JP2017047845A - 単輪キャスター - Google Patents

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Abstract

【課題】キャスター本体の旋回と単輪の回転のロックまたはその解除を簡単かつ確実に行うことができる単輪キャスターを提供する。【解決手段】被取付体に配設される中空旋回軸5の外周に同心状に固定されヘッドに旋回可能に支持される旋回止めギア9、ヘッドに一端部を支軸11により回動可能に取り付け、その他端の揺動端部10aを操作ワイヤー4の先端部に連動可能に係止させて揺動可能に構成される揺動レバー10、単輪7の側面に配設された回転止めリング14a,14b、揺動レバーの揺動端部に配設されて操作ワイヤーのロック操作時に回転止めリングに係合して単輪の回転を停止させる回転ストッパ13a,13b、揺動レバーの揺動端部に配設されて操作ワイヤーのロック操作時に旋回止めギアに係合してヘッドの旋回を停止させる旋回ストッパ19a,19bおよび揺動レバーをロック解除方向に揺動させるよう付勢するダブルトーションばね12を有する。【選択図】図9

Description

本発明の実施形態は、病院で使用されるナースカートやワゴン、床頭台、オーバーヘッドテーブル等や産業用台車等の被取付体に配設される制動可能の単輪キャスターに関する。
従来、この種のオーバーヘッドテーブルとしては、その底部に、複数の双輪キャスターを配設し、これら双輪キャスターを操作伝達ワイヤーを介して制動(ロック)する一方、そのロックを解除するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この双輪キャスターでは、その双輪の回転をロック(制動)することができるが、オーバーヘッドテーブルに対し旋回可能のキャスター本体の旋回をロックする手段を具備していない。
その理由は、双輪キャスターの場合は、双輪の回転をほぼ同時にロックし停止させることにより、キャスター本体の旋回もほぼ同時に停止(ロック)することができるためである。
これに対し、単輪キャスターの場合は、その単輪、すなわち、車輪を停止(ロック)させてもキャスター本体の旋回を停止(ロック)することができない。
このために、このような旋回をロックすることができない単輪キャスターを、オーバーヘッドテーブルやナースカート等の被取付体に用いた場合には、単輪の回転がロックされても、キャスター本体が旋回可能であるので、これら被取付体にふらつきやがたが発生し易い。
これにより、例えばナースカート上でのナースのパソコンの使用やカルテの記入等種々の作業の困難性が増大する、という課題がある。
そこで、従来の単輪キャスターの中には、その車輪の回転を停止させる手段と、キャスター本体の旋回を停止させる手段の両手段を設けたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特願2011−50654号公報 特願2009−40291号公報
上記特許文献2記載の従来の単輪キャスター1の旋回ロック手段は、ロッド3aを回転させることにより、摺動軸18の下部に配設した旋回止皿部19を上下動させ、キャスター本体の旋回と単輪の回転が共にフリー、すなわち旋回も回転も可能なニュートラル位置C1と、キャスター本体の旋回のみがロックされる位置C2と、キャスター本体の旋回と単輪の回転をほぼ同時に停止させる位置C3を選択できるように構成されている。
しかしながら、これら単輪キャスター1は、一般に、ナースカート等の被取付体の底部に配設されるので、上記ロッド3aは被取付体の底部の下方に位置する。
このために、ナース等のユーザは、身体を屈めてロッド3aの回転操作をしなければならず、煩雑であるうえに、複数個の単輪キャスター1毎に、ロッド3aを一々回転操作しなければならず、多忙なナースにとっては肉体的負担が極めて大きい。
また、ニュートラル位置C1の両側に、C2,C3位置があるので、旋回止皿部19をC2からC3へ、その逆へ移動させる場合には、必ずニュートラル位置C1を経由することになる。
このために、キャスター本体の旋回のみをロックするC2と、キャスター本体の旋回と単輪の回転の両者をロックするC3との間で移動する場合には、その途中で必ずニュートラル位置C1を経由する。このために、ニュートラル位置C1で、キャスター本体の旋回と単輪の回転のロックの両者が共に、必ず一旦解除される。このために、必ず単輪キャスターが一時期、キャスター本体の旋回と単輪の回転が共に可能となるので、キャスター本体の旋回と走行が共に可能となり、ナースカート等の被取付体は極めて不安定な状態になるうえに、ナースカート等を所定位置に静止固定させることが困難であるという課題がある。
しかも、これら制御位置C1〜C3の変更は複数台の単輪キャスター1のロッド3aの回転操作を全台について順次行う必要があり、全台完了するまでには、相当の時間がかかるので、被取付体の載置床面が傾斜している場合には、走行と旋回が可能となり、極めて危険である。すなわち、この単輪キャスター1をナースカート等に用いる場合には致命的な欠陥である。
さらに、旋回止皿部19とその上方の方向規制板13との係合力は、摺動軸18を常時上向きの制動解除方向へ付勢するスプリング8のばね力のみに依存しているので、旋回止皿部19と方向規制板13の係合力は必ずしも強力ではなく、その係合力も弱い。このために、旋回止皿部19と方向規制板13の係合が外れ易い。この場合はキャスター本体が突然旋回可能になるので、ナースカート等が大きく振れる危険性がある。このために、仮に、スプリング8のばね力を増強させる場合には、摺動軸18、カムフローピン6およびロックカム3を介してロッド3aを弾性的に圧迫する弾圧力が増強されるので、ロッド3aを回転させる回転力に対する抵抗力がさらに増大する。その分、ロッド3aの手動回転操作の困難性が増大する。
本発明が解決しようとする課題は、キャスター本体の旋回と単輪の回転のロックまたはその解除を、ほぼ同時に、簡単かつ確実に行うことができる単輪キャスターを提供することにある。
本実施形態に係る単輪キャスターは、被取付体に取り付けられる中空旋回軸、この中空旋回軸をその中心軸回りに旋回可能に支持するヘッドおよびこのヘッドに回転可能に支持される単輪を有する単輪キャスターと、単輪の回転を停止させるためのロック操作とそのロックを解除させる解除操作に応じて軸方向に往複動し、中空旋回軸の中空部を挿通してヘッド内へ延伸する先端部を備え可撓性を有する複数本の操作ワイヤーと、を具備している。
また、中空旋回軸の外周に同心状に固定される一方、ヘッドに旋回可能に支持される旋回止め用環状係合部、ヘッドに一端部を回動可能に取り付ける一方、その他端部を操作ワイヤーの先端部に連動可能に係止させて揺動可能に構成される揺動レバー、単輪の側面に同心状に配設された回転止め用環状係合部、揺動レバーの揺動端部に配設されて操作ワイヤーのロック操作時に回転止め用環状係合部に係脱可能に係合して単輪の回転を停止させる回転ストッパ、揺動レバーの揺動端部に配設されて操作ワイヤーのロック操作時に旋回止め用環状係合部に係脱可能に係合してヘッドの旋回を停止させる旋回ストッパおよび揺動レバーを常時ロック解除方向に揺動させるように付勢する戻しばねを有するロック装置と、を具備している。
本発明によれば、例えば操作ユニットでロック操作またはロック解除操作を、1回行うことにより、複数体の操作ワイヤーを介して、複数台の単輪キャスターのヘッド(キャスター本体)の旋回と、単輪の回転とをほぼ同時にロック(制動)し、またはそのロックをほぼ同時に解除できる。
第1の実施形態に係る単輪キャスターを具備したナースカートの正面模式図。 図1で示す操作ユニットの外観正面図。 図2で示す操作ユニットの外観斜視図。 図1等で示す操作ユニットのロック操作時の内部構成を示す正面図。 図1等で示す操作ユニットのロック解除操作時の外観正面図。 図5で示す操作ユニットのロック解除操作時の内部構成を示す正面図。 図1で示す単輪キャスターの正面図。 (a)は図7で示す単輪キャスターの斜視図、(b)は同,ヘッド後端部の拡大平面図。 図8で示すロック時の単輪キャスターの取付ハウジング、旋回ベアリングおよびヘッド等を図示省略したときの斜視図。 図9で示すロック時の単輪キャスターの旋回止め用ギアを図示省略したときの斜視図。 図9で示すロック時の単輪キャスターの左側面図。 ロック操作時に、回転ストッパーが回転止めリングの凸部に当接したときの単輪キャスターの左側面図。 図10で示すロック時の単輪キャスターのタイヤを図示省略したときの平面図。 ロック解除時の単輪キャスターの要部斜視図。 第2の実施形態に係るロック時の単輪キャスターの正面図。 回動式操作ユニットの正面図。 副操作ユニットを具備した他の実施形態の正面図。
以下、本実施形態を、図面を参照して説明する。なお、複数の図面において、同一または相当部分には同一符号を付している。
図1は第1の実施形態に係る単輪キャスターを具備したナースカート(ナーシングカート)の正面模式図、図2〜図6は図1で示す操作ユニットを示し、図7〜図13は図1で示す単輪キャスターを示す。
図1に示すように被取付体の一例であるナースカート1は、例えばほぼ全体が板金により構成されており、矩形平板状の底板1a上に立設した支柱1b上に、例えば矩形平板状の天板である作業台1cを設け、作業台1cの一端部には、例えば金属製丸棒を横架した門形の取手1dを固定している。
作業台1cは、その上面上に、看護師等医療従事者が使用する種々の医療器具やPC(パソコン)、カルテや筆記具等が載置可能に構成され、支柱1bには、作業台1cよりも下方にて、図示省略した種々のバスケット(かご)や所要器具が取り付けられる。
作業台1cは、その図1中左右両端部の下面に、操作ユニット2を取り付けている。図1では、この操作ユニット2や単輪キャスター3を、図示の都合上、実物よりも誇大に表示している。
底板1aは、その下面各隅角部に、複数、例えば4台の単輪キャスター3,3,…を取り付けている。これら単輪キャスター3,3,…のうちの少なくとも2台は制動可能の制動キャスターに構成され、その他は制動できない非制動キャスターである。この制動キャスター3は底板1aの対角方向で対向する位置に配設されている。各制動キャスター3は、可撓性を有する2本の操作ワイヤー4をそれぞれ介して操作ユニット2に連動可能に接続され、操作ユニット2によりロック操作とロック解除操作をすることにより、制動可能の単輪キャスター3,3の旋回と回転をほぼ同時にロックし、またはそのロックをほぼ同時に解除できる。
図2,図3に示すように操作ユニット2は、金属製または樹脂製の扁平角筒状のユニットケース201、レバーハンドル202、ワイヤー引出管203を具備している。ユニットケース201は有底扁平角筒状のベース201aと、このベース201aの図中手前の開口端を閉じるベースカバー201bとを有する。各円管状のワイヤー引出管203は、その円管の半割り状態でこれらベース201aとベースカバー201bにそれぞれ一体に成形され、このベース201aの開口端上にベースカバー201bを取り付けて閉じることにより、円管状に形成されている。
レバーハンドル202は、その一端部(図3では左端部)に、操作軸202aを直交方向に連結する一方、その他端部に幅広のパドル部202bを一体に設けている。
図2,図3は、レバーハンドル202をロック位置に操作したときの操作ユニット2の外観を示しており、図4はこのロック操作時の操作ユニット2の内部機構を示している。
図4に示すように操作ユニット2は、ベース201aの矩形凹部状の内底部204内に、矩形枠状のスライダー205を摺動可能に嵌入し、スライダー205を内底部204の長手方向(図4中、左右方向)に摺動可能かつ往復動可能に構成している。
内底部204は、スライダー205の矩形開口205a内において、レバーハンドル202の操作軸202aを回動可能に支持する支持部を形成している。操作軸202aの外周には多角形のカム206を固着し、このカム206を駆動リンク207の駆動軸207aの嵌合孔内に嵌入し、操作軸202aの回動に応じて駆動リンク207の駆動軸207aを回動させ、駆動リンク207の図中右端部を駆動軸207a回りに揺動させる。
駆動リンク207は、その揺動端(図4では右端部)を第1連結ピン207bを介して従動リンク208の一端(図4では左端)に回動可能に接続している。従動リンク208は、その図4中右端部を、第2連結ピン208aにより、スライダー205の矩形開口205aの右端角部内側に突設された舌片205bに回動可能に連結している。
そして、駆動リンク207は、その図4中右端部の揺動端部の下部に、図中、下方に突出する保持用突出部207cを一体に突設している。
この保持用突出部207cは、レバーハンドル202がロック操作位置に操作されて、図4に示すように駆動リンク207と従動リンク208がほぼ一直線状に配列されたときに、スライダー205の矩形開口205aの図中下部に当接し、これら駆動リンク207と従動リンク208のほぼ一直線上の並び状態を保持する。すなわち、スライダー205は2本の操作ワイヤー4,4を介して単輪キャスター3の後述するダブルトーションばね12の引張力により、常時、図中左側に引張されているので、レバーハンドル202がロック操作位置へ操作されると、スライダー205はダブルトーションばね12の引張力に抗して図中右端側へ摺動し、スライダー205の保持用突出部207cが図中下方へ向けて移動しようとするが、この保持用突出部207cがスライダー205の矩形開口205aの図中下部に当接し、図中下方へ押圧する。これにより、これ以上の図中下方への移動が規制されるので、駆動リンク207と従動リンク208のほぼ一直線状の配列状態が保持される。
これにより、図1〜図3に示すようにレバーハンドル202は、図中右下方に操作したときのロック操作状態が保持される。
スライダー205は、その図4中左端部に、複数、例えば2本の金属製の操作ワイヤー4,4を係止する2つの係止孔205c,205cを形成している。これら係止孔205c,205c内には、2本の操作ワイヤー4,4の一端部(図4では右端部)に結合した小円柱状の係止端部4a,4aを軸方向に嵌入させて支持している。
これら各操作ワイヤー4は、各ワイヤー引出管203を挿通してユニットケース201の外部へ延出しており、レバーハンドル202のロック操作時には図4中、右側へ向けて強く引張られる。
図5は、レバーハンドル202を水平方向のロック解除位置に操作したときの操作ユニット2の外観正面図、図6は同,ロック解除操作時の操作ユニット2の内部構成を示している。
すなわち、図5に示すようにレバーハンドル202を水平方向のロック解除位置に操作すると、操作軸202aが図6中、反時計方向に所要角回動する。このとき、スライダー205には、戻しばねであるダブルトーションばね12により常時、図6中左端側へ引張る引張力が負荷されているので、駆動リンク207の図中右端の揺動端部も駆動軸207aを中心にして反時計方向に回動し、駆動リンク207と従動リンク208がほぼへの字状に屈曲する。
これにより、スライダー205の図中右端部が操作軸202a側へ引き寄せられ、スライダー205全体がダブルトーションばね12により引張られてユニットケース201の左端側へ摺動し、2本の操作ワイヤー4,4は、図6中左方向へ引張られた状態で保持される。
図7は、上記操作ワイヤー4を介して操作ユニット2により遠隔操作されるロック装置Aを具備し、制動可能の単輪のキャスター3の正面図、図8(a)は同,斜視図を示す。なお、非制動の単輪キャスター3は操作ワイヤー4により遠隔制御されるロック装置Aを具備していない点で、制動可能の単輪キャスター3と相違し、これ以外は同様に構成されている。これらの図に示すように制動キャスター3は、キャスター本体であるヘッド301の円筒部301cの開口上端上に、円板状のベアリングカバー303を介して例えば矩形平板状の4箇所止め用の取付ハウジング302を固定している。
ヘッド301は、その円筒部301c内に、複数のベアリングボールを収容してボールベアリングに構成し、この円筒部301cの開口上端を被覆するように配設されたベアリングカバー303を中空旋回軸5回りに回動可能に支持している。ベアリングカバー303は取付ハウジング302の図中下面に一体に連成されている。
図8(a)に示すように取付ハウジング302は、その4つの隅角部に、取付孔302aをそれぞれ設けており、これら4つの取付孔302a内には、例えば取付ボルトの軸部を挿通し、その挿通端部にナットを締結して被取付体のナースカート1の底板1aの下面に4箇所止めで取り付けられる。
取付ハウジング302とベアリングカバー303は、その中心部に円形の中心孔302bを板厚方向に貫通するように形成し、この中心孔302b内の中心部に、金属製の直状中空円管状の中空旋回軸5を同心状に挿通している。中空旋回軸5は、その、図中上端部の外周面に形成したねじ部に例えば6角形の締結ナット6が締め付けられる。この締結ナット6により、中空旋回軸5を取付ハウジング302とベアリングカバー303に締結して固定している。また、この6角形の締結ナット6は後述する円形皿状の旋回止めギア9のギア本体901の6角孔内に嵌合した状態で、このギア本体901に締付固定されている。すなわち、中空旋回軸5は、取付ハウジング302、ベアリングカバー303およびこのギア本体901に締付固定されているので、この中空旋回軸5回りにヘッド301が回転(旋回)するように構成されている。この中空旋回軸5は、その軸心部に、軸方向全長に亘って貫通する挿通孔を形成しており、軸方向両端が開口する中空管に形成されている。
中空旋回軸5は、その挿通孔内に、可撓性を有する合成樹脂製のアウターチューブ4bにより被覆された1本の操作ワイヤー4を挿通させている。
ヘッド301は、単輪7の車軸701の左右両端を固定する2股状の左右一対のフォーク301aを有する。各フォーク301aには、ボルトよりなる車軸701の軸端部を固定ナット701aを締め付けることにより固定される。車軸701の軸方向中間部には車輪ベアリング8を介して単輪7を回転可能に配設している。
図9は、ヘッド301内に配設されたロック装置A等を示しており、このロック装置Aは中空旋回軸5の軸方向中間部に、旋回止め用環状係合部の一例である旋回止めギア9を固定している。
旋回止めギア9は、ほぼ円形皿状のギア本体901の内周部に、図示省略の複数のベアリングボールを回転可能に収容する凹部902を形成している。これらベアリングボールは、この凹部902と、ヘッド301の円筒部301cの底部との間に回動可能に介在され、ヘッド301に対し、中空旋回軸5と共に旋回する。
旋回止めギア9は、ギア本体901の外周縁部に、複数の係合爪903,903,…を所要のピッチで形成している。周方向で隣り合う係合爪903同士の間には係合凹部904がそれぞれ形成されている。
そして、この旋回止めギア9と単輪7との間の図中上下方向の中間部には、板金製等の揺動レバー10が配設されている。
揺動レバー10は、単輪7の左右両側面上方にて直径方向外方(図9中右側方)へそれぞれ延在するほぼコ字状のレバー本体101を有する。
図9,図10に示すようにレバー本体101は、左右(図中前後方向)一対の平板状のレバープレート101a,101bの一端部(図中右端部)を閉塞して平面コ字状に形成され、そのコ字状閉塞端部よりも先方(図9では右側方)へ所要長それぞれ突出する突出端部には、これらを左右方向で連結するボルトの軸部である支軸11を横架している。図8(b)に示すようにこの支軸11の軸方向一端部はヘッド301の一側面にナット11aにより回転可能に取り付けられている。これにより、揺動レバー10を支軸11回りに揺動可能に構成している。
図9,図10に示すように支軸11の軸方向両端部にはヘッド301の内側において、戻しばねの一例であるコ字状のダブルトーションばね12の両端部を巻き付けている。すなわち、ダブルトーションばね12は、そのコ字状開口端部の左右一対の端部12a,12bを支軸11外周に巻き付けた後、レバー本体101の長手方向中間部の上端に係止させてレバー本体101の揺動端部10aを常時、図中下方へ押し下げている。
また、ダブルトーションばね12は、そのコ字状閉塞端部12cを、図8(a),(b)で示すようにヘッド301の図中後端部301dの開口部301eから外部へ若干突出させている。このコ字状閉塞端部12cは、ヘッド301の開口部301eから外方へ若干突出する上方に凸の円弧状の係止舌片301fの上下方向中間部の内面に係止されている。これにより、ダブルトーションばね12は揺動レバー10の図中左端部の揺動端部10aを図中下方へ常時押し下げるように付勢する戻しばねに構成されている。
図9,図10に示すように左右一対のレバープレート101a,101bは、その揺動端部10a側の下辺部に、その下方へ突出する左右一対の係止爪である回転ストッパ13a,13bをそれぞれ一体に連成している。これら回転ストッパ13a,13bは、単輪7の左右両側面にそれぞれ同心状に固定された左右一対の回転止め用環状係合部の一例である回転止めリング14a,14bの複数の係合凹部15内に係脱可能に係合する係合爪として形成されている。
各回転止めリング14a,14bは、その周方向に所要の間隔を置いて複数の係合凹部15を形成しており、周方向で隣り合う係合凹部15同士の間には係合凸部16がそれぞれ形成されている。
そして、図10に示すように揺動レバー10は、そのコ字状開口端部である揺動端部10aに、その左右方向(図9,図10では図中前後方向)外側方へ拡開する拡開端部10b,10cをそれぞれ形成している。
図11〜図14に示すように、これら拡開端部10b,10cの図中底部には、平面形状がほぼE字状の板金製等のストッパリンク17の左右両端部17a,17bを単に載置している。ストッパリンク17は、そのE字状の中間部17cを倒立L字状に立ち上げ、上端部17dに倒立L字状のスリット17eを形成している。
図11に示すようにスリット17eは、操作ワイヤー4の先端部(図中下端部)が挿通し得る幅に形成され、かつ操作ワイヤー4の先端部に結合された係止ボール4cよりも狭く形成されており、係止ボール4cが係止される。スリット17eの図中下端には、この係止ボール4cを横方向から挿通させる挿通孔17fを形成している。
図11に示すように平面形状がE字状のストッパリンク17は、そのE字状の左右両端部17a,17b上に、左右一対の緩衝装置18a,18bを立設し、これら緩衝装置18a,18b上に、左右一対の旋回ストッパ19a,19bを突設している。
緩衝装置18a,18bは、ほぼコ字状の左右一対の取付板181a,181bと、コイルばね182a,182bと、このコイルばね182a,182bをストッパリンク17に取り付ける取付ボルト183a,183bを有する。これら取付ボルト183a,183bはコイルばね182a,182bの中心環状空間部、ストッパリンク17の左右両端部17a,17bおよび左右一対の拡開端部10b,10cをそれぞれ挿通し、これら左右一対の拡開端部10b,10cを挿通して図中下方へ突出する突出部を、取付板181a,181bの図中下端部にて取付ナット184a,184bにより締結し固定される。
すなわち、図11に示すように左右一対のコイルばね182a,182bは、取付板181a,181bの各上端部181c,181dと、ストッパリンク17の左右両端部17a,17bとの間に介装される。これらコイルばね182a,182bの中心環状空間部を軸方向にそれぞれ挿通する取付ボルト183a,183bの挿通下端部は、揺動レバー10の左右一対の拡開端部10b,10cの底部(図中下端部)に、取付ナット184a,184bによりそれぞれ締結されている。取付ボルト183a,183bは取付板181a,181bの上端部181c,181d上に左右一対の旋回ストッパ19a,19bを共締めにより配設されている。これにより、左右一対のコイルばね182a,182bは取付ボルト183a,183bの軸部の軸方向に弾性的に圧縮可能となる。
そして、上記左右一対の取付板181a,181bの上端部181c,181dには、その図中、上方に突出する左右一対の旋回ストッパ19a,19bが起立している。
旋回ストッパ19a,19bは、旋回止めギア9の係合凹部904に係脱可能に係合する係合爪に形成されている。
図11に示すように左右一対の旋回ストッパ19a,19bは、操作ワイヤー4の先端部にある係止ボール4cに対し直交方向(水平方向)のほぼ左右対称位置に形成されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
(ロック(ストップ)操作)
ナースカート1の走行を停止させて所定位置に静止させ、ロックする場合は、図1〜図3に示すように操作ユニット2のレバーハンドル202のパドル部202bを図中右下方へ押すことにより、水平位置から図中右下方のロック操作位置に回動操作する。
すると、図4に示すように駆動リンク207が操作軸202a回りに反時計方向に回動する。このために、駆動リンク207と従動リンク208がほぼ一直線上に配列されて伸長し、スライダー205がダブルトーションばね12の図中左方向への引張力に抗してベース201aの内底部204上を摺動して内底部204の右端部へ移動する。
すなわち、スライダー205には、2本の操作ワイヤー4,4を介して常時図中左側へ引張る各キャスター3の戻しばねのダブルトーションばね12の引張力が作用している。このために、駆動リンク207の保持用突出部207cがスライダー205の開口部205aの内側面(図中下面)側へ移動し、この下面に当接して下方へ押圧することにより、それ以上の図中下方への移動が規制される。このために、駆動リンク207と従動リンク208がほぼ一直線状に並ぶ伸長状態が保持(ロック)される。
これにより、スライダー205がベース201aの図中右端側へ移動する位置(ロック位置)に保持される。
このようにスライダー205がベース201aの図中右端側へ移動するので、2本の操作ワイヤー4,4は各キャスター3のダブルトーションばね12の引張力に抗して図中右端側へ引張される。
すると、図9,図10に示すように各操作ワイヤー4は、各キャスター3のダブルトーションばね12のばね力に抗して、図中上方へ引き上げられ、この操作ワイヤー4によりストッパリンク17が図中上方へ引き上げられる。これにより、このストッパリンク17に、左右一対の緩衝装置18a,18bの一対の取付板181a,181bの下端部により連結されている揺動レバー10の左右一対の拡開端部10b,10cが図中上方へ引き上げられる。
このために、揺動レバー10の揺動端部10aが支軸11回りに回動するので、回転ストッパ13a,13bが図中上方へ引き上げられる。
これにより、左右一対の旋回ストッパ19a,19bと、左右一対の回転ストッパ13a,13bがほぼ同時に図中上方へ引き上げられる。
このために、回転ストッパ13a,13bの係止爪である先端部が、回転ストッパリング14a,14bの係合凹部15内に挿入され、係合するので、この回転ストッパリング14a,14bに固定された単輪7の回転が停止(ロック)される。
一方、旋回ストッパ19a,19bも上方へ引き上げられているので、この旋回ストッパ19a,19bの先端部である係止爪が旋回止めギア9の係合凹部904内に挿入され、係合するので、旋回止めギア9に固定された中空旋回軸5の中心軸回りの回転、すなわち、旋回も停止(ロック)する。
すなわち、1台の操作ユニット2のレバーハンドル202をロック操作位置に手動操作することにより、2台の制動可能の単輪キャスター3の中空旋回軸5回りの回転(旋回)と、単輪7の回転とをほぼ同時に停止(ロック)させることができる。
(ロック解除(フリー)操作)
一方、上記キャスター3のロックを解除してナースカート1を走行(移動)可能にする場合には、図2に示すようにロック位置にある操作ユニット2のレバーハンドル202のパドル部202bを図中上方へ押し上げて、図5で示す水平方向のロック解除操作位置に回動操作する。
すると、図6に示すようにスライダー205が2本の操作ワイヤー4,4により常時左側へ引張られているので、このスライダー205の矩形開口205a内の図4中下部に当接して下方へ押圧されてロックされていた駆動リンク207の保持用突出部207cのロックが外れ、図中上方へ跳ね上げられる。
このために、図6に示すように2本一対の操作ワイヤー4,4の図中左側への引張力により駆動リンク207の回動端部が操作軸202a回りに反時計回りに回動し、駆動リンク207と従動リンク208がへの字状に屈曲する。
このために、従動リンク208に接続されたスライダー205の舌片205bが操作軸202a側へ引き寄せられる。その結果、スライダー205全体がベース201aの図中左端側へ移動される。
これにより、スライダー205の図中左端部に係止されている2本の操作ワイヤー4,4がキャスター3のダブルトーションばね12の引張力により、さらに、キャスター3側へ引張られる。
このために、図14に示すようにダブルトーションばね12のばね力によりキャスター3の揺動レバー10の揺動端部10aが支軸11回りに回動し、図中下方へ押し下げられる。この揺動端部10aは左右一対の緩衝装置18a,18bの一対の取付板181a,181bによりストッパリンク17が連結されているので、このストッパリンク17も緩衝装置18a,18bのコイルばね182a,182bのばね力により図中下方へ押し下げられる。
これにより、左右一対の旋回ストッパ19a,19bが旋回止めギア9よりも図中下方へ押し下げられるので、旋回止めギア9の係合凹部904との係合状態(ロック)が解除される。
また、左右一対の回転ストッパ13a,13bも回転止めリング14a,14bの中心部側の図中下方へ押し下げられるので、左右一対の回転ストッパ13a,13bと回転止めリング14a,14bとの係合状態(ロック)がほぼ同時に解除される。
したがって、1台の操作ユニット2のレバーハンドル202をロック解除位置に手動操作することにより、2台の制動可能のキャスター3の中空旋回軸5回りの回転(旋回)と、単輪7の回転のロックとをほぼ同時に解除することができる。
すなわち、1台の操作ユニット2のレバーハンドル202をロック位置またはロック解除位置に手動操作することにより、2台のキャスター3の中空旋回軸5回りの旋回と単輪7の回転のロックとその解除をそれぞれほぼ同時に遠隔操作できる。
また、一般に単輪7では、単輪7の回転のみをロックしても、中空旋回軸5回りの旋回をロックしない場合には、キャスター3が中空旋回軸5回りに旋回するので、ナースカート1に揺れやがたつきが発生する虞がある。しかし、本実施形態では、中空旋回軸5回りの旋回と、単輪7の回転の両者をほぼ同時にロックするので、ナースカート1の揺れやふらつきを防止できる。
そして、操作ユニット2のレバーハンドル202が、てこ(レバー)を利用した所要長のレバーハンドルであるので、このレバーハンドル202の手動操作力の軽減を図ることができる。しかも、ロック解除操作は、駆動リンク207の保持用突出部207cのロックを外すようにレバーハンドル202のパドル部202bを軽く上方へ押し上げる小さな操作力により行うことができる。
また、操作ユニット2は、図1に示すようにナースカート1の上部にあるので、ナース等のユーザは屈むことなく、操作ユニット2を楽に操作することができる。
さらに、キャスター3の揺動レバー10もてこ(レバー)を利用するリンク構造であるので、この揺動レバー10を支軸11回りに揺動させる揺動力の増強を図ることができる。すなわち、操作ユニット2のレバーハンドル202と、キャスター3の揺動レバー10が共にてこ(レバー)を利用しているので、その相乗作用により揺動レバー10の揺動力の増強を図ることができると共に、レバーハンドル202の操作力の軽減を共に図ることができる。
このために、旋回止めギア9と旋回ストッパ19a,19bとの係合力と、回転止めリング14a,14bと回転ストッパ13a,13bとの係合力とを共に増強できるので、キャスター3の旋回と回転を停止させるロック力の増強と、そのロック解除力の増強とを共に図ることができる。
これにより、ナースカート1を静止位置に固定させる固定力の増強を図ることができる一方、そのロック解除の確実性と迅速性の向上を共に図ることができる。
また、単輪7の回転のタイミングによっては、係止凸部である回転ストッパ13a,13bと、回転止めリング14a,14bの係合凸部15の両者、すなわち、凸部と凸部同士が当接して係合しない場合がある。この場合は、操作ユニット2のロック操作により、図12に示すように操作ワイヤー4によりストッパリンク17のみが図中上方へ引き上げられる。
すなわち、ストッパリンク17には、左右一対の緩衝装置18a,18bの取付板181a,181bにより揺動レバー10の拡開端部10b,10cが連結されているので、操作ユニット2のロック操作時では、拡開端部10b,10cがストッパリンク17と共に上昇する。
しかし、この揺動レバー10の拡開端部10b,10cは、この揺動レバー10に配設された左右一対の凸部である回転ストッパ13a,13bが回転止めリング14a,14bの係合凸部15,15に衝当するので、その衝当位置よりも上方に上昇できず、その下方で停止する。このために、回転ストッパ13a,13bが回転止めリング14a,14bに係合できず、単輪7は停止(ロック)されない。
そして、拡開端部10b,10cの上昇が停止する一方で、ストッパリンク17は操作ワイヤー4により上方へ引き上げられているので、ストッパリンク17は緩衝装置18a,18bのコイルばね182a,182bの弾性力に抗して一対の取付ボルト183a,183bの軸に沿って上昇し、このコイルばね182a,182bを軸方向に収縮させる。これにより、操作ユニット2のレバーハンドル202をロック操作位置まで回し切ることができる。その結果、レバーハンドル202がこのロック操作位置に保持される。
そこで、単輪7を所要方向に若干回転させると、単輪7と同時に回転止めリング14a,14bが若干回転する。これにより、回転止めリング14a,14の凸部15に隣接する係合凹部16,16に、凸部である回転ストッパ13a,13bが摺動して移動したときに、これまで下方へ弾圧されていたダブルトーションばね12がその弾性復元力により一対の回転ストッパ13a,13bを、回転止めリング14a,14bの係合凹部16a,16b内に挿入するように上方へ押し上げ、係合させる。
このために、単輪7の回転が停止(ロック)すると共に、揺動レバー10の拡開端部10b,10cと、この拡開端部10b,10c上の左右一対の旋回ストッパ19a,19bが旋回止めギア9まで上昇し、これまで収縮していた一対のコイルばね182a,182bが軸方向に伸長して一対の係止爪である旋回ストッパ19a,19bを弾性的に押圧して旋回止めギア9の係止凹部904内へ挿入させ、係合させる。これにより、キャスター3の中空回転軸5回りの回転、すなわち、旋回が強制的に停止(ロック)される。
したがって、単輪7の回転の停止(ロック)後、キャスター3の中空旋回軸5回りの旋回が停止(ロック)される。
そして、単輪7の回転のタイミングにより係止凸部である回転ストッパ13a,13bと、回転止めリング14a,14bの係合凸部15の両者、すなわち、凸部と凸部同士が当接して係合しない場合でも、操作レバー202をロック位置まで回し切ってロック位置に保持することができるので、そのロック保持状態で単輪7を若干回転させることにより、単輪7の回転とヘッド301の旋回をほぼ同時に自動的にロックすることができる。
そして、左右一対の旋回ストッパ19a,19bは、旋回止めギア9の左右両側から係合して旋回止めギア9の旋回を停止(ロック)するので、そのロックの確実性の向上を図ることができる。
また、左右一対の旋回ストッパ19a,19bは、これらを引き上げる操作ワイヤー4に対し、ほぼ左右対称位置に配設されているので、この操作ワイヤー4の引き上げ力を左右一対の旋回ストッパ19a,19bに、左右ほぼ均等に伝達することができる。
このために、左右一対の旋回ストッパ19a,19bを旋回止めギア9にほぼ同時に係合させることができると共に、その係合力をほぼ均等にすることができるので、これら左右の係合力の一方が他方よりも強くなる片効きを低減できる。
また、左右一対の回転止めリング14a,14bを単輪7の左右両側面に固定すると共に、左右一対の回転ストッパ13a,13bを単輪7の左右両側に設け、左右一対の回転止めリング14a,14bに、その両側から左右一対の回転ストッパ13a,13bをほぼ同時に係合させて、単輪7の回転を停止(ロック)させるので、そのロックの確実性の向上を図ることができると共に、そのロック時の単輪7のふらつきを低減できる。
そして、操作ユニット2は、ロック操作とそのロック解除操作とに応じて操作ワイヤー4を軸方向に往復動させる簡素な構成であるので、その構成の簡素化を図ることができる。さらに、ロック解除操作は、図4に示すように、スライダー205の開口部205aの図中下部へ押圧されてロックされている駆動リンク207の保持用突出部207cを、図6に示すように図中上方へ若干押し上げてロック状態を外すことにより行うことができるので、このロック解除操作力の軽減を図ることができる。
また、1台の操作ユニット2には複数の操作ワイヤー4,4を接続しているので、これら操作ワイヤー4,4にそれぞれ接続された複数のキャスター3を、1台の操作ユニット2によりほぼ同時に遠隔操作できる。なお、1台の操作ユニット2に3本以上の操作ワイヤー4,4,…を接続してもよく、これによれば、1台の操作ユニット2により3台以上の制動キャスター3,3,…を同時に遠隔制御できる。
さらに、操作ユニット2は、駆動リンク207に、単に保持用突出部207cを設けることにより、レバーハンドル202等のロック操作位置を保持させるので、ロック操作位置保持手段の簡素化を図ることができる。
また、上記実施形態では、例えば制動可能の2台のキャスター3,3を、ナースカート1の底面に、対角方向で対向するように設け、他の2台のキャスターはロック装置Aを有しない非制動のキャスターを使用している。
これによれば、非制動のキャスターを含む複数のキャスターのうち、対角方向に対向配置された2台の制動キャスター3,3の中空旋回軸5回りの旋回と、単輪7の回転をほぼ同時に停止(ロック)させることにより、ナースカート1等の被取付体全体の走行を停止(ロック)させて所定位置に静止または固定させることができる。
このために、非制動のキャスターよりも高価な制動キャスター3,3の台数を削減できるうえに、操作ユニット2も1台に削減できるので、ナースカート1等の被取付体を含む全体のコスト低減を図ることができる。
なお、上記実施形態では、4箇所止めのキャスター3について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば図15で示す1箇所止めのキャスター3Aでもよい。このキャスター3Aは図7で示す4箇所止め用の取付ハウジング302を省略してベアリングカバー303をヘッド301の円筒部301cの開口上端上に回動可能に配設したものであり、中空旋回軸5の図中上端部のねじ部を、ナースカート1等の被取付体の底部等所要箇所に形成した取付孔内に挿入し、その挿入端部外周のねじ部にナットを締結することにより被取付体に取り付けるものである。このキャスター3Aによれば取付ハウジング302等の取付体を介さずに、ナースカート1等の被取付体に直接取り付けることができるので、取付作業の簡単迅速化を図ることができる。すなわち、被取付体にキャスター3を取り付ける箇所数は2箇所でも5箇所以上でもよい。
図16は、回動操作用の操作ユニット2Aの正面図であり、図1〜図3,図5で示すレバーハンドル202を具備した操作ユニット2の変形例である。
この回動操作用の操作ユニット2Aは、レバーハンドル202に代えて回動ノブ202Aを設け、この回動ノブ202Aの図示省略の回動軸を、図4,図6で示す操作軸202aに置換した点に特徴がある。すなわち、回動ノブ202Aは、その回動により駆動リンク207を駆動するように構成されている。これ以外は図1〜図3で示す操作ユニット2と同様の構成である。
回動ノブ202Aは、単輪7の回転とヘッド301の旋回とを停止(ロック)させるロック(STOP)位置と、そのロックを解除させて単輪7を走行可能にすると共にヘッド301の旋回を可能にするロック解除(GO)位置とに回動操作することにより、複数、例えば2本以上の操作ワイヤー4,4を軸方向に往復動するように構成されている。なお、図16中、符号1Aは、図1で示すナースカート1等の被取付体の所要の取付面を示す。この回動操作用の操作ユニット2Aによれば、小型軽量化を図ることができる。
図17は、上記実施形態の変形例を示しており、図1等で示すレバーハンドル202を具備した操作ユニット2に、副操作ユニット2Bを板金製等の連結リンク2Cにより連動可能に連結した状態を示している。
副操作ユニット2Bは、操作ユニット2のレバーハンドル202とほぼ同様の副操作レバーハンドル2B1と、この副操作レバーハンドル2B1を回動操作可能に支持する副ユニットケース2B2を具備している。
副操作レバーハンドル2B1はロック位置とロック解除位置とに回動操作可能に構成され、副操作ユニット2Bに回動可能に支持される回動軸2B3と、連結リンク2Cの一端を回動可能に連結する副連結ピン2B4を具備している。
連結リンク2Cの他端は主たるレバーハンドル202の主連結ピン209に回動可能に連結されている。
したがって、副操作レバーハンドル2B1をロック位置または解除位置に回動操作することにより、連結リンク2Cを介して主たるレバーハンドル202をロック位置またはロック解除位置に遠隔操作することができる。
したがって、これら主,副操作ユニット2,2Bをナースカート1等の被取付体に配設することにより、ナース等ユーザは、その近傍にあるこれら主,副操作ユニット2,2Bの一方によりロック操作またはロック解除操作することができるので、操作上、便利である。また、副操作ユニット2Bは構成が簡単で安価であるので、コスト低減を図ることができる。
そして、上記実施形態では、1台の操作ユニット2または副操作ユニット2Bによりそれぞれ遠隔操作されるロック装置Aを有する制動可能のキャスター3を2台設けた場合について説明したが、本発明では、これら主,副操作ユニット2,2Bとキャスター3の台数には限定されない。
以上、本発明の種々の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…ナースカート(被取付体)、2…操作ユニット、2A…回動式操作ユニット、2B…副操作ユニット、3…キャスター、4…操作ワイヤー、5…中空旋回軸、7…単輪、9…旋回止めギア(旋回止め用環状係合部)、10…揺動レバー、10a…揺動端部、11…支軸、12…ダブルトーションばね、13a,13b…回転ストッパ、14a,14b…回転止めリング(回転止め用環状係合部)、15…係合凸部、16…係合凹部、17…ストッパリンク、18a,18b…緩衝装置、19a,19b…旋回ストッパ、202…レバーハンドル、207…駆動リンク、207c…保持用突出部、208…従動リンク、301…ヘッド、302…取付ハウジング、303…ベアリングカバー、903…係合爪、904…係合凹部、A…ロック装置。

Claims (8)

  1. 被取付体に配設される中空旋回軸、この中空旋回軸をその中心軸回りに旋回可能に支持するヘッドおよびこのヘッドに回転可能に支持される単輪を有する単輪キャスターと、
    前記被取付体に配設された操作ユニットによる前記単輪の回転を停止させるためのロック操作とそのロックを解除させる解除操作に応じて軸方向に往複動し、前記中空旋回軸の中空部を挿通して前記ヘッド内へ延伸する先端部を備え可撓性を有する複数本の操作ワイヤーと、
    前記中空旋回軸の外周に同心状に固定される一方、前記ヘッドに旋回可能に支持される旋回止め用環状係合部、前記ヘッドに一端部を回動可能に取り付ける一方、その他端部を前記操作ワイヤーの先端部に連動可能に係止させて揺動可能に構成される揺動レバー、前記単輪の側面に同心状に配設された回転止め用環状係合部、前記揺動レバーの揺動端部に配設されて前記操作ワイヤーのロック操作時に前記回転止め用環状係合部に係脱可能に係合して前記単輪の回転を停止させる回転ストッパ、前記揺動レバーの揺動端部に配設されて前記操作ワイヤーのロック操作時に前記旋回止め用環状係合部に係脱可能に係合して前記ヘッドの旋回を停止させる旋回ストッパおよび前記揺動レバーを常時ロック解除方向に揺動させるように付勢する戻しばねを有するロック装置と、
    を具備していることを特徴とする単輪キャスター。
  2. 前記操作ユニットによるロック操作時に、前記回転ストッパが前記回転止め用環状係合部の凸部に当接して係合しなかったときに、前記揺動レバーの揺動端部を引き上げる前記操作ワイヤーの引き上げ力を弾性的に吸収して前記操作ユニットのロック位置を保持する緩衝装置、
    を具備していることを特徴とする請求項1に記載の単輪キャスター。
  3. 前記旋回ストッパは、前記操作ワイヤーの先端部の左右両側方の対称位置にそれぞれ配設され、前記緩衝装置により前記旋回止め用環状係合部側へ弾性的に押圧されることを特徴とする請求項2に記載の単輪キャスター。
  4. 前記回転止め用環状係合部は、前記単輪の左右両側面にそれぞれ配設され、前記回転ストッパも前記単輪の左右両側それぞれ配設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の単輪キャスター。
  5. 前記被取付体は、前記ロック装置を有する複数の制動可能の単輪キャスターを、前記ロック装置を有しない複数の非制動の単輪キャスターと共に配設する場合、前記制動可能の単輪キャスターを対角線上で対向するように配置していることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の単輪キャスター。
  6. 前記操作ユニットは、ロック操作またはロック解除操作を行うレバーハンドル、このレバーハンドルの操作軸により回動する駆動リンク、この駆動リンクの回動端に回動可能に連結される従動リンク、この従動リンクの回動端に回動可能に連結されるスライダー、これら駆動リンクと従動リンクを収容すると共に前記スライダーを往復動可能かつ摺動可能に収容するベースおよび前記駆動リンクに突設されて前記レバーハンドルのロック操作時に前記ベースの内側壁に摺動可能に当接して押圧し、ロック操作位置を保持する保持用突部を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずか1項に記載の単輪キャスター。
  7. 前記操作ユニットは、前記レバーハンドルに代えてロック操作またはロック解除操作を行う回動ノブを有し、この回動ノブの回動軸により前記駆動リンクを回動させるように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の単輪キャスター。
  8. 前記レバーハンドルに連動可能に連結されてロック操作またはロック解除操作を行う副操作レバーを有する副操作ユニットを具備していることを特徴とする請求項6または7に記載の単輪キャスター。
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