JP2010282249A - アクティブ型rfidタグ及び管理システム - Google Patents

アクティブ型rfidタグ及び管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】電力の消費を低減できるアクティブ型RFIDタグ及びこれを利用した管理システムを提供する。
【解決手段】RFIDタグ2のマイクロコンピュータ20は、振動センサ23より所定回数の振動の検出信号の入力を検出したときに、メモリ21よりタグIDを読み出して識別信号に変換する。そして、RF回路25は、この識別信号を変調して無線送信する。
【選択図】図3

Description

本発明は、内部に電源を備え、固有の識別子に基づく識別信号を無線送信するアクティブ型RFIDタグ及びこのアクティブ型RFIDタグを管理する管理システムに関する。
従来のアクティブ型RFIDタグは、アンテナを兼ねるコイルパターンと容量素子とによる共振回路を構成し、これにICチップを搭載している。また、このRFIDタグは、電源を内蔵し、微弱電波を発信することができるものである。
この種のアクティブ型RFIDタグは、予め固有のIDコードデータが設定されており、このIDコードデータを数秒間隔毎に微弱電波に乗せて発信するように構成されている。そして、施設内に複数のリーダを配置し、前記RFIDタグから発信された微弱電波を受信する。このリーダは施設内に配置されたサーバと交信可能に接続されている。そして、リーダは、受信したRFIDタグからの微弱電波から特定されるRFIDタグのIDコードデータ及びリーダのIDコードデータをサーバへ送信する。サーバは、送信元のリーダから送信されるRFIDタグ及びリーダのIDコードデータから、RFIDタグ所持者の居場所を特定し、これを管理できるように構成されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−323490号公報
しかしながら、上記特許文献に開示されたアクティブ型RFIDタグにおいては、RFIDタグの所持者が移動したか否かにかかわらず一定時間毎にIDコードデータを発信するように構成されている。すなわち、RFIDタグの所持者が全く移動していないなどの場合には、RFIDタグによりIDコードデータを発信するまでもなくサーバにおいてRFIDタグの所持者の居場所を管理できるにもかかわらず、RFIDタグは一定時間毎にIDコードデータを発信し続けるので、無駄に電力を消費してしまう。
本発明の課題は、電力の消費を低減できるアクティブ型RFIDタグ及びこれを利用した管理システムを提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、内部に備える電源を使用して動作するアクティブ型RFIDタグであって、
固有の識別子を記憶する記憶手段と、
予め定められた所定の送信条件の成立を判定する送信条件判定手段と、
前記送信条件判定手段によって送信条件が成立したと判定したときに、前記記憶手段に記憶された識別子を読み出し、該読み出した識別子に基づいて識別信号を生成し、該生成した識別信号を無線送信する信号送信手段と、
所定の大きさの振動を検出する振動検出手段と、を備え、
前記送信条件判定手段は、前回の識別信号の送信があってから所定回数の振動の検出が前記振動検出手段によって行われたときに、前記送信条件が成立したと判定することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアクティブ型RFIDタグであって、前記送信条件判定手段は、前記振動検出手段による振動の検出回数を計数する計数手段と、前記識別信号の送信毎に前記計数手段による計数結果を初期化する計数結果初期化手段と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のアクティブ型RFIDタグを複数備えた管理システムであって、
前記アクティブ型RFIDタグから送信された識別信号を受信する受信手段と、固有の装置情報を記憶する装置情報記憶手段と、前記受信手段によって受信した識別信号を特定可能な識別情報を前記装置情報記憶手段に記憶された装置情報とともに出力する情報送信手段と、を有する複数の信号受信装置と、
前記信号受信装置から出力された識別情報と装置情報とに基づいて当該識別情報に対応するアクティブ型RFIDタグの位置を判定する位置判定手段と、前記位置判定手段による判定結果を識別情報毎に更新記憶する位置情報記憶手段と、現在の時刻を特定可能な時刻情報を生成する時刻情報生成手段と、前記位置判定手段によって判定が行われたときに前記時刻情報生成手段によって生成された時刻情報を識別情報毎に更新記憶する判定時刻記憶手段と、前記位置情報記憶手段に記憶された判定結果と前記判定時刻記憶手段に記憶された時刻情報とを識別情報毎に特定可能に出力する出力手段と、を有する管理装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の管理システムであって、前記管理装置は、前記判定時刻記憶手段に記憶された時刻情報と前記時刻情報生成手段によって生成された現在の時刻とに基づいて、所定時間、前記位置判定手段による判定が行われなかった識別情報を判定する更新判定手段を備え、
前記出力手段は、前記更新判定手段による判定結果を識別情報毎に特定可能に出力することを特徴とする。
本発明によれば、電力の消費を低減できるアクティブ型RFIDタグ及びこれを利用した管理システムを提供することができる。
本発明に係る管理区域の模式図である。 本発明に係るシステムのブロック図である。 本発明に係るRFIDタグのブロック図である。 本発明に係るリーダのブロック図である。 本発明に係る管理装置のブロック図である。 本発明に係るテーブルの内容を表す図である。 本発明に係るRFIDタグにて実行されるフローチャートを表す図である。 本発明に係るRFIDタグにて実行されるフローチャートを表す図である。 本発明に係るRFIDタグにて実行されるフローチャートを表す図である。 本発明に係る管理装置にて実行されるフローチャートを表す図である。 本発明に係る管理装置にて実行されるフローチャートを表す図である。 本発明に係るサーバに記憶される管理テーブルの内容を表す図である。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について説明する。図1は、本発明のシステムが適用される管理区域1を模式的に表した模式図である。なお、この管理区域1は図面上方が北側となっている。
図1に示すように、管理区域1は、西側に部屋Aが配置され、東側に部屋B及び部屋Cが南北方向に並んで配置されている。そして、各部屋は廊下によって仕切られている。
部屋A内には、3人の被管理者P1〜P3が在室しており、それぞれRFIDタグ2(2a〜2c)を所持している。また、部屋A内には、2つのリーダ3(3a、3b)が、部屋Aの北西隅及び南西隅にそれぞれ配置されている。
部屋B内には、1人の被管理者P4が在室しており、RFIDタグ2(2d)を所持している。また、部屋Bの北東隅には、リーダ3(3c)が配置されている。
部屋Cの南東隅には、リーダ3(3d)が配置されている。なお、部屋Cには被管理者は在室していない。
図中、鎖線で現わされた被管理者P1a及びP2aは、15秒前に被管理者P1及びP2がいた位置を表しており、15秒経過した現在までの移動過程を矢印にて表している。すなわち、被管理者P1は、現在よりも15秒前には部屋Cに在室しており、現在までの間に部屋Aの中央やや北側の位置へ移動している。また、被管理者P2は、現在よりも15秒前には部屋Aの南東側に位置しており、現在までの間に部屋Aの南西側へ移動している。
被管理者P1〜P4が所持するRFIDタグ2a〜2dは、後述する振動センサ23による所定回数(例えば、1回)の振動の検出毎に、それぞれに固有のIDを示す識別信号を無線出力するアクティブ型RFIDタグによって構成されている。
このRFIDタグ2は、例えば、ネームプレートを兼ねており、表面に社員の名前、社員番号、社員の顔写真などが印刷されている。
管理区域1内に配置されているリーダ3a〜3dは、RFIDタグ2a〜2dから出力された識別信号を受信し、受信した識別信号に基づいて識別情報を生成し、送信元のリーダを特定するための装置情報としての装置IDとともに、管理装置4(図2)へ送信する。
また、リーダ3は、一定の通信許容範囲が設定されており、部屋の広さが部屋Aほどであれば敷地半分の範囲で、部屋B又は部屋Cであれば、部屋全体において通信の受付が可能となっている。すなわち、リーダ3は、RFIDタグ2から出力された識別信号を受信したとき、その出力電波の強度(電界強度)を測定することにより、そのRFIDタグ2が通信許容範囲内であるか否かが特定可能となっている。ここで使用されるリーダ3としては、例えば、IEEE802.15.4準拠のもので、通信周波数が2.4GHz帯、送信出力が1mW以下のものを適用しているが、本発明に適用できるものであれば何れの規格であってもよい。また、通信許容範囲は、適宜選択が可能である。
次に、以上のような構成を有する管理区域1内で用いられるシステム構成について説明する。図2は、本システムのブロック図である。
図2に示すように、本システムは、RFIDタグ2(2a〜2d)、リーダ3(3a〜3d)、管理装置4、及び、サーバ5を備えている。
リーダ3は、管理装置4と、例えば、LANによって接続されており、所定のプロトコルによってデータの送受信が行われる。ここでリーダ3から管理装置4へ送信されるデータとして、上述した識別情報や装置IDの他、RFIDタグ2から送信された歩数を示すデータやRFIDタグ2の電池の電圧の状態を示すデータなどが含まれている。
また、管理装置4は、サーバ5と、例えば、LANにより接続されており、管理装置4において生成された各種データがサーバ5に記録されるようになっている。
次に、以上のような構成を有するシステムで用いられるRFIDタグ2について説明する。図3は、本発明が適用されるRFIDタグ2のブロック図である。
図3に示すように、RFIDタグ2は、マイクロコンピュータ20を有し、このマイクロコンピュータ20には、メモリ21、リセットボタン22、振動センサ23、クロック24、RF回路25、電源回路26、表示制御回路29などが接続されている。
マイクロコンピュータ20は、所定の演算を行うCPUと、制御プログラムやデータが格納されたROMと、演算を行う際の作業領域として用いられるRAMとを有している。ここで、制御プログラムには、識別信号発信処理を実行するための識別信号発信プログラム、データ発信処理を実行するためのデータ発信プログラム及び歩数カウント処理を実行するための歩数カウントプログラムが含まれる。
以上のように構成するマイクロコンピュータ20は、CPUがROMに記憶された識別信号発信プログラムを実行することにより、予め定められた所定の送信条件の成立を判定する送信条件判定手段を構成する。
また、マイクロコンピュータ20は、CPUがROMに記憶された識別信号発信プログラムを実行することにより、識別信号の送信毎に計数手段による計数結果を初期化する計数結果初期化手段を構成する。
メモリ21は、識別子としての固有のタグIDや当該RFIDタグ2を所持する被管理者の識別番号としての社員番号や氏名などを記憶している。ここで例えば、図6(a)に示されるように、例えば、RFIDタグ2aは、タグNo.1が割り当てられており、RFIDタグ2aのメモリ21には、予めタグID「0001」や社員番号「001」などが記憶されている。
このように、メモリ21は、固有の識別子を記憶する記憶手段を構成する。
リセットボタン22は、後述する歩数カウンタのカウンタ値を初期化するために用いられ、操作を検出すると、マイクロコンピュータ20へ所定のリセット信号を出力する。
振動センサ23は、サーボ型あるいは圧電型加速度測定器等が適用でき、所定の大きさの振動(例えば、人が1歩歩いたときに生ずる振動)が与えられると、マイクロコンピュータ20へ検出信号を出力する。
このように、振動センサ23は、所定の大きさの振動を検出する振動検出手段を構成する。
クロック24は、マイクロコンピュータ20を動作させるための動作クロック信号を発生させる。
RF回路25は、マイクロコンピュータ20によって生成された識別信号などのデータをアンテナ27から無線送信するために、そのデータを変調したり、リーダ3から送信された無線データを復調し、そのデータをマイクロコンピュータ20へ与えるための回路である。
以上のように構成するマイクロコンピュータ20、RF回路25及びアンテナ27は、CPUがROMに記憶されたデータ発信プログラムを実行することにより、送信条件判定手段によって送信条件が成立したと判定したときに、記憶手段に記憶された識別子を読み出し、該読み出した識別子に基づいて識別信号を生成し、該生成した識別信号を無線送信する信号送信手段を構成する。
電源回路26は、電源28としての電池から供給された電源を分圧し、分圧された電源を各回路へ供給するための回路である。
表示制御回路29は、マイクロコンピュータ20からのコマンドに応じて液晶表示装置(LCD)29aの表示制御を行う。具体的には、表示制御回路29は、被管理者の歩数を示す歩数表示や、被管理者を特定するための被管理者の氏名や社員番号などを液晶表示装置29aに表示する制御を行う。ここで、被管理者の氏名や社員番号などを示す情報は、管理装置4で作成され、リーダ3を介して無線送信される。そして、リーダ3より受信した被管理者の氏名や社員番号を示す情報をメモリ21へ記憶し、マイクロコンピュータ20は、この情報に基づいて、液晶表示装置29aへ被管理者の氏名や社員番号の表示を行わせるように、表示制御回路29へ指示を行う。なお、氏名の表示は、例えば、漢字を含む日本語にて行うようにしているが、英語など、他の言語であってもよい。
このような構成により、マイクロコンピュータ20は、振動センサ23による所定回数の振動の検出毎に識別子である固有のIDに基づいて識別信号を生成して無線送信するための制御を行う。
次に、以上のような構成を有するシステムで用いられるリーダ3について説明する。図4は、本発明が適用されるリーダ3のブロック図である。
図4に示すように、リーダ3は、マイクロコンピュータ30を有し、このマイクロコンピュータ30には、メモリ31、送受信回路32、インターフェース(I/F)33などが接続されている。
マイクロコンピュータ30は、所定の演算を行うCPUと、制御プログラムやデータが格納されたROMと、演算を行う際の作業領域として用いられるRAMとを有している。
メモリ31は、RFIDタグ2から送信された識別信号を特定可能な識別情報を読み出し可能に記憶するとともに、当該リーダ3固有の装置IDが読み出し可能に記憶されている。ここで例えば、図6(b)に示されるように、リーダ3のメモリ31には、RFIDタグ2より送信された識別信号から識別情報が特定されて読み出しができるようにデータテーブルが記憶されている。また、図6(c)に示されるように、例えば、リーダ3aは、リーダNo.1が割り当てられており、リーダ3aのメモリ31には、予め装置情報としての装置ID「a001」が記憶されている。
送受信回路32は、RFIDタグ2から送信された無線信号を受信し、受信した無線信号を復調してマイクロコンピュータ30へ与えるものである。なお、この送受信回路32は、RFIDタグ2へ所定の無線信号を出力する機能をも有している。
インターフェース33は、マイクロコンピュータ30が生成したデータをLAN回線を介して管理装置4へ出力するための回路である。また、管理装置4からLAN回線を介してデータが入力される場合にも用いられる。
このような構成により、マイクロコンピュータ30は、RFIDタグ2から送信された識別信号を受信して、当該受信した識別信号を特定可能な識別情報をメモリ31より読み出し、メモリ31に記憶された当該リーダ3固有の装置IDとともに、管理装置4へ送信するための制御を行う。
このように、リーダ3は、アクティブ型RFIDタグから送信された識別信号を受信する受信手段と、固有の装置情報を記憶する装置情報記憶手段と、受信手段によって受信した識別信号を特定可能な識別情報を装置情報記憶手段に記憶された装置情報とともに出力する情報送信手段と、を有する信号受信装置を構成する。
次に、以上のような構成を有するシステムで用いられる管理装置4について説明する。図5は、本発明が適用される管理装置のブロック図である。
図5に示すように、管理装置4は、マイクロコンピュータ40を有し、このマイクロコンピュータ40には、時計41、表示制御回路42、インターフェース(I/F)43、プリンタ45、入力装置46などが接続されている。
マイクロコンピュータ40は、所定の演算を行うCPUと、制御プログラムやデータが格納されたROMと、演算を行う際の作業領域として用いられるRAMとを有している。ここで、制御プログラムには、管理データ更新処理を実行するための管理データ更新プログラムと警告管理処理を実行するための警告管理プログラムが含まれる。
以上のように構成するマイクロコンピュータ40は、CPUがROMに記憶された管理データ更新プログラムを実行することにより、信号受信装置から出力された識別信号と装置情報とに基づいて当該識別情報に対応するアクティブ型RFIDタグの位置を判定する位置判定手段を構成する。
また、マイクロコンピュータ40は、CPUがROMに記憶された警告管理プログラムを実行することにより、判定時刻記憶手段に記憶された時刻情報と時刻情報生成手段によって生成された現在の時刻とに基づいて、所定時間、位置判定手段による判定が行われなかった識別情報を判定する更新判定手段を構成する。
時計41は、現在の日時を示すデータを生成し、マイクロコンピュータ40へ与えるものである。なお、この時計41をソフトウエアタイマとしてもよい。
このように、時計41は、現在の時刻を特定可能な時刻情報を生成する時刻情報生成手段を構成する。
表示制御回路42は、マイクロコンピュータ40からの指令に応じて表示装置44の表示制御を行う。インターフェース43は、リーダ3からLAN回線を介して送信されるデータを入力するとともに、サーバ5とLAN回線を介してデータの出入力を行う。
プリンタ45は、マイクロコンピュータ40の指令により、所定の情報が紙出力されるように構成されている。例えば、プリンタ45は、後述するサーバ5に記録された管理データに基づいて、RFIDタグ2a、2b…、すなわち、被管理者P1、P2…の位置情報やその最終更新時刻などの情報を被管理者毎に認識可能な態様で紙出力するように構成されている。さらに、プリンタ45は、RFIDタグ2で計数された被管理者の歩数の集計結果やRFIDタグ2の電池の電圧の状態なども出力可能となっている。
また、表示装置44は、表示制御回路42によってその表示制御がなされる。そして、表示装置44には、後述するサーバ5に記憶された管理データに基づいて、RFIDタグ2a、2b…、すなわち、被管理者P1、P2…の位置情報やその最終更新時刻が被管理者毎に認識可能に表示されるようになっている。さらに、表示装置44は、RFIDタグ2で計数された被管理者の歩数の集計結果やRFIDタグ2の電池の電圧の状態なども表示可能となっている。なお、この表示装置44は、LCD(liquid crystal display)によって構成されているが、CRT(cathode−ray tube)ディスプレイ、EL(electronic luminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイ等を適用することもできる。
このように、表示装置44及びプリンタ45は、位置情報記憶手段に記憶された判定結果と判定時刻記憶手段に記憶された時刻情報とを識別情報毎に特定可能に出力する出力手段を構成する。
入力装置46は、例えば、キーボードやマウスなどから構成され、管理者による入力操作が可能なものである。管理者は、入力装置46を用いて所定の入力を行うことにより、サーバ5に記録された管理データを表示装置44への表示出力やプリンタ45への紙出力を行うことができる。また、管理者は、入力装置46を用いて所定の入力を行うことにより、RFIDタグ2の登録情報(例えば、被管理者の氏名や社員番号)を設定することができる。この登録情報は、例えば、リーダ3による無線通信を介してRFIDタグ2へ送信することができる。この場合、例えば、管理装置4の制御状態を各種設定を行うための管理モードへ移行させることにより上記登録情報の設定が可能となっている。なお、登録情報の送信については、管理装置4からRFIDタグ2へ直接有線による通信にて行うようにしてもよい。
次に、以上のような構成を有するRFIDタグ2において、マイクロコンピュータ20が起動したときにおける制御について説明する。マイクロコンピュータ20では、図7に示す識別信号発信処理を行う。
識別信号発信処理では、図7に示すように、マイクロコンピュータ20は、RAMに記憶された振動検出カウンタを起動し、計数可能な状態にする(ステップS1)。次に、マイクロコンピュータ20は、振動センサ23からの検出信号が入力されているか否かを判定する(ステップS2)。そして、マイクロコンピュータ20は、ステップS2において、振動センサ23からの検出信号が入力されていると判定したときは、ステップS3の処理を実行し、振動センサ23からの検出信号が入力されていると判定しないときは、再度S2の処理を実行する。
そして、マイクロコンピュータ20は、振動検出カウンタを1インクリメントし(ステップS3)、この振動検出カウンタの値が1であるか否かを判定する(ステップS4)。そして、マイクロコンピュータ20は、ステップS4において、振動検出カウンタの値が1であると判定したときはランダムに設定される時間のウエイトを行い(ステップS5)、後述するデータ発信処理を実行した後(ステップS6)、ステップ2の処理を実行する。ここで、ステップS5において、データ発信処理を実行する際にランダムに設定される時間のウエイトをかけることによって、振動センサ23からの検出信号の検出回数が減少されることとなる。その結果、データの発信回数を減少させることができ、電力の消費を抑制することができる。
一方、マイクロコンピュータ20は、ステップS4において、振動検出カウンタの値が1であると判定しないときは、振動検出カウンタを初期化(リセット)し(ステップS7)、ランダムに設定される時間のウエイトを行った後(ステップS8)、ステップS1の処理を実行する。ここで、ステップS8において、振動検出カウンタのリセットを実行した後にランダムに設定される時間のウエイトをかけることによって、振動センサ23からの検出信号の検出回数が減少されることとなる。その結果、データの発信回数を減少させることができ、電力の消費を抑制することができる。
次に、図7のステップS6にて実行されるデータ発信処理について説明する。
マイクロコンピュータ20では、図7のステップS6において、図8に示す信号処理を行う。
データ発信処理では、図8に示すように、マイクロコンピュータ20は、リーダ3から出力された出力電波をスキャンし(ステップS11)、出力電波が出力されているか否かを判定する(ステップS12)。マイクロコンピュータ20は、ステップS12において、リーダ3より出力電波が出力されていると判定したときは、ランダムに設定される時間のウエイトを行った後(ステップS13)、ステップS11の処理を実行する。
一方、マイクロコンピュータ20は、ステップS12において、リーダ3より出力電波が出力されていると判定しないときは、ランダムに設定される時間のウエイトを行った後(ステップS14)、メモリ21から当該RFIDタグの識別子であるタグIDを読み出して、これに対応する識別信号などを生成する(ステップS15)。より具体的には、識別信号の他、後述する歩数カウンタの計数値を示すデータや、電池の電圧の状態を示すデータなども生成する。
そして、マイクロコンピュータ20は、生成した識別信号などのデータをRF回路25へ出力する(ステップS16)。その結果、RF回路25では、マイクロコンピュータ20からのデータが変調され、アンテナ27により無線送信が行われる。
以上のようにして、マイクロコンピュータ20は、振動検出センサ23による所定回数の振動の検出を判定し、条件が満たされた場合には、メモリ21に記憶されたタグIDに対応する識別信号などを無線送信するデータ発信処理を行う。
次に、マイクロコンピュータ20が起動したときにおける制御について説明する。マイクロコンピュータ20では、図9に示す歩数カウント処理を行う。
歩数カウント処理では、図9に示すように、マイクロコンピュータ20は、RAMに記憶された歩数カウンタを起動し、計数可能な状態にする(ステップS21)。
次に、マイクロコンピュータ20は、リセットボタン22が入力されていることを示す入力信号があるか否かを判定する(ステップS22)。そして、マイクロコンピュータ20は、ステップS22において、リセットボタン22から入力信号があると判定したときは、データの発信を行うために歩数カウンタの値を所定の記憶領域へ退避するとともに、歩数カウンタを初期化し(ステップS26)、ステップS21の処理を実行する。
一方、マイクロコンピュータ20は、ステップS22において、リセットボタン22からの入力信号があると判定しないときは、ステップS23の処理を実行する。
そして、マイクロコンピュータ20は、振動センサ23からの検出信号が入力されているか否かを判定する(ステップS23)。そして、マイクロコンピュータ20は、ステップS23において、振動センサ23からの検出信号が入力されていると判定したときは、ステップS24の処理を実行し、振動センサ23からの検出信号が入力されていると判定しないときは、S22の処理を実行する。
そして、マイクロコンピュータ20は、歩数カウンタの値を1インクリメントし(ステップS24)、液晶表示装置29aの表示内容を更新する表示更新処理を行う(ステップS25)。具体的には、マイクロコンピュータ20は、表示更新処理において、表示制御回路へ、歩数カウンタの値に対応する歩数表示を液晶表示装置29aに行わせるようにコマンドの送信を行う。
以上のようにして、マイクロコンピュータ20は、RFIDタグ2を歩数計として機能させるように制御を行う。
次に、以上のような構成を有する管理装置4において、リーダ3からデータが送信されたときにおける処理について説明する。マイクロコンピュータ40では、図10に示す管理データ更新処理を行う。この管理データ更新処理は、複数のリーダ3のうちの何れかからデータが送信されたことを検出したときに他の制御に割り込んで実行される割込処理である。
管理データ更新処理では、図10に示すように、マイクロコンピュータ40は、リーダ3から送信されたデータのうちの識別情報を読み出し、図12に示すような、当該識別情報に対応するタグIDの管理テーブルをサーバ5より参照する(ステップS101)。
そして、マイクロコンピュータ40は、リーダ3から送信されたデータのうちの装置IDを読み出し、当該タグIDにおける当該装置IDに対応するリーダの検出フラグを更新する(ステップS102)。
次に、マイクロコンピュータ40は、リーダ3から送信されたデータのうちの歩数カウンタの計数値を示すデータに基づいて、歩数累計データの更新を行う(ステップS103)。また、特に図示はしないが、電池の電圧の状態を示すデータに基づいて、RFIDタグ2の電池の電圧の状態についての更新も行う。
次に、マイクロコンピュータ40は、時計41より時刻データを読み出し、サーバ5に記憶された当該タグIDにおける最終更新時刻データを更新して(ステップ104)、このルーチンを終了する。
以上のようにして、マイクロコンピュータ40は、サーバ5に記憶されているタグID毎の居場所を管理するための管理データの更新を行う。
次に、管理装置4において、タグIDの管理データが所定時間更新しないことを判定するための処理について説明する。マイクロコンピュータ40では、図11に示す警告管理処理を行う。この警告管理処理は、例えば、所定時間(例えば1分)毎に実行される処理である。
警告管理処理では、図11に示すように、マイクロコンピュータ40は、時計41より参照対象としての時刻データを読み出す(ステップS201)。
次に、マイクロコンピュータ40は、タグIDの参照先を示す変数xに「0001」をセットし(ステップS202)、セットされたタグIDの参照先から最終更新時刻データを読み出す(ステップS203)。そして、マイクロコンピュータ40は、ステップS201にて読み出した時刻データと比較参照し、最終更新時刻から2時間以上経過しているか否かを判定する(ステップS204)。マイクロコンピュータ40は、ステップS204において、対象のタグIDが最終更新時刻から2時間以上経過していると判定したときは、当該タグIDの警告フラグをセットし(ステップS205)、ステップS206の処理を実行する。一方、マイクロコンピュータ40は、ステップS204において、対象のタグIDが最終更新時刻から2時間以上経過していると判定しなかったときは、ステップS205の処理を行うことなくステップS206の処理を実行する。
そして、マイクロコンピュータ40は、対象のタグIDが最後に判定されるものであるか、すなわち、全てのタグIDについて判定が行われたか否かを判定する(ステップS206)。マイクロコンピュータ40は、対象のタグIDが最後に判定されるものであると判定した場合には、このルーチンを終了する。一方、マイクロコンピュータ40は、対象のタグIDが最後に判定されるものであると判定しなかった場合、すなわち、判定すべきタグIDが残っている場合は、タグIDの参照先を示す変数xに1インクリメントし(ステップS207)、ステップS203の処理を実行する。
以上のようにして、マイクロコンピュータ40は、サーバ5に記憶されている管理データについて、所定時間更新されていないものがあるか否かをタグID毎に判定し、所定時間更新されていないものがある場合には、その旨を認識可能とする処理を行う。
次に、上述のようにして更新されるサーバ5の管理データについて説明する。サーバ5には、図12に示すように、タグID毎に、タグIDに対応付けられた社員番号を示すデータ、被管理者の氏名を示すデータ、何れのリーダによって識別信号が受信されたかを示す位置データ、その位置データが最終的に更新された時刻を示すデータ、及び、歩数累計データ、さらに、2時間以上位置データの更新が行われなかったことを示す警告データがそれぞれ記憶されている。
ここで、図12(a)は、15時31分15秒現在のサーバ5に記録された管理データの内容を示す図であり、図12(b)は、その15秒後である、15時31分30秒現在の管理データの内容を示す図である。
図12(a)及び(b)を比較すると、15時31分15秒から15時31分30秒までの15秒間に、タグID「0001」及び「0002」の位置データが更新されたことがわかる。すなわち、タグID「0001」に対応するRFIDタグ2aを所持する被管理者P1が「リーダ4」に対応するリーダ3dの検出範囲から、「リーダ1」に対応するリーダ3aの検出範囲へ移動したことがわかる。これを、図1を参照して説明すると、被管理者P1は、15時31分15秒においてリーダ3dの検出範囲である部屋Cの南西側にいたのが、その15秒後の15時31分30秒までの間にリーダ3aの検出範囲である部屋Aの中央やや北側へ移動したことにより、上記管理データの更新が行われている。また、タグID「0002」に対応するRFIDタグ2bを所持する被管理者P2については、「リーダ2」に対応するリーダ3bの検出範囲内において移動したことがわかる。すなわち、上述したように、RFIDタグ2bにおいて被管理者P2が歩くことに伴う所定回数の振動検出が行われると、識別信号の無線出力が行われるので、リーダ3bの検出範囲内において移動したことが推測されるのである。これを、図1を参照して説明すると、被管理者P2は、15時31分15秒においてリーダ3bの検出範囲である部屋Aの南東側にいたのが、その15秒後の15時31分30秒までの間に、リーダ3bの検出範囲である部屋Aの南西側へ移動したことにより、上記管理データの更新が行われている。
また、タグID「0003」及び「0004」については、15時31分15秒から15時31分30秒の間では、リーダの検出フラグ及び最終更新時刻データの更新は行われていない。すなわち、タグID「0003」に対応するRFIDタグ2cを所持する被管理者P3は、「リーダ2」に対応するリーダ3bの検出範囲内であって、15時31分15秒から15時31分30秒の間において移動していないことがわかる。これを、図1を参照して説明すると、被管理者P3は、15時31分15秒においてリーダ3bの検出範囲である部屋Aの南西側にいたのが、その15秒後の15時31分30秒においても継続してその場所から移動していないので、上述したように、RFIDタグ2cにおいて被管理者P3が歩くことに伴う所定回数の振動検出が行われないので、識別信号の無線出力が行われず、リーダ3bの検出範囲内において移動していないことが推測されるのである。一方、タグID「0004」に対応するRFIDタグ2dを所持する被管理者P4も同様に、「リーダ3」に対応するリーダ3cの検出範囲内であって、15時31分15秒から15時31分30秒の間において移動していないことがわかる。
さらに、RFIDタグ2cを所持する被管理者P3は、最終更新時刻の記録によれば、15時25分45秒から15時31分30秒現在に至るまで、同じ位置から動いていないことがわかる。一方、RFIDタグ2dを所持する被管理者P4は、最終更新時刻の記録によれば、11時45分30秒から15時31分30秒現在に至るまで、同じ位置から動いていないことがわかる。そして、最終更新時刻から2時間以上が経過しているため、警告フラグが成立していることがわかる。これにより、例えば、管理者に、部屋Bが被管理者P4の通常の業務を行う部屋ではない場合に、被管理者P4に何らかの異常(仕事をさぼっている、倒れている等)が生じていることを認識させることが可能となる。
図12に示された、サーバ5に記録される管理データの内容については、管理装置4からの要求に応じて読み出されて、管理装置4の表示装置44に表示出力したり、プリンタ45によって紙出力することが可能となっている。
以上のように構成するサーバ5は、位置判定手段による判定結果を識別情報毎に更新記憶する位置情報記憶手段を構成する。
また、サーバ5は、位置判定手段によって判定が行われたときに時刻情報生成手段によって生成された時刻情報を識別情報毎に更新記憶する判定時刻記憶手段を構成する。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、振動センサ23によって所定回数の振動が検出されたときに、RFIDタグ2のCPU20によって識別信号が生成され、RF回路25及びアンテナ27によって無線送信される。これにより、RFIDタグの所有者が移動していないなど、識別信号を送信しないでも管理が可能な状況下では、必要以上に識別信号の送信を行わずに済み、電源の消費を低減することができる。
また、例えば、同一のリーダの検出範囲内で移動しているのか、その場からほとんど移動していないのかを区別して管理することも可能となり、管理の利便性の向上が図れる。
また、本発明の実施形態によれば、識別信号が送信されると振動の検出回数が初期化されるので、所定歩数移動したときに識別信号を送信する場合に、振動回数を管理するための制御が簡素化される。
また、本発明の実施形態によれば、RFIDタグ2により送信された識別信号をリーダ3が受信する。そして、識別信号を受信したリーダ3は、当該リーダ3の装置情報とともに受信した識別信号から特定される識別情報を管理装置4へ送信する。管理装置4は、装置情報と識別情報をリーダ3から受信すると、RFIDタグ2の位置を判定し、その判定結果を識別情報毎に更新記憶する。また、管理装置4は、RFIDタグ2の位置を判定した時間を識別情報毎に更新記憶する。そして、管理装置4は、記憶されたRFIDタグ2の位置の判定結果とともに、判定が行われた時刻を出力する。これにより、その場からほとんど移動していない期間をRFIDタグの所持者毎に認識することができ、例えば、RFIDタグの所持者の異常等の認識に役立つことができ、管理の利便性が向上する。
また、本発明の実施形態によれば、所定時間RFIDタグ2の位置の判定が行われなかったときには、その旨が認識可能となるので、例えば、RFIDタグの所持者の異常等の認識が容易となり、管理の利便性がさらに向上する。
なお、本発明の実施形態では、RFIDタグ2の電源として電池を用いたが、コンデンサ等、電力の供給を行うことが可能なものであれば何れのものを適用してもよい。
また、本発明の実施形態では、RFIDタグ2の識別信号の送信タイミングをマイクロコンピュータ20における振動センサ23からの振動検出信号の入力検出毎としたが、例えば、リーダ3が検出範囲内にあるRFIDタグへ信号送信要求信号を送信するようにし、RFIDタグ2は、この信号送信要求信号の受信をさらに識別信号を送信する条件としてもよく、また、所定時間の経過をさらに識別信号を送信する条件としてもよい。
また、本発明の実施形態では、RFIDタグ2は、振動の検出回数を計数し、識別信号の送信毎にリセットするように構成したが、リセットせず、例えば、振動の検出回数が更新される毎に識別信号の送信を行うようにしてもよい。
また、本発明の実施形態では、管理装置4は、所定時間(例えば、2時間)リーダの検出フラグの更新が行われていないときに、警告フラグを成立させ、これを認識可能に出力するようにしたが、このような機能を備えなくてもよい。
また、本発明の実施形態では、サーバ5に記録された管理データについて、最新のデータのみを更新して記録するものとして説明したが、更新履歴をRFIDタグ毎に全て記録し、これを出力可能に構成するようにしてもよい。
また、本発明の実施形態では、RFIDタグ2は、1回の振動検出が行われたときに、識別信号の送信を行ったが、識別信号の送信を行う条件としての振動検出回数は2回以上であってもよく、任意に設定することができる。
また、本発明の実施形態では、4つのRFIDタグ及び4つのリーダを用いて説明したが、それぞれ3つ以下、あるいは、5つ以上によって構成してもよく、また、RFIDタグあるいはリーダを増設できるように、管理装置4によって設定可能としてもよい。例えば、管理者が入力装置46を用いて所定の入力操作を行うことにより、サーバ5に新たなテーブルを構成するようにしてもよい。
また、本発明の実施形態では、RFIDタグ2は、所定回数の振動検出が行われない限り、識別信号の送信を行わないようにしたが、例えば、識別信号の送信を行わない期間(例えば、1時間)を設定し、その期間、識別信号の送信が行われなかった場合には、例外的に、識別信号の送信を行うようにしてもよい。これにより、RFIDタグ2が正常に動作しているか否かについて管理することができる。
また、本発明の実施形態では、出力手段として、表示装置44及びプリンタ45を用いたが、何れか一方のみ備える形態でもよい。また、例えば、システム外に設置された管理装置へデータを外部出力するものとしてもよい。
また、本発明の実施形態では、RFIDタグ2にて被管理者の歩数を計数し、管理装置4にてその累計の管理を行ったが、そのような機能を備えなくてもよい。
1 管理領域
2 RFIDタグ
3 リーダ
4 管理装置
5 サーバ
20 マイクロコンピュータ
21 メモリ
23 振動センサ
25 RF回路
27 アンテナ
28 電源
30 マイクロコンピュータ
31 メモリ
32 送受信回路
33 インターフェース
40 マイクロコンピュータ
41 時計
42 表示制御回路
43 インターフェース
44 表示装置
45 プリンタ

Claims (4)

  1. 内部に備える電源を使用して動作するアクティブ型RFIDタグであって、
    固有の識別子を記憶する記憶手段と、
    予め定められた所定の送信条件の成立を判定する送信条件判定手段と、
    前記送信条件判定手段によって送信条件が成立したと判定したときに、前記記憶手段に記憶された識別子を読み出し、該読み出した識別子に基づいて識別信号を生成し、該生成した識別信号を無線送信する信号送信手段と、
    所定の大きさの振動を検出する振動検出手段と、を備え、
    前記送信条件判定手段は、前回の識別信号の送信があってから所定回数の振動の検出が前記振動検出手段によって行われたときに、前記送信条件が成立したと判定することを特徴とするアクティブ型RFIDタグ。
  2. 前記送信条件判定手段は、前記振動検出手段による振動の検出回数を計数する計数手段と、前記識別信号の送信毎に前記計数手段による計数結果を初期化する計数結果初期化手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載のアクティブ型RFIDタグ。
  3. 請求項1又は2に記載のアクティブ型RFIDタグを複数備えた管理システムであって、
    前記アクティブ型RFIDタグから送信された識別信号を受信する受信手段と、固有の装置情報を記憶する装置情報記憶手段と、前記受信手段によって受信した識別信号を特定可能な識別情報を前記装置情報記憶手段に記憶された装置情報とともに出力する情報送信手段と、を有する複数の信号受信装置と、
    前記信号受信装置から出力された識別情報と装置情報とに基づいて当該識別情報に対応するアクティブ型RFIDタグの位置を判定する位置判定手段と、前記位置判定手段による判定結果を識別情報毎に更新記憶する位置情報記憶手段と、現在の時刻を特定可能な時刻情報を生成する時刻情報生成手段と、前記位置判定手段によって判定が行われたときに前記時刻情報生成手段によって生成された時刻情報を識別情報毎に更新記憶する判定時刻記憶手段と、前記位置情報記憶手段に記憶された判定結果と前記判定時刻記憶手段に記憶された時刻情報とを識別情報毎に特定可能に出力する出力手段と、を有する管理装置と、
    を備えたことを特徴とする管理システム。
  4. 前記管理装置は、前記判定時刻記憶手段に記憶された時刻情報と前記時刻情報生成手段によって生成された現在の時刻とに基づいて、所定時間、前記位置判定手段による判定が行われなかった識別情報を判定する更新判定手段を備え、
    前記出力手段は、前記更新判定手段による判定結果を識別情報毎に特定可能に出力することを特徴とする請求項3に記載の管理システム。
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