JP2017056967A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】開口部を有する頂板の強度を高めることができる包装箱を提供する。
【解決手段】包装箱1であって、前後の端壁11,12および左右の側壁13,14からなる胴部10と、胴部10の下側開口部を閉塞している底板20と、胴部10の上側開口部に形成された頂板30と、を備えている。頂板30は、前後の第一頂板31,31と、第一頂板31に連設され、上側に折り返された第一内フラップ32と、左右の第二頂板35,35と、第二頂板35に連設され、下側に折り返された第二内フラップ37と、を備えている。第一頂板30には、第二頂板35と第二内フラップ37との間に挟み込まれた保持部33が形成されている。第二内フラップ37の先端縁部に突設された係合部38が側壁13,14に形成された係合穴13a,14aに挿入されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、包装箱に関する。
長葱などの野菜類を収容するための包装箱としては、前後一対の端壁および左右一対の側壁からなる胴部と、胴部の下側開口部を閉塞している底板と、胴部の上側開口部に形成された頂板と、を備え、頂板の中央部に開口部が形成されているものがある。
前記した包装箱の頂板としては、両端壁に連設された前後一対の第一頂板と、両側壁に連設された左右一対の第二頂板とを備え、第一頂板の角部が第二頂板のスリットに差し込まれているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第4152119号公報
前記した従来の包装箱を持ち運ぶときには、頂板の開口縁部に手を掛けて包装箱を持ち上げ、包装箱を手に吊り下げて持ち運ぶ場合がある。前記した従来の包装箱では、頂板を引き上げたときに、第一頂板の角部が第二頂板のスリットから外れ易いとともに、頂板が変形し易いという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、開口部を有する頂板の強度を高めることができる包装箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、包装箱であって、前後一対の端壁および左右一対の側壁からなる胴部と、前記胴部の下側開口部を閉塞している底板と、前記胴部の上側開口部に形成された頂板と、を備え、前記頂板には開口部が形成されている。前記頂板は、前記両端壁の上縁部に連設された前後一対の第一頂板と、前記第一頂板の左右方向の中間部に連設され、前記第一頂板の上側に折り返された第一内フラップと、を備えている。また、前記頂板は、前記両側壁の上縁部に連設された左右一対の第二頂板と、前記第二頂板の前後方向の中間部に連設され、前記第二頂板の下側に折り返された第二内フラップと、を備えている。前記第一頂板の左右の端部には、前記第二頂板と前記第二内フラップとの間に挟み込まれた保持部が形成されている。前記第二内フラップの先端縁部に突設された係合部が、前記側壁に形成された係合穴に挿入されている。
本発明の包装箱では、頂板全体が二重壁になる。また、本発明の包装箱では、第一頂板の保持部が第二頂板と第二内フラップとに挟み込まれており、第二内フラップは側壁に係止されている。
これにより、本発明の包装箱では、頂板の強度を高めるとともに、第一頂板と第二頂板とを強固に連結することができるため、頂板を引き上げたときに、頂板の分解および変形を防ぐことができる。したがって、頂板の開口縁部に手を掛けて包装箱を安定して持ち運ぶことができる。
前記した包装箱において、前記第二頂板の前後の端部には、前記第一内フラップの上面に重ねられた押さえ部を形成してもよい。この構成では、第一頂板の上面に第一内フラップを押さえ付けることができる。また、第一頂板および第一内フラップを引き上げたときに、第一頂板および第一内フラップが上方に向けて変形するのを押さえ部によって抑えることができるため、包装箱をより安定して持ち運ぶことができる。
前記した包装箱において、前記第一頂板の左右方向の長さよりも、前記第二頂板の前後方向の長さを大きく形成することが好ましい。
この構成では、長手方向の第二内フラップに複数の係合部を設けることができるため、第二内フラップを側壁に対して確実に係止させることができる。
前記した包装箱において、前記第一頂板および前記第二頂板の少なくとも一方に手掛け溝または手掛け穴を形成して、包装箱を持ち易くすることが好ましい。
本発明の包装箱では、頂板の強度を高めるとともに、第一頂板と第二頂板とが強固に連結することができるため、頂板の開口縁部に手を掛けて包装箱を安定して持ち運ぶことができる。
本発明の実施形態に係る包装箱を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱のブランクシートを示した図である。 本発明の実施形態に係る包装箱において、第一頂板および第二頂板を閉じる前の状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱において、第一頂板を閉じた状態の斜視図である。 本発明の実施形態に係る包装箱を示した図で、(a)は図1のA−A断面図、(b)は図1のB−B断面図である。 本発明の他の実施形態に係る包装箱を示した図で、(a)は係合穴が形成された第一頂板および第一内フラップを開いた状態の斜視図、(b)は係合穴が形成された第一頂板および第一内フラップを閉じた状態の斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る包装箱を示した図で、前後方向の長さよりも左右方向の長さが大きく形成されている構成の斜視図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、包装箱の構成を限定するものではない。
本実施形態の包装箱1は、図1に示すように、前後一対の端壁11,12および左右一対の側壁13,14からなる胴部10と、胴部10の下側開口部を閉塞している底板20と、胴部10の上側開口部に形成された頂板30と、を備えている。頂板30の中央部には開口部30aが形成されている。
本実施形態の包装箱1は、複数の長葱を内容物として収容するための箱体である。本実施形態の包装箱1は、左右方向の長さよりも前後方向の長さが大きく形成されている。そして、複数の長葱を包装箱1の内部空間に重ねて収容することができる。
包装箱1は、図2に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSを各罫線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図2に示すブランクシートSは外面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSの各罫線(折線)は、ブランクシートSの表面を押し込んで形成された線状の溝である。
なお、罫線に切れ込みを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
前端壁11は、図1に示すように、長方形に形成されており(図2参照)、上下方向よりも左右方向が大きく形成されている。
前端壁11の右縁部には、罫線L1(図2参照)を介して、右側壁14が連設されている。
右側壁14は、前端壁11の右縁部から後方に向けて延びている。右側壁14は、前端壁11に対して直角に形成されている。右側壁14は、長方形に形成されており、上下方向よりも前後方向が大きく形成されている。
右側壁14の上端部には、二つの係合穴14a,14aが前後方向に間隔を空けて形成されている。係合穴14aは、右側壁14の上縁部に沿って長方形に形成されている。
右側壁14の後縁部には、罫線L2(図2参照)を介して、後端壁12が連設されている。
後端壁12は、右側壁14の後縁部から左方に向けて延びている。後端壁12は、右側壁14に対して直角に形成されている。後端壁12は、前端壁11と同じ形状である。
後端壁12の左縁部には、罫線L3(図2参照)を介して、左側壁13が連設されている。
左側壁13は、後端壁12の左縁部から前方に向けて延びている。左側壁13は、後端壁12に対して直角に形成されている。
本実施形態の左側壁13は、図2に示すように、右側壁14と同じ形状である(図3参照)。左側壁13の上端部にも二つの係合穴13a,13aが前後方向に間隔を空けて形成されている。
左側壁13の前縁部には、図3に示すように、罫線L4(図2参照)を介して接合片15が連設されている。接合片15は、左側壁13の前縁部に沿って帯状に形成されている。
接合片15は、前端壁11の内面の左端部に接着剤によって接合される部位である。
ブランクシートS(図2参照)を罫線L1〜L4で折り曲げつつ、接合片15を前端壁11の内面に接合することで、前端壁11、右側壁14、後端壁12および左側壁13によって角筒状の胴部10が形成される。
胴部10の下側開口部は、底板20によって閉塞されている。底板20は、図2に示すように、前後の端壁11,12の下縁部に罫線L5,L6を介して連設された前後の内フラップ21,21と、左右の側壁13,14の下縁部に罫線L7,L8を介して連設された外フラップ22,22とによって構成されている。
図5(a)および(b)に示すように、前後の内フラップ21,21の下側に、左右の外フラップ22,22を左右方向に隣接して配置することで、底板20が形成されている(図1参照)。
胴部10の上側開口部には、図1に示すように、頂板30が形成されている。頂板30は、胴部10の上側開口部の開口縁部に沿って枠状に形成されている。頂板30の中央部には長方形の開口部30aが形成されている。開口部30aは、左右方向の長さよりも前後方向の長さが大きく形成されている。
頂板30は、前後一対の第一頂板31,31と、第一頂板31に連設された第一内フラップ32と、左右一対の第二頂板35,35と、第二頂板35に連設された中間フラップ36および第二内フラップ37と、によって構成されている。
前側の第一頂板31は、図4に示すように、前端壁11の上縁部に罫線L9を介して連設されている。前側の第一頂板31は、前端壁11の上縁部から後方に向けて延びている。前側の第一頂板31は、前端壁11に対して直角に形成されている(図5(a)参照)。
第一頂板31の左右方向の中間部31aには、図3に示すように、ハーフカット線L20(図2参照)を介して第一内フラップ32が連設されている。第一内フラップ32は、図5(a)に示すように、第一頂板31の上側に折り返されている。
ハーフカット線L20は、ブランクシートS(図3参照)の内面側のライナおよびフルート(中芯)を切り込んだ半切りの切れ込みによる線である。
ハーフカット線L20は、図3に示すように、第一頂板31の左右方向の中間部31aに形成されており、罫線L9に平行して形成されている(図2参照)。ハーフカット線L20の左端部から第一頂板31の左縁部までの長さと、ハーフカット線L20の右端部から第一頂板31の右縁部までの長さとは同じ大きさに形成されている。
ハーフカット線L20の端部から第一頂板31の側縁部までの長さは、後記する第二頂板35の中間部35aの左右方向の長さよりも僅かに小さく形成されている。
また、ハーフカット線L20は、第一頂板31の前後方向の中央部に形成されている。また、ハーフカット線L20の左右の端部から第一頂板31の先端縁部に亘って左右一対のスリットL21,L21(図2参照)が前後方向に延びている。
図2に示すように、ブランクシートSの状態では、第一頂板31および第一内フラップ32は一枚の板状に形成されている。
そして、図4に示すように、第一内フラップ32は、両スリットL21,L21の間でハーフカット線L20において第一頂板31に対して折り返されている。
ハーフカット線L20では、図5(a)に示すように、外側(上側)のライナのみが折り返される。これにより、第一頂板31の先端縁部と、第一内フラップ32の先端縁部とが上下に重なるように、第一頂板31に対して第一内フラップが折り返されている。また、第一頂板31の上面と第一内フラップ32の下面とが重なり合っている。
前記したように、第一頂板31に対して第一内フラップ32を折り返すと、図4に示すように、第一頂板31の左右の端部には、ハーフカット線L20よりも後方に突出した保持部33,33が形成される。
第一頂板31および第一内フラップ32の左右方向の中間部には、手掛け溝34が形成されている。手掛け溝34は、ハーフカット線L20から前方に向けて第一頂板31および第一内フラップ32に入り込んでいる凹部である。
図2に示すように、ブランクシートSの状態では、手掛け溝34はハーフカット線L20を跨いで第一頂板31および第一内フラップ32に形成された長方形の穴部である。
後側の第一頂板31は、図4に示すように、後端壁12の上縁部に罫線L10を介して連設されている。後側の第一頂板31は、前側の第一頂板31に対して前後対称な形状であり、後端壁12の上縁部から前方に向けて延びている(図5(a)参照)。
後側の第一頂板31にも、前側の第一頂板31と同様に、第一内フラップ32が連設されるとともに、左右の保持部33,33が形成されている。また、後側の第一頂板31および後側の第一内フラップ32にも、前側の第一頂板31および前側の第一内フラップ32と同様に、手掛け溝34が形成されている。
右側の第二頂板35は、図1に示すように、右側壁14の上縁部に罫線L12を介して連設されている。右側の第二頂板35は、右側壁14の上縁部から左方に向けて延びている。右側の第二頂板35は、右側壁14に対して直角に形成されている。
右側の第二頂板35の前後の端部は、前後の第一頂板31,31の右端部の上面に重ねられている。すなわち、第二頂板35は、第一頂板31の保持部33の上面に重ねられている。
右側の第二頂板35の前後方向の中間部35aには、図3に示すように、罫線L30(図2参照)を介して中間フラップ36が連設されている。罫線L30は、罫線L12に平行して形成されており、切れ込みが断続的に形成されている。
中間フラップ36は、罫線L30に沿って帯状に形成されている。中間フラップ36は、図5(b)に示すように、第二頂板35の罫線L30から下方に向けて延びている。中間フラップ36は、第二頂板35に対して直角に形成されている。
罫線L30は、図3に示すように、第二頂板35の前後方向の中間部35aに形成されている(図2参照)。罫線L30の前端部から第二頂板35の前縁部までの長さと、罫線L30の右端部から第二頂板35の後縁部までの長さとは同じ大きさに形成されている。
罫線L30の端部から第二頂板35の前後の縁部までの長さは、第一頂板31の中間部31aの前後方向の幅と同じである。
また、罫線L30は、第二頂板35の左右方向の中央部に形成されている。また、罫線L30の左右の端部から第一頂板31の先端縁部に亘って左右一対のスリットL31,L31(図2参照)が左右方向に延びている。
中間フラップ36の下縁部には、罫線L32(図2参照)を介して第二内フラップ37が連設されている(図3参照)。罫線L32は、罫線L30に平行して形成されており、切れ込みが断続的に形成されている。
第二内フラップ37は、図5(b)に示すように、中間フラップ36の下縁部から右方に向けて延びている。第二内フラップ37は、中間フラップ36に対して直角に形成されている。
右側の第二内フラップ37の前後の端部は、前後の第一頂板31,31の右側の保持部33,33の下面に重ねられている。すなわち、第二頂板35と第二内フラップ37とによって第一頂板31の保持部33を上下から挟み込んでいる。
第二内フラップ37の先端縁部は、右側壁14の内面に当接している。第二内フラップ37の先端縁部には、図3に示すように、二つの係合部38,38が突設されている。
二つの係合部38,38は、前後方向に間隔を空けて配置されている。両係合部38,38は、図1に示すように、右側壁14の両係合穴14a,14aに差し込まれている(図5(b)参照)。
図2に示すように、ブランクシートSの状態では、第二頂板35、中間フラップ36および第二内フラップ37が一枚の板状に形成されており、第二頂板35の先端縁部よりも第二内フラップ37が突出している。
そして、両スリットL31,L31の間で、第二頂板35に対して中間フラップ36を折り曲げるとともに、中間フラップ36に対して第二内フラップ37を折り曲げている(図5(b)参照)。
これにより、右側の第二頂板35の前後の端部には、図1に示すように、罫線L30よりも左方に突出した押さえ部39,39が形成されている。
右側の第二頂板35の両押さえ部39,39は、前後の第一内フラップ32,32の上面に重ねられている。
左側の第二頂板35は、左側壁13の上縁部に罫線L11を介して連設されている。左側の第二頂板35は、右側の第二頂板35に対して左右対称な形状であり、左側の第二頂板35は、左側壁13の上縁部から左方に向けて延びている。
左側の第二頂板35にも中間フラップ36および第二内フラップ37が連設されている。また、図5(b)に示すように、第二内フラップ37に形成された係合部38は左側壁13の係合穴13aに差し込まれている。
前記した包装箱1を組み立てるときには、まず、図3に示すように、ブランクシートS(図2参照)の状態から胴部10を形成する。
続いて、図4に示すように、前後の端壁11,12に対して前後の第一頂板31,31を折り曲げるとともに、第一内フラップ32を第一頂板31の上側に折り返す。
また、図1に示すように、左右の側壁13,14に対して左右の第二頂板35,35を折り曲げる。
さらに、図5(b)に示すように、中間フラップ36を第二頂板35に対して折り曲げるとともに、第二内フラップ37を中間フラップ36に対して折り曲げる。また、第二内フラップ37の係合部38を側壁13,14の係合穴13a,14aに差し込む。これにより、胴部10の上側開口部に頂板30が形成される。
包装箱1に長葱を収容する場合には、前記したように、胴部10および頂板30を形成し、底板20が開いた状態で、胴部10の下側開口部が上側となるように包装箱1を配置する。
そして、胴部10に上方から内容物(長葱)を収容した後に、図1に示すように、内フラップ21および外フラップ22を閉じて、胴部10に底板20を形成する。これにより、包装箱1内に内容物が収容される。
以上のような包装箱1では、図1に示すように、頂板30全体が二重壁になる。また、包装箱1では、第一頂板31の保持部33が第二頂板35と第二内フラップ37(図5(b)参照)とに挟み込まれており、第二内フラップ37の先端縁部は側壁13,14に係止されている。
これにより、本実施形態の包装箱1では、頂板30の強度を高めるとともに、第一頂板31と第二頂板35とを強固に連結することができるため、頂板30を引き上げたときに、頂板30の分解および変形を防ぐことができる。したがって、頂板30の開口縁部に手を掛けて包装箱1を安定して持ち運ぶことができる。
本実施形態のように長方形の包装箱1では、包装箱1の短手方向の一辺に手を掛けて吊り下げると、包装箱1を持ち運び易くなる。そこで、本実施形態の包装箱1では、第一頂板31および第一内フラップ32に手掛け溝34を形成することで、作業者が包装箱1を持ち易くなっている。
また、包装箱1では、左右の第二頂板35,35には、第一頂板31の中間部31aの上面に重ねられた押さえ部39が形成されている。この構成では、押さえ部39によって、第一頂板31の上面に第一内フラップ32を押さえ付けることができる。また、第一頂板31および第一内フラップ32を引き上げたときに、第一頂板31および第一内フラップ32が上方に向けて変形するのを押さえ部39によって抑えることができるため、頂板30の変形を確実に防ぐことができる。
また、包装箱1では、図3に示すように、長手方向の第二内フラップ37に二つの係合部38,38が形成されているため、第二内フラップ37を側壁13,14に対して確実に係止させることができる。
したがって、包装箱1の長手方向の一辺である第二頂板35に手を掛けて包装箱1を吊り下げたときでも、頂板30の変形を防ぐことができ、包装箱1を安定して持ち運ぶことができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態の包装箱1では、図1に示すように、第一頂板31および第一内フラップ32に凹部である手掛け溝34が形成されているが、図6(a)および(b)に示すように、第一頂板31および第一内フラップ32に手掛け穴34Aを形成してもよい。このように、第一頂板31および第一内フラップ32を貫通した手掛け穴34Aを形成した場合には、手掛け穴34Aに手の指を通して、第一頂板31および第一内フラップ32を確実に把持することができる。
また、本実施形態では、図3に示すように、第一頂板31にハーフカット線L20を介して第一内フラップ32が連設されているが、図6(a)に示すように、第一頂板31と第一内フラップ32との間に切断線L25を形成してもよい。切断線L25は、ブランクシートSを貫通している溝である。また、切断線L25の間に形成された複数(実施形態では三箇所)の連結部31bによって、第一頂板31と第一内フラップ32とが連結されている。このように、第一頂板31と第一内フラップ32との間に切断線L25を形成した場合には、第一内フラップ32を第一頂板31に対して折り返し易くなる。
また、本実施形態の包装箱1では、図1に示すように、第一頂板31および第一内フラップ32に手掛け溝34が形成されているが、手掛け溝34および手掛け穴34A(図6参照)は、第一頂板31および第二頂板35の少なくとも一方に形成することができる。また、頂板30に手掛け溝34および手掛け穴34Aを形成しなくてもよい。
なお、第二内フラップ37に形成する係止部38の数は限定されるものではなく、第二フラップ37の長さに応じて、三つ以上または一つの係止部38を設けることができる。
本実施形態の包装箱1では、図1に示すように、第一頂板31の左右方向の長さよりも、第二頂板35の前後方向の長さが大きく形成されているが、図7に示す包装箱1Aのように、第二頂板35の前後方向の長さよりも、第一頂板31の左右方向の長さを大きく形成してもよい。さらに、第一頂板31の左右方向の長さと、第二頂板35の前後方向の長さとが同じ大きさでもよい。
1 包装箱
10 胴部
11 前端壁
12 後端壁
13 左側壁
13a 係合穴
14 右側壁
14a 係合穴
15 接合片
20 底板
21 内フラップ
22 外フラップ
30 頂板
30a 開口部
31 第一頂板
32 第一内フラップ
33 保持部
34 手掛け溝
34A 手掛け穴
35 第二頂板
36 中間フラップ
37 第二内フラップ
38 係合部
39 押さえ部
L20 ハーフカット線
S ブランクシート

Claims (4)

  1. 前後一対の端壁および左右一対の側壁からなる胴部と、
    前記胴部の下側開口部を閉塞している底板と、
    前記胴部の上側開口部に形成された頂板と、を備え、
    前記頂板には開口部が形成されており、
    前記頂板は、
    前記両端壁の上縁部に連設された前後一対の第一頂板と、
    前記第一頂板の左右方向の中間部に連設され、前記第一頂板の上側に折り返された第一内フラップと、
    前記両側壁の上縁部に連設された左右一対の第二頂板と、
    前記第二頂板の前後方向の中間部に連設され、前記第二頂板の下側に折り返された第二内フラップと、を備え、
    前記第一頂板の左右の端部には、前記第二頂板と前記第二内フラップとの間に挟み込まれた保持部が形成されており、
    前記第二内フラップの先端縁部に突設された係合部が、前記側壁に形成された係合穴に挿入されていることを特徴とする包装箱。
  2. 前記第二頂板の前後の端部には、前記第一内フラップの上面に重ねられた押さえ部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記第一頂板の左右方向の長さよりも、前記第二頂板の前後方向の長さが大きく形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の包装箱。
  4. 前記第一頂板および前記第二頂板の少なくとも一方には、手掛け溝または手掛け穴が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の包装箱。
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