JP2015145865A - 情報処理システム、情報処理装置、及び管理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、及び管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線タグや、タグリーダへの機能の追加を抑制しつつ、無線タグの状態の検知を行うことができる情報処理システムを提供することを目的とする。【解決手段】情報処理システムは、第1識別情報を電池の電力で送信し、第2識別情報を前記電池の電力とは異なる電力で送信する端末と、前記端末が送信する前記第1識別情報を受信する第1受信手段と、前記受信した第1識別情報の受信を示す情報を記憶する記憶手段と、前記端末が送信する第2識別情報を受信する第2受信手段と、前記第2識別情報を受信した場合、前記記憶した情報に基づいて前記端末の状態を判定する判定手段と、を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、及び管理方法に関する。
無線タグを用いた通信システムが知られており、近年ではIMES(Indoor MEssaging System)等に代表される屋内の位置情報管理システムも普及しつつある。このようなシステムで用いられる無線タグは基本的に電池で動作し、無線タグが使用不可の状態をさけるために、無線タグの故障や電池残量等の端末の状態を検知することが重要である。
しかし、この無線タグの故障や電池残量の検知を無線タグ側で行うと、無線タグに新たな機能の追加が必要となり、コストの上昇や、サイズの増大等を招くというデメリットがある。
また、タグリーダが、送信電波送出時間と、応答電波受信時間と、応答電波の受信方向とに基づいて無線タグの位置を検出し、検出した無線タグの位置と、受信レベルに基づいて無線タグの電池残量を検出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された技術によれば、無線タグに新たな機能を追加することなく無線タグの電池残量の検出が可能となるが、タグリーダ側に、応答電波の受信方向を特定するための複数のアンテナ、無線タグ位置算出部、受信レベル検出部等が必要となる。従って、この方法では、タグリーダ側のコストの上昇や、サイズの増大等を招くというデメリットがある。このように、無線タグやタグリーダへの機能の追加を抑制しつつ、無線タグの状態を検知することには困難を伴っていた。
本発明の実施の形態は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、無線タグや、タグリーダへの機能の追加を抑制しつつ、無線タグの状態の検知を行うことができる情報処理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る情報処理システムは、第1識別情報を電池の電力で送信し、第2識別情報を前記電池の電力とは異なる電力で送信する端末と、前記端末が送信する前記第1識別情報を受信する第1受信手段と、前記受信した第1識別情報の受信を示す情報を記憶する記憶手段と、前記端末が送信する第2識別情報を受信する第2受信手段と、前記第2識別情報を受信した場合、前記記憶した情報に基づいて前記端末の状態を判定する判定手段と、を有する。
本発明の実施の形態によれば、無線タグや、タグリーダへの機能の追加を抑制しつつ、無線タグの状態の検知を行うことができる情報処理システムを提供することができる。
一実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 一実施形態に係る無線端末のハードウェア構成図である。 一実施形態に係る無線受信装置のハードウェア構成図である。 一実施形態に係るRFID読取装置のハードウェア構成図である。 一実施形態に係る管理装置のハードウェア構成図である。 一実施形態に係る情報処理システムの機能構成図である。 第1の実施形態に係る無線タグ管理処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係るRFID管理処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る動作状態判定処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る電池残量推定処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る電池残量テーブルの例を示す図である。 第2の実施形態に係る電池残量推定処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る電池残量推定処理の流れを示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る無線端末の処理の流れを示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る管理装置の処理の流れを示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
<システムの構成>
図1は、一実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図1において、情報処理システム100は、無線端末101、複数の無線受信装置102a、102b、RFID(Radio Frequency IDentification)読取装置103、管理装置104、ゲートウェイ106、ネットワーク109等を有する。尚、以下の説明の中で、複数の無線受信装置102a、102bのうちの任意の無線受信装置を示す場合、「無線受信装置102」を用いる。
無線端末101は、例えば、ユーザ105が携帯又は装着する社員証、IDカード等のICカードや、携帯端末等である。無線端末101は、無線端末101に内蔵された電池の電力を用いて、例えば、所定の時間間隔(例えば、30秒毎)で、アクティブタグとしての識別情報(第1識別情報)を送信する無線送信部を有している。
また、無線端末101は、無線端末101をRFID読取装置103と所定の距離(例えば、10cm以内)まで近接させることにより、RFID読取装置103にパッシブタグとしての識別情報(第2識別情報)を送信するRFID部を有している。RFID部は、例えば、RFID読取装置103から受信した電波を整流して生成した電力を用いて動作するので、電池の電力を用いることなく、第2識別情報をRFID読取装置103に送信することができる。
無線受信装置102は、無線端末101が送信する第1識別情報を受信し、受信した第1識別情報を管理装置104へ送信する。図1の例では、無線受信装置102は、建物の天井などに配置された照明装置を想定しており、自装置の位置を示す位置情報を有しているものとする。図1において、無線受信装置102は、無線端末101から第1識別情報を受信すると、受信した第1識別情報と、自装置の位置情報とを、ゲートウェイ106を介して、管理装置104へ送信する。
ゲートウェイ106は、複数の無線受信装置102a、102bと、例えば、無線通信により通信可能であり、かつ、管理装置104と、ネットワーク109を介して通信可能に構成されている。ゲートウェイ106は、無線端末101が送信した第1識別情報及び位置情報等を受信すると、受信した情報をネットワーク109を介して管理装置104へ転送する。
RFID読取装置103は、所定の距離以内に近接した無線端末101から第2識別情報を読み出し、読みだした第2識別情報を、例えば、ネットワーク109を経由して、管理装置104に送信する。図1の例では、RFID読取装置103は、出入り口111の近くの置台110等の上に配置され、ユーザ105は、入退室時等に無線端末101をRFID読取装置103にかざして、入力操作を行うことを想定している。
管理装置104は、管理対象となる無線端末101から送信された第1識別情報及び第2識別情報等に基づいて、無線端末101の状態を管理するサーバ等の情報処理装置である。管理装置104は、無線端末101の第1識別情報及び第2識別情報を無線端末101の情報と関連付けて予め記憶している。これにより、管理装置104は、例えば、無線受信装置102から受信した第1識別情報及び位置情報に基づいて、無線端末101の位置を管理することができる。また、管理装置104は、例えば、RFID読取装置103から受信した第2識別情報とその受信時刻等に基づいて、無線端末101を有するユーザ105の出退勤時刻、入退室時刻等の管理を行うことができる。
さらに、本実施の形態では、管理装置104は、無線受信装置102から受信した無線端末101の第1識別情報の受信情報及び位置情報を、例えば、その受信時刻と共に記憶する。また、管理装置104は、RFID読取装置103から第2識別情報を受信した場合、例えば、記憶した無線端末101の第1識別情報の受信情報に基づいて、無線端末101の状態を判定する。
例えば、図1の例において、ユーザ105がRFID読取装置103に無線端末101をかざして第2識別情報を入力した場合。無線端末101が送信した第1識別情報は、無線受信装置102a、102b等によって受信されることが期待できる。このような場合、管理装置104は、第2識別情報の受信を契機に第1識別情報の受信の有無を判断することにより、無線端末101が電池不足、又は故障などにより、第1識別情報を送信できない状態にあることを判定(推定)することができる。
管理装置104は、管理対象となる無線端末101が電池残量不足、又は故障であると判定すると、ネットワーク109等を介して、例えば、管理者107のPC(Personal Computer)108等に、その旨を通知する。
以上、本実施の形態によれば、管理装置104で無線端末101の状態の判定を行うので、無線端末101や、無線受信装置102への機能の追加を抑制しつつ、無線端末101の状態の検知を行うことができる情報処理システムを提供することができる。
<ハードウェア構成>
次に各装置のハードウェア構成について説明する。
(無線端末)
図2は、一実施形態に係る無線端末のハードウェア構成図である。本実施形態に係る無線端末101は、RFID部201、及び無線送信部202を有する。
RFID部201は、アンテナ203、送受信部204、及びメモリ205を有し、RFID読取装置103からの電波を電力として利用して動作するパッシブタグ(受動タグ)である。RFID部201の送受信部204は、RFID読取装置103からの電波をアンテナ203を介して受信すると、メモリ205に予め記憶した第2識別情報をアンテナ203を介して送信する。RFID部201は、パッシブタグなので第2識別情報の送信に電池209の電力を必要としない。
無線送信部202は、アンテナ206、送信部207、メモリ208、及び電池209を有し、電池209の電力を用いて動作するアクティブタグ(能動タグ)である。無線送信部202の送信部207は、例えば、所定の時間間隔(30秒間隔等)で、メモリ208に予め記憶した第1識別情報を、アンテナ206を介して送信する。無線送信部202は、アクティブタグなので、電池209の残量が所定の値以下になると第1識別情報を送信することができなくなる。
本実施の形態では、無線送信部202は、例えば、315MHz帯の微弱無線を用いて、第1識別情報の送信を行うことを想定している。この場合、無線送信部202が送信する電波の通信可能距離(到達距離)は、10m程度となる。このため、無線受信装置102を、例えば、10m〜20m毎に1個程度の間隔で配置することにより、管理装置104は、無線端末101がどの無線受信装置102のそばにあるかを特定することができるようになる。また、無線送信部202は、315MHz帯の微弱無線を用いて第1識別情報を送信し、その送信間隔を30秒に設定した場合、無線送信部202は、ボタン電池1個で5年以上動作することができる。
(無線受信装置)
図3は、一実施形態に係る無線受信装置のハードウェア構成図である。図3において、無線受信装置102は、例えば、CPU(Central Processing Unit)301、RAM(
Random Access Memory)302、ROM(Read Only Memory)303、受信制御部304、受信部305、通信制御部306、通信部307、等を有する。
CPU301は、ROM303等に格納されたプログラムを実行することにより、無線受信装置102の各機能を実現する演算装置である。RAM302は、CPU301のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM303は、無線受信装置102のプログラム等を記憶する不揮発性のメモリである。ROM303は、例えば、フラッシュROM、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の書き換え可能な不揮発性のメモリであっても良い。
受信部305は、例えば、前述した315MHz帯の微弱無線の受信回路やアンテナ等のハードウェアを含む。受信制御部304は、受信部305を制御して、無線端末101から送信される第1識別情報等を受信する。尚、受信制御部304は、例えば、CPU301で動作するプログラム等により実現されるものであっても良い。
通信部307は、ゲートウェイ106との間で、例えば、無線通信を行うための無線回路やアンテナ等のハードウェアを含む。通信制御部306は、通信部307を制御して、ゲートウェイ106との間のデータの送受信を制御する。尚、無線受信装置102とゲートウェイ106との間の通信方式は、有線通信を用いるものであっても良い。或いは、無線受信装置102は、ゲートウェイ106を介さずに、例えば、有線/無線LAN(Local Area Network)等によりネットワーク109に接続するものであっても良い。
(RFID読取装置)
図4は、一実施形態に係るRFID読取装置のハードウェア構成図である。図4において、RFID読取装置103は、例えば、CPU401、RAM402、ROM403、RFID制御部404、RFID送受信部405、通信制御部406、通信部407等を有する。
CPU401は、ROM403等に格納されたプログラムを実行することにより、RFID読取装置103の各機能を実現する演算装置である。RAM402は、CPU401のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM403は、RFID読取装置103のプログラム等を記憶する不揮発性のメモリである。ROM403は、例えば、フラッシュROM、EEPROM等の書き換え可能な不揮発性のメモリであっても良い。
RFID送受信部405は、無線端末101のRFID部201から第2識別情報を読み出すためのアンテナや、送受信回路等のハードウェアを含む。RFID制御部404は、RFID送受信部405を制御して、無線端末101のRFID部201から第2識別情報を読取るための制御を行う。尚、RFID送受信部405は、例えば、CPU301で動作するプログラム等により実現されるものであっても良い。
通信部407は、管理装置104とネットワーク109を介して通信を行うための、例えば、有線/無線LAN等のインタフェースである。通信制御部406は、通信部407を制御して、管理装置104とのデータの送受信を制御する。
また、RFID読取装置103は、ユーザに音、文字、画像等を表示する表示部408を有していても良い。
(管理装置)
図5は、一実施形態に係る管理装置のハードウェア構成図である。図5において、管理装置104は、一般的なコンピュータの構成を有しており、例えば、CPU501、RAM502、ROM503、ストレージ部504、通信部505、通信制御部506、表示部507、表示制御部508、入力部509、入力制御部510等を有する。
CPU501は、ROM503、ストレージ部504等に格納されたOS(Operating System)や、アプリケーションプログラム等を実行することにより、管理装置104の各機能を実現する演算装置である。RAM502は、CPU501のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM503は、例えば、管理装置104のBIOS(Basic Input/Output System)や、プログラム等を記憶するフラッシュROM等の不揮発性のメモリである。ストレージ部504は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等のストレージ装置であり、管理装置104が実行するOSや、プログラム等を記憶する。また、ストレージ部504は、無線端末101の第1識別情報、第2識別情報等を予め記憶し、また、無線受信装置102やRFID読取装置103から受信した情報を記憶する。
通信部505は、ネットワーク109を介して、ゲートウェイ106、無線受信装置102、RFID読取装置103等と通信を行うための、例えば、有線/無線LAN等のネットワークインタフェースである。通信制御部506は、通信部505を制御して、データの送受信を制御する。表示部507は、例えば、液晶ディスプレイ等のディスプレイ装置である。表示制御部508は、表示部507に各種画像を表示する制御を行う。入力部509は、ユーザからの入力を受け付ける、例えば、キーボードやマウス等のハードウェアである。入力制御部510は、入力部509の制御を行う。
<機能構成>
図6は、一実施形態に係る情報処理システムの機能構成図である。図6において、情報処理システム100は、無線端末101、無線受信装置102、RFID読取装置103、管理装置104を有する。尚、情報処理システム100の機能構成として、図1のゲートウェイ106は必ずしも必要ではないため、図6ではゲートウェイ106の記載を省略している。
(管理装置の機能構成)
図6において、管理装置104は、第1通信手段601、第2通信手段609、通知手段610、無線タグ管理手段611、端末管理手段612、RFID管理手段613、記憶手段620等を有する。
第1通信手段601は、無線受信装置102から、無線端末101が電池209の電力で送信する無線端末101の第1識別情報、及び無線受信装置102の位置情報等を含む情報を受信する。第1通信手段601は、例えば、図5の通信部505、通信制御部506等を含む。
第2通信手段609は、RFID読取装置103から、無線端末101が電池209とは異なる電力で送信する無線端末101の第2識別情報等を含む情報を受信する。また、第2通信手段609は、通知手段610の要求に応じて、RFID読取装置103への通知情報等の送信を行う。第2通信手段609は、第1通信手段601と同じ通信手段であっても良いし、第1通信手段601と異なる通信手段であっても良い。本実施の形態では、第2通信手段609は、第1通信手段601と同様に、図5の通信部505、通信制御部506等を含む。
無線タグ管理手段611は、無線受信装置102から受信した無線端末101の第1識別情報、及び無線受信装置102の位置情報等の管理を行う。無線タグ管理手段611は、位置検出手段602、計数手段603、受信情報管理手段604等を含む。尚、無線タグ管理手段611、位置検出手段602、計数手段603、及び受信情報管理手段604等は、例えば、図5のCPU501で動作するプログラム等によって実現される。
位置検出手段602は、無線受信装置102から受信した無線端末101の第1識別情報、及び無線受信装置102の位置情報に基づいて、無線端末101の位置を検出する。
計数手段603は、無線端末101の第1識別情報を受信した回数をカウント(計数)する。例えば、計数手段603は、第1識別情報毎に第1識別情報の受信回数を記憶し、第1通信手段601が第1識別情報を受信すると、対応する第1識別情報の受信回数に1を加算する。
受信情報管理手段604は、無線受信装置102から受信した無線端末101の第1識別情報を、例えば、第1識別情報の受信時刻と共に、無線タグの受信情報616として記憶手段620に記憶する。尚、第1識別情報の受信時刻は、例えば、無線受信装置102が無線端末101から第1識別情報を受信した時刻であっても良いし、管理装置104が第1識別情報を受信した時刻であっても良い。或いは、第1識別情報の受信時刻は、記憶手段620に第1識別情報を記憶した時刻等であっても良い。
尚、第1識別情報の受信時刻は、受信情報管理手段604が記憶手段620に記憶する第1識別情報の受信を示す情報の一例である。第1識別情報の受信を示す情報は、所定の時間内に無線端末101から第1識別情報を受信しているか否かを判断できる情報であれば、受信時刻以外の情報であっても良い。例えば、第1識別情報の受信を示す情報は、上記所定の時間や、システムの要求等に応じて、第1識別情報の受信時間帯、受信日、又は受信の有無を示す情報等であっても良い。
また、受信情報管理手段604は、第1識別情報と共に、無線受信装置102の位置情報や、位置検出手段602が検出した無線端末101の位置情報等を、無線タグの受信情報616として記憶手段に記憶しても良い。
RFID管理手段613は、RFID読取装置103から受信した無線端末101の第2識別情報の管理を行う。RFID管理手段613は、例えば、受信時刻管理手段608を含む。尚、RFID管理手段613、及び受信時刻管理手段608は、例えば、図5のCPU501で動作するプログラム等によって実現される。
受信時刻管理手段608は、RFID読取装置103から受信した無線端末101の第2識別情報を、例えば、第2識別情報の受信時刻と共に、RFIDの受信情報618として記憶手段620に記憶する。管理装置104は、例えば、このRFIDの受信情報618を用いて、ユーザの出退勤時刻や、入退室時刻等の管理を行うことができる。また、受信時刻管理手段608は、無線端末101から第2識別情報を受信すると、その旨を端末管理手段612に通知する。
端末管理手段612は、無線端末101の状態を管理する。端末管理手段612は、例えば、電池残量推定手段605、動作状態判定手段606、動作時間算出手段607等を含む。尚、端末管理手段612、電池残量推定手段605、動作状態判定手段606、及び動作時間算出手段607は、例えば、図5のCPU501で動作するプログラム等によって実現される。
動作状態判定手段606は、管理装置104がRFID読取装置103から無線端末101の第2識別情報を受信した場合、記憶手段620に記憶された無線タグの受信情報616(第1識別情報の受信を示す情報)に基づいて、無線端末101の状態を判定する。
例えば、動作状態判定手段606は、無線端末101の第2識別情報を受信した場合、無線端末101の無線タグの受信情報616を記憶手段620から読み出す。また、動作状態判定手段606は、読み出した無線タグの受信情報616に基づいて、第2識別情報の受信時刻から所定の時間内に、無線端末101の第1識別情報を受信しているか否かを判断する。第2識別情報の受信時刻から所定の時間内に、無線端末101の第1識別情報を受信している場合、動作状態判定手段606は、無線端末101の無線送信部202が正常に動作していると判断する。一方、第2識別情報の受信時刻から所定の時間内に、無線端末101の第1識別情報を受信していない場合、無線端末101が第1識別情報を送信できない状態にあると判断する。尚、無線端末101が第1識別情報を送信できない状態とは、例えば、無線端末101の電池残量が所定の値未満である場合、無線端末101が故障している場合等である。
無線端末101は、例えば、無線端末101のユーザの自宅等、無線受信装置102が設置されていないエリアに位置する場合もあるので、第1識別情報の受信の有無だけでは、無線端末101の電池残量の不足や、故障を判定することはできない。しかし、本実施の形態では、第2識別情報を受信した場合、すなわち、無線端末101が無線受信装置102が設置されたエリアにあると判断できる場合に第1識別情報の受信の有無を確認することにより、無線端末101の状態を判定することが可能となる。
電池残量推定手段605は、計数手段603がカウントする無線端末101の第1識別情報の受信回数に基づいて、無線端末101の電池209の残量を推定する。例えば、電池残量推定手段605は、計数手段603が計数する受信回数、すなわち、無線端末101の第1識別情報の受信回数が、予め定められた閾値以下であるかどうかを判断する。電池残量推定手段605は、計数手段603が計数する受信回数が、予め定められた閾値を超えた場合、電池209の残量が少ないと判断する。また、電池残量推定手段605は、後述する電池残量テーブル等に基づいて、無線端末101の電池残量を推定するものであっても良い。
動作時間算出手段607は、RFID読取装置103から受信した無線端末101の第2識別情報に基づいて、無線端末101のRFID部201の動作時間、又は使用時間を算出する。例えば、動作時間算出手段607は、無線端末101の第2識別情報の受信時刻のうち、最も古い受信時刻を記憶手段620等記憶しておき、記憶された最も古い受信時刻と、最新の受信時刻との差により、無線端末101のRFID部201の動作時間、又は使用時間を算出する。算出されたRFID部201の動作時間、又は使用時間は、無線端末101の電池209の自然放電による消耗量を推定するために好適に用いることができる。例えば、電池残量推定手段605は、算出されたRFID部201の動作時間、又は使用時間を用いて、電池209の自然放電による消耗量を考慮して電池209の残量を推定することができる。
通知手段610は、動作状態判定手段606によって判定された無線端末101の状態、又は、電池残量推定手段605によって推定された電池209の残量に応じた通知を、管理者107、無線端末101のユーザ等に通知する。
記憶手段620は、各種情報を記憶する手段であり、例えば、図5のストレージ部504、RAM502等に含まれる。記憶手段620は、無線端末101の第1識別情報である無線タグ識別情報614、及び無線端末の第2識別情報であるRFID識別情報615を関連付けて記憶するID情報保管部619を含む。また、記憶手段620は、無線タグの受信情報616、RFIDの受信情報618、及び後述する電池残量テーブル617等を記憶する。
(無線受信装置の機能構成)
図6において、無線受信装置102は、通信手段621、受信手段622等を有する。
受信手段622は、無線端末101が電池209の電力を用いて送信する第1識別情報を受信する手段(第1受信手段)であり、例えば、図3の受信部305、受信制御部304等を含む。
通信手段621は、受信手段622が受信した無線端末101の第1識別情報と、無線受信装置102の位置情報とを管理装置104へ送信する手段であり、例えば、図3の通信部307、通信制御部306等を含む。
(RFID読取装置の機能構成)
図6において、RFID読取装置103は、RFID送受信手段623、通信手段624、表示手段625を有する。RFID読取装置103は、無線端末101が電池209とは異なる電力を用いて送信する第2識別情報を受信する手段(第2受信手段)であり、例えば、図4のRFID送受信部405、RFID制御部404等を含む。
通信手段624は、RFID制御部404が無線端末101から受信した第2識別情報をネットワーク109等を介して管理装置104へ送信する手段であり、例えば、図4の通信部407、通信制御部406等を含む。また、通信手段624は、管理装置104の通知手段610から送られてくる通知情報等を受信し、表示手段625へ転送する。
表示手段625は、管理装置104の通知手段610から、通信手段624を介して受信した通知情報に基づいて、例えば、音声、アラーム音、文字メッセージ、画像メッセージ等の表示を行う手段であり、例えば、図4の表示部408を含む。
上記構成により、情報処理システム100は、無線受信装置102から受信した無線端末101の第1識別情報と、RFID読取装置103から受信した第2識別情報とに基づいて、無線端末101の電池残量や、故障状態等を判断する。
また、電池残量や、故障状態等の無線端末101の状態の判定を管理装置104で行うことにより、無線端末101や、無線受信装置102等への機能の追加を抑制することができる。
<処理の流れ>
次に、情報処理システム100の処理の流れについて説明する。
[第1の実施形態]
図7は、第1の実施形態に係る無線タグ管理処理の流れを示すフローチャートである。図7において、管理装置104の第1通信手段601は、無線受信装置102から情報を受信すると(ステップS701)、受信した情報を位置検出手段602に通知する。
通知を受けた位置検出手段602は、第1通信手段601から取得した情報に含まれる無線端末101の第1識別情報と、無線受信装置102の位置情報とにより、無線端末101の位置を検出する(ステップS702)。例えば、位置検出手段602は、記憶手段620に記憶された無線タグ識別情報614を参照して、第1識別情報により無線端末101を特定し、位置情報により無線端末101の位置を特定する。
次に、計数手段603は、第1識別情報、又は第1識別情報に対応する無線端末101の受信回数を示す情報に1を加算する(ステップS703)。また、受信情報管理手段604は、例えば、受信した第1識別情報と、受信時刻等を含む受信情報を、記憶手段620に無線タグの受信情報616として記憶する(ステップS703)。尚、無線タグの受信情報616に記憶する受信時刻は、無線受信装置102が第1識別情報を受信した時刻であっても良いし、管理装置104が第1識別情報を受信した時刻であっても良い。或いは、受信情報管理手段604が第1受信情報を無線タグの受信情報616に記憶する時刻等であっても良い。
上記動作により、管理装置104は、記憶手段620に記憶された無線タグの受信情報616を参照することにより、無線端末101から第1識別情報を受信した時刻を特定できるようになる。
図8は、第1の実施形態に係るRFID管理処理の流れを示すフローチャートである。図7において、管理装置104の第2通信手段は、RFID読取装置103から情報を受信すると(ステップS801)、受信した情報を受信時刻管理手段608に通知する。
通知を受けた受信時刻管理手段608は、第2通信手段609から取得した情報から第2識別情報を取得し、動作状態判定手段606に第2識別情報を受信したことを通知する(ステップS802)。また、受信時刻管理手段608は、受信した第2識別情報を受信時刻と共に記憶手段620に、RFIDの受信情報618として記憶する。尚、RFIDの受信情報618に記憶する受信時刻は、無線端末101のユーザの出退勤管理や、入退室管理等に用いることから、RFID読取装置103が無線端末101から第2識別情報を受信した時刻であることが望ましい。この場合、RFID読取装置103は、第2識別情報と共に、第2識別情報の受信時刻を、管理装置104に送信することが望ましい。
図9は、第1の実施形態に係る動作状態判定処理の流れを示すフローチャートである。動作状態判定手段606は、受信時刻管理手段608から第2識別情報の受信を示す通知を受けると(ステップS901)、記憶手段620から、無線タグの受信情報616を読み出す(ステップS902)。また、動作状態判定手段606は、無線タグの受信情報616に記憶された、無線端末101の第1識別情報を受信した時刻が、第2識別情報の受信時刻から所定の時間内(例えば、1分以内)であるかどうかを判断する(ステップS903)。ステップS903において、第2識別情報の受信時刻から所定の時間内に第1識別情報の受信がないと判断した場合、動作状態判定手段606は、通知手段610を介して、管理者107へ無線端末101の状態を通知する(S904)。一方、ステップS903において、第2識別情報の受信時刻から所定の時間内に第1識別情報の受信があると判断した場合、動作状態判定手段606は、管理者107への通知は行わない。
上記動作により、管理装置104は、無線端末101から第2識別情報を受信し、かつ所定の時間内に無線端末101からの第1識別情報の受信がない場合、無線端末101の無線送信部202が第1識別情報を送信できていないと判断することができる。また、この場合、管理装置104は、通知手段610により、例えば、無線端末101の交換等のメンテナンスを促す通知を、管理者107に行うことができる。
図10は、第1の実施形態に係る電池残量推定処理の流れを示すフローチャートである。電池残量推定手段605は、計数手段603により第1識別情報の受信回数が更新されると(ステップS1001)、更新された第1識別情報の受信回数を取得する(ステップS1002)。次に、電池残量推定手段605は、取得した第1識別情報の受信回数が、予め定められた閾値以下であるかどうかを判断する(ステップS1003)。ステップS1003において、第1識別情報の受信回数が、予め定められた閾値以下である場合、管理者107への通知は行わない。一方、ステップS1003において、第1識別情報の受信回数が、予め定められた閾値を超えている場合、電池残量推定手段605は、無線端末101の電池残量が少ないと判断し、通知手段610を介して、管理者107へ通知する(ステップS1004)。
以上、本実施の形態によれば、管理装置104は、無線端末101から受信した第1識別情報と、第2識別情報とに基づいて、無線端末101の電池残量不足、故障等により第1識別情報を送信できない状態にあることを判定することができる。また、管理装置104は、無線端末101からの第1識別情報の受信回数に基づいて、無線端末101の電池残量が少ないことを推定することができる。さらに、管理装置104は、無線端末101の電池残量不足、故障、電池残量が少ない等の無線端末101の状態に応じて、無線端末101のメンテナンスを促す通知を管理者107に行うことができる。
尚、本実施の形態では、上記無線端末101の状態の検知を管理装置104で行うので、無線端末101や、無線受信装置102への機能の追加を抑制しつつ、無線端末101の状態の検知を行うことができる情報処理システムを提供することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、管理装置104が、無線端末101の第1識別情報の通信回数と、電池残量の推定値との関係を示す電池残量テーブルを有する場合の例について説明する。
図11は、第2の実施形態に係る電池残量テーブルの例を示す図である。電池残量テーブル617は、例えば、図11に示すように無線通信回数1101と、推定電池残量1102とを関連付けて記憶している。このような電池残量テーブル617を有することにより、電池残量推定手段605は、無線端末101の電池209の残量をより詳しく推定することができるようになる。また、管理者107は、電池残量テーブル617に基づいて閾値を設定し、無線端末101の電池209、又は無線端末101等のメンテナンスを効率良く行うことができるようになる。
尚、図11の無線通信回数1101は、図6の計数手段603がカウントした無線端末101からの第1識別情報の受信回数であっても良いし、無線端末101が第1識別情報を送信した送信回数であっても良い。
例えば、無線端末101が所定の時間間隔で第1識別情報を送信する場合、管理装置104は、無線通信回数1101として、無線端末101が第1識別情報を送信した送信回数を用いることにより、受信回数を用いるよりも確度の高い電池残量の推定を行うことができる。管理装置104は、例えば、無線端末101のユーザが帰宅した後等、無線端末101が送信する第1識別情報を受信することができない場合があり、その場合でも無線端末101は第1識別情報を送信していると考えられるためである。
無線端末101が所定の時間間隔で第1識別情報を送信する場合、例えば、無線端末101から最初に第1識別情報を受信した時刻から現在までの時間と、第1識別情報の送信間隔とから、無線端末101が第1識別情報を送信した送信回数を推定することができる。
図12は、第2の実施形態に係る電池残量推定処理の流れを示すフローチャートである。図12は、無線通信回数1101として、無線端末101が第1識別情報を送信した送信回数を用いた場合の処理の例を示している。
図12において、管理装置104の電池残量推定手段605は、第1識別情報の受信回数が更新されると(ステップS1201)、記憶手段620に記憶された無線タグの受信情報616の読み出しを行う(ステップS1201)。また、電池残量推定手段605は、読み出した無線タグの受信情報616に基づいて、無線端末101の第1識別情報の送信回数を算出する(ステップS1203)。
例えば、電池残量推定手段605は、無線タグの受信情報616より、無線端末101から第1識別情報を最初に受信した時刻と、最後に受信した時刻とを読み出す。また、電池残量推定手段605は、最初の受信時刻から最後の受信時刻までの時間を、無線端末101の第1識別情報を送信する時間間隔で除算することにより、無線端末101が第1識別情報を送信した回数を算出(推定)することができる。
次に、図12のステップS1204において、電池残量推定手段605は、無線端末101の第1識別情報の送信回数が、予め定められた閾値以下であるかどうかを判断する。例えば、図11の電池残量テーブル617によれば、予め定められた閾値を4000001回とすることにより、推定電池残量が20%未満であることを判断することができる。
以上、無線通信回数1101が、第1識別情報の送信回数である場合について、説明を行ったが、無線端末101の第1識別情報の送信間隔が必ずしも一定でない場合、無線通信回数1101として、計数手段603が計数した受信回数を用いることが望ましい。
無線端末101の第1識別情報の送信間隔が一定でない場合の例として、例えば、無線端末101が加速度の変化等に応じて送信間隔を変化させる場合、無線端末101が入退場時の第2識別情報の読取に応じて第1識別情報の送信を制御する場合等があげられる。
尚、無線通信回数1101は、上記第1識別情報の送信回数と、受信回数を併用するものであっても良い。例えば、算出された第1識別情報の送信回数と、計数された第1受信情報の受信回数のうち、大きい方の値を無線通信回数1101とするものであっても良い。
[第3の実施形態]
第1及び第2の実施形態では、通知手段610が無線端末101の状態を管理者107に通知する場合について説明を行ったが、本実施の形態では、通知手段610が無線端末101の状態を、無線端末101のユーザに通知を行う場合の例について説明する。
図13は、第3の実施形態に係る電池残量推定処理の流れを示すフローチャートである。図13において、管理装置104の電池残量推定手段605は、第1識別情報の受信回数が更新されると(ステップS1301)、更新された受信回数の確認を行う(ステップS1302)。次に、ステップS1303において、電池残量推定手段605は、無線端末101の第1識別情報の受信回数が、例えば、250万回以内かどうかの判断を行う。
ステップS1303において、無線端末101の第1識別情報の受信回数が250万回以内である場合、図11の電池残量テーブル617よれば、推定電池残量が50%以上残っていると考えられる。この場合、電池残量推定手段605は、通知手段610を介して、第2識別情報の受信を行ったRFID読取装置103に通知情報を送信し、例えば、「ピッ」という短音を鳴動させて、電池残量に問題がないことをユーザに通知する。尚、短音を鳴動は一例であって、例えば、表示手段625に所定のメッセージを表示させるもの等であっても良い。
一方、ステップS1303において、無線端末101の第1識別情報の受信回数が250万回以内でない場合、ステップS1305において、電池残量推定手段605は、無線端末101の第1識別情報の受信回数が400万回以内かどうかの判断を行う。
ステップS1305において、無線端末101の第1識別情報の受信回数が400万回以内である場合、図11の電池残量テーブル617よれば、推定電池残量が20%〜50%残っていると考えられる。この場合、電池残量推定手段605は、通知手段610を介して、第2識別情報の受信を行ったRFID読取装置103に通知情報を送信し、例えば、「ピー」という長音を鳴動させて、電池残量が少なくなっていることをユーザに通知する。尚、長音はあくまで一例であって、例えば、電池が少なくなっていることを示す、音声、光、文字等の表示であっても良い。
また、ステップS1305において、無線端末101の第1識別情報の受信回数が400万回以内でない場合、図11の電池残量テーブル617よれば、推定電池残量が20%未満であると考えられる。この場合、電池残量推定手段605は、通知手段610を介して、第2識別情報の受信を行ったRFID読取装置103に通知情報を送信し、例えば、「ピーピー」という交換促進音を鳴動させて、ユーザに電池、又は無線端末101の交換を促す。尚、交換促進音はあくまで一例であって、例えば、電池の交換が必要であることを示す、音声、光、文字等の表示であっても良い。
以上、本実施の形態によれば、管理者が全ての無線端末101の管理を行なわなくても、ユーザが電池交換等のメンテナンスのタイミングを管理することが可能となる。
[第4の実施形態]
第4の実施形態では、無線端末101が、第2識別情報の送信に応じて第1識別情報を送信を行う場合の例について説明する。
図14は、第4の実施形態に係る無線端末の処理の流れを示すフローチャートである。図14において、無線端末101の無線送信部202は、第2識別情報の送信を検知すると(ステップS1401)、第1識別情報を送信する(ステップS1402)。尚、無線送信部202は、例えば、RFID部201がRFID読取装置103から受信した電波による起電力を検知することにより、第2識別情報の送信を検出することができる。
図15は、第4の実施形態に係る管理装置の処理の流れを示すフローチャートである。
電池残量推定手段605は、計数手段603により第1識別情報の受信回数が更新されると(ステップS1501)、更新された第1識別情報の受信回数を取得する(ステップS1502)。また、電池残量推定手段605は、所定の時間(例えば、1分間)待機した後に、無線タグの受信情報616の読み出しを行う(ステップS1503)。
次に電池残量推定手段605は、無線端末101の第1識別情報の受信時刻が、第2識別情報の受信時刻から所定の時間内(例えば、2分以内)であるかどうかを判断する(ステップS1504)。ステップS1504において、第1識別情報の受信時刻が第2識別情報の受信時刻から所定の時間内でない場合、電池残量推定手段605は、通知手段610を介して、管理者107に無線端末101のメンテナンス(交換)を促す通知を行う(ステップ1506)。
また、ステップS1504において、第1識別情報の受信時刻が第2識別情報の受信時刻から所定の時間内である場合、電池残量推定手段605は、第1識別情報の受信回数が予め定められた閾値以下であるかどうかを判断する(ステップS1505)。ステップS1505において、第1識別情報の受信回数が予め定められた閾値以下でない場合、電池残量推定手段605は、通知手段610を介して、管理者107に無線端末101のメンテナンス(交換)を促す通知を行う(ステップ1506)。一方、ステップS1505において、第1識別情報の受信回数が予め定められた閾値以下である場合、電池残量推定手段605は、通知を行わずに処理を終了する。
本実施の形態によれば、無線端末101は、第2識別情報の送信に応じて、ほぼ同時刻に第1識別情報の送信を行う。これにより、管理装置104は、例えば、第1識別情報の送信間隔が長い場合であっても、無線端末101の状態を判断することができるようになる。これにより、無線端末101の第1識別情報の送信間隔を長くすること、すなわち、無線端末101の消費電力を少なくすることができる。
また、物品用の無線タグ(無線端末101)等、頻繁に場所を変えない用途では、消費電力削減のため、第1識別情報の送信間隔が長くなっているので、本実施の形態を好適に適用することができる。
また、無線端末101のユーザが、無線受信装置102が設置されていないエリアから、無線受信装置102が設置されているエリアに入場する際に、入退場管理として第2識別情報の送信を行う場合等にも、本実施の形態を好適に適用することができる。
<まとめ>
本発明に係る情報処理システム100は、第1識別情報を電池209の電力で送信し、第2識別情報を前記電池の電力とは異なる電力で送信する端末(無線端末101)を有する。また、情報処理システム100は、前記端末(無線端末101)が送信する第1識別情報を受信する第1受信手段(無線受信装置102、第1通信手段601)と、受信した第1識別情報の受信を示す情報(例えば、受信時刻)を記憶する記憶手段620を有する。さらに、情報処理システム100は、無線端末101が送信する第2識別情報を受信する第2受信手段(RFID読取装置103、第2通信手段609)を有する。さらにまた、情報処理システム100は、第2識別情報を受信した場合、記憶した第1識別情報の受信を示す情報に基づいて無線端末101の状態を判定する判定手段(動作状態判定手段606)を有する。
上記構成により、情報処理システム100は、無線端末101(無線タグ)や無線受信装置102(タグリーダ)への機能の追加を抑制しつつ、無線端末101の状態の検知を行うことができる。
また、情報処理システム100は、無線端末101が送信する第1識別情報の受信回数を計数する計数手段603と、計数手段603によって計数された受信回数に基づいて電池209の残量を推定する推定手段(電池残量推定手段605)を有する。これにより、情報処理システム100は、無線端末101や無線受信装置102への機能の追加を抑制しつつ、無線端末101の電池209の残量を推定することができる。従って、情報処理システム100の管理者、またはユーザは、電池の残量を推測することにより、事前にタグの交換をすることができる。
さらに、情報処理システム100は、判定手段が判定した無線端末101の状態、又は推定手段が推定した電池209の残量に応じた通知を、情報処理システム100の管理者、又はユーザに通知する通知手段610を有する。これにより、無線端末の状態や、電池209の残量等に問題がある場合、自動的に管理者、又はユーザに通知されるようになる。
100 情報処理システム
102、102a、102b 無線受信装置(第1受信手段)
103 RFID読取装置(第2受信手段)
601 第1通信手段(第1受信手段)
603 計数手段
605 電池残量推定手段(推定手段)
606 動作状態判定手段(判定手段)
607 算出手段
609 第2通信手段(第2受信手段)
610 通知手段
617 電池残量テーブル(テーブル)
620 記憶手段
特許5204674号公報

Claims (10)

  1. 第1識別情報を電池の電力で送信し、第2識別情報を前記電池の電力とは異なる電力で送信する端末と、
    前記端末が送信する前記第1識別情報を受信する第1受信手段と、
    前記受信した第1識別情報の受信を示す情報を記憶する記憶手段と、
    前記端末が送信する第2識別情報を受信する第2受信手段と、
    前記第2識別情報を受信した場合、前記記憶した情報に基づいて前記端末の状態を判定する判定手段と、
    を有する情報処理システム。
  2. 前記第1識別情報の受信回数を計数する計数手段と、
    前記計数された受信回数に基づいて前記電池の残量を推定する推定手段と、
    を有する請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記端末の通信回数と、電池残量の推定値との関係を示すテーブルを有する請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記受信した第2識別情報に基づいて前記端末の動作時間を算出する算出手段を有する請求項2又は3に記載の情報処理システム。
  5. 前記判定された前記端末の状態、又は前記推定された前記電池の残量に応じた通知を行う通知手段を有する請求項2乃至4のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  6. 前記第2受信手段は、RFID読取装置であって、
    前記通知手段は、前記第2識別情報を受信したRFID読取装置を用いて前記通知を行う請求項5に記載の情報処理システム。
  7. 前記端末は、前記第2識別情報の送信に応じて前記第1識別情報を送信する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  8. 前記端末の状態は、前記電池の残量不足、又は前記端末の故障を含む請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理システム。
  9. 管理対象となる端末が電池の電力で送信する第1識別情報を受信する第1受信手段と、
    前記受信した第1識別情報の受信を示す情報を記憶する記憶する記憶手段と、
    前記端末が前記電池とは異なる電力で送信する第2識別情報を受信する第2受信手段と、
    前記第2識別情報を受信した場合、前記記憶した情報に基づいて前記端末の状態を判定する判定手段と、
    を有する情報処理装置。
  10. 情報処理装置が、管理対象となる端末の状態を管理する管理方法であって、
    管理対象となる端末が電池の電力を用いて送信する第1識別情報を受信するステップと、
    前記受信した第1識別情報の受信を示す情報を記憶する記憶するステップと、
    前記端末が前記電池とは異なる電力を用いて送信する第2識別情報を受信するステップと、
    前記第2識別情報を受信した場合、前記記憶した情報に基づいて前記端末の状態を判定するステップと、
    を有する管理方法。
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