JP2012232761A - 段ボール製包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】 天面閉鎖作業時や運搬作業時に、箱内に収容した傷みやすい青果物等の商品を天面閉鎖部材によって傷つけることない段ボール製の矩形包装箱を提供する。
【解決手段】 ノンステープル型の天面閉鎖部材による天面の閉鎖構造が、端壁板(3)上辺に連設された扁平筒状支持部(5−1)の上面に側壁板(2)上辺に連設された上面閉鎖板(4)を折り重ね、該上面閉鎖板(4)の両側縁の差込部(4a)を扁平筒状支持部(5−1)の上面差込孔(5d)から扁平筒状支持部内に差し込み係合して扁平筒状支持部上に支持固定した閉鎖構造であることを特徴とする段ボール製包装箱。
【選択図】 図4

Description

本発明は、主として傷つき易い野菜や果物等の商品を収容し、運搬するための段ボール製包装箱であって、箱内に収容した青果物を傷つける原因となるような閉鎖部材の端部が箱内に突出することがない閉鎖構造を有するとともに、閉鎖部が外部からの圧力や衝撃によって変形することのない強度を有していて積み重ね状態での運搬や取扱作業時における衝撃等によっても収容商品に傷みが発生することのないノンステープルタイプの段ボール製包装箱に関する。
青果物を箱詰めして出荷する包装箱には、工場生産され組み立てた状態で納品されるJIS−Z1507の0201形式(旧A−1形)の段ボール箱が多用されている。この0201形式の箱は、長方形状の4側板を一方向に連接し、その4側板の上下に箱の底面及び天面を封鎖するため、それぞれ内フラップ及び外フラップを連接してなるほぼ直方体形状の箱である。
しかし、上記形式の箱の封緘作業には、接着テープや、封緘金具とその打込みマシン(ステープラー)を用意する必要があるため、封緘用副資材にかかるコスト増の問題がある。加えて、青果物のような比較的重量のある内容物の収容、封緘作業を短時間に大量に行う場合は、接着テープよりもステープラーにより金具を打ち込んで封緘することが一般的であるが、ステープラーを使用する場合は封緘金具によって箱内の収納物を傷つけてしまうおそれがあるし、使用後の金具は不燃物であるため段ボールと一緒に焼却できないので分別する必要がある。
また、青果物を収容した段ボール箱には、開封時と使用後の解体時における作業の安全性及び簡便性が要求されるし、封緘用副資材からなるゴミの発生も量販店等では敬遠される。さらに、使用済の箱を古紙として再利用する際の分別作業時に封緘用の金具で怪我をすることもあり、取扱いに注意を払う必要がある。
また、副資材を使用して封緘した場合、一旦封緘した箱を開封して中身を確認したのち再封緘しなければならないような用途についての使用は、作業性が劣るばかりでなく、副資材の粘着テープや封緘金具によって箱自体が傷つき外観が悪化するという難点があった。
上記のような問題を回避するため、天面の封緘に封緘金具や接着テープ等の副資材を必要としない包装箱として、各種態様の包装箱が提案されている(特許文献1〜3)。このような包装箱は、開封も再封緘も可能であり、特に青果物等のように、卸売市場でのせりの際に、業者が頻繁に内容物の状態を確認する必要がある場合に好適に用いられている。
特開平08−143025号公報 特開2003−341655号公報 特開2004−059045号公報
特許文献1に記載されている包装箱の場合、天面閉鎖時に、内フラップに形成されている差込溝に、外フラップの先端部に形成されている差込片を嵌挿させることによって天面が閉塞されるものであるので天面が扁平となり積載時にも安定な包装箱となるとされているが、内フラップの差込溝は包装箱内部に開口しているので、外フラップで内フラップを覆った状態で差込片を差込溝に差し込み固定する際に、差込片の先端部が包装箱内に突出する状態となるため、収容商品が少しでも傷つくと商品価値が失われてしまうような青果物等の包装箱としての使用には適さない。
特許文献2や特許文献3に記載されている包装箱の場合、一方のフラップの溝部に他方のフラップの差込片を差し込んで形成される天面閉鎖構造であって、包装箱内に差込片の先端部が突出することがないので、天面閉鎖作業時に収容商品を傷付けるおそれはない。しかし、両特許文献記載の包装箱の天面閉鎖構造は、単板のフラップ同士を重ね合わせて一方のフラップ内に形成されている溝部に他方のフラップ自体の一部によって形成されている差込片を差し込んで組み立てた構造であり、内外から包装箱天面に加わる圧力によって変形しやすい構造であるので収容商品によっては傷みが発生することが懸念される。
本発明は、天面閉鎖作業時や開封作業時に、箱内に収容した傷みやすい青果物等の商品を天面閉鎖部材によって傷つけることなく容易に閉鎖作業や開封作業を行うことができるとともに、商品収容状態での取り扱い時や輸送時に包装箱に加わる外力によって閉鎖部に収容商品を傷つけるような撓みが発生したり、閉鎖部が開封されてしまったりすることがない高強度の閉鎖構造を有するノンステープルタイプの段ボール製包装箱を提供することを目的とする。
上記課題の解決に寄与する閉鎖構造を有する本発明のダンボール製包装箱は、以下に規定される天面閉鎖構造を有するノンステープル型の包装箱である。なお、文中の符号は図面中で包装箱の各部分に付されている符号と同一である。
(1)一対の端壁板(3)と一対の側壁板(2)よりなる矩形胴部(A)と、両端壁板(3)上辺に連設されている支持部形成板(5)によって矩形胴部(A)内に水平に突出した状態に形成されていてその上面に差込孔(5d)が形成されている一対の扁平筒状支持部(5−1)、及び一対の側壁板(2)の上辺に連設されていて両側縁部に差込部(4a)が形成されている上面閉鎖板(4)よりなる天面閉鎖部材(B)と、一対の端壁板(3)の下辺に連設されている端壁板側の下面閉鎖板(7)及び一対の側壁板(2)の下辺に連設されている側壁板側の下面閉鎖板(6)よりなる底面閉鎖部材(C)を有するノンステープル型の包装箱であって、
天面閉鎖部材(B)による天面の閉鎖構造が、前記扁平筒状支持部(5−1)の上面に折り重ねた前記上面閉鎖板(4)を、該上面閉鎖板(4)の両側縁の差込部(4a)を扁平筒状支持部(5−1)の上面差込孔(5d)から扁平筒状支持部(5−1)内に差し込み係合して扁平筒状支持部材(5−1)上に支持固定する閉鎖構造であることを特徴とする段ボール製包装箱。
(2)前記扁平筒状支持部(5−1)は、一対の端壁板(3)の上辺に折線(L3)を介して連設されている支持部形成板(5)を、該上辺の折線(L3)から矩形胴部(A)内方向に直角に折り曲げた後、該支持部形成板(5)の中央部に前記上辺の折線(L3)に平行に設けられている2本の折線(L5a),(L5b)によってさらに矩形胴部(A)の底面方向及び端壁板(3)方向に順次直角に折り曲げ、先端縁に設けられている突起部(5e)を相対する端壁板(3)に設けられている嵌合部(5f)に嵌合して、上面板(5a)、側面板(5c)、下面板(5b)を有する扁平筒状体として両端壁板(3)から矩形胴部(A)内に水平に突出した状態に形成されていると共に、扁平筒状支持部(5−1)の両側縁から中央方向に所定距離離間した上面の対称位置において、前記上面板(5a)部分と側面板(5c)部分を切り欠いて前記一対の差込孔(5d)が形成されていることを特徴とする(1)項記載の段ボール製包装箱。
(3)前記扁平筒状支持部(5−1)の上面の差込孔(5d)は、前記支持部形成板(5)の中央部に前記上辺の折線(L3)に平行に設けられている2本の折線(L5a,L5b)間に形成される前記側面板(5c)部分に相当する深さの凹部が形成されるように上面板(5a)の部分及び側面板(5c)の部分を切り欠くことによって扁平筒状支持部(5−1)の上面に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の段ボール製包装箱。
(4)前記扁平筒状支持部(5−1)の上面の一対の差込孔(5d)の間に位置する上面板の中央部は、両差込孔(5d)に面する先端縁が両差込孔(5d)方向に円弧状に突出していることを特徴とする(1)項〜(3)項のいずれか1項に記載の段ボール製包装箱。
(5)前記底面閉鎖部材(C)による底面閉鎖構造が、前記天面閉鎖部材(B)による天面閉鎖構造と同一構造であることを特徴とする(1)項〜(4)項のいずれか1項に記載の段ボール製包装箱。
(6)前記一対の側壁板(2)の少なくとも一方の側壁板の上面閉鎖板(4)内にコ字形状の切線(X)によって形成されている開閉自在な覗窓形成片(Y)を有することを特徴とする(1)項〜(5)項のいずれか1項に記載の段ボール製包装箱。
本発明により、包装箱閉鎖作業時や開封作業時に、箱内に収容した傷付きやすい青果物等の商品を天面閉鎖部材によって傷つけることなく容易に閉鎖作業や開封作業を行うことが可能であり、商品収容状態での取り扱い作業時や運搬時に包装箱に加わる外力によって天面に収容商品を傷つけるような撓みが発生したり、天面が開封されてしまったりすることがない高い強度の天面閉鎖構造を有するノンステープルタイプの段ボール製包装箱が提供される。
本発明の一実施形態であるダンボール製包装箱の展開図(ブランクシート図)である。 図1のブランクシートから矩形胴部を形成した図である。 図2の矩形胴部における底面を閉鎖し、端壁板上辺の支持部形成板を折り畳んで扁平筒状支持部を形成した状態を示す図である。 図3の扁平筒状支持部の差込孔に一方の側壁板上辺の上面閉鎖板の差込部を差し込み係合する作業状態を示す図である。 図4に続いて、両側壁板上辺の上面閉鎖板を扁平筒状支持部上に結合支持して天面を閉鎖した組み立て完了状態を示す図である。 図1とは異なる本発明の一実施形態である段ボール製包装箱の展開図(ブランクシート図)である。
以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
本発明の段ボール製包装箱は、廃棄処理並びにリサイクル処理の容易で、強度が高く、緩衝性及び断熱性等に優れた段ボールシートによって製造されるノンステープル型の閉鎖構造を有する包装箱である。
本発明のダンボール製包装箱は、一枚の段ボールシートを図1に示すように切り抜いたブランクシートより組み立てられる。
図1のブランクシート(1)において、(2)は矩形胴部(A)を形成する一対の側壁板であり、(3)は矩形胴部(A)を形成する一対の端壁板である。
端壁板(3)には、その上辺に折線(L3)を介して扁平筒状支持部(5−1)を形成するための支持部形成板(5)が連設されており、下辺には折線(L7)を介して端壁板側の下面閉鎖板(7)が連設されている。
支持部形成板(5)は、その高さ方向中央において前記折線(L3)に平行な2本の折線(L5a)と(L5b)とによって3つの部位に区分されており、折線(L3)と折線(L5a)間は扁平筒状支持部(5−1)を組み立てた際に上面板(5a)を形成する部位であり、折線(L5a)と折線(L5b)間の狭幅な部位は側面板(5c)を形成する部位であり、折線(L5b)から先端縁に至る部位は下面板(5b)を形成する部位である。
また、支持部形成板(5)には、その両側縁から中央方向に離間した対称箇所において、折線(L3)と折線(L5a)の間の上面板(5a)の部分と、折線(L5a)と折線(L5b)の間の側面板(5c)の部分とを合わせて切り欠くことにより、扁平筒状支持部(5−1)上面に一対の差込孔(5d)が形成されている。
さらに、支持部形成板(5)の下面板(5b)の先端縁には、下面板の両側縁から所定距離離間した対称位置に一対の突起部(5e)が形成されており、端壁板(3)の上辺の折線(L3)に沿った領域には上記下面板(5b)の先端縁の一対の突起部(5e)と嵌合する嵌合部(5f)が端壁板内の上辺に沿った領域を部分的に切り欠いて形成されている。
他方、一対の側壁板(2)の上辺には、折線(L2)を介して上面閉鎖板(4)が連設されており、下辺には折線(L6)を介して下面閉鎖板(6)が連設されている。
側壁板(2)の上面閉鎖板(4)には、その両側縁から中央方向に所定距離離間した対称位置に、上面閉鎖板(4)の先端縁から中央部に至る長さで上面閉鎖板内を垂直に切り欠いて形成されている一対の溝部(4b)によって中央部と区分されている両側縁部よりなる一対の差込部(4a)が形成されている。
また、一対の側壁板(2)の上面閉鎖板(4)いずれか一方又は両方には、上面閉鎖板(4)内をコ字状に切断する切線(X)によって形成されている覗窓形成片(Y)を設けることが好ましい。このような覗窓形成片は、上面閉鎖板(4)の先端縁の2点を起点とする2本の垂直方向に平行な切線(X)によって上面閉鎖板(4)内を切断した形状のもの(Y)として設けることもできる。
図1及び図2に示されている底面閉鎖部材(C)は、収容商品を傷つけることがなく、商品収容状態での運搬作業や各種取扱作業に求められる十分な底面強度を有するノンステープル型の閉鎖構造の底部を構築できる限り、その閉鎖部材の種類に特に制限はないので、図1及び図2には、底面閉鎖部材(C)を形成する側壁板側の下面閉鎖板(6)及び端壁板側の下面閉鎖板(7)の形状・構造については、底面閉鎖部材(C)を構成する側壁板側の下面閉鎖板(6)と端壁板側の下面閉鎖板(7)の最も単純な組み合わせ例のみを示している。
側壁板側の下面閉鎖板(6)及び端壁板側の下面閉鎖板(7)の組み合わせによる底面の閉鎖構造の例としては、0201方式、オートマチックロックボトム方式及びセミオートマチックロックボトム方式等も採用できる。また、矩形胴部(A)の底面の閉鎖構造を天面の閉鎖構造と同一構造とすると、特に商品収容状態での取り扱い時や運搬時に包装箱に加わる外力によって天面や底面に収容商品を傷つけるような撓みが発生したり、天面や底面が予定外に開封されてしまったりすることがない高い強度を有する閉鎖構造を天面及び底面の両面に有するノンステープルタイプの段ボール製包装箱とすることができる。このように、天面と底面の閉鎖構造を同一構造とする包装箱のブランクシートは図6に示される。
すなわち、端壁板(3)の下辺に、上辺側の支持部形成板(5)と対称形の支持部形成板(7)が折線(L7)を介して連設されており、該支持部形成板(7)には、上辺側の支持部形成板(5)における上面板(5a)、側面板(5c)、下面板(5b)の夫々に相当する上面板(7a)、側面板(7c)、下面板(7b)を形成するための折線(L7a)、折線(L7b)が形成されている。
そして、該支持部形成板(7)の両側縁から所定距離離間した対称位置には、上辺側の支持部形成板(5)における上面板(5a)と側面板(5c)を部分的に切り欠いて形成されている差込孔(5d)に相当する差込孔(7d)が扁平筒状支持部の上面に形成されている。
他方、側壁板(2)の下辺には、上辺側の上面閉鎖板(4)と対称形である側壁板側の下面閉鎖板(6)が折線(L6)を介して連設されており、上面閉鎖板(4)と同様に、その両側縁から中央方向に所定距離離間した対称位置に、下面閉鎖板(6)の先端縁から中央部にいたる長さ部分を垂直線状に切り欠いて形成されている一対の溝部(6b)によって中央部と区分されている両側縁部よりなる一対の差込部(6a)が形成されている。
なお、上辺側の上面閉鎖板(4)に形成されている覗窓形成片(Y)や(Y)は、下辺側の下面閉鎖板(6)には特に設ける必要はない。
次に、図1に示される段ボール製ブランクシートから本発明の包装箱を組み立てる手順について説明する。
まず、図1のブランクシートから相対する一対の側壁板(2,2)と相対する一対の端壁板(3,3)から矩形筒状体を組み立て、突合せ状態となる側壁板(2)と端壁板(3)の側縁部を糊代(8)によって接合して図2に示す筒状体を形成する。
次いで、下辺側の側壁板側の下面閉鎖板(6)と端壁板側の下面閉鎖板(7)を組み合わせてノンステープル型の閉鎖底部を形成した後、端壁板(3)の上辺側の支持部形成板(5)を折線(L3)から筒状体内方向に直角に折込み、さらに、折線(L5a)から底面方向に、次いで折線(L5b)によって端壁板(3)方向に順次直角に折り曲げ、端壁板(3)に当接する下面板(5b)の先端縁における一対の突起部(5e)を端壁板(3)の上辺に沿った領域を切り欠いて形成されている一対の嵌合部(5f)に嵌合することによって、図3に示されるように、端壁板(3)の上辺に沿った領域から筒状体内に水平に突出する扁平筒状支持部(5−1)を形成する。
上記のように端壁板上辺に扁平筒状支持部(5−1)を形成したら、箱内に商品を収容し、次いで、一対の側壁板(2)の上辺に連設されている上面閉鎖板(4)を折線(L2)から上記扁平筒状支持部(5−1)の上面に折り重ねると共に、図4に示すように、該上面閉鎖板(4)の両側縁に形成されている差込部(4a)を扁平筒状支持部(5−1)の上面に形成されている差込孔(5d)から扁平筒状支持部(5−1)内に差し込み係合して天面を閉鎖して、図5に示す状態の商品収容包装箱を完成する。
上記のような天面閉鎖構造を有する本発明の包装箱は、箱内に商品を収容した状態で天面を閉鎖する際に、側壁板の上面閉鎖板(4)の差込部(4a)の先端部が扁平筒状支持部(5−1)内部に収納された状態であるので、天面閉鎖作業時に箱内の収容商品を傷つけることがない。また、扁平筒状支持部(5−1)は、端壁板の上辺領域に固定されているとともに、側壁板の上辺から天面を覆う単板の段ボールシートからなる上面閉鎖板(4)を広い面積で支えるため、商品収容状態の包装箱の輸送時や種々の取扱作業時に包装箱に加わる外力により包装箱が変形したり、天面が予定外に開封されたりすることのない強度が付与されている。
また、扁平筒状支持部(5−1)の上面の一対の差込孔(5d)の間に位置する上面板(5a)の中央部における、両差込孔(5d)に面する先端縁を両差込孔(5d)方向に円弧状に突出させることによって、差込部(4a)が簡単に抜け出ることがないように確実に抑え付ける構造とすることができる。
本発明のダンボール製包装箱は、上記のように、商品収容状態で箱体の天面を閉鎖する作業時に天面閉鎖部材により収容商品を傷付けることがなく、商品収容状態の包装箱の輸送時や種々の取扱作業時に想定される包装箱に加わる外力程度では包装箱が変形したり、天面が予定外に開封されたりすることのない強度を有していることに加えて、商品の収容作業現場での組み立て作業や開封作業が簡単であって使用後の包装箱の外観が優れていて再利用が可能であるし、ノンステープル方式の天面や底面の閉鎖構造を有していることによりリサイクル性をも備えているので、特に傷みやすく、慎重な箱詰め作業、輸送作業が要求される青果物等用の包装箱として有用である。
1:ブランクシート
2:側壁板
3:端壁板
4:上面閉鎖板
4a:差込部
4b:溝部
5:支持部形成板
5−1:扁平筒状支持部
5a:上面板
5b:下面板
5c:側面板
5d:差込孔
5e:突起部
5f:嵌合部
6:下面閉鎖板
6a:差込部
6b:溝部
7:下面閉鎖板
7a:上面板
7b:下面板
7c:側面板
7d:差込孔
7e:突起部
7f:嵌合部
8:糊代
L2,L3,L5a,L5b,L6,L7,L7a,L7b:折線
、X:切線
,Y:覗窓形成片
A:矩形胴部
B:天面閉鎖部材
C:底面閉鎖部材

Claims (6)

  1. 一対の端壁板と一対の側壁板よりなる矩形胴部と、両端壁板上辺に連設されている支持部形成板によって矩形胴部内に水平に突出した状態に形成されていてその上面に差込孔が形成されている一対の扁平筒状支持部及び一対の側壁板の上辺に連設されていて両側縁部に差込部が形成されている一対の上面閉鎖板よりなる天面閉鎖部材と、一対の端壁板の下辺に連設されている端壁板側の下面閉鎖板及び一対の側壁板の下辺に連設されている側壁板側の下面閉鎖板よりなる底面閉鎖部材を有するノンステープル型の包装箱であって、
    天面閉鎖部材による天面の閉鎖構造が、前記扁平筒状支持部上面に折り重ねた前記上面閉鎖板を、該上面閉鎖板の両側縁の差込部を扁平筒状支持部の上面差込孔から扁平筒状支持部内に差し込み係合して扁平筒状支持部材上に支持固定する閉鎖構造であることを特徴とする段ボール製包装箱。
  2. 前記扁平筒状支持部は、一対の端壁板の上辺に折線を介して連設されている支持部形成板を、該上辺の折線から矩形胴部内方向に直角に折り曲げた後、該支持部形成板の中央部に前記上辺の折線に平行に設けられている2本の折線によってさらに矩形胴部の底面方向及び端壁板方向に順次直角に折り曲げ、先端縁に設けられている突起部を相対する端壁板に設けられている嵌合部に嵌合して、上面板、側面板、下面板を有する扁平筒状体として両端壁板から矩形胴部内に水平に突出した状態に形成されていると共に、扁平筒状支持部の両側縁から中央方向に所定距離離間した上面の対称位置において、前記上面板部分と側面板部分を切り欠いて前記一対の差込孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載の段ボール製包装箱。
  3. 前記扁平筒状支持部の上面の差込孔は、前記支持部形成板の中央部に前記上辺の折線に平行に設けられている2本の折線間に形成される前記側面板部分に相当する深さの凹部が形成されるように上面板の部分及び側面板の部分を切り欠くことによって扁平筒状支持部の上面に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の段ボール製包装箱。
  4. 前記扁平筒状支持部の上面の一対の差込孔の間に位置する上面板の中央部は、両差込孔に面する先端縁が両差込孔方向に円弧状に突出していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の段ボール製包装箱。
  5. 前記底面閉鎖部材による底面閉鎖構造が、前記天面閉鎖部材による天面閉鎖構造と同一構造であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の段ボール製包装箱。
  6. 前記一対の側壁板の少なくとも一方の側壁板の上面閉鎖板内にコ字形状の切線によって形成されている開閉自在な覗窓形成片を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の段ボール製包装箱。
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