JP2017044273A - 変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルの吸込口の面積を小さくした場合でも、略V字型の油面形状を緩和でき、吸込口から空気を吸い込むことを抑制できる変速機を提供する。【解決手段】オイルポンプの作動によりオイルパン3内に配置された吸込口14dからオイルを吸い込む変速機1であって、変速機1のケース2内に配置された収集口20a,21aを有し、ケース2内で飛散しているオイルを収集するオイル収集部20,21と、オイルパン3内に配置された排出口を有し、オイル収集部20,21によって収集されたオイルをオイルパン3まで案内し、オイルパン3内にオイルを排出するオイル案内部22,23とを備え、排出口は吸込口14dに対向し、吸込口14dの内周部に沿って配置されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、オイルポンプの作動によりオイルパン内に配置された吸込口からオイルを吸い込む変速機に関する。
有段自動変速機(AT)や無段変速機(CVT)などの変速機では、オイル(ATF)を吐出するオイルポンプを備え、このオイルポンプから吐出される高圧のオイルを調圧して各部に供給することで変速や前進/後進切換等の各機能を実現している。通常、オイルポンプの上流には、オイル中の異物を取り除くオイルストレーナが設けられている。オイルストレーナは、例えば、オイルパンの底面に直付けされている。
オイルポンプがオイルと共に空気を吸い込むと、オイルポンプでエア噛みが発生し、異音の発生や油圧の低下などを招くおそれがある。そこで、空気を吸い込むことを抑制するための技術が各種提案されている。例えば、特許文献1には、複数の縦のオイル落とし通路に加えて横の通路を形成することにより、この横の通路にオイルを一旦流し込むことでオイルの流速を弱めて、この流速が弱められたオイルをオイルパンに落とすことでオイル中の泡の発生を抑制することが記載されている。また、特許文献2には、オイルストレーナの吸込口を囲繞するように突出部を設けることにより、この突出部でオイルの流れに抵抗を与えて流速を低下させることでオイルから気泡を分離させることが記載されている。
実開平5−47312号公報 特開2008−309291号公報
オイルストレーナの吸込口がオイルパンに溜まっているオイルの油面から近いほど、吸込口から空気を吸い込み易くなる。吸込口から空気を吸い込まないようにするためには、吸込口の高さを下げて、吸込口を油面から遠ざける必要がある。しかし、オイルパンの下方向へのスペースの制約により、吸込口の高さを下げることで、吸込口の面積が減少する場合がある。吸込口の面積が小さくなると、吸込口に流れ込むオイルの流速が高くなる。また、吸込口を形成する壁に近いほど、オイルに対する抵抗が大きいため、オイルが流れ難くなる。そのため、オイルの流速分布は、吸込口の中央部が高くなり、中央部から離れるほど低くなる。
このような流速分布により、オイルパン内のオイルの油面の形状が、例えば、図7に示すような略V字型の油面形状OFになる。この図7は、オイルパン100を下から見た図であり、オイルパン100の底面に直付けされたストレーナ101の吸込口102でオイルが吸い込んでいるときの油面形状OFを示している。この略V字型の油面形状OFは、吸込口の面積が小さくなるほど、流速が増加して深くなり、中央部で油面が低下する。油面が低下すると、吸込口から空気を吸い込み易くなる(特に、低油温でオイルの粘度が高い場合)。そのため、吸込口の面積が小さい構造では、オイルの量を減らすことができない(つまり、油面の高さを下げることができない)。オイルの量が増加するほど、重量やコストが増加し、変速機の回転部材がオイルを掻き上げる際の撹拌抵抗が増加する。上述した特許文献1、2には、オイルの吸込口の面積を小さくした場合の空気の吸い込みを抑制するための技術については一切記載されていない。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、オイルの吸込口の面積を小さくした場合でも、略V字型の油面形状を緩和でき、吸込口から空気を吸い込むことを抑制できる変速機を提供することを目的とする。
本発明に係る変速機は、オイルポンプの作動によりオイルパン内に配置された吸込口からオイルを吸い込む変速機であって、変速機のケース内に配置された収集口を有し、ケース内で飛散しているオイルを収集するオイル収集部と、オイルパン内に配置された排出口を有し、オイル収集部によって収集されたオイルをオイルパンまで案内し、オイルパン内にオイルを排出するオイル案内部とを備え、排出口は吸込口に対向し、吸込口の内周部に沿って配置されることを特徴とする。
本発明に係る変速機によれば、オイル収集部によりケース内で飛散しているオイルを収集し、その収集したオイルをオイル案内部の排出口からオイルパン内に配置された吸込口に流し込む。この際、オイル収集部、オイル案内部内でのオイルの油面とオイルパン内のオイルの油面とのヘッド差による圧力により、オイル案内部の排出口から排出されるオイルの流速が高くなる。特に、本発明に係る変速機では、オイル案内部の排出口を吸込口の中央部の周りの内周部に沿って配置させているので、吸込口の内周部に流れ込むオイルの流速が高くなり、吸込口の中央部に流れ込むオイルの流速が低くなる。これにより、オイルの吸込口の面積を小さくした場合でも、略V字型の油面形状が緩和される。このため、中央部での油面の低下が抑制され、吸込口から空気を吸い込むことを抑制できる(エア吸い耐力を向上できる)。これにより、本発明に係る変速機では、オイルの量を低減できるので、オイルパン内のオイルの油面が下がり、攪拌抵抗を低減でき、燃費を向上できる。また、オイルの量が減ることで、軽量化し、コストを低減できる。また、オイルポンプでのエア噛みを抑制でき、エア噛みによる異音の発生や油圧の低下などを抑制できる。
本発明に係る変速機では、吸込口及び排出口は、任意の方向の加速度が車両に作用している場合又は/及び車両が水平面に対して傾いている場合に想定されるオイルの油面よりも内側になるように配置されることが好ましい。
このようにすれば、車両の減速などで任意の方向の加速度が車両に作用している場合や坂道などで車両が傾いている場合にオイルパン内でオイルが偏っているときでも、吸込口及び排出口がオイル中から出ないので、吸込口から空気を吸い込むことを抑制できる。
本発明に係る変速機では、吸込口は鉛直方向に対して傾斜し、排出口は傾斜している吸込口に略平行になるように傾斜していることが好ましい。
このようにすれば、車両の減速などによりオイルパン内でオイルが偏り、油面が傾斜しているときでも、その傾斜した油面に沿うように吸込口及び排出口が傾斜しているので、吸込口及び排出口を傾斜している油面から遠ざけることができる。これにより、吸込口から空気を吸い込むことを更に抑制できる。
本発明に係る変速機では、オイル案内部のオイル流路の断面積はオイル収集部のオイル流路の断面積よりも小さいことが好ましい。
このようにすれば、オイル収集部、オイル案内部内のオイルの油面とオイルパン内のオイルの油面とに高低差を生じさせることができ、ヘッド差による圧力を簡単に発生させることができる。また、オイル案内部のオイル流路の断面積とオイル収集部のオイル流路の断面積との差を調整することで、ヘッド差による圧力の大きさ(ひいては、排出口から排出されるオイルの流速)を簡単に調整することができる。
本発明に係る変速機では、オイル収集部はケースの内壁面に沿って設けられることが好ましい。
このようにすれば、ケースの内壁面に沿って流れ落ちるオイルをオイル収集部で収集できるので、オイル収集部でオイルを効率良く収集できる。
本発明に係る変速機では、オイルパン内に設けられ、オイルポンプの作動により吸い込まれるオイルの異物を捕捉するオイルストレーナを備え、上述した吸込口はオイルストレーナの吸込口である。
この構成の場合、オイルパン内に設けられたオイルストレーナの吸込口の面積を小さくした場合でも、オイルストレーナ(ひいては、オイルポンプ)が空気を吸い込むことを抑制できる。また、オイルストレーナにより、オイルポンプが異物を吸い込むことを抑制できる。
本発明に係る変速機では、オイルストレーナはオイルパンの底面に直付けされ、オイルストレーナの吸込口はオイルパンの底面に沿って配置され、排出口は吸込口の内周部における両側部及び上部に沿って配置される構成としてもよい。
この構成の場合、オイル案内部の排出口をオイルストレーナの吸込口の内周部の両側部及び上部に沿うように配置させているので、吸込口の両側部及び上部に流れ込むオイルの流速が高くなり、吸込口の中央部に流れ込むオイルの流速が低くなる。これにより、オイルストレーナの吸込口の面積を小さくした場合でも、略V字型の油面形状を緩和できる。
本発明によれば、オイルの吸込口の面積を小さくした場合でも、略V字型の油面形状を緩和でき、吸込口から空気を吸い込むことを抑制できる。
実施形態に係る無段変速機の内部を模式的に示す正面図である。 実施形態に係る無段変速機の内部を模式的に示す側面図である。 実施形態に係るオイルストレーナを示す斜視図である。 実施形態に係るオイルストレーナの吸込口及びオイルダクトの排出口の周辺を模式的に示す側断面図である。 実施形態に係るオイルダクトの排出口の配置を模式的に示す図である。 オイルの流速分布を模式的に示す図である。 従来の変速機のオイルストレーナの吸込口からオイルを吸ったときの油面形状を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。また、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
実施形態では、車両に搭載される変速機として無段変速機(CVT)に適用する。図1〜図4を参照して、実施形態に係る無段変速機1について説明する。図1は、実施形態に係る無段変速機1の内部を模式的に示す正面図である。図2は、実施形態に係る無段変速機1の内部を模式的に示す側面図である。図3は、実施形態に係る無段変速機1のオイルストレーナ14を示す斜視図である。図4は、実施形態に係るオイルストレーナ14の吸込口14d及びオイルダクト22,23の排出口24の周辺を模式的に示す側断面図である。なお、図1は車両の前側から見た正面図であり、符号Lで示す矢印で車両の左方を示しており、符号Rで示す矢印で車両の右方を示している。図2は車両の左側から見た側面図であり、符号Fで示す矢印で車両の前方を示しており、符号Bで示す矢印で車両の後方を示している。
無段変速機1は、車両の運転状態に応じて自動的に変速比を無段階で変更する変速機である。無段変速機1は、ケース2と、ケース2の下部に配設されるオイルパン3と、を備えている。このケース2とオイルパン3とにより、後述する各プーリ10,11やチェーン12などの無段変速機1の各部材を収容する密閉空間を形成している。オイルパン3には、所定量のオイル(ATF)が溜まっている。
なお、図1、2、4には、オイルパン3に溜まっているオイルの油面OL1を示しており、油面OL1は水平面である。この油面OL1は、車両に何れの方向の加速度も作用しておらずかつ車両が水平面に対して傾いていない場合の油面である。また、図4には、油面OL2も示しており、油面OL2は水平面に対して所定角度傾いた傾斜面となっている。この油面OL2は、車両が減速し、車両に減速加速度が作用している場合の油面である。
無段変速機1は、例えば、プライマリプーリ10とセカンダリプーリ11との間にチェーン12を巻装してなるチェーン式無段変速機である。プライマリプーリ10は、固定プーリ10aと可動プーリ10bとを有し、この固定プーリ10aと可動プーリ10bとのコーン面間隔、すなわちプーリ溝幅を変更できるように構成されている。セカンダリプーリ11は、固定プーリ11aと可動プーリ11bとを有し、この固定プーリ11aと可動プーリ11bとのプーリ溝幅を変更できるように構成されている。無段変速機1では、各プーリ10,11のプーリ溝幅を変化させて、各プーリ10,11に対するチェーン12の巻き付け径の比率(プーリ比)を変化させることにより、変速比が無段階で変更する。
なお、無段変速機1では、セカンダリプーリ11の下部がオイルパン3に溜まっているオイルに浸かっている。したがって、セカンダリプーリ11が回転すると、オイルパン3のオイルが掻き上げられる。この掻き上げられたオイルは、各プーリ10,11やチェーン12などの各部材の潤滑油となり、ケース2内を飛散する。
プライマリプーリ10(可動プーリ10b)には、プライマリ油圧室(図示せず)が形成されている。一方、セカンダリプーリ11(可動プーリ11b)には、セカンダリ油圧室(図示せず)が形成されている。プライマリプーリ10、セカンダリプーリ11それぞれのプーリ溝幅は、プライマリプーリ10のプライマリ油圧室に導入されるプライマリ油圧と、セカンダリプーリ11のセカンダリ油圧室に導入されるセカンダリ油圧とを調節することにより設定・変更される。
このプライマリ油圧及びセカンダリ油圧(無段変速機1を変速させるための油圧)は、例えば、コントロールバルブ(C/V)機構が組み込まれたバルブボディ(図示せず)によってコントロールされる。コントロールバルブ機構は、複数のスプールバルブと該スプールバルブを動かすソレノイドバルブ(電磁弁)を用いてコントロールバルブ機構内に形成された油路を開閉することで、オイルポンプ13から吐出された油圧(ライン圧)を調圧して、プライマリプーリ10のプライマリ油圧室及びセカンダリプーリ11のセカンダリ油圧室に供給する。また、コントロールバルブ機構は、例えば、車両の前進/後進を切替える前後進切替機構等にも調圧した油圧(作動用の油圧、潤滑用の油圧等)を供給する。なお、潤滑用に供給されたオイルは、例えば、プーリ10,11の軸心部などから吐出して、ケース2内を飛散する。
オイルポンプ13は、オイルパン3に溜まっているオイルを吸い込み、昇圧して高圧のオイルをバルブボディ(コントロールバルブ機構)に吐出する。オイルポンプ13は、ケース2の側面などに取り付けられている。オイルポンプ13には、オイルストレーナ14を介してオイルが供給される。
オイルストレーナ14は、オイルポンプ13の上流側に配設され、オイルポンプ13に吸い込まれるオイル中の異物(コンタミネーション)を捕捉する。オイルストレーナ14は、オイルパン3に溜まっているオイルに浸漬されるように、オイルパン3の底面3aに直付けされている。
オイルストレーナ14は、ハウジング14a内にスクリーン14bが配設されている。スクリーン14bは、メッシュ状であり、オイル中の異物を捕捉する濾材である。オイルストレーナ14の上面の一端側(本実施形態では前方側)には、オイルの排出口14cが設けられている。オイルストレーナ14の他端側(本実施形態では後方側)には、オイルの吸込口14dが設けられている。吸込口14dは、オイルパン3の底面3aに沿って形成されている。
吸込口14dは、車両の状況に関係なく、常に、オイルパン3のオイル中から出ない位置に配置されている。つまり、車両の加減速や旋回により任意の方向の加速度が車両に作用したり、坂道などで車両が水平面に対して傾くと、オイルパン3内でオイルが偏り、油面が傾斜する。例えば、図4には、車両が減速したときの傾斜した油面OL2を示している。このとき、オイルパン3内において、オイルが存在しない箇所ができる場合がある。このような場合でも、吸込口14dの全面がオイル中に入るように、吸込口14dがオイルパン3内の所定箇所(例えば、オイルパン3の中央部)に配置されかつ吸込口14dの幅及び高さが決められている。
また、吸込口14dは、オイルパン3のオイルの油面が傾斜した場合に、その傾斜した油面から遠ざかるように、鉛直方向に対して所定角度傾斜している。つまり、上述したように任意の方向の加速度が車両に作用したり、車両が水平面に対して傾くと、オイルパン3内でオイルの油面が傾斜する。この傾斜した油面と略平行になるように吸込口14dが傾斜していると、吸込口14dを油面から遠ざけることができる。本実施形態では、吸込口14dは、後方側から前方側に所定角度傾斜し(図4参照)、左右両側がそれぞれ中央側に所定角度傾斜している(図1参照)。したがって、吸込口14の形状は、前後方向から見た場合も台形状であり、上下方向から見た場合も台形状である。
上述した吸込口14dの配置される位置、幅、高さ、各傾斜角度は、例えば、前後左右方向の最大の加速度が車両に作用した場合や最大勾配の坂道を車両が走行した場合をそれぞれ想定し、その想定した各場合でのオイルパン3内でのオイルの油面の位置や傾斜角度などをそれぞれ求め、この油面の位置や傾斜角度などから決められる。
なお、空気を吸い込まないように、吸込口14dをオイルパン3内のオイルの油面から遠ざけるために、吸込口14dの高さを低くすることが望ましい。しかし、エンジンルーム内におけるオイルパン3の下方向へのスペースの制約により、吸込口14dの高さを下げると、吸込口14dの面積が小さくなる。吸込口14dの面積が小さい場合でも、吸込口14dから空気を吸い込まないようにするためには、オイルの油面形状が図7に示すような略V字型の油面形状OFにならないようにする必要がある。このような略V字型の油面形状OFになるのは、吸込口14dの面積が減少することでオイルの流速が増加するが、吸込口14dを形成する壁側ほどオイルに対する抵抗が大きくなり、オイルが流れ難くなるからである。つまり、吸込口14dに吸い込まれるオイルの流速が、吸込口14dの中央部が高くなり、中央部から離れるほど低くなるからである。この場合、図6における二点鎖線で示すような流速分布V2となる。
そこで、無段変速機1では、略V字型の油面形状を緩和して空気を吸い込まないようにするために、吸込口14dの中央部の周りの部分(内周部)の流速を高めることで、吸込口14dの中央部の流速を低下させる。そのために、無段変速機1は、オイルキャッチプレート20,21(特許請求の範囲に記載のオイル収集部に相当)と、オイルダクト22,23(特許請求の範囲に記載のオイル案内部に相当)と、を備えている。
オイルキャッチプレート20,21は、ケース2内で飛散しているオイルを収集する部材である。オイルキャッチプレート20,21は、上方に向けて開口した収集口20a,21aを有している。収集口20a,21aは、多くのオイルを収集するために、ケース2内に設けられている各種部材に接触しない範囲内で出来るだけ大きな開口面積を有することが望ましい。また、収集口20a,21aは、ケース2の内壁面に当たって流れる落ちるオイルを効率良く収集できる高さ位置に配置されることが望ましい。オイルキャッチプレート20は、ケース2の右側の内壁面に沿って、内壁面を覆うように形成されている。オイルキャッチプレート21は、ケース2の左側の内壁面に沿って、内壁面を覆うように形成されている。オイルキャッチプレート20,21は、収集口20a,21aの開口面積を大きくするために、車両の前後方向に延在している。オイルキャッチプレート20,21は、下端部が開口し、下端部がオイルダクト22,23に連通している。
オイルダクト22,23は、オイルキャッチプレート20,21で収集したオイルをオイルパン3まで案内し、オイルパン3内にオイルを排出する部材である。オイルダクト22,23は、オイルパン3内に、オイルストレーナ14の吸込口14dに向けて開口した排出口24(24a,24b,24c)を有している。この排出口24については、後で詳細に説明する。オイルダクト22は、ケース2の右側の内壁面に沿って、内壁面を覆うように設けられている。オイルダクト23は、ケース2の左側の内壁面に沿って、内壁面を覆うように設けられている。オイルダクト22,23は、上端部が開口しており、上端部がオイルキャッチプレート20,21の下端部と連通している。オイルダクト22,23は、オイルキャッチプレート20,21からオイルパン3まで上下方向に延在している。オイルダクト22,23の下端部には、排出口24を設けるために、オイルパン3内において左右方向に延在する管路22a,23aがそれぞれ形成されている。オイルダクト22の管路22aとオイルダクト23の管路23aとは、管路25により連通している。
図5も参照して、排出口24について説明する。図5は、実施形態に係るオイルダクト2,23の排出口24の配置を模式的に示す図である。図5は、車両の前側から見た図であり、吸込口14dも示している。排出口24は、オイルストレーナ14の吸込口14dの外側(車両の後方側)に所定間隔をあけて配置されている。排出口24は、吸込口14dに向けてオイルを排出するように、吸込口14dに対向して配置されている。排出口24は、吸込口14dと同様に、車両の状況に関係なく、常に、オイルパン3のオイル中から出ない位置に(油面より下に)配置されている。このように排出口24を油面より下に配置するのは、排出口24の一部が油面から出ていると、排出口24の空気中の部分から排出されたオイルが油面を叩き、油面を凹ませることでエア吸い耐力を低下させてしまうからである。また、排出口24は、吸込口14dの各傾斜とそれぞれ略平行になるように傾斜している。排出口24は、吸込口14dの内周部(吸込口14dの中央部を囲む周りの部分)における上部、右側部、左側部に沿って配置され、上部排出口24a、右側部排出口24b、左側部排出口24cからなる。
上部排出口24aは、吸込口14aの上端部14eと同じ高さ位置から下方に所定幅開口された開口部であり、車両の左右方向に延在する。上部排出口24aは、オイルダクト22の管路22aとオイルダクト23の管路23aとを連通する管路25の一部が開口されることで形成されている。右側部排出口24bは、吸込口14aの右端部14fと同じ左右方向の位置から左方に所定幅開口された開口部であり、上下方向に延在する。右側部排出口24bは、右側のオイルダクト22の管路22aの一部が開口されることで形成されている。左側部排出口24cは、吸込口14aの左端部14gと同じ左右方向の位置から右方に所定幅開口された開口部であり、上下方向に延在する。左側部排出口24cは、左側のオイルダクト23の管路23aの一部が開口されることで形成されている。各側部排出口24b,24cは、吸込口14aの各側端部14f,14gの傾斜に沿うように傾斜している。このように、排出口24(24a,24b,24c)は、吸込口14aの吸込口14dの内周部(上部、右側部、左側部)に沿った略コ字状の開口部である。
無段変速機1では、排出口24から排出されるオイルの流速(吸込口14dの内周部に流れ込むオイルの流速)を高くするために、オイルキャッチプレート20,21及びオイルダクト22,23内のオイルの油面OL3の高さがオイルパン3内のオイルの油面OL1の高さよりも高くなるように設定している。つまり、この油面OL3と油面OL1とのヘッド差による圧力により、排出口24から排出されるオイルの流速を高くする。そのために、オイルダクト22,23のオイル流路の断面積がオイルキャッチプレート20,21のオイル流路の断面積よりも小さくなるように、オイルダクト22,23及びオイルキャッチプレート20,21が形成されている。このオイルダクト22,23のオイル流路の断面積とオイルキャッチプレート20,21のオイル流路の断面積との差を調整することにより、ヘッド差を調整でき、排出口24から排出されるオイルの流速を調整することができる。
図6も参照して、無段変速機1でのオイルキャッチプレート20,21及びオイルダクト22,23による作用について説明する。図6は、オイルの流速分布を模式的に示す図である。図6は、下方から見た図である。一点鎖線で示すオイルの流速分布V1は、本実施形態に係る無段変速機1の場合の流速分布を示す。二点鎖線で示すオイルの流速分布V2は、従来の無段変速機(オイルキャッチプレート20,21及びオイルダクト22,23を備えない無段変速機)の場合の流速分布を示す。破線で示すオイルの流速分布V3は、オイルダクト22,23の排出口24から吸込口14dの内周部に沿うようにオイルが排出されない場合のオイルの流速分布を示す。
オイルキャッチプレート20,21では、ケース2内で飛散しているオイルを収集口20a,21aでそれぞれ収集する。この際、ケース2内で飛散しているオイルはケース2の内壁面に当たり、内壁面に沿って落ちるものが多いので、内壁面に沿って大きな収集口20a,21aを有するオイルキャッチプレート20,21によってオイルを効率良く収集できる。オイルダクト22,23では、この収集されたオイルをオイルパン3までそれぞれ導く。そして、オイルダクト22,23では、この導いたオイルを排出口24からオイルパン3内に排出する。この際、オイルキャッチプレート20,21、オイルダクト22,23内のオイルの油面OL3がオイルパン3内のオイルの油面OL1(あるいは、減速などで傾いた油面OL2)よりも高いので、そのヘッド差による圧力に応じて排出口24から排出されるオイルの流速が高い。
排出口24(24a,24b,24c)は、吸込口14dの内周部(上部及び両側部)に沿うように配置されている。そのため、吸込口14dの内周部では、壁側で抵抗があるにもかかわらず、排出口24から排出された流速の高いオイルが押し込まれるので、従来の無段変速機よりもオイルの流速が高くなる。一方、吸込口14dの中央部では、中央部の周りの内周部での流速が高くなっているので、従来の無段変装機よりもオイルの流速が低くなる。その結果、オイルの流速分布が、例えば、図6に示すような流速分布V1となる。この流速分布V1は、従来の無段変速機の流速分布V2と比べて、中央部の流速が低くなり、その周りの内周部の流速が高くなっており、均一化している。なお、図6に示す流速分布V1では中央部の流速がその周りの内周部の流速よりも低くなっているが、排出口24から排出されるオイルの流速を調整することで、中央部の流速とその周りの内周部の流速とを略同じ速度にすることも可能である。
オイルストレーナ14の吸込口14dの面積を小さくした場合でも、吸込口14dでの流速分布が従来よりも均一化された流速分布V1となるので、オイルの油面が図7に示すような略V字型の油面形状OFが緩和される。そのため、吸込口14dの中央部で油面が低下し、吸込口14dから空気を吸い込み難くなる。特に、低油温でオイルの粘度が高い場合でも、吸込口14dから空気を吸い込み難くなる。
特に、減速などで車両に加速度が作用したり、坂道などで車両が水平面に対して傾いている場合、オイルパン3内のオイルが偏る。この場合、オイルの油面が、水平面から傾斜し(例えば図4に示す油面OL2のように傾斜し)、吸込口14d及び排出口24に近づく。このような場合でも、吸込口14dに吸い込まれるオイルの流速分布が従来よりも均一化されかつ吸込口14d及び排出口24が傾斜しているので、吸込口14dで空気を吸い込み難い。
なお、オイルダクト22,23の排出口24が吸込口14dの内周部に沿うように配置されていない場合のオイルの流速分布の例を示す。例えば、排出口24が吸込口14dの内側(オイルストレーナ14の内部)に配置されている場合、吸入口14dから吸うオイルの流量が低下するので、吸込口14dの中央部での流速が従来の無段変速機での流速分布V2よりも低下するが、本実施形態に係る無段変速機1での流速分布V1よりも高い流速分布V3となる。この場合、従来の無段変速機よりは略V字型の油面形状OFが緩和されるが、本実施形態に係る無段変速機1よりは略V字型の油面形状OFが緩和される度合いは少ない。また、排出口24が吸入口14dの全面に対向するように配置されている場合、吸入口14dから吸うオイルの流量が低下しないので、流速分布は従来の無段変速機と同様に流速分布V2となる。この場合、略V字型の油面形状OFが緩和されない。
本実施形態に係る無段変速機1によれば、オイルキャッチプレート20,21及びオイルダクト22,23を備え、オイルダクト22,23の排出口24を吸込口14dの内周部に沿って対向して配置させることにより、吸込口14dの面積を小さくした場合でも、吸込口14dに流れ込むオイルの流速分布が均一化され、略V字型の油面形状を緩和できる。その結果、中央部での油面の低下が抑えられ、吸込口14dから空気を吸い込むことを抑制できる(エア吸い耐力を向上できる)。特に、低油温でオイルの粘度が高い場合でも、吸込口14dから空気を吸い込むことを抑制できる。これにより、無段変速機1では、オイルパン3のオイルの油面の高さを下げることができるので、オイルの量を減らすことができる。その結果、オイルパン3内のオイルの油面が下がり、攪拌抵抗を低減でき、燃費を向上できる。また、無段変速機1では、オイルの量が減ることで、軽量化し、コストを低減できる。また、無段変速機1では、オイルポンプ13が空気を吸い込むことを抑制できるので、オイルポンプ13でのエア噛みを抑制でき、エア噛みによる異音の発生や油圧の低下などを抑制できる。
また、本実施形態に係る無段変速機1によれば、オイルパン3内のオイルが偏ったときでも吸込口14d及び排出口24がオイルの油面よりも内側になるように配置されているので、任意の方向の加速度が車両に作用している場合又は/及び車両が水平面に対して傾いている場合でも、吸込口14dから空気を吸い込むことを抑制できる。また、本実施形態に係る無段変速機1によれば、吸込口14d及び排出口24を傾斜させているので、任意の方向の加速度が車両に作用している場合又は/及び車両が水平面に対して傾いている場合でも、吸込口14d及び排出口24を油面から遠ざけることができ、吸込口14dから空気を吸い込むことを更に抑制できる。
また、本実施形態に係る無段変速機1によれば、オイルダクト22,23のオイル流路の断面積をオイルキャッチプレート20,21のオイル流路の断面積よりも小さくすることにより、オイルキャッチプレート20,21、オイルダクト22,23内のオイルの油面とオイルパン3内のオイルの油面との高低差を生じさせることができ、ヘッド差による圧力を簡単に発生させることができる。また、本実施形態に係る無段変速機1によれば、オイルキャッチプレート20,21のオイル流路の断面積とオイルダクト22,23のオイル流路の断面積との差を調整することで、ヘッド差による圧力の大きさ(ひいては、排出口24から排出されるオイルの流速)を簡単に調整することができる。
また、本実施形態に係る無段変速機1によれば、オイルキャッチプレート20,21をケース2の内壁面に沿って設けることにより、ケース2の内壁面に沿って流れ落ちるオイルをオイルキャッチプレート20,21で収集できるので、オイルキャッチプレート20,21でオイルを効率良く収集できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では変速機として無段変速機(CVT)に適用したが、AT、DCTなどのオイルポンプの作動をよってオイルパン内の吸込口からオイルを吸い込む他の変速機にも適用可能である。
上記実施形態ではオイルストレーナを備える変速機に適用したが、オイルストレーナを備えない変速機にも適用可能である。この場合、オイルパン内にオイルの吸込口が別途に設けられる。
上記実施形態ではオイルパンの底面に直付けされるオイルストレーナの吸込口の内周部における左側部、右側部、上部に沿ってオイルダクトの排出口を設ける構成としたが、内周部における下部に沿ってオイルダクトの排出口を設け、吸込口の内周部の全周に沿って排出口を設けてもよいし、あるいは、内周部における上部などの所定箇所に排出口を設けないようにしてもよい。また、オイルパンの底面にオイルストレーナとそのオイルストレーナの吸入口が直付けされていない場合でも適用可能である。また、上記実施形態ではオイルダクトの排出口を連続的に開口したものとしたが、例えば、所定間隔おきに開口した排出口としてもよいし、多数の小さな穴が開口した排出口としてもよい。
上記実施形態ではオイルキャッチプレートをケースの左右両側の内壁面に設ける構成としたが、ケースの前側や後側の内壁面にオイルキャッチプレートを設けてもよく、例えば、この前側や後側のオイルキャッチプレートの収集口と左右両側のオイルキャッチプレートの収集口とが繋がった断面形状が略コ字状または略ロ字状の収集口としてもよいし、あるいは、ケース内のスペースの制約により一つの内壁面にオイルキャッチプレートを設ける構成としてもよい。
1 無段変速機(変速機)
2 ケース
3 オイルパン
3a 底面
10 プライマリプーリ
11 セカンダリプーリ
12 チェーン
13 オイルポンプ
14 オイルストレーナ
14d 吸込口
20,21 オイルキャッチプレート(オイル収集部)
20a,21a 収集口
22,23 オイルダクト(オイル案内部)
24 排出口
24a 上部排出口
24b 右側部方排出口
24c 左側部方排出口

Claims (7)

  1. オイルポンプの作動によりオイルパン内に配置された吸込口からオイルを吸い込む変速機であって、
    前記変速機のケース内に配置された収集口を有し、前記ケース内で飛散しているオイルを収集するオイル収集部と、
    前記オイルパン内に配置された排出口を有し、前記オイル収集部によって収集されたオイルを前記オイルパンまで案内し、前記オイルパン内にオイルを排出するオイル案内部と、
    を備え、
    前記排出口は、前記吸込口に対向し、前記吸込口の内周部に沿って配置されることを特徴とする変速機。
  2. 前記吸込口及び前記排出口は、任意の方向の加速度が車両に作用している場合又は/及び前記車両が水平面に対して傾いている場合に想定されるオイルの油面よりも内側になるように配置されることを特徴とする請求項1に記載の変速機。
  3. 前記吸込口は、鉛直方向に対して傾斜し、
    前記排出口は、傾斜している前記吸込口に略平行になるように傾斜していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の変速機。
  4. 前記オイル案内部のオイル流路の断面積は、前記オイル収集部のオイル流路の断面積よりも小さいことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の変速機。
  5. 前記オイル収集部は、前記ケースの内壁面に沿って設けられることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の変速機。
  6. 前記オイルパン内に設けられ、前記オイルポンプの作動により吸い込まれる前記オイルの異物を捕捉するオイルストレーナを備え、
    前記吸込口は、前記オイルストレーナの吸込口であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の変速機。
  7. 前記オイルストレーナは、前記オイルパンの底面に直付けされ、
    前記オイルストレーナの前記吸込口は、前記オイルパンの前記底面に沿って配置され、
    前記排出口は、前記吸込口の前記内周部における両側部及び上部に沿って配置されることを特徴とする請求項6に記載の変速機。
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