JP6530309B2 - 部品管理システム - Google Patents

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本発明は、RFID通信方法、特に、携帯式のリーダライター装置によって複数のRFIDタグを連続して読み取るRFID通信方法に関する。
近年、RFID(Radio Frequency Identifier)タグを用いた個体識別のニーズが高まっている。このため、物流仕分け作業や物の入出庫管理作業の分野でRFIDタグの情報を読み取りする機能を搭載したリーダライター装置が必要不可欠になりつつある。特許文献1には、RFIDタグがリーダライター装置の最大読み取り範囲内にある場合にリーダライター装置の送信電力を高レベルとし、RFIDタグがリーダライター装置の最大読み取り範囲外にある場合にリーダライター装置の送信電力を低レベルとするRFID通信方法が記載されている。
特表2003−532203号公報
特許文献1に記載のRFID通信方法では、読み取り対象でないRFIDタグがリーダライター装置の最大読み取り範囲内に存在する場合にもリーダライター装置の送信電力が高レベルに維持されるので、リーダライター装置の消費電力が増大してしまうおそれがある。リーダライター装置の消費電力が増大すると、リーダライター装置が内蔵電池によって給電される携帯式のものである場合、内蔵電池が早く消耗してしまいリーダライター装置の連続使用時間が低下するという問題があった。これに対し、リーダライター装置の連続使用時間を伸ばすために内蔵電池の容量を大きくするとリーダライター装置の重量、寸法が増加してしまうという問題があった。
本発明は、以上の背景に鑑みなされたものであり、携帯式のリーダライター装置の消費電力を効果的に低減することができるRFID通信方法を提供することを目的とする。
本発明は、携帯式のリーダライター装置によって複数のRFIDタグを連続して読み取るRFID通信方法であって、前記リーダライター装置が、前記複数のRFIDタグのうちの最初のRFIDタグを読み取ることにより、前記リーダライター装置の送信電力を第1レベルとするステップと、前記リーダライター装置が、前記複数のRFIDタグのうちの最後のRFIDタグを読み取ることにより、前記リーダライター装置の送信電力を第1レベルよりも低い第2レベルとするステップと、を備えたものである。
本発明によれば、携帯式のリーダライター装置の消費電力を効果的に低減することができる。
実施の形態1にかかる部品管理システムの概略図である。 実施の形態1にかかる部品管理タグの外観を説明する図である。 実施の形態1にかかる部品管理タグのブロック図である。 実施の形態1にかかる部品管理システムにおける部品取り出し制御の手順を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかる部品管理システムにおける部品収納制御の手順を説明するフローチャートである。 実施の形態1にかかる部品管理システム1における作業者端末の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかる部品管理システムの作業者端末により、複数の部品管理タグ内におけるRFIDタグを連続して読み取る際のRFID通信方法の処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる部品管理システムの作業者端末により、複数の部品管理タグ内におけるRFIDタグを連続して読み取る際のRFID通信方法の処理の流れを示すフローチャートである。
[実施の形態1]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
まず、本発明が適用される部品管理システムの全体の概略を説明する。そこで、図1に実施の形態1にかかる部品管理システム1の概略図を示す。部品管理システム1は、RFIDタグを用いて、部品管理を行うものである。RFIDタグは、リーダライター装置により、タグ内のメモリに格納された識別情報(以下、ID情報と称す)及びその他の情報の読み出し及び書き込みを行うものである。また、RFIDタグを用いたステムでは、リーダライター装置とRFIDタグは無線信号で情報の送受信を行う。
図1に示すように、部品管理システム1は、システム制御部10、アンテナ11、棚12、部品管理タグ13、作業者端末18を有する。また、棚12に収納する部品を搬送するために用いる部品箱14と、棚12から取り出した部品を工程ラインに搬送するために用いる部品投入箱16と、を含む。図1に示す例では、部品箱14は部品箱搬送台車により移動される。部品箱14にはRFIDタグ15が取り付けられている。部品投入箱16は、投入台車により移動される。部品投入箱16には、部品管理タグ17が取り付けられている。部品管理タグ13と部品管理タグ17は同一の構成のものであるが、取り付けられている場所が異なるため図1では異なる符号を付している。
システム制御部10は、アンテナ11を介して無線信号を発することで、部品管理タグ13内のRFIDタグのID情報の読み出し、或いは、部品管理タグ13に対する各種命令を与える。つまり、システム制御部10は、部品管理タグ13に対するリーダライター装置として機能する。また、システム制御部10は、RFIDタグのID情報と部品情報とを関連づけたデータベースを含む。システム制御部10は、このデータベースを参照して部品管理タグ13、17の制御を行う。制御の詳細については後述する。また、システム制御部10は、作業者端末18と通信する機能を有する。
また、図1に示すように、部品管理システム1では、棚12において部品を収納する領域毎に部品管理タグ13が設けられている。図1に示す例では、部品管理タグ13が取り付けられる位置は、棚12において部品を収納する領域の上板部分に取り付けられている。図1に示す例は、部品管理タグ13を取り付ける位置の一例であり、部品管理タグ13を取り付ける位置は任意に変更することができる。
部品管理タグ13は、内部にRFIDチップを含む。そして、システム制御部10は、部品管理タグ13のリーダライター装置として機能する。また、システム制御部10は、アンテナ11を介してRFIDチップとの間で無線信号を送受信する。
作業者端末18は、部品管理タグ13及び部品管理タグ17内のRFIDタグと、RFIDタグ15と、からタグのID情報の読み出し及び書き込みを行うリーダライター装置として機能する。また、作業者端末18は、システム制御部10と無線信号(例えば、無線LAN、Bluetooth(登録商標)等)による通信を行い、RFIDタグから読み出したID情報をシステム制御部10に通知する。作業者端末18は、内蔵電池によって駆動する携帯式のものである。作業者は、作業者端末18を例えば手首に装着する。これにより、作業者の手の動きによるRFIDタグの読み書きを行うことができる。
実施の形態1にかかる部品管理システム1では、システム制御部10、部品管理タグ13、作業者端末18を用いて部品管理の効率を向上させる。また、部品管理システム1では、部品箱14にRFIDタグ15に取り付けること、部品投入箱16に部品管理タグ17を取り付けること、の少なくとも一方を実施することでさらに部品管理の効率を高めることができる。部品管理システム1の具体的な動作の詳細は後述する。
続いて、実施の形態1にかかる部品管理システム1で用いられる部品管理タグ13について詳細に説明する。そこで、図2に実施の形態1にかかる部品管理タグ13の外観を説明する図を示す。図2に示すように、部品管理タグ13は、太陽電池パネル21、タグアンテナ22、インジケータ23、表示部24が設けられる。また、部品管理タグ13には、例えば、管理標25を取り付けても良い。
太陽電池パネル21は、光エネルギーを電気エネルギーに変換する。部品管理タグ13は、太陽電池パネル21が発電した電力によって動作する。タグアンテナ22は、部品管理タグ13内のRFIDタグチップのアンテナである。インジケータ23は、作業者に部品のピックアップ、或いは、収納を行うべき棚であること示す表示装置の1つである。表示部24は、例えば、部品管理タグ13の状態(例えば、信号強度の状態など)を作業者に示す表示装置である。
この部品管理タグ13のブロック図を図3に示す。図3に示すように、部品管理タグ13は、太陽電池パネル21、タグアンテナ22、インジケータ23、表示部24、コンデンサ26、制御回路27を有する。
部品管理タグ13は、太陽電池パネル21は電源部の一形態である。電源部としては、太陽電池パネル21に代えて、バッテリ、圧電素子、振動発電素子、磁気共鳴素子等を利用することができる。これらの素子を利用することで、部品管理タグ13は、コンセント等からケーブルを引き回すことなく電源を得ることができる。なお、コンセントからケーブルによる電源供給を受ける電源部を用いることもできる。コンデンサ26は、太陽電池パネル21で発電された電力の変動を平滑化する。部品管理タグ13は、太陽電池パネル21及びコンデンサ26により生成された電力を用いて動作する。
制御回路27は、周辺デバイス(例えば、インジケータ23、及び表示部24、太陽電池パネル21、コンデンサ26)を制御するいわゆるマイクロコントローラである。具体的には、制御回路27は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプログラムを実行可能な演算部である。制御回路27は、RFIDチップ28内のメモリの情報を読み出して、読み出した情報に基づきインジケータ23及び表示部24の表示内容を変更する。
RFIDチップ28は、メモリを内蔵し、当該メモリに格納された情報をタグアンテナ22により送受信される無線信号に基づき出力或いは更新する。また、RFIDチップ28内のメモリの情報は、制御回路27により読み出し或いは更新される。以下の説明では、RFIDチップ28をRFIDタグとも称する。
インジケータ23は、例えば、少なくとも1つのLED(Light Emitting Diode)を含む。インジケータ23は、このLEDの点灯状態により作業者に情報を伝達する。表示部24は、例えば、液晶パネルであって、部品管理タグ13の状態、或いは、部品に関する情報を作業者に伝達する。
続いて、実施の形態1にかかる部品管理システム1の動作について説明する。実施の形態1にかかる部品管理システム1は、部品を棚12から取り出すときの部品取り出し制御と、部品を棚12に収納する部品収納制御とを行う。以下ではこの2つの制御についてそれぞれ説明する。まず、図4に実施の形態1にかかる部品管理システム1における部品取り出し制御の手順を説明するフローチャートを示す。
図4に示すように、部品取り出し制御では、まず、システム制御部10がアンテナ11を介して取り出し対象の部品が収納されている棚12に取り付けられた部品管理タグ13内のRFIDタグに対してインジケータ23を点灯させるインジケータ点灯命令を無線信号にて送信する(ステップS1)。
続いて、システム制御部10が送信したインジケータ点灯命令を受けたRFIDタグが搭載されている部品管理タグ13が、インジケータ23を点灯させる。そして、インジケータ23を点灯させた部品管理タグ13は、インジケータ23を点灯させたことを通知する動作応答信号(無線信号)をシステム制御部10に返信する(ステップS2)。このときの部品管理タグ13内の動作について説明する。ステップS2では、システム制御部10からインジケータ点灯命令を受信した部品管理タグ13のRFIDチップ28が、メモリに受信したインジケータ点灯命令を書き込む。そして、制御回路27が、RFIDチップ28に書き込まれたインジケータ点灯命令を読み出し、インジケータ23を点灯させる。また、制御回路27は、インジケータ23を点灯したことを通知する情報をRFIDチップ28内のメモリに書き込む。そして、RFIDチップ28は、システム制御部10から動作状態の確認を行う制御信号を受信したことに応じてメモリ内に格納されているインジケータ23の点灯状態を示す情報をシステム制御部10に返信する。
続いて、作業者がインジケータ23が点灯している部品管理タグ13が備え付けられている棚12から部品を取り出す(ステップS3)。このステップS3の動作において、作業者が身につけている作業者端末18が、部品を取り出した棚12に取り付けられている部品管理タグ13内のRFIDチップ28と通信を行う。この通信では作業者端末18がRFIDチップ28に格納されているID情報を読み出す。作業者端末18は、読み出したID情報をシステム制御部10に通知する(ステップS4)。
続いて、システム制御部10は、作業者端末18から受信したID情報の正当性を判断し、正しいと判断された場合は、取り出された部品を収納する部品投入箱16の部品管理タグ17に対して、インジケータ点灯命令を無線信号によって送信する(ステップS5)。
続いて、システム制御部10が送信したインジケータ点灯命令を受けたRFIDタグが搭載されている部品管理タグ17が、インジケータ23を点灯させる。そして、インジケータ23を点灯させた部品管理タグ17は、インジケータ23を点灯させたことを通知する動作応答信号(無線信号)をシステム制御部10に返信する(ステップS6)。このときの部品管理タグ17内の動作は、ステップS2の部品管理タグ13の動作と同じになるためここでは説明を省略する。
続いて、作業者が、インジケータ23が点灯している部品管理タグ17が備え付けられている部品投入箱16に部品を収納する(ステップS7)。このステップS7の動作において、作業者が身につけている作業者端末18が、部品を収納した部品投入箱16に取り付けられている部品管理タグ17内のRFIDチップ28と通信を行う。この通信では作業者端末18がRFIDチップ28に格納されているID情報を読み出す。作業者端末18は、読み出したID情報をシステム制御部10に通知する(ステップS8)。
続いて、システム制御部10は、作業者端末18から受信したID情報の正当性を判断し、正しいと判断された場合、現在インジケータを点灯されている部品管理タグ13、17内のRFIDタグチップに対してインジケータ消灯命令を無線信号にて送信する(ステップS9)。以降、部品管理システム1は、ステップS1〜S10の動作を繰り返す。
次に、図5に実施の形態1にかかる部品管理システム1における部品収納制御の手順を説明するフローチャートを示す。
図5に示すように、部品収納制御では、まず、作業者が部品箱14を持ち上げた際に、作業者端末18が部品箱14に取り付けられていたRFIDタグ15内に納められているID情報を読み出して、読み出したID情報をシステム制御部10に通知する(ステップS11)。
続いて、システム制御部10が、作業者端末18から受信したID情報の正当性を判断し、正しいと判断された場合、取り出された部品を収納する棚12に取り付けられている部品管理タグ13のRFIDタグに対してインジケータ点灯命令を無線信号にて送信する(ステップS12)。
続いて、システム制御部10が送信したインジケータ点灯命令を受けたRFIDタグが搭載されている部品管理タグ13が、インジケータ23を点灯させる。そして、インジケータ23を点灯させた部品管理タグ13は、インジケータ23を点灯させたことを通知する動作応答信号(無線信号)をシステム制御部10に返信する(ステップS13)。このときの部品管理タグ13内の動作は、図4のフローチャートのステップS2の部品管理タグ13の動作と同じになるためここでは説明を省略する。
続いて、作業者が、インジケータ23が点灯している部品管理タグ13が備え付けられている棚12に部品を収納する(ステップS14)。このステップS14の動作において、作業者が身につけている作業者端末18が、部品を収納した部品投入箱16に取り付けられている部品管理タグ17内のRFIDチップ28と通信を行う。この通信では作業者端末18がRFIDチップ28に格納されているID情報を読み出す。作業者端末18は、読み出したID情報をシステム制御部10に通知する(ステップS15)。
続いて、システム制御部10は、作業者端末18から受信したID情報の正当性を判断し、正しいと判断された場合、作業者に作業が正しいことを通知する、と共に現在インジケータを点灯されている部品管理タグ13内のRFIDタグチップに対してインジケータ消灯命令を無線信号にて送信する(ステップS16)。ここで、作業者に作業が正しいことを通知する方法は、作業者端末18のバイブレーション機能、音声等を用いることが考えられる。以降、部品管理システム1は、ステップS11〜S16の動作を繰り返す。
実施の形態1にかかる部品管理システム1では、リーダライター装置(例えば、アンテナ11が接続されたシステム制御部10、及び作業者端末18)が出力する無線信号の強度を調節することでRFIDタグとリーダライター装置との通信可能範囲を調節することができる。実施の形態1にかかる部品管理システム1では、作業者端末18が発する無線信号の強度をアンテナ11から発せられる無線信号の強度よりも小さくすることで、作業者端末18が部品管理タグ13、17或いはRFIDタグ15に近づいたときだけID情報の読み出せるようにシステムを構築する。
実施の形態1にかかる部品管理システム1では、上記したシステムを構築することで、作業者に部品の収納及び取り出しを行う棚の位置、或いは部品投入箱16の場所を通知することで作業効率を向上させることができる。また、実施の形態1にかかる部品管理システム1では、作業者が作業者端末18を身につけ、当該作業者端末18により作業者の部品のハンドリングをモニタすることでシステム制御部10及び部品管理タグ13、17を用いて作業者に次の作業動作を伝えることができる。また、実施の形態1にかかる部品管理システム1では、部品管理タグ13、17が他から電源供給をうけることなく独立して発電した電力に基づき動作するため、部品管理タグ13、17の設置・撤去・移動を容易に行うことができる。
ここで、本発明の特徴部である、実施の形態1にかかる部品管理システム1の作業者端末18により複数の部品管理タグ13内におけるRFIDタグ(RFIDチップ28)を連続して読み取る際のRFID通信方法について説明する。
図6に、実施の形態1にかかる部品管理システム1における作業者端末18のブロック図を示す。図6に示すように、作業者端末18は、端末アンテナ31と、RFID送信部32と、RFID受信部33と、演算部34と、無線信号インターフェース35と、を備えている。
RFID送信部32は、RFIDタグ内に格納されているID情報を読み出すための無線信号(RFID問い合わせ信号)を、端末アンテナ31を介してRFIDタグへと送信する。RFID受信部33は、RFIDタグから送信されてきたID情報に関する無線信号を受信し、演算部34に送る。
演算部34は、RFID問い合わせ信号を規定の送信電力で送信するようRFID送信部32を制御する。また、演算部34は、送信電力可変信号をRFID送信部32に送ることにより、送信電力を、比較的高い第1レベル(通常使用の送信電力レベル)と第1レベルよりも低い第2レベル(スタンバイ状態の送信電力レベル)とで切替える。なお、送信電力が第1レベルの場合、作業者端末18とRFIDタグとの距離がある程度離れていても作業者端末18はRFIDタグのID情報を読み取ることができる。これに対し、送信電力が第2レベルの場合、作業者が作業者端末18をRFIDタグの近傍まで近づけないと作業者端末18はRFIDタグのID情報を読み取ることができない。無線信号インターフェース35は、システム制御部10と無線LANやBluetooth(登録商標)などの無線信号による通信を行う。
作業者が棚12から部品を取り出す一連の作業(以下、ピッキング作業という)において、作業者端末18は、複数の部品管理タグ13内におけるRFIDタグを連続して読み取る。ピッキング作業において、作業者端末18により部品管理タグ13内におけるRFIDタグを読み取る順番は決められている。ピッキング作業において作業者端末18により読み取りする、最初のRFIDタグをスタートタグ、最後のRFIDタグをエンドタグ、とする。
演算部34は、RFID受信部33を介してスタートタグからID情報に関する信号を受けた場合には、送信電力を比較的高い第1レベルとする送信電力可変信号をRFID送信部32に送る。また、演算部34は、RFID受信部33を介してエンドタグからID情報に関する信号を受けた場合には、送信電力を第1レベルよりも低い第2レベルとする送信電力可変信号をRFID送信部32に送る。
このようにすると、ピッキング作業中は、作業者端末18においてRFID問い合わせ信号を送信する送信電力が比較的高い第1レベルに維持されるため、作業者端末18とRFIDタグとの通信可能範囲を広くすることができる。一方、ピッキング作業が完了した後は、作業者端末18とRFIDタグとの通信可能範囲を広くする必要はない。ピッキング作業が完了した後、作業者端末18においてRFID問い合わせ信号を送信する送信電力を第1レベルよりも低い第2レベルとすることで、作業者端末18における内蔵電池の無駄な消費を抑え、作業者端末18の連続使用時間を伸ばすことができる。
図7に、実施の形態1にかかる部品管理システム1の作業者端末18により、複数の部品管理タグ13内におけるRFIDタグを連続して読み取る際のRFID通信方法の処理の手順を示すフローチャートを示す。図7に示すように、まず、作業者が作業者端末18をスタートタグに近づけると、作業者端末18が端末アンテナ31およびRFID受信部33を介してスタートタグのID情報の読み取りを行う(ステップS101)。次に、RFID受信部33を介してスタートタグのID情報を受信した演算部34が、スタートタグのID情報を、無線信号インターフェース35を介してシステム制御部10に送信する(ステップS102)。
ステップS102に続き、作業者端末18が無線信号インターフェース35を介してシステム制御部10からの送信電力の増加指令を受信する(ステップS103)。続いて、システム制御部10からの送信電力の増加指令は、無線信号インターフェース35を介して演算部34へと伝達され、演算部34がRFID送信部32の送信電力を比較的高い第1レベルまで増加する(ステップS104)。続いて、作業者がピッキング作業を行う(ステップS105)。
ステップS105において作業者がピッキング作業を完了し、作業者が作業者端末18をエンドタグに近づけると、作業者端末18が端末アンテナ31およびRFID受信部33を介してエンドタグのID情報の読み取りを行う(ステップS106)。続いて、RFID受信部33を介してエンドタグのID情報を受信した演算部34が、エンドタグのID情報を、無線信号インターフェース35を介してシステム制御部10に送信する(ステップS107)。
ステップS107に続き、作業者端末18が無線信号インターフェース35を介してシステム制御部10からの送信電力の減少指令を受信する(ステップS108)。続いて、システム制御部10からの送信電力の減少指令は、無線信号インターフェース35を介して演算部34へと伝達され、演算部34がRFID送信部32の送信電力を第1レベルより低い第2レベルまで減少する(ステップS109)。
以上で説明したように、本実施の形態にかかるRFID通信方法によれば、携帯式のリーダライター装置である作業者端末18の消費電力を効果的に低減することができる。
[実施の形態2]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態2について説明する。
実施の形態2かかる部品管理システムの概略構成は、実施の形態1において図1を用いて説明した部品管理システム1と同じである。また、部品管理タグの概略構成は、実施の形態1において図2及び図3を用いて説明した部品管理タグ13と同じである。作業者端末の概略構成は、実施の形態1において図6を用いて説明した作業者端末18と同じである。実施の形態1との違いは、作業者端末18により、複数の部品管理タグ13内におけるRFIDタグを連続して読み取る際のRFID通信方法の処理の手順において、作業者端末18がシステム制御部10からの指令を受けることなく送信電力の切り替えを行う点である。
棚12におけるスタートタグ/エンドタグの位置が、あるピッキング作業と、それとは別のピッキング作業と、で変わる場合、作業者端末18により、複数の部品管理タグ13内におけるRFIDタグを連続して読み取る際のRFID通信方法の処理の手順において、送信電力の切り替えを行う際に作業者端末18がシステム制御部10からの指令を受ける必要がある。なぜならば、作業者端末18では、読み取ったRFIDタグのID情報が、スタートタグのID情報またはエンドタグのID情報か否かについて判断できないからである。なお、棚12におけるスタートタグ/エンドタグの位置が、あるピッキング作業と、それとは別のピッキング作業と、で変わる場合とは、例えば、異なる車種であるP車種、Q車種を同じ製造ラインで生産するときに、棚12におけるスタートタグ/エンドタグの位置が、P車種のピッキング作業と、Q車種のピッキング作業と、で変わる場合などが挙げられる。
これに対し、棚12におけるスタートタグ/エンドタグの位置が固定されている場合、作業者端末18により、複数の部品管理タグ13内におけるRFIDタグを連続して読み取る際のRFID通信方法の処理の手順において、送信電力の切り替えを行う際に作業者端末18がシステム制御部10からの指令を受ける必要はない。なぜならば、作業者端末18におけるメモリなどの記憶部にスタートタグ/エンドタグのID情報を予め記憶させておけば、作業者端末18の演算部34にて、読み取ったRFIDタグのID情報が記憶部に保存されたスタートタグまたはエンドタグのいずれかのID情報と一致するか否かを判断することができるからである。本実施の形態は、棚12におけるスタートタグ/エンドタグの位置が固定されている場合に対応するものである。
図8は、本実施の形態にかかるRFID通信方法の処理の流れを示すフローチャートである。図8に示すように、まず、作業者が作業者端末18をスタートタグに近づけると、作業者端末18が端末アンテナ31およびRFID受信部33を介してスタートタグのID情報の読み取りを行う(ステップS201)。次に、RFID受信部33を介してスタートタグのID情報を受信した演算部34が、RFID送信部32の送信電力を比較的高い第1レベルまで増加する(ステップS202)。続いて、作業者がピッキング作業を行う(ステップS203)。
ステップS203においてピッキング作業が完了し、作業者が作業者端末18をエンドタグに近づけると、作業者端末18が端末アンテナ31およびRFID受信部33を介してエンドタグのID情報の読み取りを行う(ステップS204)。続いて、RFID受信部33を介してエンドタグのID情報を受信した演算部34が、RFID送信部32の送信電力を第1レベルよりも低い第2レベルまで減少する(ステップS205)。
以上で説明したように、棚12におけるスタートタグ/エンドタグの位置が固定されている場合、本実施の形態にかかるRFID通信方法によれば、携帯式のリーダライター装置である作業者端末18の消費電力を効果的に低減することができるとともに、実施の形態1にかかるRFID通信方法に対して処理を簡略化することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 部品管理システム
10 システム制御部
11 アンテナ
12 棚
13 部品管理タグ
14 部品箱
15 RFIDタグ
16 部品投入箱
17 部品管理タグ
18 作業者端末
21 太陽電池パネル
22 タグアンテナ
23 インジケータ
24 表示部
25 管理標
26 コンデンサ
27 制御回路
28 RFIDチップ
31 端末アンテナ
32 RFID送信部
33 RFID受信部
34 演算部
35 無線信号インターフェース

Claims (1)

  1. 作業者が棚から部品を取り出す一連のピッキング作業において、前記作業者に対し、前記棚から取り出す部品を決められた順番通りに指示する部品管理システムであって、
    前記棚における各収納位置にそれぞれ備え付けられ、ID情報が格納されたRFIDチップとインジケータとを有する複数の部品管理タグと、
    前記作業者により携帯され、前記複数の部品管理タグのRFIDチップにおいてID情報の読み出しを行う作業者端末と、
    前記複数の部品管理タグのRFIDチップにおいてID情報の読み出し及び書き込みを行い、ID情報と部品情報とを関連づけたデータベースを参照して前記複数の部品管理タグのうちの前記作業者が部品を取り出す位置に備え付けられた部品管理タグに対し前記インジケータを点灯させる指令を送信するとともに、前記作業者端末における送信電力を制御するシステム制御部と、を備え、
    前記システム制御部は、前記作業者端末から通知されたID情報に対応する部品管理タグが前記ピッキング作業における最初のRFIDタグである場合に前記作業者端末に対し前記送信電力を第1レベルとする指令を送信し、前記作業者端末から通知されたID情報に対応する部品管理タグが前記ピッキング作業における最後のRFIDタグである場合に前記作業者端末に対し前記送信電力を前記第1レベルよりも低い第2レベルとする指令を送信する、部品管理システム。
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