JP2017042084A - コラーゲンペプチド及びセラミドを含有する組成物とその製造方法 - Google Patents

コラーゲンペプチド及びセラミドを含有する組成物とその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コラーゲンペプチド及び脂質含量が高いセラミドを含有する組成物において、組成物中にコラーゲンペプチドとセラミドが均一に分散されており、造粒工程中に発生する褐変化及び好ましくない臭気の発生が抑制された、組成物とその製造方法の提供。【解決手段】コラーゲンペプチドと固形分中の脂質含量が70重量%以上であるセラミド原料をそれぞれ別の工程で造粒して、コラーゲンペプチド含有顆粒とセラミド含有顆粒を得た後、前記コラーゲンペプチド含有顆粒及びセラミド含有顆粒とを水分6%以下の環境で混合して、コラーゲンペプチド及びセラミド含有を含有する組成物を得る方法。セラミド原料が固形分中の脂質含量が85重量%であり、牛乳由来のリン脂質を含有し、シクロデキストリンに包接されているセラミド含有顆粒である組成物。コラーゲンペプチド含有顆粒がコラーゲンペプチドと糖質原料を含有する組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、造粒する工程中に発生する褐変化が抑制された、コラーゲンペプチド及びセラミドを含有する組成物とその製造方法に関する。
コラーゲンペプチドやセラミドは、皮膚に対する美容効果が期待される飲食品用の成分としてよく知られている(特許文献1〜3)。食品に使用されるコラーゲンペプチドは、豚皮や魚の鱗等の原料から得られるものである。また、食品に使用されるセラミド素材は、米・小麦・こんにゃく芋等の植物由来の原料や、卵黄や乳等の動物由来の原料から得られるものである。
原料の由来や製造方法が異なれば、得られる素材に含まれる成分構成は異なるものとなる。例えば、植物由来のセラミドの主要な成分はグルコースが結合したグリコシルセラミドであるが、動物由来のセラミドにはスフィンゴミエリンやスフィンゴ糖脂質が多く含まれている。また、たとえ同じ牛乳から調製されたセラミド原料であっても、異なる精製工程を経て得られた場合は、含まれているタンパク質、脂質、ミネラル等の組成はそれぞれ異なるものとなる。
近年、皮膚に対する美容効果が期待される飲食品を手軽に摂取するニーズが高まっているため、市場には多くの商品がみられる。商品の形態は多様であり、例えば、粉末、タブレット、カプセル、ドリンク、ゼリー飲料、グミ等が挙げられる。
コラーゲンペプチドを含有する粉末飲料において、溶けやすい性質が求められている。コラーゲンペプチドの原料粉末は水への沈降性が悪いことから、コラーゲンペプチドを含む顆粒と水への沈降性がよい顆粒とを、あらかじめ別々に造粒した後、混合しながら乳化剤を添加して、乳化剤でコーティングされた混合顆粒とすることによって、即溶性顆粒を製造する方法が知られている(特許文献4)。
国際公開第2008/059927号パンフレット 国際公開第2010/125910号パンフレット 特開2008−184428号公報 国際公開第2006/117958号パンフレット
本発明者らは、コラーゲンペプチドとセラミドを必須成分として含有し、さらにビタミンC、香料等を含有する粉末状又は顆粒状の組成物の製造を試みた。前記セラミドとして、スフィンゴミエリンの含有率が高い原料を探索した結果、固形分中の脂質含量が70重量%を超える動物原料由来のリン脂質素材(牛乳由来のリン脂質、脂質含量85重量%)をセラミド原料として選択した。
脂質含量が非常に高いセラミド原料を粉末状又は顆粒状の組成物に直接混合すると、セラミド原料がべたつきをもっているため偏析が起こる。そのため、前記組成物を粉末飲料として好適に用いることができない。そこで、前記セラミド原料を温水に溶解させた溶液を調製して、コラーゲンペプチドに対して噴霧して造粒した。その結果、セラミドとコラーゲンペプチドが均一に分散されて含まれる顆粒状の組成物を得ることができた。しかしながら、前記組成物は、造粒する工程において褐変化した上に好ましくない臭気が発生した。
そこで、本発明では、コラーゲンペプチド及び高脂質含量セラミドを含有する組成物において、造粒工程中に発生する褐変化及び好ましくない臭気の発生が抑制された、コラーゲンペプチドと高脂質含量セラミドが均一に分散されている組成物とその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、褐変化の原因となる成分の組合せに着目して検討した。コラーゲンペプチドに対して、コラーゲンペプチド以外の原料の混合液を噴き付けて流動層造粒した結果、コラーゲンペプチドとセラミド原料を組合せた試験区において特に好ましくない臭気が発生することを突き止めた。
そこで、本発明者らは、コラーゲンペプチドとセラミドが水分の存在する環境下で加熱されることなく、それぞれの成分が組成物中において均一に分散される手段を鋭意検討した。本発明者らは、コラーゲンペプチドとセラミド原料をそれぞれ別の工程で造粒した後、得られたそれぞれの造粒物を水分6%以下の環境で混合した。すると、得られた組成物中にコラーゲンペプチドとセラミドが均一に分散されるだけでなく、造粒工程中における組成物の褐変化と好ましくない臭気の発生が抑制されることを見出した。本発明はこれらの知見に基づくものであり、以下に記載の事項をその特徴とするものである。
(1)コラーゲンペプチド含有顆粒と、固形分中の脂質含量が70重量%以上であるセラミド原料を含有する顆粒を含んでなる組成物。
(2)セラミド原料が、固形分中の脂質含量が85重量%以上である、(1)に記載の組成物。
(3)セラミド原料が、牛乳由来のリン脂質を含有する、(1)又は(2)に記載の組成物。
(4)セラミド原料がシクロデキストリンに包接されているセラミド含有顆粒を含有する、(1)〜(3)のいずれか一つに記載の組成物。
(5)シクロデキストリンがγ−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、又はα−シクロデキストリンである、(4)に記載の組成物。
(6)シクロデキストリンがγ−シクロデキストリンである、(4)に記載の組成物。
(7)コラーゲンペプチド含有顆粒が、コラーゲンペプチドと糖質原料を含有することを特徴とする、(1)〜(6)のいずれか一つに記載の組成物。
(8)水分含量が6重量%以下である、(1)〜(7)のいずれか一つに記載の組成物。
(9)コラーゲンペプチドを造粒してコラーゲンペプチド含有顆粒を得る工程、固形分中の脂質含量が70重量%以上であるセラミド原料を造粒してセラミド含有顆粒を得る工程、及び前記コラーゲンペプチド含有顆粒と前記セラミド含有顆粒とを水分6%以下の環境で混合することにより組成物を得る工程を含む、コラーゲンペプチド及びセラミドを含有する組成物を製造する方法。
本発明により、組成物中にコラーゲンペプチド及び高脂質含量セラミドが均一に分散されている上に、造粒工程中に発生する組成物の褐変化及び好ましくない臭気の発生が抑制された、コラーゲンペプチド及び高脂質含量セラミドを含有する組成物とその製造方法を提供することができる。本発明においては、前記セラミドが固形分中70重量%以上の高い脂質含量を有する場合でも、造粒工程中に発生する組成物の褐変化及び好ましくない臭気の発生が抑制された組成物を得ることができる。
本発明の「組成物」は、少なくとも後述する「コラーゲンペプチド含有顆粒」及び「固形分中の脂質含量が70重量%以上であるセラミド原料を含有する顆粒」を含有するものである。前記「コラーゲンペプチド含有顆粒」とは、少なくとも「コラーゲンペプチド」を含有するものである。本明細書において、「固形分中の脂質含量が70重量%以上であるセラミド原料を含有する顆粒」を、「セラミド含有顆粒」と略して表記する場合がある。
[コラーゲンペプチド]
コラーゲンは、牛や豚等の家畜や魚を加工する際に副生する皮、骨、靭帯、腱、軟骨等から抽出して製造される。本発明において「コラーゲンペプチド」とは、前記のように抽出されたコラーゲン又はゼラチンを、酵素や化学的処理等により分解して得られたものである。コラーゲンペプチドの起源は適宜選択することができるが、魚由来が好ましい。
コラーゲンペプチドに含まれるコラーゲンの分子量は適宜選択することができる。低分子化されたコラーゲン成分は反応性が高い可能性があるが、本発明の組成物において造粒工程中に褐変化することなく含有させることができる。例えば、コラーゲンペプチドとして、平均分子量が1800〜5000であるコラーゲンペプチドを好適に用いることができる。
[コラーゲンペプチド含有顆粒]
本発明における「コラーゲンペプチド含有顆粒」とは、コラーゲンペプチドを造粒することによって得られる顆粒である。一般的に、造粒されていない粉末状のコラーゲンペプチドは、水になじみにくい上に粉末自体が軽いため、水の上に浮いてしまう。これを溶かそうとして撹拌すると、粉末表面に膜が形成されて継粉が発生してしまう。コラーゲンペプチド含有顆粒は、空隙の多い多孔質な構造であることから、水が顆粒内に侵入しやすくなる。そのため、コラーゲンペプチド含有顆粒は水に対する分散性に優れている。コラーゲンペプチド含有顆粒を得るための造粒方法として、流動層造粒、押出造粒、圧縮造粒、スプレードライ等が挙げられるが、特に流動層造粒が好ましい。また、コラーゲンペプチド含有顆粒は、前記した造粒工程の後、任意で乾燥工程や冷却工程を経て得られるものも含む。
コラーゲンペプチド含有顆粒には、コラーゲンペプチドを効果的に結着させて顆粒を得るために、結合剤(バインダー)を用いることが好ましい。結合剤として、アラビアガム、プルラン、グアーガム、デンプン等の公知の成分を用いることができる。例えば、前記した成分を水等の溶媒に溶解させたバインダー液を調製して、造粒機中に流動させた状態のコラーゲンペプチドに対して前記バインダー液を噴霧することにより、コラーゲンペプチド含有顆粒を製造することができる。
コラーゲンペプチド含有顆粒は、コラーゲンペプチドを水に沈降させやすくするために、さらに糖質原料を含有することが好ましい。前記糖質原料としては公知の糖質を用いることができる。例えば、トレハロース、ショ糖、デキストリン、乳糖、麦芽糖、エリスリトール、マルチトール、ソルビトール等が挙げられる。水への沈降性を向上させる糖質原料の性質として、大きい密度を有する原料及び/又は細かい粒度を有する原料が好ましい。具体的には、かさ比重0.6g/mL以上を有する原料及び/又はメディアン径300μm以下を有する糖質原料が好ましい。なお、前記かさ比重とは、ホソカワミクロン株式会社のパウダーテスターTYPE-PT-Eを用いて180秒間180回振動を与えて計測した値をいう。特に好ましい糖質原料として、トレハロース(かさ比重:約0.64g/mL、メディアン径:約103μm)等が挙げられる。コラーゲンペプチド含有顆粒全重量中において、糖質原料は20〜60重量%とすることが好ましい。
コラーゲンペプチド含有顆粒は、前記した結合剤、糖質原料に加えて、本発明の効果を損なわない範囲でその他の成分を含有することができる。例えば、乳酸菌粉末、アミノ酸粉末、ビタミン類粉末、香料、乳化剤、結晶セルロース、着色料、甘味料、酸味料、滑沢剤等が挙げられる。
[固形分中の脂質含量が70重量%以上であるセラミド原料を含有する顆粒]
[セラミド原料]
本発明において「セラミド」とは、スフィンゴ脂質の一種であり、スフィンゴシンと脂肪酸および糖が結合した構造を有し、かつ天然に由来するものをいう。例えば、牛乳、卵等より抽出した動物由来のもの、小麦、米、大豆、こんにゃく芋、トウモロコシ等より抽出した植物由来のもの、酵母等より抽出した微生物由来のもの等が挙げられる。これらのセラミドは、公知の抽出方法により得ることができる。さらに、前記した公知の抽出方法に加えて、乳化剤等をコーティングする加工工程を経て得ることもできる。本発明において「セラミド原料」とは、前記したセラミドを含有するものである。
本発明におけるセラミド原料は、固形分中の脂質含量が70重量%以上である。本発明によれば、セラミド原料の固形分中における前記脂質含量が80重量%以上、さらには85重量%以上の原料も好ましく用いることができる。
本発明において、セラミド原料は「牛乳由来のリン脂質」を含有することが好ましい。前記牛乳由来のリン脂質とは、牛乳から抽出して製造されるものであって、主な成分としてフォスファチジルコリン、フォスファチジルエタノールアミン、及びスフィンゴミエリンを含有しているものをいう。本発明において、牛乳由来のリン脂質は、牛乳から抽出されたリン脂質を広く指すものであるが、市販品も用いることができる。
本発明において、セラミド原料はスフィンゴミエリンを含有することが好ましい。特に、スフィンゴミエリンを15重量%以上含有するセラミド原料が好ましい。
[セラミド原料を含有する顆粒](セラミド含有顆粒)
本発明において「セラミド原料を含有する顆粒」(セラミド含有顆粒)とは、前記したセラミド原料を造粒することによって得られる顆粒である。セラミド原料の造粒方法としては、流動層造粒、押出造粒、圧縮造粒、スプレードライ等が挙げられるが、特に流動層造粒が好ましい。また、セラミド含有顆粒は、前記した造粒工程の後、任意で乾燥工程や冷却工程を経て得られるものも含む。
本発明においてセラミド含有顆粒は、本発明の効果を損なわない範囲でその他の成分を含有することができる。例えば、結合剤(アラビアガム、プルラン、グアーガム、デンプン等)、コア(デキストリン、デンプン、結晶セルロース、糖質原料等)、抗酸化剤(カテキン類、ビタミン類、ローズマリー抽出物、ヤマモモ抽出物等の各種植物抽出物を含む)、乳化剤、光沢剤、香料等が挙げられる。
本発明におけるセラミド含有顆粒は、包接剤(γ−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、α−シクロデキストリン等)を添加することが好ましく、γ−シクロデキストリン又はα−シクロデキストリンを添加することがより好ましく、γ−シクロデキストリンを添加することが特に好ましい。シクロデキストリンは糖鎖が環状になった立体的構造を有する化合物であり、外側が親水性、内側が親油性を示す。作用の詳細は不明であるが、シクロデキストリンの内側にセラミド原料が包接されることによって、得られる顆粒はセラミド原料によるべたつきが感じられなくなり、流動性がよく取り扱いやすい性状になると推測される。さらに、セラミド原料がシクロデキストリン内部に包接されることによって、造粒工程中にセラミド原料が関与する褐変化反応が抑制されるものと推測される。包接剤が添加されたセラミド含有顆粒は、包接剤(γ−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、α−シクロデキストリン等)の添加によって、造粒工程中の褐変化及び好ましくない臭気の発生が抑制されるだけでなく、製造された顆粒を高温度帯(40℃以上)で保存した場合も褐変化及び臭気の発生が抑制される。
前記した包接剤が添加された顆粒は、例えば次のようにして製造することができる。
まず、セラミド原料及び包接剤を水等の溶媒に溶解させ、必要に応じて結合剤を加えた後、続けてコア(デキストリン、デンプン等)に対して噴き付けて造粒することにより製造することができる。または、セラミド原料及び包接剤を水等の溶媒に溶解させた液を噴霧乾燥等の手段によって乾燥させることにより、セラミド含有顆粒を得ることもできる。前記顆粒中において、セラミド原料と包接剤との重量比率は、1:0.5〜1:5であることが好ましく、1:1〜1:2であることがより好ましく、1:1.5〜1:2であることが特に好ましい。
[組成物]
脂質含量が高いセラミド原料をそのまま組成物に添加すると偏析が起きるため、得られる組成物の品質は好ましくないものとなる。このような組成物を粉末飲料として用いることは好ましくない。そこで、セラミド原料とバインダーを溶解させた液を、コラーゲンペプチドに噴き付けて造粒することにより、各成分が均一に分散した組成物を得ることができる。しかしながら、得られた組成物は、造粒工程中に褐変化して好ましくない臭気を発生する。これは、高温かつ水分が存在する環境下でコラーゲンペプチドとセラミド原料が結着した際に何らかの反応が生じたことが原因と推定される。そのため、造粒工程中の褐変化と臭気を抑制するためには、脂質含量が高いセラミド原料とコラーゲンペプチドとを水分の存在する環境下で接触することなく組成物中に含有させることが重要である。
本発明の組成物に含まれる水分量は、好ましくは6重量%以下である。水分量の測定方法は粉末状食品の水分を測定する一般的な方法であればよく、例えば加熱乾燥法が挙げられる。
本発明の組成物の製造方法は、コラーゲンペプチド含有顆粒と固形分中の脂質含量が70重量%以上であるセラミド原料を含有する顆粒(セラミド含有顆粒)が水分6%以下の環境で混合されて得られることを特徴としている。顆粒を混合する手段として、公知の混合装置を用いることができる。
本発明の組成物において、前記したコラーゲンペプチド含有顆粒とセラミド含有顆粒の重量比率について特に制限はない。本発明の組成物は、セラミドがコラーゲンペプチドに対して微量であっても、コラーゲンペプチドがセラミドに対して微量であっても、また、コラーゲンペプチドとセラミドがほぼ同量であっても、均一に分散されたものが得られる。
本発明の組成物には、コラーゲンペプチド含有顆粒及びセラミド含有顆粒に加えて、本発明の効果を損なわない範囲でその他の成分を含有することができる。例えば、糖質原料、グルコサミン、N−アセチルグルコサミン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、コエンザイムQ10、乳清発酵物、植物エキス、乳酸菌粉末、アミノ酸粉末、ビタミン類粉末、甘味料、香料、乳化剤、滑沢剤、光沢剤等が挙げられる。前記した成分は、コラーゲンペプチド含有顆粒とセラミド含有顆粒を混合する工程の前、混合工程中、混合工程の後に適宜選択して添加することができる。
本発明の組成物は、前記した顆粒の混合工程に加えて、打錠工程又は圧縮工程を経て得ることもできる。打錠工程及び圧縮工程は、公知の手段を採用することができる。本発明の「組成物」の性状は、混合顆粒、追加された粉末成分等を含有する混合顆粒、前記顆粒等を打錠して得られるタブレット、又は前記顆粒等を圧縮成形して得られる圧縮成形体等を有する。
本発明の組成物は、造粒工程における褐変化や臭気の発生が抑制されていることから、そのまま粉末飲料、タブレット等として用いることができる。また、本発明の組成物は、その他の形態の製品、例えば、グミ、ゼリー飲料、容器詰飲料等の原材料として用いることができる。前記形態の製品を製造する場合において、本発明の組成物は流動性が良好で粉舞いしにくいことから、製造時における優れたハンドリング性を有している。
本発明を以下の例によって詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
比較例1:コラーゲンペプチドに直接セラミド原料を噴霧して造粒された組成物
(ベース粉末)
コラーゲンペプチド(新田ゼラチン製コラーゲンペプチド、分子量約3000):150重量部、アスコルビン酸ナトリウム:10重量部、トレハロース微粉:100重量部、マルトデキストリン:40重量部
(バインダー液)
アラビアガム:0.5重量部、セラミド原料(乳由来リン脂質、脂質含量85重量%、フォンテラジャパン製):10重量部を、撹拌されている水40重量部に加えて溶解させた。
流動層造粒機に上記ベース粉末を入れて85℃で流動させながら、上記バインダー液を噴霧して造粒を行った。造粒して得られた顆粒を100℃で30分間乾燥させた後、マルトデキストリン80重量部を加えて混合しながら、香料2.5重量部及び乳化剤2.5重量部を噴霧することにより、比較例1の組成物を得た。得られた組成物は顆粒状で、セラミドとコラーゲンペプチドが均一に分散されていた。
比較例1の組成物は、流動層造粒装置で造粒している間に褐変化し、好ましくない臭気を発生した。さらに、得られた組成物をアルミパウチに封入して23℃、37℃、60℃でそれぞれ1週間保存したところ、いずれの保存温度帯においても褐変化は進行し、好ましくない臭気はさらに強くなった。
試験例1:褐変化を発生する成分の組合せに関する検討
表1に記載した各試験区のサンプルを調製した。本試験例で使用した原料は、比較例1に使用した原料と同じものを用いた。試験区1−1は、未処理のコラーゲンペプチドとした。試験区1−2は、コラーゲンペプチド400重量部を100℃で30分間乾燥することによって調製した。試験区1−3〜1−8は、流動層造粒機にベース粉末原料を入れて、85℃で流動させながらバインダー液を噴霧して造粒した後、100℃で30分間乾燥させることによって調製した。
得られた各サンプルを製造した直後に香りと色調を評価した。さらに、各サンプル約1.2gを150mLの水に溶解させて得られた水溶液について、風味と色調を評価した。結果を表1に示した。
表1の結果から、コラーゲンペプチドとセラミド原料が水分の存在する環境下で結着した顆粒(試験区1−5、1−6)は好ましくない臭気と着色を有していた。また、試験区1−5、1−6のサンプルを溶解して調製された水溶液(飲料)は不快な風味と臭いを有していた。
試験例2:分子量の異なるコラーゲンペプチドを配合した組成物
平均分子量約5,000、約3,000、約2,000、約1,800を有するコラーゲンペプチド(いずれも新田ゼラチン製)をそれぞれ原料として組成物を調製した。流動層造粒機にベース粉末(前記コラーゲンペプチド280重量部)を投入して流動させながら、バインダー液(水30重量部、比較例1と同じセラミド原料17重量部)を85℃で噴霧して造粒した後、100℃で30分間乾燥させた。得られた各組成物をアルミパウチ袋に封入して、23℃、40℃、60℃でそれぞれ1週間保存した。保存後の各組成物について香りと色差を評価した。色差の評価結果を表2に示した。
セラミド原料を水で溶解してコラーゲンペプチドに噴き付けて形成された顆粒は、40℃以上の高温度帯で保存されることにより、褐変化が進行する傾向がみられた。前記した褐変化の進行は、コラーゲンペプチドの平均分子量の違いに関わらず発生した。また、保存後のサンプルはすべて好ましくない臭気(釣り餌のような臭い)を有していた。
実施例1:コラーゲンペプチド含有顆粒とセラミド含有顆粒を含有する組成物
[セラミド含有顆粒の調製]
流動層造粒機にデキストリン(マルトデキストリン、松谷化学工業製)110重量部を85℃で流動させながら、バインダー液(水40重量部、セラミド原料(乳由来リン脂質、脂質含量85重量%、フォンテラジャパン製):10重量部)を噴霧することにより、セラミド含有顆粒1を調製した。得られた前記顆粒を100℃で15分間乾燥させた後、2分間エアーをあてて冷却した。
[コラーゲンペプチド含有顆粒の調製]
(ベース粉末)
コラーゲンペプチド(新田ゼラチン製コラーゲンペプチド、分子量約3000):150重量部、糖質原料(トレハロース微粉):100重量部
(バインダー液)
アラビアガム1.0重量部を、撹拌されている水50重量部に加えて溶解させた。
流動層造粒機に、上記ベース粉末原料を入れて85℃で流動させながら、上記バインダー液を噴霧することにより、コラーゲンペプチド含有顆粒1を得た。
[組成物の調製]
前記コラーゲンペプチド含有顆粒1及び前記した冷却後のセラミド含有顆粒1を水を加えずに混合することにより、組成物1−1を調製した。混合時の装置内の水分量は6%以下であった。さらに、組成物1−1にアスコルビン酸ナトリウム粉末9重量部を加えて均一になるまで混合した。得られた混合物を流動層造粒機において85℃で流動させながら、香料3重量部及び乳化剤2.4重量部を噴霧し、100℃で15分間乾燥させた後、2分間エアーをあてて冷却することにより、組成物1−2を得た。得られた組成物1−1及び1−2は、セラミドとコラーゲンペプチドが均一に分散されたものであり、水分含量は6重量%以下であった。また、いずれの組成物も、造粒工程を含む製造工程中において褐変化することなく製造することができた。
製造直後の組成物1−2を約3.0gはかりとり、150mLの水に溶解させて飲料を調製したところ、組成物は良好な分散性と沈降性を有していた。調製された飲料は白濁していて、かすかなミルク様の香りを有する良好な品質であった。
実施例2:コラーゲンペプチド含有顆粒と、包接剤を添加したセラミド含有顆粒を含有する組成物(1)
[セラミド含有顆粒の調製]
流動層造粒機に表3に示した各ベース粉末(マルトデキストリン、松谷化学工業製)を85℃で流動させながら、バインダー液を噴霧することにより、セラミド含有顆粒2−1〜2−4をそれぞれ調製した。バインダー液は、水、包接剤(γ−シクロデキストリン、商品名「CAVAMAX(R) W8 Food」、シクロケム社製)、セラミド原料(乳由来リン脂質、脂質含量85重量%、フォンテラジャパン製)を混合することにより調製した。得られた各セラミド含有顆粒は85℃で10分間乾燥された後、2分間エアーをあてて冷却された。
[コラーゲンペプチド含有顆粒の調製]
流動層造粒機に、ベース粉末(原料は実施例1で使用したものと同じ、コラーゲンペプチド:370重量部、糖質原料:180重量部)を入れて85℃で流動させながら、バインダー液(水:100重量部、アラビアガム:2.0重量部)を噴霧することにより、コラーゲンペプチド含有顆粒2を得た。
コラーゲンペプチド含有顆粒2を60重量部に対して、27重量部のセラミド含有顆粒2−1〜2−4をそれぞれ混合することによって、コラーゲンペプチドとセラミドが均一に分散された組成物を得た。混合時の装置内の水分量は6%以下であった。さらに、追加的に以下の粉末成分を前記した各組成物に混合した(マルトデキストリン:7.5重量部、アスコルビン酸ナトリウム:2.5重量部)。得られた混合物に対して、香料0.9重量部及び乳化剤0.5重量部を噴霧することにより、組成物2−1〜2−4を調製した。いずれの組成物も、水分含量は6重量%以下であった。
上記組成物の製造工程における褐変化と臭気発生の状況、及び得られた組成物の流動性を観察した結果を表4に示した。包接剤としてγ−シクロデキストリンを添加したセラミド含有顆粒を含有する組成物(組成物2−1〜3)は、包接剤を含有しない組成物2−4と比較すると、製造工程中の褐変化が著しく抑制されていた上に、好ましくない臭気の発生も著しく抑制されていた。セラミド含有顆粒におけるセラミド原料と包接剤との重量比率が1:2(組成物2−1)、1:1.5(組成物2−2)、1:1(組成物2−3)のいずれにおいても、セラミド含有顆粒を製造する工程中及びコラーゲンペプチド含有顆粒と混合して得られる組成物の臭気及び褐変化は抑制されていた。特に、包接剤の重量比率が高い方がより臭気の発生は抑制される傾向であった。また、セラミド含有顆粒の流動性は、包接剤の重量比率が高い方がより流動性が高い傾向であった。
実施例3:コラーゲンペプチド含有顆粒と、包接剤を添加したセラミド含有顆粒を含有する組成物(2)
[セラミド含有顆粒の調製]
(セラミド含有顆粒3−1)
流動層造粒機にベース粉末(マルトデキストリン、松谷化学工業製)240重量部を85℃で流動させながら、バインダー液を噴霧することにより、セラミド含有顆粒3−1を調製した。バインダー液は、水:400重量部、包接剤(α−シクロデキストリン、商品名「CAVAMAX(R) W6 Food」、シクロケム社製):44重量部、セラミド原料(乳由来リン脂質、脂質含量85重量%、フォンテラジャパン製):22重量部を混合することにより調製した。得られた顆粒は85℃で10分間乾燥された後、2分間エアーをあてて冷却された。
(セラミド含有顆粒3−2)
上記顆粒3−1のバインダー液を、水:200重量部、包接剤(γ−シクロデキストリン(商品名「CAVAMAX(R) W8 Food」、シクロケム社製):44重量部、セラミド原料:22重量部に置き換えて、同様にしてセラミド含有顆粒3−2を得た。
実施例2で製造したコラーゲンペプチド含有顆粒2を60重量部、30重量部のセラミド含有顆粒3−1〜3−2をそれぞれ混合することによって、コラーゲンペプチドとセラミドが均一に分散された組成物3−1〜3−2を得た。それぞれを混合した時の装置内の水分量は6%以下であった。また、得られた組成物の水分量はいずれも6重量%以下であった。得られた各組成物は、いずれも製造工程中の褐変化及び好ましくない臭気の発生が著しく抑制されていた。また、いずれの組成物についても流動性は非常に良好なものであった。
実施例4:コラーゲンペプチド含有顆粒、セラミド含有顆粒及び各種成分を含有する組成物
[セラミド含有顆粒の調製]
流動層造粒機にベース粉末としてマルトデキストリン(松谷化学工業製)190重量部を85℃で流動させながら、バインダー液(セラミド原料(乳由来リン脂質、脂質含量85重量%、フォンテラジャパン製)15重量部を温水60重量部に混合することにより調製)を噴霧することにより、セラミド含有顆粒4−1を調製した。
[コラーゲンペプチド含有顆粒の調製]
流動層造粒機に、ベース粉末(原料は実施例1で使用したものと同じ、コラーゲンペプチド:370重量部、糖質原料:175重量部)を入れて85℃で流動させながら、バインダー液(水:200重量部、アラビアガム:2.0重量部)を噴霧することにより、コラーゲンペプチド含有顆粒4−1を得た。
以下の顆粒または粉末成分を水を加えずに混合した。混合時の装置内の水分量は6%以下であった。コラーゲンペプチド含有顆粒4−1:60重量部、セラミド含有顆粒4−1:30重量部、マルトデキストリン:6重量部、アスコルビン酸ナトリウム:2.5重量部。得られた混合物に対して、香料0.8重量部及び乳化剤0.6重量部を噴霧することにより、組成物4−1を調製した。得られた組成物4−1の水分含量は6重量%以下であり、造粒工程中及び混合工程中において褐変化せず、不快な臭気を発生することもなかった。

Claims (9)

  1. コラーゲンペプチド含有顆粒と、固形分中の脂質含量が70重量%以上であるセラミド原料を含有する顆粒を含んでなる組成物。
  2. セラミド原料が、固形分中の脂質含量が85重量%以上である、請求項1に記載の組成物。
  3. セラミド原料が、牛乳由来のリン脂質を含有する、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. セラミド原料がシクロデキストリンに包接されているセラミド含有顆粒を含有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. シクロデキストリンがγ−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、又はα−シクロデキストリンである、請求項4に記載の組成物。
  6. シクロデキストリンがγ−シクロデキストリンである、請求項4に記載の組成物。
  7. コラーゲンペプチド含有顆粒が、コラーゲンペプチドと糖質原料を含有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 水分含量が6重量%以下である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. コラーゲンペプチドを造粒してコラーゲンペプチド含有顆粒を得る工程、固形分中の脂質含量が70重量%以上であるセラミド原料を造粒してセラミド含有顆粒を得る工程、及び前記コラーゲンペプチド含有顆粒と前記セラミド含有顆粒とを水分6%以下の環境で混合することにより組成物を得る工程を含む、コラーゲンペプチド及びセラミドを含有する組成物を製造する方法。
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