JP2017044813A - 定着装置及び画像記録体の製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】定着装置18は、ヒートロール54及び温度制御部58を有する。ヒートロール54及び温度制御部58は、接着剤Sを介して第2フィルム38によりラミネートされる第1フィルム36上のトナー画像TAを、面積率が30%以上90%以下となるように加熱する。面積率は、加熱により第1フィルム36を覆った該トナー画像TAの面積STの該トナー画像TAが形成される領域Aの第1フィルム36の面積SFに対する比率である。
【選択図】図1
Description
図1には、本実施形態に係る画像記録体の製造装置の一例としての製造装置10が示されている。製造装置10は、後述する第1フィルム36の搬送方向の上流側から順に、画像形成装置14と、オイル除去装置16と、定着装置18と、ラミネート装置20とを有している。また、製造装置10は、第1繰出ロール22と、第2繰出ロール24と、巻取ロール26と、複数のガイドロール32、34とを有している。
第1繰出ロール22は、Z方向を軸方向として、図示しないフレームに回転可能に設けられている。また、第1繰出ロール22の外周には、予め、第1フィルム36が巻き付けられている。第1フィルム36は、第1繰出ロール22の外周面の−Y側の部位からX側へ引き出されている。第1繰出ロール22から繰出された第1フィルム36は、巻取ロール26との間で設定された張力で張られている。
ガイドロール32、34は、一例として、ステンレス鋼製で、Z方向を軸方向として図示しないフレームに回転可能に設けられている。
巻取ロール26は、Z方向を軸方向として、図示しないフレームに図示しない駆動源により回転可能に設けられている。また、巻取ロール26は、第1繰出ロール22からX側へ離れた位置に配置されており、画像記録体35を巻き取るようになっている。
第2繰出ロール24は、巻取ロール26の−X側かつY側でZ方向を軸方向として、図示しないフレームに回転可能に設けられている。また、第2繰出ロール24の外周には、予め、第2フィルム38が巻き付けられている。第2フィルム38は、第2繰出ロール24の外周面から後述する重ね部64へ向けて引き出されている。さらに、第2繰出ロール24から引き出された第2フィルム38は、巻取ロール26との間で設定された張力で張られている。
図2に示すように、画像記録体35は、第1フィルム36、トナー画像TA(トナーT)、接着剤S及び第2フィルム38が積層されて構成されている。なお、図2では、各層を模式的に示しており、各層の厚さは実際の厚さとは異なっている。また、接着剤Sは、トナー画像TAに形成された隙間に浸入しているが、図2ではトナー画像TA上に積層した状態で示している。
第1フィルム36は、一例として、OPP(Oriented Polypropylene)フィルムで構成されている。また、第1フィルム36の厚みは、一例として、20〔μm〕となっている。第1フィルム36は、トナー画像TAが形成された後で、既述のラミネート処理によって、接着剤Sを介して第2フィルム38によりラミネートされる。
接着剤Sは、常温常圧(例えば、22〔℃〕、大気圧)の環境で固体となる材料であり、一例として、ポリエステル系の樹脂を含んで構成されている。なお、接着剤Sは、一例として、溶媒である酢酸エチルにより希釈された酢酸エチル30〔%〕溶液として第1フィルム36に供給された後で、図示しない乾燥部により乾燥されることで形成される。
トナーTは、液体現像剤G(図1参照)に図示しないオイルと共に含まれている。また、トナーTは、一例として、ポリエステル系の樹脂で構成されている。オイルは、一例として、シリコーンオイルで構成されている。
第2フィルム38は、一例として、透明なPET(Polyethylene terephthalate)フィルムで構成されている。また、第2フィルム38の厚みは、一例として、38〔μm〕となっている。
次に、製造装置10の詳細について説明する。
画像形成装置14は、帯電、露光、現像、転写を含む公知の電子写真方式の装置で構成されている。また、画像形成装置14は、一例として、液体現像剤Gを用いて、第1フィルム36にトナーTからなるトナー画像TAを形成するようになっている。
オイル除去装置16は、Z方向を軸方向とする金属ロール46及び対向ロール47と、金属ロール46を加熱するヒータ48と、金属ロール46の外周面を清掃するクリーニングブレード52とを有している。金属ロール46は、一例として、ステンレス鋼製であり、第1フィルム36に対してトナー画像TA側に配置されている。対向ロール47は、芯金の周りに弾性層及び離型層が形成されており、Y方向に沿った第1フィルム36に対してトナー画像TA側とは反対側に配置され、金属ロール46と共に第1フィルム36を加圧している。
定着装置18は、加熱手段の一例としてのヒートロール54及び温度制御部58と、対向ロール56と、図示しないクリーニングブレードとを有している。クリーニングブレードは、ヒートロール54の外周面を清掃する。
ヒートロール54は、円筒状に形成され、第1フィルム36のX側にZ方向を軸方向として、図示しないモータにより回転可能に設けられている。また、ヒートロール54は、一例として、径方向内側から外側へ向けて、基層、弾性層及び離型層を有する多層構造となっている。基層は、一例として、SUS製となっている。弾性層は、一例として、シリコンゴム製となっている。離型層は、一例として、PFA(4フッ化エチレン−パーフルオロアルコキシエチレンン共重合体)製となっている。さらに、ヒートロール54は、後述するヒータ58Aにより加熱されて、第1フィルム36上のトナーTを加熱するようになっている。
対向ロール56は、一例として、円筒状に形成され、Y方向に沿った第1フィルム36の−X側にZ方向を軸方向として回転可能に設けられている。また、対向ロール56は、一例として、ヒートロール54と同じ層構成とされている。さらに、対向ロール56は、第1フィルム36を挟んでヒートロール54と対向しており、ヒートロール54と共に第1フィルム36を加圧している。
温度制御部58は、ヒートロール54を加熱するヒータ58Aと、ヒートロール54の外周面の温度を測定する温度センサ58Bと、温度センサ58Bでの測定温度に基づいてヒータ58Aへの通電のON、OFFを制御する制御ユニット58Cとを有している。
ラミネート装置20は、供給手段の一例としての供給部62と、重ね手段の一例としての重ね部64と、形成手段の一例としての形成部66とを有している。供給部62では、第1フィルム36のみが搬送されるが、重ね部64及び形成部66では、出力画像体33及び第2フィルム38が重なった状態で搬送される。なお、供給部62と重ね部64との間には、接着剤Sを乾燥させる乾燥部が設けられているが、図1では図示を省略している。
供給部62は、第1フィルム36の搬送方向で定着装置18よりも下流側に配置され、第1フィルム36のトナー画像TA側の面に接着剤Sを供給する(一例として、塗布する)装置である。言い換えると、供給部62は、後述するトナーTの面積率が30〔%〕以上90〔%〕以下である出力画像体33に、接着剤Sを供給する装置である。具体的には、供給部62は、一例として、塗布ロール62Aと、対向ロール62Bと、収容タンク62Cと、供給ロール62Dとを有している。
重ね部64は、第1フィルム36の搬送方向で供給部62よりも下流側に配置されている。また、重ね部64は、供給部62により接着剤Sが供給された出力画像体33のトナー画像TA側の面に第2フィルム38を重ねて加圧する装置である。具体的には、重ね部64は、一例として、一対のステンレス鋼製のロール64A、64Bで構成されている。
形成部66は、第1フィルム36の搬送方向で重ね部64よりも下流側に配置されている。また、形成部66は、重ね部64で重ねられた出力画像体33、接着剤S及び第2フィルム38を加熱及び加圧して画像記録体35を形成する装置である。具体的には、形成部66は、一例として、一対のラミネートロール66A、66Bと、ヒータ66C、66Dとを有している。
次に、面積率及び接着力について説明する。
次に、画像記録体35に作用する接着力について説明する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
18 定着装置
33 出力画像体
35 画像記録体
36 第1フィルム(基材の一例)
36A 接触面
38 第2フィルム(フィルム材の一例)
54 ヒートロール(加熱手段の一例)
58 温度制御部(加熱手段の一例)
62 供給部(供給手段の一例)
64 重ね部(重ね手段の一例)
66 形成部(形成手段の一例)
S 接着剤
TA トナー画像(現像剤像の一例)
Claims (3)
- 接着剤を介してフィルム材によりラミネートされる基材上の現像剤像を、加熱により前記基材を覆った該現像剤像の面積の該現像剤像が形成される領域の前記基材の面積に対する面積率が30%以上90%以下となるように加熱する加熱手段を有する定着装置。
- 基材を覆った現像剤像の面積の該現像剤像が形成される領域の該基材の面積に対する面積率が30%以上90%以下である出力画像体に、接着剤を供給する供給手段と、
前記供給手段により接着剤が供給された前記出力画像体にフィルム材を重ねる重ね手段と、
前記重ね手段で重ねられた前記出力画像体、前記接着剤及び前記フィルム材を加熱及び加圧して画像記録体を形成する形成手段と、
を有する画像記録体の製造装置。 - 接着剤を介してフィルム材によりラミネートされる基材上の現像剤像を、加熱により前記基材を覆った該現像剤像の面積の該現像剤像が形成される領域の前記基材の面積に対する面積率が30%以上90%以下となるように加熱する加熱手段と、
前記加熱手段により加熱された前記基材及び前記現像剤像を有する出力画像体に、接着剤を供給する供給手段と、
前記供給手段により接着剤が供給された前記出力画像体にフィルム材を重ねる重ね手段と、
前記重ね手段で重ねられた前記出力画像体、前記接着剤及び前記フィルム材を加熱及び加圧して画像記録体を形成する形成手段と、
を有する画像記録体の製造装置。
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH10508706A (ja) * | 1994-11-07 | 1998-08-25 | ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリグ カンパニー | 標示製品及びその製造方法 |
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JP2006337899A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 画像形成方法、プリント及び画像形成用資材 |
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2015
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