JP4142001B2 - 耐タンパ機能付きrfidタグおよび物品管理システム - Google Patents

耐タンパ機能付きrfidタグおよび物品管理システム Download PDF

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本発明は、電池を持つアクティブ型RFIDタグ(無線を用いたICタグ)を、物品を管理するシステムへ適用するための、耐タンパ機能付きRFIDタグおよび物品管理システムに関し、特に、RFIDタグを管理対象物から取り外す行為を検知できるようにすると共に、RFIDタグの準備段階や保守段階や、実際の使用状態において、信頼性や利便性を確保することができる、耐タンパ機能付きRFIDタグおよび物品管理システムに関する。
物品を管理する背景技術として、RFIDタグを用いる場合を想定する。RFIDタグの大まかな種類には、電池を持たないパッシブ型RFIDタグと、電池を持つアクティブ型RFIDタグがある。アクティブ型RFIDタグは無線の送信距離が長く、一般に数m〜数十mの送受信が可能である。
このアクティブ型RFIDタグを物品管理システムに用いて、管理対象物のある部屋の特定やその部屋の中での大まかな位置を測位することができる(例えば、非特許文献1参照)。
図7にアクティブ型RFIDタグを用いた物品管理システムを示す。図7において、部屋には、管理する対象物に付けたRFIDタグからの無線信号を受けるリーダが設置されている。例えば、図7のルームR1には、そのリーダが3台あり、RFIDタグ10aの無線信号をそれぞれのリーダA、B、Cが受信する。それらの無線信号の受信強度から部屋の中での対象物の位置を知ることもできる。
岸上順一、近藤好次、清水雅史、中原慎一、木下真吾「ユビキタスサービスを支えるRFID」、電気通信、Vol.67,No.691,pp.24-35,2004.7.1
前述したように、物品の管理にRFIDタグを用いる場合には、管理対象物にRFIDタグを取り付ける。そして、このRFIDタグを管理対象物から取り外すという行為を検知できなければならない。また、その耐タンパ機能を実現する上では、常時電力を必要とする実現方法は避けなければならない。
元来、アクティブ型RFIDタグは電池をもち、無線信号を送信するが、この他に電力を使うことになれば、このRFIDタグの寿命が短くなってしまう。さらにこの他にも、耐タンパ機能が実際に利用される場合には、RFIDタグを管理対象物に取り付ける間は無線信号を出さないように、準備、保守の簡便性が必要である。そして、故意にRFIDタグが管理対象物から剥ぎ取られて、耐タンパ機能を停止させるような行為に対しても、無線信号の送信を発信し続ける信頼性も兼ね備える必要がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、RFIDタグを管理対象物から取り外す行為を検知できるようにすると共に、RFIDタグの準備段階や保守段階や、実際の使用状態において、信頼性や利便性を確保できる、耐タンパ機能付きRFIDタグおよび物品管理システムを提供することにある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の耐タンパ機能付きRFIDタグ(単に、「RFIDタグ」ともいう)は、押しボタンスイッチのタンパセンサを実装し、さらに独自のIDを記憶する電池内蔵型のRFIDタグであり、スイッチが押された状態でタンパセンサがON、スイッチが戻された状態でタンパセンサがOFFとなり、タンパセンサがONの場合をノーマル状態とし、タンパセンサがOFFの場合をタンパ状態とし、タンパ状態の場合に独自のIDと警戒情報を含む無線信号を定期的に発信することを特徴とする。
これにより、RFIDタグを管理対象物から取り外す行為を検知できるようになる。また、電圧感知や機械的に電気回路の一部配線を接続(/切断)するなどして、タンパスイッチの状態が把握される。従って、この耐タンパ機能の実現方法では、電力をほとんど消費しないため、アクティブ型RFIDタグの電池寿命に影響を殆ど与えない。
また、本発明の耐タンパ機能付きRFIDタグは、押しボタンスイッチのタンパセンサを実装し、タンパセンサのスイッチの状態を、電圧感知や機械的に電気回路の一部配線を接続(/切断)するなどにより把握し、さらに独自のIDを記憶する電池内蔵型のRFIDタグであり、スイッチが押された状憶でタンパセンサがON、スイッチが戻された状態でタンパセンサがOFFとなり、一定時間タンパセンサONが継続した場合にノーマル状態とし、ノーマル状態時にタンパセンサがOFFになった場合にタンパ状態とし、さらに一度タンパ状態となると一定期間はタンパスイッチの状況によらずタンパ状態を保持し、それ以外の状態をスリープ状態とし、タンパ状態の場合に独自のIDと警戒情報を含む無線信号を定期的に発信することを特徴とする。
これにより、RFIDタグを管理対象物から取り外す行為を検知できるようになる他に、準備段階や保守段階で、RFIDタグを管理対象物に取り付ける間は、警報のための無線信号を送信しないようになる。さらに、実際に、RFIDタグが剥ぎ取られてタンパセンサが“OFF”となった後に、直ちにタンパセンサを“ON”にしても、警報のための無線送信を送信し続けて、簡単に停止させることは出来なくなる。このため、信頼性や利便性を確保できる。
また、本発明の耐タンパ機能付きRFIDタグは、前記タンパ状態を無期限に継続することを特徴とする。
これにより、タンパセンサが剥ぎ取られて“OFF”となった後に、直ちにタンパセンサを“ON”にしても、警戒のための無線送信を(電池寿命が尽きるまで)無期限に送信し続けて、簡単に停止させることは出来なくなる。このため、信頼性や利便性を確保できる。
また、本発明の耐タンパ機能付きRFIDタグは、前記タンパ状態の場合に無線信号を発信するか/否か、を外部より設定可能とすることを特徴とする。さらに発信する場合は、発信間隔、発信期間(無期限を含む)などのパラメータを設定できても良い。
これにより、耐タンパ機能付きRFIDタグを使用する管理対象物の種類、および使用環境に応じて、耐タンパ機能付きRFIDタグの動作を設定することができる。
また、本発明の耐タンパ機能付きRFIDタグは、前記タンパ機能付RFIDタグの電池用の蓋がある面にタンパセンサのスイッチ部を設けることを特徴とする。
これにより、電池を外すためには、タンパセンサが“OFF”となるので、RFIDの電池を取り外すことで、警報の発信を停止されることを防ぐことができる。
また、本発明の物品管理システムは、前記耐タンパ機能付きRFIDタグ、リーダ、管理端末により構成され、耐タンパ機能付きRFIDタグは管理対象物品に取り付けられ、耐タンパ機能付きRFIDタグが発信する無線信号をリーダにて受信し、リーダと管理端末は接続されており、リーダで受信した無線信号の内容を管理端末で収集し管理する物品管理システムであって、タンパ機能付RFIDタグのスイッチを含む面を管理対象物品に取り付けることで、耐タンパ機能付きRFIDタグが管理対象物品から外された場合に管理端末にて検知することを特徴とする。
これにより、RFIDタグを管理対象物から取り外す行為を検知する物品管理システムを構築できる。
本発明の耐タンパ機能付きRFIDタグ(単に、「RFIDタグ」ともいう)においては、押しボタンスイッチ型のタンパセンサを実装し、スイッチが押された状態(管理対象物に取り付けられた状態)で“ON”、スイッチが戻された状態(管理対象物から剥がされた状態)で“OFF”となり、タンパセンサが“ON”の場合をノーマル状態とし、タンパセンサが“OFF”の場合をタンパ状態とし、タンパ状態では独自のIDと警戒情報を定期的に発信するようにしたので、これにより、RFIDタグを管理対象物から取り外す行為を検知できるようになる。また、この耐タンパ機能の実現方法では、電力をほとんど消費しないため、アクティブ型RFIDタグの電池寿命に影響を殆ど与えない。
また、本発明の耐タンパ機能付きRFIDタグにおいては、一定時間タンパセンサの“ON”が継続した場合にノーマル状態に移行し、ノーマル状態時にタンパセンサが“OFF”になった場合にタンパ状態とし、さらに一度タンパ状態となると一定期間はタンパスイッチの状況によらずタンパ状態として独自のIDと警戒情報を定期的に発信するようにしたので、これにより、RFIDタグを管理対象物から取り外す行為を検知できるようになる他に、準備段階や保守段階で、RFIDタグを管理対象物に取り付ける間は、警報のための無線信号を送信しないようになる。さらに、実際に、RFIDタグが剥ぎ取られてタンパセンサが“OFF”となった後に、直ちにタンパセンサを“ON”にしても、警報のための無線送信を送信し続けて、簡単に停止させることは出来なくなる。このため、信頼性や利便性を確保できる。
また、本発明の耐タンパ機能付きRFIDタグにおいては、タンパ状態を無期限に継続するようにしたので、これにより、タンパセンサが剥ぎ取られて“OFF”となった後に、直ちにタンパセンサを“ON”にしても、警戒のための無線送信を(電池寿命が尽きるまで)無期限に送信し続けて、簡単に停止させることは出来なくなる。このため、信頼性や利便性を確保できる。
また、本発明の耐タンパ機能付きRFIDタグにおいては、前記タンパ状態の場合に無線信号を発信するか/否か、を外部より設定可能とした。さらに発信する場合は、発信間隔、発信期間(無期限を含む)などのパラメータを外部から設定できても良いとした。これにより、耐タンパ機能付きRFIDタグを使用する管理対象物の種類、および使用環境に応じて、耐タンパ機能付きRFIDタグの動作を設定することができる。
また、本発明の耐タンパ機能付きRFIDタグにおいては、タンパ機能付RFIDタグの電池用の蓋がある面にタンパセンサのスイッチボタン部を設けるようにしたので、これにより、電池を外すためには、タンパセンサが“OFF”となるので、RFIDの電池を取り外すことで、警報の発信を停止されることを防ぐことができる。
また、本発明の物品管理システムにおいては、耐タンパ機能付きRFIDタグを管理対象物(管理対象物品)に取り付け、RFIDタグが発信する無線信号をリーダにて受信し、該リーダに接続された管理端末で収集するようにし、RFIDタグが管理対象物から外された場合に管理端末にて検知するようにしたので、これにより、RFIDタグを管理対象物から取り外す行為を検知する物品管理システムを構築できる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の耐タンパ機能付きRFIDタグを使用した物品管理システムの構成例を示す図である。なお、本発明における耐タンパ機能とは、RFIDタグが取り付けられた管理対象物(管理対象物品)から、RFIDタグが故意に(盗難等の目的のために)引き剥がされた場合に、これを検知して警報を出力する機能である。
図1に示す物品管理システム1において、耐タンパ機能付きRFIDタグ(単に「RFIDタグ」ともいう)10が管理対象物2に取り付けられ、RFIDタグ10が発信する無線信号がリーダ3により受信される。また、リーダ3には受信情報管理用PC(管理端末)4が接続されており、リーダ3で受信したRFIDタグからの無線信号の内容が受信情報管理用PC4により収集され、受信情報管理用PC4により管理対象物2の管理が行なわれる。
RFIDタグ10は電池を内蔵するアクティブ型RFIDタグである。RFIDタグ10の裏面(管理対象物2への取り付け面)には、ボタンスイッチ型のタンパセンサ11がそのボタン部が裏面から突き出るように取り付けられる。また、裏面には電池を収納するための電池蓋12が取り付けられている。
この耐タンパ機能付きRFIDタグを管理対象物2に貼り付けるように取り付ける。管理対象物2に取り付けられた状態ではタンパセンサ11が“ON”(RFID裏面の突起状のボタンを押下した状態)となる。次に、管理対象物からRFIDを剥ぎ取ると、タンパセンサ11が“OFF”(RFID裏面に突起状のボタンが突き出たままの状態)となる。なお、このタンパセンサ11の“ON”、“OFF”状態は単純な電圧感知や機械的なスイッチ(で、電気回路の一部配線を接続/切断する)などで行なわれる。
そして、タンパセンサが“OFF”になると、RFIDタグ10はタンパ状態になっているとの無線信号を送信する。この無線信号はリーダ3で受信されて、受信情報管理用PC4において、どの管理対象物がタンパ状態なのかなどをオペレータへ警報として知らせる。
また、図2は、本発明による耐タンパ機能付きRFIDタグの構成例を示す図である。図2において、RFIDタグ10には、アンテナ14と、ICチップ20と、ICチップ20に電源を供給する電池13と、ボタンスイッチ型のタンパセンサ11とが内蔵されている。
また、ICチップ20内には、送受信部21、CPU22、記憶部23が設けられている。送受信部21は、リーダ3との間で、電磁波によるデータの送受信を行う処理部である。また、CPU22は、ICチップ20の全体を制御する。
また、記憶部23には、RFIDタグ属性情報(RFIDタグの製造メーカ、型式などの情報)24、ID情報(管理対象物を個々に特定するID情報)25、RFIDタグの動作モードを設定する設定パラメータ情報26が記憶されている。この設定パラメータ情報26には、例えば、送信の期間(例えば、7日間など)、送信の間隔(例えば、10秒おきなど)、その他のRFIDタグの動作モードを規定する種々の設定情報が記録されている。なお、このRFIDタグの適用先によっては、送受信部21は、RFID10からリーダ3へのID情報25を送信する機能しか持たない場合もある。
本発明においては、耐タンパ機能付きRFIDタグ10の利用の仕方、および設定パラメータ情報26の設定の仕方により、種々の物品管理システムを構成することができる。以下に、本発明の耐タンパ機能付きRFIDタグ10を使用した実施例について説明する。
第1の実施例では、単にタンパセンサ11が“ON”で管理対象物2に取り付けられているとみなし、この一方、タンパセンサ11が“OFF”で管理対象物2から剥ぎ取られたと判断し、警報のための無線を送信する。
また、この例では、前述のごとく管理対象物2に接触する場所に押しボタンスイッチ型タンパセンサ11が設けられており、普段はタンパセンサが“ON”状態でも単純な電圧感知や機械的なスイッチ(電気回路の一部配線接続/切断)などをすることで済まされる。このため殆ど電力を消費することがなく、RFIDの電池寿命に影響を殆ど与えない。
しかしながらこのような単純な機能では、実際にタンパセンサ11が剥ぎ取られで“OFF”となっても、直ちに管理対象物2とは別の物に取り付けるなどして、タンパセンサ11を“ON”にして警報のための無線送信を停止させることが可能となる。
図5にはRFIDタグの利用状況でのタンパ状態の送信例を示している。この図5中の(a)実施例1の場合には、タンパセンサ11の剥ぎ取り直後で、故意にタンパセンサ11を“ON”とした場合において、タンパ状態の送信が止まる。
また別に、使用上の課題として、RFIDタグ10を管理対象物2に取り付けるまでの準備段階や保守段階で警報のための無線送信が生じてしまう。図5中の(a)実施例1の場合には、準備(保守)取り付けにおいて、タンパ状態を示す送信が行われる。このような様々な面で、信頼性や利便性を欠くので、以下に説明するような改良を施す。
図3に示した状態遷移図は耐タンパ機能付きRFIDタグの第2の実施例の説明図である。この図3に示す各状態での動作、別の状態へ遷移する条件などは次のとおりである。
最初に、準備段階(状態S11)にある。この準備段階は、耐タンパ機能付きRFIDタグ10を最初に使用する前の状態である。
それから、スリープ状態(状態S12)に移行する。スリープ状態は、耐タンパ機能付きRFIDタグ10から信号を送信しない状態であり、次の条件を満たさない場合、このスリープ状態のままである。一定時間(例えば、4分間)、タンパセンサ11が“ON”を継続するとノーマル状態に遷移する。
ノーマル状態(状態S13)は、予め設定されたパラメータに従い送信する状態である。タンパセンサ11が“ON”状態ならば、このノーマル状態のままである。タンパセンサ11が“OFF”となるとタンパ状態に遷移する。
タンパ状態(状態S14)は、一定時間(例えば、3秒)間隔で、警戒情報とID(管理対象物の識別情報)を送信し続ける状態である。タンパセンサ11が“OFF”となってから一定期間(例えば、7日間)内は、このタンパ状態のままである。
このように、図3に示す状態遷移図に基づいて動作をする耐タンパ機能付きRFIDタグ10は、管理する対象物へ取り付ける際の利便性の確保や、RFIDタグ10を引き剥がした後にタンパの警報を停止することを防止できる。
つまり、図5に示すRFIDタグの利用状況でのタンパ状態の送信例において、(b)実施例2の場合に示すとおりである。
まず、最初の準備(保守)取り付け段階では、タンパセンサ11が“ON”しても、タンパ状態の送信は生じない。この理由はタンパセンサ“OFF”において、仮にタンパセンサ11に触れで“ON”→“OFF“→“ON”と短時間で切り替わったとしてもタンパ状態の送信はされない。そして管理対象物2に取り付け後にタンパセンサ11の“ON”の状況が一定時間経過(4分間)したら、次のタンパセンサ11の“OFF”で送信が可能となる。従って、ここでの一定時間は準備(保守)の取り付けに要すると想定される時間より長く、例えば4分とかに予め決定しておく。
そしてまた、耐タンパ機能付きRFIDタグ10が剥ぎ取られ、直後に故意にタンパセンサ11を“ON”としてタンパ状態を警告する無線の送信を止めることも防止される。上記図3に示す状態遷移に従うと、図5の(b)実施例2の場合に示すように、タンパ状態の送信が一定期間は継続し続ける。従って、タンパセンサを“ON”としたとしても警告のための無線の送信は停止できない。ここでの一定期間はタンパ状態の情報として十分に長い期間(例えば、7日間)として決定している。なお、この一定期間は無期限としてもよく、この場合は電池寿命が尽きるまで、警告を送信し続ける。
また、図4は耐タンパ機能付きRFIDタグの第3の実施例の説明図であり、パラメータ設定が可能であり、かつ電池交換がある場合での耐タンパ機能付きRFIDタグ10の状態遷移図である。
図4における各状態での動作、別の状態へ遷移する条件などは次のとおりである。
最初に電池なしの状態(状態S21)にある。この状態S21は、電池が外れた状態であり、電池を入れるとリセット状態へ遷移する。
リセット状態(状態S22)は、電池を入れた直後の状態であり、パラメータの初期設定(タンパ状態“無し”の設定)がされると直ちにスリープ状態へ遷移する。他にも、この状態S22では、連続送信や送信間隔が10秒という初期設定も行なわれる。
スリープ状態(状態S23)は、何も送信しない状態であり、設定コマンドを受けると、設定の変更状態に遷移する。また、スリープ解除コマンド(WakeUp)を受けるとノーマル状態へ、電池を外すと電池なしの状態へ遷移する。さらに、スリープ状態で既にタンパ状態の設定“有り”と設定変更されていて、タンパセンサが“OFF”となるとタンパ状態へ遷移する。これら以外の場合は、スリープ状態のままである。
ノーマル状態(状態S24)は、設定したパラメータ(例えば送信回数や送信間隔など)に従い信号を送信する状態であり、スリープ設定コマンドを受けると、スリープ状態へ遷移する。また、タンパセンサが“OFF”となると、タンパ状態へ遷移する。
設定の変更状態(状態S25)は、設定パラメータを変更している状態であり、パラメータ設定完了後は、直ちにスリープ状態へ遷移する。この設定のパラメータとして、タンパ状態の「有り/無し」の設定を含む。
タンパ状態(状態S26)は、例えば、5秒間隔でタンパ状態信号とIDを送信し続ける状態である。この状態で、電池を外すことにより、電池なし状態へ遷移する(電池が外せない場合もある)。これ以外は(電池を外さないなら、電池寿命が尽きるまで)タンパ状態のままである。
また、第3の実施例では、耐タンパ機能付きRFIDタグ10は、無線の送信に関する設定パラメータを有している。そして、この設定パラメータ種類、その可能な設定と初期の設定は、図6に示すようになる。
図6に示すように、設定パラメータとしては、送信の回数、送信の間隔、タンパ状態への遷移がある。そして、送信の回数については、可能な設定として、「連続(endless)または1〜10回」が設定でき、初期設定は、「連続」となっている。
また、送信の間隔については、可能な設定として、「5、10、・・・・、25秒」が設定でき、初期設定は、「10秒」となっている。
また、タンパ状態への遷移については、可能な設定として、「有り/無し」が設定でき、初期設定は、「無し」となっている。
この初期の設定から変更して所望の設定にするには、専用の設定(制御)機器を用いる。この第3の実施例では、初期の設定の「タンパ状態への遷移」が「無し」に設定されている。このため、管理対象物2へこの耐タンパ機能付きRFIDタグ10を取り付けた後に設定を変更し、「タンパ状態への遷移」を「有り」と設定する必要がある。
特に、RFIDタグ10の電池を取り外すことで、警報の発信を停止されることを防ぐために、電池を外すためには、タンパセンサ11が“OFF”となるように、電池交換の蓋がある面に、タンパセンサ11のスイッチボタン部を設けることが望ましい。この条件では、図4に示す状態遷移図中の破線で示す遷移はなくなる。つまり、タンパ状態を介さずに、スリーブ状態やノーマル状態では電池を外すことは不可能である。
このように、図4に示した状態遷移図に基づき動作する耐タンパ機能付きRFIDタグ10は、第2の実施例と同様に、取り扱いの利便性や万が一の際の信頼性を確保することができる。
そしてまた、図5に示したRFIDタグの利用状況でのタンパ状態の送信例においても、(c)実施例3の場合では、先に説明した(b)実施例2の場合の動作と似たものとなる。
すなわち、まず、準備(保守)取り付け段階ではタンパ状態の送信は生じない。それはタンパセンサ“OFF”において、仮にタンパセンサ11に触れてしまい、このタンパセンサ11が“ON”→“OFF”と切り替わったとしても、タンパ状態信号の送信はされない。そして取り付け後に、タンパ状態を“有り”にパラメータ設定をする。この後でタンパセンサ11が“OFF”で送信が可能となる。ここで、タンパ状態“有り”の設定は専用の設定(制御)機器のみで可能である。この設定機器は管理者のみ使用する。このため一般の利用者が、タンパ状態“有り”の設定を変更して、タンパ状態“無し”へ解除するようなことはできない。
一方、耐タンパ機能付きRFIDタグ10を剥ぎ取り、直後に故意にタンパセンサ11を“ON”としてタンパ状態を警告する無線の送信を止めることも防止される。上記の図4に示す状態遷移に従うと、図5の(c)実施例3の場合に示すように、タンパ状態の送信が継続し続ける。従って、タンパセンサ11を“ON”としたとしても警告のための無線の送信は止まらない。ここで再利用のRFIDタグ10を想定しているなら、電池を外すことでタンパ状態が終わる。しかし、使い捨ての耐タンパ機能付きRFIDタグ10として良いならば、電池交換をできない構成(電池を交換するための蓋が無いとか、電池の端子をハンダ付け)とするので、上紀のタンパ状態の送信は、電池の残りの電池容量がなくなるまで(例えば5秒間隔で数ヶ月間)その送信が続くことになる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の耐タンパ機能付きRFIDタグおよび物品管理システムは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明においては、RFIDタグを管理対象物から取り外す行為を検知できると共に、RFIDタグの準備段階や保守段階や、実際の使用状態において、信頼性や利便性を確保することができるので、本発明は、耐タンパ機能付きRFIDタグおよび物品管理システムなどに有用である。
本発明の耐タンパ機能付きRFIDタグを使用した物品管理システムの構成例を示す図である。 本発明による耐タンパ機能付きRFIDタグの構成例を示す図である。 第2の実施例の状態遷移図である。 第3の実施例の状態遷移図である。 RFIDタグの利用状況でのタンパ状態の送信例を示す図である。 設定パラメータ種類と設定可能範囲と初期の設定の例を示す図である。 アクティブ型RFIDタグを用いた物品管理システムの例を示す図である。
符号の説明
1 物品管理システム
2 管理対象物
3 リーダ
4 受信情報管理用PC
10 耐タンパ機能付きRFIDタグ
11 タンパセンサ
12 電池蓋
13 電池
14 アンテナ
20 ICチップ
21 送受信部
22 CPU
23 記憶部
24 RFIDタグの属性情報
25 ID情報
26 設定パラメータ情報

Claims (5)

  1. 1つの押しボタンスイッチのタンパセンサを実装し、さらに独自のIDを記憶する電池内蔵型のRFIDタグであり、
    スイッチが押された状憶でタンパセンサがON、スイッチが戻された状態でタンパセンサがOFFとなり、
    一定時間タンパセンサONが継続した場合、またはスリープ状態の解除設定が行われた場合にノーマル状態とし、当該ノーマル状態において予め設定された送信回数や送信間隔に基づいて信号を送信し、
    ノーマル状態時にタンパセンサがOFFになった場合にタンパ状態とし、さらに一度タンパ状態となると、一定期間はタンパスイッチの状況によらずタンパ状態を保持し、
    それ以外の状態をスリープ状態とし、
    タンパ状態の場合に独自のIDと警戒情報を含む無線信号を定期的に発信する
    ことを特徴とする耐タンパ機能付きRFIDタグ。
  2. 前記タンパ状態を無期限に継続すること
    を特徴とする請求項1記載の耐タンパ機能付きRFIDタグ。
  3. 前記タンパ状態の場合に無線信号を発信するか/否か、を外部より設定可能とする
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の耐タンパ機能付きRFIDタグ。
  4. 前記タンパ機能付RFIDタグの電池用の蓋がある面にタンパセンサのスイッチ部を設けること
    を特徴とする請求項1〜3記載の耐タンパ機能付きRFIDタグ。
  5. 請求項1〜記載の耐タンパ機能付きRFIDタグ、リーダ、管理端末により構成され、耐タンパ機能付きRFIDタグは管理対象物品に取り付けられ、耐タンパ機能付きRFIDタグが発信する無線信号をリーダにて受信し、リーダと管理端末は接続されており、リーダで受信した無線信号の内容を管理端末で収集し管理する物品管理システムであって、
    タンパ機能付RFIDタグのスイッチを含む面を管理対象物品に取り付けることで、耐タンパ機能付きRFIDタグが管理対象物品から外された場合に管理端末にて検知すること
    を特徴とする物品管理システム。
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