JP7123484B2 - オイルストレーナ - Google Patents

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Description

本発明は、オイルから異物を除去するオイルストレーナに関する。
車両に搭載される自動変速機では、その外殻をなすトランスミッションケースの底部に、オイルを貯留するオイルパンが取り付けられている。そして、オイルポンプにより、オイルパンに貯留されているオイルがオイルストレーナを介して吸い上げられ、油圧回路を形成するバルブボディを通して、オイルの供給を必要とする各部に作動油または潤滑油として供給される。
車両の走行中、トランスミッションケース内では、オイルが撹拌され、また、潤滑のために各部にオイルが吹きつけられる。そのため、車両の走行中に、オイルは、微小な気泡を含んだ状態となる。車両の走行停止後(エンジン停止後)は、トランスミッションケース内のオイルの流れが停止し、オイル内の気泡は、オイルストレーナの内部で徐々に集まってエア溜まりとなる。オイルストレーナの内部にエア溜まりが生じていると、エンジンが再始動されたときに、そのエア溜まりが大きな気泡となってオイルポンプや油圧調整バルブに流入し、異音の発生や動作不良の原因となるエア噛みが発生する。
特開2017-160955号公報
本発明の目的は、ケースの内部空間にエア溜まりが生じることを抑制できる、オイルストレーナを提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係るオイルストレーナは、天板部および底板部を上下に有し、天板部と底板部との間に内部空間を有するケースと、ケース内に内部空間を上下に分割するように設けられた濾過材とを備え、天板部には、内部空間からオイルを流出させる流出口が形成され、底板部には、内部空間にオイルを取り込む取込口が形成されており、天板部の内面には、複数の気泡収集部がその内面に対して凹んで形成されている。
この構成によれば、ケース内には、濾過材が内部空間を上下に分割するように設けられている。ケースの天板部には、内部空間からオイルを流出させる流出口が形成され、ケースの底板部には、内部空間にオイルを取り込む取込口が形成されている。オイルポンプが流出口に接続されて、そのオイルポンプが駆動されると、取込口から内部空間にオイルが取り込まれ、そのオイルが内部空間を流れて流出口から流出する。
天板部の内面には、複数の気泡収集部が形成されている。そのため、オイルポンプの停止後、ケースの内部空間では、オイルに含まれる微小な気泡がオイル内を天板部の内面まで浮かび上がると、その微小な気泡が気泡収集部に入って集められる。これにより、天板部の内面に達した微小な気泡が集まって大きな塊となることを抑制でき、ケースの内部空間にエア溜まりが生じることを抑制できる。
そして、オイルポンプが作動したときには、各気泡収集部に集まったエアが独立した気泡となり、それらの気泡が分散して流出口に向けて流れる。そのため、大きな気泡がオイルポンプや油圧調整バルブに流入することを抑制でき、オイルポンプや油圧調整バルブでのエア噛みによる異音の発生や動作不良の発生を抑制できる。
しかも、ケース内に気泡が留まるため、オイルストレーナの下流側でのエア溜まりも抑制でき、そのエア溜まりによるエア噛みの発生を抑制できる。
たとえば、ケースの厚みを小さくすれば、内部空間の容積が縮小され、その分のオイルの貯留量が減るので、天板部の内面で気泡が集まってエア溜まりが発生しても、そのエア溜まりの体積を小さく抑えることができる。しかしながら、濾過材を通過するオイルの流量分布が不均一となり、濾過材の寿命の悪化および圧力損失の増加を招く。天板部の内面に複数の気泡収集部を形成した構成では、エア溜まりの発生を抑制する目的でケースの厚みを小さくしなくてよいので、濾過材の寿命の悪化および圧力損失の増加の懸念がない。
本発明によれば、ケースの内部空間にエア溜まりが生じることを抑制できる。
本発明の一実施形態に係るオイルストレーナの断面図である。 天板部の一部を拡大して模式的に示す断面図である。 天板部の内面を模式的に示す平面図である。 気泡収集部の配置の変形例を示す平面図である。 気泡収集部の形状の変形例を示す断面図である。 ケースの形状の変形例を示す断面図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<オイルストレーナの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るオイルストレーナ1の断面図である。
オイルストレーナ1は、車両に搭載される自動変速機に備えられる。自動変速機の外殻をなすユニットケース内の底部には、油圧回路を有するバルブボディが設けられており、オイルストレーナ1は、バルブボディにその下側から取り付けられている。ユニットケースには、オイルを貯留するオイルパン(図示せず)が下側から複数のボルトで固定される。オイルストレーナ1は、オイルパンに収容されて、オイルパン内に貯留されるオイルに浸漬される。
なお、自動変速機は、有段式の自動変速機(AT:Automatic Transmission)であってもよいし、無段変速機(CVT:Continuously Variable Transmission)であってもよい。また、自動変速機は、動力分割式無段変速機であってもよい。動力分割式無段変速機は、たとえば、変速比の変更により動力を無段階に変速するベルト式の無段変速機構を備え、インプット軸とアウトプット軸との間で動力を2つの経路に分岐して伝達可能な変速機である。
オイルストレーナ1は、合成樹脂製のケース11を備えている。ケース11は、アッパケース12とロアケース13とを上下に組み合わせて構成されており、アッパケース12とロアケース13とに囲まれる内部空間14を有している。
アッパケース12は、平板状に延びる天板部21と、天板部21の周縁から下方に延びる側面部22とを一体に有している。天板部21には、一方側に片寄った位置に、内部空間14からオイルを流出させるための流出口23が形成されている。流出口23には、オイルポンプ(図示せず)が接続される。
ロアケース13は、平板状に延びる底板部24と、底板部24の周縁から上方に延びる側面部25とを一体に有している。ロアケース13は、アッパケース12に対して下側から重なり、側面部25がアッパケース12の側面部22に突き合わされた状態でアッパケース12に対して固定される。その状態で、底板部24は、アッパケース12の天板部21と略平行をなして延びる。底板部24には、流出口23が形成されている一方側と反対側の他方側に片寄った位置に、オイルパンに貯留されているオイルを内部空間14に取り込むための取込口26が形成されている。
アッパケース12とロアケース13との間には、濾過材27が設けられている。濾過材27は、たとえば、不織布である。濾過材27の周縁部は、アッパケース12の側面部22とロアケース13の側面部25とに挟持されており、濾過材27は、内部空間14を上下に分割している。
図2は、天板部21の一部を拡大して模式的に示す断面図である。図3は、天板部21の内面を模式的に示す平面図である。
天板部21の内面31には、複数の気泡収集部32が設けられている。各気泡収集部32は、図2に示されるように、内面31に対して凹み、円形の周縁からそのの中心に向かうほど深くなる椀状に形成されている。複数の気泡収集部32は、図3に示されるように、行列状に配置されている。
<作用効果>
以上のように、オイルストレーナ1のケース11内には、濾過材27が内部空間14を上下に分割するように設けられている。ケース11の天板部21には、内部空間14からオイルを流出させる流出口23が形成され、ケース11の底板部24には、内部空間14にオイルを取り込む取込口26が形成されている。
オイルポンプが流出口23に接続されて、そのオイルポンプが駆動されると、オイルパンに貯留されているオイルが取込口26を介して内部空間14に取り込まれ、そのオイルが内部空間14を流れて流出口23から流出する。
天板部21の内面31には、複数の気泡収集部32が形成されている。そのため、オイルポンプの停止後、ケース11の内部空間14では、オイルに含まれる微小な気泡がオイル内を天板部21の内面31まで浮かび上がると、その微小な気泡が気泡収集部32に入って集められる。これにより、天板部21の内面31に達した微小な気泡が集まって大きな塊となることを抑制でき、ケース11の内部空間14にエア溜まりが生じることを抑制できる。
そして、オイルポンプが作動したときには、各気泡収集部32に集まったエアが独立した気泡となり、それらの気泡が分散して流出口23に向けて流れる。そのため、大きな気泡がオイルポンプや油圧調整バルブに流入することを抑制でき、オイルポンプや油圧調整バルブでのエア噛みによる異音の発生や動作不良の発生を抑制できる。
また、気泡収集部32が椀状に形成されているので、オイルポンプが作動したときに、気泡収集部32に集まったエアが気泡収集部32からスムーズに排出される。そのため、各気泡収集部32内にエアが溜まり続けることを抑制できる。その結果、気泡収集部32からエアが溢れることを抑制でき、その溢れたエアが気泡収集部32の内外にわたる大きなエア溜まりとなることを抑制できる。
しかも、気泡収集部32が椀状であることにより、アッパケース12の作製が容易である。
また、ケース11内に気泡が留まるため、オイルストレーナ1の下流側でのエア溜まりも抑制でき、そのエア溜まりによるエア噛みの発生を抑制できる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することできる。
たとえば、前述の実施形態では、複数の気泡収集部32が行列状に配置された構成を取り上げたが、複数の気泡収集部32は、図4に示されるように、取込口26から流出口23に向かう方向に千鳥配列で配置されていてもよい。複数の気泡収集部32の配置を工夫することにより、各気泡収集部32から流出する気泡同士がくっつくことを抑制でき、大きな気泡が流出口23からオイルポンプに流れ込むことを抑制できる。
また、気泡収集部32の形状に工夫がなされていてもよい。たとえば、図5に示されるように、気泡収集部32がオイルの流通方向の下流側ほど浅くなる形状に形成されていてもよい。この工夫により、オイルポンプが作動したときに、各気泡収集部32からエアをスムーズに排出させえることができる。
さらには、アッパケース12の天板部21とロアケース13の底板部24とが互い略平行をなして延びているとしたが、図6に示されるように、天板部21が底板部24に対して傾斜して延びていてもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:オイルストレーナ
11:ケース
14:内部空間
21:天板部
23:流出口
24:底板部
26:取込口
27:濾過材
31:内面
32:気泡収集部

Claims (1)

  1. 天板部および底板部を上下に有し、前記天板部と前記底板部との間に内部空間を有するケースと、
    前記ケース内に前記内部空間を上下に分割するように設けられた濾過材とを備え、
    前記天板部には、前記内部空間からオイルを流出させる流出口が形成され、
    前記底板部には、前記内部間にオイルを取り込む取込口が形成されており、
    前記天板部の内面には、複数の気泡収集部が前記内面に対して凹んで形成されている、オイルストレーナ。
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