JP2019113113A - オイルストレーナ - Google Patents

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JP2019113113A
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佳祐 亀谷
Keisuke Kametani
佳祐 亀谷
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】車両の挙動によらずエア溜まりの発生を防止することのできるオイルストレーナを提供する。【解決手段】オイルストレーナ10は、ケース12の下部に設けられ、オイルが吸入される吸入口14と、ケース12の上部に設けられ、オイルが吐出される吐出口16と、ケース12内で吸入口14からオイルを右側へ案内する吸入路壁18と、ケース12内でオイルを左側から吐出口16へ案内する吐出路壁20と、吸入路壁18の右端部とケース12との間に形成される吸入路側開口30と、吐出路壁20の左端部とケース12との間に形成される吐出路側開口32と、ケース12内で吸入路側開口30と吐出路側開口32とを仕切る濾過材22とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、オイルストレーナに関する。
車両の変速機には潤滑油および作動油としてオイルが用いられる。オイルは変速機の下部に溜められており、ポンプで吸い上げて変速機の各部に供給される。オイルは下部のオイル溜まりから変速機までの経路の途中段階でオイルストレーナを通すことにより不純物が濾過される。
オイルには走行中のギアなどの撹拌によりある程度のエアが混入されており、オイルストレーナの形状によっては内部でエア溜まりが形成されてしまい、溜まったエアはケース内の上部水平面のオイル流れに沿って吐出口から吐出される。吐出されたエアはポンプや変速機に吸入されて油圧の低下や異音が発生する原因となりうる。
これに対して特許文献1に記載のオイルストレーナでは、変速機のドレンが入り込む入口とオイル吐出口との間に仕切壁を設けてオイルをケース内で大きく迂回させることにより、オイルが停滞する箇所をなくしてエア溜まりが形成されることを防止している。
また、特許文献2に記載のオイルストレーナでは、図3に示すように下部のオイルの吸入口100に対して側方、上方および後方を塞ぐ覆い部材102を設けることにより、吸入口100からのエアの吸い込みを防止している。
特開2011−112133号公報 特許第5179871号公報
特許文献1に記載のオイルストレーナでは、変速機のドレンの流れによってエア溜まりを防止しているが、オイル吸入口とは別にドレンの入口を設けており構成が複雑になる。
また、特許文献2に記載のオイルストレーナでは、車両挙動によって加速度がかかるとエア104は重力や遠心力などの加速度方向と逆方向で位置エネルギーが高い方向に集まって溜まる。例えば、図3に示すように左方向への加速時にはオイルが右方に集まって液面106は傾斜し、これに対してエア104は斜め上方に集まってエア溜まり108が形成される。また、車両の旋回時にオイルストレーナが車両とともに傾斜した場合には、エア104はケース内の左右いずれかの斜め上方に溜まる。そして、急加速後の急減速や旋回時からハンドルを急に戻す操作時などにより、加わっていた加速度が急になくなり、または急に方向が変わると、溜まっていたエアは上部の吐出口110から一気にポンプや変速機に流れ込んでしまい、油圧の低下や異音が発生する。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、車両の挙動によらずエア溜まりの発生を防止することのできるオイルストレーナを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるオイルストレーナは、ケースの下部に設けられ、オイルが吸入される吸入口と、前記ケースの上部に設けられ、オイルが吐出される吐出口と、オイルを前記吸入口から前記ケース内の水平方向左右いずれか一方へ案内する吸入路壁と、オイルを前記ケース内の他方から前記吐出口へ案内する吐出路壁と、前記吸入路壁の一方の端部と前記ケースとの間に形成される吸入路側開口と、前記吐出路壁の他方の端部と前記ケースとの間に形成される吐出路側開口と、前記ケース内で前記吸入路側開口と前記吐出路側開口とを仕切る濾過材と、を有することを特徴とする。
本発明にかかるオイルストレーナでは、吸入路壁と吐出路壁により吸入路側開口と吐出路側開口とが平面視でずれた位置に形成される。これにより、オイルが蛇行してケース内を万遍なく通過することになり、流速が低いことに起因するエア溜まりの発生する箇所がなくなり、車両の挙動によらずエア溜まりの発生を防止することができる。
図1は、本実施の形態にかかるオイルストレーナを示す側面模式断面図である。 図2は、本実施の変形例にかかるオイルストレーナを示す側面模式断面図である。 図3は、従来技術にかかるオイルストレーナを示す側面模式断面図である。
以下に、本発明にかかるオイルストレーナの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態であるオイルストレーナ10を示す側面模式断面図である。オイルストレーナ10は、車両におけるオイルパンとポンプとの間に設けられており、オイルパンに溜められたオイルを吸い上げて濾過し吐出する。オイルストレーナ10から吐出されたオイルはポンプを介して変速機に供給されて作動油や潤滑油として用いられ、その後にオイルパンに回収される。
オイルストレーナ10は、ケース12の下部に設けられてオイルパンからオイルが吸入される吸入口14と、ケース12の上部に設けられポンプへオイルが吐出される吐出口16とを有する。吸入口14および吐出口16はそれぞれ、水平左右方向の略中央に配置されている。また、オイルストレーナ10はケース12の内部に設けられた吸入路壁18と、吐出路壁20と、濾過材22とを有する。吸入路壁18は吸入口14からオイルを図1の水平方向の右側へ案内する仕切壁であり、吸入路壁18とケース12の底面との間に吸入路24が形成されている。吐出路壁20はオイルを図1の水平方向の左側から吐出口16へ案内する仕切壁であり、吐出路壁20とケース12の天面との間に吐出路26が形成されている。吸入路壁18と吐出路壁20との間にはフィルタ室28が設けられている。
吸入路壁18の右端部とケース12の右側面との間には吸入路側開口30が形成されており、吸入路24とフィルタ室28とを連通している。吐出路壁20の左端部とケース12の左側面との間には吐出路側開口32が形成されており、フィルタ室28と吐出路26とを連通している。吸入路壁18および吐出路壁20は平行でやや右上がりに傾斜しており、これに合わせて吸入路24、吐出路26およびフィルタ室28もやや右上がりに傾斜している。
フィルタ室28は横方向に長い扁平形状であって内部には濾過材22が設けられている。フィルタ室28の平面視形状は特に問われないが、例えば円形または矩形である。濾過材22はケース12内で吸入路側開口30と吐出路側開口32とを仕切っている。濾過材22はフィルタ室28内で、左下部分と右上部分とをつなぐように対角状に設けられており、広い面積が確保されていて不純物を濾過しやすい。ケース12の内部の各隅部はオイルが流れやすいように円弧形状となっている。
このように構成されるオイルストレーナ10では、吸入路壁18と吐出路壁20により吸入路側開口30と吐出路側開口32とが平面視でずれた位置に形成される。したがって、オイルは吸入口14から吸入され、吸入路24、フィルタ室28および吐出路26からなるS字状の蛇行経路を通って吐出口16から吐出される。これにより、吸入口14から吐出口16までの経路が直線状最短距離ではなく、オイルがケース12内を万遍なく通過することになり、流速が低いことに起因するエア溜まりの発生する箇所がない。
また、フィルタ室28の内部で最も位置の高い右上部は、吸入路24から吸入路側開口30の近傍かつ真上であってオイルが十分に流れ込むことから、位置が高くてもエア溜まりが発生しにくい。もちろん、フィルタ室28の内部でこれよりも位置の低い箇所にはエアが溜まりにくい。さらに、濾過材22はフィルタ室28内で右上がりの対角状に設けられていることから、吸入路側開口30および吐出路側開口32の近傍には比較的広いスペースが確保されてオイルが流入・流出しやすく流体抵抗が低減され、しかも濾過材22の全面に沿ってオイルが流れて濾過材22が効率的に用いられる。
さらにまた、このようなオイルストレーナ10によれば車両の旋回時および加減速時で加速度が加わった場合や、またはある程度傾斜した場合においてもエア溜まりが発生しにくく、ポンプや変速機にまとまった量のエアが一度に入ることが防止できる。オイルストレーナ10は簡便構造である。
図2は、本実施の変形例にかかるオイルストレーナ40を示す側面模式断面図である。オイルストレーナ40において上記のオイルストレーナ10と同様の構成要素については同符号を付してその詳細な説明を省略する。オイルストレーナ40では、吸入路壁18に複数の小孔18aが設けられており、吐出路壁20に複数の小孔20aが設けられている。複数の小孔18aは右側の吸入路側開口30に近いほど大径となっており、複数の小孔20aは左側の吐出路側開口32に近いほど大径となっている。小孔18a、20aはケース12内にエアが溜まるような淀みが発生しない範囲で設けられる。小孔18a、20aはスリットでもよい。
オイルの流速が速い場合にはオイルストレーナ10で流体抵抗が生じて、ポンプからみて吸入負圧が高くなることが考えられるが、オイルストレーナ40では吸入路壁18および吐出路壁20に適宜小孔18a、20aが設けられることによりS字状に蛇行する本流(図2の実線矢印参照)以外に副流(同破線矢印参照)を生じさせて吸入負圧を抑制させることができる。
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10,40 オイルストレーナ
12 ケース
14 吸入口
16 吐出口
18 吸入路壁
20 吐出路壁
22 濾過材
24 吸入路
26 吐出路
28 フィルタ室
30 吸入路側開口
32 吐出路側開口

Claims (1)

  1. ケースの下部に設けられ、オイルが吸入される吸入口と、
    前記ケースの上部に設けられ、オイルが吐出される吐出口と、
    オイルを前記吸入口から前記ケース内の水平方向左右いずれか一方へ案内する吸入路壁と、
    オイルを前記ケース内の他方から前記吐出口へ案内する吐出路壁と、
    前記吸入路壁の一方の端部と前記ケースとの間に形成される吸入路側開口と、
    前記吐出路壁の他方の端部と前記ケースとの間に形成される吐出路側開口と、
    前記ケース内で前記吸入路側開口と前記吐出路側開口とを仕切る濾過材と、
    を有することを特徴とするオイルストレーナ。
JP2017246953A 2017-12-22 2017-12-22 オイルストレーナ Pending JP2019113113A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021025554A (ja) * 2019-07-31 2021-02-22 ダイハツ工業株式会社 ストレーナ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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