JP2017052549A - ラミネートチューブ - Google Patents

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【課題】胴部を構成する積層体のサイドシール部分において、乳白色ポリエチレン層のはみ出しのないラミネートチューブを提供することを課題とする。【解決手段】少なくとも、印刷層と乳白色の樹脂層を有する積層体を成形した、円筒形胴部を有するラミネートチューブであって、積層体の乳白色の樹脂層が、印刷層より胴部円周方向において内側でかつ短くなるよう、除去されて積層されていることを特徴とするラミネートチューブであって、乳白色の樹脂層が、印刷層の端から0.3mm以上5mm以下の範囲で短くなるよう除去されているラミネートチューブである。【選択図】図1

Description

本発明はラミネートチューブに関するものである。とくに胴部のサイドシール部において、白色ポリエチレンがはみ出して見えることがなく、意匠性にすぐれるラミネートチューブに関するものである。
ラミネートチューブは半固形状のものを収納し、搾り出すことのできる容器である。その形状は断面が円形あるいは楕円形の中空の筒状の構造で、内容物を搾り出す口部と蓋を一方の端部に有し、もう一方の端部であるエンド部は内容物充填後にヒートシールなどで閉じられている。
チューブ容器の材質の中にはアルミニウムや錫、鉛などの金属を用いたものもあり、空気によって変質しやすい内容物には適しているが、容器としての弾力性や復元性には欠けている。そのため近年はプラスチックの材料を用いて成型した、ラミネートチューブが主流になっている。
またラミネートチューブの用途は歯磨き、洗顔料などのトイレタリー用品やクリームなどの化粧品、塗り薬などの薬品類、ペースト状の食品や香辛料、接着剤など日常生活に密着した用途が多く、さたに幅広く用途を広げている。
例えば特許文献には、ラミネートチューブ容器に多層シートを用いて構成した例が示されているが、多層シートには中間層に乳白色ポリエチレン層が含まれており、胴部成形においてのサイドシール部分においては、乳白色ポリエチレン層が伸びて外側から見えてしまい、意匠性を損なう恐れがあった。
特許昭62−58981号公報
本発明はかかる状況に鑑みてなされたものであり、胴部を構成する積層体のサイドシール部分において、乳白色ポリエチレン層のはみ出しのないラミネートチューブを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、少なくとも、印刷層と乳白色の樹脂層を有する積層体を成形した、円筒形胴部を有するラミネートチューブであって、積層体の乳白色の樹脂層が、印刷層より胴部円周方向において内側でかつ短くなるよう、除去されて積層されていることを特徴とするラミネートチューブである。
また、請求項2に記載の発明は、乳白色の樹脂層が、印刷層の端から0.3mm以上5mm以下の範囲で短くなるよう除去されていることを特徴とする請求項1に記載のラミネートチューブである。
本発明によれば、胴部を構成する積層体のサイドシール部分において、乳白色ポリエチ
レン層のはみ出しのないラミネートチューブを提供することが可能である。
図1は、本発明に係るラミネートチューブの各パーツと胴部のサイドシール部を説明するための斜視模式図である。 図2は、図1で示した胴部のサイドシール部の部分断面(A)を説明するための拡大断面模式図である。 図3は、本発明に係るラミネートチューブの胴部を構成する積層体を説明するための概略の断面模式図である。 図4は、本発明に係るラミネートチューブの胴部を構成する積層体の一実施形態例の層構成を説明するための部分断面模式図である。
以下本発明を実施するための形態について、図1〜図4を参照しながら詳細な説明を加える。ただし、本発明はこれらの例にのみ限定されるものではない。
図1は、本発明に係るラミネートチューブの各パーツと胴部のサイドシール部を説明するための斜視模式図である。ラミネートチューブ(10)は胴部(1)、口部(2)およびキャップ(7)から構成される。口部(2)は口部開口部(5)を有しており、キャップ(7)によって開閉可能である。
胴部(1)はプラスチックフィルムの積層体からなり、印刷層より内容物側の層に乳白色の樹脂層を有しており、円筒形に成形されている。また口部(2)と反対側の端部は開口部(3)であって、内容物充填後にヒートシールによって密封される。
積層体を円筒形に成形して胴部(1)を形成する際には、積層体をサイドシール部(4)で重ね合わせて円筒形にして、ヒートシールで溶着させる。このときサイドシール部の部分断面(A)が形成される。
図2は、図1で示した胴部のサイドシール部の部分断面(A)を説明するための拡大断面模式図である。本発明においては、ラミネートチューブの胴部(1)を構成する積層体の乳白色の樹脂層(12)が、印刷層(11)より内側に短くなるよう除去されて積層されているために、サイドシール部の部分断面(A)において、乳白色の樹脂層(12)は印刷層(11)の下側にあって、印刷層(11)で覆われて、チューブ外側からは視認できない状態となって、意匠性の点で好ましい。
図3は、本発明に係るラミネートチューブの胴部を構成する積層体を説明するための概略の断面模式図である。積層体(20)のチューブ内側の表面にはシーラント層(14)を設けてあり、チューブ外側の表面には熱可塑性樹脂層(13)を設けてある。これらはたとえばポリオレフィン系樹脂を用いることができ、特にポリエチレン樹脂を好ましく用いることができる。
積層体(20)の一部において、乳白色樹脂層(12)は除去されており、円筒形の胴部成形においてのサイドシール部(4)は、乳白色樹脂層除去部(19)と、もう一方の乳白色樹脂層除去部(19)を重ねてヒートシールで溶着して繋ぎ合わされる。
溶着されて繋ぎ合わされたサイドシール部は、乳白色樹層(12)が除去されているために、厚さが薄くなっており、サイドシール部の溶着性にすぐれており、その結果たとえばアルカリ性物質の浸漬においての耐性にすぐれ、口部との接合部においても剥離しにくい。
図4は、本発明に係るラミネートチューブの胴部を構成する積層体の一実施形態例の層構成を説明するための部分断面模式図である。ここでは、積層体(20)の一実施形態例の層構成をより具体的に説明する。積層体(20)の層構成は、チューブ内側から、シーラント層(21)、接着剤層(22)、ガスバリアフィルム層(23)、押し出しポリエチレン樹脂層(24)、乳白色樹脂層(12)、押し出しポリエチレン樹脂層(25)、印刷層(11)、押し出しポリエチレン樹脂層(26)、熱可塑性樹脂層(27)で構成される。
ここで、印刷層(11)は、フィルム層(8)およびインキ層(9)から構成される。また、積層体(20)のサイドシール部(4)に当る部分では、乳白色樹脂層(12)は部分的に除去されている。
以下本発明によるラミネートチューブの各構成要素に関して、さらに詳細な説明を加える。
(乳白色樹脂層)
ラミネートチューブの遮光性や美粧性を向上させるために、乳白色のポリエチレンフィルムを、ラミネートチューブ胴部を形成する積層体の中間層に用いることができる。印刷層を設ける場合には、乳白色樹脂層より、ラミネートチューブ外側の層に設ける。本発明においては乳白色樹脂層は、印刷層より胴部円周方向において内側でかつ短くなるよう、除去して短くすることによって、ヒートシールした際にも、胴部のサイドシール部において印刷層からはみ出すことなく、ラミネートチューブの外側から白色部分が視認できないようにすることができる。
我々は、鋭意検討を重ねた結果、乳白色樹脂層は印刷層の端から0.3mm以上5mm以下の範囲で短くなるよう除去されていることが、好適であることを見出した。乳白色樹脂層の部分的除去は、積層体を形成する際に、乳白色樹脂層に用いるフィルムを印刷層より短くしたものを用いることによって実現することができる。
(印刷層)
印刷層は、フィルム層およびインキ層からなる。印刷層は商品としてのイメージアップや、内容物についての必要な情報をラミネートチューブ外側から見える層に印刷によって設けることができる。そのためのフィルム層には、高分子材料を素材としたプラスチックフィルムを用いることができる。
高分子フィルムは高分子樹脂組成物からなるフィルムであって、たとえばポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロンー6、ナイロンー66等)、ポリイミドなどが使用でき、用途に応じて適宜選択される。特にポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートを基材フィルムとする場合は、フィルム強度と価格においてより好ましい。
印刷方法および印刷インキには特に制約を設けるものではないが、既知の印刷方法の中からフィルムへの印刷適性、色調などの意匠性、密着性、食品容器としての安全性などを考慮すれば適宜選択すればよい。
たとえばグラビア印刷法、オフセット印刷法、グラビアオフセット印刷法、フレキソ印刷法、インクジェット印刷法などを用いることができる。中でもグラビア印刷法は生産性や絵柄の高精細度において好ましく用いることができる。また印刷層には絵柄印刷層のほ
か、下地となるベタ印刷層を設けることもできる。
(シーラント層)
積層体のヒートシールのために、ラミネートチューブの内側、すなわち内容物に接する側に設ける。シーラント層の材質としては、熱可塑性樹脂のうちポリオレフィン系樹脂が一般的に使用され、具体的には、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)、中密度ポリエチレン樹脂(MDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−αオレフィン共重合体、エチレン−メタアクリル酸樹脂共重合体などのエチレン系樹脂や、ポリエチレンとポリブテンのブレンド樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂(PP)、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピレン−αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂等を使用することができる。
シーラント層の形成には、押出機を用いる方法や、あらかじめ製膜されたフィルムを積層する方法などがある。
(熱可塑性樹脂層)
積層体のラミネートチューブ外側となる面には熱可塑性樹脂層を設けることができる。用いる樹脂には、低密度ポリエチレン樹脂(LDPE)や、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(LLDPE)のほか、アイオノマーや変性ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂に、表面処理を施して使用することができる。これにより胴部のサイドシール部を設けるに際してヒートシールで設けることが可能である。
熱可塑性樹脂層に、たとえばポリエチレン樹脂を用いて、その表面にコロナ放電処理を行なうことができる。これは、コロナ放電が生ずる電界内にポリエチレン樹脂フィルムもしくはポリエチレン樹脂を積層した積層体を通過させ、樹脂表面の分子の改質により、濡れ性や接着性が改善し、ヒートシール性も向上する効果がある。
あるいは熱可塑性樹脂層に、たとえばポリエチレン樹脂を用いて、その表面にフレーム処理を行なうこともできる。これは表面を炎で炙ることによって、樹脂表面の分子の改質を図ることにより濡れ性や接着性が改善し、ヒートシール性も向上する効果がある。
あるいは熱可塑性樹脂層に、たとえばポリエチレン樹脂を用いて、その積層をエクストルーダー装置を用いて行なうと同時にその表面にオゾン処理を行なうこともできる。この方法によっても樹脂表面の分子の改質を図ることにより濡れ性や接着性が改善し、ヒートシール性も向上する効果がある。
熱可塑性樹脂層の形成は、前記の熱可塑性樹脂を用いて、たとえば積層体の外面に押出しラミネーションにより設けることができる。あるいは、熱可塑性樹脂層の形成方法として、あらかじめ製膜されたフィルムを用いて積層することも可能である。
(ガスバリアフィルム層)
また、内容物の保存性を向上させることなどを目的として、必要な場合には、積層体中に着色フィルムなど紫外線を遮蔽する不透明層を設けることができる。あるいは、積層体中にガスバリア層を設けることができる。
ガスバリア層には、たとえばアルミニウム箔などの金属箔、あるいはプラスチックフィルムに金属蒸着したフィルムを用いることができる。しかしアルミニウム箔などの金属箔を用いることが適当ではない場合には、プラスチックフィルムにガスバリア層を設けたガスバリアフィルムを用いることができる。
ガスバリアフィルムの場合、ガスバリアフィルム層は無機化合物の蒸着層、コーティング層で構成することができ、基材フィルムにアンカーコートを設けた後、蒸着層、コーティング層を順次設ける。
ガスバリアフィルム層のアンカーコート層には、例えばウレタンアクリレートを用いることができる。アンカーコート層の形成には、樹脂を溶媒に溶解した塗料をグラビアコーティングなど印刷手法を応用したコーティング方法を用いるほか、一般に知られているコーティング方法を用いて塗膜を形成することができる。
蒸着層を形成する方法としては,SiOやAlOなどの無機化合物を真空蒸着法を用いて、アンカーコート層を設けた基材フィルム上にコーティングし、真空蒸着法による無機化合物層を形成することができる。蒸着層の厚みは15nm〜30nmが良い。
コーティング層を形成する方法としては、水溶性高分子と、(a)一種以上のアルコキシドまたはその加水分解物、または両者、あるいは(b)塩化錫の、少なくともいずれかひとつを含む水溶液あるいは水/アルコール混合水溶液を主剤とするコーティング剤をフィルム上に塗布し、加熱乾燥してコーティング法による無機化合物層を形成しコーティング層とすることができる。このときコーティング剤にはシランモノマーを添加しておくことによってアンカーコート層との密着の向上を図ることができる。
無機化合物層は真空蒸着法による塗膜のみでもガスバリア性を有するが、コーティング法による無機化合物層であるコーティング層を真空蒸着法による無機化合物層である蒸着層に重ねて形成し、バリア層とすることができる。
これら2層の複合により、真空蒸着法による無機化合物層とコーティング法による無機化合物層との界面に両層の反応層を生じるか、或いはコーティング法による無機化合物層が真空蒸着法による無機化合物層に生じるピンホール、クラック、粒界などの欠陥あるいは微細孔を充填、補強することで、緻密構造が形成されるため、高いガスバリア性、耐湿性、耐水性を実現するとともに、変形に耐えられる可撓性を有するため、ラミネートチューブとしての適性も具備することができる。
無機化合物を蒸着、コーティングしたガスバリアフィルム層の場合には、金属を用いていないことから、金属探知機などの検査に対する適性もあり、ラミネートチューブを外側から押して使用した際などの、容器形状の復元性などにも利点を有する。
(接着剤層)
積層体を構成する各層を積層する際には、接着剤層を介して積層することができる。接着剤の材料としてはたとえば、ポリエステル−イソシアネート形樹脂、ウレタン樹脂、ポリエーテル系樹脂などを用いることができる。本発明に係るラミネートチューブの胴部を構成する積層体の一実施形態例の層構成(図4)においては、シーラント層(21)とガスバリアフィルム層(23)を、接着剤層(22)を介して積層している。
また積層の方法については、ドライラミネーションあるいはノンソルベントラミネーションなどの方法を用いることができる。あるいは、ポリエチレン樹脂などの熱可塑性樹脂を用いる場合には、押し出し機を用いてラミネート、あるいは層を形成することもできる。
たとえば図4に示した、本発明に係るラミネートチューブの胴部を構成する積層体の一実施形態例の層構成においては、乳白色樹脂層(12)とガスバリアフィルム層(23)
は押し出しによるポリエチレン樹層(24)を介して積層した例である。また乳白色樹脂層(12)と印刷層(11)は押し出しによるポリエチレン樹層(25)を介して積層した例である。また印刷層(11)と熱可塑性樹脂層(27)の積層は、押し出しによるポリエチレン樹層(8)を介して積層した例である。
以下、本発明によるラミネートチューブを実施例および比較例を用いてさらに具体的に説明する。ただし本発明はここに示した例にのみ限定されるものではない。
<実施例1>
下記の構成のラミネートチューブを評価した。
プラスチックフィルムを基材とした積層体を用いて、乳白色樹脂層を印刷層より短くなるように除去した部分が胴部のサイドシール部に当るようスリットして、AMS機を用いてラミネートチューブの胴部を成形し、コンプレッション成形で口部を成形して、ラミネートチューブを作成した。
(積層体の層構成)
ラミネートチューブ内側から、
LLDPE(厚さ80μm)/接着剤層/ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μ)に無機化合物蒸着/押し出しポリエチレン樹脂層(厚さ18μm)/乳白色ポリエチレンフィルム(厚さ120μm):サイドシール部除去/押し出しポリエチレン樹脂層(厚さ15μm)/印刷層(厚さ12μポリエチレンテレフタレートフィルムに印刷)/押し出しポリエチレン樹脂層(厚さ15μm)/LLDPE(厚さ50μm)
総厚:322μm。
<比較例1>
下記の構成のラミネートチューブを評価した。
ただし積層体の構成において、乳白色樹脂層の部分的除去を行なっていない点が、実施例1と異なる。
(積層体の層構成)
ラミネートチューブ内側から、
LLDPE(厚さ80μm)/接着剤層/ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μ)に無機化合物蒸着/押し出しポリエチレン樹脂層(厚さ18μm)/乳白色ポリエチレンフィルム(厚さ120μm)/押し出しポリエチレン樹脂層(厚さ15μm)/印刷層(厚さ12μポリエチレンテレフタレートフィルムに印刷)/押し出しポリエチレン樹脂層(厚さ15μm)/LLDPE(厚さ50μm)
総厚:322μm。
<評価項目1>
外観:サイドシール部の繋ぎ目の状態を目視観察する。とくに乳白色樹脂層がチューブ外側から見えるかどうかも評価した。
<評価項目2>
浸漬試験:アルカリ溶液(pH9.0)に浸漬して、50℃、一日の後に、サイドシール部の剥離の有無を観察。
○・・・問題なし
×・・・剥離発生
なお評価はn=5で行なった。
評価結果を表1に示す。
表1に示した結果から、本発明による実施例1では、外観評価においても、浸漬試験結
果においても異常は見られなかった。それに対して、比較例1においては、概観においては、乳白色樹脂層がサイドシールではみ出して、チューブ外側から見えてしまい、印刷の絵柄を邪魔して美粧性を損ねる結果となり、また浸漬試験結果においてもサイドシール部の剥離が3/5の割合で発生した。
このことから、本発明によれば、胴部を構成する積層体のサイドシール部分において、乳白色ポリエチレン層のはみ出しのないラミネートチューブを提供することが可能であることを検証することができた。
1・・・胴部
2・・・口部
3・・・開口部
4・・・サイドシール部
5・・・口部開口部
7・・・キャップ
8・・・フィルム層
9・・・インキ層
10・・・ラミネートチューブ
11・・・印刷層
12・・・乳白色樹脂層
13・・・熱可塑性樹脂層
14・・・シーラント層
19・・・乳白色樹脂層除去部分
20・・・積層体
21・・・シーラント層
22・・・接着剤層
23・・・ガスバリアフィルム層
24・・・押し出しポリエチレン樹脂層
25・・・押し出しポリエチレン樹脂層
26・・・押し出しポリエチレン樹脂層
27・・・熱可塑性樹脂層
A・・・サイドシール部の部分断面

Claims (2)

  1. 少なくとも、印刷層と乳白色の樹脂層を有する積層体を成形した、円筒形胴部を有するラミネートチューブであって、
    積層体の乳白色の樹脂層が、印刷層より胴部円周方向において内側でかつ短くなるよう、除去されて積層されていることを特徴とするラミネートチューブ。
  2. 乳白色の樹脂層が、印刷層の端から0.3mm以上5mm以下の範囲で短くなるよう除去されていることを特徴とする請求項1に記載のラミネートチューブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020117232A (ja) * 2019-01-18 2020-08-06 大日本印刷株式会社 チューブ容器およびキャップ付きチューブ容器
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