JP2010208230A - 印刷装置及びその吐出制御方法 - Google Patents

印刷装置及びその吐出制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010208230A
JP2010208230A JP2009058554A JP2009058554A JP2010208230A JP 2010208230 A JP2010208230 A JP 2010208230A JP 2009058554 A JP2009058554 A JP 2009058554A JP 2009058554 A JP2009058554 A JP 2009058554A JP 2010208230 A JP2010208230 A JP 2010208230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
speed
roller
profile data
moving speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009058554A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5390893B2 (ja
Inventor
Masahiro Nishihata
雅博 西畑
Hitoshi Arai
仁 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP2009058554A priority Critical patent/JP5390893B2/ja
Publication of JP2010208230A publication Critical patent/JP2010208230A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5390893B2 publication Critical patent/JP5390893B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Abstract

【課題】計測されたベルト移動速度に重畳されたベルトの厚みムラ及びローラー軸の偏芯による誤差を除去し、ベルト移動速度の制御をより精度よく行う。
【解決手段】搬送ベルト160内のベルト表面移動速度として、インクヘッド吐出直下面の移動速度及び従動ローラーの回転角速度を検出するレーザードップラー速度計311及び従動側エンコーダ310を有し、測定された速度比の時間的変動から、速度比に対応した周波数を有する速度比データ(プロファイルデータ)をベルトプロファイルデータ及びローラープロファイルデータとして、それぞれ抽出する速度比演算部401と、プロファイルデータを記憶する記憶部332と、それぞれのプロファイルデータに基づいて、搬送ベルト160上における複数の画像間の位置ずれが小さくなるように、ヘッドユニット110による各画像形成のタイミングを制御する補正制御部331とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、搬送ベルト上の記録媒体上に複数の画像を互いに重なり合うように形成する複数のインクヘッドとを有する印刷装置、及びその吐出制御方法に関する。
従来、無端状の搬送ベルトを用いて、記録媒体を搬送する搬送機構を備えた印刷装置がある。この印刷装置では、搬送ベルトを用いて記録媒体を搬送し、その搬送方向に沿って配置された複数のインクヘッドを順次通過させ、記録媒体上に各単色画像を重ね合わせてカラー画像を得ることができる。
ところで、搬送ベルトには厚みムラがあることから、この厚みムラによりベルト表面の移動速度が変化するという問題がある。このベルト厚みムラは、ベルト周方向にわたる肉厚の偏りによって生じるものであり、このようなベルト厚みムラがベルトに存在すると、ベルトを駆動する駆動ローラー上にベルトの厚い部分が巻き付いているときにはベルト移動速度が速くなり、反対にベルト厚の薄い部分が巻き付いているときにはベルト移動速度が遅くなり、ベルト移動速度に変動が生じることとなる。
このように搬送ベルトの移動速度が一定速度に維持されないと、複数のインクヘッドから記録媒体上に各単色画像を形成し、これらを複数色重ね合わせる際、各単色画像の転写位置が相対的にずれる、いわゆる「着弾ずれ」が発生する。このような着弾ずれが発生すると、例えば、複数色の画像が重なって形成された細線画像が滲んで見えたり、複数色の画像が重なって形成された背景画像中に形成される黒の文字画像の輪郭周辺に白抜けが発生したりする。
このような着弾ずれを防止するために、ベルト速度変動を低減する技術として、例えば特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に開示された技術では、予めベルト全周における厚みプロファイル(ベルト厚みムラ)を測定するとともに、その厚みプロファイルデータをデータ記憶手段に記憶しておき、その全周の厚みプロファイルデータと実際のベルト厚みムラとの位相を合わせ、ベルト速度変動による印字位置ずれが生じないように印字タイミングを変化させる。
詳述すると、この特許文献1に開示された技術では、搬送ベルトが掛け渡された2つのローラー(駆動ローラー及び従動ローラー)の回転角速度の差分データから、ベルト速度変動に対応した周波数を有する回転角速度の交流成分を抽出し、抽出した交流成分の振幅及び位相のデータからベルト厚みムラによるベルト速度変動を認識し、その認識したベルト速度変動に基づいて、複数の画像毎に、画像形成の開始タイミングや画像形成中の画像形成速度を調節している。
特開2006−227192号公報
しかしながら、ベルトの速度変動は、ベルトの厚みムラのみならず、駆動・従動ローラーの軸偏芯も原因になることから、特許文献1に開示された技術のように、ベルトの厚みムラのみによって印字タイミングを調整した場合には、ローラーの軸偏芯による速度変動が残存し、完全に着弾ずれを解消できないという問題がある。
また、印刷装置では、メンテナンス時に、搬送ベルト又はローラーの一方のみを交換する場合があり、その場合に、印刷装置が、ベルトの移動速度を補正するデータを一つの補正データとして保持していると、搬送ベルトとローラーとの相互の機構的な関連性を調整し直したうえで、改めてプロファイルデータを作成し直し、再度インストールする必要が生じ、メンテナンス作業時の負担が増大するという問題があった。
本発明は、以上の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、搬送ベルトによる搬送機構を備えた印刷装置において、ベルトの厚みムラ情報のみならず、ローラー軸の偏芯情報による搬送ベルトの速度変動をプロファイルとして保持し、印刷処理時における補正データとして調整することで、ベルト移動速度の制御をより精度よく行い、かつ、搬送ベルトとローラーの情報をそれぞれ独立したプロファイルデータとすることにより、メンテナンス時の負担を軽減できる印刷装置及びその吐出制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、複数の支持ローラー間に掛け渡された無端状の搬送ベルトと、支持ローラーを回転駆動させて、搬送ベルトを無端移動させる駆動手段と、搬送ベルト上の記録媒体上に複数の画像を互いに重なり合うように形成する複数のインクヘッドとを有する印刷装置において、搬送ベルト上又は支持ローラ上における任意の2測点における移動速度を測定する速度測定手段と、速度測定手段により測定された各測点における移動速度の時間的変動から、搬送ベルトの移動速度に対応した周波数を有するベルトプロファイルデータを抽出するベルト速度抽出部と、速度測定手段により測定された各測点における移動速度の時間的変動から、支持ローラーの回転速度に対応した周波数を有するローラープロファイルデータを抽出するローラー速度抽出部と、抽出したベルトプロファイルデータ及びローラープロファイルデータを記憶する記憶部と、印刷処理に際し、前記2測点のいずれかの移動速度を測定し、この測定結果を、ベルトプロファイルデータ及びローラープロファイルデータに基づいて補正し、搬送ベルト上での複数の画像間の位置ずれが小さくなるように、インクヘッドによる各画像形成のタイミングを制御する印字制御手段とを有し、前記インクヘッドは、印字制御手段に従って、記録材上に複数の画像を形成する。
また、他の発明は、複数の支持ローラー間に掛け渡された無端状の搬送ベルトと、前記支持ローラーを回転駆動させて、前記搬送ベルトを無端移動させる駆動手段と、前記搬送ベルト上の記録媒体上に複数の画像を互いに重なり合うように形成する複数のインクヘッドとを有する印刷装置における該インクヘッドの吐出制御方法であって、
(1)前記搬送ベルト上又は支持ローラ上における任意の2測点における移動速度を測定する速度測定ステップと、
(2)前記速度測定ステップで測定された各測点における移動速度の時間的変動から、前記搬送ベルトの移動速度に対応した周波数を有するベルトプロファイルデータを抽出するとともに、前記各測点における移動速度の時間的変動から、前記支持ローラーの回転速度に対応した周波数を有するローラープロファイルデータを抽出する速度抽出ステップと、
(3)印刷処理に際し、前記2測点のいずれか一つの移動速度を測定し、この測定結果を、前記ベルトプロファイルデータ及び前記ローラープロファイルデータに基づいて補正し、前記搬送ベルト上での前記複数の画像間の位置ずれが小さくなるように、前記インクヘッドによる各画像形成のタイミングを制御する印字制御ステップと
を有することを特徴とする。
これらの発明によれば、搬送ベルト上又は支持ローラ上における2測点の移動速度を検出し、これを搬送ベルト及び、この搬送ベルトを駆動する支持ローラーのプロファイルとして用いる。すなわち、本発明では、予め搬送ベルト全周における厚みムラなどに起因する速度変動と、支持ローラーの偏芯などに起因する速度変動を測定するとともに、それらをベルトプロファイルデータ及びローラープロファイルデータとして記憶手段に記憶しておく。そして、実際の印刷処理に際し、前記2測点のいずれかの移動速度を測定し、この測定結果に、プロファイルデータを反映させ、搬送ベルト速度の変動による印字位置ずれが生じないように印字タイミングを変化させ、着弾ずれを解消することができる。
特に、本発明では、ベルトプロファイルデータとローラープロファイルデータとを別々なファイルデータとして記憶して利用することから、例えば、搬送ベルトのみを交換するような場合、ベルトプロファイルデータのみを新規に作成し、印刷装置にインストールすることができ、印刷装置の設置現場のみでの作業・操作で対応することができ、メンテナンス作業の容易化を図ることができる。
詳述すると、搬送ベルトとこれの支持ローラーとは、機械的な関係にあり、それぞれの部品特性や精度による誤差が相互に影響し合い、一方の誤差が全体に大きく影響することとなる。そのため、搬送ベルトと支持ローラーとを同一のプロファイルとした場合に、例えば、搬送ベルトのみを交換した場合には、交換して新しくなった搬送ベルトと、既存の支持ローラーとの機械的な関係を再度検査してプロファイルに反映させる必要が生じることとなる。この場合には、印刷装置の設置現場のみの作業では対応できず、メンテナンス作業の負担が増大することとなる。
上記発明において、ベルト速度抽出部及びローラー速度抽出部は、各測点における移動速度の時間的変動として、各測点における速度比の時間的変動を算出し、算出された速度比に対応した周波数からベルトプロファイルデータ及びローラープロファイルデータを抽出することが好ましい。
この場合には、プロファイルを生成する際、2測点における速度の比をパラメータとすることによって、誤差の割合を一定範囲に止めることができ、1種類ずつのプロファイルで全ての速度に対応することができる。この結果、本発明によれば、解像度や印刷モードに応じてベルトの移動速度が変動するような印刷装置であっても、プロファイルデータのサイズを縮小させて、各インクヘッド直下に搬送ベルトの移動速度を簡略的に算出することができ、メモリ容量の増大や処理遅延を回避することができる。
上記発明において、ローラー速度抽出部は、各測点の移動速度の時間的変動から、支持ローラーの回転周期に対応した周波数に基づいて、ローラープロファイルデータを抽出し、ベルト速度抽出部は、支持ローラーの回転周期に対応した周波数を支持ローラーの偏芯成分として算出するとともに、搬送ベルトの移動速度に対応した周波数から支持ローラーの偏芯成分を除去して、ベルトプロファイルデータを抽出することが好ましい。
この場合には、測点における移動速度の測定量を増大させることなく、一つの測定結果から、ローラープロファイルデータとベルトプロファイルデータとを取得することができ、プロファイル作成時における負担を低減することができる。
上記発明において、任意の2測点を第1の測点、及び第2の測点とした場合に、第1の測点の移動速度は搬送ベルト表面の移動速度であり、第2の測点は支持ローラーの回転速度であり、第1の測点に対する速度測定手段は、当該印刷装置に対して着脱自在に設けられ、搬送ベルト表面の移動速度を光学的に測定する非接触測定装置であることが好ましい。
この場合には、プロファイル作成時において第1の測点を測定する際、この測定装置として光学的にベルトプロファイルの表面を測定する装置を用いることができる。このベルトプロファイルの作成は、例えば、工場出荷時などのように低頻度で行われることから、そのためのみに光学的なセンサーのような高価な測定装置を内蔵させるのは不必要に製造コストを増大することとなる。本発明では、ベルトプロファイルの作成時のみ上記光学的な測定装置を取付け、プロファイル作成後には、この測定装置を取り外すことにより、製造コストの低廉化を図ることができる。なお、この光学的な測定装置としては、例えば、対象物との相対速度によって、入射光と反射光との波長の変化を測定することにより対象物の速度を測定するレーザードップラー速度測定器などがある。
本発明によれば、搬送ベルトにより記録媒体を搬送する搬送機構を備えた印刷装置において、印字のタイミングを調整する際に、ベルトの厚みムラ情報のみならず、ローラー軸の偏芯情報による搬送ベルトの速度変動をプロファイルとして保持し、印刷処理時における補正データとして調整することで、ベルトの移動速度の制御をより精度よく行うことができ、かつ、搬送ベルトとローラーの情報をそれぞれ独立したプロファイルデータとすることにより、メンテナンス時におけるベルト移動速度の補正データを容易に交換することができる。
実施形態に係る印刷装置における搬送経路の概要を示す構成図である。 実施形態に係るヘッドユニットの吐出タイミング制御に関するモジュールを示す機能ブロック図である。 実施形態において、演算処理部内の処理と、印刷装置での印刷・搬送の駆動部との関係を示す機能ブロック図である。 実施形態に係るプロファイル生成に関するモジュールを示す機能ブロック図である。 実施形態に係るプロファイル生成の機能及び動作を模式的に示す説明図である。 実施形態に係るインクの吐出タイミングを制御する際の、エンコーダ信号の補正に関する説明図である。 実施形態に係るプロファイルデータの生成時における手順を示すフローチャート図である。 実施形態に係る速度比累積データに対する補正処理の手順を示すフローチャート図である。 実施形態に係る速度比率の累積データ算出を示すグラフ図である。
(印刷装置の全体構成)
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1(a)は、本実施形態に係る印刷装置100における搬送経路の概要を示す図である。本実施形態では、印刷装置100は、多数のノズルが形成されたインクヘッドを複数備え、それぞれのインクヘッドから黒又はカラーインクを吐出してライン単位で印刷を行い、搬送ベルト上の記録媒体上に複数の画像を互いに重なり合うように形成するインクジェット方式のラインカラープリンタを例に説明する。
図1(a)に示すように印刷装置100は、環状の搬送経路上を搬送される記録媒体表面に画像を形成する装置であり、搬送経路は、記録媒体を供給する給紙系搬送路FRと、この給紙系搬送路FRからヘッドユニット110を経て排紙経路DRへ至る通常経路CRと、通常経路CRに分岐接続された反転経路SRとから概略構成されてる。
給紙系搬送路FRにおいて、記録媒体の供給を行う給紙機構としては、筐体側面の外部に配設されたサイド給紙台120と、筐体内部に設けられた複数の給紙トレイ(130a、130b、130c、130d)と、給紙経路において用紙の搬送を行う給紙駆動部183とが備えられている。また、印刷済みの記録媒体を排出する排紙機構として排紙口140を備えている。
サイド給紙台120、給紙トレイ130のいずれかの給紙機構から給紙された記録媒体は、ローラー等の駆動機構によって筐体内の給紙系搬送路FRに沿って搬送され、記録媒体の先頭部分の基準位置であるレジスト部Rに導かれる。レジスト部Rのさらに搬送方向側には、複数のインクヘッドを備えたヘッドユニット110が設けられている。記録媒体は、ヘッドユニット110の対向面に設けられた搬送ベルト160によって印刷条件により定められる速度で搬送されながら、各インクヘッドから吐出されたインクによりライン単位で画像形成される。
印刷済みの記録媒体は、さらに、ローラー等の駆動機構によって通常経路CR上を搬送される。記録媒体の片側の面のみに印刷を行う片面印刷の場合は、そのまま排紙経路DRを経て、排紙口140に導かれて排紙され、排紙口140の受台として設けられた排紙台150に印刷面を下にして積載されていく。排紙台150は、筐体から突出したトレイ形状をしており、ある程度の厚みを有している。排紙台150は傾斜しており、傾斜の下位置に形成された壁により、排紙口140から排紙された記録媒体が自然に整えられて重なっていくようになっている。
一方、記録媒体の両面に印刷を行う両面印刷の場合は、表面(最初に印刷される面を「表面」、次に印刷される面を「裏面」とする。)印刷終了時には排紙経路DR側に導かれずに、さらに筐体内を搬送され、反転経路SRに送出される。このため、印刷装置100は、裏面印刷用に搬送路を切り替えるための切替機構170が設けられており、切替機構170によって排出経路へ送出されなかった記録媒体は、反転経路SRに引き込まれる。
この反転経路SRでは、通常経路CRから記録媒体が受け渡され、記録媒体を往復させることにより記録媒体の表裏を反転させる、いわゆるスイッチバックを行う。そして、ローラー等の駆動機構によって、切替機構172を経由して通常経路CRに戻され、レジスト部Rを経て再給紙されて、表面と同様の手順によって裏面の印刷が行われる。その後、裏面の印刷が行われ、両面に画像が形成された記録媒体は、排紙経路DRを通じて排紙口140に導かれて排紙され、排紙口140の受台として設けられた排紙台150に積載されていく。
なお、本実施形態では、両面印刷時におけるスイッチバックを、排紙台150内に設けられた空間を利用して行うようにしている。排紙台150内に設けられた空間は、スイッチバック時に記録媒体が外部から取り出せないように覆われた構成となっている。これにより、利用者が誤って反転動作中の記録媒体を引き抜いてしまうことを防ぐことができる。また、排紙台150は、本来印刷装置100に備えられているものであり、排紙台150内の空間を利用してスイッチバックを行うことにより、印刷装置100内に、別途スイッチバック用の空間を設ける必要がなくなる。したがって、筐体のサイズが増大してしまうことを防ぐことができる。さらに、排紙経路と反転経路とを共用しないため、スイッチバック処理と他の記録媒体の排紙とを並行して行うことができる。
印刷装置100では、給紙された記録媒体の先頭部分の基準位置となるレジスト部Rに、両面印刷時に片面印刷済みの記録媒体も再給紙されてくる。このため、レジスト部Rの直前部分には、新規に給紙される記録媒体の搬送経路と、裏面印刷の記録媒体が循環して搬送されてくる再給紙経路とが合流する合流点が形成される。そして、レジスト部Rは、給紙系搬送路FRと通常経路CRとの合流点近傍において、記録媒体の送り出しを行う。
なお、本実施形態では、上記合流点を基準に、給紙機構側の経路を給紙系搬送路FRとし、それ以外の経路を搬送経路とする。この搬送経路は環状をなし、上述したように通常経路CRと反転経路SRとが含まれる。図1(b)は、給紙系搬送路FRと通常経路CRと反転経路SRとを模式的に示した図である。なお、同図では、駆動部を構成するローラーの個数は適宜省略している。
給紙系搬送路FRには、サイド給紙台120からの給紙を行うためのサイド給紙駆動部220、給紙トレイ130(130a、130b、130c、130d)からの給紙を行うためのトレイ1駆動部230a、トレイ2駆動部230b…が備えられている。これらによって、レジスト部Rに記録媒体を送り出す給紙手段が構成されている。
さらに、上述した給紙系搬送路FRにおけるいずれの駆動部(トレイ1駆動部230a、トレイ2駆動部230b…)も複数のローラー等で構成された駆動機構を備え、給紙台又は給紙トレイに積載された記録媒体を1枚ずつ取り込んで、レジスト部R方向に搬送する。各駆動部は独立に駆動することが可能であり、給紙を行う給紙機構に応じて必要な駆動部の動作が行われる。
また、給紙系搬送路FRには、搬送センサーが複数個配置され、給紙系搬送路FRにおける搬送ジャムを検出できるようになっている。すなわち、各搬送センサーは、記録媒体の有無又は記録媒体の先端を検出するセンサーであり、例えば、搬送経路上に複数の搬送センサーを適当な間隔で並べ、給紙側に設けられた搬送センサーが記録媒体を検出してから所定時間内に搬送方向側の搬送センサーが記録媒体を検出しない場合に、搬送ジャムが発生したと判断することができる。
これら搬送センサーのうち、記録媒体の送り出しを行うレジスト部R手前のレジストセンサーは、搬送中の記録媒体サイズを計測し、例えば、記録媒体の通過速度及び通過時間に基づいて、通過中の記録媒体のサイズを測定したり、サイド給紙駆動部220、トレイ1駆動部230a等を駆動させてから所定時間内に搬送センサーが記録媒体を検出しない場合に、搬送ジャム(給紙エラー)が発生したと判断することができる。
通常経路CRは、循環搬送路の一部を構成し、記録媒体を供給する給紙系搬送路FRからヘッドユニット110を経て、排紙経路DRへ至る経路であり、この通常経路CR上において記録媒体上面に画像が形成される。この通常経路CRには、レジスト部Rに記録媒体を導くレジスト駆動部240、ヘッドユニット110の対向面に設けられた搬送ベルト160を無端移動させるために駆動するベルト駆動部250、搬送方向側に順に配置される第1上面搬送駆動部260及び第2上面搬送駆動部265、排紙口140に印刷済みの記録媒体を導く上面排出駆動部270、裏面印刷用に記録媒体を反転経路SRに引き込む駆動手段が備えられている。いずれの駆動部も1又は複数のローラー等で構成された駆動機構を備え、搬送経路に沿って記録媒体を1枚ずつ搬送する。各駆動部は独立に駆動することが可能であり、記録媒体の搬送状況に応じて必要な駆動部の動作が行われる。
さらに、通常経路CRにも搬送センサーが複数個配置され、通常経路CRにおける搬送ジャムを検出できるようになっている。さらに、レジスト部Rにおいても適切に記録媒体が搬送されていることを確認できるようになっている。通常経路CRでは、駆動部対応に搬送センサーが設けられており、通常経路CRのどの駆動部で搬送ジャムが発生したかを特定することができるようになっている。
反転経路SRは、通常経路CRに分岐接続され、通常経路CRから記録媒体が受け渡され、記録媒体を往復(スイッチバック)させて通常経路CRに戻すことにより記録媒体の表裏を反転させる反転経路及び搬送機構であり、この反転経路SRには、記録媒体を反転させて合流点に導く反転駆動部281及び再給紙駆動部282が備えられている。そして、反転経路SRでは、通常経路CRと異なる速度で搬送が可能であり、通常経路CRから記録媒体を引き継ぐ際に、加速・減速させたり、スイッチバックの際の停止時間を延長したり短縮したりすることができる。
そして、本実施形態においては、ある記録媒体を給紙した後、その記録媒体に印刷が施され排紙されるのを待って次の記録媒体を給紙するのではなく、スケジューリングにより、先行する記録媒体が排紙される前に、後続の記録媒体を給紙して、所定の間隔で連続的に印刷できるようになっている。したがって、両面印刷時の通常のスケジューリングでは、表面の記録媒体を給紙する際に、反転経路SRから戻ってきた記録媒体が挿入される位置を確保するように、予めスペースを確保しておく。これにより、本装置では、表面の印刷と裏面の印刷とを並行させることができ、片面印刷時に対して1/2の生産性を確保することができる。
前記搬送ベルト160は、ヘッドユニット110に対向する面の前端及び後端に配設された駆動ローラー161及び従動ローラー162に掛け渡されており、図1(a)中時計回り方向に回転移動する。また、搬送ベルト160の上面には、そのベルト移動方向に沿って、4色のインクヘッドが並べて配置され、複数の画像を互いに重なり合うようにしてカラー画像を形成するヘッドユニット110が対向配置されている。
さらに、図1(a)に示すように、印刷装置100には、演算処理部330が備えられている。この演算処理部330は、CPUやDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサ、メモリ、及びその他の電子回路等のハードウェア、或いはその機能を持ったプログラム等のソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成された演算モジュールであり、プログラムを適宜読み込んで実行することにより種々の機能モジュールを仮想的に構築し、構築された各機能モジュールによって、画像データに関する処理や、各部の動作制御、ユーザー操作に対する種々の処理を行う。また、この演算処理部330には、操作パネル340が接続されており、この操作パネル340を通じて、ユーザーによる指示や設定操作を受け付けることができる。
(吐出タイミング制御)
上述したヘッドユニット110における吐出タイミングの制御も、上記演算処理部330によって行われる。図2は、演算処理部330におけるヘッドユニット110の吐出タイミング制御に関するモジュールを示す機能ブロック図であり、図3は、演算処理部330内の処理と、印刷装置100での印刷・搬送の駆動部との関係を示す機能ブロック図である。なお、説明中で用いられる「モジュール」とは、装置や機器等のハードウェア、或いはその機能を持ったソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成され、所定の動作を達成するための機能単位を示す。
図2に示すように、この制御部300は、補正制御部331と、記憶部332と、吐出制御部333と、駆動制御部334と、システム制御部335とを備えており、ベルトプロファイルデータ及びローラープロファイルデータを記憶部332から補正制御部331に転送し、補正制御部331においてエンコーダの出力補正を行う。
記憶部332は、生成されたベルトプロファイルデータ及びローラープロファイルデータを記録するメモリ装置であり、ベルトプロファイルデータを記憶する記憶メモリ332bと、ローラープロファイルを記憶する記憶メモリ332aとから構成されている。なお、本実施形態において、ベルトプロファイルデータ及びローラープロファイルデータは、外部のプロファイル生成装置400等によって予め生成され、工場出荷時などにインストールされることによって、記憶メモリ332a及び332bに保存される。
補正制御部331は、記憶部332に記憶されているベルトプロファイルデータ及びローラープロファイルデータに基づいて、搬送ベルト160上における複数の画像間の位置ずれが小さくなるように、従動側エンコーダ310から入力される検出信号を補正し、各吐出制御部333に入力するモジュールである。
本実施形態において補正制御部331は、ベルトプロファイル補正制御部331aと、ローラープロファイル補正制御部331bとを備えている。ベルトプロファイル補正制御部331aは、ベルトプロファイルデータに基づいて、従動側エンコーダ310からの検出信号を補正するモジュールであり、ベルトの厚みムラ成分による速度変動を補正する。一方、ローラープロファイル補正制御部331bは、ローラープロファイルデータに基づいて、従動側エンコーダ310からの検出信号を補正するモジュールであり、主として従動ローラーの偏芯成分による速度変動を補正する。なお、本実施形態では、従動ローラーの偏芯成分を記録したローラープロファイルの対象として、従動ローラーを選択したが、例えば、エンコーダーの偏芯や、駆動ローラー等、他の支持ローラーも対象とすることができる。
また、ベルトプロファイル補正制御部331aには、従動側エンコーダ310からの検出信号と併せて、ベルト1周に1箇所のマーク(基準マーク)を検知するベルトHPセンサー312で検知したベルトホームポジション信号が入力される。一方、ローラープロファイル補正制御部331bには、ベルトプロファイル補正制御部331aで補正された検出信号が入力されるとともに、ローラー1周を検知するローラーHPセンサー313で検知したローラーホームポジション信号が入力される。
前記吐出制御部333は、この補正された検出信号に基づいて、ヘッドユニット110による各画像形成のタイミングを制御する印字制御手段であり、ヘッドユニット110は、この吐出制御部333による制御に従って、記録媒体10上に複数の画像を形成する。
システム制御部335は、制御部300内の各モジュールの動作を制御する中央演算処理部であり、印刷時の画像処理の他、駆動制御部334を通じて、搬送経路の各駆動部の動作を制御する。また、システム制御部335は、外部との通信を行う通信インターフェースや、操作パネル340に対してデータを送受信するインターフェースの機能も果たす。
(印刷処理時における吐出タイミング制御方法)
そして、このように生成されたプロファイルデータを用いた吐出タイミング制御は以下の手順により行う。図3は、印刷処理時における動作を模式的に示すブロック図である。なお、ここでは、記憶部332に、ローラープロファイルデータ及びベルトプロファイルデータが、それぞれ独立したプロファイルデータとして、既に記憶メモリ332a及び332bにそれぞれ保存されているものとする。
先ず、印刷処理が開始される際、記憶されたローラープロファイルデータ及びベルトプロファイルデータが、記憶メモリ332a及び332bから、それぞれ読み出され、補正制御部331に入力される。
次いで、印刷処理が開始されると、従動側エンコーダ310による検出された角速度が入力されて、搬送ベルトの移動速度を測定し(S201)、この測定結果に基づいて、ヘッドユニット110の吐出制御を行う。この吐出制御に際し、補正制御部331は、記憶部332に記憶されているローラープロファイルデータ及びベルトプロファイルデータに基づいて、搬送ベルト160上における複数の画像間の位置ずれが小さくなるように、従動側エンコーダ310から入力されるエンコーダ検出信号を補正し(S202、S203)、吐出制御部333に入力する。
この補正では、ベルトプロファイルデータ内の補正値が、ホームポジション信号に基づいて、搬送ベルト160の回転周期に合わせて読み出され、図6に示すように、従動側エンコーダ310から入力されるエンコーダ検出信号が、補正値に応じて早められたり遅められたりして、搬送ベルト160上における複数の画像間の位置ずれ(着弾ずれ)が小さくなるように調整されて吐出制御部333に入力される。吐出制御部333では、この補正されたエンコーダ検出信号に基づいて、ヘッドユニット110による各画像形成のタイミングを制御し(S204)、ヘッドユニット110は、この吐出制御部333による制御に従って、インクを吐出し、記録媒体上に複数の画像を形成する。
なお、本実施形態では、着弾ずれを解消させるためには、図6中Δdで示すような、適正着弾位置を基準とする絶対的な位置ずれを算出する必要があり、ベルト上の2測点における瞬間々々の測定値は、これら2測点間の相対的な速度変動であることから、着弾ずれの修正に際しては、所定の基準点に対する絶対的な速度変動を演算する必要がある。本実施形態では、各時点での2測点間の速度比を累積させ、各時点における絶対的な位置ずれであるΔdを予めプロファイルとして保持しておく。
(プロファイル生成装置)
本実施形態において、上述したベルトプロファイルデータ及びローラープロファイルデータは、プロファイル生成装置400を用いて生成され、記憶部332にインストールされる。図4は、プロファイル生成装置400の概略構成を示す説明図である。図4(a)に示すように、プロファイル生成装置400は、印刷装置100の製造時や工場出荷前、メンテナンス時などに一時的に印刷装置100に対して接続される外部装置であり、LDV装置400aと、PC400bとから概略構成される。
LDV装置400aは、搬送速度測定手段であるレーザードップラー速度計311により、非接触で対象物の移動速度を計測する装置であり、搬送ベルト160の上面に取付けられたレーザードップラー速度計311と、従動ローラ162に設けられた従動側エンコーダ310と、搬送ベルト160の1周を検出するベルトホームポジションセンサー312と、従動ローラ162の一回転を検出するローラーHPセンサー313とが接続され、これら各センサーからの入力信号を取得し、同期させつつプロファイル生成装置であるPC400bに受け渡す。
PC400bは、CPUを備えた演算処理装置であり、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータや、機能を特化させた専用装置により実現することができ、CPU上でソフトウェアを実行することによって、プロファイルデータ生成装置として機能する。具体的に、このプロファイルデータ生成装置としてのPC400bは、図4(b)に示すように、速度比演算部401と、データ処理部402と、データメモリ403とから構成されている。
速度比演算部401は、ベルト速度抽出部401b及びローラー速度抽出部401aによって、各測点における速度比の時間的変動を算出するモジュールであり、具体的には、ベルト速度抽出部401b及びローラー速度抽出部401aによって、搬送ベルト160上又はその駆動手段(駆動モータや支持ローラ等)に設定された任意の2測点における移動速度を、速度測定手段によって測定する。本実施形態では、この任意の2測点を第1の測点及び第2の測点とし、第1の測点の移動速度は、インクヘッド中央部直下の搬送ベルト表面の移動速度とし、第2の測点は従動ローラ162の回転速度(角速度)とする。
また、本実施形態では、第1の測点に対する速度測定手段は、搬送ベルト表面の移動速度を光学的に測定する非接触測定装置であり、本実施形態においては、レーザードップラー速度計311を用いる。レーザードップラー速度計311は、搬送ベルト160表面の移動速度を光学的に測定する速度測定手段であり、具体的には、対象物との相対速度によって、入射光と反射光との波長の変化を測定することにより対象物の速度を測定する。なお、レーザードップラー速度計311は、当該印刷装置100に対して着脱自在に設けられている。これにより、プロファイルデータ作成時においてのみ、レーザードップラー速度計311を設置することができ、高価な測定装置を画像形成装置に内蔵させることなく、製造コストの低廉化を図ることができる。
一方、第2の測点に対する速度測定手段は、従動ローラ162の回転速度を測定する従動側エンコーダ310を用いる。これらベルト速度抽出部401b及びローラー速度抽出部401aは、レーザードップラー速度計311により測定された移動速度と、従動側エンコーダ310の検出信号とから、搬送ベルト及びローラーの速度データをそれぞれ抽出する。ここで、本実施形態においては、第2の測点を、従動ローラ162の回転速度として、駆動ローラ161を回転させるモータ等の駆動力による影響、例えば、駆動力とベルトの滑りなどによる速度ムラなどにより、ベルトの挙動と、エンコーダによる測定結果とに乖離が生じるのを低減している。なお、本発明は、これに限定されず、第2の測点を駆動ローラ161の回転速度とし、この駆動ローラ161の回転速度を測定する手段として駆動側エンコーダを用いてもよい。
そして、本実施形態では、図4に示すように、レーザードップラー速度計311からの検出信号、及び従動側エンコーダ310からの検出信号は、速度比演算部401に入力される。また、この速度比演算部401には、ベルト1周に1ヶ所のマーク(基準マーク)を検知するベルトHPセンサー312と、ローラー1周で1ヶ所のマーク(基準マーク)を検知するローラーHPセンサー313で検知したそれぞれのホームポジション信号が入力される。
データ処理部402は、速度比データに対して平均化やデジタル化等の処理を施すモジュールである。データメモリ403は、レーザードップラー速度計311により測定されたパルス幅データや、従動側エンコーダ310からの検出信号を速度データとして記録するメモリ装置である。
そして、速度比演算部401は、レーザードップラー速度計311によって検出された搬送ベルト表面の移動速度と、従動側エンコーダ310で検出された回転角速度とに基づいて、各測点における速度比の時間的変動を算出し、算出された速度比に対応した周波数からベルトプロファイルデータ及びローラープロファイルデータを抽出する。
これらのプロファイルデータは、データ処理部402からデータバスを通じてデータメモリ403に送出される。データメモリ403は、ベルトプロファイルデータ及びローラープロファイルデータを記憶する記憶部であり、記憶されたベルトプロファイルデータ及びローラープロファイルデータは、通信インターフェース404等によって、印刷装置100に送信される。
このような構成のプロファイル生成装置400によるベルトプロファイルデータ及びローラープロファイルデータの生成処理時の動作について詳述する。図5は、ベルトプロファイルを生成する際の動作手順を模式的に示すブロック図である。
先ず、ベルト速度抽出部401b及びローラー速度抽出部401aによって、各測点における速度比の時間的変動を算出する。具体的には、ベルト速度抽出部401b及びローラー速度抽出部401aは、搬送ベルト上又はその駆動手段に設定された任意の2測点における移動速度を、速度測定手段によって測定する(S101及びS102)。具体的には、第1の測点の移動速度は、レーザードップラー速度計311によって、対象物である搬送ベルト160表面に対して、入射光と反射光との波長の変化を測定し、第2の測点の速度は、従動ローラ162の回転速度を測定する。
速度比演算部401では、従動側エンコーダ310の回転速度に対してレーザードップラー速度計311によって光学的に測定されたベルトの移動速度と、レーザードップラー速度計311からの角速度に基づいて速度比を算出し(S103)、これらの速度比の時間的変化を記録することにより、移動速度の時間的変動をプロファイルとする(S105及びS104)。
ここで、移動速度の時間的変動は、搬送ベルト全周における厚みムラや、支持ローラーの偏芯に起因する速度変動を含んでいる。ベルト速度抽出部401bは、これらの移動速度の時間的変動から、搬送ベルトの移動速度に対応した周波数を有するベルトプロファイルデータを抽出し、ローラー速度抽出部401aは、各測点における移動速度の時間的変動から、支持ローラーの回転速度に対応した周波数を有するローラープロファイルデータを抽出する。本実施形態では、速度比のデータをベルト1周分のデータとして記録する。
なお、このベルトプロファイルデータ及びローラープロファイルデータを取得するタイミングとしては、本実施形態においては、工場出荷時としている。しかし、取得タイミングは、工場出荷時に限定されず、環境変化時、経時変化時やメンテナンス時などを契機とすることもできる。
(プロファイル生成時の動作)
以上の構成を有する本実施形態に係るプロファイル生成装置400におけるプロファイル生成時の動作について説明する。図7は、プロファイル生成時の動作を示すフローチャート図である。
先ず、プロファイル生成装置400において、各センサー及びエンコーダからの信号を検出する。具体的には、レーザードップラー速度計311からの検出信号、及び従動側エンコーダ310からの検出信号が速度比演算部401に入力される。また、速度比演算部401には、ベルトHPセンサー312及びローラーHPセンサー313で検知したホームポジション信号が入力される。これらにより、ベルト1周のエンコーダ各パルス毎の移動速度が測定される(S301,S401)。
次いで、速度比演算部401で、レーザードップラー速度計311及び従動側エンコーダ310で検出された移動速度及び回転角速度の比から、搬送ベルト160の速度変動に対応した周波数を有する移動速度の速度比データを抽出する(S302,S402)。
そして、ローラー速度抽出部401aは、各測点の移動速度の時間的変動から、支持ローラーの回転周期に対応した周波数に基づいて、ローラープロファイルデータを抽出する。また、ベルト速度抽出部401bは、従動ローラ162の回転周期に対応した周波数を従動ローラ162の偏芯成分として算出するとともに、搬送ベルトの移動速度に対応した周波数から支持ローラーの偏芯成分を除去して、ベルトプロファイルデータを抽出する。
具体的には、ローラー速度抽出部401aは、算出された各パルスの速度変動比データからローラーの1周分の周期データを分割し、ベルト1周分の周期データを平均化する(S403)。これにより、ローラーの偏芯成分を算出する(S404)。そして、このローラーの偏芯成分をデータ処理部402においてデータ処理して、ローラープロファイルデータとして生成する(S405)。
ベルト速度抽出部401bでは、上記同様に、搬送ベルト160の速度変動に対応した周波数を有する移動速度の速度比データを算出する(S301,S302)。その後、速度比率データに対応した周波数から、先ほど算出したローラーの偏芯成分を取り除き、このベルトの厚みムラ成分を算出する(S303)。そして、このベルトの厚みムラ成分を、データ処理部402においてデータ処理して、ベルトプロファイルデータとして生成する(S304)。
算出されたローラープロファイルデータ及びベルトプロファイルデータをデータ処理部402からデータバスを通じてデータメモリ403に送出し、データメモリ403は、受け取ったベルトプロファイルデータを記憶する。このように、ローラープロファイルデータ及びベルトプロファイルデータは、それぞれ独立したプロファイルデータとして、データメモリ403に保存される。
(プロファイルデータの累積)
さらに、本実施形態では、上述したステップS302及びS402における速度比の算出に際し、累積データの算出を行う。図8は、プロファイル累積データ生成の手順を示すフローチャート図である。
先ず、累積データの算出では、HP等の任意の点を基準点と定め、この基準点に対する速度比を搬送ベルト160全周にわたって求めるために、エンコーダ1パルス毎の速度比データを取得し(S501)、各速度比の値を順次累積計算する(S502)。
具体的には、従動側エンコーダ310の任意時間(t)の回転角度における角速度をωtと定め、ωtにおける、LDV311による測点におけるベルト表面の速度をVtとし、これら2測点の一方の測点に対する他方の測点における速度比を相対速度比Vt/ωtとする。
詳述すると、ある瞬間のLDV311による測点におけるベルト表面の速度を基準速度VAとし、そのときの従動側エンコーダ310に巻き回された搬送ベルト160の移動速度をVBとする。また、任意時間(t)における従動側エンコーダ310地点のベルト移動速度VBは、そのときの回転半径をRtとすると、VB=ωt×Rtとなる。このRtの変化は、従動側エンコーダー310におけるベルトの厚みムラの時間変化であり、VB/ωt=Rtで得られる。ここで、搬送ベルト160の伸縮を無視すればVA=VBであり、任意時間(t)にLDV311により計測されるベルト表面は、速度Vtであることから、VA=VB=Vtであり、Vt/ωt=Rtの関係が得られる。よって、任意の時刻における厚みムラRtをプロファイルとして保持しておくことにより、その瞬間のVAを、ωtに基づいて補正し、着弾ずれを解消できるようになる。
そして、下表に示すように、搬送ベルト160上の基準点(例えば、t=0におけるホームポジション)での速度比を基準速度比V0/ω0=R0とし、搬送ベルト160の周方向に沿って、各時刻における速度比Rtを順次掛け合わせて累積させ、基準点に対する各点の速度比Ctを搬送ベルト160の全周に渡って算出する。
なお、このように速度比の累積データが算出された後、次いで、この累積データに対してゼロ補正等の種々データ処理を施す。なお、図9(a)は、表1の測点における比率(R0,R1,R2…Rn)をプロットしたものであり、図9(b)は、図(a)における各プロットに対応する累積値(C0,C1,C2…Cn)をプロットしたものである。また、図9(c)は、図9(b)の全プロットが0以上となるように補正したものである。
ステップS503における0補正では、先ず、図9(a)に示すような、各点における速度比について、搬送ベルト上又はその駆動手段の任意の測点を基準として、速度比率1(=R0)に、瞬間々々の速度比率(R1,R2…Rn)を順次掛け合わせて累積させると、図9(b)に示すように、速度比率が累積されたデータが算出される。
このように算出された累積データにおいて、負のデータがある場合には、速度変動の遅延となる最大値を基準とし、補正するため、図9(c)に示すように、全てのデータが0以上になるように、データを補正する(S503)。このようにデータ処理を行い、速度比率の累積データをベルトプロファイルデータとする(S504)。
このように算出されたベルトプロファイルデータの速度比率の累積データは、出荷時において、印刷装置100の記憶部332に記憶され、印刷時のベルトプロファイルとして、使用される。
(作用・効果)
このような本実施形態に係る印刷装置100によれば、印刷処理に際し、任意の2測点のいずれかの移動速度を測定し、この測定結果を、予め抽出及び記憶させているベルトプロファイルデータ及びローラープロファイルデータに基づいて、インクヘッドによる各画像形成のタイミングを制御することにより、搬送ベルト速度の変動による印字位置ずれが生じないように印字タイミングを変化させ、着弾ずれを解消することができる。
また、本実施形態では、速度比の変動を累積させた累積データとしているため、ベルト全体について基準点に対する速度比を求めることができ、ベルトの周回に伴う一連の挙動を、図9(c)に示すような、基準点を原点とする絶対的な変化量として扱うことが可能となり、演算処理を簡略化することができる。すなわち、着弾ずれを解消させるためには、図6中Δdで示すような、適正着弾位置を基準とする絶対的な位置ずれを算出する必要があるが、ベルト上の2測点における瞬間々々の測定値は、これら2測点間の相対的な速度変動であることから、着弾ずれの修正に際しては、所定の基準点に対する絶対的な速度変動を演算しなければならない。本実施形態では、2測点間の速度比を累積させ、各時点でのΔdを予めプロファイルとして保持しておくことから、印刷実行時における演算処理負担を低減させることができる。
さらに、本実施形態では、速度比の変動を累積させた累積データとして扱うことにより、ベルト上の各点について基準点に対する速度比を求めることができ、ベルト上の各点における瞬間々々の速度比をリアルタイムに算出したデータからでは予想できない、ベルト全体で蓄積された最大量のずれを即座に把握することが可能となる。
詳述すると、ベルトプロファイルデータを累積データとすることにより、図11(c)に示すような、ベルト上の各点における速度比を、基準点を原点とするサインカーブとして得ることができ、このサインカーブの最大振幅を見つけることにより、ベルト全体で蓄積された最大量のずれを即座に把握することが可能となる。この結果、例えば、工場出荷時における検査において、ずれの最大量が許容範囲を超える製品の判別を容易且つ迅速に行うことができる。
また、本実施形態では、補正用データとして、ベルトプロファイルデータとローラープロファイルデータとを別々なファイルデータとして記憶して利用することから、例えば、搬送ベルトのみを交換するような場合、ベルトプロファイルデータのみを新規に作成し、印刷装置100にインストールすることができ、印刷装置100の設置現場のみでの作業・操作で対応することができ、メンテナンス作業の容易化を図ることができる。
さらに、本実施形態では、ベルト速度抽出部401b及びローラー速度抽出部401aは、各測点における速度比の時間的変動を算出し、算出された速度比に対応した周波数からベルトプロファイルデータ及びローラープロファイルデータを抽出するので、プロファイルを生成する際、2測点における速度の比をパラメータとすることによって、誤差の割合を一定範囲に止めることができ、1種類のずつのプロファイルで全ての速度に対応することができる。これにより、解像度や印刷モードに応じてベルトの移動速度が変動するような印刷装置であっても、プロファイルデータのサイズを縮小させて、各インクヘッド直下に搬送ベルトの移動速度を簡略的に算出することができ、メモリ容量の増大や処理遅延を回避することができる。
さらに、本実施形態では、従動ローラ162の回転周期に対応した周波数に基づいて、ローラープロファイルデータを抽出し、搬送ベルトの移動速度に対応した周波数から従動ローラ162の偏芯成分を除去して、ベルトプロファイルデータを抽出するので、測点における移動速度の測定量を増大させることなく、一つの測定結果から、ローラープロファイルデータとベルトプロファイルデータとを取得することができ、プロファイル作成時における負担を低減することができる。
また、本実施形態では、第1の測点の移動速度を搬送ベルト表面の移動速度とし、第2の測点を支持ローラーの回転速度とするとともに、第1の測点に対する速度測定手段を、当該印刷装置に対して着脱自在に設けられたレーザードップラー速度計311としたため、ベルトプロファイルの作成時のみレーザードップラー速度計311を印刷装置100に接続し、プロファイル作成後には取り外すことができ、高価な速度計を印刷装置に内蔵させる必要がなく、印刷装置の製造コストを低廉化することができる。
CR…通常経路
DR…排紙経路
FR…給紙系搬送路
R…レジスト部
SR…反転経路
10…記録媒体
100…印刷装置
110…ヘッドユニット
120…サイド給紙台
130…給紙トレイ
140…排紙口
150…排紙台
160…搬送ベルト
161…駆動ローラー
162…従動ローラー
170,172…切替機構
183…給紙駆動部
220…サイド給紙駆動部
230a,230b…トレイ駆動部
240…レジスト駆動部
250…ベルト駆動部
260…第1上面搬送駆動部
265…第2上面搬送駆動部
270…上面排出駆動部
281…反転駆動部
282…再給紙駆動部
300…制御部
310…従動側エンコーダ
311…レーザードップラー速度計(LDV)
312…ベルトホームポジションセンサー
313…ローラーホームポジションセンサー
330…演算処理部
331…補正制御部
331a…ベルトプロファイル補正制御部
331b…ローラープロファイル補正制御部
332…記憶部
332a,332b…記憶メモリ
333…吐出制御部
334…駆動制御部
335…システム制御部
340…操作パネル
400…プロファイル生成装置
400a…LDV装置
400b…PC
401…速度比演算部
401a…ローラー速度抽出部
401b…ベルト速度抽出部
402…データ処理部
403…データメモリ
404…通信インターフェース

Claims (5)

  1. 複数の支持ローラー間に掛け渡された無端状の搬送ベルトと、
    前記支持ローラーを回転駆動させて、前記搬送ベルトを無端移動させる駆動手段と、
    前記搬送ベルト上の記録媒体上に複数の画像を互いに重なり合うように形成する複数のインクヘッドとを有する印刷装置において、
    前記搬送ベルト上又は前記支持ローラ上に設定された任意の2測点における移動速度を測定する速度測定手段と、
    前記速度測定手段により測定された各測点における移動速度の時間的変動から、前記搬送ベルトの移動速度に対応した周波数を有するベルトプロファイルデータを抽出するベルト速度抽出部と、
    前記速度測定手段により測定された各測点における移動速度の時間的変動から、前記支持ローラーの回転速度に対応した周波数を有するローラープロファイルデータを抽出するローラー速度抽出部と、
    抽出した前記ベルトプロファイルデータ及び前記ローラープロファイルデータを記憶する記憶部と、
    印刷処理に際し、前記2測点のいずれか一つの移動速度を測定し、この測定結果を、前記ベルトプロファイルデータ及び前記ローラープロファイルデータに基づいて補正し、前記搬送ベルト上での前記複数の画像間の位置ずれが小さくなるように、前記インクヘッドによる各画像形成のタイミングを制御する印字制御手段と
    を有し、前記インクヘッドは、印字制御手段に従って、前記記録材上に前記複数の画像を形成することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記ベルト速度抽出部及び前記ローラー速度抽出部は、前記各測点における移動速度の時間的変動として、各測点における速度比の時間的変動を算出し、算出された速度比に対応した周波数から前記ベルトプロファイルデータ及び前記ローラープロファイルデータを抽出することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記ローラー速度抽出部は、前記各測点の移動速度の時間的変動から、前記支持ローラーの回転周期に対応した周波数に基づいて、前記ローラープロファイルデータを抽出し、
    前記ベルト速度抽出部は、前記支持ローラーの回転周期に対応した周波数を前記支持ローラーの偏芯成分として算出するとともに、前記搬送ベルトの移動速度に対応した周波数から該支持ローラーの偏芯成分を除去して、前記ベルトプロファイルデータを抽出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 前記任意の2測点を第1の測点、及び第2の測点とした場合に、前記第1の測点の移動速度は前記搬送ベルト表面の移動速度であり、前記第2の測点は前記支持ローラーの回転速度であり、
    前記第1の測点に対する前記速度測定手段は、当該印刷装置に対して着脱自在に設けられ、前記搬送ベルト表面の移動速度を光学的に測定する非接触測定装置である
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  5. 複数の支持ローラー間に掛け渡された無端状の搬送ベルトと、
    前記支持ローラーを回転駆動させて、前記搬送ベルトを無端移動させる駆動手段と、
    前記搬送ベルト上の記録媒体上に複数の画像を互いに重なり合うように形成する複数のインクヘッドと
    を有する印刷装置における該インクヘッドの吐出制御方法であって、
    前記搬送ベルト上又は前記支持ローラ上に設定された任意の2測点における移動速度を測定する速度測定ステップと、
    前記速度測定ステップで測定された各測点における移動速度の時間的変動から、前記搬送ベルトの移動速度に対応した周波数を有するベルトプロファイルデータを抽出するとともに、前記各測点における移動速度の時間的変動から、前記支持ローラーの回転速度に対応した周波数を有するローラープロファイルデータを抽出する速度抽出ステップと、
    印刷処理に際し、前記2測点のいずれか一つの移動速度を測定し、この測定結果を、前記ベルトプロファイルデータ及び前記ローラープロファイルデータに基づいて補正し、前記搬送ベルト上での前記複数の画像間の位置ずれが小さくなるように、前記インクヘッドによる各画像形成のタイミングを制御する印字制御ステップと
    を有することを特徴とする印刷装置の吐出制御方法。
JP2009058554A 2009-03-11 2009-03-11 印刷装置及びその吐出制御方法 Active JP5390893B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009058554A JP5390893B2 (ja) 2009-03-11 2009-03-11 印刷装置及びその吐出制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009058554A JP5390893B2 (ja) 2009-03-11 2009-03-11 印刷装置及びその吐出制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010208230A true JP2010208230A (ja) 2010-09-24
JP5390893B2 JP5390893B2 (ja) 2014-01-15

Family

ID=42968936

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009058554A Active JP5390893B2 (ja) 2009-03-11 2009-03-11 印刷装置及びその吐出制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5390893B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012179903A (ja) * 2011-02-10 2012-09-20 Canon Inc 記録装置
JP2017052634A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 セイコーエプソン株式会社 印刷装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06263281A (ja) * 1993-03-09 1994-09-20 Fuji Xerox Co Ltd ベルト搬送装置
JP2006227192A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2008114547A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06263281A (ja) * 1993-03-09 1994-09-20 Fuji Xerox Co Ltd ベルト搬送装置
JP2006227192A (ja) * 2005-02-16 2006-08-31 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2008114547A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012179903A (ja) * 2011-02-10 2012-09-20 Canon Inc 記録装置
JP2017052634A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 セイコーエプソン株式会社 印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5390893B2 (ja) 2014-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5303337B2 (ja) 画像制御装置
JP2011037070A (ja) 印刷装置の吐出制御機構及び吐出制御方法
US10427423B2 (en) Recording device discharge position adjustor and image forming apparatus incorporating same
CN100458597C (zh) 图像形成装置
EP3711960A1 (en) Liquid ejection apparatus
US20180272694A1 (en) Conveyance device, conveyance system, and head unit control method
JP6572617B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
US10632770B2 (en) Conveyance device, conveyance system, and head control method
JP2010089962A (ja) 印刷装置の排紙監視機構及び排紙監視方法
JP5580015B2 (ja) 画像制御装置
JP4975163B2 (ja) 印刷装置及びその吐出制御方法
JP5396110B2 (ja) 印刷装置及びその吐出制御方法
JP5128240B2 (ja) 画像形成装置
JP5390893B2 (ja) 印刷装置及びその吐出制御方法
JP5628565B2 (ja) 印刷装置
JP2018118430A (ja) 媒体搬送装置、記録装置
JP5361415B2 (ja) 画像記録装置、及び画像記録装置の制御方法
JP7363623B2 (ja) 液体を吐出する装置、液体を吐出するシステムおよび液体を吐出する方法
JP2010215345A (ja) 用紙搬送装置及び画像形成装置
JP7221185B2 (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP6988222B2 (ja) 画像形成装置
JP5090972B2 (ja) 印刷装置
JP2010214731A (ja) 印刷装置
CN105599463B (zh) 输送装置以及记录装置
JP2011037554A (ja) 印刷装置の用紙搬送機構及び用紙搬送方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130521

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130924

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131011

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5390893

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250