JP6530308B2 - 部品管理システム - Google Patents

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本発明は部品管理システムに関し、例えば、RFIDチップを搭載した部品管理タグにより部品を管理する部品管理システムに関する。
近年、付票に印刷されたバーコードに代えて、RFID(Radio Frequency Identifier)タグを用いた部品管理システムの普及が進んでいる。例えば、RFIDタグを用いた部品管理におけるタグ情報の技術標準がEPC(Electronic Product Code)として近年策定された。
このようなRFIDタグを用いた物品管理システムの一例が特許文献1に開示されている。特許文献1に記載のRFIDタグを用いたシステムでは、RFIDタグがRFIDリーダに対して応答を返信しない非応答モードを有し、RFIDタグは、RFIDリーダからコマンドを受けたことに応じて非応答モードとなり、RFIDタグ内のタイミング回路に基づいて非応答モードを解除する。
特表2010−521036号公報
上記特許文献1に記載のRFIDタグを用いたシステムでは、RFIDタグに異常が生じた場合、RFIDリーダからコマンドを送信してRFIDタグの異常を検出し、その後にさらにRFIDリーダからRFIDタグにコマンドを送信してRFIDタグを非応答モードとする必要がある。つまり、特許文献1に記載のRFIDタグでは、RFIDタグを非応答モードとするために、RFIDリーダからRFIDタグに少なくとも2回コマンドを送信する必要があり、システムの処理速度が低下する問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、RFIDタグの通信機能を無効化する機能を有する部品管理システムの処理速度を向上させることを目的とするものである。
本発明にかかる部品管理システムの一態様は、コマンドに応じて自タグを識別する識別情報を送信する部品管理タグと、前記コマンドを送信すると共に、前記部品管理タグから送信された前記識別情報を受信するRFIDリーダと、を有する部品管理システムであって、前記部品管理タグは、前記識別情報を格納すると共に送信するRFIDチップと、周辺デバイスと、前記周辺デバイスを制御する制御回路と、を有し、前記制御回路は、前記部品管理タグに含まれる部品のうち少なくとも前記周辺デバイスにおいて異常を検出した場合、前記RFIDチップの送信機能を無効化する。
本発明にかかる部品管理システムの一態様によれば、制御回路が周辺デバイス等の異常を検出した場合に制御回路からRFIDチップの送信機能を無効化する。これにより、本発明にかかる部品管理システムは、RFIDリーダから部品管理タグにコマンドを送信することなく、即座にRFIDチップの送信機能を無効化することができ、部品管理システムの処理速度を向上させることができる。
本発明にかかる部品管理システムの別の態様は、前記RFIDリーダが、前記コマンドを送信した前記部品管理タグからの応答がないことに応じて、当該応答がなかった前記部品管理タグを異常タグとして登録する。
これにより、本発明にかかる部品管理システムでは、異常が発生した部品管理タグを作業者等に通知することができる。
本発明にかかる部品管理システムによれば、システムの処理速度を向上させることができる。
実施の形態1にかかる部品管理システムの概略図である。 実施の形態1にかかる部品管理タグの外観を説明する図である。 実施の形態1にかかる部品管理タグのブロック図である。 実施の形態1にかかる物品管理システムにおける部品取り出し制御の手順を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかる物品管理システムにおける部品収納制御の手順を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかる部品管理タグにおいて部品管理タグ内の異常を検出するタグ内異常検出処理の手順を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかる部品管理システムが異常が発生した部品管理タグを検出する異常タグ検出処理の手順を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
まず、本発明が適用される部品管理システムの全体の概略を説明する。そこで、図1に実施の形態1にかかる部品管理システム1の概略図を示す。部品管理システム1は、RFID(Radio Frequency Identifier)タグを用いて、部品管理を行うものである。RFIDタグは、リーダライター装置により、タグ内のメモリに格納された識別情報(以下、ID情報と称す)及びその他の情報の読み出し及び書き込みを行うものである。また、RFIDタグを用いたステムでは、リーダライター装置とRFIDタグは無線信号で情報の送受信を行う。
図1に示すように、部品管理システム1は、システム制御部10、アンテナ11、棚12、部品管理タグ13、作業者端末18を有する。また、棚12に収納する部品を搬送するために用いる部品箱14と、棚12から取り出した部品を工程ラインに搬送するために用いる投入箱16と、を含む。図1に示す例では、部品箱14は部品箱搬送台車により移動される。部品箱14にはRFIDタグ15が取り付けられている。投入箱16は、投入台車により移動される。投入箱16には、部品管理タグ17が取り付けられている。部品管理タグ13と部品管理タグ17は同一の構成のものであるが、取り付けられている場所が異なるため図1では異なる符号を付している。
システム制御部10は、アンテナ11を介して無線信号を発することで、部品管理タグ13内のRFIDタグのID情報の読み出し、或いは、部品管理タグ13に対する各種命令を与える。つまり、システム制御部10は、部品管理タグ13に対するリーダライター装置として機能する。また、システム制御部10は、RFIDタグのID情報と部品情報とを関連づけたデータベースを含む。システム制御部10は、このデータベースを参照して部品管理タグ13、17の制御を行う。制御の詳細については後述する。また、システム制御部10は、作業者端末18と通信する機能を有する。
また、図1に示すように、部品管理システム1では、棚12において部品を収納する領域毎に部品管理タグ13が設けられている。図1に示す例では、部品管理タグ13が取り付けられる位置は、棚12において部品を収納する領域の上板部分に取り付けられている。図1に示す例は、部品管理タグ13を取り付ける位置の一例であり、部品管理タグ13を取り付ける位置は任意に変更することができる。
部品管理タグ13は、内部にRFIDチップを含む。そして、システム制御部10は、部品管理タグ13のリーダライター装置として機能する。また、システム制御部10は、アンテナ11を介してRFIDチップとの間で無線信号を送受信する。
作業者端末18は、部品管理タグ13及び部品管理タグ17内のRFIDタグと、RFIDタグ15と、からタグのID情報の読み出し及び書き込みを行うリーダライター装置として機能する。また、作業者端末18は、システム制御部10と無線信号(例えば、無線LAN、Bluetooth(登録商標)等)による通信を行い、RFIDタグから読み出したID情報をシステム制御部10に通知する。作業者は、作業者端末18を例えば手首に装着する。これにより、作業者の手の動きによるRFIDタグの読み書きを行うことができる。
実施の形態1にかかる部品管理システム1では、システム制御部10、部品管理タグ13、作業者端末18を用いて部品管理の効率を向上させる。また、部品管理システム1では、部品箱14にRFIDタグ15に取り付けること、投入箱16に部品管理タグ17を取り付けること、の少なくとも一方を実施することでさらに部品管理の効率を高めることができる。部品管理システム1の具体的な動作の詳細は後述する。
続いて、実施の形態1にかかる部品管理システム1で用いられる部品管理タグ13について詳細に説明する。そこで、図2に実施の形態1にかかる部品管理タグ13の外観を説明する図を示す。図2に示すように、部品管理タグ13は、太陽電池パネル21、タグアンテナ22、インジケータ23、表示部24が設けられる。また、部品管理タグ13には、例えば、管理標25を取り付けても良い。
太陽電池パネル21は、光エネルギーを電気エネルギーに変換する。部品管理タグ13は、太陽電池パネル21が発電した電力によって動作する。タグアンテナ22は、部品管理タグ13内のRFIDタグチップのアンテナである。インジケータ23は、作業者に部品のピックアップ、或いは、収納を行うべき棚であること示す表示装置の1つである。表示部24は、例えば、部品管理タグ13の状態(例えば、信号強度の状態など)を作業者に示す表示装置である。
この部品管理タグ13のブロック図を図3に示す。図3に示すように、部品管理タグ13は、太陽電池パネル21、タグアンテナ22、インジケータ23、表示部24、コンデンサ26、制御回路27を有する。
部品管理タグ13は、太陽電池パネル21は電源部の一形態である。電源部としては、太陽電池パネル21に代えて、バッテリ、圧電素子、振動発電素子、磁気共鳴素子等を利用することができる。これらの素子を利用することで、部品管理タグ13は、コンセント等からケーブルを引き回すことなく電源を得ることができる。なお、コンセントからケーブルによる電源供給を受ける電源部を用いることもできる。コンデンサ26は、太陽電池パネル21で発電された電力の変動を平滑化する。部品管理タグ13は、太陽電池パネル21及びコンデンサ26により生成された電力を用いて動作する。
制御回路27は、周辺デバイス(例えば、インジケータ23、及び表示部24、太陽電池パネル21、コンデンサ26)を制御するいわゆるマイクロコントローラである。具体的には、制御回路27は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプログラムを実行可能な演算部である。制御回路27は、RFIDチップ28内のメモリの情報を読み出して、読み出した情報に基づきインジケータ23及び表示部24の表示内容を変更する。
RFIDチップ28は、メモリを内蔵し、当該メモリに格納された情報をタグアンテナ22により送受信される無線信号に基づき出力或いは更新する。また、RFIDチップ28内のメモリの情報は、制御回路27により読み出し或いは更新される。以下の説明では、RFIDチップ28をRFIDタグとも称する。
インジケータ23は、例えば、少なくとも1つのLED(Light Emitting Diode)を含む。インジケータ23は、このLEDの点灯状態により作業者に情報を伝達する。表示部24は、例えば、液晶パネルであって、部品管理タグ13の状態、或いは、部品に関する情報を作業者に伝達する。
続いて、実施の形態1にかかる部品管理システム1の動作について説明する。実施の形態1にかかる部品管理システム1は、部品を棚12から取り出すときの部品取り出し制御と、部品を棚12に収納する部品収納制御とを行う。以下ではこの2つの制御についてそれぞれ説明する。まず、図4に実施の形態1にかかる物品管理システム1における部品取り出し制御の手順を説明するフローチャートを示す。
図4に示すように、部品取り出し制御では、まず、システム制御10がアンテナ11を介して取り出し対象の部品が収納されている棚12に取り付けられた部品管理タグ13内のRFIDタグに対してインジケータ23を点灯させるインジケータ点灯命令を無線信号にて送信する(ステップS1)。
続いて、システム制御部10が送信したインジケータ点灯命令を受けたRFIDタグが搭載されている部品管理タグ13が、インジケータ23を点灯させる。そして、インジケータ23を点灯させた部品管理タグ13は、インジケータ23を点灯させたことを通知する動作応答信号(無線信号)をシステム制御部10に返信する(ステップS2)。このときの部品管理タグ13内の動作について説明する。ステップS2では、システム制御部10からインジケータ点灯命令を受信した部品管理タグ13のRFIDチップ28が、メモリに受信したインジケータ点灯命令を書き込む。そして、制御回路27が、RFIDチップ28に書き込まれたインジケータ点灯命令を読み出し、インジケータ23を点灯させる。また、制御回路27は、インジケータ23を点灯したことを通知する情報をRFIDチップ28内のメモリに書き込む。そして、RFIDチップ28は、システム制御部10から動作状態の確認を行う制御信号を受信したことに応じてメモリ内に格納されているインジケータ23の点灯状態を示す情報をシステム制御部10に返信する。
続いて、作業者がインジケータ23が点灯している部品管理タグ13が備え付けられている棚12から部品を取り出す(ステップS3)。このステップS3の動作において、作業者が身につけている作業者端末18が、部品を取り出した棚12に取り付けられている部品管理タグ13内のRFIDチップ28と通信を行う。この通信では作業者端末18がRFIDチップ28に格納されているID情報を読み出す。作業者端末18は、読み出したID情報をシステム制御部10に通知する(ステップS4)。
続いて、システム制御部10は、作業者端末18から受信したID情報の正当性を判断し、正しいと判断された場合は、取り出された部品を収納する部品投入箱16の部品管理タグ17に対して、インジケータ点灯命令を無線信号によって送信する(ステップS5)。
続いて、システム制御部10が送信したインジケータ点灯命令を受けたRFIDタグが搭載されている部品管理タグ17が、インジケータ23を点灯させる。そして、インジケータ23を点灯させた部品管理タグ17は、インジケータ23を点灯させたことを通知する動作応答信号(無線信号)をシステム制御部10に返信する(ステップS6)。このときの部品管理タグ17内の動作は、ステップS2の部品管理タグ13の動作と同じになるためここでは説明を省略する。
続いて、作業者がインジケータ23が点灯している部品管理タグ17が備え付けられている投入箱16に部品を収納する(ステップS7)。このステップS7の動作において、作業者が身につけている作業者端末18が、部品を収納した投入箱16に取り付けられている部品管理タグ17内のRFIDチップ28と通信を行う。この通信では作業者端末18がRFIDチップ28に格納されているID情報を読み出す。作業者端末18は、読み出したID情報をシステム制御部10に通知する(ステップS8)。
続いて、システム制御部10は、作業者端末18から受信したID情報の正当性を判断し、正しいと判断された場合、現在インジケータを点灯されている部品管理タグ13、17内のRFIDタグチップに対してインジケータ消灯命令を無線信号にて送信する(ステップS9)。以降、部品管理システム1は、ステップS1〜S10の動作を繰り返す。
次に、図5に実施の形態1にかかる物品管理システム1における部品収納制御の手順を説明するフローチャートを示す。
図5に示すように、部品収納制御では、まず、作業者が部品箱14を持ち上げた際に、作業者端末18が部品箱14に取り付けられていたRFIDタグ15内に納められているID情報を読み出して、読み出したID情報をシステム制御部10に通知する(ステップS11)。
続いて、システム制御部10が、作業者端末18から受信したID情報の正当性を判断し、正しいと判断された場合、取り出された部品を収納する棚12に取り付けられている部品管理タグ13のRFIDタグに対してインジケータ点灯命令を無線信号にて送信する(ステップS12)。
続いて、システム制御部10が送信したインジケータ点灯命令を受けたRFIDタグが搭載されている部品管理タグ13が、インジケータ23を点灯させる。そして、インジケータ23を点灯させた部品管理タグ13は、インジケータ23を点灯させたことを通知する動作応答信号(無線信号)をシステム制御部10に返信する(ステップS13)。このときの部品管理タグ13内の動作は、図4のフローチャートのステップS2の部品管理タグ13の動作と同じになるためここでは説明を省略する。
続いて、作業者がインジケータ23が点灯している部品管理タグ13が備え付けられている棚12に部品を収納する(ステップS14)。このステップS14の動作において、作業者が身につけている作業者端末18が、部品を収納した棚16に取り付けられている部品管理タグ17内のRFIDチップ28と通信を行う。この通信では作業者端末18がRFIDチップ28に格納されているID情報を読み出す。作業者端末18は、読み出したID情報をシステム制御部10に通知する(ステップS15)。
続いて、システム制御部10は、作業者端末18から受信したID情報の正当性を判断し、正しいと判断された場合、作業者に作業が正しいことを通知する、と共に現在インジケータを点灯されている部品管理タグ13内のRFIDタグチップに対してインジケータ消灯命令を無線信号にて送信する(ステップS16)。ここで、作業者に作業が正しいことを通知する方法は、作業者端末18のバイブレーション機能、音声等を用いることが考えられる。以降、部品管理システム1は、ステップS11〜S16の動作を繰り返す。
実施の形態1にかかる部品管理システム1では、リーダライター装置(例えば、アンテナ11が接続されたシステム制御部10、及び作業者端末18)が出力する無線信号の強度を調節することでRFIDタグとリーダライター装置との通信可能範囲を調節することができる。実施の形態1にかかる部品管理システム1では、作業者端末18が発する無線信号の強度をアンテナ11から発せられる無線信号の強度よりも小さくすることで、作業者端末18が部品管理タグ13、17或いはRFIDタグ15に近づいたときだけID情報の読み出せるようにシステムを構築する。
実施の形態1にかかる部品管理システム1では、上記したシステムを構築することで、作業者に部品の収納及び取り出しを行う棚の位置、或いは投入箱16の場所を通知することで作業効率を向上させることができる。また、実施の形態1にかかる部品管理システム1では、作業者が作業者端末18を身につけ、当該作業者端末18により作業者の部品のハンドリングをモニタすることでシステム制御部10及び部品管理タグ13、17を用いて作業者に次の作業動作を伝えることができる。また、実施の形態1にかかる部品管理システム1では、部品管理タグ13、17が他から電源供給をうけることなく独立して発電した電力に基づき動作するため、部品管理タグ13、17の設置・撤去・移動を容易に行うことができる。
本発明は、実施の形態1にかかる部品管理システム1における部品管理タグ13、17内の制御方法及び部品管理システム1における部品管理タグ13、17の故障検出方法に特徴の1つを有するものである。以下では部品管理タグ13、17内の制御方法及び部品管理システム1における部品管理タグ13、17の故障検出方法についてより詳細に説明する。
まず、部品管理タグ13、17内の制御方法について説明する。実施の形態1にかかる部品管理システム1は、図1を参照して説明したように、少なくとも部品管理タグ13、部品管理タグ17がシステム制御部10及びアンテナ11を含むRFIDリーダライター(以下、RFIDリーダと称す)により制御される。ここで、部品管理タグ13は、コマンドに応じて自タグを識別する識別情報(例えば、ID情報)を送信する。また、RFIDリーダは、コマンドを送信すると共に、部品管理タグ13から送信されたID情報を受信する。
また、図3を参照して説明したように、部品管理タグ13、17は、ID情報を格納すると共に送信するRFIDチップ28と、周辺デバイス(例えば、インジケータ23及び表示部24、太陽電池パネル21、コンデンサ26)と、周辺デバイスを制御する制御回路27と、を有する。そして、実施の形態1にかかる部品管理システム1では、部品管理タグ13、17の制御回路27が、部品管理タグ13、17に含まれる部品のうち少なくとも周辺デバイスにおいて異常を検出した場合、RFIDチップ28の送信機能を無効化する。なお、制御回路27が異常を検出する対象に、制御回路27とRFIDチップ28が含まれていても構わない。
RFIDチップ28は、内部にメモリを有するが、このメモリにはRFIDチップ28のID情報と、RFIDチップ28の動作を決定する複数の制御ビットが含まれる。この制御ビットの1つに、KILLビットがある。実施の形態1にかかる部品管理タグでは、制御回路27がRFIDチップ28の制御ビットの値を直接書き換える。RFIDチップ28の送信機能を無効化する場合、制御回路27は、RFIDチップ28のKILLビットの値を送信無効を示す値に書き換えることでKILLビットを有効化する。
続いて、実施の形態1にかかる部品管理システム1における部品管理タグ13、17内の制御方法について説明する。ここでは、部品管理タグの動作のうち、部品管理タグ内の故障検出結果に基づき部品管理タグの送信機能を無効化する手順について説明する。なお、ここでは説明を省略するが、部品管理タグは、以下で説明する送信機能無効化処理に加えて、一般的なRFIDタグとして動作も行うものである。図6に実施の形態1にかかる部品管理タグにおいて部品管理タグ内の異常を検出するタグ内異常検出処理の手順を説明するフローチャートを示す。
図6に示すように、実施の形態1にかかる部品管理タグは、タグ内異常検出処理を開始すると、制御回路27により、制御回路27を含む部品管理タグ内の部品(例えば、太陽電池パネル21、インジケータ23、表示部24、RFIDチップ28等)の異常を監視する(ステップS21)。この監視処理は、異常が検出するまで継続される(ステップS22)。
そして、部品管理タグ内の部品に異常が検出されると、制御回路27は、RFIDチップ28内の記憶領域(例えば、メモリ)に定義されているKILLビットを有効化する(ステップS23)。これにより、RFIDチップ28の送信機能が無効化される。そして、RFIDチップ28の送信機能を無効化したことに応じて、部品管理タグは、タグない異常検出処理を終了させる。
続いて、実施の形態1にかかる部品管理システム1における部品管理タグ13、17の故障検出方法について説明する。そこで、図7に実施の形態1にかかる部品管理システムが異常が発生した部品管理タグを検出する異常タグ検出処理の手順を説明するフローチャートを示す。実施の形態1にかかる部品管理システム1は、システムの起動時、或いは、所定の間隔で図7に示す異常タグ検出処理を行う。また、以下の例では、RFIDリーダの管理下にある部品管理タグを1から始まる管理番号により管理するものとするが、この管理番号とID情報とは別のものであり、例えば、管理番号とID情報は、RFIDリーダ内で対応付けされているものとする。
図7に示すように、実施の形態1にかかる部品管理システム1は、異常タグ検出処理を開始すると、まず、管理下にある部品管理タグの管理番号iを1とする(ステップS31)。そして、RFIDリーダはi番目の部品管理タグにコマンド(例えば、有効確認制御信号)を発する(ステップS32)。この有効確認制御信号に対する応答がi番目の部品管理タグからあった場合は、管理番号iが最終管理番号Nに達していないことを確認して、次の部品管理タグの有効確認処理を行う(例えば、ステップS33〜S36を経てステップS32の処理を行う)。一方、有効確認制御信号に対する応答がi番目の部品管理タグからなかった場合、RFIDリーダは、応答のなかった部品管理タグを異常タグとして登録する(ステップS34)。この異常タグの登録は、例えば、RFIDリーダ内のメモリ、ハードディスク等の記憶装置に対して行う。そして、ステップS34の異常タグ登録処理が完了した後に、RFIDリーダは、ステップS33〜S36を経てステップS32の処理を行う。また、ステップS35において、管理番号iが最終管理番号Nに達していたと判断された場合、RFIDリーダは、異常タグ検出処理を終了させる。
ここで、実施の形態1にかかる部品管理システム1では、ステップS34で登録した異常タグに関する情報を、例えば、棚12の近くに設置したサブ端末上に表示する。これにより、作業者は、使用するための信頼性を確保出来ない部品管理タグを交換する等の対応をとる。
上記説明より、実施の形態1にかかる部品管理システム1では、部品管理タグ13、17に組み込まれている部品に不具合が生じ他場合には、当該不具合を制御回路27が検出し、制御回路27がRFIDチップ28の送信機能を無効化する。これにより、実施の形態1にかかる部品管理システム1では、不具合が生じた部品管理タグの検出にかかるコマンドの送信回数を低減してシステムの処理速度を高めることができる。
また、実施の形態1にかかる部品管理システム1では、送信機能が無効化された部品管理タグに関する情報をRFIDリーダ内に登録する。そして、この登録情報を用いることで、例えば、作業者に利用が出来なくなった部品管理タグを提示して、迅速な交換を行うことができる。つまり、実施の形態1にかかる部品管理システム1を利用することで、工程の作業効率を向上させることができる。
上記説明は、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
1 部品管理システム
10 システム制御部
11 アンテナ
12 棚
13 部品管理タグ
14 部品箱
15 RFIDタグ
16 投入箱
17 部品管理タグ
18 作業者端末
21 太陽電池パネル
22 タグアンテナ
23 インジケータ
24 表示部
25 管理標
26 コンデンサ
27 制御回路
28 RFIDチップ

Claims (2)

  1. コマンドに応じて自タグを識別する識別情報を送信する部品管理タグと、
    前記コマンドを送信すると共に、前記部品管理タグから送信された前記識別情報を受信するRFIDリーダと、を有する部品管理システムであって、
    前記部品管理タグは、
    前記識別情報を格納すると共に送信するRFIDチップと、
    前記RFIDチップとは独立して動作する周辺デバイスと、
    前記周辺デバイスを制御する制御回路と、を有し、
    前記制御回路は、少なくとも前記周辺デバイスにおいて異常を検出した場合、前記RFIDチップの送信機能を無効化する部品管理システム。
  2. 前記RFIDリーダは、前記コマンドを送信した前記部品管理タグからの応答がないことに応じて、当該応答がなかった前記部品管理タグを異常タグとして登録する請求項1に記載の部品管理システム。
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