JP2017043429A - 搬送方向切替装置及び媒体取扱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性を向上する。
【解決手段】紙幣処理装置1は、媒体としての紙幣を搬送する後側ベルト対37と、回動中心軸PVを中心に回動可能に設けられたシャフト44と、シャフト44に設けられ、ブレード先端48aから非搬送面48tsに向かって形成された平坦搬送面48fsと湾曲搬送面48csとで紙幣の搬送方向を切り替えるブレード48とを設け、シャフト44を、回動中心軸PVから平坦搬送面48fs及び湾曲搬送面48csよりも非搬送面48tsに偏った形状とするようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は搬送方向切替装置及び媒体取扱装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う紙幣処理装置等に適用して好適なものである。
従来、金融機関や店舗等で使用される紙幣処理装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば利用者に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また利用者へ現金を出金する。紙幣処理装置としては、例えば利用者との間で紙幣の授受を行う入出金部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部と、紙幣を搬送する搬送部と、搬送路の分岐部に設けられブレードが回動することにより紙幣の搬送方向を切り替える切替ゲートと、金種毎に紙幣を格納する紙幣収納庫とを有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−23384号公報
このような紙幣処理装置においては、搬送路の分岐部においてブレードが回動する際に極力短い時間で切り替えを完了し、紙幣を詰まらせることなく搬送することにより、装置全体の処理速度及び信頼性を向上させることが望まれている。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、処理速度と信頼性とを同時に向上し得る搬送方向切替装置及び媒体取扱装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の搬送方向切替装置においては、回動中心軸を中心に回動可能に設けられたブレード軸と、ブレード軸に設けられ、ブレード先端から非搬送面に向かって形成された第1搬送面と第2搬送面とで媒体の搬送方向を切り替えるブレードとを設け、ブレード軸は、回動中心軸から第1搬送面及び第2搬送面よりも非搬送面に偏った形状とするようにした。
また本発明の媒体取扱装置においては、媒体を搬送する搬送部と、回動中心軸を中心に回動可能に設けられたブレード軸と、ブレード軸に設けられ、ブレード先端から非搬送面に向かって形成された第1搬送面と第2搬送面とで媒体の搬送方向を切り替えるブレードとを設け、ブレード軸は、回動中心軸から第1搬送面及び第2搬送面よりも非搬送面に偏った形状とするようにした。
これにより本発明は、ブレードを回動させポジションを切り替える際に該ブレードの振動を抑えることができる。
本発明によれば、ブレードを回動させポジションを切り替える際に該ブレードの振動を抑えることができる。かくして本発明は、処理速度と信頼性とを向上し得る搬送方向切替装置及び媒体取扱装置を実現できる。
紙幣処理装置の構成を示す左側面図である。 分岐部周辺の構成(1)を示す右側面図である。 第1の実施の形態による切替ゲートの構成(1)を示す斜視図である。 第1の実施の形態による切替ゲートの構成(2)を示し、(A)は右側面図、(B)は断面図である。 分岐部周辺の構成(2)を示す断面図である。 取付部の構成を示す斜視図である。 他の実施の形態による切替ゲートの構成(1)を示す断面図である。 他の実施の形態による切替ゲートの構成(2)を示す断面図である。 紙幣の切れ残り部を示す図である。 従来の切替ゲートの構成を示す断面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.紙幣処理装置の構成]
図1に示すように、紙幣処理装置1は金融機関の行員(例えば受付窓口員)が操作する行員操作型端末、いわゆるテラーキャッシャーであり、行員の操作に基づいて紙幣の入出金処理を行う。この紙幣処理装置1は、箱型の筐体2の上端部に、入金部3、出金部4、表示部5及び操作部6が設けられている。入金部3は、入金取引時に行員により入金紙幣が投入されると、これを1枚ずつ分離して紙幣処理装置1内に取り込む。出金部4は、出金取引時に紙幣収納庫12a〜12e等から搬送されてくる出金紙幣を集積して行員に取り出させる。表示部5は、液晶ディスプレイにより構成され、メニュー画面、各種処理の結果画面等を表示する。操作部6は、押しボタンにより構成され、紙幣処理装置1に対する操作を受け付ける。
紙幣処理装置1の筐体2内には、入金部3及び出金部4に加えて、鑑別部10、一時保留部11、紙幣収納庫12(12a〜12e)、リジェクト庫13、搬送路14及び図示しない制御部が設けられており、該制御部が各部を統轄制御する。
筐体2内の下部には、リジェクト庫13が最も前側で、その後ろに紙幣収納庫12a、12b、12c、12d及び12eが前後方向に並んで設けられている。さらに筐体2内には、これら入金部3、出金部4、鑑別部10、一時保留部11、紙幣収納庫12a〜12e及びリジェクト庫13の各部を繋ぐ搬送路14が設けられている。搬送路14は、ローラやベルト等により、図中太線で示す搬送路に沿って長方形の紙幣を短手方向に搬送する。
搬送路14は、複数の分岐部15(15a、15b、15c、15d、15e、15f、15g、15h及び15i)を介して、搬送路14a、14b、14c、14d、14e、14f、14g、14h、14i及び14jに区分されている。分岐部15f、15g及び15hは、分岐部15eとほぼ同様に構成されている。搬送路14aは、一端が入金部3に接続され、他端が分岐部15aにおいて搬送路14jに接続されている。搬送路14bは、一端が出金部4に接続され、他端が分岐部15bにおいて搬送路14jに接続されている。搬送路14cは、一端が一時保留部11に接続され、他端が分岐部15cにおいて搬送路14jに接続されている。搬送路14dは、一端がリジェクト庫13に接続され、他端が分岐部15dにおいて搬送路14jに接続されている。搬送路14eは、一端が紙幣収納庫12aに接続され、他端が分岐部15eにおいて搬送路14jに接続されている。搬送路14fは、一端が紙幣収納庫12bに接続され、他端が分岐部15fにおいて搬送路14jに接続されている。搬送路14gは、一端が紙幣収納庫12cに接続され、他端が分岐部15gにおいて搬送路14jに接続されている。搬送路14hは、一端が紙幣収納庫12dに接続され、他端が分岐部15hにおいて搬送路14jに接続されている。搬送路14iは、一端が紙幣収納庫12eに接続され、他端が分岐部15iにおいて搬送路14jに接続されている。搬送路14jは、分岐部15aから後方へ向かい鑑別部10を通り分岐部15iまで延びていると共に、分岐部15aから前方へ向かい紙幣収納庫12aの上方で下側に方向を変えて後方へ延び分岐部15iまで延びている。搬送路14の分岐点には、図示しない切替ゲートが設けられており、制御部の制御に基づき回動することにより、紙幣の搬送先を切り替える。
鑑別部10は、搬送路14を介して1枚ずつ搬送されてくる紙幣の金種、真偽、正損及び走行状態等を鑑別する。この鑑別部10は、取り扱うことのできる正常紙幣か取り扱うことのできないリジェクト紙幣かをその鑑別結果に基づいて紙幣毎に判定する。一時保留部11は、入金部3から取り込まれ鑑別部10により正常紙幣と判定された紙幣を一時的に集積する。一時保留部11に集積された紙幣は、取引成立後に一時保留部11から繰り出されて鑑別部10に搬送され、鑑別部10により金種が特定された後、紙幣収納庫12a〜12eに搬送され収納される。
紙幣収納庫12a〜12eは、それぞれ、紙幣を金種毎に収納可能な箱型の収納庫であり、搬送路14を介して搬送されてくる紙幣を内部に上下方向に重ねて集積する。また紙幣収納庫12a〜12eは、紙幣を収納するだけでなく、内部に集積されている紙幣を1枚ずつ搬送路14に繰り出す。リジェクト庫13は、紙幣を収納可能な箱型の収納庫であり、鑑別部10によってリジェクト紙幣と判定された紙幣を集積する。
かかる構成において紙幣処理装置1は、鑑別部10による紙幣の鑑別結果等をもとに制御部が各部を制御して、紙幣の入金処理及び出金処理を行う。
[1−2.分岐部周辺の構成]
ここで、分岐部15eの周辺を分岐部周辺16とも呼ぶ。分岐部周辺16は、図2に示すように、上側搬送ガイド18、後側搬送ガイド19、前側搬送ガイド20、ローラ26、27、28、29、30、31、32及び33、上側ベルト34、後側ベルト35、前側ベルト36並びに切替ゲート40により構成されている。
上側搬送ガイド18は、前後方向に沿って延び紙幣BLの紙面と対向し紙幣をガイドする平面状の上側搬送ガイド面18Sを有しており、対向する後側搬送ガイド面19S及び前側搬送ガイド面20Sとの間に、紙幣の搬送路である後側搬送路22及び前側搬送路23を形成している。後側搬送ガイド19は、前後方向に沿って延び前端が下方へ湾曲する平面状の後側搬送ガイド面19Sを有しており、対向する上側搬送ガイド面18S及び前側搬送ガイド面20Sとの間に後側搬送路22及び下側搬送路24を形成している。前側搬送ガイド20は、前後方向に沿って延び後端が下方へ湾曲する平面状の前側搬送ガイド面20Sを有しており、対向する上側搬送ガイド面18S及び後側搬送ガイド面19Sとの間に前側搬送路23及び下側搬送路24を形成している。
このような後側搬送路22、前側搬送路23及び下側搬送路24により、搬送路14jの一部分及び搬送路14eが形成されている。後側搬送路22は、搬送分岐部25から前後方向に沿って後方へ延びている。前側搬送路23は、搬送分岐部25から前後方向に沿って前方へ延びている。下側搬送路24は、搬送分岐部25から上下方向に沿って下方へ延びている。搬送分岐部25は、後側搬送路22、前側搬送路23及び下側搬送路24の間に配され、後側搬送路22から前側搬送路23及び下側搬送路24に分岐する箇所である。
上側搬送ガイド18には、ローラ26及び27が左右方向を軸に、すなわち紙幣BLの搬送方向と直交する方向に向けるよう前後方向に並んで回転可能に取り付けられている。後側搬送ガイド19には、ローラ28及び29が左右方向を軸に前後方向に並んで回転可能に取り付けられている。また後側搬送ガイド19には、ローラ29の下方においてローラ30が左右方向を軸に回転可能に取り付けられている。前側搬送ガイド20には、ローラ31及び32が左右方向を軸に前後方向に並んで回転可能に取り付けられている。また前側搬送ガイド20には、ローラ31の下方においてローラ33が左右方向を軸に回転可能に取り付けられている。これらのローラ26〜33は、それぞれ紙幣の長手方向の長さよりも短い間隔を空けて左右方向に並んで設けられている。ローラ30及び33は、それぞれの外周面の一部を後側搬送ガイド面19S及び前側搬送ガイド面20Sに形成された開口部から下側搬送路24に突出させている。
それぞれローラ26及び27には上側ベルト34が、ローラ28及び29には後側ベルト35が、ローラ31及び32には前側ベルト36が巻架されている。これらの上側ベルト34、後側ベルト35及び前側ベルト36は、それぞれ紙幣の長手方向の長さよりも短い間隔を空けて左右方向に並んで設けられている。上側ベルト34、後側ベルト35及び前側ベルト36は、それぞれの外周面の一部を後側搬送路22、前側搬送路23及び下側搬送路24に露出させている。
上側ベルト34及び後側ベルト35は、その間に紙幣BLを挟持する後側ベルト対37を形成し、上側ベルト34及び前側ベルト36は、その間に紙幣BLを挟持する前側ベルト対38を形成する。この後側ベルト対37及び前側ベルト対38が、後側搬送路22及び前側搬送路23を双方向に紙幣を搬送する搬送路の一部となっている。この後側ベルト対37及び前側ベルト対38は、紙幣BLを、その長手方向の一端側と他端側の2箇所で挟持して搬送する。
ローラ29とローラ31との間には、紙幣の搬送方向を切り替える切替ゲート40が回動自在に支持されている。この切替ゲート40は、図2に実線で示す下側切替ポジションにあるとき、後側ベルト対37により前方へ向かって搬送されてきた紙幣BLを、下方へガイドしてローラ30及び33の間を通る下側搬送路24に向けて搬送する。前側搬送ガイド20は、前側搬送ガイド面20Sにより紙幣BLを下方にガイドする。
一方、切替ゲート40が図2に破線で示す前側切替ポジションにあるとき、該切替ゲート40は、後側ベルト対37により前方へ向かって搬送されてきた紙幣BLを、そのまま直線的に前方へガイドして前側ベルト対38に向けて搬送する。このように切替ゲート40は、紙幣BLの搬送方向を前方と下方との2方向へ振り分ける。
なお分岐部周辺16は、紙幣BLの双方向の搬送が可能となっている。すなわち、紙幣処理装置1は、切替ゲート40を下側切替ポジションに回動させ、下側搬送路24を上方へ向かって搬送されてきた紙幣BLを後側搬送路22へ向けて搬送させたり、切替ゲート40を前側切替ポジションに回動させ、前側ベルト対38により後方へ向かって搬送されてきた紙幣BLを、そのまま後方へ搬送させ後側ベルト対37に向けて搬送させたりする。
[1−3.切替ゲートの構成]
図3に示すように切替ゲート40は、駆動力を発生させるソレノイドであるアクチュエータ42と、該アクチュエータ42の出力軸42aに回動自在に支持され、後側搬送路22、前側搬送路23及び下側搬送路24に直交するよう左右方向に延びるシャフト44と、該シャフト44に固定されたブレード組46L、46C及び46Rとを有している。
ブレード組46Cは、全体としてフォークのような櫛歯形状であり、樹脂製のシャフト44と一体成形され互いに左右方向に等間隔で並ぶ複数(例えば6枚)のブレード48により構成されている。図4に示すように、ブレード48は、フォークの先端に相当するブレード先端48aが形成されており、シャフト44を中心として該ブレード先端48aの逆側に、側面視L字形状の非搬送面48tsが形成されている。この非搬送面48tsは、ブレード48にガイドされる紙幣の搬送経路から退避しており、紙幣が接触しない位置に形成されている。またブレード48は、フォークの背に相当する平坦面形状の平坦搬送面48fsが、ブレード先端48aと非搬送面48tsとの間に形成されている。この第1搬送面としての平坦搬送面48fsは、後側搬送路22と前側搬送路23とを結ぶ搬送経路を形成し、該後側搬送路22と該前側搬送路23との間を双方向に搬送される紙幣をガイドする。さらにブレード48は、シャフト44を中心として平坦搬送面48fsの逆側に設けられフォークの腹に相当する湾曲面形状の湾曲搬送面48csが、ブレード先端48aと非搬送面48tsとの間に形成されている。この第2搬送面としての湾曲搬送面48csは、後側搬送路22と下側搬送路24とを結ぶ搬送経路を形成し、該後側搬送路22と該下側搬送路24との間を双方向に搬送される紙幣をガイドする。
ブレード48は、平坦搬送面48fsから一定距離だけブレード48の内側(シャフト44寄り)までに亘って、該平坦搬送面48fsにガイドされている紙幣の一部が通過する可能性のある領域である図4(A)中ハッチングで示す第1搬送面側領域としての平坦搬送面側領域48faが設定されている。またブレード48は、湾曲搬送面48csから一定距離だけブレード48の内側(シャフト44寄り)までに亘って、該湾曲搬送面48csにガイドされている紙幣の一部が通過する可能性のある領域である図4(A)中ハッチングで示す第2搬送面側領域としての湾曲搬送面側領域48caが設定されている。またブレード48において、側面視でシャフト44のガイド面44aよりもブレード先端48a側には、平坦搬送面48fs又は湾曲搬送面48csにガイドされている紙幣の一部が通過する可能性のある領域である図4(A)中ハッチングで示す搬送面側領域48saが設定されている。さらにブレード48において、側面視でシャフト44のガイド面44aよりも非搬送面48ts側における、平坦搬送面側領域48faと湾曲搬送面側領域48caとに挟まれた領域には、紙幣の一部が通過する可能性が低い領域である図4(A)中ハッチングで示す非搬送面側領域48taが設定されている。
ブレード組46L(図3)は、ブレード組46Cの左側に配され、該ブレード組46Cと同様の構成であり、シャフト44と一体成形され互いに左右方向に等間隔で並ぶ複数(例えば4枚)のブレード48により構成されている。ブレード組46Rは、ブレード組46Cの右側に配され、該ブレード組46Cと同様の構成であり、シャフト44と一体成形され互いに左右方向に等間隔で並ぶ複数(例えば4枚)のブレード48により構成されている。これらブレード組46L及びブレード組46Rは、ブレード組46Cの両側にそれぞれ後側ベルト対37のベルト幅以上の左右方向の間隔を隔てて設けられている。以下ではブレード組46L及びブレード組46Rとブレード組46Cとの間の間隔をそれぞれブレード組隙間47L及び47Rとも呼び、ブレード組隙間47L及び47Rをまとめてブレード組隙間47とも呼ぶ。
切替ゲート40(図2)は、前側切替ポジションにおいてはブレード先端48aを後側搬送ガイド面19Sよりも外側、すなわち後側搬送ガイド面19Sよりも下方に位置させることにより、ブレード先端48aを後側搬送路22から退避させる。また切替ゲート40は、下側切替ポジションにおいてはブレード先端48aを上側搬送ガイド面18Sよりも外側、すなわち上側搬送ガイド面18Sよりも上方に位置させることにより、ブレード先端48aを後側搬送路22から退避させる。
シャフト44(図4)は、全体として、断面が一端から他端までに亘って同一形状である水滴型の中実棒状に形成されており、外周部におけるブレード先端48a側に、平面形状のガイド面44aが一端から他端までに亘って長手方向に延びるよう形成されている。具体的にシャフト44は、側面視で円筒形状の一部を直線的にカットしたような略D字形状のうちの湾曲する箇所が、ガイド面44aと直交する方向に向かって延びる形状となっている。
このシャフト44は、D字部44bと突出部44cとより形成されている。D字部44bは、シャフト44の回動軸である回動中心軸PVを中心とした円形状における、ブレード先端48a側において、側面視でガイド面方向Dgに沿って直線形状に切り落とされたガイド面44aが形成されている。またD字部44bは、平坦搬送面側領域48fa及び湾曲搬送面側領域48caよりもブレード48の内側である回動中心軸PV側に形成されており、該平坦搬送面側領域48fa及び湾曲搬送面側領域48caには入り込んでいない。またシャフト44は、回動中心軸PVから、ブレード先端48a側よりも非搬送面48ts側へ大きく突出している。以下ではシャフト44における、ガイド面方向Dgに沿う幅をシャフト断面幅とも呼び、ガイド面方向Dgに直交するガイド面直交方向Dgoに沿う長さをシャフト断面長さとも呼ぶ。
突出部44cは、側面視でD字部44bにおけるガイド面44aとは逆側である非搬送面48ts側から、ガイド面直交方向Dgoに沿って、非搬送面側領域48ta内を非搬送面48ts側に向かって突出している。この突出部44cは、非搬送面48ts側に向かうに連れて、シャフト断面幅が細くなっており、側面視で三角形状となっている。また突出部44cは、D字部44bと同様に、平坦搬送面側領域48fa及び湾曲搬送面側領域48caよりもブレード48の内側に形成されており、該平坦搬送面側領域48fa及び湾曲搬送面側領域48caには入り込んでいない。
ここで、回動中心軸PVから平坦搬送面48fsに下ろした垂線に沿う、該回動中心軸PVからシャフト44の端面までの長さを平坦搬送面側太さDfsとし、回動中心軸PVから湾曲搬送面48csに下ろした垂線に沿う、該回動中心軸PVからシャフト44の端面までの長さを湾曲搬送面側太さDcsとする。またガイド面直交方向Dgoに沿う、回動中心軸PVからシャフト44の端面までの長さを非搬送面側太さDtsとする。シャフト44は、非搬送面側太さDtsが、平坦搬送面側太さDfs及び湾曲搬送面側太さDcsよりも長く形成されている。このようにシャフト44は、回動中心軸PVを中心として、紙幣と干渉しない方向に位置する非搬送面48tsに向かって偏った形状となっている。
シャフト44は、図5に示すように、ブレード48が下側切替ポジションにあるときに、ガイド面44aが下側搬送路24と平行から僅かに傾斜する状態となる。なお図5は、ブレード組46C及びブレード組46Lの間の部分で、シャフト44に直交する方向に切断した場合の断面図である。ところで、図9に示すように、紙幣BLの長辺に切れ目70が2箇所ある場合、これらの間の切れ残り部72の幅がブレード組隙間47よりも狭い場合がある。ガイド面44aは、ブレード48が下側ポジションにある状態で、ブレード組46Cとブレード組46L又はブレード組46Rとの間に紙幣BLの切れ残り部72が入り込んできたときに、これを下側搬送路24にガイドするように機能することにより、ブレード組隙間47よりも狭い切れ残り部72を有する紙幣BLの切れ残り部72が、切替ゲート40のブレード組隙間47に入り込んでしまうことを防止する。
さらに切替ゲート40は、シャフト44を、平坦搬送面側領域48fa、湾曲搬送面側領域48ca及び搬送面側領域48saへは突出させずに、非搬送面側領域48taへのみ突出させるようにした。これにより切替ゲート40は、搬送されている紙幣がシャフト44に接触してジャム(紙幣詰まり)が発生してしまうことを防止できる。
シャフト44(図3)における、アクチュエータ42側の端部には、該アクチュエータ42の出力軸42aに固定され該アクチュエータ42から駆動力をシャフト44へ伝達させる取付部50が、シャフト44と一体成形で形成されている。シャフト44は、取付部50においてネジ64によりアクチュエータ42の出力軸42aに固定されており、該アクチュエータ42から駆動力を受け回動する。
図6に示すように、取付部50は、所定の肉厚の中空円筒形状でありシャフト44の軸方向(左右方向)である取付部軸方向に出力軸42a(図3)を挿通させるシャフト挿通部51が形成された円筒部52を有している。円筒部52の外周部の一端(図3における上側)には、平面形状の外壁面である上側板状部外面53Sを有する平板形状の上側板状部53が形成されており、該円筒部52の外周部の他端(図3における下側)には、平面形状の外壁面である下側板状部外面54Sを有する平板形状の下側板状部54が形成されている。下側板状部54は上側板状部53と同様に構成されている。以下では上側板状部外面53S及び下側板状部外面54Sに直交する方向を取付部高さ方向とも呼び、取付部軸方向及び取付部高さ方向に直交する方向を取付部幅方向とも呼ぶ。また以下では、上側板状部53及び下側板状部54をまとめて平面部とも呼ぶ。上側板状部53は、円筒部52における取付部幅方向の両端部に形成されている円弧形状部分が、その外周径を変えずに、該円筒部52における取付部高さ方向の一端部である上側にまで仮想的に形成されていた場合の該外周径よりも、上側板状部外面53Sが取付部高さ方向に突出している。
上側板状部53は、取付部軸方向のほぼ中央である中央部56において、該上側板状部53の外部とシャフト挿通部51とを連通しネジ64(図3)を挿通させるネジ固定孔55が、取付部高さ方向に沿って穿設されている。上側板状部53における中央部56よりもアクチュエータ42側(左側)にはアクチュエータ側部57が、該中央部56よりもブレード48側(右側)にはブレード側部58がそれぞれ形成されている。
アクチュエータ側部57には、上側板状部外面53Sよりも凹むアクチュエータ側肉盗み部59が、取付部幅方向に並んで2個形成されている。アクチュエータ側肉盗み部59における取付部幅方向の中央部には、上側板状部外面53Sと同じ高さのアクチュエータ側リブ60が、該アクチュエータ側肉盗み部59における取付部軸方向の一端から他端までに亘って形成されている。換言すればアクチュエータ側リブ60は、複数のアクチュエータ側肉盗み部59同士の間において、ネジ固定孔55の取付部幅方向の中央部を通り軸方向に沿う直線上に形成されている。これは、ネジ64の締め付け力により材料内部に発生する応力は上側板状部53における取付部幅方向の中央部に集中しているため、この中央部の厚みがアクチュエータ側肉盗み部59により減少することを防ぐためである。ブレード側部58には、上側板状部外面53Sよりも凹むブレード側肉盗み部61が形成されている。ブレード側肉盗み部61における取付部幅方向の中央部には、上側板状部外面53Sと同じ高さのブレード側リブ62が、該ブレード側肉盗み部61における取付部軸方向の一端から他端までに亘って形成されている。中央部56には、アクチュエータ側部57及びブレード側部58よりも取付部幅方向の端部が凹む中央盗み部63が形成されている。
以下では、シャフト挿通部51の内周面から上側板状部53の上側板状部外面53Sまでの長さ、すなわち円筒部52及び上側板状部53の肉厚を、肉厚Hとも呼ぶ。また、ネジ固定孔55の縁からアクチュエータ側部57の端面までの長さ、すなわちアクチュエータ側部57の取付部軸方向に沿った長さを、アクチュエータ側部長さLとも呼ぶ。
このように取付部50は、アクチュエータ側肉盗み部59、ブレード側肉盗み部61及び中央盗み部63を設けることにより、成形時にヒケ等の発生を抑止しつつ、アクチュエータ側リブ60及びブレード側リブ62を設けることにより、強度を保つようにしている。
取付部50は、アクチュエータ42(図3)の出力軸42aがシャフト挿通部51に挿通した状態で、該出力軸42aに穿設された図示しないネジ穴に、ネジ固定孔55を介しネジ64が螺合することにより、出力軸42aに固定される。ここで取付部50は、シャフト44が繰り返し回動しても、アクチュエータ側部57に割れが発生しないように、アクチュエータ側部長さL及び肉厚Hが設計されている。具体的に肉厚Hの高さは、円筒部52の円弧形状部分の厚さよりも同じかそれ以上になるよう設定されている。またアクチュエータ側部長さLの長さは、ネジ64がネジ固定孔55におけるアクチュエータ42側の端部まで寄った状態においても少なくとも該ネジ64の座金が上側板状部外面53Sからアクチュエータ42側にはみ出さないように設定されている。
そしてこの切替ゲート40(図2)は、ブレード組隙間47L及び47R(図3)に後側ベルト対37が対向するように配置される。また上側搬送ガイド18、後側搬送ガイド19及び前側搬送ガイド20は、ブレード48と噛み合うように設けられている。
[1−4.効果等]
ここで図10に示すように、従来の切替ゲート540には、円の一部を直線的にカットしたガイド面44aが形成された略D字形状の断面のシャフト544を有し、該ガイド面44aにより紙幣をガイドするものがあった。このような切替ゲート540は、シャフト544が断面円形状よりも細い断面D字形状となっているために強度が不足し、ブレード48のポジションを切り替える際に運動エネルギーが減衰して安定するまで振動してしまい、振動が収束するまでに時間がかかってしまった。このため切替ゲート540は、ポジションを切り替えた後に振動するブレード48のブレード先端48aが上側搬送ガイド面18S又は後側搬送ガイド面19Sから後側搬送路22に露出してしまい、紙幣がブレード先端48aに引っかかり紙幣が詰まってしまう可能性があった。
またこれに対応するために切替ゲート540は、前側切替ポジションにおいては後側搬送ガイド面19Sよりもブレード先端48aを大きく下側に位置させ、下側切替ポジションにおいては上側搬送ガイド面18Sよりもブレード先端48aを大きく上側に位置させることにより、ブレード先端48aを後側搬送路22から確実に退避させるようにしていた。しかしながらその場合、切替ゲート540は、前側切替ポジションから下側切替ポジションまでのブレード48の切替角度を大きくする必要があるため、ポジションを切り替える際の切替時間が多くかかってしまっていた。
また切替ゲート540は、シャフト544の一端からのみアクチュエータ42によりブレード48を回動させるため、強度が低いシャフト544が捻じれ、アクチュエータ42に近接するブレード48と該アクチュエータ42から離隔するブレード48とで、切り替え時に位相がずれた状態で振動してしまう可能性があった。
これに対し切替ゲート40は、シャフト44を断面水滴型にし、シャフト544よりも非搬送面48ts側へ断面積を増加させるようにした。
このため切替ゲート40は、シャフト44の強度をシャフト544よりも高めることができ、ブレード48のポジションを切り替える際に運動エネルギーを速やかに減衰させて、振動が収束するまでにかかる時間を短くできる。これにより切替ゲート40は、ポジションを切り替えた後に振動するブレード48のブレード先端48aが上側搬送ガイド面18S又は後側搬送ガイド面19Sから後側搬送路22に露出することを防止し、紙幣がブレード先端48aに引っかからないようにでき、安定的に紙幣を搬送できる。また切替ゲート40は、切替時間を短くできるため、搬送される紙幣同士の間隔を短くすることが可能となり、紙幣処理装置1全体の処理速度を向上させることができる。
また切替ゲート40は、ポジション切替時にブレード48の振動が速やかに収まるため、前側切替ポジション及び下側切替ポジションにおいて後側搬送ガイド面19S及び上側搬送ガイド面18Sからブレード先端48aを大きく離隔させる必要がなくなるため、切替ゲート540よりも切替角度を小さくでき、切替時間を短くできる。
さらに切替ゲート40は、切替ゲート540よりもシャフト44の強度を向上できるため、シャフト544の捻じれをシャフト44よりも低減させることができ、アクチュエータ42に近接するブレード48と該アクチュエータ42から離隔するブレード48とで、位相がずれた状態で振動してしまうことを抑止できる。
ここで、シャフト44の回動による慣性は、回動中心軸PVから外側に距離が離れるほど大きく影響する。シャフト44自体の慣性が大きくなると、ポジションを切り替えた直後にブレード48の位置が定まりにくくなってしまう。これに対し切替ゲート40は、シャフト44を断面視で水滴型にし、回動中心軸PVから外側に距離が離れるほどシャフト断面幅を細くするようにした。
ここで、シャフト44は、シャフト断面幅よりも、回動中心軸PVから外側への長さ(シャフト断面長さ)の方が、強度に対しては支配的となる。すなわちシャフト44の強度を高めるには、シャフト断面幅を太くする必要はあまりなく、シャフト断面長さを可能な限り延ばすことが望ましい。これにより切替ゲート40は、シャフト44の慣性を不用意に大きくせずに強度をシャフト544よりも高めることができる。
以上の構成によれば、紙幣処理装置1は、媒体としての紙幣を搬送する後側ベルト対37と、回動中心軸PVを中心に回動可能に設けられたシャフト44と、シャフト44に設けられ、ブレード先端48aから非搬送面48tsに向かって形成された平坦搬送面48fsと湾曲搬送面48csとで紙幣の搬送方向を切り替えるブレード48とを設け、シャフト44を、回動中心軸PVから平坦搬送面48fs及び湾曲搬送面48csよりも非搬送面48tsに偏った形状とするようにした。これにより紙幣処理装置1は、ブレード48を回動させポジションを切り替える際に該ブレード48の振動を抑えることができる。
[2.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、水滴形状のシャフト44を有する切替ゲート40に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、図7に示すように、D字部44bにおける非搬送面48ts側の端部からガイド面直交方向Dgoに沿って突出する薄板状の突出部144cが左右方向に亘って形成されたシャフト144を有する切替ゲート140に本発明を適用しても良い。この場合シャフト144は、シャフト44と比べ、シャフト断面長さを同等に保つことにより強度を同等に保ちつつ突出部144cにおけるシャフト断面幅を細くすることにより慣性を小さくできる。
また上述した実施の形態においては、シャフト44の非搬送面側太さDtsを平坦搬送面側太さDfs及び湾曲搬送面側太さDcsよりも長く形成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、種々の形成のシャフト44において、回動中心軸PVから非搬送面48ts側のシャフト44の少なくとも一部の端面までの距離が、回動中心軸PVから平坦搬送面48fs側のシャフト44の端面までの距離と、回動中心軸PVから湾曲搬送面48cs側のシャフト44の端面までの距離とよりも長く形成されていれば良い。要はシャフトは、非搬送面48ts側に、平坦搬送面48fs側及び湾曲搬送面48cs側よりも長く形成されている箇所があれば良い。
また上述した実施の形態においては、中実のシャフト44を有する切替ゲート40に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、図8に示すように、例えば中空部74を有しガスインジェクションにより所定の肉厚に成形された中空のシャフト244を有する切替ゲート240に本発明を適用しても良い。またシャフト244の中空部74に金属製のシャフトを通しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、シャフト44、取付部50及びブレード48を一体成形する場合について述べた。本発明はこれに限らず、取付部50とシャフト44とは一体成形するものの、シャフト44とブレード48とは一体成形せず、ブレード48をシャフト44に取り付けるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、ガイド面方向Dgに直交するガイド面直交方向Dgoに沿ってD字部44bから突出部44cが突出する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ガイド面直交方向Dgoに対し傾斜する方向に沿ってD字部44bから突出部が突出しても良く、要は非搬送面48tsに向かって突出すれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、ガイド面44aを平坦面とする場合について述べた。本発明はこれに限らず、ガイド面44aを湾曲面等、種々の形状にして良く、要は紙幣BLの切れ残り部72が入り込んできたときにガイドできれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、下側切替ポジションと前側切替ポジションとの2ポジションを取る切替ゲート40に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、3ポジション以上の任意のポジションを取る切替ゲート40に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、ローラとこのローラに装着されたベルトで構成される2本のベルト対で紙幣BLを搬送する紙幣処理装置1に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、1本のベルト対で紙幣BLを搬送する装置や、搬送路上に設けられた複数のローラのみで媒体を搬送する装置など、種々の装置に適用しても良い。
さらに、切替ゲートを構成するシャフトやブレードの大きさや強度を適宜選定することで、本発明を、紙幣や紙などの紙葉類を搬送する装置だけでなく、工場内で部品を搬送するベルトコンベア装置などに適用することもできる。
さらに上述した実施の形態においては、適切に搬送されない状況を引き起こすことがある媒体として、切れ残り部72を有する紙幣BLを例に挙げたが、要は、従来の切替ゲートにおいて、シャフトやボスに接触したり、搬送方向をガイドするガイド面以外の箇所に接触したりする可能性のある媒体であれば、このような状況を引き起こすことがあり、このような媒体を取り扱う装置において本発明は有効となる。
さらに上述した実施の形態においては、現金を処理する紙幣処理装置1において、媒体としての紙幣の搬送方向を切り替える分岐部15fにおいて本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば債権、証書、商品券、金券や入場券等のような薄い紙状の媒体の搬送方向を切り替える種々の装置に適用しても良い。また、例えば紙幣を入出する紙幣入出金機や紙幣を所定枚数毎に施封する施封小束支払機等、紙幣や硬貨の取引に関する種々の処理を行う複数種類の装置の組み合わせにより構成された現金処理装置に本発明を適用してもよい。さらに上述した実施の形態においては、入金取引及び出金取引を行う紙幣処理装置1に本発明を適用する場合について述べたが、入金取引又は出金取引の何れか一方のみを行う装置に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、ブレード軸としてのシャフト44と、ブレードとしてのブレード48とによって、搬送方向切替装置としての切替ゲート40を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなるブレード軸と、切替ブレードとによって、搬送方向切替装置を構成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、搬送部としての後側ベルト対37と、ブレード軸としてのシャフト44と、ブレードとしてのブレード48とによって、媒体取扱装置としての紙幣処理装置1を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる搬送部と、ブレード軸と、切替ブレードとによって、媒体取扱装置を構成しても良い。
本発明は、媒体の搬送方向を切り替える手段を有する現金自動取引装置や、コピー機、プリンタ、自動販売機、券売機などの装置で広く利用することができる。
1……紙幣処理装置、2……筐体、3……入金部、4……出金部、5……表示部、6……操作部、10……鑑別部、11……一時保留部、12……紙幣収納庫、13……リジェクト庫、14……搬送路、15……分岐部、16……分岐部周辺、18……上側搬送ガイド、18S……上側搬送ガイド面、19……後側搬送ガイド、20……前側搬送ガイド、19S……後側搬送ガイド面、20S……前側搬送ガイド面、22……後側搬送路、23……前側搬送路、24……下側搬送路、25……搬送分岐部、26、27、28、29、30、31、32、33……ローラ、34……上側ベルト、35……後側ベルト、36……前側ベルト、37……後側ベルト対、38……前側ベルト対、40、140、240、540……切替ゲート、42……アクチュエータ、42a……出力軸、44、144、544……シャフト、44a……ガイド面、44b……D字部、44c、144c……突出部、PV……回動中心軸、Dg……ガイド面方向、Dgo……ガイド面直交方向、Dts……非搬送面側太さ、Dfs……平坦搬送面側太さ、Dcs……湾曲搬送面側太さ、46L、46C、46R……ブレード組、47L、47R……ブレード組隙間、48……ブレード、48a……ブレード先端、48ts……非搬送面、48fs……平坦搬送面、48cs……湾曲搬送面、48ta……非搬送面側領域、48fa……平坦搬送面側領域、48ca……湾曲搬送面側領域、48sa……搬送面側領域、50……取付部、51……シャフト挿通部、52……円筒部、53……上側板状部、53S……上側板状部外面、54……下側板状部、54S……下側板状部外面、55……ネジ固定孔、56……中央部、57……アクチュエータ側部、58……ブレード側部、59……アクチュエータ側肉盗み部、60……アクチュエータ側リブ、61……ブレード側肉盗み部、62……ブレード側リブ、63……中央盗み部64……ネジ、70……切れ目、72……切れ残り部、74……中空部、L……アクチュエータ側部長さ、H……肉厚。

Claims (13)

  1. 回動中心軸を中心に回動可能に設けられたブレード軸と、
    前記ブレード軸に設けられ、ブレード先端から非搬送面に向かって形成された第1搬送面と第2搬送面とで媒体の搬送方向を切り替えるブレードと
    を有し、
    前記ブレード軸は、前記回動中心軸から前記第1搬送面及び前記第2搬送面よりも前記非搬送面に偏った形状である
    搬送方向切替装置。
  2. 前記ブレード軸は、略円筒形状の一部が前記非搬送面に向かって突出する形状である
    請求項1に記載の搬送方向切替装置。
  3. 前記ブレード軸は、前記回動中心軸から前記非搬送面側の少なくとも一部の端面までの距離が、前記回動中心軸から前記第1搬送面側及び前記第2搬送面側の端面までの距離よりも長く形成されている
    請求項1に記載の搬送方向切替装置。
  4. 前記ブレード軸は、前記第1搬送面から一定距離まで内側の第1搬送面側領域と、前記第2搬送面から一定距離まで内側の第2搬送面側領域とに入り込まないように形成されている
    請求項1に記載の搬送方向切替装置。
  5. 前記ブレード軸は、前記回動中心軸から前記ブレード先端側よりも前記非搬送面側へ突出している
    請求項4に記載の搬送方向切替装置。
  6. 前記ブレード軸は、隣接するブレードの間隙部分に、該間隙部分に入り込んでくる前記媒体の一部をガイドするガイド面が前記媒体を搬送する搬送部と干渉しないよう形成されている
    請求項1に記載の搬送方向切替装置。
  7. 前記ブレード軸は、前記ガイド面が延びる方向に直交する方向に向かって突出している
    請求項6に記載の搬送方向切替装置。
  8. 前記非搬送面は、前記媒体と干渉しない箇所に形成されている
    請求項1に記載の搬送方向切替装置。
  9. 前記ブレード軸と前記ブレードとは一体成形されている
    請求項1に記載の搬送方向切替装置。
  10. 出力軸を介して前記ブレード軸を回動させるアクチュエータと、
    前記ブレード軸に形成され、前記アクチュエータと接続される取付部と
    を有し、
    前記取付部は、
    前記アクチュエータの前記出力軸が挿入される円筒部と、
    前記円筒部の軸方向と直交する高さ方向に沿って前記円筒部に穿設されたネジ固定孔と、
    前記円筒部の円弧形状部分の外周径よりも最外面が前記高さ方向に突出して形成された平面部と
    を有する請求項1に記載の搬送方向切替装置。
  11. 前記平面部の最外面よりも凹むよう前記軸方向及び前記高さ方向に直交する幅方向に並んで前記平面部に形成された複数の肉盗み部と、
    複数の前記肉盗み部の間において、前記ネジ固定孔の前記幅方向の中央部を通り前記軸方向に沿う直線上に形成されたリブと
    を有する請求項10に記載の搬送方向切替装置。
  12. 前記取付部はプラスチック材料で形成される
    請求項10又は請求項11に記載の搬送方向切替装置。
  13. 媒体を搬送する搬送部と、
    回動中心軸を中心に回動可能に設けられたブレード軸と、
    前記ブレード軸に設けられ、ブレード先端から非搬送面に向かって形成された第1搬送面と第2搬送面とで前記媒体の搬送方向を切り替えるブレードと
    を有し、
    前記ブレード軸は、前記回動中心軸から前記第1搬送面及び前記第2搬送面よりも前記非搬送面に偏った形状である
    媒体取扱装置。
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