JP6492759B2 - 加熱搬送装置、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱搬送装置、定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、加熱搬送装置、定着装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、トナーにより画像形成された未定着の記録紙を熱定着する方法に関する技術が開示されている。この先行技術では、加熱ロールが搬送ベルトと圧接するニップ部と、圧接後にトナー画像面と接する搬送ベルトを冷却する手段とを有している。
特許文献2には、記録媒体上のトナー画像を、加熱工程での加熱により記録媒体に定着させ、次の冷却工程において記録媒体ごと定着したトナー画像を冷却して画像の光沢度を調整する定着方法に関する技術が開示されている。この先行技術では、加熱工程における記録媒体の搬送速度よりも冷却工程における記録媒体の搬送速度を遅くしている。
特開2001−042672号公報 特開2008−020483号公報
加熱搬送される記録媒体に張力がかかると記録媒体が熱変形することがある。
本発明は、記録媒体が搬送部材にニップされていない位置で記録媒体を冷却する構成と比較して、加熱搬送される記録媒体の熱変形を抑制することが目的である。
請求項1の発明は、トナー像が転写された記録媒体が巻き掛けられ、前記トナー像をトナーの溶融温度以上に加熱しながら搬送する加熱搬送ロールと、前記加熱搬送ロールとニップを形成して前記記録媒体を搬送すると共に、前記記録媒体が離間する位置で前記記録媒体の熱変形温度以下になるように前記記録媒体を冷却する冷却ロールと、を備える加熱搬送装置である。
請求項2の発明は、前記加熱搬送ロールは、内部に加熱源を有するロール本体と、前記ロール本体の外周に設けられた熱抵抗層と、を有する請求項1に記載の加熱搬送装置である。
請求項3の発明は、前記加熱搬送ロールは、内部に加熱源を有するロール本体と、前記ロール本体の外周に設けられ、前記ロール本体の外周面よりも静止摩擦係数が高い高摩擦層と、を有する請求項1に記載の加熱搬送装置である。
請求項4の発明は、前記記録媒体は、前記ニップに対する搬送方向下流で前記冷却ロールに巻き掛けられている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の加熱搬送装置である。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の加熱搬送装置と、前記加熱搬送装置の前記加熱搬送ロールに巻き掛けられた状態の前記記録媒体の前記ニップの上流側で、前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着ロールと、を備える定着装置である。
請求項6の発明は、液体現像剤によってトナー像を形成し、前記トナー像を記録媒体に転写する画像部と、前記画像部によって前記トナー像が転写された前記記録媒体を加熱搬送する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の加熱搬送装置と、前記加熱搬送装置の下流側で前記記録媒体に前記トナー像を定着させる定着装置と、を備える画像形成装置である。
請求項7の発明は、液体現像剤によってトナー像を形成し、前記トナー像を記録媒体に転写する画像部と、前記画像部によって前記トナー像が転写された前記記録媒体を加熱搬送する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の加熱搬送装置で構成された上流側加熱搬送装置と、前記上流側加熱搬送装置の下流側に配置され、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の加熱搬送装置で構成された下流側加熱搬送装置と、前記下流側加熱搬送装置の前記加熱搬送ロールに巻き掛けられた状態の前記記録媒体の前記ニップの上流側で、前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着ロールと、を有する定着装置と、を備える画像形成装置である。
請求項8の発明は、乾式現像剤によってトナー像を形成し、前記トナー像を記録媒体に転写する画像部と、前記画像部によって前記トナー像が転写された前記記録媒体に前記トナー像を定着させる請求項5に記載の定着装置と、を備える画像形成装置である。
請求項1に記載の発明によれば、記録媒体が離間する位置で熱変形温度以下になるように冷却する冷却ロールを有していない場合と比較し、加熱搬送される記録媒体の熱変形を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、加熱搬送ロールのロール本体の外周に熱抵抗層が設けられていない場合と比較し、加熱搬送される記録媒体の熱変形を抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、加熱搬送ロールのロール本体の外周に高摩擦層が設けられていない場合と比較し、記録媒体の熱変形を抑制することができる。
請求項4に記載の発明によれば、記録媒体がニップから離間した後も冷却ロールに巻き掛けられていない場合と比較し、加熱搬送される記録媒体の熱変形を抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、記録媒体が離間する位置で熱変形温度以下になるように冷却する冷却ロールを有していない場合と比較し、加熱搬送される記録媒体の熱変形を抑制することができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の加熱搬送装置を有していない構成と比較し、加熱搬送される記録媒体の熱変形に起因する画像品質の低下を抑制することができる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の加熱搬送装置を有していない構成と比較し、加熱搬送される記録媒体の熱変形に起因する画像品質の低下を抑制することができる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項5に記載の定着装置を有していない場合と比較し、加熱搬送される記録媒体の熱変形に起因する画像品質の低下を抑制することができる。
第一実施形態の画像形成装置の概略構成図である。 図1に示す第一実施形態の画像形成装置の加熱搬送装置と定着装置の概略構成図である。 (A)は連帳フィルムの熱変形を測定する試験装置の概略構成図であり、(B)は試験結果のグラフである。 連帳フィルムの熱変形の測定結果をまとめたグラフである。 加熱搬送装置の第一変形例の概略構成図である。 (A)は図5に示す第一変形例の加熱搬送装置のニップにおける断面構造を模式的に示す断面図であり、(B)は(A)の断面における温度勾配を示すグラフである。 加熱搬送装置の第二変形例の概略構成図である。 加熱搬送装置の第三変形例の概略構成図である。 加熱搬送装置の第四変形例の概略構成図である。 定着装置の変形例の概略構成図である。 第二実施形態の画像形成装置の概略構成図である。
<第一実施形態>
本発明の第一実施形態に画像形成装置について説明する。
[構成]
本実施形態の画像形成装置10の構成について説明する。なお、各図における感光体などのロール部材に図示している矢印Rはロール部材の回転方向を示している。また、矢印Sは後述する連帳フィルムFの搬送方向を示している、
図1に示す画像形成装置10は、画像部12、加熱搬送装置50(図2も参照)、及び定着装置70(図2も参照)を備えている。また、図1における画像形成装置10の左側(後述する連帳フィルムFの搬送方向上流側)には図示していない送出装置が連結され、図における画像形成装置10の右側(後述する連帳フィルムFの搬送方向下流側)には、図示していない巻取装置が連結されている。
画像形成装置10は、記録媒体の一例としての連帳フィルムFに液体現像剤Gによってトナー画像TB(図2参照)を形成する。なお、液体現像剤Gは、トナー粒子GAがキャリア液GBに分散された液状の現像剤である。また、本実施形態の連帳フィルムFは、材料がポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレン、ナイロン、セロファンPT等の樹脂フィルムや、共押出しフィルム等で構成されている。
前述した図示していない送出装置には連帳フィルムFが巻かれており、送出装置は巻かれた連帳フィルムFを画像形成装置10に送り出す機能を有している。また、前述した図示していない巻取装置は画像形成装置10でトナー画像TBが形成された連帳フィルムFを巻き取る機能を有している。
なお、画像形成装置10、送出装置及び巻取装置は、図示されていない制御装置によって制御されている。
(画像部)
次に、画像部12について説明する。
図1に示す画像形成装置10を構成する画像部12は、トナー像Tを形成し、連帳フィルムFに転写する。画像部12は、感光体14、帯電装置16、露光装置18、現像装置20、転写装置24及び感光体清掃装置22を備えている。また、転写装置24は、一次転写ロール26と二次転写ロール28と転写ロール清掃装置23とを有している。
ここで、画像部12がトナー像Tを形成し、連帳フィルムFに転写する工程について説明する。
帯電装置16によって感光体14の表面が帯電されると共に露光装置18によって露光されることで、感光体14に静電潜像が形成される。静電潜像は、現像装置20によって現像されトナー像Tが感光体14に形成される。感光体14に形成されたトナー像Tは、転写装置24の一次転写ロール26に一次転写され、更に二次転写ロール28によって、連帳フィルムFに二次転写される。また、転写後の感光体14及び一次転写ロール26に残留する転写残トナーは、それぞれ感光体清掃装置22及び転写ロール清掃装置23によって除去されて回収される。
なお、連帳フィルムFにおけるトナー像Tが転写される面を「表面(おもてめん)FA」とし、反対側の面を「裏面(うらめん)FB」とする。
(加熱搬送装置)
次に、加熱搬送装置50について説明する。
図2に示す画像形成装置10を構成する加熱搬送装置50は、加熱搬送ロール52と、この加熱搬送ロール52に付勢されニップ60を形成する冷却ロール62とを有している。
加熱搬送ロール52は、矢印R方向に回転すると共に、ロール内部に設けられた加熱源54によって外周面52Aが予め定められた設定温度になるように構成されている。冷却ロール62は、矢印R方向に回転すると共に、ロール内部に設けられた冷却源64によって外周面62Aが予め定められた設定温度になるように構成されている。
なお、冷却源64は、どのような構成であってもよいが、本実施形態では内部に冷媒が流れる流路とされている。また、後述する冷却源84も同様に内部に冷媒が流れる流路とされている。
加熱搬送ロール52には、連帳フィルムFの裏面FBが外周面52Aに接するように巻き掛けられている。連帳フィルムFは加熱搬送ロール52と冷却ロール62との間に挟まれて搬送され、加熱搬送ロール52と冷却ロール62とのニップ60を通過すると、加熱搬送ロール52から離間するように構成されている。
換言すると、冷却ロール62は加熱搬送ロール52における連帳フィルムFの巻き掛け範囲の下流側端部でニップ60を形成している。そして、連帳フィルムFはニップ60を通過後、加熱搬送ロール52及び冷却ロール62から離れるように構成されている。
なお、加熱搬送ロール52は、連帳フィルムFをトナー像Tが溶融する溶融度以上になるように加熱する。
一方、冷却ロール62は、ニップ60において連帳フィルムFが熱変形温度以下となるように冷却する。つまり、連帳フィルムFは加熱搬送ロール52から離間した時点で熱変形温度以下となっている。なお、連帳フィルムFの熱変形温度の説明は後述する。
(定着装置)
次に、定着装置70について説明する。
図2に示す画像形成装置10を構成する定着装置70は、加熱搬送ロールの一例としての加熱ロール72、定着ロールの一例としての加圧ロール76、冷却ロール82を有している。また、定着装置70の下流側には一対の排出ロール90が設けられている。
加圧ロール76及び冷却ロール82は、加熱ロール72に付勢されニップ78及びニップ80を形成している。
冷却ロール82が加熱ロール72に付勢されてニップ80を形成する位置は、加圧ロール76が加熱ロール72に付勢されてニップ78を形成する位置の搬送方向(S方向)の下流側となっている。
加熱ロール72は、矢印R方向に回転すると共に、ロール内部に設けられた加熱源74によって外周面72Aが予め定められた設定温度になるように構成されている。また、冷却ロール82は、矢印R方向に回転すると共に、ロール内部に設けられた冷却源84(前述したように冷媒が流れる流路)によって外周面82Aが予め定められた設定温度になるように構成されている。
加熱ロール72には、連帳フィルムFの表面FAが外周面72Aに接するように巻き掛けられている。連帳フィルムFは加圧ロール76及び冷却ロール82との間に挟まれて搬送され、冷却ロール82とのニップ80を通過すると、加熱ロール72から離間するように構成されている。
なお、連帳フィルムFは、加熱ロール72によってトナー像Tが溶融する溶融度以上になるように加熱されると共に加圧ロール76によって加圧される。そして、仮定着されたトナー像TA(仮定着については後述する)は、ニップ78を通過する際に熱と圧力とによって、連帳フィルムFの表面FAに定着され、トナー画像TBとなる。
一方、冷却ロール82は、ニップ80において連帳フィルムFが熱変形温度以下となるように冷却する。つまり、連帳フィルムFは加熱ロール72から離間した時点で熱変形温度以下となっている。なお、前述したように、連帳フィルムFの熱変形温度の説明は後述する。
[作用及び効果]
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図1に示すように、送出装置(図示略)から画像形成装置10に送られた連帳フィルムFは、画像部12によって表面(おもてめん)FAにトナー像Tが転写される。表面FAにトナー像Tが転写された連帳フィルムFは、加熱搬送装置50に送られる。
図2に示すように、連帳フィルムFは、加熱搬送装置50の加熱搬送ロール52に巻き掛けられると共に、冷却ロール62との間に挟まれて搬送され、冷却ロール62とのニップ60を通過すると加熱搬送ロール52から離間する。
ここで、連帳フィルムFに転写された状態のトナー像Tには、キャリア液GB(図1参照)が含まれている。そして、連帳フィルムFは、加熱搬送ロール52によってトナーGA(図1参照)が溶融する溶融度以上に加熱(プレ加熱)されることで、キャリア液GB(図1参照)の一部が蒸発すると共にトナー像Tが仮定着(プレ定着)される。なお、トナー像TAは、仮定着された状態を表している。また、加熱搬送ロール52上で加熱され仮定着されたトナー像TAは、連帳フィルムFの表面FAに融着し、冷却ロール62や加熱ロール72の表面にオフセットしない状態まで付着している。
連帳フィルムFは、加熱搬送ロール52によってトナーの溶融度以上に加熱されるが、冷却ロール62とのニップ60を通過する際に、連帳フィルムFの熱変形温度以下に冷却されて、加熱搬送ロール52から離間する。加熱搬送ロール52から離間し、加熱搬送装置50から送りだされた連帳フィルムFは、定着装置70の加熱ロール72と加圧ロール76との間に挟まれて搬送される。なお、冷却ロール62によって加熱搬送ロール52の表面52Aは、ニップ60の下流で一旦設定温度以下に低下するが、内部の加熱源54によって連帳フィルムFとの次の接触点までに設定温度に再び加熱される。
このように搬送される連帳フィルムFにおける加熱搬送装置50と定着装置70との間には、張力がかかる。しかし、前述したように、連帳フィルムFは冷却ロール62によって熱変形温度以下に冷却されてから、加熱搬送装置50から送り出される。言い換えると、連帳フィルムFにおける張力がかかる加熱搬送装置50と定着装置70との間は熱変形温度以下になっている。よって、例えば、連帳フィルムFにおける加熱搬送装置50と定着装置70との間を冷却する場合(連帳フィルムFに張力がかかる位置で冷却する場合)と比較し、連帳フィルムFの熱変形が抑制される(後述するように伸縮率が基準値K以下となる)。そして、連帳フィルムFの熱変形が抑制されることで、熱変形に起因するシワなどの画像品質の低下が抑制される。
次に、加熱搬送装置50でトナー像Tが仮定着(プレ定着)された連帳フィルムFは、定着装置70の加熱ロール72と加圧ロール76との間に挟まれて搬送される際(ニップ78を通過する際)に、熱と圧力とによって、連帳フィルムFの表面FAに仮定着のトナー像TAが定着され、トナー画像TBとなる。
そして、冷却ロール82とのニップ80において熱変形温度以下に冷却され、加熱ロール72から離間する。加熱ロール72から離間した連帳フィルムFは、定着装置70から送り出され、排出ロール90によって排出される。なお、冷却ロール82によって加熱ロール72の表面72Aはニップ80の下流で一旦設定温度以下に低下するが、内部の加熱源74によって連帳フィルムFとの次の接触点までに設定温度に再び加熱される。
このように搬送される連帳フィルムFにおける定着装置70と排出ロール90との間には、張力がかかる。しかし、前述したように、連帳フィルムFは冷却ロール82によって熱変形温度以下に冷却されてから、定着装置70から送り出される。言い換えると、連帳フィルムFにおける張力がかかる定着装置70と排出ロール90との間は熱変形温度以下になっている。よって、例えば、連帳フィルムFにおける定着装置70と排出ロール90との間を冷却する場合と比較し、連帳フィルムFの熱変形が抑制される(後述するように伸縮率が基準値K以下となる)。そして、連帳フィルムFの熱変形が抑制されることで、熱変形に起因するシワなどの画像品質の低下が抑制される。
(熱変形温度)
次に、連帳フィルムFの熱変形温度について説明する。なお、「熱変形」とは、加熱された連帳フィルムFが張力により塑性変形(永久変形)することである。
[熱変形試験装置]
まず、熱変形試験装置の概要について説明する、
図3(A)に示す熱変形試験装置800は、連帳フィルムFのサンプルFSを矢印Eで示すように引っ張る引張部810とサンプルFSを加熱する加熱部820とを有している。なお、引張部810は、サンプルFSを引っ張ると共にサンプルFSにかかる張力を測定することができる。また、連帳フィルムFのサンプルFSは、幅Hを15mm、長さLを75mmとした。また、本実施形態では、引張部810は、JIS-K−7157に準拠した引っ張り試験を行うことができる。本試験では、日本電産シンポ株式会社製試験器FGS−TVを使用した。
[熱変形試験方法]
次に、熱変形試験方法について説明する。
まず室温(25℃)でサンプルFSを毎分2mmで引っ張り、予め定めた変位になると停止する。また、サンプルFSの張力を測定する。なお、変位と張力との関係が、図3(B)のグラフのP1で示されている。
加熱部820をサンプルFSに一定時間接触させる。この時間は実際の画像形成装置10内の加熱時間とする。例えば、本実施例の画像形成装置10では、トナー像TAの定着部を通過する最大時間となる2秒間接触させる。加熱することでサンプルFSが伸長し、張力が低下する。このときの低下した張力が、図3(B)のグラフのP2で示されている。
加熱を停止した後、室温(25℃)に冷却(戻す)ことで、サンプルFSが収縮し、張力が上がる。そして、サンプルFSの変位を元にもどし、張力が0(ゼロ)になる変位量PL(図3(B))を求める。
そして、この変位量PLがサンプルFSの熱変形による伸縮量であり、サンプルFSを元の長さL(=75mm)で割ったものが、伸縮率である。
上記試験を、サンプルFSの加熱温度を変えて行った結果を、サンプルFSに作用する張力を、画像形成装置10において張力がかかる連帳フィルムFの長さ(本例では500mm)に換算してまとめたものが、図4に示すグラフである。なお、図4には、例として厚さ20μmのOPPフィルムの測定結果を示す。
ここで、本実施形態の画像形成装置10における連帳フィルムFの熱変形による伸縮率の基準値(目標値)Kと、加熱搬送時に連帳フィルムFにかかる張力の最大値Vと、を測定或いは計算する。なお、画像形成装置10において、連帳フィルムFが熱変形(伸縮)するとシワ発生などの画像品質が低下するが、この画像品質の低下が許容される伸縮率が基準値(目標値)Kである。なお、基準値Kは、形成される画像の種類や、ラミネート処理や切断などの後加工、画像が形成されたフィルムが用いられる目的やサイズに応じて適宜決定すればよい。以下の実施形態では基準値Kを0.5%として説明する。
そして、図4に示すグラフから、画像形成装置10における加熱搬送時にかかる張力の最大値Vで、連帳フィルムFの伸縮率の基準値K以下となる加熱温度が「連帳フィルムFの熱変形温度」である。なお、本実施形態の場合は、加熱搬送時にかかる張力の最大値Vは20N(長さ500mmに対して)であり、伸縮率の基準値Kは0.5%であるので、連帳フィルムの熱変形温度は、同グラフより100℃となる。
よって、本実施形態において、冷却ロール62、82は、連帳フィルムFを100°以下にして離間するよう構成されている。また、冷却ロール62の表面は、仮定着、あるいは定着されたトナー像TAが付着しないように、表面は滑らかである方が良く、さらに表面エネルギの低い材料、例えばフッ素系樹脂(PFAやPTFE等)で表面が形成されている方が望ましい。
<加熱搬送装置の変形例>
次に、画像形成装置10を構成する加熱搬送装置の変形例について説明する。
[第一変形例]
まず、第一変形例について説明する。
(構成)
図5に示す第一変形例の加熱搬送装置150の加熱搬送ロール152は、ロール本体151と、ロール本体151の外周151Aに設けられた熱抵抗層154と有する構造となっている。なお、ロール本体151は、加熱搬送ロール52(図2参照)と同様の構成である。また、熱抵抗層154は、ロール本体151よりも温度勾配が大きい材料、例えばゴム等の弾性体で構成されている。具体的には、熱抵抗層154は、厚さ2mmのシリコーンゴムで形成した。
(作用及び効果)
図6(A)には、加熱搬送装置150の加熱搬送ロール152と冷却ロール62とのニップ60の断面構造が模式的に図示されている。図6(B)には、この断面構造に対応するニップ60における温度勾配を表すグラフが図示されている。なお、T1はトナーが溶融する溶融温度であり、T2は熱変形温度を表している。
このように、高温のロール本体151と連帳フィルムF(低温の冷却ロール62)との間に熱抵抗層154があり、この熱抵抗層154に大きな温度勾配ができる。そして、熱抵抗層154内に温度T2なる点を設けることができる。よって、熱抵抗層154を有しない場合と比較し、連帳フィルムFの厚み方向全体が熱変形温度以下に効率的に冷却される。なお、連帳フィルムFの温度は、ニップ60手前では加熱搬送ロール152の表面温度(T1以上)になっているが、ニップ60に入ると冷却ロール62と接触することで冷却ロール62に熱を奪われて、連帳フィルムFと熱抵抗層154は共に温度が低下し、ニップ出口では図6(B)に示す温度勾配が形成される。
したがって、連帳フィルムFの熱変形が効果的に抑制される。また、連帳フィルムFの熱変形が効果的に抑制されることで、熱変形(伸縮)に起因する画像品質の低下が効果的に抑制される。
[第二変形例]
次に、第二変形例について説明する。
(構成)
図7に示す第二変形例の加熱搬送装置250の加熱搬送ロール252は、ロール本体251と、ロール本体251の外周251Aに設けられた高摩擦層254と有する構造となっている。
高摩擦層254は、ロール本体251の外周251Aよりも静止摩擦係数が大きい材料、例えば耐熱性のゴム等の弾性体や粘着材などで構成されている。具体的には、高摩擦層254は、シリコーンゲル、シリコーン粘着剤などをロール本体251の外周251Aに塗布・硬化、あるいは接着等によって設けるこができる。
(作用及び効果)
連帳フィルムFは、ニップ60の上流側で熱変形温度以上に加熱されている部位は、静止摩擦係数の大きい高摩擦層254に巻き掛けられている。よって、連帳フィルムFは高摩擦層254によって保持され、連帳フィルムFが滑ることが抑制されるので、連帳フィルムFの熱変形が抑制される。また、連帳フィルムFの熱変形が効果的に抑制されることで、熱変形(伸縮)に起因する画像品質の低下が効果的に抑制される。
[第三変形例]
次に、第三変形例について説明する。
(構成)
図8に示す第三変形例の加熱搬送装置350では、連帳フィルムFがニップ60を通過し、加熱搬送ロール52から離間した後も、ニップ60に対する搬送方向下流で冷却ロール62に巻き掛けられた構成となっている。そして、連帳フィルムFは離間位置61で冷却ロール62から離間する。なお、冷却ロール62は、連帳フィルムFが離間する離間位置61で熱変形温度以下(上述のように本実施形態では、100℃以下)になっていればよい。言い換えると、連帳フィルムFは、ニップ60では熱変形温度(本実施形態では、100°)よりも高温であってもよい。
(作用及び効果)
連帳フィルムFは、ニップ60で冷却され、更に、加熱搬送ロール52から離間して加熱されていない状態で冷却ロール62によって熱変形温度以下に冷却される。
よって、加熱搬送ロール52から離間した後に冷却ロール62によって冷却しない構成と比較し、冷却効率が高く連帳フィルムFが効果的に熱変形温度以下に冷却される。したがって、連帳フィルムFの熱変形が効果的に抑制される。また、連帳フィルムFの熱変形が効果的に抑制されることで、熱変形(伸縮)に起因する画像品質の低下が効果的に抑制される。
また、加熱搬送ロール52は、ニップ60では熱変形温度よりも高温であってもよいので、加熱搬送ロール52の周方向の温度の変動幅が小さい。よって、連帳フィルムFの搬送速度を上げても、加熱源54は図2や図5に示す加熱搬送装置50、150よりも低い電力で連帳フィルムFを熱溶融温度以上にあげることができる。
[第四変形例]
次に、第四変形例について説明する。
(構成)
図9に示す第四変形例の加熱搬送装置450では、連帳フィルムFがニップ60を通過し、加熱搬送ロール52から離間した後も、ニップ60に対する搬送方向下流で冷却ロール462に巻き掛けられた構成となっている。そして、連帳フィルムFは離間位置461で冷却ロール462から離間する。
冷却ロール462は、ロール内部に設けられた冷却源64がニップ60よりも下流側の内周面462Bに近接又は接触するように配置されている。本実施形態では、冷却源64は、連帳フィルムFが離間する離間位置61に対応する位置の内周面462Bに近接して配置されている。
なお、冷却ロール462は、連帳フィルムFが離間する離間位置461で熱変形温度以下(上述のように本実施形態では、100℃以下)になっていればよい。言い換えると、連帳フィルムFはニップ60では熱変形温度(本実施形態では、100℃)よりも高温であってもよい。
(作用及び効果)
連帳フィルムFは、ニップ60で冷却され、更に、加熱搬送ロール52から離間して加熱されていない状態で冷却ロール462によって熱変形温度以下に冷却される。よって、加熱搬送ロール52から離間した後に冷却ロール462によって冷却しない構成と比較し、冷却効率が高く連帳フィルムFが効果的に熱変形温度以下に冷却される。
また、冷却源64は、連帳フィルムFが離間する離間位置61に対応する位置の内周面462Bに近接して配置されている。よって、冷却ロール62は、ニップ60から搬送方向下流側の離間位置461に向かって温度勾配を有している。したがって、連帳フィルムFは、加熱搬送ロール52から離間したのち搬送方向下流側の離間位置461に向かうに従って徐々に冷却されて離間するので、連帳フィルムFの熱変形がより効果的に抑制される。
また、加熱搬送ロール52は、ニップ60では熱変形温度よりも高温であってもよいので、加熱搬送ロール52の周方向の温度の変動幅が小さい。よって、連帳フィルムFの搬送速度を上げても、加熱源54は図2や図5に示す加熱搬送装置50,150よりも低い電力で連帳フィルムFを熱溶融温度以上にあげることができる。
<定着搬送装置の変形例>
次に、画像形成装置10を構成する定着装置の変形例について説明する。
(構成)
図10に示す変形例の定着装置170は、加熱搬送ロール52と、加熱搬送ロール52に付勢された定着ロール172及び冷却ロール82と、搬送ロール92とを有している。また、定着装置170の下流側には一対の排出ロール90が設けられている。なお、本実施形態では、定着ロール172は二つ設けられているが、一つ又は三つ以上設けられていてもよい。
冷却ロール82と加熱搬送ロール52とのニップ180の位置は、搬送方向下流側の定着ロール172と加熱搬送ロール52とのニップ173の位置よりも搬送方向下流側となっている。
定着ロール172は、矢印R方向に回転すると共に、ロール内部に設けられた加熱源174によって外周面172Aが予め定められた設定温度になるように構成されている。また、 連帳フィルムFは、加熱搬送ロール52と、定着ロール172及び冷却ロール82との間に挟まれて搬送され、冷却ロール82とのニップ180を通過すると加熱搬送ロール52から離間するように構成されている。
連帳フィルムFは、加熱搬送ロール52と定着ロール172とのニップ173を通過する際に定着温度以上となると共に、熱と圧力とによって、仮定着されているトナー像TAが連帳フィルムFの表面FAに定着される。
また、冷却ロール82は、ニップ180において連帳フィルムFが熱変形温度以下(上述のように本実施形態では、100℃以下)となるように冷却する。つまり、連帳フィルムFは加熱搬送ロール52から離間した時点で熱変形温度以下となっている。
(作用及び効果)
加熱搬送装置50(図1及び図2参照)でトナー像Tが仮定着(プレ定着)された連帳フィルムFは、定着装置170の加熱搬送ロール52と定着ロール172との間に挟まれて搬送される際(ニップ173を通過する際)に、熱と圧力とによって、仮定着のトナー像TAが連帳フィルムFの表面FAに定着され、トナー画像TBとなる。
そして、冷却ロール82とのニップ180において熱変形温度以下に冷却され、加熱ロール72から離間する。
加熱搬送ロール52から離間した連帳フィルムFは、定着装置170から送り出され、排出ロール90によって排出される。
このように搬送される連帳フィルムFにおける定着装置170と排出ロール90との間には、張力がかかる。しかし、前述したように、連帳フィルムFは冷却ロール82によって熱変形温度以下に冷却されてから、定着装置170から送り出される。言い換えると、連帳フィルムFにおける張力がかかる定着装置170と排出ロール90との間は熱変形温度以下になっている。よって、例えば、連帳フィルムFにおける定着装置170と排出ロール90との間を冷却する場合と比較し、連帳フィルムFの熱変形が抑制される(後述するように伸縮率が基準値K以下となる)。そして、連帳フィルムFの熱変形が抑制されることで、熱変形に起因するシワなどの画像品質の低下が抑制される。
<第二実施形態>
本発明の第二実施形態に画像形成装置について説明する。なお、第一実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(構成)
図11に示す画像形成装置710は、画像部712と定着装置170(図10も参照)とを備えている。また、図11における画像形成装置710の左側(後述する連帳フィルムFの搬送方向上流側)には図示していない送出装置が連結され、図における画像形成装置710の右側(後述する連帳フィルムFの搬送方向下流側)には、図示していない巻取装置が連結されている。
画像形成装置710は、記録媒体の一例としての連帳フィルムFに乾式現像剤Wによってトナー画像TBを形成する。なお、本実施形態の乾式現像剤Wは、トナーとキャリア粒子とで構成された二成分現像剤である。しかし、キャリア粒子を有しない一成分現像剤であってもよい。
画像形成装置710を構成する画像部712は、現像装置720が異なる点と、二次転写ロール28(図1参照)を有していない点以外は、略同様の構成である。
画像形成装置710を構成する定着装置170は、第一実施形態の変形例で説明した図10に示す定着装置170と同様の構成である。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
図示していない送出装置から画像形成装置710に送られた連帳フィルムFに画像部712によって連帳フィルムFの表面(おもてめん)FAに乾式現像剤Wによって形成されたトナー像Tが転写される。
トナー像Tが転写された連帳フィルムFは、定着装置170の加熱搬送ロール52と定着ロール172との間に挟まれて搬送される際(ニップ173を通過する際)に、熱と圧力とによって、連帳フィルムFの表面FAに定着され、トナー画像TBとなる。
そして、冷却ロール62とのニップ180において熱変形温度以下に冷却され、加熱ロール72から離間する。
加熱搬送ロール52から離間した連帳フィルムFは、定着装置170から送りだされ、排出ロール90によって排出される。
このように搬送される連帳フィルムFにおける定着装置170と排出ロール90との間には、張力がかかる。しかし、前述したように、連帳フィルムFは冷却ロール82によって熱変形温度以下に冷却されてから、定着装置170から送り出される。言い換えると、連帳フィルムFにおける張力がかかる定着装置170と排出ロール90との間は熱変形温度以下になっている。よって、例えば、連帳フィルムFにおける定着装置170と排出ロール90との間を冷却する場合と比較し、連帳フィルムFの熱変形が抑制される(後述するように伸縮率が基準値K以下となる)。そして、連帳フィルムFの熱変形が抑制されることで、熱変形に起因するシワなどの画像品質の低下が抑制される。
<その他>
尚、本発明は、上記実施形態に限定されない。
上述の複数の実施形態及び変形例は、適宜、組み合わされて実施可能である。
定着装置70、170に変形例の加熱搬送装置150、250、350、450の技術を適用してもよい。例えば、定着装置70、170の加熱ロール72、172に加熱搬送装置150、250の加熱搬送ロール152、252(図5、図7参照)を用いてもよい。また、加熱搬送装置350(図8参照)のように、連帳フィルムFがニップ180を通過した後も冷却ロール82に巻き掛かれられた構成であってもよい。また、定着装置70、170の冷却ロール72、82に加熱搬送装置450の冷却ロール462(図9参照)を用いてもよい。
また、上記実施形態及び変形例では、記録媒体は、連帳フィルムであったが、これに限定されない。枚葉フィルムであってもよい。また、記録媒体は、上記実施形態のフィルムの材質に限定されるものではなく、加熱された状態で張力がかかると熱変形して画質が低下する記録媒体であればよい。
また、画像形成装置の構成としては、上記実施形態の構成に限られず種々の構成とすることが可能である。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
10 画像形成装置
12 画像部
50 加熱搬送装置
52 加熱搬送ロール
54 加熱源
62 冷却ロール
70 定着装置
72 加熱ロール(加熱搬送ロール)
74 加熱源
76 加圧ロール(定着ロールの一例)
82 冷却ロール
150 加熱搬送装置
151 ロール本体
152 加熱搬送ロール
154 熱抵抗層
170 定着装置
172 定着ロール
250 加熱搬送装置
251 ロール本体
252 加熱搬送ロール
254 高摩擦層
350 加熱搬送装置
450 加熱搬送装置
462 冷却ロール
710 画像形成装置
F 連帳フィルム(記録媒体の一例)
FA 表面
G 液体現像剤
T トナー像
W 乾式現像剤

Claims (8)

  1. トナー像が転写された記録媒体が巻き掛けられ、前記トナー像をトナーの溶融温度以上に加熱しながら搬送する加熱搬送ロールと、
    前記加熱搬送ロールとニップを形成して前記記録媒体を搬送すると共に、前記記録媒体が離間する位置で前記記録媒体の熱変形温度以下になるように前記記録媒体を冷却する冷却ロールと、
    を備える加熱搬送装置。
  2. 前記加熱搬送ロールは、
    内部に加熱源を有するロール本体と、
    前記ロール本体の外周に設けられた熱抵抗層と、
    を有する請求項1に記載の加熱搬送装置。
  3. 前記加熱搬送ロールは、
    ロール本体と、
    前記ロール本体の外周に設けられ、前記ロール本体の外周面よりも静止摩擦係数が高い高摩擦層と、
    を有する請求項1に記載の加熱搬送装置。
  4. 前記記録媒体は、前記ニップに対する搬送方向下流で前記冷却ロールに巻き掛けられている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の加熱搬送装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の加熱搬送装置と、
    前記加熱搬送装置の前記加熱搬送ロールに巻き掛けられた状態の前記記録媒体の前記ニップの上流側で、前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着ロールと、
    を備える定着装置。
  6. 液体現像剤によってトナー像を形成し、前記トナー像を記録媒体に転写する画像部と、
    前記画像部によって前記トナー像が転写された前記記録媒体を加熱搬送する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の加熱搬送装置と、
    前記加熱搬送装置の下流側で前記記録媒体に前記トナー像を定着させる定着装置と、
    を備える画像形成装置。
  7. 液体現像剤によってトナー像を形成し、前記トナー像を記録媒体に転写する画像部と、
    前記画像部によって前記トナー像が転写された前記記録媒体を加熱搬送する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の加熱搬送装置で構成された上流側加熱搬送装置と、
    前記上流側加熱搬送装置の下流側に配置され、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の加熱搬送装置で構成された下流側加熱搬送装置と、前記下流側加熱搬送装置の前記加熱搬送ロールに巻き掛けられた状態の前記記録媒体の前記ニップの上流側で前記トナー像を前記記録媒体に定着させる定着ロールと、を有する定着装置と、
    を備える画像形成装置。
  8. 乾式現像剤によってトナー像を形成し、前記トナー像を記録媒体に転写する画像部と、
    前記画像部によって前記トナー像が転写された前記記録媒体に前記トナー像を定着させる請求項5に記載の定着装置と、
    を備える画像形成装置。
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