JP2017057267A - 導電性高分子組成物およびその用途 - Google Patents
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Abstract
Description
(I):スチレンスルホン酸と、アクリルアミド基またはメタクリルアミド基を含む重合性モノマーとの共重合体
(II):ポリスチレンスルホン酸
(I):スチレンスルホン酸と、アクリルアミド基またはメタクリルアミド基を含む重合性モノマーとの共重合体
(II):ポリスチレンスルホン酸
(III):スルホン化ポリエステルおよびフェノールスルホン酸ノボラック樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種のポリマーアニオン
(I):スチレンスルホン酸と、アクリルアミド基またはメタクリルアミド基を含む重合性モノマーとの共重合体
(III):スルホン化ポリエステルおよびフェノールスルホン酸ノボラック樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種のポリマーアニオン
(I):スチレンスルホン酸と、アクリルアミド基またはメタクリルアミド基を含む重合性モノマーとの共重合体
(II):ポリスチレンスルホン酸
(III):スルホン化ポリエステルおよびフェノールスルホン酸ノボラック樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種のポリマーアニオン
(I):スチレンスルホン酸と、アクリルアミド基またはメタクリルアミド基を含む重合性モノマーとの共重合体
(II):ポリスチレンスルホン酸
(I):スチレンスルホン酸と、アクリルアミド基またはメタクリルアミド基を含む重合性モノマーとの共重合体
(II):ポリスチレンスルホン酸
(III):スルホン化ポリエステルおよびフェノールスルホン酸ノボラック樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種のポリマーアニオン
(I):スチレンスルホン酸と、アクリルアミド基またはメタクリルアミド基を含む重合性モノマーとの共重合体
(III):スルホン化ポリエステルおよびフェノールスルホン酸ノボラック樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種のポリマーアニオン
(I):スチレンスルホン酸と、アクリルアミド基またはメタクリルアミド基を含む重合性モノマーとの共重合体
(II):ポリスチレンスルホン酸
(III):スルホン化ポリエステルおよびフェノールスルホン酸ノボラック樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種のポリマーアニオン
(I):スチレンスルホン酸と、アクリルアミド基またはメタクリルアミド基を含む重合性モノマーとの共重合体
(II):ポリスチレンスルホン酸
(III):スルホン化ポリエステルおよびフェノールスルホン酸ノボラック樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種のポリマーアニオン
との存在下で、チオフェンおよびその誘導体よりなる群から選ばれる少なくとも1種を水中または水と水混和性溶剤との混合物からなる水性液中で酸化重合することにより得られる導電性高分子の分散液を乾燥することによって製造される。そして、本願の第4の導電性高分子組成物は、上記(I)をドーパントとして用いて得られた導電性高分子組成物の分散液と、上記(III)をドーパントとして用いて得られた導電性高分子組成物の分散液とを混合し、本願の第5の導電性高分子組成物は、上記(I)と (II)とをドーパントとして用いて得られた導電性高分子組成物の分散液と、上記(III)をドーパントとして用いて得られた導電性高分子の分散液とを混合し、得られた混合系の導電性高分子組成物の分散液を乾燥することによって製造される。
で表される繰り返し単位を有するものが好ましく、このようなフェノールスルホン酸ノボラック樹脂としては、その重量平均分子量が5,000〜500,000のものが好ましい。
共重合体〔スチレンスルホン酸:N−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド=9:1(モル比)〕の合成
この合成例1では、使用開始時のモノマーがスチレンスルホン酸とN−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミドとであって、それらの比率がモル比で9:1の共重合体の合成について説明する。なお、以下の合成例などにおいても、共重合体の組成の表示にあたっては、使用開始時のモノマーのモル比で表示する。
共重合体〔スチレンスルホン酸:N−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド=7:3(モル比)〕の合成)
この合成例2では、スチレンスルホン酸とN−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミドとのモル比が7:3の共重合体の合成について説明する。
共重合体〔スチレンスルホン酸:N−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド=5:5(モル比)〕の合成
この合成例3では、スチレンスルホン酸とN−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミドとのモル比が5:5の共重合体の合成について説明する。
共重合体〔スチレンスルホン酸:N−(ヒドロキシメチル)アクリルアミド=9:1(モル%))の合成
この合成例4では、スチレンスルホン酸とN−(ヒドロキシメチル)アクリルアミドとのモル比が9:1の共重合体の合成について説明する。
共重合体〔スチレンスルホン酸:N−(ヒドロキシメチル)アクリルアミド=7:3(モル比)〕の合成
この合成例5では、スチレンスルホン酸とN−(ヒドロキシメチル)アクリルアミドとのモル比が7:3の共重合体の合成について説明する。
共重合体〔スチレンスルホン酸:N−メチルメタクリルアミド=9:1(モル比)〕の合成
この合成例6では、スチレンスルホン酸とN−メチルメタクリルアミドとのモル比が9:1の共重合体の合成について説明する。
共重合体〔スチレンスルホン酸:N−メチルメタクリルアミド=7:3(モル比)〕の合成
この合成例7では、スチレンスルホン酸とN−メチルメタクリルアミドとのモル比が7:3の共重合体の合成について説明する。
共重合体〔スチレンスルホン酸:N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド=9:1(モル比)〕の合成
この合成例8では、スチレンスルホン酸とN−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミドとのモル比が9:1の共重合体の合成について説明する。
共重合体〔スチレンスルホン酸:N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド=7:3(モル比)〕の合成
この合成例9では、スチレンスルホン酸とN−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミドとのモル比が7:3の共重合体の合成について説明する。
共重合体〔スチレンスルホン酸:N−フェニルアクリルアミド=9.5:0.5(モル比)〕の合成
この合成例10では、スチレンスルホン酸とN−フェニルアクリルアミドとのモル比が9.5:0.5の共重合体の合成について説明する。
共重合体〔スチレンスルホン酸:N−フェニルアクリルアミド=9:1(モル比)〕の合成
この合成例11では、スチレンスルホン酸とN−フェニルアクリルアミドとのモル比が9:1の共重合体の合成について説明する。
共重合体〔スチレンスルホン酸:N−フェニルアクリルアミド=7:3(モル比)〕の合成
この合成例12では、スチレンスルホン酸とN−フェニルアクリルアミドとのモル比が7:3の共重合体の合成について説明する。
共重合体〔スチレンスルホン酸:メタクリル酸ヒドロキシエチル=9:1(モル比)〕の合成
この比較合成例1では、スチレンスルホン酸とメタクリル酸ヒドロキシエチルとのモル比が9:1の共重合体の合成について説明する。
共重合体〔スチレンスルホン酸:メタクリル酸ヒドロキシエチル=7:3(モル比)〕の合成
この比較合成例2では、スチレンスルホン酸とメタクリル酸ヒドロキシエチルとのモル比が7:3の共重合体の合成について説明する。
共重合体〔スチレンスルホン酸:3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン=9:1(モル比)〕の合成
この比較合成例3では、スチレンスルホン酸と3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン-アクリロキシプロピルトリメトキシシランとのモル比が9:1の共重合体の合成について説明する。
共重合体〔スチレンスルホン酸:3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン=7:3(モル比)〕の合成
この比較合成例4では、スチレンスルホン酸と3−アクリロキシプロピルトリメトキシシランとのモル比が7:3の共重合体の合成について説明する。
合成例1で得たスチレンスルホン酸とN−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミドとのモル比が9:1の共重合体の4%水溶液600gを内容積1Lのステンレス鋼製容器に入れ、そこに触媒として硫酸第一鉄・7水和物を0.3g添加して溶解した。その中にエチレンジオキシチオフェンを4mlゆっくり滴下した。ステンレス鋼製の攪拌バネで攪拌し、容器に陽極を取り付け、攪拌バネに陰極を取り付け、1mA/cm2の定電流で18時間電解酸化重合して、導電性高分子組成物を製造した。上記電解酸化重合後、水で4倍希釈した後、超音波ホモジナイザー[日本精機社製、US−T300(商品名)]で30分間分散処理を行った。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例2で得たスチレンスルホン酸とN−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミドとのモル比が7:3の共重合体を用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。なお、この製造例2では、すべて製造例1と同様の操作を行って導電性高分子組成物の分散液を得ていることから、この製造例2の導電性高分子組成物の分散液には、製造例1の場合と同様に、ブタンジオールと28%アンモニア水溶液とが添加されている。そして、このようなブタンジオールと28%アンモニア水溶液との添加は、以下に示す製造例3〜30および比較製造例1〜3の導電性高分子組成物の分散液に対しても同様に行われる。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例3で得たスチレンスルホン酸とN−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミドとのモル比が5:5の共重合体を用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例4で得たスチレンスルホン酸とN−(ヒドロキシメチル)アクリルアミドとのモル比が9:1の共重合体を用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例5で得たスチレンスルホン酸とN−(ヒドロキシメチル)アクリルアミドとのモル比が7:3の共重合体を用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例6で得たスチレンスルホン酸とN−メチルメタクリルアミドとのモル比が9:1の共重合体を用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例7で得たスチレンスルホン酸とN−メチルメタクリルアミドとのモル比が7:3の共重合体を用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例8で得たスチレンスルホン酸とN−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミドとのモル比が9:1の共重合体を用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例9で得たスチレンスルホン酸とN−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミドとのモル比が7:3の共重合体を用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例10で得たスチレンスルホン酸とN−フェニルアクリルアミドとのモル比が9.5:0.5の共重合体を用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例11で得たスチレンスルホン酸とN−フェニルアクリルアミドとのモル比が9:1の共重合体を用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例12で得たスチレンスルホン酸とN−フェニルアクリルアミドとのモル比が7:3の共重合体を用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
製造例1で使用したエチレンジオキシチオフェン4mlに代えて、エチル化エチレンジオキシチオフェン4mlを用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
製造例1で使用したエチレンジオキシチオフェン4mlに代えて、エチレンジオキシチオフェン2mlとエチル化エチレンジオキシチオフェン2mlとを用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
製造例1で使用したエチレンジオキシチオフェン4mlに代えて、エチレンジオキシチオフェン2mlとブチル化エチレンジオキシチオフェン2mlとを用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
製造例11で使用したエチレンジオキシチオフェン4mlに代えて、エチル化エチレンジオキシチオフェン4mlを用いた以外は、すべて製造例11と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
製造例11で使用したエチレンジオキシチオフェン4mlに代えて、エチレンジオキシチオフェン2mlとエチル化エチレンジオキシチオフェン2mlとを用いた以外は、すべて製造例11と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
製造例11で使用したエチレンジオキシチオフェン4mlに代えて、エチレンジオキシチオフェン2mlとブチル化エチレンジオキシチオフェン2mlとを用いた以外は、すべて製造例11と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体の4%水溶液600gに代えて、合成例1で得たスチレンスルホン酸とN−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミドとのモル比が9:1の共重合体の4%水溶液300gとテイカ社製ポリスチレンスルホン酸(重量平均分子量100,000)の4%水溶液300gとの混合液を用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体の4%水溶液600gに代えて、合成例11で得たスチレンスルホン酸とN−フェニルアクリルアミドとのモル比が9:1の共重合体の4%水溶液300gとテイカ社製ポリスチレンスルホン酸(重量平均分子量100,000)の4%水溶液300gとの混合液を用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体の4%水溶液600gに代えて、合成例1で得たスチレンスルホン酸とN−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミドとのモル比が9:1の共重合体の4%水溶液300gとテイカ社製ポリスチレンスルホン酸(重量平均分子量100,000)の4%水溶液225gとフェノールスルホン酸ノボラック樹脂[小西化学工業社製、重量平均分子量60,000で、一般式(2)におけるR1が水素のもの]の4%水溶液75gとの混合液を用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
この製造例22では、まず、製造例1で得た導電性高分子組成物の分散液と混合するためのスルホン化ポリエステルをドーパントとする導電性高分子組成物の分散液を次に示すようにして得た。
製造例1で得た導電性高分子組成物の分散液40gに代えて、製造例2で得た導電性高分子組成物の分散液40gを用いた以外は、すべて製造例22と同様の操作を行って、異なるドーパントを用いた導電性高分子組成物の分散液の混合液を得た。
製造例1で得た導電性高分子組成物の分散液40gに代えて、製造例4で得た導電性高分子組成物の分散液40gを用いた以外は、すべて製造例22と同様の操作を行って、異なるドーパントを用いた導電性高分子組成物の分散液の混合液を得た。
製造例1で得た導電性高分子組成物の分散液40gに代えて、製造例6で得た導電性高分子組成物の分散液40gを用いた以外は、すべて製造例22と同様の操作を行って、異なるドーパントを用いた導電性高分子組成物の分散液の混合液を得た。
製造例1で得た導電性高分子組成物の分散液40gに代えて、製造例8で得た導電性高分子組成物の分散液40gを用いた以外は、すべて製造例22と同様の操作を行って、異なるドーパントを用いた導電性高分子組成物の分散液の混合液を得た。
製造例1で得た導電性高分子組成物の分散液40gに代えて、製造例11で得た導電性高分子組成物の分散液40gを用いた以外は、すべて製造例22と同様の操作を行って、異なるドーパントを用いた導電性高分子組成物の分散液の混合液を得た。
製造例1で得た導電性高分子組成物の分散液40gに代えて、製造例12で得た導電性高分子組成物の分散液40gを用いた以外は、すべて製造例22と同様の操作を行って、異なるドーパントを用いた導電性高分子組成物の分散液の混合液を得た。
製造例1で得た導電性高分子組成物の分散液40gに代えて、製造例14で得た導電性高分子組成物の分散液40gを用いた以外は、すべて製造例22と同様の操作を行って、異なるドーパントを用いた導電性高分子組成物の分散液の混合液を得た。
製造例1で得た導電性高分子組成物の分散液40gに代えて、製造例17で得た導電性高分子組成物の分散液40gを用いた以外は、すべて製造例22と同様の操作を行って、異なるドーパントを用いた導電性高分子組成物の分散液の混合液を得た。
合成例1で得たスチレンスルホン酸とN−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミドとのモル比9:1の共重合体の4%水溶液600gに代えて、ポリスチレンスルホン酸(テイカ社製、重量平均分子量100,000)の4%水溶液600gを用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性向上剤としてのブタンジオールを添加した導電性高分子組成物の分散液を得た。なお、この比較製造例1やそれに続く比較製造例2〜3は、比較例の電解コンデンサの電解質を構成するにあたって使用する導電性高分子組成物の分散液の製造例を示すものであり、正確には、比較例用製造例というべきであるが、簡略化して、上記のように、比較製造例1、比較製造例2〜3という。
合成例1で得たスチレンスルホン酸とN−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミドとのモル比9:1の共重合体の4%水溶液600gに代えて、ポリスチレンスルホン酸(テイカ社製、重量平均分子量100,000)の4%水溶液300gとフェノールスルホン酸ノボラック樹脂[小西化学工業社製、重量平均分子量60,000で、一般式(2)におけるR1が水素のもの]の4%水溶液300gとの混合液600gを用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性向上剤としてのブタンジオールを添加した導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、比較合成例1で得たスチレンスルホン酸とメタクリル酸ヒドロキシエチルとのモル比が9:1の共重合体を用いた以外は、すべて製造例1と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
実施例1〜20および比較例1〜3
この実施例1〜20および比較例1〜3では、以下に示すように巻回型アルミニウム電解コンデンサを製造して、その特性を評価する。
HEWLETT PACKARD社製のLCRメーター(4284A)を用い、25℃の条件下で、100kHzで測定する。
静電容量:
HEWLETT PACKARD社製のLCRメーター(4284A)を用い、25℃の条件下で、120Hzで測定する。
漏れ電流:
巻回型アルミニウム電解コンデンサに、25℃で35Vの定格電圧を60秒間印加した後、デジタルオシロスコープにて漏れ電流を測定する。
漏れ電流不良の発生:
上記漏れ電流測定で、漏れ電流が100μA以上のものは、漏れ電流不良が発生していると判断する。
実施例21〜40および比較例4〜6
この実施例21〜40および比較例4〜6では、導電性高分子組成物からなる電解質と電解液とを併用した巻回型アルミニウム電解コンデンサを製造して、その特性を評価する。
実施例41
この実施例41やそれに続く実施例42〜50および比較例7〜9では、タンタル電解コンデンサを製造して、その特性を評価する。
製造例21の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例22の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例41と同様の操作を行って、タンタル電解コンデンサを製造した。
製造例21の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例23の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例41と同様の操作を行って、タンタル電解コンデンサを製造した。
製造例21の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例24の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例41と同様の操作を行って、タンタル電解コンデンサを製造した。
製造例21の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例25の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例41と同様の操作を行って、タンタル電解コンデンサを製造した。
製造例21の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例26の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例41と同様の操作を行って、タンタル電解コンデンサを製造した。
製造例21の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例27の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例41と同様の操作を行って、タンタル電解コンデンサを製造した。
製造例21の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例28の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例41と同様の操作を行って、タンタル電解コンデンサを製造した。
製造例21の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例29の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例41と同様の操作を行って、タンタル電解コンデンサを製造した。
製造例21の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例30の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例41と同様の操作を行って、タンタル電解コンデンサを製造した。
製造例21の導電性高分子組成物の分散液に代えて、比較製造例1の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例41と同様の操作を行って、タンタル電解コンデンサを製造した。
製造例21の導電性高分子組成物の分散液に代えて、比較製造例2の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例41と同様の操作を行って、タンタル電解コンデンサを製造した。
製造例21の導電性高分子組成物の分散液に代えて、比較製造例3の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例41と同様の操作を行って、タンタル電解コンデンサを製造した。
実施例51〜60および比較例10〜12
この実施例51〜60および比較例10〜12では、以下に示すように積層型アルミニウム電解コンデンサを製造して、その特性を評価する。
縦10mm×横3.3mmのアルミニウムエッチド箔について、縦方向の一方の端から4mmの部分と、他方の端から5mmの部分とに分けるように、上記箔の横方向に幅1mmでポリイミド溶液を塗布し、乾燥した。次に、上記アルミニウムエッチド箔の縦方向の片端(だだし、前記他方の端)から5mmの部分の、該片端から2mmの箇所に、陽極としての銀線を取り付けた。また、上記箔の縦方向の片端(だだし、前記一方の端)から4mmの部分(4mm×3.3mm)を、濃度が10%のアジピン酸アンモニウム水溶液を用いて化成処理を行って誘電体層を形成し、設定静電容量が25μF以上、設定ESRが10mΩ以下のコンデンサ素子を作製した。
製造例1の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例2の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例51と同様の操作を行って、積層型アルミニウム電解コンデンサを製造した。
製造例1の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例4の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例51と同様の操作を行って、積層型アルミニウム電解コンデンサを製造した。
製造例1の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例6の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例51と同様の操作を行って、積層型アルミニウム電解コンデンサを製造した。
製造例1の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例8の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例51と同様の操作を行って、積層型アルミニウム電解コンデンサを製造した。
製造例1の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例11の導電性高分子組成物の分散液を用い、かつ、製造例22の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例23の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例51と同様の操作を行って、積層型アルミニウム電解コンデンサを製造した。
製造例1の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例12の導電性高分子組成物の分散液を用い、かつ、製造例22の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例25の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例51と同様の操作を行って、積層型アルミニウム電解コンデンサを製造した。
製造例1の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例14の導電性高分子組成物の分散液を用い、かつ、製造例22の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例26の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例51と同様の操作を行って、積層型アルミニウム電解コンデンサを製造した。
製造例1の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例17の導電性高分子組成物の分散液を用い、かつ、製造例22の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例27の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例51と同様の操作を行って、積層型アルミニウム電解コンデンサを製造した。
製造例1の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例20の導電性高分子組成物の分散液を用い、かつ、製造例22の導電性高分子組成物の分散液に代えて、製造例29の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例51と同様の操作を行って、積層型アルミニウム電解コンデンサを製造した。
製造例1の導電性高分子組成物の分散液に代えて、比較製造例1の導電性高分子組成物の分散液を用い、かつ、製造例22の導電性高分子組成物の分散液に代えて、比較製造例1の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例51と同様の操作を行って、積層型アルミニウム電解コンデンサを製造した。
製造例1の導電性高分子組成物の分散液に代えて、比較製造例2の導電性高分子組成物の分散液を用い、かつ、製造例22の導電性高分子組成物の分散液に代えて、比較製造例2の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例51と同様の操作を行って、積層型アルミニウム電解コンデンサを製造した。
製造例1の導電性高分子組成物の分散液に代えて、比較製造例3の導電性高分子組成物の分散液を用い、かつ、製造例22の導電性高分子組成物の分散液に代えて、比較製造例3の導電性高分子組成物の分散液を用いた以外は、すべて実施例51と同様の操作を行って、積層型アルミニウム電解コンデンサを製造した。
合成例1で得たスチレンスルホン酸とN−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミドとのモル比が9:1の共重合体の4%水溶液600gを内容積1Lのステンレス鋼製容器に入れ、そこに触媒として硫酸第一鉄・7水和物を0.3g添加して溶解した。その中にエチレンジオキシチオフェンを4mlゆっくり滴下した。ステンレス鋼製の攪拌バネで攪拌し、容器に陽極を取り付け、攪拌バネに陰極を取り付け、1mA/cm2の定電流で18時間電解酸化重合して、導電性高分子組成物を製造した。上記電解酸化重合後、水で4倍希釈した後、超音波ホモジナイザー[日本精機社製、US−T300(商品名)]で30分間分散処理を行った。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例2で得たスチレンスルホン酸とN−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミドとのモル比が7:3の共重合体を用いた以外は、すべて製造例31と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例4で得たスチレンスルホン酸とN−(ヒドロキシメチル)アクリルアミドとのモル比が9:1の共重合体を用いた以外は、すべて製造例31と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例6で得たスチレンスルホン酸とN−メチルメタクリルアミドとのモル比が9:1の共重合体を用いた以外は、すべて製造例31と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例8で得たスチレンスルホン酸とN−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミドとのモル比が9:1の共重合体を用いた以外は、すべて製造例31と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例10で得たスチレンスルホン酸とN−フェニルアクリルアミドとのモル比が9.5:0.5の共重合体を用いた以外は、すべて製造例31と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例11で得たスチレンスルホン酸とN−フェニルアクリルアミドとのモル比が9:1の共重合体を用いた以外は、すべて製造例31と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、合成例12で得たスチレンスルホン酸とN−フェニルアクリルアミドとのモル比が7:3の共重合体を用いた以外は、すべて製造例31と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、ポリスチレンスルホン酸(テイカ社製、重量平均分子量100,000)を用いた以外は、すべて製造例31と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、比較合成例1で得たスチレンスルホン酸とメタクリル酸ヒドロキシエチルとのモル比が9:1の共重合体を用いた以外は、すべて製造例31と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、比較合成例2で得たスチレンスルホン酸とメタクリル酸ヒドロキシエチルとのモル比が7:3の共重合体を用いた以外は、すべて製造例31と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、比較合成例3で得たスチレンスルホン酸と3−アクリロキシプロピルトリメトキシシランとのモル比が9:1の共重合体を用いた以外は、すべて製造例31と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
合成例1で得た共重合体に代えて、比較合成例4で得たスチレンスルホン酸と3−アクリロキシプロピルトリメトキシシランとのモル比が7:3の共重合体を用いた以外は、すべて製造例31と同様の操作を行って、導電性高分子組成物の分散液を得た。
実施例61
この透明導電性フィルムでの評価では、上記製造例31に記載の1,3−プロパンジオール添加後の導電性高分子組成物の分散液44gにバインダとしてスルホン化ポリエステル〔互応化学工業社製プラスコートZ−565(商品名)〕の20%水溶液を9g、メタノールを20g添加して、1時間攪拌機で撹拌し、次いで、東洋濾紙社製の濾紙No.131で濾過して、製造例31の導電性高分子組成物の分散液をベースとする透明導電性フィルム製造用塗料を調製した。なお、この透明導電性フィルム製造用塗料を簡略化して「透明導電性フィルム用塗料」という場合がある。本書では、製造例31〜38などの導電性高分子組成物の分散液とそれにバインダを添加したものとを区別するために、後者を「透明導電性フィルム用塗料」という表現で表しているが、この「透明導電性フィルム用塗料」も導電性高分子組成物の分散液の一種であることには変わりはない。
まず、製造例32〜38の導電性高分子組成物の分散液のそれぞれに、実施例61の場合と同様にバインダとしてスルホン化ポリエステルを添加して、製造例32〜38の導電性高分子組成物の分散液をベースとする透明導電性フィルム製造用塗料を調製した。
この比較例13〜17においても、比較製造例4〜8の導電性高分子組成物の分散液のそれぞれに、実施例61と同様にバインダとしてスルホン化ポリエステルを添加して、比較製造例4〜8の導電性高分子組成物の分散液をベースとする透明導電性フィルム製造用塗料を調製した。
三菱化学アナリテック社製ロレスタ−GP〔MCP−T610型、直列4探針プローブ(ASP)〕を用いて温度25℃で測定した。
測定にあたっては、各試料とも10個ずつ用い、表9に示す表面抵抗値は、それら10個の平均値を求め、小数点以下を四捨五入して示したものである。
スガ試験機株式会社製HZ−2P型〔ダブルビ−ム形式(C光・D65光)〕を用い、温度25℃で測定した。測定にあたっては、各試料とも10個ずつ用い、表9に示す全光線透過率値は、それら10個の平均値を求め、小数点第二位を四捨五入して示したものである。
スガ試験機株式会社製HZ−2P型〔ダブルビ−ム形式(C光・D65光)〕を用い、温度25℃で測定した。測定にあたっては、各試料とも10個ずつ用い、表2に示すHaze値は、それら10個の平均値を求め、小数点第二位を四捨五入して示したものである。そして、このHazeは、値が小さいほど、透明性が高いことを示す。
上記表面抵抗値や全光線透過率などの初期特性値の測定に使用したものとは別途製造した実施例61〜68の導電性フィルムおよび比較例13〜17の透明導電性フィルム(以下、これらの「透明導電性フィルム」を簡略化して「フィルム」という場合がある)について、前記と同様に、表面抵抗値を測定した後、耐湿熱性試験については、それらのフィルムを下記の(A)および(B)の条件
(A)65℃で相対湿度95%の恒温恒湿機中
(B)85℃で相対湿度85%の恒温恒湿機中
という条件下において静置状態でそれぞれ別々に250時間貯蔵し、その貯蔵後、130℃で90秒間乾燥し、その後、前記と同様に、表面抵抗値(以下、簡略化して、「抵抗値」という場合がある)を測定した。その抵抗値の測定結果に基づき、次の式により、耐湿熱性試験下での貯蔵による抵抗値の変化率を求めた。
(抵抗値変化率) = (耐湿熱性試験後の抵抗値) ÷ (耐湿熱性試験前の抵抗値)
(C)85℃のオーブン中
という条件下において静置状態でそれぞれ別々に250時間貯蔵した後、前記と同様に、抵抗値を測定し、その貯蔵による抵抗値の変化率を次の式により求めた。
(抵抗値変化率) = (耐熱性試験後の抵抗値) ÷ (耐熱性試験前の抵抗値)
(A)「65℃相対湿度95%の恒温恒湿機中」→「65℃/95%」
(B)「85℃相対湿度85%の恒温恒湿機中」→「85℃/85%」
(C)「85℃のオーブン中」→「85℃」
この透明導電性複合フィルムでの評価では、上記実施例61〜68で調製した製造例31〜38の導電性高分子組成物の分散液をベースとする透明導電性フィルム製造用塗料とシグマアルドリッチ社製の銀ナノワイヤーの分散液(製品番号730785、銀ナノワイヤーの直径10nm、濃度0,02mg/mlの水分散液)を用いて実施例69〜76の透明導電性複合フィルムを製造し、それらとの比較のため、比較例13〜17で調製した比較例製造例4〜8の導電性高分子組成物の分散液をベースとする透明導電性フィルム製造用塗料と上記銀ナノワイヤーの分散液とを用いて比較例18〜22の透明導電性複合フィルムを製造して、それらの特性を評価する。なお、ここでは、導電性高分子組成物と銀ナノワイヤーとの混合物からなる複合導電性組成物を用いてフィルムを形成しているので、形成されたフィルムを導電性複合フィルムと表現しているが、この導電性複合フィルムも導電性フィルムの範疇に属するものである。
シグマアルドリッチ社製の銀ナノワイヤーの分散液(製品番号730785、銀ナノワイヤーの直径10nm、濃度0,02mg/mLの水分散液)と実施例61で調製した製造例31の導電性高分子組成物の分散液をベースとする透明導電性フィルム製造用塗料とを混合し、銀ナノワイヤー:導電性高分子組成物の比率が2.5:1に調製した複合導電性組成物の分散液を基材となる東洋紡績社製の透明ポリエステルシート〔コスモシャインA4300(商品名)、厚さ188μm、両面易接着処理、全光線透過率92.3%、Haze0.9%〕にバーコーターNo.06(膜厚13.74μm)で塗布し、130℃で90秒間乾燥して、透明ポリエステルシートからなる基材上に、上記複合導電性組成物からなる透明導電性複合フィルムを製造した。
実施例61で調製した製造例31の導電性高分子組成物の分散液をベースとする透明導電性フィルム製造用塗料に代えて、実施例62〜68で調製した製造例32〜38の導電性高分子組成物の分散液をベースとする透明導電性フィルム製造用塗料をそれぞれ別々に用いた以外は、実施例69と同様にして、実施例70〜76の透明導電性複合フィルムを製造した。
実施例61で調製した製造例31の導電性高分子組成物の分散液塗料をベースとする透明導電性フィルム製造用塗料に代えて、比較例13〜17で調製した比較製造例4〜8の導電性高分子組成物の分散液をベースとする透明導電性フィルム製造用塗料をそれぞれ別々に用いた以外は、実施例69と同様にして、比較例18〜22の透明導電性複合フィルムを製造した。
この透明導電性積層フィルムでの評価では、上記実施例61〜68で調製した製造例31〜38の導電性高分子組成物の分散液をベースとする透明導電性フィルム製造用塗料と前記導電性複合フィルムの製造にあたって用いたものと同様のシグマアルドリッチ社製の銀ナノワイヤーの分散液(前出の製品番号730785)とを用いて実施例77〜84の透明導電性積層フィルムを製造し、それらとの比較のため、比較例13〜17で調製した比較製造例4〜8の導電性高分子組成物の分散液をベースとする透明導電性フィルム製造用塗料と上記銀ナノワイヤーの分散液とを用いて比較例23〜27の透明導電性積層フィルムを製造して、それらの特性を評価する。
上記シグマアルドリッチ社製の銀ナノワイヤーの分散液(前出の製品番号730785)を東洋紡績社製の透明ポリエステルシート〔コスモシャインA4300(商品名)、厚さ188μm、両面易接着処理、全光線透過率92.3%、Haze0.9%〕にバーコーターNo.06(膜厚13.74μm)で塗布し、130℃で90秒間乾燥して、透明ポリエステルシートからなる基材上に透明銀ナノワイヤーフィルムを形成した。次いで、この透明銀ナノワイヤーフィルム上に、上記製造例31の導電性高分子組成物の分散液をベースとする透明導電性フィルム製造用塗料をクリアランス25μmのアプリケーターバーで塗布し、130℃で90秒間乾燥して、銀ナノワイヤーフィルム上に導電性高分子組成物フィルムを積層することによって、透明導電性積層フィルムを製造した。
製造例31の導電性高分子組成物の分散液をベースとする透明導電性フィルム製造用塗料に代えて、製造例32〜38の導電性高分子組成物の分散液をベースとする透明導電性フィルム製造用塗料をそれぞれ別々に用いた以外は、実施例77と同様にして、実施例78〜84の透明導電性積層フィルムを製造した。
製造例31の導電性高分子組成物の分散液をベースとする透明導電性フィルム製造用塗料に代えて、比較製造例4〜8の導電性高分子組成物の分散液をベースとする透明導電性フィルム製造用塗料をそれぞれ別々に用いた以外は、実施例77と同様にして、比較例23〜27の透明導電性積層フィルムを製造した。
この導電性不識布での評価では、実施例61〜68で調製した製造例31〜38の導電性高分子組成物の分散液をベースとする塗料を用いて実施例85〜92の導電性不織布を製造し、それらとの比較のため、比較例13〜17で調製した比較製造例4〜8の導電性高分子組成物の分散液をベースとする塗料を用いて比較例28〜32の導電性不織布を製造して、それらの特性を評価する。
導電性不織布の製造時の基布となる不織布としては、目付け100g/m2のポリエステル不織布を用い、この不織布に製造例31の導電性高分子組成物の分散液をベースとする塗料を含浸し、ピックアップ量を不織布重量の200%量に調整し、130℃で90秒間乾燥して、基布となる不織布に導電性高分子組成物を保持させることによって、導電性不織布を製造した。
製造例31の導電性高分子組成物の分散液をベースとする塗料に代えて、製造例32〜38の導電性高分子組成物の分散をベースとする塗料をそれぞれ別々に用いた以外は、実施例85と同様にして、実施例86〜92の導電性不織布を製造した。
製造例31の導電性高分子組成物の分散液をベースとする塗料に代えて、比較製造例4〜8の導電性高分子組成物の分散液をベースとする塗料をそれぞれ別々に用いた以外は、実施例85と同様にして、比較例28〜32の導電性不織布を製造した。
Claims (15)
- スチレンスルホン酸と、アクリルアミド基またはメタクリルアミド基を含む重合性モノマーとの共重合体が、チオフェンおよびその誘導体よりなる群から選ばれる少なくとも1種をモノマー成分とするπ共役系高分子にドーピングしてなることを特徴とする導電性高分子組成物。
- 下記(I)と(II)とが、チオフェンおよびその誘導体よりなる群から選ばれる少なくとも1種をモノマー成分とするπ共役系高分子にドーピングしてなることを特徴とする導電性高分子組成物。
(I):スチレンスルホン酸と、アクリルアミド基またはメタクリルアミド基を含む重合性モノマーとの共重合体
(II):ポリスチレンスルホン酸 - 下記(I)と(II)と(III)とが、チオフェンおよびその誘導体よりなる群から選ばれる少なくとも1種をモノマー成分とするπ共役系高分子にドーピングしてなることを特徴とする導電性高分子組成物。
(I):スチレンスルホン酸と、アクリルアミド基またはメタクリルアミド基を含む重合性モノマーとの共重合体
(II):ポリスチレンスルホン酸
(III):スルホン化ポリエステルおよびフェノールスルホン酸ノボラック樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種のポリマーアニオン - 下記(I)が、チオフェンおよびその誘導体よりなる群から選ばれる少なくとも1種をモノマー成分とするπ共役系高分子にドーピングしてなる導電性高分子組成物と、下記(III)が、チオフェンおよびその誘導体よりなる群から選ばれる少なくとも1種をモノマー成分とするπ共役系高分子にドーピングしてなる導電性高分子組成物との混合物からなることを特徴とする混合系の導電性高分子組成物。
(I):スチレンスルホン酸と、アクリルアミド基またはメタクリルアミド基を含む重合性モノマーとの共重合体
(III):スルホン化ポリエステルおよびフェノールスルホン酸ノボラック樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種のポリマーアニオン - 下記(I)と(II)が、チオフェンおよびその誘導体よりなる群から選ばれる少なくとも1種をモノマー成分とするπ共役系高分子にドーピングしてなる導電性高分子組成物と、下記(III)が、チオフェンおよびその誘導体よりなる群から選ばれる少なくとも1種をモノマー成分とするπ共役系高分子にドーピングしてなる導電性高分子組成物との混合物からなることを特徴とする混合系の導電性高分子組成物。
(I):スチレンスルホン酸と、アクリルアミド基またはメタクリルアミド基を含む重合性モノマーとの共重合体
(II):ポリスチレンスルホン酸
(III):スルホン化ポリエステルおよびフェノールスルホン酸ノボラック樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種のポリマーアニオン - 前記共重合体のスチレンスルホン酸と、アクリルアミド基またはメタクリルアミド基を含む重合性モノマーとの比率が、質量比で、1:0.01〜0.1:1であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の導電性高分子組成物。
- バインダを含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の導電性高分子組成物。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の導電性高分子組成物と金属ナノワイヤーとの混合物からなることを特徴とする複合導電性組成物。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の導電性高分子組成物を電解質として構成してなることを特徴とする電解コンデンサ。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の導電性高分子組成物からなる電解質と電解液とを併用して構成してなることを特徴とする電解コンデンサ。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の導電性高分子組成物からなることを特徴とする導電性フィルム。
- 請求項8記載の複合導電性組成物からなることを特徴とする導電性フィルム。
- 基材上に形成した金属ナノワイヤーフィルム上に請求項1〜7のいずれかに記載の導電性高分子組成物を積層してなることを特徴とする導電性積層フィルム。
- 基布に請求項1〜7のいずれかに記載の導電性組成物を保持させてなることを特徴とする導電性布。
- 基布に請求項8記載の複合導電性組成物を保持させてなることを特徴とする導電性布。
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