JP2010110811A - 端管の潰し加工方法及び端管略いちょう型断面潰し加工治具 - Google Patents

端管の潰し加工方法及び端管略いちょう型断面潰し加工治具 Download PDF

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Abstract

【課題】 材料の局部伸びによる割れの発生を防止し、略いちょう型断面におけるV字状の先端アール部を小さいアールに加工することができる端管の潰し加工方法及び端管略いちょう型断面潰し加工治具の提供。
【解決手段】 第1プレス加工工程で用いられる第1治具1は、端管3aの略上側半円部にほぼ沿った上側凸加工面41と略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺42a、42aの中間部がそれぞれ内側へ窪んだ下側凸加工面42を備えた第1芯金4と、端管3aの略上側半円部にほぼ沿った上側凹加工面51を備えた第1上型5と、略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺61a、61aの中間部がそれぞれ外側へ膨らんだ下側凹加工面61を備えた第1下型6と、から成る構成とし、円形の端管3aを最終形状の略いちょう型断面に加工する第2プレス加工工程の前に、第1プレス加工工程で、端管3aをその略いちょう型断面における略V字状部の両直線成形部の周長を最終形状の周長よりそれぞれ引き伸ばすようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エキゾーストマニホールドのそれぞれの端管を略いちょう型断面に加工する端管の潰し加工方法及び端管略いちょう型断面潰し加工治具に関する。
従来、端管の潰し加工方法としては、特許文献1に記載の技術が公知になっている。
通常、このような端管の潰し加工方法は、4気筒エンジンの場合4本のエキゾーストマニホールドのそれぞれの端管を略いちょう型断面に加工する際に用いられるもので、従来は、片側をクランプした状態の直管に、製品板内形状を直管でカットした形状の芯金(成形方向の動きをフリーとしたフローティング構造)を下型と上型間に挿入し、端管を1工程で略いちょう型断面にプレス加工している。
特開2002−295251号公報
自動車のエキゾーストマニホールドは、多気筒エンジンにおいていくつかの気筒からの排気ガスを集合させる機能を有する。
4気筒の場合、直管の端部を1/4円形断面の略いちょう形状に潰し加工を行い、それを4本束ね合わせ、この十字状の合わせ部を溶接する。また、端管同士の外側合わせ部に形成される4箇所のV溝に沿ってそれぞれ溶接する。これを集合管に挿入し、円周溶接を行なう。
よって、十字状の合わせ部の溶接工程での品質を安定化するためには、いちょう形状の潰し加工の際、略いちょう型断面におけるV字状の先端アール部をできるだけ小さいアールにすることが望ましい。
ところが、片側をクランプした状態の直管に、製品板内形状を直管でカットした形状の芯金を下型と上型間に挿入し、端管を1工程で略いちょう型断面にプレス加工する従来工法では、V字状の先端アール部をできるだけ小さいアールに加工しようとすると、材料の局部伸びによる割れが発生する虞があるという問題がある。
本発明の解決しようとする課題は、材料の局部伸びによる割れの発生を防止し、略いちょう型断面におけるV字状の先端アール部を小さいアールに加工することができる端管の潰し加工方法を提供することにある。
上記課題を解決するため請求項1記載の端管の潰し加工方法は、端管をその略いちょう型断面における略V字状部の両直線成形部の周長を最終形状の周長よりそれぞれ引き伸ばす第1プレス加工工程と、第1プレス加工工程で加工された端管を最終形状の略いちょう型断面に加工する第2プレス加工工程と、
からなることを特徴とする手段とした。
また、請求項3記載の端管略いちょう型断面潰し加工治具は、第1工程で用いられる第1治具と第2工程で用いられる第2治具とからなり、第1治具は、端管の略上側半円部にほぼ沿った上側凸加工面と略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺の中間部がそれぞれ内側へ窪んだ下側凸加工面を備えた第1芯金と、端管の略上側半円部にほぼ沿った上側凹加工面を備えた第1上型と、略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺の中間部がそれぞれ外側へ膨らんだ下側凹加工面を備えた第1下型と、から成り、第2治具は、第1治具で加工された端管を最終形状の略いちょう型断面に加工する第2芯金と、第2上型と、第2下型と、から成り、第2芯金は、第1治具で加工された端管内に挿入可能で、最終形状の略いちょう型断面における下側のV字状に沿った下側凸加工面と最終形状の略いちょう型断面の上面円弧にほぼ沿った円弧状の上側凸加工面とを有し、第2上型は、最終形状の略いちょう型断面の上面円弧に沿った円弧状の上側凹加工面を有し、第2下型は、最終形状の略いちょう型断面における下側のV字状に沿った下側凹加工面を有することを特徴とする手段とした。
本発明の端管の潰し加工方法では、上述のように、端管を最終形状の略いちょう型断面に加工する第2プレス加工工程の前に、第1プレス加工工程で、端管をその略いちょう型断面における略V字状部の両直線成形部の周長を最終形状の周長よりそれぞれ引き伸ばすようにした。
これにより、第2プレス加工工程において第1プレス加工工程で引き伸ばされた部分を直線に戻すことで、材料の局部伸びによる割れの発生を防止し、略いちょう型断面におけるV字状の先端アール部を小さいアールに加工することができる。
また、第1プレス加工工程において全体の周長を伸ばすわけではなく局部的に周長を伸ばす為、略いちょう型断面におけるV字状の先端アール部とは別部位での余肉による問題発生がない。
本発明の端管略いちょう型断面潰し加工治具では、上述のように、第1治具は、端管の略上側半円部にほぼ沿った上側凸加工面と略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺の中間部がそれぞれ内側へ窪んだ下側凸加工面を備えた第1芯金と、端管の略上側半円部にほぼ沿った上側凹加工面を備えた第1上型と、略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺の中間部がそれぞれ外側へ膨らんだ下側凹加工面を備えた第1下型と、から成る構成とした。
その結果、第1治具による端管の略下側半円部のプレス加工時に、第1芯金の略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺の中間部がそれぞれ内側へ窪んだ下側凸加工面と、第1下型の略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺の中間部がそれぞれ外側へ膨らんだ下側凹加工面との間に挟持される際に略いちょう型断面における略V字状部の両直線成形部の周長を最終形状の周長よりそれぞれ引き伸ばすことができる。
そして、第2治具によるプレス加工時に、引き伸ばされた部分を直線に戻すことで、材料の局部伸びによる割れの発生を防止し、略いちょう型断面におけるV字状の先端アール部を小さいアールに加工することができる。
以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
まず、実施例1の端管の潰し加工方法で用いる端管略いちょう型断面潰し加工治具を図面に基づいて説明する。
なお、実施例1では、4気筒エンジンのエキゾーストマニホールドで、略いちょう型断面に潰し加工された4本の端管を円形に集合した集合管に挿入接続させる場合について説明する。
図1は実施例1の端管略いちょう型断面潰し加工治具を構成する第1治具示す正面図、図2は同第2治具を示す正面図、図3は加工前の端管を示す正面図、図4は加工後の端管を示す正面図、図5は端管の集合状態を示す正面図である。
この端管略いちょう型断面潰し加工治具は、第1プレス加工工程で用いられる第1治具1と第2プレス加工工程で用いられる第2治具2とから成る。
第1治具1は、図1に示すように、第1芯金4と、第1上型5と、第1下型6とから成る。
第1芯金4は、図3に示す円形のエキゾーストマニホールドの端管3aの略上側半円部にほぼ沿った上側凸加工面41と略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺42a、42aの中間部がそれぞれ内側へ窪んだ下側凸加工面42を備えている。
第1上型5は、端管3aの略上側半円部にほぼ沿った上側凹加工面51を備えている。
第1下型6は、略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺61a、61aの中間部がそれぞれ外側へ膨らんだ下側凹加工面61を備えている。
第2治具2は、図2に示すように、第2芯金7と、第2上型8と、第2下型9とから成る。
第2芯金7は、第1治具1で加工された端管3bを、図4に示す最終形状の略いちょう型断面に加工するもので、第1治具で加工された端管3b内に挿入可能で、最終形状の略いちょう型断面端管3c略上側半縁部にほぼ沿った上側凸加工面71と最終形状の略いちょう型断面端管3cにおける下側V字状に沿った左右両辺72a、72aから成る下側凸加工面72を備えた
第2上型8は、最終形状の略いちょう型断面端管3c略上側半縁部にほぼ沿った上側凹加工面81を備えている。
第2下型9は、最終形状の略いちょう型断面端管3cにおける下側のV字状に沿った左右両辺91a、91aから成る下側凹加工面91を備えている
なお、実施例1では、各V字の角度は90°に設定される。
次に、上記実施例1の端管略いちょう型断面潰し加工治具を用いた端管の潰し加工方法を図面に基づいて説明する。
図6は第1プレス加工工程を示す説明図、図7は第2プレス加工工程を示す説明図である。
第1プレス加工工程は、端管3をその略いちょう型断面における略V字状部の両直線成形部の周長を最終形状の周長よりそれぞれ引き伸ばす工程であり、第1治具1が用いられる。
即ち、まず、図6(イ)に示すように、第1下型6の上に、プレス成形加工方向(上下方向)の動きをフリーとするフローティング構造の第1芯金4を挿入した端管3aをセットし、その上に第1上型5をセットする。
次に、この状態で第1上型5を第1下型6へ向けて可動させると、端管3を潰し始め、その潰しに連動して第1新金4もプレス成形加工方向(下方)に可動する。
この押し潰しの際に、第1下型6におけるそれぞれ外側へ膨らんだ左右両辺61a、61aの膨らみ部が、第1芯金4におけるそれぞれ内側へ窪んだ左右両辺42a、42aの窪み部内に押し込まれることで該部分の板材が周方向に引き伸ばされる。
そして、第1上型6が第1下型5に当接する下死点Oまで下降した時点で、図6(ロ)に示すように、端管3aが第1芯金4の外径に沿った形状の端管3bにプレス成形される。
第2プレス加工工程は、第1プレス加工工程で加工された端管3bを最終形状の略いちょう型断面に加工する工程であり、第2治具2が用いられる。
即ち、図7(イ)に示すように、第2下型9の上に、プレス成形加工方向(上下方向)の動きをフリーとするフローティング構造の第2芯金7を挿入した端管3bをセットし、その上に第2上型8をセットする。
なお、この状態では、端管3bにおける引き伸ばされた両辺31、31の周方向両端縁部側の突出部b1、b2が第2下型9の下側凹加工面91における左右両辺91a、91aにそれぞれ当接し、中間部の内側へ窪んだ部分b3が第2芯金7の下側凸加工面72における左右両辺72a、72aにそれぞれ当接した状態になっている。
次に、この状態で第2上型8を第2下型9へ向けて可動させると、まず、図7(ロ)に示すように、端管3bの略上側半円部の頂部b4が第2上型8の上側凹加工面71に強く当接して押し潰されて行く。
このため、この頂部b4が第2上型8の上側凹加工面71の当接点に固定される第1の加工定点となる。
それと同時に、左右両辺31、31の上側突出部b1、b1が第2下型9の下側凹加工面91における左右両辺91a、91aにそれぞれ強く押し付けられる。
これにより、この上側突出部b1、b1が左右両辺91a、91aの当接点に固定される第2の加工定点となる。
この状態から第2上型8をさらに可動させると、図7(ハ)に示すように、端管3bの略上側半縁部の幅方向両端部が幅方向外側へそれぞれ膨らんで、略いちょう型断面の上側円弧部の両端アール部R2、R2が成形される。
また、端管3bにおける下側突出部b2、b2と内側へ窪んだ部分b3、b3が第2芯金7におけるV字状下側凸加工面72と第2下型9におけるV字状の下部凹加工面91との間で平らに加工される際に、それぞれ下部凹加工面91のV字状先端方向に押し出される。
そして、この押し出された部分が第2芯金7における下側凸加工面72のV字状先端部72bと第2下型9における下側凹加工面91のV字状溝部91bとの間で略いちょう型断面における小さなアールのV字状先端アール部R1が成形される。
以上のように略いちょう型断面に加工された端管3cを、図5に示すように、まず、円形に束ね合わせて、この十字状の合わせ部を溶接する。
次に、端管3c同士の外側合わせ部に形成される4箇所のV溝V1に沿ってそれぞれ溶接して接合することにより、溶接ビードでV溝V1が埋められた状態になる。
次に、これを集合管10に挿入し、円周溶接を行なうことにより、4本の端管3cを隙間無く集合管10に接続させることができる。
次に、この実施例1の作用を説明する。
<端管の加工性について>
第1プレス加工工程で、端管3aをその略いちょう型断面における略V字状部の両直線成形部の周長を最終形状の周長よりそれぞれ引き伸ばされるので、最終形状の略いちょう型断面に加工する第2プレス加工工程において材料の局部伸びによる割れの発生が防止され、略いちょう型断面におけるV字状の先端アール部R1を小さいアールに加工することができる。
<エキゾーストマニホールドの品質の安定化について>
略いちょう型断面におけるV字状の先端アール部R1を小さくできるので、十字状の合わせ部の溶接工程での品質が安定化する。
次に、この実施例1の効果を請求項1〜3に対応する(1)〜(3)と共に説明する。
(1)実施例1の端管の潰し加工方法では、上述のように、円形の端管3aを最終形状の略いちょう型断面に加工する第2プレス加工工程の前に、第1プレス加工工程で、端管3aをその略いちょう型断面における略V字状部の両直線成形部の周長を最終形状の周長よりそれぞれ引き伸ばすようにした。
これにより、第2プレス加工工程において第1プレス加工工程で引き伸ばされた両辺31、31部分を直線に戻すことで、材料の局部伸びによる割れの発生を防止し、略いちょう型断面におけるV字状の先端アール部R1を小さいアールに加工することができる。従って、十字状の合わせ部の溶接工程での品質を安定化させることができる。
また、第1プレス加工工程において全体の周長を伸ばすわけではなく局部的に周長を伸ばす為、略いちょう型断面におけるV字状の先端アール部R1とは別部位での余肉による問題発生がない。
(2)また、実施例1の略いちょう型断面潰し加工治具では、上述のように、第1プレス加工工程で用いられる第1治具1は、端管3aの略上側半円部にほぼ沿った上側凸加工面41と略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺42a、42aの中間部がそれぞれ内側へ窪んだ下側凸加工面42を備えた第1芯金4と、端管3aの略上側半円部にほぼ沿った上側凹加工面51を備えた第1上型5と、略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺61a、61aの中間部がそれぞれ外側へ膨らんだ下側凹加工面61を備えた第1下型6と、から成る構成とした。
その結果、第1治具1による端管3aの略下側半円部のプレス加工時に、第1芯金4の略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺42a、42aの中間部がそれぞれ内側へ窪んだ下側凸加工面42と、第1下型6の略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺61a、61aの中間部がそれぞれ外側へ膨らんだ下側凹加工面61との間に挟持される際に略いちょう型断面における略V字状部の両直線成形部の周長を最終形状の周長よりそれぞれ引き伸ばすことができる。
また、第2プレス加工工程でもちいられる第2治具2は、第1治具で加工された端管3b内に挿入可能で、最終形状の略いちょう型断面における下側のV字状に沿った下側凸加工面と最終形状の略いちょう型断面の上面円弧にほぼ沿った円弧状の上側凸加工面とを有する第2芯金と、最終形状の略いちょう型断面の上面円弧に沿った円弧状の上側凹加工面を有する第2上型と、最終形状の略いちょう型断面におけるV字状の下側凹加工面を有する第2下型と、から成る構成とした。
(3)そして、この第2治具2を用いた第2プレス加工工程時に、第1プレス加工工程で形成された端管3bにおける上側半円部と下側の略V字状の左右両辺との間の両上側突出部b1、b1を第2下型9における下側凹加工面61におけるV字状の左右両辺91Bb、91bの当接部に対し固定する加工定点とし、該両加工定点を固定点としてその上側と下側をそれぞれ独立して略いちょう型断面に加工するようにしたことで、引き伸ばされた両辺31、31部分をそれぞれ下部凹加工面91のV字状先端方向に向けて押し出して直線に戻すことができる。これにより、材料の局部伸びによる割れの発生が確実に防止され、略いちょう型断面におけるV字状の先端アール部R1を小さいアールに加工することができる。
なお、図8は、加工前の端管として板厚1.5の端管を用いたシミュレーション結果を示すもので、縦軸に成形後R1部における板外アールを示し、横軸に周長伸縮率%を示している。
このシミュレーション結果に示すように、周長伸縮率が0%である従来工法では成形後R1部の板外アールが約3.25であったのに対し、実施例工法では、第1プレス加工工程にて最終形状に対して周長伸縮率が約2.3%周長を伸ばしたときの第2プレス加工工程でR1部の板外アールが約1.6になり、第1プレス加工工程にて最終形状に対して周長伸縮率が約3.5%周長を伸ばしたときの第2プレス加工工程で成形後R1部の板外アールが約1.34にまで小さくすることができた。
以上本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、4気筒エンジンのエキゾーストマニホールドで、略いちょう型断面に潰し加工された4本の端管を円形に集合した集合管に挿入接続させる場合について説明したが、3本以上であればその本数は任意である。
実施例1の端管略いちょう型断面潰し加工治具を構成する第1治具示す正面図である。 実施例1の端管略いちょう型断面潰し加工治具を構成する第2治具示す正面図である。 加工前の端管を示す正面図である。 加工後の端管を示す正面図である。 端管の集合状態を示す正面図である。 第1プレス加工工程を示す説明図である。 第2プレス加工工程を示す説明図である。 シミュレーション結果を示すグラフである。
符号の説明
1 第1治具
2 第2治具
3a 加工前の端管
3b 第1治具で加工された端管
3c 最終形状の略いちょう型断面端管
31 引き伸ばされた両辺
4 第1芯金
41 上側凸加工面
42 下型凸加工面
42a V字状の左右両辺
5 第1上型
51 上側凹加工面
6 第1下型
61 下側凹加工面
61a V字状の左右両辺
7 第2芯金
71 上側凸加工面
72 下側凸加工面
72a V字状の左右両辺
72b V字状の先端部
8 第2上型
81 上側凹加工面
9 第2下型
91 下側凹加工面
91a V字状の左右両辺
91b V字状溝部
10 集合管
b1 上側突出部
b2 下側突出部
b3 内側に窪んだ部分
b4 上側半円部の頂部
R1 V字状先端アール部
R2 上側円弧部の両端アール部
V1 V溝

Claims (3)

  1. 芯金を挿入した端管を下型と上型間で略いちょう型断面にプレス加工する端管の潰し加工方法であって、
    前記端管を略いちょう型断面における略V字状部の両直線成形部の周長を最終形状の周長よりそれぞれ引き伸ばす第1プレス加工工程と、
    前記第1プレス加工工程で加工された端管を最終形状の略いちょう型断面に加工する第2プレス加工工程と、
    から成ることを特徴とする端管の潰し加工方法。
  2. 請求項1に記載の端管の潰し加工方法において、
    前記第1プレス加工工程では、
    前記端管の略上側半円部にほぼ沿った上側凸加工面と略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺の中間部がそれぞれ内側へ窪んだ下側凸加工面を備えた第1芯金と、
    前記端管の略上側半円部にほぼ沿った上側凹加工面を備えた第1上型と、
    略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺の中間部がそれぞれ外側へ膨らんだ下側凹加工面を備えた第1下型と、から成る第1治具が用いられ、
    前記第2プレス加工工程では、
    前記第1治具で加工された端管内に挿入可能で、最終形状の略いちょう型断面における下側のV字状に沿った下側凸加工面と最終形状の略いちょう型断面の上面円弧にほぼ沿った円弧状の上側凸加工面とを有する第2芯金と、最終形状の略いちょう型断面の上面円弧に沿った円弧状の上側凹加工面を有する第2上型と、最終形状の略いちょう型断面における下側のV字状に沿った下側凹加工面を有する第2下型と、から成る第2治具が用いられ、
    前記第2プレス加工工程では、
    前記第1プレス加工工程で形成された端管における上側半円部と下側の略V字状の左右両辺との間の両突出部を前記第2下型における下側凹加工面の当接部に対し固定する加工定点とし、該両加工定点を固定点としてその上側と下側をそれぞれ独立して略いちょう型断面に加工するようにしたことを特徴とする端管の潰し加工方法。
  3. 芯金を挿入した端管を下型と上型間で略いちょう型断面にプレス加工する端管略いちょう型断面潰し加工治具であって、
    第1プレス加工工程で用いられる第1治具と第2プレス加工工程で用いられる第2治具とからなり、
    前記第1治具は、
    前記端管の略上側半円部にほぼ沿った上側凸加工面と略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺の中間部がそれぞれ内側へ窪んだ下側凸加工面を備えた第1芯金と、
    前記端管の略上側半円部にほぼ沿った上側凹加工面を備えた第1上型と、
    略いちょう型断面におけるV字状の左右両辺の中間部がそれぞれ外側へ膨らんだ下側凹加工面を備えた第1下型と、
    から成り、
    前記第2治具は、前記第1治具で加工された端管を最終形状の略いちょう型断面に加工する第2芯金と、第2上型と、第2下型と、から成り、
    前記第2芯金は、前記第1治具で加工された端管内に挿入可能で、最終形状の略いちょう型断面における下側のV字状に沿った下側凸加工面と最終形状の略いちょう型断面の上面円弧にほぼ沿った円弧状の上側凸加工面とを有し、
    前記第2上型は、最終形状の略いちょう型断面の上面円弧に沿った円弧状の上側凹加工面を有し、
    前記第2下型は、最終形状の略いちょう型断面におけるV字状の下側凹加工面を有することを特徴とする端管略いちょう型断面潰し加工治具。
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JP2012000653A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Sakamoto Industry Co Ltd 筒型成形品の成形方法および装置
CN104056992A (zh) * 2014-05-27 2014-09-24 安徽红桥金属制造有限公司 一种便于脱模的冲压机
JP2019181479A (ja) * 2018-04-03 2019-10-24 有限会社山口製作所 偏平断面パイプの管端部精密加工方法

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