JP2023049954A - 包装製品 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、吸湿防止性能に優れ、アルミ包材を使用しなくても優れた安定性を有する固形製剤を提供することである。【解決手段】上記課題を解決するために、硬化油脂を含有する固形製剤であって、前記硬化油脂は、融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状であることを特徴とする、固形製剤を提供する。本発明によれば、吸湿防止性能に優れ、アルミ包材を使用しなくても優れた安定性を有する固形製剤を提供することができる。【選択図】なし
Description
本発明は、錠剤や、粉剤、顆粒剤、ハードカプセル製剤などの粉粒体製剤に関するものである。また、本発明は、環境負荷が低減された包材により包装された包装製品に関するものである。
錠剤や顆粒剤などの固形製剤は、ラムネ菓子、健康食品、医薬品などの経口用製剤のほか、洗濯用洗剤、入れ歯用洗浄剤、トイレ用洗浄剤、排水口用洗浄剤、洗面台用洗浄剤等の洗浄剤、浴用剤など、広く利用されている。
これらの固形製剤は、空気中の水分を吸湿するという性質があり、吸湿すると、有効成分の安定性が低下するなどの問題が生じる。そのため、固形製剤の吸湿性を防止するための製剤が検討されている。
例えば、特許文献1では、サラシア属植物抽出物の酸化や吸湿を防止し、組成物の保存安定性を高めるために二酸化ケイ素を組成物に配合することが開示されている。
また、特許文献2では、葛花処理物を含有する錠剤において、難消化性デキストリンを添加することにより、湿度に対する安定性が向上することが開示されている。
特許文献3には、オリゴ糖類の表面に融点40℃以上である油性成分を被覆することにより、吸湿性を抑制することが開示されている。
これらの固形製剤は、空気中の水分を吸湿するという性質があり、吸湿すると、有効成分の安定性が低下するなどの問題が生じる。そのため、固形製剤の吸湿性を防止するための製剤が検討されている。
例えば、特許文献1では、サラシア属植物抽出物の酸化や吸湿を防止し、組成物の保存安定性を高めるために二酸化ケイ素を組成物に配合することが開示されている。
また、特許文献2では、葛花処理物を含有する錠剤において、難消化性デキストリンを添加することにより、湿度に対する安定性が向上することが開示されている。
特許文献3には、オリゴ糖類の表面に融点40℃以上である油性成分を被覆することにより、吸湿性を抑制することが開示されている。
固形製剤の吸湿を抑制する方法として、アルミ包材を使用している。しかしながら、アルミ包材は、生産に多量のエネルギーを必要とし、二酸化炭素排出量が大きいという問題がある。近年、固形製剤の生産者は、地球温暖化への対策として二酸化炭素排出量を低減することが求められている。
本発明の課題は、吸湿防止性能に優れ、アルミ包材を使用しなくても優れた安定性を有する固形製剤を提供することである。
上記課題を解決するために鋭意検討した結果、本発明者は、特定の融点の硬化油脂を、特定の平均粒子径の粉末として固形製剤に混合することにより、固形製剤の吸湿性が抑制されることを見出して本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、以下の包装製品である。
すなわち、本発明は、以下の包装製品である。
[1]
錠剤と、前記錠剤を包装する包材と、を備える包装製品であって、
前記錠剤は、融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状である硬化油脂を含有し、
前記包材は、アルミ層を含有しないことを特徴とする、包装製品。
[2]
粉粒体製剤と、前記粉粒体製剤を包装する包材と、を備える包装製品であって、
前記粉粒体製剤は、融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状である硬化油脂を含有し、
前記包材は、アルミ層を含有しないことを特徴とする、包装製品。
[3]
吸湿性物質又は変色誘引物質と、前記吸湿性物質又は前記変色誘引物質を包装する包材と、を備える包装製品であって、
前記吸湿性物質又は前記変色誘引物質は、融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状である硬化油脂により被覆されており、
前記包材は、アルミ層を含有しないことを特徴とする、包装製品。
[4]
前記包材は、水蒸気透過度が0.01g/m2・day以上、4.0g/m2・day以下であることを特徴とする、[1]~[3]のいずれかに記載の包装製品。
錠剤と、前記錠剤を包装する包材と、を備える包装製品であって、
前記錠剤は、融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状である硬化油脂を含有し、
前記包材は、アルミ層を含有しないことを特徴とする、包装製品。
[2]
粉粒体製剤と、前記粉粒体製剤を包装する包材と、を備える包装製品であって、
前記粉粒体製剤は、融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状である硬化油脂を含有し、
前記包材は、アルミ層を含有しないことを特徴とする、包装製品。
[3]
吸湿性物質又は変色誘引物質と、前記吸湿性物質又は前記変色誘引物質を包装する包材と、を備える包装製品であって、
前記吸湿性物質又は前記変色誘引物質は、融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状である硬化油脂により被覆されており、
前記包材は、アルミ層を含有しないことを特徴とする、包装製品。
[4]
前記包材は、水蒸気透過度が0.01g/m2・day以上、4.0g/m2・day以下であることを特徴とする、[1]~[3]のいずれかに記載の包装製品。
本発明によれば、吸湿防止性能に優れ、アルミ包材を使用しなくても優れた安定性を有する固形製剤を提供することができる。
本発明は、硬化油脂を含有する固形製剤であって、硬化油脂は、融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状であることを特徴とする。固形製剤とは、粉剤、顆粒剤、ハードカプセル製剤などの粉粒体製剤や、錠剤である。また、本発明の固形製剤は、吸湿性物質又は変色誘引物質の表面に硬化油脂を被覆した油脂コーティング製剤でもよい。本発明の固形製剤によれば、硬化油脂を含有することにより吸湿防止性能に優れるため、アルミ包材を使用しなくても優れた安定性を有するという効果を奏する。
(硬化油脂)
本発明に使用する硬化油脂は、植物や動物から得られる油脂に水素添加した硬化物であり、融点が50℃以上のものである。油脂としては、例えば、大豆油、綿実油、サフラワー油、米油、コーン油、菜種油、パーム油、シソ油、エゴマ油、カカオ脂、落花生油、ヤシ油、月見草油、ボラージ油などの植物油や、豚脂、牛脂、乳脂肪、鶏油、鯨油などの動物油や、マグロ油、イワシ油、サバ油、サンマ油、カツオ油、ニシン油、肝油などの魚油などが挙げられ、これらの油脂を1種又は2種以上を混合して使用することができる。硬化油脂は、油脂の不飽和脂肪酸を部分的に水素添加した部分水素添加油脂や、不飽和脂肪酸を完全に水素添加した完全水素添加油脂(以下、「極度硬化油脂」という。)である。
本発明に使用する硬化油脂は、植物や動物から得られる油脂に水素添加した硬化物であり、融点が50℃以上のものである。油脂としては、例えば、大豆油、綿実油、サフラワー油、米油、コーン油、菜種油、パーム油、シソ油、エゴマ油、カカオ脂、落花生油、ヤシ油、月見草油、ボラージ油などの植物油や、豚脂、牛脂、乳脂肪、鶏油、鯨油などの動物油や、マグロ油、イワシ油、サバ油、サンマ油、カツオ油、ニシン油、肝油などの魚油などが挙げられ、これらの油脂を1種又は2種以上を混合して使用することができる。硬化油脂は、油脂の不飽和脂肪酸を部分的に水素添加した部分水素添加油脂や、不飽和脂肪酸を完全に水素添加した完全水素添加油脂(以下、「極度硬化油脂」という。)である。
本発明に使用する硬化油脂は、極度硬化油脂であることが好ましい。ここで、極度硬化油脂とは、不飽和脂肪酸がほとんど存在しなくなる状態の油脂であり、例えば、ヨウ素価が3以下の油脂である。なお、ヨウ素価は、基準油脂分析試験法の「2.4.5.3-92ヨウ素価(ウィイス-シクロヘキサン法)」により測定することができる。
本発明において、極度硬化油脂を使用することにより、吸湿防止性能が特に優れるという効果がある。また、極度硬化油脂は、ロウ類などの他の高融点脂質と比較して、平均粒子径が30μm以下の微粉末の凝集性が小さく、固形製剤に混合する際に、撹拌力の弱い混合機でも十分に混合することができる。
本発明において、極度硬化油脂を使用することにより、吸湿防止性能が特に優れるという効果がある。また、極度硬化油脂は、ロウ類などの他の高融点脂質と比較して、平均粒子径が30μm以下の微粉末の凝集性が小さく、固形製剤に混合する際に、撹拌力の弱い混合機でも十分に混合することができる。
本発明に使用する硬化油脂の融点は、50℃以上であり、好ましくは55℃以上であり、より好ましくは60℃以上である。また、上限値は、特に制限されないが、好ましくは80℃以下であり、より好ましくは75℃以下であり、さらに好ましくは70℃以下である。なお、硬化油脂の融点は、基準油脂分析試験法「2.2.4.2 融点(上昇融点)」に準じて測定することができる。硬化油脂の融点が50℃未満の場合には、平均粒子径が30μm以下の微粉末とすることが困難であり、固形製剤に添加しても十分な吸湿防止効果を得られることができない。また、融点が高いほど、固形製剤の吸湿防止性能が増加するだけでなく、平均粒子径が30μm以下の微粉末の凝集性が小さく、固形製剤に混合する際に、撹拌力の弱い混合機でも十分に混合することができる。
本発明に使用する硬化油脂としては、特に好ましくは菜種極度硬化油である。菜種極度硬化油は、吸湿防止性能が特に優れ、かつ、微粉末の凝集性が小さく、固形製剤への混合性に優れるという効果がある。
本発明に使用する硬化油脂は、平均粒子径が30μm以下の粉末状である。なお、粉末状の硬化油脂の平均粒子径は、レーザー回折式粒度分布測定機「SALD-2100」((株)島津製作所製)にて測定することができる。本発明の固形製剤は、平均粒子径が30μm以下の硬化油脂の微粉末を混合することにより、粉剤、顆粒剤、打錠用粉末などの粒子同士の隙間に硬化油脂の微粉末が配置されるため、固形製剤全体が疎水化し、固形製剤への水分の侵入を抑制することができる。なお、硬化油脂の粉末の平均粒子径が30μmを超える場合には、粉剤、顆粒剤、打錠用粉末などの粒子同士の隙間に配置される硬化油脂が疎らになり、十分な吸湿防止効果を発揮することができない。
平均粒子径が30μm以下の粉末状の硬化油脂の製造方法は、特に制限されないが、例えば、加熱溶融した硬化油脂を、板状又はフレーク状の形状に冷却し、これを粉砕機で粉砕する方法や、加熱溶融した硬化油脂をスプレークーリングにより粉末化する方法などが挙げられる。さらに、粉砕機やスプレークーリングにより粉末化した硬化油脂を、目開き50μm以下、好ましくは30μm以下の篩で分級することにより、平均粒子径が30μm以下の粉末状の硬化油脂を得ることができる。
固形製剤中における硬化油脂の含有量は、特に制限されないが、例えば1質量%~30質量%である。下限値としては、好ましくは3質量%以上であり、より好ましくは5質量%以上である。上限値としては、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下である。硬化油脂の含有量が大きくなると、吸湿防止効果に優れるという効果を奏する。一方、硬化油脂の含有量が小さくなると、有効成分の含有量を増加することができるという効果を奏する。
[第1の実施態様(錠剤)]
本発明の固形製剤の実施態様である錠剤は、有効成分、賦形剤、滑沢剤、流動化剤等を含有する打錠用粉末を成型することにより得ることができる。なお、打錠用粉末は、成型前に、流動層造粒機や高速撹拌造粒機などを用いて造粒してもよい。
本発明の固形製剤の実施態様である錠剤は、有効成分、賦形剤、滑沢剤、流動化剤等を含有する打錠用粉末を成型することにより得ることができる。なお、打錠用粉末は、成型前に、流動層造粒機や高速撹拌造粒機などを用いて造粒してもよい。
有効成分は、特に制限されないが、例えば、カルニチン、ビタミンC、ピロリン酸第二鉄、パントテン酸カルシウム、α-GPCなどが挙げられる。
賦形剤は、例えば、乳糖、デキストリン、結晶セルロース、でんぷん、コーンスターチ、マルチトール、ラクチトール、キシリトール、エリスリトール等の還元糖;果糖、ショ糖、ブドウ糖などの糖;アラビアガム、キサンタンガム、トラガントガム、グアガム、ジェランガム、ローカストビーンガム等のガム質;カゼインナトリウム、脱脂粉乳、乳タンパク、乳清タンパクなどのたんぱく質等が挙げられる。それらの中でも好ましくは、乳糖、デキストリン、結晶セルロース、マルチトール等が挙げられる。
滑沢剤は、例えば、ステアリン酸カルシウム、ショ糖脂肪酸エステルなどが挙げられる。また、流動化剤は、例えば、微粒二酸化ケイ素などが挙げられる。
本発明の打錠用粉末及び錠剤には、融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状の硬化油脂を含む。打錠用粉末と粉末状の硬化油脂を混合する手段は、特に制限されないが、例えば、ドラム式混合機やV字型混合機などの簡易的な混合機による混合や、ベッセル内に撹拌ブレードや解砕羽根などを備えた高速撹拌造粒機による混合などが挙げられる。
打錠用粉末及び錠剤中において、融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状の硬化油脂の含有量は、特に制限されないが、例えば1質量%~30質量%である。下限値としては、好ましくは3質量%以上であり、より好ましくは5質量%以上である。上限値としては、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下である。硬化油脂の含有量が大きくなると、吸湿防止効果に優れるという効果を奏する。一方、硬化油脂の含有量が小さくなると、有効成分の含有量を増加することができるという効果を奏する。また、錠剤の場合、硬化油脂の含有量を小さくすると、スティッキングなどの打錠障害の発生を抑制するという効果や、錠剤の崩壊性に優れるという効果を奏する。
[第2の実施態様(粉粒体製剤)]
本発明の固形製剤の実施態様である粉粒体製剤は、有効成分、賦形剤、流動化剤、バインダー等を含有する粉状の粉剤、又は、粒状物からなる顆粒剤である。粒状物の製造方法は、湿式造粒又は乾式造粒のいずれでもよく、例えば、流動層造粒、撹拌造粒、押出造粒、圧縮造粒などが挙げられる。
本発明の固形製剤の実施態様である粉粒体製剤は、有効成分、賦形剤、流動化剤、バインダー等を含有する粉状の粉剤、又は、粒状物からなる顆粒剤である。粒状物の製造方法は、湿式造粒又は乾式造粒のいずれでもよく、例えば、流動層造粒、撹拌造粒、押出造粒、圧縮造粒などが挙げられる。
なお、有効成分、賦形剤、流動化剤は、錠剤と同様のモノを使用することができる。また、バインダーとしては、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、プルラン、でんぷん、デキストリンなどが挙げられる。
本発明の粉粒体製剤には、融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状の硬化油脂を含む。粉粒体製剤と粉末状の硬化油脂を混合する手段は、特に制限されないが、例えば、ドラム式混合機やV字型混合機などの簡易的な混合機による混合や、ベッセル内に撹拌ブレードや解砕羽根などを備えた高速撹拌造粒機による混合などが挙げられる。なお、顆粒剤に前記硬化油脂を混合する場合には、造粒前、造粒中、造粒後のいずれの時期に硬化油脂を混合してもよい。
本発明の粉粒体製剤の形態は、特に制限されないが、例えば、チャック付きパウチ、三方シール包装、四方シール包装、スティック包装などが挙げられる。また、ハードカプセルに充填してハードカプセル製剤としもよい。
粉粒体製剤中において、融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状の硬化油脂の含有量は、特に制限されないが、例えば1質量%~30質量%である。下限値としては、好ましくは3質量%以上であり、より好ましくは5質量%以上である。上限値としては、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下である。硬化油脂の含有量が大きくなると、吸湿防止効果に優れるという効果を奏する。一方、硬化油脂の含有量が小さくなると、有効成分の含有量を増加することができるという効果を奏する。また、粉粒体製剤の場合、硬化油脂の含有量を小さくすると、口溶けに優れるなどの効果を奏する。
[第3の実施態様(油脂コーティング製剤)]
本発明の固形製剤の実施態様である油脂コーティング製剤は、吸湿性物質又は変色誘引物質の表面に、融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状である硬化油脂が被覆されてなる油脂被覆粒状物である。
本発明の固形製剤の実施態様である油脂コーティング製剤は、吸湿性物質又は変色誘引物質の表面に、融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状である硬化油脂が被覆されてなる油脂被覆粒状物である。
吸湿性物質は、シャーレ(約5g)に取り、40℃、湿度75%で3日間保存すると、固結又は液状化する粉状の物質である。
変色誘引物質は、例えば、ビタミンCと鉄イオンや、ビタミンCとカルシウムイオンや、糖類とアミノ酸など、固形製剤中に共存すると変色を誘引する物質である。これらの物質は、水分の影響により変色が促進されると考えられる。変色誘引物質は、約5gをシャーレに取り、40℃、湿度75%で3日間保存する試験において、変色するものとして特定することができる。
変色誘引物質は、例えば、ビタミンCと鉄イオンや、ビタミンCとカルシウムイオンや、糖類とアミノ酸など、固形製剤中に共存すると変色を誘引する物質である。これらの物質は、水分の影響により変色が促進されると考えられる。変色誘引物質は、約5gをシャーレに取り、40℃、湿度75%で3日間保存する試験において、変色するものとして特定することができる。
油脂コーティング製剤中において、融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状の硬化油脂の含有量は、特に制限されないが、例えば1質量%~30質量%である。下限値としては、好ましくは3質量%以上であり、より好ましくは5質量%以上である。上限値としては、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下である。硬化油脂の含有量が大きくなると、吸湿防止効果に優れるという効果を奏する。一方、硬化油脂の含有量が小さくなると、有効成分の含有量を増加することができるという効果を奏する。
油脂被覆粒状物の製造方法は、吸湿性物質又は変色誘引物質と、融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状である硬化油脂を、ベッセル内に撹拌ブレードや解砕羽根などを備えた高速撹拌造粒機で混合することにより得ることができる。高速撹拌造粒機は、例えば、ハイスピードミキサー(深紅パウテック(株))や、バーチカルグラニュレーター((株)パウレック)などが挙げられる。撹拌ブレードや解砕羽根の回転速度や、混合時間は、吸湿性物質又は変色誘引物質の種類に応じて適宜設定することができる。
また、吸湿性物質又は変色誘引物質の平均粒子径は、50μm以上であり、好ましくは80μm以上であり、より好ましくは100μm以上である。なお、吸湿性物質又は変色誘引物質の平均粒子径は、レーザー回折式粒度分布測定機「SALD-2100」((株)島津製作所製)にて測定することができる。吸湿性物質又は変色誘引物質の平均粒子径が50μm未満の場合、平均粒子径が30μm以下の粉末状である硬化油脂が表面に付着せず、硬化油脂で表面を被覆することができない。
吸湿性物質又は変色誘引物質は、平均粒子径が30μm以下の粉末状である硬化油脂で表面を被覆する前に、造粒により平均粒子径を調整してもよい。造粒方法は、湿式造粒又は乾式造粒のいずれでもよく、例えば、流動層造粒、撹拌造粒、押出造粒、圧縮造粒などが挙げられる。
バインダーとしては、特に制限されないが、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロシプロピルメチルセルロース、プルラン、トウモロコシたん白(ゼイン)、シェラック、でんぷんなどが挙げられる。より吸湿防止性能を高めるという観点から、非水溶性のバインダーであるトウモロコシたん白やシェラックが好適に利用することができる。
[第4の実施態様(包装製品)]
本発明の包装製品は、本発明の固形製剤(錠剤、粉粒体製剤、油脂コーティング製剤)と、アルミ層を含有しない包材を組み合わせたことを特徴とするものである。これにより、アルミ層を含まない包装製品を提供することが可能となり、二酸化炭素排出量を低減することができる。なお、アルミ層とは、アルミニウム箔の層であって、アルミ層を含む包装製品は、いわゆるアルミラミネートを使用する包装製品のことである。
本発明の包装製品は、本発明の固形製剤(錠剤、粉粒体製剤、油脂コーティング製剤)と、アルミ層を含有しない包材を組み合わせたことを特徴とするものである。これにより、アルミ層を含まない包装製品を提供することが可能となり、二酸化炭素排出量を低減することができる。なお、アルミ層とは、アルミニウム箔の層であって、アルミ層を含む包装製品は、いわゆるアルミラミネートを使用する包装製品のことである。
包材の水蒸気透過度は、特に制限されないが、例えば5.0g/m2・day以下であり、好ましくは4.0g/m2・day以下であり、より好ましくは3.0g/m2・day以下であり、さらに好ましくは2.0g/m2・day以下であり、特に好ましくは1.0g/m2・day以下である。これにより、吸湿防止性能に特に優れた包装製品を提供することができる。
また、包材の水蒸気透過度の上限値は、好ましくは0.01g/m2・day以上である。
また、包材の水蒸気透過度の上限値は、好ましくは0.01g/m2・day以上である。
包材の材質は、特に制限されないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、無延伸ポリプロピレン(CPP)、延伸ナイロン(ONY)、ポリ塩化ビニルなどが挙げられる。シリカ蒸着フィルムやアルミナ蒸着フィルムなど、バリア機能を有する材質を蒸着させてバリア機能を向上させたものでもよい。これらの材質により形成された単層フィルム又は積層体を使用することができる。また、PPボトル、カートンなどでもよい。
包材の形態は、特に制限されないが、例えば、パウチ包装、PTP(press through pack)包装などが挙げられる。パウチ包装は、チャック付きパウチ、三方シール包装、四方シール包装、スティック包装などが挙げられる。または、樹脂製ボトルや、カートン容器などに充填してもよい。
[油脂コーティング製剤における包材の効果]
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。実施例中の配合量は質量基準である。
以下に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。実施例中の配合量は質量基準である。
(ビタミンCコーティング品の製造方法)
600gのビタミンCと150gの菜種極度硬化油脂(融点68℃、平均粒子径20μm)を高速撹拌造粒機により混合し、ビタミンCの表面に菜種極度硬化油脂を被覆した。その後、20メッシュで篩過し、ビタミンCコーティング品を得た。
600gのビタミンCと150gの菜種極度硬化油脂(融点68℃、平均粒子径20μm)を高速撹拌造粒機により混合し、ビタミンCの表面に菜種極度硬化油脂を被覆した。その後、20メッシュで篩過し、ビタミンCコーティング品を得た。
(ピロリン酸第二鉄コーティング品の製造方法)
600gのピロリン酸第二鉄と150gの菜種極度硬化油脂(融点68℃、平均粒子径20μm)を高速撹拌造粒機により混合し、ピロリン酸第二鉄の表面に菜種極度硬化油脂を被覆した。その後、20メッシュで篩過し、ピロリン酸第二鉄コーティング品を得た。
600gのピロリン酸第二鉄と150gの菜種極度硬化油脂(融点68℃、平均粒子径20μm)を高速撹拌造粒機により混合し、ピロリン酸第二鉄の表面に菜種極度硬化油脂を被覆した。その後、20メッシュで篩過し、ピロリン酸第二鉄コーティング品を得た。
(パントテン酸カルシウムコーティング品の製造方法)
トウモロコシたん白80gを含水エタノール(エタノール70体積%)に溶解し、噴霧液を調製した。流動層造粒機を用い、パントテン酸カルシウム720gに対し、上記噴霧液を噴霧・乾燥し、一次造粒被覆物を得た。得られた一次造粒被覆物666.8gと83.3gの菜種極度硬化油脂(融点68℃、平均粒子径20μm)を高速撹拌造粒機により混合し、一次造粒被覆物の表面に菜種極度硬化油脂を被覆した。その後、20メッシュで篩過し、パントテン酸カルシウムコーティング品を得た。
トウモロコシたん白80gを含水エタノール(エタノール70体積%)に溶解し、噴霧液を調製した。流動層造粒機を用い、パントテン酸カルシウム720gに対し、上記噴霧液を噴霧・乾燥し、一次造粒被覆物を得た。得られた一次造粒被覆物666.8gと83.3gの菜種極度硬化油脂(融点68℃、平均粒子径20μm)を高速撹拌造粒機により混合し、一次造粒被覆物の表面に菜種極度硬化油脂を被覆した。その後、20メッシュで篩過し、パントテン酸カルシウムコーティング品を得た。
(α-GPCコーティング品の製造方法)
α-GPC225gと結晶セルロースA367.5gおよび二酸化ケイ素7.5gを含む混合粉末と、150gの菜種極度硬化油脂(融点68℃、平均粒子径20μm)を高速撹拌造粒機により混合し、混合粉末の表面に菜種極度硬化油脂を被覆した。その後、20メッシュで篩過し、α-GPCコーティング品を得た。
α-GPC225gと結晶セルロースA367.5gおよび二酸化ケイ素7.5gを含む混合粉末と、150gの菜種極度硬化油脂(融点68℃、平均粒子径20μm)を高速撹拌造粒機により混合し、混合粉末の表面に菜種極度硬化油脂を被覆した。その後、20メッシュで篩過し、α-GPCコーティング品を得た。
(アルギニンコーティング品の製造方法)
アルギニン225gと、結晶セルロースA367.5gおよび二酸化ケイ素7.5gを含む混合粉末と、150gの菜種極度硬化油脂(融点68℃、平均粒子径20μm)を高速撹拌造粒機により混合し、混合粉末の表面に菜種極度硬化油脂を被覆した。その後、20メッシュで篩過し、アルギニンコーティング品を得た。
アルギニン225gと、結晶セルロースA367.5gおよび二酸化ケイ素7.5gを含む混合粉末と、150gの菜種極度硬化油脂(融点68℃、平均粒子径20μm)を高速撹拌造粒機により混合し、混合粉末の表面に菜種極度硬化油脂を被覆した。その後、20メッシュで篩過し、アルギニンコーティング品を得た。
(カルニチン酒石酸塩コーティング品の製造方法)
カルニチン酒石酸塩600gと150gの菜種極度硬化油脂(融点68℃、平均粒子径20μm)を高速撹拌造粒機により混合し、カルニチン酒石酸塩の表面に菜種極度硬化油脂を被覆した。その後、20メッシュで篩過し、カルニチン酒石酸塩コーティング品を得た。
カルニチン酒石酸塩600gと150gの菜種極度硬化油脂(融点68℃、平均粒子径20μm)を高速撹拌造粒機により混合し、カルニチン酒石酸塩の表面に菜種極度硬化油脂を被覆した。その後、20メッシュで篩過し、カルニチン酒石酸塩コーティング品を得た。
<粉末・錠剤の保存試験>
表1-1、表1-2、表2-1、表2-2に示す原料について、総重量が50gとなるように計量し、その後均一に混合し、油脂コーティング製剤を含有する粉粒体製剤を製造した。なお、粉粒体製剤の混合には、ドラム式混合機を用いた。
また、表3-1、表3-2、表4-1、表4-2に示す原料について、総重量が3kgとなるように計量し、以下に示す方法で錠剤を製造した。
(錠剤の製造)
ドラム式混合機を用いて各原料を混合した後、30メッシュで篩過して打錠用粉末を得た。この打錠用粉末を用いて、粒重量300mg/粒、φ9mm、R12mm、錠剤硬度が10~12kgfとなるように錠剤約1000粒を製造した。
表1-1、表1-2、表2-1、表2-2に示す原料について、総重量が50gとなるように計量し、その後均一に混合し、油脂コーティング製剤を含有する粉粒体製剤を製造した。なお、粉粒体製剤の混合には、ドラム式混合機を用いた。
また、表3-1、表3-2、表4-1、表4-2に示す原料について、総重量が3kgとなるように計量し、以下に示す方法で錠剤を製造した。
(錠剤の製造)
ドラム式混合機を用いて各原料を混合した後、30メッシュで篩過して打錠用粉末を得た。この打錠用粉末を用いて、粒重量300mg/粒、φ9mm、R12mm、錠剤硬度が10~12kgfとなるように錠剤約1000粒を製造した。
粉粒体製剤及び錠剤は、同表に記載の包材1~4に充填し、以下の保存条件にて試験を行った。
(保存条件)
保存試験用サンプル(粉末:5g、錠剤:10粒)を、包材1~4に入れヒートシールにより密封し、40℃、湿度75%で1か月間保存した。
(保存条件)
保存試験用サンプル(粉末:5g、錠剤:10粒)を、包材1~4に入れヒートシールにより密封し、40℃、湿度75%で1か月間保存した。
(試験1)粉末・錠剤の変色評価
上記保存試験後の粉末、錠剤を製造直後と比較し、変色の程度を目視にて確認した。変色に関する評価基準は、以下のとおりである。
<変色に関する評価基準>
-:変色なし
+:一部変色
++:全体的に変色
+++:全体的に強く変色
上記保存試験後の粉末、錠剤を製造直後と比較し、変色の程度を目視にて確認した。変色に関する評価基準は、以下のとおりである。
<変色に関する評価基準>
-:変色なし
+:一部変色
++:全体的に変色
+++:全体的に強く変色
(試験2)粉末の吸湿評価
上記保存試験後の粉末を製造直後と比較し、吸湿の程度を目視にて確認した。吸湿に関する評価基準は、以下のとおりである。
<粉末の吸湿に関する評価基準>
-:変化なし
+:ダマあり
++:固結
+++:液状化
上記保存試験後の粉末を製造直後と比較し、吸湿の程度を目視にて確認した。吸湿に関する評価基準は、以下のとおりである。
<粉末の吸湿に関する評価基準>
-:変化なし
+:ダマあり
++:固結
+++:液状化
(試験3)錠剤の吸湿評価
上記保存試験後の錠剤表面を目視にて確認した。吸湿に関する評価基準は、以下のとおりである。
<錠剤の吸湿に関する評価基準>
-:異常なし
+:表面に凹凸あり
++:割れ欠けあり
+++:錠剤全体がべたついている
上記保存試験後の錠剤表面を目視にて確認した。吸湿に関する評価基準は、以下のとおりである。
<錠剤の吸湿に関する評価基準>
-:異常なし
+:表面に凹凸あり
++:割れ欠けあり
+++:錠剤全体がべたついている
実施例1-(4)と比較例1-(4)を対比すると、有効成分を融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状である硬化油脂で被覆した油脂コーティング製剤を粉粒体製剤に混合すると、粉粒体製剤の吸湿抑制性能を向上するという効果が認められた。
また、実施例1-(4)と比較例1-(4)や、実施例1-(6)~実施例1-(8)と比較例1-(6)~比較例1-(8)とを対比すると、粉末の変色を抑制していた。このような粉末の変色は、粉粒体製剤に水分が移行したことにより、ビタミンCと鉄、ビタミンCとカルシウムとの反応が促進されたことに起因するものであると考察される。なお、実施例1-(6)~実施例1-(8)と比較例1-(6)~比較例1-(8)とを対比において、吸湿性に関する試験では差異が認められなかった理由は、吸湿しているが粉末の状態を変えるほどの影響はなかったにすぎないと考えられる。
また、実施例1-(4)と比較例1-(4)や、実施例1-(6)~実施例1-(8)と比較例1-(6)~比較例1-(8)とを対比すると、粉末の変色を抑制していた。このような粉末の変色は、粉粒体製剤に水分が移行したことにより、ビタミンCと鉄、ビタミンCとカルシウムとの反応が促進されたことに起因するものであると考察される。なお、実施例1-(6)~実施例1-(8)と比較例1-(6)~比較例1-(8)とを対比において、吸湿性に関する試験では差異が認められなかった理由は、吸湿しているが粉末の状態を変えるほどの影響はなかったにすぎないと考えられる。
さらに、実施例において、包材1~4について対比すると、包材の水蒸気透過度が4.0g/m2・day以下の場合に、特に優れた効果が認められることがわかる。一方、比較例では、包材の水蒸気透過度が4.0g/m2・day以下の場合でも十分な変色抑制効果を得ることができなかった。
すなわち、油脂コーティング製剤の技術と、水蒸気透過度が4.0g/m2・day以下の包材を組み合わせることにより、アルミ包材を使用しなくても十分な吸湿防止性能を有することがわかった。
すなわち、油脂コーティング製剤の技術と、水蒸気透過度が4.0g/m2・day以下の包材を組み合わせることにより、アルミ包材を使用しなくても十分な吸湿防止性能を有することがわかった。
表2-1、表2-2を見ると、表1-1、表1-2と同様の傾向が認められた。よって、油脂コーティング製剤の芯材の種類を問わず、本発明の効果を発揮することがわかった。
表3-1、表3-2、表4-1、表4-2を見ると、表1-1、表1-2、表2-1、表2-2と同様の傾向が認められた。よって、油脂コーティング製剤を含む錠剤においても、本発明の効果が発揮されることがわかった。
本実施例において使用した包材は、以下のとおりである。
(使用包材)
包材1:(株)生産日本社「ラミジップアルミ袋AL-12」(120mm×180mm、PET/AL/PE)
包材2:凸版印刷(株)「GX-P-F」使用包材(130mm×180mm、GX-P-F/CPP50)
包材3:凸版印刷(株)「GLフィルム」使用包材(130mm×180mm、MR-PET・GL12/ONY15/CPP70)
包材4:(株)メイワパックス「OX-1318H」(130mm×180mm)
包材の水蒸気透過度(単位:g/m2・day)は、JIS「K7129B」法にて40℃、90%RHの条件下にて測定した。
なお、「PET」はポリエチレンテレフタレートの略であり、「AL」はアルミニウム箔の略であり、「PE」はポリエチレンの略であり、「CPP」は無延伸ポリプロピレンの略であり、「ONY」は延伸ナイロンの略である。
(使用包材)
包材1:(株)生産日本社「ラミジップアルミ袋AL-12」(120mm×180mm、PET/AL/PE)
包材2:凸版印刷(株)「GX-P-F」使用包材(130mm×180mm、GX-P-F/CPP50)
包材3:凸版印刷(株)「GLフィルム」使用包材(130mm×180mm、MR-PET・GL12/ONY15/CPP70)
包材4:(株)メイワパックス「OX-1318H」(130mm×180mm)
包材の水蒸気透過度(単位:g/m2・day)は、JIS「K7129B」法にて40℃、90%RHの条件下にて測定した。
なお、「PET」はポリエチレンテレフタレートの略であり、「AL」はアルミニウム箔の略であり、「PE」はポリエチレンの略であり、「CPP」は無延伸ポリプロピレンの略であり、「ONY」は延伸ナイロンの略である。
なお、本実施例において使用した原料は、以下のとおりである。
(使用原料)
*菜種極度硬化油(融点68℃、平均粒子径20μm):フレーク状の菜種極度硬化油をミルで粉砕し、粉砕物を300メッシュ(目開き50μm)で篩過したもの。
*ビタミンC:扶桑化学工業(株)「ビタミンC TypeS」
*ピロリン酸第二鉄:太平化学産業(株)「ピロリン酸第二鉄」
*パントテン酸カルシウム:BASFジャパン(株)「パントテン酸カルシウム」
*カルニチン酒石酸塩:ロンザ(株)「カルニピュア酒石酸塩CN」
*アルギニン:協和発酵バイオ(株)「L-アルギニン協和」
*α-GPC:Lipoid GmbH「LIPOID GPC」
*トウモロコシたん白:小林香料(株)「小林ツエインDP-N」
*含水エタノール:甘糟化学産業(株)「アマノールJP」
*マルトデキストリン:松谷化学工業(株)「パインデックス#2」
*マルチトール:三菱商事フードテック(株)「アマルティMR-50」
*結晶セルロースA:旭化成(株)「セオラスUF-F711」
*結晶セルロースB:旭化成(株)「セオラスUF-F701」
*結晶セルロースC:旭化成(株)「セオラスST-100」
*でんぷん1:松谷化学工業(株)「馬鈴薯澱粉ER」
*でんぷん2:日澱化学(株)「STスターチP」
*ヒドロキシプロピルセルロース:日本曹達(株)「セルニーSSL」
*二酸化ケイ素:富士シリシア化学(株)「サイロページ720」
*ステアリン酸Ca:太平化学産業(株)「ステアリン酸カルシウム(植物性)」
(使用原料)
*菜種極度硬化油(融点68℃、平均粒子径20μm):フレーク状の菜種極度硬化油をミルで粉砕し、粉砕物を300メッシュ(目開き50μm)で篩過したもの。
*ビタミンC:扶桑化学工業(株)「ビタミンC TypeS」
*ピロリン酸第二鉄:太平化学産業(株)「ピロリン酸第二鉄」
*パントテン酸カルシウム:BASFジャパン(株)「パントテン酸カルシウム」
*カルニチン酒石酸塩:ロンザ(株)「カルニピュア酒石酸塩CN」
*アルギニン:協和発酵バイオ(株)「L-アルギニン協和」
*α-GPC:Lipoid GmbH「LIPOID GPC」
*トウモロコシたん白:小林香料(株)「小林ツエインDP-N」
*含水エタノール:甘糟化学産業(株)「アマノールJP」
*マルトデキストリン:松谷化学工業(株)「パインデックス#2」
*マルチトール:三菱商事フードテック(株)「アマルティMR-50」
*結晶セルロースA:旭化成(株)「セオラスUF-F711」
*結晶セルロースB:旭化成(株)「セオラスUF-F701」
*結晶セルロースC:旭化成(株)「セオラスST-100」
*でんぷん1:松谷化学工業(株)「馬鈴薯澱粉ER」
*でんぷん2:日澱化学(株)「STスターチP」
*ヒドロキシプロピルセルロース:日本曹達(株)「セルニーSSL」
*二酸化ケイ素:富士シリシア化学(株)「サイロページ720」
*ステアリン酸Ca:太平化学産業(株)「ステアリン酸カルシウム(植物性)」
本発明は、ラムネ菓子などの食品や、サプリメントなどの健康食品や、医薬品などの経口用製剤の吸湿防止に好適に利用することができる。また、洗濯用洗剤、入れ歯用洗浄剤、トイレ用洗浄剤、排水口用洗浄剤、洗面台用洗浄剤等の洗浄剤や、浴用剤等にも利用することができる。
Claims (2)
- 吸湿性物質又は変色誘引物質と、前記吸湿性物質又は前記変色誘引物質を包装する包材と、を備える包装製品であって、
前記吸湿性物質又は前記変色誘引物質は、融点が50℃以上であり、かつ、平均粒子径が30μm以下の粉末状である硬化油脂により被覆されており、
前記包材は、アルミ層を含有しないことを特徴とする、包装製品。 - 前記包材は、水蒸気透過度が0.01g/m2・day以上、4.0g/m2・day以下であることを特徴とする、請求項1に記載の包装製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021160029A JP2023049954A (ja) | 2021-09-29 | 2021-09-29 | 包装製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021160029A JP2023049954A (ja) | 2021-09-29 | 2021-09-29 | 包装製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023049954A true JP2023049954A (ja) | 2023-04-10 |
Family
ID=85802181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021160029A Pending JP2023049954A (ja) | 2021-09-29 | 2021-09-29 | 包装製品 |
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Country | Link |
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2021
- 2021-09-29 JP JP2021160029A patent/JP2023049954A/ja active Pending
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