JP2017054074A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転操作部材のクリック機構を用いた良好な操作性を確保しつつ回転操作部材の径方向の小型化ひいては電子機器の小型化を実現する。【解決手段】凹部105aと凸部105bが外周部に沿って交互に形成され、クリック孔105cが凹部105aおよび凸部105bより内周側に形成された回転部材105と、操作リング101の回転操作によって、クリック孔105cに係合する状態とクリック孔105cから離脱する状態とを繰り返すボール107と、操作リング101の回転操作によって、回転部材105の凹部105aを検知する状態と凸部105bを検知する状態とを繰り返して操作リング101の回転方向及び回転操作量を検出する検出手段112a,112bとを備える。クリック孔105cと凹部105aとが回転部材105の直径方向に並ばないように、クリック孔105c、凹部105aおよび凸部105bが形成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置を含む電子機器に関し、特に回転操作可能な回転操作部材を有する電子機器に関する。
デジタルカメラ等の電子機器では、一般的にレンズ鏡筒の外周部の操作リングを回転操作することにより、その回転方向及び回転操作量に基づき、レンズ鏡筒のズーム調整やフォーカス調整、もしくは設定パラメータを変更するものがある。また、操作リングの回転操作量を把握し易くするためのクリック機構を設けて操作性を向上させた電子機器も知られている。
従来、操作リングと共に回転する回転部材に、クリック機構のための第1の孔と回転方向及び回転操作量を検出するための第2の孔を設け、第1の孔と第2の孔とを直径方向につながるように形成した技術が提案されている(特許文献1)。
特開2011−8970号公報
しかし、上記特許文献1では、操作リングと共に回転する回転部材に第1の孔、第2の孔、及び剛性確保のための最外形部分が直径方向につながるように形成されているため、操作リングの径方向の大型化ひいては電子機器の大型化を招く原因になる。
そこで、本発明は、回転操作部材のクリック機構を用いた良好な操作性を確保しつつ回転操作部材の径方向の小型化を実現する電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、回転操作可能な回転操作部材と、前記回転操作部材と一体に回転可能であり、第1の凹部および第1の凸部が外周部に沿って交互に形成されており、複数のクリック孔が周方向に沿って前記第1の凹部および前記第1の凸部より内周側に形成されている回転部材と、前記回転操作部材の回転操作によって、前記クリック孔に係合する状態と前記クリック孔から離脱する状態とを繰り返して前記回転操作部材に対してクリック感を発生させるクリック感発生部材と、前記回転操作部材の回転操作によって、前記回転部材の前記第1の凹部を検知する状態と前記第1の凸部を検知する状態とを繰り返して前記回転操作部材の回転方向及び回転操作量を検出する検出手段と、を備え、前記クリック孔と前記第1の凹部とが前記回転部材の回転中心と直交する方向に並ばないように、前記クリック孔、前記第1の凹部および前記第1の凸部が前記回転操作部材に形成されていることを特徴とする。
また、本発明の電子機器は、回転操作可能な回転操作部材と、前記回転操作部材と一体に回転可能であり、複数のクリック孔が周方向に沿って形成されている回転部材と、前記回転操作部材と前記回転部材との間に挟持されるベース部材と、凹部および凸部が外周部に沿って交互に形成されており、前記回転部材と前記ベース部材との間で前記クリック孔を覆うように前記回転部材に固定されおり、前記回転部材が回転した際に、前記ベース部材に対して回転方向に摺動する摺動部材と、前記回転部材の前記摺動部材が固定されている側とは反対側に配置されており、前記回転操作部材の回転操作によって、前記クリック孔に係合する状態と前記クリック孔から離脱する状態とを繰り返して前記回転操作部材に対してクリック感を発生させるクリック感発生部材と、前記回転操作部材の回転操作によって、前記凹部を検知する状態と前記凸部を検知する状態とを繰り返して前記回転操作部材の回転方向及び回転操作量を検出する検出手段と、を備え、前記クリック孔と前記凹部とが前記回転部材の回転中心と直交する方向に並ばないように、前記摺動部材は前記回転部材に固定されていることを特徴とする。
本発明によれば、回転操作部材のクリック機構を用いた良好な操作性を確保しつつ回転操作部材の径方向の小型化を実現することができる。
(a)は本発明の電子機器の第1の実施形態であるデジタルカメラを正面側(被写体側)から見た斜視図、(b)は(a)に示すデジタルカメラを背面側から見た斜視図である。 図1(a)に示すデジタルカメラの分解斜視図である。 フロントカバーユニットの分解斜視図である。 (a)は回転部材と摺動シートの分解斜視図、(b)は回転部材と摺動シートの組み付け後の正面図である。 (a)はフロントカバーユニットを内側から見た図、(b)は(a)のA−A線断面図である。 図5に示すクリック位置から回転部材を時計回り方向に回転させたときのフォトインタラプタの出力信号のタイミングチャート図である。 本発明の電子機器の第2の実施形態であるデジタルカメラにおいて、(a)は回転部材と摺動シートの分解斜視図、(b)は回転部材と摺動シートの組み付け後の正面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)は本発明の電子機器の第1の実施形態であるデジタルカメラを正面側(被写体側)から見た斜視図、図1(b)は図1(a)に示すデジタルカメラを背面側から見た斜視図である。なお、本実施形態では、電子機器として、撮像装置の一例としてのデジタルカメラを例示するが、これに限定されない。
図1(a)に示すように、本実施形態のデジタルカメラ1は、正面側に、レンズ鏡筒2が設けられ、レンズ鏡筒2の外周側には、操作リング101が回転操作可能に設けられている。操作リング101を回転操作することにより、レンズ鏡筒2のズーム調整やフォーカス調整、もしくは撮影パラメータを変更することができる。デジタルカメラ1のレンズ鏡筒2の左側には、グリップ部3が配置され、グリップ部3の上方には、撮影パラメータを変更するための電子ダイアル4が設けられている。デジタルカメラ1の上面部には、電源ボタン8、レリーズボタン7、ズームレバー6、露出補正ダイアル5、モードダイアル10、視度調整ダイアル11、及びポップアップ式のストロボユニット9等が設けられている。操作リング101は、本発明の回転操作部材の一例に相当する。
図1(b)に示すように、デジタルカメラ1の背面側には、LCD等の表示装置21が2軸ヒンジ部22を介して開閉方向の回動可能、かつ開状態で回転可能に支持されている。表示装置21の上方には、ファインダ表示部20が設けられ、表示装置21の右側には、各種操作ボタン群23a〜23f、および回転操作可能なコントロールホイール24が設けられている。また、デジタルカメラ1のグリップ部3側の側面には、外部端子コネクタを開閉可能に覆うコネクタカバー25が設けられている。
図2は、図1(a)に示すデジタルカメラ1の分解斜視図である。図2に示すように、デジタルカメラ1のカメラ本体200には、レンズ鏡筒2、ファインダ表示部20、不図示のバッテリ収納部、及び電子回路基板等が組み付けられ、この状態でトップカバーユニット400、及び表示ユニット500が組み付けられる。表示ユニット500は、表示装置21と2軸ヒンジ部22が一体化されている。また、ファインダ表示部20には、アイピースユニット600が組み付けられる。
さらに、カメラ本体200には、左サイドカバーユニット700と右サイドカバーユニット800が組み付けられ、最後にカメラ本体200の正面側及び背面側に、それぞれフロントカバーユニット100及びリアカバーユニット300を組み付けられる。これにより、デジタルカメラ1が組み立てられる。
図3は、フロントカバーユニット100の分解斜視図である。図3に示すように、フロントカバーユニット100のフロントベース部材153には、デジタルカメラ1の正面側の外装を形成するフロントカバー151が両面テープで貼り付けられ接着剤等で固定される。フロントカバー151には、グリップ部3が組み付けられ、ネジ154等により固定される。
また、フロントベース部材153には、操作リング101が組み付けられる。操作リング101には、クッション性を有するリング状の付勢部材102が両面テープ等を介して貼り付けられ、また、操作リング101の周溝101fには、フッ素ゴムなどの摺動性に優れたOリング103が組み付けられる。
フロントベース部材153には、操作リング101と一体に回転可能な回転部材105が組み付けられ、操作リング101と回転部材105との間にフロントベース部材153が挟持される。回転部材105の外周部には、正面側に向けて突出する回転位置規制部105d及びフッキング部105eがそれぞれ周方向に複数設けられている。回転位置規制部105dは、操作リング101の回転位置規制凹部101dに対応して形成され、回転位置規制部105dを回転位置規制凹部101dに合わせて位相を決めた状態でフッキング部105eを操作リング101の突起部101eに係合させる。
フッキング部105eは、回転部材105の周方向に略等間隔で4箇所設けられている。回転部材105に設けられるフッキング部105eが3箇所の場合、外部からの衝撃で1箇所のフッキング部105eが外れてしまった場合に、操作リング101が容易に外れてしまうため、1箇所あたりのフッキング部105eの強度を上げる必要がある。
一方、1箇所あたりのフッキング部105eの強度を上げすぎると、組立性を損なう可能性が高い。このため、回転部材105にフッキング部105eを4箇所設けることで、1箇所あたりのフッキング部105eの必要な強度を確保しつつ、組立性を損なうことを防ぐことができる。また、回転部材105には、摺動シート104が貼り付けられる。摺動シート104は、回転部材105とフロントベース部材153との間に配置され、回転部材105が回転する際に、フロントベース部材153に対して回転方向に摺動する。なお、回転部材105と摺動シート104の詳細については、後述する。
また、フロントベース部材153には、フォトインタラプタ112a,112bを実装したフレキシブル基板111が組み付けられる。フォトインタラプタ112a,112bには、フォトダイオード等の発光部と受光部が設けられている。発光部と受光部の間に、遮光部材が有る場合は、発光部からの光が遮られるため、受光部が光を受けることができず、発光部と受光部の間に、遮光部材が無い場合は、受光部が光を受けることができる。
更に、フロントベース部材153には、保持部材106が組み付けられる。保持部材106の腕部106aは、フレキシブル基板111を押さえて固定する。保持部材106には、ガイド孔106bが形成されている。ガイド孔106bには、ボール107及びバネ108が組み付けられ、この状態でバネ保持部材109を組み付けてネジ110で固定することで、フロントカバーユニット100が組み立てられる。ボール107は、本発明のクリック感発生部材の一例に相当する。また、ボール107は、クリック孔105cに向けて付勢されている球面形状を有する部材の一例に相当する。
図4(a)は回転部材105と摺動シート104の分解斜視図、図4(b)は回転部材105と摺動シート104の組み付け後の正面図である。
図4に示すように、回転部材105は、リング状に形成され、回転部材105の外周部には、周方向に沿って凹部105aと凸部105bが交互に略等間隔で形成されている。複数の凸部105bは、フォトインタラプタ112a,112bの遮光部材となる。凹部105aおよび凸部105b内周側には、クリック孔105cが形成されている。クリック孔105cは、回転部材105の回転中心と直交する方向(回転部材105の直径方向)に複数の凸部105bと並ぶように、回転部材105に複数形成されている。クリック孔105cは、凸部105bの同じ数だけ形成されている。したがって、複数の凹部105aは、それぞれ周方向に互いに隣り合うクリック孔105cとクリック孔105cとの間に配置される。ここで、凹部105aは、本発明の第1の凹部の一例に相当し、凸部105bは、本発明の第1の凸部の一例に相当する。摺動シート104は、本発明の摺動部材の一例に相当する。
このように、本実施形態では、フォトインタラプタ112a,112bの遮光部材となる凸部105bの位置にクリック孔105cが形成され、凹部105aが凸部105bと周方向に並んで配置されている。つまり、クリック孔105cと凹部105aとが回転部材105の回転中心と直交する方向(回転部材105の直径方向)に並ばないように、クリック孔105c、凹部105aおよび凸部105bが回転部材105に形成されている。
摺動シート104も回転部材105と同様に、リング状に形成され、摺動シート104の外周部には、周方向に沿って凹部104aと凸部104bが交互に略等間隔で形成されている。凹部104aは、本発明の第2の凹部の一例に相当し、凸部104bは、本発明の第2の凸部の一例に相当する。摺動シート104の凹部104aの周方向の幅は、回転部材105の凹部105aの周方向の幅よりも大きくなっている。また、摺動シート104の凸部104bの周方向の幅は、回転部材105の凸部105bの周方向の幅よりも小さくなっている。
摺動シート104の凹部104aの摺動シート104の外径は、回転部材105の凹部105aの回転部材105の外径よりも小さくなっている。摺動シート104の凸部104bの摺動シート104の外径は、回転部材105の凸部105bの回転部材105の外径よりも小さくなっている。
摺動シート104の凹部104aと回転部材105の凹部105aとが互いに重なり合い、摺動シート104の凸部104bと回転部材105の凸部105bとが互いに重なり合うように、摺動シート104は両面テープ等を介して回転部材105に固定される。また、摺動シート104は、回転部材105のクリック孔105cを覆うように、ボール107が配置される側と反対側から回転部材105に固定される。つまり、回転部材105は、ボール107と摺動シート104との間に挟まれる状態となる。摺動シート104は、回転部材105の外径部から突出することなく、かつ回転部材105のクリック孔105cを覆い隠して、回転部材105に固定される。これにより、フロントベース部材153と回転部材105との良好な摺動性を確保しつつ、クリック孔105cから光がフォトインタラプタ112a,112bに到達して誤検知するのを防ぐことが可能となる。
図5(a)はフロントカバーユニット100を内側から見た図、図5(b)は図5(a)のA−A線断面図である。図5(a)では、回転部材105のクリック孔105cにボール107が係合している状態を示している。なお、図5(a)においては、説明の便宜上、保持部材106、バネ保持部材109、及びネジ110の図示は省略している。
まず、クリック機構について説明する。ボール107は、バネ108の付勢力によって回転部材105に押し付けられている。回転部材105には、前述したように、複数のクリック孔105cが周方向に略等間隔で設けられている。クリック孔105cの孔幅は、ボール107の径よりも小さく設定されている。
回転部材105がレンズ鏡筒2の光軸を中心に操作リング101と共に回転すると、ボール107は、クリック孔105cに係合する状態とクリック孔105cから離脱する状態を繰り返す。ボール107が、クリック孔105cに係合するときと、クリック孔105cとクリック孔105cとの間を乗り上げるときにクリック感を発生させる。なお、バネ108の付勢力を調整したり、ボール107のサイズを調整したり、クリック孔105cの孔幅を調整したりすることによって、所望のクリック感を得ることができる。
図5(b)では、回転部材105の凹部105aがフォトインタラプタ112bの中心付近に位置している。つまり、フォトインタラプタ112bからの光は遮光されていない状態を示す。図示は省略するが、フォトインタラプタ112aについても同様に遮光されていない状態である。
図6は、図5に示すクリック位置から回転部材105を時計回り方向に回転させたときのフォトインタラプタ112a,112bの出力信号のタイミングチャート図である。フォトインタラプタ112a,112bの出力信号は、フォトインタラプタ112a,112bが遮光されると、H(HIGH)となり、遮光されていないとL(LOW)となる。前述したように、ボール107がクリック孔105cに係合する位置にあるときは、フォトインタラプタ112a,112bは、遮光されていないので、フォトインタラプタ112a,112bの出力信号は、共にLである。
フォトインタラプタ112a,112b遮光されていない角度、すなわち、回転部材105の凹部105aの角度をPとし、遮光されている角度、すなわち、回転部材105の凸部105bの角度をQとすると、P+Qが1周期となる。これは、クリック孔105cの1ピッチに相当する。回転部材105、すなわち操作リング101の回転方向や回転操作量を検出するために、P/2だけフォトインタラプタ112aの出力信号とフォトインタラプタ112bの出力信号の位相をずらした位置にフォトインタラプタ112a,112bを配置する。
この条件であれば、フォトインタラプタ112aとフォトインタラプタ112bは、隣り合う位置に配置する必要はない。回転部材105を時計回りに1ピッチ回転操作すると、フォトインタラプタ112aとフォトインタラプタ112bの出力信号は、「L−L」、「L−H」、「H−H」、「H−L」の順に変化し、「L−L」へ戻る。
回転部材105を反時計回りに1ピッチ回転操作すると、フォトインタラプタ112aとフォトインタラプタ112bの出力信号は、「L−L」、「H−L」、「H−H」、「L−H」の順に変化し、「L−L」へ戻る。
2つのフォトインタラプタ112a,112bの出力信号が「L−L」からスタートして、「L−H」へ変化したら時計回り、「H−L」へ変化したら反時計回りと回転部材105の回転方向を検知することができる。また、2つのフォトインタラプタ112a,112bの出力信号が「L−L」からスタートして「L−L」へ戻ったときに、1ピッチ回転操作したことを検知することができる。このようにして、操作リング101の回転方向および回転操作量の検知が可能である。なお、本実施形態では、「L−L」、つまり、フォトインタラプタ112a,112bが遮光されていない状態をボール107がクリック孔105cに係合する位置としたが、これに限定されない。すなわち、フォトインタラプタ112a,112bが遮光されている状態をボール107がクリック孔105cに係合する位置としても、同様の作用効果を奏する。
以上説明したように、本実施形態では、回転部材105上で、クリック孔105cと凹部105aとが回転部材105の直径方向に並ばないので、回転部材105を直径方向に小型化することができる。回転部材105において、クリック孔105cを形成するためには、回転部材105の直径方向の寸法が必要になる。本実施形態では、回転部材105の直径方向の寸法に余裕がある凸部105bが形成されている部分にクリック孔105cを形成することができる。したがって、回転部材105の外径を拡大させることなく、クリック孔105c、凸部105bおよび凹部105aを回転部材105に形成することができる。これによって、本実施形態では、操作リング101のクリック機構を用いた良好な操作性を確保しつつ操作リング101の径方向の小型化ひいてはデジタルカメラ1の小型化を実現することができる。
(第2の実施形態)
次に、図7を参照して、本発明の電子機器の第2の実施形態であるデジタルカメラについて説明する。なお、上記第1の実施形態に対して重複する部分については、符号を流用しつつ図に同一符号を付してその説明を省略する。
図7(a)は回転部材205と摺動シート204の分解斜視図、図7(b)は回転部材205と摺動シート204の組み付け後の正面図である。図7(a)に示すように、回転部材205は、リング状に形成され、周方向に沿って複数のクリック孔205cが略等間隔で形成されている。回転部材205の外周部には、上記第1の実施形態のような凹凸形状部が設けられていない。
摺動シート204も回転部材205と同様に、リング状に形成され、摺動シート204の外周部には、周方向に沿って凹部204aと凸部204bが交互に略等間隔で形成されている。
図7(b)に示すように、摺動シート204の複数の凸部204bは、回転部材205の外径より径方向外側に突出している。また、摺動シート204の凹部204aは、回転部材205の外径と略同径になっている。摺動シート204は、凹部204aとクリック孔205cとが回転部材105の回転中心と直交する方向(回転部材105の直径方向)に並ばないように、治具等で位相を合わせた状態で両面テープ等を介して回転部材205に略同心に固定される。なお、凹部204aおよび凸部205bは、クリック孔205cの同じ数だけ形成されている。また、摺動シート204は、回転部材205のクリック孔105cを覆うように、ボール107が配置される側と反対側から回転部材205に固定される。つまり、回転部材205は、ボール107と摺動シート204との間に挟まれる状態となる。
かかる固定状態では、摺動シート204により回転部材205のクリック孔205cが覆われ、摺動シート204の凸部204bがフォトインタラプタ112a,112bの遮光部材となる。これにより、フロントベース部材153と回転部材205との良好な摺動性を確保しつつ、クリック孔205cから光がフォトインタラプタ112a,112bに到達して誤検知するのを防ぐことが可能となる。その他の構成、及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
なお、本発明の構成は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 デジタルカメラ
2 レンズ鏡筒
100 フロントカバーユニット
101 操作リング
104 摺動シート
105 回転部材
105a 凹部
105b 凸部
105c クリック孔
107 ボール
112a,112b フォトインタラプタ

Claims (7)

  1. 回転操作可能な回転操作部材と、
    前記回転操作部材と一体に回転可能であり、第1の凹部および第1の凸部が外周部に沿って交互に形成されており、複数のクリック孔が周方向に沿って前記第1の凹部および前記第1の凸部より内周側に形成されている回転部材と、
    前記回転操作部材の回転操作によって、前記クリック孔に係合する状態と前記クリック孔から離脱する状態とを繰り返して前記回転操作部材に対してクリック感を発生させるクリック感発生部材と、
    前記回転操作部材の回転操作によって、前記回転部材の前記第1の凹部を検知する状態と前記第1の凸部を検知する状態とを繰り返して前記回転操作部材の回転方向及び回転操作量を検出する検出手段と、を備え、
    前記クリック孔と前記第1の凹部とが前記回転部材の回転中心と直交する方向に並ばないように、前記クリック孔、前記第1の凹部および前記第1の凸部が前記回転操作部材に形成されていることを特徴とする電子機器。
  2. 前記回転操作部材と前記回転部材との間に挟持されるベース部材と、
    前記回転部材と前記ベース部材との間に配置され、前記回転部材が回転した際に、前記ベース部材に対して回転方向に摺動する摺動部材と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記摺動部材は、前記クリック孔を覆うように、前記クリック感発生部材が配置される側と反対側から前記回転部材に固定されていることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記摺動部材には、第2の凹部および第2の凸部が外周部に沿って交互に形成さており、前記摺動部材は、前記第2の凹部と前記第1の凹部とが互いに重なり合うとともに、前記第2の凸部と前記第1の凸部とが互いに重なり合うように、前記回転部材に固定されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の電子機器。
  5. レンズ鏡筒を備え、
    前記回転操作部材は、前記レンズ鏡筒の外周側に配置される操作リングであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 回転操作可能な回転操作部材と、
    前記回転操作部材と一体に回転可能であり、複数のクリック孔が周方向に沿って形成されている回転部材と、
    前記回転操作部材と前記回転部材との間に挟持されるベース部材と、
    凹部および凸部が外周部に沿って交互に形成されており、前記回転部材と前記ベース部材との間で前記クリック孔を覆うように前記回転部材に固定されおり、前記回転部材が回転した際に、前記ベース部材に対して回転方向に摺動する摺動部材と、
    前記回転部材の前記摺動部材が固定されている側とは反対側に配置されており、前記回転操作部材の回転操作によって、前記クリック孔に係合する状態と前記クリック孔から離脱する状態とを繰り返して前記回転操作部材に対してクリック感を発生させるクリック感発生部材と、
    前記回転操作部材の回転操作によって、前記凹部を検知する状態と前記凸部を検知する状態とを繰り返して前記回転操作部材の回転方向及び回転操作量を検出する検出手段と、を備え、
    前記クリック孔と前記凹部とが前記回転部材の回転中心と直交する方向に並ばないように、前記摺動部材は前記回転部材に固定されていることを特徴とする電子機器。
  7. 前記クリック感発生部材は、前記クリック孔に向けて付勢されている球面形状を有する部材であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電子機器。
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