JP2017043680A - 洗浄用溶剤組成物 - Google Patents

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旻又 金子
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夏海 岩田
清 嶋田
Kiyoshi Shimada
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Abstract

【課題】ハイドロフルオロカーボン、ハイドロフルオロエーテル、又はそれらの混合物、及び炭酸エステルを含有する溶剤組成物であって、低毒性であり、様々な種類の油による汚れに対して優れた洗浄力を発揮する溶剤組成物を提供すること。【解決手段】油が付着した被洗浄物を洗浄するための共沸又は擬共沸溶剤組成物であって、(a)オゾン破壊係数がゼロで、引火点が無く、そして沸点が20℃〜120℃である、ハイドロフルオロカーボン、ハイドロフルオロエーテル、又はそれらの混合物、及び(b)沸点が80℃以上である炭酸エステル;エーテル類;エステル類;又はそれらの混合物を含み、(a)成分と(b)成分の重量の比((a):(b))が、99:1〜40:60である、共沸又は擬共沸溶剤組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、洗浄用溶剤組成物に関し、さらに詳しくは、油等が付着した被洗浄物を洗浄するための共沸又は擬共沸溶剤組成物に関する。
従来、精密機械工業、光学機器工業、電気電子工業、及びプラスチック加工業等において、製造加工工程等で付着した油(例えば、切削油、プレス油、引抜き油、熱処理油、防錆油、潤滑油、加工油、グリース、フラックス、樹脂、ワックス)、及び塵埃を除去するための精密洗浄に、フッ素系溶剤等が用いられている。特に、引火点がなく、化学的及び熱的安定性に優れ、油脂類に対して溶解力のあるフッ素系溶剤として、ジクロロペンタフルオロプロパン(R225)およびジクロロフルオロエタン(R−141b)等のハイドロクロロフルオロカーボン(以下、HCFCと記す。)が広く使われている。しかし、HCFCはオゾン破壊係数を有するため、先進国においては2020年に生産が全廃されることが決定されている。
そこで、近年では、HCFCに代わる溶剤の開発が進められており、その1つとして、ハイドロフルオロエーテル(以下、HFEという。)と、ハイドロフルオロカーボン(以下、HFCという。)が注目されている。HFE及びHFCは、化学的および熱的安定性に優れ、乾燥性が良好であり、オゾン破壊係数がゼロで地球温暖化係数が比較的小さい等の利点を有する。しかし、HFE及びHFCは、塩素及び臭素を含まないため、油脂類の汚れ等の溶解性が十分ではなく、さらなる溶解性能の向上が望まれていた。
そこでこの溶解性を上げるために、HFEやHFCと他の溶解性を有する溶剤との混合溶剤が種々提案されている。
特許文献1には、沸点が30〜150℃の範囲のHFCまたはHFEもしくはそれらの混合物液体と、該HFCまたはHFE液体の沸点よりも50℃以上高い沸点を有し、且つ該HFCまたはHFEと相溶性のある有機化合物との洗浄用の混合物が記載されている。
特許文献2には、HFCまたはHFEもしくはそれらの混合物とカーボネート類を含有する洗浄剤が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載の混合物及び特許文献2に記載の洗浄剤は、共沸または擬共沸せず、蒸気洗浄しても液組成が崩れてしまうため、または沸点が高く乾燥性が悪いため、蒸気洗浄には不向きである。
特開平10−36894号公報 特開2015-81292号公報
本発明は、ハイドロフルオロカーボン及びハイドロフルオロエーテルから選択される1種以上のフッ素系溶媒と、炭酸エステル、エーテル類、エステル類から選択される1種以上の有機溶剤を含有する溶剤組成物であって、低毒性であり、様々な種類の油による汚れに対して優れた洗浄力を発揮する共沸又は擬共沸溶剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記の課題を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、ハイドロフルオロカーボン及びハイドロフルオロエーテルからなる群より選択される1種以上のフッ素系溶媒と、沸点が80℃以上である炭酸エステル;エーテル類;エステル類から選択される1種以上の有機溶剤とを含む溶剤組成物が、前記の問題を解決できることを見出し本発明に至った。
すなわち、本発明は、油が付着した被洗浄物を洗浄するための共沸又は擬共沸溶剤組成物であって、
(a)オゾン破壊係数がゼロで、引火点が無く、そして沸点が20℃〜120℃である、ハイドロフルオロカーボン、ハイドロフルオロエーテル、又はそれらの混合物、及び
(b)沸点が80℃以上である炭酸エステル;エーテル類;エステル類;又はそれらの混合物を含み、
(a)成分と(b)成分の重量の比((a):(b))が、99:1〜40:60である、共沸又は擬共沸溶剤組成物に関する。
本発明により、ハイドロフルオロカーボン及びハイドロフルオロエーテルから選択される1種以上のフッ素系溶媒を含有する溶剤組成物であって、低毒性であり、様々な種類の油による汚れに対して優れた洗浄力を発揮する溶剤組成物が提供される。また、本発明の溶剤組成物は、オゾン層を破壊せず、地球温暖化係数が低く、人体に対する安全性が高い溶剤組成物である。また、人体への影響が低減されることにより、自然界での動植物への影響も低減されるため、環境負荷が低い溶剤組成物でもある。
試験例1の表1記載の3成分系の擬似共沸の確認試験の結果である。 試験例1の表2記載の4成分系の擬似共沸の確認試験の結果である。
本発明は、以下に関する。
項1.油が付着した被洗浄物を洗浄するための共沸又は擬共沸溶剤組成物であって、
(a)オゾン破壊係数がゼロで、引火点が無く、そして沸点が20℃〜120℃である、ハイドロフルオロカーボン、ハイドロフルオロエーテル、又はそれらの混合物、及び
(b)沸点が80℃以上である炭酸エステル;エーテル類;エステル類;又はそれらの混合物を含み、
(a)成分と(b)成分の重量の比((a):(b))が、99:1〜40:60である、共沸又は擬共沸溶剤組成物。
項2.油が付着した被洗浄物を洗浄するための共沸又は擬共沸溶剤組成物であって、
(a)オゾン破壊係数がゼロで、引火点が無く、そして沸点が20℃〜120℃である、ハイドロフルオロカーボン、ハイドロフルオロエーテル、又はそれらの混合物、及び
(b)沸点が80℃以上である炭酸エステル;エーテル類;又はそれらの混合物を含み、
(a)成分と(b)成分の重量の比((a):(b))が、99:1〜40:60であり、
さらに、(a)成分及び(b)成分の合計100重量部に対して、
(b’)エステル類を10〜60重量部含有する、共沸又は擬共沸溶剤組成物。
項3.(a)成分と(b)成分の重量の比が、95:5〜40:60である、項1又は2記載の共沸又は擬共沸溶剤組成物。
項4.(a)成分が、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン;1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン、メチルノナフルオロイソブチルエーテル、メチルノナフルオロn−ブチルエーテル、メチルノナフルオロイソブチルエーテルとメチルノナフルオロn−ブチルエーテルとの混合物;又は1,1,1,2,2,3,4,5,5,5−デカフルオロ−3−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)−ペンタンである、項1〜3のいずれか一項記載の共沸又は擬共沸溶剤組成物。
項5.(b)沸点が80℃以上である炭酸エステルが、炭酸ジメチル、炭酸メチルエチル、炭酸ジエチル、及び炭酸プロピレンから成る群より選択される、1種以上の炭酸エステルである、項1〜4のいずれか一項記載の共沸又は擬共沸溶剤組成物。
項6.(b)エーテル類が、メチラール、エチラール、ジエチルエーテル、tert-ブチルエーテル、エチルプロピルエーテル、プロピルエーテル、tert-アミルエチルエーテル、sec-ブチルエチルエーテル、ブチルエチルエーテル、アセタール及びジイソプロピルエーテルからなる群より選択される、1種以上のエーテル類である、項1〜5のいずれか一項記載の共沸又は擬共沸溶剤組成物。
項7.(b)又は(b’)エステル類が、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、プロピオン酸メチル、イソ酪酸メチル、酢酸ビニル、酢酸アリル、酢酸プロピル及びアクリル酸メチルからなる群より選択される、1種以上のエステル類である、項1〜6のいずれか一項記載の共沸又は擬共沸溶剤組成物。
項8.さらに、(a)成分及び(b)成分の合計100重量部に対して、(c)環状エステル類を0.1〜20重量部含有する、項1又は2記載の共沸又は擬共沸溶剤組成物。
項9.環状エステル類が、アンゼリカラクトン、β−ブチロラクトン、及びα−メチレン−γ−ブチロラクトンからなる群より選択される、1種以上の環状エステル類である、項8記載の共沸又は擬共沸溶剤組成物。
項10.油が付着した被洗浄物を洗浄するための方法であって、項1〜9のいずれか一項に記載の共沸又は擬共沸溶剤組成物を被洗浄物と接触させる工程を含む方法。
本発明の(a)成分は、オゾン破壊係数がゼロで、引火点が無く、そして沸点が20℃〜120℃である、ハイドロフルオロカーボン、ハイドロフルオロエーテル、又はそれらの混合物である。これらのフッ素系溶媒の沸点は、好ましくは30℃〜90℃である。また、これらのフッ素系溶媒は、単独で使用しても、数種類を混合して使用してもよい。ハイドロフルオロカーボンは、炭素原子、フッ素原子及び水素原子からなる化合物である。ハイドロフルオロエーテルは、炭素原子、フッ素原子、水素原子及びエーテル結合(−O−)からなる化合物である。
オゾン破壊係数がゼロで、引火点がないハイドロフルオロカーボン(HFC)としては、例えば、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(C、地球温暖化係数700)、ヘプタフルオロシクロペンタン(C、地球温暖化係数250)等が挙げられ、比較的地球温暖化係数が低い点で、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンが好ましい。HFCの市販品として、具体的には、Cの日本ソルベイ社のソルカン(登録商標)365mfc、フランスのアルケマ社のフォラン(Forane、登録商標)365mfc、フォラン(Forane、登録商標)365mfc/227ea、Cの日本ゼオン社製ゼオローラ(商品名)等を挙げることができる。
本発明において、引火点が無いとは、JIS K2265「油及び石油製品−引火点試験方法」による引火点測定により引火点が認められないことをいう。
オゾン破壊係数がゼロで、引火点がないハイドロフルオロエーテル(HFE)としては、例えば、メチルノナフルオロn−ブチルエーテル(地球温暖化係数297)とメチルノナフルオロイソブチルエーテル(地球温暖化係数297)の混合物である住友スリーエム社製ノベックHFE7100(地球温暖化係数297)、エチルノナフルオロn−ブチルエーテル(地球温暖化係数59)とエチルノナフルオロイソブチルエーテル(地球温暖化係数59)の混合物であるノベックHFE7200(地球温暖化係数59)、1,1,2,2−テトラフルオロ−1−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)エタンである旭硝子製AE3000(HFE−347pcf)(地球温暖化係数530)、主成分を1,1,1,2,2,3,4,5,5,5−デカフルオロ−3−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)ペンタンとするノベックHFE7300(地球温暖化係数210)、1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロ−4−(1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ)−ペンタンが挙げられる。好ましくは、メチルノナフルオロn−ブチルエーテル、メチルノナイソブチルエーテル、エチルノナフルオロブチルエーテル、エチルノナイソブチルエーテル、メチルノナフルオロブチルエーテル及びメチルノナイソブチルエーテルの混合物、並びにエチルノナフルオロブチルエーテル及びエチルノナイソブチルエーテルの混合物である。
HFEにおいて、2以上のハイドロフルオロエーテル化合物の混合物を用いる場合、これらの成分の含有量の比は任意であってよい。例えば、HFEとして、メチルパーフルオロブチルエーテル及びメチルパーフルオロイソブチルエーテルの混合物を用いる場合、メチルパーフルオロブチルエーテル及びメチルパーフルオロイソブチルエーテルの混合物の重量に対して、メチルパーフルオロブチルエーテルは5〜95重量%が好ましく、50〜80重量%がより好ましい。
本発明の(b)成分は、沸点が80℃以上である炭酸エステル、エーテル類、エステル類、又はそれらの混合物である。
沸点が80℃以上である炭酸エステルは、例えば、炭酸ジメチル、炭酸メチルエチル、炭酸ジエチル、及び炭酸プロピレンが挙げられ、好ましくは炭酸ジメチル、炭酸エチルメチル、炭酸ジエチル、更に好ましくは炭酸ジメチルである。これらの炭酸ジエステルは、単独で使用しても、数種類を混合して使用してもよい。これらの炭酸ジエステルの沸点は、80℃以上であり、好ましくは80〜130℃であり、更に好ましくは80〜110℃である。
エーテル類は、例えば、メチラール、エチラール、ジエチルエーテル、tert-ブチルエーテル、エチルプロピルエーテル、プロピルエーテル、tert-アミルエチルエーテル、sec-ブチルエチルエーテル、ブチルエチルエーテル、アセタール及びジイソプロピルエーテルなどが挙げられ、好ましくはエチルプロピルエーテル、tert-ブチルエーテル、エチラール、ジイソプロピルエーテルであり、更に好ましくはジイソプロピルエーテルである。これらのエーテル類は、単独で使用しても、数種類を混合して使用してもよい。これらエーテル類の沸点は、例えば、30℃以上であり、好ましくは50〜100℃であり、更に好ましくは60〜80℃である。
エステル類は、例えば、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、プロピオン酸メチル、イソ酪酸メチル、酢酸ビニル、酢酸アリル、酢酸プロピル及びアクリル酸メチルが挙げられ、好ましくは酢酸イソプロピル、酢酸エチル、プロピオン酸メチルであり、更に好ましくはプロピオン酸メチルである。これらのエステル類は、単独で使用しても、数種類を混合して使用してもよい。これらエステル類の沸点は、例えば、55℃以上であり、好ましくは70〜110℃であり、更に好ましくは70〜90℃である。
本発明の溶剤組成物において、(a)成分と(b)成分の重量の比((a):(b))は、99:1〜40:60であり、好ましくは95:5〜40:60であり、更に好ましくは90:10〜40:60である。このような範囲であれば、油に対して優れた溶解力を有し、油が付着した被洗浄物に対する浸透力が高くなり、洗浄時間が短くなる。また、洗浄後に被洗浄物に洗浄しみが残らず、かつ被洗浄物に対する乾燥性が優れ、洗浄時間が短くなり、さらなるすすぎ工程を必要としない点で良好である。
本発明の好ましい溶剤組成物は、(a)成分99〜40重量%及び(b)成分1〜60重量%からなる溶剤組成物;(a)成分95〜40重量%及び(b)成分5〜60重量%からなる溶剤組成物;(a)成分90〜40重量%及び(b)成分10〜60重量%からなる溶剤組成物である。
本発明の溶剤組成物は、
(a)オゾン破壊係数がゼロで、引火点が無く、そして沸点が20℃〜120℃である、ハイドロフルオロカーボン、ハイドロフルオロエーテル、又はそれらの混合物、及び
(b)沸点が80℃以上である炭酸エステル、エーテル類又はそれらの混合物を含み、
(a)成分と(b)成分の重量の比((a):(b))が、上記のとおりであり、
さらに、(a)成分及び(b)成分の合計100重量部に対して、
(b’)エステル類を10〜60重量部、好ましくは25〜56重量部、更に好ましくは40〜53重量部含有することができる。このような範囲であれば、油に対して優れた溶解力を有し、油が付着した被洗浄物に対する浸透力が高くなり、洗浄時間が短くなる。また、洗浄後に被洗浄物に洗浄しみが残らず、かつ被洗浄物に対する乾燥性が優れ、洗浄時間が短くなり、さらなるすすぎ工程を必要としない点で良好である。
本発明の好ましい溶剤組成物は、(a)成分99〜40重量部及び(b)成分1〜60重量部の合計100重量部に対して、(b’)成分40〜53重量部からなる溶剤組成物;(a)成分95〜40重量部及び(b)成分5〜60重量部の合計100重量部に対して、(b’)成分40〜53重量部からなる溶剤組成物;(a)成分90〜40重量部及び(b)成分10〜60重量部の合計100重量部に対して、(b’)成分40〜53重量部からなる溶剤組成物である。
本発明の溶剤組成物は、本発明の目的を損なわない範囲で、(c)環状エステル類を添加することができる。
環状エステル類は、例えば、アンゼリカラクトン、β−ブチロラクトン、及びα−メチレン−γ−ブチロラクトンなどが挙げられる。これらの環状エステル類は、これらは、単独で使用しても、数種類を混合して使用してもよい。
本発明において、(c)成分の含有量は、(a)成分及び(b)成分の合計100重量部に対して、好ましくは0.1〜20重量部であり、より好ましくは5〜20重量部であり、さらに好ましくは1〜20重量部である。
本発明の好ましい溶剤組成物は、(a)成分99〜40重量部及び(b)成分1〜60重量部の合計100重量部に対して、(c)成分0.1〜20重量部からなる溶剤組成物;(a)成分95〜40重量部及び(b)成分5〜60重量部の合計100重量部に対して、(c)成分0.1〜20重量部からなる溶剤組成物;(a)成分90〜40重量部及び(b)成分10〜60重量部の合計100重量部に対して、(c)成分0.1〜20重量部からなる溶剤組成物である。
本発明の溶剤組成物は、原料成分である(a)オゾン破壊係数がゼロで、引火点が無く、そして沸点が20℃〜120℃である、ハイドロフルオロカーボン及びハイドロフルオロエーテルからなる群より選択される1種以上のフッ素系溶媒、及び(b)沸点が80℃以上である炭酸エステル;エーテル類;エステル類、並びに場合により(c)環状エステル類を混合することにより製造することができる。
本発明の溶剤組成物は、油が付着した被洗浄物を洗浄するための組成物として用いることができる。本発明において、洗浄とは、油が付着した被洗浄物から、油を除去することをいう。本発明において、油としては、常温、例えば20℃において液体であり、水に溶解せず、粘性を感じるものであれば特に限定されないが、例えば鉱物油、フッ素オイル、及びシリコーンオイルが挙げられる。よって、本発明の溶剤組成物の用途として、例えば、油により汚染された被洗浄物用の洗浄剤、例えば切削油、プレス油、引抜き油、熱処理油、防錆油、潤滑油、金属加工油、グリース、フラックス、樹脂、及びワックスにより汚染された被洗浄物用の洗浄剤(具体的には、フラックス洗浄剤や脱脂洗浄剤等)が挙げられる。
鉱物油とは、天然の石油由来の油分で、精製蒸留されて得られる液状及びグリース状の化学物質である。鉱物油に含まれる成分として、例えばパラフィン系炭化水素、イソパラフィン系炭化水素、ナフテン系炭化水素、芳香族系炭化水素、並びにパラフィン系炭化水素、イソパラフィン系炭化水素、ナフテン系炭化水素及び芳香族系炭化水素からなる群より選択される2以上の炭化水素の混合物が挙げられる。これら炭化水素の具体例は上記の炭化水素系溶剤の具体例として挙げられた炭化水素が挙げられる。このような鉱物油は、市販品として、ユシロ化学工業株式会社製のユシロンオイルCX;出光興産株式会社製のアイソールエース、アイソールソフト、及びアイソール;ジャパンエナジー社製のニッコーホワイトN−10;エクソン化学社製エクソンD−40、及びエクソンナフサNo−5等が挙げられる。
本発明において、フッ素オイルとは、ポリアルキルエーテル化合物における水素原子の一部又は全部をフッ素で置換した物質であり、塩素及び臭素等のハロゲン、リン、硫黄、及び窒素などの更なる原子を含んでいてもよい。フッ素オイルは、常温で液状又はグリース状である。本発明において、フッ素オイルは、例えば一般式(1):
CF3CF2CF2O−(CF(CF3)CF2O)−CF2CF3 (1)
(式中、xは、1以上の整数である)、
一般式(2):
HOCH2CF2O−(CF2CF2O)p−(CF2O)q−CF2CH2OH (2)
(式中、p及びqは、互いに独立して、1以上の整数である)、
又は、一般式(3):
F−(CF2CF2CF2O)−CF2CF2O−CH2OH (3)
(式中、yは、1以上の整数である)
で示される構造を有する。
上記のフッ素オイルは、市販品として、例えばソルベイソレクシス社製のフォンブリン Y−LVAC、Y−HVAC、Y04、及びYR;NOKクリューバー社製のバリエルタ(BARRIERTA)J100フルード、バリエルタJ25フルード、バリエルタJ400フルード、バリエルタJ25V、バリエルタSJ07、バリエルタSJ15、及びバリエルタSJ30;デュポン株式会社製のクライトックス1506、クライトックス1514、及びクライトックス1525;ダイキン工業株式会社製のデムナムS−20等が挙げられる。
本発明において、シリコーンオイルとは、シロキサン結合からなる直鎖状ポリマーであるシリコーンオイルであり、主にジメチルシリコーンオイルやメチルフェニルシリコーンオイルの側鎖又は末端に、カルボキシル基、アミノ基、又はエポキシ基などの他の有機基を導入したものであってもよい。このようなシリコーンオイルの具体例としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ポリオキシエチレン−メチルポリシロキサンなどが挙げられる。このようなシリコーンオイルとしては、市販品として、信越化学社製KF−96L−2CSが挙げられる。
本発明の溶剤組成物を用いて洗浄される被洗浄物は、油が付着した、すなわち油により汚染された各種部品が挙げられる。このような部品として、金属加工物、電気・電子部品、光学部品、自動車部品、機械部品、半導体部品及び表示体部品等が挙げられる。なお、本発明の被洗浄物は、日常的なメンテナンス用、1日に1回〜2回洗浄される被洗浄物であるか、オーバーホール用、例えば6か月〜1年に1回洗浄される被洗浄物であってもよい。
金属加工物としての金属材料としては、鉄、アルミニウム、銅が挙げられる。電気・電子部品としては、プリント基板、及びセラミック基板などの配線基板が挙げられる。光学部品としては、光学レンズ(例えばカメラ用のレンズ)及び光学レンズのための部品(例えばカメラ筐体)が挙げられる。自動車部品としては、自動車用のシャフトやフレーム部品、外装部品等に用いられる金属製部品が挙げられる。機械部品としては、真空ポンプ、半導体製造装置、洗浄装置、モーター、ファンなどの軸受、時計などの精密機械用部品などの軸受、並びに印刷機のローラー等の部品が挙げられる。半導体関連部品としては、ICチップ、抵抗器、などの電子部品が挙げられる。表示体部品としては、液晶基板、有機EL基板、無機EL基板などが挙げられる。これらの部品は、金属製又は樹脂製であり、その形状は板状部材に限らず、断面円形状や矩形状のパイプ状部材や長尺部材であったり、その他、複雑な形状を有する部材であったりする。なお、本発明の溶剤組成物は、洗浄後の乾燥性に優れるため、プリント基板や各種樹脂製部品に付着した塵や埃もあわせて除去することができる。
本発明の溶剤組成物を用いて洗浄される被洗浄物は、金属加工物、光学レンズ、プリント基板、半導体部品及び表示体部品であるのが好ましい。すなわち、本発明の溶剤組成物は、金属加工物、光学レンズ、プリント基板、半導体部品及び表示体部品の洗浄剤であるのが好ましい。
本発明において、被洗浄物を洗浄する方法は、本発明の溶剤組成物を、油が付着した被洗浄物と接触させる工程を含む。本発明の溶剤組成物と、油が付着した被洗浄物とを接触させるための方法としては、特に制限はなく、溶剤組成物への前記被洗浄物の浸漬、溶剤組成物を含浸したスポンジによる前記被洗浄物の拭き取り、及び前記被洗浄物に対する溶剤組成物のスプレー、溶剤組成物による前記被洗浄物の蒸気洗浄等が好ましく、浸漬による方法がより好ましい。浸漬による方法において、洗浄効果を高めるために、浸漬と同時に、攪拌、揺動、超音波振動、又は液中噴流等による手段を組み合わせることが好ましく、超音波振動による手段を組み合わせることがより好ましい。超音波振動は、発振周波数が20〜100kHzであり、発振出力の洗浄槽の密度で0.2W/cm以上であるのが好ましい。
本発明において、溶剤組成物及び被洗浄物の接触時間に相当する洗浄時間は、被洗浄物に付着した油を洗浄除去できる時間であれば特に制限されない。例えば、超音波振動を組み合わせた浸漬による方法における、油が付着した被洗浄物を洗浄するための洗浄時間は、好ましくは5秒間〜5分間、特に好ましくは10秒間〜1分間であり、浸漬による方法における、油が付着した被洗浄物を洗浄するための洗浄時間は、好ましくは1分〜1時間、さらに好ましくは1分〜40分である。上記洗浄時間未満である場合は洗浄が不十分で、付着した油を被洗浄物から十分に除去できない場合があり、一方、上記洗浄時間を超えた場合は、洗浄効果が格別向上しない。
本発明において洗浄温度は、好ましくは20〜120℃である。このような温度において、より高温で処理することにより洗浄効果を上昇させることができる。
以下、本発明を実施例及び比較例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例により限定されるものではない。
<試験例1:擬似共沸の確認試験>
JIS K2233にしたがって、以下の表1及び2に記載の溶剤組成物について液相と気相の温度を測定した。具体的には、300ml三つ口フラスコに表1及び表2に記載の溶剤組成物を120g入れ、上部には冷却管を取り付けマントルヒーターで加熱還流する。冷却管を通る冷却水は28℃以下で温度差は±2℃以内とし、10±2分かけて1〜5滴/秒の速度で還流した次の5±2分は1〜2滴/秒の平行還流速度を2分維持し、その間の30秒後とに4回温度を測定し、目盛りは0.5℃まで読むものとする。所定濃度になるよう炭酸ジメチルを添加しながら上記試験法に従い液相と気相の温度を測定した。液相と気相の温度差が2℃以内のとき擬似共沸とみなすものとした。(表1及び2中、365mfcは1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンであり、DCは炭酸ジメチルであり、PMはプロピオン酸メチルであり、DEはジイソプロピルエーテルである)
Figure 2017043680
Figure 2017043680
<試験例2:油脂の溶解試験>
以下の表3に記載の混合物を用いて、油脂の溶解力を確認した。具体的には、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン、又は各混合物10gを15mlの試験管に入れた。そこに、オイル(出光興産プーリーミシンオイルSF)を所定濃度になるよう加えた。撹拌し10分静置した後試験液の外観を観察し、分離せずに溶解できるオイル濃度(wt/wt)%を算出した。(表3中、365mfcは1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタンであり、DCは炭酸ジメチルであり、PMはプロピオン酸メチルであり、DEはジイソプロピルエーテルである)。
Figure 2017043680
本発明の溶剤組成物は、低毒性で環境負荷が小さく、そして擬似共沸態を示すため金属製品の脱脂洗浄に有効である。また、本発明の溶剤組成物は、様々な種類の油に対して優れた溶解力を発揮し、油が付着した被洗浄物に対して良好な洗浄効果を有する。よって、本発明の溶剤組成物は、油が付着した被洗浄物のための洗浄剤として工業的に極めて有用である。

Claims (10)

  1. 油が付着した被洗浄物を洗浄するための共沸又は擬共沸溶剤組成物であって、
    (a)オゾン破壊係数がゼロで、引火点が無く、そして沸点が20℃〜120℃である、ハイドロフルオロカーボン、ハイドロフルオロエーテル、又はそれらの混合物、及び
    (b)沸点が80℃以上である炭酸エステル;エーテル類;エステル類;又はそれらの混合物を含み、
    (a)成分と(b)成分の重量の比((a):(b))が、99:1〜40:60である、共沸又は擬共沸溶剤組成物。
  2. 油が付着した被洗浄物を洗浄するための共沸又は擬共沸溶剤組成物であって、
    (a)オゾン破壊係数がゼロで、引火点が無く、そして沸点が20℃〜120℃である、ハイドロフルオロカーボン、ハイドロフルオロエーテル、又はそれらの混合物、及び
    (b)沸点が80℃以上である炭酸エステル;エーテル類;又はそれらの混合物を含み、
    (a)成分と(b)成分の重量の比((a):(b))が、99:1〜40:60であり、
    さらに、(a)成分及び(b)成分の合計100重量部に対して、
    (b’)エステル類を10〜60重量部含有する、共沸又は擬共沸溶剤組成物。
  3. (a)成分と(b)成分の重量の比が、95:5〜40:60である、請求項1又は2記載の共沸又は擬共沸溶剤組成物。
  4. (a)成分が、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン;1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン、メチルノナフルオロイソブチルエーテル、メチルノナフルオロn−ブチルエーテル、メチルノナフルオロイソブチルエーテルとメチルノナフルオロn−ブチルエーテルとの混合物;又は1,1,1,2,2,3,4,5,5,5−デカフルオロ−3−メトキシ−4−(トリフルオロメチル)−ペンタンである、請求項1〜3のいずれか一項記載の共沸又は擬共沸溶剤組成物。
  5. (b)沸点が80℃以上である炭酸エステルが、炭酸ジメチル、炭酸メチルエチル、炭酸ジエチル、及び炭酸プロピレンから成る群より選択される、1種以上の炭酸エステルである、請求項1〜4のいずれか一項記載の共沸又は擬共沸溶剤組成物。
  6. (b)エーテル類が、メチラール、エチラール、ジエチルエーテル、tert-ブチルエーテル、エチルプロピルエーテル、プロピルエーテル、tert-アミルエチルエーテル、sec-ブチルエチルエーテル、ブチルエチルエーテル、アセタール及びジイソプロピルエーテルからなる群より選択される、1種以上のエーテル類である、請求項1〜5のいずれか一項記載の共沸又は擬共沸溶剤組成物。
  7. (b)又は(b’)エステル類が、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、プロピオン酸メチル、イソ酪酸メチル、酢酸ビニル、酢酸アリル、酢酸プロピル及びアクリル酸メチルからなる群より選択される、1種以上のエステル類である、請求項1〜6のいずれか一項記載の共沸又は擬共沸溶剤組成物。
  8. さらに、(a)成分及び(b)成分の合計100重量部に対して、(c)環状エステル類を0.1〜20重量部含有する、請求項1又は2記載の共沸又は擬共沸溶剤組成物。
  9. 環状エステル類が、アンゼリカラクトン、β−ブチロラクトン、及びα−メチレン−γ−ブチロラクトンからなる群より選択される、1種以上の環状エステル類である、請求項8記載の共沸又は擬共沸溶剤組成物。
  10. 油が付着した被洗浄物を洗浄するための方法であって、請求項1〜9のいずれか一項に記載の共沸又は擬共沸溶剤組成物を被洗浄物と接触させる工程を含む方法。
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