JP2017050917A - 直流モータ及び直流モータの製造方法 - Google Patents

直流モータ及び直流モータの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】整流子と給電ブラシとの同軸性を容易に確保することができる直流モータを提供する。
【解決手段】直流モータは、エンドフレーム22に固定され、複数のブラシボックス44を周方向等間隔に有するブラシホルダ41と、複数のブラシボックス44にそれぞれ収容され、整流子と摺接する複数の給電ブラシ42とを備える。そして、ブラシホルダ41は、ボールベアリング26のアウタレース26aを保持する複数のプレート側保持部48(ベアリング保持部)を備え、該各プレート側保持部48の配置位置は、周方向に互いに隣り合うブラシボックス44間の周方向中心位置に設定される。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば車両用電動パワーステアリング装置に用いられる直流モータ及び直流モータの製造方法に関するものである。
従来、この種の直流モータでは、例えば特許文献1に開示されるように、回転軸を軸支する軸受と、給電ブラシを保持するブラシホルダとがそれぞれ、モータのハウジングを構成するエンドフレームに固定されている。ブラシホルダに保持された給電ブラシは、回転軸に対し一体回転可能に固定された整流子の外周面と摺接するように構成される。
特開2005−304257号公報
上記のような直流モータでは、ブラシホルダと軸受との径方向における相対的な位置関係がずれている(つまり、同軸性が低い)場合、整流子の外周面と該整流子の外周に複数配置される給電ブラシとの同軸性が悪化するため、給電ブラシの整流性が悪化し、それにより磁気音(振動音)の悪化を招くおそれがある。そのため、上記構成の直流モータでは、ブラシホルダ及び給電ブラシのエンドフレームに対する組付精度を高くしなければならず、製造コスト増大の一因となっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、整流子と給電ブラシとの同軸性を容易に確保することができる直流モータ及び直流モータの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決する直流モータは、モータハウジングの一部を構成するエンドフレームと、シャフト及び該シャフトに固定された整流子を有し、前記モータハウジングに収容されたロータと、前記シャフトを軸支するボールベアリングと、前記モータハウジング内において前記エンドフレームに固定され、複数のブラシボックスを周方向等間隔に有するブラシホルダと、複数の前記ブラシボックスにそれぞれ収容され、前記整流子と摺接する複数の給電ブラシとを備えた直流モータであって、前記ブラシホルダは、前記ボールベアリングのアウタレースを保持する複数のベアリング保持部を備え、前記各ベアリング保持部の配置位置は、周方向に互いに隣り合う前記ブラシボックス間の周方向中心位置に設定されている。
この構成によれば、給電ブラシを収容するブラシボックスを有するブラシホルダは、ボールベアリングのアウタレースを保持するベアリング保持部を備える。このため、エンドフレームに対するブラシホルダの組付精度に依らず、ボールベアリングをブラシホルダのベアリング保持部に組み付けるだけで容易に、整流子と給電ブラシ(ブラシホルダ)との同軸性を確保することができる。
更に、各ベアリング保持部の配置位置は、周方向に互いに隣り合うブラシボックス間の周方向中心位置に設定されるため、周方向におけるベアリング保持部とブラシボックスとの間隔を最大限確保することができる。これにより、万が一、ボールベアリングの保持によってベアリング保持部が変形した場合に、そのベアリング保持部の変形がブラシボックスに影響を与えて該ブラシボックスが変形するといったことを抑制することができる。
上記直流モータにおいて、前記エンドフレームは、前記ボールベアリングのアウタレースを保持するフレーム側保持部を備え、前記ボールベアリングのアウタレースは、前記ブラシホルダの前記ベアリング保持部と前記フレーム側保持部の両方によって保持されていることが好ましい。
この構成によれば、ブラシホルダのベアリング保持部によるボールベアリングの保持に加え、ブラシホルダが固定されたエンドフレームのフレーム側保持部によってもボールベアリングが保持される。これにより、エンドフレーム、ブラシホルダ及びボールベアリングの3部品が互いに結合状態となるため、ボールベアリングを安定して保持することができる。
上記直流モータにおいて、複数の前記ベアリング保持部は、周方向等間隔に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、複数のベアリング保持部が周方向等間隔に設けられるため、ボールベアリングを安定して保持することができる。
上記直流モータを製造する製造方法において、前記ボールベアリングを前記ブラシホルダの前記ベアリング保持部に保持させるベアリング組付工程と、前記ベアリング保持部で前記ボールベアリングを保持した状態の前記ブラシホルダを、前記エンドフレームに固定するブラシホルダ固定工程とを備えることが好ましい。
この製造方法によれば、エンドフレームに対するブラシホルダの組付精度に依らず、ボールベアリングをブラシホルダのベアリング保持部に組み付けるだけで容易に、整流子と給電ブラシ(ブラシホルダ)との同軸性を確保することができる。
上記直流モータの製造方法において、前記ベアリング組付工程と前記ブラシホルダ固定工程との間に、前記エンドフレームに設けられたフレーム側保持部に前記ボールベアリングを保持させるベアリング保持工程を備えることが好ましい。
この製造方法によれば、ボールベアリングをエンドフレームのフレーム側保持部に保持させる前に、ボールベアリングをブラシホルダのベアリング保持部に保持させてブラシホルダ(ブラシボックス)とボールベアリングとの同軸性を確保することができる。
本発明の直流モータ及び直流モータの製造方法によれば、整流子と給電ブラシとの同軸性を容易に確保することができる。
実施形態の電動パワーステアリング装置を説明する説明図。 同形態における直流モータの断面図である。 同形態におけるエンドフレーム及びブラシ装置をモータ内部側から見た平面図である。 図3におけるA−A線断面図である。
以下、電動パワーステアリング装置に用いられる直流モータ及び直流モータの製造方法の一実施形態について説明する。
図1に示すように、電動パワーステアリング装置1は、コラムアシスト型であり、基端部にステアリングホイール2を固定したステアリングシャフト3を有し、そのステアリングシャフト3の先端部は、自在継ぎ手4を介して、インターミディエイト5に連結されている。ステアリングシャフト3は、入力軸3aと出力軸3bからなり、円筒状の入力軸3a内に、出力軸3bの一部が貫挿されている。入力軸3aの基端部には、ステアリングホイール2が固定され、出力軸3bの先端部には、自在継ぎ手4が連結されている。また、入力軸3aと出力軸3bの間には、トーションバー(図示せず)が設けられ、入力軸3aの回転に追従して出力軸3bを回転させるようになっている。
そして、ステアリング操作に基づく、回転及び操舵トルクはラック6&ピニオン軸7に伝達され、ピニオン軸7の回転にてラック6が車幅方向に往復動する。これによって、ラック6の両端に連結したタイロッド8を介して操舵輪9の舵角が変更される。
ステアリングシャフト3の入力軸3aには、ステアリングコラム10が装備されている。ステアリングコラム10には、直流モータMが設けられている。この直流モータMは、入力軸3aを回転制御してステアリング操作をする際に、ステアリングホイール2に対して補助操舵力(以下、アシストトルクという)を付与する。
詳述すると、ステアリングホイール2の操作に基づいて入力軸3aが回転すると、出力軸3bとの間にずれが生じ、このずれがトーションバーのねじれとなって現れる。つまり、出力軸3bは、操舵輪9の路面抵抗等で、入力軸3aの回転に対して遅れが生じて、トーションバーにねじれが生じる。
そして、このトーションバーのねじれ角を図示しないトルクセンサにて検出し、入力軸3a(ステアリングホイール2)にかかる操舵トルクが検出され、その検出された操舵トルクに基づいて、ステアリング操作する際のアシストトルクが算出されて、直流モータMが駆動制御される。
[直流モータMの詳細]
図2に示すように、直流モータMは、モータハウジング20と、そのモータハウジング20内に収容されるロータ30(電機子)及びブラシ装置40とを備えている。
モータハウジング20は、磁性体よりなるヨークハウジング21(以下、ヨーク21という)と、エンドフレーム22とから構成されている。
ヨーク21は、円形の底部21aと、底部21aの外周縁から軸方向に延びる円筒状の側壁部21bとを有し、軸方向における底部21aとは反対側の端部に開口部21cを有する有底円筒状をなしている。側壁部21bの内周面には界磁磁石23が固着されている。また、ヨーク21の底部21aの中心部には、ロータ30のシャフト31(回転軸)の基端部を軸支するボールベアリング24が設けられている。
ヨーク21の開口部21cには、該開口部21cを略閉塞するエンドフレーム22が組み付けられている。エンドフレーム22は、円形の底部22aと、底部22aの外周縁から軸方向に延びる側壁部22bとを備え、これら底部22aと側壁部22bとによって構成された、軸方向のヨーク21側に開口する収容凹部25を有する形状をなしている。なお、エンドフレーム22は、ヨーク21の開口部21cから径方向に延出するフランジ部21dに対して図示しないねじによって固定されている。エンドフレーム22の収容凹部25は、モータハウジング20の内部空間の一部を構成しており、その収容凹部25内にはブラシ装置40が収容されている。また、エンドフレーム22の底部22aの中心部には、該エンドフレーム22とブラシ装置40(後述するブラシホルダ41)とによって支持されたボールベアリング26が設けられている。
ヨーク21内において、界磁磁石23の内周側にはロータ30が回転可能に配置されている。ロータ30は、前記シャフト31と、シャフト31に固定され、界磁磁石23と径方向に対向するロータコア32と、ロータコア32に巻回される巻線33と、シャフト31に固定された整流子34とを備えている。
シャフト31は、その基端部がヨーク21側のボールベアリング24に軸支されるとともに、先端部近傍部位がエンドフレーム22側のボールベアリング26に軸支されている。シャフト31の先端部は、エンドフレーム22の底部22aに形成された中心孔22cからハウジング外部に突出しており、該先端部には出力部材35が固定されている。この出力部材35は、図示しないギア等からなる減速装置を介して前記ステアリングシャフト3の入力軸3aと駆動連結されている。
整流子34は、シャフト31におけるロータコア32よりも先端側(エンドフレーム22側)の位置に固定されており、エンドフレーム22の収容凹部25内に位置している。整流子34は、略円筒状を成し、その外周面に複数のセグメント34aが備えられている。各セグメント34aには、前記巻線33が接続されている。
図2及び図3に示すように、ブラシ装置40は、エンドフレーム22に固定されたブラシホルダ41と、ブラシホルダ41に支持された4つの給電ブラシ42とを備えている。
ブラシホルダ41は、非磁性体からなる平板状のベースプレート43と、ベースプレート43に固定された4つのブラシボックス44とを有している。ベースプレート43は、ねじ45(図4参照)にてエンドフレーム22の底部22aに固定されており、このベースプレート43の中央部には、ロータ30が挿通される貫通孔43aが形成されている。
ベースプレート43の表面(ヨーク21側の面)には、金属板材から形成された4つのブラシボックス44が周方向等間隔(90°間隔)に固定されている。各ブラシボックス44は、ベースプレート43とで四角筒状のブラシ収容部を構成している。
図2に示すように、各ブラシボックス44内には、略直方体をなす給電ブラシ42が径方向に進退可能となるように設けられ、給電ブラシ42の先端部がブラシボックス44の径方向内側の開口から突出している。給電ブラシ42は、その径方向外側に設けられたコイルスプリング46によって径方向内側に付勢され、これにより、給電ブラシ42の先端部がその内周側に配置された整流子34のセグメント34aに対して径方向に圧接される。
給電ブラシ42は、主に黒鉛(結晶)粉体と、銅粉体とが結合剤にて焼き固められて結合されて形成されている。また、給電ブラシ42にはピッグテール47が接続されており、外部からの電源供給は、エンドフレーム22に設けられた給電部(図示略)からピッグテール47を介して給電ブラシ42になされる。そして、給電ブラシ42から、摺接する整流子34のセグメント34aに対して電源供給がなされる。
図3に示すように、ベースプレート43において、エンドフレーム22の底部22aに対してねじ45にて締結固定されるねじ固定部43bは、周方向における180°対向位置に2箇所設けられている。また、各ねじ固定部43bは、ブラシボックス44の周方向中間位置に設けられ、各ねじ固定部43bから周方向一側で隣り合うブラシボックス44までの間隔と、周方向他側で隣り合うブラシボックス44までの間隔とが等しく配置されている。
図3及び図4に示すように、ベースプレート43には、ブラシボックス44と同数(本実施形態では4つ)のプレート側保持部48が周方向等間隔(90°間隔)に形成されている。各プレート側保持部48は、ベースプレート43の裏面(エンドフレーム22の底部22a側の面)から軸方向に突出するとともに、前記貫通孔43aの内周面よりも径方向内側に突出している。そして、各プレート側保持部48の先端部(径方向内側端部)は、ボールベアリング26のアウタレース26aの外周面と当接し、これにより、ボールベアリング26が各プレート側保持部48によって径方向に保持されている。
各プレート側保持部48の配置位置は、各ブラシボックス44間の周方向中心位置Cに設定されている。つまり、プレート側保持部48から周方向両側のブラシボックス44までの周方向の間隔が等しく構成される。これにより、各プレート側保持部48から最寄りのブラシボックス44までの周方向における間隔が最も広く構成される。
また、エンドフレーム22の底部22aには、フレーム側保持部22dが形成されている。フレーム側保持部22dは、前記中心孔22cと連続する円形の孔であり、このフレーム側保持部22dには、ボールベアリング26のアウタレース26aの一部が嵌合されている。つまり、フレーム側保持部22dの内周面は、ボールベアリング26のアウタレース26aと全周に亘って当接し、これにより、フレーム側保持部22dがボールベアリング26を径方向に保持している。
上記のように、ボールベアリング26のアウタレース26aは、各プレート側保持部48と、エンドフレーム22のフレーム側保持部22dとによって保持されている。なお、アウタレース26aは、軸方向のハウジング内部側の部位が各プレート側保持部48にて保持され、軸方向のハウジング外部側の部位がフレーム側保持部22dにて保持されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
複数のブラシボックス44が固定されたベースプレート43のプレート側保持部48にボールベアリング26が保持されている。このため、ブラシボックス44(給電ブラシ42)とボールベアリング26との同軸性が、エンドフレーム22に対するベースプレート43の組付精度に依らず、ボールベアリング26をプレート側保持部48に組み付けるだけで容易に、同軸性が確保されるようになっている。これにより、ボールベアリング26に軸支されるロータ30の整流子34と、ブラシボックス44に収容される給電ブラシ42との同軸性が確保されるため、給電ブラシ42の整流性の悪化が抑制され、その結果、直流モータMの磁気音(振動音)が抑制されるようになっている。
次に、エンドフレーム22、ブラシ装置40及びボールベアリング26の組付態様について説明する。
まず、ブラシホルダ41(ベースプレート43)の各プレート側保持部48の内側にボールベアリング26を圧入固定する(ベアリング組付工程)。これにより、ボールベアリング26がベースプレート43に対して高い同軸性をもって組み付けられる。
次に、ブラシホルダ41をエンドフレーム22の収容凹部25内に配置する。このとき、プレート側保持部48にて保持しているボールベアリング26をエンドフレーム22のフレーム側保持部22dに嵌合する(ベアリング保持工程)。これにより、ボールベアリング26がプレート側保持部48に加えフレーム側保持部22dに対しても径方向に保持される。
次に、ブラシホルダ41のベースプレート43を、エンドフレーム22の底部22aに対してねじ45にて締結固定する(ブラシホルダ固定工程)。その後、ロータ30のシャフト31をボールベアリング26に圧入して固定する。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)ブラシホルダ41のベースプレート43は、ボールベアリング26のアウタレース26aを保持する複数のプレート側保持部48を備える。このため、エンドフレーム22に対するブラシホルダ41の組付精度に依らず、ボールベアリング26をブラシホルダ41のプレート側保持部48に組み付けるだけで容易に、整流子34と給電ブラシ42(ブラシホルダ41)との同軸性を確保することができる。
更に、各プレート側保持部48の配置位置は、周方向に互いに隣り合うブラシボックス44間の周方向中心位置Cに設定されるため、周方向におけるプレート側保持部48とブラシボックス44との間隔を最大限確保することができる。これにより、万が一、ボールベアリング26の保持によってプレート側保持部48が変形した場合に、そのプレート側保持部48の変形がブラシボックス44に影響を与えて該ブラシボックス44が変形するといったことを抑制することができる。
(2)エンドフレーム22は、ボールベアリング26のアウタレース26aを保持するフレーム側保持部22dを備える。つまり、この構成によれば、ブラシホルダ41のプレート側保持部48によるボールベアリング26の保持に加え、ブラシホルダ41が固定されたエンドフレーム22のフレーム側保持部22dによってもボールベアリング26が保持される。これにより、エンドフレーム22、ブラシホルダ41及びボールベアリング26の3部品が互いに結合状態となるため、ボールベアリング26を安定して保持することができる。
(3)ベースプレート43において各プレート側保持部48が周方向等間隔に設けられるため、ボールベアリング26を安定して保持することができる。
(4)本実施形態の直流モータMの製造方法は、ボールベアリング26をブラシホルダ41のプレート側保持部48に保持させるベアリング組付工程と、プレート側保持部48でボールベアリング26を保持した状態のブラシホルダ41を、エンドフレーム22に固定するブラシホルダ固定工程とを備える。このため、エンドフレーム22に対するブラシホルダ41の組付精度に依らず、ボールベアリング26をブラシホルダ41のプレート側保持部48に組み付けるだけで容易に、整流子34と給電ブラシ42(ブラシホルダ41)との同軸性を確保することができる。
(5)本実施形態の直流モータMの製造方法では、ボールベアリング26を各プレート側保持部48に保持させるベアリング組付工程とブラシホルダ固定工程との間に、フレーム側保持部22dにボールベアリング26を保持させるベアリング保持工程を備える。この製造方法によれば、ボールベアリング26をフレーム側保持部22dに保持させる前に、ボールベアリング26をプレート側保持部48に保持させてブラシホルダ41(ブラシボックス44)とボールベアリング26との同軸性を確保することができる。
(6)本実施形態の直流モータMは、コラムアシスト型の電動パワーステアリング装置1の駆動用の小型モータとして用いられる。一般に、電動パワーステアリング装置1における直流モータMの設置箇所は地面からの距離が遠いことから、直流モータMが例えば走行時における振動を受けにくいため、給電ブラシ42の振動を抑制することができ、その結果、給電ブラシ42による整流を安定させることができる。
(7)図3に示すように、直流モータMは、中心軸線(シャフト31の中心軸線)が鉛直方向(図3における上下方向)と直交するように配置されている。このため、各給電ブラシ42が鉛直方向に対して傾斜した構成となるため、各給電ブラシ42の振動をより一層抑制することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、エンドフレーム22にボールベアリング26のアウタレース26aを保持するフレーム側保持部22dを設けたが、これに限らず、例えば、フレーム側保持部22dを設けず、ボールベアリング26のアウタレース26aがプレート側保持部48のみによって保持される構成としてもよい。
・ブラシホルダ41(ベースプレート43)のエンドフレーム22に対する固定はねじ止め固定に限定されるものではなく、ねじ止め固定以外の固定手段を用いてもよい。
・ブラシボックス44及び給電ブラシ42の個数は上記実施形態に限定されるものではなく、構成に応じて適宜変更してもよい。
・ベースプレート43に設けるプレート側保持部48の個数は上記実施形態に限定されるものではなく、ブラシボックス44の個数等の構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、電動パワーステアリング装置1の駆動用の直流モータMに適用したが、これに特に限定されるものではなく、電動パワーステアリング装置以外の装置に適用してもよい。
・上記した実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
M…直流モータ、20…モータハウジング、21…ヨークハウジング、22…エンドフレーム、22d…フレーム側保持部、26…ボールベアリング、26a…アウタレース、30…ロータ、31…シャフト、34…整流子、40…ブラシ装置、41…ブラシホルダ、42…給電ブラシ、43…ベースプレート、44…ブラシボックス、48…プレート側保持部(ベアリング保持部)。

Claims (5)

  1. モータハウジングの一部を構成するエンドフレームと、
    シャフト及び該シャフトに固定された整流子を有し、前記モータハウジングに収容されたロータと、
    前記シャフトを軸支するボールベアリングと、
    前記モータハウジング内において前記エンドフレームに固定され、複数のブラシボックスを周方向等間隔に有するブラシホルダと、
    複数の前記ブラシボックスにそれぞれ収容され、前記整流子と摺接する複数の給電ブラシと
    を備えた直流モータであって、
    前記ブラシホルダは、前記ボールベアリングのアウタレースを保持する複数のベアリング保持部を備え、
    前記各ベアリング保持部の配置位置は、周方向に互いに隣り合う前記ブラシボックス間の周方向中心位置に設定されていることを特徴とする直流モータ。
  2. 請求項1に記載の直流モータにおいて、
    前記エンドフレームは、前記ボールベアリングのアウタレースを保持するフレーム側保持部を備え、
    前記ボールベアリングのアウタレースは、前記ブラシホルダの前記ベアリング保持部と前記フレーム側保持部の両方によって保持されていることを特徴とする直流モータ。
  3. 請求項1又は2に記載の直流モータにおいて、
    複数の前記ベアリング保持部は、周方向等間隔に設けられていることを特徴とする直流モータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の直流モータを製造する製造方法であって、
    前記ボールベアリングを前記ブラシホルダの前記ベアリング保持部に保持させるベアリング組付工程と、
    前記ベアリング保持部で前記ボールベアリングを保持した状態の前記ブラシホルダを、前記エンドフレームに固定するブラシホルダ固定工程と
    を備えたことを特徴とする直流モータの製造方法。
  5. 請求項4に記載の直流モータの製造方法において、
    前記ベアリング組付工程と前記ブラシホルダ固定工程との間に、前記エンドフレームに設けられたフレーム側保持部に前記ボールベアリングを保持させるベアリング保持工程を備えたことを特徴とする直流モータの製造方法。
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