JP2017057942A - 配管接続構造 - Google Patents

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一哉 八島
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孝二 福谷
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Reo SEIKE
玲生 清家
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陽輔 伴
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Abstract

【課題】管部材固定部材によって管部材を固定した後に、固定の解除を容易とし、管部材の径方向において小型化を図ることができる配管接続構造を提供すること。
【解決手段】被挿入部本体70において、第1爪部82が管部材60の周面に係合する係合位置と、管部材60の周面に対する第1爪部82の係合が解除する係合解除位置と、の間で移動可能な管部材固定部材80を備え、管部材固定部材80は、第1爪部82よりも、第1爪部82が係合位置から係合解除位置へ向う方向の位置に、基部81を有し、基部81には、管部材固定部材80が係合解除位置にあるときに、被挿入部本体70に係止可能な第2爪部834が設けられている配管接続構造である。
【選択図】図4

Description

本発明は、フレキホース等の端部を被挿入部本体に挿入し固定して接続する配管接続構造に関する。
従来より、被挿入部本体に挿入された管部材を、被挿入部本体から外れないように接続した状態で固定する構成が知られている(例えば、特許文献1)。管部材の端部が挿入された状態の被挿入部本体に、一対の爪部を有するリテーナ(以下、「管部材固定部材」と言う)が挿入され、管部材の径方向へ挟むように管部材固定部材が管部材に係合することにより、管部材の端部は、被挿入部本体から外れないように、管部材の端部が被挿入部本体に接続された状態で固定される。
特開2006−112554号公報
しかしながら、従来の配管接続構造では、管部材固定部材は、被挿入部本体から管部材固定部材が外れないようにするための挿入維持爪に係合部があるため、それを固定する基部を管部材の径方向外方(管部材の軸方向に対する左右方向)に設置しなければならず、そのためのスペースを左右方向において確保する必要がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、管部材固定部材によって管部材を固定した後に、固定の解除を容易とし、管部材の径方向において小型化を図ることができる配管接続構造を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、流体が流通する管部材(例えば、後述の管部材60)と、前記管部材が挿入され流体が流通する流路を構成する挿入孔(例えば、後述の筒状空間722)が形成された被挿入部本体(例えば、後述の被挿入管状部70)と、弾性変形可能で前記挿入孔に挿入された前記管部材の周面に係合可能な第1爪部(例えば、後述の第1爪部82)を有し、前記被挿入部本体において、前記第1爪部が前記管部材の周面に係合する係合位置と、前記管部材の周面に対する前記第1爪部の係合が解除する係合解除位置と、の間で移動可能な管部材固定部材(例えば、後述のストップリング80)と、を備え、前記管部材固定部材は、前記第1爪部よりも、前記第1爪部が前記係合位置から前記係合解除位置へ向う方向の位置に、基部(例えば、後述の基部81)を有し、前記基部には、前記管部材固定部材が前記係合解除位置にあるときに、前記被挿入部本体に係止可能な第2爪部(例えば、後述の第2爪部83)が設けられている配管接続構造を提供する。
前記管部材固定部材は、前記第1爪部は、前記基部から延出し、前記被挿入部本体に挿入された前記管部材の軸方向に直交する方向へ弾性変形可能であり、前記管部材固定部材が前記係合位置にあるときに、前記管部材を挟む位置関係を有して一対設けられ、前記第2爪部は、前記被挿入部本体に挿入された前記管部材の軸方向へ弾性変形可能であることが好ましい。
前記被挿入部本体は、便器部(例えば、後述の便器部10)と前記便器部に固定される機能部(例えば、後述の機能部30)とを有する便器装置(例えば、後述の便器装置100)の前記機能部に存在し、前記管部材固定部材は、前記管部材固定部材が前記係合解除位置にあるときに、前記便器部に当接して、前記便器部への前記機能部の固定を阻止する誤設置防止部(例えば、後述の誤設置防止部815)を有することが好ましい。
前記第2爪部は、前記管部材固定部材の前記基部の中央部に配置され一端部に基端部(例えば、後述の基端部832)を有し他端部に前記被挿入部本体に係止可能な自由端部(例えば、後述の自由端部833)を有する板バネ(例えば、後述の板バネ831)を有することが好ましい。
前記板バネには、前記基端部から前記自由端部に近付くにつれて前記板バネの外面からの高さが高くなる延出凸部(例えば、後述の延出凸部836)が存在することが好ましい。また、前記被挿入部本体は、便器部と前記便器部に固定される機能部とを有する便器装置の後部に存在することが好ましい。
本発明によれば、管部材固定部材によって管部材を固定した後に、固定の解除を容易とし、管部材の径方向において小型化を図ることができる配管接続構造を提供できる。
本発明の一実施形態に係る配管接続構造を備える便器装置100の斜視図である。 上記実施形態に係る配管接続構造を備える便器装置100の便器本体11の当接部材114を示す斜視図である。 上記実施形態に係る配管接続構造を備える便器装置100の機能部30を示す下方斜視図である。 上記実施形態に係る配管接続構造のストップリング80が係合解除位置にある状態を示す拡大断面図である。 上記実施形態に係る配管接続構造のストップリング80が係合位置にある状態を示す拡大断面図である。 上記実施形態に係る配管接続構造のストップリング80を示す上方斜視図である。 上記実施形態に係る配管接続構造のストップリング80を示す下方斜視図である。 上記実施形態に係る配管接続構造の被挿入管状部70を示す下方斜視図である。 上記実施形態に係る配管接続構造の被挿入管状部70を示す拡大斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、本発明の一実施形態に係る便器装置100の全体構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る配管接続構造を備える便器装置100の斜視図である。
便器装置100は、図1に示すように、便器部10と、機能部30とを備えており、外部の給水源から供給される洗浄水が、便器部10の内部に設けられた洗浄水タンクに貯留される。
次に、本実施形態に係る配管接続構造について、図3〜図7を参照して説明する。
図3は、上記実施形態に係る配管接続構造を備える便器装置100の機能部30を示す下方斜視図である。図4は、上記実施形態に係る配管接続構造のストップリング80が係合解除位置にある状態を示す拡大断面図である。図5は、上記実施形態に係る配管接続構造のストップリング80が係合位置にある状態を示す拡大断面図である。図6は、上記実施形態に係る配管接続構造のストップリング80を示す上方斜視図である。図7は、上記実施形態に係る配管接続構造のストップリング80を示す下方斜視図である。図8は、上記実施形態に係る配管接続構造の被挿入管状部70を示す下方斜視図である。図9は、上記実施形態に係る配管接続構造の被挿入管状部70を示す拡大斜視図である。
以下の説明においては、機能部30から便蓋302へと向う方向(図1の左下方向)を前方向とし、その反対方向を後方向とし、これらを前後方向と定義する。また、便器部10から機能部30へと向う方向を(図1の上方向)を上方向とし、その反対方向を下方向とし、これらを上下方向と定義する。また、機能部30の側面であって洗浄スイッチ301が設けられている側から洗浄スイッチ301が設けられていない側へと向う方向を(図1の左上方向)を左方向とし、その反対方向を右方向とし、これらを左右方向と定義する。
配管接続構造は、管部材60と、被挿入部本体としての被挿入管状部70と、管部材固定部材としてのストップリング80と、を備えている。
管部材60は、フレキホース61と、端部接続部材62とを有している。管部材60には、上水道からの、流体としての水が流通する。なお、管部材60に流通する流体は、上水道からの水でなくてもよい。端部接続部材62は、フレキホース61の端部に固定されている。端部接続部材62の周面は、端部接続部材62の外径が部分的に小さい複数の括れ部621を有している。括れ部621は、端部接続部材62の周方向に延びる溝622により形成されている。
被挿入管状部70は、固定部701、702(図8参照)を有している。固定部701、702がベースプレート31(図3参照)の下面の後部に固定されることにより、被挿入管状部70は、ベースプレート31の下面の後部に対して固定されており、ベースプレート31の下面側において下方へ延出している。従って、被挿入管状部70は、便器装置100の後部に存在する。図3、図9等に示すように、被挿入管状部70は、管状部71と、固定部材保持部72と、を有している。管状部71は、図9に示すように、円筒状部材711とリブ部712とを有している。円筒状部材711は、上下方向に延びる円筒状を有している。円筒状部材711の内周面により形成される空間には、上水道からの水が流通する。リブ部712は、円筒状部材711の周面において、上下方向に延びる複数の縦方向板状リブ713と、水平方向に延びる複数の横方向リブ714とを有しており、これらは、互いに交差している。
固定部材保持部72は、略直方体形状の外形を有している。固定部材保持部72の前部は、平面視では長方形状の短辺に代えて半円が接続されたような形状を有している。当該半円の部分は、フレキホース61(図4参照)の端部接続部材62を貫通させるための筒状を有するホース挿通筒状部721(図9参照)を構成する。ホース挿通筒状部721には、フレキホース61の端部接続部材62を挿入可能である。ホース挿通筒状部721及び管状部71は、流体としての上水道からの水が流通する流路を構成する挿入孔を構成する。
ホース挿通筒状部721よりも後部の固定部材保持部72の部分には、ストップリング80が挿入され、保持されるストップリング挿入孔723(図9参照)が形成されている。ストップリング挿入孔723は、図9に示すように、固定部材保持部72の後端に長方形状の開口を有して形成されており、ホース挿通筒状部721の側壁を貫通している。従って、ストップリング挿入孔723と、ホース挿通筒状部721の内周面により形成される空間(フレキホース61の端部接続部材62が挿入される筒状空間722)と、は連通している。ストップリング挿入孔723と、筒状空間722と、の接続位置においては、ストップリング挿入孔723の底部を形成している固定部材保持部72の内面上面よりも、ホース挿通筒状部721の縁部が高いため、ホース挿通筒状部721と固定部材保持部72とで段差724が形成されている。また、ストップリング挿入孔723の後端の開口部は、僅かに開口に向けて広がるR面取り形状を有している。
ストップリング挿入孔723の下部を形成している固定部材保持部72の部分には、第2爪部移動溝725が形成されている。第2爪部移動溝725は、ホース挿通筒状部721から固定部材保持部72の後端部に至るまで前後方向に延びて形成されており、底を有しておらず、下方へ固定部材保持部72の外部へ貫通している。従って、ストップリング挿入孔723と、固定部材保持部72の外部と、は、第2爪部移動溝725を通して連通している。第2爪部移動溝725の後端部、固定部材保持部72の後端部を構成する固定部材保持部後部壁726により塞がれており、固定部材保持部72の後方の外部へは開口していない。この固定部材保持部後部壁726の部分には、前方へ窪んだ治具用凹部727が形成されている。
図9に示すように、ストップリング挿入孔723の下部を形成している固定部材保持部72の部分には、有底の逆差し込み防止用溝728が形成されている。逆差し込み防止用溝728は、ホース挿通筒状部721から固定部材保持部72の後端部に至るまで前後方向へ延びて形成されている。
図6に示すように、ストップリング80は、基部81と、第1爪部82とを有している。基部81は、第1爪部82よりも、第1爪部82が後述の係合位置から係合解除位置へ向う方向の位置に、存在する。具体的には、基部81は、略直方体形状の外形を有しており、中央部分は、基部81の前端から後端よりも手前の位置に至るまで、略直方体形状の中央空間811が形成されている。基部81の下部には、中央空間811の下端を塞ぐような位置関係で、基部81の中央部に第2爪部83が存在する。
第2爪部83は、後述のように第1爪部82の弾性変形する方向に対して交差する方向へ弾性変形可能である。具体的には、第2爪部83は、略長方形状の板状を有しており、第2爪部83の全体は、板バネ831を構成する。板バネ831の一端部は、基部81の後部に一体成形されて接続されており、基端部832(図7参照)を有している。板バネ831の他端部は、基部81の前端部に位置しており、自由端部833を有している。自由端部833は、下方へ突出する爪834を有している。第2爪部83の板バネ831は、ホース挿通筒状部721に挿入されたフレキホース61の端部接続部材62の軸方向(上下方向)へ弾性変形可能である。爪834は、ストップリング80が係合解除位置にあるときに、固定部材保持部72に係止可能である。具体的には、爪834は、ストップリング80が最も後方に位置したときに、固定部材保持部72の後端部を構成する固定部材保持部後部壁726(図9参照)に係止可能である。このように係止された状態のときには、第1爪部82は、筒状空間722から退避した状態にあり、筒状空間722に挿入される端部接続部材62には干渉しない。
図7に示すように、第2爪部83の板バネ831には、延出凸部836が設けられている。延出凸部836は、下方へ突出し、板バネ831の長手方向へ延出しており、爪834から、板バネ831の基端部832に至るまで前後方向へ延出して存在する。延出凸部836は、板バネ831の基端部832から自由端部833に近付くにつれて板バネ831の外面からの高さが徐々に高くなる斜面である突出端面837を有しており、爪834のすぐ手前で、突出端面837の高さは急に低くなる。
基部81の後部は、取外し用貫通孔813が形成されている。取外し用貫通孔813は、基部81の後端部の左右方向における中央部が、基部81の後端部の上端から下端に至るまで切り欠かれた形状を形成している基部81の後部と、当該切り欠かれている部分において、基部81の後端部の上下方向における中央部に、切りかかれた部分を左右方向に架け渡すように基部81の後端部に一体成形されて接続された後部連続部814と、によって囲まれた空間により構成されている。
取外し用貫通孔813には、治具(図示せず)を挿入可能である。ストップリング80がストップリング挿入孔723に挿入され、図5に示すように係合位置にある状態で、取外し用貫通孔813に治具が挿入されて後方に引かれることにより、フレキホース61の端部接続部材62への第1爪部82の係合が解除され、図4に示すように、ストップリング挿入孔723が形成されている固定部材保持部72の後端面から、ストップリング80が後方へ突出した係合解除位置にある状態となる。従って、基部81の後部は、ストップリング80が後述する係合解除位置にあるときに、便器部10の当接部材114に当接して、便器部10への機能部30の固定を阻止する誤設置防止部815を構成する。
図6に示すように、基部81の上面には、逆差防止凸部816が存在する。逆差防止凸部816は、基部81の上面から上方へ突出し、逆差し込み防止用溝728に挿入可能な形状を有している。逆差防止凸部816が逆差し込み防止用溝728に挿入されることにより、ストップリング80はストップリング挿入孔723(図9参照)に挿入される。従って、ストップリング80の上面と下面とが逆にされ、逆差し込み防止用溝728が下側に位置する状態では、ストップリング80をストップリング挿入孔723に挿入することはできないように構成されている。
第1爪部82は、挿入孔としてのホース挿通筒状部721に挿入された管部材60としてのフレキホース61の端部接続部材62の周面に係合可能である。具体的には、第1爪部82は、基部81から前方へ延出する延出部821(図6参照)を有している。第1爪部82は、ストップリング80が係合位置にあるときに、フレキホース61の端部接続部材62を挟む位置関係を有して一対設けられている。
より具体的には、延出部821の延出端部は、互いに接近する方向へ湾曲している。一対の延出部821の内側の部分(互いに対向する対の延出部821の部分)は、フレキホース61の端部接続部材62の括れ部の621の溝622の形状に倣った形状を有する円弧状を有している。これにより、括れ部の621の溝622が図5に示す位置に至っていない場合(図4に示す位置にあるような場合)には、第1爪部82は、端部接続部材62の括れ部621の溝622に係合できないように構成されている。より具体的には、一対の延出部821において、基端は互いに近づくように太く構成され、延出端部に近づくにつれて、一対の延出部821は湾曲して先細りしており、一対の延出部821の先端部は、互いに近付くように、更に湾曲している。上下方向において第1爪部82は、基部81よりも薄く構成されており、これにより、ホース挿通筒状部721に挿入されたフレキホース61の軸方向に直交する方向(フレキホース61の端部接続部材62の略半径方向外方)へ弾性変形可能である。この弾性変形により、第1爪部82は、図5に示すように、フレキホース61の端部接続部材62を挟むように端部接続部材62の括れ部621の溝622に係合可能である。
ストップリング80は、固定部材保持部72のストップリング挿入孔723において、第1爪部82がフレキホース61の端部接続部材62の括れ部621の周面に係合する係合位置と、括れ部621の周面に対する第1爪部82の係合が解除する係合解除位置と、の間で移動可能である。具体的には、固定部材保持部72のストップリング挿入孔723において、ストップリング80が前方へ前進し、図5に示すように、第1爪部82の一対の延出部821が端部接続部材62の括れ部621を挟持し、端部接続部材62の括れ部621に係合している状態のストップリング80は、係合位置にある。このとき、ストップリング80の後端面は、固定部材保持部72の後端面と面一の関係を有している。
一方、固定部材保持部72のストップリング挿入孔723において、ストップリング80が後方へ後退し、第1爪部82の一対の延出部821が端部接続部材62の括れ部621の溝622に係合しておらず、図4に示すように、固定部材保持部72のストップリング挿入孔723からストップリング80の後端部が後方へ突出している状態のストップリング80は、係合解除位置にある。このとき、第1爪部82の一対の延出部821は、ホース挿通筒状部721(図9参照)から後退した状態となっているため、ホース挿通筒状部721においては、フレキホース61の端部接続部材62を挿入可能な状態にある。固定部材保持部72のストップリング挿入孔723においてストップリング80は、第2爪部83が固定部材保持部後部壁726に係止されることにより、それ以上後退することが阻止される。これにより、ストップリング挿入孔723からストップリング80が外れてしまうことが阻止される。
便器装置100の施工に際して、以上の構成を備える本実施形態に係る配管接続構造におけるフレキホース61の端部接続部材62を被挿入管状部70に接続する動作について説明する。
便器装置100が施工される際には、先ず、便器部10と機能部30とが、別体として組立工場において製造されて構成され、その後、便器装置100が設置される家屋の現場に、それぞれ別々に搬送されて納品される。この際、被挿入管状部70は、機能部30のベースプレート31に取付けられており、ストップリング80は、被挿入管状部70において仮固定された状態、即ち、係合解除位置にある状態とされている。
ここで、ストップリング80は、以下のようにして、被挿入管状部70において仮固定された状態、即ち、係合解除位置にある状態とされている。先ず、逆差防止凸部816(図6参照)を逆差し込み防止用溝728(図9参照)に挿入するようにして、ストップリング挿入孔723にストップリング80を第1爪部82から挿入してゆく。そして第2爪部83が固定部材保持部後部壁726(図9参照)に係止されている状態として、ストップリング80を係合解除位置とする。これにより、固定部材保持部72にストップリング80が係合解除位置において装着された状態となる。
次に、フレキホース61を便器本体11に挿入し、機能部30が便器部10に対して所定の位置に仮固定された状態で、フレキホース61の端部接続部材62を、被挿入管状部70の固定部材保持部72に挿入する。そして、ストップリング80を係合位置とすることにより、フレキホース61の端部接続部材62が被挿入管状部70に接続される。そして、機能部30を便器部10に固定する。
フレキホース61の端部接続部材62を被挿入管状部70に接続する動作について、より詳細に説明すると以下のとおりである。先ず、固定部材保持部72のホース挿通筒状部721にフレキホース61の端部接続部材62を挿入してゆく。そして、端部接続部材62の軸方向に直交する方向(図4における左右方向)において、括れ部621の溝622がストップリング80の第1爪部82に対向するように配置させる。
次に、ストップリング80をフレキホース61の端部接続部材62に接近させてゆき、図5に示すように、第1爪部82の一対の延出部821をフレキホース61の端部接続部材62の括れ部621の溝622に挿入させる。この際、延出部821は、前述のように、延出端部が互いに接近する方向へ湾曲しており、一対の延出部821の内側の部分(互いに対向する一対の延出部821の部分)は、フレキホース61の端部接続部材62の溝622の形状に倣った形状を有する円弧状を有している。このため、先ず、第1爪部82の一対の延出部821の延出端部は、端部接続部材62の括れ部621によってその間隔が広げられ、括れ部621の直径部を越えた後には、その間隔が狭まり、円弧形状を有する一対の延出部821の内側の部分が、端部接続部材62の括れ部621の周面形状に一致した状態で端部接続部材62の括れ部621の周面に当接する。このとき、ストップリング80は、係合位置にある。
これにより、一対の延出部821は端部接続部材62の括れ部621を挟持し、フレキホース61の端部接続部材62は、固定部材保持部72のホース挿通筒状部721に接続され、固定部材保持部72のホース挿通筒状部721から引き抜けない固定された状態となる。
係合位置にあるストップリング80を係合解除位置とする場合には、先ず、治具(図示せず)を治具用凹部727に配置させ、その位置から取外し用貫通孔813(図6等参照)へ通す。そして、治具によってストップリング80を後方へ引くことにより、端部接続部材62の括れ部621への第1爪部82の一対の延出部821の係合を解除する。
このとき、図4に示すように、固定部材保持部72の後端面から、ストップリング80は突出している。このため、この状態で機能部30を便器部10へ固定しようとして、機能部30を便器部10へ固定するための、便器部10の所定の位置へ機能部30を配置させようとすると、固定部材保持部72の後端面から突出するストップリング80の後端部(誤設置防止部815)にベースプレート31の当接部材114(図2参照)が当接して、便器部10への機能部30の載置が阻まれる。このため、ストップリング80が係合解除位置にあり、端部接続部材62が固定部材保持部72に確実に接続されていない状態のときに、便器部10へ機能部30が固定され施工されることが防止される。
上記構成の実施形態による配管接続構造によれば、以下のような効果を得ることができる。
配管接続構造は、流体が流通する管部材60と、管部材60が挿入され流体が流通する流路を構成する挿入孔としての筒状空間722が形成された被挿入部本体としての被挿入管状部70と、弾性変形可能で筒状空間722に挿入された管部材60の周面に係合可能な第1爪部82を有し、被挿入管状部70において、第1爪部82が管部材60の周面に係合する係合位置と、管部材60の周面に対する第1爪部82の係合が解除する係合解除位置と、の間で移動可能な管部材固定部材としてのストップリング80と、を備える。ストップリング80は、第1爪部82よりも、第1爪部82が係合位置から係合解除位置へ向う方向の位置に、基部81を有し、基部81には、ストップリング80が係合解除位置にあるときに、被挿入管状部70に係止可能な第2爪部83が設けられている。
具体的には、第1爪部82は、基部81から延出し、被挿入部本体としての被挿入管状部70に挿入された管部材60の軸方向に直交する方向へ弾性変形可能であり、ストップリング80が係合位置にあるときに、管部材60を挟む位置関係を有して一対設けられている。第2爪部83は、被挿入管状部70に挿入された管部材60の軸方向へ弾性変形可能である。
この構成により、被挿入管状部70に第2爪部83が係止されるため、ストップリング80が固定部材保持部72から外れてしまい、ストップリング80を紛失することを防止することができる。また、第2爪部83は、第1爪部82の弾性変形する方向に対して交差する方向へ弾性変形可能であるため、フレキホース61の端部接続部材62にストップリング80が係合している係合位置にストップリング80があるときに、第2爪部83に応力がかからない構成とすることができる。このため、長期にわたる使用により第2爪部83が被挿入管状部70に係止されにくくなることを防止することができ、ストップリング80が固定部材保持部72から外れることを防止する効果を維持することができる。
また、第2爪部83は、第1爪部82の弾性変形する方向に対して交差する方向へ弾性変形可能であり、このため、端部接続部材62へのストップリング80の係合を解除するためには、端部接続部材62への第1爪部82の係合を解除すればよいため、フレキホース61の端部接続部材62へのストップリング80の係合を、容易に解除可能な構成とすることができる。また、第2爪部83が弾性変形する方向を、第1爪部82が弾性変形する方向と交差する方向とすることにより、第1爪部82が弾性変形する方向において第2爪部83は弾性変形しないため、第1爪部82が弾性変形する方向において、ダウンサイジングを図ることができる。
また、被挿入部本体としての被挿入管状部70は、便器部10と便器部10に固定される機能部30とを有する便器装置100の機能部30に存在する。管部材固定部材としてのストップリング80は、ストップリング80が係合解除位置にあるときに、便器部10に当接して、便器部10への機能部30の固定を阻止する誤設置防止部815を有する。
この構成により、フレキホース61の端部接続部材62にストップリング80が係合していない係合解除位置にストップリング80があるときに、誤って、機能部30を便器部10に固定してしまうことを防止することができる。
また、第2爪部83は、管部材固定部材としてのストップリング80の基部81の中央部に配置され一端部に基端部832を有し他端部に被挿入部本体としての被挿入管状部70に係止可能な自由端部833を有する板バネ831を有する。この構成により、弾性変形可能な第2爪部83を容易に構成することができる。
また、板バネ831には、基端部832から自由端部833に近付くにつれて板バネ831の外面からの高さが高くなる延出凸部836が存在する。この構成により、板バネ831の弾性変形の量に起因して板バネ831の荷重が変化するが、この変化に因らず略一定の力でストップリング80をストップリング挿入孔723へ押し込むことができる。また、延出凸部836は、基端部832から自由端部833に近付くにつれて板バネ831の外面からの高さが高くなる。自由端部833を基端部832よりも前方に位置させることにより、ストップリング挿入孔723を形成している固定部材保持部後部壁726の縁部に延出凸部836が当接した状態で、板バネ831の弾性力により、ストップリング80を、端部接続部材62の括れ部621の溝622に係合する係合位置へ前進することを容易とすることができる。
また、被挿入部本体としての被挿入管状部70は、便器部10と便器部10に固定される機能部30とを有する便器装置100の後部に存在する。この構成により、施工される便器装置100の背後に壁等が存在し、便器装置100の施工を行う作業者が手探りで、ホース挿通筒状部721へのフレキホース61の接続を行う場合であっても、ストップリング80が予め固定部材保持部72において係合解除位置に装着されているので、容易に当該接続を行うことができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、配管接続構造の各部の構成は、上記実施形態における各部の構成に限定されない。例えば、第1爪部、第2爪部の構成は、上記実施形態における第1爪部82、第2爪部83の構成に限定されない。また、配管接続構造は、便器装置100に設けられたが、便器装置100に設けられることに限定されない。
60管部材
70…被挿入管状部(被挿入部本体)
80…ストップリング(管部材固定部材)
81…基部
82…第1爪部
722…筒状空間(挿入孔)
815…誤設置防止部
831…板バネ
832…基端部
833…自由端部
836…延出凸部

Claims (6)

  1. 流体が流通する管部材と、
    前記管部材が挿入され流体が流通する流路を構成する挿入孔が形成された被挿入部本体と、
    弾性変形可能で前記挿入孔に挿入された前記管部材の周面に係合可能な第1爪部を有し、前記被挿入部本体において、前記第1爪部が前記管部材の周面に係合する係合位置と、前記管部材の周面に対する前記第1爪部の係合が解除する係合解除位置と、の間で移動可能な管部材固定部材と、を備え、
    前記管部材固定部材は、前記第1爪部よりも、前記第1爪部が前記係合位置から前記係合解除位置へ向う方向の位置に、基部を有し、
    前記基部には、前記管部材固定部材が前記係合解除位置にあるときに、前記被挿入部本体に係止可能な第2爪部が設けられている配管接続構造。
  2. 前記第1爪部は、前記基部から延出し、前記被挿入部本体に挿入された前記管部材の軸方向に直交する方向へ弾性変形可能であり、前記管部材固定部材が前記係合位置にあるときに、前記管部材を挟む位置関係を有して一対設けられ、
    前記第2爪部は、前記被挿入部本体に挿入された前記管部材の軸方向へ弾性変形可能である、請求項1に記載の配管接続構造。
  3. 前記被挿入部本体は、便器部と前記便器部に固定される機能部とを有する便器装置の前記機能部に存在し、
    前記管部材固定部材は、前記管部材固定部材が前記係合解除位置にあるときに、前記便器部に当接して、前記便器部への前記機能部の固定を阻止する誤設置防止部を有する請求項1又は請求項2に記載の配管接続構造。
  4. 前記第2爪部は、前記管部材固定部材の前記基部の中央部に配置され一端部に基端部を有し他端部に前記被挿入部本体に係止可能な自由端部を有する板バネを有する請求項1〜請求項3のいずれかに記載の配管接続構造。
  5. 前記板バネには、前記基端部から前記自由端部に近付くにつれて前記板バネの外面からの高さが高くなる延出凸部が存在する請求項4に記載の配管接続構造。
  6. 前記被挿入部本体は、便器部と前記便器部に固定される機能部とを有する便器装置の後部に存在する請求項1〜請求項5のいずれかに記載の配管接続構造。
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