JP2017041188A - 荷物運搬装置およびコンピュータプログラム - Google Patents
荷物運搬装置およびコンピュータプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017041188A JP2017041188A JP2015163917A JP2015163917A JP2017041188A JP 2017041188 A JP2017041188 A JP 2017041188A JP 2015163917 A JP2015163917 A JP 2015163917A JP 2015163917 A JP2015163917 A JP 2015163917A JP 2017041188 A JP2017041188 A JP 2017041188A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slave unit
- beacon
- operator
- state
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004590 computer program Methods 0.000 title claims description 8
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims abstract description 46
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 claims abstract description 29
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 29
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 claims description 12
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 5
- 238000004891 communication Methods 0.000 abstract description 9
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 abstract description 7
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 11
- 230000006870 function Effects 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 241000282414 Homo sapiens Species 0.000 description 5
- 230000006399 behavior Effects 0.000 description 5
- 230000008859 change Effects 0.000 description 5
- 241000282412 Homo Species 0.000 description 4
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 2
- 210000002784 stomach Anatomy 0.000 description 2
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 description 2
- 208000033748 Device issues Diseases 0.000 description 1
- WHXSMMKQMYFTQS-UHFFFAOYSA-N Lithium Chemical compound [Li] WHXSMMKQMYFTQS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 238000013473 artificial intelligence Methods 0.000 description 1
- 230000004397 blinking Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000018109 developmental process Effects 0.000 description 1
- 235000021384 green leafy vegetables Nutrition 0.000 description 1
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 1
- 229910052744 lithium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
- 230000033772 system development Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05D—SYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
- G05D1/00—Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
- G05D1/02—Control of position or course in two dimensions
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
Description
人間の行動代行は、行動のための駆動装置、行動に関する記憶データを予め蓄積していたり学習したりして蓄積する記憶装置、行動のために外部環境などの情報を収集する入力装置、収集した情報および記憶データを用いて前記の駆動装置への制御信号を発信する制御装置、を含んでいる。
補完領域における代表的な技術では、複数の運搬車両における先頭車両を人間が運転し、先頭車両に追従する車両を自動運転とする、というものである。
この場合の子機については、操作者とのコミュニケーションをするための機能が備わっているに越したことはない。しかし、そのような技術はまだ開発されていない(本願の発明者は、そのような技術が未だ無いと認識している)。必要性に気付いていないことと相まって、装備およびそれに伴うコスト面、装備に伴う重量増加やバッテリ消費量の増加など、克服すべき課題が多いからである、と想像される。
第二の発明は、操作者が操作する親機(α)とその親機(α)に自動追従する単数または複数の子機(β,γ)とを備えた荷物運搬装置に対して、子機(β,γ)の制御を実行する制御プログラムに係る。
以下、図中で該当する構成要件には括弧書きの符号とともに説明する。
第一の発明は、操作者が操作する親機(α)とその親機(α)に自動追従する単数または複数の子機(β,γ)とを備えた荷物運搬装置に係る。
前記の親機(α)は、子機(β,γ)側および/または操作者にビーコン(A,B)を備える。
前記の子機(β,γ)は、移動のための駆動ユニットと、親機(α)または他の子機(β,γ)のビーコンを視認するためのビーコン視認カメラ(IRカメラ)を親機(α)側に備えるとともに、そのビーコン視認カメラによる画像データから追従状態を判断する制御装置(CPU基板)と、前記の操作者への伝達事項を音声にて伝えるためのスピーカとを備える。
前記の制御装置は、前記の子機(β,γ)におけるビーコン視認カメラからの画像データから運搬状態に異常が発生したと判断した場合には、異常事態を操作者へ伝えるための音声を前記のスピーカから発声させるように形成する。
「ビーコン」とは、電波あるいはIR(赤外線)のような高周波の電磁波を移動体(航空機・船舶・自動車など)に搭載して受信することによって、位置をはじめとした各種情報を取得するための機器である。
親機(α)へ備えられたビーコン(A)を、親機(α)の操作のための操作者が存在することで子機(β)が認識しづらい場合には、操作者における子機(β)側にビーコン(B)を装着する。ビーコン(A、B)の二つを備える場合には、その発光パターンは同じものとする。
「運搬状態の異常」とは、たとえば、ビーコン視認カメラからの画像データに基づいて検知される異常、親機(α)に対して子機(β)が近づきすぎた場合や離れすぎた場合、などである。正常な範囲については、たとえば初期設定によって制御装置の記憶装置へ予め入力し,登録しておく。
また、荷物運搬装置を構成する各種デバイスなどが異常を来した場合も「運転状態の異常」である。たとえば、運搬の動力となるバッテリの消耗、各種センサの接触不良などによるデータ送受信の異常なども含まれることとする。
親機(α)は操作者が操作し、その親機(α)には単数または複数の子機(β,γ)が自動追従する荷物運搬装置である。
前記の親機(α)は、子機(β,γ)側および/または操作者に備えたビーコン(A,B)によって子機(β)が追従可能であるように電磁波(たとえば、赤外線)を発する。
前記の子機(β)は、ビーコン視認カメラ(IRカメラ)によって親機(α)のビーコンを視認する。そのビーコン視認カメラからのデータに基づく運搬状態が正常か異常かについては、制御装置が判断する。正常であれば、駆動ユニットを駆動させて追従する。
視認状態が異常であると制御装置が判断した場合には、制御装置は、スピーカが操作者への伝達事項を音声にて伝えるように制御信号を発する。制御信号を受けたスピーカは操作者へ音声を発する。その音声を聞いた操作者は、子機(β)が追従可能であるように親機(α)の操作状態を変更する。
第一の発明における荷物運搬装置は、以下のように形成することができる。
すなわち、前記の制御装置は、前記の子機(β)におけるビーコン視認カメラからの画像データから運搬状態に異常が発生したと判断した場合には、子機(β)による追従が継続可能であるように前記の駆動ユニットの駆動状態を変更する。
たとえば、親機(α)との距離が所定範囲を超えて大きくなってしまったような場合、駆動ユニットの運転を速め、親機(α)との距離が所定範囲に収まるようにするのである。
親機(α)との距離が所定範囲を超えて小さくなってしまったような場合、駆動ユニットの運転を遅くして、親機(α)との距離が所定範囲に収まるようにするのである。
第一の発明における荷物運搬装置は、以下のように形成することができる。
すなわち、前記の制御装置は、前記の子機(β)におけるビーコン視認カメラからの画像データから運搬状態に異常が発生したと判断した場合には、子機(β)による追従を一時停止する。
たとえば、親機(α)との距離が所定範囲を超えて大きくなってしまったような場合であって駆動ユニットの運転を速めても追いつけないような場合には、子機(β)による追従を一時停止する。そして、親機(α)の操作者が親機(α)を所定の位置にまで戻すなどして追従が可能な状態としてから、追従を開始する。
第一の発明における荷物運搬装置は、以下のように形成することができる。
すなわち、前記の制御装置は、前記の子機(β)におけるビーコン視認カメラからの画像データから運搬状態が正常であると判断した場合には、正常である旨を操作者へ伝えるための音声を前記のスピーカから発声させるように形成する。
親機(α)の操作者は、運搬状態が異常であると判断した場合のみならず、運搬状態が正常であると判断した場合にも、スピーカからの音声を聞くことができるので、安心して親機(α)の操作を継続できる。
第一の発明における荷物運搬装置は、以下のように形成することができる。
すなわち、前記の子機(β,γ)は、外部環境を検知してそのデータを前記の制御装置へ送信するための外部センサ(たとえば、運搬に支障を来すような障害物を検知するためのIR距離センサ)を備え、
前記の制御装置は、その外部センサからのデータに基づいて運搬状態に異常が発生したと判断した場合には、異常事態を操作者へ伝えるための音声を前記のスピーカから発声させるように形成するのである。
親機(α)との関係での運搬状態ではなく、外部環境によって運搬状態に異常が発生することがある。そのような場合にも、外部センサによってその異常事態を検知し、その異常事態を操作者へ伝えることができる。
第二の発明は、操作者が操作する親機(α)とその親機(α)に自動追従する単数または複数の子機(β,γ)とを備えるとともに、 前記の親機(α)は、子機(β,γ)側および/または操作者にビーコン(A,B)を備え、
前記の子機(β,γ)は、移動のための駆動ユニットと、親機(α)または他の子機(β,γ)のビーコンを視認するためのビーコン視認カメラ(IRカメラ)を親機(α)側に備えるとともに、そのビーコン視認カメラによる画像データから追従状態を判断する制御装置(CPU基板)と、前記の操作者への伝達事項を音声にて伝えるためのスピーカと、を備えた荷物運搬装置に対する制御プログラムに係る。
その制御プログラムは、 前記の子機におけるビーコン視認カメラからの画像データを受信する画像データ受信手順と、
その画像データ受信手順にて受信した画像データから運搬状態を判断する運搬状態判断手順と、
その運搬状態判断手順にて判断した運搬状態が異常であると判断した場合に異常事態を操作者へ伝えるための音声を前記のスピーカから発声させるように制御信号を発信するスピーカ制御手順と、
を前記の制御装置に実行させる。
第二の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の子機におけるビーコン視認カメラからの画像データから運搬状態に異常が発生したと判断した場合には、子機による追従が継続可能であるように前記の駆動ユニットに対して駆動状態を変更するための制御信号を発信する駆動状態変更手順を、更に実行させることとするのである。
第二の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の子機におけるビーコン視認カメラからの画像データから運搬状態に異常が発生したと判断した場合には、子機による追従を一時停止するように前記の駆動ユニットに対して駆動状態を停止するための制御信号を発信する駆動状態停止手順を、更に実行させることとするのである。
第二の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の子機におけるビーコン視認カメラからの画像データから運搬状態が正常であると判断した場合には、正常である旨を操作者へ伝えるための音声を前記のスピーカから発声させるための制御信号を発信する正常状態発声手順を、更に実行させることとするのである。
第二の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の子機には、外部環境を検知してそのデータを前記の制御装置へ送信するための外部センサを備えることする。
そして、 その外部センサからのデータに基づいて運搬状態に異常が発生したか否かを判断する外部センサ判断手順と、
その外部センサ判断手順によって運搬状態に異常が発生したと判断した場合には、異常事態を操作者へ伝えるための音声を前記のスピーカから発声させるための制御信号を発信する外部異常発声手順と、を更に実行させることとするのである。
ここで、「記録媒体」とは、それ自身では空間を占有し得ないプログラムを担持することができる媒体である。例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−R、CD−RW、MO(光磁気ディスク)、DVD−R、DVD−RW、フラッシュメモリなどである。
また、この発明に係るプログラムを格納したコンピュータから、通信回線を通じて他の端末手段へ伝送することも可能である。
第二の発明によれば、操作者が操作する親機とその親機に自動追従する子機との組合せによって荷物運搬を省力化する技術において、操作者に対して子機がコミュニケーションを取るような荷物運搬装置に対する制御プログラムを提供することができた。
図1から図3に示す実施形態では、操作者が操作する親機とその親機に自動追従する単数または複数の子機とを備えた荷物運搬装置を示す。
なお、本実施形態においては、親機と子機との区別はなく、操作者が操作するものが親機となり、その親機に追従するのが子機となる。ただし、親機と子機とで、ハードウェア構成およびそれに基づくソフトウェア構成を別々に形成してもよい。
図1(a)には、本実施形態に係る運搬装置の平面図、図1(b)には、本実施形態に係る運搬装置の側面図を示す。
基本的な形状は、長方形の平板の下面に4つの車輪(キャスタ)を備えるとともに、平板の一短辺側から立設させたハンドル部を備えた「台車」の形状をなしている。
プラスチック荷台におけるハンドルとは反対側には、一対のIRカメラと、そのIRカメラの外側位置に備えられたIR距離センサとを固定している。
また、親機(α)への追従を前提とする第一子機(β)には、親機(α)のIRビーコンの発光パターンを、第一子機(β)への追従を前提とする第二子機(γ)には、第一子機(β)のIRビーコンの発光パターンを、それぞれのCPU基板における記憶装置(図示は省略)へ予め記憶させておく。
図2は、CPU基板を中心として、どのようなデータや信号の授受が各種デバイスとの間で授受されているかを示している。
バッテリに内蔵されたBMS(Battery Management System)からは、バッテリ状態(満充電に対する残量、バッテリ内の温度など)についてのデータがCPU基板に対して送信される。
ビーコンに対しては、予め記憶された発光パターンによって発光するように、発光指令がCPU基板から送信される。
また、所定の条件下においては(図5、図6、図7に基づいて詳述する)、スピーカから音声を発声するように、音声信号がCPU基板から送信される。
一方、親機(α)においては、駆動ユニットにおける左右のドライバに対しては、左右のモータをどのような回転数で運転させるか、といった制御信号がCPU基板から送信される。たとえば、親機(α)であれば、操作部を介しての操作データに基づく制御信号としてCPU基板から送信される。子機(β、γ)においては、後述する各種データを受信したCPU基板が演算し、制御信号として送信する。
また、左右のIR距離センサからは、親機(α)または子機(β、γ)と周囲の障害物との距離を測る障害物データがCPU基板に対して送信される。
図3は、荷物を搭載した状態ではないが、親機(α)に対して第一子機(β)が追従し、第一子機(β)に対して第二子機(γ)が追従している様子を示している(換言すれば、操作者が操作するとして選んだものが親機(α)となる)。
操作者は、操作することとなる親機(α)のビーコン(A)と同じ発光パターンをなすビーコン(B)を背中(第一子機(β)のIRカメラが認識しやすい場所)に装着する。
図4は、最も上位概念のフローチャートを示している。
運搬を開始すると(S1)、子機(β,γ)は、追従を開始するとともに、定常運転を実施継続する(S2)。
この音声を聞いた操作者は、親機(α)の速度をやや上げるようにする。
その運搬作業が終了した場合には、親機(α)の操作者が子機(β、γ)への追従終了を指示するなどして、終了する(S7)。
図5に示す実施形態は、親機(α)の操作者への報知について、異常が発声した際に実行するのみならず、正常な運搬が継続している場合にも実行するステップ(S13)を追加したものである。すなわち、「ご主人様を確認できています。」という趣旨の音声を第一子機(β)が発する。
この場合の「追従状態の変更」とは、第一子機(β)の運搬スピードを上げることであり(S15)、異常報知の音声とは、「もう少しゆっくり歩いて下さい。」という趣旨の音声となる(S16)。
たとえば、加速度センサが鉛直方向に0.1Gを超える加速度を検知した場合、運搬経路が下り坂となっていることを認識できたこととなる。その場合、速度を規定の値まで減速する、という追従状態の変更をした上で、「平らなところを通ってください」など水平な床を希望する趣旨の音声をスピーカから発する。
図6に示す実施形態では、運搬状態に異常が発生したか否かの判断をするまでは、図4および図5と同じである(S21,S22,S23)。異なるのは、まず、運搬状態に異常が発生したと判断した場合に運転状態を変更するのではなく、追従を一時停止する(S24)。たとえば、左右のIRカメラのいずれか一方または双方においてビーコンの発光パターンを認識できなくなった場合には、追従を一時停止するのである。
たとえば、モータデータの制御値が所定値(たとえば30rpm)を越えているのに、実回転数が所定値(たとえば10rpm)以下である状態が所定時間(たとえば5秒)を越えたとき、追従が困難となる、というような場合である。
このような場合にも第一子機(β)は追従を一時停止する。そして、「重すぎて動けません。ちょっと手伝ってください。」などと助力を求める趣旨の発声を、スピーカから発する。
たとえば、第二子機(γ)が第一子機(β)への追従ができなくなったとする。その場合に発声する音声は、「一号機、どこへ行ったの?」という趣旨の音声となる(S25)。
図4から図6にて説明してきた実施形態は、親機(α)に対する第一子機(β)の状態に異常が発生した場合である。図7に示す実施形態では、操作者が操作している親機(α)では発生しにくいものの、第一子機(β)には発生しうる異常事態に対する実施形態となる。
以下、図6に示した実施形態との比較において説明する。
この音声を聞いた親機(α)の操作者は、親機(α)の進行操作を一時停止し、第一子機(β)の追従を再開できるように親機(α)を戻したり、第一子機(β)でも通過可能な通路を選択し直したりする。
図8は、バッテリの残量が所定以下となった場合に関するフローチャートである。このフローチャートに示すフローは、親機(α)、第一子機(β)、第二子機(γ)のいずれでも同様である。
バッテリに内蔵されたBMSからは、バッテリの満充電に対する残量についてのデータは、CPU基板に対して送信されている。
たとえば、残量が10%以下となったら「お腹がすきました」といった趣旨の音声を発声する(S44)。この音声を耳にした操作者が運搬作業を中止せず、継続した場合には、「お腹がすきました」といった趣旨の音声は繰り返されることとなる(S45,S42,S43,S44)。
なお、図示は省略するが、バッテリへの充電が完了した場合には、「お腹が一杯になりました」といった趣旨の音声を発声することとしており、運搬作業を再開できる旨を操作者へ知らせる。
図9は、たとえば加速度センサや角加速度センサからのデータに基づいて、異常を検知した場合を示すフローチャートである。このフローチャートに示すフローについても、親機(α)、第一子機(β)、第二子機(γ)のいずれでも同様である。
たとえば、水平方向に0.1Gを超える加速度を検知した場合、床面の段差や小さな障害物による衝撃を受けたことを検知したこととなる(S53)。このような衝撃は瞬間的な異常である場合が多いので、運転状態を変更したり、一時中断したりする必要がない場合が多い。
瞬間的な異常ではなく、異常事態が継続するか、別の異常事態が連続して発生したと判断できた場合には、運搬を終了する(S56)。たとえば、衝撃の検知の直後に一方のIRカメラからのビーコン位置データが送信されなくなった、ということが検知された場合、その衝撃によって一方のIRカメラが故障または破損した可能性があり、運搬継続が困難だからである。
図示は省略するが、操作者に対して話しかけるようなコミュニケーションは、CPU基板が受信する各種のデータによって、様々な音声を準備している。
たとえばモータデータについて、制御値と実回転数の差が制御値の5%以下である場合には、走行開始直後に「こんな荷物なんか平気です」と負荷が軽いことを意味する発声を、スピーカから発生させることとしている。
そして、20%を越えた状態が10分以上継続した場合は「疲れました。ゴールはまだですか?」など疲労を意味する発声を、スピーカから発生させることとしている。
たとえば、斜め前下方の角度が5度を越える加速度が検知された状態が5秒以上継続した場合には、「急な下り坂なので怖いです」など注意を促す発声を、スピーカから発生させることとしている。
また、水平方向の角加速度が5秒以内にプラスマイナスが4回以上切り替わったことを検知した場合には、「フラフラして目が回りそうです」など運搬状況がふらついていることを操作者に伝えるための発声を、スピーカから発生させることとしている。
γ :第二子機
A,B,C,D :ビーコン
Claims (10)
- 操作者が操作する親機とその親機に自動追従する単数または複数の子機とを備えた荷物運搬装置であって、
前記の親機は、子機側および/または操作者にビーコンを備え、
前記の子機は、移動のための駆動ユニットと、親機または他の子機のビーコンを視認するためのビーコン視認カメラを親機側に備えるとともに、そのビーコン視認カメラによる画像データから追従状態を判断する制御装置と、前記の操作者への伝達事項を音声にて伝えるためのスピーカとを備え、
前記の制御装置は、前記の子機におけるビーコン視認カメラからの画像データから運搬状態に異常が発生したと判断した場合には、異常事態を操作者へ伝えるための音声を前記のスピーカから発声させるように形成した荷物運搬装置。 - 前記の制御装置は、前記の子機におけるビーコン視認カメラからの画像データから運搬状態に異常が発生したと判断した場合には、子機による追従が継続可能であるように前記の駆動ユニットの駆動状態を変更することとした請求項1に記載の荷物運搬装置。
- 前記の制御装置は、前記の子機におけるビーコン視認カメラからの画像データから運搬状態に異常が発生したと判断した場合には、子機による追従を一時停止することとした請求項1または請求項2のいずれかに記載の荷物運搬装置。
- 前記の制御装置は、前記の子機におけるビーコン視認カメラからの画像データから運搬状態が正常であると判断した場合には、正常である旨を操作者へ伝えるための音声を前記のスピーカから発声させるように形成することとした請求項1から請求項3のいずれかに記載の荷物運搬装置。
- 前記の子機は、外部環境を検知してそのデータを前記の制御装置へ送信するための外部センサを備え、
前記の制御装置は、その外部センサからのデータに基づいて運搬状態に異常が発生したと判断した場合には、異常事態を操作者へ伝えるための音声を前記のスピーカから発声させるように形成することとした請求項1から請求項4のいずれかに記載の荷物運搬装置。 - 操作者が操作する親機とその親機に自動追従する単数または複数の子機とを備え、
前記の親機は、子機側および/または操作者にビーコンを備え、
前記の子機は、移動のための駆動ユニットと、親機または他の子機のビーコンを視認するためのビーコン視認カメラを親機側に備えるとともに、そのビーコン視認カメラによる画像データから追従状態を判断する制御装置と、前記の操作者への伝達事項を音声にて伝えるためのスピーカと、を備えた荷物運搬装置に対する制御プログラムであって、
前記の子機におけるビーコン視認カメラからの画像データを受信する画像データ受信手順と、
その画像データ受信手順にて受信した画像データから運搬状態を判断する運搬状態判断手順と、
その運搬状態判断手順にて判断した運搬状態が異常であると判断した場合に異常事態を操作者へ伝えるための音声を前記のスピーカから発声させるように制御信号を発信するスピーカ制御手順と、
を前記の制御装置に実行させることとしたコンピュータプログラム。 - 前記の子機におけるビーコン視認カメラからの画像データから運搬状態に異常が発生したと判断した場合には、子機による追従が継続可能であるように前記の駆動ユニットに対して駆動状態を変更するための制御信号を発信する駆動状態変更手順を、更に実行させることとした請求項6に記載のコンピュータプログラム。
- 前記の子機におけるビーコン視認カメラからの画像データから運搬状態に異常が発生したと判断した場合には、子機による追従を一時停止するように前記の駆動ユニットに対して駆動状態を停止するための制御信号を発信する駆動状態停止手順を、更に実行させることとした請求項6または請求項7のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
- 前記の子機におけるビーコン視認カメラからの画像データから運搬状態が正常であると判断した場合には、正常である旨を操作者へ伝えるための音声を前記のスピーカから発声させるための制御信号を発信する正常状態発声手順を、更に実行させることとした請求項6から請求項8のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
- 前記の子機には、外部環境を検知してそのデータを前記の制御装置へ送信するための外部センサを備えることとし、
その外部センサからのデータに基づいて運搬状態に異常が発生したか否かを判断する外部センサ判断手順と、
その外部センサ判断手順によって運搬状態に異常が発生したと判断した場合には、異常事態を操作者へ伝えるための音声を前記のスピーカから発声させるための制御信号を発信する外部異常発声手順と、を更に実行させることとした請求項6から請求項9のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015163917A JP6199351B2 (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | 荷物運搬装置およびコンピュータプログラム |
PCT/JP2016/074300 WO2017033874A1 (ja) | 2015-08-21 | 2016-08-19 | 荷物運搬装置およびコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015163917A JP6199351B2 (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | 荷物運搬装置およびコンピュータプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017041188A true JP2017041188A (ja) | 2017-02-23 |
JP6199351B2 JP6199351B2 (ja) | 2017-09-20 |
Family
ID=58100160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015163917A Active JP6199351B2 (ja) | 2015-08-21 | 2015-08-21 | 荷物運搬装置およびコンピュータプログラム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6199351B2 (ja) |
WO (1) | WO2017033874A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020013337A1 (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-16 | 株式会社Zmp | 移動車両の走行システム |
JP2020155014A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | 株式会社小松製作所 | 作業機械の制御方法および制御システム |
JP2021060695A (ja) * | 2019-10-03 | 2021-04-15 | 株式会社Zmp | 警護用自律移動体 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2768762C1 (ru) * | 2018-03-06 | 2022-03-24 | СМСи КОРПОРЕЙШН | Система беспроводной связи, ведомое беспроводное устройство и ведущее беспроводное устройство |
US11961024B1 (en) | 2023-02-14 | 2024-04-16 | Insight Direct Usa, Inc. | Automated staffing allocation and scheduling |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001202497A (ja) * | 2000-01-18 | 2001-07-27 | Toyota Motor Corp | 先行車検出システム及び方法 |
JP2002041146A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-02-08 | Nec Kagoshima Ltd | 無人搬送車システムの安全装置 |
JP2010055415A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | ロボットシステム |
-
2015
- 2015-08-21 JP JP2015163917A patent/JP6199351B2/ja active Active
-
2016
- 2016-08-19 WO PCT/JP2016/074300 patent/WO2017033874A1/ja active Application Filing
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001202497A (ja) * | 2000-01-18 | 2001-07-27 | Toyota Motor Corp | 先行車検出システム及び方法 |
JP2002041146A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-02-08 | Nec Kagoshima Ltd | 無人搬送車システムの安全装置 |
JP2010055415A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | ロボットシステム |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020013337A1 (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-16 | 株式会社Zmp | 移動車両の走行システム |
JPWO2020013337A1 (ja) * | 2018-07-13 | 2021-08-02 | 株式会社Zmp | 移動車両の走行システム |
JP7006889B2 (ja) | 2018-07-13 | 2022-01-24 | 株式会社Zmp | 移動車両の走行システム |
JP2020155014A (ja) * | 2019-03-22 | 2020-09-24 | 株式会社小松製作所 | 作業機械の制御方法および制御システム |
US11920324B2 (en) | 2019-03-22 | 2024-03-05 | Komatsu Ltd. | Control method and control system for work machine |
JP2021060695A (ja) * | 2019-10-03 | 2021-04-15 | 株式会社Zmp | 警護用自律移動体 |
JP7414209B2 (ja) | 2019-10-03 | 2024-01-16 | 株式会社Zmp | 警護用自律移動体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6199351B2 (ja) | 2017-09-20 |
WO2017033874A1 (ja) | 2017-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6199351B2 (ja) | 荷物運搬装置およびコンピュータプログラム | |
US8212521B2 (en) | System and method for charging a mobile device | |
JP7199003B2 (ja) | 搬送装置、受信機能付き搬送装置、搬送システム、上位システム、搬送装置の制御方法、及びプログラム | |
WO2009011296A1 (ja) | 経路計画装置、経路計画方法及び移動体 | |
US10418863B1 (en) | Charging system | |
KR20200015879A (ko) | 이동 로봇 및 이동 로봇의 추종 설정 방법 | |
JP2018067183A (ja) | 移動体追尾制御装置 | |
CN111923748B (zh) | 自主移动体及其控制方法和控制自主移动体的系统服务器 | |
CN111201497A (zh) | 自主机器人系统 | |
JP2017146945A (ja) | 先導ロボット | |
JP2017033450A (ja) | 移動ロボット | |
JP2020139298A (ja) | 車両搬送システム | |
JP2019087210A (ja) | 自律移動装置 | |
KR20210026595A (ko) | 로봇이 관리자 모드로 이동하는 방법 및 이를 구현하는 로봇 | |
JP2009061530A (ja) | ロボット充電システム | |
JP4655912B2 (ja) | 自律走行ロボットシステム | |
JP2020139299A (ja) | 車両搬送装置 | |
US11462085B2 (en) | Antitheft system of mobile robot | |
WO2020179386A1 (ja) | 移動体制御方法、移動体制御システム、及びプログラム | |
CN110871440B (zh) | 机器人的行驶控制方法和装置 | |
JP2021144363A (ja) | 自律走行装置及び自律走行制御方法及び自律走行制御プログラム | |
JP6887110B2 (ja) | 搬送システム、それに用いる搬送装置、及び搬送方法 | |
JP2019204414A (ja) | 自律走行台車 | |
US20220221870A1 (en) | Method, robot and system for interacting with actors or item recipients | |
KR20220043864A (ko) | 로봇 및 그 제어방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170209 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20170209 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20170426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170502 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170530 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170613 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170822 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170823 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6199351 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |