JP2017047462A - 溶接用裏当金およびこれを用いた溶接方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接ビードの形状や大きさなどにかかわらず、角コラムの内面にしっかりと密着させることができる新規な溶接用裏当金およびこれを用いた溶接方法の提供。【解決手段】帯状をした裏当金本体10の長さが角コラム50の溶接ビードB、B間を結ぶ内周面の距離と略同じであり、かつその両端部の片面に、その幅方向に延びるように複数の切り溝Sを有する。これによって角コラム50を突き合わせ溶接するに際し、その裏当金本体10の両端に形成された切り溝S部分が溶接ビードBの形状に沿って容易に変形するため、溶接ビードBの形状や大きさなどにかかわらず、裏当金本体10の両端を溶接ビードBに対して隙間なくしっかりと密着させて良好な溶接を行うことができる。【選択図】図1

Description

本発明は、建設用鋼管のうち、特に角コラムと称される比較的大型の角形鋼管を突き合わせ溶接する際に用いる溶接用裏当金およびこれを用いた溶接方法に関する。
鉄骨構造物の柱材等として用いられる角コラムは、厚さ数mmから数cmの長尺状鋼板をその長手方向に沿ってコ字形状または正方形状に折り曲げるようにプレス加工し、その縁部同士を突き合わせ溶接することで断面正方形状に製造される。図10に示すように1枚のコラム鋼板50aからなるものは溶接線が1つであるため、1シームの角コラム50、また、図11に示すようにそれぞれコ字形にプレス加工されたコラム鋼板50aを2つ組み合わせてなるものは溶接線が2つあるため、2シームの角コラム50などと呼ばれている。
そして、図12〜図14に示すようにこの角コラム50の端部を、被溶着部たるダイヤフラム鋼板60などに突き合わせ溶接するには、その間の寸法管理および溶接不良防止のために、その端部に開先51を形成しておき、その開先51の内周に沿って帯状の裏当金110を密着させてからその外側からその開先51に沿って肉盛り溶接が行われている。
また、この角コラム50は、プレス加工された後、その突き合わせ縁部同士を内外からそれぞれ溶接して製造されるため、図12に示すようにその溶接線に沿って溶接ビードBが形成されている。そして、この溶接ビードBは、鋼板50aの内外にそれぞれ盛り上がる(突出する)ように形成されているため、前記のように帯状の裏当金110をこの溶接ビードBを横断するようにその開先51に密着させるには、予めこの溶接ビードBをグラインダーなどで除去して平坦に加工しなければならず、その作業は面倒である。
そのため、例えば以下の特許文献1などでは、図12に示すようにその角コラム50の開先に沿って密着される溶接用裏当金110の溶接ビードBに当接する位置に、予め複数の溝(スリット)Sを入れておき、この溝Sの部分を溶接ビードBの盛り上がりに合わせて変形可能とすることで溶接ビードBの除去作業を省略できるようにしたアイデアが開示されている。
特開2005−152977号公報
しかしながら、角コラム50の内側に生ずる溶接ビードBの形状や大きさ、つまりその盛り上がり高さや形状、ビード幅などは、コラムのサイズや製造メーカーなどによってまちまちであるため、前記特許文献1に示すような方法では、その溝部分がその溶接ビードの形状に沿って十分に変形できなかったり、その長さが溶接ビードBの表面距離より短くなってしまうことがある。この結果、図15に示すように角コラム50の内面と裏当金110との間に大きな隙間が生じてしまい、高品質な突き合わせ溶接が行えないことがある。
そこで、本発明の目的は、これらの課題を解決するために案出されたものであり、その目的は、溶接ビードの形状や大きさなどにかかわらず、コラムの内面にしっかりと密着させることができる新規な溶接用裏当金およびこれを用いた溶接方法を提供することにある。
前記課題を解決するために第1の発明は、1つの溶接ビードを有するコラムを突き合わせ溶接するために前記コラムの内周面に沿って取り付けられる溶接用裏当金であって、帯状をした裏当金本体の長さが前記内周面の距離と略同じであり、かつその一端または両端の片面に、その幅方向に延びるように複数の切り溝を有することを特徴とする溶接用裏当金である。このような構成によれば、1つの溶接ビードを有するコラム、すなわち1シームの角コラムなどを突き合わせ溶接するに際し、その裏当金本体の両端に形成された切り溝部分が溶接ビードの形状に沿って容易に変形する。これにより、溶接ビードの形状や大きさなどにかかわらず、裏当金本体の両端を溶接ビードに対して隙間なくしっかりと密着させることができるため、良好な突き合わせ溶接を行うことができる。
第2の発明は、2つ以上の溶接ビードを有するコラムを突き合わせ溶接するために前記コラムの内周面に沿って取り付けられる溶接用裏当金であって、帯状をした裏当金本体の長さが前記溶接ビード間の距離と略同じであり、かつその一端または両端の片面に、その幅方向に延びるように複数の切り溝を有することを特徴とする溶接用裏当金である。このような構成によれば、2つ以上の溶接ビードを有するコラム、すなわち2シームの角コラムなどを突き合わせ溶接するに際し、第1の発明と同様にその裏当金本体の両端に形成された切り溝部分が溶接ビードの形状に沿って容易に変形するため、溶接ビードの形状や大きさなどにかかわらず、裏当金本体の両端が溶接ビードに対して隙間なくしっかりと密着させることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記コラムが角コラムであって、前記帯状をした裏当金本体の前記角コラムの角部にあたる部位に複数の切り溝からなる折曲部を有することを特徴とする溶接用裏当金である。このような構成によれば、裏当金本体の端部のみならず角コラムの角部にあたる部位も容易に屈曲変形するため、その角部部分もしっかりとコラム内面に密着させることができる。
第4の発明は、第1乃至第3の発明において、前記裏当金本体の一端または両端の切り溝部を構成する切り溝は、それぞれその切り込み深さが前記裏当金本体の厚さtから0.5〜2.2mmを残した深さであって、かつみぞ幅wが0.9〜2.0mmであり、隣接する切り溝の間隔が2.0〜5.0mmであることを特徴とする溶接用裏当金である。このような構成によれば、裏当金本体を容易に変形させて溶接ビードに対して隙間なくしっかりと密着させることができる。ここで、各切り溝の残り板厚を0.5〜2.2mmと限定したのは、0.5mm未満であると、運搬時や取り扱い時などにその部分が他のものとぶつかったときに簡単に変形してしまい、反対に2.2mmを超えると変形し難くなって作業が困難になってしまうからである。
第5の発明は、第1乃至第4の発明において、前記複数の切り溝のうち、前記裏当金本体の端部側に位置する1または2以上の切り溝の深さが、他の切り溝の深さよりも深いことを特徴とする溶接用裏当金である。このような構成にすれば、裏当金本体の端部側がより変形しやすくなるため、溶接ビードに対して隙間なくさらにしっかりと密着させることができる。
第6の発明は、1つの溶接ビードを有するコラム端部に開先を形成すると共に、その開先に沿って溶接用裏当金を密着させてから被溶着部に突き合わせ溶接する方法であって、前記溶接用裏当金として請求項1に記載の溶接用裏当金を用い、当該溶接用裏当金の一端または両端を前記角コラムの溶接ビードを覆うように変形して密着させてからその開先を突き合わせ溶接することを特徴とする溶接方法である。このような溶接方法であれば、裏当金本体の端部を溶接ビードに対して隙間なくしっかりと密着させた状態で溶接できることができるため、1シームの角コラムなどについて高品質な突き合わせ溶接を行うことができる。
第7の発明は、2つ以上の溶接ビードを有するコラム端部に開先を形成すると共に、その開先に沿って溶接用裏当金を密着させてから被溶着部に突き合わせ溶接する方法であって、前記溶接用裏当金として請求項2に記載の溶接用裏当金を複数用い、当該各溶接用裏当金の一端または両端をそれぞれ隣接する溶接ビードを覆うように変形して密着させてからその開先を突き合わせ溶接することを特徴とする溶接方法である。このような溶接方法であれば、各々の裏当金本体の端部を隣接する各溶接ビードに対して隙間なくしっかりと密着させた状態で溶接できることができるため、2シームの角コラムなどについて高品質な突き合わせ溶接を行うことができる。
本発明によれば、内側に盛り上がった溶接ビードを有する角コラムなどのコラムを突き合わせ溶接するに際し、その裏当金本体の一端または両端に形成された切り溝部分が溶接ビードの形状に沿って容易に変形する。これにより、溶接ビードの形状や大きさなどにかかわらず、裏当金本体をコラムの内面に隙間なくしっかりと密着させることができるため、良好な突き合わせ溶接を行うことができる。
本発明に係る溶接用裏当金100の実施の一形態を示す斜視図である。 本発明に係る溶接用裏当金100の要部を示す斜視図である。 (A)は、図1中A部を示す部分拡大側面図、(B)は、図1中A部を示す部分拡大平面図である。 本発明に係る溶接用裏当金100をコ字形に変形させた状態を示す斜視図である。 本発明に係る溶接用裏当金100を角コラム50の開先51に取り付ける例を示す斜視図である。 溶接ビードBに本発明に係る溶接用裏当金100を取り付けた状態を示す拡大断面図である。 本発明に係る溶接用裏当金100の他の実施の形態を示す斜視図である。 本発明に係る溶接用裏当金100を丸コラム51に適用した例を示す断面図である。 図8中A部を示す部分拡大図である。 1シームの角コラム50の製造例を示す説明図である。 2シームの角コラム50の製造例を示す説明図である。 従来の溶接用裏当金110を角コラム50の開先51に取り付ける例を示す斜視図である。 従来の溶接用裏当金110を用いて角コラム50にダイヤフラム鋼板60を突き合わせ溶接した状態を示す側面図である。 図13中A部を示す部分拡大断面図である。 従来の溶接用裏当金110を用いた場合の溶接ビードB付近を示す部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る溶接用裏当金100の実施の一形態を示したものであり、図2はその要部拡大図である。図示するようにこの溶接用裏当金100は、帯状の鋼材からなる裏当金本体10の途中に、2つの折曲部20,20を有すると共に、その両端部にそれぞれ切溝部30,30を形成した構造となっている。
この裏当金本体10の長さは、角コラム50内面の溶接ビートB、B間の距離とほぼ同じ距離、例えば250〜330mmであって、その板厚tは9〜16mm、幅wは30〜50mm程度の鋼材からなっており、その長さやサイズは適用する角コラム50のサイズに応じて適宜選択される。折曲部20は、図2に示すようにこの裏当金本体10の片面側にこれを幅方向に横断するように形成された複数の切り溝(スリット)Sからなっている。これらの切り溝Sは、それぞれ例えば幅が1.5mm程度であり、3〜10mm間隔で複数(図の例では8つ)形成されている。
切溝部30は、図3に示すように折曲部20と同様、裏当金本体10の片面側にこれを幅方向に横断するように平行に形成された複数(本実施の形態では6つ)の切り溝(スリット)Sからなっており、その長さLは先端から約20mmの範囲となっている。そして、これらの各切り溝Sは、例えばその溝幅w1が0.9〜2.0mm、隣接する溝間隔w2が2.0〜5.0mm、溝深さdが板厚tが9mmの場合には6.8〜8.5mm、すなわち板厚残りが0.5〜2.2mm程度になるように形成されている。
また、同図(A)に示すようにこれら6つの切り溝s1〜s6のうち、裏当金本体10の先端側に位置する2つの切り溝s1、s2は、他の残り4つの切り溝s3〜s6よりも深く形成されている。すなわち、裏当金本体10の先端側に位置する2つの切り溝s1、s2を除く4つの切り溝s3〜s6の残り板厚t1は、それぞれ1.7〜2.2mmであるのに対し、切り溝s1、s2の残り板厚t2は、それぞれ0.5〜0.7mmとなっている。従って、この切溝部30のうち、先端側がより変形し易い構造となっている。なお、この裏当金本体10の板厚tは、実際には9mmと、12mmと、16mmの3種類が多用されているが、その板厚にかかわらず各切り溝s1〜s6の残り板厚t1、t2は、いずれも同じである。
そして、このような構造をした本発明の溶接用裏当金100を、溶接線が2本ある2シームの角コラム50の突き合わせ溶接に用いるためには、この溶接用裏当金100を少なくとも1対(2本)用意し、それぞれ図4に示すように折曲部20,20をその切り溝S側が内側になるようにそれぞれ90度ずつ折り曲げてコ字形に成形した後、図5に示すようにこれらを互いに矩形状に突き合わせるようにして角コラム50の開先部51に沿ってその内側に溶接によって密着するように取り付ける。
この角コラム50は、前述したようにそれぞれコ字形にプレス加工された一対のコラム鋼板50a、50aを突き合わせ溶接した2シームの角コラム50であるため、その側面にはその長手方向に沿って一対の溶接ビードB,Bが対向するようにそれぞれ形成されている。そして、前記のようにコ字形に成形した本発明に係る溶接用裏当金100、100の両端部が、それぞれこの溶接ビードB,B上を覆うように取り付けられる。
このとき、図6に示すように各溶接ビードB、Bは、それぞれ内外に盛り上がった状態で形成されているが、溶接用裏当金100、100の端部にそれぞれ形成された切溝部30がこの溶接ビードBを両側から覆うように位置するため、その状態から素手または工具などでその切溝部30を軽く叩けば、各切り溝Sの幅が変化してこの切溝部30がその溶接ビードBの盛り上がり形状に倣って容易に変形する。これによって溶接用裏当金100の端部を溶接ビードBの表面に隙間なく密着させることができる。
すなわち、本発明の溶接用裏当金100は、裏当金本体10の端部に複数の切り溝Sを細かいピッチで形成し、この切り溝Sが形成された端部が溶接ビードBの部分に位置するように取り付けたため、溶接ビードBの大きさや形状に制限されることなく、その表面に裏当金本体10の端部を変形させてしっかりと密着することができる。また、このとき図6に示すように溶接ビードBの盛り上がりが大きく、裏当金本体10の端部の間隔が大きくなってしまった場合には、その間に肉盛り溶接Yすれば、その間隙を簡単に塞ぐことがことができる。
また、この切溝部30のうち、先端側がより変形し易い構造となっているため、その先端側は溶接ビードBの表面形状に合わせて簡単に変形させることができる。また、この溶接ビードBの盛り上がりが小さかったり、製作誤差などにより角コラム50の内周距離が許容範囲内で想定よりも短かったりすることによって、この裏当金本体10の端部同士が干渉してしまうような場合が考えられる。この場合には、溶接用裏当金100の一方,あるいは両方の切溝部30の先端の切り溝Sからその先端部分を除去して短くすれば、簡単にその長さを調整することもできる。これによって、溶接ビードBと溶接用裏当金100との隙間がなくなるため、高品質の突き合わせ溶接を行うことができる。
なお、本実施の形態では2シームの角コラム50に対して2つの溶接用裏当金100を用いた例で説明したが、1シームの角コラムの場合にもそのまま適用可能であり、この場合は、シームのない端部はそのまま変形せずに直線状を保つことになる。また、同じく1シームの角コラムの場合には、溶接用裏当金100の長さを角コラムの内周面の長さとほぼ同じにし、その途中に折曲部20を4つ形成した構造にすれば、1本の溶接用裏当金100で開先51全周をカバーした状態で突き合わせ溶接が可能となる。
また、本実施の形態では、裏当金本体10の両端に複数の切り溝Sからなる切溝部30を形成したが、この切溝部30を裏当金本体10の一端のみに設けた構成であっても良い。この場合には、その切溝部30の距離をさらに長くしてその1つの切溝部30で溶接ビードB全体を覆うように取り付ければ、他端の切溝部30を省略することもできる。また、切溝部30を構成する各切り溝s1〜s6の溝深さは、いずれも同じであっても良い。
また、図8に示すように断面が円形の丸コラム40に適用する場合には、裏当金本体10を円形に変形させる必要があるため、例えば図7に示すように裏当金本体10の片面に一定の間隔(等ピッチ)で切り溝Sを形成すると共に、その一端または両端に前記と同様に細かいピッチの切り溝Sからなる切溝部30を形成すれば、図9に示すように溶接ビードBの盛り上がり形状に合わせてその端部を簡単に変形させて隙間なく密着させることが可能となる。
100…本発明に係る溶接用裏当金
110…従来の溶接用裏当金
10…裏当金本体
20…折曲部
30…切溝部
40…丸コラム
50…角コラム
51…開先
50a…コラム用鋼板
60…ダイヤフラム鋼板(被溶着部)
B…溶接ビード
S…切り溝(スリット)
Y…肉盛溶接

Claims (7)

  1. 1つの溶接ビードを有するコラムを突き合わせ溶接するために前記コラムの内周面に沿って取り付けられる溶接用裏当金であって、
    帯状をした裏当金本体の長さが前記内周面の距離と略同じであり、かつその一端または両端の片面に、その幅方向に延びるように複数の切り溝を有することを特徴とする溶接用裏当金。
  2. 2つ以上の溶接ビードを有するコラムを突き合わせ溶接するために前記コラムの内周面に沿って取り付けられる溶接用裏当金であって、
    帯状をした裏当金本体の長さが前記溶接ビード間の距離と略同じであり、かつその一端または両端の片面に、その幅方向に延びるように複数の切り溝を有することを特徴とする溶接用裏当金。
  3. 請求項1または2に記載の溶接用裏当金において、
    前記コラムが角コラムであって、前記帯状をした裏当金本体の前記角コラムの角部にあたる部位に複数の切り溝からなる折曲部を有することを特徴とする溶接用裏当金。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の溶接用裏当金において、
    前記裏当金本体の一端または両端の切り溝部を構成する切り溝は、それぞれその切り込み深さが前記裏当金本体の厚さtから0.5〜2.2mmを残した深さであって、かつみぞ幅wが0.9〜2.0mmであり、隣接する切り溝の間隔が2.0〜5.0mmであることを特徴とする溶接用裏当金。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の溶接用裏当金において、
    前記複数の切り溝のうち、前記裏当金本体の端部側に位置する1または2以上の切り溝の深さが、他の切り溝の深さよりも深いことを特徴とする溶接用裏当金。
  6. 1つの溶接ビードを有するコラム端部に開先を形成すると共に、その開先に沿って溶接用裏当金を密着させてから被溶着部に突き合わせ溶接する方法であって、
    前記溶接用裏当金として請求項1に記載の溶接用裏当金を用い、当該溶接用裏当金の一端または両端を前記角コラムの溶接ビードを覆うように変形して密着させてからその開先を突き合わせ溶接することを特徴とする溶接方法。
  7. 2つ以上の溶接ビードを有するコラム端部に開先を形成すると共に、その開先に沿って溶接用裏当金を密着させてから被溶着部に突き合わせ溶接する方法であって、
    前記溶接用裏当金として請求項2に記載の溶接用裏当金を複数用い、当該各溶接用裏当金の一端または両端をそれぞれ隣接する溶接ビードを覆うように変形して密着させてからその開先を突き合わせ溶接することを特徴とする溶接方法。
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