JP2017044638A - 断線検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源電圧が低い場合でも高価なアンプを用いることなく、電源電圧の変動にも対応して電流値の検出を精度良く行えるようにした断線検出装置を提供する。
【解決手段】2個のLED3a、3bに対して通電回路6a、6bが設けられる。通電回路6aのノードN1には分圧回路8aが設けられ、ノードN1の検出電圧信号V1を出力する。通電回路6bのノードN2には、分圧回路8bが設けられ、ノードN2の検出電圧信号V2を出力する。制御回路5は、SW1およびSW2がオフのときの初期値V1_int、V2_intから換算係数Rを算出する。制御回路5は、スイッチSW1がオンされると、ノードN1、N2の電圧を検出し、抵抗7aの電源側の端子電圧をノードN2の電圧から換算して求め、端子間電圧ΔV1を算出する。断線状態で定電流が流れないと、抵抗7aの電圧降下ΔV1が閾値電圧Vth以下となる。スイッチSW2の場合も同様である。
【選択図】図1

Description

本発明は、断線検出装置に関する。
負荷に対して一定電流を供給して駆動する回路では、通電経路の介在する抵抗の電圧降下を読み取ることで電流値を算出することができる。これにより、回路が正常に機能していれば一定電流が流れることをもって正常状態であることを判定することができる。また、電流値が一定電流に満たない場合には、断線故障が発生している可能性があることを検出することができる。
この場合、一定電流を供給する回路では、負荷の抵抗値に対して直列に電流設定用の抵抗を直列に接続して抵抗値を調整することで、電源電圧から一定電流を流すように構成している。このため、電源電圧が低い場合には電流設定用の抵抗の抵抗値を小さくすることになり、負荷への通電時に抵抗の両端に発生する電圧降下も小さくなる。この結果、通電時と断電時とで検出される電圧のレベルの変化も小さくなり、これを精度良く検出するためには、高精度アンプを追加する必要があり、高コスト化を招くことになる。
また、高精度アンプを設ける構成とした場合でも、負荷への給電を行う電源電圧が変動する場合には、電源電圧の変動が大きくなると、検出電圧が埋もれてしまい、誤判定をおこす可能性がある。
特開2000−131369号公報
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、複数の負荷のそれぞれを定電流駆動する回路で、電源電圧が低い場合でも高価なアンプを用いることなく、しかも電源電圧の変動にも対応して断線の判定処理を精度良く行えるようにした断線検出装置を提供することにある。
請求項1に記載の断線検出装置は、複数の負荷のそれぞれに対して直流電源から所定の抵抗値を有する抵抗素子を介して前記負荷に定電流通電する複数の通電回路と、前記複数の通電回路のそれぞれに対応して設けられ前記抵抗素子の前記負荷側の電圧を検出する複数の電圧検出部と、前記複数の電圧検出部により検出される検出電圧に基づいて前記複数の通電回路のそれぞれについて対応する前記負荷への通電経路の断線状態を判定する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記複数の通電回路により負荷に通電されていないときに前記電圧検出部により検出される検出電圧初期値を入力して記憶し、前記複数の通電回路のいずれかにより負荷に通電されたときにその通電された負荷の通電回路に付随する前記電圧検出部により検出された第1検出電圧と、通電されていないいずれかの負荷の通電回路に付随する前記電圧検出部により検出された第2検出電圧と、前記記憶されている検出電圧初期値とから、前記通電された負荷の通電回路に設けられた前記抵抗素子の端子間電圧を演算し、その端子間電圧が閾値電圧以下であるときに前記通電された負荷への通電経路が断線状態であることを判定する。
上記構成を採用することにより、制御回路により次のようにして正確な電圧を検出することができる。制御回路により、複数の通電回路により負荷に通電されていないときに電圧検出部により検出される検出電圧初期値を入力して記憶する。次に、制御回路により、いずれかの負荷に通電されたときにその通電回路に付随する電圧検出部により検出された第1検出電圧と、通電されていない負荷の通電回路に付随する電圧検出部により検出された第2検出電圧と、検出電圧初期値とから、通電された負荷の通電回路に設けられた抵抗素子の端子間電圧を演算することができる。
この場合、電源電圧が変動する場合でも、第1検出電圧と同じタイミングで検出された第2検出電圧を利用して検出電圧初期値から抵抗素子の電源側の端子電圧を求めることができるので、抵抗素子の端子間電圧を正確に算出することができる。この結果、演算で求めた端子間電圧が閾値電圧以下であるときに通電された負荷への通電経路が断線状態であることを正確に判定することができる。
第1実施形態を示す電気的構成図 断線判定処理のフローチャート 電源電圧読取処理のフローチャート 電源波形を示す作用説明図 第2実施形態を示す断線判定処理のフローチャート 第3実施形態を示す電気的構成図 断線判定処理のフローチャート 第4実施形態を示す電気的構成図 断線判定処理のフローチャート 電源電圧読取処理のフローチャート 各部の波形を示す作用説明図 第5実施形態を示す電気的構成図 各部の波形を示す作用説明図
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
図1において、断線検出装置1はLED回路2に対して点灯および消灯の駆動制御を行うと共にLED回路2への給電線の断線を検出するものである。LED回路2は、定電流駆動する複数の負荷として例えば2個のLED3a、3bが設けられている。これら2個のLED3a、3bは、例えば赤、緑などの異なる色で発光するもので、インジケータなどの表示用途で設けられるものである。
各LED3a、3bは、LED輝度調整用の抵抗4a、4bを直列に介した状態で断線検出装置1に接続されている。断線検出装置1は、制御回路5を主体として構成され、LED回路2のLED3a、3bに給電する回路を備えている。LED回路2は直流電源VCから断線検出装置1を介して給電される。直流電源VCは、例えば車載バッテリなどの電圧変動が発生する直流電源から降圧して生成される。直流電源VCは、LED3a、3b以外に、他の負荷への給電も行うもので、負荷への給電状態によって内部抵抗に起因して電源電圧VCは変動する。また、制御回路5は、上記したバッテリなどの電源から別途に降圧して生成した所定電圧の直流電源VDから給電される。制御回路5は、マイコンやメモリあるいはインターフェース回路などを備えたもので、後述する制御プログラムがメモリに記憶されており、断線検出の処理が実施されるようになっている。
LED3a、3bは、それぞれ通電回路6a、6bにより定電流が通電される。LED3aの通電回路6aは、直流電源VCからノードN0、検出用抵抗素子としての抵抗7a、ノードN1およびスイッチSW1を経由して抵抗4a、LED3a側に接続される構成である。スイッチSW1は、制御回路5の出力端子Aから制御信号S1が与えられる。
ノードN1は、電圧検出用の分圧回路8aを介してグランドに接続されている。分圧回路8aは、抵抗R1aおよびR2aの直列回路であり、抵抗R1a、R2aの共通接続点は、AD変換器9aを介して制御回路5の入力端子Bに接続される。AD変換器9aは、デジタル信号に変換された電圧検出信号V1を制御回路5の入力端子Bに入力する。分圧回路8aおよびAD変換器9aにより電圧検出部が構成されている。
LED3bの通電回路6bは、直流電源VCからノードN0、検出用抵抗素子としての抵抗7b、ノードN2およびスイッチSW2を経由して抵抗4b、LED3b側に接続される構成である。スイッチSW2は、制御回路5の出力端子Cから制御信号S2が与えられる。
ノードN2は、電圧検出用の分圧回路8bを介してグランドに接続されている。分圧回路8bは、抵抗R1bおよびR2bの直列回路であり、抵抗R1b、R2bの共通接続点は、AD変換器9bを介して制御回路5の入力端子Dに接続される。AD変換器9bは、デジタル信号に変換された電圧検出信号V2を制御回路5の入力端子Dに入力する。分圧回路8bおよびAD変換器9bにより電圧検出部が構成されている。
次に、上記構成の作用について図2〜図4も参照して説明する。
制御回路5は、LED3a、3bを点灯させる場合には、次のように制御する。LED3aを点灯させる場合には、制御回路5は、出力端子Aから点灯信号S1を出力して通電回路6aのスイッチSW1をオンさせる。これにより、電源電圧VCが抵抗7a、スイッチSW1を経由してLED回路2に印加される。LED回路2では、抵抗4aを介してLED3aに通電されることで点灯状態になる。
また、LED3bを点灯させる場合には、制御回路5は、出力端子Cから点灯信号S2を出力して通電回路6bのスイッチSW2をオンさせる。これにより、電源電圧VCが抵抗7b、スイッチSW2を経由してLED回路2に印加される。LED回路2では、抵抗4bを介してLED3bに通電されることで点灯状態になる。
上述のように制御回路5によりLED3a、3bが点灯および消灯の駆動制御が行われる際に、スイッチSW1およびSW2のオンオフ状態に拘わらず、AD変換器9a、9bから電圧検出信号V1およびV2が適宜のサンプリング周期で入力されている。
通電回路6aにおいては、抵抗7aとスイッチSW1との接続点であるノードN1の電圧が分圧回路8aにより検出されている。分圧回路8aの抵抗R1a、R2aで分圧された電圧信号がAD変換器9aによりデジタル信号に変換されて電圧検出信号V1として制御回路5の入力端子Bに入力されている。
また、通電回路6bにおいては、抵抗7bとスイッチSW2との接続点であるノードN2の電圧が分圧回路8bにより検出されている。分圧回路8bの抵抗R1b、R2bで分圧された電圧信号がAD変換器9bによりデジタル信号に変換されて電圧検出信号V2として制御回路5の入力端子Dに入力されている。
制御回路5は、上述のようにLED3a、3bが点灯および消灯の制御を行う際に、入力端子BおよびDに入力される電圧検出信号V1およびV2に基づいて、LED回路2への通電経路の電気的接続状態が正常に維持されているかどうかを判定している。すなわち、制御回路5は、内部のメモリに記憶されたプログラムに従って、図2のフローチャートに示す断線判定処理を、適宜のタイミングで繰り返し実行している。なお、プログラムの実行頻度は、電源電圧の変動に十分追随できる程度の時間間隔で繰返し実施しているものとする。
制御回路5は、図2に示す断線判定処理を開始すると、まず、ステップA1で、電圧検出信号V1およびV2の初期値V1_int、V2_intが取得されているか否かを判定する。これは、スイッチSW1およびSW2が共にオフ状態で、LED3aおよび3bがいずれも点灯されていない状態でのノードN1、N2の電圧を意味している。この状態では、LED回路2側には通電されていないので、抵抗7a、7bによる電圧降下が発生しておらず、ノードN1およびN2の電圧はほぼ電源電圧VCと等しくなる。
ここで、電圧検出信号V1およびV2の初期値V1_int、V2_intの取得について説明する。制御回路5は、電圧検出信号V1およびV2の初期値V1_int、V2_intがまだ取得されていない場合には、ステップA1でNOと判断する。制御回路5は、ステップA2として図3に示す電源電圧読取処理を実行する。制御回路5は、図3に示す電源電圧読取処理を開始すると、まず、ステップB1でスイッチSW1およびSW2が共にオフ状態であるか否かを判断する。
制御回路5は、いずれのLED3a、3bも点灯されていない状態であれば、ステップB1でYESと判断し、での電圧検出信号V1およびV2を初期値V1_int、V2_intとして読み取る。この後制御回路5は、ステップB3で読み取った初期値V1_int、V2_intを内部のメモリに記憶し、プログラムを終了する。なお、制御回路5は、断線判定処理のステップA1において、すでに初期値V1_int、V2_intを取得して内部メモリに記憶させている場合には、ステップA3に進む。
上記のようにして、電圧検出信号V1およびV2の初期値V1_int、V2_intを取得している状態では、制御回路5は、再び断線判定処理を実行したときに、ステップA1でYESと判断する。次に、制御回路5は、LED回路2のLED3a、3bのうち一方が点灯状態、他方が消灯状態である場合を判定する。制御回路5は、まずステップA3で、スイッチSW1がオンで且つスイッチSW2がオフの状態であるか否かを判断し、YESの場合には、続くステップA4で、このときの電圧検出信号V1、V2を読み取る。
この場合、スイッチSW1がオンであるからLED3aが点灯状態であり、スイッチSW2がオフであるからLED3bは消灯状態である。制御回路5は、次のステップA4で、電圧検出信号V1をV1_onとして、電圧検出信号V2をV2_offとして読み取る。続いてステップA5で、制御回路5は、読み取った電圧検出信号に基づいて、点灯したLED3aの電流による抵抗7aの端子間電圧ΔV1を演算により求める。なお、端子間電圧ΔV1の演算では、制御回路5は、後述する方法により、電圧検出信号V1_on、V2_offおよび初期値V1_int、V2_intを用いて計算する。
LED3aに流す電流は定電流であるから、抵抗7aに定電流が流れたときに発生する端子間電圧も一定の電圧となる。したがって、LED回路2への通電経路に断線が発生していなければ、演算により求めた端子間電圧ΔV1が一定の電圧と等しくなるはずである。また、LED3aが劣化するなどして多少の電流値の低下が生じていたとしても、断線状態でない場合には電流が流れているので、この状態を判定するには、端子間電圧ΔV1が少なくとも閾値電圧Vthを超えていれば良い。
そこで、制御回路5は、次のステップA6で、演算により得られた端子間電圧ΔV1が閾値電圧Vthよりも大きいか否かを判断し、YESの場合には正常であるとしてそのままプログラムを終了する。また、制御回路5は、ステップA6でNOと判断したときには続くステップA7にて、端子間電圧ΔV1が低く、LED3aへの通電経路に断線が生じていることを判定してプログラムを終了する。
一方、制御回路5は、LED3bへの通電経路に断線が生じているかどうかを判定する際には、次のようにしてスイッチSW1、SW2の状態により判断する。制御回路5は、断線判定処理のプログラムを実行する際に、スイッチSW2がオンで且つスイッチSW1がオフの状態である場合を判断する。この場合には、制御回路5は、ステップA1でYES、ステップA3でNOと判断した後、ステップA8でYESと判断する。次に、制御回路5は、ステップA9でこのときの電圧検出信号V1、V2を読み取る。
この場合、制御回路5は、ステップA9で、電圧検出信号V1をV1_off、電圧検出信号V2をV2_onとして読み取る。続いて、制御回路5は、ステップA10で、読み取った電圧検出信号に基づいて、点灯したLED3bの電流による抵抗7bの端子間電圧ΔV2を演算により求める。なお、端子間電圧ΔV2の演算では、制御回路5は、後述する方法により、電圧検出信号V1_off、V2_on、および初期値V1_int、V2_intを用いて計算する。
制御回路5は、ステップA11で、端子間電圧ΔV1の場合と同様にして、演算により得られた端子間電圧ΔV2が閾値電圧Vthよりも大きいか否かを判断し、YESの場合には正常であるとしてそのままプログラムを終了する。また、制御回路5は、ステップA11でNOと判断したときには、続くステップA12で、端子間電圧ΔV2が低く、LED3bへの通電回路に断線が生じていることを判定してプログラムを終了する。
次に、上記したステップA5あるいはA10における端子間電圧ΔV1、ΔV2の演算過程について説明する。
まず、上記した端子間電圧ΔV1を演算する方法としては、原理的には抵抗7aの両端子の電圧から、それらの差を求めることで得られる。この構成においては、ノードN0の電圧は直接得ることができないので、これに相当するスイッチSW1のオフ時におけるノードN1の電圧V1_offを用いれば良い。ところが、スイッチSW1がオフ時とオン時の電圧検出信号を同時に得ることができない。また、電源電圧VCは前述したように時間の経過に伴い変動することが前提となっているので、時間差をもってオン時とオフ時の電圧検出信号を得たとしても正確な端子間電圧ΔV1を得ることはできない。
この点、本実施例の構成では、複数のLED3a、3bを駆動する通電回路6a、6bを備え、それぞれの電圧検出信号V1、V2を入力する構成であるから、スイッチSW1がオンしている状態におけるオフ時の電圧検出信号V1_offとして、スイッチSW2のオフ時の電圧検出信号V2_offを代用することができる。電気回路的にはスイッチSW2のオフ時の電圧検出信号V2_offは、スイッチSW1のオフ時の電圧検出信号V1_offと等しいので、上記した断線判定処理のステップA4で取得した電圧検出信号V1_on、V2_offから端子間電圧ΔV1を求めることができる。
ただし、この場合に制御回路5においては、電圧検出信号V1およびV2をそれぞれ分圧回路8a、8bおよびAD変換器9a、9bを経て入力している。このため、測定系に依存して電圧検出信号V1とV2との間で、分圧比の違いや分解能の違いなどによるレベルの差が生ずることがある。これを解消するために、電圧検出信号の初期値V1_int、V2_intを予め測定しておき、これらの比の値から換算用の換算係数R、差の値から換算係数Dを求めている。この換算係数RあるいはDを用いることで端子間電圧ΔV1、ΔV2を算出することができる。
上記の換算係数RあるいはDについては、比の演算で換算係数Rを求めて端子間電圧ΔV1、ΔV2を計算する場合には、精度の向上を図ることができる。特に、分圧回路8a、8bの分圧比が異なる場合や、AD変換器9a、9bの分解能が異なる場合などでは精度を高めることができる。また、分圧回路8a、8bやAD変換器9a、9bを同等なものを用いる場合には、差の演算で換算係数Dを求めて端子間電圧ΔV1、ΔV2を計算することで、ソフト上での演算処理を簡易的にすることができる。
<換算係数Rにより演算する場合>
次に、具体的な演算処理の内容について説明する。直流電源VCの電源電圧は、図4に示すように、時間の経過とともに他の負荷への給電状態などに応じて変動しているので、変動に追随して不規則な変動をしている。制御回路5は、スイッチSW1およびSW2が共にオフしている期間中、プログラムの実行により、例えば時刻t0で電圧検出信号の初期値V1_int、V2_intを入力して記憶している。
この後、時刻t1でスイッチSW1をオンさせると、制御回路5は、プログラムの実行により、時刻t2で電圧検出信号V1_on、V2_offを入力する。前述のように、原理的には、次式(1)により端子間電圧ΔV1を計算することができる。
ΔV1=V1_off−V1_on …(1)
しかし、スイッチSW1がオンしたときにノードN1の電圧を電圧検出信号V1_onとして検出するので、同時にスイッチSW1がオフ状態でのノードN1の電圧検出信号V1_offは得られないので、式(1)の計算はできない。そこで、回路系の検出誤差に起因する補正をすると、初期値検出で得たV1_intおよびV2_intにより、次式(2)のようにV2_offをV1_offに換算することができる。このとき、換算係数R(2→1)は次式(3)で表される。
V1_off =R(2→1)×V2_off …(2)
R(2→1)=V1_int /V2_int …(3)
この場合、換算係数R(2→1)は、分圧回路8a、8bやAD変換器9a、9bが同じ条件であればほぼ「1」となるが、これらが異なる場合には、所定の値として得ることができる。
したがって、式(1)は式(2)、(3)を代入することで、次式(4)として得ることができる。この式(4)にそれぞれの値を代入することで端子間電圧ΔV1を求めることができる。
ΔV1=(V1_int/V2_int×V2_off)−V1_on …(4)
同様にして、ΔV2については、次式(5)のように得ることができる。
ΔV2=V2_off−V2_on …(5)
V2_off=R(1→2)×V1_off …(6)
R(1→2)=V2_int/V1_int …(7)
=1/R(2→1) …(8)
したがって、式(5)は式(6)、(7)を代入することで、次式(9)として得ることができる。
ΔV2=(V2_int/V1_int×V1_off)−V2_on …(9)
<換算係数Dにより演算する場合>
次に、上記した換算係数R(2→1)、R(1→2)に代えて、差で表す換算係数D(2→1)あるいはD(1→2)で求めることもできる。前述と同様に、端子間電圧ΔV1は、次式(1)のように求めることができる。
ΔV1=V1_off−V1_on …(1)
回路系の検出誤差に起因する補正をすると、初期値検出で得たV1_intおよびV2_intにより、次式(10)のようにV2_offをV1_offに換算する。このとき、換算係数D(2−1)は次式(11)で表される。
V1_off=D(2→1)+V2_off …(10)
D(2→1)=V1_int−V2_int …(11)
この場合、換算係数D(2→1)は、分圧回路8a、8bやAD変換器9a、9bが同じ条件であればほぼ「0」となるが、これらが異なる場合には、所定の値として得ることができる。
したがって、式(1)は式(10)、(11)を代入することで、次式(12)として得ることができる。この式(12)にそれぞれの値を代入することで端子間電圧ΔV1を求めることができる。
ΔV1=(V1_int−V2_int+V2_off)−V1_on…(12)
同様にして、ΔV2については、前述の式(5)から、次のように得ることができる。
ΔV2=V2_off−V2_on …(5)
V2_off=D(1→2)+V1_off …(13)
D(1→2)=V2_int−V1_int …(14)
=−D(2→1) …(15)
したがって、式(5)は式(13)、(14)を代入することで、次式(16)として得ることができる。
ΔV2=(V2_int−V1_int+V1_off)−V2_on …(16)
以上のようにして各通電回路6a、6bにおけるスイッチSW1、SW2のオン時の抵抗7a、7bの端子間電圧ΔV1、ΔV2を正確に検出することができる。これによって、閾値電圧Vthと比較することで各通電回路6a、6bにおけるLED3a、3bへの通電経路の断線状態の判定を正確に行うことができるようになる。
このように、本実施形態においては、2つの通電回路6a、6bのそれぞれにノードN1、N2の電圧を検出する分圧回路8a、8bを設けた。制御回路5により、LED3a、3bのいずれにも通電していないときに電圧検出信号の初期値を入力して記憶する。この後、LED3a、3bのいずれかが通電されるときに、制御回路5によりノードN1、N2の電圧検出信号V1、V2を読み取り、これらから換算係数RあるいはDを用いて通電状態の抵抗7aあるいは7bの端子間電圧ΔV1あるいはΔV2を精度良く演算することができる。これにより、電源電圧VCが低い場合でかつ変動が生じている場合でも、LED3aあるいは3bに通電している状態を正確に判定することができる。
また、端子間電圧ΔV1、ΔV2を演算する際の換算係数Rを、検出電圧信号の初期値の比の値から求めるので、分圧回路8a、8bの分圧比の違いやAD変換器9a、9bの分解能などの相違がある場合でも、これらの測定系の違いを加味したものとして精度良く換算することができる。
さらに、分圧回路8a、8bの分圧比の違いやAD変換器9a、9bの分解能などの相違が小さい場合には、端子間電圧ΔV1、ΔV2を演算する際の換算係数Dを、検出電圧信号の初期値の差から求めることができるので、演算処理を加算および減算を用いた簡便な演算処理で得ることができる。
(第2実施形態)
図5は第2実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、電圧検出信号の初期値V1_int、V2_intを入力して記憶したときの測定環境の条件が変化した場合に、初期値V1_int、V2_intそのものが変動してしまうことを考慮している。
すなわち、制御回路5は、LED回路2を駆動制御する期間中、継続的に断線判定処理を行う場合には、電源電圧VCの変動に加えて、電圧検出信号の測定環境における温度変化などの要因が生じると換算係数RあるいはDも変化することがある。このような環境の変化に対応して、検出電圧信号の初期値V1_int、V2_intの入力頻度を高めるようにしている。
制御回路5は、図5に示す断線判定処理を実行する。このとき、制御回路5は、まず初めにステップA2で電圧検出処理を実行し、検出電圧信号の初期値V1_int、V2_intの読み取り処理を行う。この処理内容は前述の図3に示した電源電圧読取処理と同じである。制御回路5は、この後、前述したステップA3〜A12を実行することで、LED3aあるいはLED3bへの通電経路の断線の判定を行うタイミングに合わせて換算係数RあるいはDを求めることができるようになる。この結果、例えば温度変動などで測定環境の条件が変化した場合でも、これに追随して精度良く断線の判定処理を行うことができる。
このような第2実施形態によれば、第1実施形態の効果に加えて、測定環境の温度変化など、条件の変化に追随した換算係数R、Dを精度良く演算することができ、これによって、さらに精度の良い断線判定の処理を実行することができる。
(第3実施形態)
図6および図7は第3実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。
この実施形態においては、図6に示しているように、断線検出装置20として、測定環境の温度を検出する温度検出素子としてサーミスタ10を設けている。温度検出回路11は、サーミスタ10の端子電圧を検出してデジタル信号に変換した温度検出信号VTとして制御回路5の入力端子Eに出力する。
制御回路5は、温度検出信号VTによる測定環境の温度変化を判断する。制御回路5は、図7に示すように、断線判定処理を実行する際に、最初にステップA1でYESと判断した場合でも、次のステップA20で温度検出信号VTの変動量を判定する。温度検出信号VTの変動量ΔVTは、前回の温度検出信号VTの値と今回の温度検出信号の値との差の値である。制御回路5は、ステップA20でこの変動量ΔVTが所定温度差に相当する変動量ΔTxよりも小さいかどうかを判断する。
制御回路5は、ステップA20でYESの場合には、環境温度の変動が少ないので、新たに初期値を取得するため電源電圧読取処理をステップA2で実行することなくステップA3に進む。このとき、制御回路5は、ステップA3〜A12の処理においては、現在記憶している初期値を用いる。
一方、制御回路5は、ステップA20でNOの場合、つまり、環境温度の変動を判断したときには、ステップA2で再び図3に示す電源電圧読取処理を実施して、新たな初期値を入力して記憶させるようになる。この後、制御回路5は、再び断線判定処理を行う場合に、温度変動が少なくステップA20でYESと判定するとステップA3〜A12を実行するように進む。また、このときの断線の判定処理では、温度変動が少なくなっていて、同等の温度条件で読み取った初期値を記憶しているので、正確に判定処理を実行することができる。
このような第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができると共に、サーミスタ10を設けて測定環境の温度変動が大きい場合に、初期値を再度取得するようにしたので、温度変動に追随して精度良く端子間電圧ΔV1、ΔV2を検出することができ、さらに精度良く断線の判定処理を行うことができる。
(第4実施形態)
図8〜図11は第4実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。電源電圧VCの大幅な変動時に対応して断線の誤判定を防止するようにしたものである。図8に示すように、電源電圧VBを出力する直流電源12は、電源回路13に給電するように設けられる。電源回路13は、制御回路5の動作電源やAD変換器の基準電圧などの直流電圧VDを降圧回路などにより生成して出力する。直流電源12の電圧は2個の抵抗を直列接続した分圧回路14を介してAD変換器15に入力される。AD変換器15は、分圧回路14の出力をデジタル変換してVB読取電圧V3として制御回路5の入力端子Fに入力する。
次に、上記構成の作用について、図9〜図11も参照して説明する。電源電圧VBを出力する直流電源12は、前述のように他の負荷への給電をする関係で、場合によっては大幅に低下する場合がある。図11(a)は、電源電圧VBの変動の一例を示している。このような電源電圧VBの大幅な低下で、例えば電源回路13により生成する直流電圧VDが正常に生成できない程度まで下がることがある。このような場合には、図11(b)に示すように、電源回路13から直流電圧VDよりも低い電圧が出力されることがあり、動作電圧を受けている制御回路5の判定動作にも支障をきたすことがある。
そこで、この実施形態では、直流電源12の電源電圧VBが電源回路13の出力電圧VDを出力するのに支障が生じないことを条件として初期値の読み込みや判定処理を行うものである。具体的には、電源回路13が出力電圧VDを確保するための最低動作電圧としてVminを設定する。
ここでは、AD変換器15により直流電源12の電源電圧VBをモニタしており、例えば図11(c)に示すように、VB読取電圧V3を制御回路5に入力している。制御回路5ではVB読取電圧V3に対して最低動作電圧Vminに対応する閾値電圧V3minにより判定をしている。電源電圧VBが低下して時刻taで最低入力電圧Vminを下回ると、図11(d)に示すように、VB読取電圧V3が低下して閾値電圧V3minを下回る。制御回路5は、これを検出してHレベルの信号を出力し、断線の判定処理を実行しないようにする。この後、電源電圧VBが電源回路13の生成すべき出力電圧VDのレベル以下になる時刻tasで、出力電圧VDも電源電圧VBに追随して低下する。
電源電圧VBが再び上昇して時刻tbsになると出力電圧VDのレベルに達し、電源回路13は正常な出力電圧VDを維持できるようになる。さらに電源電圧VBが上昇して最低動作電圧Vminを超える時刻tbでは、制御回路5は、これを検出して電圧低下の検出状態を解除する。これにより、図11(d)に示す電圧低下の検出状態であるHレベルの信号を出力する期間においては、断線の判定処理を行わないので、電源変動による誤検出の不具合が発生するのを回避することができる。
上記の動作は、まず、図9に示す断線判定処理では、制御回路5は、ステップA1でNOと判定して次のステップA2で電源電圧読取処理を実行する場合に、図10に示すように、ステップB1でYESと判断した後に、ステップB10で、電源電圧VBが最低動作電圧Vminを超えているか否かを判断する。
制御回路5は、このステップB10でYESの場合にはステップB2、B3に進んで初期値の読み込みを行ってプログラムを終了する。また、制御回路5は、ステップB10でNOの場合には、初期値の読取処理を実行することなくプログラムを終了する。これにより、初期値を読み取る際に電源電圧VBが大幅に低下した状態での判定処理の実行を防止することができる。
次に、制御回路5は、断線判定処理のステップA3でYESの場合あるいはステップA8でYESの場合においても、ステップA30あるいはステップA40で、電源電圧VBが最低動作電圧Vminを超えているか否かを判断する。
制御回路5は、このステップA30、A40でYESの場合にはステップA4あるいはステップA9に進んで判定処理を継続する。一方、ステップA30、A40でNOの場合には、断線の判定処理を行うことなくプログラムを終了する。
このような第4実施形態によれば、第1実施形態の作用効果に加えて、直流電源12の電源電圧VBが大きく低下して電源回路13の出力電圧VDが確保できない場合に対応して、初期値の読み込みや断線の判定処理をキャンセルするようにしたので、誤判定が発生するのを極力抑制することができる。
(第5実施形態)
図12および図13は第5実施形態を示すもので、以下、第4実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、分圧回路14およびAD変換器15に代えて低電圧検出器16を設けている。第4実施形態では、直流電源12の電源電圧VBの低下を検出する処理を制御回路5で実施していたのに対して、第5実施形態では、低電圧検出器16により実施する。
第4実施形態と同様に、図13(a)は、電源電圧VBの変動の一例を示し、図13(b)は、電源回路13が直流電圧VDよりも低い電圧を出力した場合の波形を示している。低電圧検出器16は、内部にコンパレータを備えていて直流電源12の電源電圧VBを比較基準電圧である最低入力電圧Vminと比較する。低電圧検出器16は、電源電圧VBが最低入力電圧Vminよりも低下することを検出すると、図13(c)に示すように、Hレベルの検出信号VSを制御回路5に出力する。制御回路5は、低電圧検出器16からHレベルの検出信号VSが入力されたことをもって直流電源12の電圧低下を判断し、前述した断線の判定処理の実行を禁止する。
従って、このような第5実施形態によっても第4実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能であり、例えば、以下のように変形または拡張することができる。
上記各実施形態では、負荷として2個のLED3a、3bに対応する通電回路6a、6bを設けた場合で示したが、これに限らず、3個以上のLEDを設ける場合でもそれぞれに対応する通電回路を設けることができる。
上記各実施形態では、負荷としてLEDを用いる場合で示したが、これに限らず、負荷として定電流駆動する素子や回路であれば、適用することができる。
上記各実施形態では、AD変換器9a、9bを別に設ける構成としているが、これらは制御回路5内の入力部に一体に設けることもできる。
第3実施形態では、温度検出部としてサーミスタ10を用いる構成としたが、測定環境の温度を検出するものであれば、例えば熱電対を用いることもできるし、ダイオードなどの感温素子を用いて順方向電圧Vfを用いて検出する構成とすることもできる。
第3実施形態では、測定環境の変化を温度検出部による温度変化を考慮した構成としているが、これ以外の測定環境の変化をきたす要因を測定する構成を設けることもできる。
図面中、1、20は断線検出装置、2はLED回路、3a、3bはLED(負荷)、5は制御回路、6a、6bは通電回路、7a、7bは抵抗(検出用抵抗素子)、8a、8bは分圧回路(電圧検出部)、9a、9b、14、15はAD変換器、10はサーミスタ(温度検出部)、11は温度検出回路、12は直流電源、13は電源回路、16は低電圧検出器、SW1、SW2はスイッチである。

Claims (6)

  1. 複数の負荷(3a、3b)のそれぞれに対して直流電源(VC)から所定の抵抗値を有する抵抗素子(7a、7b)を介して前記負荷に定電流通電する複数の通電回路(6a、6b)と、
    前記複数の通電回路のそれぞれに対応して設けられ前記抵抗素子の前記負荷側の電圧を検出する複数の電圧検出部(8a、8b)と、
    前記複数の電圧検出部により検出される検出電圧に基づいて前記複数の通電回路のそれぞれについて対応する前記負荷への通電経路の断線状態を判定する制御回路(5)とを備え、
    前記制御回路は、
    前記複数の通電回路により負荷に通電されていないときに前記電圧検出部により検出される検出電圧初期値を入力して記憶し、
    前記複数の通電回路のいずれかにより負荷に通電されたときにその通電された負荷の通電回路に付随する前記電圧検出部により検出された第1検出電圧と、通電されていないいずれかの負荷の通電回路に付随する前記電圧検出部により検出された第2検出電圧と、前記記憶されている検出電圧初期値とから、前記通電された負荷の通電回路に設けられた前記抵抗素子の端子間電圧を演算し、その端子間電圧が閾値電圧以下であるときに前記通電された負荷への通電経路が断線状態であることを判定するように構成された断線検出装置。
  2. 請求項1に記載の断線検出装置において、
    前記制御回路は、前記端子間電圧の演算では、
    前記複数の検出電圧初期値のうちの前記第1検出電圧および第2検出電圧を得た通電回路に対応する検出電圧初期値の比の値を初期値比として求め、前記第2検出電圧に前記初期値比を乗ずることで、前記通電された負荷の通電回路に設けられた前記抵抗素子の前記電源側の端子電圧を算出し、算出した端子電圧と前記第1検出電圧との差から前記端子間電圧を算出するように構成された断線検出装置。
  3. 請求項1に記載の断線検出装置において、
    前記制御回路は、前記端子間電圧の演算では、
    前記複数の検出電圧初期値のうちの前記第1検出電圧および第2検出電圧を得た通電回路に対応する検出電圧初期値の差の値を初期値差として求め、前記第2検出電圧に前記初期値差を加算することで、前記通電された負荷の通電回路に設けられた前記抵抗素子の前記電源側の端子電圧を算出し、算出した端子電圧と前記第1検出電圧との差から前記端子間電圧を算出するように構成された断線検出装置。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の断線検出装置において、
    前記制御回路は、前記複数の負荷のいずれかが通電される直前もしくは一定時間内に前記検出電圧初期値の入力および記憶を行うように構成された断線検出装置。
  5. 請求項1から3の何れか一項に記載の断線検出装置において、
    前記通電回路の周囲温度を検出する温度検出部(10、11)を備え、
    前記制御回路は、前記温度検出部の検出温度が所定温度以上変化したときに前記検出電圧初期値の入力および記憶を行うように構成された断線検出装置。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載の断線検出装置において、
    前記制御回路の動作電源を直流電源(12)を降圧することで生成する電源回路(13)を設け、
    前記制御回路は、前記直流電源(12)の電圧が、前記電源回路が前記動作電源を生成可能な最小電圧(Vmin)を超えているときに前記断線状態の判定を行うように構成された断線検出装置。
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