JP2017052634A - 印刷装置 - Google Patents

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    • B41J3/4078Printing on textile

Abstract

【課題】記録媒体の搬送精度を向上すること。【解決手段】印刷装置100は、駆動ローラー25と、駆動ローラー25の回転により記録媒体95を移動させる無端ベルト26と、駆動ローラー25の原点位置と無端ベルト26の移動誤差との関係を表すローラー補正テーブルを取得するローラー補正テーブル取得手段と、無端ベルト26の原点位置と無端ベルト26の移動誤差との関係を表すベルト補正テーブルを取得するベルト補正テーブル取得手段と、ローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとに基づいて駆動ローラー25の回転量を算出して駆動ローラー25の駆動を制御する制御部と、を有している。【選択図】図10

Description

本発明は、印刷装置に関する。
近年、綿、絹、ウール、化学繊維、混紡等の布帛に対する捺染では、布帛の表面に向かってインクを吐出し布帛に模様などの印刷を行うインクジェット方式の印刷装置が使用されている。捺染で使用される印刷装置は、伸縮性のある布帛を記録媒体として扱うために、粘着性を有する無端ベルトに記録媒体を載置して移動させている。このような印刷装置では、無端ベルトの厚み方向の寸法ばらつきにより無端ベルトの移動量に誤差が生じる。このため、例えば、特許文献1には、テスト印刷により搬送ベルト(無端ベルト)の送り位置に応じた補正送り量を求め、無端ベルトの送り量を補正送り量に補正するインクジェット記録装置(印刷装置)が開示されている。これにより、無端ベルトの接合部の厚さに起因する送り量の変動を制御できると記されている。
特許第5332884号公報
このような無端ベルトを備えた印刷装置では、無端ベルトの厚みばらつきに加え、無端ベルトを移動させるベルト駆動ローラーの偏心や記録媒体の種類、印刷時に指定される各種の印刷条件等により無端ベルトの移動誤差量が異なる。しかしながら、特許文献1に記載の印刷装置は、無端ベルトの厚みばらつき以外に起因する無端ベルトの移動誤差を補正する手段を備えていなかった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る印刷装置は、駆動ローラーと、前記駆動ローラーの回転により記録媒体を移動させる無端ベルトと、前記駆動ローラーの原点位置と前記無端ベルトの移動誤差との関係を表すローラー補正テーブルを取得するローラー補正テーブル取得手段と、前記無端ベルトの原点位置と前記無端ベルトの移動誤差との関係を表すベルト補正テーブルを取得するベルト補正テーブル取得手段と、前記ローラー補正テーブルと前記ベルト補正テーブルとに基づいて前記駆動ローラーの回転量を算出して前記駆動ローラーの駆動を制御する制御部と、を有していること、を特徴とする。
本適用例によれば、印刷装置は、駆動ローラーの原点位置と無端ベルトの移動誤差との関係を表すローラー補正テーブルを取得するローラー補正テーブル取得手段を有している。換言すると、印刷装置は、駆動ローラーの偏心に起因する無端ベルトの移動誤差を求める手段を有している。また、印刷装置は、無端ベルトの原点位置と無端ベルトの移動誤差との関係を表すベルト補正テーブルを取得するベルト補正テーブル取得手段を有している。換言すると、印刷装置は、無端ベルトの厚さに起因する無端ベルトの移動誤差を求める手段を有している。印刷装置の制御部は、ローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとに基づいて駆動ローラーの回転量を算出して駆動ローラーを駆動するので、無端ベルトの厚みばらつきに加え、駆動ローラーの偏心に起因する無端ベルトの移動誤差が補正される。これにより、無端ベルトの移動精度及び無端ベルト上に載置されている記録媒体の搬送精度が向上するので、記録媒体に記録される画像の印刷品質を向上させることができる。したがって、記録媒体の搬送精度を向上させて画像の印刷品質を向上させた印刷装置を提供することができる。
[適用例2]上記適用例に記載の印刷装置は、印刷時に指定される印刷条件に対応する前記ローラー補正テーブル及び前記ベルト補正テーブルを有し、前記制御部は、指定された印刷条件に適合する前記ローラー補正テーブル及び前記ベルト補正テーブルを選択すること、が好ましい。
本適用例によれば、印刷装置は、印刷時に指定される各種の印刷条件に基づいて取得されたローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとを有している。印刷装置の制御部が、指定された印刷条件に適合するローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとを選択し、駆動ローラーの回転量を算出して駆動ローラーを駆動することで、印刷条件に起因する無端ベルトの移動誤差を含めた補正を行うことができる。
[適用例3]上記適用例に記載の印刷装置において、前記印刷条件は、印刷品質を含むこと、が好ましい。
本適用例によれば、印刷装置は、印刷時に指定される印刷品質に基づいて取得されたローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとを有している。印刷品質には、例えば、印刷画質を優先したモードや、印刷速度を優先したモード等がある。具体的には、印刷品質に応じて印刷速度が違っている。無端ベルトの移動誤差量は、印刷速度によって異なるので、本適用例の印刷装置は、印刷品質に応じた印刷速度の違いに起因する無端ベルトの移動誤差を含めた補正を行うことができる。
[適用例4]上記適用例に記載の印刷装置において、前記印刷条件は、前記記録媒体の媒体種類を含むこと、が好ましい。
本適用例によれば、印刷装置は、印刷に使用される記録媒体に基づいて取得されたローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとを有している。無端ベルトの移動誤差量は、使用する記録媒体の伸縮性などによって異なるので、本適用例の印刷装置は、使用する記録媒体に起因する無端ベルトの移動誤差を含めた補正を行うことができる。
[適用例5]上記適用例に記載の印刷装置において、前記印刷条件は、前記記録媒体を搬送させる際の張力に関する条件を含むこと、が好ましい。
本適用例によれば、印刷装置は、印刷時に指定される記録媒体を搬送させる際の張力に関する条件に基づいて取得されたローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとを有している。搬送方法には、例えば、記録媒体に所定の張力を加えて搬送させる「テンションモード」や、記録媒体へのダメージを軽減させて搬送させる「たるみモード」等がある。無端ベルトの移動誤差量は、記録媒体の搬送モードによって異なるので、本適用例の印刷装置は、記録媒体の搬送方法に起因する無端ベルトの移動誤差を含めた補正を行うことができる。
[適用例6]上記適用例に記載の印刷装置は、前記記録媒体の移動方向において、前記無端ベルトの上流側及び下流側の少なくとも一方に前記記録媒体に加わる張力を計測する張力計測部と、前記張力計測部で計測された張力に対応する前記ローラー補正テーブル及び前記ベルト補正テーブルと、を有し、前記制御部は、前記張力計測部で計測された張力に適合する前記ローラー補正テーブル及び前記ベルト補正テーブルを選択すること、が好ましい。
本適用例によれば、印刷装置は、張力計測部で計測された記録媒体の張力に基づいて取得されたローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとを有している。制御部は、張力計測部で計測された張力に適合したローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとを選択するので、印刷中において記録媒体の張力に変動があった場合でも、張力に起因する無端ベルトの移動誤差を含めた補正を行うことができる。
実施形態1に係る印刷装置の概略全体構成を示す模式図。 無端ベルトを拡大表示した斜視図。 移動量検出センサーの断面図。 印刷装置の電気的な構成を示す電気ブロック図。 無端ベルトの搬送誤差の一例を示す図。 ベルト駆動ローラーの駆動軸原点を説明する図。 ローラー補正テーブルの一例を示す図。 無端ベルトのベルト位相を説明する図。 ベルト補正テーブルの一例を示す図。 印刷装置の印刷動作を説明するフローチャート図。 実施形態2に係る印刷装置の概略全体構成を示す模式図。 テンション計測部の拡大図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各層や各部材を認識可能な程度の大きさにするため、各層や各部材の尺度を実際とは異ならせている。
また、図1から図3、図6、図8、図11及び図12では、説明の便宜上、互いに直交する三軸として、X軸、Y軸及びZ軸を図示しており、軸方向を図示した矢印の先端側を「+側」、基端側を「−側」としている。また、以下では、X軸に平行な方向を「X軸方向」、Y軸に平行な方向を「Y軸方向」、Z軸に平行な方向を「Z軸方向」という。
(実施形態1)
<印刷装置の概略構成>
図1は、実施形態1に係る印刷装置の概略全体構成を示す模式図である。印刷装置100は、記録媒体95に画像などを形成することで記録媒体95の捺染を行うものである。記録媒体95としては、例えば、綿、ウール、化学繊維、混紡などの布帛が用いられる。本実施形態では、帯状の記録媒体95に対してロール方式で画像を形成する構成を例に上げて説明するが、これに限定するものではない。例えば、枚葉式などの方式であってもよい。
図1に示すように、印刷装置100は、記録媒体供給部10、記録媒体搬送部20、記録媒体回収部30、印刷部40、洗浄ユニット50、媒体密着部60、及び乾燥部97などを備えている。そして、これらの各部を制御する制御部1を有している。印刷装置100の各部は、フレーム部92に取り付けられている。
記録媒体供給部10は、画像を形成させる記録媒体95を印刷部40側に供給するものである。記録媒体供給部10は、供給軸部11及び軸受部12を有している。供給軸部11は、円筒状又は円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に設けられている。供給軸部11には、帯状の記録媒体95がロール状に巻かれている。供給軸部11は、軸受部12に対して着脱可能に取り付けられている。これにより、予め供給軸部11に巻かれた状態の記録媒体95は、供給軸部11と共に軸受部12に取り付けできるようになっている。
軸受部12は、供給軸部11の軸方向の両端を回転可能に支持している。記録媒体供給部10は、供給軸部11を回転駆動させる回転駆動部(図示せず)を有している。回転駆動部は、記録媒体95が送り出される方向に供給軸部11を回転させる。回転駆動部の動作は、制御部1によって制御される。
記録媒体搬送部20は、記録媒体95を記録媒体供給部10から記録媒体回収部30まで搬送するものである。記録媒体搬送部20は、搬送ローラー21、テンションローラー22、搬送ローラー23、ベルト回転ローラー24、駆動ローラーとしてのベルト駆動ローラー25、無端ベルト26、搬送ローラー27、テンションローラー28及び搬送ローラー29を備えている。
搬送ローラー21,23及びテンションローラー22は、記録媒体95を記録媒体供給部10から無端ベルト26まで中継する。搬送ローラー21,23は、フレーム部92に固定されている固定ローラーであり、テンションローラー22は、搬送ローラー21と搬送ローラー23との間に設けられ鉛直方向(Z軸方向)に可動する可動ローラーである。テンションローラー22を鉛直方向に可動させることで、記録媒体供給部10から無端ベルト26に供給される記録媒体95の張力が可変できるようになっている。
無端ベルト26は、帯状のベルトの両端部が接続されて無端状に形成されており、ベルト回転ローラー24及びベルト駆動ローラー25に掛けられている。無端ベルト26は、ベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25との間の部分が床面99に対して平行になるように、所定の張力が作用した状態で保持されている。無端ベルト26の表面(支持面)26aには、記録媒体95を粘着させる粘着層26cが設けられている。無端ベルト26は、搬送ローラー23から供給され、後述する媒体密着部60で粘着層26cに密着された記録媒体95を支持(保持)している。これにより、伸縮性のある布帛などを記録媒体95として扱うことができる。
ベルト回転ローラー24及びベルト駆動ローラー25は、無端ベルト26の内周面26bを支持する。なお、ベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25との間に、無端ベルト26を支持する支持部が設けられた構成であってもよい。
無端ベルト26は、ベルト駆動ローラー25の回転により記録媒体を移動させる。詳しくは、ベルト駆動ローラー25が駆動されるとベルト駆動ローラー25の回転に伴って無端ベルト26が回転し、無端ベルト26の回転によりベルト回転ローラー24が回転する。無端ベルト26の回転により、無端ベルト26に支持された記録媒体95が矢印で図示する所定の搬送方向に搬送され、後述する印刷部40で記録媒体95に画像が形成される。本実施形態では、無端ベルト26の表面26aが印刷部40と対向する側(+Z軸側)において記録媒体95が支持され、記録媒体95が無端ベルト26と共にベルト回転ローラー24側からベルト駆動ローラー25側に搬送される。また、無端ベルト26の表面26aが洗浄ユニット50と対向する側(−Z軸側)においては、無端ベルト26のみがベルト駆動ローラー25側からベルト回転ローラー24側に移動する。
搬送ローラー27は、画像の形成された記録媒体95を無端ベルト26の粘着層26cから剥離させる。搬送ローラー27,29及びテンションローラー28は、記録媒体95を無端ベルト26から記録媒体回収部30まで中継する。搬送ローラー27,29は、フレーム部92に固定されている固定ローラーであり、テンションローラー28は、搬送ローラー27と搬送ローラー29との間に設けられ鉛直方向(Z軸方向)に可動する可動ローラーである。テンションローラー28を鉛直方向に可動させることで、無端ベルト26から剥離され記録媒体回収部30に回収される記録媒体95の張力が可変できるようになっている。なお、後述する記録媒体95を搬送させる際の張力に関する条件である「テンションモード」や「たるみモード」は、テンションローラー22,28の可動によって実現される。
記録媒体回収部30は、記録媒体搬送部20によって搬送された記録媒体95を回収する。記録媒体回収部30は、巻取り軸部31及び軸受部32を有している。巻取り軸部31は、円筒状又は円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に設けられている。巻取り軸部31には、帯状の記録媒体95がロール状に巻き取られている。巻取り軸部31は、軸受部32に対して着脱可能に取り付けられている。これにより、巻取り軸部31に巻き取られた状態の記録媒体95は、巻取り軸部31と共に取り外せるようになっている。
軸受部32は、巻取り軸部31の軸線方向の両端を回転可能に支持している。記録媒体回収部30は、巻取り軸部31を回転駆動させる回転駆動部(図示せず)を有している。回転駆動部は、記録媒体95が巻き取られる方向に巻取り軸部31を回転させる。回転駆動部の動作は、制御部1によって制御される。
なお、本実施形態では、搬送ローラー27とテンションローラー28との間に乾燥部97が配置されている。乾燥部97は、記録媒体95上に形成された画像を乾燥するものである。乾燥部97には、例えば、IRヒーターを含み、IRヒーターを駆動させることにより記録媒体95上に形成された画像を短時間で乾燥させることができる。これにより、画像の形成された帯状の記録媒体95を巻取り軸部31に巻き取ることができる。
媒体密着部60は、記録媒体95を無端ベルト26に密着させるものである。媒体密着部60は、記録媒体95の搬送方向に対して印刷部40よりも上流側(−X軸側)に配置されている。媒体密着部60は、押圧ローラー61、押圧ローラー駆動部62及びローラー支持部63を有している。押圧ローラー61は、円筒状又は円柱状に形成されており、円周方向に回転可能に設けられている。押圧ローラー61は、搬送方向に沿った方向に回転するように、軸線方向が搬送方向と交差するように配置されている。ローラー支持部63は、無端ベルト26を挟んで押圧ローラー61と対向する無端ベルト26の内周面26b側に設けられている。
押圧ローラー駆動部62は、押圧ローラー61を鉛直方向の下方側(−Z軸側)に押圧しながら搬送方向(+X軸方向)、及び搬送方向と逆向きの方向(−X軸方向)に押圧ローラー61を移動させる。搬送ローラー23から搬送され、無端ベルト26に重ね合された記録媒体95は、押圧ローラー61とローラー支持部63との間で無端ベルト26に押し当てられる。これにより、無端ベルト26の表面26aに設けられている粘着層26cに記録媒体95を確実に粘着させることができ、無端ベルト26上での記録媒体95の浮きの発生を防止することができる。
印刷部40は、記録媒体95に向けてインクを液滴として吐出するインクジェット方式の吐出ヘッド42と、吐出ヘッド42が搭載されたキャリッジ43を移動させるキャリッジ移動部41などを有している。印刷部40は、無端ベルト26の配置位置に対して上方(+Z軸側)に配置されている。吐出ヘッド42には、複数のノズル列45が形成されている吐出面44が備えられている。例えば、吐出面44には、4つのノズル列45が形成され、ノズル列45毎に異なる色のインク(例えば、シアン:C、マゼンタ:M、イエロー:Y、ブラック:K)が吐出されるようになっている。吐出面44は、無端ベルト26によって搬送される記録媒体95と対向している。
キャリッジ移動部41は、記録媒体95の搬送方向と交差する方向(記録媒体95の幅方向(Y軸方向))に吐出ヘッド42を移動させる。キャリッジ43は、Y軸方向に沿って配置されたガイドレール(図示せず)に支持され、キャリッジ移動部41によって±Y軸方向に往復移動可能に構成されている。キャリッジ移動部41としては、例えば、ボールねじとボールナットとを組み合わせた機構や、リニアガイド機構などを採用することができる。
さらに、キャリッジ移動部41には、キャリッジ43をY軸方向に沿って移動させるための動力源として、モーター(図示せず)が設けられている。制御部1の制御によりモーターが駆動されると、吐出ヘッド42は、キャリッジ43と共にY軸方向に沿って往復移動する。なお、本実施形態では、吐出ヘッド42として、可動のキャリッジに搭載され記録媒体95の幅方向(±Y軸方向)に移動しながらインクを吐出するシリアルヘッド式を例示したが、記録媒体95の幅方向(Y軸方向)に延在し固定して配列されたラインヘッド式であってもよい。
印刷装置100は、無端ベルト26を洗浄するための洗浄ユニット50を備えている。洗浄ユニット50は、洗浄部51、押圧部52及び移動部53を有している。移動部53は、床面99に沿って洗浄ユニット50を一体的に移動させて所定の位置に固定することが可能である。洗浄ユニット50は、X軸方向においてベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25の間に配置されている。
押圧部52は、例えば、エアーシリンダー56とボールブッシュ57とで構成された昇降装置であり、その上部に備えられている洗浄部51を洗浄位置と退避位置とに移動可能にさせている。洗浄位置とは、洗浄ローラー58及びブレード55が無端ベルト26と当接する位置である。退避位置とは、洗浄ローラー58及びブレード55が無端ベルト26と離間する位置である。洗浄部51は、洗浄位置において、ベルト回転ローラー24とベルト駆動ローラー25との間で所定の張力が作用した状態で掛けられている無端ベルト26の表面(支持面)26aを下方(−Z軸方向)から洗浄する。なお、図1は、洗浄部51を上昇させて洗浄位置に配置させた場合を示している。
洗浄部51は、洗浄槽54、洗浄ローラー58及びブレード55を有している。洗浄槽54は、無端ベルト26の表面26aに付着したインクや異物の洗浄に用いる洗浄液を貯留する槽であり、洗浄ローラー58及びブレード55は洗浄槽54の内側に設けられている。洗浄液としては、例えば、水や水溶性溶剤(アルコール水溶液など)を用いることができ、必要に応じて界面活性剤や消泡剤を添加してもよい。
洗浄ローラー58の下側(−Z軸側)は、洗浄槽54に貯留されている洗浄液に浸漬している。洗浄位置において洗浄ローラー58が回転すると、洗浄液が無端ベルト26の表面26aに供給されると共に、洗浄ローラー58と無端ベルト26とが摺動する。これにより、無端ベルト26に付着したインクや記録媒体95としての布帛の繊維などが洗浄ローラー58で取り除かれる。
ブレード55は、例えば、シリコンゴムなどの可撓性を有する材料で形成されている。ブレード55は、無端ベルト26の搬送方向において洗浄ローラー58よりも下流側に設けられている。無端ベルト26とブレード55とが摺動することにより、無端ベルト26の表面26aに残っている洗浄液が除去される。
図2は、無端ベルトを拡大表示した斜視図である。図3は、移動量検出センサーの断面図である。図2及び図3を参照して無端ベルト26の原点位置や移動量を求める移動量検出センサー70及びベルト原点センサー80について説明する。
ベルト原点センサー80は、無端ベルト26の原点を検出するものである。図2に示すように、無端ベルト26の幅方向(Y軸方向)において、粘着層26cの形成されていない表面26a上の両端部に、無端ベルト26の原点としてのマーカー81が設けられている。ベルト原点センサー80は、マーカー81の鉛直方向上方(+Z軸側)に設けられている。マーカー81が無端ベルト26の移動に伴って移動し、ベルト原点センサー80の下方を通過した時、ベルト原点センサー80はマーカー81を検知し、その検知信号を出力する。
移動量検出センサー70は、無端ベルト26の実移動量を画像処理計測するものである。移動量検出センサー70は、無端ベルト26の移動前と移動後との位置を比較して無端ベルト26が実際に移動した実移動量を求めるための画像を撮像する。図2及び図3に示すように、移動量検出センサー70は、無端ベルト26を挟んで印刷部40(図1参照)と対向する位置に設けられ、無端ベルト26の内周面26bを撮像する。
なお、本実施形態では、移動量検出センサー70が無端ベルト26の内周面26bに設けられている構成を示したが、これに限定するものではない。移動量検出センサー70は、無端ベルト26の粘着層26cが形成されていない表面26aや無端ベルト26に載置されている記録媒体95の表面を撮像可能な位置に設けられていてもよい。また、移動量検出センサー70は、印刷部40の近傍に設けられていることが好ましい。また、無端ベルト26の表面26a又は内周面26bを撮像する場合は、被撮像部の表面に凹凸が形成されていることが好ましい。これにより、鮮明な画像が撮像されるので無端ベルト26の移動量の算出精度が向上する。
図3に示すように、移動量検出センサー70は、ケース76の内部に発光部72、集光レンズ73、撮像素子74などを備えている。
ケース76は、移動量検出センサー70の外装を構成している。ケース76は、円錐台筒状をなしており、その先端部(上端部)に透光ガラス71が取着されている。この透光ガラス71は、無端ベルト26の内周面26bとの間に隙間を介在させた状態で上下に対向している。
発光部72は、無端ベルト26に向かって光を照射するものである。発光部72は、透光ガラス71に向かって光を出射可能な角度姿勢でケース76の内壁面に設けられている。発光部72には、例えば、発光ダイオード(LED)などを用いることができる。
集光レンズ73は、発光部72から出射されて透光ガラス71を透過した光が無端ベルト26の内周面26bで反射した後に再び透光ガラス71を透過してケース76内に入射した反射光を集光させるものであり、ケース76の筒状部に設けられている。
撮像素子74は、集光レンズ73により集光された無端ベルト26の内周面26bの像を撮像するものであり、像が結像される位置に撮像面74aを有している。撮像素子74は、ケース76の内底面に設けられている。なお、集光レンズ73は、撮像素子74の撮像面74a上に無端ベルト26の内周面26bの像が結像され得る高さに、保持部材75を介して保持されている。
移動量検出センサー70は、撮像素子74で撮像された撮像データを制御部1に出力する。制御部1は、無端ベルト26の移動前後の撮像データを比較し、無端ベルト26が実際に移動した実移動量を算出する。
なお、本実施形態では、無端ベルト26の実移動量の計測方法として、移動量検出センサー70を用いる方法を例示したが、これに限定するものではない。無端ベルト26の実移動量の計測方法は、レーザー測長器を用いる方法であってもよい。例えば、無端ベルト26の上に無端ベルト26の移動方向に沿って出射されたレーザー光を反射させる反射体を設け、固定されたレーザー測長器と、無端ベルト26と共に移動する反射体と、の距離を測定することで、無端ベルト26の実移動量を計測することができる。また、無端ベルト26の移動と、フォト紙などの記録媒体95への液滴の吐出とを繰り返し、記録媒体95に形成された計測パターン(ドット)の位置をマイクロスコープなどで計測することで、無端ベルト26の実移動量を求めることができる。
<印刷装置の電気的構成>
図4は、印刷装置の電気的な構成を示す電気ブロック図である。次に、印刷装置100の電気的構成について図4を参照して説明する。
制御部1は印刷装置100の制御を行うための制御ユニットである。制御部1は、制御回路4と、インターフェイス部(I/F)2と、CPU(Central Processing Unit)3と、記憶部5とを含んで構成されている。インターフェイス部2は、コンピューターやデジタルカメラなどの画像を取り扱う外部装置6と印刷装置100との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU3は、検出器群7からの入力信号処理や印刷装置100全体の制御を行うための演算処理装置である。検出器群7は、無端ベルト26の移動量を計測するための移動量検出センサー70、無端ベルト26のベルト原点を検出するベルト原点センサー80、ベルト駆動ローラー25の駆動軸原点を検出する駆動軸原点センサー85を含んでいる。
記憶部5は、CPU3のプログラムを格納する領域や作業領域などを確保するためのものであり、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)などの記憶素子を有している。また、記憶部5には、後述する無端ベルト26の搬送誤差を補正するローラー補正テーブル及びベルト補正テーブルが格納される。
CPU3は、外部装置6から受信した印刷データや印刷条件に基づいて、制御回路4により、無端ベルト26を搬送方向に移動させるベルト駆動ローラー25、吐出ヘッド42が搭載されているキャリッジ43を搬送方向と交差する方向に移動させるキャリッジ移動部41、記録媒体95に向かってインクを吐出させる吐出ヘッド42及び図示しない各装置を制御する。なお、本実施形態の印刷条件としては、例えば、「きれい」や「はやい」などで表現される印刷品質、記録媒体95として使用される媒体種類、「テンションモード」や「たるみモード」などで表現される記録媒体を搬送させる際の張力に関する条件、を含んでいる。
<搬送誤差>
次に、無端ベルト26の搬送誤差について説明する。
図5は、無端ベルトの搬送誤差の一例を示す図である。図5の横軸は、無端ベルト26を所定の位置(例えば、マーカー81の原点位置)から所定の移動量で繰り返し移動し、無端ベルト26を一回転させた時の積算移動量を表している。すなわち、図5の横軸の最大値は、無端ベルト26の長さに相当する。図5の縦軸は、所定の移動量に対して無端ベルト26の移動前後で撮像された撮像データから算出された実移動量との差異(以下、搬送誤差ともいう)を表している。
図5に示すように、搬送誤差は、区間Aの間隔で周期的に表れる誤差と、区間Bで示す特異的に表れる誤差が混在している。区間Aの長さはベルト駆動ローラー25の外周の長さに略等しく、区間Aの搬送誤差はベルト駆動ローラー25の駆動に起因していることがわかる。これは、ベルト駆動ローラー25の円周(外周)の中心と、ベルト駆動ローラー25を回転駆動させる回転軸の中心と、がずれる所謂ベルト駆動ローラー25の偏心によって生じる搬送誤差である。区間Bは無端ベルト26の接続部の位置に相当し、区間Bの搬送誤差は無端ベルト26の厚さに起因していることがわかる。なお、無端ベルト26の接続部以外においても、無端ベルト26の厚さに起因する搬送誤差が含まれている。
図6は、ベルト駆動ローラーの駆動軸原点を説明する図である。ベルト駆動ローラー25は駆動軸原点センサー85を備えている。また、本説明では、駆動軸原点センサー85の位置をベルト駆動ローラー25の基準位置とする。駆動軸原点センサー85としては、例えば、駆動軸原点としてのマーカーを備えたロータリーエンコーダーなどを用いことができる。駆動軸原点はベルト駆動ローラー25の回転駆動によってその位置が移動する。なお、以下の説明では、駆動軸原点の位置をベルト駆動ローラー25の中心と基準位置とを結ぶ線と、ベルト駆動ローラー25の中心と駆動軸原点とを結ぶ線と、でなす角度θで表す。なお、ベルト駆動ローラー25の駆動軸原点は、駆動軸原点の絶対位置を回転角度に応じたコードで出力するアブソリュート型ロータリーエンコーダーを用いて求めてもよい。
図7は、ローラー補正テーブルの一例を示す図である。ローラー補正テーブルは、駆動ローラーの原点位置と無端ベルトの移動誤差との関係を表している。本実施形態では、複数の印刷条件に対応する複数のローラー補正テーブルが記憶部5に格納されている。
図7に示すローラー補正テーブルの行のパラメーターには、ベルト駆動ローラー25の駆動軸原点の位置が角度θで示され、列のパラメーターには、無端ベルト26の所定の移動量としての基準移動量Knが示されている。そして、各々のパラメーター(角度θ、基準移動量Kn)の交差位置には、移動量の補正値αが示されている。
ローラー補正テーブルを取得するローラー補正テーブル取得手段は、制御部1がベルト駆動ローラー25を駆動(回転)して無端ベルト26を送り出した基準移動量Knと、移動量検出センサー70で求めた無端ベルト26の実移動量とから移動量の補正値αを算出する。制御部1がベルト駆動ローラー25の回転と補正値αの算出とを繰り返し、少なくともベルト駆動ローラー25の1周分(360°分)の補正値αを求める。これにより図7に例示したベルト駆動ローラー25の偏心に起因する移動誤差を補正するローラー補正テーブルを取得することができる。なお、補正値αは、無端ベルト26の接続部がベルト回転ローラー24及びベルト駆動ローラー25に位置しない場合に求めることが好ましい。これにより、無端ベルト26の接続部の厚さに起因する搬送誤差の影響を排除することができる。
図8は、無端ベルトのベルト位相を説明する図である。本説明では、ベルト原点センサー80の位置を無端ベルト26の基準位置とする。無端ベルト26の原点位置としてのマーカー81は、ベルト駆動ローラー25の回転駆動によってその位置が移動する。以下の説明では、無端ベルト26の原点位置としてのマーカー81と基準位置との差をベルト位相Dで表す。
図9は、ベルト補正テーブルの一例を示す図である。ベルト補正テーブルは、無端ベルトの原点位置と無端ベルトの移動誤差との関係を表している。本実施形態では、複数の印刷条件に対応する複数のベルト補正テーブルが記憶部5に格納されている。
図9に示すベルト補正テーブルの行のパラメーターには、無端ベルト26の原点位置(マーカー81の位置)がベルト位相Dで示され、列のパラメーターには、無端ベルト26の所定の移動量としての基準移動量Knが示されている。そして、各々のパラメーター(ベルト位相D、基準移動量Kn)の交差位置には、移動量の補正値δが示されている。
ベルト補正テーブルを取得するベルト補正テーブル取得手段は、制御部1がベルト駆動ローラー25を駆動(回転)して無端ベルト26を送り出した基準移動量Knと、移動量検出センサー70で求めた無端ベルト26の実移動量とから移動量の補正値δを算出する。制御部1がベルト駆動ローラー25の回転と補正値δの算出とを繰り返し、少なくとも無端ベルト26の1周分(360°分)の補正値δを求める。これにより、図9に例示した無端ベルト26の厚さに起因する移動誤差を補正するベルト補正テーブルを取得することができる。なお、ベルト補正テーブルを取得する際は、ベルト駆動ローラー25の駆動軸原点の位置(角度θ)を求めローラー補正テーブルを参酌することでベルト駆動ローラー25の偏心に起因する搬送誤差を排除した補正値δを取得することができる。
本実施形態では、「きれい」、「媒体種類A」、「テンションモード」の印刷条件で印刷装置100を駆動させて取得したローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとを例示したが、この印刷条件に限定するものではない。ベルト補正テーブル及びローラー補正テーブルの補正値α,δは、例えば、「きれい」や「はやい」などで表現される印刷品質、記録媒体95として使用される媒体種類、「テンションモード」や「たるみモード」などで表現される記録媒体95を搬送させる際の張力に関する条件、などの印刷条件によって異なる。このため、本実施形態の印刷装置100は、印刷時に指定される印刷条件に対応するローラー補正テーブル及びベルト補正テーブルを有している。詳しくは、これらの印刷条件に基づいて印刷装置100を駆動し取得した複数のローラー補正テーブルと複数のベルト補正テーブルとを記憶部5に有している。
印刷装置100の制御部1は、印刷時に指定された印刷条件に適合するローラー補正テーブル及びベルト補正テーブルを選択する。
詳しくは、印刷時に印刷品質を含む印刷条件が指定された場合、制御部1は、印刷品質をパラメーターに含めて取得し記憶部5に格納した複数のローラー補正テーブルと複数のベルト補正テーブルとから、指定された印刷品質を含む印刷条件に適合するローラー補正テーブル及びベルト補正テーブルを選択する。これにより、印刷品質に応じた印刷速度の違いに起因する無端ベルト26の移動誤差を含めた補正値α,δを得ることができる。
印刷時に記憶媒体を含む印刷条件が指定された場合、制御部1は、記録媒体95の媒体種類をパラメーターに含めて取得し記憶部5に格納した複数のローラー補正テーブルと複数のベルト補正テーブルとから、指定された媒体種類を含む印刷条件に適合するローラー補正テーブル及びベルト補正テーブルを選択する。これにより、記録媒体95の種類の違いに起因する無端ベルト26の移動誤差を含めた補正値α,δを得ることができる。
印刷時に記録媒体95を搬送させる際の張力に関する条件を含む印刷条件が指定された場合、制御部1は、張力に関する条件をパラメーターに含めて取得し記憶部5に格納した複数のローラー補正テーブルと複数のベルト補正テーブルとから、印刷時に指定された張力に関する条件をふくむ印刷条件に適合するローラー補正テーブル及びベルト補正テーブルを選択する。これにより、記録媒体95の張力に関する条件の違いに起因する無端ベルト26の移動誤差を含めた補正値α,δを得ることができる。
<印刷装置の印刷動作>
図10は、印刷装置の印刷動作を説明するフローチャート図である。図4及び図10を参照して印刷装置100の印刷動作について説明する。
ステップS1では、印刷データを受信する。CPU3は、外部装置6から記録媒体95に画像を記録する印刷データや指定された印刷条件を受信し記憶部5に格納する。
ステップS2では、補正テーブルの選択を行う。CPU3は、記憶部5に格納されている各種の印刷条件をパラメーターとして取得した複数のローラー補正テーブル及び複数のベルト補正テーブルから、ステップS1で受信した印刷条件に適合するローラー補正テーブル及びベルト補正テーブルを選択する。印刷条件としては、例えば、「きれい」や「はやい」などで表現される印刷品質、記録媒体95として使用される媒体種類、「テンションモード」や「たるみモード」などで表現される記録媒体を搬送させる際の張力などがある。受信した印刷条件が、例えば、「きれい」、「媒体種類A」、「テンションモード」であった場合には、CPU3は、図7に示したローラー補正テーブルと、図9に示したベルト補正テーブルとを選択する。
ステップS3では、ベルト駆動ローラー25の送り量を算出する。制御部1(CPU3)は、ローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとに基づいてベルト駆動ローラー25の回転量を算出する。詳しくは、CPU3は、ベルト原点センサー80及び駆動軸原点センサー85から出力される信号を受信してベルト駆動ローラー25の原点位置(角度θ)及び無端ベルト26の原点位置(ベルト位相D)を算出する。そして、ステップS2で選択したローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとを参照し、ベルト駆動ローラー25の送り出し量(回転量)を算出する。送り出し量は、角度θと基準移動量Knとから求められる補正値αと、ベルト位相Dと基準移動量Knとから求められる補正値δと、を基準移動量Knに加えた値となる。
ステップS4では、記録媒体95を搬送しインクを吐出する。制御部1は、ベルト駆動ローラー25の駆動を制御して、ステップS3で算出した送り出し量でベルト駆動ローラー25を回転し無端ベルト26を移動する。これにより、無端ベルト26に載置された記録媒体95が搬送方向に搬送される。そして、制御部1は、キャリッジ移動部41及び吐出ヘッド42を制御して、キャリッジ43を記録媒体95の搬送方向と交差する方向に移動しならが、吐出ヘッド42から記録媒体95に向かってインクを吐出する。
ステップS5では、次行の印刷データがあるかを判断する。CPU3は、記憶部5に格納されている印刷データを参照して次行の印刷データがあるかを判断する。次行の印刷データがある場合(ステップS5:Yes)は、ステップS3に戻りステップS3からステップS5を繰り返す。次行の印刷データがない場合(ステップS5:No)は、制御部1は、印刷装置100の印刷動作を終了する。
以上のステップにより、無端ベルト26の移動精度及び無端ベルト26上に載置されている記録媒体95の搬送精度が向上するので、記録媒体95に記録される画像の印刷品質を向上させることができる。
以上述べたように、本実施形態に係る印刷装置100によれば、以下の効果を得ることができる。
印刷装置100は、ベルト駆動ローラー25の偏心に起因する移動誤差を補正するローラー補正テーブルを取得するローラー補正テーブル取得手段と、無端ベルト26の厚さに起因する移動誤差を補正するベルト補正テーブルを取得するベルト補正テーブル取得手段とを有している。制御部1は、記憶部5に格納されたローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとに基づいてベルト駆動ローラー25の回転量を算出してベルト駆動ローラー25を駆動する。これにより、無端ベルト26の厚みばらつきに加え、ベルト駆動ローラー25の偏心に起因する無端ベルト26の移動誤差を補正することができる。したがって、ベルト駆動ローラー25の偏心に起因する無端ベルト26の移動誤差を取得する手段を有し、その移動誤差を補正することが可能な印刷装置100を提供することができる。
印刷装置100は、ローラー補正テーブル取得手段とベルト補正テーブル取得手段とを有しているので、印刷装置100に備えられている各種の印刷条件に基づいたローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとを取得し、記憶部5に有することができる。制御部1は、印刷時に指定された印刷条件に適応するローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとを選択し、これらのテーブルに基づいて無端ベルト26の移動誤差を補正する。これにより、印刷条件に起因する無端ベルト26の移動誤差を補正することができる。
印刷装置100は、印刷品質に基づいて取得したローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとを有しているので、印刷品質に応じた印刷速度の違いに起因する無端ベルト26の移動誤差を含めた補正を行うことができる。
印刷装置100は、記録媒体95の種類に基づいて取得したローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとを有しているので、記録媒体95の種類の違いに起因する無端ベルト26の移動誤差を含めた補正を行うことができる。
印刷装置100は、記録媒体95を搬送させる際の張力に関する条件に基づいて取得したローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとを有しているので、記録媒体95の張力に関する条件の違いに起因する無端ベルト26の移動誤差を含めた補正を行うことができる。
印刷装置100によれば、無端ベルト26の移動精度及び無端ベルト26上に載置されている記録媒体95の搬送精度が向上するので、記録媒体95に記録される画像の印刷品質を向上させることができる。
(実施形態2)
図11は、実施形態2に係る印刷装置の概略全体構成を示す模式図である。図12は、テンション計測部の拡大図である。本実施形態に係る印刷装置200について、これらの図を参照して説明する。なお、実施形態1と同一の構成部位については、同一の番号を使用し、重複する説明は省略する。印刷装置200は、記録媒体95の移動方向において、無端ベルト26の上流側及び下流側の少なくとも一方に記録媒体95に加わる張力を計測する張力計測部110,130を有している。本実施形態の印刷装置200は、上流側及び下流側の両方に張力計測部110,130を有している。
記録媒体搬送部20は、搬送ローラー21、可動ローラー122、搬送ローラー23、ベルト回転ローラー24、ベルト駆動ローラー25、無端ベルト26、搬送ローラー27、可動ローラー128及び搬送ローラー29を備えている。搬送ローラー21,23及び可動ローラー122は、記録媒体95を記録媒体供給部10から無端ベルト26まで中継する。可動ローラー122は、搬送ローラー21と搬送ローラー23との間に設けられ鉛直方向(Z軸方向)に可動するように構成されている。可動ローラー122は、記録媒体供給部10から無端ベルト26に供給される記録媒体95の張力を計測する張力計測部110の構成部品である。
搬送ローラー27,29及び可動ローラー128は、記録媒体95を無端ベルト26から記録媒体回収部30まで中継する。可動ローラー128は、搬送ローラー27と搬送ローラー29との間に設けられ鉛直方向(Z軸方向)に可動するように構成されている。可動ローラー128は、無端ベルト26から記録媒体回収部30に回収される記録媒体95の張力を計測する張力計測部130の構成部品である。
次に張力計測部130について説明する。なお、張力計測部110は、張力計測部130と同じ構成であるため、その説明を省略する。
張力計測部130は、可動ローラー128、光学センサー140を備えている。可動ローラー128は所定の質量を有し、記録媒体95に加わる張力により可動ローラー128の位置が鉛直方向(Z軸方向)に沿って移動する。即ち、記録媒体95の張力が高い場合、可動ローラー128は+Z軸方向に位置し、記録媒体95の張力が低い場合、可動ローラー128は−Z軸側に位置する。
光学センサー140は、可動ローラー128が可動するZ軸方向に沿って複数設けられている。本実施形態では3つの光学センサー140a,140b,140cが+Z軸方向から−Z軸方向に向かって設けられている。光学センサー140a,140b,140cは、可動ローラー128の下端の位置を検出する。光学センサー140a,140b,140cは、光を出射する発光素子等を有する発光部と、発光部から出射された光の反射光を受光する受光素子等を有する受光部とで構成されている。発光部の光軸は、Z軸方向に沿って可動する可動ローラー128に向けられている。
発光部から出射された光は、可動ローラー128に掛止されている記録媒体95で反射された場合に受光部で受光される。光学センサー140a,140b,140cは、記録媒体95で反射された反射光を受光した時に「ON」の信号を、受光できない時に「OFF」の信号を出力する。例えば、可動ローラー128が第1位置128aに位置する場合、光学センサー140aは、「ON」の信号を出力し、光学センサー140b,140cは、「OFF」の信号を出力する。また、可動ローラー128が第3位置128cに位置する場合、光学センサー140a,140b,140cは、「ON」の信号を出力する。
制御部1は、光学センサー140a,140b,140cから出力される信号を分析することで可動ローラー128のZ軸方向の位置を求めることができる。また、可動ローラー128のZ軸方向の位置は、記録媒体95に加わる張力に比例するので、制御部1は、可動ローラー128のZ軸方向の位置を求めることで、記録媒体95に加わっている張力を検出することができる。なお、本実施形態では、3つの光学センサーを用いた構成例を示したが、2つの光学センサーや4つ以上の光学センサーを用いて構成させてもよい。2つの光学センサーで構成した場合は、張力計測部のコストを低減できる。4つ以上の光学センサーを用いた場合は、記録媒体95に加わる張力の計測精度を向上させることができる。また、可動ローラー128のZ軸方向の位置を求める方法として、光学センサー140を用いる方法を例示したが、レーザー測長器を用いる方法であってもよい。例えば、可動ローラー128の鉛直上方または鉛直下方から可動ローラー128に向けてレーザー光を出射するレーザー測長器を設けることで、可動ローラー128のZ軸方向の位置を求めることができる。
印刷装置200は、ローラー補正テーブルを取得するローラー補正テーブル取得手段と、ベルト補正テーブルを取得するベルト補正テーブル取得手段とを有している。記憶部5には、これらの取得手段を用いて、張力計測部110,130で計測されうる張力をパラメーターに含めて取得したローラー補正テーブルとベルト補正テーブルとが格納されている。
印刷装置200の制御部1は、印刷中に張力計測部110,130で計測された張力に適合するローラー補正テーブル及びベルト補正テーブルを選択する。
詳しくは、印刷中に張力計測部110,130で計測された張力が変動した場合、制御部1は、張力をパラメーターに含めて取得し記憶部5に格納した複数のローラー補正テーブルと複数のベルト補正テーブルとから、張力計測部110,130で計測された張力に適合するローラー補正テーブル及びベルト補正テーブルを選択する。これにより、印刷中に記録媒体95の張力に変動があった場合でも、記録媒体95の張力に起因する無端ベルト26の移動誤差を含めた補正値α,δを得ることができる。制御部1は、補正値α,δを用いてベルト駆動ローラー25の送り出し量(回転量)を算出する。
制御部1は、ベルト駆動ローラー25の駆動を制御して、算出した送り出し量でベルト駆動ローラー25を回転し無端ベルト26を移動する。これにより、無端ベルト26に載置された記録媒体95が搬送方向に搬送される。
以上述べたように、本実施形態に係る印刷装置200によれば、以下の効果を得ることができる。
印刷装置200は、記録媒体95の張力を計測する張力計測部110,130を備えている。制御部1は、張力計測部110,130で計測された張力に適合するローラー補正テーブル及びベルト補正テーブルを選択するので、印刷中において記録媒体95の張力に変動があった場合でも、記録媒体95の張力に起因する無端ベルト26の移動誤差を含めた補正値α,δを得ることができる。これにより、無端ベルト26の移動精度及び無端ベルト26上に載置されている記録媒体95の搬送精度が向上するので、記録媒体95に記録される画像の印刷品質を向上させることができる。
1…制御部、2…インターフェイス部、3…CPU、4…制御回路、5…記憶部、6…外部装置、7…検出器群、10…記録媒体供給部、20…記録媒体搬送部、21,23,27,29…搬送ローラー、22,28…テンションローラー、24…ベルト回転ローラー、25…ベルト駆動ローラー、26…無端ベルト、30…記録媒体回収部、40…印刷部、50…洗浄ユニット、60…媒体密着部、70…移動量検出センサー、80…ベルト原点センサー、85…駆動軸原点センサー、95…記録媒体、97…乾燥部、100,200…印刷装置、110,130…張力計測部、122,128…可動ローラー、140…光学センサー。

Claims (6)

  1. 駆動ローラーと、
    前記駆動ローラーの回転により記録媒体を移動させる無端ベルトと、
    前記駆動ローラーの原点位置と前記無端ベルトの移動誤差との関係を表すローラー補正テーブルを取得するローラー補正テーブル取得手段と、
    前記無端ベルトの原点位置と前記無端ベルトの移動誤差との関係を表すベルト補正テーブルを取得するベルト補正テーブル取得手段と、
    前記ローラー補正テーブルと前記ベルト補正テーブルとに基づいて前記駆動ローラーの回転量を算出して前記駆動ローラーの駆動を制御する制御部と、
    を有していること、を特徴とする印刷装置。
  2. 印刷時に指定される印刷条件に対応する前記ローラー補正テーブル及び前記ベルト補正テーブルを有し、
    前記制御部は、指定された印刷条件に適合する前記ローラー補正テーブル及び前記ベルト補正テーブルを選択すること、を特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記印刷条件は、印刷品質を含むこと、を特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷条件は、前記記録媒体の媒体種類を含むこと、を特徴とする請求項2または請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記印刷条件は、前記記録媒体を搬送させる際の張力に関する条件を含むこと、を特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の印刷装置。
  6. 前記記録媒体の移動方向において、前記無端ベルトの上流側及び下流側の少なくとも一方に前記記録媒体に加わる張力を計測する張力計測部と、
    前記張力計測部で計測されうる張力に対応する前記ローラー補正テーブル及び前記ベルト補正テーブルと、を有し、
    前記制御部は、前記張力計測部で計測された張力に適合する前記ローラー補正テーブル及び前記ベルト補正テーブルを選択すること、を特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
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