JP2017041798A - 通話制御装置、通話制御システム、通話制御方法、及び、通話制御プログラム - Google Patents

通話制御装置、通話制御システム、通話制御方法、及び、通話制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電話がつながらなかった場合に、次の通話を実現させるための手間を軽減する。
【解決手段】第1の通信装置から第2の通信装置に対する発呼について第2の通信装置の不応答を検出する検出部と、第2の通信装置の不応答が検出された場合に、第1及び第2の通信装置のそれぞれに対応付けて登録されたスケジュール情報を取得し、該スケジュール情報に基づいて、第1及び第2の通信装置の少なくとも一方の予定が設定されていない時間帯を特定し、第1及び第2の通信装置のそれぞれのスケジュール情報の特定した時間帯に、第1及び第2の通信装置間の通話予定を登録するスケジュール制御部と、通話予定の時間帯に、第1及び第2の通信装置に対して通話の呼び出しを行う自動通話制御部と、を備える通話制御装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、通話制御装置、通話制御システム、通話制御方法、及び、通話制御プログラムに関する。
スマートフォン、タブレット端末等のスマートデバイスの普及に伴い、業務でもスマートデバイスを活用する機会が増えている。それによって、ワークスタイルが、場所や時間に依存しないものへと移行しつつある。場所に依存しないワークスタイルでは、仕事仲間それぞれが離れた場所にいることが多いので、互いに密にコミュニケーションをとることが重要になる。
しかしながら、場所に依存しないワークスタイルにおいて、密にコミュニケーションをとることは、負担になることもある。例えば、電話、メール、インスタントメッセージ等で相手とやり取りしている場合でも、忙しくしている場合には、すぐに対応できないことがある。
例えば、場所に依存しないワークスタイルにおいて、業務遂行を支援するシステムの一つに、プレゼンスシステムがある。プレゼンスシステムは、例えば、PC(Personal Computer)や、スマートデバイス等の各人が利用している端末が、社内ネットワークに接続
しているか否かによって、各人の在席状況を共有するシステムである。プレゼンスシステムによれば、例えば、相手が在席しているか否かを知ることができ、相手が在席していることを確認した上で該電話相手に電話をかけることができる。
特開平4−253460号公報 特開2004−187244号公報
しかしながら、プレゼンスシステムが示す各人の状況は、必ずしも真の状態を示しているとは限らない。例えば、PCはネットワークに接続されているものの、該PCのユーザは離席していたり、電話中であったりする場合には、プレゼンスシステムでの該ユーザの状態が「在席」であっても、電話がつながらない。したがって、プレゼンスシステムで相手の状態を確認して電話を掛け直しても、電話がつながらず、電話がつながるまでに何度もかけ直して手間がかかる場合がある。
本発明は、電話がつながらなかった場合に、次の通話を実現させるための手間を軽減可能な通話制御装置、通話制御システム、通話制御方法、及び、通話制御プログラムを提供することを目的とする。
1つの態様では、通話制御装置は、検出部と、スケジュール制御部と、自動通話制御部と、を備える。検出部は、第1の通信装置から第2の通信装置に対する発呼について第2の通信装置の不応答を検出する。スケジュール制御部は、第2の通信装置の不応答が検出された場合に、第1及び第2の通信装置のそれぞれに対応付けて登録されたスケジュール
情報を取得し、該スケジュール情報に基づいて、第1及び第2の通信装置の少なくとも一方の予定が設定されていない時間帯を特定する。スケジュール制御部は、第1及び第2の通信装置のそれぞれのスケジュール情報の特定した時間帯に、第1及び第2の通信装置間の通話予定を登録する。自動通話制御部は、通話予定の時間帯に、第1及び第2の通信装置に対して通話の呼び出しを行う。
1つの側面として、電話がつながらなかった場合に、次の通話を実現させるための手間を軽減することができる。
第1実施形態に係る通話制御システムの構成の一例を示す図である。 電話サーバのハードウェア構成の一例である。 通話制御システムの機能構成の一例を示す図である。 アドレス帳テーブルの一例を示す図である。 スケジュールテーブルと空き時間帯管理テーブルとの一例を示す図である。 電話サーバの通話予約処理のフローチャートの一例である。 通話予約時間帯の開始時刻に実行される処理のフローチャートの一例である。 発信側端末から通話要求が送信されてから、通話予約が確定するまでの処理のシーケンスの一例を示す図である。 通話予約時間帯の開始時刻から発信側端末と着信側端末との通話終了後にスケジュール情報が変更されるまでの処理のシーケンスの一例を示す図である。 発信側端末と着信側端末との表示画面の一例である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
<第1実施形態>
第1実施形態では、通話制御装置は、検出部と、スケジュール制御部と、自動通話制御部と、を備える。検出部は、第1の通信装置から第2の通信装置に対する発呼について第2の通信装置の不応答を検出する。スケジュール制御部は、第1の通信装置から第2の通信装置に対する発呼についての第2の通信装置の不応答が検出された場合に、第1及び第2の通信装置のそれぞれに対応付けて登録されたスケジュール情報を取得する。スケジュール制御部は、第1及び第2の通信装置それぞれのスケジュール情報に基づいて、第1及び第2の通信装置の少なくとも一方の予定が設定されていない時間帯を特定する。スケジュール制御部は、第1及び第2の通信装置のそれぞれのスケジュール情報の該特定した時間帯に、第1及び第2の通信装置間の通話予定を登録する。自動通話制御部は、通話予定の時間帯に、第1及び第2の通信装置に対して通話の呼び出しを行う。
通信制御装置は、例えば、電話サーバである。第1及び第2の通信装置は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC等ある。発呼に対する不応答は、例えば、第2の通信装置が別の通信装置と通話中である場合、第2の通信装置が着信を拒否した場合、第2の通信装置のユーザが着信に気づかない場合等に発生する。予定が設定されていない時間帯は、空き時間帯ともいう。
通話制御装置は、第1及び第2の通信装置の少なくとも一方の空き時間帯に通話予定を登録することによって、発信側である第1の通信装置及び着信側である第2の通信装置の状況を考慮することができる。また、第2の通信装置のユーザに負担をかけずに、第1の
通信装置と第2の通信装置との間の通話を実現させることができる。また、第1の通信装置のユーザは、第2の通信装置に対して、何度も電話をかける手間を省くことができる。
また、通話制御装置が、通話予定の時間帯に、第1及び第2の通信装置に対して通話の呼び出しを行うことによって、通話予定の時間帯になると、第1及び第2の通信装置それぞれが呼び出される。これによって、第1及び第2の通信装置のそれぞれのユーザは、自ら電話をかける手間を省くことができる。また、第1及び第2の通信装置のそれぞれのユーザが電話をかけ忘れることによって予定が実行されない事態の発生を抑制することができる。
また、スケジュール制御部は、特定した時間帯を第2の通信装置に送信し、特定した時間帯が表示される第2の通信装置から特定した時間帯の選択が通知されると、第1の通信装置に選択された時間帯を送信し、選択された時間帯に通話予定を登録するようにしてもよい。着信側である第2の通信装置のユーザが選択した時間帯に通話予定が登録されるので、より着信側に係る負担を軽くすることができる。
また、検出部は、自動通話制御部による呼び出しによって開始された第1及び第2の通信装置間の通話の終了を検出する。また、スケジュール制御部は、第1及び第2の通信装置間の通話時間が通話予定の時間帯の時間長よりも短い場合に、通話予定の終了時刻を該通話の終了時刻にして、通話予定を変更する。これによって、通話終了時刻から通話予定の時間帯の終了時刻までの第1及び第2の通信装置のスケジュールが解放されるので、第1及び第2の通信装置それぞれは、解放された時間帯に別の予定を登録することができる。
また、第1実施形態は、記憶部と、検出部と、スケジュール制御部と、自動通話制御部と、を備える通話制御システムであってもよい。記憶部は、第1の通信装置と第2の通信装置とのスケジュール情報を記憶する。検出部は、第1の通信装置から第2の通信装置に対する発呼について第2の通信装置の不応答を検出する。スケジュール制御部は、第2の通信装置の不応答が検出された場合に、記憶部から第1及び第2の通信装置のスケジュール情報を取得し、スケジュール情報に基づいて、第1及び第2の通信装置の少なくとも一方の予定が設定されていない時間帯を特定する。スケジュール制御部は、第1及び第2の通信装置のそれぞれのスケジュール情報の特定した時間帯に、第1及び第2の通信装置間の通話予定を登録する。自動通話制御部は、通話予定の時間帯に、第1及び第2の通信装置に対して通話の呼び出しを行う。
例えば、通話制御装置が、上記の記憶部、検出部、スケジュール制御部、及び、自動通話制御部を備えていてもよい。又は、通話制御装置は、上記の検出部、スケジュール制御部、及び、自動通話制御部を備え、通話制御装置とは別のスケジュール管理装置が上記の記憶部を備え、通話制御システムは、通話制御装置とスケジュール管理装置とを備えるようにしてもよい。
<システム構成>
図1は、第1実施形態に係る通話制御システム100の構成の一例を示す図である。通話制御システム100は、IP(Internet Protocol)ネットワークを介する端末間の通
話を制御するシステムである。通話制御システム100は、例えば、企業、学校等の組織によって構築されるシステムである。通話制御システム100は、電話サーバ1と、スケジュールサーバ2とを含む。
電話サーバ1は、例えば、SIP(Session Initiation Protocol)サーバである。た
だし、電話サーバ1は、SIPサーバに限定されず、IP電話を実現するプロトコルを実
行するサーバであればよい。通話制御システム100に接続する端末の通話に関するメッセージは、電話サーバ1を経由する。電話サーバ1は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの間の通話セッションのメッセージを中継し、該通話セッションを監視する。
発信側端末3Aと着信側端末3Bのそれぞれのユーザは、通話制御システム100を管理する組織に属しており、公開された互いのスケジュールを閲覧可能である。各ユーザの公開されるスケジュール情報は、スケジュールサーバ2によって管理されている。
第1実施形態では、電話サーバ1は、発信側端末3Aから着信側端末3Bへの発呼に対して、着信側端末3Bが応答しなかったために、通話が失敗したことを検出する。この場合に、電話サーバ1は、発信側端末3Aと着信側端末3Bのそれぞれのユーザのスケジュール情報をスケジュールサーバ2から取得し、それぞれのユーザで共通する空き時間帯を特定する。
電話サーバ1は、発信側端末3A及び着信側端末3Bそれぞれのユーザのスケジュール情報の特定した空き時間帯に、通話予約を登録する。特定された時間帯が複数ある場合には、すべての時間帯に通話予約が登録される。通話予約は、「通話予定」の一例である。
次に、電話サーバ1は、特定した時間帯を着信側端末3Bに通知する。着信側端末3Bは、通知された時間帯を表示し、ユーザに通話予定を登録する時間帯を選択させる。ユーザが時間帯を選択すると、着信側端末3Bは、選択された時間帯を電話サーバ1に通知する。
電話サーバ1は、発信側端末3A及び着信側端末3Bのそれぞれのユーザのスケジュール情報から、着信側端末3Bから通知された時間帯以外の時間帯の通話予約を削除する。これによって、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの通話予約が確定する。電話サーバ1は、確定した通話予約の時間帯を発信側端末3Aに通知する。
次に、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの通話予約の開始時刻になると、電話サーバ1は、発信側端末3Aと着信側端末3Bに対して自動通話を確立する。電話サーバ1は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの間の通話の終了を検出し、通話予約の時間帯より短い時間で通話が終了した場合には、通話予約の時間帯の終了時刻を該通話の終了時刻に変更する。通話予約の時間帯よりも通話が長引く場合には、電話サーバ1は、発信側端末3A及び着信側端末3Bに対して警告メッセージを送信してもよい。
<装置構成>
図2は、電話サーバ1のハードウェア構成の一例である。電話サーバ1は、例えば、専用のコンピュータである。電話サーバ1は、「通話制御装置」の一例である。
電話サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)101、主記憶装置102、入
力装置103、出力装置104、補助記憶装置105、ネットワークインタフェース107を備える。また、これらはバス109により互いに接続されている。
入力装置103は、例えば、キーボード、マウス、操作ボタン、タッチパネル、キーパッド等である。入力装置103から入力されたデータは、CPU 101に出力される。
補助記憶装置105は、OS(Operating System)、様々なプログラムや、各プログラムの実行に際してCPU 101が使用するデータを格納する。補助記憶装置105は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、フラッシュメモリ、又はハードデ
ィスクドライブ(Hard Disk Drive)等の不揮発性のメモリである。補助記憶装置105
は、例えば、通話制御プログラム105Pを記憶する。通話制御プログラム105Pは、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの通話不成立時に、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの通話予約を行うためプログラムである。通話制御プログラム105Pは、例えば、SIP等の電話プロトコルのオプションモジュールである。
主記憶装置102は、CPU 101に、補助記憶装置105に格納されているプログラムをロードする記憶領域および作業領域を提供したり、バッファとして用いられたりする記憶装置である。主記憶装置102は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)のような半導体メモリを含む。
CPU 101は、補助記憶装置105に保持されたOSや様々なアプリケーションプログラムを主記憶装置102にロードして実行することによって、様々な処理を実行する。CPU 101は、1つに限られず、複数備えられてもよい。CPU 101は、「検出部」、「スケジュール制御部」、「自動通話制御部」の一例である。
ネットワークインタフェース107は、ネットワークとの情報の入出力を行うインタフェースである。ネットワークインタフェース107は、有線のネットワークと接続するインタフェースであってもよいし、無線のネットワークと接続するインタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース107は、例えば、NIC(Network Interface Card)等である。
出力装置104は、CPU 101の処理の結果を出力する。出力装置104は、ディスプレイ、プリンタを含む。
なお、図2に示される電話サーバ1のハードウェア構成は、一例であり、上記に限られず、実施の形態に応じて適宜構成要素の省略や置換、追加が可能である。例えば、電話サーバ1は、可搬記録媒体駆動装置を備え、可搬記録媒体に記録されたプログラムを実行してもよい。可搬記録媒体は、例えば、SDカード、miniSDカード、microSDカード、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリ、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、Blu−ray(登録商標) Disc、又はフラッシュメモリカードのような記録媒体である。
なお、スケジュールサーバ2も、例えば、専用のコンピュータであって、図2に示されるハードウェア構成と同様のハードウェア構成を有する。発信側端末3A及び着信側端末3Bは、例えば、スマートフォン、タブレット端末等である。発信側端末3A及び着信側端末3Bは、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリ、タッチパネル、ディスプレイ、無線通信部、マイクロフォン、スピーカ等を有する。発信側端末3Aは、「第1の通信装置」の一例である。着信側端末3Bは、「第2の通信装置」の一例である。
図3は、通話制御システム100の機能構成の一例を示す図である。電話サーバ1は、機能構成として、通話監視部11、スケジュール調整部12、自動通話制御部13、アドレスデータベース14を備える。図3に示される電話サーバ1の機能構成は、CPU 101による通話制御プログラム105Pの実行によって達成される機能構成である。ただし、これに限られず、図3に示される電話サーバ1の機能構成は、それぞれ、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の電気回路で達成されてもよい。
通話監視部11は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの間の通話に関するメッセージを監視する。通話監視部11は、通話に関するメッセージを監視することで、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの間の通話の失敗、通話の終了等を検出する。通話の失敗は、例
えば、着信側端末3Bから応答がなく発信側端末3Aによってセッションが終了された場合、着信側端末3Bが話し中である場合、着信側端末3Bが着信を拒否した場合に発生する。
例えば、SIPでは、通話制御システム100に接続する端末は、端末の状態の変化を逐次電話サーバ1に報告しており、通話が失敗した場合、通話が終了した場合等には、発信側端末3Aは、通話の失敗、通話の終了等を電話サーバ1に通知する。通話監視部11は、発信側端末3Aからの通話失敗や通話終了等の通知によって、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの間の通話が失敗したことや終了したことを検出する。
ただし、通話監視部11の、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの間の通話の状態の検出方法は、発信側端末3Aからの通知によるものに限定されない。例えば、通話監視部11は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの間の通話に関するメッセージの検出によって、該通話セッションの状態を記録、監視することで、通話監視部11自身が該通話の状態を判定して検出してもよい。例えば、通話監視部11は、発信側端末3Aから着信側端末3Bへの通話要求のメッセージの検出から所定時間経過しても、発信側端末3と着信側端末3Bとの間に通話セッションが確立されない場合に、通話の失敗を検出する。
通話監視部11は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの間の通話の失敗、通話の終了を検出すると、スケジュール調整部12を呼び出す。通話監視部11は、「検出部」の一例である。
スケジュール調整部12は、通話監視部11によって、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの間の通話の失敗により呼び出された場合には、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのそれぞれのユーザのスケジュール情報の取得要求をスケジュールサーバ2に送信する。スケジュール調整部12は、スケジュールサーバ2から、取得要求の応答として、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのそれぞれのユーザのスケジュール情報を取得する。
スケジュール調整部12は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのそれぞれのユーザのスケジュール情報において、双方の予定が設定されていない、共通の空き時間帯を抽出する。スケジュール調整部12は、抽出した空き時間帯を、通話予約の候補の時間帯として、着信側端末3Bに送信する。これとともに、スケジュール調整部12は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのそれぞれのユーザのスケジュール情報の抽出した空き時間帯に、通話予約を設定する書込要求をスケジュールサーバ2に送信する。着信側端末3Bからの応答を待っている間に、抽出された空き時間帯に、発信側端末3Aとは異なる端末からの通話予約等の他の予定が登録されることを抑制するためである。そのため、抽出された空き時間帯が複数ある場合には、抽出された空き時間帯すべてについて、通話予約が登録される。
スケジュール調整部12は、着信側端末3Bからの応答として、選択された時間帯を受信すると、該選択された時間帯に通話予約を確定する書込み要求をスケジュールサーバ2に送信する。該書込要求によって、選択された時間帯以外に登録された通話予約が、発信側端末3A及び着信側端末3Bのそれぞれのユーザのスケジュール情報から削除される。スケジュール調整部12は、確定した通話予約の時間帯を発信側端末3Aに通知する。
スケジュール調整部12は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの間の通話の終了によって通話監視部11に呼び出された場合には、該通話の終了時刻が、該通話の通話予約の時間帯の終了時刻よりも早いか否かを判定する。通話の終了時刻が通話予約の時間帯の終了時刻よりも早い場合には、スケジュール調整部12は、該通話予約の終了時刻を通話の終了時刻に変更する。スケジュール調整部12は、発信側端末3A及び着信側端末3Bの
それぞれのスケジュール情報における該通話予約を変更する書込要求をスケジュールサーバ2に送信する。スケジュール調整部12は、「スケジュール制御部」の一例である。
自動通話制御部13は、通話予約の時間帯の開始時刻になると、発信側端末3A、着信側端末3Bに対して、それぞれ代理で発信を行い、発信側端末3Aと着信側端末3Bとを呼び出す。自動通話制御部13は、例えば、SIPの第3者通話制御(Third Party Call
Control)の機能を用いる。自動通話制御部13は、「自動通話制御部」の一例である。
アドレスデータベース14は、電話サーバ1の補助記憶装置105の記憶領域に作成される。アドレスデータベース14は、各端末の電話番号を保持する。また、アドレスデータベース14は、後述のアドレス帳テーブルを保持する。
スケジュールサーバ2は、機能構成として、スケジュール管理部21、スケジュールデータベース22を備える。これらの機能構成は、例えば、スケジュールサーバ2のCPUが補助記憶装置に記憶されているスケジュール管理プログラムを実行することによって達成される機能である。
スケジュール管理部21は、電話サーバ1や端末からの要求に応じて、該要求の対象のユーザのスケジュール情報をスケジュールデータベース22から読み出し、読み出したスケジュール情報を電話サーバ1や端末に送信する。また、スケジュール管理部21は、電話サーバ1や端末からの書込要求に応じて、スケジュールデータベース22内のスケジュール情報の追加、変更、削除等を行う。
スケジュールデータベース22は、スケジュールサーバ2の補助記憶装置内の記憶領域に作成される。スケジュールデータベース22は、ユーザIDと、各ユーザのスケジュール情報とを対応付けて保持する。スケジュールデータベース22は、「記憶部」の一例である。
電話サーバ1とスケジュールサーバ2との間の通信は、例えば、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)、SIP等のプロトコルを用いて行われる。
図4は、アドレス帳テーブルの一例を示す図である。アドレス帳テーブルは、アドレスデータベース14に格納されている。アドレス帳テーブルは、ユーザ名と各ユーザが保持する端末の電話番号との対応付けを格納する。アドレス帳テーブルを参照することによって、スケジュール調整部12は、電話番号からユーザ名を取得し、該ユーザ名に対応するスケジュール情報の取得要求をスケジュールサーバ2に対して行うことができる。
図5は、スケジュールテーブルと空き時間帯管理テーブルとの一例を示す図である。スケジュールテーブルはスケジュールサーバ2のスケジュールデータベース22に格納されている。スケジュールテーブルは、例えば、1ユーザにつき1つ作成される。スケジュールテーブルは、時間帯と、該時間帯に登録されている予定とを格納する。スケジュールテーブルは、「スケジュール情報」の一例である。
空き時間帯管理テーブルは、電話サーバ1の主記憶装置102の記憶領域に作成される。空き時間帯管理テーブルは、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの間の通話予約時間帯を保持するテーブルである。より具体的には、空き時間帯管理テーブルには、通話予約の対象の2ユーザのユーザ情報と、通話予約の時間帯とが格納される。
空き時間帯管理テーブルは、スケジュール調整部12によって、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの双方のユーザのスケジュールテーブルから、共通する空き時間が抽出され
ることによって、作成される。
図5に示される例では、ユーザAのスケジュールテーブルとユーザBのスケジュールテーブルとで、空き時間帯のうち、共通する時間帯は、10:00〜11:00の時間帯と、13:00〜14:00の時間帯である。まず、空き時間帯管理テーブルには、スケジュール調整部12によって、10:00〜11:00、13:00〜14:00の2つの時間帯が登録される。また、ユーザA及びユーザBのスケジュールテーブルには、10:00〜11:00、13:00〜14:00の2つの時間帯に通話予約が設定される。
上記2つの時間帯のうちいずれか一方が着信側端末3Bによって選択された場合には、選択されなかった方の時間帯が、空き時間帯管理テーブルから、スケジュール調整部12によって削除される。また、ユーザA及びユーザBのスケジュールテーブルから、10:00〜11:00、13:00〜14:00の2つの時間帯のうち、選択されなかった時間帯の通話予約が削除される。
最終的に空き時間帯管理テーブルに登録される通話予約時間帯は1つとなる。自動通話制御部13は、空き時間帯管理テーブルを所定周期で参照する。自動通話制御部13は、空き時間帯管理テーブルに登録されている通話予約時間帯の開始時刻になると、空き時間帯管理テーブルに登録されているユーザを特定し、該ユーザの電話番号をアドレス帳テーブルから取得して、該2人のユーザの端末の呼び出しを行う。
<処理の流れ>
図6は、電話サーバ1の通話予約処理のフローチャートの一例である。図6に示される通話予約処理は、電話サーバ1が、発信側端末3Aから着信側端末3Bへの通話要求に対する通話の失敗の検出時に、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの通話予約を行う処理である。図6に示される処理は、電話サーバ1の起動とともに開始され、電話サーバ1の稼働中繰り返し実行される。図6に示される処理の実行主体は、通話制御プログラム105Pを実行するCPU 101であるが、便宜上、各処理に対応する機能構成を主体として説明する。
OP1では、通話監視部11は、発信側端末3Aからの通話要求を検出する。OP2では、通話監視部11は、OP1で検出した通話要求に対する通話の失敗の検出を待機する。OP1で検出した通話要求に対する通話の失敗が検出された場合には(OP2:YES)、通話監視部11は、スケジュール調整部12を呼び出し、処理がOP3に進む。OP1で検出した通話要求に対する通話の確立が検出された場合には(OP2:NO)、図6に示される処理が終了する。
OP3では、スケジュール調整部12は、発信側端末3A及び着信側端末3Bのそれぞれのユーザのスケジュール情報を取得する。より具体的には、スケジュール調整部12は、発信側端末3A及び着信側端末3Bについて、アドレス帳テーブルから通話要求に含まれる電話番号に対応するユーザ名を取得する。スケジュール調整部12は、取得した発信側端末3Aと着信側端末3Bとのユーザ名に対応するスケジュール情報の取得要求をスケジュールサーバ2に送信する。スケジュール調整部12は、スケジュールサーバ2から、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのそれぞれのユーザのスケジュール情報を取得する。
OP4では、スケジュール調整部12は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのそれぞれのユーザのスケジュール情報から、共通する空き時間帯を抽出する。
OP5では、スケジュール調整部12は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのそれぞれのユーザのスケジュール情報における共通の空き時間帯の有無を判定する。発信側端末
3Aと着信側端末3Bとのそれぞれのユーザのスケジュール情報において共通の空き時間帯がある場合には(OP5:YES)、処理がOP6に進む。発信側端末3Aと着信側端末3Bとのそれぞれのユーザのスケジュール情報において共通の空き時間帯がない場合には(OP5:NO)、図6に示される処理が終了する。
OP6では、スケジュール調整部12は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのそれぞれのユーザのスケジュール情報の抽出した空き時間帯に、通話予約を設定する書込要求をスケジュールサーバ2に送信する。また、スケジュール調整部12は、空き時間帯管理テーブルに抽出した空き時間帯を登録する。
OP7では、スケジュール調整部12は、抽出した空き時間帯を、通話予約時間帯の候補として、着信側端末3Bに通知する。OP8では、スケジュール調整部12は、着信側端末3Bから通話予約時間帯の選択結果を取得する。
OP9では、スケジュール調整部12は、着信側端末3Bからの通話予約時間帯の選択結果が拒否であるか否かを判定する。着信側端末3Bからの通話予約時間帯の選択結果が拒否である場合には(OP9:YES)、図6に示される処理が終了する。着信側端末3Bからの通話予約時間帯の選択結果が選択された空き時間帯である場合には(OP9:NO)、処理がOP10に進む。
OP10では、スケジュール調整部12は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのそれぞれのユーザのスケジュール情報の、着信側端末3Bに選択された空き時間帯に通話予約を設定する書込要求をスケジュールサーバ2に送信する。該書込要求によって、スケジュールサーバ2は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのそれぞれのユーザのスケジュール情報の、着信側端末3Bに選択された空き時間帯以外の通話予約を削除する。また、スケジュール調整部12は、空き時間帯管理テーブルから、着信側端末3Bに選択された空き時間帯以外の空き時間帯を削除する。
OP11では、スケジュール調整部12は、発信側端末3Aに、着信側端末3Bによって選択された空き時間帯、すなわち、確定した通話予約時間帯を通知する。その後、図6に示される処理が終了する。
図6に示される処理は一例であって、発信側端末3Aから着信側端末3Bへの通話要求に対する通話の失敗の検出時に行われる処理は図6に示される処理に限定されない。例えば、OP6における空き時間帯への通話予約の書き込み要求の送信と、OP7における空き時間帯の着信側端末3Bへの通知の処理と、の実行順は逆であってもよい。例えば、OP10における確定した通話予約時間帯の通話予約の書き込み要求の送信と、OP11における確定した通話予約時間帯の発信側端末3Aへの通知の処理と、の実行順は逆であってもよい。
図7は、通話予約時間帯の開始時刻に実行される処理のフローチャートの一例である。図7に示される処理は、空き時間帯管理テーブルに登録されている通話予約時間帯の開始時刻になると開始される。図7に示される処理の実行主体は、通話制御プログラム105Pを実行するCPU 101であるが、便宜上、処理に対応する機能構成を主体として説明する。
OP21では、自動通話制御部13は、空き時間帯管理テーブルに登録されている発信側端末3Aと着信側端末3Bとに対して、自動通話要求を送信する。
OP22では、通話監視部11は、OP21において自動通話要求によって開始された
通話の終了を待機する。通話が終了すると、処理がOP23に進む。
OP23では、スケジュール調整部12は、通話時間は通話予約時間帯の時間長よりも短いか否かを判定する。通話時間が通話予約時間帯の時間長よりも短い場合には(OP23:YES)、処理がOP24に進む。通話時間が通話予約時間帯の時間長以上である場合には(OP23:NO)、図7に示される処理が終了する。
OP24では、スケジュール調整部12は、通話予約時間帯の終了時刻を通話の終了時刻に変更する書込要求をスケジュールサーバ2に送信する。また、スケジュール調整部12は、空き時間帯管理テーブルの該当する通話予約時間帯を削除する。その後、図7に示される処理が終了する。
なお、OP23において、通話時間が通話予約時間帯の時間長以上である場合には、スケジュール調整部12は、発信側端末3A及び着信側端末3Bのいずれか又は双方に、警告メッセージを送信するようにしてもよい。
<具体例>
図8は、発信側端末3Aから通話要求が送信されてから、通話予約が確定するまでの処理のシーケンスの一例を示す図である。
S1では、発信側端末3Aは、着信側端末3Bへの通話要求を送信する。S2では、電話サーバ1は、発信側端末3Aから送信された通話要求を検出する(図6、OP1)。S3では、着信側端末3Bは、発信側端末3Aからの通話要求に対して、通話拒否、又は、無視する。
S4では、電話サーバ1は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの間の通話の失敗を検出する(図6、OP2:YES)。S5では、電話サーバ1は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのユーザ名に対応するスケジュール情報の取得要求をスケジュールサーバ2に送信する(図6、OP3)。S6では、スケジュールサーバ2は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのユーザ名に対応するスケジュール情報を読み出し、電話サーバ1に送信する。
S7では、電話サーバ1は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのスケジュール情報から、共通の空き時間帯を抽出する(図6、OP4、OP5:YES)。S8では、電話サーバ1は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのユーザ名に対応するそれぞれのスケジュール情報の抽出した空き時間帯に、通話予約を設定する書き込み要求をスケジュールサーバ2に送信する(図6、OP6)。また、電話サーバ1は、抽出した空き時間帯を空き時間帯管理テーブルに登録する。
S9では、スケジュールサーバ2は、電話サーバ1からの書き込み要求にしたがって、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのそれぞれのスケジュール情報の共通の空き時間帯に通話予約を書き込む。
S10では、電話サーバ1は、着信側端末3Bに、抽出した空き時間帯を通話予約時間帯の候補として通知する(図6、OP7)。S11では、着信側端末3Bは、電話サーバ1から受信した通話予約時間帯の候補をディスプレイに表示し、着信側端末3Bのユーザが通話予約時間帯を選択する。S12では、着信側端末3Bは、ユーザの選択結果を電話サーバ1に通知する。なお、着信側端末3Bのユーザは、通話予約を拒否しておらず、通話予約時間帯の候補の中から通話予約時間帯を選択したこととする。電話サーバ1は、着信側端末3Bからの通話予約時間帯の選択結果を受信する(図6、OP8、OP9:NO
)。
S13では、電話サーバ1は、選択された時間帯を通話予約時間帯に確定し、発信側端末3A及び着信側端末3Bのスケジュール情報の変更の書込要求をスケジュールサーバ2に送信する(図6、OP10)。また、電話サーバ1は、空き時間帯テーブルの、選択された時間帯以外の空き時間帯を削除する。
S14では、スケジュールサーバ2は、電話サーバ1からの書込要求に従って、発信側端末3A及び着信側端末3Bのスケジュール情報の変更を書き込む。より具体的には、スケジュールサーバ2は、発信側端末3A及び着信側端末3Bのそれぞれのユーザ名に対応するスケジュール情報から、通話予約時間帯に確定された時間帯以外の通話予約を削除する。
S15では、電話サーバ1は、確定した通話予約時間帯を発信側端末3Aに通知する(図6、OP11)。
図9は、通話予約時間帯の開始時刻から発信側端末3Aと着信側端末3Bとの通話終了後にスケジュール情報が変更されるまでの処理のシーケンスの一例を示す図である。
S21では、電話サーバ1は、空き時間帯管理テーブルに登録されている発信側端末3Aと着信側端末3Bとの通話予約時間帯の開始時刻になったことを検出する。S22では、電話サーバ1は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとに通話要求を送信する(自動発信)(図7、OP21)。
S23では、発信側端末3A及び着信側端末3Bともに通話要求を受け入れ、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの間の通話が開始される。S24では、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの間の通話が終了する。
S25では、電話サーバ1は、発信側端末3A着信側端末3Bとの間の通話が終了したことを検出する(図7、OP22:YES)。通話は、通話予約時間帯の終了時刻よりも早く終了したこととする。
S26では、電話サーバ1は、通話時間が通話予約時間帯の時間長よりも短いので(図7、OP23:YES)、スケジュール情報において、通話予約時間帯の終了時刻を通話の終了時刻に変更する書込要求をスケジュールサーバ2に送信する(図7、OP24)。
S27では、スケジュールサーバ2は、電話サーバ1からの書込要求にしたがって、発信側端末3A及び着信側端末3Bのそれぞれのユーザに対応するスケジュール情報に変更を書き込む。具体的には、スケジュールサーバ2は、発信側端末3A及び着信側端末3Bのそれぞれのユーザに対応するスケジュール情報の通話予約時間帯の終了時刻を通話の終了時刻に変更する。これによって、通話の終了時刻から変更前の通話予約時間帯の終了時刻までの時間帯が空き時間帯となり、解放される。
図10は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの表示画面の一例である。着信側端末3Bには、電話サーバ1から、通話予約時間帯の候補となる空き時間帯が通知された場合に表示される、通話要求確認画面が表示されている。着信側端末3Bの通話要求確認画面には、例えば、通話要求元のユーザ名、通話予約時間帯の候補、通話予約の設定を拒否するための拒否ボタン、通話予約時間帯の選択決定の決定ボタン、が含まれる。したがって、図10に示される着信側端末3Bの通話要求確認画面が表示される場合には、電話サーバ1は、通話予約時間帯の候補と、通話要求元のユーザ名とを着信側端末3Bに送信する。
発信側端末3Aには、電話サーバ1から通話予約時間帯が通知された場合に表示される、通話予約時間帯確認画面が表示されている。発信側端末3Aの通話予約時間帯確認画面には、例えば、着信側端末3Bのユーザ名、通話予約時間帯、画面を閉じるための閉じるボタンが含まれる。したがって、図10に示される発信側端末3Aの通話予約時間帯確認画面が表示される場合には、電話サーバ1は、通話予約時間帯と、着信側端末3Bのユーザ名とを発信側端末3Aに送信する。
なお、発信側端末3A及び着信側端末3Bには、通話予約確認画面及び通話予約時間帯確認画面を表示するためのアプリケーションがインストールされている。
<第1実施形態の作用効果>
第1実施形態では、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのそれぞれのユーザのスケジュール情報における共通の空き時間帯の中から着信側端末3Bのユーザに選択された空き時間帯に通話予約が設定される。これによって、発信側端末3Aのユーザは、相手の忙しさなどの状況を気遣うことが容易になり、相手に負担をかけずに再度電話をかけることができる。また、発信側端末3Aのユーザは、相手に電話をかける時間帯を事前に把握できるので、何度も電話を掛け直す手間が軽減される。また、着信側端末3Bのユーザにとっては、複数のユーザから通話要求があった場合に、誰にいつ折り返し電話してよいかを考えるわずらわしさが軽減される。
また、発信側端末3A及び着信側端末3Bの双方のスケジュールに通話予約が登録されることで、打合せや他のユーザからの通話等の他の予定の登録とかち合わないようにスケジュールが調整されるので、ユーザのスケジュール調整の負担を軽減できる。
また、第1実施形態では、通話予約時間帯の開始時刻になると、電話サーバ1は、発信側端末3Aと着信側端末3Bに自動的に通話要求を送信して、発信側端末3Aと着信側端末3Bとの間の通話を確立させる。これによって、通話予約時間帯の開始時刻になると、自動的に発信側端末3Aと着信側端末3Bとが呼び出されるので、それぞれのユーザは電話をかけ忘れることがなく、より確実に通話を実現させることができる。
また、第1実施形態では、通話予約の予定によって開始された発信側端末3Aと着信側端末3Bとの間の通話が通話予約時間帯の終了時刻よりも早く終了した場合には、通話予約の予定の終了時刻が通話の終了時刻に変更される。これによって、通話の終了時刻から変更前の通話予約の終了時刻までの時間帯の予定が解放され、他の予定が登録可能となり、空き時間を有効に使用することができる。
<その他>
第1実施形態では、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのそれぞれのユーザのスケジュール情報を比較し、共通の空き時間帯の全てが着信側端末3Bに通知される。これに代えて、発信側端末3Aのユーザの属性によってユーザに優先度を付与し、該優先度に応じて選択的に、共通の空き時間帯を着信側端末3Bに通知してもよい。例えば、発信側端末3Aのユーザの所属が営業部門である場合には、スケジュール調整部12は、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのそれぞれのユーザの共通する空き時間帯のうち、午前中の時間帯について着信側端末3Bに通知する。例えば、発信側端末3Aのユーザの役職が着信側端末3Bのユーザよりも上である場合には、スケジュール調整部12は、着信側端末3Bのスケジュール情報の一番近い時刻に、通話予約の予定を割り込ませてもよい。
また、第1実施形態では、発信側端末3Aと着信側端末3Bとのそれぞれのユーザのスケジュール情報を比較し、共通の空き時間帯が着信側端末3Bに通知される。これに代え
て、電話サーバ1は、共通の空き時間帯を発信側端末3Aにも送信し、発信側端末3Aにも通話予約時間の選択権を与えるようにしてもよい。これによって、両者の都合のいい時間帯に通話予約が設定されるので、より次回の通話の実現性が高まる。
また、第1実施形態では、発信側端末3A及び着信側端末3Bには、スマートフォン等のスマート端末が想定されて説明されたが、発信側端末3A及び着信側端末3Bは、IP電話可能な固定電話機であってもよい。ただし、発信側端末3A及び着信側端末3Bが固定電話機であり、確定した通話予約時間帯や、通話予約時間帯の候補である両者の共通の空き時間帯の通知を表示できない場合には、固定電話機とは別のディスプレイを備えた装置に該通知が送信される。固定電話機とは別のディスプレイを備えた装置には、例えば、PC、スマートフォン、タブレット端末等がある。この場合には、電話サーバ1は、通知先の装置のアドレス等の情報を保持する。
<記録媒体>
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる非一時的な記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスク、ROM(リードオンリーメモリ)等がある。さらに、SSD(Solid State Drive)は、コンピュータ等から取り外し可能な記録媒体としても、コ
ンピュータ等に固定された記録媒体としても利用可能である。
1 電話サーバ
2 スケジュールサーバ
3A 発信側端末
3B 着信側端末
11 通話監視部
12 スケジュール調整部
13 自動通話制御部
14 アドレスデータベース
21 スケジュール管理部
22 スケジュールデータベース
101 CPU
102 主記憶装置
105 補助記憶装置
105P 通話制御プログラム

Claims (6)

  1. 第1の通信装置から第2の通信装置に対する発呼について前記第2の通信装置の不応答を検出する検出部と、
    前記不応答が検出された場合に、前記第1及び前記第2の通信装置のそれぞれに対応付けて登録されたスケジュール情報を取得し、前記スケジュール情報に基づいて、前記第1及び前記第2の通信装置の少なくとも一方の予定が設定されていない時間帯を特定し、前記第1及び前記第2の通信装置のそれぞれのスケジュール情報の前記特定した時間帯に、前記第1及び前記第2の通信装置間の通話予定を登録するスケジュール制御部と、
    前記通話予定の時間帯に、前記第1及び前記第2の通信装置に対して通話の呼び出しを行う自動通話制御部と、
    を備える通話制御装置。
  2. 前記スケジュール制御部は、前記特定した時間帯を前記第2の通信装置に送信し、前記特定した時間帯が表示される前記第2の通信装置から前記特定した時間帯の選択が通知されると、前記第1の通信装置に前記選択された時間帯を送信し、前記選択された時間帯に前記通話予定を登録する、
    請求項1に記載の通話制御装置。
  3. 前記検出部は、前記呼び出しによって開始された前記第1及び前記第2の通信装置間の通話の終了を検出し、
    前記スケジュール制御部は、前記通話の時間長が前記通話予定の時間帯の時間長よりも短い場合に、前記通話予定の終了時刻を前記通話の終了時刻にして、前記通話予定を変更する、
    請求項1又は2に記載の通話制御装置。
  4. 第1の通信装置と第2の通信装置とのスケジュール情報を記憶する記憶部と、
    前記第1の通信装置から前記第2の通信装置に対する発呼について前記第2の通信装置の不応答を検出する検出部と、
    前記不応答が検出された場合に、前記記憶部から前記第1及び前記第2の通信装置のスケジュール情報を取得し、前記スケジュール情報に基づいて、前記第1及び前記第2の通信装置の少なくとも一方の予定が設定されていない時間帯を特定し、前記第1及び前記第2の通信装置のそれぞれのスケジュール情報の前記特定した時間帯に、前記第1及び前記第2の通信装置間の通話予定を登録するスケジュール制御部と、
    前記通話予定の時間帯に、前記第1及び前記第2の通信装置に対して通話の呼び出しを行う自動通話制御部と、
    を備える通話制御システム。
  5. コンピュータが、
    第1の通信装置から第2の通信装置に対する発呼について前記第2の通信装置の不応答を検出し、
    前記不応答が検出された場合に、前記第1及び前記第2の通信装置のそれぞれに対応付けて登録されたスケジュール情報を取得し、前記スケジュール情報に基づいて、前記第1及び前記第2の通信装置の少なくとも一方の予定が設定されていない時間帯を特定し、前記第1及び前記第2の通信装置のそれぞれのスケジュール情報の前記特定した時間帯に、前記第1及び前記第2の通信装置間の通話予定を登録し、
    前記通話予定の時間帯に、前記第1及び前記第2の通信装置に対して通話の呼び出しを行う、
    通話制御方法。
  6. コンピュータに、
    第1の通信装置から第2の通信装置に対する発呼について前記第2の通信装置の不応答を検出させ、
    前記不応答が検出された場合に、前記第1及び前記第2の通信装置のそれぞれに対応付けて登録されたスケジュール情報を取得させ、前記スケジュール情報に基づいて、前記第1及び前記第2の通信装置の少なくとも一方の予定が設定されていない時間帯を特定させ、前記第1及び前記第2の通信装置のそれぞれのスケジュール情報の前記特定した時間帯に、前記第1及び前記第2の通信装置間の通話予定を登録させ、
    前記通話予定の時間帯に、前記第1及び前記第2の通信装置に対して通話の呼び出しを行わせる、
    通話制御プログラム。
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