aの他に、不図示の通信端末5、管理サーバ6を備える。
第2の変形例に係る装置2Aは、読み取り部21及び近距離無線送信部22を備える。
読み取り部21、近距離無線送信部22は、例えば、装置2Aの回路基板に組み込まれており、無線送信装置3が備える読み取り部31、近距離無線送信部32と同様の機能を有している。このように無線送信装置3の機能を装置2Aが有することにより、ユーザは装置2Aに対する無線送信装置3の取り付けの有無を意識することなく、装置2Aから消耗品4の消耗品情報を得ることができる。
また、図示しないが、通信端末5が備える記憶部53が、消耗品識別情報41aに対応する消耗品情報を関連付けて記憶する消耗品情報データベースを有するようにしてもよい。この場合、出力部55には、記憶部53から読み出された、近距離無線受信部51が受信した消耗品識別情報41aに対応する消耗品情報が出力される。このため、通信端末5は、管理サーバ6に消耗品情報の配信を要求する必要がなく、ネットワークNの負荷を低減することができる。
また、上述した各実施の形態例において装置の一例として浄水器としての装置2を用いたが、そのほかにもプリンタ、空気清浄機、便器等であってもよい。この場合には、消耗品4としては、インクカートリッジ、空調フィルタ、脱臭フィルタ等が考えられる。
なお、本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態例の構成の一部を他の実施の形態例の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態例の構成に他の実施の形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…消耗品情報管理システム、2…装置、3…無線送信装置、4…消耗品、5…通信端末、6…管理サーバ、31…読み取り部、32…近距離無線送信部、51…近距離無線受信部、52…処理部、54…端末側通信部、55…出力部、56…入力部、61…サーバ側通信部、62…記憶部

Claims (9)

  1. 装置に用いられる消耗品から前記消耗品を識別するための消耗品識別情報を取得して送信する無線送信装置と、前記無線送信装置から前記消耗品識別情報を受信可能な通信端末と、前記通信端末と通信可能なサーバと、を含む消耗品情報管理システムであって、
    前記無線送信装置は、
    前記消耗品が有する消耗品記憶部に記憶される消耗品識別情報を取得する情報取得部と、
    前記消耗品識別情報を送信する情報送信部と、を備え、
    前記通信端末は、
    前記無線送信装置から前記消耗品識別情報を受信する情報受信部と、
    前記消耗品識別情報を前記サーバへ送信し、前記消耗品に関連する消耗品情報の配信を要求する端末側通信部と、
    前記サーバから受信する前記消耗品情報を出力する出力部と、を備え、
    前記サーバは、
    前記消耗品識別情報に対応する前記消耗品情報を関連付けて記憶するサーバ記憶部と、
    前記通信端末より前記消耗品識別情報を受信すると、前記サーバ記憶部から前記消耗品識別情報に対応する前記消耗品情報を読み出し、前記通信端末に前記消耗品情報を配信するサーバ側通信部と、を備える
    消耗品情報管理システム。
  2. 前記消耗品情報には、前記消耗品が正規品であるか非正規品であるかを示す情報、前記消耗品の購入に関する情報が含まれ、
    前記通信端末は、前記サーバから配信された前記消耗品情報に前記消耗品が前記非正規品であることを示す情報が含まれている場合には、前記消耗品が前記非正規品であることを示す情報と共に、前記消耗品の購入に関する情報を前記出力部に出力する
    請求項1に記載の消耗品情報管理システム。
  3. 前記無線送信装置は、
    前記装置又は前記無線送信装置を識別するための装置識別情報を記憶する送信装置記憶部を備え、
    前記情報送信部は、前記消耗品識別情報と共に前記装置識別情報を送信し、
    前記通信端末は、前記情報受信部が受信した記消耗品識別情報及び前記装置識別情報を、前記端末側通信部から前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記装置識別情報を前記消耗品識別情報に関連付けた消耗品管理情報を前記サーバ記憶部に記憶し、前記通信端末から受信した前記消耗品識別情報及び前記装置識別情報に対応する前記消耗品管理情報を前記通信端末に配信する
    請求項1に記載の消耗品情報管理システム。
  4. 前記消耗品管理情報には、前記消耗品の使用が開始された日時、前記消耗品の寿命、前記消耗品を使用可能な残時間が含まれ、
    前記通信端末は、前記サーバから配信された前記消耗品管理情報に、前記消耗品の寿命までの残時間が規定値未満であることが示されている場合には、前記消耗品の寿命と共に、前記消耗品の購入に関する情報を前記出力部に出力する
    請求項3に記載の消耗品情報管理システム。
  5. 前記無線送信装置は、前記消耗品識別情報に対応する前記消耗品情報を関連付けて記憶する無線送信装置記憶部と、
    前記消耗品が正規品又は非正規品であるか否かを判定する判定部と、を備え、
    前記情報送信部は、前記無線送信装置記憶部から読み出した前記消耗品識別情報に対応する前記消耗品情報と共に、前記判定部による判定結果を送信し、
    前記通信端末は、前記無線送信装置から受信した前記消耗品情報及び前記判定結果を前記出力部に出力する
    請求項1に記載の消耗品情報管理システム。
  6. 前記通信端末は、前記消耗品識別情報に対応する前記消耗品情報を関連付けて記憶する通信端末記憶部を備え、
    前記出力部には、前記通信端末記憶部から読み出された、前記情報受信部が受信した前記消耗品識別情報に対応する前記消耗品情報が出力される
    請求項1に記載の消耗品情報管理システム。
  7. 前記無線送信装置は、前記装置に対して着脱可能に取り付けられ、又は前記装置から離して配置される
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の消耗品情報管理システム。
  8. 前記消耗品記憶部は、前記消耗品識別情報を記憶した無線タグであり、
    前記情報取得部は、前記消耗品記憶部から非接触で前記消耗品識別情報を読み取る無線タグリーダである
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の消耗品情報管理システム。
  9. 装置に用いられる消耗品から前記消耗品を識別するための消耗品識別情報を取得した無線送信装置からの前記消耗品識別情報を受信可能な通信端末と通信可能なサーバであって、
    前記サーバは、
    前記消耗品識別情報に対応する消耗品情報を関連付けて記憶するサーバ記憶部と、
    前記通信端末に前記消耗品情報を配信するサーバ側通信部と、を備え、
    前記サーバ側通信部は、前記通信端末が前記無線送信装置から取得した前記消耗品識別情報を、前記通信端末を経由して受信すると、前記サーバ記憶部から前記消耗品識別情報に関連する前記消耗品情報を読み出し、前記通信端末に前記消耗品情報を配信する
    サーバ。
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