JP5523285B2 - 局部洗浄用給水路のエアギャップ装置 - Google Patents
局部洗浄用給水路のエアギャップ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5523285B2 JP5523285B2 JP2010248288A JP2010248288A JP5523285B2 JP 5523285 B2 JP5523285 B2 JP 5523285B2 JP 2010248288 A JP2010248288 A JP 2010248288A JP 2010248288 A JP2010248288 A JP 2010248288A JP 5523285 B2 JP5523285 B2 JP 5523285B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- water storage
- tank
- air gap
- partition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ポンプにおけるエア噛みの防止を図ることを目的とする。
吐水口から貯水部へ水が流下するのに伴って気泡が発生しても、その気泡は、規制部によって吸水口側へ移動するのを規制されるので、気泡が吸水口から吸い込まれるという事態が生じ難く、ポンプにおけるエア噛みを抑制することができる。
貯水部に流下した水に含まれる気泡は、速やかに水面上へ移動するので、規制部によって吸水口側への移動を規制される。一方、気泡の含有量が減少した水は、規制部による抵抗を殆ど受けずに規制部の下方を通過する。本発明によれば、貯水部内を吸水口に向かって流れる水の圧力損失を抑えながら、気泡の吸水口への到達を確実に防止することができる。
貯水部のうち仕切部によって吐水側貯水領域から仕切られた吸水側貯水領域では、吐水口から流下した水の勢いや衝撃等の影響を殆ど受けずに済むので、水位が安定する。これにより、吸水口近傍の水位が不安定になることに起因するポンプのエア噛みを防止することができる。
規制部を通過した水は、仕切部のうち吐水側貯水領域に臨む側面に沿った経路と、切欠部を通過する経路と、仕切部のうち吸水側貯水領域に臨む側面に沿った経路とを順に通過し、仕切部を迂回するように移動するので、水が規制部から吸水口に至るまでの移動に要する時間が長くなる。これにより、規制部を通過した時点で水に気泡が含有していても、その気泡の多くが、吸水口に到達するまでに水面上まで浮き上がるので、吸水口に吸い込まれる虞がなく、ポンプにおけるエア噛みを、より確実に防止することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図9を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態の水洗便器は、便鉢(図示省略)を有する便器本体10と、便器本体10内(便鉢内)を洗浄するための洗浄水を貯留する洗浄タンク11と、局部洗浄用のノズル12に洗浄水を供給するための給水路13と、給水路13の途中に設けたエアギャップユニット30(本発明の構成要件であるエアギャップ装置)と、ノズル12とエアギャップユニット30との間に設けた温水タンク14とを備えて構成されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、規制部材の下端縁と貯水部の底面との間に、規制部材の全幅に亘って連続した形態の連通路を設けたが、規制部材の下端縁と貯水部の底面との間の連通路の幅方向における形成範囲を、規制部材の全幅における一部の領域だけとしてもよく、規制部の下端縁をその全幅に亘って貯水部の底面に接するようにして、連通路を形成しない構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、規制部材をサブタンクの全幅に亘って形成したが、サブタンクの幅方向における規制部の形成領域は、サブタンクの幅方向における一部だけであってもよい。
(3)上記実施形態では、規制部材の上端縁をサブタンクの蓋部材の下面よりも低い高さに設定したが、規制部材の上端縁を蓋部材の下面と同じ高さに設定し、規制部材の浮き上がりを抑えるようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、規制部材の上端縁を吐水口よりも低い高さに設定したが、規制部材の上端縁は、吐水口と同じ高さにしてもよく、吐水口より高く設定してもよい。
(5)上記実施形態では、規制部(規制部材)をサブタンクとは別体の部品としたが、規制部をサブタンクに一体に形成してもよい。
(6)上記実施形態では、規制部材を同一形状の規制板を互いに異なる向きで2枚重ねにして構成したが、規制部材は、形状の異なる複数種類の部品を組み付けて構成してもよい。この場合、1つの規制部材を構成する部品の数は3つ以上であってもよい。
(7)上記実施形態では、規制部材を2枚の規制板を組み付けて構成したが、規制部材は単一部品であってもよい。
(8)上記実施形態では、規制部材を板状としたが、規制部材はブロック状であってもよい。
(9)上記実施形態では、規制部材の下端縁の高さを、仕切部の上端縁及び排水部の溢れ縁よりも低くしたが、規制部材の下端縁は、仕切部の上端縁及び溢れ縁と同じ高さでもよく、仕切部の上端縁及び溢れ縁より高くてもよい。
(10)上記実施形態では、貯水部を、仕切部によって吸水側貯水領域と吐水側貯水領域とに仕切ったが、貯水部に仕切部を設けない構成としてもよい。
(11)上記実施形態では、仕切部を幅方向に片寄った配置として、幅方向における一方の端部のみに切欠部を形成したが、切欠部は、幅方向における両端部に形成してもよく、幅方向における中央位置に形成してもよい。
(12)上記実施形態では、幅方向における仕切部の形成範囲を、貯水部の一部のみとしたが、仕切部を貯水部の全幅に亘って連続して形成してもよい。
(13)上記実施形態では、仕切部の数を1つとしたが、規制部から吸水口に至る経路に沿って複数の仕切部を並べて形成してもよい。
(14)上記実施形態では、仕切部の上端縁を排水部の溢れ縁と同じ高さとしたが、仕切部の上端縁は、排水部の溢れ縁より高くてもよく、溢れ縁より低くてもよい。
(15)上記実施形態では、切欠部の数を1つとしたが、切欠部を複数箇所に形成してもよい。
(16)上記実施形態では、切欠部によって吸水側貯水領域と吐水側貯水領域とを連通させたが、切欠部を形成せずに吸水側貯水領域と吐水側貯水領域とを全幅に亘って仕切るようにしてもよい。
(17)上記実施形態では、吐水口をサブタンクの蓋部材に一体に形成したが、吐水口は、蓋部材とは別体の部品に形成してもよい。
(18)上記実施形態では、吸水口をサブタンクの蓋部材に一体に形成したが、吸水口は、蓋部材とは別体の部品に形成してもよい。
(19)上記実施形態では、貯水部の底面のうち吐水口と対応する領域を水平面に対して傾斜させることで、気泡の発生を抑制したが、貯水部の底面は、その全領域に亘って水平であってもよい。
(20)上記実施形態では、エアギャップ装置の構成手段を支持プレートによって一体化(ユニット化)したが、本発明は、エアギャップ装置が、ユニット化されておらず、エアギャップ装置の構成手段がタンク本体に対して個別に取り付ける場合にも適用することができる。
(21)上記実施形態では、エアギャップユニットを洗浄タンクに取り付け、エアギャップユニットから溢れた余剰水を洗浄タンク内に排出するようにしたが、本発明は、便座と弁蓋を備えた便座装置に取り付けられ、余剰水を便鉢に排出するようにしたエアギャップ装置(エアギャップユニット)にも適用することができる。
13…給水路
30…エアギャップユニット(エアギャップ装置)
32…サブタンク
39…貯水部
39W…貯水部の最高貯水位
40…仕切部
41L…吸水側貯水領域
41R…吐水側貯水領域
42…切欠部
44…規制部材(規制部)
50…吐水口
52…吸水口
62…ポンプ
Claims (4)
- 局部洗浄用のノズルに洗浄水を供給する給水路の途中に設けられるものであり、
底部に貯水部が形成されたサブタンクと、
前記サブタンクにおける前記貯水部の最高貯水位よりも上方の位置に設けた吐水口と、
前記貯水部内の水に浸漬される位置で開口する吸水口と、
前記吸水口に接続され、前記貯水部内の水を吸引して前記ノズルへ圧送するポンプとを備えていて、
局部洗浄が行われるときには、前記吐水口から前記貯水部内へ水を流下させながら前記ポンプによる吸水と圧送を行うとともに、前記ポンプで吸引されずに前記貯水部から溢れた余剰水を前記サブタンク外へ排出するようになっているエアギャップ装置において、
前記サブタンク内には、水平方向において前記吐水口と前記吸水口との間を遮るように位置し、前記吐水口から前記貯水部へ水が流下するのに伴って生じた気泡が前記吸水口側へ移動するのを規制する多孔状の規制部が設けられていることを特徴とする局部洗浄用給水路のエアギャップ装置。 - 前記規制部の下端縁が、前記貯水部の底面よりも上方の位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の局部洗浄用給水路のエアギャップ装置。
- 前記サブタンク内には、前記貯水部の底面における前記規制部と前記吸水口との間の位置から立ち上がる仕切部が形成されており、
前記仕切部により、前記貯水部が、前記吸水口を浸漬させる吸水側貯水領域と、前記吐水口及び前記規制部に臨む吐水側貯水領域とに仕切られていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の局部洗浄用給水路のエアギャップ装置。 - 前記規制部から前記吸水口に至る水の流動経路と交差する幅方向において、前記仕切部の形成範囲が、前記貯水部の全幅領域の一部のみとされ、
前記仕切部の非形成領域が、前記吸水側貯水領域と前記吐水側貯水領域とを連通させる切欠部となっており、
前記吸水口と前記切欠部が、前記幅方向において互いに非対応の位置関係となるように配置されていることを特徴とする請求項3記載の局部洗浄用給水路のエアギャップ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010248288A JP5523285B2 (ja) | 2010-11-05 | 2010-11-05 | 局部洗浄用給水路のエアギャップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010248288A JP5523285B2 (ja) | 2010-11-05 | 2010-11-05 | 局部洗浄用給水路のエアギャップ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012097530A JP2012097530A (ja) | 2012-05-24 |
JP5523285B2 true JP5523285B2 (ja) | 2014-06-18 |
Family
ID=46389746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010248288A Active JP5523285B2 (ja) | 2010-11-05 | 2010-11-05 | 局部洗浄用給水路のエアギャップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5523285B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019199780A (ja) * | 2018-05-18 | 2019-11-21 | Toto株式会社 | 衛生洗浄装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010065455A (ja) * | 2008-09-11 | 2010-03-25 | Toto Ltd | 衛生洗浄装置 |
-
2010
- 2010-11-05 JP JP2010248288A patent/JP5523285B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012097530A (ja) | 2012-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5912990B2 (ja) | 便器洗浄タンク | |
JP5130802B2 (ja) | 水洗便器 | |
CN110916587B (zh) | 洗碗机以及用于洗碗机的投放器和门组件 | |
JP4637201B2 (ja) | 微細気泡発生装置 | |
JP2018014914A (ja) | ペット用循環式給水器 | |
CN103299062B (zh) | 燃料供给装置 | |
KR20130099807A (ko) | 누수 방지가 가능한 가습 장치 | |
JP6384926B2 (ja) | 便器洗浄タンク | |
JP5523285B2 (ja) | 局部洗浄用給水路のエアギャップ装置 | |
WO2018059246A1 (zh) | 洗衣机注水槽上盖水路结构及洗衣机 | |
JP2012097531A (ja) | 水洗便器 | |
US11136752B2 (en) | Flush toilet | |
JP2022164833A (ja) | 水洗大便器 | |
JP6156979B2 (ja) | 便器洗浄タンク | |
JP6057458B2 (ja) | 便器洗浄装置 | |
JP6045106B2 (ja) | 便器洗浄タンク | |
JP2007069747A (ja) | 燃料タンク装置 | |
JP6891495B2 (ja) | 洗浄水供給装置および水洗大便器 | |
JP2006322366A (ja) | 燃料ポンプモジュール | |
CN211796324U (zh) | 洗碗机以及用于洗碗机的投放器和门组件 | |
JP2013150653A (ja) | 洗濯機 | |
JP6192631B2 (ja) | リザーバカップ | |
CN220343206U (zh) | 宠物饮水机 | |
JP6045111B2 (ja) | 便器洗浄タンク | |
JP5824971B2 (ja) | 燃料供給装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130924 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140314 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140408 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140408 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5523285 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |