JP5301267B2 - 管体溶接方法、金属製溶接管及び芯金具 - Google Patents

管体溶接方法、金属製溶接管及び芯金具 Download PDF

Info

Publication number
JP5301267B2
JP5301267B2 JP2008335146A JP2008335146A JP5301267B2 JP 5301267 B2 JP5301267 B2 JP 5301267B2 JP 2008335146 A JP2008335146 A JP 2008335146A JP 2008335146 A JP2008335146 A JP 2008335146A JP 5301267 B2 JP5301267 B2 JP 5301267B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral surface
metal
pipe
welded
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008335146A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010155265A (ja
Inventor
林一 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2008335146A priority Critical patent/JP5301267B2/ja
Publication of JP2010155265A publication Critical patent/JP2010155265A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5301267B2 publication Critical patent/JP5301267B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Description

本発明は、2つの金属製管体を溶接する管体溶接方法、この管体溶接方法を用いて製造された金属製溶接管及び芯金具に関する。
一般的に、2つの管体の端面を突き合わせて溶接すると、管体同士の内周側および外周側にバリが発生する。特に、管体の内部に液体を通す液圧配管などでは、このバリが流路を塞ぐため、バリを除去する必要がある。バリを除去する方法としては、例えば、ドリル等による切削加工やプレスによる打ち抜きがあるが、工数がかかるという問題がある。
これに対して、特許文献1には、2つの合成樹脂管の端面を突き合わせて溶接する際に、2つの合成樹脂管の内部にゴム製の弾性体を配置し、この弾性体を軸方向両側から押圧する構成が開示されている。2つの合成樹脂管の溶接後は、弾性体の押圧を解除することで、溶接した合成樹脂管の内部から弾性体を引き抜くことができる。
特開平5−278110号公報
上記特許文献1では、ゴム製の弾性体を軸方向両側から押圧することで、合成樹脂管同士の溶接部の内周側にビードが発生しにくくなるが、弾性体の弾性力によっては溶接時に弾性体がへこみ、ビードの発生を抑制する効果が小さい。また、ゴム製の弾性体をそのまま金属製管体同士の溶接に用いることはできない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、2つの金属製管体の端面を突き合わせて溶接するときに内周面側へのバリの発生を抑制することができる管体溶接方法、溶接管及び芯金具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る管体溶接方法は、断面が円形の規制部材に2つの金属製管体を差し込む装着工程と、前記規制部材の外周面と前記2つの金属製管体の内周面との間隔を周方向に沿って一定とする位置合わせ工程と、前記2つの金属製管体の端面を突き合わせて外部から溶接する溶接工程と、突き合わせ溶接された前記金属製管体から前記規制部材を引き抜く引抜工程と、を有し、前記金属製管体の一方の長手方向における端面側の内径が奥部管の内径より大きく形成されると共に、前記規制部材の外周面の外径は前記奥部管の内周面の内径より小さく形成され、かつ、前記規制部材の外周面が前記奥部管に挿入されたときに前記奥部管の内周面に接触するように形成されており、前記規制部材の外周面を前記奥部管に挿入することにより、前記端面側の内周面と前記規制部材の外周面との間隔を保持する
請求項1に記載の発明によれば、装着工程で断面が円形の規制部材に2つの金属製管体を差し込み、位置合わせ工程で規制部材の外周面と2つの金属製管体の内周面との間隔を周方向に沿って一定とするような位置合わせを行う。さらに、溶接工程で2つの金属製管体の端面を突き合わせて外部から2つの金属製管体の端面を溶接する。そのとき、規制部材の外周面と2つの金属製管体の内周面との間隔が保持された状態で2つの金属製管体の端面が溶接され、溶接時に内周面側へ発生しようとするバリが規制部材に当接し、内周面側へのバリの発生が抑制される。その後、引抜工程で、突き合わせ溶接された金属製管体から規制部材を引き抜く。これによって、突き合わせ溶接された金属製管体の内周面側のバリを小さくすることができる。
また、上記発明によれば、金属製管体の一方の長手方向における端面側の内径が奥部管の内径より大きく形成されており、規制部材の外周面が奥部管に挿入されたときに奥部管の内周面に接触することで、規制部材の外周面と金属製管体の端面側の内周面とが周方向に沿って所定の間隔となるように位置合わせされる。これにより、簡単な構成で金属製管体の端面側の内周面と規制部材の外周面とを所定の間隔に保持することができる。
請求項2に記載の発明に係る管体溶接方法は、断面が円形の規制部材に2つの金属製管体を差し込む装着工程と、前記規制部材の外周面と前記2つの金属製管体の内周面との間隔を周方向に沿って一定とする位置合わせ工程と、前記2つの金属製管体の端面を突き合わせて外部から溶接する溶接工程と、突き合わせ溶接された前記金属製管体から前記規制部材を引き抜く引抜工程と、を有し、前記規制部材の先端部の外周面に当該先端部側に行くにしたがって小径となるテーパー面を備え、前記規制部材の前記テーパー面より軸方向中央部側の外径が前記金属製管体の内周面の内径より小さく形成され、かつ前記規制部材が前記金属製管体に挿入されたときに前記規制部材の前記テーパー面より軸方向中央部側の外周面が前記金属製管体の内周面に接触するように形成されており、前記規制部材の前記テーパー面より軸方向中央部側の外周面を前記金属製管体に挿入することにより、前記金属製管体の内周面と前記テーパー面の外周面との間隔を保持する
請求項2に記載の発明によれば、装着工程で断面が円形の規制部材に2つの金属製管体を差し込み、位置合わせ工程で規制部材の外周面と2つの金属製管体の内周面との間隔を周方向に沿って一定とするような位置合わせを行う。さらに、溶接工程で2つの金属製管体の端面を突き合わせて外部から2つの金属製管体の端面を溶接する。そのとき、規制部材の外周面と2つの金属製管体の内周面との間隔が保持された状態で2つの金属製管体の端面が溶接され、溶接時に内周面側へ発生しようとするバリが規制部材に当接し、内周面側へのバリの発生が抑制される。その後、引抜工程で、突き合わせ溶接された金属製管体から規制部材を引き抜く。これによって、突き合わせ溶接された金属製管体の内周面側のバリを小さくすることができる。
また、上記発明によれば、規制部材の先端部の外周面に当該先端部側に行くにしたがって小径となるテーパー面を備えており、規制部材が金属製管体に挿入されたときに規制部材のテーパー面より軸方向中央部側の外周面が金属製管体の内周面に接触する。その際、規制部材のテーパー面を2つの金属製管体の端面付近に挿入することで、規制部材のテーパー面と金属製管体の内周面とが周方向に沿って所定の間隔となるように位置合わせされる。これにより、簡単な構成で金属製管体の内周面と規制部材の外周面とを所定の間隔に保持することができる。
請求項3に記載の発明に係る管体溶接方法は、請求項1又は請求項2に記載の管体溶接方法において、前記規制部材が、前記金属製管体よりも軟化点の高い材料で構成されている。
請求項に記載の発明によれば、規制部材が金属製管体よりも軟化点の高い材料で構成されており、2つの金属製管体の溶接時に規制部材が溶融するのを防止することができる。
請求項に記載の発明に係る管体溶接方法は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の管体溶接方法において、前記規制部材の表面に、前記金属製管体よりも摩擦係数の小さい材料からなるコーティング層が形成されている。
請求項に記載の発明によれば、規制部材の表面に、金属製管体よりも摩擦係数の小さい材料からなるコーティング層が形成されており、2つの金属製管体の溶接後にバリが規制部材に固着することが抑制され、規制部材を容易に金属製管体から引き抜くことができる。
請求項に記載の発明に係る管体溶接方法は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の管体溶接方法において、前記金属製管体の内周面と前記規制部材の外周面との間隔が、0.3〜2.0mmに設定されている。
請求項に記載の発明によれば、金属製管体の内周面と規制部材の外周面との間隔が、0.3〜2.0mmに設定されており、2つの金属製管体の溶接時に内周面側へのバリの発生をより一層抑制することができる。これに対して、上記間隔が0.3mmより小さいと、バリの逃れる場所がなくなる。また、上記間隔が2.0mmより大きいと、バリの発生を抑制する効果が低下する。
請求項に記載の発明に係る金属製溶接管は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の管体溶接方法を用いて溶接された金属製溶接管であって、前記2つの金属製管体の端面を突き合わせて溶接された溶接部の内周面側のバリが外周面側のバリよりも小さい構成とされている。
請求項に記載の発明によれば、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の管体溶接方法を用い、2つの金属製管体の端面を突き合わせて溶接することで、溶接部の内周面側のバリが外周面側のバリよりも小さい構成とされている。これによって、2つの金属製管体を溶接した金属製溶接管の流路を確保することができる。
請求項に記載の発明に係る芯金具は、ホースが接続される継手の芯金具であって、軸方向端部に請求項に記載の金属製溶接管を備えている。
請求項に記載の発明によれば、芯金具の軸方向端部に請求項に記載の金属製溶接管を備えており、金属製溶接管の内周面側へのバリの発生が抑制されることで、金属製溶接管の流路を確保することができる。
以上説明したように、本発明によれば、2つの金属製管体の端面を突き合わせて溶接するときに内周面側へのバリの発生を抑制することができる。
以下、本発明の溶接管における実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2には、本発明の第1実施形態である溶接管18を備えた芯金具10が示されている。図3には、溶接管を溶接する前の芯金具10が示されている。これらの図に示されるように、芯金具10は、軸方向の一端側に形成されたホース接続部12と、軸方向の他端側に形成された金属製管体としての第1管体14と、を備えている。芯金具10の軸方向の第1管体14の端部側には、第1管体14の端面に溶接された金属製管体としての第2管体16を備えている。すなわち、第1管体14の軸方向片側(図1中の軸方向左側)の端面と第2管体16の軸方向片側(図1中の軸方向右側)の端面とが溶接されることにより、2つの金属製管体が溶接された金属製溶接管としての溶接管18が形成されている。芯金具10の中間部20の第1管体14側には、スパナを把持するための六角形状の把持部21が形成されている。本実施形態では、第1管体14を備えた芯金具10と第2管体16とは鋼材で形成されている。
ホース接続部12の外周面には、周方向に沿って複数の突起部13が形成されており、ホース接続部12の外周面にホース(図示省略)が差し込まれて接続されるようになっている。突起部13は、ホースの差込方向にテーパー面13Aが形成されると共に、ホースの引き抜き方向に半径方向に沿った壁13Bが形成されており、ホースの抜けが抑制される構成である。芯金具10の中間部20の内周面20Aと第1管体14の内周面14Aとの接続部分には段差20Bが形成されており、第1管体14の内径が中間部20及びホース接続部12の内径よりも大きく形成されている。
第1管体14の端面と第2管体16の端面との溶接時には、第1管体14の端面と第2管体16の端面にまたがって規制部材としての円柱状のマンドル26が挿入される。マンドル26は、第1管体14の内径及び第2管体16の内径よりも小さく、かつ、第1管体14の内周面14A及び第2管体16の内周面16Aとの間に所定の隙間が形成されるような外径寸法に設定されている。本実施形態では、マンドル26の外径は、中間部20及びホース接続部12の内径よりも若干小さく形成されており、マンドル26を中間部20又はホース接続部12に挿入したときにマンドル26のガタツキが抑制される構成である。マンドル26を中間部20又はホース接続部12に挿入することで、第1管体14の内周面14A及び第2管体16の内周面16Aと、マンドル26の外周面との間隔が周方向に沿ってほぼ一定となるように位置合わせされる。
第1管体14の内周面14A及び第2管体16の内周面16Aと、マンドル26の外周面との間隔は、0.3〜2.0mmに設定されることが好ましい。このような範囲に設定するのは、上記間隔が0.3mmより小さいと、バリの逃れる場所がなくなり、また、上記間隔が2.0mmより大きいと、バリの発生を抑制する効果が低下するためである。
マンドル26は、第1管体14及び第2管体16よりも軟化点の高い剛性体(例えば、鋼材)で形成されている。また、マンドル26の表面には、第1管体14及び第2管体16の内周面よりも摩擦係数の小さい材料からなるコーティング層27が形成されている。コーティング層27としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂などが用いられている。
溶接管18は、第1管体14の端面と第2管体16の端面とを溶接することにより、これらの溶接部の外周面側と内周面側にバリ22、24が発生している。溶接時に、第1管体14の端面と第2管体16の端面にまたがってマンドル26が挿入されていることにより、溶接部の外周面側のバリ22に比べて内周面側のバリ24の発生が抑制され、内周面側のバリ24が外周面側のバリ22よりも小さい構成となっている。
次に、本発明の一実施形態の管体溶接方法であって、第1管体14の端面と第2管体16の端面とを溶接する方法について説明する。
図3に示されるように、まず装着工程によりマンドル26に芯金具10の第1管体14と第2管体16とを差し込む。次いで、位置合わせ工程により、マンドル26の軸方向端部を芯金具10の中間部20及びホース接続部12に挿入することで、マンドル26の外周面と第1管体14の内周面14A及び第2管体16の内周面16Aとの間隔を周方向に沿ってほぼ一定となるように位置合わせする。
次いで、溶接工程により、第1管体14の軸方向の端面と第2管体16の軸方向の端面とを突き合わせ、この状態で外部から第1管体14の端面と第2管体16の端面とを溶接する。溶接は、例えば超音波又は第1管体14の端面と第2管体16の端面とを加熱することにより第1管体14の端面と第2管体16の端面とを溶融させると共に、両者を軸方向に圧接することにより行う。
溶接により第1管体14の端面と第2管体16の端面との溶接部の外周面側と内周面側にバリ22、24が発生する。そのとき、第1管体14の端面と第2管体16の端面にまたがるようにマンドル26が挿入されていることにより、第1管体14の端面と第2管体16の端面との溶接部の内周面側へ発生しようとするバリ24がマンドル26に当接する。これにより、第1管体14の端面と第2管体16の端面との溶接部の内周面側へのバリ24の発生を抑制することができ、溶接部の外周面側のバリ22に比べて内周面側のバリ24が小さくなる。
第1管体14の端面と第2管体16の端面の溶接後、引抜工程によりマンドル26を溶接管18から軸方向に引き抜く。マンドル26は、第1管体14及び第2管体16よりも軟化点の高い材料で構成されており、溶接時にマンドル26が溶融して溶接管18に固着するのを防止することができる。また、マンドル26の外周面に、第1管体14及び第2管体16の内周面よりも摩擦係数の小さい材料からなるコーティング層27が形成されていることにより、マンドル26の外周面に溶融した母材が固着しにくく、マンドル26を容易に引き抜くことができる。
このような溶接管18では、第1管体14の端面と第2管体16の端面との溶接部の内周面側へのバリ24の発生を抑制することができ、溶接管18の内部に液体等を通すときに、バリ24を切断しなくても溶接管18の流路を確保することができる。本実施形態では、図1に示されるように、第1管体14の端面と第2管体16の端面との溶接部の内周面側へバリ24が発生しているが、バリ24の内径は、ホース接続部12の内径とほぼ同じであり、バリ24が液体の流れを妨げることはない。例えば、第1管体14及び第2管体16の外径が30mm、内径が29mmであるとき、第1管体14及び第2管体16の内周面との間隔が約0.5mmとなるようなマンドル26を挿入して第1管体14の端面と第2管体16の端面とを溶接すると、バリ24の内径は28.5mm程度となる。この場合、切削加工でバリ24を除去しなくても溶接管18の流路を確保することができ、工数の削減につながる。一方、第1管体14及び第2管体16の内部にマンドル26を挿入しない場合には、バリの内径は26mm程度となり、溶接管の流路が狭くなり、液体の流れを妨げる可能性がある。
次に、図4を用いて本発明の第2実施形態である溶接管52を備えた芯金具50について説明する。なお、第1実施形態と同一構成部分には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図4に示されるように、芯金具50の第1管体14の端面と第2管体16の端面との溶接時には、第1管体14の端面と第2管体16の端面にまたがるようにマンドル58を挿入する。マンドル58の外周面には、第1管体14の端面と第2管体16の端面と対向する位置に、軸方向の先端部側(芯金具50の中間部20側)に行くにしたがって外径が小さくなるテーパー面58Aが形成されている。マンドル58の先端部は、第1管体14の端面と第2管体16の端面との溶接位置より奥側であって第1管体14の内周面と対向する位置(中間部20に到達しない位置)まで挿入されている。
マンドル58のテーパー面58Aより軸方向中央部側の外径は、第2管体16の内周面16Aの内径よりも若干小さく形成されており、マンドル58を第2管体16に挿入したときにマンドル58のガタツキが抑制される。そして、第1管体14の端面及び第2管体16の端面と対向するテーパー面58Aの位置によって、マンドル26の外周面と第1管体14の内周面14A及び第2管体16の内周面16Aとの間隔が周方向に沿ってほぼ一定となるように位置合わせされる。第1管体14の端面及び第2管体16の端面とマンドル58のテーパー面58Aとの間隔は、0.3〜2.0mmに設定されることが好ましい。
第1管体14の端面と第2管体16の端面との溶接時には、溶接部の外周面側と内周面側にバリ54、56が発生し、マンドル58のテーパー面58Aによって内周面側のバリ56の発生が抑制される。これによって、溶接管52の内周面側のバリ56が外周面側のバリ54よりも小さくなる。溶接後に溶接管52の内部からマンドル58を引き抜く際には、マンドル58にテーパー面58Aが形成されていることにより、第1実施形態のマンドル26と比較してマンドル58を溶接管52からより一層引き抜きやすくなる。
図5には、比較例に係る溶接管102を備えた芯金具100が示されている。芯金具100は、第1管体14の端面と第2管体16の端面とを突き合わせて溶接するときに、第1管体14及び第2管体16の内部には規制する部材がなく、第1管体14の端面と第2管体16の端面の溶接部の外周面側と内周面側にほぼ同じ大きさのバリ104が発生する。溶接部の内周面側に発生したバリ104は、溶接管102の流路の一部を塞ぐため、第1管体14の端面と第2管体16の端面の溶接部の内部にドリル106を挿入してバリ104を除去する必要があり、工数がかかる。これに対して、本実施形態の溶接管18、52では、バリ24、56を除去しなくても溶接管18の流路を確保することができるため、工数を削減することができる。
なお、マンドルの形状や、第1管体14の端面及び第2管体16の端面とマンドルとの間隔は、上述した実施形態に限定されず、他の構成でもよい。
なお、上述した実施形態では、芯金具に溶接管を設けたが、これに限定されず、他の継手や金属部品に本発明の金属製溶接管を設けてもよい。
本発明の第1実施形態に係る溶接管を用いた芯金具の溶接後の状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る溶接管を用いた芯金具の溶接後の状態を示す半裁断面図である。 本発明の第1実施形態に係る溶接管を用いた芯金具の溶接前の状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る溶接管を用いた芯金具の溶接後の状態を示す断面図である。 比較例に係る溶接管を用いた芯金具の溶接後の状態を示す断面図である。
符号の説明
10 芯金具
14 第1管体(金属製管体)
16 第2管体(金属製管体)
18 溶接管(金属製溶接管)
22 外周面側のバリ
24 内周面側のバリ
26 マンドル(規制部材)
27 コーティング層
50 芯金具
52 溶接管(金属製溶接管)
54 外周面側のバリ
56 内周面側のバリ
58 マンドル(規制部材)
58A テーパー面

Claims (7)

  1. 断面が円形の規制部材に2つの金属製管体を差し込む装着工程と、
    前記規制部材の外周面と前記2つの金属製管体の内周面との間隔を周方向に沿って一定とする位置合わせ工程と、
    前記2つの金属製管体の端面を突き合わせて外部から溶接する溶接工程と、
    突き合わせ溶接された前記金属製管体から前記規制部材を引き抜く引抜工程と、
    を有し、
    前記金属製管体の一方の長手方向における端面側の内径が奥部管の内径より大きく形成されると共に、前記規制部材の外周面の外径は前記奥部管の内周面の内径より小さく形成され、かつ、前記規制部材の外周面が前記奥部管に挿入されたときに前記奥部管の内周面に接触するように形成されており、
    前記規制部材の外周面を前記奥部管に挿入することにより、前記端面側の内周面と前記規制部材の外周面との間隔を保持する管体溶接方法。
  2. 断面が円形の規制部材に2つの金属製管体を差し込む装着工程と、
    前記規制部材の外周面と前記2つの金属製管体の内周面との間隔を周方向に沿って一定とする位置合わせ工程と、
    前記2つの金属製管体の端面を突き合わせて外部から溶接する溶接工程と、
    突き合わせ溶接された前記金属製管体から前記規制部材を引き抜く引抜工程と、
    を有し、
    前記規制部材の先端部の外周面に当該先端部側に行くにしたがって小径となるテーパー面を備え、前記規制部材の前記テーパー面より軸方向中央部側の外径が前記金属製管体の内周面の内径より小さく形成され、かつ前記規制部材が前記金属製管体に挿入されたときに前記規制部材の前記テーパー面より軸方向中央部側の外周面が前記金属製管体の内周面に接触するように形成されており、
    前記規制部材の前記テーパー面より軸方向中央部側の外周面を前記金属製管体に挿入することにより、前記金属製管体の内周面と前記テーパー面の外周面との間隔を保持する管体溶接方法。
  3. 前記規制部材が、前記金属製管体よりも軟化点の高い材料で構成されている請求項1又は請求項2に記載の管体溶接方法。
  4. 前記規制部材の表面に、前記金属製管体よりも摩擦係数の小さい材料からなるコーティング層が形成されている請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の管体溶接方法。
  5. 前記金属製管体の内周面と前記規制部材の外周面との間隔が、0.3〜2.0mmに設定されている請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の管体溶接方法。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の管体溶接方法を用いて溶接された金属製溶接管であって、
    前記2つの金属製管体の端面を突き合わせて溶接された溶接部の内周面側のバリが外周面側のバリよりも小さい構成とされた金属製溶接管。
  7. ホースが接続される継手の芯金具であって、軸方向端部に請求項6に記載の金属製溶接管を備える芯金具。
JP2008335146A 2008-12-26 2008-12-26 管体溶接方法、金属製溶接管及び芯金具 Expired - Fee Related JP5301267B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008335146A JP5301267B2 (ja) 2008-12-26 2008-12-26 管体溶接方法、金属製溶接管及び芯金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008335146A JP5301267B2 (ja) 2008-12-26 2008-12-26 管体溶接方法、金属製溶接管及び芯金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010155265A JP2010155265A (ja) 2010-07-15
JP5301267B2 true JP5301267B2 (ja) 2013-09-25

Family

ID=42573562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008335146A Expired - Fee Related JP5301267B2 (ja) 2008-12-26 2008-12-26 管体溶接方法、金属製溶接管及び芯金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5301267B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9713854B2 (en) * 2014-05-22 2017-07-25 Arvinmeritor Technology, Llc System and method of friction welding a workpiece
DE102017210818A1 (de) * 2017-06-27 2018-12-27 Mahle International Gmbh Verfahren zur Herstellung eines Kolbens für eine Brennkraftmaschine aus einem Kolbenoberteil und aus einem Kolbenunterteil
JP7401733B2 (ja) 2019-09-11 2023-12-20 横浜ゴム株式会社 継手金具

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58125386A (ja) * 1982-01-22 1983-07-26 Toshiba Corp 圧接方法
JPS63132790A (ja) * 1986-11-21 1988-06-04 Toshiba Corp 回転軸の製造方法
JPH10263851A (ja) * 1997-03-21 1998-10-06 Tokai Rubber Ind Ltd 管継手の製造方法
JPH1158032A (ja) * 1997-08-06 1999-03-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 二重管の接合方法及び接合装置
JP3891695B2 (ja) * 1998-05-26 2007-03-14 本田技研工業株式会社 棒状部材の接合方法
JP2001287091A (ja) * 2000-04-07 2001-10-16 Japan Steel & Tube Constr Co Ltd 配管溶接スタンド
JP2003200272A (ja) * 2001-10-31 2003-07-15 Daido Steel Co Ltd 金属接合体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010155265A (ja) 2010-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5415455B2 (ja) 摩擦プラグ溶接方法及びシステム
JP2007275932A (ja) 部材同士の接合方法
JP2007283323A (ja) 部材同士の接合方法
JP2005324251A (ja) 摩擦攪拌接合方法、筒状部材の摩擦攪拌接合方法および中空体の製造方法
JP4782242B2 (ja) 液相拡散接合管継手及びその製造方法
JP5301267B2 (ja) 管体溶接方法、金属製溶接管及び芯金具
JP4736057B2 (ja) クイックコネクト継手
JPH08226584A (ja) 可撓性金属ホースコネクタ及びその形成方法
US5404632A (en) Method of forming flexible metal hose connector
JP5378661B2 (ja) 拡管方法
JP2014523344A (ja) パイプのためのt形分岐ジョイントの作製方法
JP5166201B2 (ja) 圧力容器の製造方法、製造装置及び圧力容器
US20130240493A1 (en) Laser welding method and laser welded member for endoscope
JP2009208120A (ja) 電縫管の製造方法
JPH10249459A (ja) 金属製パイプの縮管方法
JP4843340B2 (ja) チューブ材の接合構造、チューブ材の接合方法、および管端部切断方法
JP2019196831A (ja) 樹脂製配管の製造方法および、樹脂製配管
JP2009270655A (ja) 転動体保持器の製造方法
WO2017072886A1 (ja) 樹脂製配管部材、樹脂製管継手及び、配管の製造方法
JP7024956B2 (ja) 分岐継手、分岐施工方法、及び分岐継手の製造方法
JP2009142907A (ja) 熱可塑性樹脂管への穿孔方法及び該方法で用いるホールソー
JP4641012B2 (ja) セグメント用継手
JP7087666B2 (ja) ニップルおよびその製造方法
JP4512144B2 (ja) 溶接用ジョイント部材の製造方法
JP5355874B2 (ja) パイプと被接合部材との接合方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130619

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5301267

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees