JP4512144B2 - 溶接用ジョイント部材の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、溶接用ジョイント部材製造方法に関するものである。
上下方向に突き合わされた鋼管杭を溶接する際に用いられる溶接用ジョイント部材としては、例えば特許文献1の裏当て金が知られている。この裏当て金は、上下方向に突き合わせた鋼管杭に嵌入される円筒体を備え、円筒体の外周面には突起が周方向に適当な間隔をおいて複数設けられている。
特開平11−158866号公報
特許文献1の裏当て金の円筒体は、帯板に所定間隔をあけて突起を形成し、次に突起が外周側にくるように帯板を筒状に曲げ、最後に帯板を溶接して形成されている。
しかし、円筒体の形成に溶接を用いると、熱歪みによって円筒体を綺麗な円筒状に形成することが困難となる。それゆえ、特許文献1の裏当て金は、溶接後に円筒体を矯正する工程が不可欠とされ、製造工程が複雑であると共に製造コストも高くなるという問題を有していた。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、帯板の曲げや溶接が不要となり、矯正工程を省略して製造コストを低減することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は次の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明の溶接用ジョイント部材製造方法は、下鋼管杭の内部に上方から挿入した円筒体に対して上鋼管杭を上方から嵌合し、該円筒体の外周面から径外側に向かって突出した突起部により前記上下鋼管杭の間に開先を形成する溶接用ジョイント部材の製造方法であって、
前記上下鋼管杭の内径より外径が小さい鋼筒を輪切りにして素管を形成し、この輪切りにされた鋼筒から成る素管に対して、当該素管の外径が前記上下鋼管杭の内径と等しくなるまでリロール成形により拡管を行って円筒体を形成し、
前記円筒体の形成後に、当該円筒体の外周面側から前記突起部に対応して凹状に形成された雌型を当てながら内周面側から突起が形成された雄型を押しつけるプレス加工を、前記円筒体の外周面に軸心回りに等しい距離をあけて加工位置をずらしながら3回繰り返し行って前記突起部を形成することを特徴とする。
本発明によれば、帯板の曲げや溶接が不要となり、矯正工程を省略して製造コストを低減することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の溶接用ジョイント部材1の第1実施形態を図面に基づき説明する。
図1に示すように、溶接用ジョイント部材1は、下鋼管杭3に対して上鋼管杭2の突き合わせて両者を溶接する際の裏当てに用いられる。溶接用ジョイント部材1は、鋼管杭2、3の内面に外周面6aが外接される円筒体6を備え、円筒体6はその外周面6aから径外側に向かって突出して上下鋼管杭2、3の突き合わせ部4、5間に開先11を形成する突起部7を備えている。
上下鋼管杭2、3は、建材の用途に用いられ、鋼材で円管状に形成された管材である。上鋼管杭2と下鋼管杭3とは内外径が互いに等しく形成されており、上鋼管杭2の下側には突き合わせ部4が、また下鋼管杭3の上側には突き合わせ部5がそれぞれ形成されている。上鋼管杭2は、その突き合わせ部4を下鋼管杭3の突き合わせ部5に突き合わせるようにして、下鋼管杭3の上方に配置されている。
図2に示すように、円筒体6は、上下鋼管杭2、3の内径と等しい外径を備えた円筒状に形成されており、外周面6aで上鋼管杭2の内周面8及び下鋼管杭3の内周面9に外接可能となっている。円筒体6の外周面6aには上下方向の中途側に突起部7が形成されており、突起部7より上方の円筒体6は上鋼管杭2に、また突起部7より下方の円筒体6は下鋼管杭3に内挿可能となっている。
円筒体6の厚さは、突起部7を形成しやすいように上鋼管杭2の厚さと同一か薄く形成されている。
突起部7は、側方視が水平方向に長い楕円状になるように円筒体6の外周面6aに径外側に向かって半球状(馬背状)に突出形成されている。突起部7は、上端で上側の突き合わせ部4に接すると共に下端で下側の突き合わせ部5に接触可能となっており、上側の突き合わせ部4と下側の突き合わせ部5との間に円筒体6の軸心O回りに環状の開先11を形成している。
突起部7は、円筒体6の軸心O回りに互いに等しい距離をあけて3箇所設けられており、下鋼管杭3の突き合わせ部5上に載置した後で上鋼管杭2の突き合わせ部4を載置すると、下鋼管杭3に対して上鋼管杭2の芯出しができ、下鋼管杭3に対して上鋼管杭2が可及的に同芯に配置されるようになっている。
突起部7は、円筒体6の外周面6aからの突出高さが上鋼管杭2の厚み(肉厚)の半分程度である。それゆえ、上鋼管杭2と下鋼管杭3との間には円筒体6の軸心O回りに環状に連続した開先11が形成されることになり、この開先11に溶接により溶融した金属が溜められて上鋼管杭2と下鋼管杭3とを強固に溶接することが可能となる。
突起部7は、上下方向の幅が上鋼管杭2の厚みに対して60〜150%、好ましくは80〜120%となるように形成されている。突起部7の上下方向の幅を上鋼管杭2の厚みに対して60〜150%好ましくは80〜120%とすることで、上鋼管杭2と下鋼管杭2とを強固に接続することが可能となる。
本発明の溶接用ジョイント部材1を用いて上鋼管杭2を下鋼管杭3の上に溶接する場合には、円筒体6の突起部7より下方の部分を下鋼管杭3の内部に上方から挿入し、次に円筒体6の突起部7より上方の部分に上鋼管杭2を上方から嵌合(外嵌)する。このとき、円筒体6は上下鋼管杭2、3の内径と等しい外径に形成されているため、上下鋼管杭2、3同士を円筒体6によってぐらつかないようにしっかりと連結することができる。
円筒体6の突起部7が上鋼管杭2の突き合わせ部4と下鋼管杭3の突き合わせ部5との双方に接触すると、上下鋼管杭2、3が突起部7を挟んで仮止状態となり、上鋼管杭2と下鋼管杭3との間には環状の開先11が形成される。
そして、上下の突き合わせ部4、5に対して溶接を行うと、上下の突き合わせ部4、5を溶接しながら開先11が充填され、上鋼管杭2と下鋼管杭3との間に肉盛部14が形成される。そして、この肉盛部14により上鋼管杭2と下鋼管杭3とが強固に連結される。
次に、本発明の溶接用ジョイント部材1の製造方法について説明する。溶接用ジョイント部材1の製造方法は、以下のように行われる。
まず、上下鋼管杭2、3の内径より外径が小さい市販の鋼筒を輪切りにして素管を用意し、素管に対してこの素管の外径が鋼管杭2の内径と等しくなるまでリロール成形により拡管を行って、上鋼管杭2の内周面8及び下鋼管杭3の内周面9に密接する外周面6aを備えた円筒体6を形成する。
円筒体6を形成した後は、円筒体6の内周面側から外周面6a側に向かって雌型を当てながら雄型を押しつける。雄型には突起部7に対応した突起が形成されており、また雌型は突起部7に対応して凹状に形成されている。円筒体6の周壁を雄型と雌型とで挟み込むようにプレス加工することで、円筒体6の外周面6aに突起部7が形成される。
この突起部7の形成は、円筒体6の軸心O回りに加工位置をずらしながら3回繰り返し行われる。その結果、突起部7が円筒体6の軸心O回りに等しい距離をあけて3箇所形成される。
[第2実施形態]
図5に示すように、第2実施形態の突起部7は、円筒体6の外周面6aに水平方向に沿って切り込みを平行に1組形成し、これらの切り込みの間を径外側に向かって湾曲(突出)させて切り起こし突起が円筒体6の軸心O回りに等しい距離をあけて3箇所形成されている。
上述の突起部7は、外方に突出した切り起こし突起に形成された上側の端面12と下側の端面13とを有している。このような端面12、13は、互いに平行に形成されており、上側の鋼管杭2の突き合わせ部4及び下側の鋼管杭3の突き合わせ部5と面状態で接することになる。その結果、下鋼管杭3に対する上鋼管杭2の芯出しをより確実にすることができる。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、発明の本質を変更しない範囲で各部材の形状、構造、材質、組み合わせなどを適宜変更可能である。
第1実施形態における上下鋼管杭の溶接部分の斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 第1実施形態の溶接用ジョイント部材の要部断面図である。 第2実施形態の溶接用ジョイント部材の要部断面図である。
符号の説明
1 溶接用ジョイント部材
2 上鋼管杭
3 下鋼管杭
4 上側の突き合わせ部
5 下側の突き合わせ部
6 円筒体
6a円筒体の外周面
7 突起部
8 上鋼管杭の内周面
9 下鋼管杭の内周面
11 開先
12 上側の端面
13 下側の端面
14 肉盛部
O 軸心

Claims (1)

  1. 下鋼管杭の内部に上方から挿入した円筒体に対して上鋼管杭を上方から嵌合し、該円筒体の外周面から径外側に向かって突出した突起部により前記上下鋼管杭の間に開先を形成する溶接用ジョイント部材の製造方法であって、
    前記上下鋼管杭の内径より外径が小さい鋼筒を輪切りにして素管を形成し、この輪切りにされた鋼筒から成る素管に対して、当該素管の外径が前記上下鋼管杭の内径と等しくなるまでリロール成形により拡管を行って円筒体を形成し、
    前記円筒体の形成後に、当該円筒体の外周面側から前記突起部に対応して凹状に形成された雌型を当てながら内周面側から突起が形成された雄型を押しつけるプレス加工を、前記円筒体の外周面に軸心回りに等しい距離をあけて加工位置をずらしながら3回繰り返し行って前記突起部を形成することを特徴とする溶接用ジョイント部材の製造方法
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